【閲注TRPG】10-M-Carnaval5【CoC×五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽】

[1 1 25/04/28(月) 01:57:51]

このスレは五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽の計10人をPCとしてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
閲覧注意は発狂した時やグロテスクな描写があった時用だよ

原作軸ではなく一般人、もとい今回はジャンルの異なったエリート設定だよ
そのため関係性や雰囲気などが異なり、基本的にはほぼ全員が顔見知り～同僚程度の仲で親友だったり兄弟だったり相棒だったりはしないよ
全員社会人設定だけど敢えて年齢を詳しく決めてないよ。イメージは虎杖伏黒＜脹相≦七海＜五条夏油＜鹿紫雲＜髙羽＜宿儺≦羂索くらいだよ

今回はばじりこさま作成シナリオの『10-M-Carnaval』をお借りしてるよ
シナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
このスレやシナリオの感想やネタバレをSNSなどで言うのもやめてね

登場人数が多いこともあって今回は完全に安価なしだよ
秘匿HOありのシナリオだけど秘匿してたらスレ民も混乱するから今回はKP視点でやっていくよ
最多人数を回すスレ主と、スーツ姿の10人とが頑張る様子を見守ってね

貴方はエリートだ。
貴方達は豊かな才能の持ち主だ。
貴方達は証明せねばならない。
己は何者にも、決して、縛られる事は無いと。

だがそうであっても――――

「こんな茶番〈パーティー〉は願い下げだ！」

※スレ画はHO順で変えていくよ

今までのあらすじ
妙な所でクリファン出すエリート共
正気の人間が一人しかいないというトラブル発生
おや、七海の様子が……？

[2 1 25/04/28(月) 01:58:06]

販促は基本

クトゥルフ神話　ＴＲＰＧ

新クトゥルフ神話TRPG ルールブック

[3 1 25/04/28(月) 01:58:17]

今回お借りしてるシナリオ

10-M-Carnaval

【CoC】10-M-Carnaval - ばじりこ農園 - BOOTH

[4 1 25/04/28(月) 01:58:30]

今までスレ主が建てた卓スレまとめ(キャラシも含む)

TRPGスレまとめ | Writening

[5 1 25/04/28(月) 01:58:45]

HO1「Millionaire」- 経営企画課　五条 悟

HO2「Medic」- 医務課　羂索

HO3「Mechanic」- 整備課　七海 建人

HO4「Matrix」- システム開発課　伏黒 恵

HO5「Mesmerize」- 営業課　夏油 傑

HO6「Muscular」- 治安維持課　宿儺

HO7「Magazine」- 治安維持課　脹相

HO8「Mountain」- 警護課　虎杖 悠仁

HO9「Motor」- 運送課　鹿紫雲 一

HO10「Magician」- 舞台公演課　髙羽 史彦

[6 1 25/04/28(月) 01:59:00]

1.

【閲注TRPG】10-M-Carnaval【CoC×五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽】｜あにまん掲示板

2.

【閲注TRPG】10-M-Carnaval2【CoC×五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽】｜あにまん掲示板

3.

【閲注TRPG】10-M-Carnaval3【CoC×五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽】｜あにまん掲示板

4.

【閲注TRPG】10-M-Carnaval4【CoC×五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽】｜あにまん掲示板

[7 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 02:02:12]

たておつです
変な所で皆クリったりファンブってますね
と思ったらあらすじナナミンどうなってしまうんだ…？

[8 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 02:03:54]

たておつ
ナナミンは無事なのかっ…！？

[9 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 02:05:42]

貴方達は証明せねばならない。
己は何者にも、決して、縛られる事は無いと。

証明してくれ～～！

[10 1 25/04/28(月) 02:06:47]

処理ミス！！！〈医学〉の成功により七海の成功値が更に＋20、で目標値92だった！！成功！！！

[11 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 02:07:16]

エリートなのに何故か自分達の領域では失敗をよくするエリートたち

[12 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 02:07:41]

成功に滑り込んだ！？補正よくやったぞ羂索

[13 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 02:07:59]

>>10

成功なんですか！ナナミンは何かおかしくなるか何かしないんですか！

やったー！

羂索ありがとう一応

[14 1 25/04/28(月) 02:10:19]

どうやら装置が一通りの処置を終えたらしく、七海が中から出てくる。

「気分はどう？」

「随分と重苦しかった気分が晴れましたね。スッキリした気がします」

そう言った七海は一つ息を吐き、「ありがとうございました」と告げる。

「……一応聞いておくけど、我が社のCEOについてどう思う？」

「ハッキリ言うと――――クソ、ですかね」

「はは、お帰り七海」

「ええ、ただいま戻りました」

≪SAN回復≫

七海 71 + dice1d3=2 (2)

≪次は誰？≫

1.五条

2.伏黒

3.宿儺

4.脹相

5.虎杖

6.鹿紫雲

dice1d6=6 (6)

[15 1 25/04/28(月) 02:10:57]

今日はここまで！眠い中回すの本当に良くない

[16 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 02:11:38]

一度失敗の雰囲気を出すことで医学成功補正のありがたみを感じさせる羂索の策略だ(嘘、アリガト)
ちゃんとクソをクソと言える七海が戻ってきて嬉しいよお疲れ

[17 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 02:12:18]

おつかれスレ主！

[18 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 02:12:34]

次はカッシーだ
そこそこ反抗しなさそうかつ暴れても怖くなさそうなのが選ばれていってる気がする
スレ主お疲れさまです！細々した補正大変そうですね…とても凄いものを見てるなと思ってます
それはそれとしてエリート達の出目は天邪鬼ですね

[19 1 25/04/28(月) 02:15:42]

全員の洗脳後ロールプレイ挟んでも良かったけど夏油とスレ民にSANチェック入りそうだから控えたよ

[20 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 02:19:41]

虎杖とかはまだ見れそうなんだけど宿儺とかどうなっちゃってたのか想像つかんくて笑ってしまう

[21 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 08:22:12]

スレ主おつ！！
ナナミンが戻って良かった

[22 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 13:50:58]

スレ主さん
お疲れ様です
ナナミンが戻ってよかった
夏油も正気そう？でよかった

[23 1 25/04/28(月) 21:38:48]

これで頼りになる仲間が増えたと、夏油も胸を撫で下ろす。

とはいえ、まだ安心出来るような状況ではない。

「一人ずつとのことですが、どうしますか？」

「一応見てる限りは急に性格が変わるってわけじゃなくて薄らと認識を植え付けられてるって程度だからいざという時に積極的に手や足を出してくる面々じゃなきゃそう面倒なことにもならないと思うけど」

「……つまりは平常時から気に入らないことがあると手や足を出してくる人間ならそうなる可能性があるかもしれないと？」

「そうだね」

にっこりと、この後に控える問題児数人が二人の脳内で大暴れしていく。

「考えていても仕方ないから結局やるしかないんだけど」

そうして夏油が呼んだのは鹿紫雲だ。

不審そうにしながらも、彼もやはり違和感と頭痛があるのだろう。大人しくこちらに来てくれる。

「鹿紫雲さん。あなたは今謎の頭痛に襲われていますね？」

七海は洗脳経験者としてそう声を掛ければ、渋々と鹿紫雲は頷く。

「状況は理解出来ているつもり、だが」

「それでもここに入るにはどうにも嫌悪感がある。大切な物を失ってしまうかのような恐怖。――――ですが敢えて聞かせて貰います。鹿紫雲さん、あなたにとって一番素晴らしいと感じる光景はどこで見られるものですか」

七海がそう問えば鹿紫雲は僅かに目を見開いてから笑う。

「そうだな。これは俺に邪魔なものだ」

「その重さは不必要なものだと、私も思いますよ」

〈POW×(8-浸食度1)〉上限99

鹿紫雲(16*7,99) dice1d100=95 (95)

[24 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 21:41:01]

結構怖い！

[25 1 25/04/28(月) 21:42:51]

だがそれでも実際装置に入るとなると、鹿紫雲の足が止まる。

何かを堪えるように歯を食いしばってから、一度瞼を下ろして深く息を吐く。

「……俺は」

そう呟きながら瞼を持ち上げれば、彼の心中に無理矢理植え付けられた信仰と言う重みをそこに全て置いて行くかのように一歩踏み出す。

「上を見上げて立ち止まっているのはごめんだ」

装置内に鹿紫雲が入ったのを見て、再び羂索は調整に入る。

医学的な処置でもある一方、それは彼の知る医学とは微妙にずれる。

それを恐れることなく、どこか楽しみつつも羂索はパネルを弄り――――

〈医学〉

羂索(90) dice1d100=13 (13)

[26 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 21:46:44]

これは成功かな良かった

[27 1 25/04/28(月) 21:47:18]

【スペシャル】

羂索も慣れて来たのだろう。

先程よりも早くに調整を終わらせ、顔を上げる。

「はい、こっちは終わったよ」

元より優秀な男だ。

唯一……ではないが欠点は多少の性格の悪さと言う言葉では収まらない何かだろうが。

「鹿紫雲さん、行きますよ」

「さっさと終わらせてくれ」

ここに居続ける、と言う状態もそこそこキツイのだろう。

言葉を受けた七海は夏油を見て、――――そして夏油は装置を起動させた。

〈自身のステータスで一番高いもの×（5-侵食度1）〉〈医学〉スペシャルによる補正+30,上限99

鹿紫雲(18*4,72+30,99) dice1d100=5 (5)

[28 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 21:48:14]

ここでクリティカルかどうなる？

[29 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 21:56:51]

おおクリティカルだ
どうなるんだろうね？

[30 1 25/04/28(月) 21:59:42]

頭の中を弄り回される間隔。痛みは辛うじてないものの、何とも言えない気持ち悪さのようなものがある。

とけていく。とけていく。

何が？

心に芽生えた信仰心が。

それを失うことを惜しいと叫ぶ自身もほどけていく。

根を貼った何かが無理矢理引き剥がされ――――そして残るのは軽くなった自分だ。

先を目指すには重りは要らない。誰かを乞う気持ちもその一つ。

エンジンをかけ、全身で振動を感じるあの瞬間にそれ以外のことを感じているなど勿体ない。

気付けば装置の中は静まり返っていて、全てが終わっていた。

体を持ち上げれば自分を見る七海の姿が目に入る。

「頭痛は」

「ない」

「気分は」

「最高とは言い難いが、さっきよりは悪くない」

鹿紫雲がそう言えば七海は口元を少し緩める。

「お疲れさまでした、鹿紫雲さん」

「早くこんな茶番を終わらせて、一走り行きたいもんだ」

「えぇ、その時は私が整備させて貰いましょう」

「そりゃ、良い話だ」

≪SAN回復≫クリティカルにて2倍

鹿紫雲 82 + dice2d3=2 2 (4)

≪次は誰？≫

1.五条 2.伏黒 3.宿儺 4.脹相 5.虎杖

dice1d5=2 (2)

[31 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 22:01:10]

大人しめの人から選ばれてくな
あとに残るのは…

[32 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 22:03:58]

伏黒か
絶対戻って欲しい相手だな

[33 1 25/04/28(月) 22:15:21]

「思い返せばさっきまでのことが気持ち悪くて仕方ない」

顔を顰めている鹿紫雲は自分の精神状態の変化を自覚しているからこそ、先程までの自分が嫌なようだ。

「で、次は誰だ？」

「……伏黒くんにしましょうか」

「……そうだね」

「逃げたな」

鹿紫雲からツッコミを受けるも、仕方ないと思いたい。

なにせ残るは暴れる可能性のあるヤツ、暴れそうなヤツ、暴れたら面倒なヤツ、暴れて欲しくないヤツの四人だ。

「伏黒くん、話は聞いてましたね。状況の理解は出来ていますか」

「……それなりには、ですけど」

これは元より核となる部分がある人間ほど違和感に気付きやすい。

とはいえ、賢しい人間ほど植え付けられた信仰は心の奥深くにまで染み込みやすい。

「君が反抗しようと私たちは是が非でもその洗脳を解除するつもりだよ」

「夏油さん」

「彼みたいなタイプはここまで言った方が覚悟が決まりやすいと思うけど？」

そう言われた伏黒は言葉に詰まったようだが、「入りますよ。入れば良いんでしょう」と若干苛立ちを声に乗せつつ装置に近付いた。

〈POW×(8-浸食度1)〉

伏黒(14*7,98) dice1d100=92 (92)

[34 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 22:17:34]

なんでこのエリート達精神対抗こんなに危ういの？

[35 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 22:17:48]

数値たっかでも成功だな

[36 1 25/04/28(月) 22:22:18]

やはり装置に対する嫌悪感は状況を理解していてもあるようだ。

伏黒も自分が抵抗したとして実力行使に打って出られれば無理矢理装置の中に押し込められると、そうと分かっていてもどうにも足が重く感じる。

それでも一歩ずつ確かに前に出て、装置の前で一度立ち止まった。

己の中にある、歪な感情。

それを消した方が良いと感じているものの、本当にそう？と甘やかすような魔女の声が聞こえてくる気さえする。

本当にこれで良いのだろうか。

分からない。少なくとも、今の伏黒には。

「伏黒くん」

「分かってますよ、……分かってます」

一つ息を吸って、そして吐く。

重い体を引き摺るようにして伏黒は装置の中に入った。

「皆それなりに諦めが悪いね。いっそのこと最初から無理矢理入れたら？」

「ならその無理矢理入れる係を貴方に任せても？」

「私にはこれがあるから、残念だなぁ」

夏油の嫌味に対してにっこりと笑った羂索は再びパネルに指を走らせる。

「他にもこれが出来る人が居るなら、変わって貰いたいくらいだけどね」

〈医学〉

羂索(90) dice1d100=65 (65)

[37 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 22:23:39]

安定してるね

[38 1 25/04/28(月) 22:27:59]

安定して仕事”は”する男、羂索である。

危なげない手つきで調整を済ませた羂索は一つ息を吐いた。

「はいはい、これで私の仕事は終わり。あとは任せたよ」

ここまで七海、鹿紫雲、伏黒とで三人目。

大きなトラブルもなく進めば多少は慣れてくる。

「気持ち悪さはあるでしょうが、それを耐えれば終わりますよ」

そう七海が伏黒に告げ、伏黒が頷く。

それを見た夏油は装置を起動させ――――

〈自身のステータスで一番高いもの×（5-侵食度1）〉〈医学〉成功による補正+20

伏黒(19*4,76+20,96) dice1d100=81 (81)

[39 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 22:29:27]

相変わらず数値が高いが無事成功だな

[40 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 22:29:33]

仕事"は"する男で草
数値高いのそこそこ怖いけど成功！何だかんだ羂索の成功はありがたいな

[41 1 25/04/28(月) 22:35:01]

伏黒の脳内に掬っていたYTR細胞は適切な処理によって消えていく。

無理矢理植え付けられていたそれは僅かな抵抗を示すも、抗い切ることは出来ずに断末魔さえも上げることなく終わりを迎えた

若干ふらつく体を押して伏黒が装置から出れば、改めて自分を心配していたのだろうと分かる七海の顔が目に入る。

「……すみません、迷惑をかけました」

「私も同じようなものでしたし」

「一応聞いておくけど、金属探知機のことどう思う？」

「解除しますよ」

「何故？とはもう聞かないんだ」

「やめてくださいよ、人が悪い」

伏黒に嫌な顔をされつつも、夏油は笑う。

こっちの方がさっきよりはマシだと思ってしまう。

これも彼らしさだろう。

まあこの状況で笑った夏油に伏黒は若干「この人は……」みたいな顔をしていたのだが。

≪SAN回復≫

伏黒 68 + dice1d3=1 (1)

≪次は誰？≫

1.五条 2.宿儺 3.脹相 4.虎杖

dice1d4=3 (3)

[42 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 22:38:04]

お兄ちゃんだ
このまま全員うまくいってほしいな

[43 1 25/04/28(月) 22:47:16]

「あの四人の中で一番マシなの誰だと思う？」

「脹相さんじゃないですか」

「拳銃もライフルも持ってないから？」

「まあ……そうですけど」

次に一同が目を付けたのは脹相だ。

見ている限り、銃火器がない彼は比較的マシ……なはずだ。

「それに洗脳が融けた後の素面の彼に銃取って来て貰っていざとなったら加勢して貰うって手もあるだろ？」

「殺し合いでも始める気ですか」

「どっちかって言うと気分は野生の熊への麻酔銃なんだけどなぁ」

と、そんな会話をしている間に鹿紫雲が脹相へと声を掛けに行く。

「おい、次はお前だ」

「……本当にやらなければならないのか？」

「意外だな、そんなこと言うなんて」

「仕組みも分からないものに入れと言われてそうですか、とはならないだろう」

「それを言ったら終わりだろ。……まあ、自分にとっての一番大切な物が今までの記憶と一致してんなら洗脳されてない可能性だってあるかもな」

そう言われ脹相は自身の一番大切な物について考える。そして――――

「分かった」

脹相は即答し、装置に足を向ける。

後はもう、その覚悟を示すだけだ。

〈POW×(8-浸食度1)〉

脹相 (14*7,98) dice1d100=81 (81)

[44 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 22:48:52]

なんで皆高めの数値ばかり出るんだろうね
YTR細胞って凄い

[45 1 25/04/28(月) 22:58:27]

「これ持って帰れないかな……」

ぼそりと怖い一言を呟いた羂索を皆が聞かないふりをした。

ノーコメント、とするしかない。

「持って帰ってベッドに？」

「寝心地悪そうだよね」

一人を除いて、だが。

髙羽は全く気にした様子もなく、装置を覗き込む。

正気であることが狂気、ある種この場の誰よりも根深い狂気を秘める者。

「これって俺が入ったらどうなんの？」

「さぁ、完璧なエンターテイナーになるかもしれないし、頭空っぽの廃人になるかもしれないし」

「……早く終わらせろ。いつまでここに居ればいい」

「もう終わってるけど？」

〈医学〉

羂索(90) dice1d100=87 (87)

[46 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 22:59:37]

うーん、やっぱり出目高いな…

[47 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:03:31]

ハラハラするエリートたちだな

[48 1 25/04/28(月) 23:03:36]

ともかく、今はあの傍若無人な男の技術が必要な時。

そろそろ遊び心を入れ始める、もしくは調整しなかった場合にどうなるかを観察し始めそうだがそうはならないことを祈るしかない。

「はいはい、じゃあ後は任せたよ」

「本当にちゃんとやってますか？」

「やってるやってる。金曜の夜の居酒屋くらい」

「らっしゃーせ！！」

若干空気が緩んできたのは現実逃避か、それとも味方が増えてきたことによる気の緩みか。

「……おい」

どちらにしても脹相からしたらふざけるなと言いたいもの。

「自分にとっての大切な者を考えながら耐えてね」

「あぁ、分かってる」

そして脹相は瞼を下ろす。

自分にとって一番大切な者たち、即ち彼の弟のことを思い出しながら。

〈自身のステータスで一番高いもの×（5-侵食度1）〉〈医学〉成功による補正+20

脹相(16*4,64 +20,84) dice1d100=96 (96)

[49 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:04:18]

ここでファンブルか！
駄目でしょこれ！！

[50 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:07:32]

脹相弟のこと思い出せ…今回は虎杖が弟じゃないからこの場にはいないけど八人もいるだろ！
お前は誰よりも家に帰りたがってただろ…！

[51 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:08:18]

ファンブルどうして！！！

[52 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:09:26]

ええっここでファンブル！？
ナナミンで避けた大暴れが今再び…！？
盤外の羂索にお兄ちゃん色々言われてそう

[53 1 25/04/28(月) 23:10:17]

頭の中がぐちゃぐちゃに掻き混ぜられるような感覚。

痛みはない。だがそれゆえに気持ちが悪い。

「……ぐ、ッ」

装置の中で脹相が呻く。

先程までにはない現象に夏油が羂索を見た。

「何が」

「……えーと、これは、うーん？私のせいじゃなくて、なんだろ。彼の……妄執？変な感じでリンクしてるせいで苦しみが強いみたいだね」

「どうにかする方法はないんですか」

「耐えて貰うしかないね」

そんな会話が外側で行われる中、脹相は自分の記憶が滅茶苦茶になっていくのを感じていた。

「俺にとって大切なのは……弟たちだ……！！それ意外にはない！！」

おっと、これなら大丈夫かと少し周囲が安堵すれば、脹相が「……ならばヨランダも俺の妹……？」なんてとち狂ったことを言い始める。

「これ大丈夫には思えないんだけど」

「叩けば治ったりするか？」

「昭和じゃないんだから」

「とりあえず、倍プッシュしておくよ」

「そっちの方が雑じゃない？」

≪SAN減少≫ファンブル補正(本来は医学成功してればないロール)

脹相 71 – dice1d4=2 (2)

〈自身のステータスで一番高いもの×（5-侵食度1）〉〈医学〉成功による補正+20

脹相(16*4,64 +20,84) dice1d100=71 (71)

[54 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:12:40]

あ、今度は成功した？

[55 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:13:06]

ファンブルの出方が脹相すぎてある意味そうにしかならないよなって納得もしちゃった草
二度洗いで何とかなったか？

[56 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:13:20]

成程…医学成功しないとSANが減るという悪影響が本来は起きるのかな？
2回目は成功して良かった
お兄ちゃんそれは妹じゃないよ

[57 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:13:55]

大変なことになってるのにヨランダも妹とか言い出したのがおもろすぎて笑ってるわ

[58 1 25/04/28(月) 23:14:52]

若干(？)のトラブルはあったものの、少しすれば脹相は「俺に妹は居ない！！！！！」なんて叫びながら装置から出てくる。

「なんたる卑劣。俺に妹のような存在と思わせるとは……！！」

「多分YTR細胞もそうしようと思っていたわけじゃないと思うけど」

「くそ、これ以上騙されてたまるか」

「これに関しては脹相さん側に原因があるかもしれませんよ」

「そんなはずがあるか！！」

若干キレてる脹相だが、一つ息を吐くと落ち着き……そうでもない。

「何故俺はあの女に向けるべきものを手放しているんだ」

そう言いながらライフルと拳銃を回収しに行った脹相を皆で見送り、鹿紫雲がぼそりと呟く。

「アイツ、あんな感じだったか？」

いつでも落ち着いていたような印象があったが、そうではない時もあるらしい。

とりあえず全員、家族のことについては触れない方が良いかもしれないなんて思った。

≪SAN回復≫

脹相 69 + dice1d3=3 (3)

≪次は誰？≫

1.五条 2.宿儺 3.虎杖

dice1d3=3 (3)

[59 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:14:59]

そんな物騒な妹拾ってきちゃダメでしょ
元に戻し来なさい

[60 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:16:07]

ファンブルでも倍プッシュ漂白すればいいだけなら意外と気が楽かもしれんなこの場面の判定…
虎杖か攻撃力はそこそこだけど洗脳耐性弱そうなイメージなのはもうしょうがない

[61 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:16:34]

一番ヤバイ2人を最後に回したな…

[62 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:16:59]

ガチで厄介な人たちを最後に回すじゃんこのダイス

[63 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:18:25]

五条は戦闘力そこそこだけど言われてるように弁が立つからなぁ…でもみんな洗脳解けてってる状態なら逆説得を成功させる確率も低いだろうし後に回すのは正解

[64 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:20:07]

厄介なやつを後回しにしてない？
虎杖はなんか…単純そうだから何とかなりそうだけど

[65 1 25/04/28(月) 23:21:26]

「次は？」

「あの中だったら一番言いくるめやす……んんッ、話が出来そうな虎杖くんにしようか。万が一残りの二人が暴れた時にも壁にしやすいし」

「取り繕うなら最後まで取り繕ったらどうですか」

「おーい、ちょっとマッサージでも受けていかない？」

「……まさか俺に言ってるんすか！？流石にその流れでわーい、とはならないけど」

残る二人に比べたら全然マシ。

五条はただの御曹司であるはずなのだが、なぜこんなにも厄介に思えるのか。日頃の行いのせいだ。

「不調は？」

「頭痛とそれに対応した手先の感覚が狂う感じ」

「それは君にとって万全と言える？」

「言えない」

「守りたいものを守れる？」

「……なんかもう自分から入るって言わされる未来しか見えないんすけど」

「正解」

「ぐぅ……！！」

夏油による誘導尋問のようなもの。虎杖はちらと装置の方を見る。

「君が本当に守りたいものを守るべきだと思うなら、どうしなければいけないか分かるよね？」

〈POW×(8-浸食度1)〉上限99

虎杖(16*7,99) dice1d100=88 (88)

[66 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:22:23]

今回全体的に出目高いなぁ…

[67 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:22:43]

だからなんで皆そんなに数値高いの！

[68 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:23:12]

なんでこんなにPOWのとき軒並み80超えてるんだこのエリートたち
もしかして皆洗脳によわよわである可能性が…？

[69 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:23:38]

説得舐められすぎてるの好き
相変わらず揃って出目が高いエリート達だがとりあえず成功だ

[70 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:25:24]

滑られてるし暴れた時の壁にされそうになってる虎杖で笑ってしまう
突っついたら他にも色々不祥事のネタも出してくれそうで狙ってたもんな

[71 1 25/04/28(月) 23:26:15]

分かるけど、分かるけど……！！みたいな顔をしながら虎杖は装置に入る。

若干夏油のことを恨めしそうに見ているが、にこりと笑って手を振るだけに留める。

「いやぁ、これで一段落だね」

「まだ終わってませんけど」

装置の中にさえ入れてしまえばどうにでもなる、というのもあながち間違いではない。

「はいはい、こっちも終わったよ」

〈医学〉

羂索(90) dice1d100=77 (77)

[72 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:27:37]

こっちも成功値高いから助かってるけど数値高いなぁ

[73 1 25/04/28(月) 23:29:15]

「青年、一つ言いたいことがある」

「……何？」

「痛かったら右手を上げてくれ」

「それ聞くの二度目な気ィすっけど！！」

「残念、さっき私は右手を下げてとしか言ってないよ」

「やーい、聞き間違え」

「やっぱ俺の時だけなんかおかしくない！！？！？」

装置と言う檻にゴリラを入れてしまえばあとはもう怖くない。

「守りたいものを見失わなければすぐに終わるよ」

「……うっす」

「それじゃあ頑張ってね」

〈自身のステータスで一番高いもの×（5-侵食度1）〉〈医学〉成功による補正+20

虎杖(18*4,72+20,92) dice1d100=21 (21)

[74 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:30:11]

今度は危なげなく成功
あとは猛獣×2か

[75 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:30:28]

檻に入れたからもういいやと思ってるな？この同じ顔2人
実際単純だからかすぐ何とかなったけど！！

[76 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:30:35]

マッサージから始まりなにこの和やかな雰囲気
リラックス効果でもあるのかかなり安心な数値でクリアしてるし笑ってしまうよ

[77 1 25/04/28(月) 23:33:14]

自分にとっての守りたいものはなんだろうか。

ヨランダ・ヘリックス？

アニムス・カンパニー？

――――違う。

きっとそれは大きなものじゃない。

でも虎杖にとっては大切なもの。

皆が笑える明日を、安心を、虎杖は守りたかった。

それ以上に自分が求めるものなんてなかっただろう。

たった一人の幸せのために数多の人間の不幸を仕方ないと言える程、虎杖は弱くはない。

自分が強くあろうと決めたその理由。

それは結局簡単なものだ。

欲しい未来を掴みたいから、それを手に入れられるようになりたかっただけ。

気付けば頭がすっきりと晴れ渡っていた。

そして装置から抜け出れば自分に向かう視線たちを感じる。

「守りたいものは思い出せた？」

「もち！」

その中にはきっとここに居る9人のことも入っていた。

≪SAN回復≫

虎杖 78 + dice1d3=2 (2)

≪次は誰？≫

1.五条 2.宿儺

dice1d2=1 (1)

[78 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:35:22]

最後まで残される宿儺でも気持ちはわかる

[79 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:35:23]

そうだよな～ってなる明瞭で良い目覚めだヨシ！
さて宿儺を最後に残しやがったな…

[80 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:36:13]

守りたいものを見失わなければから思い出した？ってなるのいいな…扱いは大分軽めだったけどね！
そして先に選ばれた猛獣は五条でした
どうなるかな？

[81 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:38:14]

戦闘力なら五条より上は宿儺以外にもいるんだけど口も回るからね…でも宿儺を最後まで避ける気持ちは分かる

[82 1 25/04/28(月) 23:42:28]

「さて虎杖くん。スッキリしたところ早速の仕事だよ」

「うっす！」

「あそこにいる五条悟が暴れたらぶん殴ってでも無理矢理この中に押し込むこと、良い？」

「はい！……はい？」

「よしじゃあ許可も取れたから行こうか」

「待って！？」

「それを僕に聞こえるように話してるのが……良い度胸だよね」

五条の鋭い視線が夏油へと向かう。

宿儺が問題児なら五条もまた問題児。

「あぁ、聞こえてた？」

「そりゃね。馬鹿みたいにわざとらしい演技されりゃ嫌でも分かるよ」

空気が冷えるが、その間に挟まれている虎杖は七海たちに対して助けて！！の目線を送る。

本来なら虎杖が本気を出せばただの御曹司(？)である五条を鎮圧出来るはずなのだが、口で勝てる日など一生来ないだろう。

「それで、どっちがいい？私としてはどちらでも良いけど。え？自分がやりたいって、そうかそうか。じゃあお願いね」

「へぇ、随分と自分に都合の良いことばっかり聞こえてるみたいだね。そんな飾り耳つけてるだけあるよ」

「君には負けるよ。都合の良いことばかりを囁かれているのには慣れてるだろう？」

「はは、生憎オマエみたいなヤツは死ぬほど見て来たよ」

〈POW×(8-浸食度1)〉上限99

五条(18*7,99) dice1d100=35 (35)

[83 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:43:55]

煽り合いで洗脳値下がったかな

[84 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:45:06]

力では勝てる筈なのに既に助けを求めてて草
まあ守るべき人だから鎮圧とかしにくいよね！
そして五条は今までのと違ってスッキリ勝ってるね

[85 1 25/04/28(月) 23:46:48]

しかし五条は周囲の予想と反して、以外にもそう抵抗することなく装置に入る。

「僕のこと誤解しているようだから善意でアドバイスしてあげるけど、――――修羅場を潜った数が違うんだよ」

前半は軽く、だが後半はなんとなく重みのある言葉。

その言葉は嘘ではなく本当なのだろう。

「自分がおかしいことなんて分かってるよ。自分の感情だって不都合なら切り捨てる。その程度出来なくてどうすんの？」

つまり、僕を舐めるな。とのことだろう。

「あれだけ気合を入れてたのに空振りだね。どう今の気分は？」

「八つ当たりでもしたい気分だよ、鏡でも相手に」

「そりゃ結構」

鏡相手なら八つ当たりにならない、とほのめかした夏油に対して羂索は気にする様子もなくパネルを弄る。

〈医学〉

羂索(90) dice1d100=95 (95)

[86 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:47:06]

虎杖に対するチョケも五条に対する舌戦もいつも通りを引き出すという意味ではなんとなく正しい対応なんだろうなという雰囲気がある
逆に地雷のわからん脹相が爆発したのもおもろかったな

[87 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:47:30]

羂索さーん？！

[88 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:48:38]

羂索ここで失敗か！
プレート持ってて！90外すエリート達め

[89 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:49:56]

もしかして若干羂索も五条にイラッとした？
そんなことはない？

[90 1 25/04/28(月) 23:50:22]

魔が差した。

むしろ存在そのものが魔かもしれない。

「ほら、早く早く」

やけにウキウキとした羂索を疑問に思いつつも夏油は装置の中で眠っているかのように静かな五条に視線を戻す。

「一つだけ聞かせて。今の君は何を考えてる？」

「そりゃ、こんな所で考えることなんて一つしかないでしょ」

明確な言葉ではない。だがなんとなく、夏油には五条が何を考えているか分かった気がした。

「行くよ」

「どーぞ」

そんな軽い言葉と共に装置は動き出し――――

〈自身のステータスで一番高いもの×（5-侵食度1）〉

五条(20*4,80) dice1d100=37 (37)

[91 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:51:37]

専門技能外すエリートn回目だ！と思ったけど補正なくてもクリアする五条さすが五条だよ偉い
多分幼少の頃からハイレベル権謀術数の世界に身を置いてた人種なんだよな御曹司

[92 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:52:24]

おお自力で何とかした

＞存在そのものが魔かもしれない、そうだね！

[93 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:52:56]

エリートなのに専門技能ミスるエリートたちよ
しかし五条はなんとかなった！ここは本人の力だね
むしろ存在そのものが魔かもしれないで草生える

[94 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:53:05]

わざと調整なしでいけるかな？したんか…？魔の者め…
それを低めの数値で超えてみせる五条は見事だね！

[95 1 25/04/28(月) 23:56:57]

誰がこれから自分が手中に収めるものをお優しく崇め奉ってやろうとするんだ。

その立場から引き摺り下ろす女をどうして信仰しようか。

馬鹿らしい、と五条は己の思考回路における異常をそう思っている。

彼の人生とは取捨選択の繰り返しだ。

しかもそれで得るものも捨てるものも常人よりも大きい。

それを何度も何度もやってきて、今更この程度で躓いていられるか。

元来は喧嘩っ早い人種だが、こうしてそれを隠すようにはしている。

――――まあ、今回はちょっと羽目を外している自覚もあるが、この会社を手に入れれば即ちこの場の全員が自分のものとなる。

そうなれば何一つ問題などない。

最後に勝つのは僕だと、五条は笑う。

一目ではそうと分からない場所を戦いの場として選び、そして戦い続けている男の覚悟はこの程度では揺らがない。

装置は動きを止め、どこからか「あれ、おかしいな」なんて言葉が聞こえてくるも、まあ置いておこう。

「これにて完全復活！とまあ、それじゃあ最後の親玉を相手にするとしようか！」

≪SAN回復≫

五条 89 + dice1d3=1 (1)

〈POW×(8-浸食度1)〉

宿儺(18*7,99) dice1d100=21 (21)

[96 二次元好きの匿名さん 25/04/28(月) 23:58:21]

何だかんだ最後の親玉も自分がおかしい事はしっかり分かってたようだな
もしくはどうでもいいのかもしれないな…

[97 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:00:33]

御曹司の御曹司なだけじゃないとこ好きだよ
生まれ持ったものだけで戦ってるだけじゃないタイプの気骨があるからね…
親玉の反応も楽しみだ

[98 1 25/04/29(火) 00:02:48]

「……ふん、くだらん」

しかし宿儺は一つ息を吐くと、そのまま装置へと向かっていく。

「一暴れしなくて良いの？」

「誰がするか」

「……ふぅん、気付いてたんだ自分がおかしいって」

「貴様も似たようなものだろう」

宿儺や五条はその生い立ちも何もかもが違う。

だが一つ共通点をあげるとすれば、彼らは基本的に自分よりも上にあるものを認めない。

「気色悪いこれをどうにかしたくないと縋る程俺は弱くはない」

信仰とは救いを求めるものでもある。

即ち救いを求めないものからすれば、非常に相性が悪くもある。

「なんだ、怪獣大決戦とでもなるかと思ったのに」

「思ってもないくせに、よく言う」

「確かに僕が順番を決めるなら、まずはオマエを選んでたよ宿儺」

その言葉もどうでも良いと言わんばかりに宿儺はそのまま足を進め、ちらと羂索を見る。

「ふざけた真似はするなよ」

「そう脅さなくても、もうしないよ」

それを聞いた宿儺はそのまま装置に入り、瞼を下ろした。

〈医学〉

羂索(90) dice1d100=52 (52)

[99 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:05:40]

宿儺を最初に選ぶのはそれはそれで相当胆力のある人間の選択だろ！でも人を見る目のある五条御曹司が言うのならあながち間違ってないのかもな

[100 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:06:49]

失敗殆どしてはないんだけど羂索だからね…
まあ宿儺最初に選ぶのも中々覚悟がいるよ

[101 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:08:18]

「もう」しないよ、こいつ…
羂索は羂索で宿儺や五条ならまぁ大丈夫でしょという見立てがあったのかもしれないな(だからって実験チャンス得るな！)

[102 1 25/04/29(火) 00:09:28]

「……もうしないよって、まさか」

「本当に、どうなってんだよ君は」

「は？」

「なんでもないよ。私はこの調整が忙しくてね。なにせこの人数分の調整をするんだから手が滑ることもあるよ」

若干不穏な空気になっている彼らをおいて、宿儺は「さっさとしろ」と片目だけで夏油を見据えて先を促す。

「本当に、厄介だよ君たちは」

夏油はそう溜息混じりに呟き、最後になるだろうボタンを押し――――

〈自身のステータスで一番高いもの×（5-侵食度1）〉〈医学〉成功による補正+20

宿儺(18*4,72+20,92) dice1d100=80 (80)

[103 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:10:23]

手が滑っちゃったんだよね
魔のもの…
相変わらず絶妙に高いけど皆戻れた！良かった良かった

[104 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:10:59]

危ないな補正なしなら失敗じゃねぇか！！！
手を滑らせるタイミングを間違えない魔の者め…

[105 1 25/04/29(火) 00:13:59]

常の自分にない感情は異物でしかない。
無理矢理あの女に仕えることを快だと押し付けられる感覚は言葉にしがたき悍ましさがあった。
ただ個人にそのような想いを向けるようなことはない。
自分が進んで首を下げるようなこともない。

ほんの僅かにそれを惜しむような自分が居た気もするが、分岐点はとうに過ぎている。
それが本当に自分だったのか、過ぎてしまえばもう分からない。

頭の中で蠢いていた影が消え、少し重く感じていた指先も思うように動くようになる。
装置から抜け出せば、冴え切った五感が改めて自分のものとなる。

「さて」

首をごきりと慣らし、まだ見ぬ上を見上げる。

「これでもうあの女を殺さない理由など、一つもなくなったな」

いつの間にか戻って来ていた脹相も「そうだな」とそれに同意する。
どこまでも治安が悪い治安維持課、これにて完全復活であった。

[106 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:16:02]

治安悪い治安維持課完全復活だ！
ちょっと惜しむ宿儺か…それが本心か洗脳かどっちだったかはちょっと気になる
とにかく戻れて良かった

[107 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:16:35]

治安の悪い治安維持課復活！殺すとか普通に言う治安維持課完全復活！存分に大暴れしてくれ

[108 1 25/04/29(火) 00:24:36]

そして全員が正気に戻ったとほぼ同時、『一段落したと見て良いかな？』とメッセンジャーは告げる。

「ええ、おかげさまで。……単刀直入に聞かせていただきますが、貴方は玄岩一角さんで間違いないですね？」

夏油がそう口火を切れば、電話の相手は『そうだよ。まあ君なら気付いてもおかしくはないか』と肯定が返って来る。

『ここに来るまでにあらかた調べは付いているだろうし隠し事は無しにしよう。私は玄岩一角、元ダイラス・ホールディングス代表取締役会長だ。アニムス・カンパニーを立ち上げた片割れという認識でいい。だがまぁ、今は隠居して片桐君の秘書という肩書きで好きにやっていたりするがね。彼との関係は正確な説明が難しいし、今回の件と直接は関係がないから詳細は割愛するが……片桐君とは若い頃に色々と冒険した仲さ。互いに事業を始めて数十年、久々に彼に会ったはいいが彼は部下に裏切られて随分としょぼくれていたからね。私の方から発破をかけてまた一緒に商売しないかと誘ったのがアニムス・カンパニーの始まりさ』
「そんな貴方がどうしてこんなことを？」
『もう知っているだろう、あの女は人間じゃない。古代生物だか地球外生命体だったかはよく知らないが、強大な力を持つが故に神と呼ばれた存在……の、化身の末端。本質とはブレるが分身体と言えばわかりやすいか。奴は同族の中でも力は弱い方だが、性質が人間と近しいが故に政治力が飛び抜けて高くてね……化け物と知らずに採用書類に判子を押したらあっという間に会社を乗っ取られて今に至ると』

その時のことを思い出しているのか、メッセンジャーもとい玄岩は一つ溜息を吐く。

『だが紛いなりにも神と崇められてきた生命体が普通に就職活動に潜入してくるなんて想像できるかね……と、言い訳をしたいところだが現にこうなってしまっているからね。調べたところによれば、奴は一度自分を崇拝する教団を壊滅させられたそうじゃないか。落ちぶれるところまで落ちぶれた結果、力と信.者を取り戻すのにプライドを捨てたって訳だ。敵ながら天晴れな根性だことで』
「それを隠していた理由を聞いても？その立場ならもっと早くに動けたと思うけど」

五条が口を挟めば玄岩は『本当にそう思うかい？』と口にする。

[109 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:27:16]

神様が就職活動に来るとは思わんよな
むしろ来ないでください

[110 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:28:57]

成程他の個体より弱いが政治力が強いって感じかな前の奴は
弱いからこそ頭を使ってきたんだな多分
そりゃ想像できるわけないな

[111 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:29:29]

若き日の探索者片桐の冒険もぶ熱いんだろうな…横領事件キッカケでまたコンビ組むことにしたのは怪我の功名って感じだ
ヨランダは他の同族個体より、って資料の答え合わせもしてくれてサンキュー秘書

[112 1 25/04/29(火) 00:30:40]

「じゃあやっぱりあえて、なんだね」
『君達に既にヨランダの息がかかっていたら終わりだからね。今までにもこの状況を打開しようと計画したことはあったが、あの女は狡猾で隙が無い。だから何年も奴の意識に油断と慢心が生まれるまで待って、そこを突くことのできる人材を水面下で求めていたんだ。今回はまたとない機会で、絶対にヨランダに反逆を悟らせてはならなかった。だから中心人物となる君達にはこの段階のギリギリまで話せなかったんだ』

――――と、そこまで話した玄岩は「改めて君達に頼みがある」と切り出した。

『片桐君の大病については、残念ながらヨランダは何も関与していない純然たる病気そのものだ。ヨランダを打倒したところでどうにもならない難病で余命はいくばくも無い。だからこそ、奴もこれ幸いと君達を完全に手中に収めるための計画に踏み切ったんだろう。あの女は病床の片桐君には何もできず、私もそれに付きっきりで蚊帳の外だと思い込んでいるのさ。それを逆手にとって私は密かに同志を集めていたのだよ』

一つ分の呼吸の間があって、玄岩は告げた。

『そして、今こそ決起の時だ。力を貸してほしい』

しんと部屋の中が静まり返る。五条と夏油は互いに目配せした後、続けて後ろを振り返る。
羂索が、七海が、伏黒が。
宿儺が、脹相が、虎杖が。
そして鹿紫雲に髙羽が、それぞれが彼ららしい方法で肯定を表す。
――――あの女をぶっ飛ばしてやりたいと思う気持ちはもはや全員の心の中にある。

「分かりました。あの女を不釣り合いな場所から引きずり下ろせるために出来ることがあるのならば、私たちも協力を惜しみません」

夏油がそう答えても否を唱える者は居ない。
全員の同意を感じたのか、玄岩は『ありがとう』と感情が滲む声で告げる。
だがそれもすぐに掻き消え、『ではここからの計画についてはなそう』と続けた。

[113 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:32:46]

まあ直前の事もあってヨランダはぶっ潰したいしこっちのほうが信用出来るよな
さてエリート達はどうすればいいのかな

[114 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:34:01]

洗脳はするわ脳利用するはろくでもないデパートだからな
叩けるときに叩いちゃいたいよね

[115 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:34:56]

ファーストコンタクトのこれ『それに見てみたくはないかな？ かの世界的行楽地の運営会社に潜む闇(略) 立ち上がったのはベテラン職員からフレッシュな新人まで年齢問わず、日本の未来を担っていく10人のサムライ達！』だいたい本心だったんだなとなっている

[116 1 25/04/29(火) 00:37:48]

『この上の階層ではヨランダが君達を待っている訳だが、そこで奴の化けの皮を引き剥がして欲しい。アレは自分の力のリソースのほとんどをヘルメス・システムの運用に注いでいるから、擬態を保てないほどの深刻なダメージを与えてやれば能力のコントロールがグズグズになるはずだ。行動を起こすならばその隙を置いて他にはない』

それを聞いて宿儺が目を細める。
どちらにせよぶっ飛ばす気満々だったので言われなくても、と言った風だったが夏油は自分のポケットの中のものに布越しに触れる。
おそらく、ここがその使い時だ。

「それは私が担当するよ。先程私に託したこれを使えと、そういうことですよね？」

この際、隠していても仕方がないと夏油はポケットの中のものを取り出し、9人にそれを見せる。

「これを彼女に食らわせれば、それでおしまいのはずだ。もし私が失敗した時は、当初の予定通りもっと直接的な手段に出て貰うかもしれないけど」
『その予定だったが、良いのか？』
「隠す理由もないでしょう？」
『君がそう言うのならば、それで良いが。――――話を続けさせて貰おう。その後の話だが、君達にはそれぞれの持ち場についてもらう。この電話を置いているデスクの一番下の引き出しを見てくれ。そこに付箋を付けた小型のデバイスを用意させているはずだ』

五条が言葉通りに引き出しを開けてみれば、シリンダーのような形状をした何かの機械が10個入っている。
ボタンが一つ付いており、押すと中から小さな針が出てくる仕組みになっているようだ。

『それは携帯式の「門」だ。出した針から血液を少量採取することで、血液に含まれる魔力を引き出して指定の場所に門を開き自動で転移してくれる代物だ。……ごく簡潔に効力だけを述べれば、あらかじめ指定した場所にワープできる。ちなみに一つ作るのに50万円はかかるので大切に扱ってくれたまえ』

その50万と言う金額にどう思ったか個人差はあったが、話は続いていく。

[117 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:40:12]

門…凄いな？
御曹司とかは安っとか思ってそうだな
つまりちょっと離れて行動もなんかあるのかな

[118 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:42:21]

誰か一人でもこけたら駄目な大縄跳びかな
協調性心配だったけど明確な敵がいるから問題ないかな

[119 1 25/04/29(火) 00:45:57]

『赤い付箋が羂索君、七海君、伏黒君。ヘルメス・システムのメインコントロールルーム付近に飛ぶから、職員からカードキーを奪ったら何とかしてセキュリティを潜り抜けてヘルメス・システムの機能を停止させてくれ。これが無くては一瞬で立て直されておしまいだ。上手くやってくれたまえよ、技術者諸君』
「責任重大だね」
「私に出来ることはさせて貰うつもりですよ」
「俺も協力は惜しみません」

その言葉に合わせ、五条が赤い付箋がついたものを三人に手渡す。
羂索自身、ヘルメス・システムの事実を知っている以上、何故自分がそこに？とは思わない。

『青い付箋が宿儺君、脹相君、鹿紫雲君。ワープ地点はこのビル付近の配送中継所だ。プライドの高い奴の事だ、自分が陥れられたと知れば目に付く反逆者から潰そうと追いかけてくるはずだからね。配送車を1台確保してあるから、それに乗ってポートポイントまで全速力で飛ばしてくれ。そこから小型輸送船で離島のサーキットエリアまで誘き寄せて、現場に用意してある最終兵器でヨランダを無力化してほしい。君達の実力にもはや疑いは無い』
「一度騙されておいて、随分な言い様だな」
「いつもと同じことをすれば良いと、そういうことか」
「で、俺は運び屋か？全速力で届けてやるよ」

同じく青い付箋がついたものを三人に手渡す。
五条としては取りに来いよ、みたいな顔をしたが当然誰も取りに来ない。

『黄色い付箋が夏油君と髙羽君。ワープ地点はリゾートエリアのレバリー・ステージ。これだけの騒ぎを起こせば無関係のゲストにも悪影響が及ぶからね。赤い付箋組がジャックしたカメラ中継を使ってショーを放映してもらう。ゲスト達にはあくまでサプライズ演出であると刷り込みつつ、あちらの追っ手を分散することで現場を撹乱して作戦の成功率を引き上げる目的だ。エンターテイメントは君達の本文だろう？』
「そうですね。直接手を下すのは私の仕事ではないですし」
「お……ぉお？いつものことなら任せろ！！」

そして黄色い付箋がついたものが二人の手に渡り、残ったのは紫の付箋がついたものが二つ。

[120 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:48:24]

おっ最終兵器やっぱり使うんだな
夏油と髙羽は妙に縁があるな
ヘルメス停止は全力で頑張ってほしいな…

[121 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:48:32]

それぞれの真の見せ場が来る感じだ！ワクワクする

[122 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:49:11]

＞当然誰も取りに来ない

そうだね自分から動かないだろうな

何か待ってても誰も取りに来ないから配りに行く五条さん想像してしまった

[123 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 00:49:41]

皆のそれぞれのリアクション好き
青付箋組誰も取りに来ようとしねぇのわかる好き

[124 1 25/04/29(火) 00:57:34]

流れを察したのか、虎杖が五条に近付き紫の付箋をついたものを受け取る。
そして五条は「最後に僕たち、ってわけね？」と話の続きを促した。

『そうだ。総仕上げは五条君と虎杖君。エレホン最大の放送局に飛ぶから、これらの混乱に乗じてテレビ放映をジャックしてアニムス・カンパニーの暗部を暴露してやれ。そうすれば幹部連中も外部への対応に忙殺されて統制どころではなくなるはずだ。放送課に私の協力者がいるから君が現場に来れば話は進むようにしてある。五条君としてもアニムスを取り込むチャンス、逃したくはないだろう？正しい形で運営されてくれるなら、誰のものになろうと私も片桐君も本望さ。そして虎杖君、これは過去最大級の護衛ミッションになるが……やれるね？』
「いいね、僕としても手っ取り早く済むならその方が良い」
「うっす！護衛課の名に懸けて、全力で五条さんを守ります」

全員の返事を聞いた玄岩は『では時間も無いからこの辺りで。健闘を祈る。最後に君達に託すことができて私も嬉しい』と言い残して電話を切ってしまう。
静まり返った部屋の中、それぞれが己に託されたものを見る。

「それじゃあ、やってやろうか。僕たちを舐め腐ったあの女に吠え面をかかせてやろう」

五条が、夏油が。そして残りの面々も部屋を出る。
不思議とこの部屋に滞在していた時間はそれなりの時間だったはずだが、壁に掛けられた時計を見れば5分も経っていない。

次なるエレベーターへと戻る前、通り過ぎようとしたコンピューターの前で夏油は足を止めた。
そういやこの階の情報を共有してないけど口で説明できるようなものじゃないな、と言うことである。

「――――素晴らしきヨランダ様について、もっと知りたいと思わない？」

どこに耳があるか分からないための言葉に対して咄嗟に脹相と虎杖と鹿紫雲が「思わない」と口にしようとしたのを宿儺と伏黒と七海がそれぞれの方法で止める。
パパっと、一応情報だけは見落とさないようにして置かなければならない。
――――これから、何が役に立つかは分からないのだから。

[125 1 25/04/29(火) 01:00:12]

≪SAN回復≫宿儺の洗脳解除の分、忘れてたので

宿儺 87 + dice1d3=3 (3)

[126 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:00:56]

素直トリオがボロ出しそうだな
それぞれどんな止めかたされたのか見たい

[127 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:01:08]

ヨランダ及びアニムス・カンパニー現体制を失墜させるための作戦なんだけどやること想像すると最高級のショーにもなりそうで面白いな…
みんながんばえ～！

[128 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:01:09]

五条と虎杖は中々大変そうだな…守りきって欲しいな
ヨランダでさえなければ五条の思う通りでいいなら五条的にもよかった
そして思わないと脳直で出そうとする3人と止めようとする3人それぞれ面白くて笑う

[129 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:03:06]

でっかい花火があがりそうだぜ

[130 1 25/04/29(火) 01:03:32]

〈SANチェック〉1/1d4 コンピューター情報

五条(90) dice1d100=9 (9)

羂索(89) dice1d100=74 (74)

七海(71) dice1d100=31 (31)

宿儺(90) dice1d100=95 (95)

脹相(72+20,92) dice1d100=42 (42)

虎杖(80) dice1d100=46 (46)

鹿紫雲(86) dice1d100=88 (88)

髙羽(65) dice1d100=59 (59)

宿儺は脹相の頭叩いて伏黒は虎杖の脇腹肘で突いて七海は鹿紫雲に話しかけて止めたよ

[131 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:05:19]

カッシーと宿儺が思ってるよりダメージ食らったみたいだな
五条はそりゃそっかって感じだろうか
宿儺が口止める為に頭叩いてそうなの想像通りで笑った

[132 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:06:03]

脳取り出して云々とかのあのエグい情報諸々かぁ
宿儺はこんなんに従うままのルートもあったことに怒ってそう

[133 1 25/04/29(火) 01:06:30]

見せられた情報により、宿儺と鹿紫雲は「本当にあの女気色悪いな」とドン引きしていた。

残った面々もどう考えても倫理のない行動に対して怒りや動揺などを抱くも、だとしても足を止める理由にはならない。

≪SAN減少≫

宿儺 90 - dice1d4=2 (2)

鹿紫雲 86 - dice1d4=2 (2)

[134 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:07:19]

まあドン引きするよね悪趣味すぎる

[135 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:08:21]

皆知れば知るほど止まる気はなくなるよな
でっかい花火ぶち上げようぜ！

[136 1 25/04/29(火) 01:11:26]

余計なことを喋ると自爆しそうなのが何名か居るため、何とも言えない雰囲気で彼らは進む。

そして次に前を通ったのは、夏油でさえも見てないショーケースに収まった本だ。

ショーケースの中でワインレッドの布地の上に置かれているのは古めかしい黒い装丁の本。

厳重にケースに入れられてはいるが、チェーンに繋がれて鍵が付いているため開けることは可能。

使い捨てのビニール手袋も一緒に置かれているため、触れるのであれば丁重にということだろう。

新しい情報大好き！ろくでもないことならもっと好き！とでも言いたげな羂索がその本をさっと手に取る。

「そう時間をかけている場合じゃないですからね。早く会わなければならない方も居ますし」

「分かってる分かってる」

「それ分かってないヤツですよね？」

〈図書館〉

羂索(90) dice1d100=32 (32)

[137 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:13:23]

>新しい情報大好き！ろくでもないことならもっと好き！

本当にろくでもなくて草

しかしこういう本はなんか正直嫌な予感もするな

[138 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:13:40]

まあえぐい情報きても魔のものだから大丈夫だろう

[139 1 25/04/29(火) 01:14:59]

《ショーケースの本》

覆い隠すもの、夢の魔女とも呼ばれるイドラ（イートーラー、Yee-Tho-Rahとも）は数多くの姿を持ち、遺伝子を操作する権能によって己の肉体のみならずその信奉者にも様々な恩恵を齎す神である。

イドラは新しい遺伝子を取り込むことで常に進化し続けており、その果てなき進化の糧として多くの生贄を必要とする。

そういった性質上イドラにとって信仰者は他の超越存在のそれと比較して大きな意味を持つものであり、圧倒的な支配関係というよりは共生関係にも近いものと言える。

特に人間の雄個体と交わることで遺伝子情報を学習する能力から、その遺伝子操作の効力は男性に対してより強い効力を発揮するとされている。

尚これは個体差によるものも大きく、化身の性質や嗜好によっては他の身体的特徴や遺伝子的特性を持つ者に牙を剥く可能性もある。

巨大な翼と嘴を持つハゲタカのようなイハス、地を掘り進むゾスラ、悲嘆の母と呼ばれしイ夫人、美しきヨランダといった化身を持つ。

〈SANチェック〉1/1d3　(全員で回し読みしてる感じだよ)

五条(89) dice1d100=34 (34)

羂索(88) dice1d100=71 (71)

七海(70) dice1d100=60 (60)

伏黒(69) dice1d100=27 (27)

夏油(65) dice1d100=42 (42)

宿儺(88) dice1d100=25 (25)

脹相(72+20,92) dice1d100=73 (73)

虎杖(79) dice1d100=72 (72)

鹿紫雲(84) dice1d100=78 (78)

髙羽(64) dice1d100=98 (98)

〈クトゥルフ神話技能〉+1%

[140 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:17:02]

共生関係か…ここのエリートメンツが男なのもそういうことなのか？
髙羽がびっくりしてる！ノーカンで消費してよかったな！

[141 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:18:45]

イドラのエリートブッフェなんじゃあるまいなと思うと背筋も凍る！そんな簡単に喰われる男たちじゃないけどな

[142 1 25/04/29(火) 01:20:15]

やっぱりどう考えてもキショい、もとい悍ましいな……と10人は思う。

そしてその中でも髙羽は「捕まったらあんな目やこんな目にあってたかもしれない……ってコト！？エロ同人みたいにエロ同人みたいに！！」と思っていた。

ギリギリ口に出さずに済んでいたが、口に出していたら恐らく七海や夏油辺りに灸を据えられていた所だろう。

《SAN減少》

髙羽 64 - dice1d3=2 (2)

[143 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:20:50]

これ読んで演技しなきゃいかんのキツイな
ボロ出しそうな３人は喋らないようにしないとな

[144 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:22:08]

ボロ出しそうなのが一人増えたかもしれないな
エロ同人みたいに！とかちょっと思ったけど現場の髙羽が言っちゃ駄目だからな！

[145 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:22:17]

ニッチなエロ同人やな…
それ口に出したらつられて動揺ボロボロする奴らの連鎖が始まりそうだからよかった！

[146 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:22:45]

高羽の想像間違ってないのが怖い
エリート集団絶対狙われてただろ

[147 1 25/04/29(火) 01:27:05]

「言葉も出ないくらい、ってのはこのことだね(うっげぇ～～～！！！キッッッショ！！！！)」

「どう表現しても相応しい言葉が見つからない気がするよ(これがのさばってるだなんて世も末だ)」

「私たちには想像もつかないようなことを考えているんですね(悍ましい……。これ程の悪意があるとは)」

「素晴らしいね。その考えに至った仮定とそれを成し遂げるだけの力には非常に興味があるよ」

何か一人ほど本音言ってる奴も居たが、それは置いておくとしよう。

そしてシャッターの手前にあったのは、先程は通り過ぎた大きな絵画。

宗教画を思わせる大きな油絵が豪奢な額縁に入れられて壁に飾られている。

中心に白い髪をした美しい女性が白い花束を携えて佇んでおり、その周辺を多種多様な動植物が取り囲んでいる図だ。

よく見ると動植物の数々は白い髪の女性から伸びた紐状の何かで繋がれているとわかる。

それに対して人々が祈るように跪く様子は、まさに白髪の女性を女神たらしめていた。

〈アイデア〉羂索は自動成功

五条(90) dice1d100=11 (11)

七海(80) dice1d100=76 (76)

伏黒(85) dice1d100=72 (72)

夏油(80) dice1d100=74 (74)

宿儺(90) dice1d100=75 (75)

脹相(75) dice1d100=45 (45)

虎杖(70) dice1d100=96 (96)

鹿紫雲(75) dice1d100=17 (17)

髙羽(65) dice1d100=23 (23)

[148 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:28:45]

虎杖さん！？
他は成功してるかいい感じなのにこれにファンブルは大丈夫か？

[149 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:30:13]

本音を上手にコーティングできる大人なのは五条夏油七海か…羂索もある意味で永続的狂気を患ってそうな羂索らしさが好きだよ
虎杖大丈夫か？なんか変なもん受信したりしないでね

[150 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:33:33]

某魔の者がやばい感想述べてるけどこいつも封印した方がいいじゃないだろうか

[151 1 25/04/29(火) 01:35:28]

【スペシャル】五条

【成功】七海、伏黒、夏油、宿儺、脹相、鹿紫雲、髙羽

【ファンブル】虎杖

虎杖以外は女性から伸びた紐状のものが、よく見れば二重螺旋構造をしたDNAを表しているとわかる。

そして分からなかった虎杖は、と言えば。

「……何かこれ、あれみてぇ」

ぼそりと呟いた言葉に反応したのが数名。

即座に動いたのは一人。

「そうめ」

「馬鹿が」

「ん゛！！？！？」

宿儺による凄まじい勢いの手刀が虎杖の頭頂部に落とされる。

気のせいではなく折角塞がっていたはずの傷口が開き、宿儺の手まで血で汚れている。

「チッ」

「なにす、んだよ！！」

しかしそんな虎杖を「はーうるさ」とばかりにガン無視した宿儺。

だがまぁ、この絵を見て素麺とか言い出すことを防いだのは正解なので誰も何も言いようがない。

「はいはい暴れない暴れない、絵を汚したら大変だから大人しくしようね。赤い絵の具になりたいってなら話は別だけど」

「俺のせいじゃなくね！！？！？」

〈医学〉

羂索(90) dice1d100=63 (63)

[152 1 25/04/29(火) 01:37:18]

≪回復量≫

dice3d3=1 2 2 (5)

〈医学〉上記の1つ目で3が出なかったら追加分

羂索 dice2d100=27 45 (72)

[153 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:38:22]

素麺は流石にまずい
手加減されなかったんだろうな
しかしこれから大仕事控えてるんだから怪我は怖いよ

[154 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:39:17]

傷が開くほどの馬鹿力突っ込みで声出ちゃった
これ多分イドラ様絵画だから素麺なんて言ってるのが聞かれたら困るし素麺にしか見えなくなった奴の二次被害もあったかもしれない

[155 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:40:09]

そうめんは笑うがでも虎杖なら素でも言ってたかもしれないな…
傷開いちゃったけど仕方ないお馬鹿発言だから我慢しよう
羂索がちゃんと治してくれたな

[156 1 25/04/29(火) 01:43:09]

やはり医者としては非常に優秀な羂索により、虎杖の治療はすぐに終わる。
気のせいか先程の怪我もどうにかなっているかのような。
深く考えたら負けだが、これで万全の状態！というわけだ。
まあ出血沙汰が今のこの瞬間に起きたことは変わらないが。

と、コントのような一連の流れは置いといて、その絵の説明書きに一同は目を移す。


《説明書き》
エレホン及びアニムス・カンパニーは今や単なる企業やリゾート地やという枠組みを超え、絶対不可侵の夢の楽園としての独立へと歩み始めている。
これも全て、アニムス・カンパニーを率いるヨランダ様の御力によるものだ。
選ばれしものとして強大な力や不死の肉体、超常的な頭脳といった恩寵を受けた我ら「賢人の仔」の使命は、このアニムス・カンパニーという企業でありイドラ教団を世界規模まで成長させること。
ヨランダ様は信.者の数が多ければ多いほど、信仰を捧げられれば捧げられるほど、その権能を強められる。
この10年はヨランダ様が神として世界を掌握するための前哨でしかない。
より優秀な社員を信.者としても上層部に迎え入れることで、これから先の躍進の礎とするのだ


やはりアニムス・カンパニーはまともな企業ではない。
否、そうでなくなったというべきか。
先程玄岩に聞いた通り、創業者の片桐氏が作り上げようとした楽園は、悍ましい現人神のカルト信仰の踏み台となってしまったのだ。

[157 1 25/04/29(火) 01:43:41]

〈SANチェック〉1/1d3

五条(88) dice1d100=38 (38)

羂索(87) dice1d100=99 (99)

七海(69) dice1d100=1 (1)

伏黒(68) dice1d100=7 (7)

夏油(64) dice1d100=53 (53)

宿儺(87) dice1d100=22 (22)

脹相(72+20,92) dice1d100=76 (76)

虎杖(78) dice1d100=95 (95)

鹿紫雲(83) dice1d100=50 (50)

髙羽(62) dice1d100=78 (78)

〈クトゥルフ神話技能〉+1%

[158 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:45:20]

ノーカンといえどクリファン乱舞だな
１クリ勿体ないが９９が怖かったのでヨシ！

[159 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:45:42]

う～ん極端な結果！

[160 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:46:24]

やっぱ餌と見られてたんだろうな…まともじゃないな
色々惜しい値と良かった値が入り乱れてるね！羂索は良かったねここで！

[161 1 25/04/29(火) 01:46:46]

一応真面目な顔で読んでいる者が多かったのだが、うち三人は微かに震えている。

どう見ても素麺にしか見えなくなってしまったらしく、それを堪えるために精神力を消費する羽目になったらしい。

≪SAN減少≫

羂索 88 - dice1d3=2 (2)

虎杖 79 - dice1d3=3 (3)

髙羽 62 - dice1d3=1 (1)

[162 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:47:09]

大丈夫？虎杖と高羽妙な事口走らない？

[163 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:47:54]

虎杖自分の想像がツボったのか

[164 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:48:11]

この傲慢で壮大な説明書きと虎杖の素朴な感想である素麺絵画のギャップが！！わらっちゃうよこんなん

[165 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 01:48:15]

3人そうめんに感染してて草
しかもそう思ってもおかさくないメンツで尚更草
ボロ出る奴がまた1人増えたのかもな…！

[166 1 25/04/29(火) 01:57:39]

主に変なツボにハマりかけている三人のせいで緊張感が霧散していたが、虎杖がぼそりと呟いた「一口盛の素麺」のせいで恐怖は無くなった。

それが良いことか悪いことかはわからないが、五条が羂索を、夏油が髙羽をかる～く締めたが、虎杖はそれでも変な笑いの波が引かなかったせいで伏黒から一撃、宿儺から一撃を貰ったせいでまた解放された羂索が働く羽目となった。

もはや誰からの攻撃でダメージを負っているか分からない。

と、漸くシャッターの前まで戻ってくれば金属探知機をどうにかしなければならない。

「彼女に見せたいものがあるから、これがあるのは残念だね」

「そうですね、私もそう思いますよ」

「どうにか出来る？」

「どうにかしてしまいましょうか」

予め決められていたように夏油と七海はそう話し、行動に移す。

〈機械修理〉

七海(90) dice1d100=79 (79)

[167 1 25/04/29(火) 02:02:09]

そして言葉通り、どうにかし終わったとはいえ大き過ぎるものは持っていけない。

つまり脹相が持つライフルはここでお役御免、と言うことだ。

今度は少し名残惜しそうにライフルを手放した脹相であったが、拳銃は隠し持ったままだ。

そして夏油の持つ細胞溶解剤も、全員の持つ門を起動するためのものも。

一度視線を見合わせた10人はそのまま迷いなくエレベーターに乗り込む。

最終決戦はすぐそこに迫っていた。

――――そしてエレベーターが上昇を始めてから少しして、扉が開く。

今までのような大きなフロアではなく、少し長い通路の先に両開きの扉が鎮座していた。

あの先にヨランダが待っていると察することができるだろう。

エレベーターのすぐ側には女性スタッフが待機しており、あなた達の到着を確認すれば「オリエンテーションお疲れ様でした。最後にCEOからご挨拶がありますので、どうぞこちらに」と、にこやかに歩み寄ってくる。

案内されるままに進んでいく途中も「ここまで如何でしたか？」「CEOが皆さんにかける期待は人一倍と聞いていますよ」「抜き打ちテストのようで申し訳ありません」などと話しかけてくるだろう。

〈心理学〉

五条(60) dice1d100=43 (43)

羂索(64) dice1d100=24 (24)

七海(60) dice1d100=73 (73)

伏黒(46) dice1d100=82 (82)

夏油(90) dice1d100=55 (55)

宿儺(50) dice1d100=82 (82)

脹相(30) dice1d100=81 (81)

虎杖(5) dice1d100=11 (11)

鹿紫雲(5) dice1d100=73 (73)

髙羽(30) dice1d100=58 (58)

[168 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:02:16]

コントするせいでポンポコ叩かれる虎杖に笑ってしまうけど医者がいるからヨシ！
金属探知機も滞りなく解除されて図らずも万全の状態でヨランダのところ行けそうだ

[169 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:02:22]

逆にそうめん虎杖のおかげで緊張感も恐怖もなくなったな…！
ダメージが…！笑いのダメージと物理のダメージが行き来してる！
そんなコント集団はおいといてナナミンと夏油は格好良く成功したな良かった

[170 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:04:14]

抜け抜けと話しかけてくる～！いや何も知らないのか？

[171 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:05:24]

虎杖カッシー髙羽脹相の心理学微妙組は仕方ないけど宿儺伏黒ナナミンまで駄目だったな
コントしてたから気が抜けてるのかもな
この女の人からはなにか分かるかな…？

[172 1 25/04/29(火) 02:09:52]

【成功】五条、羂索、夏油

【失敗】七海、伏黒、宿儺、脹相、虎杖、鹿紫雲、髙羽

五条と羂索と夏油はその様子見ていて気付く。

会話のトーンや目線などで上手く誤魔化してはいるが、それらのカモフラージュの奥で明らかに夏油を警戒しているように見える。

夏油自身、それがポケットの中身のせいかそれとも立場のせいかの判断はつかないが、このままでは非常にやりにくい。

「いえ、このくらいは」

「突然だったことには驚いたけどね。結局、大きな怪我もなく済んだし」

「得難い経験でしたね。流石と言わせて貰おうかな」

そんなことを返している三人とは裏腹に、髙羽はその光景を眺めていてふと思う。

そう言えば、さっき夏油が持っていたもの。あれは使うべき時に使うものだ。

だがどうにも、彼女たちの距離が夏油に対して近いようにも思える。

偶然とはいえ、バレたらマズい。

今ならスタッフにも、そして夏油本人にも気付かれずにポケットの中身を入れ替えることが自分には出来るだろう。

一段落したら戻せば問題ない。それこともっとヨランダに近付いた後、とかに。

〈芸術(マジック)〉

髙羽(90) dice1d100=22 (22)

[173 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:12:51]

髙羽そんなことできちゃうの！？
でもマジックとしては基本みたいなものか？やるなぁ

[174 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:13:00]

なるほど夏油を警戒してるのか
髙羽は凄いな！心理は分からなくともなすべき事は分かる…プロだね
マジックも成功！返す本番でも成功してくれ髙羽

[175 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:13:04]

高羽ナイス！
確かに切り札ばれたらやばいな

[176 1 25/04/29(火) 02:14:08]

「いやぁ、ホントに疲れたなぁ！」

常と変わらぬ声色と動作で夏油に近付き、そのままポケットの中身を入れ替える。
手の中にその重みを感じたのは一瞬、後は隠してしまうだけ。

「髙羽さん」
「すまんな！俺は青年たちと違って若くないんだ」
「そういやそうだね」
「五条さんそこは『まだまだ若いよ』って言ってくれるところじゃないの？」

そうして歩いているうちに扉の前まで辿り着けば、女性スタッフは扉をノックして「失礼します。オリエンテーションの皆様がご到着されました」と告げれば、扉の奥から「どうぞお入りください」と返答がある。
扉が開かれると、そこにはボディガードと思しきスーツ姿の男性スタッフ達に囲まれた白い人影が一つ。
懇親パーティーでも目にした、絹のような純白の髪を揺らすドレス姿の絶世の美女。ヨランダ・ヘリックスその人だった。
彼女は睫毛の長い二つ眼を細めてあなた達に語りかける。

「オリエンテーションご苦労様でした。ここまで皆さんが各々のスキルを駆使して課題をクリアしてきて下さった事、私としても素晴らしいの一言です。これほどの人材が同じ時代、同じ国、そして同じ企業に属しているという幸運に最上の喜びを感じております」

小さく拍手をしながら、彼女はあなた達に歩み寄る。
その目は穏やかな微笑を湛えていながら、確かに捕食者めいたぎらつきを宿していた。
それを知覚した瞬間、10人はどうしてか自分が指一本も動かすことのできない状態にあると知覚する。
洗脳などといったものではない、心因的なものとも違う、人間の理の外にある大きな力に抗うことができない。

「これから我が社の幹部候補の一員として、より一層の活躍と忠誠を期待していますよ。それに際しまして、今一度お集まりいただいた皆様について、その経歴や功績について調べさせていただきました。……夏油さん、あなたは私よりも前CEOの片桐大志様にご縁のある方なのだとか。ふふ、そんな顔をなさらないで。この期に及んで優秀な人材を取られてしまうのではないかという大人気のない嫉妬ですよ。深い意味はありません」

[177 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:15:54]

うわ夏油ロックオンされてるな
色んな意味でヤバイさっきすり替え成功してよかった

[178 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:16:33]

各々のスキル…そうだね！
そしてやっぱ理の外の存在は怖いな
そして夏油は滅茶苦茶警戒してるのも分かる

[179 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:16:45]

金属探知機解除したこともバレてたりするなら何持ち込んできたお前らと思われててもおかしくないもんな
脹相の拳銃もドストレートにヤバいがヨランダのこの感じ元々夏油が片桐派で良くない感情もってたことは把握してそう

[180 1 25/04/29(火) 02:18:04]

「あなたは営業課として過去類を見ない売上を出すだけでなく、諜報課としても非常に優秀な働きを見せてくれました。潜り込んできた産業スパイを決して見逃すことなく摘発していただき……えぇ、あまり大きな声では言えない功績ではありますが、私としてはすごく助かっているんです。本当ですよ？ 貴方は私の忠実なる猟犬です」

夏油の抱えていた秘密をなんてことのないように暴露し、そして夏油の前で立ち止まったヨランダが、するりと彼の腰回りに腕を回す。

それは親愛の情を表す抱擁ではなく、今まさに獲物を丸呑みにせんと体を巻き付ける毒蛇を思わせた。

「そんな貴方が……まさか私にその牙を向けることなんて、あり得ませんよね？」

そのまま彼女の手は、――――夏油のポケットの中へと伸ばされる。

マズいと彼が焦ってもう遅い。そこには――――そこには？

最初は笑みを浮かべていたヨランダだったが、次第にその表情は限りなく無へと近付いていく。

無表情でありながら、どこか困惑にも似た怪訝な様子でヨランダがポケットから手を引き抜けば、その手にあったのは一枚のトランプ。

この様子を見ていた全ての人間を嘲笑うかのように、ジョーカーの絵柄はおどけた笑顔を浮かべていた。

「……髙羽さんですね？ 舞台公演課としてエンターテイメント精神が豊富なのは結構ですが、その遊び心もTPOに応じて使い分けるように」

再びヨランダは笑顔を張り付けると、「さて、改めて今後についてお話を……」と身を翻す。

彼女の目線が外されたからか、緊張の糸が切れたようにあなた達は身動きが取れるようになり場の警戒も緩んだように感じるだろう。

今だ、と髙羽は確信する。

TPOだ？

今この瞬間に遊んでやらなくてどうする。

スリルはあればある程面白い。歓喜とはそうやって手にするもの。

〈芸術(マジック)〉

髙羽(90) dice1d100=70 (70)

[181 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:19:47]

秘密兵器がどこにあるかまでお見通しじゃん怖！髙羽ありがと～～～！！

[182 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:20:16]

髙羽マジでファインプレーじゃん！隠してくれてありがとう！！！！
そして騙すタイミングがさっきなら遊ぶタイミングは今だよなあ！
そして成功！！サンキュー髙羽！！！

[183 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:21:34]

凄く活躍してる高羽！かっこいいぞ

[184 1 25/04/29(火) 02:25:07]

「いやぁ、色んなものを色んな所に仕込むのが癖になっててね！失敬！」

にこにこと笑いながら道化を気取る。

それは彼の演技、と言うよりも彼が持つ狂気そのもの。

夏油に謝りつつも肩を叩き、そして逆の手では夏油のポケットの中に再びそれを忍び込ませる。

「でも良い顔してるだろこのカード。まさにぴったりだよなぁ」

髙羽からすれば夏油の正体だってなんだっていい。

どうだっていい、とも言えるだろう。

そしてジョーカーを手の中でくるりと回し、パッと消す。

それを今度は自分のポケットの中から取り出してみせる。

その一連の動作の意味はただのマジックではない。

消えたものはどこに？

――――ポケットの中、だ。

一瞬、二人の視線が交わる。

そして次の瞬間、夏油は動いた。

緊張が確かに緩んだ今なら、彼女にこれを突き立てることが出来るはずだ

〈忍び歩き〉特記の能力、成功でセッション中に一度だけ他の誰にもバレずにひとつ行動を起こすことが可能を実行

夏油(58) dice1d100=90 (90)

[185 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:26:54]

うわここで失敗かまだ挽回できるかな

[186 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:26:57]

髙羽のこれは狂気のそれ…いいね
夏油の忍び歩きはこれのためだったのか！
しかし失敗…！これはどうなる？

[187 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:27:14]

髙羽の純粋な狂気が発揮されててとてもいい…いいぞ…
くっ夏油の忍び歩きは失敗…パワー系諜報員だったか…！

[188 1 25/04/29(火) 02:30:34]

運が悪かった、と言う他ない。

夏油がポケットの中から細胞質溶解剤を取り出すその瞬間、微かに音が響く。

それに気付いたヨランダが振り返り、切っ先は宙を割くだけに留まる。

「……チッ」

舌打ちを零した夏油の手はボディーガードの一人によって払い除けられ、シリンダーは床に転がる。

ボディーガードの男たちは10人の敵対意思を見抜き、取り押さえようと動き出す。

一触即発の雰囲気。こちらの切り札は地に落ちてしまった。

コンマ1秒、1ミリ単位のミス。

しかしこの場ではそのコンマ1秒、1ミリが致命的に状況を悪化させた。

だがあなた達は運命の濁流に呑み込まれたわけではない。

イレギュラー、非常事態、絶体絶命。それがどうしたと言うのだろう。

一瞬の次には、また新たな一瞬があるだけだ。エリートたる者、刻一刻と変わる状況に常に対処できなくては始まらない。

この状況、この一瞬で最も素早く動く事ができる存在……それは特別何かを構えることも、準備することも必要としない、ただ何百・何千・何万と繰り返した動作をその身一つで繰り出すことのできる闘士。

そして最速で時速300kmをゆうに超える世界で凌ぎを削り続け、王者として常にその頂点にある人類最高峰の動体視力の持ち主。この二人を置いてほかにはいない。

〈キック〉

宿儺(90) dice1d100=2 (2)

〈DEX×5〉

鹿紫雲(90) dice1d100=68 (68)

[189 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:31:43]

宿儺ここでクリティカルは強い！
鹿紫雲も成功してるまだいけるぞ

[190 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:32:11]

アカンボディーガードが爆散する！？いやしてもいいか！？

[191 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:33:40]

ここで宿儺のクリティカルは最高！
即座にフォローしてきた！

[192 1 25/04/29(火) 02:39:27]

鹿紫雲が即座に床に転がったシリンダーを拾い上げる中、宿儺はボディーガードを軽く蹴散らす。
意図的にコントロールしたその一撃はヨランダの方へと飛んでいき、彼女はそれを避ける。

――――そう、避けた。
その一瞬、確かに彼女は宿儺を憎々しげに見つめ、意識を離してはならない人物を忘れた。

それが致命的になることを、先程のことで痛いほど分かっていた男がその隙を逃すはずもない。

その針はヨランダの細い首筋に突き刺さる。
勿論突き立てたのは夏油傑、その人だ。

「生憎、私は貴方に食らいつく程趣味が悪くはなくてね」

そこからドクドクと彼女の体内へと直に流し込まれる液体は、皺一つとして見当たらないその皮膚にくっきりと動脈の形を浮き上がらせた。

[193 1 25/04/29(火) 02:40:23]

次スレだよ、多分この時の宿儺は笑ってる気しかしないんだよ

【閲注TRPG】10-M-Carnaval6【CoC×五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽】｜あにまん掲示板

[194 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:42:34]

ラスボスの前に出てきたらやる気出す宿儺、宿儺だわ～～って感じで好き
ここへ来て癖強男達の連携キマるの熱いな

[195 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:42:42]

スレ立て乙です
これは宿儺も笑顔ですよ
エリートの一瞬のミスを他のエリートがカバーし一瞬の隙を引き出すの流石だ…

[196 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 02:43:40]

そらもう悪ーい笑み浮かべて楽しそうにしてますわ！
はーダルじゃなくなってよかったね！

[197 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 03:17:24]

コントとピンチと熱さの緩急が素晴らしい

[198 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 03:22:08]

次でもう6スレ目か
ダイスが大暴れしたりしたらスレ画HO一周しちゃったりするかな？続きも楽しみ！

[199 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 10:15:15]

毎回スレ画変わるの楽しい
改めて10人って登場人物多いな！

[200 二次元好きの匿名さん 25/04/29(火) 10:16:05]

エリート達の健闘を祈って埋めじゃぶしちゃう

dice10d100=74 100 34 37 78 61 66 14 31 94 (589)