【閲注TRPG】Good morning ALL3【CoC×天元羂索】

  • 1125/03/18(火) 00:28:25

    このスレは羂索と天元をPCとしてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
    閲覧注意は発狂した時やグロテスクな描写があった時用だよ
    CP的な意図はスレ主にはないけどシナリオの進行上、そういった雰囲気が出ることもあるかもしれないよ

    原作軸ではなく一般人(?)設定。そのため関係性や雰囲気などが異なるよ
    新規キャラシかつ、特殊設定があるよ。そのためシナリオ中はキャラシを非公開で進めていくよ
    羂索の外見や性別はあえてはっきりと描写しないから好きに楽しんでね。スレ主も決めきれなかったからこうしたよ

    今回はキメオールさま作成シナリオの『Good morning ALL』をお借りしてるよ
    シナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
    このスレやシナリオの感想やネタバレをSNSなどで言うのもやめてね

    このシナリオは秘匿HOがあり、特殊設定を含むよ。シナリオ傾向はシリアスで、今回は安価なしだよ
    そのため二人に"何が起きても"、"何があっても"、"どんな関係であっても"許せる人でなければキツいかもしれないよ
    発狂率は高、ロスト率もそれなりに高い。――――ただし、HOによってかなりの差がある

    文明が滅んだ地球を歩き回った。
    無限の退屈は、自身が何者であるかも忘れさせたが、それでも毎日願う。
    ――――今日が最高の日になればいい。

    今までのあらすじ
    KPC天元とPC羂索に見せかけた2PLシナリオ
    いつの間にか相互依存になってた
    白蛆との追いかけっこ、もうすぐ終幕……?

  • 2125/03/18(火) 00:28:39
  • 3125/03/18(火) 00:29:01
  • 4125/03/18(火) 00:29:14
  • 5125/03/18(火) 00:29:26
  • 6二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 00:42:48

    スレ立て乙です!
    そろそろ倒せそう?頑張れ

  • 7125/03/18(火) 00:46:22

    まるで漸く邪魔者を消せると歓喜したかのように大きく噴き出した黒い粘液の一部がかかったが、次の瞬間その巨体はぎくりと固まり、動かなくなる。

    一瞬理解が追いつかなくなるが、先を走っていた彼女から「崩れるよ!」と言葉があり、気を取り直して前へ進む。

    そうして崩壊する氷山からの脱出は、かなりの高所から凍てついた海に飛び込むことになる。

    このままだと着地で死ぬかもしれないと、そう危機感が煽られるも、大きく息を吸った不老不死の女は叫ぶ。


    「おいで!私はここだよ!!」


    するとその声に呼応するように、巨木が駆け抜けて来て、そうして二人と受け止める。

    若干荒々しい着地にはなったが、凍り付いた海に叩きつけられるよりはマシだろう。


    そうして無事脱出に成功した二人が一息付こうとしていると、崩壊する氷山から強烈な冷気を感じる。

    これは、ルリム・シャイコースのものとは異質な重圧を放っているかのように思えた。


    ≪どうする?≫

    1.振り返る

    2.振り返らずに前だけを見て巨木を走らせる

    dice1d2=1 (1)

  • 8125/03/18(火) 00:47:49

    二人が思わず振り返れば、その先に見えるのは崩壊する氷山だけではない。


    ――――そこには、灰色の太陽があった。


    灰色の太陽は、周囲の熱を奪い急速に凍結させていく。

    海だけでなく空気も氷付き、氷の大陸が迫ってくるように見える。


    <SANチェック>1d3/1d20

    羂索(81) dice1d100=75 (75)

  • 9二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 00:50:47

    1d20は成功して良かった…!!
    天元は大丈夫なのかな?大丈夫そうかな
    倒せてよかったな

  • 10125/03/18(火) 00:52:21

    ≪SAN減少≫

    羂索 81 - dice1d3=3 (3)


    (羂索の現HPは13/19)


    理解出来ない光景を見たとしても、そうなれば尚更この場から逃げなければならないと判断が出来た。


    「全速力で頼むよ……!」


    必至さが滲む声を受けた巨木はそう言い切るか言い切らないかの瀬戸際でぐんとスピードを上げる。


    「あれは、なんだ」

    「私たちに太刀打ち出来るものじゃない!」


    ルリム・シャイコースのものとは格が違う冷気は、対象と遠く離れていても、二人へ襲い掛かる。


    <DEX対抗>巨木(DEX17)VS冷気(DEX20)

    巨木(17-20,35) dice1d100=21 (21)

  • 11二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 00:55:24

    またSAN最大値もらってる…
    しかしこの値で逃げ切れた!巨木くん偉い!偉いぞ!!

  • 12125/03/18(火) 00:57:23

    巨木は、自身の体を凍らされながらも、この冷気から必死に逃げる。

    冷気に触れた先から、表皮が砕け、身体が割れ落ちていく。

    主を守るのだと、まるでそう言っているかのように感じる程の必死さだ。


    少しして、目の前に陸地が見える。

    巨木は、最後の力を振り絞り、触肢で二人を掴む。


    「駄目だよ、まだ――――」

    「今はそんなこと言ってる場合じゃな――――」


    しかしその命令に巨木は従わなかった。

    陸地に向けて勢いよく放り投げ、二人は宙を舞った。


    そしてその直後、追いすがる冷気によって巨木は完全に凍結してしまった。


    だがそれを悼む間もなく、二人は迫る地面に対して向き合わねばならない。


    <跳躍>

    天元(25) dice1d100=21 (21)

    羂索(25) dice1d100=31 (31)

  • 13二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 00:59:44

    きょ…巨木くんちゃんさーん!!!
    守るために生命を賭したのか…
    そし天元着地羂索着地失敗…?って感じかな

  • 14125/03/18(火) 01:04:43

    しなやかな猫のように上手く勢いを殺して着地した彼女とは裏腹に、どうにも大きな体を上手く扱い切れなかったのか、勢いを殺せずに地面に激突する。


    ≪ダメージ算出≫

    羂索 13 - dice1d6=5 (5)


    これ以上二人を冷気が追って来ることはなかったものの、ここまで来るのに世話になった巨木を失った二人は途方に暮れることとなる。

  • 15二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 01:05:45

    大分痛いダメージだ
    巨木いなくなったけどどうすればいいんだろうな…

  • 16125/03/18(火) 01:09:55

    今日はここまで
    今週末に終わるかな、どうかな……

  • 17二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 01:12:24

    スレ主お疲れさまです
    取り敢えず2人とも無事…無事?で良かった
    ここからは魔導書習得とかになるのかな…2人の依存の果てはどこにあるんだろう
    羂索は戻れるのだろうか…天元はどうなるのかな

  • 18二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 07:29:33

    巨木くんここでお別れ!?命令無視してまで助けてくれたありがとう悲しい…こうなると元いた場所へ帰るの難しそう
    羂索はじわじわ削れてるけどなんだかんだでかいSANチェックはちゃんと成功してるな

  • 19二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 07:31:41

    巨木くん……見た目はあれだったのかもしれないけどいい子だったな……
    いつか凍結解除されたりしたらいいんだけど

  • 20二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 15:36:13

    保守

  • 21二次元好きの匿名さん25/03/18(火) 22:51:48

    色々あったけど羂索のSANまだ78あるの強くて好き
    一方HPは8になってしまったの地味に怖いけどムキムキ異形から元の人型には戻れるのかな

  • 22二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 01:07:46

    2人ともずっと共にいられる道はあるかな
    それともお別れになってしまうのかな
    怖いよな…

  • 23二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 08:00:08

    一応保守

  • 24二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 17:20:27

    着地失敗羂索割と痛そうだけど大丈夫かな

  • 25二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 17:23:34

    >>24

    5はかなりデカいからなぁ……

  • 26二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 21:57:33

    >>22

    どうにか文明を復活させれれば半永久的に一緒にいれると思うんだけどそもそも復活まで羂索がもたなそうだからな……

  • 27125/03/19(水) 22:06:00

    今まで身を置いてきた常識とは全く異なるような事象の連続。
    不治の病にかかったり、自身の身体が異形化していたり、気付けば数万年後とやらの滅びた地球で目を覚ましたり、終いには得体の知れないバケモノに襲われて命からがら逃げだしたと思えばそれ以上のバケモノらしき何かに殺されかけたりだの、散々な目に遭った。

    ひとまずはこれ以上追ってくる、もしくは影響を受けることはないのかもしれない。
    骨が折れたか?とおもうような衝撃を受けながらも、身体だけではなく心も凍り付くような冷気は既に感じなかった。
    だが見える範囲には凍り付いてしまい、ピクリとも動かない巨木がある。
    正直溺れさせられたり、いい思い出があるわけではなかったのだが、それでも二週間は共に過ごした仲間……ではなく足?だ。
    実際、居なくなって困るのも確かだった。

    「”あれ”が追ってくる可能性は」

    まず優先すべきは身の安全の確保だ。追われているのならここで足を止めている場合ではない。

    「おそらく大丈夫なはずだよ。でも、それより……」

    視線が凍り付いた巨木へと向かい、そして伏せられる。

    「一応聞いておくけど、ここに君のお友達が居たりとかしない?」
    「植物があるのは君が目覚めたあの場所だけなんだ。だからここには居ないよ」

    手に入ったのは人間へ戻す呪文が記された魔導書一冊。それ以外は全て失われた。

    海から視線を外せば、そこには、多くの建造物や木々、かつて人だったであろう者達が石化していた。
    石化した草木や石像からは、青白い球体の光が永遠と天へと上っていく。
    どこか幻想的にも見えるが、それにゆっくりと浸るような気分にはならない。

    「……どうしようね、これから」

    ぽつりと呟いたその言葉にはこれからの不安が滲んでいた。

  • 28二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 22:11:09

    心細い…魔導書持ってこれたのはよかったけど巨木くん一緒じゃないとやっぱ海渡れなそう
    石化タウンに体力回復できるような場所でもあればいいけど

  • 29二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 22:17:01

    巨木くんがいないからもう戻れないんだなあ…
    途方に暮れる感じあるね
    そしてここが石になった街?とかだっけ?

