- 1125/04/06(日) 14:20:38
このスレは虎杖と伏黒と釘崎と五条をPCとしてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
閲覧注意は発狂した時やグロテスクな描写があった時用だよ
原作軸ではなく一般人(?)設定。そのため関係性や雰囲気などが異なるよ
猫街シリーズの最新作だよ、ロストの確率は低いはずだけど出目によってはロストするかもしれないよ
今回はきるてさま作成シナリオの『HO1以外行方不明になったので探しに行こうと思います!』をお借りしてるよ
以前やった『HO1が誘拐されたので助けに行こうと思います!』の続編みたいなものだよ
シナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
このスレやシナリオの感想やネタバレをSNSなどで言うのもやめてね
通過卓の『朝起きたらネコ耳が生えていた』『なつのお迎え』『探索者格付けチェック』『斑猫温泉へ行こう!』『新年に猫は鳴くか』『KPCが猫拾ったって言ってるけどどう見ても猫じゃない件』『HO1が誘拐されたので助けに行こうと思います!』『Q1:入浴中に襲撃を受けて真っ裸で応戦できる?』『ブルー・スターズ・セパレート』『ワールズエンド・アイドルアクト』『FARCICANIMAL CAPRICCIO』『風呂が冷えているんだが?』『ゲームマスターKPC』『イタ客の女の子に死ぬほど振り回されて眠れないホストクラブ』『けものシッターKPC』『呪われてるのはお前だろ!!』などのネタバレも含む可能性があるよ
一応茶番シナリオに該当するはずだよ
でもやっぱり出目によっては割と悲惨なことになるからスレ民はスレ主と一緒に🎲が暴れないように祈っててね
五条が誘拐されたあの日(第二回目)から数週間後のある日、五条以外が消息を絶ってしまった!探しに行かなければ!
HO1五条:貴方は1人だ。仲間たちを探しに行かなければならない。
HO2伏黒:貴方は前回の事件から◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。
HO3釘崎:貴方は前回の事件から◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。
HO4虎杖:貴方は前回の事件から◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯。 - 2125/04/06(日) 14:21:06
- 3125/04/06(日) 14:21:18
今回お借りするシナリオ
HO1以外行方不明になったので探しに行こうと思います!
HO1以外行方不明になったので探しに行こうと思います!【CoCシナリオ】 - おでんの屋台 - BOOTH------------------------------------------------------------------------------------------------- 本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。 -------------------------------------------------------------------------------------------------booth.pm - 4125/04/06(日) 14:21:37
- 5125/04/06(日) 14:21:55
- 6二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 14:31:01
わーい新卓だ!
今度は五条先生以外が行方不明か
しかも秘匿凄く楽しみだけどダイスくんちゃんは大人しくしててください - 7125/04/06(日) 14:35:57
五条悟、伏黒恵、釘崎野薔薇、虎杖悠仁。
四人は今日も今日とて仲睦まじく……はないかもしれないが、なんだかんだとこの面子で顔を合わせていた。
それもこれも五条に物理実験室の片付けの手伝いを押し付けられていたからなのだが、それもよくあることの一つ。
その報酬として五条が提示したのが掃除が終わった後のジュースと、そして翌日の昼食の回転寿司。
勿論、五条の奢りと言う訳だ。
「回転寿司なら俺スシ〇ーが良い!」
「ここはリッパ寿司に決まってんでしょ?」
どこの回転寿司に行くか多少揉めたものの、結果的にはじゃんけんで勝利した伏黒が〆ら寿司に行くことになった。
五条は別にチェーン店じゃなくても良かったんだけどな、と思いながらもわざわざ指摘せずにそのやりとりを見ていた。
もし五条が家入や夏油に手伝いなんぞ頼んだ日にはこの程度では済まない出費となるので、その要望の可愛らしいこと可愛らしいこと。
言い換えれば、子供だなぁなんて思ったりもする。
「はいはい、じゃあ明日――――」
と、約束の時間を指定しようとすれば、ハッとしたような顔をした釘崎が「10時に駅前!」なんて言い出した。
昼食を食べるには少しばかり早い時間に虎杖が口を挟もうとすれば、伏黒がそれを遮って「10時だな」なんて答える。
その様子を見て、五条はピンと来た。
本来の待ち合わせ時間をおそらく11時くらいにして、自分が遅れると思ったからこその時間設定なのだろうと。
「10時だね。了解。じゃあ今日はこれ以上遅くならないうちに帰るんだよ」
そう言いながら手を振って三人を見送った後、五条はニヤリと笑う。
そっちがその気なら気付かなかったふりをして10時から待っててやろう。
そして遅れて来た三人が先に来た自分を見て何を言うかを分かった上で揶揄ってやろうと。
「まだまだ甘いね」
一年坊主たちはまだまだ五条の性格の悪さと計算高さには勝てない、と言う訳だ。 - 8125/04/06(日) 14:42:17
そして10時ぴったりに駅前に着いた五条は人々の喧騒を耳にしながらも、一つ息を吐く。
これから恐らくは30分は誰も来ないだろう。
適当に時間を過ごしているかとスマホを弄っていれば視線はある程度集中するもののの、それを全て気付かぬふりをして画面へと目を向ける。
一番に来るのは伏黒か、もしくは虎杖だろうなと五条は考える。
確かに自分は待ち合わせに遅れることが多いが、それを逆手に取られるようなことをこれだけ分かりやすくされれば逆に揶揄したくもなると言うもの。
とはいえ、揶揄うだけでおごりを撤回するだのそう言うせこい真似はするつもりもない。
どちらにせよ待つことがそこで好きではない五条は早く来いと思いながらも、自分が待った時間が長い方が反応は面白いだろうなとも思う。
「ま、のんびり待つとしますか」
<アイデア>
五条(90) dice1d100=38 (38)
- 9二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 14:46:24
仲良くていいな
高校生が回らない寿司の発想は余りないだろうな - 10二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 14:48:29
五条の奢りでご飯食う植物トリオという図が大好き
- 11125/04/06(日) 14:50:26
ふう、と一息吐いた五条は思案する。
暇な時間が出来ると、人は何かしらを考えてしまうのが人間というものだ。
それは五条も例外ではない。
待ち人である三人の顔を思い浮かべていれば、最近気になっていたことを思い出す。
伏黒も釘崎も虎杖も、最近どこか様子がおかしいように思う時があるのだ。
違和感があると言うのだろうか、なんとなく普段の行動のイメージにズレがあると言うべきか。
それを確かめるべく、昨日も片付けの手伝いなんてものを半ば強制的にさせたはいいが、その正体は分からないまま。
虎杖がフラスコを割りかけたと思えば伏黒がビーカーを割り、釘崎がアルコールランプに刻まれていた謎の傷か何かにキレと。
いつもと同じ、と言ってもいいようなそうでもないような時間が過ぎただけだ。
だからこそこうして高校を離れ、食事を介してその理由を聞こうと思っていたのだが、そうなるまでにあとどれくらい時間がかかるだろうか。
「僕を待たせるなんてさ、良い度胸してるよね」
そう言いつつも、顔はどこか笑っている。
大勢の人が行き交う往来を眺めつつ、五条は時計に視線を落とす。
あとどれくらいかとのんきなことを考えていた五条は、この後問題が起きるだなんて思っても居なかったのだ。 - 12二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 14:52:22
わぁい新スレ
気付いてなくて遅れてしまった
しかし相変わらず虎杖と伏黒が破壊してません…? - 13二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 14:53:44
破壊神×2はまたファンブルしたんかね
3人とも何かあったのかなそれとも五条先生の気にし過ぎか - 14125/04/06(日) 14:59:25
伏黒恵はいつもと変わらぬ日常を送っていた。
いや、厳密に言えば一つだけ、明確に変わったことがある。
以前五条がが誘拐されたことで与えられた神の加護。その後遺症が、未だ体に残っていたのだ。
突発的に力がめちゃくちゃ……具体的に言うなら1d10+10くらい強くなってしまう。
(伏黒:STRが dice1d10=9 (9) +10)
さらに最悪な事に、その怪力が発揮されるタイミングは伏黒の制御下になかった。
白と黒を相手にボール遊びをしようと思えば手の中でボールが爆散し、自動販売機で買った缶コーヒーが一瞬でゴミと水たまりになり服は新進気鋭の芸術家が作り出したかのような柄の服となり、自宅の冷蔵庫を開けようとすれば扉がもげ、昨日はフラスコを割った。
恐らくその場にいた五条や釘崎、虎杖は伏黒がフラスコを落としたのだと思っていたが、そうではない。あれは握り潰して爆散させたと言うのが正しい。
辛うじて手を怪我しなかっただけまだマシだが、一日にシャーペンを5本以上壊してからはそろそろ心が折れかけている。
総勢何本なのかはもう数えていない。犠牲になったシャーペンを教室のゴミ箱に放り投げていたら、うちのクラスでいじめが?みたいな雰囲気になったのは申し訳ないとは思ったが。
もしかしたら厄年だったかもしれない……そんな事を思うほどに、伏黒は精神的な疲労をため込んでいる。
人の身に過ぎた力は得てして不幸を招くものだ。
そのうち元に戻るかと思ってからすでに2週間が過ぎていた。
いよいよ病院にかかるべきか、そんなことを悩みながら一応と約束の時間の少し前に着くように待ち合わせ場所に向かって歩いていると、ふと大通りの中に見覚えのある影を見つける。
<目星>
伏黒(68) dice1d100=97 (97)
- 15二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:00:43
前回あんなに調子良かったのにしょっぱなファンブルしなくていいんだよ伏黒
- 16二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:02:56
STR滅茶苦茶上がってるな…破壊神になるわけだ
- 17二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:04:55
滅茶苦茶STR上がってるのに早速ファンブル!
また…破壊するのか?
前にもこんな感じでファンブルして虎杖の頭が大変なことになってた記憶があるな… - 18二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:06:57
ムッキムキだし出ファンブルで草
破壊神伏黒! - 19125/04/06(日) 15:11:06
人波に紛れて、かつて伏黒に加護を与えた『H』の後姿が見えた、気がする。
追いかけて話をすれば、今の状態を何とかしてくれるかもしれない。
そうかな……。どうだろ……?
