【超閲覧注意・独自設定】『聖域』と『学園』

  • 1二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 20:37:13
    「遊戯王二次創作SS 聖域編」/「エクシア 00」のシリーズ [pixiv]どうも、エクシアです。 今回は、某掲示板に投稿したSSを再編成した、遊戯王OCGのSSです。 前・中・後に分けて投稿します。少々長いかも知れませんが、どうぞお楽しみ下さい。 前編 中編 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23769385 ...www.pixiv.net

    (これらの作品郡と世界観を共有しています。)

    何処かの時空にあると言う花嫁学校。世界中の名家の令嬢達が、様々な教養を学ぶ場所だ。

    今回は、ある一人の生徒を通じて語られる、学園の日常である。

    (スレ画は校舎の外観のイメージ)

  • 2二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 20:39:01

    主人公は、dice1d2=2 (2)

    1.新入生 2.在学生


    名前は、コフレ・フォスフィーラ。地方の有力士族出身である。

  • 3二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 20:43:46

    「ふあわ〜、よく寝た。」
    彼女が目を覚ました様だ
    「さて時刻は…げっ、七時半、急がないと」
    彼女はベッドから急いで飛び降りると、服を着替えて寮から外に出る

  • 4二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 20:51:43

    >>3

    コフレは、急いで校舎に向かった。この日は、新入生を迎える式典があるのだ。校舎に向かう最中、コフレはある人物に出会う。

    サフィラ「あら、おはようございます。最近良く眠れていますか?」

    花嫁学校の生徒会長の、サフィラ・コバルティだ。

  • 5二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 21:31:29
  • 6二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 21:32:41

    >>4

    コフレ「あっ、会長、おはようございます。」

    サフィラ「フフッ、その様子ならよく眠れた様子ですね。」

    すると隣のアルマが口を挟む

    アルマ「しかし、よく寝すぎるあまり遅れては元も子もありませんわ、ほら、身だしなみをしっかりなさいな。」

    アルマがコフレの服の乱れを正していく。

    コフレ「あ、ありがとうございます。」

    アルマ「これでよし、と。さあ、授業が始まりますわよ。」

    コフレ「ありがとうございます。さて、急がないと!」

    サフィラ「慌てないで、後廊下は走ると危ないから気をつけなさい。」

  • 7二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 21:52:26

    >>6

    さて、コフレの最初の授業は、道徳についてであった。

    教師「では、授業を始めます。まず、わかっている事ではありますが、皆様は名家の出です。故に…………」

    教師が語ったのは、先日起きた七虹姫騒動についてだった。学園主席の一部が、生徒に狼藉を働いたと言うものだったのだが、コフレはその様子を知らなかった。と言うのも、騒動が起きていたとき、コフレは現場にいなかったからだ。

  • 8二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 22:21:11

    >>7

    コフレ「そう言えば前に騒動があったって聞いてたけど…」

    コフレは先生に聞こえない様小声で

    生徒A「えつ、貴方知らないの?」

    コフレ「うん、その時私は学校休んでたから…」

    生徒A「そうなんだ、あのね…」

    生徒Aはコフレに事件の事を話し始めた

    コフレ「なるほど…虹姫達の暴走が理由で、私が帰った来たら虹姫廃止でびっくりしたんだよねー。」

    先生「そこ!聞いているのですか!」

    コフレ「やばっ、すみません。」

    コフレは話をやめると、教師の方に顔を向けた

  • 9二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:07:37

    >>8

    教師「ええ、ともかく、淑女たる皆様方には、「ノブレス・オブリージュ」をしかと胸に誓うように。さて、コフレさん。此度の事件の話を聞いて、何か思うところはあるかな?」

    コフレ「え、ええと。はい!やっていいことと悪いことは、区別するべきです!」

    教師「そうではあるが、それはあくまでも初歩だ。だが、それを忘れても困るな。」

  • 10二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:41:14

    >>9

    先生「事件以降、姫制度は廃止され生徒会が学内の代表となった、お陰で派閥争いもなくなり風通しも良くなった。ありがたい事だ。」

    生徒A「ええ、本当に。」

    そう言うと、生徒は感謝の祈りをささげていた。

    それを見たコフレは前の生徒が現状に本当に満足しているのだと感じた。

    後で聞いた話だがこの生徒は虹姫から散々玩具として扱われ、辛い日々を送っていたとの事だ。

  • 11二次元好きの匿名さん25/05/04(日) 23:52:35

    >>10

    道徳の授業も終わり、コフレは図書室に向かった。と言うのも、コフレは図書室がお気に入りの場所で、いつかは故郷を住み良い町にするために勉強しているのだ。

    コフレ「あった。これかあ。」

    どうやら、お目当ての蔵書が見つかった様子。それは『黒機士と運命の神』という物語だ。

    ディアマンテ「やはり好きですのね。この黒機士シリーズは、今や学園のブームとなっていますの。話しかけて来たのは、ディアマンテ。生徒会長のサフィラに仕える従者で、元・藍姫だった者だ。やんちゃしていた頃に比べて、すっかり丸くなった様子。