  • 30125/03/19(水) 22:28:48

    しかし彼女が滲ませるその不安は自身のもの、と言うよりは自分以外のものへと向けるものだ。

    足がない、ということはあの場所に戻るのにそれ相応の時間がかかる。現在、空腹はどうにか満たされているが、これからずっと食事をせずに済むと考えるのは楽観的だろう。


    「どうしようか、こうなるだなんて私も思ってなかったから」


    静かな声はどこか諦めの色が濃い。

    一つずつ失っていくことは彼女の永い生でも珍しいことではなかった。

    死にたいと望む相手にはどうにか引き止めようと全力を尽くしたものの、あるべき形に戻りたいと望む声にどうして否定出来ようか。


    「呪文を使うのなら、……せめて一日欲しい」


    自分の命よりも大事なもの、とばかりに抱き締めていた魔導書には傷一つない。


    崩壊した都市の中でも、辛うじて原型を留めているのは、神殿のような建造物。

    植物と呼ぶには少々問題がありそうな緑たちに囲まれたあの場所とは違う、もっと直接的に終わりを迎えた地。


    「君は、どうしたい?」


    数キロ先には火山灰をまき散らす活火山が存在感を放っている最中、いやに冷えた空気がその場にあった。


    ≪どうする?≫

    1.魔導書を全て読んでから、話はそれから

    2.ここにも何かあるかもしれない、調べてから考える

    3.私が人間に戻ったらどうするの?と尋ねてみる

    4.話を聞いて腹が立ってきたので頬を抓ってみる

    dice1d4=1 (1)

  • 31二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 22:34:10

    天元魔導書大事大事…呪文を使うのならせめて一日欲しいってやっぱり寂しそうな感じ
    全部読んだらまた何か分かるかな

  • 32二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 22:37:54

    自分の命は最悪大丈夫だからってぎゅっとしてたのかな
    調べるより先に魔導書か
    まあ手段が確定して習得出来てる方が最悪に備えられそうだし良さそう

  • 33125/03/19(水) 22:48:33

    「実際に使えるかどうかも分からない状況で既に終わったこと、みたいな顔をされても困るよ」


    それはフォローでもあったし、本音でもあった。

    そもそも魔導書に載っている呪文を使って人間に戻る、だなんて前提も眉唾物ではあるのだ。


    「まだ全部読んでないんでしょ?」


    そういったものに頼らなければならない状況に不服もあるが、使えるものは全て使うべきだとも思う。


    「君にそれが使いこなせるのか、本当に狙い通りの効果があるのか。まずいきなり自分で試せとは言えないよ」


    何か実験体でもあれば丁度良いのだがと、そう思うものの丁度良い何かが転がってるだなんてことはない、のかもしれない。


    「…そうだね、なら読んでみることにするよ」


    海辺から少し離れた場所、石になった建物の破片に腰掛けてページを捲り始める。

    その読む速度は遅くはない。言葉通り、まる一日あれば読み終わる……のだろう。


    「このあたりには危ないものはなかったはずだから、私がこれを読んでいる間あたりを見て来てもいいかもしれないね」


    ≪どうする?≫

    1.周囲を見て回る

    2.魔導書を読んでいる天元を見ている

    3.神殿を見てみたいのでそっちで読むように連れていく

    4.内容を教えて貰いながら読んでいく

    dice1d4=1 (1)

  • 34二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 22:51:34

    魔導書より周囲探索…興味で動きそうな羂索っぽい
    でもあくまで神殿とかにいくじゃなくて周囲確認の要素が強いのかな?

  • 35二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 23:16:07

    石化してる人たち実験体にできそうなのかな

  • 36125/03/19(水) 23:16:24

    石像だらけの廃都を歩き回ってみれば、石化した草木や人間から青白い球体の光が天へと上がっていくのが一番に目に付いた。

    幻想的ではあるのだが、目の前に広がる現実となれば純粋に感動は出来ない。

    しかも石像はどこか生々しく、まるで今も生きているのではないかと思わせる。


    「ここまでくると芸術的ってよりも不気味が勝つね」


    一応、その石像に触れてみれば当然温かみはない。冷え切った石の温度が伝わって来る。

    だがそれ以外の何かと言えば神殿くらいしかない。

    崩壊しかけた外観に合わず、神殿の入口は堂々と存在しているものの、流石にその中にまで入るつもりはなく踵を返す。


    そして一方、久し振りに本を読む時間を過ごしていた不老不死の女は、その内容を然して苦労せずに読むことが出来ていた。

    本当ならば楽しみながら読みたい気もしたが、そうも言っていられない。

    何かに急かされるように次へ次へと捲っていれば、先程は分からなかったことも把握出来る。


    ふと読み終わった本から視線を外せば、薄暗くなり始めた夕闇の中で自分を見つめる者が居た。

    それは当然、おそらくはこの地球で唯一の同胞となった人物だ。


    「読み終わった?」

    「大体はね。おそらくは使えると思うよ」


    <アイデア>

    天元(70) dice1d100=49 (49)

    羂索(60) dice1d100=5 (5)

  • 37二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 23:18:04

    羂索クリった!何か情報出るんだな
    そして地球で唯一の同胞って表現好き

  • 38二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 23:20:01

    呪文全部で5つだったっけ全部把握したのかなすごい
    天元が読み終わる前から見てた感じの羂索好き

  • 39125/03/19(水) 23:39:45

    「ここに書いてあった呪文で私に使えそうなのは〈鋭敏な二人〉、〈魂の抽出〉、〈銀の光線〉かな。長い時間をかければ使えそうなのは〈引力〉と〈火炎〉の二つで、計五つ」
    「その効果は?」
    「記憶を保つための呪文と、魂をほかの物質や人間に移すための呪文と、魔術的な効果や異常を消すもの。残りの二つは名前通り引力を強めたり温めたりするものだよ」

    その言葉を聞いて、ふと思う。

    「その魂をほかの物質や人間に移すための呪文って、あっちにある石像に使えたりする?」

    まるで生きているかのようにも感じる石像が幾つかあった。
    意識があるのかどうかは正直考えたくはないが、先程のルリム・シャイコースの中から聞こえた声を思い出せば有り得なくもないのだろう、とも思う。

    「そこに魂があればおそらくは」
    「あれが魔術の変化であれば私の前に使えるか確かめることは?」
    「込めた魔力量がその事象を引き起こしている何かよりも大きくないといけないから、永い間維持されているなら難しいかもしれないね」
    「……それって私も似たような状況じゃない?」

    不老不死の女。それだけ聞けば魔術師のように聞こえるが、実際そうではないらしい。
    そして自分は幸か不幸か、どうやら長い間眠り続けて尚且つ体は異形のものになっている。
    ――――その魔力量とやらが足りるのか、という問題だ。

    「それは……やってみないと分からないけど」
    「失敗した時に何度も繰り返せるものなの?」
    「……どうだろう、出来なくはないかもしれないけど」
    「出来る、とは言わないんだね」

    視線を交わらせ、一つ溜息を吐く。
    魔術についててんで素人ではあるが、これはおそらく彼女が自分を人間の戻すのはかなり難しいのではないかと、そう悟ってしまった。

  • 40二次元好きの匿名さん25/03/19(水) 23:45:49

    あれ?意外と何とかなると思ったけどこれもしかしてお互い魔術異常消すのは難しそうな感じ…?
    使えなさそうなのが引力と火炎で今やるなら魂の抽出なのかな?

  • 41125/03/19(水) 23:51:39

    「要するにこの呪文は余計なものを取り除く効果を持つ、ってことでしょ。それでその取り除くために繊細なことをするってよりも力尽くで押し勝つみたいなもの。それを出来るかどうか、君自身も自信がなかったりするんじゃない?」


    実際、その言葉は図星だった。

    してあげたいと、望みをかなえてあげたいとは思うもののそもそもこの異形化に関してどの程度の魔力が込められているのかが不明だった。

    それに対して全力を込めることは出来るも、なんとなくそう何とも出来ないのではないかと呪文を使用するための文言を読んでいて思ったのだ。


    「……でも、上手くいくかもしれないよ」

    「上手くいかないかもしれないよね」


    退屈な毎日には耐え切れないと、そのまま死のうとした。

    このまま自分が得体の知れないバケモノになるのならば人間に戻りたいと望んだ。

    だからこそ、自分が更によく分からない状況になるのは看過できない。

    どうせ――――いつかは死ぬのだ。きっと、数万年よりはずっとずっと短い時間で。


    「頑張るだの本気でやるだの、感情論は必要ないよ。出来るか出来ないか――――自分でさえも出来ないかもしれないって思ってるものに対して私に希望を持てだなんて馬鹿らしいこと言わないよね?」


    ≪どうする?≫

    1.呪文を使うためのものがないか神殿を探してみる

    2.呪文を三つ、教えて貰う

    3.〈魂の抽出〉を石像に使って貰って情報収集

    4.喧嘩になる

    dice1d4=2 (2)

  • 42二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 00:04:17

    とりあえず自分にできることを増やす選択か、賢い

  • 43125/03/20(木) 00:04:38

    「そもそも君だけがその呪文?を知っている状況が気に食わない。それ、私も使えるようになったりしない?」


    そんな言葉に驚いたらしい彼女は目をぱちくりとさせるも、「使えるようになる、とは思うけど……」


    「なら教えて。自分がどうにかなる方法を知るならそっちの方が手っ取り早いから。呪文の使い方だけじゃなくてその構成も、その本に載ってること全部」


    そんな言い方をしたが、好奇心があるのも確かだ。少なくとも自分にも使えるならばそれには非常に興味がある。

    記憶を保つための呪文とやらは脳に作用するのか、それとも外部に保存するのか。どのような過程を辿るのか。


    「えぇと……それで良いの?」

    「良いも悪いも、そうするしかないでしょ。自分が認識出来ないものを平然と使って欲しいだなんて頼みたくない。そこまで楽観的になれないんでね」


    その言葉をどうにか飲み込んだらしい彼女は、小さく頷いてから本を開く。


    「呪文の理解が及べば使えるようになるとは思うけど」


    そうして二人は魔術書を間に向き合って、どうにか呪文を使えるようにならないかと半ば現実逃避でもあるかもしれない行為に勤しむのであった。


    <INT×3>成功で習得。1つ目が〈鋭敏な二人〉2つ目が〈魂の抽出〉3つ目が〈銀の光線〉

    羂索(12*3,36) dice3d100=99 84 61 (244)

  • 44二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 00:07:19

    羂索さん????
    いやあの、ええ……い、 INTだからね、うんしょうがない

  • 45二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 00:09:09

    羂索さんファンブってて草
    本当に今回の羂索ファンブルに愛されてるね
    しかも習得もできてない…

  • 46125/03/20(木) 00:16:05

    ≪ファンブル、何が起きた?≫

    1.実際に試してみるのが早いと不老不死が実地交えて教えようとしたから

    2.呪文の内容にキレたから

    3.脳みそが理解を拒み、絶対に使えるようになりたくないと思ったから(SANチェック1/1d3)

    4.やらかした

    dice1d4=1 (1)

  • 47二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 00:16:51

    >>46

    ちょいちょいちょいちょーい!

  • 48二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 00:20:08

    はー待て待て待て
    鋭敏な2人…だから記憶を保つ方かな?それでよかったな!

  • 49125/03/20(木) 00:30:50

    「私もこういうのが得意なわけではないから、聞き苦しかったらごめんね」
    「そこはもう期待してないから別に良いよ」

    そんな言葉から呪文に関する講義擬きが始まった、のだが。

    「まずは〈鋭敏な二人〉だっけ。これは記憶力を増大させる呪文なんだ」
    「忘れにくくする、って認識であってる?」
    「そうだね。忘れたものを思い出すんじゃなくて、忘れないようにするための呪文。だから知らないことや既に忘れてしまったことには効果がないそうだよ」

    記憶力の増大など、求める人は多いだろうなと他人事のようにそう思う。
    暗記や理解、試験の類で苦しんだことなど殆どないが故の思考だ。
    実際その手のものが手の届く範囲にあるならば莫大な金額や自分の持ち得るものと引き換えに欲しいと望む人間も多いだろう。

    「でも効果があるのは一時的で、数時間かな。もう少し長くも出来るけど、それには魔力を消費することになる」
    「そもそも私たち一般人に魔力ってあるの?」
    「ある、んだろうね。魔力……ううん、精神力?その人が持つ魔術的エネルギーは精神に宿るみたいだから、意志の強い人間ほど魔術の適性があることになるのかもしれない」
    「なるほどね。なら呪文が全く使えないってことはないってことか」
    「実際に使ってみるのが早いかもしれないね。とは言っても私たちには難しいかもしれないけど」
    「さっきと言ってること真逆だけど?」
    「この呪文が求める条件には合わない、ってこと」

    そう言ってから本を一度横に置いて、一つ伸びをする。
    そろそろ夜が忍び寄ってくる時間のため、薄明かりに髪の毛がきらきらと輝く。

    「この呪文の使用条件は、血縁のように物理的に近い存在であること」
    「……それはもう使えないってことじゃないかい?」
    「そうかもしれないね」

  • 50二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 00:33:04

    血縁のように物理的に近い存在…そもそも出来ないってことか?
    実は血縁があったり…?