焦りつつも待ち合わせのことなど頭から一旦吹き飛び、足を踏み出せばまたとち狂ったパワーが発露する。
足元にあった空の缶を踏みしめれば、ッパァァアン!!!!!みたいな爆音と共に爆散する。
そのせいで破片が飛び散り、伸ばしていた腕が破片のせいで数か所切れてしまう。
だが赤が滲み、ぽたぽたと垂れる血など気にせずに伏黒はその背を追いかけようと……したのだが。
(HP14→13)
『H』の姿を追って人混みをかき分け進んでいくと、やがてその背は路地裏に消えてしまう。
見失わないように、と急いで後を追うと……そこに『H』の姿はなく、代わりに、という表現も妙ではあるが、スカジャンを羽織りピアスをジャラジャラと鳴らしてタバコを吸う、典型的なチンピラが3人ほどたむろしていた。
「あぁ~ん?なんだぁこいつ?」
「知らね。お前らのダチってわけじゃねえーの?」
「馬ッ鹿、ちげぇよ。ちょっとアンタ、何じろじろ見てんだよ」
「ガンくれてんじゃねぇぞーオイ!まさかオレらの事知らねえってんじゃねえだろうなぁ~」
「三高の三羽烏たぁオレらのことだぜぇ~!?この名前聞いたらその辺のカスチンピラどもなんか即にげっからな」
「オレらと喧嘩して泣きを見なかったやつぁいねーもんなぁ!!ギャハハハ!!」
「はーあ、なんかタバコ不味くなったわ。こいつぼこして気分転換でもすっか~?」
「お、いいじゃーん笑 俺カメラでも構えとっか」
「ダハハハ!さすがに舐めプすぎだろお前wwwww」
「つーかコイツ既に怪我してね?もしかして誰かから逃げて来たとか?ダッセwww」
「カワイソ~!逃げた先に俺らみたいなのが居て残念でちたね~~!!」
「もっと赤く染めてやるよ、ってか?」
「臆病者なら赤とは限らないんじゃね?」
「きったね~!wwww」 - 20二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:13:30
このレスは削除されています
- 21二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:14:06
やだチンピラが爆散しちゃう…
この伏黒昼下がりののどかな公園かどこかで虎杖をどついて瀕死にさせた実績があるのに… - 22二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:14:30
踏んだだけで缶爆発するとかまさに破壊神
そんな破壊神に絡みに行くこの3人組は命要らないんだろうか - 23二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:15:39
あっそういえば誘拐されたからの続きだからまさにあのときの虎杖の悲しみの被弾話の続きだったか!
そしてこのファンブル草
まずい…伏黒がヤンチャに戻ってしまう… - 24二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:16:49
伏黒のキャラシ確認したらSTR33でギャハハ!ってなった
- 25125/04/06(日) 15:17:58
チンピラたちはテンプレな会話を繰り広げつつ伏黒を包囲する。
軽薄な口の割に喧嘩慣れしているというのは嘘でもないようで、あっという間に隙なく取り囲まれる。
彼らを無視してこの路地裏から逃げ出すのは至難の業だろう。
「おい」
「土下座でもしたいって?でも残ァ念、その程度見飽きてンだよなぁ」
「ビビッて何も言えなくなっちゃった?ギャハハ!」
一秒ごと、もしくはチンピラが喋るごとに場の空気が冷え込んでいく。
伏黒の目がどんどん据わっていき、虎杖や釘崎が見ていれば「あーあ」と溜息を吐くなり、急いで止めなきゃマズいヤツ?と焦ったりだのしていただろう。
「退け」
話すのも面倒だとばかりにそれだけ告げるも、チンピラは下品に笑う。
どうやら伏黒がビビっていると思っているらしい。
そして伏黒の忠告を聞かずにニヤニヤと見下すそのさまを見て、伏黒は一つ息を吐く。
――――――こうなればもう、殺るしかない。
【HO情報開示】
HO2:あなたは前回の事件から意図せず怪力になってしまった。
STRに1d10+10の補正が付く。
また、あなたは本シナリオ中のみ〈こぶし(パンチ)〉と〈キック〉の技能値が99となる。100を超えている場合この限りではない。 - 26二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:19:52
あっ…このままでは伏黒が殺人者になってしまう…!!
ヤンチャしてた時期あったせいで相手から来たらヤンチャするぞ伏黒は…! - 27二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:19:58
STRのみならず〈キック〉の技能値が99に!?
確殺破壊神!? - 28二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:20:13
やばい伏黒がマジの破壊神になった
その状態で戦闘したら大体コロコロしちゃうよ - 29二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:22:54
俺の力が抑えられてるうちに早く逃げろ的なキャラになってしまう
- 30二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:27:01
一応取り囲まれてるけどどうすればこの命を捨ててるチンピラの命を奪うなどの社会的ロストの危機なく助けられるんだろうか
壁破壊?これはこれでマズいけど - 31二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:28:14
チンピラの命のほうが危ぶまれるの草
- 32125/04/06(日) 15:32:49
■■戦闘開始Round1■■※この戦闘でチンピラのHPが0になっても死なず、気絶で済むとする
DEX順:伏黒(15)→三羽烏A(12)→三羽烏B(12)→三羽烏C(12)
元ヤンだの揶揄されることが多い伏黒ではあるが、その実目立って口が悪く喧嘩早い釘崎よりも暴力を用いることに躊躇がなかったりもする。
そして自分の邪魔をした場合、もしくは世間に害をなすと判断した場合、それが顕著になる
「うるせぇよ」
自らの最近の変化をどうにかしてくれるかもしれない手掛かりをようやく掴んだかもしれないと思ってからのこれ。
まぁ、つまりのところ――――伏黒はそこそこにカチ切れていた。
<キック><マーシャルアーツ>シナリオ中補正によりキック99
伏黒(99-51) dice1d100=51 (51)
- 33二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:33:54
き…気絶で済んでよかった!!!!!
マーシャルアーツまで成功させてるな伏黒
殺す気だよ
死なないけど - 34二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:34:39
一撃必殺まぁ気絶ですむならセーフかな
相手は見てから喧嘩売ろうね - 35125/04/06(日) 15:35:16
「……へ」
間抜けな声を漏らしたのは、その蹴りのターゲットになったチンピラAだ。
あれ、これ当たったら死ぬんじゃ……?と走馬灯が過ぎる。さもありなん。
<回避>
三羽烏A(30) dice1d100=16 (16)
↓失敗で以下の処理
≪ダメージ算出≫
dice4d6=5 6 5 3 (19)
- 36二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:36:42
迷惑チンピラ相手にはね伏黒はわりとスムーズにこうなるよね
華麗にマーシャルアーツまでつけてくれちゃって…躱した!チビってそう - 37二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:37:33
まーた敵ほど30とか低いの成功させる
そして4d6で草
4d6の内訳が5と6多いの完全に殺る気に満ちてて草 - 38二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:38:52
これ当たってなくても地面とかえぐれてないか?
- 39125/04/06(日) 15:39:49
そのあまりの威力にチンピラAの何かが反応したのか、機敏に伏黒の一撃を避ける。
そして避けた先、そこにあったコンクリートブロックが四散し、その欠片が頬を擦った。
たらりと垂れたのは間違いなく血だろう。
「動くな」
強盗のようなことを言い始めた目の前の黒髪の少年を改めて見ても、そんな力があるようには思えない。
だがここで心が折れては、三羽烏の名折れとなる。
「くそ、やるぞお前ら!!」
ビビってはない。ビビってなんかない。
そう自分に言い聞かせつつも、三人は同時に攻撃を仕掛けた。
<小型ナイフ>
三羽烏A(60) dice1d100=100 (100)
三羽烏B(60) dice1d100=74 (74)
三羽烏C(60) dice1d100=73 (73)
- 40二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:40:58
伏黒の蹴られかけたチンピラAくん…大丈夫?発狂した?
- 41二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:41:22
ビビって100F出したんだな
味方じゃなくてよかった - 42二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:42:17
チンピラAくんもう完全にビビってるやつじゃん100ファン
動くなって言われたから動け動け動け…!!しても動けないんだろこれ - 43二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:42:33
伏黒の方が襲ってる図に見えてくる不思議
- 44二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:43:34
ナイフ持ってる人の100F怖!