  • 12二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 07:48:01

    >>11

    コフレ「所でディアマンテさんはどうしてここに?」

    ディアマンテ「実はある噂がありましてここに来ましたの。」

    コフレ「ある噂?」

    ディアマンテ「ええ、貴方はこの学園より離れた所にある旧校舎は知っていますわね。」

    コフレ「ええ…はい、まさか、幽霊?」

    ディアマンテ「…だったらどれだけ良かったか、実はそこである集まりが行われているとの話を聞きましたの。」

    コフレ「ある集まり、ですか…ひょっとして…」

    ディアマンテ「恐らく以前の事件とは無関係…とも思えませんし、現在、こうして調べていますの。」

  • 13二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 09:10:51

    >>12

    ディアマンテの語ったところによると、近々、短期留学生が、ここに来るそうだ。それ迄に、不安分子を取り除きたいという魂胆だという。

    コフレ「それで、どうすれば宜しいのでしょうか?」

    ディアマンテ「それが、此方も手札が乏しい状況なのです。何しろ、あの場所は良くない噂もありますし。不気味なもので……。」

  • 14二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 11:52:31

    >>13

    ディアマンテ「それに何よりも…あの暗さが…」

    コフレ「ああ…確か…」

    そこに生徒会長であるサフィラが現れ、口を挟む。

    サフィラ「ええ、ディアマンテは以前の報いでひどい目にあいましたからね。」

    ディアマンテ「た、確かに罪には罪の報いを受けるのは当然、私も罰を受けましたが、あの様な目に合わせなくても…」

    ディアマンテが顔を赤らめながら俯く。

    サフィラ「まあ…それはさておき旧校舎で何が行われているか、調べなくてはいけませんね。」

  • 15二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 13:08:30

    >>14

    ところ変わって学長室。ここでは、ある重大な議題が話し合われていた。

    学園長「畏まりました。では、その様にお願いします。」

    会議が終わったのを見計らい、職員が学園長に話をする。

    職員「例の交換留学生ですか?」

    学園長「ああ。近いうちに、3名程此方に来るそうだ。何でも、宮仕えの従者長の息女だとか。」

    職員「ほう。短い間ですが、是非とももてなしてあげましょう。その為にも。」

    学園長「ああ。例の件だな。」

    例の件とは、旧校舎のことだ。と言うのも、その場所に最近、怪しいもの達が夜な夜な忍び込んでいるという。

  • 16二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 13:48:23

    >>15

    学園長「こう言う時にあの男がいればなあ…」

    職員「分かります。元理事長ですね。」

    学園長「こんな時に限って「新たな物語のインスピレーションが浮かばない、スランプだ」と行って旅に出るからなぁ…」

    魔導サイエンティスト「まあ仕方あるまい、あやつは好きにやらせた方がよいて…」

    学園長「それもそうだな。」職員「ですね。」

    学園長達ため息をつきながら頷く。

    学園長「それよりもどうする?何が行われているか調べなくては…」

    職員「生徒会が動いているようですが…彼女たちだけでは危ないですよね。」

    魔導サイエンティスト「そう言えば元理事長より預かったカードがあったの。何でも強大な力を秘めているとか…」

    学園長「うーむ、少し心配だが、今は信じる他あるまい、だがまずは何よりも」

    職員「侵入者の目的、ですね。」

  • 17二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 16:31:39

    >>16

    学長室での出来事とは裏腹に、時間は午後。

    新入生の入学式が始まった。

    新入生達「へえ。ここが、私達の新しい学舎かあ。」

    新入生は、皆が無地のドレスを来ている。ここから、各クラス毎に色分けされた制服が着られるという。

  • 18二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 17:01:45

    >>17

    サフィラ「皆さん、ご入学おめでとうございます、今日よりこの学園の学生として…」

    壇上では生徒会長であるサフィラが挨拶をしていた。

    その様子を舞台袖よりディアマンテとシロが眺めていた。

    そして2人は皆に聞こえない声で話を始めた。

    ディアマンテ「ふむ、どうやら皆さん、入学式には参加されていますわね。」

    シロ「それって…」

    ディアマンテ「調べた所、この学園とは違う学園の学生が何名か行方不明になっているみたいなのです。」

    シロ「ええーッ。」

    ディアマンテ「幸い、我が学園からは現在でていませんが、出るのも恐らく時間の問題、早く事件を解決する必要がありますわ。」

    シロ「そうですね。副会長として何とかしないと。」

    ディアマンテ「そう言えば入学式後、私たちは学園長に呼ばれていましたわ。」

    シロ「なんでしょうか?気になりますね。」

  • 19二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 19:42:57

    >>18

    式も無事に終わり、サフィラ、ディアマンテ、シロの3人は、学長室に向かう。すると、そこに懐かしい顔があった。

    アルマ「よう!サフィラにディアマンテ!久しぶりだな。」

    アルマ・スペサール。元橙姫の学生だ。騒動が切っ掛けで花嫁学校を退学し、現在は土建系の専門学校で建築の勉強をしている。

    サフィラ「アルマ。元気そうですね。要件は恐らく、旧校舎の事でしょうか?」

    学園長「ああ。それもある。だが、一番の要件は、留学生の件だ。数週間の間、こちらで3名程預かる事になった。それが、この子達だ。」

    そう言って学園長が見せたのは、留学生のプロフィールだ。

    シロ「成る程。アイさん。マイさん。ミイさん。この方達が参られるのですね。」

    ディアマンテ「カレドスコープ家……。初めて聞きましたが、魔法学の権威なのですね。現在は、王室付き、と。」

  • 20二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:02:10

    >>19

    アルマ「今じゃ現場にも出るようになってさ、親方の仕事の手伝いもしてるんだ。よく「筋が良い」って褒められるんだ。」

    学園長「むしろ退学が良い方向に働いてくれた。なおご両親もお喜びだそうだ。」

    アルマ「んで、あの旧校舎の事だな。実はウチで解体を請け負う事になってんだが、数日前から怪しい奴らが出入りしてるみたいでさ。」

    親方「人の出入りがあるんで中々作業に踏み切れない。しかも奴ら人避けの呪いをしてるから中にも入れないんだ。」

    アルマ「んで、ツテを頼ってここに来た訳だ。失踪事件もあるしな。何とかならないか?工期もあるし。」

    学園長「ふーむ…人避けか…」

    魔導サイエンティスト「まっ、それは何とかなるじゃろ。ワシが行こう。後は…ホイ」

    サフィラ「では私達も参ります。」

    アルマ「アタシと親方も行くぜ」

    ディアマンテ「私も…と言いたいですが残った方が良さそうですわね。私とシロは残り、連絡役を致します。」

    すると魔導サイエンティストはサフィラとアルマの2人に何かを渡した

    魔導サイエンティスト「これは前理事長からじゃと。ただ何があるか分からんから用心して使えよ。」

    アルマ「おっ、ありがたい。」

    サフィラ「どの様な物かは未知数ですが、有り難く使わせて貰いましょう。」

  • 21二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 20:28:22

    >>20

    かくして、旧校舎の調査について、アルマとサフィラ、そして魔導サイエンティストと親方が向かうこととなった。


    旧校舎

    花嫁学校が今の姿になる前に使用されていたという、歴史ある建物だ。しかし、老朽化も進んでいるため、近々取り壊しの予定があるという。


    ??「やれやれ。光の結社が派手に暴れたお陰で何とかなったが、一時期はどうなる事かと思ったわ。とは言え、少々厄介な事になりそうだ。」

    そう言って歩いているのは、旧校舎に居座る者だ。どうやら、光の結社とは対立していた様子。

  • 22二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:09:45

    >>21

    彼女の名はサキュバス・ナイト

    どうやらこの地で何かを探しているみたいだった。

    サキュバス・ナイト「ふう…奴らが活動を始めた時は焦ったけど沈静化してくれたお陰で助かったわ。おまけにこんなにたくさんの生贄まで。貴方のお陰よ。ありがとう。」

    彼女が礼を言った方向には1人の女性が。しかし背後には無数の触手が蠢いていた。

    寄星体デスタクル「いえ、私コソ貴方二助けテ頂キ感謝シテおりまス。」

    サキュバス・ナイト「フフッ、お陰でレシェフ復活の準備は整ったわ。さあ、準備に取り掛かりましょう。」

    デスタクル「ハイ、分かりましタ。」

  • 23二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:28:03

    >>22

    かくして、それぞれの思惑が交錯する中、コフレは気になる話を聞いた。

    コフレ「悪魔の三すくみ?」

    生徒A「ええ。何でも、古の言い伝えで、そういうものがあったんですって。」

    するとそこに、ディアマンテがやって来た。どうやら、気になるようだ。

    ディアマンテ「悪魔の三すくみですって?でしたら、お父様が良く話していたわ。何でも、悪魔と、黒魔導師、幻想魔族には、3竦みの関係があり、黒魔導師は悪魔に、悪魔は幻想魔族に、幻想魔族は黒魔導師に特攻が入る、という古の口伝がありますわ。」

  • 24二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:40:12

    >>23

    その頃、ここは聖域

    冥神「しかし…心配だな、あの3人は大丈夫だろうか。」

    前理事長「君の信頼できる部下だろう。信頼してはどうだ?」

    冥神「それはそうだが…」

    他の世界との交流と知識を得る、その目的で冥神は3人を留学生として暫しの間、学園に派遣することにした。その際、前理事長が便宜を図ってくれたのだ。

    冥神「どうやら貴殿の世界、また問題が起きてるみたいだぞ。貴殿が動く必要が…」

    ブラック・マジシャン(赤)「その点は問題ない。すぐに解決するだろう。」

    理事長は紅茶を口にしながら語り始める

    前理事長「ああ、彼女たちには「贈り物」を渡したしな。どうやら、役に立ちそうだ。」

    冥神「大した自身だな。」

    前理事長「まあね、嘗ての黒幕が言うのもなんだが正直、そこまでの脅威ではないさ。それに自分たちの世界の危機は自分たちで救わねばな。」

    ブラック・マジシャン(赤)「そうだな、何かあれば手を貸すさ。それよりもこの世界には様々なカードの使い手がいると聞く。一勝負頼めないかな。」

    冥神「良かろう、さて誰と戦う?」


    その頃、4人は旧校舎にたどり着いていた。

  • 25二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 21:50:31

    >>24

    サフィラ「ここが、旧校舎。雰囲気ありますね。」

    アルマ「ああ。にしても、見た目は良いんだがなぁ。案外見えない所に、ガタが来てそうだしな。」

    外観に大きな変化は無いが、見ると、ふらふらと歩いてくるものが居た。

  • 26二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 22:00:43

    >>25

    サフィラ「あれは…」

    アルマ「他校の学生…だな…」

    親方「ちょっと止めに…」

    魔導サイエンティスト「待つんじゃ!よく見てみい。」

    アルマ「確かに、あの目は…」

    よく見ると学生の目は虚ろでフラフラと足取りも覚束ない様子だった。

    アルマ「何か嫌な予感がするな…」

    親方「確かに、このまま行くのは危険だな…」

    サフィラ「どうしたら…そうだ」

    サフィラは先程受け取った箱を開ける、中には数枚のカードが入っていた。

    魔導サイエンティスト「ほう、これは使えそうじゃな。」

    親方「うーん、よく分からないけど、どうするんで?」

    魔導サイエンティスト「こうするんじゃ。」

    魔導サイエンティストはカードの中から2枚を選び、地面に置いた。すると2枚のカードが実体化したかと思うとサフィラとアルマ、2人の姿になった。

    魔導サイエンティスト「これは「コピーナイト」のカードじゃ、まずはこ奴らを潜入させる。様子を見て、突入じゃ。」

    アルマ「分かったぜ。」サフィラ「ハイ。」

    魔導サイエンティスト「荒事になるかもしれんな。頼んだぞ。」

    親方「任せてくれ!力には自身があるんだ。」

    魔導サイエンティスト「では、まずは偵察じゃ。頼んだぞ。」

    サフィラ(コピー)アルマ(コピー)「「お任せを。」」

  • 27二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 22:34:15

    >>26

    校舎の中は、殺風景であった。やはり長らく使われていない為に、所々で埃やクモの巣が張っている。中には、壊れかけた壁や、ささくれた木材とかもあった。サフィラ達は、コピーナイト越しに、校舎の中を見ていた。

