- 1二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 18:41:28
- 2二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 18:41:45
【注意】
・ピンチャンが呪力とかない現代でコンビ組んでるふわふわ時空です
・ダイスはこれを見ている皆様に振っていただきます。お付き合いください
・自作CoCシナリオ『ひとでなしのいるところ』を回します
・テストプレイしてません
・原作キャラの設定を改変しNPCとして登場させます
・システムはCoC6版です
・場合によっては非人道的・暴力や人の死に関する描写があります
・カップリング表現が含まれる場合があります
・ピンチャンが同棲してます
・TRPGならびにCoCに関するシステムの質問は受け付けます
・温かい目で見守っていてください
・反応があると嬉しいです
・髙羽と羂索の運命はこれを見ている皆様に委ねられます
以上のことを踏まえて大丈夫という場合には宜しければ最後までお付き合いください - 3二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 18:42:01
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やったあーーーーー!!!!お待ちしてました!!!
- 5二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 18:47:47
桜が咲き乱れる春の陽気が暖かい、とある日の昼下がり。
どういう風の吹き回しか。珍しく、事務所の社長である天元からメールが来た。
羂索「髙羽。天元からメール」
髙羽「社長から!?なんで!?」
突然の事務所の社長からのメール。
髙羽の経験と直感から、こういう時は大体面倒なことになるか、滅茶苦茶なお叱りを受けると相場が決まっている。多分また相方が何かやらかしたのだろう。それともここ最近の劇場だかラジオだかの発言が問題だったか。嫌な想像は難くなかった。
羂索「なんか頼みがあるから髙羽も連れて事務所に来いって」
髙羽「なんでー!?!?羂ちゃん何やらかした!?」
羂索「やらかしてない。頼みって言ってるんだし説教ではないでしょ」
どうやら今回は前者の方らしい。普段はこちらにほどんと干渉しない社長からの頼み事。間違いなく面倒なことになるに違いない。
だがとりあえずお叱りは受けなさそうで安心である。髙羽はホッと胸を撫で下ろした。 - 6二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 18:49:52
髙羽「そ……そうだよな!良かった!ちなみにいつ来いって?」
羂索「一時間後」
髙羽「一時間後!?!?」
相方から突如として発された爆弾発言に、髙羽は繰り返し目を剥く。いくら社長といえど、休日の昼間に連絡してきて一時間後に来いという呼びつけはいささか不躾というか、非常識だ。
羂索「アイツそういうところあるんだよね。ほらさっさと準備して」
言いながら身支度を整え始める慣れた様子の羂索をぼんやりと眺めつつ、髙羽は漸く立ち上がった。
髙羽「急すぎるだろ……」
類は友を呼ぶ。非常識の近くには非常識が集まるのか。一瞬そう言いたくなったが、髙羽に意味もなく肘鉄を喰らう趣味はなかったので黙って身支度を始めた。 - 7二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 18:55:53
タクシーに乗り込み、数十分。
周囲と比べこじんまりとしたビルに、二人は足を踏み入れる。なんだかんだ、事務所に来るのは久しぶりだ。
髙羽「なんか変に緊張してきた……」
羂索「そんな緊張するようなことある?」
髙羽「あの人なんか怖えんだよ!冷たい?っていうかさあ……」
髙羽は若干怯えていた。事務所の社長とそこの所属芸人という立場もさることながら、髙羽はどうしてか社長である天元が苦手だった。
浮世離れした、というか。見た目は年齢こそ予測できないものの、美しい女性ではあるのだが。なんとなく、ただならぬオーラのようなものを感じていた。質としては、時折出会うこの世のものとは思えない美男と同じようなものである。
羂索「ただの老耄だよ。そんなに怯える必要もない」
髙羽「言葉を選べよ……というか、あの人幾つなんだよ」
羂索「さあ?私も知らない。あ、でも今年年女って言ってたかも」
髙羽はそれを聞いても、天元の年齢はわからなかった。24にも36にも48にも、下手したらそれ以上と言われても納得がいく見た目である。強いていうなら12歳ではないだろうが、わかるのはそれくらいだ。 - 8二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:04:01
新作来た!!!天元絡みだヤッターー!!!!
- 9二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:06:41
ここの天元の見た目はオマケページの女性そのままって考えて良さそうだな…メモメモφ(..)
- 10二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:10:49
他愛もない会話をしつつ、二人は社長室の戸を叩く。形式上の入室許可を得て、扉を開ける。
室内は来客用の長い机と、それを挟むような配置のソファ、それと部屋の奥に設置された社長用のデスクと椅子があった。更に奥まったところには扉がある。
グレーや黒で統一された面白みのない部屋の上座側。背もたれの高い椅子に、二人をここに呼び出した女、天元が座っていた。天元は2人が入るのを見ると、にこやかに手を振る。
天元「やあ、よく来てくれたね」
羂索「茶菓子は?」
入るや否やズカズカと歩き上座側のソファに平気で座る羂索に、髙羽は一抹の不安を背筋に忍ばせながら後に続く。それから羂索の隣に少し縮こまって座った。
天元「麦茶とあぶり餅しかないよ」
羂索「チョイスが祖父母の家じゃん」
天元「ゼリーもあるよ」
羂索「あの四角い寒天でしょ。いらない」
髙羽「脚!脚組むな脚!」
今に始まった事ではないが、羂索は社長に対して当たりが強い。今のところそれが天元の逆鱗に触れたことはなかったが、髙羽は本当に気が気でなかった。いつか相方が頭からパクリと食われるのではないかと荒唐無稽な不安すら抱く。
偉そうに組んだままの無駄に長い脚をぺん!と叩いてみるが、しかし効果はないようだ。
羂索「で、頼みって何さ」
天元「ああ、そのことなんだが」 - 11二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:10:59
天元は羂索の問いに頷くと、部屋の奥の扉を向く。
天元「入っていいよ」
天元がそう呼びかけると、見たところ14歳ほどの少女が奥の扉からひょっこりと顔を出す。鎖骨くらいまである黒髪を三つ編みにして、ヘアバンドを巻いた少女は、2人をジィッと見つめる。
羂索「……誰?」
天元「私の子だ」
髙羽「えっ」
羂索「は?」
羂索の《脳破壊》ロール
(75以下で成功)>>13
- 12二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:13:32
脳破壊ロールwwwwww
dice1d100=93 (93)
- 13二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:13:53
- 14二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:14:16
もうこれ失敗するのが礼儀な気すらする
dice1d100=59 (59)
- 15二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:16:15
チッ!
