MTG版歴代最強デッキ選手権【ブロック構築】

  • 1二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 00:24:06

    ブロック構築とはかつてMTGに存在した概念「ブロック」をベースに
    各ブロックごとのカードのみを使用して対戦する極めて狭いカードプールを用いたレギュレーションのことです
    カードプールの狭さゆえにプレイングの介入度が高く実力がモロに出るフォーマットで競技プレイヤーには馴染みが深かったものの、インターネットの発達に伴い攻略のスピードが向上した結果容易にメタゲームの硬直化を引き起こすようになり
    2009年からプロツアーのフォーマットが単一⇒混合に変更されるとこのレギュレーションを採用するイベント自体が激減し、14年のプロツアー「ニクスへの旅」を最後にプレミアイベントで採用されることはなくなりました。
    その後、18年にはマジックイベントの規定から削除され、正式にフォーマットとして終わりとなります
    現在はそもそもブロックの概念が消滅しており、今後新たなメタゲームが生まれる可能性自体も皆無となっております。

  • 225/05/01(木) 00:24:47

    そんなブロック構築における歴代最強デッキを雑に並べてみたいと思います。
    なお、レギュレーションは以下の通りです。

  • 325/05/01(木) 00:26:02

    1.禁止カードの有無は無視
     ブロック構築はデッキ数に制限があるため、これで足切りを行うと4つくらいしかまともなデッキが残りません。
     ある意味ブロック構築らしいとも言えますが、流石にそれは寂しいので今回は禁止カードを出していないデッキも採用します。

  • 425/05/01(木) 00:30:41

    2.ソリューション系のデッキは選考対象外
     日本初のプロツアーであるプロツアー東京でZvi選手が送り出したソリューションは素晴らしいデッキでした。
     ただし、このデッキは「環境に対する最適化」という部分に焦点を当てたデッキで、最適ではあったものの最強ではありませんでした
     いわゆるメタゲームへの勝利を目指したデッキは基本的に1大会のみの最高のデッキなのです
     ただし、それはデッキ自体の価値を貶めるものではなく、むしろソリューションの名をデッキ自体が現しているという意味で最大の賛辞でもあるのです。

  • 525/05/01(木) 00:31:51

    3.ランクは当時の環境での強さ
     当たり前ですが、流石にアイスエイジブロックのデッキとテーロスブロックのデッキでは
     根本的に勝負になりませんので、これはあくまで当時のヤバさの比較とさせてください

  • 625/05/01(木) 00:33:21

    4.デッキのランク付けはB、A、S、SSSとなります
      スレタイで分かる通り某企画のパクりです
      ただし、本スレはあくまでパクリなのでBとA、AとSの間には大きな開きがあります
      この辺無視しないと、デッキが3つくらいしか残らないので許してください

  • 725/05/01(木) 00:33:57

    というわけで、誰も見てないでしょうがひとり遊びのスタートです

  • 825/05/01(木) 00:36:02

    歴代最強デッキ選手権B一つ目のデッキは『ステロイド』です

    活躍ブロックはインベイジョン。丁度コロコロコミックでMTGの販促が始まった頃のデッキになります


    参考リストは↓

    ステロイド/ブロック構築/インベイジョン - MTG Wikimtgwiki.com
  • 925/05/01(木) 00:38:35

    歴代最強デッキなのにステロイド?と思われる方もいると思います
    実際、リストは見ての通り『緑の優秀なクリーチャーで殴りながら、赤の火力で最後に押し込む』というオーソドックスなもの
    せいぜい、当時5千円近くもしたウルザの激怒が搭載されている程度です

  • 10二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 00:39:04

    マナクリけど2マナ圏が粒揃いなのが良いな

  • 11二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 00:39:43

    >>10

    マナクリ無いけど

  • 1225/05/01(木) 00:41:45

    ですがこのデッキ、なんと当時のプロツアーの予選において初の全勝(14勝)を達成した歴史的デッキなのです
    この記録は後に殿堂プレイヤーのルイス・スコット・バーガスがプロツアーサンディエゴ10で16戦全勝をするまで
    9年間も破られなかった偉大な記録です

  • 1325/05/01(木) 00:42:43

    プロツアーではベスト8に4名を送り込み、文字通りメタゲームの最大母数を達成しました

  • 1425/05/01(木) 00:44:12

    では、このデッキが何故ここまで凄い成績をおさめられたのかと言いますと

    >>9に書いた『緑の優秀なクリーチャーで殴りながら、赤の火力で最後に押し込む』という戦略を

    極めて高い精度で再現できる金太郎飴デッキだったからです

  • 1525/05/01(木) 00:45:53

    実際、インベイジョンとプレーンシフトには若干ではあるもののマナクリーチャーが存在していたのですが
    そういったカードは一切採用せず、唯一採用した加速要因は2マナ2打点というアタッカーが補助的にマナ軽減能力を持っていた荊景学院の使い魔のみとなっております

  • 1625/05/01(木) 00:47:05

    ただし、このデッキを評価するにあたっては絶対に注意しなければならない点があります

  • 1725/05/01(木) 00:48:27

    それは、このデッキが活躍したプロツアー東京01において、無数のステロイドが持ち込まれたにもかかわらず
    好成績をおさめられたのが「AlphaBetaUnlimited.com」という前述の14勝をした選手が所属していた
    チームによって作られたものだけだったということなのです

  • 18二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 00:50:58

    このレスは削除されています

  • 1925/05/01(木) 00:51:24

    なぜそんなことが起きたのか?
    実はこれもまた『緑の優秀なクリーチャーで殴りながら、赤の火力で最後に押し込む』という戦略を
    極めて高い精度で再現できる金太郎飴デッキというところにありました

  • 2025/05/01(木) 00:52:28

    実は当時のメタゲームにはインベイジョンで初めて登場し、極めて警戒されていたメカニズムがありました

    その名は"版図”

