【閲注TRPG】10-M-Carnaval【CoC×五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽】

  • 1125/04/25(金) 22:49:40

    このスレは五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽の計十人をPCとしてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
    閲覧注意は発狂した時やグロテスクな描写があった時用だよ

    原作軸ではなく一般人、もとい今回はジャンルの異なったエリート設定だよ
    そのため関係性や雰囲気などが異なり、基本的にはほぼ全員が顔見知り~同僚程度の仲で親友だったり兄弟だったり相棒だったりはしないよ
    全員社会人設定だけど敢えて年齢を詳しく決めてないよ。イメージは虎杖伏黒<脹相≦七海<五条夏油<鹿紫雲<髙羽<宿儺≦羂索くらいだよ

    今回はばじりこさま作成シナリオの『10-M-Carnaval』をお借りしてるよ
    シナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
    このスレやシナリオの感想やネタバレをSNSなどで言うのもやめてね

    登場人数が多いこともあって今回は完全に安価なしだよ
    秘匿HOありのシナリオだけど秘匿してたらスレ民も混乱するから今回はKP視点でやっていくよ
    最多人数を回すスレ主と、スーツ姿の10人とが頑張る様子を見守ってね

    貴方はエリートだ。
    貴方達は豊かな才能の持ち主だ。
    貴方達は証明せねばならない。
    己は何者にも、決して、縛られる事は無いと。

    だがそうであっても――――

    「こんな茶番〈パーティー〉は願い下げだ!」

    ※スレ画はHO順で変えていくよ

  • 2125/04/25(金) 22:49:56
  • 3125/04/25(金) 22:50:13
  • 4125/04/25(金) 22:50:26
  • 5二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 22:51:12

    やったあ新卓…って人数多?!

  • 6125/04/25(金) 22:52:19

    因果は回る。
    欲望は留まることなく。
    そして、誰もが夢に溺れている。

    「にゃるしゅたん にゃる・がしゃんな にゃる・しゅたん にゃる・がしゃんな」

    「……さぁ、手を貸してもらおうか」

    それは神ですらも例外ではない。

    クトゥルフ神話TRPG
    『10-M-Carnaval(ディエス-エム-カルナバル)』

    さぁ、己の才を示す時だ。

  • 7二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 22:52:34

    前々から予告のあった大人数のやつだ!虎杖と伏黒も成人してるの新鮮でいい

  • 8二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 22:54:11

    楽しみすぎる…エリート達を見守るぜ

  • 9125/04/25(金) 22:58:14

    水上人工都市「エレホン」。

    北太平洋に浮かぶこの島は、突如として日本の経済界に名を馳せた大企業「アニムス・カンパニー」によって設立され、当初のテーマパーク構想から発展して今では世界有数のリゾート地として運営されている2XXX年人類の理想郷だ。

    今日はアニムス・カンパニー創設10周年を記念し、それまでで最も優秀な成績を納めた10人の社員を表彰するパーティー「カルナバル・デー」の日である。

    その選ばれた10人である彼らはドレスコードの小綺麗なスーツに身を包み、パーティー会場である本社ビル35階へとエレベーターで向かうことだろう。

    とはいえそこまで本格的かつ大々的なものではなく、あくまで表彰式を兼ねたものという名目であるため出る料理も軽食程度との事だが。

    会場入り口では厳格なボディチェックが行われるため、武器や危険物を持ち歩くことはできない。

    ちょっとした持ち物や小道具くらいなら持ち運べるが、スマホは社内用に支給されたものしか絶対に持ち込めないようになっている。


    ≪登場順、もといキャラ紹介順≫出目が低い者から登場&キャラ紹介

    HO1 dice1d100=95 (95)

    HO2 dice1d100=69 (69)

    HO3 dice1d100=52 (52)

    HO4 dice1d100=31 (31)

    HO5 dice1d100=18 (18)

    HO6 dice1d100=43 (43)

    HO7 dice1d100=76 (76)

    HO8 dice1d100=26 (26)

    HO9 dice1d100=22 (22)

    HO10 dice1d100=70 (70)

  • 10二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:02:00

    皆超優秀なんだ…誰から出てくるのか分からないけどスレ画と出目から五条がトリっぽいことだけわかった

  • 11125/04/25(金) 23:11:47

    そして新たに一人の男がエレベーターを降り、本社ビルの35階に降り立つ。

    一目で嫌味にならず、高級感も漂うというのにスーツに着られているようには見えない佇まい。

    伏せていた視線を持ち上げれば空気が騒めいた。


    「――――やあ、夏油くん。今回はおめでとう」


    会場の中心に向かわずとも、そう声を掛けて来たのは一人の男。夏油よりも年嵩の男で、貼り付けた笑みの下で何を考えているやら。


    「ありがとうございます。本当に光栄なことです」


    ある種似たような、社交辞令かつ上辺の笑顔だがレベルが違う。

    目の前の男が自分に対して良い感情を抱いていないことも分かりつつ、夏油はそれを一切表に出さずに笑ってみせる。


    「これからも期待してるよ。君の顔は随分と役に立つようだし、会社のために精進してくれたまえ」


    馴れ馴れしく肩を叩いたことにほんの僅かに眉を跳ねさせた夏油だったが、ここでその手を振り払うようなことはしない。

    どうせどこも足の引っ張り合いだ。くだらないとは思いつつも、そう言う場所に自信が居るとも認識している。


    「えぇ、私が出来る限りのことはしますよ」


    ――――夏油傑。営業課に所属し、その面と舌先で人々を魅了している男。

    だが本当はそれだけではないことを、この場の一握りしか知らない。

    つまり目の前の男はそれを知らされていない程度の人間な時点で、夏油の敵ですらなかった。


    HO5「Mesmerize」- 営業課 夏油 傑

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  • 12125/04/25(金) 23:23:47

    エレベーターから降りて少し、その男はシャンパングラスを差し出されたのを軽く手で払う。

    そんな雑にも思える行為も気にした様子もなく、男性は「失礼しました」と口にして去って行った。

    漂うアルコールの香りは彼にとって好むべきものではない。

    何故なら酒精とは彼にとって自らの仕事を妨害するものでしかないのだから。


    「鹿紫雲さん!この前のカーレース、見事でしたね」


    この状況をくだらないと思っていた男、鹿紫雲は堅苦しいスーツにさえも嫌気がさしていたが、そう声を掛けられ振り向く。

    改めて見ても知人な気はしない。その警戒を察したのか、目の前の女性は「すみません、いきなり過ぎましたね」と言った後、自己紹介をするが鹿紫雲にとってはやはり聞き覚えはない名だ。


    「……どうも」


    やはり面倒だ。こんな所に来るくらいならば、風を追いたい。

    音が消えていくかのような錯覚を覚える程の、あの速さに彼は焦がれている。

    しかし暴れることはないようにと、同じ会社の社員でありながらもスポンサーでもあるのだ。

    自分よりは圧倒的に腕はない、が鹿紫雲の上司である男に執拗に言い含められていたこともあってどうにか辛うじて大人しくしている。

    更に話しかけてこようとしたのを、「もういいか」と先手を打てば、女性は黙る。

    脳内で賭け事好きの上司が「媚びを売れる時には売っとけ!!」なんて叫ぶが、無視することにした。


    一つ溜息を吐く。スーツもやはり好きではない。

    自由に走り回っている方が性に合う。

    風より早く、あの日子供ながらに憧れた雷よりも早く。


    「こんなもんに何の意味があるんだか」


    HO9「Motor」- 運送課 鹿紫雲

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  • 13二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:23:55

    うお…キャラシ読んだ時点でもうワクワクする
    これ10人分あるんだ

  • 14二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:29:53

    キャラシ読み応えがありすぎる…ある意味ド安定の夏油とカーレーサー鹿紫雲めちゃくちゃいいぞ

  • 15二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:31:34

    待ってました!いつの間にか始まってた!
    10人なのは聞いてたけど紹介導入だけで大変そうだな…!!楽しみです!

  • 16125/04/25(金) 23:32:38

    いつになっても慣れないスーツは落ち着かない。

    仕事柄着る機会は多いのだが、実際に動くとなると真っ先にジャケットを脱ぎ捨てたり、視界を遮るためや相手の拘束に使うのはよくあること。

    そもそもこういう明らかにお高い場所にはどうにも苦手だ。

    エレベーターを降りた時点で若干帰ろうかなんて思考が過ぎる。

    これが完全に仕事ならばまだしも、仕事であって仕事ではないという微妙なところ。


    「虎杖か」


    そう声を掛けられ顔を上げれば、そこには同僚の内の一人が居た。


    「そりゃ居るよな」

    「まあな。こんな場だからこそ念のためってことだ」

    「正直俺もそっちに回りたいんだけど」

    「これから表彰されるってのに?」

    「そっちも変わってくれん?」

    「冗談はほどほどにしとけよ、ほらこれも仕事だ」


    そう言って背を押されるも虎杖は冗談じゃないんだよなと考えながらもこの階で配置されている同僚たちを見つけ、数えていく。

    相変わらず隙は無い。手足がいかに優秀だろうとも、頭が使い物にならなければこうはならない。

    だとして、やはり自分がこれから前に出なければいけないのは気が重い。


    「さっさと帰ってビールでも飲めれば良いってのに」


    もうスーツに着られているだけの子供ではないが、それでも虎杖はこっち側ではない場所に立つ方が余程気楽だった。


    HO8「Mountain」- 警護課 虎杖 悠仁

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  • 17二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:36:33

    キャラシ読むの面白い
    凄い面白いな

  • 18二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:39:57

    HOのあなたの献身に護れぬものはない。が頼もしくていい…肉壁役っぽいけど死ぬなよ
    キャラシが公開されるたびアニホンの怪しさが盛られていくぜ

  • 19125/04/25(金) 23:40:26

    煌びやかな場所に引き摺り出されるだけならばまだいい。

    だがその理由が気に食わないとなれば表面に出さずとも、思う所は十二分にある。

    ひそひそと聞こえる声は好奇なものもあり、余計にうんざりとする。

    自分でなければいけない理由はないはずだった。だが命じられればそれに逆らうわけにもいかない。


    「……くそ」


    小さく零した声は誰の耳にも届くことはない。

    自分が優秀だと言う自負もある。だがそれ以上の物があるのだとも知っている。

    彼が作り出したもの、幼い頃に出ていった父親が置いて行った本の中に出て来た名前。

    その名は広く伝わっていない。それなのに自分がここに居るということが心底気に食わない。

    この程度で終わってたまるかとも思う。今に見てろよとも。


    「やあ伏黒くん。この度はオメデトウ」


    ニヤニヤと話しかけてきたのは同僚。


    「同じ課としての最後の仕事がこれかな?随分と気に入られているようだね」


    馴れ馴れしいその声に思わず視線を向ければ、一瞬怯んだのが見て取れる。

    その程度なら話しかけて来なければいい、と思いながら伏黒はその男の隣を通り過ぎる。


    「そんなに羨ましいなら、いつでも変わってやるよ」


    それが出来る能力などない癖に、とは言わずとも相手には伝わっていた。


    HO4「Matrix」- システム開発課 伏黒 恵

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  • 20二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:41:23

    >>18

    ホンしか合ってなくて自分で草エレホンな!

  • 21二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:43:26

    皆スーツ着てるんだよな想像するとかなりいいな

  • 22二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:45:10

    伏黒の思考能力凄えな
    そしてそれを超える何かがメインに使われてるのか…

  • 23125/04/25(金) 23:49:56

    その男がエレベーターから降りた時、視線が集まり、そしてすぐに逸らされた。

    身の丈は2mに近い、大きな男。

    そして彼が持つ強者としての雰囲気が意識せずとも周囲を威圧する。

    彼が歩けば勝手に人は避けていき、道を阻む者は居ない。

    ――――そして話しかけて来る者も居ないのだが。


    「……くだらん」


    オーダーメイドのスーツは規格外の肉体をも更に魅力的に見せる。

    目が合わないのならば非常に絵になるだろう。

    一度でもこちらに視線が向けば、思わず逃げ出したくなるのも事実ではあるが。

    目を逸らす人間たち、その内の何人かの顔を彼は覚える。

    自分を前にして逃げようとする人間のその一部には彼にとっての敵が居る。

    敵というよりも虫と言った方が適切なのかもしれない。

    心が踊るようなことはない。

    ただ打ちのめし、叩き潰し、それらを積み上げていくだけ。


    眩い光の中で見世物になるなど許したくはないことだが、そうとばかり言っていられないのも事実。

    悲しいかな、会社員とはそういうもの。


    「初めて見たが、あれが宿儺か……!」


    微かに震えた声に目を向ければ、堪え切れなかった悲鳴がその場に響く。

    あぁ、鬱陶しい。せめて虫にまでなってくれればいいものを。


    「本当にくだらん」


    HO6「Muscular」- 治安維持課 宿儺

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  • 24二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:54:15

    うおお待ってました宿儺!
    治安維持課のくせしてあそこが一番治安悪いで「大阪やはよ開けんかい」が過ぎってしまうのは致し方ないこと

  • 25二次元好きの匿名さん25/04/25(金) 23:56:38

    でかい!つよい!説明不要!
    5年前のテロ事件は虎杖のとこで出てきたやつと同じだ

  • 26125/04/26(土) 00:00:10

    会場には見知った顔が幾つかある。

    だがそのどれもが彼の心を慰めるまでにはいかない。

    最後に旅行に行ったのはいつだったか。少なくともこの一年ではないのは確かだ。

    旅は良い。その供が良きものならば尚更に。


    「七海くん、すまないが今良いかね?」


    若干思考が逸れていたのを話しかけられたことで我に返り、七海は目の前の男を見つめる。


    「どうかしましたか」

    「いやね、この前君が作ってくれたものを百ばかり手に入れられたら助かるんだけど、どうかな。礼はするよ」

    「申し訳ありませんが、それは私個人が承れるものではないので」

    「そうは言っても、君が作ったものだろう?」

    「あくまで社員としてですから、私個人でどうにか出来るものではありませんよ」


    ハッキリ言えば、「寝言は寝て言え」。だがこういった”お願い事”をされるのも悲しいかな慣れてしまっていた。


    「それに、もうすぐ私は整備課を離れますから」


    取り付く島もないと気付いたのか、目の前の男はプライドが傷ついたのか小さく口をもごつかせる。


    「では私はこれで」


    叶うならば、すこしばかり長めの休みが欲しい。

    だがその願いが叶わない可能性が高いことも残念ながら理解してしまっていた。

    小さく溜息が口から零れる。ならばせめて、遠くの地に居る友に手紙を送るとしようか。


    HO3「Mechanic」- 整備課 七海 建人

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  • 27二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:04:15

    凄いなナナミン
    便利な機械も凄いな
    本当に皆エリートなんだなあ…そしてナナミンらしいエピソード好きだ

  • 28二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:05:22

    機械整備ならワンチャン鹿紫雲と面識あったりするか?
    うっすら横が繋がっててワクワクする

  • 29二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:08:57

    アンドロイドの存在と5年前のテロ事件が核なのかな?何があるっていうんだエレホン

  • 30125/04/26(土) 00:08:58

    煌びやかな場所は嫌いではない。

    何故なら光が当たる場所には影があり、その影の中というのはどうにも彼にとって興味深いものが溢れている。

    もはや見慣れた鏡に映る顔と似たもの、と言うよりもほぼ同じものが視界に映った。


    「夏油さん!あの、私……」

    「あぁ、ごめんね。人違いだから」


    そう言って手を振った男を見て、話しかけた女性は瞬きを繰り返す。

    どこからどう見ても目の前に居る男は”夏油傑”に見える。

    だが少しして、彼の向こうに”夏油傑”が居るのに気付き、女性は小さく声を零した。


    似ている。もしくは全く同じ。

    だがここに居るのは”夏油傑”ではない。


    「もしかして、羂索さん……でしたか?」

    「そうそう。紛らわしくてごめんね」


    そう言いはするものの、羂索は夏油よりも少しばかり悪辣に笑う。


    「大切なことを伝えるなら、その相手は間違えちゃ駄目だよ」


    優しく、だが毒を秘めて。羂索は目の前の女性に「その違いすら分からなかったくせに何を言おうと?」と告げて見せる。

    幸か不幸か、その女性は羂索の真意に気付かず、「ありがとうございます」と告げて離れていった。


    「そろそろ変えても良い頃かもしれないね」


    何を、とは彼だけが知っている。


    HO2「Medic」- 医務課 羂索

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  • 31二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:15:13

    明らかに5年前に何かあるな…と思ってたら脳外科の人も出てきたな…テロ犯が何故かいるのやら含めて何か脳も関わった何かが起きてるのか
    そしてこの羂索変装とかないのに夏油の姿をしてるのまさか医術で…!?とか考えてしまった
    なのに「救う」担当なの面白いな…

  • 32二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:15:28

    多くの人の命を救っている羂索ある意味名前通りなんだけどそう言いたくなくて最高~…羂索と宿儺のSANの高さ大好き

  • 33125/04/26(土) 00:16:03

    ここで思いっきりネタやったら気持ち良いだろうな。

    でもそれやったら下手したらクビになるとも分かっている。

    己の中に沸き上がる衝動を留めるため、心の中でだけその夢物語を思い浮かべる。


    そんな時、小さな子供が駆けて来て彼にドンとぶつかった。

    転びはしなかったが、男の子はスーツ姿の男にぶつかったことに目を白黒とさせている。


    「お、気にするなよ少年!なに、人生ってのは壁にぶつかるものさ」

    「……?え、っと」


    ド滑り。伝わっていない。客の気持ちを考えたらどう?

    若干嫌な思い出が彼の脳内に過ぎるも、それはどうにか振り払う。

    ならばと、空の手を示した後にブンと振る。

    そうすれば次の瞬間、どこからか現れたのは拳大のシュークリームだ。


    「ほい、あげる。あ、アレルギーとかないよな?」


    今度は目をキラキラと。子供は至って単純で、それゆえに分かりやすい。


    「ありがとう!」

    「いいってことよ。その代わり、次は前を向いて歩けよ?目は前についてるんだから」


    手を振って母親の元へ戻っていく背中を見て、やっぱり笑顔は良いなと彼は一人で満足する。

    ――――その笑顔の理由がこっちじゃなければ良いのに、と思ってしまうのは彼の未練がさせることだった。


    HO10「Magician」- 舞台公演課 髙羽 史彦

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  • 34二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:20:02

    髙羽の設定面白いな…既に永続的狂気なのか
    そしてやりたいこととやれることの才能の違いが凄え!それでもお笑いを諦めないのも髙羽だよ…流石だね…
    しかし大変そうだな管理が

  • 35二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:20:41

    設定が本筋とは離れたところにありそうなトリックスター髙羽いいな!と思ってたら特記でヒエッてなっちゃって最高か
    シュークリーム渡す前にアレルギー確認するのちゃんと令和で(?)偉い

  • 36二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:24:09

    髙羽のキャラシでひっくり返った そんなんありなんだ
    下げ幅デケェしSANそんなに余裕ないしで独りでにロストしたりしないよな…?って勝手に不安を覚えた

  • 37125/04/26(土) 00:25:54

    帰りたい。滅茶苦茶に帰りたい。もう是が非でも帰りたい。

    帰っちゃ駄目かと言った日には同僚に文字通りぶっ飛ばされる……ならまだマシな方で、下手をしたら殺されかける。

    治安がどこよりも悪い治安維持課といえど、自分たちが率先して治安を乱すわけにはいかない。

    そうなれば帰りが遅くなる。休みがなくなる。地獄の日々。


    「さっさと終わればいいものの」


    表彰が決まった時、それを弟たちに伝えてたら祝われた。その時点で彼の中での表彰は終わっている。

    どうでも良い者に祝われて何の価値がある?と口にすればまあぶっ殺される。

    誰にって、同僚にだ。同僚も自分以上に口が悪く態度が悪いのを知っているが故に納得いかない。


    とはいえ、気になることがあるのも確か。だがこの会場で分かることではない、のだろう。

    少なくともこの場で言えるようなことではないのは確かだ。

    いっそのことパーティが開催できなくなるくらいのことが起これば、なんて一瞬考えるもそうなったら駆り出されるのも彼である。


    「脹相ー」


    名を呼ばれ振り返れば、人を食ったような笑みを浮かべる男が立っている。


    「それ以上腑抜けた真似晒したらぶっ飛ばすよ、だってさ」


    思わず顔を顰めた脹相を前に、その男は楽しげに笑った。


    「俺としてはそうなっても全然いいけど」

    「煩い」


    そう答えればそれ以上は絡んでくることなく、去っていく。仕方なしに脹相はこの時間が早く終われと念じるだけに留めた。


    HO7「Magazine」- 治安維持課 脹相

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  • 38二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:30:52

    お兄ちゃん凄いな
    このSAN値上限突破ってSAN回復するってことかな?と思ったけど単純にSAN判定補正か
    戦闘に強いキャラが多いし精密狙撃もそのうち必要になるのかな

  • 39二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:31:38

    あまり柄の宜しくなさそうな治安維持課の人二人目だ!
    どう考えてもリスクしかないのにテロ犯がリサイクルされてるのなんだろうね…

  • 40125/04/26(土) 00:33:43

    遅刻ギリギリ。だがその時間に彼がやって来ても文句を言える人間は一人も居ない。

    会場が何度目か分からない騒めきに満ち、男はかけていたサングラスを外す。

    それを胸ポケットにしまう動きでさえもさまになっており、視線を集める理由としても十分だ。

    その男は人に注目されることにあまりにも慣れ切っている。

    見られていることは理解していても、それを一切気にしないというある種の強靭な精神。

    今まで彼に蹴落とされてきたものは、大抵こう言った。


    「オマエは何を持ち得ないのだ」、と。


    そして本人は至極冷静に、持っていないものもあると理解している。

    だがそれが人よりもかなり少ないことも自覚している。


    「ホント、人を見る目があるよね」


    それは単純な誉め言葉……ではない。


    「五条さん、そろそろ」

    「分かってますよ。間に合ってるでしょう?」

    「ですが……」


    そう言い募る男にひらりと手を振りつつ五条は会場を横切っていく。

    そして目指すは、集められていた彼にとってのお仲間だ。


    「顔は知ってるけどよくは知らない君たちへ。今回はおめでとう」


    そう告げた瞬間、過半数が顔を顰めたのがおかしくて五条は笑った。


    HO1「Millionaire」- 経営企画課 五条悟

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  • 41二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:38:03

    何をしても絵になりそうな派手男が最後に登場するの出来過ぎててちょっと面白い
    きらびやかなパーティーになりそうだなぁ

  • 42二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:41:33

    自らの資質も能力も高くて人を見る目があるのまさに人の上に立つ為の人材って感じで好きだぜ五条

  • 43125/04/26(土) 00:47:09

    と、全員で揃ったところで今回は流石に台詞の前に名前つけなきゃ誰が喋ってるのか分からない&いちいち分かるように書いてたら描写が凄いことになる、ので掲示板らしいSS方式にするよ

    あとここの導入は伏線とか一切ないからキャラシ一度に投稿するのをつまらないなって思ったスレ主による犯行だから軽く読み飛ばしてね

  • 44二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:47:55

    80超えの技能の多さに思わず漏瑚になりかけるけど持ってないものもあるんだよね
    交渉系技能高いキャラはほんとに高いな~!さすエリートってニコニコしちゃう

  • 45二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:49:45

    導入の描写は細ければ細かいほどオトクでラッキー!

  • 46二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:51:35

    ひょえー本人も凄いし金と信用の力ってすげー!
    この全員が何を起こすのだろう…!!

  • 47二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:53:21

    それぞれのキャラのHOもそれっぽくて既にワクワクする上に導入のおかげで解像度高くなってテンション上がるのでありがてえ

  • 48125/04/26(土) 00:55:11

    その場に揃った住人はジャンルは違えど、全員がエリートと呼ぶに相応しい者たちだ。
    その分、非常にアクが強くもあるのだが。

    五条「多分知ってると思うけど、僕は五条悟。一応自己紹介の一つでもしておかない?ま、僕は全員の名前を知ってるけど」

    にこやかに五条がそう言えば、若干場の空気がピリつく。とは言え、一切気にしていない者も居るのだが。

    虎杖「俺の名前も知ってんの……、すか」
    五条「勿論、虎杖悠仁くん。警備課のエース、話はよく聞いてるよ」
    虎杖「お、おぉ……?」
    髙羽「そうと言われりゃ、聞かずには居られないな。ヘイ、ゴジョー!俺の名は!」
    五条「髙羽史彦。生粋のエンターテイナーと評判で舞台公演課の中でも引っ張りだこ。今度僕が個人的に呼んだら来てくれる」
    髙羽「そういうのは事務所を通して貰って良いかな、青年」
    五条「それは残念」

    しかし当然、水を差す者も居る。

    羂索「こんな所でまでトモダチ作りに勤しむなんて、本当に真面目だよね。ねぇ宿儺」
    宿儺「俺を巻き込むな」
    五条「そっちは医務課の羂索に、治安維持課の宿儺。で君の同僚があっちの脹相。三人全員偽名だったりする?そういうのいつまで出来るのか楽しみにしてるよ。我に返った時は教えてね。笑ってあげるから」
    脹相「……なんだコイツは」
    夏油「話には聞いていたけど、ここまでとはね」
    五条「営業課のトップの夏油傑くんに知って貰えていたとは、光栄だね」
    夏油「君が言うと嫌味にしか思えないよ」

    そして関わりたくないとばかりに距離を置く七海と伏黒に、更に関係ないとばかりに全無視している鹿紫雲。
    気弱な人間がここに居たらおそらく嘔吐しているレベルだろう。

  • 49二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 00:58:41

    わあギスギスピリピリ
    カッシー全無視なの笑ってしまう

  • 50二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:01:19

    こう並ぶと宿儺と脹相って興味ない時のローテンション具合が近く感じるな
    治安が悪そうな治安維持課イイネ

  • 51二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:01:47

    癖つよ他己紹介助かるー!九相図脹相は確かにどうした?ってなる名前ではあると思ったら九人兄弟であると書かれてるだけで苗字九相図ではなかった

  • 52二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:04:39

    技術職の皆さんの気配の消し方好き
    仕事柄人と関わるかどうかでもこういうコミュニケーション反応に違いが出てそうで楽しいよ

  • 53125/04/26(土) 01:07:14

    鹿紫雲「おい、七海。この前の件だが」
    七海「ここではやめましょう。耳聡い者も居るでしょうから」
    五条「なに、僕のこと呼んだ?」
    七海「呼んでないです」
    五条「いやぁ、整備課でも評判の七海くんはつれないなぁ。そっちの伏黒くんもそうだけど、機械と向き合ってると人間と向き合うのが面倒になったりする?」
    伏黒「なんですかいきなり、喧嘩売ってるんですか」
    五条「売ってないよ。このくらいじゃまだまだ」
    鹿紫雲「なんだコイツ」
    五条「言ったでしょ。僕は五条悟。経営企画課で、君たちと同じく今回表彰される十人の一人」
    鹿紫雲「どうでもいいことは明日になったら忘れてるかもな」

    過半数の人間に「なんだコイツ」と思われていようとも、五条はそれを何とも思わない。
    この程度、幾らでも巻き返せると知っている。
    ――――こういった類の人間たちは言葉での交渉よりも己にとって都合が良ければ自然とどうにかなるものだ。

    と、そうこうしていればさらに数十人程度の人の波が入場してくる。
    新たにやって来たのは30名程度の成績優秀者が参列だ。
    その中で現CEOであるヨランダ・ヘリックス氏より直々に表彰されるため、アニムス・カンパニーの社員にとってはこれ以上ない栄誉となる。
    ……のだが、正直その栄誉を喜んで賜るような者はこの中には居ない。

    人が増えていく会場を羂索が見渡せば、冬島の姿は見当たらなかった。
    彼も5年前の3H事件では自分に並ぶほどの尽力をしていたはずだが、冬島は優秀者として選ばれなかったのだろうか。

  • 54二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:09:53

    脳外科の人か
    優秀そうなのにいない…なんか既に利用されてたりするのかなこれ

  • 55二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:12:28

    30人ほどのモブエリート(?)達が来たけどみんなあんまり嬉しそうじゃない…人望ないのかCEO

  • 56125/04/26(土) 01:14:07

    で、次は〈目星〉なんだけど今回はお試しでいつもはしない"スペシャル"適応をするよ

    "技能値の1/5以下での成功"で普通の成功よりも少しだけボーナスがつく

    でもクリティカルよりも劣るから、(緊急時以外は)優先的に描写されたりする程度だよ

    ということで初🎲行くよ


    〈目星〉

    五条(90) dice1d100=75 (75)

    羂索(80) dice1d100=54 (54)

    七海(60) dice1d100=57 (57)

    伏黒(60) dice1d100=66 (66)

    夏油(75) dice1d100=9 (9)

    宿儺(85) dice1d100=47 (47)

    脹相(80) dice1d100=89 (89)

    虎杖(75) dice1d100=61 (61)

    鹿紫雲(76) dice1d100=29 (29)

    髙羽(55) dice1d100=31 (31)

  • 57二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:15:28

    ファンブルいないな!よし!!

  • 58二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:15:52

    スペシャル適用されるんだ!夏油が模範的にやってくれました

  • 59二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:20:00

    スペシャル適用かー夏油がそうかな?
    そしてお兄ちゃんは兄弟以外どうでもいいが発揮されてますね…伏黒もミスってるかな?

  • 60125/04/26(土) 01:23:28

    【スペシャル】夏油
    【成功】五条、羂索、七海、宿儺、虎杖、鹿紫雲、髙羽
    【失敗】伏黒、脹相

    五条のあまりの鬱陶しさにか、夏油は意識を敢えて逸らしていたこともあって十人の内で最も早く、とあることに気付く。
    会場の準備をしているスタッフの中に、人間らしからぬ表情の抜け落ちた者が何人か混じっているのだ。
    因みに伏黒は五条に尚も話しかけられているせいでそれどころではなかったらしい。
    だがその話しかけている本人は周囲に気を配っているのだから、皮肉だ。
    脹相はと言えばテーブルの上の料理を見下ろし、これは弟が好きそうだと考えていたせいで気付かなかったようだ。
    そして遅れて気付いた面々の中、鹿紫雲が小さく呟くのが聞こえる。

    鹿紫雲「アンドロイド、か」
    夏油「アンドロイド?彼らが?」
    鹿紫雲「最近導入され始めただろ。労働力の補強とやらで」

    労働力の補強。確かに言葉の通りなのだろうが、人間のような見た目で人間ではないそれらは分かっていてもどこか違和感を抱く代物だ。

    夏油「貴方はアンドロイドの導入を知っていたんですね」
    鹿紫雲「俺の仕事の一部をアイツらが肩代わりしてるからな」
    夏油「そうなんですね」
    鹿紫雲「つまらないものを優先的にやらせるってのは、俺にとっても都合が良い」

    彼にとってはアンドロイドが出来ないことを自分がやる、と言うのは嫌なことではないのだろう。
    その難易度の高さを心底楽しんでいるのだと、夏油は感じた。

  • 61二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:24:22

    そういや今回PC10人だもんなダイス振るの多いかファンブル怖い
    伏黒は3回だけ条件在りとはいえ振り直しできるのか
    でもここぞというときのために取っておきたいよな

  • 62二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:26:11

    アンドロイドがいるんだな…なるほど
    一斉に振って多発的ファンブルとか起きたら色んなところでこけたりするのかな…って想像してちょっと笑ってしまった

  • 63125/04/26(土) 01:28:00

    時間になると、司会進行役が出てきて「皆様お待たせ致しました。定刻となりましたので、これより成績優秀者の皆様による懇親パーティー『カルナバル・デー』を開催させていただきます」とアナウンスする。

    「まず最初に、ヨランダ・ヘリックスCEOよりご挨拶と成績優秀者上位10名の方々への表彰です。よろしくお願いします」

    その声を受けて、ステージの舞台袖から出てきたのは白い簡素なドレスに身を包んだ美しい女性だった。
    一応はフランス人らしいと聞くが、その容貌はどの人種・どの民族にも当てはまらないような雰囲気で、そうでありながらどの人種・どの民族から見ても美しいと感嘆するような美貌を持っていた。
    彼女は流暢な日本語でマイクに向かって話しかける。

    「本日はお集まりいただき誠にありがとうございます。ご紹介に預かりました、ヨランダ・ヘリックスです。まずはこの場をお借りして、アニムス・カンパニーに多大なる貢献をして下さった皆様に心からの感謝を。こうして10周年を迎えることができたのはアニムス・カンパニーを形作る社員ひとりひとりのお力によるものではありますが、その中でも本日この場にお集まりいただいた皆様には格別の功績を上げていただきました。これからも全社員にとっての手本となるような働きに期待しております。今後ともどうぞよろしくお願い致します」

    ヨランダはこれ以上ない程に美しく微笑んで、辺りを見回した。

    「また、アニムス・カンパニー創設者の片桐大志様より祝電をいただいております。療養中の片桐様に代わり、私が読み上げさせていただきます」

    そうして一つ息を吸う、それだけで誰も目が離せないと思わせる程の空気に満ちる。
    やはり例外は居るが。

    「『アニムス・カンパニー創設より10年、この日を迎えることができたのは皆さんの貴重なご助力のおかげです。最初はもっと小規模なテーマパーク構想だったものが、今や世界有数のリゾート地にまで発展するなど当時の私には想像もつかなかったでしょう。そんな奇跡を可能にした皆さんの力を、これからも頼りにさせてください。そして、来場していただいた方々に夢を与える事をどうか忘れないでいただきたい。これは単なるビジネスではなく、世界中の人と人とを繋ぐ平和の象徴なのです。私の見る夢が皆さんの見る夢でもあることを、心から願っています』……以上、片桐様からの祝電でございました」

  • 64二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:28:27

    アンドロイド普通に溶け込んでる
    鹿紫雲はアンドロイドについて気になってはいるけど今のところ肯定派否定派といえるまでのものはないって感じかな

  • 65二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:31:28

    CoC脳だから不思議な美貌か…怪しいやつめ…になってしまう

  • 66二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:32:19

    美しい人を見ると少し警戒してしまうな
    と思ってたら似たような感想持ってるスレ民に笑ってしまった

  • 67125/04/26(土) 01:36:21

    「続きまして、成績優秀者上位10名の方々への表彰に移ります。なお、彼らの残した成績は経済効果として目に見えるものから、決して数値で推し量ることのできないものまで様々です。表彰順は事務的な諸事情によるものであり、必ずしも成績順ではない事をご留意ください」

    そんな前置きのあと、ヨランダは名前を呼び始める。

    「それではまず一人目、経営企画課より五条悟さん。壇上にお上がりください」

    そして五条が壇上に上がれば、ヨランダは言葉を続けた。

    「表彰。経営企画課、五条悟殿。あなたの類稀なる尽力は、アニムス・カンパニーの発展に貢献するところ誠に大なるものでした。ここにその栄誉を称え表彰すると共に、今後の活躍に期待します」

    五条はヨランダから直々に表彰状を手渡される。
    先程までの態度とは打って変わり、五条はそれを礼儀正しく受け取り、一礼する。
    同一人物とは思えない変わりようだ。

    「さて、それでは五条さん。皆さんに向けて一言よろしくお願いします」

    ヨランダにマイクを渡された五条は手慣れたように受け取り、少しも動揺することなく口を開く。

    五条「このような賞を頂けたのは、私一人の力ではありません。今後はこれまで以上に一生懸命仕事に尽力していきます。今後ともよろしくお願い致します」

    そしてヨランダに負けず劣らずの笑みを表情に乗せれば、ヨランダは「ありがとうございました。今後の活躍にも期待していますね」とコメントする。
    大きな拍手が起きたあと、五条は自分のテーブルへと戻っていく。

    鹿紫雲「二重人格か?」
    七海「そうであった方がまだどうにかしやすいでしょうね」
    伏黒「あの人と関わらなくて済む方法とかないんですか」
    七海「あるなら私も知りたいくらいですよ」

    声を潜めてそう話す三人だが、ちらと五条を見れば目が合った。最悪だ。

  • 68二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:36:45

    クトルゥフは美形程怪しいものはないからな
    大体APP18の愉快犯のせいだけど

  • 69二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:38:01

    技術者3人は相性よさそうだな

  • 70二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:38:29

    片桐大志、だれの何だっけ!とキャラシをめくっているうちに五条が完璧な振る舞いをしてて笑った
    突然の「一言お願いします」はこの世からなくなったほうがいいと思います!

  • 71二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:38:41

    五条も実質あちら側の人だよな…いやまたプレイヤー側なんだけどね!プレイヤー側なんだけどね!!

  • 72二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:44:27

    夏油のキャラシ読むと開幕からなかなかヒリついてきていいね…>片桐大志とヨランダ

  • 73125/04/26(土) 01:46:14

    そして表彰は続く。
    次に名を呼ばれたのは羂索で、五条と同じく手慣れたように挨拶を済ませる。
    七海と伏黒は技術者らしく、簡素に淡々と。
    そして夏油は五条と羂索ともまた違う、華のある挨拶を。
    続く宿儺と脹相では会場が一瞬静まり返るもどうにか立ち直し、そして虎杖は若干空回りしたせいで温度差が凄い。
    そこから鹿紫雲もまた最低限は取り繕っていたが宿儺や脹相と同じくあまり興味なさげに。
    そして髙羽はギリギリまで何かやるかを考えつつ、辛うじて賞状を破ったように見せかけて破っていないマジックをやることも、ウケる確率が1%くらいのネタをやることも避けられた。

    これで会場が地獄の雰囲気になることはギリギリ回避されたということだ。
    そういったこと一つ取っても、それぞれの性格が伺える。

    全員の表彰が終わると、来賓からの挨拶などいくつかのプログラムを経てから、ヨランダは「それではアニムス・カンパニーの10周年と、皆様のご健闘を祝しまして……乾杯」と音頭を取る。
    堅苦しい雰囲気が一気に軟化し、来場者達はそれぞれ食事を楽しんだり、酒のグラスを手に取ったり、はたまた来賓とのコネを作っていたりと各々賑わい始めることだろう。

    脹相「もう終わったのか?」
    羂索「ざんねんながらまだだね」
    脹相「……チッ」

    虎杖「そういや髙羽さんのマジックをこの前見たんだけどさ、俺結構目が良い方なのに全然タネ分かんなかったんだよな」
    髙羽「そう簡単に分かるようじゃ俺も困るってもんだ」
    夏油「それにしても評判を聞く限り、私は見るチャンスに恵まれなかったのが残念で仕方ないよ」
    髙羽「ならここで」
    夏油「今は良いですからね」
    髙羽「お、フリか?」
    夏油「フリじゃないです」

  • 74二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:49:47

    社会性から社交性やらが浮き彫りになる表彰式よ
    「舞台」に上がったのにギリギリ踏みとどまって場をわきまえたマジシャンをとりあえず褒めておくか…

  • 75二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:50:12

    何度か会場の雰囲気が死にかけてたけど何とか地獄にならずに済んだようでヨシ!
    髙羽はよく耐えたぞ…まだフリにも答えなくていいからな…
    でも一回くらいは驚かさないといけないんだよな

  • 76二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:53:39

    本来こういったものにあまり意義は感じないですがとかド正直なこと言い出しそうな治安維持課二人にちょっと笑ってしまう

  • 77125/04/26(土) 01:53:52

    鹿紫雲「……なあ、アンタって強いんだろ?負けなしって聞いたぜ」

    宿儺「敗北を知らない程度にはな」

    鹿紫雲「ふぅん、今度俺と戦おうぜ」

    宿儺「興が乗ったら相手をしてやる」


    五条「さっき僕のこと話してたよね?」

    七海「話してないです」

    五条「僕のこと最強に格好いいなんて言われたら照れちゃうな。ま、事実だけど」

    伏黒「羂索さん呼びましょうか」

    五条「君も言うね。でもそういう負けん気の強さは嫌いじゃないよ。挑む相手に間違えさえしなければね」


    そうして各々が多少の談笑……談笑?をしていれば、一人の男があなた達のテーブルに歩み寄ってくる。


    〈アイデア〉

    五条(90) dice1d100=52 (52)

    羂索(90) dice1d100=8 (8)

    七海(80) dice1d100=68 (68)

    伏黒(85) dice1d100=46 (46)

    夏油(80) dice1d100=97 (97)

    宿儺(90) dice1d100=50 (50)

    脹相(75) dice1d100=11 (11)

    虎杖(70) dice1d100=25 (25)

    鹿紫雲(75) dice1d100=50 (50)

    髙羽(65) dice1d100=15 (15)

  • 78二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:55:26

    打ち解けて楽しく談笑(?)してるうちにスペシャルとファンブルがワンプレートでやってきたぜ!

  • 79二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:57:34

    初スペシャルの後は初ファンブルを持っていく…夏油さんは凄いぜ!
    他はミスってなさそうでスペシャルしてそうなのがいるかな

  • 80二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 01:57:43

    羂索と脹相はスペシャルだしファンブルの夏油以外全員成功なの面白いよ
    どした?

  • 81二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:00:16

    夏油さんが出目あらぶってるな

  • 82125/04/26(土) 02:05:37

    【スペシャル】羂索、脹相
    【成功】五条、七海、伏黒、宿儺、虎杖、鹿紫雲、髙羽
    【ファンブル】夏油

    近付いてきた男を前に、羂索と脹相はアニムス・カンパニーの経営幹部の一人だといち早く気付く。
    知っている限りは悪い人間ではなく、その表情には自分たちに対する賞賛の色しかないとも察する。

    だが夏油は髙羽がマジックを披露するのを実力行使で止めようとしていたのが裏目に出て、テーブルの上のフォークが跳ねあがって太腿にざっくりと刺さる……とまではいかないが、少々痛い思いをする。
    これはどちらかと言えば肝が冷えた、の意だ。
    なにせ夏油は目の前の男がどんな立場に居るのかを知っており、そんな人物の前でこんな姿を晒してしまったとなれば……まあ色々と心配にはなる。
    (夏油:SAN70→69)

    そんな夏油をちらと見た男だったが、少しばかり唖然とした後に咳払いをする。
    そして気を取り直して、口を開いた。

    「いやはや、君たちのように高い能力のある人間がいてくれればアニムス・カンパニーは今後も安泰さ」

    にこやかな男はまず、五条を見た。

    「経営企画課は今や五条君の手腕で回っていると言っても過言ではないそうじゃないか、幹部への昇進も秒読みだろう。伏黒君の作成した管理システム……十種にも随分と助けられているし、あれを導入してから業務が効率化されたと各現場からも好評でね。夏油君は未だかつてない売上を出していると聞いているよ。その人心掌握術、是非とも学びたいものだ。あとはショービジネスという意味では髙羽君も負けず劣らず……こちらはとても真似できそうには無いがね、ははは。それを言ったら鹿紫雲君の運転技術もそうか。来シーズンも楽しみにしているよ」

    おそらくこれは嫌味ではなく本音なのだろうと、全員が悟っていく。

    「それから……羂索君、七海君、宿儺君、脹相君、そして虎杖君。君達の5年前の3H事件での活躍、実に見事だった。一時期はエレホンのセキュリティ面についてマスコミにとやかく突かれたものだが、そこから評判を持ち直したのは間違いなく君達のような優秀なリーダーが率先して動いてくれたお陰だ。今後の活躍にも期待しているよ」

  • 83二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:10:59

    伏黒が考えたシステム名やっぱり十種かパパ黒が置いてった本からとったんだっけ

  • 84125/04/26(土) 02:11:02

    そう言葉をかけてから、彼はまた別のテーブルへと挨拶に行ってしまった。

    十人は互いが互いにそれほどの功績を上げてきた人物であるということを改めて認識することだろう。

    だからなんだ、と思う人間が多いのも確かだが。

    色んな意味で本当にこの会社は大丈夫か?と思う人間が居てもおかしくはない。


    夏油「髙羽さん、これ以上はふざけないでくださいよ」

    髙羽「おれはふざけてるんじゃなくて」

    夏油「いいですか、良いですね?」

    羂索「ふざけた真似してたのは君の方だと思うけど?」


    羂索が話しかければ、夏油は露骨に嫌な顔をした。

    なにせ気付けば他人が自分とほぼ同じ顔になっているのだ。

    何度も苦言を呈したのだが、変わらないことは彼の悩みの種でもある。


    そして小言から逃げ果せた髙羽はふとテーブルの上のナイフに目を向ける。

    ついついナイフを見れば懐に潜ませられないか、と思ってしまうのは職業病だろうか。

    何かをしようと言う訳ではないが、自然とナイフに手が伸びる


    〈隠す〉成功で1d5+5本のナイフを隠し持てる

    髙羽(60) dice1d100=66 (66)

  • 85二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:11:47

    当然だけどみんな評価が高くて嬉しくなっちゃうな!
    伏黒が考案したシステム名が十種とかそう小ネタ地味に心を擽られる

  • 86二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:13:00

    この人自体は悪い人じゃないんだろうなあ
    全員に賞賛を送ってる
    その分夏油はびっくりしたろうな…ヒヤヒヤだろうな
    そして隠すの失敗!ここから誤魔化しにネタに繋げたりするのかな

  • 87125/04/26(土) 02:14:26

    しかし残念ながら、その手を夏油によって掴まれた。

    なんだかこう瞳に「人の話を聞いてないなんてことはないよね?」と書いてあるようにも思える。


    夏油「ここは舞台の上じゃないように思っていたけど、私の勘違いでしたか?」

    髙羽「いや、これはそのー……」

    夏油「勘違い、でしたか?」

    髙羽「勘違いじゃないです……」


    年下に圧をかけられて敗北した髙羽はシュンとする。

    さっきのことを思い出せば少しばかり罪悪感も刺激されることもあり、これ以上は何もしないよと手を振る。


    ――――まあ、それこそが彼の仕込みの前段階ではあるのだが。


    〈隠す〉成功で1d5+5本のナイフを隠し持てる(残りチャンスは2回)

    髙羽(60) dice1d100=13 (13)

  • 88二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:14:34

    有事に懐からナイフ取り出すマジシャン髙羽は見たかったがナイフ隠し持ってたら不都合な事があったりするかもと思うと一長一短か…?

  • 89二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:16:02

    わおスペシャルとまではいかなかったが二度目はスムーズに成功したぞ

  • 90二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:16:43

    フリにした!仕込みの仕込みだ!
    凄いぞ髙羽

  • 91二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:17:44

    諦めが悪いって書かれてたの思い出してフフってなった
    下積み時代が長いからね(?)逆境◎なんですね

  • 92125/04/26(土) 02:25:07

    大仰に手をひらひらと振って、自分の手が空なのをアピールする。

    だがマジシャンにとってそのあからさまな動きは視線誘導のため、わざとでしかない。

    右手に注目を集めながら、左手はこそっとナイフを頂戴する。

    本当はここでネタばらしと行きたいところではあるのだが……正直、そうした所で怒られる未来しか見えない。今は。


    ならば、せめてもう少し後で披露しようと髙羽は懐にナイフを[ dice1d5=2 (2) + 5 ]本忍ばせた。


    髙羽「すまないな、青年」

    夏油「そこまで謝らなくても良いですよ。私の方こそすみません、八つ当たりのような真似をして」

    髙羽「……いやぁ、気にしてないぞ!うん!!」


    と、髙羽がそんなことをやらかしていたりしながらも、パーティは進んで行く。

    帰りたいを前面に出した数名のせいで一部は雰囲気が終わっていたのだが、和やかに会話している者達も居たりはする。


    そして気付けばパーティーの開始から時間が経ち、そろそろ宴もたけなわといったところで司会から閉会の宣言がされる。

    先程あなた達が話をした経営幹部の男性が締めの挨拶をした後で、更に言葉が続けられた。


    「それではカルナバル・デーの第一部をこれにて閉幕とさせていただきます。お帰りの際は足元にお気を付けください。また、本日表彰されました成績優秀者の方々は第二部のスペシャルオリエンテーションが御座いますので、そのままお待ち下さい」


    確かに予定していた終了時刻よりは少し……いやかなり早い閉幕ではあったが、スペシャルオリエンテーションとやらについては何も知らされていない。


    五条「そのオリエンテーションとやら、僕たちも知らないんだけど?」

    「後程ご説明がありますので今しばらくお待ちください」

    五条「僕たちに、ただ待ってろって?」


    好戦的な五条の問いにも、男は「はい、お待ちください」と淡々と答えて終わる。

    暫く男を見据えていた五条も、駄目だこりゃとばかりに諦めたようだ。


    そして十人以外のパーティー参加者達が全員その場からいなくなると、司会はようやく口を開く。

  • 93二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:28:07

    十人だけ残してしかも五条の耳にも入ってない第二部って怪しいのう…

  • 94二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:28:30

    いやだなあ終わったと思ったら聞かされてないオリエンテーション
    しかし今のうちになんか交流しとけ準備しとけって感じなんだろうか

  • 95125/04/26(土) 02:33:29

    「それではお待たせ致しました。第二部スペシャルオリエンテーションはここから上階、36階より実施となります……が、私はここで待機と指示を受けておりますので、どうぞ皆さん奥のエレベーターからお上がりください」
    夏油「それも私たちには断る権利はないってことで良いのかな」
    「ええ、これはあなたたちのためのものですから」

    やはり、どんなにコミュニケーション的に問題があろうとも、会社員と言う立場があれば上からの命令を聞かなければならないということもある。
    それがこのような場であれば尚更。

    「あぁ、すみません。五条さんはこちらを着けてからエレベーターに乗ってください」

    思い出した、と言わんばかりに視界の男は透明なケースに入った小さなピンバッジを手渡した。
    どうやらヤギの顔を模したデザインになっているようだ。
    五条は左の下襟にあるフラワーホールにそれを刺す。

    しかし行動は大人しく聞いているように見えるが、小さく「趣味悪ッ」と呟いている。
    それが聞こえてしまった虎杖は噎せ、伏黒は嫌な顔をした。

    宿儺は帰ろうとしていた脹相を引き摺るようにしてエレベーターに投げ込み、鹿紫雲はあからさまにつまらなそうな顔をし、七海と伏黒はなるようになれ、さっさと終わってくれとばかりの顔になり、虎杖と髙羽はワクワクしている。
    温度差が凄い。

    そして少々問題が発生しながらも一行はエレベーターに乗り込むのだった。

  • 96二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:38:58

    なんで五条だけピンバッジ付けさせられたんだろなんかの目印かな
    大方が気に食わないかげんなりする中での髙羽と虎杖の童心メンタルみたいなものが眩しいよ

  • 97二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:39:56

    なんか嫌だなぁクトゥルフで何かのモチーフのやつあるとビクビクする

  • 98125/04/26(土) 02:39:59

    エレベーターに乗ってしばらく。チン、という音と共に扉が開く……が、フロアが丸ごと真っ暗だ。

    虎杖「暗ッ!?」

    近くにいる人物の姿はかろうじて視認することができるが、この部屋がどうなっているのかは一切把握することができない。
    エレベーターも電灯が切れており機能が停止しているようだとわかる。
    その中で五条の胸に着いたヤギのバッジだけは目をチカチカと光らせていた。
    こんな小さなピンバッジの中にLEDでも搭載されているのだろうか。

    七海「これがスペシャルオリエンテーションの演出なら良いのですが」
    鹿紫雲「肝試しでもやらされるってことか?」
    羂索「私たちを使って肝試しなんて、時間の無駄使いにも程があるよ」
    脹相「こんなことをやらせる会社など、辞めた方が良い」
    伏黒「でももしこれが事故なら、エレベーターまで真っ暗になっているのは――――」

    と、一行が様子を伺っていると、突然真上から声が聞こえてきた。

    『お集まりいただきありがとうございます。これよりカルナバル・デー第二部、スペシャルオリエンテーションを開始致します。皆様、そのまま前にお進み下さい』

    その声はヨランダのものだった。彼女の音声に合わせて足元の非常灯がぼんやりと淡い光を放ち、十人の進むべき道が示される。

    五条「まったく、何をさせられるんだろうね」

    今までとはまた違う、冷めた声がその場に響くも五条はまっすぐと歩みを進める。そうなればつられるように、全員が淡い光に従った。
    それに沿って進んでいけば、音の反響で少し開けた空間に出たとわかるだろう。足元の明かりもここで途絶えている。

    『これより行われますのは、皆様がたアニムス・カンパニーの誇る人財にこれからの未来を担っていただくためのオリエンテーションです。皆様どうか互いの能力を駆使して協力し合い、より有意義な時間にしていってください』

  • 99125/04/26(土) 02:40:16

    〈アイデア〉

    五条(90) dice1d100=16 (16)

    羂索(90) dice1d100=85 (85)

    七海(80) dice1d100=4 (4)

    伏黒(85) dice1d100=8 (8)

    夏油(80) dice1d100=19 (19)

    宿儺(90) dice1d100=18 (18)

    脹相(75) dice1d100=68 (68)

    虎杖(70) dice1d100=20 (20)

    鹿紫雲(75) dice1d100=28 (28)

    髙羽(65) dice1d100=97 (97)

  • 100二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:41:33

    おっナナミンが初クリティカルだ
    そして髙羽がファンブル
    なんかスペシャルになりそうな低めの値多めだな

  • 101二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:45:17

    TDLのホーンテッドマンションを思い出す仕組みや
    五条伏黒宿儺とスペシャルも多いね

  • 102125/04/26(土) 02:51:58

    【クリティカル】七海

    【スペシャル】五条、伏黒、宿儺

    【成功】羂索、夏油、脹相、虎杖、鹿紫雲

    【ファンブル】髙羽


    髙羽「まさかこれは、芸人憧れの――――ドッキリ!?こうしちゃ居られねぇ!俺は何としてでもここに戦績を刻ッ、ぎゃッッ!?」


    そう言った髙羽が懐から[ dice1d3=3 (3) ]本のナイフがすっぽ抜ける。からんからん。

    夏油の目が若干鋭くなるのは先程のやりとりのせいだろう。


    髙羽「お、俺の馬鹿!!転ぶならもっと派手に、だろうが!!ヨランダさんも全然笑ってない!!」


    違う所でショックを受けた髙羽は落ち込んだ。


    七海「いえ、これは録音ですから反応を窺っても無駄ですよ。即ち、私たちがどれだけ現状に疑問を覚えても彼女は反応を示さない」

    伏黒「七海さん、何か気付いたんですか」

    七海「えぇ。――――これから私たちはろくでもない目に遭うってことに」


    『皆様には改めて、このアニムス・カンパニーが辿ってきた軌跡について学んでいただきたく思います。ですが、ただ単に創設から順を追って……というのは皆様にとって些か退屈かと思われます。そこで、こういった場をご用意致しました』


    七海「特に、五条さん。気を付けてください」

    五条「僕?」

    七海「あなたの胸のそれはおそらく、"目印"です」

  • 103二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:54:29

    やっぱりなんかの目印だ!
    技術的なものにナナミンがクリって分かるのもネタで滑っていく髙羽もそれっぽくて好き
    なんか体験型で何かをさせられるのかなこれ

  • 104二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:55:51

    ドジっ子芸人!ナナミンは頼りになるなぁ…でも暗闇の中の光源なんてそりゃ目立つか怖いね

  • 105125/04/26(土) 02:57:31

    瞬間、乾いた音がフロアに響き渡ったかと思えば後方でチュン!という弾丸が跳ねた音が聞こえてきた。

    銃撃。確かにそれはあなた達のすぐそばを狙った銃撃だった。

    同時に、今のそれがわざと狙いを外した威嚇射撃であると理解するだろう。


    反応が最も早かったのは宿儺、そして続いて虎杖、脹相と戦い慣れた三人の警戒が一気に上がる。


    五条「……あぁ、なるほどね。で、僕がこれを外そうとすることも想定の範囲内だろうから」


    五条は自らの胸のそれを敢えて触れずに居ることにした。

    なにせ、狙いが分かっているのならばやりやすい。それはきっと、互いに。


    『それでは、これよりオリエンテーション第一幕「3H事件」を始めます。このフロアすべての障害を取り払ってください。要人役の五条さんは被弾しないように』


    五条「本当に良い趣味してるよ」


    そう吐き捨てた五条の言葉は、全員の心情を代弁するものだった。


    〈SANチェック〉0/1d3

    五条(90) dice1d100=40 (40)

    羂索(90) dice1d100=30 (30)

    七海(75) dice1d100=46 (46)

    伏黒(70) dice1d100=68 (68)

    夏油(69) dice1d100=17 (17)

    宿儺(90) dice1d100=7 (7)

    脹相(70+20,90) dice1d100=65 (65)

    虎杖(80) dice1d100=74 (74)

    鹿紫雲(80) dice1d100=1 (1)

    髙羽(65) dice1d100=17 (17)

  • 106二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 02:59:11

    おお全員最高かな
    しかしカッシー勿体ないなここで1クリ消費とは
    でもカッシーがワクワクしてそうなことだけは分かる

  • 107二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 03:01:11

    5年前の3H事件とやらの再演をしろってこと?威嚇射撃とはいえ実弾はやめてくれませんかねぇ……
    でも脹相のSAN補正こういうことかカッケェじゃんってワクワクしてくる

  • 108125/04/26(土) 03:02:27

    と、これより暗闇の中での特殊戦闘が始まるけど今日はここまで

  • 109二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 03:04:18

    スレ主お疲れ様です
    護衛は虎杖がいるからなんとかなるのかなと思ったけどそもそも再演的だから5年前活躍した人はみんな活躍出来るのかもな
    お兄ちゃんの全力が見れそう

  • 110125/04/26(土) 03:08:12

    今回の戦闘ではいつもの〈回避〉とは違って、1ラウンドにつき1回目の〈回避〉は元値、2回目は1/2、3回目で1/3の減衰となるよ
    他にも受け流しがあったりとか、出目に左右されてスレ主が慌てる様子含めて楽しんでいってね
    正直スレ主には拳銃関係に嫌な思い出しかないから明日が怖いよ

  • 111二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 03:10:04

    回避減退はハラハラしそ~~!
    拳銃…クリティカル司祭…屋上での揉み合い……ウッ頭が

  • 112二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 03:12:20

    拳銃…クリティカル…うーんうーん悪夢が…
    まあノーコンなことを祈りましょう…!!

  • 113二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 11:59:12

    読み返して気がついた
    鹿紫雲の賭け事好きな上司て金ちゃんかとか
    脹相の食えない笑み浮かべてる同僚真人かなとか
    色々想像できるの楽しい

  • 114125/04/26(土) 12:48:37

    ■■戦闘開始Round1■■


    視界が悪い、となれば耳に頼るしかない。

    全員、程度の差はあれど周囲の気配と物音に対して意識を向ける。


    〈聞き耳〉

    五条(80) dice1d100=25 (25)

    羂索(50) dice1d100=19 (19)

    七海(40) dice1d100=26 (26)

    伏黒(40) dice1d100=83 (83)

    夏油(70) dice1d100=40 (40)

    宿儺(90) dice1d100=14 (14)

    脹相(50) dice1d100=49 (49)

    虎杖(85) dice1d100=83 (83)

    鹿紫雲(50) dice1d100=6 (6)

    髙羽(75) dice1d100=10 (10)

  • 115二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 12:49:50

    伏黒失敗か
    技術職の人は仕方ないよねと思いつつ戦闘型の人もギリギリだったりする!

  • 116125/04/26(土) 12:57:12

    【スペシャル】宿儺、鹿紫雲、髙羽

    【成功】五条、羂索、七海、夏油、脹相、虎杖

    【失敗】伏黒


    自分たちに近付いて来る足音が幾つか、それが響く中で他にも聞こえてくるものがある。

    「ピ、ピ、ピ……」という電子音が3つに分かれて聞こえてくる。

    まるっきりそれは時限爆弾だと言うかのよう。


    そもそも彼女の言った3H事件が連続爆破テロ事件なのだ。

    エレホン内部で不審物が置かれているとの通報が数件にわたって発生し、その数分後に不審物が爆発。

    それと同時に行楽客に紛れた暴漢が無差別に周囲に攻撃を始め、数多くの負傷者を出した事件である。

    非常に計画的かつ大規模な犯行であったが、アニムス・カンパニーはこれを死者ゼロで鎮圧。

    重症者も事件後3年以内には全員が社会復帰を果たすという結果に終わり、アニムス・カンパニー及び現ヨランダ体制の威光を示す一件となった。


    伏黒はまさか本気で自分たちを時限爆弾か何かで殺そうとでもしているのか?とぞっとする。


    〈SANチェック〉0/1

    伏黒(70) dice1d100=44 (44)

  • 117二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 13:01:13

    SANチェックは成功か
    時限爆弾だと思ったら怖いわな

  • 118125/04/26(土) 13:08:10

    戦い慣れた宿儺はこの視覚が限られた状況でもこの部屋に居る何かの気配が四つであること。

    そしてその内の二つが自分たちに近付いてきていることに気付く。


    鹿紫雲はこの暗闇が意図して作り出されたものなのだとすれば、視界を確保しなければ話にならないと察し、この部屋のどこかにある電気系統の制御盤へと整備士である七海を向かわせるのが適当なのではないかと察する。


    そして髙羽はと言えば、さっき自分が落としたナイフが僅かに光を反射させているのを見た。

    拾い上げることにそこまで時間は必要ないだろう。


    しかし三者三様に気付いたことがあった一方、それよりも早く動くものがある。

    人間の速度を越えたもの、即ち――――銃火器である。


    行動順:警備兵D(ライフル,16)→警備兵C(拳銃,15)


    〈ライフル〉

    警備兵C(60) dice1d100=58 (58)


    ≪攻撃対象≫

    1.五条 2.羂索 3.七海 4.伏黒 5.夏油 6.宿儺 7.脹相 8.虎杖 9.鹿紫雲 10.髙羽

    dice1d10=4 (4)

  • 119125/04/26(土) 13:11:06

    再びの発砲音が響けば、三者三様に反応する。

    そしてその凶弾が狙ったのは、一番状況の理解が遅れてしまっていた伏黒だった。

    元より人間の避けられる速さではないそれを音だけで咄嗟に反応して避ける。

    方向さえも明確に分からない状況ならば、ただ避けるだけよりも遥かに難しい。


    〈回避1/2〉暗闇による補正

    伏黒(50/2,25) dice1d100=93 (93)

  • 120二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 13:12:01

    技術職狙われたな
    そして当たってしまったか

  • 121125/04/26(土) 13:20:58

    ある種、避けられないのは当たり前のことだったろう。

    そもそも伏黒は前回の3H事件にも殆ど関わっていないのだ。

    反応が遅れ、その弾が伏黒を射抜く……かに思われたその時だった。


    3H事件の功労者、死者を出さずに乗り越えた内の一人が動く。

    音が聞こえてきた方向、発砲の際の僅かな光。

    それらによって男は、――――虎杖は伏黒とその弾の間に体を滑り込ませる。


    〈警護〉

    虎杖(90) dice1d100=19 (19)

  • 122125/04/26(土) 13:25:45

    伏黒は気付けば体を押し倒されるようにして、その凶弾から身を守られる。

    覆いかぶさっていたのは勿論、虎杖だ。


    ≪ダメージ算出≫警護による補正あり

    [ dice1d6=5 (5) +1 ] -5


    しかしそれだけでは終わらず、別方向から二発目が放たれる。


    〈拳銃〉

    警備兵C(60) dice1d100=64 (64)


    ≪攻撃対象≫

    1.五条 2.羂索 3.七海 4.伏黒 5.夏油 6.宿儺 7.脹相 8.虎杖 9.鹿紫雲 10.髙羽

    dice1d10=2 (2)


    (さっきのダイス、ライフル持ってるのは警備兵Dで成功値は65だったよ、ごめん)

  • 123二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 13:27:30

    流石虎杖守り切ったな
    そして今度は外れたか

  • 124125/04/26(土) 13:33:42

    本来は胸辺りを狙っていたその弾をどうにか避け切れはしなかったものの、腕を微かに擦るくらいで済ませた。

    弾を受けた感触で虎杖は咄嗟に叫ぶ。


    「これ、実弾じゃない!」


    予想はしていた。なにせ発砲音から違うのだ。

    当たっても死なないからと言って守らない理由にはなりはしないが、それは一つ大きな情報ともなる。


    相手が銃火器を持っている以上、悠長に話している時間などない。


    ≪行動順決め≫値が低い方が同DEXでは先に行動

    DEX18

    宿儺 dice1d100=96 (96)

    鹿紫雲 dice1d100=59 (59)


    DEX16

    五条 dice1d100=91 (91)

    羂索 dice1d100=48 (48)

    七海 dice1d100=12 (12)

    伏黒 dice1d100=85 (85)

    警備兵D dice1d100=8 (8)


    DEX15

    脹相 dice1d100=44 (44)

    髙羽 dice1d100=85 (85)

    警備兵C dice1d100=87 (87)

  • 125二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 13:33:48

    しっかり身を呈して庇う虎杖!警護補正の被ダメ減少頼もしいけどちょっと辺りどころ悪かった
    警備兵Dはどっちにしろ当ててきていたのか…

  • 126二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 13:35:52

    出目が全体的に上振れている中やけに俊敏な警護兵Dよ

  • 127二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 13:35:54

    宿儺がファンブル出してるけどノーカンな時で助かった

  • 128125/04/26(土) 13:39:15

    DEX順:鹿紫雲→宿儺→虎杖→警備兵D→七海→羂索→伏黒→五条→脹相→髙羽→警備兵C→警備兵A→警備兵B


    この場で一番重要なのは、制御盤の位置だ。

    そう考えた鹿紫雲は真っ先に目的のものを探すべく、視線を走らせる。


    〈幸運〉

    鹿紫雲(80) dice1d100=13 (13)

  • 129二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 13:41:38

    スペシャルカッシーや!

  • 130125/04/26(土) 13:50:26

    【スペシャル】


    制御盤と、それに加えて非常用の懐中電灯が目に入る。

    そして制御盤の足元には使えとばかりに工具キット一式が置かれていた。

    道具がある。明かりもある。ならば話は格段に容易になった。


    鹿紫雲「おい」


    七海にそう声を掛け、一か所を示す。

    それを受けた七海は自分がやるべきことを悟った。


    七海「分かりました」


    腹を括れば話は早い。この悪趣味なオリエンテーションとやらをさっさと終わらせたいのは皆同じ。

    そして鹿紫雲が動く、ほぼ同時に宿儺は駆け出していた。狙うは最奥。一番欲しいものを持っている相手。


    宿儺「ゴム弾とは、随分と舐められたものだな」


    実弾ならば最初の一撃でそれなりに重傷者が出ていた可能性があると言うのに、宿儺は心底つまらなそうな顔をして見えぬ敵を見据える。


    そして虎杖は常のようにジャケットを脱ぎ捨て、残ったその場の九人の全員の盾となれる位置に立ち塞がる。


    更に見えぬ闇の向こうではライフルを構えて静かに狙いを定める者が一人。


    と、隙を伺っていた七海が走り出す。

    鹿紫雲に示された制御盤はそう面倒なものではない。

    自分であれば辿り着きさえすればどうにか出来ると確信があった上での、無謀ではない最善の一手。


    〈電気修理〉

    七海(90) dice1d100=94 (94)

  • 131二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 13:51:58

    90あっても外れるときは外れるんだよな
    これぞクトルゥフ

  • 132二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 13:53:40

    スペシャル恩恵で工具キットと懐中電灯の発見でマイナス補正なしだったかな?

  • 133125/04/26(土) 13:58:06

    DEX16組に夏油が居なかった

    dice1d100=48 (48)

  • 134125/04/26(土) 13:58:46

    同値なのでもう一度

    羂索 dice1d100=8 (8)

    夏油 dice1d100=57 (57)

  • 135二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:00:58

    DEX16で同位の人達がひしめいてる

  • 136125/04/26(土) 14:03:29

    鹿紫雲は懐中電灯の電源をつけ、制御盤を照らす。
    常ならば簡単にどうにか出来るはずのそれを見て、七海はほんの僅かに自分の手が震えるのを感じた。
    尋常ではない場所での作業。思い出すのは3H事件の惨状。死者が出なかったとはいえ、あの時の空気感は体験したものでしか分からないものがある。
    僅かに感じたその震えのせいで、七海は自分が冷静ではないことに気付く。
    このような状況で作業しても上手く行かないことは分かり切っていた。

    七海「……くそ」

    らしくもなくそう吐き捨てた七海は一度瞼を閉じてから、もう一度目の前の制御盤を見つめた。

    そして羂索はと言えば、ジャケットを脱ぎ捨てた虎杖の腕に微かに滲む赤を前に、ふむと思考する。
    このまま守って貰うのが楽だろう。
    だが自分が動く程の怪我ではないように見えるのも確か。

    羂索「一応聞いておくけど、怪我の治療は?」
    虎杖「平気。むしろ変に動かずになるべく俺の傍に居て」
    羂索「はは、分かったよ」

    そんな会話を目の前にしながら、夏油は考える。
    戦えないわけではない、のだが敵の総数が不明瞭。
    一応、五条と言う要人を守るのが目的ならば優先するは敵を倒すことよりも確実に守り切ることとなる。
    七海が電気系統の復旧を目指しているなら、動くならそれが終わってからでも良いはずだと夏油はそのまま待機を選ぶ。

    伏黒は先程自分が撃たれかかったことに動揺が続いているのか、どうにか動けるように起き上がるもそれだけでとどまる。

    そしてこの状況の中心人物である五条は、僅かに過ぎる自分が前に出た方が早いんじゃないか?なんて考えを押し殺し、意図的に虎杖が一番守りやすいであろう場所に立つことを選ぶ。
    仕事人から仕事を奪うべきではない。――――少なくとも今は、だが。

  • 137125/04/26(土) 14:07:43

    そして脹相はと言えば、もう少しで届くであろうものを待つ。

    宿儺ならばきっとこうするであろうという、その行動は信用と言うよりも能力への評価だ。


    そしてさっとナイフを拾い上げた髙羽は暗い中投げてやろうかとも迷ったが、それに味方に当たればシャレにならないと取り出しやすい手元に仕込むだけに留める。


    ――――と、各々が動いていた次の瞬間。

    再び発砲音が響く。


    〈拳銃〉

    警備兵C(60) dice1d100=20 (20)


    ≪攻撃対象≫

    1.五条 2.羂索 3.七海 4.伏黒 5.夏油 6.宿儺 7.脹相 8.虎杖 9.鹿紫雲 10.髙羽

    dice1d10=1 (1)


    (虎杖の警護1/2にしてなかったけどどちらにせよ成功だからヨシ!!許せ!!)

  • 138125/04/26(土) 14:09:49

    警備兵Cはきらりと光ったそれを狙い、発砲する。

    その光を胸に宿すのは当然――――五条だ。


    〈回避1/2〉

    五条(60/2,30) dice1d100=32 (32)

  • 139二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:11:41

    あっ虎杖も暗闇だとさすがに回避半減か!でも余裕で成功だったからヨシ!
    判定成功の各々がそれぞれの思考で動く中的確に要人に発砲してくる警備兵も模範的だぁ…

  • 140125/04/26(土) 14:11:57

    ほんの僅かに対処が遅れる。

    自力でどうにかしようと思ってはいたのだが、あ、このままじゃこれは当たるなと五条は気付く。

    だがそうはさせないとばかりに、再び動く影がある。


    〈警備1/2〉

    虎杖(45) dice1d100=96 (96)

  • 141二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:13:19

    ここでファンブルは怖い

  • 142二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:13:49

    90が外れるんだから45が外れてファンブることもあらぁ

  • 143125/04/26(土) 14:18:35

    DEX順:鹿紫雲→宿儺→虎杖→警備兵D→七海→羂索→伏黒→五条→脹相→髙羽→警備兵C→警備兵A→警備兵B


    しかしもっとも守らなければならない五条を前にし、虎杖は反応が遅れた。

    それこれが実弾ではないということに気付いた慢心が故でもあったし、弾を避けようと動いた五条がそのまま避けられるのではないかと思ってしまった故でもある。

    踏み出そうとした一歩が蹈鞴を踏み、その結果暗闇の中に紛れていた何かに足を取られて体勢を崩す。

    がくりと転ぶように手をつけば、ガラス片のようなもので手がざっくりと切れる。

    (虎杖:HP16→15)


    そしてやはり、その一瞬は致命的なもの。


    虎杖「五条さん!!」


    ≪ダメージ算出≫

    dice1d2=2 (2) +1

  • 144125/04/26(土) 14:22:00

    それがゴム弾だからよかったものの、結局五条の胸に勢いよくゴム弾が当たる。

    息を強制的に吐き出させるように圧迫され、五条はそのまま小さく呻いた。


    だが彼らを襲うものはそれだけではない。


    そんな五条を狙って、近付いて来ていた警備兵Aが何か棒のようなものを振り下ろす。


    〈警棒〉

    警備兵A(60) dice1d100=31 (31)

  • 145二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:22:58

    虎杖は誰であろうと守ろうとするけど要人が狙撃対象だったのも上手く守れなかったのもなんともダイスが意地悪でやだぜ

  • 146125/04/26(土) 14:23:12

    痛みと衝撃の中で視界が若干霞む中、五条は自分を襲うものを見た。


    〈回避1/4〉

    五条(60/4,15) dice1d100=72 (72)

  • 147125/04/26(土) 14:24:55

    頭の中で警鐘が鳴り響く。

    守れなかった。油断した。

    自分の怪我など今は然したる問題ではない。

    止血もろくにせず、虎杖は五条へと襲い掛かったそれを今度こそ守ろうと地を蹴った。


    〈警備1/2〉

    虎杖(90/2,45) dice1d100=53 (53)

  • 148二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:26:32

    うわぁ集中的に狙われてる
    電気つかないと流石に厳しいか

  • 149125/04/26(土) 14:28:02

    DEX順:鹿紫雲→宿儺→虎杖→警備兵D→七海→羂索→伏黒→五条→脹相→髙羽→警備兵C→警備兵A→警備兵B


    多くのもしもがある。

    もし、伏黒が最初の一発を自力で避けられていたのなら。

    もし、七海が動揺せずに部屋の明かりを復旧出来ていたら。

    もし、虎杖が五条を守れていたら。


    しかし過去を悔いたとして、手が届かなかったことには変わりない。


    ≪ダメージ算出≫

    dice1d6=4 (4)

  • 150二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:29:45

    うっ辛い
    過激な演習的なやつという認識なんだけど結構しっかりボコボコにしてくるのやめてくれんか?御曹司ぞ

  • 151二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:30:55

    羂索が手当てしてくれるかな
    こうなると味方でよかった

  • 152125/04/26(土) 14:32:47

    振り上げられた警棒は強かに五条の肩を打ち付ける。

    ぐらりと体勢が揺らぎ数歩下がるも、どうにか倒れずには済んだようだ。


    五条「こんな熱烈な歓迎は久しぶりだよ」


    しかしまだ、彼らを襲う苦難は終わらない。


    〈警棒〉

    警備兵B(70) dice1d100=91 (91)


    ≪攻撃対象≫

    1.五条 2.羂索 3.七海 4.伏黒 5.夏油 6.宿儺 7.脹相 8.虎杖 9.鹿紫雲 10.髙羽

    dice1d10=10 (10)

  • 153二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:35:33

    これで1ラウンド終了か髙羽回避ないから警備兵外してくれてよかった~

  • 154二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:37:59

    模擬戦闘容赦ないな
    ここから反撃開始かな

  • 155125/04/26(土) 14:41:34

    DEX順:鹿紫雲→宿儺→虎杖→警備兵D→七海→羂索→伏黒→五条→脹相→髙羽→警備兵C→警備兵A→警備兵B


    しかし五条に注目が集まった隙に髙羽を狙った警備兵Bは髙羽が不意に動いたせいで警棒を空ぶる。


    髙羽「えっ、もしかして俺狙われてた!!?!?マジ!!!?!?」

    伏黒「……髙羽さん」

    髙羽「俺も要人だったってこと……?」

    夏油「ふざけてる場合じゃないはずなのに、どうにかなるんじゃないかって思えて来るよね」


    場を和ませようとした髙羽であったが、主に虎杖周りはお通夜の雰囲気である。

    ……実を言うと、五条が怪我をしていることに対して同情的な者は少ないのだが。

    主にさっきの振舞いのせいなので自業自得でもある。


    だが、こうして近付いて来さえすれば彼らにも出来ることはある。


    伏黒「どうにかなるんじゃないかじゃなくて、どうにかするしかないってことです、ねッ!」


    髙羽を狙った警備兵Bに狙いをつけ、伏黒は技術者らしからぬ一撃を繰り出した。


    <キック1/2><マーシャルアーツ1/2>

    伏黒(30-15) dice1d100=13 (13)


    (行動を待機で終わらせて行動順最後尾に回った面子のターンだよ)

  • 156125/04/26(土) 14:42:18

    〈回避〉

    警備兵B(20) dice1d100=85 (85)

  • 157125/04/26(土) 14:43:14

    ≪ダメージ算出≫

    dice2d6=2 5 (7) + dice1d4=3 (3)

  • 158二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:44:00

    やだこの技術者強い
    ダメージいいな

  • 159125/04/26(土) 14:48:15

    あまり躊躇なく蹴り抜いた伏黒はその感触に若干違和感を覚える。

    人間の形のものを蹴ったはずなのに、人間ではないようなものを蹴ったような感覚だ。


    体をくの字に折り曲げても吹っ飛ぶことはなく、それが再び暗闇の中で伏黒を見つめる。

    だが彼らの反撃はここで終わらない。


    五条「さっきからこっちが大人しくしてりゃ、随分と好き勝手に人のこと撃ったりぶん殴ったりしやがって」


    ぼそりと呟いた言葉と共に、五条は自分をぶん殴ったばかりの警備兵Aに目を向ける。


    五条「いい加減にしろ、っての!!」


    <キック1/2><マーシャルアーツ1/2>

    五条(30-14) dice1d100=62 (62)

  • 160二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:51:46

    外れた、蹴った感触が人間じゃないのか容赦しなくてよいな

  • 161125/04/26(土) 14:55:52

    だが暗闇の中ということもあり、五条のそれは当たらずに終わる。

    それさえも気に障ったのか、五条はひくりと唇を戦慄かせた。


    それにぎょっとしたのは虎杖だ。

    守るべき相手が前に出ることなど、本来は有り得ない。

    落ち込みを上回る衝撃に唖然としながらも、目の前の光景を凝視した。


    虎杖「五条さん……?」

    五条「下がってな。コイツが僕がやらなきゃ気がすまない」

    虎杖「警護対象なのに!?」

    羂索「それ、守れなかった君が言うんだ」

    虎杖「うぐッ」

    夏油「事実をわざわざ言う必要ある?何もしてない癖に」

    羂索「君も全方向に失礼だね?」

    夏油「とはいえ、五条くんも当たらない脚振り回してるくらいなら下がってたら?」

    五条「はァ~~~~~?」


    <キック1/2><マーシャルアーツ1/2>

    夏油(30-20) dice1d100=16 (16)

  • 162二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 14:57:59

    伏黒も夏油もなんでこの数値で当たるんですかねぇ…相手の回避次第だけど

  • 163125/04/26(土) 14:58:50

    〈回避〉

    警備兵A(20) dice1d100=64 (64)

  • 164125/04/26(土) 14:59:51

    ≪ダメージ算出≫

    dice2d6=4 4 (8) + dice1d4=1 (1)

  • 165二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:03:01

    夏油さんもお見事
    皆当てるといいダメージ出すな

  • 166125/04/26(土) 15:05:25

    DEX順:鹿紫雲→宿儺→虎杖→警備兵D→七海→羂索→夏油→伏黒→五条→脹相→髙羽→警備兵C→警備兵A→警備兵B


    これまたそこそこ良い音を立てて警備兵Aは夏油の蹴りによって多少ダメージを受けたようだった。


    もし虎杖が無事に役目を為していたら、こうはならなかっただろう。

    だが彼ら自身、たとえそれが彼の仕事であると分かっていたとしても、大人しく守られているだけで良いと思うような大人しいヤツらではない。


    虎杖「だから、ちょっと待ってってば」

    髙羽「なら俺は、ふん!」

    虎杖「マジでこの暗闇の中で暴れるのやめろって!」

    夏油「それはコイツらに言ってくれない?」

    虎杖「アンタにも言ってんだけど!?」

    羂索「君が全員守れるなら大人しくしてたかもね」

    虎杖「そうだけど!そうだけどさぁ!!」


    〈芸術(曲芸)1/2〉ナイフ投げ

    髙羽(90/2,45) dice1d100=77 (77)

  • 167二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:09:49

    割り切って要人に警護を絞るならともかく暗闇で飛び道具持ち複数相手にこの人数守りきるのはそもそも警護側の負担がデカイ…それはそう

  • 168125/04/26(土) 15:11:12

    宙を飛ぶナイフ、好き勝手に戦い始める守るべきはずだった彼ら。

    虎杖が腹を括って要人のみ、つまりは五条のみ守れば良いと腹を括っていたらまた話は違っていたのかもしれないが。

    そうなるはずもなく、こうなってしまえばもう各々好き勝手にやるだけ。


    虎杖「……あー、もー!!」


    となれば元来、大人しくしていることも待機することも向いていない虎杖が吹っ切れるのも早いというわけで。

    それでもやることは変わらないと、虎杖はこれをいつもの仕事だと思うのには諦めた。

    でもまあ、不思議と先程よりは気分も最悪ではなかった。


    ■■Round2■■

    先行:警備兵D(ライフル,16)→警備兵C(拳銃,15)


    〈ライフル/ゴム弾〉

    警備兵D(65) dice1d100=99 (99)


    ≪攻撃対象≫

    1.五条 2.羂索 3.七海 4.伏黒 5.夏油 6.宿儺 7.脹相 8.虎杖 9.鹿紫雲 10.髙羽

    dice1d10=3 (3)

  • 169二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:11:58

    護衛対象の多くが守られるより
    相手ボコして鎮圧させるのが好きそうだもんな
    虎杖君頑張れ
    て思ったら相手側がファンブル出してくれた

  • 170125/04/26(土) 15:18:32

    この場で次点で潰すべき人間を理解したその弾丸は致命的な結末を齎す……はずだったのだが、何故か二発目が発射されることはなかった。

    終いにはまだこの場所に辿り着くはずのない宿儺が目の前に立っている。

    弾を打った直後にその荒れ狂う悪魔、もとい名の通りの男が繰り出す蹴りを避けられるはずもなく――――


    <キック1/2><マーシャルアーツ1/2>(ファンブル補正によりターンの割り込み)

    宿儺(45-30) dice1d100=98 (98)

  • 171二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:20:30

    ここでファンブルかぁ…

  • 172二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:20:36

    怒涛のファンブル続きだな
    100F来ないこと願おう

  • 173二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:24:20

    1ラウンド目の宿儺は相手制圧して銃奪って脹相に装備させようとしてたということか
    そんな場合じゃないのに1/2でもそれなりの技能値にちょっと笑う

  • 174125/04/26(土) 15:25:46

    凄まじい勢いで蹴り抜かれたその脚はライフルを構えた警備兵ではなく、掠めるようにして壁を抉る。

    仕事中ならまだしも、スーツに合わせたただの革靴。

    となればその衝撃がもろに脚に伝わってくるのも通り。

    じんと痺れる感覚があり、その痛みもかなりのもの。

    だが宿儺が呻くようなことはない。ないったらない。

    (宿儺:18→17)


    「……チッ」


    地獄の底から響く舌打ちと共に、宿儺は更に不機嫌度を上げる。

    やる気が落ち、どうせゴム弾程度ならあいつらにもどうにか出来るだろう。

    どうにか出来なかったら?知らんとばかりだ。


    〈拳銃〉

    警備兵C(60) dice1d100=69 (69)


    ≪攻撃対象≫

    1.五条 2.羂索 3.七海 4.伏黒 5.夏油 6.宿儺 7.脹相 8.虎杖 9.鹿紫雲 10.髙羽

    dice1d10=1 (1)

  • 175二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:28:40

    外れてくれたけど五条さん本当に狙われてるな
    宿儺のやる気が無くなってしまった

  • 176二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:30:59

    ある意味皆我が強くてまとまらないのもから回るのも当然だったのかもしれねぇと思い始めてきた
    これがだんだん連携取れるようになったら熱いね…

  • 177125/04/26(土) 15:33:42

    五条を狙った弾は今度は掠ることなく外れていった。


    DEX順:鹿紫雲→宿儺(ファンブルで行動済)→虎杖→警備兵D(ファンブルで行動済)→七海→羂索→夏油→伏黒→五条→脹相→髙羽→警備兵C→警備兵A→警備兵B


    鹿紫雲は相変わらず七海の手元を照らし続け(行動消費)、虎杖はこの場の全員を守るという不可能を成し遂げなければと思いながら警戒を続ける(待機)。


    宿儺と警備兵Dは何とも言えない空気感の中で向かい(?)合っていた。


    そして鹿紫雲に手元を照らされ続ける中、周囲の音も気にせずに七海は自分のやるべきことだけに集中し――――


    〈電気修理〉懐中電灯により暗闇補正なし

    七海(90) dice1d100=30 (30)

  • 178125/04/26(土) 15:37:15

    DEX順:鹿紫雲☑→宿儺☑→虎杖→警備兵D☑→七海☑→羂索→夏油→伏黒→五条→脹相→髙羽→警備兵C→警備兵A→警備兵B


    次の瞬間、パッと明かりがつく。

    それに目が慣れれば、全容が明らかになるだろう。

    灯りのついたフロアは白を基調としたシンプルな内装で、所々にモチーフのよくわからない無機質なオブジェのようなものが建っていたりはするものの、それも含めて総じてよくあるオフィスビルの中といった様子だ。

    その影響か全身黒ずくめでフルフェイスマスクを被った男たちが余計に浮き彫りになっている。

    しかし窓は全てシャッターが降りて外が見えなくなっており、蛍光灯が点いたとはいえこれはこれで不気味な光景だった。


    眩しさに一瞬目を細めた羂索だったが、改めてずっと聞こえていた音の在処を探る。


    <目星>

    羂索(80) dice1d100=7 (7)

  • 179二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:37:57

    よし!これで明るくなるかな
    確かに個性が強すぎる面子だよな
    ここからどうなるか楽しみ

  • 180125/04/26(土) 15:40:57

    【スぺシャル】


    そこまで離れていない場所にあったのは、怪しげな黒いボストンバッグ。

    それが不自然に置かれており、その中から電子音が漏れ出ている。


    羂索がそれに近付けば特定のボタンを押せば停止する爆弾のようだと分かる。

    だが、正しいボタンがどれかを読み解くには膨大な文章量の説明書を読み切らなければならない


    羂索「この程度ならどうにでもなるよね」


    だがおそらくこういった爆弾は一つではない。

    残念ながらあまりのんびりしている場合ではないと、羂索はその説明書に目線を落とす。


    〈図書館〉スペシャル補正で+10,上限のため99

    羂索(99) dice1d100=55 (55)

  • 181125/04/26(土) 15:42:31

    凄まじい速度でその説明書を羂索が読み始める中、続いてそれを目にしていた夏油は更に他の者がないかと室内に目を向ける。

    そもそも聞こえて来ていた電子音は一つではない。


    〈目星〉

    夏油(75) dice1d100=83 (83)

  • 182125/04/26(土) 15:45:25

    だがつい敵地のど真ん中(?)で説明書(のようなもの)を読み始めた羂索に気が取られたのか、新たな爆弾を発見することは叶わなかった。


    そして伏黒も一瞬目の前の敵に二撃目を入れるか迷ったのだが、爆弾の解除となれば七海や自分の力が必要になる可能性が高いと、羂索夏油に続いて爆弾の在処を探す。


    〈目星〉

    伏黒(60) dice1d100=10 (10)

  • 183125/04/26(土) 15:51:59

    【スペシャル】


    伏黒が見つけたのはスタンダードな時限爆弾だ。

    ありきたり過ぎてため息が出そうになるが、これがあるのが画面の向こうではないなら話は別。


    伏黒「七海さん!」


    偶然、その黒いボストンバックがあったのが制御盤の近くだったこともあり、七海に協力を頼む。


    七海「爆弾ですか」

    伏黒「これをどうにか出来ますか」

    鹿紫雲「赤と青、どっちか切れってやつか?」

    七海「爆弾解除には基本的に運試し、なんてことはありません。必要なのは運ではなく、知識だけです」


    無事に任せるべき人物へと繋いだことを確信した伏黒は一つ息を吐いた。


    ――――と、そして一番大人しくしていないといけない五条なのだが。


    五条「ッ、らァ!!」


    元気に目の前の敵を抹殺しようとしていた。


    〈キック〉〈マーシャルアーツ〉

    五条(60-28) dice1d100=94 (94)

  • 184二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 15:55:58

    視界奪われて爆弾(仮)ある中でアンドロイドっぽいものに襲われてたの殺意高いよ!
    怪我人五条が元気に暴れてるのも心配大人しくして坊ちゃん

  • 185125/04/26(土) 16:00:32

    虎杖「要警護者!!!!!」


    虎杖が近くで絶叫しながらも、数人がもうほっとけよなんて思っている。

    ともかく、おそらくこの明るさとなれば虎杖の本来も力が発揮できるだろう、多分。


    と、本来ならそろそろ宿儺からライフルが飛んできてもおかしくない頃合だと言うのに、一番遠くの方でやる気を失ってそうな立ち姿の宿儺が脹相の目に入る。

    このまま何もしないのも面倒だと、脹相は騒いでいる虎杖に声を掛ける。


    脹相「おい、そこのオマエ。アイツから拳銃を奪って来い」

    虎杖「今ちょっと忙しいから無理!!」

    脹相「チッ、使えんヤツだ」

    虎杖「頼むから治安維持しろって!!」


    やる気がない宿儺、武器がない脹相、やることが多くて手が回らない虎杖。

    ないない尽くしの肉弾戦担当、計三人。果たしてどうにかなるのだろうか。


    と、その会話を聞いていた髙羽が警備兵Cに目を向ける。

    確かにこうなれば一番危険なのは拳銃を持っているヤツだろう。

    よし、と仕込んだナイフを取り出し、警備兵Cに向かって投げつけた。


    〈芸術(曲芸)〉

    髙羽(90) dice1d100=13 (13)

  • 186125/04/26(土) 16:01:23

    〈回避〉

    警備兵C(20) dice1d100=39 (39)

  • 187二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:01:42

    偉いぞ髙羽!

  • 188二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:02:38

    まとまりがまとまりがありません
    と思ってたら高羽ナイスアシスト

  • 189125/04/26(土) 16:07:22

    ≪ダメージ算出≫スペシャルなので貫通(ダメージ二倍、投擲はダメボ1/2加算)

    dice2d5=5 1 (6) +2 + dice2d2=1 2 (3)

  • 190二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:11:27

    ダメボの下振れもったいない!
    でもマジシャンのわりによぉやっとる一番ダメージ出た?

  • 191125/04/26(土) 16:14:06

    髙羽が投げたナイフは狙い通り、手に深く刺さる。

    その瞬間、バチバチッと音が響き、警備兵Cはがくりと力を失った。


    髙羽「やりぃ!!」

    脹相「アイツよりは使えるらしい」


    そう言った脹相は飛び道具が実質的になくなった場を悠々と歩き、拳銃を拾い上げる。

    軽く調子を確かめた脹相はそれを構えた。

    中身がゴム弾であるのは多少気に食わないが、やはりこういったものを持っていると落ち着く。


    だがここで動くのは警備兵のAとBだ。


    〈警棒〉

    警備兵A(60) dice1d100=21 (21)


    ≪攻撃対象≫

    1.五条 2.羂索 3.七海 4.伏黒 5.夏油 6.宿儺 7.脹相 8.虎杖 9.鹿紫雲 10.髙羽

    dice1d10=8 (8)

  • 192二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:15:43

    虎杖狙いか
    護衛者潰しに来たか

  • 193二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:16:25

    弟設定じゃないから脹相から虎杖への扱いがぞんざいなの地味に新鮮だ
    遠くの方でやる気失ってる宿儺と警備兵Dの空気考えるとフフってなってしまうけどここで虎杖狙いか…

  • 194125/04/26(土) 16:25:09

    〈組み付き〉2回成功で受け流し成功(1度目スペシャルで次ダイスに+10,クリティカルで+20)

    虎杖(75) dice2d100=31 64 (95)

  • 195125/04/26(土) 16:27:09

    自らに向けられた警棒を虎杖は武器に触れ、そしてその勢いを受け流す。

    短く息を吐くその様子は先程までの少し頼りない印象が払しょく……されるのかもしれないしそうではないのかもしれない。


    そして続けて動いた警備兵Bだが、その警棒はまっすぐと五条に向けられていた。


    〈警棒〉

    警備兵B(70) dice1d100=52 (52)

  • 196二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:27:41

    受け流し成功か
    電気復活してよかったな

  • 197125/04/26(土) 16:28:24

    〈回避〉

    五条(60) dice1d100=50 (50)

  • 198125/04/26(土) 16:28:36
  • 199二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:33:39

    おそらく各々のテリトリーでは同僚とかと協力してたりもしたんだろうけどこの10人になると中々まとまらないのも分かるよ
    溢れる個性

  • 200二次元好きの匿名さん25/04/26(土) 16:37:53

    今後の展開に期待して埋め

オススメ

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