- 1二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:51:59
- 2二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:52:19
①リュウセイ王
☀ ☁
☁
☁
☁
🐪🌴🪷⛲️🕌⛲️🪷🌴🐪
∵∵∵∵∵∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵∵
むかーしむかし
とある大きな島に、シドージャ国という小国がございました
リュウセイ・シドージャは、シドージャ国の若く勇ましく美丈夫な王でした
能力さえあれば出身、性別、信条問わず重役に登用し、戦となれば自らすすんで最前線で活躍して必ず戦果を挙げて帰郷しました
民はそんなリュウセイ王を崇め愛していました
ところが、リュウセイ王に近しい者たちは皆リュウセイ王をひたすら恐れていました
気まぐれで気性の荒いリュウセイ王と接する気苦労が耐えなかったのと……彼の"夜の姿"を知っていたためです - 3二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:52:48
🪞
👳🏽♀️🌿 👑 👳🏽♀️🌿
🌺🏺🕯️リュウセイ🕯️🏺🌺
🍯🍖🫓🧆🍇
👩🏽🦱🪕🎶🧝🏻♀️🪘🎶🧛♀️🪈🎶
👤👤👤👤👤🦾👶👤👤👤👤
👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤
(大広間の玉座でくつろぐリュウセイ王)
(音楽隊の女たち)
(謁見のため集まったアニら商人たち) - 4二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:53:13
👏リュウセイ「ヒューーー!今日もいい演奏だったぜーーー!」
👩🏽🦱🧝🏻♀️🧛♀️「「ありがとうございまーす♡」」
ススス… ススス…
((👩🏽🦱リュウセイ🧝🏻♀️🧛♀️))
👩🏽🦱「あのお♡次の戦は当分先だとおっしゃってましたよね♡」
リュウセイ「今どこの国も平和だからねー…多分俺らが生きてる間は戦もうないっしょ?だから王位をロ…」
🧝🏻♀️「今夜私たちと夜の戦しません?♡」
🧛♀️「作っちゃいましょうよワンナイトハーレム♡」
リュウセイ「んあー…また今度ね笑」 - 5二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:53:33
スッ…🦾👶「あのお♡そろそろ商談を…」
リュウセイ「お前宝石商のアニなんとかじゃーん、言わなかったっけ?」
(女たちを全員抱き寄せる)
🫲👩🏽🦱💕リュウセイ🧝🏻♀️🧛♀️💕🫱
リュウセイ「宝石なら間に合ってるって…綺麗な宝石から勝手に寄ってくるからさ♪」
👩🏽🦱💕🧝🏻♀️💕🧛♀️💕「「リュウセイ様ったらーーー!!♡」」 - 6二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:53:50
🦾👶📜💦「しっ、しかし!お話だけでも…こちらの宝石はひっじょーに貴重な色の…」
リュウセイ「そういえば俺さー、お前に発言すんの許可してなかったよね」
ギリギリギリ…
🤛リュウセイ←髪の毛掴んで浮かしてる
👶💦
🦾👶💦「ぎゃあああああ!!」
ポイッ
🦾👶➰️🫲リュウセイ
🫵リュウセイ「なんかお前ムカつくから王宮追放ね」
ピューーーーー
🦾👶====3「ひいいいいいいいい(王宮から出ていった)」 - 7二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:54:04
リュウセイ「あー気分悪くなった、あーつまんね、あーだりー…おい、クチベタ大臣」
スッ…クチベタ大臣「はい」
🫵リュウセイ「暇だからなんか面白い話して」
クチベタ大臣💦「私は雑談が苦手ですので面白い話は…」
👋リュウセイ「あっそ、んじゃお前クビねー」
クチベタ大臣💦「そんな…!」 - 8二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:54:19
👤💢👤💢👤💢👤💢👤💢
「「クビはやりすぎです!横暴です!(抗議する王宮のお偉いさんたち)」」
リュウセイ「じゃあ乱闘だ♪俺にタイマンで勝てたヤツはクビにしないでやるぜ!!」
ワーワー!ワーワー!
👤👤👤👤👤👤👤👤
👤👤👤👤👤👤👤👤
🎶リュウセイ===🤜👤💦
👤👤👤👤👤👤👤👤
👤👤👤👤👤👤👤👤 - 9二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:54:33
🛋️🚪←イトシ大臣の書斎
イトシ大臣「50人だ…今日だけで50人も辞めたぞ…!(机で頭抱えてる)」
🛋️🚪<コンコン
👳🏿♀️「失礼いたします!」
イトシ大臣「君は新入りの雑用係じゃないか、何の用だい?」
👳🏿♀️「ごめんなさい、私はもう王の気まぐれに耐えられません…お願いいたします、長いお暇を貰えないでしょうか…」
イトシ大臣「…好きにしなさい」
👳🏿♀️「ありがとうございます!ありがとうございます!」
🛋️🚪<バタン
イトシ大臣「ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」 - 10二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:54:49
スッ…リュウセイΣイトシ大臣
イトシ大臣「王よいつの間に!!!」
リュウセイ「どしたんイトシ大臣そんな暗い顔して〜」
イトシ大臣💦「どうしたもこうしたもありませんよ!あなたの気まぐれのお陰で今日も退職者が続出です!少しは気まぐれな気質を抑えてください!」
リュウセイ「やーだね♡あっ、このあと親戚のロキとシャルルちゃんと遊ぶから昼の会談パスね♡」
イトシ大臣「………」
リュウセイ「…な、なんだよ」 - 11二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:55:04
イトシ大臣「そんな気まぐれを続けられていては、いつか王宮がもぬけの殻になってしまいますよ…」
リュウセイ「!!」
イトシ大臣「王だけで国は回りませぬ」
リュウセイ「しょうがねーじゃん毎日つまんねーんだもん…それにどんなにいい子ちゃんぶったって意味ねーじゃん、俺の"夜の姿"を見たらみんな俺を愛さなくなるんだからさー…」
Σイトシ大臣「!!」
✌リュウセイ「じゃ、そういうことだから♪」
🛋️🚪<バタン…←リュウセイが出ていった
イトシ大臣「王よ………」 - 12二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:55:20
☁
☁
☁
🛖🛖🛖🌴←大臣用の家
トボトボ…
Ⅲイトシ大臣Ⅲ←疲れ果てて帰宅
スッ…サエ「父さん(家の前に現れた)」
✨️イトシ大臣✨️「サエ!!」
ギュウウウウウ…
サエ💦イトシ大臣))←パパンにハグされてるサエ
イトシ大臣「会いたかったぞ!元気にしてたか?」
サエ「うん、俺も母さんもリンもみんな元気だ」
✨️イトシ大臣✨️「そうかそうかそれはなによりだ!」
イトシ大臣には、サエという美しい息子がおりました
学校では西洋の天文学者に憧れて熱心に天文学を学び、つい先日卒業したばかりでした - 13二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:55:35
イトシ大臣 サエ
🕯️🫓🥥🍖🌮 🥭🧉🕯️
(家で夕食をとってる)
サエ「リンが喋れるようになったよ…にいちゃ!にいちゃ!って俺に抱きついてくるんだ」
イトシ大臣「かわいいなあ〜!リンももう1歳だもんなあ…リンにも母さんにも会いたいなあ…はあ帰郷したい」
サエ「俺さ、リンがあまりにも可愛いもんだからねだられるたびに高い氷菓子を与えちまうんだ」
イトシ大臣「ハハハ、そりゃ大変だな笑」
サエ「ああ、おかげで小遣い全然貯金出来てねえ」
イトシ大臣「そういえばお前進路はどうした?前に話していた通り天文学を極めるために進学を選んだのか?」