成功しやがったか…、まぁ前回の自分の隠し子(隠し子じゃない)騒動もあったからってまだ正気を保ってるんかな? - 16二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:16:29
脳破壊wwww
オリシだからこそだなww - 17二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:18:04
序盤も序盤なのにもう楽しいwww
- 18二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:19:33
今回の卓で何回の脳破壊ロールが羂索を襲うのだろうか…
- 19二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:22:58
一瞬色々と良くない想像が羂索の頭を巡ったが、どうにか脳が破壊されるより先にその想像を掻き消すことに成功する。隠し子の一人や二人いてもしょうがない。つい先日自分の子供を名乗る五歳児が押しかけてきたこともあったのだし。
髙羽「社長、お子さんいらっしゃったんスか……」
天元「ああ、私の子といっても引き取った子だよ。血は繋がっていない」
いつのまに。いつの間にそんな事になっていたんだ。
どうやら結婚やら何やらをすっ飛ばして養子を引き取っていたらしい。
結婚式やら何やらに呼ばれていないよりは100倍マシだ。どうにか今日も羂索の脳は平穏を保っている。
天元「ああ、そうだそうだ。頼みなんだが」
天元は一拍おいて、二人に告げる。
天元「この子を1日見ていてくれないか?」
天元に言いたいこと・聞きたいこと>>22くらいまで
- 20二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:25:45
その子って男の子?女の子?歳は?遠縁の子?みたいな子供の基本情報を…
- 21二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:25:57
なんで自分たちに預けるのか
- 22二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:27:07
ちゃんとした人の子?宇宙から来たりしてない?
自分たちに預けるって事は裏に何か深い事情があるハズ…みたいな - 23二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:27:53
この子も天元のそもそもの関係性と何故引き取る事になったか
- 24二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:40:07
羂索「えーっと……そもそもその子はどなた?」
天元「私の子だよ」
羂索「そういう話じゃなくて。名前は?歳は?貴様との関係は?」
天元「ああ。その子は理子。歳は14歳。元々遠縁の親戚だったんだが、事故で両親を亡くしてね。私が引き取る事になったんだ」
要領を得ない天元の発言に苛立ちながらも聞いてみれば、ようやくまともな答えが返ってくる。こいつ親戚いたのか、と思うかもしれない。
理子、と呼ばれた少女をチラリと見る。人見知りしているのか、扉のそばでモジモジとしている。
髙羽「そもそも、なんで俺たちなんスか?」
天元「君たち、今日は暇だろう」
羂索「言っておくけど、今のめちゃくちゃ失礼だからね」
大方天元的には「今日はオフだろう」の意味で言ったのだろうが、吐き出された言葉には割と鋭い棘がある。 - 25二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:40:23
天元「うちの娘が水族館に行きたいと言い出してね。君たち、先日小さな子供を連れて水族館に行っていたそうじゃないか」
髙羽「うっ」
羂索「……それとなんの関係が?」
天元「案内してやってくれ」
案に「断らせる気はないよ」とでも言うような笑みを浮かべ、天元は両手を手を組んだ。天元にはそんなつもりは毛頭ないのかもしれないが、その仕草と表情には圧がある。
羂索「……ちなみにその子、ちゃんとした人の子?宇宙から来てない?」
天元「君は何を言っているんだ?」
羂索が耳打ちすると、天元は眉を上げて明らかな困惑を表す。
羂索「この間実家が宇宙にある子と会ってね。その子もそうじゃない?」
天元「はあ……なんの話か知らないが、この子は断じて宇宙から来ただとか、そういうことはないよ」
天元に言いたいこと・聞きたいこと>>27くらいまで
- 26二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:46:36
理子ちゃんだったか!14歳…思ってたより大きなこの子だった
・自分達オッサン2人と年頃の少女が一緒に水族館とか大丈夫か?(マスコミやら炎上的な意味で)
・1日預かるとは具体的にいつまで? - 27二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:50:09
傷心の女の子を預けるんだから信頼はされてるだな羂索…
何聞こう…?唐突に子供を預かるならアレルギーの有無とか?
事故で両親亡くしてるなら何かトラウマとかフラッシュバックになりそうなものがあるか…とかかな? - 28二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 19:57:40
理子ちゃんは真っ当に人の子っぽいな…
そういや天元的に前の握力の家での出来事はどう解釈してんだろ…?夢かな? - 29二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:05:44
髙羽「その……俺たちオッサン二人と女の子が一緒に出歩くとか大丈夫スか……?」
羂索「下手するとパパ活か何かに間違われるんだけど」
天元「大丈夫だよ。君たちが炎上しても私は痛くないからね」
ブラックジョークと思いたかった。何が面白いのか天元はクスクスと口元を隠して笑っているが、当事者としては何も笑えることがない。
天元「冗談はさておき。まあ多分大丈夫だろう。多分ね」
冗談として流していい話ではないが。天元はもうとりあう気はないらしい。
羂索「1日預かるって、具体的にいつまで?」
天元「理子が満足するまでだね」
あまりにもざっくりとしすぎている。こいつ本当に他人に我が子を任せるつもりなのか。それも自分たちに。もし自分たちが赤の他人の立場であれば「ピンチャンはやめておけ」と言うぞ。 - 30二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:05:56
髙羽「えーっと……ちなみにアレルギーとかはあります……?」
天元「特にはないよ。好き嫌いもない」
羂索「両親亡くしてるなら、トラウマとかは?地雷とかある?」
天元「特には。事故も数年は前の話だ。わざわざその話題に触れにいかない限りは大丈夫だよ」
そこまで話したところで、天元は「さて」と脚を組み直す。
天元「色々と聞いてくれたんだ。もちろん引き受けてくれるだろう?」
どうする?>>32
1.断る
2.引き受ける
- 31二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:09:24
まぁ引き受けるっきゃないよね
社長命令だし - 32二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:11:09
理子ちゃんを完璧にエスコートして社長に恩売って豪華な飯奢って貰おうぜ!