  • 51125/03/20(木) 00:38:36

    ≪不老不死は何でこうした?≫

    1.やってみたかった

    2.忘れたくはないから

    3.忘れて欲しくないから

    4.真剣に教えようとしてるだけ

    dice1d4=3 (3)

  • 52二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 00:39:58

    うっ好き……つまり何かしら近しい存在になれば良いのか…結局天元って何者なんだろうな?そこがわかればワンチャンいける説、あると思います

  • 53二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 00:40:42

    忘れて欲しくなかったから…か…
    そっか…そっか…
    天元がなんかずっと君がいてくれたらいいよみたいな感じのがチラチラ見えてる!依存…!!

  • 54125/03/20(木) 00:46:59

    「この呪文は唱えるだけじゃなくて、儀式のようなものが必要でね」


    そう言いながら隣に腰掛けていた自分よりもだいぶ大きな相手の膝の上に腰掛ける。

    重さも大したことがなく、払い除ける程のものではない。

    首の後ろに手を回して、くすくすと笑いながらも首筋に擦り寄るその様子を受け入れつつ、「で、その儀式って?」と尋ねれば、「これだよ」なんて言葉が返って来る。


    「これって、どういうこと?」


    まさか相手の膝の上に乗る、だなんて馬鹿らしいことが儀式のはずはないと思ってそう言えば、少しだけ寂しさを感じさせるような顔つきが見えたのは一瞬。

    そのまま抱き締められれば、顔は見えなくなった。


    「これじゃあ真似事にしか過ぎないけど」


    小さな囁きが耳を擽る。


    「忘れないために、肌を重ねるんだ」


    肌を重ねる。その言葉が脳裏で数度反響した。


    「ねぇ、君はこんなことしなくても私を忘れないで居てくれる?全部一欠けらも取り零さずに、持っていてくれるかい?」


    ≪どう思った?≫

    1.呪文の”血縁者に近い人間相手と肌を重ねる”という儀式にドン引きしてそれどころじゃない

    2.忘れるのはそっちだろ、と思った

    3.試すような真似をされているのが気に食わない

    4.正直ちょっとグラっと来た

    dice1d4=1 (1)

  • 55二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 00:50:27

    えっ…エッ…エッみたいなことしないとなのか!?
    羂索も条件に困惑してらっしゃる
    でもドン引きして真似事してるの気にならないの面白いな

  • 56二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 00:54:47

    ごく一般的な現代人の感性!!!!!!

  • 57125/03/20(木) 01:03:49

    「……いや、有り得ないでしょ。呪文として存在してるってことは誰かがこれを使用する可能性があった、もしくは使用したってこと?」


    APP18の色仕掛け(偽)のような状況だと言うのに、呪文への理解に気を取られ過ぎている。


    「ただ生贄に捧げるとかなら理解は出来るし、それこそ血縁者の脳みそを啜れと言われるのも理解は出来る。だけど肌を重ねろって関連性が見えない割に効率が悪過ぎ……いや、再利用出来るなら効率は良いのか……?」


    ぶつくさとそう呟いている内容はまた別ベクトルで倫理がない気がするが、とにもかくにもロマンチックさなどは一切感じず、呪文の製作主の趣味を疑っているらしい。


    「まさかとは思うけど、こんなくだらない内容が続くのか?これなら人間に戻ったと思いきやただそれだけじゃないなんてこともありそうだね。使う気が失せるよ」

    「一応、こういった儀式があるのはこれだけだよ」

    「それは何より。これはもう覚える価値はないから忘れて。――――で、なんで君いきなり私の膝の上乗ったの?ほら、次は?」

    「はいはい、分かったよ」


    そう言って膝から下り、再び呪文についての講義が始まるも――――結果的に言えば、何一つとして使えるようにはならなかった。


    「最初の呪文が馬鹿らし過ぎたせいだよ」

    「そういうことにしておこうか」

    「……君が、私に、飲ませたもののせいかな?」

    「ごめんね」

    「全くごめんと思ってない顔だって分かるから腹が立つよ」

    「だって君に生きていて欲しいっておもうことは変わらないから」

    「はいはい」


    ≪どうする?≫

    1.神殿探索

    2.〈魂の抽出〉を不老不死が使えるかチェックがてら石像との会話チャレンジ

    3.作戦会議

    dice1d3=2 (2)

  • 58二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 01:07:03

    凄いな…頭鈍くなっても知的好奇心旺盛なせいで色々と鈍いことになってる羂索
    でもこの人天元の見た目に動揺するんだよな…
    そして幼い子供相手にするような会話好き
    魂の抽出はクリ情報だしなんかあるんだろうな

  • 59125/03/20(木) 01:08:28

    ≪どっちの肉体に魂を入れる?≫

    1.天元

    2.羂索

    dice1d2=2 (2)

  • 60二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 01:09:00

    ほう?!そうなるのか!

  • 61二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 01:10:08

    へえ自分に入れるのか
    知的好奇心があるのかな

  • 62125/03/20(木) 01:11:49

    今日はここまで、このシナリオで一番センシティブな部分が〈鋭敏な二人〉だったから、とりあえず何も事故らなくて安心してるよ

    この展開の裏で存在しない盤外の二人の攻防戦が見えるようでちょっと面白いよ
    「試してみれば分かることもあるかもしれないし、やってみても良いんじゃないかな?」「はあ?(はあ?)……あのッさあ!!」

  • 63二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 01:15:24

    スレ主お疲れさまです!
    もしかしたら使うのかな?と思ってたけど人によってはセンシティブしつつ使うルートもあるのかな?ってくらいで使わないのかもなあ
    2人の攻防があるのか側にいるだけで満足してるのかちょっと依存系の選択肢はあるけど選択されないこと多いのが面白い
    情報手に入れたら何か見えてくるのかな…

  • 64二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 08:49:47

    あれセンシティブしなきゃ行けない呪文だったんだ…

  • 65二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 09:11:32

    忘れて欲しくないからがんばって色仕掛け(偽)してみた天元、最初からそうだけど羂索が異形の姿にちょっと引くとか怖がるとかは全然なさそうでいい
    好感度30の時はグラッときた癖に今回は膝に乗ってきた天元全然気にせず呪文の使い方に気を取られてる羂索もいい
    (存在しない盤外の方も含めて)おもしれーコンビ…

  • 66125/03/20(木) 14:02:13

    「ともかく、〈鋭敏な二人〉は論外。〈銀の光線〉は成功確率が著しく低いってのは分かったけど、〈魂の抽出〉は使えるってことで良い?」

    「前の二つも使おうと思えば使えると思うけど、……あぁ、これに使ってみようって?」


    元より、石像はあちらこちらにある。目立つ物であるからこそ、驚くようなことはない。


    「ここに魂があるかは微妙なところかもしれないけど、試してみるのは悪いことじゃないと思うよ。何か知ってるならそれを聞けばいいし」


    驚きの連続だったせいで見過ごしがちだが、そもそも都市が石化することも異常事態ではある。


    「万が一手に負えないようなことになった時、どうにか出来るのは君の方。だから魂の移し先は私で良いよ」


    全ては言わないが、目を付けたその魂が悪しきもので体の主導権を奪うようなことになったとして、再度〈魂の抽出〉を試みることになるのならば呪文を使える側が自由の身であるべきだ、と。そういう判断だ。

    更に言うのならば、この肉体が暴れたとしても彼女が不老不死である以上はある程度のアドバンテージにはなる。

    死なないということはそれだけの強みとなるだろう。


    「それなら試してみるけど、……どれにする?」


    ≪選んだ石像≫

    1.若い 2.老いた

    dice1d2=1 (1)

    1.男性 2.女性

    dice1d2=2 (2)

    1.優し気 2.堅苦しそう

    dice1d2=1 (1)


    ≪不老不死の気持ち≫

    1.誰だろうと話せるかもしれないのは嬉しい

    2.魂だけなら意味ないなぁ

    dice1d2=1 (1)

  • 67二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 14:24:35

    おっ若くて優しげな女性か…穏便な魂だといいな
    天元は話し相手が得られそうなの嬉しいね

  • 68125/03/20(木) 14:27:29

    「とりあえず、話を聞きやすそうなのが良いから」


    街中を歩き、ターゲットを探す。

    知識が多い方が良いが、それでも話が出来なければ意味がない。


    「一人話が通じそうな相手を選んで、それでも足りなければ何か知ってそうな相手を聞けばいい。この辺りで良いんじゃない?」


    御しやすそうな……若い女性。呪文の効果があるかを確かめるには丁度良いだろうと、未だ生きているかのように感じさせる石像を選んだその時だった。

    心なしかこれから呪文を使うことへの緊張だなんてものはなく、ウキウキと非常に楽しそうに見える。

    なんだかそれは自分が目覚めた時と同じような雰囲気だろうことも想像がつく。

    若干不服なようなそうでないような、複雑な気分が一瞬過ぎるがそこを気にしていても仕方がない。


    「じゃあ、やるよ」


    そうして口にするのは耳慣れない響きを持つ言葉の羅列だ。それが止まったその瞬間、自らの身体の内に何か違和感が生まれる。

    ――――ここに自分以外の何かがあると、そう感じ取れば呪文は正しく為されたのだろうと確信した。

    どうやらそれは、この石像に今も尚宿っていたらしい魂は困惑と共に喜びを感じているらしい。


    「どう?」

    「成功したようだけど、会話は――――」


    そう呟けば、身の内でその魂が話しかけて来た。


    <知識1/2>

    羂索(105/2,52) dice1d100=32 (32)

  • 69二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 14:33:04

    おお成功
    理解出来そうかな?
    若い女性だから状況とか含めて色々混乱してそうかな

  • 70二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 14:37:24

    これは言語がわかった感じかな
    おい話せるなら誰でもいいのか?って一瞬思ってそうな羂索好き

  • 71125/03/20(木) 14:44:21

    『こんなことがあるのね』

    女性が口にしたのはワケの分からない言語ではなく、英語だった。
    口にした、とは言ってもその言葉が聞こえた、もしくは感じ取れたのは魂を見の内に宿している方だけだ。

    『状況の説明は必要?私たちも聞きたいことがあるんだけど』
    『あなたたちが私に対して何かしたってことが分かれば十分よ』
    『こんな状況になっても驚かないの?』
    『だって――――見てたもの』
    『…………見てた?』
    『石になってもね、ずっと分かるの。……ふふ、どれだけの時間こうして過ごしてたのかしら』

    ぞっとするようなことを石像になっていた女は告げた。

    『どうして死.ねないのかしらって思っていたけど、漸くそんな日々にも終わりが来るのね』

    石像になっていた人間の姿は若い女性のもの。だというのに、どうしてかこうして話していれば達観したような諦念をも感じた。
    それは不老不死として数万年生きて来たらしい、彼女とどこか似ているもの。

    「一体、何が……」

    思わずそう呟けば、身の内で女はくすくすと笑った。

    『教えてあげる。運よくアレから逃れられた誰かさん。どうにか――――無限の退屈から逃げられると良いわね』

  • 72二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 14:46:55

    石になっても意識あったのか…なんちゅーこった…
    生き証人から過去の話が聞けそうだ

  • 73二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 14:47:06

    意識を残したままの石化……もしかして:ガタノソア
    え、最悪クトゥルフ出張ってくる?大丈夫??