サエ「…父さん、俺は今日そのことを話しに来たんだ」 - 14二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:55:58
サエ「単刀直入に言うよ、俺をリュウセイ王の使用人にさせてほしい」
Σイトシ大臣「!?」
イトシ大臣「それは…リュウセイ王がどんなお方か知ってて言ってるのか?」
サエ「いや、ただ"夢"を見たんだ」
イトシ大臣「!!」
実は、このサエという少年は不思議な能力を持っていました
おぼろげですが、やけに人々の暮らしが具体的に猫写された異世界の夢や家族や、人生のターニングポイントを暗示するような予知夢を見ることが多々あったのです - 15二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:56:14
サエ「最近巨人のように大きくなったリュウセイ王が王都に現れる夢を見たんだ…民はみんな怯えきっていた」
イトシ大臣「………!」
サエ「俺はこの夢を、リュウセイ王が横暴で独裁的な政治を行う王になってしまうことを暗示した夢だと解釈した」
イトシ大臣「まあ、リュウセイ王の気まぐれは悪化していらっしゃるが彼の場合は…モゴモゴ…」
サエ「そして、リュウセイ王の隣には俺がいた」
イトシ大臣「サエが…!?」
サエ「ああ…だからもし俺の解釈が合っていた場合、俺がリュウセイ王の独裁者化を防ぐことが出来るのかもしれない」
イトシ大臣「…なるほどな、それでリュウセイ王の使用人になりたいと」 - 16二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:56:31
モクモク…
イトシ大臣💭
・サエの予知夢は当たる
・"巨人のように大きくなったリュウセイ王"の正体や原因に心当たりがあるが、箝口令が敷かれているため口にすることは出来ない
・日頃のリュウセイ王の言動行動を見ていると、息子の言うリュウセイ王が独裁者になる可能性もゼロとは言い切れない
・王宮は様々な知識人や身分の人々が集まる場なので、社会勉強にはいい場かもしれない
そうやってあれこれ考え少し黙ったあと、イトシ大臣はサエに言いました
イトシ大臣「……わかったよ、お前を使用人にしていいか王宮にかけあってあげよう」
サエ「!」
☝️イトシ大臣「ただし!一つ父さんと約束をしなさい…」 - 17二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:56:45
サエ「なにを??」
☝️イトシ大臣「夜のリュウセイ王には決して近づかないと、約束をしてくれ」
サエ「なぜ?」
イトシ大臣「言えない…とにかくその約束が守れないのなら、お前を使用人にはさせない」
サエ「…わかった、約束するよ」
イトシ大臣「うむ、一緒にリュウセイ王を支えられるといいな」
サエ「ありがとう、父さん」
ギュウウウウウ…
イトシ大臣💦サエ))←パパンをハグした - 18二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:57:02
②龍
〜数日後〜
☀ ☁
☁
☁
☁
🐪🌴🪷⛲️🕌⛲️🪷🌴🐪
∵∵∵∵∵∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵∵ - 19二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:57:18
🪞
👳🏽♀️🌿 👑 👳🏽♀️🌿
🌺🏺🕯️リュウセイ🕯️🏺🌺
🍯🍖🫓🧆🍇
👩🏽🦱🪕🎶🧝🏻♀️🪘🎶🧛♀️🪈🎶
👤👤イトシ大臣サエ👤👤👤
👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤
(大広間の玉座でくつろぐリュウセイ王)
(水商売の美女たち)
(土下座してるイトシ大臣とサエ)
リュウセイ「イトシ大臣、横にいるのは誰ー?」
イトシ大臣「はっ、私の息子のサエでございます…言葉遣いにいささか問題がある若造ですが、雑用係には使えるかと……」
リュウセイ「ふーん…」 - 20二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:57:32
リュウセイ「おい、ツラあげろ」
サエ「はっ…(顔をあげる)」
リュウ🫴サエ←顎クイ
リュウセイ「んー…いい顔してるね、敬語使うの下手くそそうな顔してる笑」
サエ「あ?どういう顔だよ…ですか」
イトシ大臣💦「サ、サエ!」
リュウセイ「ギャハハ!マジで下手くそじゃん!笑」
サエ「そんなことねえ…です」 - 21二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:57:51
リュウセイ「新人ちゃん歳いくつー?」
サエ「16だ…です」
リュウセイ「えータメじゃん!タメでいいよ!」
サエ「俺は庶民…ですし、流石にそれは…」
リュウセイ「よーし採用!ヨロシクーゥ!」
イトシ大臣💦「ありがとうございます!
ほらサエも!(頭掴んで下げさせる)」
サエ「………」 - 22二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:58:14
リュウセイ「よーし新入りちゃんと挨拶も済ませたことだし、公務と行きますかー」
👤「王よ、公務の会議ですが先ほど一時間遅れると連絡が…」
リュウセイ「そうなん?じゃあ新入りちゃんなんか面白い話して時間潰してくんない?」
Σサエ「なっ…急に言われても…」
👋リュウセイ「あっそ、んじゃクビねー」
サエ「は…?」 - 23二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:58:30
☝️イトシ大臣💦「お、王よ一度猶予を…息子はまだ新入りでございます、次面白い話を出来なかったらその時クビにしてみてはいかがでしょう?」
リュウセイ「んーそれもそうね、んじゃ次俺が話振った時に面白い話出来なかったらクビね笑」
👩🏽🦱🧝🏻♀️🧛♀️「「リュウセイ様ぁ♡ラクダに乗って遊びましょーよ♡」」
リュウセイ王「そうねー暇つぶしにちょうどいいや」 - 24二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:58:45
ゾロゾロジロ…
リュウセイ🎶👩🏽🦱🪕🎶🧝🏻♀️🪘🎶🧛♀️🪈🎶
👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤
(大広間から退場していく)
ホッ…
サエ=3
サエ「助かったよ父さん…想像以上の気まぐれ野郎だな…」
イトシ大臣「次はないぞ…さあお前も持ち場へ行きなさい、奥にいる集団が雑用係だからお前も混ざるんだ」
サエ「ああ…」 - 25二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:59:00
👳🏼サエ
👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤
(雑用係のみんなに挨拶してるサエ)
👳🏼「…というわけで、新入りくんも来たことだし久々に王宮の掟を復唱しようか」
👤👤👤「「「どんなに仕事が滞っても、夕方までには自宅へ帰宅すること」」」
サエ「なぜ?…ですか?」
👳🏼「王宮で夜を過ごせるのは王だけだからだ」 - 26二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:59:15
サエ「危険じゃねえk…ないのですか?王を一人にするなんて…」
👳🏼「王宮の近くに護衛はついているし王自身も腕っぷしが立つお方だから無問題だ」
サエ「はあ…一体いつから夜は王宮ガラ空きにしていたんだ…ですか?…」
👳🏼「下っ端の君が知る必要はない」
サエ「はあ…(怪しい…怪しすぎるぞ…あの王サマ、夜な夜なナニしてんだ…?)」