  • 2125/05/01(木) 00:53:27

    いわゆるドメインと呼ばれるこのメカニズムは集団監禁という強力なロックパーツの存在もあって
    極めて危険な仮想敵と見られていたんですね

  • 2225/05/01(木) 00:55:49

    その結果、当時のステロイドを使用したプレイヤーはこぞってメインボードに『過ぎたる実り』というメタカードを搭載しました
    新規メカニズムであっても、しょせんはコントロール
    十全に動くためには大量のマナが必要なことには変わらないという一流のプレイヤーの内心が聞こえてくるようであります

  • 2325/05/01(木) 00:56:04

    そして、これが最大の過ちでした

  • 2425/05/01(木) 00:57:57

    たしかに、ドメインは一定の勢力を持っていたのですが
    それ以上に多くのプレイヤーが持ち込んだのは安定した威力を発揮する赤系のデッキ
    そう、カードプールの狭いブロック構築では色を増やすという行為そのものが一定のリスクを孕んでいるんですね
    だからこそ自分達はステロイドを選択した……そのはずなのに仮想敵にいたドメインを過剰に警戒してしまったのです

  • 2525/05/01(木) 01:00:15

    ここで改めて>>14に戻ります

    本来、ステロイドとは『緑の優秀なクリーチャーで殴りながら、赤の火力で最後に押し込む』という戦略を極めて高い精度で再現できるというのが最大の強みです

    こういった原始的な戦略はカードプールが狭いブロック構築でこそ輝くものです

    実際、その部分は多くのプロも当然認識しており、だからこそ大事なプロツアーでステロイドを選択したのです

  • 2625/05/01(木) 01:01:47

    しかし、過ぎたる実りの採用はステロイドの戦略を大きく歪ませることになります
    安定した戦略運びこそが最大の売りであるはずのステロイドが、ダメージ効率の安定しない異物をメインボードに4枚も混入させてしまったのです

  • 2725/05/01(木) 01:04:33

    大会後、優勝者にして後の殿堂プレイヤーでもあるZvi Mowshowitzは
    14戦全勝と予選落ちのステロイドの差を精査し、さして差の無いデッキ構成の中で
    唯一このⅠ種4枚のカードの差だけが両者を明確に選別したと語っております

  • 2825/05/01(木) 01:06:55

    なお、当の分析者本人はソリューションと呼ばれるメタデッキを使用して優勝しているので
    メタカードのメイン採用が必ずしも悪ではないことは言い添えておきます

    皆さんもデッキに合う合わないはよく考え、サイドカードをメインに採用する時はよく注意をしましょう

  • 2925/05/01(木) 01:08:47

    というわけで、歴代最強デッキ選手権B『ステロイド』は以上となります。
    次回は同じく歴代最強デッキ選手権B『Void』。
    ブロック構築史上唯一、二度の全盛期を持ったデッキとなります。ではではノシ

  • 30二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 01:41:44

    またニッチというかマニアックなスレを……
    確かに当時のステロイドはこれに限らず限定的なメタで輝いてはいたからなあ

  • 31二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 04:50:45

    面白いけど動画かブログにまとめた方がよくない?
    レスに返信しやすいとかのメリットはあるかもしれないけど過去ログ送りになると読みにくいここでやるのはもったいない気がする

    既にやってるなら教えてくれたらブクマかフォローしに行くぜ

  • 3225/05/01(木) 07:37:40

    おはようございます。>>1です。レスどうもありがとうございます。

    このスレはあくまで>>1の独断と偏見の垂れ流しなので、動画化やブログ化などといったことはしておりません

    まあ、制作を行ってしまうと、割と全面的に責任が伴うといった事情があったりして💦

    取り敢えず、今の方にもブロック構築を知ってもらえたらくらいのノリもあるので

    初めからある程度人がいてくれるところでやるのも正解かななんて思っております

  • 33二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 07:40:25

    この分量で1スレに収まるのかなあ

  • 3425/05/01(木) 07:44:17

    たぶん2~3スレですね。まあ適当にやっていきます(なお、GWは帰省でやれないもよう

  • 3525/05/01(木) 07:45:11

    まあ取り敢えずやっていこうと思います


    と言う訳で歴代最強デッキ選手権B『Void』
    活躍ブロックはインベイジョンと時のらせん

  • 3625/05/01(木) 07:46:19

    おや?と思われた方正解です。
    実はこのデッキ、なんとブロック構築界で唯一、二つのブロックで活躍を残したデッキとなっております

  • 3725/05/01(木) 07:48:55

    初めて登場したのは初期のインベイジョンブロック構築で
    当時のプロツアーでは後のプロポーカープレイヤーDavid Williamsともう一人のプレイヤーが持ち込み
    それぞれ7位と8位に入賞しております
    ただ、この時点では先日のステロイドにやや劣るといった印象でしょう

  • 3825/05/01(木) 07:51:20

    続いてリリースされた時のらせんブロック
    これは再版ではあるのですが、いわゆる一般的な再版ではなく時のらせんブロックにあった独自のギミック
    「タイムシフト」によるもので、再版というよりは復刻に近い収録だったりします

  • 39二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 07:55:45

    このレスは削除されています

  • 40二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 07:56:14

    このレスは削除されています

  • 41二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 07:56:56

    このレスは削除されています

  • 4225/05/01(木) 08:01:37

    この時のVoidは連合の秘宝という優秀なマナ加速の存在もあってか
    リリース直後のプロツアー横浜からベスト8に1名を送り込むと
    ブロック後半にはじわじわと使用率を伸ばしていき
    先日のステロイドでも出たルイススコットバーガス選手が優勝したグランプリサンフランシスコには4名
    その後のフィレンツェには3名をトップ8に送り込んでおります

  • 4325/05/01(木) 08:02:24

    (なお、プロツアー横浜でのデッキ名は青緑コントロールタッチ黒とかいう味気ないもの。なんでや!)