シリアスだったら伏黒にビビりすぎて手元狂ってチンピラBに刺さるとかしてそうだよ - 45125/04/06(日) 15:44:47
ものすごく、とてもかなりビビっていた三人は伏黒に向かって小型ナイフをそれぞれ振り下ろすも、大ぶりの一撃は当たるはずもなく空振りに終わる。
そして伏黒に殺されかけた、もとい蹴られかけた男は小型ナイフを振るったはいいが震える手からナイフがすっぽ抜け、伏黒の足元にそれが転がる。
「ぁ」
小さな声が零れると同時、伏黒はその小型ナイフの刃の部分を然程力が入っているようには思えないと言うのに、バキンと踏み割る。
そしてやけにゆっくりと顔を上げるまでの流れが見え、目があった。
気のせいではなく、確実に「次はオマエがこうなる番だ」と言っているような気がする。
「ひ、ひぃい!!」
しかしそう叫んで逃げようとしてももう遅い、伏黒は男が踵を返すよりも早く、地面を蹴っていた。
(100F処理でナイフ破壊+敵(伏黒)の割り込み攻撃必中)
≪ダメージ算出≫
dice4d6=6 1 4 3 (14)
- 46二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:46:21
ナイフ踏み割ってて草
頑強な奴でもHP2の自動気絶になりそうな出目出たなぁ - 47二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:47:40
三下バトルなのに真に迫りすぎてる
- 48二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:47:58
殺意高すぎ流石に戦意喪失するだろ
下手すれば夜魘されるレベル - 49二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:49:02
本編のようにこんな伏黒に襲われて恐れられてるチンピラも数多くいそうだ
- 50125/04/06(日) 15:49:54
一瞬で命、ではなく意識を刈り取られた三羽烏Aは血に、ではなく地に沈む。
チンピラたちのHPは15なので殺さない程度の最大ダメである、なんだコイツ。
そして伏黒は残る二人に目を向けた。
地面に転がったチンピラを軽く足蹴にして端に寄せる余裕さえある。
「次」
あれ、これ俺たち今日死ぬんじゃ?とチンピラ共は思ったが、あまりにも判断が遅かった。
■■Round2■■※この戦闘でチンピラのHPが0になっても死なず、気絶で済むとする
DEX順:伏黒(15)→三羽烏B(12)→三羽烏C(12)
こんなことをする奴はどうせ次も繰り返す、と伏黒は変わらずに躊躇なく三羽烏に迫る。
そのさまをもし釘崎が見れば「現役じゃない」と言っただろうし、虎杖が見れば「プロ?」と言っただろう。
<キック><マーシャルアーツ>シナリオ中補正によりキック99
伏黒(99-51) dice1d100=82 (82)
- 51二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:51:32
3対1で刃物使ってくるチンピラだし懲らしめなきゃ…
所作が現役だし力加減がプロ!! - 52125/04/06(日) 15:51:52
「違ッ!俺は何もしてない!悪いチンピラじゃねぇから!!」
<回避>
三羽烏B(30) dice1d100=71 (71)
- 53125/04/06(日) 15:52:18
≪ダメージ算出≫
dice3d6=3 2 6 (11)
- 54二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:52:35
そうだよ
お前たちは今から死ぬんだ(※死なない)
完全に殺す気のダメから殺さない程度の最大ダメ当ててるの面白いな…
ちょっと手加減してくれたぞ - 55二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:52:40
キックだけで済んだかさてどのくらいダメージ出るんだろう
- 56125/04/06(日) 15:53:16
<ショックロール(CON×5)>失敗で気絶
三羽烏B(10*5,50) dice1d100=99 (99)
- 57二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:53:50
11もか弱いキャラなら気絶してる値で笑ってしまう
プルプル…僕悪いチンピラじゃないよは遅すぎるよ - 58二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:54:05
伏黒さんがギリギリ殺さないダメージ出してる
本当にこいつ本職なのでは? - 59二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:54:50
さっきからチンピラが伏黒の圧力に負けてファンブル祭りで草
これ後遺症しばらく残るファンブルじゃないです? - 60二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:54:59
チンピラさっきからビビってファンブル出しまくってるな
- 61125/04/06(日) 15:57:01
三羽烏Bは思った。
――――これが全て夢でありますように、と。
しかし現実なので三羽烏Bは呻き声と共に地に伏せ、しかもまだ呻く余裕があったと思われたのかついでにもう一発蹴られて端に転がされた。
顔を蹴られてるので鼻血が出ているのだが、伏黒の靴には一切汚れが付いていないのが尚更恐怖を煽る。
しかしここでビビって逃げているわけにもいかないと、残る一人はガクブルしながらも腹から声を出す。
「クソ、舐めんじゃねぇよ!!!!」
握りしめたナイフを突き刺すが如く、まっすぐと伏黒に向け――――
<小型ナイフ>
三羽烏C(60) dice1d100=27 (27)
- 62125/04/06(日) 15:57:41
<回避>
伏黒(54) dice1d100=35 (35)
- 63二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:58:25
もう逃げなよ…だからチンピラなんだよ…
回避とかは上がってないから伏黒の怪我は心配だな
まっチンピラのほうが数倍のダメージ来るんですけどね - 64125/04/06(日) 15:59:22
しかし命を賭けたその一撃はあっけなく避けられる。
最低限の動きでその強襲を躱した伏黒は、最後まで諦めなかった愚者を冷え切った目で見つめていた。
■■Round3■■※この戦闘でチンピラのHPが0になっても死なず、気絶で済むとする
DEX順:伏黒(15)→三羽烏C(12)
「最後はオマエか」
<キック><マーシャルアーツ>シナリオ中補正によりキック99
伏黒(99-51) dice1d100=35 (35)
- 65二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:59:36
回避成功!伏黒良かった
そして次は君だね三羽烏Cくん - 66二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 15:59:53
こんな一時的発狂シチュでまだ敵に刃を向ける気力があるのはすごいねチンピラC…
でも相手は現役のプロだから… - 67125/04/06(日) 16:00:09
「こんな所でやられてたまるか……!!」
<回避>
三羽烏C(30) dice1d100=42 (42)
- 68125/04/06(日) 16:00:43
≪ダメージ算出≫
dice4d6=1 5 5 1 (12)
- 69125/04/06(日) 16:01:19
<ショックロール(CON×5)>失敗で気絶
三羽烏C(10*5,50) dice1d100=21 (21)
- 70二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:01:29
さよなら三羽烏
ショックロールに負けるか次の超火力を食らうかの未来だね… - 71125/04/06(日) 16:03:38
だが最後の一人は歯を食いしばってその一撃を耐える。
仲間が二人殺られたんだ、こんな所で倒れては居られない。
「二人の、仇打ちは俺が……!!」
痛む体のまま、全力を振り絞る。
<小型ナイフ>
三羽烏C(60) dice1d100=100 (100)
- 72二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:04:58
根性あるなと思ってたけど面白すぎるコイツ
多分三人の中では一番弱いけど一番主人公気質(丸腰相手にナイフ向けてるのに!?) - 73二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:05:00
なんでこの短時間に100F2回も
- 74二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:05:01
草
チンピラ全員ファンブルじゃん!!!
しかも100・99・100で大草原 - 75二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:07:22
三羽烏達の恐怖(トラウマ)は伏黒恵の形をしている
チンピラ中にその畏怖が語り継がれちゃうよ~! - 76二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:07:37
チンピラがファンブラーなのか本職の殺気にビビってしまったのか
- 77125/04/06(日) 16:08:52
だがその時、目の前の名前も知らぬ少年と目があった。
黒々とした瞳が自分を見据え、そこにあるのが静かなる怒りだと気付いてしまったその瞬間、手からナイフが転がり落ちる。
「ぁ……あ……!!」
震える手、震える足。
気付けばその場に崩れ落ちて、後退りだ。
少しでも早く逃げたくて、少しでも遠く離れたくて。
だが男が必死に生み出すその距離を目の前の少年は容易く踏み躙る。
「おい」
「ヒッ……!!」
魔王だ。ここに居るのは人間ではなく、人の皮を被った魔王。
「い、いやだ、俺はまだ……!!」
そうしてどうにか逃げようとするも、後ろから振って来るのはたった一言。
「遅ぇんだよ」
そして後頭部に衝撃が加わったと思った次の瞬間、視界は真っ暗になっていた。
■■戦闘終了■■ - 78二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:08:56
また伏黒ヤンチャ伝説がここでも刻まれてしまったな
次会ったときは伏黒と分かった途端気絶するか土下座するよこれ - 79二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:09:56
伏黒がなんか本職か暗殺者みたいになってる!
暗殺者は前シナリオでもそうだったからそういう才能があるのかもしれないな… - 80二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:10:52
伏黒ビーカーは爆発させちゃうけど人を蹴ることに関しては能力を制御下におけているのでは…?
とか思ってたら最後は覇王色の覇気みたいの出してて笑ってしまった
おつかれチンピラ達! - 81二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:12:44
魔王降臨してるな
これ根深いトラウマになってそうだな
こうして伏黒の舎弟は増えていくのか - 82二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:13:10
猫街の夏油は教祖政治家ホストだったけど伏黒の魔王よりはマシかもな…
マシなのかな…? - 83二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:14:28
このファンブル運がPL4人にも適用されませんように
- 84125/04/06(日) 16:19:10
伏黒は仕方なしに、そう仕方なく、自分から進んでではないもののチンピラ達の喧嘩を買わざるを得なかっただけだ。
普段は全く制御のできないこの怪力も、今だけは空気を読んだのか遺憾なくその力を発揮する。
決着は、一瞬だった。伏黒は一撃も食らうことなく三人のチンピラを地に沈めた。
最後、後ろから後頭部を足で軽く小突いただけ(※当人比)で失神したらしいチンピラを前に溜息を吐く。こうした所で手掛かりが消えてしまったのは変わらない。
と、これらをどうするか少しの間考えていれば、足音が聞こえて来て顔を上げた。
「よお。見てたぜ。アンタすげえじゃねえか」
CV梅〇裕一郎のごときイケボが、背後から話しかけてくる。
振り返れば、手下らしきチンピラを20人ほど従えた男が不敵な笑みを浮かべて立っていた。
「本間さぁん!」
先ほどまで倒れていたチンピラ達も、その声が聞こえたとともに起き上がりその足元に縋り付く。
「言われた通り喧嘩売りましたけどぉ!めちゃくちゃやばいですよアイツ、まるで人じゃないみたいな馬鹿力でぇ…!!」
半べそをかきながらチンピラは訴えた。その訴えを頷きながら受け止めて、「本間さん」と呼ばれた男はあなたにまた目を向ける。
「はは、どうやらウチの舎弟どもがすっかり躾けられちまったみたいだな。会いたかったぜ、お兄さん。会ったばかりで悪いが、俺たちと一緒に来てくれるか?」
本間は穏やかに話しかけながらあなたに歩み寄る。
「何、別にこれ以上喧嘩しようって訳じゃねえさ。ただ、アンタに協力してほしい事があるんだ。いいだろ?アンタにとってもメリットのある話だと思うぞ?例えば……その怪力を消す手伝いもしてやれるぜ?詳しい話はアジトに戻ってからになるが」
そう言って本間は手を差し出す。握手を求めているようだ。
≪伏黒の行動≫【安価】を頭につけてね
手を取る or 手を取らない
先着三人の中から🎲で決定 - 85二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:23:53
仕方なく…?いやうん仕方なくだったねうん
【安価】伏黒だと手を取らないかな?と思ったので手を取らない
チンピラの元締めとか嫌がりそうだし - 86二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:24:12
【安価】
うーん伏黒なら取らないかな
Hの関係者か聞く - 87二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:28:35
【安価】
伏黒なら取らないだろうな
しかしイケボなのか - 88二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:29:22
【安価】手を取らない
後ろに舎弟ゾロゾロいるけど手を取らないくらいでキレるなら小物そうだし… - 89125/04/06(日) 16:38:25
協力と言われたところで、いきなり手下を襲わせるような男と話すことなどはない。
そもそも伏黒はこういったチンピラや不良、他者に迷惑をかけるヤツや善人を犠牲にするヤツなどが嫌いだった。
そうでなくとも胡散臭く、信じるに値しない。
「アンタはHの関係者か?」
「H……?」
少し考え込むように口元に手をやるが、「さてね」と目を細める。
その態度もやはり気に食わず、目の前の手を無視することにすれば周囲を取り囲む手下たちが騒めき出す。
面子を潰しただなんてことはどうでもいい。
だがそれで喧嘩を売って来るならと、伏黒が常よりも目つき悪く目の前の男を見れば、その男は手下たちの動揺を片手で制す。
しかし、その後の一瞬。
ほんの瞬き程度の時間で、本間と呼ばれた男は伏黒の両手を片手で一纏めにしたかと思えば、地にねじ伏せた。
抵抗しようとして、気付く。
腕が、押さえつけられたところが全く動かないのだ。
本間は確かに鍛えられた体ではあるが、筋肉が肥大しているわけでも、特別に体格がいいわけでもないのに、今のあなたの怪力を以てしても微動だにしない。
「く、そ……!放せ!!」
「そんなつれない態度とるなよ。傷ついちまうだろ?……あぁ、まあ。このままだと傷がつくのはアンタの方だが」
はは、と笑ってから本間は腕を離す。
本間は異様に素早く、また何故かあなたに比肩するほどの力も持っているようだ。
これが互いに敵意のある本当の喧嘩で、相手が早々に辞めていなかったら……。そんな事を思うとぞっとした。
<SANチェック>0/1
伏黒(83) dice1d100=93 (93)
- 90二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:42:01
なんだこの男…?おかしいやつだな?