👏🏼👳🏼「さあ雑用を始めよう!!」 - 27二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:59:28
サエ💦🫷👳🏼「君の仕事はまず下準備(台所へ連れて行かれた)」
サエ🔪💦🌶️🥔🫑🧄🌽
👤👤👤「「「「「1時間で全て切り終えること」」」
サエ💦🫷👳🏼「そしたら食器洗い(流し台へ連れて行かれた)」
🍴🥤🍽️🧽サエ💦
👤👤👤「「「2時間で全て洗い終えること」」」 - 28二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 02:59:47
サエ 👳🏼👤👤👤👤👤👤
🕯️🫓🥥🍖🍺🌮🌯 🥤🥭🍇🕯️
👳🏼「お昼はみんなで揃って食べるぞ」
モグモグ
🌮🍲サエ💦
👤👤👤「「「30分で食べ切ること」」」
☀
🦋
🌺🌺🌺🌺🌺
🧹サエ💦🫷🏼👳🏼「食後は外出て庭掃除(庭へ連れて行かれた)」
シャッシャッ
o。.((🧹サエ💦←掃いてる
👤👤👤「「「2時間で全て掃き終えること」」」 - 29二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:00:02
🧹サエ💦「掃き終わったぞ、次は何を…」
👳🏼「角が掃けてない!やり直し!」
🧹サエ「なっ…!またこの広大な王宮を掃くのか!?」
🧹サエ💦👈🏼👳🏼「口ではなく身体を動かす!!」
👈️👤👈️👤👈️👤「「「口ではなく身体を動かす!!」」」
Ⅲ🧹サエⅢ「はぁーあ…(うなだれる)」 - 30二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:00:18
🚪サエ👳🏼「最後は王の寝室の掃除だ」
👤👤👤「「「ここが終わったら今日のお仕事は終わりだよ」」」
サエ「っす…」
◤ ̄ ̄◥
⛅️
◣__◢←窓
🌺🪔🛏️🧆🌺←ベッド
フキフキ…
サエ
🫳 🪣←ぞうきんで床拭いてる
サエ「それにしても随分とデカくてド派手な部屋だな…」
サエ「ベッドなんて大人が5人は寝転がれるぞ…ハーレムでも作ってるのか…?」 - 31二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:00:34
〜お仕事終了〜
👳🏼
👤👤👤👤サエ👤👤👤👤👤👤👤
👳🏼「おつかれー、もうすぐ夜になっちゃうからみんな急いで帰ってねー」
👤👤👤「「はーい」」
サエ=3「ふう…なんとかついていけたな…さあ帰るか」
💡サエ「あっ」
サエ「やっべ、王サマの寝室にバケツ置いてきちまった…」
ピューーー−−−−−−−−−−
サエ==============3💦
(寝室へダッシュしてる)
新しい仕事を覚えることで頭がいっぱいいっぱいだったサエは、すっかり忘れていました
夜のリュウセイ王には決して近づいてはいけないことと、どんなに仕事が滞っても夕方までには自宅へ帰宅することを… - 32二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:00:52
🚪<コンコン
🚪サエ))「失礼しまー……」
Σサエ「!!??」
リュウセイ王の寝室のドアを開けたサエは、思わずカチコチに固まってしまいました
◤ ̄ ̄◥
🌒
◣__◢
🌺🪔🐉🧆🌺
Σサエ
なんと寝室にいたのは、リュウセイ王ではなく大きな龍だったのです
龍は大きなベッドの上でくつろぎながら、窓に浮かぶ月を眺めていました - 33二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:01:06
🐉「見たな!!!!!」
サエ💦「ううっ!!!」
龍はすぐにサエに気づきました
そしてサエの元へピュッと飛んで行くと、前足でサエをドンッと押し倒して、パカッと大きな口を開けて、これまた大きな牙をギラリといくつも見せつけて、こう叫びました
🐉「今見た光景を誰かに口外してみろ!!すぐに俺がお前のもとへ駆けつけてこの牙でその血肉をしっかり噛み砕いてから食いころしてやる!!」 - 34二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:01:21
サエ「その声…やっぱりアンタ王サマか」
🐉「みんなにバラす気だな!?生かしておけねえこの場で消しやる!!(サエに襲いかかる)」
ドカーンッ!!
Σ🐉((サエ←かわして背負い投げした
🐉💦「いてえええええええええ!!」
サエ「父さんが東洋の面白い技だぞーって教えてくれた背負い投げ…まさかこんなところで役立つとはな」
🐉💦「クソっ…今度こそ…!」
サエ「落ち着けバカ、いつ俺が今見た光景をバラすって言ったんだ」
🐉💦「あっ…」 - 35二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:01:36
🐉「…お前冷静だな、俺が怖くねえの?」
サエ「全く怖くねえよ、だって……」
🐉「ハッ!強がりやがって!身体震えてまちゅよー!」
🪞
スッ…サエ🫴Σ🐉←鏡を見せた
🫵サエ「だって、強がって震えて怖がってるのはお前の方じゃん」
🐉💦「あっ…」
サエ「怖いんだろ?その姿でみんなに接して、化け物扱いされちまうことが」
ショボーン…
Ⅲ🐉Ⅲ「………」 - 36二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:01:51
シクシク…
Ⅲ🐉Ⅲ
リュウセイ王はシクシク泣き始めてしまいました
サエ=3「はぁ…王サマとしても龍としても威厳もクソもねえな」
🐉💦「勝手に言ってろ、グスッ、信頼してたみんなが俺を化け物のような目で見てくる恐怖が、グスッ、テメエにわかってたまるかよ…」
サエ「お前さ、ぶっちゃけ人間の姿でも充分化け物扱い受けまくってると思うぞ…戦と喧嘩大好きな権力者とか化け物でしかねえから同情はしねえけど…」
🐉「それはいいよ、気にしない」
サエ「じゃあなんで龍の姿で受ける化け物扱いはそんなに嫌がるんだよ」
🐉「みんなが人間の俺に向ける気持ちは畏敬って感じがするんだけど、龍の俺に向ける気持ちは畏怖って感じがするから」
サエ「ふぅん…」 - 37二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:02:07
サエ「で、なぜそんな姿に?いつから?」
🐉「…ガキの頃東洋の巻物で見た龍にかっけー!ってすげー憧れてさー…それである日星空に向かって龍になれますようにー!って叫んでお願いしたら」
サエ「夜の間は龍に成るようになってしまった、と…」
🐉「うん…内密に祈祷師や魔術師にも頼ったんだけど全く改善しなくて…マジ詰んだって感じ」
サエ「ふむ…」 - 38二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:02:22
サエはとてもドライで合理的な少年でしたが、リュウセイ王の境遇には流石のサエも同情しました
そして民や国の未来は全く考えず、ただただ純粋に単純に、リュウセイ王を元気づけようとこう言いました
サエ「お前さ、朝俺に面白い話がないかって聞いてきたよな(ベッドに腰掛ける)」
🐉「……うん」
サエ「俺が話してやるよ…とびきり面白い話」
🐉「!」 - 39二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:02:45
サエ「アンタは俺が、やけに人々の暮らしが具体的に猫写された異世界の夢や、ちょっとした予知夢を見ることができるって言ったら信じるか?」
🐉「……俺がガキの頃雇われてた魔術師も同じこと言ってたな、そいつは夢に出続けた青薔薇を求めてウチを辞めて旅に出ていった」
🐉「当時は青薔薇探しなんてバカじゃねーの?薔薇は赤しかないに決まってじゃーん?って思ったぜ…でも大人になった今はそうは思わない」
🐉「薔薇は赤しか咲かないって確定的な証拠を出せない自分に気付いたからだ…人は王になっても全知全能にはなれない…要は人生死ぬまで勉強ってわからされたんだ、だからどんな夢物語でも俺は必ず耳を貸す」 - 40二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:03:25