  • 74二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 14:49:53

    意識残したままの石化やだなあ…
    天元とは別で死という変化を求めてるのかもな…

  • 75125/03/20(木) 15:18:31

    『今から数万年前に新しい星が観測されてね、その星は数光年離れた先からでも一定のリズムを持った電波を発信していたの。その当時は少し話題になったみたい』

    そんな言葉を聞いていれば、ふと思い当たる点があった。

    『もしかしてそれって2025年頃?』
    『そうね。そのくらいだったかしら。それをきっかけに天変地異や奇怪な事件、奇病なんかが頻発するようになったらしいわ』

    そのニュースには覚えがある。
    そしてもしかして彼女の言う奇病、の中の一つが数日で死ぬと言われた不治の病も該当のではないか。
    彼女の答えを合わせれば、まだ日常を生きていた頃に既に始まりがあったらしい。

    『その星が堕ちでもした?』
    『違うわ……ううん、でも間違ってもないのかしら。その星はね――――神だったの。発しているのも電波じゃなくて、目覚めの歌。その名は、グロース』
    『グロース……?』
    『星に似た災厄の神は自身の歌を聴いた天体に吸い込まれるように近付いて行ったの。そして太陽系に大接近した時、かつて地球を支配していた神々が全て目覚め、それで結果的に人類は絶えたわ』

    人類滅亡の原因は、神のせいらしい。

    「……何か、分かった?」
    「人類が滅びたのは神様が目覚めたせいだってさ」

    あまり実感は沸かない。星に似た神様。そして地球で目覚めたかつての支配者たる神?

    『ここはムー大陸だって聞いたけど、それは本当?』
    『そうね、3000年頃に浮上したの。そこからはどの国も領土を欲しがって、分配されることになってね。だからこの辺りも色んな人が居たのよ。元はね。でも様々な国や宗教が入り乱れたせいもあって、戦争が頻発したの。どこかの国の領土でもあって、どの国の領土でもないから尚更よね』

    そうして一呼吸おいて、彼女は重々しく告げる。

    『中でも、――――宗教戦争が大きな問題となったの』

  • 76二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 15:23:27

    えっこれだと単に上手い具合に戻れても人類滅亡確定?
    どうすりゃいいんだろうね羂索
    このまま生きていくしかないのか
    そして宗教戦争…つまり現状は物理的に神が争いあったりでもしたのだろうか

  • 77二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 15:29:41

    かつて地球を支配していた神々とやらもヤバそうだけど星に似た神様が一番ヤバそう…外なる神と言うやつでは

  • 78125/03/20(木) 15:34:03

    『宗教戦争?』

    まさか、とは思うが納得も出来る。
    過去にもそのようなものは起きて来た。他人事ではない、のだが。

    『ムー大陸の墓所であるルルイエに眠る大いなるクトゥルフ等を崇拝する客人神信仰と、豊穣の女神シュブ=ニグラスを崇拝する土着神信仰。これが大きな二つの派閥』
    『……は?』

    しかし思っていたような宗教の名が上がらず、耳を疑った。
    少なくともその二つの名は知るものではない。自分が眠ってから千年の間に栄えた者なのだろうか。

    『ゾス星と呼ばれる外銀河に属す星から飛来したとされるクトゥルフの一行は、主神クトゥルフ、第一子ガタノソア、第二子イソグサ、第三子ゾス・オムモグの4柱。いずれも神というよりは特殊な能力を備えた異星人というのが科学的な見方だったの』
    『異星人を神として崇めたって?』
    『それだけの力があったのよ。中でも、クトゥルフの第一子とされるガタノソアは、細胞の動きを停止、硬化させる恐ろしい能力を有しているといわれ、かの生物を刺激しないように取り扱っていたはずだったんだけど』

    停止、硬化。
    その言葉を聞けば目の前の光景が違って見えてくる。

    『……もしかして、ここはそのガタノソアによって滅びたの?』
    『結果的にはそうね。目覚めてしまった。だけどそうはさせないと動いていたのが――――』
    『シュブ=ニグラスとやらを崇拝するヤツらだった』
    『クトゥルフを崇めていた人間もガタノソアを目覚めさせようとしていたわけじゃなかったけれど、当然殺そうとなんてするはずがないでしょ?』
    『その失敗のせいでこうなった、と』
    『それも違うわ。そもそもガタノソアの脈動を抑えるという大義名分を得たゾス派の一団は政治的にも大きな立場を獲得し、次第に記録権益を守る方向に流れていったの。目覚めさせようと本気で思ってるのはほんの一部。それをこのままじゃ駄目だと立ち上がったのがシュブ=ニグラスを信仰する一団の神官たち』

    まるで物語の一幕を聞いているかのような状況。だがこれが現実となれば笑えない。

  • 79二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 15:37:05

    やっぱりガチもんの滅茶苦茶クトゥルフ系の影響だったのか…
    一瞬細胞の動き停止だと不老不死になる理由?と思ったけど普通に石化の方だった

  • 80二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 15:42:39

    クトゥルフ世界すぐ狂信 者あらわれる!(そういう世界)
    でも全体が過激派な訳でもなかったんだな…天元はこの辺リアルタイムで経験してるのかな

  • 81二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 15:47:11

    シュブ=ニグラスね……あの神様ってなんかすっごい効能のお乳持ってなかったっけ
    もしや天元様は分からないけど羂索はサラッとシュブ=ニグラス系譜の何かになったんじゃ

  • 82二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 15:52:45

    知らなかったから調べたら確かにシュブ=ニグラスの乳を飲んだら怪物に変身するらしい

  • 83二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 15:53:52

    >>82

    おおうドンピシャ……

    ……羂索ほんとにこれ人間戻れるの?

  • 84二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 15:54:07

    ちょっと名前で連想できなかったから調べたら黒山羊って呼び名もあるみたいだし羂索はそっち由来になったのか
    天元も好かれてたしそっち関係なのかな

  • 85125/03/20(木) 15:54:26

    『ハイパーボリアの魔術と最新科学を合わせ、入念な準備の後、ガタノソアを討伐する作戦を実行したの。その詳細は私にも分からないけれど、いざとなれば彼らの主神であるシュブ=ニグラスをも呼ぼうとしていた彼らの成功は確実だったはずだった』
    『――――それでも失敗した、と』
    『何があったかは私にも分からない。でもとにかく、ガタノソアの討伐は成功しなかったってことが事実よ。でも問題はそこで終わらなかったの』

    そうして一瞬黙った彼女はおそらくは自分の肉体が石になっていることを思い出したのかもしれない。
    目の前にあるそれは中にあった魂を失っても、そこにあり続けている。

    『この大陸にも天文学者が居たのよ。それでグロースの発する電波を、つまりは歌を聞いてしまった。それがきっかけでガタノソアが眠る、失火山であるはずのヤディス=ゴ―山は噴火して、かの神は目覚めたの。それで私たちはこうなった、ってわけ』

    確かにここに来てから火山灰を撒き散らす山は気になっていた。

    『――――あれが再び動き出す可能性は?』
    『噴火が合図ね。そうなればきっとまたこうなるわ。あの時はここ以外にまで被害が及ばなかった、っていうのはあの頃にやってきた人たちが話していたけど、次に目覚めた時はきっと地球全土で同じことが起こるかもしれないわね。ここ最近で既に小規模の噴火を繰り返していることを考えると、いつ噴火があって目覚めてもおかしくないでしょうね』

    永遠と続く退屈など、許せるはずも認められるはずもない。
    そうして生き長えるくらいならば、いっそ。

    『でもゾス派の一団はこの状況を想定していたはずだから、拠点となっていたあそこ。ルルイエ神殿は内部が無事かもしれないわ。ガタノソアに関する資料や他の文献はゾス派が集めていたみたいだから、あそこにあるかもしれないし』

    そこまで話すと、女は酷く楽し気に笑う。

    『あぁ、でも良かった!これで終わるわ!ありがとう、数万年後のあなた。まだ終わりを迎えていないあなた』

    そう言えばすう、と身の内の何かが掻き消えていく。

    『待て、まだ話は』
    『さようなら、あなたにとって明日が良いものでありますように!』

    その言葉と共に体から青白い光が抜けていく。どうやら彼女は、彼女の魂は終わりを受け入れてしまったようだった。

  • 86二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 15:56:08

    成仏しちゃった…

  • 87二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 15:59:51

    >>36石化した草木や人間から青白い球体の光が天へと上がっていく

    これ魂だったのか?

    不死みのあるお姉さん…情報たくさんありがとう…

  • 88二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:00:24

    成仏しちゃった…むしろ終われないまま永遠に石の中よりはいいのかな…
    天元もこれならお話できるかもねと思ったけど魂の抽出→成仏だとまた1人になっちゃうからこっちも解決しないか

  • 89二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:01:42

    >>87

    なるほど魂の抽出しなくてもいつかは石の中の人達も必ず終わりがあるんだな

    それは救いなのかもな…

  • 90二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:05:11

    神殿の中に生き残りとかいたりしないかなと思うけどこの辺には食料になりそうなものないんだっけ…まともな生命体はおらんか

  • 91125/03/20(木) 16:15:42

    一人目にしては”当たり”ではあった。だが話を聞けば聞く程にこの状況への絶望が増していく。


    「どうやらこの地球は神様によって滅ぼされたらしいけど?」

    「うん?そうだったんだ」

    「君と同じかそれ以上の時を過ごしていた彼女は忘れていなかったようだけど」

    「そうは言われても、覚えていないものは覚えていないし」


    魂を失った石像はその場に残り続けているが、先程までとは何か違っているようにも見える。

    触れても冷たい温度であることは変わらないとしても、だ。


    「このままあの山が噴火すれば晴れて私たちもこの石像の仲間入りだって」

    「それは……困るね」

    「意識があるまま数万年、もしくはそれ以上……反吐が出る」


    受け入れたくない真実とはいえ、受け入れるしかないのだろうか。

    そしてもう一つの問題は、人間に戻るということの意味がなくなってしまったこと。


    「私が人間に戻ったにせよ、それで結局こうなるなら何一つ意味がない」


    無限の退屈など想像したくない。耐え難き苦痛となるだろう。

    白い部屋の白いベッドから逃げ出してまで得たはずの時間が、それ以上の苦痛であってたまるか。


    「あの中は無事かもしれないって言ってたから、とりあえず神殿に行こうかと思うんだけど」

    「……分かったよ。じゃあ私も着いて行こうかな」

    「ここに残ってお喋り相手を探すなら好きにすれば?」

    「今しか出来ないことをしたいからね。私も君と行くよ」


    ≪神殿の中について≫

    1.タコの石像がある 2.少し変な像だから注意した方が良い

    dice1d2=1 (1)

  • 92二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:19:22

    変な像だから気をつけよう!せずタコの石像だ!!しちゃったのかと思うとちょっと笑う

  • 93125/03/20(木) 16:24:10

    どちらにせよ、神殿の中には影響が及ばないかもしれないのならば避難の意味でも向かう価値がある。

    そう思ってルルイエ神殿へと向かえば、荘厳な建造物が二人の前に鎮座していた。

    かつては迷宮のように入り組んでいたとされるルルイエは、区画整備されているらしい。

    ガタノソア、イソグサ、ゾス・オムモグ、そして名前が削り取られた女神の像が並ぶ屋外礼拝堂があり。奥には、巨大な大理石の扉がある。


    「ここに来るのはいつぶりかな」


    そんな呟きと共に、中にあるものを思い出す。

    それはゾス信仰の者達が主神と崇めるクトゥルフの石像だ。

    だが良くも悪くもタコっぽい石像だなぁ、としか思っていない彼女がわざわざ注意喚起するということもなく、足を踏み入れる。


    扉の奥は、50mはある天井に頭が付く程の大きさをした、頭足類に似た怪物の巨大な石像があった。

    それは人知を超えた存在が石化したものなのだろうと、一目見て確信できるものだ。

    眼前の石像は怒りに満ちており、石化しても尚、憤怒の波動を周囲に放っていた。


    <SANチェック>1d6/1d20

    羂索(79) dice1d100=10 (10)


    <???>

    天元(99) dice1d100=21 (21)

  • 94125/03/20(木) 16:26:11

    「ん?」


    しかし二度目であるはずのその石像との対面で、ふと彼女はわずかな違和感を覚える。

    なんだろう、理由は分からないものの、なにか変な気がする。

    とはいえその正体までは把握できず、彼女は首を傾げるだけに留まったのだが。


    ≪SAN減少≫

    羂索 79 - dice1d6=5 (5)

  • 95二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:27:04

    タコのフォルムって不気味なはずなんだけどタコの石像があるって文面で見るとどうにも気が抜けてしまって笑える🐙
    とか思ってたらデカいし怖い!先に言ってくれ天元!でもこういうSANだいたい成功して1桁に収める羂索偉いぞ

  • 96125/03/20(木) 16:27:08

    <アイデアロール>成功で一時的発狂

    羂索(60) dice1d100=39 (39)

  • 97二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:27:57

    天元SANカンスト?凄えな
    これまでのは見たことあるから見慣れてたのからチェックなしだったのか
    そして羂索発狂したよ!