2!! - 33二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:16:48
羂索「……じゃあまあ、引き受けるよ」
天元「そうか、ありがとう。君たちを頼って正解だった。職権も濫用せずに済んだしね」
羂索「今度高いご飯奢ってよ。あと引き受けた後に職権濫用を仄めかさないで」
天元「考えておくよ」
髙羽「多分忘れられるんだろうな……」
椅子を回し、天元は奥の扉の方を見る。
天元「おいで。二人が遊んでくれるそうだよ」
天元がそう言って手招きすると、少女はおずおずといった様子で歩を進める。人見知りしているのだろうか。
天元の近くに寄って、それから二人を見据えると、すぅっと息を吸った。
理子「……わ、妾は天内理子!」
髙羽「わらわ?」
羂索「天元」
天元「そういう子なんだ。多感な時期だからね」
羂索「ああ……」
中学生特有のその言動に、僅かばかり背筋がぞわりと粟立つのを感じる。身に覚えがあるタイプの痛々しさだ。観察者羞恥に包まれ、羂索は眉を顰める。
理子は何やら憐れまれていることに気付いたのか、一歩足を踏み出して頬を膨らませた。 - 34二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:17:11
理子「ば、バカにするでない!!」
羂索「わかるわかる。誰にでもそういう時期はあるよ」
理子「憐れむな!!」
こほん、と天元が分かりやすく咳払いを一つする。デスクの引き出しからチケットを取り出し、近くにいた羂索に差し出す。
天元「とりあえず、3人分のチケットは用意しておいたよ。私はまだここに残ってやることがあるから、いってらっしゃい」
羂索「最初から断らせる気無かったじゃん」
天元「用意が周到だと言ってくれ」
3人が外に出ようとすると、天元が後ろから声をかける。
天元「くれぐれも、その子から目を離さないようにね」 - 35二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:20:35
お、最後の言葉が意味深?いや、子供を預けるなら普通かな?分からん
- 36二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:21:38
羂索も中学辺りでやらかしたクチか…
- 37二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:22:28
事務所から出るなり、理子は太陽から目を隠すように手を出すだろう。
理子「眩し……いい天気じゃな……」
水族館までは徒歩で行ける距離だ。その間無言というのも気まずいので、3人は沈黙を埋めるように雑談をすることだろう。
理子に言いたいこと・話したいこと>>40くらいまで
- 38二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:25:17
理子ちゃんは天元と一緒に暮らしてるのか?
家での天元はどんな感じ? - 39二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:27:18
眩しそうだけど、もしかして目が光に弱かったりする?体調的に不調は無いかとか…
- 40二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:30:41
お笑いは好き?
- 41二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:32:20
どうして水族館行きたかったのか、友達とか誘わずに天元に頼んだのかとか
- 42二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:32:49
天元って家事出来んの?
- 43二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:36:00
安価過ぎちゃったけど、学校は楽しい?
- 44二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:40:08
髙羽「ちょっと眩しかった?」
理子「あ、や……最近あんまり外出てなかったから、ちょっとびっくりしただけじゃ」
羂索「日傘でも持ってくればよかったかな」
理子「そんなか弱くない!」
髙羽「そーいえば、なんで水族館?友達とか誘わなかったの?」
理子「テレビで見てからずっと行ってみたかったんじゃ!……友達は……その……」
だんだんと尻すぼみになっていく理子の声に、二人はどういう事情か察するだろう。
羂索「髙羽」
髙羽「あ、ご、ごめーん!!!」
理子「謝るな!!何も嬉しくないわい!」
羂索「……嫌だったら答えなくていいんだけど、学校はどう?」
理子「むぐ……その……あんまり、学校通えてなくて……」
羂索「そう。まあいいんじゃない?無理して行ってもつまんないだろうし」
髙羽は自分の相方がちゃんと言葉を選んで発言している事にほんの少し安心と驚きを感じるが、明らかに今口に出すタイミングではないのでそっと飲み込んだ。 - 45二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:41:47
理子ちゃん…もしかして事故からずっと引きこもってたんかな
- 46二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:46:21
ひょっとして今回の目的は理子ちゃんを元気づけること?