🐉「ってことでアンタの話もにわかに信じがたいけど、聞いてあげないこともないいぜ」
サエ「…そうか、ではありがたくお気遣いを受け止めて、夢の世界の話をさせていただこう」
サエはそうリュウセイ王に告げると、ベッドからおりて床に腰をおろして静かに夢物語を語りはじめました
千夜一夜と続くことになる物語の、一夜目がはじまろうとしていました - 41二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:03:42
サエ「俺が見る夢の世界はさ、いつもおぼろげなんだけど…(ベッドに近寄って座る)」
🐉「うん(サエを見つめる)」
サエ「その世界ではみんな白黒の鉄球を蹴り飛ばすサッカーって遊びにハマっててさ、俺はその遊びがすげー得意なんだ」
🐉「えー!人が鉄球を蹴り飛ばせるかぁ?なにか別の玉なんじゃね?」
サエ「そうか…鉄球じゃないのかも…とにかく丸い玉を蹴って遊んでるんだ…こうやって…(リフティングもどきをして見せる)」
🐉「ふーん…そうやって玉を落とさなかったら勝ちなん?」
サエ「いや、多分箱に玉を入れたら勝ちなんだ…広場の両端にでっかい網の箱があって……机貸せ、紙とペンも…」 - 42二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:03:58
📝サエ🫱💬💬💬🐉))
✨️📝サエ✨️🐉🎶
サエはリュウセイ王にサッカーのルールを一通り説明しました
リュウセイ王は山から転がり落ちるように、どんどんどんどんサエの夢物語の虜になっていきました
🐉🎶「……面白い遊びだ!東洋に蹴鞠って遊びがあるんだけどさあ、ああいう玉を再現させて場所確保すればこの国でも再現出来るかもしれねえ!やるか!」
サエ「お気に召していただけたようで何よりだ」
🐉🎶「なあなあサッカーも気になるけど夢の世界の暮らしも気になるから教えてくれよ!テレビ?ってなんだ?ダガシヤ?ってなんだ?」 - 43二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:04:17
🐉👈️サエ
(シドウの口元に指を当てるサエ)
サエ「しーーっ…(自分の口元に指を当てる)」
🐉💦「っ……///」
色っぽいサエの仕草に、リュウセイ王は少しだけときめいてしまいました
サエ「もう真夜中だから、今日の話はここでおしまいだ」
🐉💦「えーーー!!いいじゃんあとちょっとだけ、ちょっとだけ!!」
サエ「バカ寝坊するだろ、続きは明日の夜な」 - 44二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:04:33
ショボーン…
Ⅲ🐉Ⅲ「わかった…」
サエ「じゃ、俺はこれで」
🐉「待ってサエちゃん!」
サエ💧「サエちゃん…急に距離が縮まったな…まあいいや、なんだ」
🐉「…俺が寝るまで添い寝してくんない?今なんかすっげーサエちゃんに傍にいて欲しい」
サエ「………」
ゴソゴソ…
サエ))←服を脱ぎはじめてる
サエ「性経験皆無だから性病の心配はないぞ、安心してくれ」
🐉「待ってなんで脱ごうとしてんの」
サエ「?…だってお前みたいな遊びまくってそうな王サマに添い寝しろって言われたらもうそういうことだろ」
🐉「あのさー俺が長時間自由な時間取れるのって夜だけなんよ、んでその夜にこんな姿になっちゃうんだからえっち出来るわけないじゃん」 - 45二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:04:53
サエ「確かに……悪かったな、汚え野郎の裸なんか見せちまって」
ゴソゴソ…
サエ))←服を着てる
ジー…
🐉「………(無言でサエをじっと見つめる)」
サエ💦「……なんだよ///」
🐉「…綺麗な肌だったぜ、なんかエッチだけどビンビンしない感じの綺麗な感じの綺麗だった」
サエ「……フッ、俺並みの語彙力だな」
サエは呆れたようにふんわりと微笑みながら、ベッドに上がりリュウセイ王に抱きつきました - 46二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:05:10
🐉「サエちゃんもっと笑ったらー?笑顔も綺麗だよ(サエに顔を近づける)」
サエ「そうやって獲物を口説いて喰っちまうのか?悪い男だな…(リュウセイの頬に手を当てる)」
🐉「だからチューまでしかしたことねえっ…てば………」
サエ🐉))💤←サエに抱きついたまま寝る
サエ「…夢を見ろリュウセイ王、幸せに満たされた良い夢を…(リュウセイを抱きしめて囁いてる)」
毎晩毎晩龍の己を嘆き泣いていたリュウセイ王にとって、久々に心地よく眠れた夜となりました - 47二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:05:28
この日以来、リュウセイ王はサエのみ王宮での寝泊まりを許すようになりました
王宮のみんなはサエがイトシ大臣のコネで特別扱いを受けていると避難しましたが、サエのドライだけど面倒見の良い性格を知るとすぐに受け入れました
◤ ̄ ̄◥
🌒
◣__◢
🌺🪔🐉🧆🌺
サエ🫱💬
⏳️
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🌓
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🏵️🪔🐉🧆🏵️
サエ🫱💬
⌛️
◤ ̄ ̄◥
🌕️
◣__◢
🪴🪔🐉🧆🪴
サエ🫱💬
こうしてサエは、昼は雑用係、夜は夢物語をリュウセイ王に語る日々を何百夜と繰り返すことになりました - 48二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:05:52
③りゅう座
こうしてあっという間に、千夜と一夜が過ぎ去りました
☀
🏟️
👳🏻♂️🎶 👳♂️🎶
リュウセイ🎶⚽️サエ🎶 🥅
👳🏿♂️🎶 👳🏽♂️🎶
その頃のリュウセイ王はサエの夢物語をもとにスタジアムを建てて、王宮のみんなとサッカーを楽しむようになっていました
サッカーは戦がなくなり鬱憤がたまっていたリュウセイ王にとって、新しい本能を爆発させる魅力に溢れたモノでした
サエもリュウセイ王同様サッカーの虜になり、いつしかリュウセイ王をサッカーの世界でも王にしたいと思うようになっていました - 49二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:06:13
☀
リュウ🥃🥃サエ 👳🏻♂️👳♂️🫕👳🏿♂️👳🏽♂️
(試合が終わって休憩してる)
リュウセイ🥃「ふーーー…今日もいい汗かいたぜ♪」
サエ「…//////」
リュウセイ「んー?サエちゃんお熱?顔赤いよ?」
サエ「い、いや…いいプレーだったな…お互い……き、今日のパスはぬるかった、次はもっと強いパスを出す」
リュウセイ「あれでぬりぃパスなの?エグいねー♪」 - 50二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:06:27
👳🏻♂️「王はサッカーを知ってからすっかり変わられたなー笑」
👳♂️「簡単に使用人をクビにしなくなったし、気まぐれや暴力沙汰を起こす頻度も激減したしな」
👳🏿♂️「サッカーで戦闘本能を発散できるようになって機嫌がいいのだろう」
👳🏽♂️「何よりよく笑うようになった…王が笑顔だと俺たちも嬉しい」 - 51二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:06:43
サエ「さて…今日はもう雑用仕事はないし、水浴びでもしてこよっかな」
リュウセイ「水浴び!?危なくない!?サエちゃんカワイイから…」
サエ「あ?お前も背負い投げできるような立派な若造を襲うバカがどこにいるってんだ」
👋リュウセイ「だ、だよねいってらー…」
リュウセイ「………」
リュウセイ「大丈夫…だよな?」 - 52二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:06:57
👩🏽🦱🧝🏻♀️🧛♀️「「「リュウセイ様〜!!」」」
リュウセイ「ん?スタジアムに来るなんて珍しいじゃんどしたん?」
👩🏽🦱「お別れを言いに来ましたの!私たちの音楽隊の隊長が拠点を移すことになったので…」
Σリュウセイ「そうなの!?なんだよーもっと早く言ってくれればお別れ会開いたのにー」
🧝🏻♀️「もーこれだから!言う機会なんてありませんでしたよ!貴方様はサエが来てからずっとサエにかかりっきりでしたから!」 - 53二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:07:13
リュウセイ💦「えーっ!そんなこと…」
🧛♀️「フフ…サエも目線はいつも貴方様を追っていますよ、あとは勇気を出すだけです」
Σリュウセイ「もしかして俺ってサエちゃんのこと好きって…コト!?」
👩🏽🦱「あとはご自分で考えなさいな」
👋🏿👩🏽🦱👋🏻🧝🏻♀️👋🧛♀️「「「それじゃあお元気で〜♪」」」
👋リュウセイ「ばいばーい…」 - 54二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:07:27
リュウセイ「………」
本当は、リュウセイ王はとっくに己の真意に気づいていました
ずっと見て見ぬふりをしていました
龍の姿になった自分を見ても恐れず接してくれたサエ
戦をしなくなり退屈になった自分に、サッカーという新しい戦場を与えてくれたサエ
そんなサエに好意を打ち明けて拒絶されてしまったら、もう一生立ち直れる気がしなかったからです
リュウセイ「やっぱサエちゃん心配だな…追うか…」 - 55二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:07:44
☁☀☁☁🦅☁☁
🌴🌴🌴サエ🧺🌴🌴
🌊🪷🌊🌊🪷🌊🌊🌊
サエが向かった先は、王都から少し離れた場所にあるイトシ大臣が所有する小さな池でした
ゴソゴソ…
🧺サエ))←服脱いで籠に入れてる
スッ…サエ←腰に布だけ巻いた
チャプン…
🌊サエ🌊←池に入った
スイスイ…
🌊サエ🌊「ふぅ…(池を少し泳いでる)」
サエはこの池で水浴びをしてリラックスするのが大好きでした - 56二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:08:00
トコトコ…
((🦾👶))
一方その頃、アニも偶然この池に迷い込んでいました
🦾👶「久々に来るなーこの国…チクショーあの触角クソ野郎が俺を嫌わなきゃ今頃この国でボロ儲け出来てたのに…」
数年前リュウセイ王に王宮を追放されてから拠点を他国に移して宝石商の仕事を続けていたものの、性格の悪さが災いしてうまくいかなかったのでこっそり帰郷してきたのです
🦾👶「あームラムラする…」 - 57二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:08:17
🚬👶「フー…カス店共が出禁にしやがって…」
アニはイライラしていました
何度も歓楽街でトラブルを起こして多くの店から出禁処分をくらい、欲の発散先をなくしていたのです
🚬👶「はぁ…どこかに美しくてドライだけど惚れた男には一途にデレてくれそうでパッと見かっこいいけどよくよく見ると可愛い顔してる赤髪碧眼の太眉で下まつ毛の長い若い男の子落ちてないかなー前髪アリナシでギャップがあって細そうに見えて筋肉ちゃんとついてて母乳が出そうな胸してていいケツしてると尚良し」
🚬👶「ま、そんな理想の男の子なんているわけ…」 - 58二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:08:31
☁⛅️☁☁☁☁☁
🌴🌴🌴🦾👶🌴🌴
🧺
🌊🪷サエ🪷🌊
🚬👶「いた………」
ムクムク…
🚬🍌「なんと無防備な少年だけしからん…俺が見守ってあげなければ…!!」
アニは木陰から、サエの水浴びを見守る(というのは大嘘でやってることはのぞきという立派な犯罪行為)ことにしました - 59二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:08:45
🧺サエ=3「ふぅ…(着替え終わって月を眺めてる)」
スッ…🦾🍌「少年、裸で水浴びするのは危ないから控えなさい」
サエ「……お前みたいな下半身バキバキにした不審者を惹き寄せるからか」
🦾🍌「失礼な!これはたまたま息子が元気いっぱいで…タマなだけに…」
スッ…
サエ🧺))←無視して帰ろうとしてる
🦾🍌💦「待ちなさい!これを見なさい!」
クルッ
サエ))←思わず振り返ってしまった - 60二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:09:00
スッ…💎🦾👶
サエ「ダイヤ…?」
💎🦾👶「これは闇市で仕入れた魔法のダイヤだ…1回だけ、見せつけた相手に自分の言うことを聞かせられる力を秘めている」
サエ「あ?何言ってんだお前イカれてんのか?」
💎🦾👶「少年よ、私にメロメロに従順になりなさい」
ぐるぐる…
(🌀🌀)←サエ
サエ「わかっ、た……♡」
アニの話は本当でした
サエはあっさり洗脳されてしまいました - 61二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:09:14
サエ「アニ…♡」
ピトッ
🦾👶サエ))💕💕
サエはじっとりとアニに抱きつきました
頭はアニのことでいっぱいで、身体はアニに愛されたくてうずうずしてたまりませんでした
ムクムク…
🦾🍌「コラコラ苦しいぞ笑」
サエ「アニ♡アイシテル♡俺と寝てくれ♡」
🦾🍌「うーん…じゃあ約束してくれる?『アニ様に何もかも捧げて生きます』って」
サエ「ワカッタ♡アニ様に何もかも捧げて生きます♡」 - 62二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:09:28
🦾🍌「うむ♡いい子だぞ〜♡(サエの頭を撫でる)」
サエ「っ…//////(アニを見つめて発情して赤面してる)」
ビキビキ…
🦾🍌「むほほ♡デレるとめちゃくちゃかわいいな♡ワンナイトのつもりだったけどお嫁さんにしちゃうか♡」
サエ「お嫁さん♡ウレシイ♡」 - 63二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:09:44
🦾🍌「結婚したいから名前教えて♡」
サエ「ワカッタ♡サエ♡」
🦾🍌「サエには恋人や好きな人はいるかな?消すから名前を教えて?」
サエ「ワカッタ♡恋人はいねえけど好きなヤツはいるから教えてやる♡」
🦾🍌「ほほーう!誰かな?」
サエ「リュウセイ♡」
🦾🍌「…………」 - 64二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:09:58
🦾👶「は?(低音)」
👶 ドゴッ!!
🦶=======Σサエ💦
サエ💦「がはっ、ゔぇええっ…」
激怒したアニは、サエの腹を思い切り蹴り飛ばしました
プルプル…
((サエ))「お、俺は何てことを…」
蹴られた衝撃で、サエの洗脳は解けてしまいました - 65二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:10:15
ギリギリギリ…
👶🫱サエ💦←首しめられてる
サエ💦「あ"う"っ…かはっ…」
🦾👶💢「この国でリュウセイを名乗れるのは一人だけだ!!」
サエ💦「はぁ、はぁ…ひゅー、ひゅー…」
🦾👶💢「俺はあの触角が大嫌いなんだよ!!触角が好きなお前も同じくらい大嫌いだ!!消えろ!!」 - 66二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:10:29
ドゴッ!!
リュウセイ
🦶=======Σ🦾👶💦 サエ<!
🦾👶💦「ぎゃあああああ!!(頭カチ割られた)」
リュウセイ🤝サエ💦←サエを立たせてる
リュウセイ「サエちゃん大丈夫?」
サエ💦「どうして…」
リュウセイ「あー…散歩しててたまたま…」 - 67二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:10:44
🦾👶「ハッ、王子様のおでましってかァ!?」
リュウセイ「俺王なんだけど」
🦾👶💢「空気読めよ触角!こういうときは王子様参上って言うんだよ!」
リュウセイ「ほーん、王子様参上ー(棒)」
リュウセイ「なんにせよかよわいサエちゃんを怖がらせたのはマジだよな、お前ボコすわ」
サエ「俺かよわくないけど」
リュウセイ「空気読めよサエちゃん!こういうときは怖かったリュウセイ…♡って俺に抱きつくんだよ!」
サエ「ほーん」
ピトッ
リュウセイサエ))<コワカッタリュウセイ…(棒)
リュウセイ「ちょっ!棒読みすぎるだr………」 - 68二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:10:59
プルプル…
((サエ))←アニのキモさにビビって震えが止まらない
リュウセイ「…………」
👊👶「俺を王宮から追い出しサエを奪った敵め!消えろおおおおお!(突撃してる)」
バチーーーーーーンッ!!
リュウセイ=======🤜Σ🦾👶
=============🦾👶💦「あああああああああ!!
アニはリュウセイ王の本気のグーパンをもろ顔に食らって、その衝撃で王都までふっ飛ばされてしまいました - 69二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:11:17
☁⛅️☁☁☁☁☁
✨️キラーン
🌴🌴🌴🌴🌴🌴🌴🌴
リュウセイ サエ
🌊🪷🌊🌊🪷🌊🌊🌊
リュウセイ「おー飛んだ飛んだ笑」
サエ「バカ、王都で暴れられたら困るから回収しにいくぞ」 - 70二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:11:31
⛅️
☁
☁ 🕌 ☁
🌴⛺️⛺️⛺️⛺️⛺️⛺️🌴
(王都にあるバザール)
🫲👳♀️🫱<さー買った買った!!
🫒🫘🥩🍇🍯
👤👤👤👤👤<ワイワイ🎶
🫲👳♂️🫱<さー買った買った!!
📿🕰️🔮🧶🧵
👤👤👤👤👤<ワイワイ🎶 - 71二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:11:50
ヒソヒソ…ヒソヒソ…
👤👤👤👤👤👤👤👤
👤👤👤👤👤👤👤👤
👳🏾♂️🦾👶👳🏾♂️←警察に連行されてる
リュウサエ←駆けつけて居合わせた
👳🏾♂️「バザール内でリュウセイ様へのさつがいを仄めかす内容をブツブツつぶやいていたので捕獲しました」
リュウセイ👍️「でかした!牢屋にブチ込んどけ!」
👳🏾♂️「はっ」
サエ=3「ほっ…(王都でなにごとも起きてなくて安心した)」
ブルブル…
((リュウセイ)) - 72二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:12:04
リュウセイ「………い」
サエ「?」
リュウセイ「サ、サエちゃん俺やばい」
サエ「やばい?」
リュウセイ「太陽が、沈む、夜が、もう来る」
Σサエ「!!!!」
どんなときでも、時の流れる早さは変わりません
二人がアニの対応でバタバタしているうちに、太陽はすっかり沈もうとしていました
ピューーーーーーー
サエ💦🤝リュウセイ王💦
サエは急いでリュウセイ王を引っ張り人気のない場所へ連れていきましたが、時すでに遅し - 73二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:12:17
⛅️
☁
☁ 🕌 ☁
🌴⛺️⛺️⛺️⛺️⛺️⛺️🌴
↓
☁🌕️☁
✨️
✨️ 🕌 ☁
🌴⛺️⛺️⛺️⛺️⛺️⛺️🌴
無情にも、すぐに夜がやってきてしまいました
ブルブル…
((リュウセイ)) サエ💦
↓
スウウウウゥ…
(((((🐉))))) サエ💦 - 74二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:12:32
\ぎゃあああああああああ!!/
👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤
🐉 サエ
👤「化け物だーー!子どもを避難させろ!」
🪨👤「俺たちを食うかもしれない!!倒せ!!」
\ワーワー!ワーワー!/
🪨👤🪨👤🪨👤 👤======🪨Σ🐉💦
はじめて龍を目撃してパニック状態に陥った民たちは、一斉にリュウセイ王に向かって石を投げ始めました - 75二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:12:51
サエ💢「おい…!」
🐉「何もするな」
サエ「でも…」
🐉「王サマの命令だ、聞け」
サエ「………」
リュウセイ王はそれだけ小声でサエに伝えると、サエを巻き込まないよう少しだけ横に移動しました
\ワーワー!ワーワー!/ 🪨
🪨👤🪨👤🪨👤 👤======🪨🐉🪨🪨 - 76二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:13:10
そして大人しく民の気が済むまで石を当てられ続けることにしました
今の民に自分がリュウセイ王だと伝えたところで、事態は悪化するだけだと考えたからです
\サエ!!/
イトシ大臣👤👤👤👤👤👤👤
サエ「父さん!!」
騒ぎを聞きつけて、王宮のみんなも駆けつけました
🗡️イトシ大臣👤🗡️👤🗡️👤🗡️👤🗡️👤
🗡️イトシ大臣「民を落ち着かせなくては…!」
サエ「待てみんな、今剣を抜いても余計民を混乱させるだけだ…」
🗡️イトシ大臣「くっ…!」
サエ「それに王サマは『何もするな』って俺に言ったんだ、もう少し見守ろう…」 - 77二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:13:26
一時間ほど経ちました
ブルブル…
🪨👤🪨👤🪨👤 👤======🪨((🐉))🪨
リュウセイ王の身体は血で赤く染まっていました
けれどもリュウセイ王はちっとも痛くありません
民に化け物として見られたショックで出来た心の傷の方が痛かったからです
サエ「クソッ、なんとかしねえと……」
サエはずっとこの状況を打破する方法を考えていましたが、何も思いつきません
サエ「はーっ…チクショウ………」
どうしようもなくなって、詰んだと言わんばかりに思い切り空を見上げました - 78二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:13:47
✨️ ✨️
✨️
💫
✨️
✨️ 🌟
✨️
⭐ ✨️
✨️
そこには満天の星空がありました
サエ「……こんな時でも星は綺麗だな…こぐま座…あれは……………りゅう座」
「!!」
次の瞬間、サエは自分が天文学を学んでいたこと、龍や魔法のダイヤといった不可思議がこの世界には実在すること、そしてある無謀な推測と解決策を思いつきました - 79二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:14:01
サエ「みんな!!聞いてくれ!!」
\!!!!/
🪨👤🪨👤🪨👤🪨👤 🐉
サエは人生で一番大きい声を出して、民衆を注目させました
サエ「俺は王宮の雑用係だ!!その化け物はリュウセイ王であらせられる!!」
👤👤👤「「!!!」」
🐉💦「何もするなって言ったじゃん!サエちゃんまで石投げられたらどうするんだ!」 - 80二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:14:18
👤「リュウセイ王の声だ!人間じゃなかったのか!?」
👤「化け物がこの国を治めていたのか!?」
👤「なぜ側近たちは黙っていたんだ!」
サエ「違う、リュウセイ王は人間だ!」
👤「人間が化け物なんかになるものか!」
サエ「ああ…でも王サマは、星座に化け物にされてしまった…」
👤👤👤「「???」」 - 81二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:14:34
サエ「みんな、北極星は知っているか?」
👤👤👤「「ああ…」」
((👈️サエ「北極星のすぐそばに、りゅう座という星がある(りゅう座を指で辿る)」
👤「それと龍になんの関係が…?」
サエ「リュウセイ王は子どもの頃、龍に憧れていた
そしてある晩、夜空に向かって龍になりたいと叫んだ
そのときたまたま夜空にりゅう座が浮かんでいて、りゅう座は龍になりたいと叫んだ王の願いを叶えてしまったのだ
その結果、王は夜になると龍の姿になる呪いをかけられてしまった」
👤「!?」
👤「そんなバカな!!!」 - 82二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:14:48
サエ「本当だ…リュウセイ王はそのことに最近やっと気がついて、今晩りゅう座に声をかけて呪いを解こうとしていたんだ」
サエ「そうだよなリュウセイ王?さあ、りゅう座に向かって『俺の呪いを解いてくれ』と叫ぶんだ」
リュウセイ「いや、はつみm………」
サエ「さあ、早く(圧をかける)」
リュウセイ「…………」
リュウセイ「クソドラゴン!!!さっさと俺の呪いを解け!!!」 - 83二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:15:02
☁🌕️☁
✨️
✨️
スッ…🐲 ✨️
✨️
✨️
🐲「うるさいねん」
リュウセイ「えっ」
👤👤👤「「「えっ」」」
サエ「えっ」
りゅう座は龍の姿になって、みんなの前に現れました
あまりにもあっさり現れたので、みんな間抜けな声を出してしまいました - 84二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:15:18
ドシン!!
lll
🐲(地上に降りてきた)
👤💦👤💦👤💦「「「うわあああああ化け物おおおおお!!」」」
🐲「落ち着いて、敵意はありません…それに僕をよく見てください、なんかかっこいいワクワクするビジュしてないですか?」
👤👤👤「「「た、たしかに…かっこいいかも……」」」
サエ「ちょろい」 - 85二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:15:34
🐲「さて、事情は理解した…リュウセイ王クンだっけ?謝るよ」
🐉💦「ほ…ほんものの龍だ…デケえ…すげえ……」
🐲「でも僕の行為を呪いと言われるのは心外だ…僕は純粋に子どもの願いを叶えようと思っただけで、呪ったつもりはなかったんだ」
サエ「そうだったのか、それは悪い言い方をしちまったな」 - 86二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:15:50
🐲「まあいいさ、動機はなんにせよ彼を苦しめてしまったことに変わりはないからね…戻してあげよう」
🐲「戻れ、ゴマ」
スウウウウゥ…
✨️リュウセイ✨️
リュウセイ💦「お?おおお?おおおおお!!戻った!!」 - 87二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:16:04
👤「雑用係の話は本当だったんだ…!」
👤「俺たちは王になんてことを…!」
👤「申し訳ございません!(土下座)」
👤「私も!(土下座)」
👤「俺も!(土下座)」
リュウセイ「いいっていいって、わかったんならもう解決めでたしめでたしでいいじゃん?」 - 88二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:16:20
\\王よ…//
イトシ大臣👤👤👤👤👤👤👤
リュウセイ「お前ら…」
イトシ大臣「申し訳ありませんでした…今回の騒動は、王を恐れるばかりで王に寄り添うことを怠っていた私たちにも責任があります…なんなりと処罰を」
リュウセイ「まあ俺も言うこと聞かなかったしイーブンってことで…ただし一つ罰は与える」
イトシ大臣👤👤👤「「はい…」」
リュウセイ「王宮中の酒とジュースとを持ってこい!手が空いたやつは飯を作れ!民も王宮のみんなが集まってる!そんでめでたしめでたしでハッピーな気分!でもちょっと気まずい……」
リュウセイ「それならやることは1つだろ…?(ニヒルに笑う)」
\\!!!//
イトシ大臣👤👤👤👤👤👤👤 - 89二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:16:37
🍺リュウセイ「宴だーーーーー!!」
🕯️🍇🧆🫓🥥🍖🥩🌮🥙 🥭🧉🥑🍍🕯️
\イエーーーーーーーーイ!!!/
🍺サエ🍺イトシ大臣🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤🍺👤
🐲「これにて一件落着ってやつだね、さあ空へ帰るとするか」
🍺リュウセイ「待てよクソドラゴン!」
🐲「?」
🍺リュウセイ「龍の姿になって苦労したけどさ、その間お前をかっこいいって思う気持ちが揺らいだことはなかったぜ!お前が俺と一杯付き合ってくれたらすげえ嬉しい!」
🐲💦「べっ…別に嬉しくなんかないんだからねっ!///」
\カンパーイ♪/
🎶リュウセイ🍻🐲🎶 - 90二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:16:53
☁🌕️☁
✨️
🎶 ✨️
✨️
🎶 ✨️
🎶
✨️ 🎶
✨️ ✨️
🎶 🕌
🌴⛺️⛺️⛺️⛺️⛺️⛺️🌴
∵∵∵∵∵∵∵∵∵
∵∵∵∵∵∵
宴は大いに盛り上がりました
みんな思い思いに喋って、食べて、歌って、笑って、踊って、最高の時間を過ごしました - 91二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:17:20
④流星
◤ ̄ ̄◥
☁🌕️☁
◣__◢
🌺🪔リュウセイ🧆🌺
サエ
賑やかな宴が終わったあとも、二人はいつものようにリュウセイ王の寝室で夜を過ごしていました - 92二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:18:02
リュウセイ🎶「1002夜目♪今晩の話は主人公たちの年俸発表回だよな♪さあ早く話してくれ♪」
サエ「………」
リュウセイ「あ!そうそうサエちゃん今日めっちゃ機転利かして俺のこと助けてくれたじゃん?だからお礼に何か一つ、願いを叶えてあげてもいいよ!考えといてねん♪」
サエ「………」
リュウセイ「…サエちゃん?」 - 93二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:18:18
サエ「夢物語は、昨日で終わった」
リュウセイ「えーー!?まだまだ続く感じだったじゃんなんで!?」
サエ「実は随分前から夢を見れなくなってたんだ…夢物語のストックが切れちまった」
リュウセイ「マジか…」
サエ「それでその、夢を見れなくなった原因なんだが…」
リュウセイ「あ、原因わかってる感じなんだ…なんでなんで?」
サエ「恋を、自覚してからなんだ」
リュウセイ「………恋」 - 94二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:18:33
サエ「お、お前…に………お前の爆発全開な性に、惹かれた……」
リュウセイ「…………」
サエ「それでその、叶えてほしい願いってのは、」
サエ「俺もお前を愛するから、お前も俺を愛してほしい」
リュウセイ「〜〜〜〜〜〜っ!!」
ギュウウウウウウ!!
リュウサエ))💦
サエの告白を聞いたリュウセイ王は、サエをベッドに引き上げて思い切り抱きしめました - 95二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:18:52
サエ💦「おいっ、つぶれるっ!!」
リュウセイ💦「サエちゃん、俺、俺も同じ気持ちだったけど、聞くの怖くて、フラれたらどうしよって…(泣くの堪える声で言ってる)」
サエ「王サマ……」
ポロポロ…
サエ「………」
サエはリュウセイ王を見つめ、ほのかに頬を染めながらポロポロと涙をこぼしました
大きな瞳から溢れる涙は月の光に照らされて、ガラス玉のように輝いていました
リュウセイ「………」 - 96二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:19:28
◤ ̄ ̄◥
☁🌕️☁
◣__◢
🌺🪔((リュウサエ🧆🌺
その姿があんまりに綺麗に見えたので、リュウセイ王は思わずサエに口づけをしてしまいました
サエ「……/////(赤面してる)」
リュウセイ「確認なんだけどさ…愛するってソウイウコトも含んでるって解釈していい?」
サエ「フン、当たり前だろ」 - 97二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:19:46
ドンッ!
リュウ🫷サエ←押し倒して跨った
サエ「もうケツの準備だって万端だ、お前はただ黙って俺にケツで抱かれてれば…」
プルプル…
リュウ((サエ))
リュウセイ「震えてるけど大丈夫そ?」
プルプル…
((サエ))「………」
リュウセイ「………」
サエは突然、リュウセイ王が獣のように見えて怖くなってしまいました
リュウセイ王はガバッと起き上がって、サエを見つめて笑顔でこう言いました
リュウセイ「サエちゃん、今晩も夢物語を話そっか」
サエ「…それはもうネタ切れを起こしたってさっき言っただろ」
リュウセイ「それなら俺が話せばいい…次は俺が、千夜一夜とサエちゃんに話し続ける番だ」
サエ「!」 - 98二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:20:05
リュウセイ「まー夢は夢でも、俺は"寝るときに見る夢"じゃなくて"将来の夢"について語るけどな」
リュウセイ「俺が叶えたい夢について、俺の人生のこれからについて、サッカーについて…聞いてくれる?」
サエ💦「…フン、つまんなかったらすぐ寝てやるからな」
リュウセイ「ククッ、寝かせねえよ」
◤ ̄ ̄◥
☁🌕️☁
◣__◢
🌺🪔🫲リュウ💬サエ🧆🌺 - 99二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:20:21
〜宴から1週間後〜
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リュウ👜サエ👜
👤👤イトシ大臣👤👤👤👤👤👤👤
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(旅立つリュウサエを見送る人々) - 100二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:20:37
イトシ大臣「サエ、元気でな」
サエ「父さんも元気でな」
イトシ大臣「ああ…愛してるよ、サエ」
サエ「俺もだ、愛してるよ父さん」
ギュッ……
イトシ大臣サエ))←ハグしあってる
リュウセイ王は、王位をロキに譲りサエとサッカーを世界中に広める旅に出ることにしました
リュウセイ王からその発表を聞いた王宮の者や民は大変驚きましたが、みんなリュウセイ王のサッカー愛をよく理解していたのですぐに受け入れました - 101二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:20:59
イトシ大臣「しかし王よ、ロキ様もさぞ驚かれたことでは?親戚とはいえいきなり王を任されたら…」
リュウセイ「いや?王位を譲る話自体はずーっと前からしてたから驚いてはいなかったぜ?」
イトシ大臣「なんと、いつから…」
リュウセイ「戦が終わって平和になってから」
イトシ大臣「なぜ?」
リュウセイ「俺ァ乱世全振りの王だ
治世も悪くねえが、ぶっちゃけどうも退屈でつまんねえ
その点ロキは治世も乱世も同じくらいの情熱で向き合えるし民の支持も強い、あいつ自身も頂点に立ちたい意欲がすげえある」
イトシ大臣「なるほど…あちこちで戦い続けていたいリュウセイ様と王になりたいロキ様の等価交換、ということですね」 - 102二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:21:25
リュウセイ「そういうコトー」
⚽️リュウセイ「ま!これからは剣じゃなくてコレで戦うけどな!」
イトシ大臣「…王よ」
リュウセイ「んー?」
イトシ大臣「サエを悲しませたら、貴方様といえど私は許しませぬ」
リュウセイ「ヘヘッ、笑い泣きはさせちゃうかも」
イトシ大臣「フフ、頼みましたよ」
リュウセイ🤝イトシ大臣 - 103二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:22:00
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スッ…🐲
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ドシン!!
lll
🐲(地上に降りてきた)
Σリュウサエ
Σ👤👤イトシ大臣👤👤👤👤👤👤👤
Σ👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤 - 104二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:22:21
リュウセイとサエが旅立とうとしたとき、空にいたりゅう座が降りてきました
🐲「やあ、リュウオウとサエサエ」
サエ「微妙に名前間違ってるぞ」
リュウセイ「えー先週ぶりじゃーんなにごと?」
👤「龍だー!」
👤「デケー!実在してたんだー!」
👤「あの時はごめんね…」
🐲「わかってくれればええんやで」 - 105二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:22:38
🐲「サエサエ、最初の行き先は?」
サエ「サエな、ブルーロック王国だ」
🐲「OK、ならそこまで僕に乗せて連れてってあげるよ…リュウオウくんを困らせたお詫びにね」
リュウセイ「気ィ利くじゃん!」
サエ「助かる、サンキュー」 - 106二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:22:59
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👤👤👋イトシ大臣👤👤👤👤👤👤👤
👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤👤 - 107二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:23:17
👋イトシ大臣「幸せになー」
👋👤「リュウセイ王ー!お元気でー!」
👋👤「サエ!リュウセイ王を頼んだぞ!」
👋👤「サッカー楽しめよー!」
👋サエ「リュウセイは任せろー」
👋リュウセイ「おう!BIGな男になって帰ってくるからなー」 - 108二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:23:37
👋リュウセイ「…サエちゃん、今俺の名前」
スッ…🗺️🧭サエ「さて」
リュウセイ「スルーされた」
サエ「ブルーロック王国についたらすぐエゴ大王に謁見しに行くぞ、サッカー界のすげえパトロンらしいから早めに認知してもらいたい」
✨️リュウセイ👍️✨️「いや部屋探しが先でしょ!!やろうぜシェアハウス!!」 - 109二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:26:12
サエ「んー…ま、住処探しも謁見と同じくらい大事か」
リュウセイ「だろー?俺ド派手でギラギラした部屋借りたい!!」
サエ「やだ、お茶飲んで一息つくのが似合うような東洋風の部屋を借りたい」
リュウセイ「えー」
サエ「えーじゃない」
サエ💦「うわっ(りゅう座が急カーブして揺れた)」
リュウセイ「おっ…と(後ろからハグして支えた)」
サエ「………」
リュウセイ「………」
リュウサエ))💕💕💕←サエが後ろ向いてリュウセイにキスしてる - 110二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:26:34
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∵∵∵∵∵∵∵∵ - 111二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 03:26:50
いつかの魔術師「あっ!流れ星だ!」
魔術師「星じゃなく龍が見えたような…?気の所為かな…?」
魔術師「ま、いいや!青薔薇が見つかりますように!」
お月さまとお星さまにアツアツの愛をトッピングしながら、夜は更けてゆくのでした
🪔おしまい📖 - 112二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 07:02:53
寝て起きたら超大作があってビックリした
今から読みます! - 113二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 07:38:47
ヒャッハー新鮮な士冴だぜ!!
- 114二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 09:51:42
スレ主まってました!!!!!
いつもありがとう!!!!!!!! - 115二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 09:52:35
毎回思うけどスレ主絵文字つかうのうんまい
- 116二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 09:54:25
スレ主のSSまじで好き
すごくリアルに情景を想像できるし洗練された何かを感じる - 117二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 10:35:25
リュウセイ王とサエもまたいつもと違う可愛さで良い…
- 118二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 11:50:40
やっぱアニ・マンミンは出るんだな…
- 119二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 11:52:34
推定ネスも推定カイザーを見つけられるといいな
- 120二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 12:02:35
2人とも16歳の時に出会ったからかちょっと悪ガキ感あってかわいいね
- 121二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 12:44:56
スレ主の新作ありがたい
安定して毎回現れるアニも草 - 122二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 15:04:02
アニはどの世界線でも性癖が安定しているなぁ
- 123二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 18:49:21
>お月さまとお星さまにアツアツの愛をトッピングしながら、夜は更けてゆくのでした
ここが1番すこ
- 124二次元好きの匿名さん25/03/22(土) 18:52:59
👳🏽♂️「何よりよく笑うようになった…王が笑顔だと俺たちも嬉しい」←良い奴すぎる………