  • 98125/03/20(木) 16:28:22

    ≪羂索の一時的発狂≫

    1.短期の一時的狂気([ dice1d10=5 (5) +4]戦闘ラウンド)

    2.長期の一時的狂気([ dice1d10=6 (6) ×10]時間)

    dice1d2=1 (1)

  • 99二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:28:59

    一時発狂は短期か
    ちょっとこっちは危うい発狂あるから怖いな

  • 100二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:29:23

    タコっぽい石像だなぁの呑気な天元と裏腹に発狂してしまった🐙

  • 101125/03/20(木) 16:29:28

    ≪短期の一時的狂気≫9ラウンドの発狂

    1.気絶あるいは金切声の発作

    2.パニック状態で逃げ出す

    3.肉体的なヒステリーあるいは感情の噴出(大笑い、大泣きなど)

    4.早口でぶつぶつ言う意味不明な会話あるいは多弁症(一貫した会話の奔流)

    5.探索者をその場に釘付けにしてしまうかもしれないような極度の恐怖症

    6.殺人癖あるいは自殺癖

    7.幻覚あるいは妄想

    8.反響動作あるいは反響言語(探索者は周りの者の動作あるいは発言を反復する)

    9.奇妙なもの、異様なものを食べたがる(泥、粘着物、人肉など)

    10.昏迷(胎児のような姿勢をとる、物事を忘れる)あるいは緊張症(我慢することはできるが意思も興味もない;強制的に単純な行動を取らせることはできるが、自発的に行動することはできない)

    dice1d10=4 (4)

  • 102125/03/20(木) 16:30:36

    ≪喋り続ける重病人に対して≫

    1.よく喋ってるなぁ(にこにこ)

    2.んん?なんか変?

    dice1d2=1 (1)

  • 103二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:31:31

    早口多弁症か
    羂索っぽさあるな…
    天元なにも気付いてない!にこにこ見守ってる!!

  • 104二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:32:06

    羂索っぽいの引いた気がするなぁと思ってたら不老不死の反応で笑っちゃった
    発狂してますよそいつ!天元のダイスはなんだったんだろう

  • 105二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:34:42

    >>97

    今見直したら天元はSANじゃなかった!何かの知識判定かな?99な時点で凄いけど

  • 106二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:36:58

    >>94

    ここで変な気がしてるのが99の何かに成功したからなのかな

  • 107二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:40:31

    天元様さぁっ!!
    あと謎の技能値99……
    不老不死が神の象にこのタイミングでクソ高判定って何…??
    聞き耳やら目星だったら隠す必要ないしなあ……ていうか技能値99なんてほぼ見ないしシナリオ指定?だとしたら…もしかしてクトゥルフ神話技能??確かあれって99行ったらカンストで死ぬとか何とかあった気がするけどそれを不老不死で踏み倒してる的な?

  • 108125/03/20(木) 16:46:12

    >>93

    <???>が99じゃなくて98だった、すまん

    どちらにせよ成功だから許して

  • 109125/03/20(木) 16:48:37

    そうして像を見上げている彼女とは裏腹に、それから視線を離したくても離せない者が一人。

    その存在感は容易く受け流せるものではなかった。今まで様々な目に遭ってきたというのに、それを超えた何か。


    「これは……なんだ?」


    しかしそれは答えを求めている問いではない。己の内から溢れ出す言葉はブレーキなど存在しないかのように、濁流となって零れ落ちていく。


    「これはゾス派が崇める主神のクトゥルフの石像か?神殿にそのようなものがあるのは理解出来るが、何故こんなに憤怒を露わにさせているのだろうか。いや、確かに憤怒を模った石像は数多くあるが、これだけの大きさのものを見るのは初めてだ。だが本物がここにあるはずもないというのに、どうして本物のように感じるのだろう。ゾス派の人間が自らの崇める神をこのような状況にするのを是としたのか?そもそもこれが石化したものなのだとすれば――――」


    <狂人の洞察力(INT×5)>失敗で何かに気付く(羂索っぽいので今回は適応で)

    羂索(60) dice1d100=92 (92)

  • 110二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:50:15

    さっき聞いた天文学者もそういや天元天文学あったな…とか思ってたけどそういうクトゥルフ系の知識ある側の人だったりなのかな
    そして狂人の洞察失敗だから成功しちゃった奴?大丈夫?原因理解しちゃうやつだっけ…

  • 111二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:50:18

    石像の人は忘れてなかったことと色んな神が出てくるような世界になったこと踏まえた上で1に書いてある「自身が何者であるかも忘れさせた」みると天元ってもしかしてそもそも人間じゃない可能性あるのではと思ってしまった
    本人すら忘れてるせいで人間のように振る舞ってるだけで

  • 112二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:52:56

    さすがに本物が石化してここにある訳ではないよなと思ったけど眷属的なやつ…?本物?
    何か気づいたと思い込んじゃった狂人羂索か~どうなるんだ怖え~!

  • 113125/03/20(木) 16:53:33

    言葉の奔流が、ほんの一瞬だけ止まる。

    いや、まさか。そんなことがあるはずはないなんてことは狂人に通用しない。

    クトゥルフを祀るルルイエ神殿にクトルゥフではないものがあるなど、そんなことは有り得ないという前提などは吹っ飛んでいた。


    「これは、クトゥルフ像ではない……?」


    <POW×7>

    天元(18*7,126) 自動成功

    羂索(18*7,126) 自動成功


    <POW×6>

    天元(18*6,108) 自動成功

    羂索(18*6,108) 自動成功


    <POW×5>

    天元(18*5,90) dice1d100=84 (84)

    羂索(18*5,90) dice1d100=33 (33)

  • 114二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:54:50

    もしかしてこれ本物の神話生物系が石化してる奴…?
    だからSANチェックになったのか

  • 115二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:56:13

    と思ったらそもそもこれはクトゥルフ像じゃない!?
    狂人の洞察は凄いな…?じゃあなんだこれ
    そして精神対抗はどっちも問題なしな

  • 116二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:56:29

    クトゥルフに似てるクトゥルフじゃない神でなおかつクトゥルフ信仰者達と敵対していた神性……なんか聞き覚えあるなぁ?!?!
    かの旧神さんだったりするもしかして!!
    でもあいつがガタノソア程度に負けるか…?まあそんなこともある…?

  • 117二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 16:57:40

    早口狂人羂索の描写かなりぞくぞくしていい…天元はまだにこにこ微笑ましく見守ってるんですか!?

  • 118125/03/20(木) 17:01:10

    その時だった。二人の脳裏に言葉が響く。


    『我を復活させよ』


    どうやらこの石像が発しているらしいと、即座に気付けるだろう。

    そこに込められているのは憤怒だけではない。


    『さもなくば、貴様達の未来は永久に閉ざされることになる』


    重々しい響きだ。だが二人が口を開くよりも早く、『早くしろ、ほんとに』なんて言葉が追って聞こえる。

    なんかちょっとイメージ(激おこクソデカ石像)と違うかも、だなんてことを考えたりしなかったりすれば、続けて声が聞こえてくる。


    『疑っているな貴様ら?言っとくけど、我はクトゥルフではない。我が名はサニド』


    先程までの思考を後押しするような言葉。クトゥルフではない何か、サニド。

    敵か味方か、そうでなくとも神によって滅びた地球で石化しているらしい神擬きだ。あまりにも疑わしい。


    『旧神の1柱にして、旧支配者を撃ち滅ぼす者。旧何々とか分かりずらいかもしれんが、とにかく違うのだ!』

    『……待て、そこの煩いヤツ。一旦黙って我の話を聞かんか!!』


    テレパシーのようなものを受信しながらも、喋り続ける狂人。

    主に現状のリポートのようなものをしているのだが、生憎サニドの味方はここには居ない。不老不死の女は「今まで見る中で一番よく喋っているなぁ」と眺めているだけだ。


    <POW×4>

    天元(18*4,72) dice1d100=1 (1)

    羂索(18*4,72) dice1d100=80 (80)


    <POW×3>

    天元(18*3,54) dice1d100=25 (25)

    羂索(18*3,54) dice1d100=5 (5)

  • 119二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:03:28

    >>111

    神性の眷属か、それとも神性自身か……そういやあの巨木くんめぇーめぇーって鳴いてたけどもしかしてあの子も黒山羊だったり?

    やっばい凄く嫌な予感がする当たって欲しくない


    わぁおクリティカル!そしてやっぱサニド(クタニド)だったか!

  • 120二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:04:58

    このレスは削除されています

  • 121二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:06:51

    ちょっとミスった
    2人ともどう考えても凄い存在に対してクリティカルで抗ってて草生える
    天元普通に耐えてるし羂索は一応1回失敗だから通じてるけど狂人クリティカルでまた抗ってるよ〜!サニドさんの話聞いてあげよう!?