  • 4425/05/01(木) 08:03:50

    ちなみに、

    >>42のルイス氏は>>12の方と同一人物で間違いありません

    なんか、めっちゃイケオジになっているのですが……すごいですね

  • 4525/05/01(木) 08:06:43

    さて、このVoidなのですが、選出理由は二つのエキスパンションでトーナメントレベルの活躍をしたという
    とても分かりやすい物です。これは誰の目にも明らかだと思います
    ですが、同時にブロック全般にわたって活躍を見せた時のらせんブロックに対して
    インベイジョンブロックでは後半の活躍に言及が無かったのかという疑問が湧いたのではないでしょうか?

  • 4625/05/01(木) 08:07:26

    その疑問、正解です。実は当時のインベイジョンブロック後半のVoidはとあるカードの登場により
    完全に環境から駆逐されてしまっていたんですね

  • 4725/05/01(木) 08:08:56

    そのカードというのがこちら、破滅的な行為。通称ディードなどとも呼ばれる全体破壊系のエンチャントですね
    リリースエキスパンションはインベイジョンブロックの最後にあたるアポカリプスです

  • 4825/05/01(木) 08:10:38

    後に精神的つまづきリリース後『ディードスティル』というアーキタイプでレガシーをも支配したパワーカードの登場により
    Voidは完全に環境から駆逐されてしまったんですね

  • 4925/05/01(木) 08:11:39

    じゃあ、ディードを使用したコントロールデッキ『カウンターディード』がAランクなのか……と言われるとそうはならないのが当時のブロック構築

  • 5025/05/01(木) 08:12:48

    どういうことかと言いますと、このディード
    収録がブロック最後のエキスパンションであるということからも分かる通り、インベイジョンを使用したブロック構築での大会で使用できる期間が殆ど無かったんですね

  • 5125/05/01(木) 08:15:01

    これが昔のMTGアルアルで、最後のエキスパンションのカードが長く使えないといった事情から
    プレイヤーの購買意欲を刺激する意味も込めて3つ目のエキスパンションを露骨に強く作る傾向すらあったのです
    これが元になって「最後のエキスパンションのカードは強い」といった逸話が生まれたりしております

    だからこそ、プロフェシーが最弱パックとして伝説に名を残すことになったりもしたのですが

  • 5225/05/01(木) 08:16:59

    ブロック構築で使用可能期間が短かったディードですが、スタンダードでは当然十分に遊び倒すことが出来たため
    カウンターディードからカウンターモンガーを経て、青緑タッチ黒のマッドネスに一部サイカトグにエターナルと
    長く広いフォーマットで活躍を続けることとなります

  • 5325/05/01(木) 08:18:35

    但し、時間的制約に打ち勝つことは出来なかった……この差がVoidとディードをブロック構築界隈では大きく分けたとも言えるのです

  • 5425/05/01(木) 08:20:10

    という訳で以上で歴代最強デッキ選手権B『Void』の解説を終わります

    次回歴代最強デッキ選手権A『電結親和』
    スタンダード史上最悪と言われたビートダウンデッキはブロック構築では一体どういった活躍をしたのか
    その実態に迫りたいと思います

  • 55二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 08:26:11

    ブロック単体でも強いとなると
    ウルザの青茶単、補充
    マスクスのリベリオン、ライジングウォーター
    オデッセイの青緑スレッショルド、サイカトグ
    ミラディンの電結親和

    とか?まあ最強は電結親和じゃね?

  • 5625/05/01(木) 08:38:32

    >>55

    スタンダードで強いデッキがブロック構築では必ずしも最強ではないのがちょっと面白いところだったりします

    比較的わかりやすいのはサイカトグでスタンダード、エクステンデット、レガシーでは最高のデッキの一角であり

    世界選手権ではトップ8に優勝準優勝含む6名を送り込んでいるのですが

    ブロック構築では1人も全勝を成し遂げていないんですね

    これは対抗呪文の様な基本パーツの欠落に加えて、夜景学院の使い魔や嘘か真かといった

    前エキスパンションのユーティリティーパーツを搭載できなかったことが大きいと思われます

  • 57二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 08:45:22

    サイカトグ入らないんや
    つか、電結親和がA??

  • 58二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 08:53:53

    当時の成績見ての評価なのか今俯瞰して見ての独断評価なのか
    禁止考慮しないなら純粋な強さは頭蓋骨絞めありの電結親和が最強じゃろう

  • 59二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 08:54:27

    親和は攻略された側のトップメタだからAは解釈一致

  • 60二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 08:56:41

    ソリューション系は選考外なのにメタ考慮すんの?

  • 61125/05/01(木) 09:02:57

    あくまで独断の適当な評価だと思っていただけたらと思います
    正確性も整合性もないので、盛大に中指を立てていただければ幸いです
    ただ、とある事情から電結親和はトップには絶対に来ないです
    そこだけはある程度理由を説明できると思っております
    また、メタに関してはメタで勝ったことは考慮しないが、メタに負けたことはある程度考慮すべきかなーと考えております

  • 62二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 09:03:50

    当時やってたけど親和はデッキ強いけど環境的には絶対王者じゃなかったよ
    そもそもアグロはカウンターデッキが組みやすい性質上、おそらくAが限界
    最強としてとして知られ最強のまま終わったミッドレンジやコントロールがSで、対抗馬すら出なかった真の一強がSSSなんだろなの感覚

  • 63125/05/01(木) 09:08:38

    というわけで、適当デッキ選手権A電結親和
    活躍時期はミラディンブロック。いわゆる旧ミラディンと呼ばれる環境です

  • 64125/05/01(木) 09:13:25

    このデッキの中核ギミックになっている親和はリリース直後からブルースターをフィニッシャーに据えたブルード親和を皮切りに、グレ神を経て電結親和に至るまで
    圧倒的な爆発力と展開力を武器に、それまで環境にのさばっていた牧歌的なインベイジョン〜オンスロートのデッキ達を瞬く間に駆逐していきました

  • 65125/05/01(木) 09:14:51

    >>1も当時使っていた僕最デッキを始めたばかりの友人に撲殺され、涙目になったことが今でも昨日のことのように思い出せます

  • 66125/05/01(木) 09:19:12

    そんな親和のリソース回復に寄与したのがこちらのカード、スカルクランプ
    悪名高き最悪の装備品として、今なおレガシーですら禁止。ヴィンテージにおいては魂のカーニバルと組んでコボルトクランプなどどいう胡散臭いデッキを世に送り出しております

  • 67125/05/01(木) 09:20:49

    ではなぜそんな電結親和をAに置いたのかと言われますと、それはミラディンブロック構築で行われたプロツアー、プロツアー神戸にあります

  • 68125/05/01(木) 09:25:31

    この大会は黒田正城選手が日本人初のプロツアーチャンピオンに輝くなど、日本にとってはエポックメイキング的な大会ですが
    その大会での電結親和の最高順位は9位
    最強デッキというにはちょっと微妙な戦績なんですね

  • 69125/05/01(木) 09:28:23

    これはメインボードからアーティファクト破壊を大量搭載し、減衰のマトリックスにまで手を伸ばすという強烈な対親和シフト敷いた赤緑系のデッキの牙城を最後まで崩すことができなかったからの結果なんですね

  • 70125/05/01(木) 09:30:34

    実際、プロツアーの優勝は対親和シフトのビッグレッドと殿堂プレイヤーのガブリエル・ナシフ選手によって組まれた8postによって争われております

  • 71125/05/01(木) 09:33:27

    ただし、これは親和というデッキが弱いというわけではなく
    ここまでしてようやく止まるイカれたデッキということを物語っている逸話と言えるでしょう
    実際、先日のズヴィ選手が「クランプかマトリックスの入ってないデッキはデッキじゃない」という趣旨のジョークを飛ばすなど、環境は歪みに歪んでおりました

  • 72125/05/01(木) 09:36:03

    そういった意味で見れば、電結親和は間違いなく時代を支配したデッキの一つと言って差し支えなかったと思います

  • 73125/05/01(木) 09:40:27

    そんな親和ですが、ことブロック構築においてはスタンダード以上で暴れに暴れ
    歴代でも最強クラスのデッキとして名を残した電結親和の影に隠れてより素晴らしい戦績を残したデッキが存在します
    というわけで次回歴代最強デッキ選手権S『薬瓶親和』
    ブロック構築における親和デッキの最高到達点となります

  • 74125/05/01(木) 09:44:27

    というわけで行きましょう歴代最強デッキ選手権S『薬瓶親和』活躍時期は同じくミラディンブロック

  • 75125/05/01(木) 09:49:23

    このデッキはいわゆる電結親和の亜種にあたるのですが、親和のギミックを薬瓶でサポートすることで親和に依存し過ぎない試合運びを可能とすることで、デッキの安定性を高めたものとなっております


    実際、この構成が功を奏したのか

    対親和メタだらけのプロツアーにおいて、純正の親和を抑えてベスト4に一名入賞しております


    薬瓶親和 - MTG Wikimtgwiki.com
  • 76125/05/01(木) 09:53:44

    デッキ構成自体は電結親和から大きく変わるところではないのですが、薬瓶を経由することから軽量クリーチャーを多く投入したこのデッキは
    メインエンジンであるクランプが禁止された後も頭蓋囲いを採用することで、長くブロック構築のトップに君臨することになります

  • 77125/05/01(木) 09:56:24

    後にグランプリオーランド優勝、ニュージャージーでは優勝こそ逃したもののベストエイトに6人を送り込み
    その年の世界選手権ではブロック構築部門全勝6人のうち、薬瓶親和が4名となっております

  • 78二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 09:58:35

    禁止は考慮しないって言うのは使えた時期があるカードはアリって意味か
    要は当時に確かに合法で実在したデッキって事ね

    親和で言うなら
    絞め入り親和◯
    頭蓋囲い入り親和◯
    どちらもアリ✕
    って認識でOK?

  • 79125/05/01(木) 10:00:20

    はい、厳密にではありませんが、ざっくりそんな感じですね。あくまでフワッとですが(^_^;)

  • 80二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 10:02:50

    晴れる屋が似た企画をしてたがブロック構築ではなかったな

  • 81125/05/01(木) 10:06:44

    さて、ときそんな薬瓶親和の大成功も終わり、時代は神河ブロックの時のこと
    とあるニュースが少しだけ世界の片隅で流れます

  • 82125/05/01(木) 10:07:39

    それが、ミラディンブロックにおける霊気の薬瓶の禁止カード入り

  • 83二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 10:10:09

    >>82

    あれブロック構築で禁止なってたのか

  • 84125/05/01(木) 10:10:54

    なんと、すでに多くのプレインズウォーカーが立ち去り、過去のものとなったミラディンブロック構築で、新たな禁止カードを出すこととなったのです
    霊気の薬瓶がそれだけ強力なカードだったということの証左なのですが、すでに終了したブロックから新たな禁止を出したというのもまた、親和の伝説の一つとなるのではないでしょうか

  • 85125/05/01(木) 10:11:50

    >>83

    はい。神河がリリースされた後に、なぜか後追いで禁止になっております

  • 86二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 10:14:04

    環境支配力の評価か
    でもそれだとブロック全体がパワカまみれでデッキタイプが散ってるブロックのデッキはいくらそれぞれのデッキが強くても軒並みBになっちゃわないか

  • 87二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 10:14:46

    ブロック構築って今日日聞かないな
    というかブロック自体が1エキスパンションになって久しいからか

  • 88125/05/01(木) 10:15:58

    というわけで、歴代最強デッキ選手権S『薬瓶親和』でした
    電結親和の完成形にして、最も太く長く活躍した電結親和。そんな印象を個人的に持っております

  • 89二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 10:16:43

    おつです

  • 90125/05/01(木) 10:18:14

    >>86

    それでも支配するデッキは支配するんですよね(白目

    次回はそんなデッキです


    >>87

    インターネットの発達で結論デッキがすぐに出るようになった所にという印象ですねー

    プレイングが好きな方にはかなり楽しめるガチ勢向けなレギュレーションだった気がします

  • 91二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 10:20:43

    つぎも楽しみ、無理せずにね

  • 92125/05/01(木) 10:24:45

    次回、歴代最強デッキ選手権SSS『ティンカー・ワイルドファイア』
    歴代でも屈指のパワカ塗れのブロック、ウルザ
    そんな並み居る強豪カード達を相手に、文字通り環境を蹂躙し尽くしたクソデッキ。そんなデッキがなぜ成立したのか?パワカ環境における絶対支配者とは?そして、ブロック構築に存在したもう一つのアカデミーとは?

    まあ要するに、どんなパワカ環境でも最悪と最狂が手を組めば環境レイプは実現できるというただそれだけの話なんですがね

  • 93125/05/01(木) 10:25:39

    >>91

    ありがとうございます。次回は少し開くかもですが、お待ちいただけたら嬉しく思いますm(_ _)m

  • 94二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 10:29:17

    おつ
    薬瓶親和と電結親和分けたのか
    まあ、二つのデッキ合わせてSとAなら納得

    そして、次回がいきなりSSSだけど、デッキ名と出されてるカードの時点ですでに不穏すぎるんだがwww

  • 95二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 10:34:48

    中々面白いスレだ
    ステロイドにもそんな弱点が…

  • 96二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 10:37:45

    キルターンが遅いブロック構築だから尚更やろね
    無駄ドローに行き着きやすく、それが重かった
    プロツアーみたいな大規模大会で試行回数が増えた結果、それがもろに出た感じだと思う

  • 97二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 13:24:05

    気長に待つさ

  • 98二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 14:14:04

    >>51

    これ知らなかった、プロフェシーのネタは相対効果もあるのか

  • 99二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 16:31:54

    >>98

    発売当時から残念エキスパンション扱いだったな

    前は精神力や適者生存のエクソダス、マスティコア擁するウルザズデスティニー

    後ろは対抗色レアが強いアポカリプスに囲まれているので特別扱いが悪かった


    まぁ厄介なスピリットや獅子将マギータは良いカードでしたよ、うん

  • 100二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 17:49:21

    ミラディン環境を相対的にいい環境に感じさせたオンスロートと神河の王がどう評価されるか楽しみ

  • 101二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 17:49:28

    とは言え言う程
    ミラージュ<ウェザーライト
    テンペスト<エクソダス
    サーガ<ディスティニー
    オデッセイ<ジャッジメント
    かな?インベイジョン<アポカリプスくらいだろ的を射ているのは

  • 102二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 17:57:18

    アポカリプスの衝撃が大きすぎたからね
    前のエクソダス、ウルザズデスティニーも申し分なく、
    後のジャッジメント、スカージ、フィフスドーンも強セットだったからあの時代やっていた人には印象が強そう

  • 103125/05/01(木) 18:15:45

    どうもこんばんは1です

    えー、皆さんにまず謝罪しないといけないことがあります

    こちら、投稿を続ける内に準備していたメモ書きを見誤りSのデッキを二つ飛ばしてしまいました

    なんとなく察せられている方もいるかと思いますが>>100さんのおっしゃっておられますオンスロートと神河の王者です

    はい、とんでもないミスしました。ミスしましたごめんなさいorz

  • 104125/05/01(木) 18:22:15

    というわけで大変申し訳ございません
    歴代最強デッキ選手権S、前門の虎こと『アストログライド』
    活躍時期はオンスロートブロックになります

  • 105125/05/01(木) 18:27:38

    こちらのデッキはざっくり言ってしまいますと
    サイクリングをトリガーに誘発するエンチャントを揃え、変異クリーチャーを表にしたり、バーンを飛ばしたりとトリッキーに立ち回るとても面白いデッキとなっております

  • 106125/05/01(木) 18:29:38

    弱点はサイクリングをトリガーとする兼ね合いからハンデスに厳しい他、前ブロックのカードですが消えないこだまなども構造上厳しくなっております

  • 107125/05/01(木) 18:30:54

    総じて使う側も使われる側も楽しめる良いデッキなのですが、このデッキがなぜ終わってるかと言いますと、その環境支配率

  • 108二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 18:32:37

    カイ・ブッディとか今なにしてるんだろう

  • 109125/05/01(木) 18:36:54

    プロツアーこそ優勝者のみの使用となりましたが、その後のグランプリでは毎度のようにとんでも母数を占めることになります

    入賞もデトロイトで8人中3人

    横浜で優勝含む8人中5人

    ロンドンで8人中4人

    そしてジェノヴァでも優勝含む8人中4人

    はっきり言って異常です

    全盛期の親和でもここまでの支配率はありませんでした。だから、>>100さんのおっしゃる通り、ミラディンが相対的に良環境と言われてしまったんですね

    デッキの良し悪しと環境のクソ度は全くの別物という一番良い例なのではないでしょうか?

  • 110125/05/01(木) 18:39:01

    ただ、とても独自性の高い立ち回りは魅力に溢れておりますので
    ぜひ色んな方に触れていただけたら嬉しく思います

  • 111125/05/01(木) 18:41:21

    というわけで歴代最強デッキ選手権S『アストログライド』
    いかがだったでしょうか?
    電結親和や薬瓶親和に支配されたミラディンの方がまだ多様性を持っていたというディストピアの担い手。それはとても面白いサイクリングデッキでした

  • 112125/05/01(木) 18:45:50

    次回の歴代最強デッキ選手権は同じくS『けちコントロール』
    アストログライドと共にディストピアのもう半分を担い
    統率者やヴィンテージでも禁止制限にまでなったクソカードを中核とするコントロールの雄となります
    どうぞよろしくお願いします

  • 113125/05/01(木) 20:39:26

    帰還しました。再開します

  • 114125/05/01(木) 20:40:34

    というわけで歴代最強デッキ選手権S『けちコントロール』です
    活躍時期は親和の傷もまだ癒えぬ神河ブロック

  • 115125/05/01(木) 20:43:32

    この神河ブロックは一般にミラディンという超インフレエキスパンションの後にバランス調整目的で
    かなりデフレした環境と見られる事が多く、実際に当時のミラディンと比較するとかなりカードパワーが抑えられている印象がありました

  • 116125/05/01(木) 20:46:32

    そんな中でも何とか売り上げを維持するための工夫なのか、パワーカードではなくとも、特異で個性的なカードを出し
    その内のいくつかは現代でもモダン以下の環境で独自の活躍を続けています

  • 117125/05/01(木) 20:48:54

    そんなよくも悪くもマイルドな調整が施された旧神河において、いっそ特異なほどにパワーカードとしてデザインされたものの一つが今回のデッキの主役であるけちな贈り物でした

  • 118125/05/01(木) 20:51:29

    能力としては4枚のカードを提示し、対戦相手に2枚を選ばせるというもので直観と嘘か真かを足して2で割ったようなデザインでした

  • 119125/05/01(木) 20:58:46

    このカードを主役に据えたけちコントロール、通称けちコンをSに置いた理由は一つ
    アストログライド同様圧倒的な支配率です

  • 120125/05/01(木) 21:04:52

    プロツアーフィラデルフィアは優勝含む2名
    グランプリミネアポリスは優勝含む3名。しかも決勝はけちコンミラー
    新潟は優勝含む5名
    台北は優勝こそ逃したものの5名
    ソルトレイクシティは決勝にこそ残れなかったもののそれ以外を独占する6名
    そしてメキシコシティでは再び優勝含む3名をベストエイトに送り込んでおります

  • 121二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 21:06:31

    おぉ、最近統率者解禁されたけちな贈り物だ

  • 122125/05/01(木) 21:08:14

    はっきり言って、けちコンの制圧力は凄まじく
    デッキパワーこそ親和に譲るものの、ある意味で親和だらけのミラディンよりもクソな環境を作り上げました

  • 123125/05/01(木) 21:12:53

    後に、統率者では禁止カードに指定され
    更にヴィンテージでは通ったら勝利の制限カードに指定されたけちな贈り物のカードパワーは間違いなくSに相応しいものだったと言えるでしょう

  • 124125/05/01(木) 21:16:37

    というわけで、親和の前後に最悪のディストピアを作り上げたデッキの片割れ、後門の狼『けちコントロール』でした

    次回は>>92に戻りましてSSS

    最悪のブロックを制圧した最悪と最狂の間の子、『ティンカー・ワイルドファイア』です。どうぞよろしくお願いします

  • 125二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 21:37:52

    ティンカーの時代は知らないから楽しみ

  • 126二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 21:42:22

    アストログライドの時代にはゴブリン、けちコンの時代には白ウィニーがアグロとしていた
    しかしどちらも普通に1強に対して不利で、アグロ好きの意地を感じて切なかった

  • 127二次元好きの匿名さん25/05/01(木) 22:13:29

    おつおつ、今回も面白かった

  • 128二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 07:47:44

    おはよう

  • 129二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 07:52:24

    このレスは削除されています

  • 130二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 13:59:36

    変な誤爆してた

  • 131125/05/02(金) 14:32:31

    こんにちは
    ホスト規制明けたので始めていきます

  • 132125/05/02(金) 14:35:06

    というわけで歴代最強デッキ選手権SSS『ティンカー・ワイルドファイア』
    活躍時期はウルザブロックです

  • 133125/05/02(金) 14:37:20

    このウルザブロックはスタンダードにおいてあの悪名高きMoMAを生み出すきっかけともなった最悪のブロックの一つと言われております

  • 134125/05/02(金) 14:40:24

    ラインナップも凄まじく、精神の願望が世に出るまでの間、最短禁止記録を保持していた記憶の壺に加え
    アカデミー、黒ウィル、ガイア、ティンカー、ウェルダー、フリースペル……はっきり言って壊れカードは枚挙にいとまがありません
    後に旧ミラディンが世に出るまで、史上最悪のエキスパンションの名を欲しいがままにしたセットと言われれば、その凶悪さがよくわかるというものです

  • 135二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 14:40:45

    おっ始まったか!

  • 136二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 14:41:32

    ちょうどすべそれ序盤の時代だな
    MOMAもメグリムジャーも出てた

  • 137125/05/02(金) 14:45:12

    では、そんなセットに最悪のデッキが存在するのか?

    実際、>>86さんのおっしゃる通り、環境全体が壊れていれば、頭一つ抜け出すのは至難の業ではあります……が、それを成し遂げたデッキが存在したのです

    それが今回ご紹介するデッキ、ティンカー・ワイルドファイアとなります

  • 138二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 14:47:23

    このレスは削除されています

  • 139125/05/02(金) 14:48:23

    今回のデッキの中核となるカードを紹介致します

  • 140125/05/02(金) 14:51:20

    まず一枚目がトレイリアのアカデミー
    皆さんお馴染みのMoMA成立の原動力となり、今なお史上最悪の土地の名を欲しいがままにしております
    ちなみに意外と知られていないのですが、アカデミーを軸にしたデッキは必ずしも精神力を必要とはしないこともあり、コミュニティによってはMoMAとアカデミーを別のデッキとして考える場合もございます

  • 141125/05/02(金) 14:57:36

    そして二枚目が修繕
    俗にティンカーと呼ばれるアンコモンのこのカードは、元々Transmute Artifactというカードをモデルに作成されました
    しかし、当時のトップデザイナーはTransmute Artifactに付いていた「生贄にしたカードと場に出したカードのマナコストの差分を支払う」という文面を美しくないと感じており……「だから削った」という狂った証言を残しております
    この最狂の発想によりデザインされた結果、今日でも最も多くのヴィンテージプレイヤーを殺・害☆した最狂のカードの地位を確固たるものとしているのです

  • 142125/05/02(金) 15:00:59

    このどこぞで言うところの問題児と問題児の名コンビの様な最悪の組み合わせがウルザブロックという最悪のエキスパンションにあってなお、環境を制圧した原動力となったのです

  • 143二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 15:01:50

    環境に青が棲んでいるじゃん

  • 144125/05/02(金) 15:09:03

    実際、このアカデミー+ティンカーという最悪のパッケージは当時のプロツアーであるニューヨーク99を制圧しております
    なお、アカデミーとティンカーは最強のコンビでしたが、どちらのほうが最悪だったかと言われるとアカデミーの方が半歩ほどたちが悪かったと思われます(ティンカーを入れていないアカデミーデッキが一つ入賞)

  • 145125/05/02(金) 15:12:03

    さて、そんな最悪コンビが手を組んだティンカー・ワイルドファイアのリストは以下の通り

    ティンカー4枚のアカデミー4枚

    もう何のひねりもなく最悪の二重奏を奏でているですが、そのマナの注ぎ先に一枚目面白いカードがあるのです


    ティンカー・ワイルドファイア - MTG Wikimtgwiki.com
  • 146125/05/02(金) 15:13:59

    それこそがデッキ名にもなった第三のカード。名を燎原の火

  • 147125/05/02(金) 15:17:42

    このマナアーティファクトと抜群の相性を誇る全体破壊は後に史上最強のMTGプレイヤー、帝王カイ・ブッティを世界王者に押し上げる原動力となるのですが
    その破壊力は当時のウルザブロックにおいても環境の有象無象に牙を剥いたのです

  • 148125/05/02(金) 15:23:16

    当時、ティンカー系のデッキに対するメタの筆頭は緑単の高速デッキ・ストンピィでしたが、そんなストンピィの中核となる軽量クリーチャーは燎原の火であっさりと焼き尽くされて壊滅し
    同型対決はレジェンドルールの関係上先置きされると処理できないアカデミーをこのカードで無理矢理引っ剥がしてから自身のアカデミーで封をするという形で明確な有利を造りました

  • 149125/05/02(金) 15:25:57

    本来重量級のカードである燎原の火はそう簡単には撃つことができません
    しかし、このアカデミーという史上最悪の土地が供給する膨大なマナはまるでショックか何かのような気軽さで、重量級の全体除去を飛ばす手助けをしました

  • 150125/05/02(金) 15:27:39

    また、この最狂のスペルはモンスのゴブリンを出すような気楽さで、燎原の火が生み出した焼け野原すら平然と生き残るファイレクシアの巨像を着地させる手助けをしています

  • 151125/05/02(金) 15:29:25

    もう、ここまで来ると何ら特別な工夫は必要ありません

    当たり前のようにアカデミーで大量のマナを生み出し
    当たり前のように修繕で巨大クリーチャーを着地させ
    当たり前のように燎原の火で盤面を薙ぎ払う

    これだけで勝利が転がり込んでくるのです

  • 152二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 15:31:24

    シンプルにパワカでぶん殴る!ってデッキか

  • 153125/05/02(金) 15:33:16

    はっきり言って、このデッキの安定感は他デッキの比ではありません
    だって、普通にカード使うだけで最強なんだもん
    当時のプロツアーにおいて、初の決勝卓ミラーマッチが行われたのもまた、必然と言って良かったと思います

  • 154125/05/02(金) 15:35:27

    なお、このプロツアーをもって、ウルザブロック構築でもアカデミーは禁止入り
    世間がMoMAで騒がれる中、実はブロック構築において、もう一つのアカデミーデッキが禁止となっていたのです

  • 155125/05/02(金) 15:37:57

    というわけで歴代最強デッキ選手権SSS『ティンカー・ワイルドファイア』でした。

    次回はいよいよ最終回
    ソリティアデッキの始祖にして原点
    歴代最強デッキ選手権SSS『プロスブルーム』
    どうぞよろしくお願いします

  • 156二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 15:40:38

    おつ!
    ついに最終回か…

  • 157二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 15:48:34

    修繕とアカデミーでマナコストの概念破壊しながら、シンプルにぶん殴るだけなの脳筋すぎるw
    ブロックの凶悪さ考えると、確かにアウトだわ

  • 158二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 15:57:10

    親和が出来なかった、最悪エキスパンションの制圧を成し遂げた訳か
    確かにこっちがSSSになるわな

  • 159二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 15:57:55

    やっぱ、アカデミーとティンカーは頭おかしいってw

  • 160二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 16:33:46

    ラストはプロスブルームか
    まあ、象徴的な意味でもそうなるだろうな

  • 161二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 18:35:37

    SSS
    プロスブルーム
    ティンカー・ワイルドファイア


    アストログライド
    薬瓶親和
    けちコントロール


    電結親和


    ステロイド
    Void

  • 162二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 18:41:45

    アストログライドが強いて言うなら一つ下か?
    いや、でもこれはブロック構築だけの評価だもんな

  • 163二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 19:45:43

    モマの先祖がトリを飾るとは…

  • 164二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 19:57:48

    電結がSSS確定だと思ってたわ

  • 165二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 22:30:39

    本当に意外と勝ってなかったんだな

  • 166二次元好きの匿名さん25/05/02(金) 23:27:04

    次も楽しみにしてる

  • 167二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 07:35:40

    おはよう

  • 168二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 09:17:17

    マニアックなスレだなぁw

  • 169125/05/03(土) 11:27:55

    保守どうもありがとうございます
    それでは始めていきたいと思います

  • 170125/05/03(土) 11:30:16

    という訳で歴代最強デッキ選手権大トリを飾りますのはSSS『プロスブルーム』
    活躍時期は1997年。今から二十五年以上前のミラージュブロックとなります

  • 171二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 11:30:59

    始まったー!!!
    軽く話は聞いたことあるが楽しみ

  • 172125/05/03(土) 11:32:38

    デッキ製作者はMike Long
    当時、マーク・ジャスティスと並び、世界最強のMTGプレイヤーとして名を馳せたプレイヤーです

  • 173二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 11:34:42

    このレスは削除されています

  • 174二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 11:35:48

    公式コラムのインチキ臭い翻訳みたいな言い回しで好き

  • 175125/05/03(土) 11:36:07

    このプレイヤーは極めて高いプレイングスキルとデッキ構築能力を有するプレイヤーでしたが
    同時にイカサマや賭けデュエルなどの黒い噂が絶えない人物でもありました
    その様な来歴から、遊戯王に登場する米国チャンピオン・バンデッドキースのモデルだったんじゃないかなどという噂もある人物です

  • 176125/05/03(土) 11:42:37

    2000年代にはすでに一線を退いていましたが、ブロック構築同様に廃止されたフォーマットであるエクステンデッドでミラクルグロウというデッキを製作した他
    ヴィンテージでは同じく1kill率6割を超える最悪のデッキ・ロングデックを製作してヴィンテージにおける燃え立つ願いとライオンの瞳のダイヤモンドの制限の原因になったり
    また、日本においても当時のスターンダード期だったインベイジョンで優勝者の松尾悟郎選手にデッキリストを提供して話題になったりしました

  • 177125/05/03(土) 11:44:25

    現在はMTG関連はバイヤーが専門になっている他
    カーラッピングの会社を興したりして、某T田に輸入の交渉なんかをしたりしてました

  • 178125/05/03(土) 11:47:07

    そんな、天才的な実績と大量の黒い噂により、今なおMTGプロツアー殿堂に選出されていない天才プレイヤー
    MikeLongがブロック構築において製作した、世界初にしてトレーディングカードゲーム史上初のトーナメントレベルで実績を残したデッキが今回ご紹介する『プロスブルーム』になっております

  • 179二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 11:48:45

    マイクロングはバグ技みたいなクソデッキ(褒め言葉)を常に考えてる名ビルダーだと思う

  • 180125/05/03(土) 11:50:19

    当時、MTGではチャネルファイヤーボールの様な単純かつ原始的なコンボこそ存在していたものの
    実戦的なレベルでのチェーンコンボというものは存在していませんでした
    というか、そもそもチェーンコンボという概念自体が存在していませんでした

  • 181125/05/03(土) 11:53:28

    或いは、もしかしたらなのですが
    このプロスブルームが存在しなければ、後の世のMoMAみたいなソリティアデッキも生み出されずに終わったかもしれません……いや、流石にないか

  • 182二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 11:54:49

    後々に「それでもプロスブルームよりマシだから…」と
    プレイヤー側に耐性を付けた元凶みたいなデッキだと思う

  • 183125/05/03(土) 11:58:32

    さて、そんなプロスブルームの基本構造は
    デッキ名にもなっておりますプロス=繁栄と
    ブルーム=死体の花のコンボになります

  • 184125/05/03(土) 12:00:27

    ざっくり言いますと
    一マナをハンド一枚に変換する繁栄と
    ハンド一枚をニマナに変換する死体の花を繰り返し使うと
    段階的にドンドンとハンドが増えていくという基本構造になっていました

  • 185125/05/03(土) 12:02:06

    更に、死体の花は黒だけでなく緑のマナも出すことが出来たため、同ブロックに存在した自然の均衡を使用することも出来

  • 186125/05/03(土) 12:04:23

    さらに、自然の均衡と抜群のシナジーを形成する自然の均衡の存在もあって、ブロック構築、しかも2エキスパンションのデッキでありながら安定4ターン上振れ3ターンという圧倒的な初速からのコンボ始動が狙えたのです

  • 187125/05/03(土) 12:06:22

    更に間の悪いことに、当時のミラージュブロックはコンボに対する抑止力であるカウンターが比較的貧弱なブロックでもあったのです

  • 188125/05/03(土) 12:09:35

    そうして、完成されたプロスブルームは未だかつて体験したことのない未知の兵器として、当時のトッププレイヤーたちに襲いかかったのです

  • 189二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 12:14:58

    そうかブロック構築で対抗呪文は使えない

  • 190二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 12:15:21

    なるほどなぁ

  • 191125/05/03(土) 12:15:52
  • 192二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 12:16:31

    おk、最終回だが次スレにもつれ込むとは

  • 193二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 12:16:48

    たておつ

  • 194125/05/03(土) 12:19:00

    そうして、ただでさえブロック構築では異様に速いキルターンを誇る上に
    天敵の軽量カウンターもなく、更に分からん殺しまでもったプロスブルームとMikeLongはバッタバッタと対戦相手をなぎ倒し、苦も無く決勝卓にたどり着きます。が、そんなプロスブルームとMikeLongに最大の敵が立ちはだかるのです

  • 195125/05/03(土) 12:20:56

    その名はMark Justice。
    当時の世界最強プレイヤーである彼は、なんとMike Longのカード仲間でもありました

  • 196二次元好きの匿名さん25/05/03(土) 12:22:10

    資源の浪費ある状態で土地全部サクってから自然の均衡ぶっぱすると10マナ追加されるのよねー
    正直このデッキの中核だと思うわ

  • 197125/05/03(土) 12:23:32

    当然、Longの携えるプロスブルームの概要は理解しており、分からん殺しは万に一つもありません

  • 198125/05/03(土) 12:25:43

    しかも悪いことに、マークジャスティスが使用するデッキはLongが製作したもう一つのデッキ、ブードゥー
    このデッキはネクロマンシーで死亡したクリーチャーを釣り上げながら粘り強く戦うミッドレンジなのですが、プロスブルーム対策としてピーピングハンデスの強要を搭載していたのです

  • 199125/05/03(土) 12:33:48

    ちなみに、現代の思考囲いや強迫に慣れたプレイヤーからしたら大丈夫か?と思うようなカードですが
    後に日本人プレイヤーがアドが取れるという理由で基本的にはより優秀な呆然を搭載していた結果、コンボに手も足も出ず壊滅したという逸話があります

  • 200125/05/03(土) 12:34:07

    閑話休題

オススメ

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