そして伏黒も流石にビビったか
しかし五条に言われてた怪我するような甘い喧嘩してんなよみたいなの頭に浮かんでそう - 91二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:42:56
うわこいつも破壊神なのか
今の伏黒抑え込めるの凄いな - 92125/04/06(日) 16:45:36
「ちょっとばかし手荒な真似をしちまったが……本当にアンタにこれ以上危害を加えるつもりはない。むしろ手助けをしたいんだよ」
伏黒がそのまま少し距離を取ろうとすれば、本間はくつりと笑う。
おそらくさっきの一連の流れは奇跡などではなく、同じことを出来る自信があるのだろう。
「ただ、その代わり俺たちの手伝いもしてほしい。そう身構えずとも、簡単なバイトみたいなもんさ」
余りにも胡散臭い、が本当にこの男から逃げられるかと問われれば否だ。
取り押さえられるのではなく、おそらく一発ぶん殴って気絶した伏黒を誘拐することも出来るだろうに、あえてそれをしないことを自分たちの求めに応えることはあくまでも協力なのだと、そういうことにしたいのだろう。
ポケットの中のスマホに意識を向けた瞬間、「おっと、人に相談だなんて野暮なことはしてくれるなよ?」と牽制を受ける。
勝てない相手を前にして、これ以上歯向かえば状況は悪化する。
待ち合わせ場所からもまだ距離はあり、ここで騒いだとしても気付いてくれる可能性は薄い。
そもそも、騒ぐまでの猶予があるかもギリギリだ。
つまり――――詰んでいる。
「で、どうする?」
本間にそう問われ、伏黒は腹を括った。
「……分かった」
渋々首を縦に振れば、本間はにっと笑みを深め、後ろにいる手下たちに指示を飛ばす。
「交渉成立、だな。おいお前ら、客人だ。丁重にもてなせよ」
その言葉に皆が押忍!と声を張り上げ、本間は颯爽と伏黒の隣をすり抜けていく。
その背を睨みつけるように眺めていれば、先ほどの三人衆が恭しく頭を下げて近づいてくることに気が付いた。 - 93二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:46:50
意外にもやるやつだった
伏黒の怪力に言及してたしこいつもなにか魔術的ドーピングしてそう - 94二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:47:22
こいつらはHよりはH利用したい系の人かな…?
おっ舎弟か? - 95125/04/06(日) 16:49:23
「あのう、さっきはどーもサーセンした」
思わず苛立ちのままで見れば、目の前の男はへらりと笑った。
「ボス……あ、さっきの本間さんって人がボスなんですけど……とにかく、アンタの力を測って来いって言われてて」
「正直半信半疑だったんすけど、マジでめちゃくちゃつえーんですね!やっぱボスの目に狂いはなかったってことか~」
「あ、こっちにどうぞ!ボスの正式な客人なんで手荒なことはされないと思います」
「まあ、お兄さんならそんな心配ないか」
先ほどまでのオラツキが嘘のように従順な姿勢を見せる。
しかしあれだけボコしたと言うのに、それを気にしたようなそぶりを見せないのはそれだけ本間という男の統制が取れているからなのか。
暴れるならば、今じゃない。
せめて本間という男が居ない時にやらなければ話にならないし、あの男も自分と同じように力が強いのならば、どうにかする方法を本当に知っていてもおかしくはない。
非常に腹が立つが、ここは大人しくしている他ないだろう。
そして伏黒は待ち合わせ場所に向かうことはなく、三羽烏に案内されて――――街から姿を消した。 - 96二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:51:41
どこに行ったんだろう…?
そもそもチンピラも操られてるとかあるのかなこれ - 97二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:53:39
伏黒が魔王になって悪の組織にスカウトされて舎弟を3人手に入れて街から消えてしまった
- 98二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 16:54:47
伏黒は強制連行か
後の2人も同じような感じなのかな - 99125/04/06(日) 16:58:49
釘崎野薔薇はいつもと変わらぬ日常を送っていた。
いや、厳密に言えば一つだけ、明確に変わったことがある。
以前五条が誘拐されたことで与えられた神の加護。その後遺症が、未だ体に残っていたのだ。
あの日以来、何故かオカルト的事象への造詣が深くなってしまった。具体的に言えば<オカルト>が114だ。
(釘崎:<オカルト>+95→<オカルト>114)
さらに憂鬱なことに、あなたは以前にも増して怪奇現象に巻き込まれるようになっていた。
というか毎日(トラブルの程度はピンキリだったが)何かしらのトラブルに巻き込まれている。
不幸中の幸いとでもいうべきか、オカルトへの理解と知識によってなんとか解決・脱出してきたが、あなたにも日常生活というものがある。
昨日だって得体の知れない魔法陣が刻まれたアルコールランプを前に、どうにかそれを発動しないように破綻させた。
あのままでは四人揃って恐ろしい目に遭っていたし、その被害は高校全体に及んだだろう。
このままの状態が続いてはたまらない……。早く元の生活に戻りたい……。そんな思いが胸中に渦巻いていた。
そんなある日、あなたの奇怪な日常はこれまた奇妙な形で終わりを告げた。
五条たちとの約束のため、待ち合わせ場所に向かう途中。穏やかな陽光があなたを優しく照らし、ぬるい風が頬をくすぐる昼下がり。
ここ数週間の中で最も平穏な時間をかみしめつつ歩いていると、ドン、と何かにぶつかって、次いで「きゃあ!」と可憐な声が響き、足元を転がった。
見てみればそれは10~12歳ほどに見える少女で、愛らしいロリータ系の服についた砂埃をはらっているようだった。
その様子を見て、自分と出会い頭にぶつかって転んでしまったのだろう、と思い至る。
「大丈夫?怪我はない?」
自分もぼんやりしていたと、少女に手を伸ばせば少女はようやく自分がぶつかったものが人間であると気付いたらしい。
「わたくしこそごめんなさい、ありがと……う………………」
はにかみつつお礼を言いかけたその口は徐々に動きを止め、少女の丸く大きな瞳はさらに大きく見開かれた。
柔らかそうな頬にじわりと朱がさして、釘崎のことをぽーっと見つめている。
その妙な様子を怪訝に思っていれば、次の瞬間少女は釘崎に抱き着いた。
「見つけた……わたくしの王子さま……!!」
- 100二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:01:36
釘崎はオカルトホイホイか
虎杖が気がついたらオカルト研究部に勧誘されてたな
そして王子様? - 101二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:02:23
オカルト114は怖いな…?
そして女に惚れられる女、釘崎 - 102二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:03:33
アラマ~!
オカルト爆発してるせいで釘崎が本当に王子様に見えてたりする? - 103125/04/06(日) 17:06:16
「は……はぁッ!?」
ぎゅうぎゅうと抱き着くその少女は腕に込めた力をさらに強め、縋りつくようにする。
「王子さまって、何なのよ!?」
釘崎は可愛いだけじゃない格好いい女の子、ではあるが王子さまという言葉が似合うかと聞かれれば首を傾げざるを得ない。
そもそも一般的に王子さまとは男性のことをさすだろう。
「王子さまは王子さまよ。わたくしの……!」
夢見心地の声でそう言われてしまえば、どうすればいいか分からなくなる。
こんなことをするのが少女でなければ鞄で殴るなり、素手で殴るなりしていたかもしれないが、流石にそうするには躊躇がある。
「アンタね、……ちょっと意外と力強いわね、放しなさいよ……!!」
そして多少ジタバタとしていても、少女は聞く耳を持たずに抱き着いたままだ。
どうしたものかと思った時、ふと視界に人影が映る。それも一人や二人ではない。
「聖純乙女(じゃんぬ)様、こちらにおられたのですか。お1人での外出はお控え下さいと、教祖様に言われているでしょう。……ん?そちらの方は?」
わらわらと数十人ほどが少女の後ろからついて出てきた。
誰もが怪しげな黒いローブを纏っている。
「聖純乙女(じゃんぬ)」と呼ばれた少女に抱きつかれている釘崎に、ことごとく敵意のこもったまなざしを向けていた。
「わたくしの王子さまよ!わたくし、こちらの方と結婚するわ!」
「はぁッ!?」
その視線をものともせず、少女は堂々とそう言いのけた。当然、その一言で周囲に動揺が広がる。 - 104二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:08:36
教祖?夏油…は関係ないとして何らかの教団関係者の乙女にプロポーズされてしまった
- 105二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:09:23
す…すげー名前の子ですね…
そしてこの世界にも教祖いるんだね… - 106二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:09:48
じゃんぬ?名前か?それともコードネーム的なものか?
釘崎の意思も確認してあげて - 107二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:10:39
どいつもこいつもグイグイ来るしゾロゾロ居る!
- 108125/04/06(日) 17:14:41
「何勝手にそんなこと言って、人をおままごとに巻き込んでんじゃないわよ!」
しかし釘崎がそう叫べども、周囲の誰も彼女の言葉には耳を貸さない。
「王子さま……?いやそれより、結婚とおっしゃられたか!?」
「何と…聖純乙女様にもう伴侶が見つかられるとは」
「しかし教祖様にはどう説明するのだ?儀式までお顔をお見せにならないはずだぞ」
「いやしかし……聖純乙女様の伴侶となられる方なら、ひとまず教団にお連れするべきなのではなかろうか」
「正気か?!このような者を崇高なる我らの拠点に招き入れるなどと」
「しかし聖純乙女様がこのご様子なのでは仕方あるまい」
「そうだ、そうだ」
「処遇は後からいかにもできる。今はとにかく来ていただくほかない」
「だが、これは女ではないのか?」
「男かもしれん」
「ンなわけないでしょ!!?」
「まあ、どちらでもいい。どうとでもなるだろう、多分」
「どうでもいいわけあるか!!どうとでもなるわけないでしょ!!!?!?」
そんな、釘崎の意思を無視した話し合いは途切れたようで。一斉に百数十の目がぎょろりと振り返る。
「婿……さま。ひとまず我らと共に同行していただきたい。貴方に拒否権はありません。聖純乙女様が貴方を望まれたのなら、我らはそれに従うのみです」
「ああ、外部と連絡など……ましてや助けを求められてはいけませんね。おい」
ろくな返事をさせてもらえないまま話は進む。幹部らしい男があごをしゃくると、数人がかりで体を押さえつけられ、所持品を没収された。
抜け出そうと足掻いても、より拘束がきつくなるだけだ。
「は?ちょっといい加減にしなさいよ、ねぇ、……あぁ、もう!!なんだってのよ!!」
「うふふ、わたくしたちのおうちに行きましょう?王子さま……♡」
聖純乙女の甘い声が妙に耳にこびりつく。何が何だか分からないままに、――――釘崎は街から姿を消した。 - 109二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:17:02
釘崎が攫われた!
ほ…放置してると大変な事になる奴が2人に起きた…となると虎杖も何か起きるんだろうな - 110二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:17:39
これは拉致では?釘崎は男前だがれっきとした女性だ
- 111二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:17:56
釘崎が小学生くらいのロリータ女子の婿さまになって謎の教団に連れ去られてしまった…
なんで既にベタ惚れなんだ一目惚れ? - 112二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:19:34
Nを崇拝するような教団でNから貰った力が残ってるせいで熱烈に好かれてるとかなんだろうか
- 113125/04/06(日) 17:25:47
虎杖悠仁はいつもと変わらぬ日常を送っていた。
いや、厳密に言えば一つだけ、明確に変わったことがある。
以前五条が誘拐されたことで与えられた神の加護。その後遺症が、未だ体に残っていたのだ。
体がめちゃくちゃ頑丈に……具体的に言うなら1d10+10くらい強くなってしまったのだ。
(虎杖:CONが dice1d10=3 (3) +10)
しかし、それ以外は特に目立ったことはない。
油ものや次郎系ラーメンも限界など知らないまま食べられたし、ちょっとやそっとではケガも気絶もしなくなったし、まあ元より人の限界に近い丈夫さを持っている虎杖からすれば若干微々たる差ではあったが、ここ最近は特に調子がいい。
むしろいい変化でさえあって、ご機嫌だ。
そして周囲の人間が勘付くタイミングなど虎杖が大食いチャレンジに成功している所を見る時くらいだが、まあ虎杖なら……というような雰囲気すら漂っているので、誰も悲しんでいない。あまりにもWin-Winな後遺症だ。
さて、それはさておき。待ち合わせ場所に向かおうと家を出る準備をしていた虎杖の家には、警察を名乗る男たちがやってきていた。
しわのないスーツをかっちりと着込んだ男と、シャツをだらしなく着崩してサングラスをかけた胡散臭い様相の男。
見るからに対照的な二名が、いきなり押しかけてきたのだ。
スーツを着たいかにも真面目な優等生の風貌をした男は軽く頭を下げる。
「突然邪魔してすまない。俺は警視庁特殊案件部門神話生物課所属の東条眞というものだ。こっちは手伝いをさせている京という」
「ちっす、どうも~」
長い名前を完全には聞き取れなかった虎杖は、まあいいや警察って名乗ってるしと思いながら挨拶をする。
「俺は虎杖悠仁……なんすけど、警察の人がどうしてうちに?」
思い当たる節が全くないわけではないが、一応はないことにしておこう。そう尋ねれば奇妙な名乗りを上げてきた男、東条は話を続ける。
「今日は君に事情聴取をするために来たんだ。悪いようにはしないから、時間をもらえないだろうか」
警察手帳を見せながら、東条は話し続ける。
- 114二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:28:25
他の2人が貰った力に振り回されてるのに
一人平和だったな虎杖そしていきなり警察きた - 115二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:29:02
誰も悲しまない後遺症にご機嫌な虎杖に草よかったね
でもどう考えてもヤバげな課から刑事が来てるな - 116二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:31:47
虎杖はまあ元が頑健でどちらかというと破壊神ドジっ子の方が深刻だったから他より変化なさそうだね
…つまり伏黒と違って壊しかけたのは素だったの?
そして警察…?他よりはまともそうだけど神話生物関係な時点でやっぱりヤバいかも! - 117125/04/06(日) 17:34:21
待ち合わせ時間にはまだあるし、警察の人が家に来てまで聞きたいこと、つまり事情聴取を断ると言う選択肢は虎杖にはない。
任意だとかそうではないだとか、断っても良いんだっけ……?などと考えつつ、「いいっすよ」と答える。
「数週間前に、君の先生がカルト教団に連れ去られただろう。そしてその際に、君たちが旧き神々と接触をしていることも把握している」
そう言われて思い出すのは、一連の事件。カルト集団に五条が連れ去られたのは一件しかない。
ただの誘拐、なら二件ほど該当の事件があるが。
「それ自体はいい…いや、良くはないが。とにかくそれだけで神々の干渉が済んだのなら、こうしてわざわざ会いに来ることはなかったんだが。――――君の体には、今なお旧き神の加護が残っている。自覚はあるかな」
「そのおかげで最近いつもより調子いいんすよね!」
ぺかー、となんの後ろ暗い所もないとでも言いたげな笑顔で虎杖がそう言えば、少し東条はたじろいだ。
「そ、そうか……やはり……」と、深刻な顔で呟き、少しの間考え込んでいたが、やがて顔を上げてこう切り出す。
「虎杖くん。失礼は承知でお願いがあるのだが……しばらく俺たちに保護されてはくれないだろうか。軟禁という形にはなってしまうが、可能な限り不便はさせない」
ナンキン、軟禁。言葉の物騒さに虎杖はぎょっとするも、今まで口を開かなかった京という男が茶々を挟む。
「オイオイ東条。そんなに言葉を端折ってたら、逆に不信感を与えるだろ。言葉はちゃんと選べって」
「む……そうか。ええと、では……」
「あーあー、やめとけ。オレが一から説明すっからさ。こういう時はセイイを持って説明すんのが大事なんだろ?」
そう言って、京と呼ばれた男は虎杖に向き直り、つらつらと説明をし始める。
≪京の説明≫
・最近、とある邪神を信奉する集団の活動が活発になっている。どうやらやばい邪神を招来しようと目論んでいるらしい。
・またそれと同時期に半グレ集団の活動も目立ち始め、現在進行形で不穏な様子を見せている。
・つい先ほど、伏黒と釘崎がそれぞれ不審な集団に連れ去られたことが確認されている。おそらくはこの2つの組織が関連している。
・2名が失踪したことから前回の誘拐事件との関連も考慮し、五条と虎杖の安全の為に2人を保護したい。 - 118二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:38:09
五条先生誘拐多いな
虎杖の裏のない笑顔に刑事が押されてる - 119二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:39:58
半グレが伏黒のとこ
邪神呼ぼうとしてるのが釘崎のとこ行ったんかな - 120二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:40:07
本人特に困ってなくてご機嫌なのに任意同行からの軟禁なんて話になるなんて…というか情報量も多いよ大丈夫か
- 121二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:40:30
やっぱりヤバい集団2人なのか
虎杖はまともなところに保護されそう…でいいのかな?
伏黒と釘崎が心配だ…
いやでも多分虎杖は助けに行く!ってなるかな - 122125/04/06(日) 17:43:41
「……という訳だ。アンタを安全な場所に避難させたら五条さんの方にも連絡を取って保護したいと考えてる」
正直五条相手に保護なんて言葉はこれ以上にない程に似合わない気もするが、これまで三回も誘拐されているのならばそれも仕方ないことなのかもしれない。
それを本人が是とするかは別として、だ。
「どーかな。体はちょっとばかし丈夫になったみたいだけど、それ以外は据え置き性能なんだろ?もし変な奴らがアンタを狙ってきたとき、オレ達は多分そこそこ役に立つぜ?さっき東条が軟禁って言った通り、まあ不便はあるとおもうけどさ。考えてみてくれよ」
「伏黒と釘崎はどーなんの?」
「当然、その二人もこれから助けに行く。だがまずは君と、そして五条さんだ」
「今のところはまだ誰かに捕まったりはしてねえみてえだな。前回の当事者なのに、不思議なこともあるもんだ。あんたを安全な場所に連れてったらそっちにも向かうつもりだぜ」
つまり、自分がここで問答を繰り返せば繰り返すほどに五条の保護(仮)が遅れるらしい。
虎杖から見て目の前の二人は警察っぽいかと言えばそうでもないかもしれないが、一応信頼して良いはずだ……とは思う。
「軟禁って期間はどの位?俺、学生だから長くなり過ぎると困るんだけど」
「それは分からない」
「もう少し詳しい事情聞けたりしないんすか」
「離すと長くなってしまう、一緒に来られるか来られないか、今ここで決めた上で一緒に来てくれるのなら安全な場所で説明をしよう」
確かに、このままじゃ危なくて保護を申し出ているとするのならば、長居したくはないだろう。
話してくれたことが全部分かったとは言い難いが、さてどうしよう。
≪虎杖の行動指定≫【安価】を頭につけてね
着いて行く or 着いて行かない
先着三人の中から🎲で決定 - 123二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:49:58
【安価】
ついていかない…かな?
信じないとかじゃなくて信用はしたけどどうせなら五条のところに行くなら自分も連れていけばいいし助けに行くなら自分と五条も共に行きたい!みたいな思考
多少頑丈だから盾にする程度でいいから!無茶はしないから!みたいな感じで - 124二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:50:53
【安価】
虎杖ならついていくかな
五条先生と合流して2人の救出したいよね - 125二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:51:08
【安価】着いて行く
ちょっと胡散臭い気もするけど皆を助けるにも一人で動くより良さそうだから協力するんじゃないかな - 126二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 17:54:35
ん?123だけど五条と合流前に軟禁場所に連れて行かれるって理解間違ってた奴かなこれ
間違ってたらついていくでいいかな - 127125/04/06(日) 17:56:56
合流前に連れていかれる、かな
もし五条とこれから待ち合わせだと告げても、行き途中に何かあったら大変だからまずは君だけでも~の流れになるし、そもそも待ち合わせの時間がまだ先だからね - 128125/04/06(日) 17:59:57
五条に言った待ち合わせ時間10:00、五条が来ると思ってる時間が10:30~10:45、実際の待ち合わせ時間は11:00
伏黒は10:30到着予定、虎杖は10:45到着予定、釘崎は11:00到着予定、みたいな感じが裏設定というか本編に関係ないあれこれだよ - 129二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:01:15
125だけど一人で動くより~はそのままの意味で五条と合流するとは思ってなかったから無問題!
- 130125/04/06(日) 18:01:29
≪虎杖の行動≫
1.着いて行かない
2.着いて行く
3.着いて行く
dice1d3=1 (1)
- 131二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:02:37
なら123は変わらず先に連れて行くじゃなく五条と合流してで良くね?思考になるで連れて行かれるのにはついていかないのままの予定です
と思ったらダイス選ばれちゃった
うーん怒られるかな? - 132125/04/06(日) 18:08:09
しかしまあ、これから当の五条との待ち合わせだ。
自分を拾って、そして一旦回収してまた五条を拾って、というのは二度手間だろう。
「実は今日五条先生と待ち合わせしててさ、そん時に五条先生ともう一回話聞いても良い?」
虎杖は自分の頭の出来が然程良くないことは分かっている。
目の前の相手を信用していないわけではないのだが、こういった状況ならば五条の判断を仰ぐべきだとも思ったのだ。
「つーかまだ何も出来てない俺よりも伏黒と釘崎のことを助けて欲しいっつーかさ。それに俺、今結構頑丈だし!並大抵のことなら自分でどうにか出来るから無問題!」
そう言えば東条は肩を落とし、「……そうか」と、唸るように呟いた。
「分かった、こちらも無理にとは言えないからな。君にも君の都合があるだろうし……突然すまなかった」
「んじゃ、またな」
そう言って、東条と京はあなたの家を後にする。
ようやく平穏が訪れた……そう思えたのは、ほんのわずかな間だった。
予定通り……よりも少し早く家を出た虎杖は、謎の覆面集団に追われていた。
追跡がそこまで上手くないのか小道に入ったり隠れたりすればすぐに撒ける程度だが、行き先がバレているのか道の先に回り込まれ続けている。
東条たちの言葉が脳裏をよぎる。もしかしたら、彼らの言う怪しい集団とやらが本当に自分を狙ってきたのかもしれない。
逃げ回るうちに袋小路に追い込まれ退路を塞がれる。
覆面の男たちは無遠慮に手を伸ばし、腕を鷲掴む。ぎり、と握りこまれこのまま骨の一つでも折られてしまいそうだ。
「こ……のッ!!」
<SANチェック>0/1
虎杖(86) dice1d100=64 (64)
- 133二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:11:32
あれ?選択ミスっちゃった奴?
この人達についていけるのかなと思ったのがミスだったか… - 134125/04/06(日) 18:13:06
「虎杖くん!」
鋭く声が飛び、それとほぼ同時に体の拘束が外れる。見れば、東条が覆面の男を引きはがしていた。
「大丈夫か!?」
その背後からさらに襲い掛かってきた覆面達を、炎が包む。男たちはわずかな間悲鳴を上げて身悶えていたが、じきに静かになった。
「な?言った通りになったろ」
焦った様子の東条とは対照的にのんきに話しかけてくるのはメモ帳をぱらぱらとめくる京だ。その手元からはぼう、と炎がろうそくのように灯っている。
「無事でよかった、ケガはないだろうか。すまない、すぐに助けに入りたかったんだが……」
「ちょっとくらい怖い目を見せてやった方が実感湧いていいだろ?」
「お前は少し反省しろ。街中でそんなものも使って……」
「へいへい、すいませんでしたっと。で、どう?正直あいつ等まだまだ来ると思うぜ。オレ等と一緒に来ない?」
呆れた顔の東条の小言もどこ吹く風といった様子で京は問いかけた。確認の体をとってはいるが、実のところ選択肢なんてものは残されていないのだろう。
にやにやと笑う表情は、突っぱねられればまた散々な目に遭うのを遠目に楽しもうという魂胆を隠しもしていない。
「五条先生は無事、なんだよな?」
「一応何か起きたらすぐに分かるようにしてるから大丈夫」
「う゛―……分かった、着いていくよ。二度も三度も、こうして助けて貰うの悪いし……」
虎杖が漸く同意を示せば、東条はほっとしたように顔を緩める。
「そうと決まれば早くここを離れよう、いつあいつらがやってくるかわからないから」
「車用意してあっから行こうぜ」
あれよあれよという間に背を押されて車の後部座席に押し込まれ、――――そのまま虎杖は街から姿を消した。 - 135二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:13:28
どちらにせよこの集団には出会ってたような気もするぜ
丈夫になってるのに骨折られそうなのだいじょぶか虎杖 - 136二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:16:03
良かった…単にSANチェックが増えるだけでどちらにしろの奴だったかな?
どちらにしろ何処かに隔離されたんだろうな3人とも… - 137二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:18:23
この流れでなんで五条だけ東条たちに保護されずに3人を探しに行くことになるんだろうな
- 138125/04/06(日) 18:19:23
ぴろん、と五条のスマホが音を立てる。
見れば、見覚えのないアカウントからメッセージが届いていた。
好奇心に誘われてメッセージタブを開いてみれば、その相手のアカウント名は『N』だった。
『もっしも~し、見えてる~?』
『あ、もう少し真面目な感じがいいかな』
『やあ、突然失礼するよ、五条くん』
『私は「N」。君のガイド役…と言ったところかな』
そんな適当なメッセージがぽこぽこと画面に表示されていく。妙に気の抜けた不審なメッセージは間を置かずにどんどんと送られてくる。
『まあ自己紹介はほどほどにしておこうか』
『ところで今、君の生徒達が大ピンチって言ったら』
『君は信じてくれるかな』
『まあ信じがたいのも無理はない』
『しかし今、現実問題として、君の友人たちとは全く連絡がつかない状態だ』
『今改めて試してみてもいいよ』
信じるに値しない馬鹿げたことだとは思いつつも、動く時と動かない時の差がハッキリしているメッセージグループにスタンプを送って見れば、既読すらつかない。
たまたま見ていないだけと思いたいが、そのまま五分以上過ぎていく。
得体の知れない『N』からの警告、もしくはコイツが犯人なのだろうか。
五条は一つ息を吐いて瞬きしてから視線を上げて周囲を見渡す。
こういうのは大体近くにいる場合が多いのだと、経験則で知っている。 - 139二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:20:59
やっぱどれもヤバい奴ってことかな
Nは何だかんだ嘘はついてないんだろうしな… - 140二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:22:11
N?APP18の人かな
そしてなれた対応だな五条先生 - 141二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:22:34
警視庁特殊案件部門神話生物課案件なLINEだなぁ
- 142125/04/06(日) 18:26:14
『不安にさせたかな?大丈夫、君を手助けするために私がいるんだから』
『こう見えて私は結構色々なんでもできるんだよ。あ、君には見えないか』
『さあ、さっそくお友達を助けに行こうじゃないか』
『…なに?どこに行けばいいのか分からないって?』
『全く仕方のない…なら私からいくつか場所を提示しよう。探索箇所ってやつさ』
『ここを見ていけば、何か手掛かりが見つかるかもしれないね』
五条が何も言っていないと言うのに、ぽこぽことメッセージが続いていく。
そして更に一つ、リストが表示された。
【探索箇所】
・路地裏
・公園
・とあるビル内の事務所(←最後がおすすめ!と添えられている)
『これらの場所を探っていけばきっと情報を得られると思うよ』
『それに、うーん……。うん、その内連絡はとれるようになると思う』
『何故わかるかって?私に分からない事はないからね』
『おぉっと、あまり口を滑らせてはつまらない。これ以上場をしらけさせる前にさくっと向かおうじゃないか、五条くん』
やはりどこか気の抜けたメッセージだ。
しかし、伏黒釘崎虎杖の三人と連絡が取れていない状況には変わりない。
そう言えばと、今更のように思う。こうして姿を消した生徒たちを自分が探すことになるのはこれが初めてではなかろうか、と。
何はともあれ、ただ待っているだけというのも性には合わない。
『一つだけ聞かせて、君は僕の生徒たちに手を出した?』
『それを知りたいならまず足を動かすべきだと思うけど?』
その答えに薄らと顔に浮かべた笑顔は変えぬまま、小さく舌打ちをする。
若干目が据わっている気がしたのは、きっと気のせいではないだろう。 - 143125/04/06(日) 18:28:33
≪誰から見たい?≫【安価】を頭につけてね
①五条 ②伏黒 ③釘崎 ④虎杖
先着三人の中から🎲で決定 - 144二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:29:21
うーんこののらりくらりしてる感じやりにくいな
- 145二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:30:24
このレスは削除されています
- 146二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:30:58
事務所はラストバトル開始用ってことか…
五条がちょっと相手にするの嫌がってる感じするな
えっ誰からみたいなのあるんだ - 147二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:31:20
五条としては自分の生徒に手出されたかどうかが敵か否かの焦点やろね…敵でも協力するというのは選べるだろうけど
【安価】
正直どこも気になるけど釘崎にしてみようかな - 148二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:32:11
みんな心配だけど
結婚相手が出来てしまった釘崎が心配かな
【安価】釘崎 - 149125/04/06(日) 18:33:59
実際の卓では同時進行でやるんだけど(それぞれの秘匿タブで進めるのでKPが多方面に「ちょっと待ってね!」「処理送れたらごめん!」「内容は見てるからもう少し待機で!」となる)、ここで同時にやる旨味はないから一人ずつ処理して以降って感じだよ
- 150二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:34:51
なるほど秘匿でそれぞれやるタイプか
なら適当に【安価】虎杖にします - 151125/04/06(日) 18:38:45
≪誰視点から?≫
1.釘崎
2.釘崎
3.虎杖
dice1d3=1 (1)
- 152二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:39:51
釘崎視点だな
ヤバヤバ集団の婿になりそうな釘崎はどうなるかな… - 153125/04/06(日) 18:43:08
釘崎が聖純乙女(じゃんぬ)と呼ばれていた少女に連れられてきたのは、市内で一番高く大きいビルだ。
コンサートホールやホテル、レストランや百貨店など一通り入れられている。
その最上階の一室に通されたのだ。
「私のお部屋よ、王子様♡これからは私と王子様のお部屋ね……♡」
そう言って釘崎にすり寄る少女を見て、後ろに控えている従者たちはおぉ…と嘆きの声を漏らしている。
正直、痛む頭を押さえて今すぐ立ち去りたいところだ。
だが従者たちは一人一人はひ弱そうであってもそれが十数人といると、さすがに脱走は厳しそうに思える。
「では聖純乙女様、我々はこれにて失礼いたします」
「婿様におかれましては……また後程、処遇を考えますので。こちらで少々お待ちください」
従者たちは一瞬釘崎にちら、と視線を向けたが、すぐに興味が失せたようにふっと目を逸らし、聖純乙女に一礼して部屋を後にした。
ご丁寧に厳重に鍵を閉めた音も聞こえ、残されたのは釘崎と少女だけだ。
「うふふ、じゃあ私とゆっくりしてましょう?王子様」
少女はにこにこと楽しそうに笑ってソファに腰かける。
サイドテーブルに置かれたジュースを飲んで、「ほら早く!」と言って座面を叩き、釘崎に隣に座るよう促した。
スマホも手元にない今、彼女の言うとおりにするのが一番身の安全を確保できそうだ。
「ほんと、なんだってのよ……!!」
≪釘崎の行動指定≫【安価】を頭につけてね
①少女を観察する
②部屋全体を見る
③少女と話す(内容の指定も)
①~③、その他でも可
先着三人の中から🎲で決定 - 154二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:45:47
こんな状況でもなければ釘崎が一番ドン引きかつ辛辣な反応してそうな相手だなこの子…
【安価】②部屋全体を見る
女の子よりまず周り確認してそう - 155二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:50:10
【安価】③
なんか沢山手下がいたけどなんでアンタの言うこと聞くの?って感じに教団と少女について探ってみる
なんか無理やり連れてこられたからね - 156二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 18:55:50
質問もいいな
【安価】①
とりあえず目の前の少女を観察 - 157125/04/06(日) 19:00:49
≪釘崎の行動≫
1.②部屋全体の確認
2.③少女と話す(教団と少女について探る)
3.①少女を観察
dice1d3=3 (3)
- 158二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:04:04
明らかに一般人ではなさそう
本当に釘崎にガチ恋なんだろうか - 159125/04/06(日) 19:07:11
釘崎の目の前に居るのは白い肌がほんのり赤く色づいて、くすみのない白髪はゆるりと伸ばされながらも寝癖も乱れもない。
青い瞳はきらきらと光を集めた宝石のようで、身に纏う物には皺も汚れもほつれも見当たらず、どこからどう見ても大切に育てられたお嬢様……あるいはお姫様といった様相だ。
カラーリングだけではどこぞの担任のようだが、彼女に関してはどこぞの担任のような邪気がないように思えた、多分。
「そんなに見られたら恥ずかしいわ、王子様」
そう言って少女ははにかんで、スマホを手で遊ばせた。
……スマホ?
絵本から飛び出てきたような容姿の彼女にそぐわないアイテムに思わず視線をそちらに向ける。
非常に釘崎のスマホによく似た……というか釘崎のスマホである。
あの男たちに取り上げられたものをなんでこの子が持っているのか?
その疑問を口にしつつ、返せと要求しようと思ったがその前に目の前の少女が動く方が早かった。
「信.者さんたちはスマホを取り上げていたけれど……人のものを勝手にとったらダメよね。これ、お返しするわ」
視線に気づいてか少女はスマホを釘崎に差し出した。
ロックも解除されていないし、変な事はされていないようでとりあえずは一安心だ。
「これ、私に返していいわけ?」
「だって、王子様のものでしょう?」
「そうだけど……って、私は王子さまじゃないっての」
スマホとは外部の連絡を取れるものだ。それを返すということはつまり――――
「そんなことないわ。王子様は王子様だもの」
少女は少しだけ悲し気に笑った。 - 160二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:10:35
素直にスマホ返却してくれた!釘崎から話せば意外と色々聞いてくれたりするのかな
この子から見たら釘崎は年上のお姉さんのはずなんだけどなんだか含みのある王子さま呼びだ - 161125/04/06(日) 19:11:05
≪釘崎の行動指定≫【安価】を頭につけてね
①部屋全体を見る
②少女と話す(内容の指定も)
③メッセージグループにて連絡を取る(内容の指定も)(現状、連絡を取れるのは五条のみとする)
④視点変え(誰にするかを指定、視点主がスマホを手に入れたり連絡できる状況下になったらメッセージグループで連絡を取れるようになるものとする)
①~④、その他でも可
先着三人の中から🎲で決定 - 162二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:11:44
なるほど…見た目とカラーリングだけ聞くと確かに五条先生みたいだな
五条にはある邪気で笑ってしまった
この子自身はもしかしたらいい子なのかもな…ちょっとぶっ飛んでるけど - 163二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:14:15
なんとなく話したら悪い子じゃなさそうだし何か事情もありそうだから情報も教えてくれるかもしれないな
連絡も取れるようになったってことは情報収集したいな
少女も実は本当の名前あったりしないかな…
【安価】情報の為に① - 164二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:14:16
悪い娘じゃなさそうなんだよな
【安価】
王子様って呼んでるけど私のどこがそんなに気に入ったのか
初対面だよねと聞く - 165二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:20:35
五条に連絡取れるようになった!けどもう少し情報集めてからでもいいかな
【安価】②
あなたはここの教祖?これって政略結婚的なやつなの?と聞いてみる
教祖様は別にいるっぽいけど - 166125/04/06(日) 19:24:37
≪釘崎の行動≫
1.①部屋全体を見る
2.②少女と話す(私のどこが気に入ったのか、初対面だよね?と聞く)
3.②少女と話す(ここの教祖?政略結婚?と聞く)
dice1d3=2 (2)
- 167二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:29:11
少女とは色々許されるならもうちょい話したい
それはそれとして助けに来てもらう時用に部屋の情報も欲しい - 168125/04/06(日) 19:33:28
このまま無視して部屋の様子を確認したり、脱出への手掛かりを探すだのは正直可能だった。
だけど目の前の少女があまりにも普通なことをいきなり言い出すものだから、釘崎は毒気を抜かれてしまった。
少女、聖純乙女(じゃんぬ)はきらきらとした瞳で釘崎を見上げている。
敵意も害意も彼女からは感じられなかった。
一つ溜息を吐いて、少女の隣に座る。
そうすれば少女は嬉しそうに微笑んだ。
「アンタ、私の何がそんなに気に入ったわけ?初対面よね、私たち。見る目があるわって言ってあげたいけど、ここまでされたらそうも言えないわよ」
「一目見た瞬間にね、心臓がドキドキしたの、見つめられると顔が赤くなっちゃうわ」
確かにそう口にする少女の顔はほんのりと薔薇色だ。
「一目惚れ?」
「そうね、そうかもしれないわ。あなたが良いって思ったの」
そういった少女は隣に座る釘崎の手に触れ、その温度を確かめるように優しく包む。
「どうかお願い、傍に居てね、王子様」
≪釘崎の行動指定≫【安価】を頭につけてね
①部屋全体を見る
②少女と話す(内容の指定も、複数でも可)
③メッセージグループにて連絡を取る(内容の指定も)(現状、連絡を取れるのは五条のみとする)
④視点変え(誰にするかを指定、視点主がスマホを手に入れたり連絡できる状況下になったらメッセージグループで連絡を取れるようになるものとする)
①~④、その他でも可
先着三人の中から🎲で決定 - 169二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:40:20
釘崎やり辛くなりそうと思いつつ必要ならきっちりきっぱりする方か
【安価】①部屋全体からなんか情報がないか知りたい - 170二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:44:20
うーん本気で惚れてるのか?
【安価】①部屋の探索 - 171二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:50:50
この子見た目10~12くらいらしいけどとりあえず政略結婚的なやつではなさそうか
【安価】① - 172125/04/06(日) 19:58:21
その言葉に当然釘崎はYESとは答えられない。
だけど否定することも出来ずに、少女の手の中から自分の手を引き抜く。
視線を少女から目を逸らして部屋へと移せば、広々とした部屋はいかにも女児が好みそうなパステルな色味で統一された家具が揃えられている。
ここはビルの最上階にある居室だとは分かっている。
だから居場所を告げるのには困らない。
だがそうしてしまえばこの状況も終わるのだ。少女のことを何も知らないままに。
「お部屋を見て回るの?どうぞ見て行ってちょうだい!」
釘崎が立ち上がれば、少女はそう言ってにこにこと笑う。
邪魔をする気もないようで、ぱたぱたと釘崎の後を着いて回る。
そして部屋の中を見回して気付いたのが、人一人がすむ居室にあるにしては不釣り合いなほどに大きい冷蔵庫が鎮座していること。
釘崎が冷蔵庫に目を向けているのが分かったのか、少女は「お腹が空いたの?中にあるものは何でも食べていいのよ王子様」と微笑む。
「別に、食べはしないわよ」
そう答えつつ扉を開ければ、ミネラルウォーターと作り置きの食事が数日分入れられていることが分かる。
<アイデア>
釘崎(75) dice1d100=90 (90)
- 173二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 19:59:52
釘崎動揺してるな
ファンブルじゃないだけいい - 174二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:01:40
釘崎は思いつかなかったな
作り置き…?数日はここにいろってされてるってことかな?
逃げられる機会はそんなにないのかな - 175二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:04:22
都度都度食事の世話してくれそうな人はたくさんいるけど作り置きなんだ
この子も軟禁状態だったりするのかな - 176125/04/06(日) 20:04:31
視線を冷蔵庫の中で彷徨わせれば、億の見えにくい所に腐っている食料を見つめてしまい、思わず顔を顰める。
(釘崎:SAN91→90)
釘崎が思わずそのまま扉を閉めるも、少女はそれに気付かなかったらしい。
「食事はいつも皆が持ってきてくれるのよ。あそこで食べるのが好きなの」
そう言って窓辺を指さす。
一面ガラス張りのそこには可愛らしい意匠の施された机と椅子が置かれており、確かに眺めも良さそうだ。
「いつも一人で食べてるわけ?」
「これからは王子様が一緒に食べてくれるの?」
「だから、王子様じゃないって言ってんでしょ」
そう言っても少女はくすくすと可愛らしい顔で笑うのみだ。
他に目に付いたのは、大きなベッド。
大の大人が2人両手両足を広げて寝転がったとしても余裕のあるほどに大きいベッドだ。
枕も布団もふわふわふかふかで、ここで眠ってしまえば10時間睡眠は固いだろう。
<アイデア>
釘崎(75) dice1d100=99 (99)
- 177125/04/06(日) 20:05:10
伏黒へ
他の人の運を吸わないでください
スレ主より - 178二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:05:41
腐ってる奴がある!?なんだそれ
そしてファンブルじゃなくて良かったね→ファンブルで笑ってしまった
なんか登場してるキャラのことごとくファンブルしてきたな… - 179125/04/06(日) 20:07:47
伏黒も吸ってるんじゃないな、ファンブルしてたな……
今回のシナリオは出目が悪ければ全ロストするって言ってんでしょうが - 180二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:09:18
調子が悪いです王子様!ロストはやめてくれ!
市内で一番大きくて高いビルの最上階っていうスイートルームぶりなのに冷蔵庫の中管理されてないし基本ほったらかされてる?王子様いないと寂しそう - 181二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:10:40
もしかしたら連れ出してくれる誰か→王子様なのかなあ
でも一目でそう思った理由は分からない
ファンブルしたらヤバいって前フリに答えてくれてるのかなあ皆 - 182125/04/06(日) 20:12:19
ベッドの誘惑とは凄まじいものだ。
思わず近付いて腰を下ろせば、後ろを着いて来ていた少女が立ち止まる。
「これ、お父様が置いてくださったベッドなの。でも……あまり好きじゃないわ。私には大きすぎて重いもの」
少し寂し気に、少女はぽつりと零す。
「でも今日は好きになれるかもしれないわ」
そう言いながら少女は釘崎の手を握ったまま、ベッドの方へと倒れ込む。
ぼふん、と柔らかな感触が二人を包み込んだ。
「ちょっと……!」
「王子様、疲れてるのよね?ほんの少し、一緒に寝ましょう?」
ぎゅう、と少女は釘崎の手を握りしめる。
全然痛くはなく、振り払うことだって簡単だ。
「ね?」
甘やかな香りが部屋を満たす。
断るはずだったと言うのに、気付けば瞼が重くなり――――
「おやすみ、王子様」
近くで聞こえた声は、やはり何故か寂し気に聞こえた。 - 183二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:12:51
きょ…共有出来なかった!とても辛いファンブルだ
- 184二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:12:52
逆に今のうちにファンブルしておいてくれた方がファンブルなんてそういつまでも続かないだろうって思えて安心な気もする
例え今日一日立て続けに起こってて若干破綻してる考え方だとしても - 185125/04/06(日) 20:16:11
<幸運>鞄未所持のためAF効果はなし
釘崎(80) dice1d100=71 (71)
- 186二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:17:24
おっなんだろう
すぐ目が覚めたかかな? - 187125/04/06(日) 20:26:42
ガタン、という音が響いて釘崎は瞼を持ち上げる。
煩いわね、と思いながら辺りを見回せば自分が見覚えのない場所に居るような気がして首を傾げ、そして思い出す。
「寝てる場合じゃないわよ……!!」
過ぎた時間を思えば、ぞっとしなくもない。
(釘崎:SAN - dice1d3=)
そして改めて辺りを見回せば、本棚から一冊の本が落ちているようだった。
変わらず少女はくうくうと寝呆けている。
「ったく、随分と良い身分よね」
頬を突いてやりたいような気になりつつも、釘崎は視線を本棚へと戻す。
そして足を向ければ、少女の小さな背丈でも手が届くように低めの背丈の書棚がいくつか並んでいる。
教科書やノートが並んでいたり、かと思えば小難しそうな外国語の本もしまわれていた。
<アイデア>
釘崎(75) dice1d100=83 (83)
<オカルト>シナリオ中補正により+95
オカルト(114) 自動成功 (クリティカルのみ適応 dice1d100=52 (52) )
↓<オカルト>成功で次判定
<オカルト>シナリオ中補正により+95
オカルト(114) 自動成功 (クリティカルのみ適応 dice1d100=23 (23) )
- 188125/04/06(日) 20:27:37
- 189二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:29:30
釘崎さっきからアイデア成功しないな
焦ってて頭回ってなさそう
少女から情報はこれ以上出せないけどオカルト判定はできて良かった…と思うべきかな - 190二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:30:02
今回出目悪いな…
皆しっかり! - 191二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:30:30
これは何かオカルトな本を見つけた感じか?この子普通の学校とかは行ってるのかな…
- 192125/04/06(日) 20:34:17
音楽系の蔵書で埋まった本棚があり、その中には奇妙な蔵書も混じっている。
気になって手を伸ばしてみれば、紙で指を切ってしまったのかぷくりと血が滲む。
(釘崎:HP11→10)
「あーもう……今日はついてないわね」
そう零しながらも、釘崎が見つけたのは「聖なる光、暗黒を剥ぎ取るもの」について記述された手帳だ。
常ならば分からなかったかもしれないが、今の釘崎はそれが何を指すものなのか分かってしまう。
中身を読めば、以下のことが分かるだろう。
【聖なる光、暗黒をはぎ取るもの】
———彼の光帯はある神の化身であるという。
邪悪さは感じさせず、彼の神の光は我らに非凡なる知識を授けてくださるという。
しかし、目で彼の神を知覚したり、光に触れられることで正気を失い、その後も恐怖に満ちた幻視を見続けるのだ。
眼球と正気の喪失によって全てを知ることができるなら安いものとも感じてしまうが、この神の最大の問題はその在り方にある。
この神は際限なく膨張し続ける。文字通り世界を押し潰すまで。当然膨張することで光の範囲も広がり、より多くの犠牲者が出る。
善悪に関わらず、次元の違った存在は害をもたらすのだ。
そこにはだいぶマズいことが書かれている。
これがただの絵空事ならば良いが、彼女を取り巻く色々なものを考えるとこれが実際にこれから起ころうとしているのではないかと、そう思うことも出来る。
「またとんでもないことに巻き込まれてるってわけね」
少女に王子様♡と言われながら誘拐されることもとんでもないことではあるのだが、釘崎の基準もだいぶバグっているらしい。
「んんぅ……?あれ、王子様……?」
そして再び、少女は目覚めて小さく欠伸をした。 - 193二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:36:51
あっ…全ロストってこいつとか関係かな…?
ちょっと不穏だな
そして少女は目を覚ましてくれたか…良かったありがたい
この子はこれも読んでたのかな - 194125/04/06(日) 20:39:33
- 195二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:40:32
スレ立て乙です
全体的に出目が不安ですね…ファンブル的な意味で
生き残れ皆… - 196二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 20:44:22
立て乙です
これから人数分やるとなるともう既に出目怖い
みんな無事で合流してくれー! - 197二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 21:07:34
100Fじゃなければなんとかなる!いやタイミングにもよるね…
チンピラ達のダイス運を墓地に送った代わりに釘崎達にはいい出目をください
ここぞと言う時だけでいいから! - 198二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 21:31:36
埋めじゃぶ
dice10d100=22 50 48 70 64 86 63 53 9 27 (492)
- 199二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 22:08:10
何とかなってほしいな
dice10d100=50 68 8 79 87 60 28 40 22 70 (512)
- 200二次元好きの匿名さん25/04/06(日) 22:08:49
ダイスの導くままに