  • 122二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:08:36

    人知を超えた存在が石化したものってのはそのままガチだったのかぁ
    タコ=クトゥルフなのは知ってたけどサニドさん知らなくてごめんね!あと狂人の実況テレパシーがうるさいのも可愛そうで笑う

  • 123125/03/20(木) 17:14:51

    『クトゥルフと似ているのは奴とは双子だからだ。目の色が違うからよく見て。いや、今の我は石か。証明できないではないか!」
    「……あ、そう言えば前にここにあった石像とはちょっと違うかも……?」
    『そうだ、我は奴ではない!とにかく、我を信じろ。それが貴様らが救われる術となる』

    やたらピントがあったらしい彼女は先程よりも滑らかに声が聞こえてくる。
    残念ながら目の件について話している時、己の思考にどっぷりと浸かっていたらしいもう一人には聞こえていなかったようだが。

    『とにかく、だ。ヤディス=ゴ―山にガタノソアがいる。お前たちが倒すのだ!』
    「ムー大陸を滅ぼしたって言う訳のわからない何かを?私たちが?二人だけで?そんなの出来るわけないだろ、そんな図体でこんな神殿に祀られているならもっと助けるための何かを出したりでもしないの?そもそもこんなところで石になってるヤツにしては偉そう過ぎない?身の程をわきまえるってことを知らないのかな。知っていてそれなら面白いけど。あぁ君の性格がとかじゃなくてその愚かさで茶が飲めそうだよって話しだよ、それで――――」
    『なんなんだこやつは!!?!?今のまま言っても勝てるわけもないとこれから言うつもりであったというのに!……ごほん、脳を生きたまま石にされ永劫の時を生きることになりたくなければ、対抗勢力の新刊が奴への対策を練っていたはずだからそれを見つけよと、そう』
    「結局人任せじゃないか。何も間違ってないのに偉そうな口を叩く――――」
    『我の!!後ろに!!ある!!扉の奥に!!!!ガタノソアの信.者が使用していた淡褐色の液体がある!!名を”冥王星の薬”、飲めばその場に相応しい過去の映像を見ることが出来る薬液だから有意義に使え!!!!!!!!』

    若干ぜいはあしている気もしなくもないサニドはそれから咳ばらいを一つする。
    テレパシーのようなものではあるが、そこはイメージの話だ。

    『人類はまだ滅びておらぬ。お前たちがいるのだから……』

    そしてそう言い残し……、「こんな状況でそれだけ喋れるなら、大丈夫だろう。きっと、おそらく」なんて言葉がぼそりと続くも、それを最後に声は聞こえなくなった。

  • 124二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:18:08

    狂人にボロクソ言われてて草
    ごめんなさいサニドさん発狂者がご迷惑を…
    まさかの2人で倒すのか…出来るのか…出来るような何かがあるみたいだから出来るんだな
    2人とも人類なんだな…

  • 125二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:19:16

    不憫キャラのサニド様……ww
    ていうかやっぱりご自分では解除できない感じなのね
    そして羂索よ…相手一応神様だからもう少しだね……発狂してるからしょうがないかww

  • 126二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:19:55

    クトゥルフ双子だったんだ…バッチリコミュニケーション取れてて草やったね!
    なんか大変な討伐を命じられた気がするけど過去の偉人アイテムが得られそうだありがとう過去の偉人

  • 127二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:22:04

    ていうかサニド様ご本人は情報だけで何にもくれないのか…シけてんなぁ(サニド様信仰者の皆さんごめんなさい)

  • 128125/03/20(木) 17:29:47

    そんな感じでなんやかんやと色々ありつつも、漸く正気を取り戻したらしい。

    サニドにはよく喋るヤベェヤツと認識され、不老不死の女には「今日は元気だなぁ」なんて咲いたばかりの花に向けるかのような穏やかな笑みを向けられていたせいで、自分が狂気の内に居たことは本人にしか気づいていない。


    「………………つまり?」

    「もう良いのかい?」

    「何が?」

    「楽しそうに喋っていたじゃな」

    「あれを楽しそうって言う君に心底驚きを隠せないよ。褒めてないから」


    そのまま石像の後ろに回り込めば、確かに扉がある。鍵などもかかっておらず、容易くその扉は開いた。


    中に入ればそこは宗教的な外観に似合わず、極めて近代的な内装の上、綺麗に整理された部屋だ。

    近未来とオーパーツの中間をいくような、奇妙な物が沢山ある。

    また、様々な歴史的文献や研究レポート等もあるようだ。


    中央に目立って保管されているのは、人ひとりが入れそうなカプセル型の装置だ。

    それが何かは分からない上に、起動なども出来そうにない。


    <目星>

    天元(85) dice1d100=19 (19)

    羂索(75) dice1d100=33 (33)


    <図書館>

    天元(65) dice1d100=10 (10)

    羂索(80) dice1d100=80 (80)

  • 129二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:33:11

    うーん優秀

  • 130二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:35:33

    おっ羂索図書館危なかったけど今回は全成功だ

  • 131二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:35:48

    よく喋る程度の発狂なら柔らかく受け止めてくれる天元好き羂索は不満そうです
    人ひとりが入れそうなカプセル型の装置………入ってるのか?それとも有事にどっちかが入るのか?

  • 132125/03/20(木) 17:39:17

    サニドが言った”冥王星の薬”とやらは香水が入っていそうな薬瓶に淡褐色の液体が入っているものが一つあり、それを手に取る。

    ラベルに記載されている成分や量やその意味は殆ど理解できないが、一人分だという事くらいは分かるだろう。


    「あまり量がないから、使えるとしても一度なのかな。貴重なものなのかもしれないね」

    「……そう言えば、ここに来たことあるんだろ?何も覚えてないの?」

    「うぅん、その時もこの辺りを見たような覚えがあるような、ないような」


    本人は悪気も一切なく、何も覚えていないらしい。


    「とにかく手分けして重要そうな書類を探すしかないってことか」

    「読めば思い出すかもしれないけど……」

    「期待しないでおくよ」


    そうして二人が見つけたのは、”ゾス三神第二柱の権能による、疑似コールドスリープへの応用”について書かれている書類だ。

    内容は以下の通り。


    地球で眠っていたゾス星系異星人『クトゥルフ』の第1 子『ガタノソア』の細胞硬化能力が凶悪であることは言うまでもない。

    目を合わせるだけで、強制的に発動するこの能力に抗える例外の人間は存在しなかったからだ。

    しかし、かの能力は人類を存続させる希望にもなり得る。

    ガタノソアに細胞硬化( 以下: 石化と呼称) された者の脳が、被術以降も活動していることがわかった。

    これは、石化=死ではなく、眠っているような、一種の仮死状態であると考えられる。

    世界最古のシュメール神話から逆算するに、古代惑星配列から人類最盛期の惑星配列に変化するまでに、最短でも45万年を要する。

    この期間、人類が仮死状態で肉体と精神を保つことができれば、再び復興することも現実味を帯びてくる。

    問題は、脳が生きている=意識がある場合、数十万年動けず、眠ることもできず、地獄の退屈の中で生き続けることになる。

    人間の精神で耐えることは不可能だろう。

    この疑問は、石化した者と意思疎通を図ることができれば、簡単に答えに辿り着ける。

    テレパシーの研究も並行して進めていく。

    また、ハイパーボリアの魔術師が使用する<銀の光線>は石化解除には使用できないことが判明した。

  • 133二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:41:43

    ふ、復興?!?!?!めっちゃ大事なこと書かれてる!!!!
    ということは石化以外で休眠(?)する方法があればワンチャン二人で一緒に現代(復興後の世界)を生きられるのでは?!

  • 134二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:42:00

    石化は眠ってるに近いのか…苦しむことはないだけ少し安心するな
    そして銀の光線は使えない…使い道は羂索とかが戻れるならくらいかな?
    倒すのはここのを使うくらいしか手段なさそうか

  • 135二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:42:48

    羂索が数万年後まで到達できた技術を使えばコールドスリープはいけそうな気がするけど問題は誰がどうやったのか今のところ全く不明なんだよな

  • 136125/03/20(木) 17:44:40

    「なるほど、これがその”コールドスリープ”のための装置ってこと?」

    「使いたいの?」

    「目、ついてる?どう考えても私が入れるように思えないけど。使い方も分からないしね」


    しかしそうだと分かったとして、使い方は分からないまま。

    尚且つ、身長が伸びて体格も良くなり過ぎている異形化した人間には使えるサイズではない。


    「生きながら退屈に晒されるよりは終わりのない眠りの方がマシだとは思うけど」


    そしてその他にも何か資料がないかと探せば、どうにも天文学に着いての資料も多いように見受けられた。

    化学文明の頂点にあったムー大陸の資料は、天文学も2000年代よりも進んだものが多い。

    また、神話、オカルト的な事象も科学的な視点で観測しているようだ。


    <天文学>

    天元(70) dice1d100=37 (37)


    <知識1/2>

    羂索(105/2,52) dice1d100=71 (71)

  • 137二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:44:59

    >>135

    そういえば開始時の羂索はまんまコールドスリープ状態だったのか!

  • 138二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:46:35

    コールドスリープするなら羂索は戻らないとなのか
    結構難しいな…2人いられないしな
    そして天文学は進んでるからか羂索は理解出来ず天元は理解できたか
    天元やっぱり天文学系なのかな

  • 139二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:48:13

    45万年の退屈…無茶言うなという感じだけど石化した人同士がテレパシーを使えてればいけてたのかな
    山羊の角のついてない普通の頭蓋骨が羂索のそばにあったけど普通人間サイズならあの人がこの装置に入ってたってこともあるか?

  • 140125/03/20(木) 17:50:07

    天文学と言う専門外のものだろうとも目を通していたが、やはりどうにも好奇心の方が引っ張られてしまい、関係ないものも読み込んでしまう。
    未来の学説ともなれば尚更、ついつい手が止まって――――と繰り返していれば、先に成果らしい成果を上げたのは彼女の方だった。

    彼女が手に持っていた書類の束は、大きく分けて二つ。
    内容は以下の通り。

    ■太陽の活性化に向けて
    近年、太陽の熱エネルギーが減少してきている。
    グロースの接近によって生じた惑星大移動により、本来13億年後に訪れるはずだった太陽の寿命が短くなっていることが原因だろう。
    これは恒星内部で起こっている核融合に必要な水素が、太陽に接近した惑星の引力に引っ張られ、絶対量が減っていることが原因だ。
    我々は、今一度科学だけでなく、宗教的観点からこの問題を見直す必要があると考えた。
    旧約聖書に始まり、ギリシャ神話、北欧神話、シュメール文明、どの教典にも惑星を神と扱っていた節があり、後に神々が地球から去ったという記述がある。
    そして、各神話や伝承等から察するに、現在の惑星配列が古代太陽系と同一であることが観測されている。
    このことから、神話には元となった歴史的大転換が存在し、古代文明の惑星配列から人類最盛期( 西暦以降) の惑星配列に変化したと推測できる。
    土星太陽説、木星大移動等の都市伝説レベルの文献も、かつて地球の傍にあった惑星( 神)が、離れていったとすれば信憑性が増す。
    これらを正解とするならば、我々が目下目指すべきは引力のコントロールである。
    かつて魔術と呼ばれていた精神エネルギーの物理干渉技術の共有を、イイーキルスの魔術師達に要請するべきだ。

    ■水星 ーGJ1214B ー
    惑星移動以降、地球の衛星軌道上に乗った青い星だ。
    一見月より大きく見えるが、実際の質量は月と変わらない。
    では、何故二回りほど大きく見えるかといえば、この星の表面の98%が水だからだ。
    水が星の重力に引っ張られて張り付いているという方がわかりやすいだろうか。
    この水の中には、微生物が含まれているのが観測された。
    現在は公転周期によって、地球の引力に引かれ、大粒の雨のように水を引き寄せる。
    この惑星の水は、海面が極端に下がった地球への施しの雨になるかもしれない。

  • 141125/03/20(木) 17:51:46

    <アイデア>

    天元(70) dice1d100=70 (70)

    羂索(60) dice1d100=58 (58)

  • 142二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:52:29

    引力…………魔法!!!あった!!!

  • 143二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:53:06

    そういえば月の代わりに衛星軌道に乗った水色の星があるって言ってたな
    二人ともギリギリ成功だえらいぞ

  • 144二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:53:34

    ふむ…難しい!
    化学というよりはオカルト的に考えたほうが理解が出来るとなったのは分かる
    というか引力魔法あったな…使えばいいのか?
    アイデアはこれに関してかな

  • 145二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:56:00

    引力の魔法で惑星の配列を調節して水星から水を引っ張って生き物を誕生させて…これ全部やらなきゃいけないとしたらどっちかは休眠せずに残らないといけないのでは…??
    え、二人一緒に生きれる道あるよね…?

  • 146二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:56:34

    微生物シャワーを降らせられれば地球くん蘇るかも?!
    変な神住み着いてるからやっぱそれは倒さないとどうにもならんかもしれんけど…

  • 147二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 17:57:56

    とりあえずガタノソアはどのみち殺らないとダメそう

  • 148二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:00:29

    まず何をやるにもガタノソアは倒す必要ある
    羂索はコールドスリープするならまず戻る必要がある
    引力の魔法は何年も掛ける必要ある
    そしてそもそもコールドスリープは1人分だ
    …2人は無理ってこと…?