- 47二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:53:01
羂索「そうだ。天元と一緒に暮らしてるんでしょ?家での天元はどんな感じ?アイツ生活力無さそうだけど家事とかできてる?」
髙羽「失礼だなオマエ」
理子「お母さんは……良くも悪くも静かじゃ。最近は特に忙しいみたいで、あんまり話してない……あ、でも掃除とかは好きみたいじゃ。うちは綺麗だし」
羂索「料理とかは?」
理子「……」
羂索「そっか」
みなまで言わずとも、である。そもそも味の良し悪しがわかるような人間にも思えなかったので、羂索は深く追及しない事にした。
髙羽「あ、そうだ!お笑いとか好き?」
理子「好きじゃ!ピンチャンのラジオもよく聞いてるし」
羂索「え、リスナーだったの?早く言ってよ」
髙羽「……ラジオ?」
ラジオと聞いて、髙羽は嫌な予感を感じる。ピンチャンのラジオって、深夜帯にやってるあの番組か。
放送コードのギリギリを(主に羂索が)狙うようなあの番組か。セーフかアウトかなら間違いなくアウトに分類されるような、深夜帯だからこそ許されるようなあの番組か。 - 48二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:53:11
髙羽「あんなもん聞くな……!」
羂索「自虐ネタはウケないからやめな」
髙羽「その……お母さんにはラジオの話しないようにな……」
理子「?わかった」
羂索「今度ステッカーあげようか」
理子「それはいつかハガキ読まれた時に自分で手に入れる!」
髙羽「向上心の塊か?」
などと話している間に、水族館の近くまでやってきた。
《アイデア》(2d100)>>50
羂索(85以下で成功)
髙羽(65以下で成功)
- 49二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:53:15
- 50二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:55:10
- 51二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:55:15
お!ダイスだ!!
dice2d100=78 44 (122)
- 52二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:56:42
リスナー理子ちゃん可愛いね、多分羂索の言ってるギリギリ下ネタの半分も理解出来て無さそうな感じもする…やっぱり可愛い
- 53二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 20:59:16
ステッカーくれる羂索優しいな…もしかして嬉しかった?
- 54二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:02:13
ふと、二人の背筋に悪寒が走る。
誰かに見られている気がする。
理子「?おーい、どうしたんじゃ?」
理子は何も感じていないのか、後ろを振り返った二人の袖をくいくいと引き寄せる。
羂索「……や、なんでも」
気のせいと思ったか、それともまだ幼い子に心配させまいと思ったか。羂索は理子を自分の身体で覆い隠すよう後ろに立つ。
髙羽「これ、オマエのストーカーじゃないよな?」
羂索「そうだったらごめん」
髙羽「否定してくれよ」
ヒソヒソと耳打ちする二人の会話などつゆ知らず。理子は首を傾げながらもスタスタと歩いていく。
三人が訪れた水族館は、休日であれば家族連れやカップルが多く押し寄せる人気のある水族館だ。今日はたまたま平日であり、人が少ないためあまり並ばずに入場できる。
入口には大きな看板が掲げられ、海らしく青と白を基調にしたデザインが爽やかな印象を与える。昼過ぎの営業時間帯、三人は先ほどもらったチケットを提示し、中に入るだろう。 - 55二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:04:41
お、平和に見せ掛けていつもの案件か…?
- 56二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:06:09
理子「わぁ……!」
自動ドアをくぐると、まず目に飛び込んでくるのは熱帯魚の水槽だ。鮮やかな照明に照らされた色とりどりのサンゴ礁の中で、オレンジや黄色など、色とりどりの魚たちが元気に泳ぎ回っている。説明板には「カクレクマノミ」や「ナンヨウハギ」と丁寧に名前が書かれ、横には簡単な生態の解説もある。それから、ほんのりと潮の香りが漂ってきた。
穏やかなBGMが流れ、静かな館内にリラックスした雰囲気を作り出している。
理子「綺麗……」
羂索「天元と来たことないの?」
理子「お母さんはいつも忙しいから……テレビで見たことはあるけど、直接見るとすごい……」
この時点で、理子は二人には目もくれず、明るい光に照らされた水槽に目を奪われ、感嘆の声を上げている。暗くされた館内の照明と相まって、鮮やかな水槽は宝石箱のように見えることだろう。水の揺らめきが天井に反射し、波紋のような光を生み出している。
理子「海の中みたいじゃ……!」
少し進んだ一本道の通路は、壁も天井もトンネル状のガラスで囲まれていた。木漏れ日のように揺れる青い光が差し込む中は、まるで自分が海の中にいるようだと錯覚する。
時折真上をジンベエザメが横切り、辺りを暗くする。その度に理子は律儀にも驚いた声を上げ、遅れてその姿を目で追った。
理子「大きい……」
髙羽「この距離で見ると流石に迫力あるなあ」 - 57二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:06:22
羂索「あ、あそこマンタいる」
理子「エイじゃないのか?」
羂索「エイはお腹らへんに顔がついてるの。でもアイツは頭の先端に顔があるからマンタ」
理子「へ〜」
髙羽「詳しいなオマエ」
羂索「さかなクンさんの枠狙ってるから」
髙羽「流石に無謀だろ」
dice1d100=40 (40)
- 58二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:06:24
羂ちゃんストーカー持ちかよ!?
顔ファンか厄介ファンか… - 59二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:11:13
さらに進むと、深海ゾーンにたどり着く。こちらは照明が更に落ち着いたトーンになり、ひんやりとした空気が心地よい。
壁際にはダイオウイカやミツクリザメの標本が展示され、その横ではヒトデがガラスに張り付いていたり、カニがゆったりと脚を動かしたりしている。
神秘的な雰囲気を持つ水槽の中には、クラゲがふわりふわりと浮遊し、グロテスクな姿のチョウチンアンコウや、長い触手を持つ謎の生き物がゆっくりと動いている。
理子「……お母さんみたい」
理子はぼんやりと水槽を眺めながら、顔を近づける。
羂索「……天元に?」
髙羽「似てる?か……?」
理子「ああ……深海は、人間の身では決して立ち入れない……まるで異世界だ」
髙羽「深海好きなんだな」
理子「綺麗だと、思う」
そう呟いた理子の横顔が、一瞬だけ影を落としたように見えた。 - 60二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:12:58
理子ちゃん…?今ちょっとキャラ変わった…?
嫌な想像しちゃうなあ…天元様も理子ちゃんも神話生物なってたりしないよね…? - 61二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:15:09
天元に神秘的なイメージをもってるんかな?近寄り難くて家族になったのに距離感を掴めてない感じ…?
- 62二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:15:39
更に進むと、いわゆるタッチプールがある。
ふれあい水槽と書かれている水槽には、ナマコやウニといった生き物の写真と軽い説明が貼ってあった。
水槽の上部分は取り払われており、手を入れて触れるようになっている。
羂索「触ってみる?」
理子「え、さ、触っていいのか!?」
髙羽「ここにいるやつは触っていいらしいぞ」
理子は羂索と髙羽の顔を交互に見て、それから水槽の中のナマコを見る。何度か息を整えて、手を伸ばした。
水槽の中のナマコは、黒っぽかったり青っぽかったりする棘皮動物だ。
理子は恐る恐る指を差し出すと、人差し指の先でつんとナマコを突いた。
理子「……ぶにゅっとしておる!!」
髙羽「ナマコだもんな」
dice1d100=98 (98)
- 63二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:16:30
待って待って!さっきから何のダイス!!!?怖いよ!!!
- 64二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:17:32
羂索!ちゃんと周囲と理子ちゃんに気を付けてな!!
- 65二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:19:17
さっき何かファンブルなってなかった?何がファンぶったの??
- 66二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:20:11
理子「ぶにゅぶにゅ……なんかちょっと気持ちいいかもしれん……!」
理子が無遠慮に突きまくったからだろうか、ナマコは身体にある穴からビュッと白い糸に近いネバっとしたものを吐き出す。
理子「うぎゃ!キモ!キモなのじゃ!!」
羂索「あーあ。突きすぎたから内臓吐いちゃった。ストレスでこうなるんだよ」
理子「え?そ、そうなの?……ごめん……」
羂索「ちなみにその内蔵、皮膚とか溶かすよ」
理子「え!?」
羂索「ちゃんと指6本ある?数えてみな」
理子「1、2、3、4、5……5本しかない!!」
髙羽「やめろやめろカスの嘘で脅かすな」
羂索「大丈夫大丈夫。多分無害だよ」
髙羽「多分て」
理子「よ……よかった……ごめんなナマコ……」
理子は反省したらしく、ナマコに構うのをやめた。 - 67二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:22:12
羂索こいつ平然と…ww
ナマコはすぐ再生するから大丈夫だよ理子ちゃん - 68二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:23:42
急に「6本ある?」とか聞かれたらうっかり信じちまいそうなのは分かるw
- 69二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:24:37
それから、隣にいるウニを見る。
理子「……ウニは、吐いたりしない?」
羂索「しないしない。これはマジ」
理子「じゃあ……触るぞ……!」
ウニ。真っ黒い棘を持つ棘皮動物だ。
近くのパネルにはそっと優しく触るようにとの旨が書いてあった。
髙羽「ウニって触っても大丈夫なのか?」
羂索「まあここにいるってことは大丈夫なんじゃない?」
dice1d100=78 (78)
- 70二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:29:22
理子はウニに手を伸ばすと、その小さな手のひらでウニを掴んだ。
髙羽「え」
「触る」や「撫でる」というよりも「掴む」だ。普通であれば手にその鋭い棘がめり込むだろうに、理子は一切の躊躇を見せず、その棘の塊を掴んで手のひらの上に乗せる。
理子「こうやって見ると、ちょっと可愛いのじゃ!」
無邪気に微笑む少女の無垢な笑顔と先程の行動とのギャップにSANチェック(0/1)>>72
羂索(75以下で成功)
髙羽(61以下で成功)
- 71二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:33:08
リコちゃ?
dice2d100=17 66 (83)
- 72二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:35:18
- 73二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:37:08
理子ちゃんの様子が!?
- 74二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:41:40
羂索「ちょ……ええ?今、掴んだ?」
髙羽「手!手大丈夫か!?」
理子「?大丈夫じゃ」
ウニを下ろして両手を見せる理子の手のひらは、傷ひとつなく真っ白だった。先ほどの行動が幻覚か何かだったかのように、理子はケロッとしている。
理子「さ!次に行こう!」
未だ困惑の残る二人は、楽しげに歩を進める理子の後を追うことになるだろう。
dice1d100=78 (78)
- 75二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:43:50
- 76二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:44:55
シークレットダイスが不穏だな…ドキドキ
dice1d100=2 (2)
dice1d100=90 (90)
- 77二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:45:07
- 78二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:46:18
ごめーーーん!!
- 79二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:47:23
まあ40は厳しいからしゃーない
- 80二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:49:37
ナマコに謝ったり泳ぐ魚たちを綺麗と思う心は残ってるからまだ大丈夫…だと思いたい
これまじで目を離しちゃダメなヤツだな - 81二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:51:05
天元は理子ちゃんの状況どこまで把握してる?実は何も知らない?
- 82二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:53:27
残念!両者失敗だね
最後の売店エリアでは、魚やイルカの形をしたぬいぐるみやキーホルダーがずらりと並び、早く買い手がつかないかと来客を待ち望んでいる。ガラスケースには水族館オリジナルのクッキーやキャンディが並び、可愛らしい手描きのポップと共に整列していた。
羂索「何か買ってく?」
理子「え!えーっと……しばらく考えさせてくれ!」
そう言うと、理子はぬいぐるみの棚をぼんやりと眺め始める。時折気に入ったものがあったのか、ぬいぐるみのヒレや顔を揉んだりして感触を確かめている。
髙羽「……なあ、さっきの」
羂索「天元の子ならそういうこともあるでしょ。アイツも変に丈夫だし」
髙羽「仮にそうだったとして、それは血が繋がってねえと通らないだろ」
しばらくして、理子は大きめのジンベエザメのぬいぐるみを抱えて戻ってくる。もちもちとした綿が入っている、売れ筋のぬいぐるみらしい。
理子「この子!連れて帰りたい!」
羂索「いいね。いくら?髙羽がお金出してくれるって」
髙羽「俺かよ!いいけども」
ぬいぐるみを購入すると、理子は嬉しそうに頬を緩ませてぬいぐるみに抱きついた。その様は普通の純真無垢な少女にしか見えないだろう。 - 83二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:55:49
かわいいね…このまま平和に……無理か
- 84二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:56:02
さっきの聞き耳、重要なやつじゃなかったら良いなぁ…ピンチャンは元より理子ちゃんも元気いっぱいにして帰してあげたい…
- 85二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 21:58:03
聞き耳、失敗するとめちゃくちゃ気になるな…なんだったんだろ
- 86二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:02:19
理子「なあ、まだ付き合って欲しいところがあるんだが」
理子が二人の服の袖をくいくいと引く。満足するまでって、こういうことか。今更ながら、二人は理解するだろう。
羂索「いいけど……どこ行きたいの?」
理子「近くのショッピングモールに行きたい。買い物したい」
社長命令の手前、それときらきらと久しぶりの外に目を輝かせる少女にNOとは言えなかったのか、二人は二つ返事で承諾するだろう。
羂索「いいよ、行こうか」
髙羽「こうなったらとことん付き合うぜ!」
理子「……よし!そうと決まれば善は急げじゃ!」
理子は両手にぬいぐるみを抱え、鼻歌を歌いながらスキップでもしそうなほど軽い足取りで二人の前を行く。
歩くペースが早い。少しのヒールもない靴の割には、まるで地面の影響を受けていないかのようにスイスイ進んでいく。
子供というのは時に驚異的な速さを発揮するのかもしれない。と、この間の五歳児を思い出す。
髙羽「なあ、なんか早くねえ?」
羂索「ちょっと前もこんなことあった気がするんだけど!」
そして理子は建物の正面にある、2メートルはあろうかというほど大きな階段を、跳んだ。 - 87二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:03:36
あぁ!!はしゃぎ過ぎて人の枠を超えてしまった…!!
- 88二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:04:58
羂索「……は!?」
髙羽「危なッ……!」
その瞬間、2人は手を伸ばしたかもしれないし、何もできなかったかもしれない。目の前で大きくジャンプする少女の背中が遠い。届かない、と瞬時にわかるだろう。
間に合わない。
一瞬、衝撃に耐えるためか2人は目を瞑る。が、あたりを漂う空気が何も変わらない。恐る恐る目を開くと、理子が階段を降りたところで手を振っている。
理子「遅いぞ!何をしとるんじゃ!」
不機嫌そうな態度の理子は、足を痛めたそぶりすらなく二人を見上げている。
階段は二十段以上はある、かなり高低差のあるものだ。一飛びで降りたのなら、ヒールのない靴では足に全ての衝撃がいくだろう。
にも関わらず、理子は何もなかったかのように二人に手を振っている。
人間離れした少女の動きにSANチェック(0/1d2)>>90
羂索(75以下で成功)
髙羽(61以下で成功)
- 89二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:06:26
アスレチックでの脹相みたいだな…神話生物の類いに目を付けられてる?それともガチもんの人外?
dice1d100=72 (72)
dice1d100=71 (71)
- 90二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:08:32
- 91二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:09:06
ざこ髙羽…
dice1d2=2 (2)
- 92二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:09:46
髙羽ーーー!!!折角前回回復したSAN値が…!!
- 93二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:11:09
シークレットダイス怖いぃ…!!
- 94二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:13:06
目を離すな!!走って理子ちゃんに追い付けピンチャン!!
- 95二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:13:08
髙羽のSAN値 61→59
髙羽「だ、だい、大丈夫か今の!?結構高低差あるけど!?」
理子「?平気じゃ平気!」
それが当たり前であるかのように、理子は平然としている。2人が階段を降りるのを退屈そうに待って、ジンベエザメのヒレを揉んだりしている。
理子「ほら、さっさと行くぞ!」
またも鼻歌を歌いながら、軽やかな足取りでショッピングモールへと歩いていく。
どうする?>>96
1.雑談する
2.鼻歌をよく聞く(聞き耳再チャレンジ)
- 96二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:13:49
気になるから2
- 97二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:14:09
2!!
- 98二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:15:01
再チャレンジという事はやはり重要なのじゃ…!!
- 99二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:15:03
- 100二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:15:32
- 101二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:16:50
惜しい!!!!
- 102二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:16:52
あ"ぁ"~!!!
これダメだと詰む系!?幸運とかやっぱりダメですか…!!? - 103二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:17:45
やっぱり50以下はムズいねぇ
- 104二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:18:35
惜しい!残念!
特に拾わなくても詰んだりする情報ではないとは教えておくよ
特に会話を交わすことはなく、3人は近場のショッピングモールに到着するだろう。
《アイデア》(2d100)>>106
羂索(85以下で成功)
髙羽(65以下で成功)
- 105二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:19:13
詰みではないのか、気にはなるけどとりあえず安心
dice1d100=95 (95)
dice1d100=15 (15)
- 106二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:19:39
- 107二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:20:20
詰み要素じゃなくて安心…
dice1d100=2 (2)
dice1d100=49 (49)
- 108二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:21:48
ひとでなしってもしかしてガチで『人では無い』的な…!?
- 109二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:24:42
やはり誰かに見られている気がする。水族館に入る時と同じような気配だ。
羂索「……やっぱ誰かいるな……」
理子「何かあったか?」
髙羽「や、なんでもないなんでもない!」
久しぶりに外に出たであろう少女に余計な心配をさせるべきではない。髙羽はとりあえずさっさと店内に入るように促した。
モールの入り口は大きなガラス張りになっており、春の日差しが差し込んで床に柔らかな光を落としている。館内は平日ということもあり、人の流れは穏やかだった。ベビーカーを押す母親、ショーウィンドウを覗き込む学生、カフェで談笑するカップル。休日ほどの混雑はないが、適度な賑わいが場の活気を保っている。 - 110二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:27:08
入り口のそばにはアイス屋さんがあり、色とりどりのアイスがショーケースに並べられている。
理子「……」
じぃっ、と理子が真っ直ぐにアイスを眺めている。キラキラと目を輝かせ、ポカンと口を開けている。
羂索「……食べたいの?」
理子「た、食べたい!」
羂索「何食べたい?髙羽が奢ってくれるって」
髙羽「また俺ぇ!?……まあいいけど……」
理子「全部食べたい!」
髙羽「お腹壊すだろ!!3つくらいにしときなさい」
理子「え、ええっと……じゃあ、じゃあ……」
理子は目を輝かせ、店先のパネルと睨めっこし始める。眉を顰めながら何にしようか考えている様は、普通の子供そのものである。
羂索「あ、私にも奢ってよ」
髙羽「オマエは自分で払えよ!!」 - 111二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:28:29
なんかこの理子ちゃん本当に食べようとしたら全部食べれそうだな…
- 112二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:28:44
子供にやさしい髙羽いいね
羂索はよぉ… - 113二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:30:17
羂索「あ、ついでにワッフルコーンにしてね」
髙羽「奢る前提で話進めんなよ。贅沢しやがって」
理子「ワッフルコーン?」
羂索「コーンがサクサクパリパリで美味しいやつ」
理子「!!妾もそれにするのじゃ!」
羂索「だってよ髙羽」
髙羽「まるで遠慮がねえな……」
理子「えっと……じゃあ、ホッピングシャワーと、ベリーベリーストロベリーと、あとチョコレートミント!」
羂索「じゃあ私はラブポーションサーティワンとキャラメルリボンとチョコレートチップにしようかな」
髙羽「オマエも三つ食うのかよ……」
羂索「髙羽も食べる?」
髙羽「食うけども」 - 114二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:31:22
トリプル許してくれるの優しい…ちゃっかり便乗羂索w
- 115二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:32:05
羂索のチョイスが好み被っててちょっと嬉しい
- 116二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:32:46
羂索かなり甘いので攻めるな…
- 117二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:33:46
羂索の女子力高めチョイス
- 118二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:38:35
髙羽「オマエ来るたびに違うの食ってない?」
羂索「やっぱりサーティワンはその種類の多さが魅力だからね。1日一つずつ食べても一ヶ月毎日違うフレーバーを味わえるのは他ではできない」
髙羽「おう。だったら一個だけにしろや」
羂索「?」
髙羽「首を傾げるな」
理子「……おいしい……!」
理子はスプーンで一口分掬って口に運ぶたび、顔をぱあと明るくしておいしいおいしいと繰り返している。
羂索「サーティワン初めて?」
理子「初めて……ではない……けど、久しぶりかも……」
髙羽「ゆっくり食べな……」
羂索「ゆっくり食べると溶けるけどね」
髙羽「水を差すな」 - 119二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:39:36
微笑ましい…平和だ…(謎の視線から目を逸らしながら)
髙羽は何味を選んだのかな? - 120二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:43:17
理子ちゃん、どれくらい振りに外に出たんだろう?外でのはしゃぎ具合い的にかなり長期間引き込もってそうだけどその割りに外を怖がってる風にも見えないな…
- 121二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:46:28
天元と時間が合わずにすれ違ってる間に寂しさでノリと若さと勢いで黒魔術的な召還の真似事をしちゃった的な?
- 122二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:47:01
抹茶とか普通のバニラとか頼みがちだよ
知らない味に手を出して失敗するのが嫌だから決まったやつ+時々期間限定の何かしか食べないよ つまんないよね
理子「……ひとつ、まだ付き合って欲しいところがある」
理子は何やら思い詰めたような表情で、食べ終わったコーンの包み紙を握りしめたまま二人に言う。
髙羽「おお、どした?」
理子「……お母さんに、お土産買いたい」
羂索「お土産?天元に?」
理子「普段、あんまり外に出ないから……こんなとこ行ったって、伝えたくて……」
髙羽「そっか。何買いたい?食べ物とか?」
理子「お母さん、あんまり食べるの好きじゃないから……」
羂索「あー、だよね。アイツ霞食って生きてるとこあるし」
髙羽「オマエは社長をなんだと思ってんの?」
- 123二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:47:16
羂索「じゃあほら、あの雑貨屋でも行こうか。何かしら良いもの見つかるでしょ」
理子「!うん!!」
近くにあった雑貨店の入り口をくぐった瞬間、理子の瞳が輝いた。ダークウッドで統一された店内には可愛らしいアクセサリーやおしゃれな文房具、香りのいいハンドクリームなどが整然と並んでいる。そのどれもが、選ぶ人の心を躍らせるようなものばかりだった。
理子は鼻歌を歌いながら、店内をぐるりと見渡した。その小さな手は落ち着きなく動き、目を引くものを見つけては次々と手に取っていく。
理子「どれがいいかなぁ……」
《目星》(2d100)>>125
羂索(80以下で成功)
髙羽(80以下で成功)
- 124二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:50:36
高羽が無難なチョイスしちゃってツマンネされるの解釈一致
dice1d100=97 (97)
dice1d100=28 (28)
- 125二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:50:40
- 126二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:51:13
危ねぇ羂索が暴走事故起こすとこだった