    アルマ(真)「うわ。大分ガタが来てるみたいだなぁ。」

    親方「にしては、人の出入りが激しいところだけ新品だな。誰かが張り替えたか?」

    すると、サフィラの耳元に声が聞こえた。

    ??「何だろう。とんでもない邪気を感じるわ。まるで、何かの儀式が始まる前みたい。」

    サフィラ(真)「これは?そうか、お前もそう思うか。」

    すると、サフィラのカードが実体化した。現れたのは、氷結界の依巫だ。

  • 28二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 22:56:02

    >>27

    親方「ん?あんたも使えるのか?」

    サフィラ「ええ、ただ私達はあくまでも実体化させるだけであって」

    ディアマンテ「できるのは会話程度ですが」

    アルマ「完全に実体化できればVSで殴り込みができるけどなあ…」

    魔導サイエンティスト「まあ、これは事業秘密というやつじゃ。さて依巫よ、どんな感じかの?」

    依巫「はい、邪悪な気配を感じます、ヴェルズ…とは違う何か禍々しき力を…。」

    魔導サイエンティスト「ふむ、気になるのう。さて、どうやら接触したようじゃの?」

    どうやらコピーナイト達は警備のモンスターに見つかったようだ。

    闇・道化師のサギー「怪しい奴らを発見!」

    闇・道化師のペーテン「直ちに排除…ってコイツラは…」

    サギー「例の学園の…」

    ペーテン「ちょうど良い、お前達、ついて来い!」

    サギー「さもなくば…」

    サフィラ(コピー)「(ここはついて行った方が良さそうですね)」

    アルマ(コピー)「(だな)」

    サフィラ「分かりました、従いましょう。」

    サギー「良い心がけだ。だが、その前に…」

    サギーは2人の前に立つと何らかの呪文を唱え始めた。

    アルマ(コピー)「こ、これは…」

    サフィラ(コピー)「か、体が…」

    ペーテン「クククッ、下手に逃げられても困るんでな…」

    サギー「催眠魔術をかけさせて貰ったぜ。」

    コピーの目は虚ろになり、サギー達の言う事を聞く人形となった。

    アルマ(コピー)サフィラ(コピー)「ハッ、サギー様、ペーテン様、私達は貴方様に従います。」

  • 29二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 23:28:13

    >>28

    親方「あいつら!催眠術まで使えるのかよ!」

    アルマ(真)「こりゃあ、迂闊に近寄らなくて正解だったみたいだな。」

    外で様子を見ていたサフィラ達は、これから始まるであろう光景を、固唾を飲んで見守っていた。


    一方、学内では、交換留学生の話で持ちきりだった。

    コフレ「アイさん達かあ。どんな子達何だろう?」

    生徒A「何でも、王室つきの決闘講師の御息女なんだって。御前試合の監督もしたとか。」

    生徒B「へえ。どんな特技を見せてくれるんでしょうか?」

  • 30二次元好きの匿名さん25/05/05(月) 23:48:04

    >>29

    生徒A「楽しみだね。」

    すると話を聞いていたのか1人の学生がこちらに近づいて来た。

    彼女の名はノワール、鳥獣族の使い手だ。

    ノワール「まっ、あんたよりは強いんじゃない?アタシほどじゃないけど。」

    生徒A「ノワール、あんたは…」

    コフレ「まあまあ、それよりノワールさん、リンゴのジャムはどうだった。」

    するとノワールは態度を一変し

    ノワール「ああ、あれか、すっげえ美味かった。ありがとな。」

    生徒A「え、ええ、どういう事?」

    ノワール「いやあ、始めはコフレを田舎者ってバカにしてたけどさ、聞けば農家でもかなりの大農場の娘でさらに色々困った時に手伝ってもらってさ、それから仲良くなったわけ」

    生徒A「そ、そうなんだ…」

    ノワール「まっ、デュエルはアタシの方が上だけどな。」

    コフレ「それよりもどうなったんだろう?」

    ノワール「ん、何の事だ?」

    コフレ「例の旧校舎の事。」

    ノワール「確かに…気になるな。」


    その頃、旧校舎では操られたコピー達がサギーとペーテンに連行されていた。

    アルマ(真)「どうやらコピーだと気づいていないみたいだな。」

    サフィラ(真)「ええ、どこへ行くのでしょうか?」

    魔導サイエンティスト「しかし、こ奴ら、大したことは無いのう…」

    親方「何でです?」

    魔導サイエンティスト「普通、並みの魔術師ならコピーであることに気づくはずじゃ。それに気づかんとは…大した事は無さそうじゃの。安心したわい。」

    親方「なるほど。」

  • 31二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 08:42:44

    >>30

    サギー「さあ、着いたぜ。」

    ペーテン「暫くはそこで大人しくしていてくれ。」

    コピーサフィラ達がやってきたのは、地下にある講堂の様な場所だった。その空席に座らされたのだ。

    生徒達「ああ、レシェフ様。レシェフ様。私達は、貴方様の供物。」

    どうやら、攫われた生徒達は、レシェフなる存在の花嫁にされるようだ。


    魔導サイエンティスト「ほう?レシェフとな。」

    親方「おいおい。また変なカルトかよ!この間アルマが引っかかったっていう。」

    サフィラ(真)「いや。それとは違うようだ。どうも、レシェフ派の者たちは、アルカナフォースや3邪神の勢力とは対立しているみたいだ。」

  • 32二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 08:54:44

    >>31

    するとサキュバス・ナイトがデスタクルを伴い現れた。

    サキュバス・ナイト「ん?あなた達は、なるほど、貴方達も大邪神に身を捧げる覚悟ができたのね。」

    アルマ(コピー)「ハイ、私達は」

    サフィラ(コピー)「邪神の花嫁となるべく参りました。」

    サキュバス・ナイト「ええ、勿論大歓迎。ま、大方調査に来て哀れにも捕まったんでしょうけど。」

    サギー「ケケッ、哀れなやつだぜ。」

    ペーテン「自分から捕まりに来るなんてな。」

    デスタクル「我が力を使うまでモ無かったでスね。」

    サキュバス・ナイト「アルカナフォースも無く、3邪神もいない、さあ、今こそ儀式を始めるわ。」


    アルマ(真)「要は3邪神やアルカナフォースが怖いから身を潜めてたって事だろ。」

    サフィラ(真)「レシェフ…そこまでの脅威では無さそうですが…」

    親方「なんにせよ油断は禁物だな、こっちだって慣れてきた頃に油断して大事故…ってのがあるからな。」

    魔導サイエンティスト「左様、さて、相手はどう出るかの?」

  • 33二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 11:42:19

    >>32

    サフィラ(真)「ん?あれは……?」

    そこにいたのは、何を隠そう、大邪神レシェフだった。と言ってもまだ受肉はしておらず、幻影のままだが。

    ディアマンテ「これが、かの大邪神。」

    アルマ(真)「すげぇ。迫力有るぜ。」


    サキュバス・ナイト「さあ、花嫁達よ!汝等の伴侶に挨拶を!」

    生徒達『畏まりました。さあ、偉大なるレシェフ様。私達をお使いくださいませ。』

    レシェフは、贄達を一瞥すると、サフィラ(偽)とアルマ(偽)に近づく。すると、二人の体が宙を舞った。そして、その二人を介して画面の向こうに語りかけた。

    アルマ(レシェフ)「外界の者よ。旧校舎の地下に来い。」

    サフィラ(レシェフ)「汝等の真の力。我が見定めん。」

    すると、コピーナイト達は、役目は終わったと言わんばかりに砕け散った。その様子に、サキュバス・ナイト達はひどく動揺していた。

  • 34二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 12:01:02

    サキュバス・ナイト「な、に偽物…」
    サギー「と、言うことは…」
    ペーテン「この場所は筒抜け…」
    デスタクル「そのようでスね…」
    サキュバス・ナイト「ま、まあ…レシェフ様は目覚めたし…それに侵入者も僅か…サギー、ペーテン!奴らを迎撃しなさい、それからデスタクル、あなたもお願い。」
    サギー「ハッ」ペーテン「分かりました!」
    デスタクル「了解しましタ」