  • 149125/03/20(木) 18:05:10

    それらの文章を読めば、思い出すのは氷の要塞から持ち出した魔導書だ。

    そこに書いてあった、凡そ十年をかけなければ習得出来ないだろう呪文。

    〈引力〉と〈火炎〉。

    これら二つを用いれば、この仮定を実証出来るのではないかと。

    ――――即ち、多くの人間が擬似的なコールドスリープを経て生き残っていれば、地球を元通りにすることも出来たのかもしれない、という甘やかな希望。

    だがそれは今更、とも言えた。

    何故ならば、本当に地球を元通りにするには何万年と言う月日がかかる。

    否、数万年ではなく最短でも45万年。

    そこから更に地球が歩んできた歴史を辿り、人間が生まれるかもしれない僅かな可能性に賭ける?


    「――――有り得ない」


    それは恐ろしくなる程、長い時間がかかる割に大雑把としか言いようがない計画だ。

    ノアの箱舟のように擬似的なコールドスリープを使ったとして、あまりにもそれは不完全過ぎた。


    「……どちらにせよ、使えるようになるまでにも、私一人では星を変える程の力はないよ」

    「あってもなくても、そんなのは変わらない。あのサニドとかっていう神様が全部やってくれるかもしれないけど、そんな未来まで見届けるのはごめんだよ」

    「長い、長い時間だね。本当に……長いよ」


    ≪どうする?≫

    1.この保管庫で”冥王星の薬”を使う

    2.ヤディス=ゴー山へ行ってみる

    3.もう一度呪文習得チャレンジ

    dice1d3=1 (1)

  • 150二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:06:59

    うーん羂索は食べないと死ぬから食べなきゃいけないんだけど今のところあの泉しか選択肢がなくてしかも異形化が進むということを考えると45万年素で過ごすのは無理そう?
    薬はどんな効果なんだ……

  • 151二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:07:05

    ここで使うのか
    持続大丈夫?と思うけど逆に使ってしばらくは動けない強化とかになるかもだから正しいのかもしれない

  • 152二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:07:06

    待って待って待って大丈夫それ?!

  • 153二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:07:30

    >>150

    これなんだよなあ…

  • 154二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:08:13

    >>150

    ただ羂索あの泉以降は食べないと死ぬみたいな動きないからそういうの今は止まってるのかもしれない

  • 155二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:10:10

    その場に相応しい過去の映像を見ることが出来るって頭に直接イメージが浮かぶ感じなのかな
    副作用的なもんがないか心配だぜ

  • 156125/03/20(木) 18:10:43

    「過去の映像を見られる、のならここで使う以外に方法はない」


    改めて突き付けられた現実にどこか冷たい響きを持った声でその場に事実を落とす。


    「何が分かるのかな」

    「何も分からない可能性もあるけどね」


    いっそ、普通の”死”が甘いものに思える程の生き地獄。それから逃げ出したい気持ちも大きい。

    だからこそ半ば自暴自棄になりながらも、せめて出来ることはやったと思えるようにしたいというのは誰のためか。


    手に持った”冥王星の薬”とやらはあまりにも軽い。揺らせばちゃぷん、と表面が波打った。


    「問題はどっちが使うか、ってことだけど」


    ≪どうする?≫

    1.天元が使う

    2.羂索が使う

    dice1d2=2 (2)

  • 157二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:12:56

    羂索が使うのか
    何が分かるかもしれない何も分からないかもしれないそれでも永劫の退屈が嫌なのは羂索だろうから何か納得は出来る

  • 158二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:17:29

    これSANチェック発生するやつじゃないんかな
    でも自分の目で確かめたそう
    ちょっとだけ天元に飲ませたくない気持ちもあるのかもしれない

  • 159125/03/20(木) 18:17:48

    「私が使うよ。副作用のようなものがあっても、私なら問題ないとは思うし」

    そう言いながら手を出されたのを前にして数秒。それが悩んだ時間だった。
    軽い音を立てて蓋を開き、――――そしてそのまま中身を煽る。

    「君に任せるくらいなら、私がやる」

    心配……ではない。情報を得るのならば自分の目で、耳でと。そう言った判断だ。
    まあ確かに少しは心配もあったかもしれないが。

    そして口に含み、飲み下せば足元が揺らぎ、立っていられなくなる。
    そのまま崩れ落ちるようにしてしゃがみ込めば、凄まじい眠気に襲われた。
    瞼は自然と落ち、そのまま視界は真っ暗闇に閉ざされ――――そうして夢を見た。

    夢。もしくは過去の映像。
    辺りは保管庫のままだが、研究員のような服装の者がコールドスリープ装置を整備しており、礼装に身を包んだ宗教家のような者達が札のようなものを持って話している。

    「余計なものを作りやがって。ガタノソア様の討伐などさせるものか!しかし、これでソヨグは旧神の印を持ったと勘違いしたまま挑むことになる」

    そう口にした誰かはおそらくゾス派と呼ばれる人間、なのだろうか。
    そんな言葉に同調する人間、複数名の顔を覚えていくのも対して苦ではない。
    更に目の前ではコールドスリープの装置の使用方法の実演が始まり、それを覚えることも出来た。

    醜悪な顔で笑った誰かの笑い声が頭の中でわんわんと響き渡り、そして再び視界は黒に染まった。

  • 160二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:22:35

    旧神の印…?これが必要なのか?

  • 161二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:25:20

    旧神っていうとサニド様とかの事だよね

  • 162二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:25:47

    得体の知れないもの口にするの全力で嫌がってた羂索が薬渡さず自分で飲んだの見て天元ちょっとびっくりしてそうでいい
    コールドスリープもとりあえず使い方は分かるようになったな

  • 163二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:27:24

    コールドスリープの使い方もわかるようになったけどこの記憶?みたいなのは思ったより邪悪な側の人なのか

  • 164125/03/20(木) 18:37:49

    ≪不老不死、どうしてた?≫

    1.デジャヴ、膝枕

    2.真っ当に心配してた

    3.ちょっと焦ってた

    4.隣で寝てた

    dice1d4=3 (3)

  • 165二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:41:17

    ちょっと焦ってた!
    可愛いねえ依存だねえ

  • 166125/03/20(木) 18:43:17

    瞼を持ち上げれば、視界に入ったのは人影だ。

    瞬きを数度繰り返せば、はっきりと顔が見える。

    ――――視界に入った彼女は、今まで見たことないくらいに焦燥を露わにしていた。


    「なに、その顔」


    心配をかけたのだろうなと理解はしても、それが自分の知る彼女には不似合いだと思わず笑いが零れる。


    「……急に倒れるから」


    拗ねるように頬を抓ろうとして、それをさっと躱される。

    そして起き上がった先、コールドスリープの装置の元へ行ってぽちぽちと弄れば起動は容易く行われる。

    どうやら映像の中で見た使用方法と変わりはないらしい。


    「これが使えた所なに?って話だけどね」


    そう言ってから再び電源を落として、不服そうな顔をしている彼女を前に「札みたいなの探して」と口にする。


    「札?」

    「一応、あれば見つけておきたいんだけど」


    <目星>

    天元(85) dice1d100=85 (85)

    羂索(75) dice1d100=73 (73)

  • 167二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:48:50

    2人ともギリッギリ見つけたな

  • 168二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:49:07

    自分が倒れてちょっと焦ってた天元、羂索が地味に一番いい気分になりそうな反応かもってちょっと笑ったかわいいね
    またギリギリで成功してる!

  • 169125/03/20(木) 18:50:51

    そうして二人で手分けして探せば、その札のようなものは見つかった。


    「……これは?」

    「”旧神の印増幅器”らしいよ」


    その詳細な効果は不明だが、旧神というのがサニドのようなものを示し、そしてあの言い様だと彼らにとっては都合が悪いものなのだろう。

    彼ら、つまりはゾス派の人間に都合が悪いのならば、きっと自分たちの役に立つ……のかもしれない。


    「持ってるだけで意味があるらしいけど、詳しい効果はサッパリ」

    「へぇ……」


    あまり興味がない、もしくは重要なものだと思ってなさそうな答えが返って来るも、ある種予想通りだ。


    「私が寝てたのはどれくらいの時間?」

    「そう長くはないよ」


    わざわざ嘘を吐く理由はないだろうし、それは本当のことなのだろう。


    ≪どうする?≫

    1.ヤディス=ゴー山の様子見

    2.魔導書の呪文習得チャレンジ

    dice1d2=2 (2)

  • 170二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:54:09

    まだ取り敢えず習得チャレンジか
    片方だけ使えるよりはまあ使えたほうがいいよな
    でも知識的には中々大変そう

  • 171二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:54:21

    安全地帯で色々試すのはいいかも
    引力と火炎はすぐには無理で銀の光線はとりあえず石化解除には使えないんだっけ

  • 172125/03/20(木) 18:56:40

    「どちらにせよ、これから一度ヤディス=ゴー山の様子を見に行かないといけないけど、その前にさっきの魔導書の呪文、もう一度覚えられるか時間が欲しい」


    ゆっくりしている時間はないだろうが、もし〈魂の抽出〉を出来るような石像が他にもあれば、自分も使えるようになっていた方が都合が良いと、その上での判断だ。


    「私は良いけど……」

    「今でもないと思うけど、私が教わるのは二つだからね」

    「そうかい?」

    「ふざけている時間はないって言ったはずだけど」

    「ふざけているつもりはないんだけどなぁ」


    <INT×3>〈鋭敏な二人〉はファンブル効果で数日間中は習得不可。1つ目が〈魂の抽出〉、2つ目が〈銀の光線〉

    羂索(12*3,36) dice2d100=84 95 (179)

  • 173二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 18:57:36

    危ないなあまたファンブルするところだったよ!
    どっちにしろダイスが魔術覚えるなって高めの数値出してるな

  • 174二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 19:00:46

    ファンブル効果でセンシティブNOの羂索じわじわくる
    呪文使えるようにならなかったけどまぁ急務ではない…?

  • 175125/03/20(木) 19:20:08

    「えぇと……うん、君、多分こういうのに向いてないんじゃないかな」
    「向いてなくて結構だよ、という感情と悔しさがどちらもあるけど、もういいよ。で、もう一度呪文は使えそう?」
    「さっき少し休めたから、多分大丈夫じゃないかな」

    意外とそれなりにコストがかかる呪文である。呪文の習得には至らずとも、それなりの負担になることは理解している以上、易々と何度もやれやれ言いにくい。
    だからこそ自分が使えるようになればと思っていたのだが、残念ながらそうともいかない。

    「じゃあ行くよ」

    そうして二人はガタノソアが眠るらしい山へ、否が応でも向かうこととなる。

    濃い硫黄の匂いに、ほのかにガスの匂いも混じっている。地獄が地上に展開されたかのような過酷な地だ。
    火口から噴き出る熱気は、二人の体力を倍以上のペースで消費させていく。
    じわりと滲む汗を拭えば、息も多少荒くなる。
    不老不死であろうとも、異形化していようとも、それは変わらずに二人に訪れた。

    「これでまだ目覚めていないって言うんだから、嫌になるよ。もし今この瞬間に目覚めでもしたら、火口にでも飛び込んでやろうかな」
    「……なら、私も付き合おうかな」
    「死.ねないかもしれないのに?」
    「君となら試してみるのも悪くはない、ってことだよ」

    そんな会話をしていれば、頂上付近にまで辿り着く。そこには礼装に身を包んだ、石化した人間が複数いた。
    その様子は、何か争いの最中だったように見える。
    山頂の中心を挟んで対立するような構図で立っており、それぞれ別のデザインの礼装を着ている。
    各派閥に中心人物がいるようで、その者を中心に対立しているようだ
    特徴的なのは、それぞれ違った幾何学模様の紋章が施されていることだ。

  • 176二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 19:26:40

    お互いにこんなところで言い合いしてたら共倒れしちゃったのかな?