- 127二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:51:57
数値的にピンチャン揃ってなかなか良さげなの見つけてそう
- 128二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:53:04
- 129二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 22:53:53
- 130二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:00:18
肌に優しいらしい化粧品やら、バニラの香りがするハンドクリームやら。小綺麗な商品が規則正しく陳列されている。
その中でも3人の目に留まったのは、美しい和柄の刺繍が施されたハンカチのコーナーだった。桜や梅、菊など、日本の四季を彩る花々が繊細に縫い込まれている。
髙羽「なんか良い感じのハンカチだ」
羂索「いいんじゃない?実用的で」
理子「……あ、これ!」
理子はその中から迷わず一枚のハンカチを手に取る。淡い紫色の生地に、金糸で菊の花が繊細に刺繍されている。
理子「お母さん、菊好きだから……これにする!」
羂索「ふーん……いいじゃん。いくら?」
理子「えっと……あ、ダメダメ!自分で買うの!」
ハンカチを手にレジへ駆ける理子を見て、二人は子供らしいその振る舞いに微笑ましさを覚えるだろう。
理子は大事そうにプレゼント用の包装を抱えながら、レジから戻ってくる。
理子「お母さん、喜んでくれるかな……?」
羂索「娘が選んだものでしょ。喜ぶよ」
理子「……うん!」
髙羽「オマエ、一年に一回くらいは良いこと言うよな……」
羂索「君は一言一言私を怒らせないと気が済まないのかな」 - 131二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:07:59
買い物を終えて外に出ると、既に夕陽が沈む頃だった。理子は先ほどまでとは打って変わって重い足取りで、二人の少し後ろをトボトボと歩いては、時折空を見上げている。
髙羽「どした?お腹痛い?」
理子「違うわ!……その……お母さん以外と外に出たの、本当に久しぶりだから……お母さんとも全然、出かけないけど……だから……もう終わっちゃうのか、って……」
理子はスカートを握りしめ、下唇を噛む。もごもごと口の中で何かを咀嚼して、それから顔を上げる。
理子「……そ、そうだ!2人とも、うちに来ないか!?」
髙羽「え」
羂索「家?」
理子「お母さん、いつも帰るの遅いから!お母さんが帰ってくるまで、まだ一緒にいてほしい……」
どうする?>>133
1.家に行く
2.断る
- 132二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:20:38
1
お家案内してくれるんですかーーー!? - 133二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:32:44
もちろん1!
- 134二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:37:38
羂索「……まあまだ満足してないみたいだし。上がらせてもらおうか」
理子「ほ、ほんとか!?」
先ほどまでのしょんぼりとした顔が一変して、表情がパッと明るくなる。
理子「こっちじゃ!案内するからついて来い!」
理子は2人の手を引きながら、家へと案内する。
髙羽「……ちなみに、オマエは社長の家上がったことあんの?」
羂索「なんだかんだ一回もないね。場所も知らない」
理子は楽しげに鼻歌を歌っている。
《聞き耳1/2》(2d100)>>136
羂索(40以下で成功)
髙羽(40以下で成功)
多分これが最後のチャレンジかも
- 135二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:41:53
なんとかなれー!!!
dice1d100=92 (92)
dice1d100=59 (59)
- 136二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:42:57
- 137二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:43:25
!?!?
- 138二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:45:20
2人とも40ピッタリで成功とか仲良いな
その歌声は、よく聞けば鼻歌ではない。
理子の薄い桃色の唇から発せられる旋律は、時折「テケリ・リ、テケリ・リ」といった、どこか口笛にも近しい音が混じっている。
その“音”自体には何もない。何もない、はずなのに。
どこか身の毛がよだつ。背中にヒヤリとしたものが押し付けられたような、不気味な嫌悪感が身体を支配する。
SANチェック(0/1)>>140
羂索(75以下で成功)
髙羽(59以下で成功)
- 139二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:47:16
>テケリ・リ
あっ…(察し)
dice1d100=66 (66)
dice1d100=54 (54)
- 140二次元好きの匿名さん25/03/21(金) 23:57:55
- 141二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 00:03:30
少しぞわりとしたものの、それだけだ。2人にとってはこれくらいの不可解な現象は慣れっこだろう。
少し歩いて辿り着いたのは、マンションとしてはそこまで大きくない8階建ての建物だ。近隣の建物の日照権に配慮してか、階層が上がるにつれ建物自体が階段のように段々になっている。
理子はポケットから鍵を取り出すと、入り口のセンサーにかざしてオートロックの自動ドアを開ける。防犯面がしっかりしているマンションであることが窺える。
エレベーターを呼び、6のボタンを押す。理子について行くと、突き当たりの部屋にたどり着いた。
理子「ただいまー」
暗い室内に呼びかけても、当然返事はない。理子は丁寧に靴を揃えてから、家に上がる。育ちの良さが垣間見えた。2人もそれに倣うように靴を揃えたかもしれない。
理子はリビングの電気をつけ、とりあえずといった具合に食卓に買ったぬいぐるみとハンカチを置いた。
理子「あ、ソファ座ってて!飲み物用意するから!」
促されるまま、2人は黒い革張りのL字型ソファに座るだろう。少し硬めのソファにはクッションがいくつか置いてあり、僅かにへたれていることから生活感を感じる。
部屋は理子が先ほど言っていたように綺麗に整えられており、食卓の真ん中には花瓶に活けられた菊の花がある。
2人が座るソファの正面、天板がガラスで作られたローテーブルを挟んだ向かいには、大きなテレビがある。
羂索「割と良い家住んでるな……」
キッチンで何やらゴソゴソと作業をしている理子が、ふと顔を出す。
理子「……飲み物何もなかったから、下の自販機で買ってくるのじゃ!」
どうする?>>143
1.2人でついていく
2.どちらかがついていく(どちらがついて行くか指定)
3.ついていかない
今日はここまで 昼過ぎに再開する予定なので落ちそうだったら保守お願いします
- 142二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 00:07:08
明日も楽しみにしてます!
1 - 143二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 00:10:46