- 1KPスレ主25/04/11(金) 19:30:51
- 2KPスレ主25/04/11(金) 19:33:57
【シナリオ配布元】
【CoCシナリオ】はなひらり - 咒彁䜌堂 - BOOTH■シナリオデータ ◆推奨人数:2~3 人 ◆推奨技能:目星、言いくるめ、戦闘技能、 ◆プレイ時間:4~6 時間 ◆補足:ロストの可能性が高い。リアル知識が高いほど すらすら進みます。 ■はじめに このシナリオは現代日本シナリオです。 しかし、舞台となる村が閉鎖的な村であり、そのため現代シナリオですが安土桃山時代並みな不便さを体感する時があるかもしれません。 そしてこのシナリオは NPC と仲良くなることが推奨されるシナリ オです。 ■あらすじ 暖かな日差しが照らす4月。探索者たちは枝垂桜の名所として知られる”小荷角村”へと旅行へ向かうこととなった。booth.pm■あらすじ 暖かな日差しが照らす4月。探索者たちは枝垂桜の名所として知られる”小荷角村”へと旅行へ向かうこととなった。 そこで桜に攫われそうなほどに儚い青年と出会った探索者は―――。
- 3二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 19:34:16
お待ちしてました!!絵が可愛い…初めて見るシナリオだから楽しみ!
- 4二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 19:34:47
たて乙です!楽しみにしてました
スレ画可愛い! - 5KPスレ主25/04/11(金) 19:35:34
- 6KPスレ主25/04/11(金) 19:37:30
KP経験は結構あるんですがスレッド形式とキャラエミュ式の卓は初めてなのでまじで緊張してます
よろしくお願いします! - 7二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 19:42:26
PCの絵も上手いな
高校の非常勤教師APP18の五条先生と
獣医希望の元ヤン大学生伏黒くんか - 8KPスレ主25/04/11(金) 19:50:39
東京某所にて
伏黒「宿泊券?」
釘崎「そ、宿泊券当てたんだけど都合がつかなくって。ありがたく受け取りなさい。」
そう言い2枚の宿泊券をひらりと見せる。
小荷角村宿泊券、と書かれていた。
伏黒「2枚あるが。」
釘崎「誰か誘いなさいよ。」
懸賞で当てたはいいいけど誰も都合つかないし行かないのも勿体ないからあげる。との事らしい。
釘崎「この時期だと枝垂桜が有名らしいわ。最近の知る人ぞ知る観光名所ですって。……それともこの日都合悪かったりすんの?」
伏黒「いや、予定は特にないが…」
釘崎「じゃ、決まりね。それあげるわ」
このあともショッピングの予定あるから、とさっさと帰ってしまい断り損ねてしまった。
【小荷角村について】
<知識>(60)
dice1d100=31 (31)
- 9二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 19:52:49
釘崎とは仲良いんだな
この季節桜いいよね - 10KPスレ主25/04/11(金) 19:55:09
小荷角村(おにかどむら)
釘崎の言っていた通り枝垂桜が有名な観光地だ。
山に囲まれた辺鄙な村であるが、知る人ぞ知る観光名所として今話題になっている村らしい。
他にも、小荷角村だけの伝統的な祭りである小荷隠れ(おにかくれまつり)も話題となっている。
調べるとちょうどその祭りがある日の宿泊券となっていた。
伏黒「……あの人を誘うか……」 - 11二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 20:01:10
何となく村の名前が不穏
五条さんと知り合いなのか - 12KPスレ主25/04/11(金) 20:06:28
今1番都合がつきそう…というより都合をつけてくれそうな人物に電話をかける。
五条「おつかれサマンサー!どうしたの珍しいね」
伏黒「…五条先生この日、空いてますか」
五条「えー?お、めっちゃ暇ヒマ。何旅行?奢ってくれんの?」
伏黒「釘崎が懸賞で旅行券当てたみたいで。都合がつかないらしく2枚あるのでどうかと思いまして。」
五条「良いじゃん。どこ?」
小荷角村の詳細と桜の話をするとトントン拍子に話は進んだ。
そうして、俺達は「小荷角村」へと行くことになった。 - 13KPスレ主25/04/11(金) 20:08:39
(持ち物とかですが旅行用の着替えとか財布スマホは元々持ってるものとします
それ持ってるかなあ…ってなった持ち物に関しては都度幸運で持ってるかどうかの判定をすることにします
あとここまで伏黒視点で文を書いていますがここから第三者視点に切り替えて書きますね - 14二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 20:11:09
了解です、いよいよ本編かな
桜が多い村って綺麗だよな - 15KPスレ主25/04/11(金) 20:18:05
昼過ぎ頃。
伏黒と五条は少し大きな荷物を持って電車から降りた。2人が住んでいる街に比べ空気が澄んでおり、木々や草花の爽やかな匂いが肺を満たす。
ここは小荷角村。電車の中からでも見えていたが、山に囲まれた穏やかな村である。
五条「おおっいちめんの緑。田舎って感じー」
伏黒「……とりあえず、旅館にチェックインしに行きましょうか」
宿泊先の旅館は駅から近く、少し山を登るところに建つ古風だが立派な旅館である。
旅館に入ると1人の男性に出迎えられる。この旅館の若旦那だ。
若旦那「お客様ですね、チェックインですか?
お部屋まで案内致しますね!」
爽やかな笑みをうかべ、部屋まで案内される。
基本的な旅館と変わらない部屋だ。
荷物を置いて、彼から入浴時間や朝食夕食などの一通りの説明を受ける。
一通り説明し終えると、一礼して去っていった。 - 16KPスレ主25/04/11(金) 20:39:05
伏黒「一旦落ち着いたところで、ですけど。これからどこに行きます?」
五条「やっぱり桜でしょ、メインなんだから行かないとじゃない?」
伏黒「……人混みが凄かったですけどね。」
五条「確かに。来るまでにもめちゃくちゃ人が居たね。穴場とかあればいいけど。」
伏黒「さっきの若旦那に聞いてみましょうか。穴場とか知ってるかもですし。」
旅館の入口まで行くと先程の若旦那が居た。
五条「や。さっきはどうも。桜を見に行きたいんだけど人がすごくて。毎年こうなの?」
若旦那「ああ、今春祭りですからね。今年は特に多くて……2日後の夜は小荷隠祭りもしますし。」
伏黒「小荷隠祭り…聞いてはいますけど何をするんですか?」
若旦那「この村に遠い昔から行われてるお祭りでしてね。村中、金屏風や吊るし飾りで彩られて村人達も豪華な衣装や面を身につけて行列になって練り歩くんです。」
伏黒「それは…凄そうですね」
若旦那「そうなんですよ!凄いですよもう。お祭りもそうですけど観光客と村の人らでごった返しになりますから。」
五条「それなんだよねー人が多くて。若旦那さんは桜の綺麗な穴場とか知らない?」
五条が聞くと若旦那が「ああ!それならありますよ!とっておきのところが!」と言ったあとに、少し声を潜める。
若旦那「人が多くなると穴場じゃなくなるので内緒ですよ?昔、神社があったところなんですが枝垂桜が何本も咲いててとっても綺麗な場所なんです。あまり人が立ち入らないので写真が撮りたいならばオススメですよ。」
五条「…神社が?へぇ、今は無いんだ。」
若旦那「そうなんですよ。なんか風水が悪かったとか立地が悪かったとかなんとか。別のところに移ったんですけどね。」
伏黒「今の神社の場所が祭りの会場なんですか?」
若旦那「そう!その通りです!……あ、桜ですよね。穴場なんですけど、ちょっとここから歩くところにあるんですが…」
村の祭りの会場の近くを通り、少し歩いたところに穴場があるようだった。
五条「んじゃ、向かおうか穴場。」 - 17二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 20:46:15
神社今はもうないのか
なに祭っていたとか知りたくなるね
祭りはあるのに神社はもうないのかそれとも別のところに建てたのかな - 18二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 20:46:29
絵もすごくかわいい!
- 19KPスレ主25/04/11(金) 20:49:52
教えて貰った穴場へと向かうと、目を疑うほどの桜色に囲まれる。それは全て枝垂桜で、探索者らを囲むように咲き乱れる桜はこの世のものとは思えない程に美しい。
現実を忘れさせるその光景に、心を奪われる。
伏黒「これは…」
五条「思ってたよりすごいな、これは」
伏黒「釘崎に写真撮って送るか……」
五条「いいね。僕も写真撮って送って自慢してやろ。」
天候も良く風も少し吹いていて、桜吹雪と青空がよく映えていた。
写真を撮っているとふと桜の下に立っている人物が目にとまった。そのシルエットから人物は男だと分かるだろう。
「……お、観光の人?」
向こうもこっちに気づいたようで、人懐こい笑みを浮かべて興味津々とばかりに近づいてきた。 - 20KPスレ主25/04/11(金) 20:50:37
絵褒めてくれてありがとうございます!!嬉しい
- 21KPスレ主25/04/11(金) 20:52:43
- 22二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 20:55:32
なるほど何にか理由があって神社移動したのか
説明ありがとうございます - 23KPスレ主25/04/11(金) 21:10:04
五条「君は?」
虎杖「俺、虎杖悠仁!この村の…まあ、住人?」
伏黒「なんで疑問形なんだ…」
虎杖「まあまあ!それより2人は観光?なんて名前?」
伏黒「伏黒恵だ。こっちは……」
五条「五条悟。東京の方で高校の先生してるよ。」
虎杖「東京?へぇ、良いなあ!伏黒は?」
伏黒「大学に通ってる。」
虎杖「へえ!俺村の外に出たことなくてさ!外について興味めっちゃある!」
五条「村から出たことがない?」
虎杖「うん。ない。」
伏黒「一回も?」
虎杖「そ!ない。……あ、良かったらさ!家来る?東京の話とか聞きたい!」
五条「いいよ、特にこのあと用事ないし。恵もそれでいい?」
伏黒「ああ…はい。」
虎杖「やった!じゃ、着いてきて!」
虎杖悠仁に連れられ虎杖家へと向かうと、そこには如何にも代々受け継がれてきたような大きな家系であることが分かるような外観をした屋敷があった。
年季が入っており、建物は古いがちゃんとした者により手入れがされていることが見てとれる。
虎杖はこっち!と中へ招き入れてくれるようだ。
【強制<聞き耳>ロール】
五条
<聞き耳>50
dice1d100=20 (20)
伏黒
<聞き耳>45
dice1d100=9 (9)
- 24二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 21:14:05
出だしはいいな
でも村から出たことないって学校とかどうしてんだろ - 25KPスレ主25/04/11(金) 21:20:01
2人は虎杖に招き入れられる際に少し家の中が騒がしいと思った。どうやら中に結構な人が居るようだ。
伏黒「なんか…騒がしいな?」
虎杖「…ああ!村の人達が集まって明後日の祭りのことについて話し合ってんの。」
五条「あれ、悠仁はここが家なんだよね?いいの?」
虎杖「あー…まあ、一応ここの家の長男で次期当主……らしいけど……俺は混ぜてもらえなくてさ」
伏黒「……いいのか?」
虎杖「混ぜてもらえねーもんは仕方なくない?……ま、それは置いとくとして俺の部屋まで案内するよ」
五条「……そう?おじゃましまーす」
五条は悠仁の言動に、少しだけ気になるところがあった。この家について彼はどういう印象を抱いているのだろうか。
五条
<心理学>
dice1d100=86 (86)
- 26KPスレ主25/04/11(金) 21:21:26
数値書くの忘れてた すみません
今回は心理学もシークレットじゃなくて公開形式でやってきます。
荒ぶりそうな出目してて怖い。 - 27二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 21:26:08
虎杖が次期当主なのか
祭りの打ち合わせとかいいのかな
そして心理学は外したか? - 28KPスレ主25/04/11(金) 21:37:10
興味が無い、もしくはそこまで気にしてないのかもしれないと感じた。
少し都会の話などをしながら部屋に通される。
虎杖の部屋は綺麗に片された部屋だった。
入って壁側に天井までの大きな本棚が2つ。天袋や地袋、床の間もあり立派な和室であることがわかる。
部屋の真ん中には漆塗りの机が置かれている。
虎杖は「どーぞ寛いで!」と2人を座らせた。
虎杖「ええと…あ、先生なんだっけ。なんて呼んだらいい?」
五条「悠仁の好きに呼びなよ。」
虎杖「じゃ、五条先生で。2人で旅行ってことは友達?それとも親戚とか?」
伏黒「親戚に見えるか?」
虎杖「え、ゼンゼン。見えない。じゃ、友達ってこと?」
五条「まあそんな感じかな。高校の時にちょっと勉強教えてたんだ。家近所でさ。」
伏黒「幼なじみ…みたいな感じに聞こえるがほぼ生徒と先生みたいなもんだよ」
虎杖「何それどういう関係?」
伏黒「そういう関係。」
五条「悠仁は?さっき長男って言ってたけど…兄弟とか姉妹とか居ないの?」
兄弟について聞かれると、虎杖は少し顔を曇らせる。かと思えばそれが気のせいだったのかぱっと表情を戻した。
虎杖「俺に兄弟は居ないよ。ひとりっ子。」 - 29二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 21:41:36
近所なのか五条と伏黒
そして何やら含みがありそうだな虎杖 - 30KPスレ主25/04/11(金) 21:50:56
虎杖に、兄弟について聞こうとどちらかが口を開く前に話題をするりと替えた。
どうやら何かがある、が今は詮索しない方が良さそうであった。
虎杖「俺のことはいいよ!それより2人は村についてなんか気になるやつとかある?確かええと…」
五条「……説話みたいなのとかあるなら知りたいね。興味ある。」
虎杖「あ!それについてならいい本があって…どこだったかな」
あ、あった!と本棚から1冊の古びた和綴じの本を2人の前に差し出す。
ぱらりと捲ると中身は古い言葉で書かれており、読むには少し手こずりそうなほど。
伏黒「これ、かなり古い本じゃないか?」
五条「えっすご。年代物だね。読むの大変だなこれは。」
虎杖「それ、読むの大変なら読もうか?」
伏黒「本当に読めるのかオマエ…」
虎杖「読める読める。」
五条「僕らが読むと日が暮れそうだし、悠仁に読んでもらおうかな。」 - 31KPスレ主25/04/11(金) 22:14:31
虎杖は本を手に取り、柔らかな声でその内容を語る。
【小荷角村の伝説】
かつてこの村には鬼が住み着いていた。
鬼は山に住んでおり、たびたび村に下りてきては、腹が減ったと言わんばかりに村人を無差別に襲っては喰らっていた。
鬼が人を捕まえればいくつもの臓物が飛び散った。鬼が人を掴めばいくつもの骨が折れた。
鬼が人を口の中に入れれば、新鮮な血肉が口から噴き出した。
村は血と肉と骨で、見るも無残な光景になっていた。
鬼に対抗できる力など持っていない村人は為す術もなく、鬼に恐れながら日々を過ごし、いつしか自ら村人を鬼に捧げるようになっていった。
臓物が飛び散る光景を、骨がおられる感覚を鬼の口から血と臓物と体液がぼたぼたと零れ落ちるあの様を、自分は死んでも味わいたくない。と、心から恐れていたのだ。
ある時、まるで嫁がせるように着飾り捧げられた娘を鬼は大層気に入った。鬼は村人に「美しい娘を寄越せば、他の村人は食わないでやろう」と言った。逆らうことの出来ない村人は、言われた通りに年若き娘を着飾り、次々と鬼に捧げた。
年端もいかぬ子供も捧げたこともあった。
鬼の元へと連れていかれた娘が、どんな目に遭うかなど想像すらもしたくはなかった。
娘を着飾り鬼の元と運ぶために籠へと乗せた。籠の中で娘はしくしくと泣いていた。
「おっかあ、おっかあ…。おっとお、おっとお…」
それは親を呼ぶ小さな泣き声だった。
いつしか捧げられる娘を鬼への生贄───
────『鬼贄』と、呼ぶようになった。
仏へ縋る甲高い声が聞こえる。助けを乞う声が聞こえる。父と母を呼ぶ声が聞こえる。鬼が住まう山から鬼贄たちの悲痛な叫び声が今日も聞こえる。
しかしある日、村に1人の男が現れた。男は異様な村の様子を見てすぐさま「鬼の仕業だ」と気がついた。
「鬼を退治してみせよう」と男は言った。
「しかし、どうやってあの鬼を退治するのだ」と村人は困惑するばかりであった。
男は村に根付いた『鬼贄』という風習を利用しようと考えた。鬼の不意をつくために白無垢を着て、顔を隠すために被衣を纏い、鬼贄になりすまして鬼の元へ潜り込んだのだ。そして油断した鬼の首を隠した刀ですっぱりと切り落とし、鬼を退治した。
鬼が居なくなった村には平穏が訪れ、鬼が現れることもなくなった。 - 32KPスレ主25/04/11(金) 22:18:14
その説話の、おぞましく、生々しい過激な内容に2人は嫌な想像を掻き立てられた。
【SAN値チェック0/1】
五条
<SAN値>(65)
dice1d100=46 (46)
伏黒
<SAN値>(55)
dice1d100=3 (3)
- 33KPスレ主25/04/11(金) 22:20:25
2人とも減少値無し!初期SAN値どっちもそんなに高くないからよかった
クリティカルしてますがSAN値チェックにはクリファン関係ない感じでいきます。 - 34二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 22:21:17
ちょっともったいなかったねえ初クリティカル値がSANチェック時で
- 35二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 22:21:39
女装しての怪物退治か
なんかよく聞く話だな - 36二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 22:24:02
やっぱり鬼と関係ある村だったか
油断させる意味もあるんだろうね
女装するの女だと油断したところ一気にやるんだろうな - 37KPスレ主25/04/11(金) 22:32:54
五条「へぇ、なんか結構地方でよく聞く感じの昔話って感じだね」
虎杖「そうなん?他でもよくある感じ?」
伏黒「確かにありがちと言えばありがちだな」
へぇ〜村以外にも結構あるんだ、と相槌をうっていた虎杖が突然「あ!」と声をあげた。
伏黒「どうした?」
虎杖「俺、ふたりがお客さんなのにお茶だすの忘れてた!」
五条「お茶菓子つく?」
虎杖「いやわかんね、聞いてみる!」
ちょっとくつろぎながら待ってて!と慌てた様子で立ち上がりパタパタと部屋を出ていった。
五条「……何もしないで待ってるのも退屈だし、家探しでもしよっか」
伏黒「五条先生…」
五条「恵も気になるでしょ?この村、というかこの家や悠仁もだけど…絶対なんかあるよ」
【探索箇所の決定】
1、本棚
2、天袋または地袋
3、部屋全体
五条
dice1d3=1 (1)
伏黒
dice1d3=2 (2)
被った場合は伏黒の方の数値に+1します
どっちも3だったら-1
- 38二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 22:35:11
上手く分かれたね
何か分かればいいんだけど - 39KPスレ主25/04/11(金) 22:37:01
【本棚に<目星>】
五条
<目星>85
dice1d100=58 (58)
【天袋または地袋に<目星>】
伏黒
<目星>(65)
dice1d100=4 (4)
- 40KPスレ主25/04/11(金) 22:37:20
出目がよすぎるな伏黒恵
- 41二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 22:40:19
連続クリティカル・・・
ここの伏黒君はクリティカラーか - 42二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 22:40:27
おお勿体ないなとか言ってたらしっかりクリ出してきた
- 43KPスレ主25/04/11(金) 22:46:16
【本棚】
一見して小説や逸話集などが多いと見て取れる。しかし、その他に小学校から高校までの各教科の教科書、動物図鑑や植物図鑑なども仕舞われていることに気づく。
そして落とし戸の桐箱に入った家系図を発見する。
【天袋または地袋】
中には様々な箱がぎっちりと仕舞われている。その箱の中のほとんどは服であり、あまり着られていないのかとても綺麗な状態で保存されている。なかなかの数があるようだ。
【部屋全体(クリティカル特典)】
床の間にうっすらとホコリが積もっていることに気づく。しかし部屋は綺麗に整頓されているため掃除をしていないというよりは、「この部屋をあまり使っていないのでは?」と思う。 - 44二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 22:50:16
ん?虎杖の部屋の筈なのにそもそも使ってなさげという情報…?
混ぜてもらえないとかといいなんか実はいない人かなんかに見えてくるな - 45KPスレ主25/04/11(金) 22:54:16
五条「恵〜なんかあった?」
伏黒「いえ、目立ったものは特に…ただこの部屋あまり使われてなさそうなことは分かりました。」
五条「ふうん。こっちはこれ、見て。」
伏黒「……家系図?」
【家系図】
虎杖家の家系図であることがわかる。
その多大に広がった図を見て、この家はかなり古くから存在する家系であると確信する。
しかし、その家系図にはところどころ赤い墨で×が書かれた名前があった。
五条
<アイデア>80
dice1d100=71 (71)
伏黒
<アイデア>85
dice1d100=96 (96)
- 46KPスレ主25/04/11(金) 22:55:10
デェーーーーー!!草
- 47二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 22:57:20
揺り戻しきたね
- 48二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 22:57:50
伏黒クリったと思ったらファンブルで草
この場だとコケたのかな? - 49二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:02:58
これは出目乱高下してんね
- 50KPスレ主25/04/11(金) 23:03:53
五条は家系図に付けられた×印に法則性があること、そしてそれらが全て長男と長女の1番最初に生まれた者に×が付けられていることに気づく。
悠仁の名前を探すと、悠仁の名前には×印は付けられていないがその隣に「宿儺」という名前が書かれていること。その名前には×印がついていることに気づく。
五条「……なるほどねぇ」
伏黒「何がなるほどなんです……ちょ、見せるならちゃんと見せてくださいよ」
五条「……うーん」
伏黒「先生?……いっで!!」
伏黒は五条の持つ家系図をよく見ようとした瞬間、足を畳で滑らせて転倒する。ドスン、とまあまあいい音がした。
【HP減少】
伏黒
11→10 - 51二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:04:49
これは生贄にされてますわ
- 52二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:05:57
意地悪されてんなちゃんと見せてあげなって
- 53KPスレ主25/04/11(金) 23:06:08
※伏黒のSIZが11、五条が16なのでだいぶ身長差がある
- 54二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:09:02
宿儺が生贄にされた奴か
でもなんか虎杖も変な感じだな部屋とか - 55二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:10:43
ああかなり身長差があるのか
伏黒くんが小さいというより五条先生がでかいのか - 56KPスレ主25/04/11(金) 23:12:34
五条「お、恵大丈夫?」
伏黒「…っう…大丈夫、です。というかちゃんと見せてくださいよ……何か分かったんですか?」
五条「うん。悠仁ね、兄弟居たよ。死んでるみたいだけど。」
伏黒「は……?でもアイツさっきひとりっ子って」
五条「言ってたね。何か事情がありそうだけど……あんまりこの情報は口外しない方が良さそうかな」
伏黒「…勝手に探したの、バレますからね」
そうだねー、と言いつつ五条は家系図を元の場所へと戻す。
五条「あ、さっき転んだの怪我してるならみとこうか?」
伏黒「誰の……せいだと……」
【伏黒へ応急手当】
五条
<応急手当>60
dice1d100=88 (88)
- 57二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:14:34
さっきから五条は出目高めな気がするね…
伏黒は乱高下してるけど - 58二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:14:50
あら残念
何で虎杖は宿儺のこと隠してるんだろう
思い出したくないのかな - 59二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:17:55
実は双子で生贄にされたのが虎杖で宿儺が虎杖のふりしてるだけとかだったらどうしようね
- 60KPスレ主25/04/11(金) 23:18:33
五条「……大したこと無さそう!ヨシ!」
伏黒「ヨシじゃないです」
五条「ヨシってことにしよう」
伏黒「あのですね……」
突如、ガシャン!と部屋の外からかなりの質量のものが落ちる音と割れるような音が騒音が聞こえる。
五条
<聞き耳>(50)
dice1d100=91 (91)
伏黒
<聞き耳>(45)
dice1d100=54 (54)
- 61二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:19:47
残念2人とも失敗か
五条先生出目高いな - 62二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:22:01
なんか悠仁の部屋が使ってなさげみたいなクリ情報のせいで入れ替わってる…?みたいな感じにはなってるな
そして本当に五条出目高いな
全員失敗するとは - 63KPスレ主25/04/11(金) 23:29:08
五条「……?!」
伏黒「なんだ!?」
顔を見合せたあと、部屋を確認する。
部屋の中で何かが落ちた訳ではなさそうだった。
伏黒「外か…?」
戸を開けると、そこには。
先程まで元気だった悠仁が、口元を抑え膝を着いている姿が目に飛び込んで来る。
ごひゅごひゅと吐き出される咳とともに大きく揺れる身体は息ができていないのか微かに痙攣を起こしており、口元を抑えた手の指の隙間から赤い血液がぽたぽたと垂れ落ちていることに気づく。
五条「悠仁!?」
伏黒「大丈夫か!?虎杖!!」
声をかけるも、返事をしようとすれば咳が出て血も同じように吐き出す。
これはまずいと背中をさする。この場だけのの治療では意味が無いことが明らかだった。
伏黒「先生!家の人へ連絡お願いします!虎杖は俺がしばらく診ます!」
五条「頼んだよ、恵!」
やがて虎杖の吐血の量はどんどんひどくなり、そして意識を失った。 - 64二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:31:34
えっ急に!?何が起きたんだ…?
音が切っ掛けに何が起きたのか? - 65二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:32:15
虎杖!病気なのかな結核とか?
伏黒診れるのは頼もしいな
しかし吐血って普通じゃないよな - 66二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:55:40
吐血心配だけど虎杖だと思うと全然普通に復活してきそうって思っちゃうんだよなあ
- 67KPスレ主25/04/11(金) 23:56:25
虎杖は村にある唯一の診療所である「薬師寺診療所」へと搬送された。
2人は今、付き添いとして虎杖の病室にいる。
虎杖は診療室のベットに横たわっていた。
村の唯一の医者である男は「薬師寺四郎」と名乗った。
薬師寺「観光の方、ですよね。付き添いまでしてくれるとは。ありがとうございます。」
伏黒「……虎杖の容態は?」
薬師寺「今は安定しています。ですが……」
伏黒「ですが……?」
薬師寺「今まで、悠仁くんはこんな吐血はしたことがなかったんですよ」
五条「したことがない…?」
伏黒「持病などではない、と?」
薬師寺「ええ、持病はないはずです。それはかかりつけ医の私がよく分かっています。」
伏黒「じゃあ、なんであんな吐血を…?」
わかりません、と医者は目を伏せる。
ベッドに寝かされた虎杖は非常に顔色が悪く、ただでさえ白い肌がますます青白く染まり、まるで幽鬼のようだと思うだろう。 - 68二次元好きの匿名さん25/04/11(金) 23:58:39
病気じゃないのか
突然血を吐いたってこと?
虎杖に心当たりあるかな - 69KPスレ主25/04/11(金) 23:59:40
五条「さっきまでパタパタ走ってたのにね、どうしちゃったんだろ。」
伏黒「……俺もさっき容態は診ました。でも持病でもない……となると……」
五条「うーん、ちょっと医療かじってる恵や病院の先生にもわからないってなると僕にはどうにもねえ。」
薬師寺「えらく、悠仁くんを気にかけてくれるんですね。」
おずおずと言った調子で彼は話かける。
五条「ん?うん、まあね。悠仁良い子だったし。」
伏黒「……」
薬師寺「おふたりは悠仁くんの友達、ということでいいでしょうか」
伏黒「はい。」
薬師寺「そうか、悠仁くんに友達か。それは……すごく喜ばしいな。」
どうやら薬師寺は虎杖のことをかなり気にかけているようだった。かかりつけ医、ということもあるだろう。しかし、それだけではなく純粋に虎杖のことを気にしていたようであった。 - 70二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:00:26
なんか実家での扱い微妙そうだったし毒物とか盛られてたりしないか
それなら医者が分かるか - 71二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:01:24
虎杖もしかして村から出たことないって言ってたから
友達もいないのか - 72二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:03:59
病気じゃないのに血を吐いたのか…本当によくわからないな
しかし何でこんな微妙な立ち位置になってるんだ虎杖 - 73KPスレ主25/04/12(土) 00:04:18
五条「……悠仁について、何か……他に心当たりとか、知ってることはある?」
薬師寺「……」
五条
<信用>(15+20)
dice1d100=79 (79)
- 74KPスレ主25/04/12(土) 00:08:49
(ここで薬師寺にAPPロールを仕掛けるのは女々か?
薬師寺先生思いっきり男だけど) - 75二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:11:26
- 76二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:12:50
まあBLっぽくなったらキッショと思うけどうまく理由付けできるんならいいんでない?
- 77KPスレ主25/04/12(土) 00:15:36
薬師寺はすまない、と言い目を逸らす。
何かを隠している様な面持ちだった。
伏黒「病気以外に、虎杖がこうなる何か心当たりがあるんですか?」
薬師寺「……いいや。そうじゃないんです。」
伏黒「じゃあ、貴方は今何を隠したんですか。何か心当たりがあるような反応でしたが。」
薬師寺「それは……」
伏黒「なにかあるなら、教えて貰えると助かります。」
心配なんです、と伏黒は真摯に薬師寺へ向き合った。
伏黒
<APP×5>(75)
dice1d100=63 (63)
- 78二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:15:55
APPロール悪くないと思う
PLとかだったとしてもお助け!お助け!ってやりそうだし - 79KPスレ主25/04/12(土) 00:16:13
- 80二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:19:24
良かった成功した!
真剣に心配してるように見えて気を許したんだろうな - 81二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:24:49
- 82二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:26:47
成功して良かったなあ
この感じだと病気以外で何かあるんだな
何かやらかしたのか何かの前触れなのかどっちだろう - 83KPスレ主25/04/12(土) 00:31:15
真剣な表情の伏黒に、薬師寺は短く息を吐いた。そして重い口をあける。
薬師寺「悠仁くんには、双子の弟がいたのですが」
伏黒「弟……?」
薬師寺「はい。この村では双子は忌み子とされていまして……生まれた瞬間に水に沈め、殺さなければならないというしきたりがあるんです。」
伏黒「は…?」
薬師寺はゆっくりと話した。
薬師寺「悠仁くんの母親は高齢出産で亡くなっています。遺言で、夫の頼雄さんに双子を育てて欲しいと残していました。
祖父である倭助さんは良かったのですが…祖母である尚子さんが、それに反対していたのです。
そして実際に双子の片割れを生まれた瞬間に水に沈めて殺そうとした。
もちろん、その時に頼雄さんや倭助さんが止めて事なきを得たんですが……その代わり、虎杖家では弟の宿儺くんは居ないものとして扱われていて……2年前に不慮の事故で亡くなったのです。
村人達は忌み子である宿儺くんがいなくなり喜んでいました。
悠仁くんはその心因性のストレスが、なにか体に異変を起こしているのかも、と。確証はないですがね。
……このことは、村人に無闇に話しては行けません。優しい貴方たちにも何か起きてはいけませんので。」 - 84二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:33:46
思いのほか胸糞案件だった
確かに双子嫌う風習ってあるよな
でもすでに事故で亡くなってたのか - 85二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:35:29
双子忌みみたいなのはよくあるけどやっぱ悲しいもんだな
宿儺の方がいないもの扱いされてたのか…でも虎杖本人もなんか扱い微妙っぽそうだな?違和感あるようなないような
不慮の事故何が起きたんだろうな - 86二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:40:42
不慮の事故…ホントかぁ?
- 87KPスレ主25/04/12(土) 00:41:16
五条「何か、があるかもってこと?」
薬師寺「もしもということがありますので。少なくとも、警戒はされると思いますよ。」
伏黒「……貴方に危険はないんですか」
薬師寺「私はまあ…この村唯一の医者ですので。何か、があると困るのは村の方ですよ。」
だから私は大丈夫です、と薬師寺は柔く笑う。
薬師寺「先程も言いましたがこの村では双子は忌み子として忌み嫌われます。片割れがいなくなってからの周囲が喜ぶ姿に彼がどう思うかは…想像するだけで、胸が痛みます。」
俯きながら、手を握りしめ己の無力を悔やむような姿だった。双子の事をよく診ていて、気にかけていたのがよくわかった。
やがて顔を上げ、薬師寺はまっすぐに2人を見つめる。
薬師寺「あなた達だけは、悠仁くんの唯一味方でいてくださいね」
と、そうこぼした。 - 88二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:44:30
双子だからって嫌われて
亡くなったの喜ばれたら
ストレスもたまるし体も壊すか
しかし話すだけでも禁忌って流石に度をこえてるな - 89二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:44:45
味方してやりたいな
この人は双子の色々見てたのかな - 90二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:46:58
双子の片割れを忌み子として葬ってももう片方の扱いも別に良くはなさそうなのがそもそも双子の地位が低いんだろうな
- 91二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:47:58
ここまで嫌われてると昔に何かあったのかね
- 92KPスレ主25/04/12(土) 00:55:57
薬師寺の話が終わるとしばらくして、虎杖が目を開ける。
虎杖「……ここは…」
伏黒「……ここは診療所だ。」
虎杖「そう、か……」
五条「体調はどう?」
虎杖「うーん……良くはねぇかなあ…」
五条「だろうね。」
顔色まだ真っ青だもん、と五条は続けて言った。喋れるくらいには回復したようだったが、それでもまだ辛そうにみえる。
迷惑かけてごめん、と薬師寺や2人に申し訳なさそうにしていた。
が、虎杖は無理に起き上がろうとして薬師寺に止められる。
薬師寺「ああ、こら!何をしてるんです悠仁くん!絶対!!安静!!安静にしてください!!」
虎杖「いや、でも先生。俺家に帰んないと……」
薬師寺「ダメです。絶対に、安静にしてください。少なくとも数日は!」
虎杖「だ、大丈夫だって!というか数日もここに居る訳にはいかねえよ!先生だって2日後が小荷隠祭りって知ってるだろ。」
薬師寺「医者として!看過できません!!」
伏黒「虎杖。」
虎杖「え」
伏黒「医者の言うことは聞いた方がいい」
虎杖「そういう訳には行かねえんだって!!」 - 93二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:59:00
?祭りの打ち合わせにもハブかれてるんだから
家にいてもここで養生しても同じじゃないのか? - 94二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 00:59:56
ん?色々ハブられてるじゃないのか?
まさか祭りの当事者とかになってないだろうな - 95KPスレ主25/04/12(土) 01:14:34
五条「悠仁はなんでそんなに家に帰りたいの?」
虎杖「……明後日の小荷隠祭りで、『鬼贄』の役やるから……練習とかあるし……」
五条「身体がついていってないでしょ。今回は休んじゃいなよ。」
虎杖「それができたら良かったんだけどなあ……」
伏黒「オマエじゃないとダメなのか?その『鬼贄』の役って。」
虎杖「俺じゃないとダメなんだよ」
五条「……あんなに除け者にされてるのに?」
虎杖「……うん。」
俺は絶対に這ってでも帰るよ、と真剣に言っているようだった。
伏黒「オマエ、家に帰った後も安静にできるか?」
薬師寺「え、ちょっと虎杖くんは安静に、ですよ」
伏黒「このままだと本当に這ってでも帰りそうなんで。コイツの家までは俺達が送ります。」
伏黒……!と虎杖は目を輝かせた。救世主、と言わんばかりに。
伏黒「家には帰してやる。ただし、明日から俺達が安静にしてるか見に行くからな。」
虎杖「それならいいだろ先生!な、お願い!」
薬師寺は「貴方達が面倒を見てくれるのなら…」と、渋々了承した。 - 96二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 01:17:34
鬼贄ねぇ
言い伝えから考えると嫌なこと考えてしまうな
まさか未だに生贄捧げてるとか無いよね - 97KPスレ主25/04/12(土) 01:26:50
帰る時は車椅子を使ってください、と車椅子に虎杖は座らされる。
診療所を出る頃には夕暮れ時になっていた。
空や青々とした木々をオレンジ色に染め上げたその光景は眩しく、昼間の桜の幻想的な光景とはまた違う美しさだった。
伏黒「家に帰った後も絶対に安静にしろよ。」
虎杖「わかってるって……大人しくする。」
五条「本当に這ってでも帰りそうな勢いだったもんね」
虎杖「這ってでも帰ってたよ俺は」
伏黒「妥協案だからなこれは。明日から本当に見に行くからな」
虎杖「……」
静かな時間が流れる。虎杖の表情は俯いていてよく見えなかった。車椅子の音と、風の音だけだったがとても穏やかな時間だった。
そうして、虎杖を家に送り届け小荷角村での1日が終わる。 - 98二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 01:28:35
虎杖は何にそんなに必死なんだろうな
そんなに重要な役目なのに打合せしないのか? - 99KPスレ主25/04/12(土) 01:28:58
というところで1日目が終了です。
キリは一応いいんですが2日目朝の描写までやってしまいたいのでそこまでやります。 - 100KPスレ主25/04/12(土) 01:35:22
翌日の朝。
目を覚まし、朝食をとろうと宿泊部屋から出ると旅館内がやけに騒がしかった。
五条「……なんかあった?」
伏黒「やけにザワザワしてますね」
五条「昨日の若旦那に聞いてみようか」
辺りを見回すと、旅館の従業員らしき人物と話している若旦那を見つけることができた。
何かがあったのかを尋ねると、彼は眉を寄せて重々しく答えた。
「村の、唯一の診療所の薬師寺先生が
────今朝、死体で発見されたんです。」 - 101二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 01:36:32
ええ!!先生亡くなったの??なんで?
うわ謎は深まるばかりだな - 102二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 01:37:52
えっ何故!?
いい人そうだったのに…むしろ村の人も困るのでは… - 103二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 01:38:31
虎杖の唯一の味方だったみたいなのに
- 104KPスレ主25/04/12(土) 01:38:32
今回はここまでです!
エミュめっちゃムズい。描写もむずい。
伏黒サン出目荒ぶりすぎて怖いし五条先生も出目が高い。出目の高さを技能値の高さで何とかしてるとこある……
次は薬師寺診療所へ行くとこから始めます。 - 105二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 01:39:19
乙です!読んでて楽しかったです
- 106KPスレ主25/04/12(土) 01:42:40
明日起きて準備でき次第再開します。
多分早くてお昼前くらいかな…?
スレが落ちる前には再開すると思うのでその時はまたよろしくお願いします! - 107二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 01:47:32
スレ主お疲れさまです!
エミュ全然違和感なくとても素晴らしかったです!
続きが楽しみだ…待ってます! - 108二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 02:03:23
面白かった乙です
しかしあらすじの儚い青年と虎杖が噛み合わなくて笑う - 109二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 08:56:12
ほしゅ
- 110KPスレ主25/04/12(土) 10:47:16
- 111KPスレ主25/04/12(土) 10:50:28
2日目の朝
五条と伏黒は薬師寺診療所へと向かう。
そこは既に警察が到着しており、立ち入り禁止のテープが張られている。
診療所の周りには多くの村人が何があったのかと野次馬のように集まっていた。
五条「あーやっぱりもう来てるよね、警察。」
伏黒「事件現場ですからね。」
五条「……僕たち重要参考人じゃない?」
伏黒「ああ、薬師寺先生が最後に会ったのは恐らく俺、達……?」
五条「そ。ワンチャン、何か分かったりしないかな。」
あとちょっと事件現場って興味あってさ。と言い、五条は近くの警察に交渉を試みる。
五条「ね、ちょっと僕らに現場見せてくれない?昨日の夕方頃に彼に会ってるんだよね。何か分かることがあるかも。」
五条
<言いくるめ>(65)
dice1d100=53 (53)
- 112二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 10:58:38
お、成功したな
- 113二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 10:59:46
前にニコ動でリプレイ動画見たけど内容サッパリ忘れてるから新鮮な気持ちで楽しめるぞ!(座学1並感)
- 114KPスレ主25/04/12(土) 11:04:18
警察は突然現れた五条と伏黒に対し、警戒をしていたようであったが「昨日の夕方頃に会っている」と聞くと驚く。間違いなく、薬師寺が最後に接触している2人ということになっているようだった。
何か分かることがあれば、と現場に通される。
現場の部屋へと向かうまでの警察の様子からどうやら尋常ではない様子であるというのが伺えるだろう。
診療所の診察室の近くにいた警官に一言、「遺体の損傷が非常に激しい。くれぐれも注意するように。」と、警告された。 - 115KPスレ主25/04/12(土) 11:10:18
部屋に入ると、ひやりとした空気が2人の頬を撫でた。そこを包む空気はひやりとしているのに鉄錆のような、それでいて鉄よりも生臭くどろりとしたにおいが鼻につくことだろう。
現場は惨状という言葉が似合うほどの酷いありさまだった。
白い部屋を悪趣味に彩るかのように床から天井までに届く赤色。それは時間が経ったせいか、色が黒く、茶色く変色しており酷くあった。
まるで大雨が降ったかのように、床はまだてらてらと蛍光灯の光を映している。
足を踏み入れれば、ぴしゃり、と水を跳ねる音がすることだろう。
『惨状』など生易しいものでは無かった。その部屋は正に────『地獄絵図』だった。
しかし、それ以上に彼らの目に飛び込んでくるものがある。さほど広くもない部屋の真ん中に横たわる小さい影。それは異常な程に小さく、歪で、おぞましい。2人はすぐさまそれが何であるかを察することだろう。
目の前には赤黒い内蔵を晒す歪な肉の塊があるのだ。その肉には足が生えており、下半身の成れの果てであることを理解する。
────ああ、理解してしまった!
それが、昨日出会った薬師寺四郎の悲惨な遺体であることを、理解してしまった。
【SAN値チェック】
五条
<SAN値>(65)
dice1d100=10 (10)
伏黒
<SAN値>(55)
dice1d100=23 (23)
- 116KPスレ主25/04/12(土) 11:12:52
【SAN値の減少】
五条
dice1d3=3 (3)
伏黒
dice1d3=2 (2)
- 117KPスレ主25/04/12(土) 11:14:42
五条
<SAN値>65→62
伏黒
<SAN値>55→53
- 118二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 11:17:41
本当に悲惨な姿になってる…何故こんな事に
- 119KPスレ主25/04/12(土) 11:19:33
伏黒「こ、れは……」
五条「うーんスプラッタ。思ってたより酷いなこれ」
【探索箇所の決定】
1、遺体に<目星>
2、遺体に<アイデア>
3、部屋全体に<目星>
五条
dice1d3=2 (2)
伏黒
dice1d3=3 (3)
被った場合は伏黒の方の数値に+1
どっちも3だったら-1
- 120KPスレ主25/04/12(土) 11:23:03
【遺体に<アイデア>】
五条
<アイデア>(80)
dice1d100=86 (86)
【部屋全体に<目星>】
伏黒
<目星>(65)
dice1d100=13 (13)
- 121KPスレ主25/04/12(土) 11:27:42
五条は遺体の損傷具合に気が取られる。血まみれになった服や部屋の惨状、その全てが現実味がなく映画のようだと思った。
伏黒は遺体以外には荒れた様子はなく暴れた様子がないことに気づく。
伏黒
<アイデア>85
dice1d100=16 (16)
- 122二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 11:28:05
順調だな今日は出目落ち着いてるか?
- 123KPスレ主25/04/12(土) 11:33:13
伏黒は部屋の荒れた様子が無いことに「もしかしたら、知り合いか何かに不意打ちで殺されたのでは?」と思う。
伏黒「先生、遺体の状況の割に部屋が荒れてないです。なんというか…抵抗した様子がなさそうというか……五条先生?」
五条「あ、うん。なんか映画みたいだなって思っちゃって……抵抗した様子がなさそう、ね。」
【探索箇所の決定】
1、遺体に<目星>
2、遺体に<アイデア>
五条
dice1d2=2 (2)
伏黒
dice1d2=2 (2)
被った場合は伏黒の方の数値に+1
どっちも3だったら-1
- 124KPスレ主25/04/12(土) 11:34:57
3じゃないや2!
【遺体に<アイデア>】
五条
<アイデア>(80)
dice1d100=68 (68)
【遺体に<目星>】
伏黒
<目星>(65)
dice1d100=85 (85)
- 125二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 11:38:37
五条成功伏黒失敗
顔見知りの犯行村の人が犯人かな - 126KPスレ主25/04/12(土) 11:48:07
五条が改めて遺体を見ると、薬師寺の服が昨日出会った時と同じ服であることに気づいた。どうやら今朝殺された訳ではなさそうである。
伏黒は遺体を見て、異常なことが起きている事は把握出来たがそれ以上にその惨状をあまり目にしたくないと思った。
五条「これ、昨日の服のままだね。今日の朝にこうなった訳じゃなさそうだ」
伏黒「……夕方頃、俺達が虎杖を送ってすぐか夜ですかね」
五条「警察に聞いたらもうちょい何かわかんないかな。……ね、こういう状況って結構あったりする?」
遺体の状況を近くの警官に尋ねることにすると、警官はすぐ答えてくれる。
「いいえ…こんな惨状は滅多にないですよ。
現場の状況で特に異常なのは、この遺体に頭部がなくて……頭の部分があったはずの場所が抉れているというか、引きずり出されるように神経や肉がズタズタにされてるんです。
なんというか、神経と脊髄、皮膚や他の部分の骨なんかも巻き込んで千切れているんです。
切り落とされているのでなく、まるで『引っこ抜かれたような』損傷具合で。
もし引っこ抜かれたのが本当なら、到底人間ができるような芸当じゃないです。」 - 127二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 11:55:41
引っこ抜かれた…
人間技ではないなまさか本物の鬼?
でもなんでこの人狙われたんだろう - 128KPスレ主25/04/12(土) 11:57:20
五条「薬師寺先生の事も気になるけど……あとは警察に任せるとして、そろそろ悠仁の様子を見に行こうか。」
伏黒「そうですね……薬師寺先生のことも伝えておかないと。」
五条「旅館まで伝わってる話だからあの家が知らないわけは無い、とは思うけど悠仁にまで伝えてなさそうだもんね。」
伏黒「面倒をみると言ったからには行かねえと」
警官に自分たちが気づいた情報を伝え、礼を言いつつ現場を去る。
昨日虎杖悠仁を送り届けた虎杖家へ、2人は向かうこととなった。 - 129KPスレ主25/04/12(土) 12:01:35
虎杖家へたどり着くと、こちらもまたバタバタとしているようだった。
薬師寺診療所の事件や小荷隠祭りのことでてんやわんやになっていることが想像できた。
【<聞き耳>ロール】
五条
<聞き耳>(50)
dice1d100=79 (79)
伏黒
<聞き耳>(45)
dice1d100=30 (30)
- 130二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 12:02:39
虎杖ショックだろうな
親しそうだったもんな - 131KPスレ主25/04/12(土) 12:12:00
伏黒「……?何だ、何か音がする?」
五条「え、そう?バタバタはしてるみたいだけど」
伏黒「何か鈴のような……?いや、これは…」
耳を澄ますとシャンシャンと鈴のような音色が聞こえるが、それと同時にごほごほと咳き込むような音も聞こえることに気づいた。
咳の音だ、と気づいた伏黒は足早に音の出処へと向かった。そこは道場のような建物だった。
中を覗けば道着を身につけた虎杖が装飾のついたいかにも重そうな太刀を振り回しているのが見える。
それが昨日彼が言っていた『鬼贄』の演武なのだろうと思う。しかし、虎杖の様子が少しおかしい。
ボーッとしているような虚ろな目、それ以上に目立っているのは腕や足、頭や頬に付けられた包帯やガーゼの量だった。その隙間からは赤い傷や青くなった痣がちらりと覗いていた。
装飾が付いた太刀を握る手は血が滲み、巻いていた包帯を赤く染めあげていた。
伏黒「虎杖……ッおまえ、なにをしてんだ!」 - 132KPスレ主25/04/12(土) 12:22:22
虎杖「え、……あ!伏黒!五条先生!」
伏黒「薬師寺先生からはくれぐれも安静に、って話だったよな。あとなんだその傷。」
虎杖「…それは、その……これ?これは俺が悪いだけだから。」
伏黒「は?オマエが悪い?」
五条「……家の何かしきたりとか?」
虎杖「そ、しきたりだから…だからその、気にせんでいいから」
五条「そういう訳にも行かないでしょ。ほらそれから手を離して。包帯だけでも替えよ。傷見せて。」
虎杖「いや!いいよ、大丈夫…」
伏黒「虎杖。」
虎杖「……わかった。」
【虎杖の傷に対して応急手当】
五条
<応急手当>(60)
dice1d100=59 (59)
- 133二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 12:23:11
虎杖?傷増えてないか?
しかも血まみれで何してるんだ - 134KPスレ主25/04/12(土) 12:28:41
手に巻かれた包帯を取ると、五条はその痛々しさに目を見開く。虎杖はバツの悪そうな顔をして小さく「…ごめんこんなん見せて。」と言った。
虎杖の両手の爪が全て剥がされている。
痛々しい傷の様子は彼がこの家にされてきた行為を嫌でも想像させることになった。
【SAN値チェック】0/1
五条
<SAN値>(62)
dice1d100=58 (58)
- 135KPスレ主25/04/12(土) 12:29:54
SAN値減少はなし!ヨシ!
- 136二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 12:32:38
手当も成功してSAN値も減らない
出目が落ち着いたねよかった - 137KPスレ主25/04/12(土) 12:52:11
傷の手当、包帯の取り換えをしながら話す。
五条「……悠仁、これ。どういう経緯でついた傷?」
虎杖「……」
五条「話せない、もしくは話したくない?」
虎杖「…ごめん、先生。」
五条「話したくないならいーよ。でもさ、こういう傷はただのしきたりじゃないよね」
虎杖「……俺にとってはただのしきたりだ」
五条「ふうん……じゃ、話は変わるけど今日の薬師寺先生の話は家の人からなにか聞いたかな?」
虎杖「……今日の薬師寺先生の話?」
キョトンとした顔で虎杖は聞き返した。
その表情からはまるっきり薬師寺の話に心当たりがない様子だった。
伏黒「薬師寺先生が今日の朝、診療所で亡くなられてたそうだ。」
それを聞くと、「え、先生が……?」と虎杖は驚いたように目を見開いた。そうしてから俯き、ぽつぽつと喋る。
虎杖「今朝から何か、騒がしかったから、なにかがあるのかと思ってたけど……そんな……死んで……」
しばらく落ち込んだ様子だったがぱっと顔を上げ「……あんまりにもずっと沈んでたら先生も悲しむよな。」と無理やりに笑った。 - 138二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 12:58:14
うーん傷だらけになるのがしきたり?
何してんだろうな - 139KPスレ主25/04/12(土) 13:05:54
虎杖「……な、良かったら今日村の案内してもいい?」
伏黒「村の?身体は大丈夫なのかオマエ」
虎杖「ダイジョーブ!さっきまで演武もできてたし!動けるぜ!」
伏黒「動くな安静にって話だっただろうが」
虎杖「それは……そう、だけど。」
五条「まーこのままここに置いておく方が僕的にはちょっと嫌かな。」
伏黒「しきたりで何をされるかわかったもんではないのはそうですけど。」
五条「無理しない範囲で、村の案内頼めるかな悠仁。」
このまま彼を家に置いておくと何が起きるかわからない。むしろ怪我の様子から悪化をする可能性の方が高い。無理をしない範囲で村を出歩く方が安心だろう。
どうしても虎杖が動けなくなる事態あれば五条が「最悪僕が持ち運ぶよ」ということになった。それに対して虎杖は「それは流石に恥ずかしい」と言っていた。
こうして3人は虎杖家を出て村へ探索に出る。 - 140KPスレ主25/04/12(土) 13:17:23
村へ出ると、あの惨たらしい事件がなかったかのように平穏さを取り戻していた。
虎杖を連れて歩いていると、村人達が男女関係なく親しげに声をかけてきた。
村人A「あんれま、悠仁ちゃんまーた傷をこさえてんの」
村人B「昔っからやんちゃなのは全然変わらんねぇ」
虎杖「やー、今日もちょっとドジって。」
村人A「昔からそうやねぇ怪我ばっかして はよ治るとええね」
伏黒「……虎杖は昔からこうなんですか?」
村人A「ん?悠仁ちゃんのお友達かい?そうだねぇ、昔から怪我ばっかやねぇ」
村人B「そーなんよねぇ、ずーっと怪我しとるんやない?ま、いつものことさね」
五条「いつものこと、ねぇ…」
五条
<心理学>(55)
dice1d100=13 (13)
- 141二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 13:17:42
家の人達心配とかしないのかな
ここまでボロボロになるのもなんかおかしいな - 142KPスレ主25/04/12(土) 13:18:19
「男女関係なく」ではなく「老若男女を関係なく」でした!描写ミスです。
- 143KPスレ主25/04/12(土) 13:19:08
アッ修正の方も誤字してるすみません
- 144KPスレ主25/04/12(土) 13:26:57
村人たちの様子を見るに、本当に昔から怪我をよくしていたのだろう。
つまり、日常的に昔からあの家で悠仁が怪我をするような行為が横行しているということだった。
村人達に親しく挨拶をして別れた後、祭りである神社の会場へと向かうことにした。 - 145二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 13:38:06
村の人は友好っぽけどなぁ
双子禁忌で嫌がられてる感じはしないな
宿儺だけが禁忌だったのか - 146KPスレ主25/04/12(土) 13:48:25
神社は小荷隠祭の会場になっているのもあり、多くの人が準備に忙しくしているのが見て取れた。吊るし飾りや金屏風、行灯などが置かれたそこは明るいうちから別の世界の風景のようだと思うだろう。
虎杖「ここが小荷隠祭のメイン会場の神社!普段はこんなにシャラシャラしてないからこれ見るとあ〜祭りだな〜って思う。」
五条「おおー旅館の若旦那からも聞いてたけど飾り凄いね。」
伏黒「まだ全部終わってなくてこれなら明日はもっと豪華になってるのか?」
虎杖「そう!まあ飾りよか着物とかお面とかの圧が凄いと思うけど。」
そんな会話をしていると、優しい声で「こんにちは」と声をかけられる。
虎杖「あ、村長だな。こんにちは」
伏黒「村長?」
虎杖「村長で、この神社の神主もしてる石丸さん」
石丸「やあ、悠仁くん。一緒にいる2人は……友人かな?」
五条「そ、悠仁の友達。そちらは?」
石丸「私は石丸狩八。ここの神主と、村長をしています。悠仁くんが友達を連れてるのは珍しくてね。つい声をかけてしまった」 - 147二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 13:57:17
皆嫌がってる感じはしないけどな
でも祭りの準備からはハブにされてんだよね
何だろうこのチグハグ感 - 148二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 13:59:29
村の人達は双子だってこと知らないのかな
宿儺はずっと座敷牢に入れられてたとかで - 149KPスレ主25/04/12(土) 14:04:19
良ければ家でお茶でもどうぞ、と村長の自宅に招待されることになる。
3人を自宅の居間へ通してくれる。
祭りの準備に忙しかったのか様々な用具や飾りが雑多に置かれた空間に、畳の匂いや窓から差し込む陽光の暖かさで安心感を覚える。
五条「ここもまた大層な家だね。」
虎杖「家ってそういうもんじゃない?」
伏黒「オマエの家もかなりデカい部類だぞ。」
虎杖「え、そうなん?いや、そうか」
石丸「小荷角村でも大きい家はウチと虎杖くんのところぐらいかもね。」
お茶とお茶菓子を持ってくるね、と石丸は席を外した。
【部屋全体に<目星>】
五条
<目星>(85)
dice1d100=17 (17)
伏黒
<目星>(65)
dice1d100=65 (65)
- 150二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 14:06:30
おお伏黒がギリギリだ成功してよかった
- 151KPスレ主25/04/12(土) 14:16:33
部屋を見回すと、壁にかけられた数多くある写真から1つ虎杖が写っている写真を見つける
その写真には他に、小さな虎杖の肩に手を乗せた優しい顔の男。その後ろに老夫婦。虎杖の隣には薬師寺四郎の姿。その隣には村長の姿もある。
五条「お、悠仁も写ってるじゃん」
虎杖「え?ああ……昔の……」
伏黒「この人は誰だ?」
虎杖「後ろにいんのが父ちゃん、後ろにいるのが爺ちゃんと婆ちゃん。……爺ちゃん久々に見たな。」
五条「久々に見た?」
虎杖「2年…いやそろそろ3年くらいになるかも。昔に病気で倒れてそのまま死んじゃって。」
そんな話をしているうちにお茶とお茶菓子を持った石丸が戻ってくる。
虎杖もそのまま話を続けることはなく、「あ、村長さんおかえりー」と石丸に声をかけた。 - 152二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 14:19:42
家に写真とか無いのかな
2~3年見たことないって違和感あるな - 153KPスレ主25/04/12(土) 14:35:43
お茶菓子の練り切りなんかをつまみつつ、石丸と村について話すことになった。
伏黒「……そういえば、小荷隠祭って具体的に何をするんですか?」
石丸「ああ、小荷隠祭はね。小荷角村の伝説の話が由来の祭りなんだよ。
籠に『鬼贄』を乗せて、この神社から行列が出発してね、所々で演武を披露しながら村を一周し、この神社に再び帰ってくる。神社に帰ってきたら『鬼贄』が鬼を退治する演武を披露し、祭りを終えるんだ。」
虎杖「で、今回その『鬼贄』が俺ってワケ。」
五条「大役じゃん悠仁。」
石丸「ああ、それと村人は鬼に扮するために鬼の面を付けて行列についていくんだ。」
虎杖「だいぶ怖い感じのお面なんだよな。アレ泣く子いると思う。」
伏黒「そういえば、神社って移動したって聞いたな……」
伏黒のその言葉を聞くとピン、と空気が張りつめられる。石丸の先程の優しい雰囲気がガラリと変わった。
石丸「ねえ、君。それ誰から聞いたんだい?」
伏黒「は…?」
石丸「その神社が移転した話。誰に聞いたの?」
五条「桜の穴場を探しててその時に聞いたんだよ」
石丸「そう……そうか。それはいいよ。
────誰に、その話を聞いたのかな?」
おもむろに2人に対して警戒をしているようだった。
【誤魔化しできるか<言いくるめ>】
五条
<言いくるめ>(65)
dice1d100=52 (52)
- 154二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 14:37:36
五条先生ナイス
しかし神社の移動ってそんなに秘匿にされてんのか?
隠すことでもない気がするが - 155KPスレ主25/04/12(土) 14:48:28
五条「……噂かな。旅館で誰かが桜の見れる穴場を話してるのを聞いただけだから、誰かまでは僕らにはわからなかったよ。」
石丸「…そう。それはしょうがないね。」
張り詰めた空気が緩む。どうやら諦めてくれたらしい。
石丸が話を終えると玄関の方からパタパタと子供が走るような音がした。
そしてすぐに居間に「あーー!!やっぱりきてたんですね!」と小さな子供が飛び込んで来た。石丸の子供らしい。
子供は虎杖の姿を見るなり「きてるんなら遊んでくーださい!」とグイグイと服を引っ張った。
石丸「こら、悠仁くんは今怪我をしているんだから。無理はさせちゃダメだろう。」
そう石丸が告げると、「じゃあ本!本を読んでください!それならいいでしょう!」と食い下がる。渋々それに許可を出すと、虎杖はその子供に手を引かれ隣の部屋へと向かっていった。 - 156二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 14:51:49
子供にも懐かれてんな
やっぱり虎杖は忌み子扱いされてないのかな - 157KPスレ主25/04/12(土) 15:03:44
虎杖の穏やかに本を読む声が隣から聞こえる。
石丸は2人に「すまないね」と隣の部屋を見ながら言った。
石丸「悠仁くんは怪我をしているのに…」
五条「まあ本ぐらいなら大丈夫でしょ、動き回るわけじゃないんだし」
その声が届いているのか居ないのか、泥のように濁った瞳で2人がいる部屋を見ながら、不気味なほど静かに穏やかな声でぽつりぽつりと喋りだした。
石丸「あんな怪我をさせて……頼雄くんは何を考えてるんだ……彼は大事な『鬼贄』だというのに……本番で、何かあったらどうするんだ」
そうして五条と伏黒の方へ笑顔を向ける。
石丸「君たちも、あまりあの子に入れ込まないようにね。」
どういう意味か、と言及しようと口を開く前に石丸は腰を上げ隣の部屋へ足を運び「今日は今野さんのところ子と遊ぶんじゃなかった?」と声をかける。
その言葉に子供が「あーーっ!」と思い出したかのように声を上げ虎杖と五条達に別れを告げてから慌ただしく外へ駆け出して行った。
石丸「さて、私も祭りの準備で忙しいから名残惜しいけれど今日はここまでにしてもらっていいかい?……明日の祭りは是非とも見て帰ってね。」
有無を言わさぬ圧であった。
石丸「それじゃ、また明日ね」 - 158KPスレ主25/04/12(土) 15:05:34
小荷角村2日目終了。
出目意外と安定してましたね。
このまま安定してて欲しい。 - 159二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 15:20:32
やっぱり生贄的ななにかなのかな
なんか嫌な感じだ - 160二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 15:27:56
頼雄くんって誰だ?出てきてたっけ
見落としてたらごめん - 161KPスレ主25/04/12(土) 15:29:49
- 162二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 15:31:30
- 163KPスレ主25/04/12(土) 15:41:34
【情報整理】
<虎杖関連>
・虎杖悠仁は虎杖家の長男で次期当主
・悠仁には双子の弟の「宿儺」が居た
・宿儺は2年前に事故で亡くなっている
・虎杖悠仁は家であまりいい扱いを受けていない
<村関連>
・小荷角村には鬼がいたという伝説が残っている
・伝説には『鬼贄』という生贄の風習がある
・小荷角村では双子は忌み子とされている
・村において双子の話をしない方が良い
・小荷隠祭では村の伝説を元にした演武をする
<他>
薬師寺先生の遺体の状況が人間業じゃなかった
重要なとこはこんな感じになってる…はず
- 164KPスレ主25/04/12(土) 15:43:45
めっちゃシリアスな展開が続いたのでちょっと息抜き入れます。
- 165二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 15:46:29
情報整理ありがたいです!
生贄が主役のお祭りなのかな
いや鬼退治がテーマならおかしくないのか? - 166KPスレ主25/04/12(土) 15:51:47
- 167KPスレ主25/04/12(土) 15:54:32
3日目の朝。
昨日の朝とは打って変わって、非常に穏やかな朝だった。
あの後虎杖を家に送る際は少し揉めたが。
虎杖は「明日は朝から準備あるから」の一点張りで聞かず、とはいえ旅館に居させるわけにもいかず。そのまま虎杖家へ帰すことにはなった。怪我をまた作っていなければいいが。
五条「恵〜お土産見に行こ」
伏黒「え、お土産ですか?……虎杖も一緒に連れていきます?」
五条「いや、悠仁を連れていくのは無理だと思うよ。今日は朝から準備でかかりっきりみたいだし。
多分お家の方が悠仁を出してくれないか、既に神社とかにいると思う。」
伏黒「……お土産の方は?」
五条「多分今を逃したら買いに行く暇なさそうだなって。夜は祭りに行くんだし。」
伏黒「そうですね」
ということで2人は土産を買いに行くことになった。
【お土産何買う?】
1、まんじゅう
2、和菓子
3、カスタードのやつ
4、クッキー系
5、ドラゴンの剣ストラップ
6、木刀
7、誕生月のストラップ
8、ご当地キャラのストラップ
五条
dice1d8=1 (1)
伏黒
dice1d8=3 (3)
- 168二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 15:59:36
- 169KPスレ主25/04/12(土) 16:13:10
五条はご当地のまんじゅうを買い、伏黒はカスタードのよくある「〇〇月」と書かれたお菓子を買った。
伏黒「誰かに渡すんですか?」
五条「え?自分用だよ。帰りに食べる。」
今日の夜に祭があることもあってか、土産屋にもそれなりに人がいた。桜の咲いている通りには相変わらず沢山の人がいた。小荷隠祭が夜にあるのもあって、1日目や昨日より人は多く感じた。
五条「わ、これ夜もっと増えそう」
伏黒「まだメインの夜じゃなくてもこんなに観光客が来るんですね」
五条「この通りの枝垂桜も綺麗だしね。1日目も人がすごかったし。若旦那の言ってたとおりごったがえしてる。」
伏黒「よく見たらもう大通りにはいくつか屋台も出てますね」
【屋台】
五条
<目星>(85)
dice1d100=24 (24)
伏黒
<目星>(65)
dice1d100=8 (8)
- 170二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 16:15:20
屋台の食べ物っておいしいよね
なにか見つけたかな - 171KPスレ主25/04/12(土) 16:20:35
割と怖い感じのリアルテイストな鬼の面を売っているお面屋さんがあることに気づく。
石丸や虎杖の話にあった、村人向けのお面屋であることが分かる。
他にもりんご飴やチョコバナナ、たこ焼きなど食べ物系もいくつか並んでいた。
【屋台で何買う?】
1、チョコバナナ
2、りんご飴
3、たこ焼き
4、カステラ
5、焼きそば
6、たい焼き
7、かき氷
8、お面
五条
dice2d8=7 3 (10)
伏黒
dice2d8=8 1 (9)
- 172二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 16:25:30
五条先生がたこ焼きとかき氷祭りの定番だね
伏黒くんがお面とチョコバナナか - 173KPスレ主25/04/12(土) 16:28:58
五条はたこ焼きとかき氷、伏黒はチョコバナナとお面を買うことになった。
五条「恵それ買うの?お面」
伏黒「村人に紛れられそうなんで。一応…」
五条「いざと言う時用?」
伏黒「そう言うのがなければただの旅の土産になりますし」
ある程度歩き、荷物も増えたので買った土産を旅館に置きにいく。
もうすぐ小荷角村の小荷隠祭が本格的に始まる時間が近づいてくる。
少し緊張しつつ、小荷隠祭の会場である神社へと向かった。
【持ち物追加】
伏黒
・鬼のお面 - 174KPスレ主25/04/12(土) 16:30:19
息抜きおわり!
- 175二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 16:31:29
あれ意外に有効なアイテムだったえりするのかね、お面
- 176二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 16:35:12
息抜き終わってしまったのか
また何か起こるかな - 177KPスレ主25/04/12(土) 16:40:05
空は陽が落ち、ぼんやりと薄暗い。しかし、村中に置かれた行灯の光を金屏風が反射し昼間のように明るい。
だが、明るいのは行灯などが置かれている大通りのみ。他の道はその明るさに負けて、1層暗く見える。
大通りには、昼時にくらべても多くの露店の屋台が出ていた。観光客も含めて多くの人がごったがえしになっている。その中に鬼の面をつけている人の姿がある。その鬼の面をつけている人物達は多くが村人である事がわかる。逆に鬼の面をつけていない人達は観光客であるということもわかるだろう。
神社の境内に向かえば、大通りより明るい光景に目を細めることになる。境内も多くの人で賑わっており、一見して場所取りをしている村人が多いと思う。
他にも、行列に参加するであろう衣装を着た人たちがチラホラと談笑している様子が見て取れる。
【強制<目星>ロール】
五条
<目星>(85)
dice1d100=38 (38)
伏黒
<目星>(65)
dice1d100=73 (73)
- 178二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 16:42:06
五条先生が成功して良かった
やっぱりお面使い道ありそうだな - 179KPスレ主25/04/12(土) 16:57:21
五条は神社の拝殿の方に石丸の家で見た写真と同じ顔、虎杖頼雄と虎杖尚子の姿があることに気づく。その傍にはごっそりと削ぎ落とされたような無の表情をする虎杖の姿もあった。
五条「あ、悠仁いた」
伏黒「えっどこですか」
五条「あそこあそこ、ほら。」
伏黒「……隣に居るのは父親と、祖母ですかね」
五条「たぶんね。おーい悠仁〜!」
手を振るとこちらに気づいた様子の虎杖がぱっといつも通りの笑顔を浮かべ、2人に近づいてきた。
虎杖「こんばんは!伏黒、五条先生!」
来てくれたことにとても嬉しそうに駆け寄る。
すげえ嬉しい、ありがとう、と言いながら。
虎杖の姿は昨日のガーゼや包帯だらけの姿ではなくなっていた。
伏黒「オマエいつの間に包帯取ったんだ?」
虎杖「え?あー『鬼贄』が包帯やガーゼだらけだとみっともないからな。今日外した。」
五条「大丈夫なの?」
虎杖「あーいや、その、実は大丈夫じゃなくってさ……」
虎杖は眉を下げて申し訳なさそうにする。爪が全部剥がされているため、『鬼贄』の衣装に着替えるのが非常に困難であるらしい。
虎杖「スゲー申し訳ないんだけど、着替え手伝ってくんない……?体が傷とか痣で汚いから、あんま人に見られたくなくて」
伏黒「……わかった。」
了承してくれたことに、虎杖は嬉しそうに笑っていた。 - 180二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 17:02:45
爪が全部剥がされているとか物凄く過酷じゃないか?
いくらお祭りが大事でもそこまでやるもの? - 181KPスレ主25/04/12(土) 17:05:46
虎杖と共に衣装に着替えるために更衣室へ足を運んだ。そこには誰1人おらず着替えるにはうってつけのタイミングであると気づく。
五条「そういえば悠仁、ご飯ってもう食べた?たこ焼きとかあるけど食べる?」
虎杖「え……いや、いいよ。」
五条「着替えたら食べる時ないと思うよ?」
虎杖「もう食べたから、大丈夫!」
そんな会話をしながら虎杖の着替えを手伝う。
【着替えのお手伝い】
五条
<DEX×5>(65)
dice1d100=8 (8)
伏黒
<DEX×5>(35)
dice1d100=74 (74)
- 182二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 17:10:38
このレスは削除されています
- 183KPスレ主25/04/12(土) 17:11:03
虎杖の服を脱がせると、その背中に目を奪われる。
陶器のように日焼けのしていない白い肌。その肌に浮かぶのは無数の傷跡だった。何かが擦れたような擦り傷、肩口まで広がる大きな火傷の跡。それぞれが、虎杖の背中を醜く彩っていた。
その傷跡から、虎杖は自分たちが想像していたよりももっと酷い目にあっていると確信した。
【SAN値チェック】0/1 - 184二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 17:11:44
食欲ないのかな
大事な儀式の前にお腹すかない?
伏黒くん不器用か
と思ったらえらいことになってた虐待かこれ? - 185二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 17:12:51
うわ思ってたより酷いなこれ
父親がやったのかな - 186KPスレ主25/04/12(土) 17:13:49
ダイス入れるの忘れてました
【SAN値チェック】0/1
五条
<SAN値>(62)
dice1d100=66 (66)
伏黒
<SAN値>(53)
dice1d100=20 (20)
- 187KPスレ主25/04/12(土) 17:16:25
【SAN値減少】
五条
<SAN値>62→61
- 188二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 17:18:21
2人共耐えたな
SAN値そんな高くないけど頑張ってるな - 189KPスレ主25/04/12(土) 17:24:02
五条は着付けを手伝いながら痛々しい傷跡を見る。それは到底躾やしきたりではすまないような傷ばかりであった。
五条「悠仁この傷は…」
虎杖「ちょっと俺がやらかしただけ。気にせんで。」
伏黒「……傷、ちょっと見せろ」
【傷跡に対し<医学>】
伏黒
<医学>(55)
dice1d100=12 (12)
- 190KPスレ主25/04/12(土) 17:30:05
伏黒が虎杖の傷跡を見ると、やけど以外の傷が全て治りかけであるということがわかった。
そうこうしているうちに、衣装への着替えが終わる。『鬼贄』の白無垢に被衣を被った姿は正しく贄という表現が適切であった。
虎杖「着替え、手伝ってくれてあんがと!」
そう言って、2人から離れていった。 - 191二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 17:32:25
火傷もあるのか逆に何したらそんな傷だらけになるんだ
そう言えばもう吐血はしないんだな
良くなったならいいけど - 192KPスレ主25/04/12(土) 17:46:35
虎杖を乗せた駕籠を担ぐ行列が神社から出発し、村を一周して神社に再度戻ってくる。
行列についていった者たちは神社に到着するなり散らばって、演武の邪魔にならぬようにと境内の端に寄った。
本殿前に降ろされた駕籠へ、一際大きい鬼の面を被った鬼役の村人が捲り上げた。
そこには白い『鬼贄』が居た。
背中はしゃんと伸ばされ、優雅な様だった。
鬼は贄の周囲をぐるりとまわり、たいそう気に入ったように被衣へ手を伸ばす。
すると『鬼贄』はその手を逃れるように身を引いた。
それを前に鬼は焦れたように『鬼贄』へ手を伸ばす。その刹那に、一閃。
鬼がぐらりと倒れ伏す。『鬼贄』の手に握られていた一振の刀によって。光を反射し、ギラリとと輝く美しい刀身。しゃらりしゃらりと鈴の音を響かせて踊るかのように刀を振るう。
そんな演武だった。
演武の最後に虎杖は刀を掲げ、観客に一礼をしたところでこの祭りの最大の目玉であった演武が終わる。虎杖は足早にその場を離れ、更衣室に向かっていくのが見えた。 - 193KPスレ主25/04/12(土) 17:52:51
- 194KPスレ主25/04/12(土) 17:55:15
ここで一旦スレッド的に区切りにして次スレ立てた方が良さそうですかね?
- 195二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 17:56:06
- 196二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 17:57:42
変換ミスった何だ欲時代劇って→よく時代劇
- 197KPスレ主25/04/12(土) 18:01:05
- 198KPスレ主25/04/12(土) 18:07:04
- 199二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 18:08:20
スレ立て感謝!
- 200二次元好きの匿名さん25/04/12(土) 18:09:02
皆無事に戻れますように!