  • 177125/03/20(木) 19:27:47

    先程過去の映像を見たことで、あの場に居た人物がどちら側なのかはすぐ分かった。

    見覚えのある顔のその反対に立つ中心人物の名は、もしかすると映像の中で口にしていた”ソヨグ”だろうか。


    「こっちがゾス派じゃない方、おそらくシュブ=ニグラスを崇める方かな。話を聞くならこっち一択だと思うけど」

    「〈魂の抽出〉で私か君かに移して話を聞く、ってことで良いかい?」

    「今出来る最善はそれしかないでしょ。今更方法はないって言われればそこまでだけど」


    これは生き延びるための戦いと言うよりは、己の望む死に方を守るための戦いでもある。

    終わり方一つ選べない人生にはしたくないと、エゴばかりの心の中では現状が気に食わなくて仕方がない。


    ≪どちらに移す?≫

    1.天元

    2.羂索

    dice1d2=2 (2)

  • 178二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 19:31:40

    羂索と天元の物騒で重い軽口好き……

  • 179二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 19:35:02

    この羂索本当に気に食わなかったら死ぬ気なの変わらなくて面白い
    そしてまた羂索か
    慣れたからって感じかな?

  • 180二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 19:35:31

    依存等に無意識な方の天元がするっと言う言葉がたまにすごくグッときますね…
    なんか騙されて札を持っていかなかった?らしいソヨグ氏じゃないか
    また羂索に入れるんだね

  • 181125/03/20(木) 19:38:06

    「さっきと同じで良いよ。私に移して、何かあったら対処。最悪殺してでも止めてくれたらいいから」

    相手を慮る発言……ではなさそうなそれを口にしつつ、「相手はこっちね」と言いながらその時を待つ。

    「そこまでハッキリ言われると困ってしまうんだけれど」
    「君が?冗談も言うんだね」
    「冗談なんかじゃないのになぁ」

    そんな会話を挟みつつも、先程と同じ呪文を彼女は口にする。
    瞼を下ろして理解出来ない言語を口にするさまはやはりどこか神聖にも見えるが、このような火山の火口付近は彼女には似合わない。
    やはり緑に囲まれた、あの地の方が彼女らしくはあるのだろう。

    そして呪文が途切れたと同時、自らの内に自分のものではない声が響き渡る。

    『あぁ、……ああ!何万年ぶりかの感覚だ』
    『おはよう。いきなりで悪いけどガタノソアを倒さなければいけないんだけど、その方法って知ってる?』

    素晴らしき目覚めを断ち切るようにそう問えば、そんな言葉を木にした様子もなく、むしろガタノソアの討伐という言葉により歓喜が高まったらしい。

    『策は……えぇ、あります。お二人が協力してくれるのならば』

    その自信に満ちた言葉に、気付けばつられるように笑みを浮かべていた。

    「笑ってるってことは、方法があるのかな」
    「あるってさ、私たちが協力するならってね」
    「それは……うん、頑張り甲斐がありそうだ」

  • 182二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 19:43:17

    あるんだ…協力するなら出来るなんて良く頑張ったなこの世界の人は
    勝てば取り敢えず羂索の嫌な石化して永遠なんて未来はなくなりそうで取り敢えずは安心だな

  • 183二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 19:43:55

    石化持ち神話生物と戦うの怖いな~なんかいい授けて頑張ってくれ
    あと天元がふざけてないよ冗談じゃないよって言ってる時は全部本気で言ってそうだよ羂索

  • 184125/03/20(木) 19:49:14

    『それで、策とやらは?』
    『一度ルルイエに戻る必要があります。私たちは、ガタノソア討伐のために『旧神の印増幅器』を作成しました。まず『旧神の印』とは、旧支配者や外宇宙から飛来する邪神と呼ばれる者を寄せ付けない力があります。しかし、効果範囲が極端に狭いことが問題なのです』
    『それをあっちの、あぁ、アイツにどうにかされたって?』
    『はい、イザイによってすり替えられ……おそらく、今はルルイエの保管庫にあるでしょう』
    『それって、これ?』

    そう言いながら懐から取り出したのはあの男、おそらくはイザイが手にしていた札のようなものだ。

    『それです!それがあればガタノソアの石化を防げることもあり、多くの犠牲を払いながらもかの旧支配者を討伐する算段があったのです』

    過去の映像で見たものはやはり重要なものだったらしい。
    そして持っていれば石化を防げる、と。

    『これの効果範囲は?』
    『この山一帯に及びます』
    『なるほどね。……で、私たちが石化を免れるってことは分かったけど、その上でどうしろって?』
    『呪文や武器を用いて戦うことになるでしょう』
    『とんでもな呪文がなければ?』
    『ならば武器を片手に、戦うのです』

    思わず特大の溜息が口から零れ出た。

    『武器がなければ?』
    『それなら……私の武器を使ってください。私の故郷に伝わる神剣を模して、ムー大陸の科学技術の全てを込めた剣です。これ自体にも旧神の印が刻まれているのは勿論、異星人の強靭な肉体も貫くことができるはずです』

    そう言われて彼の本体、もとい石像を見れば確かにその剣は石化していない。
    だがそうとは言っても――――ただの剣だ。

  • 185二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 19:52:52

    山一帯?大分強いな…流石旧神
    むしろこれで倒すつもりだったのにこんなこと起きてたから憤怒の顔だったのかな?
    というか旧神さん凄く手助けしてくれてるね?ありがとう…

  • 186二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 19:55:09

    王道RPGみたいになってしまった
    羂索HP回復してなければ8とかだっけ…ムキムキだけど不安!天元は不死だけど剣握って戦うSTRじゃなさすぎる…!

  • 187125/03/20(木) 20:01:05

    たった件一本で、大陸全土を、もしくは地球をも滅ぼそうとしている何かに立ち向かえと。

    ――――あまりにも馬鹿らしい。


    「私たちにこの剣を振り回しながらこれから目覚めるバケモノに立ち向かえってさ。どう、やってみる気ある?」

    「……私が?」

    「石にはならないから大丈夫だって、お優しいよね」


    どれだけの犠牲を払ってでも成し遂げられる?その犠牲になったとして、今や救えるものは、救いたいものは何一つないというのに。


    ≪天元の気持ち≫

    1.何度死んでも立ち向かえば良いだけなら、簡単だ。やって世界を、君が死ななくて済む世界を作ろうか

    2.あまり気は進まないけど、やろうか。そうすれば君と一緒に居られるのだろうか

    3.二人で一緒にどこかへ逃げようか

    dice1d3=1 (1)


    ≪羂索の気持ち≫

    1.くだらないし嫌になるけど、退屈の中生かされるくらいならここで死んだ方がマシ。いいよ、やってあげる

    2.やりたくはないけど、ここで逃げるのもね。私が嫌だって言っても、一人馬鹿なことをしでかしそうなのが居るし

    3.解決策がそれだけなら、もういいよ。終わりにしようか

    dice1d3=1 (1)

  • 188二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 20:03:52

    どっちもやる気だ…!
    逃げる気はないんだな
    羂索は退屈な中で死んだようになるのが嫌だし天元も君が死ななくていい世界がいいなしてる…いい…

  • 189二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 20:07:05

    どっちか止めないか!?特に羂索お前が死んだら天元がまた一人になってしまうんですが…!

  • 190二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 20:10:17

    ガタノソア倒さなきゃいけないのはそうなんだけど覚悟決まりすぎて心配になる
    投げやりな気持ちじゃないだけいいのか?死ぬなよほんと

  • 191二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 20:12:10

    本当に一貫して羂索は退屈な中なら死にたくねえなで行動しててダイスながら面白い

  • 192125/03/20(木) 21:03:27

    肉体の中の声が煩く響く。だけれど、これから口にする言葉も、これからすることも、誰かのためなんかではない。

    「――――でも良いよ。やってあげる」

    高確率で無駄死にだとは思う。
    それでもここから逃げ出して、いつか訪れる死を待つくらいならば己の命くらい賭けてみた方がマシだ。
    白い部屋の白いベッドの上で死ぬのではなく、火山で死ぬことになるとは思いもしなかったが。

    「え」

    だがそれに一番驚いたのは、ソヨグではなかった。

    「本気かい?」
    「本気だよ。まるで私が一人逃げ出す方が都合が良いみたいに聞こえるけど」
    「否定はしないよ。私が立ち続ける程度で倒せるなら、やらない理由はないからね」
    「何度死ぬとも分からないのに?」
    「死ぬ程度で君の明日を守れるなら、安いものだよ」

    コイツ、と一瞬眉が跳ねる。
    だがその時に感じたものを隠すように、ソヨグの持っていた剣を持ち上げ、突き付ける。

    「はい」
    「……うん?」

    そう言って剣を持つように促すも、それは二人の間にゴトン、と落ちる。

    「……えぇ」
    「剣一本も持てない体でよく言うよ」

  • 193二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 21:08:21

    命的には天元が安定だけど力的には羂索が安定なんだね
    何度死んでもってこの身体じゃ何も出来ないくせに…ってなってる羂索面白いな

  • 194125/03/20(木) 21:17:19

    「これでやればあのサニド?だっけ、も満足するんじゃない?」

    『サニド様がいらっしゃるのですか!?』

    「えぇ、何?知ってるの?」

    『サニド様はゾス星系の長とされるクトゥルフの御兄弟にして、旧支配者に対抗する人類の希望。旧き神を率いるサニド様であらせられます。サニド様がいれば、現在地球を蹂躙している旧支配者達を全て地球から追い出すことも出来るでしょうが……』

    「石像になってルルイエ神殿の方に居たよ」

    『ではガタノソアさえどうにか出来れば、この地球も再び……!』

    「感動してるのは良いけど、ぬか喜びはやめてよね。私たちが勝てるとは限らないんだから」


    そう言いながら再び剣を手に取ったその時、山全体が大きく揺れた。


    『あぁ……来ます。ヤツが、ガタノソアが!!』


    そんな叫びと共に、山頂にあるクレーターが、蟻地獄のようにずるずると陥没していく。

    その中心から、紫色の毒々しい煙が吹き出し、その中に大きな手が這い上がるシルエットが映る。


    「うわぁ……大きいね」


    煙が晴れて現れた神は、像のような長い鼻を持ち、数えきれないほどの触手をうねらせる80mの巨大な怪物だった。

    本来であれば、すぐさま正気を失うようなその悍ましさも、大いなるものに守られてる安堵感によってか、軽減される。

    本当に安堵感によってかは、若干微妙な所ではあるのだが。


    <SANチェック>1/1d10

    羂索(74) dice1d100=83 (83)

  • 195125/03/20(木) 21:18:08

    ≪SAN減少≫

    羂索 74 - dice1d10=10 (10)

  • 196二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 21:19:35

    しっかり最大値持ってかれたな…

  • 197125/03/20(木) 21:19:36

    <アイデアロール>成功で一時的発狂

    羂索(60) dice1d100=53 (53)

  • 198125/03/20(木) 21:20:21
  • 199二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 21:21:36

    たておつです!
    早速発狂してます!羂索SAN毎回ゴリッと削られるな…

  • 200二次元好きの匿名さん25/03/20(木) 21:24:38

    いやいやここまでよく成功して持ってた方だよ

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています