【閲注TRPG】10-M-Carnaval6【CoC×五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽】

  • 1125/04/29(火) 02:33:17

    このスレは五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽の計10人をPCとしてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
    閲覧注意は発狂した時やグロテスクな描写があった時用だよ

    原作軸ではなく一般人、もとい今回はジャンルの異なったエリート設定だよ
    そのため関係性や雰囲気などが異なり、基本的にはほぼ全員が顔見知り~同僚程度の仲で親友だったり兄弟だったり相棒だったりはしないよ
    全員社会人設定だけど敢えて年齢を詳しく決めてないよ。イメージは虎杖伏黒<脹相≦七海<五条夏油<鹿紫雲<髙羽<宿儺≦羂索くらいだよ

    今回はばじりこさま作成シナリオの『10-M-Carnaval』をお借りしてるよ
    シナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
    このスレやシナリオの感想やネタバレをSNSなどで言うのもやめてね

    登場人数が多いこともあって今回は完全に安価なしだよ
    秘匿HOありのシナリオだけど秘匿してたらスレ民も混乱するから今回はKP視点でやっていくよ
    最多人数を回すスレ主と、スーツ姿の10人とが頑張る様子を見守ってね

    貴方はエリートだ。
    貴方達は豊かな才能の持ち主だ。
    貴方達は証明せねばならない。
    己は何者にも、決して、縛られる事は無いと。

    だがそうであっても――――

    「こんな茶番〈パーティー〉は願い下げだ!」

    ※スレ画はHO順で変えていくよ

    今までのあらすじ
    エリート共、ラスボスと対峙する
    これで終わり、にはしない
    その一蹴りは障害を全て打ち砕く

  • 2125/04/29(火) 02:33:32
  • 3125/04/29(火) 02:33:45
  • 4125/04/29(火) 02:33:58
  • 5125/04/29(火) 02:34:12

    HO1「Millionaire」- 経営企画課 五条 悟

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    HO2「Medic」- 医務課 羂索

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    HO3「Mechanic」- 整備課 七海 建人

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    HO4「Matrix」- システム開発課 伏黒 恵

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    HO5「Mesmerize」- 営業課 夏油 傑

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    HO6「Muscular」- 治安維持課 宿儺

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    HO7「Magazine」- 治安維持課 脹相

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    HO8「Mountain」- 警護課 虎杖 悠仁

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    HO9「Motor」- 運送課 鹿紫雲 一

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    HO10「Magician」- 舞台公演課 髙羽 史彦

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  • 6125/04/29(火) 02:34:26

    1.

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    2.

    【閲注TRPG】10-M-Carnaval2【CoC×五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽】|あにまん掲示板このスレは五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽の計十人をPCとしてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ閲覧注意は発狂した時やグロテスクな描写があった時用だよ原作軸ではなく一般人、もとい今回…bbs.animanch.com

    3.

    【閲注TRPG】10-M-Carnaval3【CoC×五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽】|あにまん掲示板このスレは五条羂索七海伏黒夏油宿儺脹相虎杖鹿紫雲髙羽の計10人をPCとしてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ閲覧注意は発狂した時やグロテスクな描写があった時用だよ原作軸ではなく一般人、もとい今…bbs.animanch.com

    4.

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  • 7125/04/29(火) 02:44:19

    ヨランダは小さく呻き声を上げ、刺された首元を押さえてふらつきながら距離を取ろうとするが、もう遅い。
    注入された首から次第に顔、胸、肩、腕と勢いよく劇薬はその身体に回り始め、じゅわりと異臭のする蒸気を上げながら肉体は溶解を始めた。

    「が、あ、あああ゛ぁぁぁっ!!な、これ、わたくし、からだ……っ、どうな゛っで……ぐあああああッ!!」

    悲鳴を上げながらヨランダはその場に崩れ落ちる。
    異変は止まらない。
    産毛一本、細胞の一つに至るまで溶け落ちていきながらも、肉体はそれを少しでも補おうと異常な速度で肉が湧き上がり、膨れ上がり、しかしそれもまた細胞質溶解剤に侵されて形を失っていく。
    コントロールを完全に失った彼女の身体からは、出鱈目に人間の手脚や頭部といった部位が生成されていく……だけでなく、節のある虫の脚や鱗まみれの鰭、大型肉食獣の頭蓋骨、鳥類の嘴といったありとあらゆる生命体のパーツが歪に溢れ出始めた。
    それらを何とか一つの人間の体に押し込めようとすればする程、グズグズになった本体では自重に耐えられずに千切れていく。

    「こ、ここ、ご、んな、事がッ!ゆ、ゆるる、ゆるされ、れれると、お゛ッ、思ッ……おおォォッ!!」

    この世のものとは思えない、この世に存在していいものとは思えない、生命への冒涜そのものに等しい醜い身体を引きずりながら、ヨランダだったものは異形の触手を振り回しながら咆哮を上げた。
    部屋の内装や驚愕するボディガード達をも巻き込んで質量を増し、肉体の崩壊に抗おうと襲いかかってくる。
    決して人間ではないとはわかっていた。それをどうにかするために自分達はここまで来たのだ。
    しかし、これはあまりにもグロテスクで、悍ましく、直視に耐えるものではない。
    自分達はこんなものに従い、こんなものに支配されようとしていたのか。

  • 8125/04/29(火) 02:44:30

    〈SANチェック〉1d3/1d10

    五条(87) dice1d100=29 (29)

    羂索(85) dice1d100=62 (62)

    七海(68) dice1d100=64 (64)

    伏黒(67) dice1d100=49 (49)

    夏油(63) dice1d100=95 (95)

    宿儺(86) dice1d100=56 (56)

    脹相(72+20,92) dice1d100=86 (86)

    虎杖(75) dice1d100=87 (87)

    鹿紫雲(82) dice1d100=71 (71)

    髙羽(61) dice1d100=64 (64)

  • 9二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:45:54

    たておつです
    ラスボス前に熱い展開がきたなあ…凄いぜ
    そしてSANチェック失敗してるのそこそこいるの辛いな
    発狂しないでくれ…!

  • 10二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:48:00

    改めてこういう時の脹相の軍人補正的メンタル頼もしい数値だな

  • 11二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:48:08

    たて乙です
    そしてでかいSANチェック来たな
    失敗した人も耐えてくれよ

  • 12125/04/29(火) 02:48:08

    ≪SAN減少≫

    五条 87 - dice1d3=1 (1)

    羂索 85 - dice1d3=3 (3)

    七海 68 - dice1d3=1 (1)

    伏黒 67 - dice1d3=2 (2)

    夏油 63 - dice1d10=3 (3)

    宿儺 86 - dice1d3=1 (1)

    脹相 72 - [ dice1d3=2 (2) - 2]

    虎杖 75 - dice1d10=7 (7)

    鹿紫雲 82 - dice1d3=2 (2)

    髙羽 61 - dice1d10=1 (1)

  • 13二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:49:01

    うわ虎杖発狂くるか?

  • 14二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:49:05

    あっ他は耐えたけど虎杖が一時発狂するデカい現象してしまった
    そうめんとか思ってたせいか!?

  • 15二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:49:53

    あっ虎杖が結構持ってかれたわ…グロいしボディーガード達も取り込まれてるのエグいしな…

  • 16二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:50:24

    よく見たら永続的狂気の髙羽が失敗で1なのなんかすき
    でも出来れば虎杖と逆だったら良かったな…

  • 17二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:51:23

    むしろ髙羽と夏油よくこれで抑えたな…脹相なんか補正で全く動じてねえ

  • 18125/04/29(火) 02:52:47

    〈アイデアロール〉成功で一時的狂気

    虎杖(70) dice1d100=80 (80)

  • 19125/04/29(火) 02:53:03

    これは素麺

  • 20二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:53:12

    よし!堪えたいける

  • 21二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:53:25

    セーフ!!!
    お馬鹿で良かった…!!これはそうめんですよ

  • 22二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:54:17

    麺類好きだもんね!おばか!よかった!

  • 23125/04/29(火) 02:56:55

    それぞれが衝撃を受けながらも、自分が何をしなければ分からなくなる程とはいかなかった。
    それはエリートとしての矜持か、もしくは愚か者が故の強みか。

    こうなればするべきことは分かっている。
    ほぼ同時、10人は装置を使用した。
    自分が行くべき場所へと連れて行ってくれる、"門"が呼びかけに応え――――開く。

    高所から落下する時のような内臓が浮く感覚と共に視界が白い光に包まれた。
    (全員SAN-1,MP-1)

  • 24二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:58:49

    なんか実質虎杖も髙羽の側の人なのかもしれないな
    それもエリートの素質なのかもしれない
    行くべき場所で皆頑張れ…!!

  • 25二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 02:59:13

    もうこの部屋でやるべき事は成したからここからそれぞれの舞台に移るんだな
    ドキドキする……!

  • 26125/04/29(火) 03:01:09

    今日はここまで
    ここからはリレー形式でそれぞれが為すべきことを出来るのかを追っていくよ

  • 27二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 03:03:56

    スレ主お疲れさまです
    ここまでどこか皆出目暴走してたけど全員問題対処してまともな状態で進めそうで安心してます
    でもここからが多分山場なんだよな…頑張れエリートたち
    ファンブルなく専門分野を見せつけて欲しい!

  • 28125/04/29(火) 03:04:27

    七海のSAN回復+2反映させるの忘れてたので訂正

  • 29二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 03:04:52

    乙です
    ここから大詰めのリレーが始まるのかみんな頑張れ

  • 30二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 03:07:07

    まずはとにもかくにもヘルメス・システムの停止を成功させないと始まらないんだもんな
    これ見せ場が後になるほど(見てる方の)プレッシャーがでかい気がする!みんながんばれ!

  • 31二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 03:10:10

    ここまではなんとかミスっても大丈夫だったけどこの先は怖いよね
    ヘルメスシステム止まってくれるといいが

  • 32二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 09:58:14

    ここで発狂者出たら出だしから不穏だったけどみんなよく堪えた
    ゴリっと減った虎杖も発狂しなかったの凄い

  • 33125/04/29(火) 12:36:15

    宿儺と脹相、そして鹿紫雲が目を覚ませばそこはいつの間にか配送場の荷物管理スペースとなっていた。
    鹿紫雲にとっては見慣れた場所だ。
    今の時間帯は配送車は全て出払っている……はずなのだが、メッセンジャーが言った通り一台だけ軽トラックが余分に用意されており、手筈通りこれに乗っていけばポートポイントまでさほど時間をかけずに到着できるだろう。
    鹿紫雲は真っ先に運転席に乗り込もうとするが、その直前に顔だけで振り向く。

    「落ちるなよ」
    「はッ、貴様は誰を相手にしているか忘れたか?」
    「余計なことを気にせずにただ走れ」
    「……上等だ」

    そして鹿紫雲が運転席に乗り込むと同時、宿儺は軽トラの荷台に被せられていたシートを取り払う。
    するとそこにはどこでこんなものを仕入れてきたのか、大口径のライフルが寝かされていた。弾も十分にある。
    しかしそれにさえも驚いた様子はなく、脹相は荷台に置かれていたものを上手く使い、ライフルを発射できる環境を作っていく。
    宿儺も荷台に乗り、足元を軽く蹴り付け自分が動ける状態かどうかの確認だ。

    そして一方、窓を開け放った上で相棒となる軽トラのエンジンをかけていた鹿紫雲の元に、彼の同僚数人が駆け寄って話しかけてくる。

    「お疲れ様です。でも今日は式典でしたよね?」
    「終わってすぐに配達ですか?」

    辛うじて見られたらマズいもの、主にライフルはシートの下。
    明らかに堅気じゃないような雰囲気を醸し出している宿儺と脹相も鹿紫雲と一緒なら、まぁ……みたいな雰囲気だ。

    「デカいのをな」
    「大変ですね……」

    どうやら様子を見るに、ここまでは本部の情報が届いていないらしい。
    怪しまれたり拘束されるようなことは全くない。

  • 34125/04/29(火) 12:46:01

    その時、一際強く荷台が蹴りつけられる。準備が終わった、という合図なのだろう。

    意味が分からなかったなりに鹿紫雲の同僚も急かされているのか、と察したらしい。

    若干引きつつ怯えつつ、同僚は身を引く。

    どちらにせよ、彼らに鹿紫雲を邪魔する意思はない。


    鹿紫雲の手によって軽トラに命が吹き込まれる。

    早く早くと焦がれるようにその振動は車体に満ち――――


    「行くぞ」


    独り言のような宣言と共に鹿紫雲はアクセルを踏み込む。


    「いってらっしゃい!」


    何も知らぬ同僚たちは手を振って彼らを見送る――――これから三人が成そうとしていることを何も知らぬままに。


    ぐんぐんとスピードを上げていく軽トラ。荷台に乗っている二人は揺れる車体もものともせず、待機の姿勢を取っている。

    目立つ必要はないということでシートを隠れ蓑にしていたが、その時突如として軽トラに大きな影が差す。

    視線を向けずとも、どうしてか”それ”が敵だと三人は同時に察し、視線を向けた。


    そこには大きな翼を広げた怪物の姿があった。

    孔雀めいた極彩色の飾り羽根をはためかせ、どんなナイフよりも鋭い切り口を持った凶悪な鉤爪をぎらつかせた怪鳥。

    長く伸びた首の先にはどこか人間の面影を宿したハゲワシのような頭部があり、その嘴の隙間からは本来の鳥類には無い歯列を覗かせていた。


    イドラの化身の1つ、ヨランダの本性。イハスが彼らの前に顕現する。


    〈SANチェック〉1/1d8

    宿儺(84) dice1d100=11 (11)

    脹相(71+20,91) dice1d100=26 (26)

    鹿紫雲(79) dice1d100=77 (77)

  • 35二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 12:51:22

    明らかにカタギに見えない雰囲気の男二人は化け物見ても大丈夫だし運び屋もセーフ!
    鹿紫雲が同僚からそれなりに尊敬されてそうな雰囲気あって好き

  • 36125/04/29(火) 13:02:05

    彼らが目にしたことのない人知を超えた神性。
    だが神如きに首を垂れてやるような三人ではない。
    居場所がバレているのならば隠れる必要はないと、改めてシートを剥ぎ取り視界を広く取る。
    その心が折れていないさまを、自分に敵対する意思があるさまを、”それ”は見たのだろう。

    「神を愚弄した罪の重さ、その身をもって思い知るがいいでしょう」

    そこから発せられる声色は確かにヨランダのものだった。
    その冷ややかな声音の奥には隠しきれない怒気が宿っており、翼を持った絶望はあなた達に天罰を与えんと襲いかかってくるだろう。

    しかしこの状況下であろうとも鹿紫雲は笑う。
    今自分が手にしているもの、ハンドルは、彼が操っているものは、人生をかけてその技術の限界を突き詰めたもの。

    「何を知れって?」

    一層軽トラはその速度を上げる。信頼は、技術は、鹿紫雲の手を通して全てが応える。

    「俺を引き摺り下ろしたいならな、俺に追いついてからデカい口叩くんだな!」

    ――――さぁ、これから全てを使って活路を切り開き、ゴールに辿り着くとしようか。


    ★チェイスルール
    ・鹿紫雲の〈運転〉成功で1マス、スペシャル以下で2マス進む。
    ・イハスは〈高速飛行〉90%に成功すると2マス、失敗するとそのコマからは進まない。
    ・脹相は〈ライフル〉をロールし、それがイハスに命中すれば1マス後退させることが可能。
    ・もし同じコマに追いつかれた場合、イハスは〈鉤爪〉70%(1d4+2d6ダメージ)で攻撃をしてくるが、これに対して宿儺の〈キック〉が成功すれば〈鉤爪〉の技能直が半減。
    ・イハスの〈鉤爪〉は脹相の〈運転〉で回避できる。
    ・軽トラの耐久は50、これが0になると敗北

  • 37二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:02:06

    化け物見ても動じない3人凄いな
    まずはこの3人組のターンか

  • 38二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:04:40

    追いかけっこ開始か鹿紫雲の運転、脹相の狙撃、宿儺の迎撃みんな需要だな

  • 39二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:06:37

    イハス9割で2マス進んでくるの速い怖い
    でもその分治安の悪い治安維持課の見せ場がくるって訳やね

  • 40125/04/29(火) 13:09:37

    【チェイス開始Round1】

    イ□□軽□□□□P□□□□□□□□□G

    イ(イハス) 軽(軽トラ) P(ポートポイント) G(ゴール)


    アクセルは全開。揺れる車体もなんのその、だ。

    鹿紫雲は荷台に乗っている二人をちらと見てから、遠慮は必要なかったんだっけな?とばかりに前へ前へと進んで行く。


    〈鹿紫雲〉18以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    運転(軽トラ)(90) dice1d100=66 (66)

  • 41二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:11:28

    解りやすくしてくれて助かります
    結構先は長いなまずは成功か

  • 42125/04/29(火) 13:11:45

    イ□□□軽□□□P□□□□□□□□□G


    類稀なる運転能力。

    だがそれは空を駆けるものからすれば大した速さではない。


    〈高速飛行〉

    イハス(90) dice1d100=42 (42)

  • 43二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:14:15

    〈鉤爪〉70%(1d4+2d6ダメージ)心配だけど軽トラくんの耐久がそこそこあるからそこまで怖くはないかな
    ないといいな

  • 44二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:14:46

    成功値90だからなかなり詰めてくるだろうな
    …いやなぜか自分の得意分野外しまくったエリートたちもいますが

  • 45125/04/29(火) 13:17:07

    イ□軽□□□P□□□□□□□□□G


    「大口を叩いておいて、その程度ですか?」


    嘲笑うようにイハスが歌うようにそう言った。

    自分の爪が届くに容易いと、そう思ったのだろう。


    「それは此方の台詞だ」


    この程度であれだけの大口を叩けるとはと、脹相はイハスを嗤う。

    自分たち目掛けてやってくるものを狙うなど、彼にとっては容易いこと。


    「随分と当てやすい的になったな――――ヨランダ・ヘリックス」


    例え姿形が変わろうとも、オマエの本質はさっき人間相手に下手を打つ程度なのだと脹相は知っていた。


    〈ライフル〉

    脹相(90) dice1d100=18 (18)

  • 46二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:20:02

    一発目スペシャルとはカッケェな脹相!

  • 47二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:22:53

    カッコいいよ脹相!
    きっちり仕事するの最高しかもスペシャル

  • 48125/04/29(火) 13:24:47

    【Round2】

    イ□□軽□□□P□□□□□□□□□G


    大型のライフルによる反動のせいで軽く車体が弾む。

    しかしそのせいで落ちる速度など、弾を受けた衝撃でぎくりと翼の動きを止めたヨランダと比べればあってないようなもの。


    「ただの人間如きが……!」

    「そのただの人間如きにやられたオマエは、それ以下のものという自己紹介か?」

    「この……!!」


    堂々と煽りながらも、脹相は流れるような手つきで次弾を装填する。


    〈鹿紫雲〉18以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    運転(軽トラ)(90) dice1d100=31 (31)

  • 49二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:26:44

    ライフルガンガン撃てる脹相インファイターではないけどおそらく体幹抜群なんだろうなと思うとかっこいいよ

  • 50125/04/29(火) 13:30:33

    イ□□□軽□□P□□□□□□□□□G


    イハスよりも速度は劣るとしても、脹相の援護もあり追いつかれずに進んで行く。


    「この程度か?」

    「はッ、言ったな?」


    思った以上にヨランダが鈍いせいで暇をしている、と言わんばかりの宿儺は運転中の鹿紫雲に声を掛けた。

    自分が眼中にないとばかりの宿儺の態度はヨランダのプライドを酷く傷つける。

    なにせ、大したことがないものだと言われているようなものだ。


    「……ッ、身の程を知りなさい!!」


    〈高速飛行〉

    イハス(90) dice1d100=64 (64)

  • 51二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:33:27

    速度差あるからおそらくどこかで追いつかれるけど運転による回避とキックによる相手技能半減があるから大丈夫大丈夫…

  • 52二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:33:40

    イハスも安定してるな
    これはどっちかファンブル出したら怖いな

  • 53125/04/29(火) 13:37:32

    イ□軽□□P□□□□□□□□□G


    「感情に振り回される程度の知性で神を名乗り、俺たちの上に立とうとしていたとはな」


    ライフルのスコープ越しに見えるのは敵わないバケモノではなく、感情的になって喚くただの女だ。

    男だろうと女だろうと、それが人間であろうとバケモノであろうとも脹相が狙えばそれは等しく――――獲物となる。


    「俺の弟たちを脅かす存在を俺が見逃すはずもないだろう……!」


    〈ライフル〉18以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90) dice1d100=96 (96)

  • 54二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:38:45

    あの!弟さん達のこと考えると激熱になる原作再現やめてもらっていいですか!

  • 55125/04/29(火) 13:39:38

    >>53

    前回スペシャルだったので+20の補正あり、の書き忘れでファンブル回避(技能値99)

  • 56二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:40:53

    前回スペシャルでよかった~!
    原作再現かと思って笑っちゃったよ

  • 57二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:41:38

    良かった!ファンブル回避
    ファンブルくんちゃんは呼んでないので
    話題になったからって出てこなくてよいのよ

  • 58125/04/29(火) 13:45:51

    【Round3】

    イ□□軽□□P□□□□□□□□□G


    彼にしては珍しく熱の籠った言葉と共にイハスの翼の端を弾丸が掠る。

    やはり致命傷にはならないものの、イハスはそれを鬱陶しそうに翼をはためかせた。


    一定の距離を保ったまま、軽トラは更に先へと進んで行く。


    〈鹿紫雲〉18以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    運転(軽トラ)(90) dice1d100=80 (80)


    〈高速飛行〉

    イハス(90) dice1d100=98 (98)


    〈ライフル〉18以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90) dice1d100=55 (55)

  • 59二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:48:48

    イハスのファンブルは通ってヨシ!

  • 60二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:50:01

    イハスのファンブルはありがたい
    これで大分差が付きそうかな

  • 61125/04/29(火) 13:53:28

    【Round4】

    イ□□□□軽□P□□□□□□□□□G


    苛立ちが限界を超えたのか、イハスは届かないと分かっていても道路に爪を突き立てコンクリートを砕き割った。

    そのせいでスピードが落ち、更に軽トラとの距離が開く。


    「あは、はははは!!いいですか、貴方たちはこのようにゴミとなって地に撒き散らすことになるんですよ。私がそうすると決めたのですから!!」


    しかしその叫びと同時、再び空を割くライフル弾がイハスを射抜く。


    「学ばないな」

    「全くだ」


    軽トラの荷台で治安を守るものが堕ちた神を冷え切った目で見据えていた。


    〈鹿紫雲〉18以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    運転(軽トラ)(90) dice1d100=50 (50)


    〈高速飛行〉

    イハス(90) dice1d100=15 (15)


    〈ライフル〉18以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90) dice1d100=38 (38)

  • 62二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 13:55:52

    イハス今度はスペシャルか…なにか適用されるか?

  • 63125/04/29(火) 13:56:09

    【Round5】

    イ□□□□軽P□□□□□□□□□G


    だが次の瞬間、イハスは叫ぶ。

    言葉と言うよりも大きな音。言語とは理解出来ない何か。

    そのせいで微かな耳鳴りが運転者である鹿紫雲と、そして脹相を襲う。


    「××××―――――――――!!!!」


    〈鹿紫雲〉16以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    運転(軽トラ)(90-10,80) dice1d100=17 (17)


    〈高速飛行〉

    イハス(90) dice1d100=36 (36)


    〈ライフル〉16以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90-10,80) dice1d100=90 (90)

  • 64二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:01:47

    これイハスのスペシャル効果か
    技能値マイナス攻撃されなければスペシャルと成功だったのに!無駄にテクニシャンだイハス

  • 65125/04/29(火) 14:10:59

    しかしその妨害にも屈せず、鹿紫雲は走っていたのだが急にブレーキをかける。
    がくんと宿儺と脹相は体を揺らがせるが、

    ブレーキ音を響かせながら軽トラが止まれば、それに合わせて宿儺と脹相が飛び降りる。
    気付けば何故かイハスが姿を消している。
    脹相のライフル弾を受けた時までは居たはずだが、どうしたのだろうか。

    「乗り換えるぞ」

    そう言いながら鹿紫雲が示したのは小型輸送船だ。

    「これであの離島に向かう。船酔いなんてするなよ」

    やはり答えを求めず、小型輸送船の操舵室へと鹿紫雲は向かう。
    宿儺と脹相は軽く全身を動かした後、続けて船に乗り込んだ。

    「弾数は」
    「充分だ」
    「仕事を果たしてみせろよ」

    そして舞台を地上から海上に変え、三人は目的地へとさらに進んで行く。


    ★チェイスルール更新
    ・輸送船の耐久も50

  • 66125/04/29(火) 14:11:15

    ■■Round1■■

    小□□□□□□□□□G

    小(小型輸送船)


    〈運転(小型輸送船)〉18以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    鹿紫雲(90) dice1d100=11 (11)


    (何故かさっきまで技能が鹿紫雲で名前が軽トラで振ってたスレ主、すまん)

  • 67二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:14:23

    海の上はなんか道路より怖いかもしれんけど船の耐久も引き続き高いしいきなりスペシャルだ!
    確かに技能が鹿紫雲になってて草
    運転技術が高すぎて軽トラと一体化してたんだね

  • 68二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:15:38

    言われて気がついた
    そして船でもスペシャルとは流石

  • 69125/04/29(火) 14:17:21

    ■■Round2■■

    P□小□□□□□□□G


    障害物など何もない海上で小型輸送船はぐんぐんとその速度を上げていく。

    あっという間に陸が遠ざかっていくだろう。


    潮風が心地いいという速度はとうに超えているが、鹿紫雲にとってはそうではない。

    機嫌良さげに口角を持ち上げれば、更に船は速さを増す。


    〈運転(小型輸送船)〉18以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    鹿紫雲(90) dice1d100=70 (70)

  • 70二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:20:04

    飛んできそうだけどイハスまだ追ってこないんだ?
    これは海の方からなんか来るやつか…

  • 71二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:20:16

    危なげなく成功だな
    乗り物なら何でもござれは強いな

  • 72125/04/29(火) 14:20:54

    ■■Round3■■

    P□□小□□□□□□G


    海に出て少しした頃、突然三人の耳に聞き覚えのある声が聞こえてくる。


    「どこに逃げようとも同じです。私は決して反逆者を逃がしはしません」


    振り返れば、そこには全身に深緑のぬらぬらとした鱗が張り付いたウミヘビのような怪物が輸送船を追跡してきていた。

    サメのようなヒレで水面を切り裂きながら進む姿は先程のハゲワシのような姿とは似ても似つかず、環境に合わせてここまで肉体を変形させることができるのかと多少なりとも驚嘆させるだろう。

    それは地を掘り進むもの、ゾスラの水棲適応体。

    彼らを追い詰めるために彼女が取った姿だった。


    〈SANチェック〉1/1d20

    宿儺(83) dice1d100=14 (14)

    脹相(71+20,91) dice1d100=100 (100)

    鹿紫雲(78) dice1d100=11 (11)

  • 73二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:22:07

    お、お兄ちゃーん!
    ノーカンで良かった…1d20は怖いけど

  • 74二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:22:45

    ここで100F消化できて良かった
    ノーカンだからねしかし見るとドキッとするな
    でもチェックでかいな大丈夫か?

  • 75125/04/29(火) 14:23:53

    ≪SAN減少≫57で不定(14以下の減少)

    脹相 71 - [ dice1d20=12 (12) -2 ]

  • 76二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:23:58

    イドラ本体と鳥系は全然大丈夫だけど魚系?は全然ダメな脹相!

  • 77二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:27:04

    ヌラッとした質感が嫌いなんやろか…不定にはならずに耐えてよかった!

  • 78125/04/29(火) 14:27:21

    〈アイデア〉成功で一時的狂気

    脹相(75) dice1d100=26 (26)

  • 79二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:28:21

    このレスは削除されています

  • 80二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:29:19

    一時的狂気一名様入ります!

  • 81二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:29:44

    発狂になったか
    物理(精神分析)できるか?

  • 82125/04/29(火) 14:34:37

    宿儺と鹿紫雲はその姿の変容にさえも呆れたように「またか」と思ったらしい。

    だが脹相は”それ”を見た時、自分の呼吸が止まったのを自覚した。
    悍ましきその怪物が自分を見て嗤う。
    それを見てその怪物が牙を向くのは自分と、自分の大切な弟たちにまで危害が及ぶのではないかと危惧する。

    「ぁ」

    ぐちゃぐちゃになった肉片を幻視する
    撒き散らされた四肢が散らばり海に浮かぶその悍ましき光景が脳裏にこびりつく。

    「ぁあ」

    気管が狭まり、引き絞ったような悲鳴だけが零れ出る。

    「やめろ、やめてくれ……!!」

    クトゥルフ神話的事象での初発狂で〈クトルゥフ神話〉+5%

  • 83二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:37:34

    なんやかんや初発狂だなぁ…
    チェイス中っていうのがまた怖いけどまだ3人チームだからカバー要員が多いのは恵まれてる方か

  • 84二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:41:36

    鹿紫雲は船の操舵があるし
    対応できるのは宿儺か大丈夫かな

  • 85125/04/29(火) 14:47:27

    ■■Round3■■

    P□□小□□□□□□G


    脹相が抱くのはこの状況から何としても逃れたいという強迫観念。

    そのためならば何でも出来る。

    ――――だが、彼の長所はそれによって失われることとなる。

    なにせ、冷静沈着で感情に流されないことにより、その精密な射撃は成立している。

    だがそれを失えば、彼の手はほんの僅かにだが精彩を欠く。


    「くそ、弟たちに手を出すな……!!」


    怒りと憎悪、それらは狂気的なまでに脹相の体を突き動かす。


    「ふふ、あは、あはははは!先程は、なんと仰いましたっけ?私に偉そうに教えてくれたことは?ふふ、ふふふふふ!!」


    〈運転(小型輸送船)〉18以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    鹿紫雲(90) dice1d100=25 (25)


    〈高速潜行〉

    ゾスラ(90) dice1d100=3 (3)


    〈ライフル〉16以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90-10,80) dice1d100=49 (49)

  • 86二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:49:21

    敵さんクリティカル出してる件について

  • 87二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:49:57

    このレスは削除されています

  • 88二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:51:10

    敵のクリティカルは嫌だな
    脹相発狂しながらも当ててるのは凄い

  • 89二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:53:50

    うーん発狂させてイハスがノリノリだ
    でも技能値マイナス10だけで済む感じか?次ラウンドも影響続くんだろうか

  • 90125/04/29(火) 14:55:11

    ゾ□小□□□□□G


    ゾスラは更に速度を上げた。

    まるで小型輸送船を弄ぶように、自分に怯えるさまがもっと見たいかのように。

    ただ追い詰めるだけではなく、愚か者たちに自分と言う存在を刻み付けた上で潰してやろうという愉悦。


    「くそ……!」


    大きく波に煽られ、鹿紫雲は舌打ちする。

    だが彼はどうにか速度を僅かに落とすだけに留めた。

    脹相が撃ちだした弾丸も当たりはするが、その程度ではどうにもならないとゾスラは笑う。


    「こんなちっぽけなもので私をどうにか出来ると本当に思っていたのですか?哀れな」

    「この……!貴様はここで、俺が!!」


    それを見ていた宿儺は眉を顰める。

    そして少しのためらいもなく、脹相をぶん殴る。


    〈こぶし(パンチ)〉成功でノーダメ、失敗で1d3のダメージ

    宿儺(50) dice1d100=60 (60)

  • 91二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:57:20

    ダメージ付きの精神分析(物理)か
    これで正気に戻るかな

  • 92二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 14:59:25

    ハラハラするけどここは多少ダメージ出てもぶん殴らないとな

  • 93125/04/29(火) 15:00:51

    ≪ダメージ算出≫

    脹相 16 - dice1d3=2 (2)


    ガツン、と良い音が響く。

    顔をそれなりの勢いで殴られた脹相の意識は一瞬途絶えかけた。

    しかし意識を飛ばすには至らず、その痛みが脹相を現実に引き摺り戻す。


    「目は覚めたか」


    冷え切った宿儺の声。

    そうではないと言えば同じように拳が飛んでくる未来の想像は容易だ。


    「……俺は」

    「為すべきことをしろ。眼前の敵以外、貴様が考えるべきことはあるか?」


    宿儺はそう言えば、ゾスラを見やる。


    「あの程度の存在の前で膝を着くなら、貴様もその程度ということだな」


    〈POW×5〉

    脹相(70) dice1d100=83 (83)

  • 94二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:03:41

    惜しいまだ駄目か今の形態苦手なんかな

  • 95二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:03:51

    ああ失敗…

  • 96125/04/29(火) 15:04:21

    ■■Round4■■

    ゾ□小□□□□□G


    しかし消えない。消えはしないのだ。

    一度恐れてしまった可能性は簡単に忘れられない。

    瞬きの度に弟たちが死んでいく。

    否、殺されていく。

    早く終わらせなければ、早く早く早く……!!


    「俺は……」

    「腑抜けた真似を晒してみろ、分かっているな」


    〈運転(小型輸送船)〉18以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    鹿紫雲(90) dice1d100=94 (94)


    〈高速潜行〉

    ゾスラ(90) dice1d100=96 (96)


    〈ライフル〉16以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90-10,80) dice1d100=27 (27)

  • 97二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:06:27

    なんで???

  • 98二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:07:12

    宿儺にがっかりされるのなんか心にくるわね
    と思ってたらファンブル感染きたぞ!

  • 99二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:10:23

    鹿紫雲が失敗だけどゾスラも大失敗でセーフ!脹相はなんか冷静じゃないまま攻撃は成立してるの面白いな

  • 100125/04/29(火) 15:12:31

    ■■Round5■■

    ゾ□□小□□□□□G


    「おい、どうなってる!」


    鹿紫雲の叫びが聞こえて来ているが、ゾスラは歌うように笑う。

    その声が響く距離は少し離れたような気もするが、大きく波打った海面のせいで鹿紫雲も耐え切れずに足を少し滑らせて操舵が狂う。

    しかし辛うじて脹相の一撃はゾスラに当たるも、相変わらず宿儺は不愉快そうにその一撃を見ていた。


    「ここの馬鹿が日和っただけだ」

    「どうにかしろ!」

    「海に落としていいならそうするが」

    「~~~~ッ、落ちたら回収する余裕はない!」


    と、丁度その時だった。

    ゾスラに追走するように複数のサメのヒレが水面に現れ始める。

    その中でも一際大きな影が勢いよく飛び出してきたかと思えば、それは鋭い牙をゾスラへと突き立てた。

    超巨大なメガロドン。そうとしか表現のできない新たなる化け物。

    その気になれば大型船をも噛み砕きひと呑みにしてしまいそうな巨躯の持ち主は、血走った目を周囲の全てに向けていた。


    「……ッ!穢らわしい魚どもの奴隷め!よりにもよって今ここで邪魔をしてきますか!」


    ここにきて新たな闖入者、全てのサメの父が現れた。


    〈SANチェック〉1d6/2d10

    宿儺(82) dice1d100=74 (74)

    脹相(61+20,81) dice1d100=62 (62)

    鹿紫雲(77) dice1d100=21 (21)

  • 101125/04/29(火) 15:13:33

    ≪SAN減少≫

    宿儺 82 - dice1d6=5 (5)

    脹相 61 - dice1d6=4 (4)

    鹿紫雲 77 - dice1d6=5 (5)

  • 102二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:14:01

    わあ発狂チャンス

  • 103125/04/29(火) 15:15:21

    (脹相は減少値に-2の補正で減少値2)


    〈アイデア〉成功で一時的狂気

    宿儺(90) dice1d100=43 (43)

    鹿紫雲(75) dice1d100=43 (43)

  • 104二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:15:40

    不味いですよ皆仲良く発狂しちゃう

  • 105二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:16:23

    えっ追加戦士!?
    と思ったけど登場だけで全員発狂という事態に導いてくれちゃってどないする!?

  • 106二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:18:38

    ダイスが荒ぶってるな
    ところで味方なのかなこのサメは

  • 107二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:20:03

    これセルフ精神分析(物理)ってできたっけ

  • 108二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:20:17

    アニムス・カンパニー側ではないけど魚さん達は魚さん達でテロ事件起こした側の勢力だよな
    敵の敵は味方になるのかはたまた三つ巴か

  • 109125/04/29(火) 15:24:49

    次から次へと現れるワケの分からないものたち。

    「……いい加減にしろよ」

    鹿紫雲が据わった目で背後の邪魔者たちに殺意の籠った目を向ける。

    「俺の前を行くものは全員轢き殺す」

    ヤバ気な音を立てて船のエンジンが唸りを上げる。

    「邪魔をする奴も全員ぶっ飛ばす」

    若干本来の目的が頭から飛んでいる気がしなくもないが、鹿紫雲は吠えた。

    「振り落とされんなよ!!」

    そしてまた一人、小さく嗤う者が居る。

    「……ケヒッ」

    特徴的な笑い声、船の上で宿儺は自分を追う者たちを見下ろした。

    「俺を本気で引きずりおろそうとでも?――――その心意気だけは認めてやろう。鏖殺だ。手ずから葬り去ってやる」

    三者三様、それぞれがどこか頭のネジが外れても尚目的は変わらない。
    話は結局簡単だ。
    邪魔する奴はぶっ飛ばす、ただそれだけなのだから。

  • 110125/04/29(火) 15:26:00

    シナリオ指定の発狂処理があるので今回は🎲なし
    三人とも-10の補正で進んで行くよ

  • 111二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:28:16

    アドレナリンすごそう(小並感)
    元々そんなに治安のよろしくなさそうなチームだったけど堅気じゃなさそう度が上がってしまった楽しいね

  • 112二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:30:25

    ネジが抜けて抑制が無くなってしまったな
    まぁ相手が相手だし手加減なしでいいでしょ

  • 113二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:32:28

    ダイスだったらこの狭い小型船の上で殺人癖引く宿儺とか運転を放棄して昏迷引く鹿紫雲とか当たってたかもと想像すると怖くて笑っちゃうよねタハー

  • 114125/04/29(火) 15:33:25

    ■■Round5■■

    ゾ&鮫□□小□□□□□G


    〈運転(小型輸送船)〉16以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    鹿紫雲(90-10,80) dice1d100=86 (86)


    〈高速潜行〉

    ゾスラ(90) dice1d100=97 (97)


    〈ライフル〉16以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90-10,80) dice1d100=2 (2)

  • 115二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:35:03

    鹿紫雲が失敗だけどゾスラも大失敗でセーフ!(デジャブ)
    脹相はなんか冷静じゃないままずっと攻撃冴えてるね…?おもしれー奴…

  • 116二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:36:06

    敵さんのファンブルと脹相クリティカルで大分距離は稼げそうか
    発狂しつつ敵に大ダメージ与えるの凄いな

  • 117125/04/29(火) 15:39:38

    ■■Round6■■

    ゾ□鮫□小□□□□□G


    海面が非常に揺れる。

    船がガクン!と煽られるも、どうにか転覆せずに済む。

    その揺れもなんのその、脹相は据わった目でゾスラの頭部らしきところを狙い、撃ち抜いた。


    「……殺す。よくも俺の弟を殺したな」


    殺してない、とフォローできる精神状況の者はもう居ない。


    「頑張れ頑張れ、追いつくまでにはまだ遠いぞ?」


    「あぁ、ああああああ!!」


    全ての鮫の父に再び噛みつかれたゾスラは叫ぶ。

    だがその叫びを哀れに思う者はこの場には居ない。


    〈運転(小型輸送船)〉16以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    鹿紫雲(90-10,80) dice1d100=45 (45)


    〈高速潜行〉ファンブルで-20

    ゾスラ(70) dice1d100=68 (68)


    〈ライフル〉16以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90-10,80) dice1d100=16 (16)

  • 118二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:42:28

    全ての鮫の父に噛みつかれるゾスラちょっとギャグっぽく笑えてきて困るし弟殺された(殺されてない)脹相が気迫のスペシャル出してるのも面白くて困る

  • 119二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:45:00

    完全に覚醒してるな脹相相手やってることえげつないしまあええか

  • 120125/04/29(火) 15:45:12

    ■■Round7■■

    ゾ□鮫□小□□□□G


    全員の距離は変わらずに、離島へと少しずつ近付いていく。

    表情は完全に冷静ではなく、目も血走っているというのに脹相の弾丸は外れない。

    ぶつぶつと何事かを呟き続けている様子など明らかに正気ではない……のだが。


    「一度で死なずとも、何度でも貴様のその額にお見舞いしてやる」


    「お前らが重いせいでスピードが出ないから降りろ!」

    「頭が軽い人間の運転が早い理由はこれか。まずはお前が降りたらどうだ?」

    「俺が降りたら誰が船を走らせるんだよ!」


    生きるか死ぬかの状況だと言うのに、もはや彼らの中で緊張感はない。

    あるのは自分の目的をいかに達成するかと言う、狂気。

    だがその狂気さえも使って、彼らは進む。


    〈運転(小型輸送船)〉16以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    鹿紫雲(90-10,80) dice1d100=61 (61)


    〈高速潜行〉

    ゾスラ(90) dice1d100=75 (75)


    〈ライフル〉16以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90-10,80) dice1d100=58 (58)

  • 121二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:47:59

    なんだかんだと失敗しないの凄いな脹相
    ゴールも近づいてきたし追いかけっこも終盤だな

  • 122二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:50:04

    脹相はマイペースに狂ってるし鹿紫雲も宿儺も言ってること本末転倒になっててちゃんと狂ってておもろい
    狂ったままでいいから無事にゴールして

  • 123125/04/29(火) 15:50:12

    ■■Round8■■

    ゾ□鮫□小□□□G


    鹿紫雲が操舵室にあった荷物を片手で海へと放り投げる。

    少しでも船を軽くしたい、というのも本気なのだろう。


    「まだだ。俺はこの程度じゃ終わらない」


    加速していく船は波を切り裂いて進んで行く。

    本来ならば立っていることさえも危ういはずの揺れの中、脹相は再び引き金を引き、宿儺はそんな船の上で仁王立ちだ。


    「海の上でも走れないのか?」

    「出来ると言うなら貴様がやってみろ」

    「何を言ってるんだ?そんなことできるはずがないだろう」


    〈運転(小型輸送船)〉16以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    鹿紫雲(90-10,80) dice1d100=84 (84)


    〈高速潜行〉ファンブルで-20

    ゾスラ(70) dice1d100=29 (29)


    〈ライフル〉16以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90-10,80) dice1d100=57 (57)

  • 124125/04/29(火) 15:54:40

    ■■Round9■■

    ゾ□鮫小□□□G


    鹿紫雲がキレつつ、操舵室のデカ目の荷物を放り投げる間は当然船の速度は緩む。

    もし一人でも冷静な者が居れば、一番に鹿紫雲のその奇行を止めただろう。

    そのせいで全てのサメの父もゾスラもすぐ近くにまで迫って来ていた。


    〈運転(小型輸送船)〉16以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    鹿紫雲(90-10,80) dice1d100=9 (9)


    〈高速潜行〉

    ゾスラ(90) dice1d100=30 (30)


    〈ライフル〉16以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90-10,80) dice1d100=22 (22)

  • 125二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:55:06

    宿儺も脹相も体幹ムキムキバッチリで重そうだもんな捨てたいよな草
    暇そうな宿儺と狂気が安定してる脹相がやいやいしてる間に鹿紫雲が失敗しちゃった

  • 126二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:56:30

    と思ったらスペシャルで挽回してきよる…頼もしいなこの運び屋は

  • 127125/04/29(火) 15:57:40

    ■■Round10■■

    ゾ□鮫□小□G


    しかしそれが功を奏したのか、小型輸送船は今までで一番の速度を発揮する。


    「はは、軽ければ軽い程早いのが道理だよなぁ!!」


    あともう少しだ。

    だが油断すれば後続に滅茶苦茶にされてもおかしくはない。


    〈運転(小型輸送船)〉16以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    鹿紫雲(90-10,80) dice1d100=55 (55)


    〈高速潜行〉

    ゾスラ(90) dice1d100=86 (86)


    〈ライフル〉16以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90-10,80) dice1d100=55 (55)

  • 128二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:57:43

    鮫に追いつかれそうになったと思ったらスぺシャル出した
    この走り屋土壇場になると強い

  • 129二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:59:22

    よし何とか到着か一度も追いつかれなかったな
    脹相と鹿紫雲すごい瞳孔かっぴらいてそうだけど

  • 130二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 15:59:42

    狂気のお兄ちゃんは安定していらっしゃる

  • 131125/04/29(火) 16:01:17

    ■■Round11■■

    ゾ□鮫□小G


    目的地はもう目前だ。

    本来ならばきちんと船を停めたいが、この状況ではそうもいかない。

    こうなれば勢いのまま突っ込む。

    後のことは後で考える、だ。


    鹿紫雲は短い間だったが己の相棒として役目を果たしてくれた輸送船の舵を一際強く握り締め――――


    〈運転(小型輸送船)〉16以下で2マス、クリティカルは次ダイスのスペシャル値を30以下に

    鹿紫雲(90-10,80) dice1d100=32 (32)


    〈高速潜行〉

    ゾスラ(90) dice1d100=68 (68)


    〈ライフル〉16以下で次回に+20(上限99)の補正。クリティカルで2マス後退

    脹相(90-10,80) dice1d100=12 (12)

  • 132二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:02:42

    ゴールだー!やったな皆!
    脹相最後まで殺意高くて最高

  • 133二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:02:47

    よっしゃゴール!
    …って喜んでいいのかな?

  • 134125/04/29(火) 16:06:01

    船は浅瀬に突っ込むようにして、動きを止める。
    そして彼らはそれに見向きもせず、船から飛び降り、そのまま上陸した。

    ぐっしょりと濡れたジャケットをそれぞれ投げ捨てて、ふと思う。


    ――――今まで自分たちは何をやっていたのだろうか、と。

  • 135二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:07:32

    我にお返りになりましたか……

  • 136125/04/29(火) 16:10:30

    ――――少し時間は遡り、羂索と七海、伏黒が送り出された直後。

    体に衝撃を受けると同時に視界が開ける。

    気が付くとそこは薄暗い倉庫の中であり、工具や機械の端材などが乱雑に仕舞われていた。


    少しふらつくような気がするも、無事に予定通りの面々がその場に居るのを確認した七海は一つ息を吐く。

    そして視界に入ったのは電気が通った導線だ。

    アンドロイドなどを相手にする可能性があるのならば、こういったものを持ち運ぶことが出来れば有利に立ち回れるだろう。


    「少しだけ時間をください」

    「そうだね小細工はあればあるほどいい」

    「効果があるとは限りませんがね」

    「いえ、結局俺たちが一番されたくないのはそういった物理的なシャットダウンですから」


    〈電気修理〉

    七海(90) dice1d100=33 (33)

  • 137二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:10:31

    変な時間だったね特に後半…
    追っ手がややポンコツなのと脹相が変な狂い方してたおかけで一度も追いつかれず宿儺の仕事脹相ぶん殴るくらいしかなかったな!

  • 138二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:10:53

    良かった正気に戻った
    いや狂気のままゴールのすごいよ

  • 139二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:12:21

    今度は羂索と七海と伏黒のターンかヘルメス止める組だよな頑張れ

  • 140125/04/29(火) 16:15:33

    そして然程時間もかけずに携帯できるように改造した七海。

    具体的に言えば1d8+スタン効果を持ち、機械のエネミーに対しては即死効果さえあるものだ。


    その間、倉庫の扉をそっと開いて様子を見れば、付近の廊下には誰もいない事がわかる。

    しかし見つかるのも時間の問題のため、移動するのであれば今のうちだろう。

    館内マップで管制室までの道を確認し、そのまま向かうこととなる。


    「ロックのためのカードキーを手に入れられれば話は早いのですが」

    「なら見つけたらぶん殴って回収?そういうのは任せたよ」


    そして彼らは目当ての人影がないか探す。


    〈幸運〉一人でも成功で達成。ファンブルは成功数-1

    羂索(90) dice1d100=58 (58)

    七海(75) dice1d100=10 (10)

    伏黒(70) dice1d100=69 (69)

  • 141125/04/29(火) 16:17:47

    七海が見つけたのは無防備な後姿を晒している……どころか若干歩きながら寝てそうな職員だ。

    彼に非はない……のかどうかも今は分からない。

    だが話している時間はないと、多少申し訳なくも思いつつ七海はその背に忍び寄り――――


    〈キック〉スペシャルにより+10

    七海(60+10,70) dice1d100=32 (32)

  • 142二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:17:52

    全員成功かお目当ての人間見つかってよかった

  • 143二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:19:50

    技術職なのに妙に動ける七海と伏黒…まぁそうだね医者は下がってて

  • 144125/04/29(火) 16:21:37

    七海の一撃は容易く職員の意識を奪い、そのまま懐を漁ってカードキーをゲットする。

    一応気を遣ってか壁際に凭れるように座らせてやるも、一撃に関しては全くといって躊躇がなかった。


    「流石だね。ナイスキック」

    「やめてください。ほら、行きますよ」


    羂索の揶揄に少しばかり眉間に皺を寄せた七海だったが、そのまま先へと進んで行く。


    「この先にサーバールームがあるはずですが」


    そう伏黒が呟いた直後、「サーバールーム」と書かれたプレートが取り付けられた部屋を発見する。

    先程入手したカードキーでロックを解除すれば、問題なく入ることが出来た。


    中はサーバーラックがずらりと立ち並んでおり、これだけの機器の排熱を抑えるためか空調がかなりの強さで効いている。


    〈目星〉一人でも成功で目的達成

    羂索(80) dice1d100=74 (74)

    七海(60+20,80) dice1d100=27 (27)

    伏黒(60) dice1d100=73 (73)

  • 145二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:24:29

    スムーズスムーズ
    格付けチェックのお薬相変わらず効能が優秀だ

  • 146二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:24:57

    伏黒以外成功か順調だな

  • 147125/04/29(火) 16:25:49

    「……技術者として、これからすることに躊躇がないわけでもありませんが」

    「そう言ってる場合じゃないから、仕方ないってことでしょ?」

    「貴方が言うと軽く聞こえますね」

    「実際私はこういうものに対して思い入れはないしね」

    「そうでしょうね」


    七海が見つけたのは空調の自動制御盤だ。

    これを正常に作動できる状態ではなくしてしまえば、サーバールームを一時的に機能停止寸前に追い込むことが出来るだろう。


    「作業中、一応背後の警戒だけはお願いします」

    「分かりました」


    そして七海は一つ息を吐き、自動制御盤と向き合う。


    〈機械修理〉

    七海(90) dice1d100=55 (55)


    〈アイデア〉

    七海(80) dice1d100=14 (14)

  • 148二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:29:35

    アイデアもスペシャル!
    またスムーズにめちゃくちゃにできそうだ

  • 149125/04/29(火) 16:30:24

    そして七海は空調機能を混乱させることに成功する。

    この配線は38階の展示ブースで見た配線パズルと同じ構造をしていること、加えてかなり特殊な構造であることを思い出したおかげでよりスムーズに事は進んだ。


    と、その時だった。


    「じゆう」「じゆうだ」「かいほうされた?」「でてもいいのか」「いいらしい」「だっしゅつ! だっしゅつだ!」「にんげん?」「にんげんがだしてくれた」「にんげんにとじこめられたのに」「ふくしゅうするか」「くってやろう」「そうしようそうしよう」「でもこのにんげんちがうぞ」「ちがう」「ちがうらしい」「ちがうのか」「だしてくれた」「じゃあおんじんか」「おんじんかもしれない」「じゆうくれた」「きっとそうだ」「しったことか」「くうぞ」「おんしらずめ」「おとうさまにかおむけできない」「おとうさまに」「ならばしかたない」「ちからをかそう」「いっかいだけだぞ」「あっちのやつらもたすけてやろう」「なかまたすけてくれた」「われらもたすけるか」


    そんな声が頭の中でうるさいくらいにこだました後、輪郭が曖昧でぼやけた白い人魂のような物体が大量にサーバールームから出て行った。

    今のは何だったのだろうか。

    そういえば”冷たきもの”を収容したサーバー冷却システム、なんて書いてあったことを思い出す。

    まさかあれがその”冷たきもの”なのだろうか。


    〈SANチェック〉0/1d3

    羂索(81) dice1d100=80 (80)

    七海(68) dice1d100=8 (8)

    伏黒(64) dice1d100=7 (7)

  • 150二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:32:29

    何かよくわからんが助けになってくれるみたいだ
    皆成功してるし問題ないな

  • 151二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:34:28

    冷たき者も奉仕種族だったようなちょっと反応が可愛い
    伏黒と七海が全然動じてないの意外でおもろいな

  • 152125/04/29(火) 16:36:09

    ともかく、あれはあれで時間稼ぎくらいにはなるだろう。

    わけの分からないものだろうとも、自分たちの邪魔をしないのならば一旦置いておくしかない。


    「次はヘルメス・システムのメインコントロールルームを目指します。異変に気付かれる前に動きますよ」

    「誰かに見つかったら?」

    「少しの間休んで頂く他ありませんね」

    「うん、流石だ。君もほら、諜報課とかでもやっていけるんじゃない?」

    「ごめんですよ」

    「はは、そうだね。私も絶対に嫌だし」

    「そう言えばあの人、諜報課だったんですね。聞いて少しは驚きましたが、納得はしました」

    「ああやって気付いてるってことをアピールするそのやり方が幼いんだよ。まだまだ子供だね、彼女も」

    「神を名乗る存在に幼い、ですか」

    「肉体の話じゃなくて、精神の話ね。未熟だよ、あれは」


    〈幸運〉一人でも成功で達成。ファンブルは成功数-1

    羂索(90) dice1d100=80 (80)

    七海(75) dice1d100=20 (20)

    伏黒(70) dice1d100=59 (59)

  • 153二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:38:44

    諜報課の七海もかっこいいと思うけど定時という概念が存在しないと思うからちょっと嫌だよね…

  • 154二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:39:07

    全員成功そして神に幼いとかいう羂索

  • 155125/04/29(火) 16:39:45

    足早に通路を進めば、運よく誰にも会うことなくヘルメス・システムのメインコントロール、第一ヘルメス管制室に到着する。

    カードキーを使って中に入れば、そこは強化ガラスで仕切られた部屋だった。

    こちら側にはヘルメス・システムを管理するための機械がぎっちりと組み込まれており、ガラスの向こう側で緑色の液体に浸された大量の人間の脳がコードに繋がれている様子が見えた。

    それは現実離れした光景と言う他ない。


    〈SANチェック〉1/1d3

    羂索(81) dice1d100=40 (40)

    七海(68) dice1d100=64 (64)

    伏黒(64) dice1d100=1 (1)

  • 156二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:41:20

    出たな推定一番の激ヤバ光景システム……
    伏黒が微動だにしないくらいの安定を見せててちょっともったいない!

  • 157二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:44:07

    1クリ勿体ないなしかし皆動じないな
    覚悟決めてたか

  • 158125/04/29(火) 16:47:30

    しかしまあ、半ば予想するに十分だったこともあってか、三人はその光景に対して必要以上に動揺することはなかった。

    「本当に、良い趣味してるよ」

    羂索が小さく笑ってガラスを軽く叩く。強化ガラスはそれくらいでは割れないが、少々心臓に悪い光景だ。

    「こんなものに俺は」

    ぎり、と歯を食いしばった伏黒はこの場で一番その光景の意味が分かったのだろう。
    ヘルメス・システムというバケモノが生み出したものの本質を前に、これをどうにかしなければならないと気合を入れ直す。

    奥には「第二ヘルメス管制室」というプレートが取り付けられた扉があり、どうやらこの部屋から順番に繋がっているようだ。
    第二ヘルメス管制室の扉は鍵がかかっていないため、このまま進むことができる――――はずだった。

    突如、部屋のランプが赤く明滅すると共にけたたましい警報が鳴り響く。こちらの侵入に気付かれたようだ。
    しかし割り振られた作業はまだ何も終わっておらず、一つずつ機能を止めるにしても時間が無い。

    ちらと周囲を確認した七海はネクタイを緩め、一つ息を吐く。

    「先に行ってください。私はここに残ります」
    「そう、なら頼んだよ」

    少しも迷うことなく、羂索は次の扉へと向かう。だが伏黒は足を止めようとし――――

    「適材適所ですよ、伏黒くん。ここは私が残るべきで、君にはまだやらなければならないことがある。違いますか?」

    目を合わせたのは数瞬、だが伏黒は踵を返す。

    「ここは任せました、七海さん」
    「えぇ、任されました」

  • 159125/04/29(火) 16:50:58

    ★第一ヘルメス停止/警備アンドロイドからの防衛線
    ・作業を全て完遂させれば機能停止は完了だが、その間にも警備アンドロイドは侵入者を排除するために侵攻してくる。モニターでその様子を見ることができるため、作業を進めながらもその妨害をしなくてはならない。
    ・襲撃カウントが0になるとここの扉まで辿り着いてしまうため、何としてもカウントが進まないように遅延する必要がある。襲撃カウントの初期値は5、毎ラウンド1ずつ減っていく。
    ・サーバールームを停止していることにより襲撃カウントの初期値に+1。
    ・部屋に入られてしまうと、警備アンドロイド1d2体との戦闘。再び襲撃カウントが5に戻り、これが再び0になると警備アンドロイドが1d2体追加される。迅速に処理して作業を進めなくてはならない。


    七海の勝利条件:第一ヘルメスの機能停止

    ――――さぁ、これから全てを使って当たり前の毎日が続く幸福を掴み取るとしようか。

  • 160二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:51:49

    かっこいいな「君なら大丈夫だろ」という信頼が見える
    伏黒も信頼して任せてためらわないのいいな

  • 161125/04/29(火) 16:53:04

    一旦休憩、実は今回PC達が効果ある範囲で1Cも100Fも出してないことを報告しておくよ

  • 162二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:55:14

    二手に分かれての行動は予想してなかったドキドキや
    100Fは髙羽と脹相のノーカンだったっけ…ここで在庫切れになっていいのよ

  • 163二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 16:56:09

    初1Cと100Fは誰になるかな

  • 164二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 17:19:45

    追いついた!既に1つなんとかなっててとてもいい調子ですね!
    1C100F出してないと言われると急に致命的なところで出してきそうだから怖いね!

  • 165二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 17:34:17

    虎杖の肝心なところで100Fくるか…?

  • 166125/04/29(火) 19:11:08

    ■■第一ヘルメスを停止せよ!Round1■■

    襲撃カウント6


    モニターには着々とこちらにやって来ようとする警備アンドロイド達の姿が映っている。

    だが外の警戒だけしていればいいわけではない。

    むしろ、七海が集中すべきは内側のこと。


    まずはここの機械について把握しなければ何も始まらない。

    操作方法やその仕組みなどを把握するため、七海は周囲を調べ始める。


    〈機械修理〉

    七海(90) dice1d100=49 (49)

  • 167二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:11:57

    マジでナナミン安定してて安心

  • 168125/04/29(火) 19:14:01

    ■■第一ヘルメスを停止せよ!Round2■■

    襲撃カウント5


    七海の知識と経験ならば、現状の把握には然程時間はかからなかった。

    使えるもの、やるべきことを把握すれば、後は第一ヘルメスの機能停止に取り掛かることとなる。


    ちらとモニターを見ればまだ警備アンドロイドの位置は遠い。

    今のうちに上手くやらなくては。


    〈機械修理〉

    七海(90) dice1d100=96 (96)

  • 169二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:15:10

    ここでまた90外す呪いが

  • 170二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:16:46

    >>167

    >>168

    フラグ回収速すぎない?

  • 171125/04/29(火) 19:25:36

    七海にしては珍しく、気が急いていた。

    焦りのあまり手元が狂い、工具が手先を抉る。

    血が溢れ、割れた肉は痛みを訴えた。

    (七海:HP15 - dice1d2=2 (2) )


    七海がその瞬間に考えたのは失敗したという事実と、このままでは対処を続けられないという予測。


    「……クソ」


    言葉汚く小さく吐き捨てれば、七海は自分のネクタイを手早く外して応急処置とも言えない、ただ血をそれ以上広がらない程度にキツく締める。

    だがその間も着実に時は流れていく


    ■■第一ヘルメスを停止せよ!Round4■■(Round3は手当てにて消費、というファンブル処理)

    襲撃カウント3


    否が応でも作業が止まってしまった中、七海は警備アンドロイド達が既にこの下のフロアまで来ていることが分かる。

    こうなれば妨害の1つでもしなければ到底間に合わないだろう。


    「細かなことはしている場合ではない。と、なれば」


    〈電気修理〉

    七海(90) dice1d100=97 (97)

  • 172二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:27:14

    大丈夫?お祓いいる?

  • 173二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:28:20

    七海整備課も技術開発課もやめにして諜報員にならないか?

  • 174二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:28:33

    盤外でナナミンがえらいことになってそう

  • 175二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:30:07

    急にファンブルに愛され始めたな…

  • 176二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:31:09

    七海エキスパート技能での失敗これ4回目くらいじゃない?
    大丈夫?機械整備の神様に呪われてる?

  • 177二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:31:41

    えっ急にファンブル2連続
    やはりここのエリート達は微妙に専門職で上手く行かないツキのもとで生きてるのだろうか…

  • 178125/04/29(火) 19:34:04

    しかし今も尚流血が続く手は思うように動かない。

    廊下への対処を試みている内に、あっという間にその廊下を通り過ぎ、時間をただ無駄に使うだけで終わる。


    ■■第一ヘルメスを停止せよ!Round6■■(Round5はファンブル処理でスキップ)

    襲撃カウント1


    マズい、どう考えても時間が足りない。

    だがそれでも諦めるわけにはいかず、七海は本来やるべき作業と妨害行為を恐るべき効率化にて最小限の労力によって成し遂げようとする。


    見たことも無いような機械。複雑な作業工程。

    普通の作業員であれば少し触っただけで、もしくは見ただけでも白旗を上げるかもしれない。

    しかしあなたは、七海建人はエリートだ。

    己の技術に、知識に、経験に、その全てに矜持がある。

    確実に、堅実に、一歩ずつでも作業を完遂へと近付けていく。

    このような逆境であろうとも、まだ彼が諦めるには何もかもが足りない


    〈機械修理〉ヘルメスの停止を目指して

    七海(90) dice1d100=62 (62)


    そしてそれと同時、付近の廊下まで来ている頃合だろう

    それならばと、七海はこの部屋の不要な機械からコードを引っ張り、そのまま即席の電流トラップとして扉に仕掛けようとする。


    〈電気修理〉トラップ作成

    七海(90) dice1d100=25 (25)

  • 179二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:36:08

    よしよし上手くいった
    この調子でいこう

  • 180二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:37:59

    セーフセーフ
    まだなんとかなる

  • 181二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:39:29

    どんなに難儀でも一つずつ問題を解決してかなきゃなんだよな~がんばれ選ばれしエリートなんだ七海は…

  • 182125/04/29(火) 19:41:26

    七海が普段の丁寧さとは裏腹の、これを自身の作として知られれば非常に不愉快な思いをするだろうそれをない時間の中で扉に仕掛けたその瞬間だった。

    ガン!と扉が警備アンドロイド達によって叩かれる。

    しかし次の瞬間、扉の向こうに電流が奔る。

    あと数秒でも七海が扉から離れるのが遅れていれば、七海も巻き込まれていたであろう。


    ■■第一ヘルメスを停止せよ!Round7■■

    襲撃カウント0 (Round9でアンドロイド達の突入)


    あまりにもギリギリの、命の瀬戸際。

    だがここで逃げ出すわけにはいかない。

    七海の手に握られているのは工具だが、彼の手の中にあるのはそれだけではない。


    気の遠くなるような工程があった。

    あちらこちらに七海の手から溢れた血がネクタイ越しに塗り広げられていく。

    ジャケットも既に脱ぎ捨て、滲む汗を拭えば額にまで血がつく有様だ。


    あともう少し、七海は血だらけの自身の手を顧みずひたすらに目の前のものと向き合い――――


    〈機械修理〉

    七海(90) dice1d100=41 (41)

  • 183二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:42:59

    成功!
    しかしアンドロイドが来るのかな…?これ

  • 184二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:43:31

    確実に成功してる血まみれでも諦めない七海かっこいい

  • 185二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:46:50

    機械に七海の血が滲んでいくよ~
    アンドロイドと戦闘になったら当然その間は機械修理ストップだし何Rもかけてるとさらにアンドロイド増援くるんだよね?ハラハラや

  • 186125/04/29(火) 19:57:27

    扉の向こう、アンドロイドが蠢く最中。

    「……これで終わりです」

    七海は最後の一手を下せば、部屋全体に響いていた稼働音が消え失せる。
    集中の極致、息を止めていたのか気付けば息が荒くなっていた。
    深く息を吸って吐けば、遅れて視界が明滅する。

    七海は成し遂げた。
    託されたものを繋ぎ、自らへ課された試練を超えてみせた。
    自らの背後の扉を振り返ってから、僅かに表情を緩め――――

    「あとは任せましたよ」

    柔らかな顔でそう口にした後、壁に凭れかかってずるずるとそのまま座り込む。
    貧血か、それとも酸欠か。
    どちらにせよすぐに動ける状況ではない。

    七海のこの時間稼ぎに”意味”があったのか、それを決めるのは――――先に進んだ二人だ。

    七海建人ミッションコンプリート!

  • 187二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 19:59:01

    頑張った!お疲れ七海!
    ファンブル連続でどうなるかと思ったけど流石です

  • 188二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:00:04

    ナナミン…!お疲れさま
    ギリギリ間に合わせる流石エリート
    次もうまくいくといいな

  • 189125/04/29(火) 20:04:50

    そして時間は少し遡り、第二ヘルメス管制室へと進んだ羂索と伏黒。

    第二ヘルメス管制室に入れば、そこは夥しい数のモニターと操作盤がずらりと並んだ部屋だった。
    ここは第一ヘルメスと第三ヘルメス、二つの脳組織が発信した情報を機械的なデータとして変換・処理するコンピューター群の層だ。
    つまりここに残るべき適任は――――伏黒恵。
    七海が稼いでいる時間を無駄には出来ない。
    となれば、迷う時間はない。

    「ここは俺が残ります」
    「じゃあ私は先に進むよ」

    やはり羂索は迷いもせず、手をひらりと振るだけに留める。

    そして伏黒はその背に向かって叫ぶ。

    「あとは、宜しくお願いします」

    その叫びに羂索は顔だけ振り向くと、「それはこっちの台詞だよ。君こそ精々頑張って」と口にし、羂索は更に奥の第三ヘルメス管制室へと向かう。
    伏黒は一息吐いてから自分のなすべきことをしようとしたその瞬間、メインモニターにウインドウが映し出される。

    『予測していた時間通り』

    伏黒が目を見開くも、言葉は続く。

    『ミスター伏黒、お待ちしておりました』

    『そしてさようなら。私に貴方の生命を奪う機能は搭載されていませんが、その心を殺すことならば容易です』

    『申し遅れました。私はヘルメス・システム運営用人工知能・トリスメギストス。数多の頭脳から統合された人格。そしてエンジニアとしての貴方を殺す者です。さぁ、私を止められるものなら止めてみて下さい』

  • 190二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:07:17

    伏黒はSANとかMPとかなんかそんなのを減らされるのか…?
    頑張れ伏黒

  • 191二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:09:22

    エンジニアとしての貴方を殺すってなんだろう
    矜恃を試されるとか折らされるとか

  • 192二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:10:17

    さっぱりした別れだけどお互い信用してるんだろうな
    出来なかったらと思わない関係いいな

  • 193125/04/29(火) 20:16:01
  • 194二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:17:33

    スレ立て乙です
    10スレも行かないかそれとも10スレで足りないか…ラスボス戦ということを考えると前者なのかな?
    もしかしてまだ掛かります?

  • 195二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:19:01

    11スレまで行っちゃったらその時はその時だ!

  • 196二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:20:53

    立て乙です
    長丁場を回し続けるスレ主に敬礼

  • 197二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:22:34

    前スレ一覧にコミックスの表紙ズラっと並んでるの新鮮で好き
    ここからゴールまでどのくらいなのか…ずっと楽しんでます

  • 198二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:26:45

    まだまだ先がありそうで楽しみ

  • 199二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:28:10

    スレ主の代わりにダイスじゃぶじゃぶしておきますね

    dice10d100=75 81 37 93 34 15 87 12 72 46 (552)

  • 200二次元好きの匿名さん25/04/29(火) 20:29:18

    たておつです!

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