    魔導サイエンティスト「さてと、この程度なら…と」
    アルマ「すげえ、あっさり解除した。」
    親方「さてと、乗り込むか!」
    サフィラ「どんな罠があるか分かりません、慎重に行きましょう。」

  • 35二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 13:43:46

    >>34

    アルマ「さて、こっからどうすっかな?」

    サフィラ「見たところ、罠の類いは無さそうだが。」

    旧校舎にやって来たサフィラ達。すると、丁度良くサギーとペーテンがやって来た。

    サギー「な?!ほ、本物か!」

    ペーテン「コイツは良い!ここでコイツらを捕まえられれば!」

    しかし、サギー達の企みは、あっけなく終わることになる。

    ??「ほう。俺を前に、随分と大きな口を叩くな。」

    そして現れたのは、ヴァンキッシュ・ソウル最強の戦士、龍帝ヴァリウスだ。

  • 36二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 14:16:55

    >>35

    サギー「ひ、ヒィィィッ!」

    ペーテン「ナ、なんかとんでもないのがでてきやがった!」

    ヴァリス「さて、どちらが挑む?おっと、俺には小手先の催眠術など効かんぞ。」

    サギー「ペ、ペーテン!相手は任せた、俺は逃げる!」

    ペーテン「サギーッ!てめえ!」

    アルマ「あーあ、逃げちまったな。」

    親方「あっちは俺等に任せな!」

    魔導サイエンティスト「左様、さっさと片付けるのだぞ。」

    親方と魔導サイエンティストが逃げたサギーを追う。

    ヴァリス「さて、マスターよ。本気を見せてやろう。」

    アルマ「ああ、ヴァリスよ、いっけえええ!」

    ヴァリスの渾身の一撃がペーテンに炸裂した。

    ペーテン「うっぎゃあああああッ!」

    もろに一撃を受けたペーテンは吹き飛ばされ、壁に叩きつけられた後、消滅してしまった。

    アルマ「なんでぇ、弱っちいの。」

    サフィラ「まあ、あれを受ければ流石に誰も耐えられないでしょう。」

    アルマ「それもそうだな。んじゃ、親方達に合流しないとな。」

  • 37二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 15:59:05

    >>36

    一方、親方達はというと

    親方「おいおい。こりゃあどう言うこったい?!」

    サギーを追っていた筈だが、いつの間にか周りを少女達に囲まれていた。

    魔導サイエンティスト「こやつら、操られているのか?!しかも、ワシの知るものとは違う?!」

    デスタクル「ゴ名答。この子達ハみんな、私の配下ダよ。」

    少女達『キヒヒ。デスタクル様。万歳。』

  • 38二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:11:23

    >>37

    魔導サイエンティスト「これはちと厄介じゃのう…」

    親方「どうするんで?流石に女子どもに手出しは…」

    魔導サイエンティスト「では仕方あるまい…我が本来の役目に暫し戻るとするかの…」

    デスタクル「ほう…何ができると言うのでスか?」

    魔導サイエンティスト「こうするんじゃよ。」

    魔導サイエンティストは懐からある1枚のカードを取り出した。

    一瞬、強く光ったかと思うとそこに現れたのは。

    カタパルト・タートル「…」

    デスタクル「な、なんダそいつハ…」

    魔導サイエンティスト「ワシの相棒じゃ、さあて、これを使わせたからにはお嬢さん、タダではすまんぞい。ヒヒヒッ…」

    デスタクルが後ずさる

    デスタクル「お、お前達、私ヲ守れッ」

    少女「デスタクル様、分かりましタ!」

    魔導サイエンティスト「残念じゃが無駄じゃよ!」

    魔導サイエンティストが複数の融合モンスターを呼び出した。それらは光となり、カタパルト・タートルの弾となるのだ。

  • 39二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 16:37:51

    >>38

    魔導サイエンティスト「さあて、この辺りかのう?そうだ。これで少し、旧校舎に被害が出るかもしれぬが、構わんな?」

    親方「ああ。構わんさ。幾分かは楽になるだろうしな。」

    カタパルト・タートルが、自身の砲頭をゆっくりと持ち上げる。どうやら、狙いは定まったようだ。

    デスタクル「お、おイ!正気か?!」

    魔導サイエンティスト「今じゃあ!撃てえい!!」

    カタパルト・タートルから、光弾が射出された。

  • 40二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 18:06:30

    >>39

    女生徒達「きゃあああっ!」

    デスタクルの命令で盾になっていた女生徒達が吹き飛んだ

    親方「おいおい。」

    魔導サイエンティスト「安心せい、気絶しただけじゃ。さて、これでお主を守る盾は無いのう。」

    デスタクル「ア、これはまずイカも…」

    魔導サイエンティスト「では行くぞい、それ、二発目じゃ。」

    カタパルト・タートルから二発目の弾丸が放たれる、必死に逃れようとするデスタクルだが…

    魔導サイエンティスト「無駄じゃよ、その弾丸は必ず相手を捕らえるんじゃ。」

    デスタクル「ヒ、ヒィィィッ!」

    弾丸はデスタクルに直撃し、デスタクルも吹っ飛んだ。

    魔導サイエンティスト「さてと、とどめじゃ!」

    デスタクル「ハアッ、ハアっ…えッ…エエエエッ」

    3発目の弾丸も直撃し、吹き飛んだデスタクルは完全に気絶してしまった。

    魔導サイエンティスト「こんなもんかの、さて、頼むぞい。」

    親方「あいよ、すまねえがちょいと静かにな。」

    親方はそう言うと、ロープでデスタクルを拘束した。

  • 41二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 18:19:55

    >>40

    一方のサギーはというと。

    サギー「参ったぜこりゃあ。けど、これは好都合だ。変なじいさん達は離れてるし、ここであの娘達を…………。」

    しかし、サギーの思考は、今おかれておる状況に支配されていた。

    サギー「にしても、さみぃな、ここ。ボロ屋敷だからしゃーないが、すきま風が多いなぁ。」

    この時、サギーは気づいていなかった。自身が感じている寒気の正体が、冷気由来のものであることに。

  • 42二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 19:38:24

    サギーが後ろを振り向くとそこにいたのは
    依巫「ど、どうも…」
    照魔師「フフッ、こんにちは。」
    氷結界の魔術師たちだった。
    サギー「あんたらのせいだったか…でもラッキー!俺の催眠術で…」
    サギーが言いかけると背後から唸り声が響く。
    照魔師「残念、貴方の相手を務めるのは私たちではなくてドゥローレンよさあ、行きなさい!」
    照魔師の号令を合図にサギーにドゥローレンが向かって行く。
    ドゥローレン「グオオオオッ」
    サギー「ひ、ヒィィィィィッ!」
    何とか逃れようとするサギーだったがやがて身体が動かない事に気付いた。なんとその体が足から凍りついていったのだ。
    サギー「か、身体が…動かねえ…あ、あああッ…」
    完全に凍りついたサギーをドゥローレンは見やると、咆哮と共に、サギーを砕き、消滅させた。
    サフィラ「さて、後は」
    アルマ「親玉だけだな。」

  • 43二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 19:56:13

    >>42

    親方「おう。そっちは無事に終わったみたいだな。」

    アルマ「ああ。親方!こっちは片付いたぜ。」

    魔導サイエンティスト「さて、後は首魁だけじゃな。」

    サキュバス・ナイト「あんたら!良くもやってくれたわね!」

    サキュバス・ナイトが等々現れた。そこに、サフィラは話しかける。

    サフィラ「さて、生徒達を返してもらおうか。」

  • 44二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 20:49:26

    >>43

    サキュバス・ナイト「フン!強がっていられるのも今の内!現れなさい、大邪神レシェフ!」

    すると眩い光とともに大邪神が姿を現した。

    レシェフ「我が光にて全てを従えん!」

    魔導サイエンティスト「まずい!奴め、我らを従えようとしておる!」

    サフィラ「皆、レシェフを直視してはいけません!」

    サキュバス・ナイト「無駄よ!レシェフの洗脳からは逃げられないわ!」

    親方「クソッ、どうすれば…」

    するとサフィラの持っている箱が輝く!

    サフィラ「ひょっとして、この中に何か切り札が…」

    アルマ「こうなりゃ一か八かだ、サフィラ、箱の中のカードを。」

    サフィラ「ええ!」

    サフィラが箱の中から光り輝くカードを取り出す。

    するとカードが実体化し、現れたのは…

    幻想魔獣キマイラ「グオオオオッ!」

    幻惑の魔術師「始めまして、皆様、お目にかかります。」

    幻想魔族のモンスター達だった。

  • 45二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 21:22:10

    >>44

    サキュバス・ナイト「無駄よ!幾ら頭数を増やしたところで!」

    再びレシェフの光を使おうとするサキュバス・ナイト。しかし、レシェフの光は発動しなかった。

    サキュバス・ナイト「は?!どういうことよ!」

    レシェフ「我が光を使えるのは、贄が必要だ。しかも、一度しか使えぬ。」

    幻惑の魔術師「しかも、今からこっちの番。その力は使えないわ。」

    サフィラ「さて、幻想魔族の力。どんなものなのだ?」

  • 46二次元好きの匿名さん25/05/06(火) 23:28:51

    >>45

    幻想魔獣キマイラ「グオオオオッ!」

    幻想魔獣キマイラが咆哮をあげる。その迫力に思わずすくんでしまうサキュバス・ナイト達。そして、キマイラの爪が、レシェフに襲いかかる。

  • 47二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 08:23:19

    >>46

    サキュバス・ナイト「ヒィィィッ!」

    サキュバス・ナイトはこの光景に怯えるがすぐに

    サキュバス・ナイト「れ、レシェフ様のお力ならキマイラごとき!」とレシェフの威光をたてに強がる。

    しかし、レシェフはキマイラの攻撃をかわすのに精一杯だ。

    その時、幻惑の魔術師がキマイラを静止する

    それを受け、キマイラは攻撃をやめる。

    幻惑の魔術師「キマイラよ、止めよ、我も出番が欲しいしな。さてと、では…」

    幻惑の魔術師の杖から光が放たれる。そして辺りを強い光が照らしたかと思うと…

    幻惑の魔術師「さて、これでよいだろう。では私に従ってくれるかな、レシェフ。」

    レシェフ「ハッ、我が主よ。」

    なんと幻惑の魔術師がレシェフを従えてしまったのだ

  • 48二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 12:32:05

    >>47

    親方「マジかよ!神様すら従えやがった!」

    アルマ「これが、幻想魔族の力、なのか?!」

    サフィラ「というよりは、幻惑の魔術師の凄さでしょうね。」

    幻惑の魔術師「まあ、そういうことさ。うちの弟子も、これくらい出きるようになって欲しいんだがな。」

    サキュバス・ナイト「れ、レシェフ様が彼方に?!しまった!ということは!」

  • 49二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 13:06:57

    >>48

    親方「さて、あんたを守る奴はいなくなったなあ!」

    アルマ「さんざ迷惑かけたんだ、当然、報いは受けなくちゃなあ…」

    サキュバス・ナイト「ヒィィィッ!」

    サキュバスナイトは逃走を図るが

    魔導サイエンティスト「甘いぞい、レシェフよ!」

    レシェフ「ハッ!」

    サキュバス・ナイト「あっ…意識が…あああッ…レシェフ様…何なりと命じくださいませ…」

    サキュバス・ナイトはレシェフにより洗脳され、その傀儡となった。

  • 50二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 16:27:11

    >>49

    サフィラ「さて、なぜこんなことをしたのか、教えて貰おうか。」

    サキュバス・ナイト「はい。お話いたします。」


    一方、地下では、操られていた生徒達が正気を取り戻しつつあった。

  • 51二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 16:44:42

    >>50

    どうやらサキュバス・ナイトは自分たちの世界ー悪魔たちの住む世界から逃れ、この世界にたどり着いたらしい。

    そこでこの世界に封印された邪神であるレシェフの存在に気づき、復活を画策したものの、アルカナフォースや3邪神といったより上位の存在を知り、身を潜めていたとの事だった。

    アルマ「しかし、こんなもんが封印されてるこの世界ヤバいな…」

    親方「確かにな…まっ、これで一件落着だな。さて、コイツらはどうする?」

    そこにはサキュバス・ナイトの他に拘束されたデスタクルもいた。

    魔導サイエンティスト「安心せい、引き渡し先はもう決まっておる。」


    翌日

    秘密捜査官ミステイク「ご協力、感謝致します。」

    ミスキャスト「寄星体デスタクル、こんななりですが恐ろしい特性を持っていて、仲間を増やしていくんです。」

    ミスリード「しかしその理由が…」

    ミスマッチ「まさか、友達欲しさとは…」

    デスタクル「だって私は生まれながらの根無し草、友達ぐらいいてモ良いじゃないですカ…」

  • 52二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 17:57:42

    >>51

    かくして、旧校舎の怪は無事に解決し、学園も留学生に注力できるようになった。


    コフレ達は、留学生がどんなデッキを使うのかが気になっている様子。

    ノワール「しかし、どんなデッキを使うんだろうか?」

    コフレ「黒機士様みたいな強さだったりして。」

    生徒A「そういえば、あの騎士様の連れの方たちも、かなりの強さをしていましたね。」

  • 53二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 19:19:02

    >>52

    ノワール「確かにね…デッドネーダー…ウッ…頭が…」

    コフレ「あれはやり過ぎかも…」

    生徒A 「後女性の方も強かったわね。」

    生徒B「あのエクソシスターの使い手、私たちとそこまで変わらない年なのに強かったなー」

    ノワール「あの真紅眼使いだって、かっこよかった。憧れるなー。」

    コフレ「私はあの眼鏡のお姉さんがひたすら妨害してきて何も出来なかった…」

    ノワール「…あれは酷い、見てるこっちまで引きそうだった…」

    コフレ「あっ、時間だよ。」

    ノワール「そろそろか、んじゃ、行きますか。」

    皆は集会所へと向かった。

  • 54二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 20:30:31

    >>53

    集会場に来たのは、サフィラ達だ。無事に、旧校舎の怪を退治してきた。

    サフィラ「みな,聞いてくれ。旧校舎の怪は、私達が解決した。これで、もう怯えることは無いだろう。」

    サフィラの言葉に大歓声を上げる生徒達。

  • 55二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 21:07:39

    >>54

    サフィラ「それだけでなく今回、無事に短期ではあるが学園に留学生を迎え入れる事ができました。さあ、皆様に挨拶を。」

    そして現れたのはアイ、マイ、ミイの3名だ

    アイ「始めまして、皆様、私はアイと申します。短い間ではありますが、どうぞ宜しくお願い致します。」

    コフレ「おお、凄い美人…」

    生徒A「アイさんだけじゃないわ。あの2人の妹達も…」

    ノワール「見てくれは良いな…だが、デュエルの腕はどうかな?」

    皆がそれぞれの感想を抱く中、3人はそれぞれのクラスへと向かった。


    一方、旧校舎では

    親方「良いのか?向こうには挨拶しなくて」

    アルマ「ああ、随分迷惑かけたしな、それにこっちの方が気楽で良いし。さっ、始めようぜ。」

    親方「そうだな。んじゃ、期限もギリギリだし、はじめっか。」

    仲良さそうに作業を始めるアルマ達だった。

  • 56二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:07:34

    >>55

    ミイは、芸術の科目を受けていた。学園の近くにある美術館に寄贈された絵画を見て、どんな印象を持ったかを討論するようだ。

    ミイ「「悪魔の金貨」?凄く大きな絵画ですね。これはいったい?」

    教師「ああ、これですか。これは、黒機士様のお連れになった、ネクロマンサー・カナエ様をモデルしたものなのです。彼女の容赦の無さと、生徒達への戒めも込めて、ここに飾らせています。」

    絵画の内容は、ドレスや宝石で着飾った死霊達を従えたカナエが黄金の玉座に座り、金貨を餌に死霊達を神輿の様に担がせているというものだ。

    教師「それでは、この絵の感想などを、グループの皆さんで話し合ってください。」

  • 57二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:30:14

    >>56

    ミイ「そうですね、この絵から感じるものは執念、でしょうか。死者になってもなお勝利、そして名誉に執着する執念を絵から感じます。」

    生徒「成る程…私は美しさを感じたわ、恐怖もだけどそれ以上に他を圧倒する美しさがそこにあると思うの。彼女の姿勢、私も見習いたいわ。」

    ミイ「なるほど…(この絵は佳奈恵さんがモデルですね…あの方は普段は大変な生活を送ってると聞きました…。これは黙っておきましょう。)」

  • 58二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 22:36:37

    >>57

    どこかの時空のオフィスにて

    佳奈恵「ぶぇえっくしょい!!」

    同僚「ちょ?!古賀さん!乙女がしちゃいけない音出してますよ?!」


    一方、マイが習っているのは、園芸だった。

    マイ「へえ。奥が深いですね。」

    生徒「そうなんです。ところで、マイさんは興味があったりするんですか?」

    マイ「はい。将来は植物学者になりたいと思っていまして。友人が育てている花の観察日記を付けているんです。」

  • 59二次元好きの匿名さん25/05/07(水) 23:38:35

    >>58

    生徒「へえー、そのお友達ってどんな人なの?」

    マイ「はい、花や木を育てるのが大好きな人達なんです。虫も大好きなんですよ。」

    生徒「へえ〜。凄いね、私はちょっと…虫は苦手かな。」

    マイ「わたしもちょっと虫は苦手だったんですが、彼女達と仲良くなる内に大丈夫になったんです。」

    生徒「へえ〜、私も会ってみたいかも。」


    その頃、ここは聖域

    天ノ月「ひッ、来ないで!」

    シトリス「ああ、これは蜘蛛ですね。」

    アトラ「かわいそうだし、外に出してあげよう。」

    天ノ月「あ、あなた達は大丈夫なの?と言うか大丈夫なのね。」

    シトリス「まあ、森の中で行きてきましたからね。」

    セラ「可愛いのに。ホラっ」

    天ノ月「や、やめて、近づけないでえええっ!」

    セラ「あっ、逃げちゃった…」

    シトリス「まあ、虫が苦手って言う人は多いですからね。蜘蛛は森の外に逃がしてあげましょう。」

  • 60二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 00:45:07

    このレスは削除されています

  • 61二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 08:17:46

    >>59

    そして、アイが学んでいたのは、数学についてだった。

    アイ(流石と言った感じですね。扱う数の桁が多い。)

    花嫁学校と言うことで、嫁ぎ先の家計簿を付ける日が来る時もある。と言うことで大きな数の足し引きが主になっていた。

  • 62二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 12:59:40

    >>61

    先生「であるから…」

    アイ「でも懐かしいな…よくこうして勉強してたな。」

    アイは嘗て、自分の世界で学生だった頃を懐かしみながら

    先生の話を聞き続けた。

  • 63二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 15:02:05

    >>62

    その頃学長室では

    クリスタ「生徒の皆さん。無事に打ち解けてくれて、良かったですわ。」

    学園長「ああ。後は無事に終わることを願うばかりだな。」

    学長の机の上に置かれていたのは、ある記憶水晶だ。

    クリスタ「そちらは?」

    学園長「ああ。これはアイさん達が持ってきてくれた物だよ。何でも、3邪神からの提案で作ったという、啓発用の映像教材だそうだ。」

  • 64二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 18:48:02

    >>63

    それは以前作られた盗掘を戒める内容のものだ

    クリスタ「これは…」

    学園長「ああ、なんでも彼女達の住む所ではこうした盗掘が横行しているらしく警告の意味も込めて作ったらしい。」

    クリスタ「盗掘とは…なんと罰当たりな。」

    魔導サイエンティスト「我らの世界とて関係あることだぞ、現に3邪神やアルカナフォース、そして大邪神に手を出したものもいるでな。」

    学園長「ああ、そうでしたな。」

    クリスタ「できれば神々が目覚めること無く、お休みになられる事を願うばかりですわ。」

  • 65二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 21:30:27

    >>64

    そして、午後の講義。この日は、講堂で決闘の講義があった。実践形式によるもので、目玉である、アイとサフィラの決闘となった。

    ノワール「ああ。一番槍は生徒会長か。まあ、文句はないさ。しかし、どんなデッキを使うんだろうな?」

    生徒達は興味津々だった。

    アイ「母のように回せるかは、自身がありませんが。それでは、サフィラさん。お願いします。」

    サフィラ「ああ。君の力を見せて貰おう。なに。気楽にいこうじゃないか。」

    そして、決闘の画面が表示される。サフィラのデッキは、氷結界。そして、アイのデッキを見た時、生徒達は驚愕した。

    生徒達『は、覇王魔術師ですって?!』

  • 66二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 21:52:50

    >>65

    ノワール「いやあ、面白いデッキを使うじゃないか。こりゃ楽しみだ。」

    コフレ「それって凄いの?」

    ノワール「ああ、すげえ難しいけど楽しいデッキだな。こりゃ楽しみだ。」

    サフィラ「では、私の先行で。」

    サフィラが氷結界を展開する

    サフィラ「では私は氷結界の照魔師を召喚し効果を使います。」

    アイ「それは止めます。灰流うらら!」

    サフィラ「かかりましたね。ここに使う事は読めていました。手札より鏡魔師を捨て、現れなさい、エジル。そしてトークンと共にシンクロ召喚!ランセア。鏡魔師の効果でここは…依巫を手札に。」

    ノワール「おお、やるじゃん。まっ、そりゃ囮に使うよな。」

    コフレ「えっ、なんで?」

    ノワール「そりゃ、相手としては厄介な照魔師の効果なんて使わせたくない。通せば厄介な事になるからな。敢えて使わせたんだ。」

    コフレ「へえ〜」

    サフィラ「さらに手札より氷結界の紋章を発動、ゲオルギアスを手札に加えます。」

    ノワール「うへえ、もう手札にあったのか。こりゃ厄介だな。」

    サフィラ「さらに手札から依巫を特殊召喚し、現れなさい、ステルス・クラーゲン!」

    ノワール「おっ、そっちが来たか…こりゃ厄介だぞ。」

  • 67二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 22:30:16

    >>66

    一方、控えの方では、マイ達とディアマンテ達が様子を見ていた。

    マイ「わあ。強いモンスターがいっぱい出てきました。」

    ミイ「サフィラさん。凄いんですね。」

    シロ「はい。何しろ、我が校最強の決闘者ですもの。最も、例の黒機士様には後一歩でしたが。」

    ディアマンテ「ええ。それにしても、随分と肝が据わっているのですね。」

    マイ「はい。お姉様は、様々な世界の猛者と渡り合っていますので。もちろん、そちらのいう、黒機士様とも戦っています。」

    決闘の方は、いよいよ詰めに入っていた。

    サフィラ「さあ、これでターンエンドだ。」

    アイ「流石ですね。覇王魔術師、というよりも、ペンデュラムの泣き所を良くついています。」

  • 68二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 22:56:47

    >>67

    アイ「まずは厄介なランセアを無効にしましょう。手札から無限泡影を発動します。」

    サフィラ「なるほど、そう来たか。」

    アイ「では行きましょう。私は手札よりダークヴルムをペンデュラムゾーンにセット、そして覇王門零を効果でペンデュラムゾーンに置きます。」

    サフィラ「クッ、考えたな。」

    ノワール「しかし、ランセアには厄介な効果があるし、まだクラーゲンがある。どうする?」

  • 69二次元好きの匿名さん25/05/08(木) 23:30:05

    >>68

    アイ「では、参ります。虹彩の魔術師を召喚します。」

    コフレ「嘘でしょ?!クラーゲンがいるのにモンスターを召喚した?!」

    ノワール「どうだ?サフィラは気づくか?」

    サフィラ「これは、悩みますね。恐らくは、クラーゲンの破壊効果を吐かせるための囮でしょう。しかし、残りの手札が気になります。もしや、クラーゲンに対するカウンター札?」

  • 70二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 08:26:52

    >>69

    少し悩んだが、サフィラは敢えて破壊しないで進行させることにした。

    サフィラ「クラーゲンの破壊効果は、ここでは使わないわ。」

    アイ(流石ですね。虹彩の魔術師の力は、破壊されると発動する。それを読んでいるとは。)

    ヒリつく決闘の様子に、観客席は盛り上がっているようだ。

  • 71二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 13:18:04

    >>70

    アイ「さらに手札より覇王門の魔術師を特殊召喚します。墓地へ送るのはオッドアイズ・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!そして効果で光翼の竜を手札に加えます。」

    サフィラ「くっ…通しましょう。」

    ノワール「おっ、会長さんが苦しいな。」

    コフレ「やっぱり、最初の…」

    ノワール「ああ、ランセアを止められたのがキツイな。」

  • 72二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 16:07:45

    >>71

    アイ「では、参ります。覇王門の魔術師と、虹彩の魔術師を、リンクマーカーにセット。軌跡の魔術師をリンク召喚です。そして、リンク召喚時の効果を発動します。」

    すると、サフィラが動いた。

    サフィラ「ここだ!軌跡の魔術師の効果に合わせて、ステルスクラーゲンの効果を使う!」

    どうやら、軌跡の魔術師を機転にした除去を撃たせないために撃ってきたようだ。

  • 73二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 19:10:46

    >>72

    ノワール「おお、これで面白くなったな。」

    コフレ「何で?」

    ノワール「軌跡の魔術師はキーカードだ、こいつを潰したって事は。」

    コフレ「相手は展開が出来ない。」

    ノワール「ああ、そうだ、しかし相手は余裕がまだある感じだな。」

    アイ「破壊された事により私は手札よりアストログラフ・マジシャンを特殊召喚!」

    ノワール「うへえ、そいつを握ってたか。こりゃ面白くなってきた。」

  • 74二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 20:49:59

    >>73

    一方、遠く離れた時空では


    冥神「そうか。そんなことがあったのだな。」

    マイン「はい。向こうの人達も、かなり舌を巻いていましたよ。」

    冥神とマインが語っていたのは、虹姫制度解体直後のこと。決闘科目の拡充にともない、実戦形式の対戦動画を教材として使いたい、とマインの元にオファーが来ていたという。

    そこで、許可を貰い、過日行われた、勇者達による聖域の試練の様子を見せたそうだ。

  • 75二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 21:28:27

    >>74

    冥神「彼らは色々なデッキを使うからな。良い教材になるだろう。」

    マイン「ええ、しかも彼らの世界の流行りだけでなくこだわったものも多いので見ていて楽しいのも理由かと。」

    冥神「しかし、思い切ったものだな。娘を留学させるとは。」

    マイン「ええ、娘には広い世界を知ってほしいと言う親心ですわ。」

  • 76二次元好きの匿名さん25/05/09(金) 22:17:04

    >>75

    そしてマインは、例の「教材」について話をした。

    マイン「しかし、聞いてみればあの学園のある時空では、様々な神々が眠って居たのですね。」

    冥神「ああ。現に、3邪神にアルカナフォースが目覚めているからな。その力を狙う者も居るそうだ。」

    アイ(アバター)「然り。故に、あの娘が撮ったという、警告の映像を手土産に持たせたのだ。我らなりの償いとして、な。」

    そう言ってきたのは、アバターだ。実は、今回の交換留学にあたって、3邪神達は生徒達にメッセージを残したいと常々考えていたのだ。曰く、古い遺跡が眠って居る所もある故に、軽い気持ちで強大な力に触れてしまう事故も考えられるのだ。

  • 77二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 08:12:35

    >>76

    一方決闘の方では、佳境に入っていた。

    シロ「ああ。サフィラ様、厳しそうですね。」

    ディアマンテ「流石は、数多の修羅場を潜り抜けたことはありますわね」


    サフィラ「これは、厳しいな。まさか、覇王の降臨を許してしまうとは。」

    アイ(ふう。良かった。何とかここまで回せた。)

    決闘用の幻影とは言え、覇王龍ズァークの圧倒的なプレッシャーに、観客達は圧倒されていた。

  • 78二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 08:43:08

    >>77

    ノワール「こりゃ勝負あったな。しっかし強いなー。でも、強ければ強いほどアタシも燃えるってもんだ。早速、対策練らないとな。」

    コフレ「はえ〜。会長さんに勝っちゃった。」

    結局デュエルはアイがそのまま押し切って終了

    しかしズァークまで出てきたデュエルに皆盛り上がっていた。

    サフィラ「流石です。見事にやられました。」

    アイ「こちらもです、まさかここまで追い詰められるとは…」

    そう言うと2人は握手を交わした。

    シロ「悔しいです、会長が負けるなんて。」

    ディアマンテ「ですがあの留学生、凄いですわね。」

    シロ「ええ。見事でした。」

  • 79二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 11:03:22

    >>78

    大盛りあがりを見せたのは午後の授業も、無事に終わった。


    そして夜、生徒達の寮にて

    ノワール「しかし、あの時の夢は何だったのだろうか?だが、お陰でこの子達を十全に扱える様になった。」

    ノワールは一人、部屋で考えていた。


    あの時とは、ちょうど、アルカナフォースが目覚めた頃のことだ。この日、ノワール達は、教師からあるものを渡されていた。白のヴェールであった。

  • 80二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 12:26:55

    >>79

    ノワール「確かあの時も白のヴェールを着てた教師にそれを着るよう言われて…それからは何も覚えてなかったな…」

    ノワールはふとその時の事を思い出していた。

    しかし、いくら思い出そうとしても中々思い出せないでいた。

    ただ1つ明らかなのはあの事件以降、自分の使うレイドラプターズが以前に比べて使いやすくなった気はしていた事だけだった。

  • 81二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 14:13:47

    >>80

    一方のコフレは、自分のデッキを眺めていた。

    コフレ「大丈夫かなぁ。あの子を満足させられるかしら?」

    コフレの握っているデッキは、いわゆる「原石」と呼ばれるものだった。しかも、通常モンスターの比率が高い。切り裂かれし闇や超自然警戒区域を使った、コントロール軸のデッキのようだ。

  • 82二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 14:40:41

    >>81

    コフレ「うーん、どうしようか?」

    コフレは悩んでいた。

    そんな時だった。

    コフレの耳にある声が聞こえてきたのは…

    ?「強くなりたいかい?」

    コフレ「だ、だれ?」

    ?「そうだな…今は名乗れない、それよりも君、デュエルで強くなりたいかい?」

  • 83二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 16:19:26

    >>82

    そして、アイ達の部屋では。

    アイ「ふう。何とか初日は乗り切れましたね。」

    マイ「ええ。何だか、綺羅びやかな場所でしたね。舞踏会で訪れたお城のようでした。」

    ミイ「それにしても、何だか変な気を感じますね。あの騒動から、風通しは良くなってはいるようですが。」

    そして、アイはある奇妙な噂をした。

    アイ「そういえば、サフィラさんが言っていたんですが、この世界には、様々な神様を祀っている遺跡が数多あるそうなのです。」

  • 84二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 17:03:14

    >>83

    アイ「確かに言われてみれば、様々な神々が祀られていますね。」

    すると3人の部屋に誰かが入ってきた。

    ディアマンテ「あら、こちらにいらっしゃいましたか。」

    アイ「あなたは。」

    サフィラ「先程の戦い、お見事でした。」

    ディアマンテ「流石は異界で名を馳せた者、素晴らしい戦術でした。」

    マイ「ええ、お姉様は様々な方と戦ってきましたから。」

    ミイ「私たちの誇りであり、そして目標なのです。」

    ディアマンテ「まあ、フフフッ。」

    アイ「あの、それで何か御用なのですか?」

    すると2人は改まった表情で話し始めた

    ディアマンテ「実は私たちに協力をしていただきたいのです。」

    サフィラ「その点は私から。既に学園長からの許可はとってあります。」

    サフィラが言うにはこの世界には様々な神々が眠っているらしく、中には邪悪な神もいること。3邪神が眠っていたため、迂闊に目覚めなかったたこと、しかし、3邪神が目覚め、この世界を離れてしまったため、邪悪な存在が徐々に活動を始めた事を語ってくれた。

    ディアマンテ「以前、貴方方が来る前に邪神レシェフを目覚めさせようとした者もおりました。」

    サフィラ「ここに留まっている間、どうか力を貸して頂けないでしょうか。」

  • 85二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 19:20:19

    >>84

    アイ「ええ。心得ております。私達にできることなら、ぜひ言ってください。」

    サフィラ「ありがとう。私としても心強い。」

    こうして、初日は幕を終えた。


    そして翌日

    学園に奇妙な噂が流れていた。それは、夢枕に現れて、力を授けるという女の声だ。

  • 86二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 20:10:41

    ノワール「なんだ、お前も聞いたのか?」
    コフレ「うん、私も聞いた。「もっと強くなりたいかい」って声」
    ノワール「そうか…私もなんだが。」
    シロ「お二人もですか?」
    ノワール「ああ…って副会長!」
    シロ「ええ、どうも何人かが声を聞いたらしく…決められた場所に来るよう指示されたとも…」
    ノワール「そうなのか、私は断ったけどな、しつこく言って来るから大変だったよ。」
    コフレ「私は…その…よく考えますって言った。デュエルで強くなりたい気持ちはあるけど他にやりたいこといっぱいあるし。」
    ノワール「なるほど、コフレらしい答えだ。別に良いと思う。」

  • 87二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 21:44:15

    >>86

    声の噂は、生徒会にも聞こえていた。

    サフィラ「成る程。力を求める声、か。」

    ディアマンテ「ああ。古傷を抉られるような感覚ですわ。」

    そういってディアマンテは、頭を押さえていた。しかし、女の声と聞いて、サフィラはある事を考えていた。

    サフィラ「しかし、どんな存在だろうか?夢を介して人を誑かすといえば、やはり悪魔か?それとも堕天使か?」

  • 88二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 22:46:54

    >>87

    ディアマンテ「ええ、何者でしょうか?」

    サフィラ「あなたには?」

    ディアマンテ「そうですわね、実は私にも聞こえましたが「いらない」と突っぱねたらそれ以降は聞こえませんわ。大体そんな事で力を手にしても碌な目にあいませんもの…」

    シロ「おお、成長しましたね。」

    ディアマンテ「あんな目にあったら誰だってそう思いますわ。」

    サフィラ「まあ、そうでしょうね。」

  • 89二次元好きの匿名さん25/05/10(土) 23:01:22

    >>88

    不穏な噂が広がるなか、この日の決闘の講義は、ミイが担当することになった。

    生徒A「では、ミイさん。貴方のデッキを見せてください。」

    ミイ「畏まりました。それでは、お願いします。」

    そして、ミイの先行で決闘が始まった。

    ミイ「では、参りましょう。まずは、トリックスター・ライトステージを展開します。」

    生徒A「では、まずは増殖するGを発動しますわ。さて、どうしますか?」

    いきなりざわつく観客席。特にノワールは、何かを感づいていたようだ。

    ノワール「あいつ、やらかしたくさいな。」

    コフレ「どうして?手札が増えたら、困りそうなものですが。」

    ノワール「いや、むしろ、逆なんだ。」

  • 90二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 08:19:13

    >>89

    ノワール「トリックスターはバーンが主体、簡単に言えば戦闘せずに効果でダメージを与えるデッキだな。」

    コフレ「じゃあ展開を止めちゃえば…」

    ノワール「それが当たり前の現代だ。一回止めたからってまた別の方法で回してくるだけさ。」

    コフレ「じゃあさっきのは…」

    ノワール「相当な悪手だな。」

  • 91二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 08:36:12

    >>90

    ミイ「成る程。ですが、手札は関係ありませんね。では、まずは、トリックスター・フェスを発動します。これで生成した2体のトークンで、ホーリーエンジェルさんを召喚!」

    生徒A「へえ。随分と、可愛らしいデッキですわね。」

    ミイ「貴方はどうやら、手札が欲しいみたいですね。ならば、いっぱいあげちゃいますね。」


    コフレ「嘘!あの子Gを恐れずに展開するつもりなの!」

    ノワール「ああ。もしかしたら、ヤバいコンボを狙っていそうだな。」

  • 92二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 09:45:10

    >>91

    さらにマンジュシカを召喚し次々とトリックスターを展開するミイ

    ミイ「さて、次はリンク召喚です。」

    生徒A「こ、これはかなりまずい展開では」

    ノワール「ああ、かなりまずい。」

    コフレ「なんか見てわかる。相当まずいよね。」

    ライフをジワジワ削られ、さらに展開する中相手も焦り始めていた。

  • 93二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 10:37:24

    >>92

    そして気がつけば、ミイの対戦相手の手札が凄まじい事になっていた。

    生徒A「嘘でしょ?!もうデッキ半分しか残ってないんだけど?!」

    この時、生徒の手札は、19枚になっていた。

    ミイ「これくらい有れば、大丈夫ですね。カードを一枚伏せてエンドです。」


    コフレ「うわあ、いっぱい引かされちゃったね。でもこれだけたくさん手札があれば、逆転できそうじゃない?」

  • 94二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 11:34:18

    >>93

    ノワール「いや、これで終わりだ」

    生徒A「じゃあいくわ、ドロー、スタンバイフェイズ」

    ミイ「いいえ、これでおしまいです。グリードを発動します。」

    生徒A「え、私の手札は20枚…じゃあ…」

    ミイ「そう、手札1枚につき500ダメージなので…」

    生徒A「あわわわわわっ。1万ダメージ!」

    コフレ「す、凄い…」

    ノワール「まあ、あんなに上手く決まる事はないけどな。油断大敵ってやつだ。」

    生徒A「悔しいですが見事な戦術。やられました。」

    ミイ「ハイ、でも止められていたらやられたのは私でした。」

  • 95二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 13:18:04

    >>94

    クリスタ「と、この様に、猛者は相手の誘発札さえも戦術に組み込んでくる場合もあります。特に、増殖するGや、マルチャミー・フワロスの様な、ドロー系の誘発の場合、相手によっては此方がデッキアウトで負けてしまうこともあるのです。」

    決闘の世界とは、かくも奥深きかな。そう思った生徒達であった。


    一方、アイはサフィラやディアマンテと共に居た。例の夢枕の声についてだ。

    アイ「夢枕の声、ですか。」

    シロ「はい。既に何名かが実際に聞いていたようです。」

  • 96二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 14:14:20

    >>95

    サフィラ「なんでも囁きかけるように話すらしいのです。」

    シロ「既に何名かの学生が声を聞いたらしいのです。」

    ディアマンテ「幸いまだその声に従った学生はいないのですが…」

    すると室内に生徒が1人入ってきた。

    生徒B「どうやら我が校だけではなく、他の学園の学生も聞いたらしいですね。既に行方不明者が出ているとの事です。」

    サフィラ「ふむ、他校では既に被害が…」

    ディアマンテ「我が校には被害が出ていませんが出る前に止めないといけませんわ。」

  • 97二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 15:23:48

    >>96

    一方、「聖域」の時空では

    冥神「そうか。夢枕の声か。確かに奇妙な話だ。」

    ハスキー「はい。ですが、手がかりが乏しいですね。」

    すると、次元の狭間から巨大な蛇が顔を出した。聖域の管理者の一人である、蛇神ゲーだ。

    ゲー「冥神よ。一大事だ。アイ達の向かった先の世界にある神殿から、オレイカルコスの儀式鏡が盗まれたそうだ。」

  • 98二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 15:41:27

    >>97

    ハスキー「ええ!それは問題ですね。」

    冥神「誰かが管理していたのでは?」

    ゲー「それがだな…向こうの世界ではだれも管理しておらず、過去の文明の遺産として博物館に展示されていたらしいのだ。」

    冥神「そんな事が…」

    ゲー「あの地には多数の神々がいるが、全て眠りについており、神話や伝承として語り継がれているのみだ。まあその方が平和かもしれんが…」

    冥神「どうする?流石に事態が厄介だし呼び戻すか?」

    ゲー「いや、それも良くない、折角の場だ、とは言えあの男は…」

    冥神「確か別の所へ…せめて誰かサポートが欲しいな

    …そうだ!」

    冥神はある人物を呼び寄せた。

    アレイスター「なるほど、向こうに行って謎の声について調べて欲しいと。」

    冥神「そうだ、頼めるか?」

    アレイスター「神様からの頼みじゃ断る訳にはいかないな。協力しよう。」

    ゲー「頼んだぞ、召喚士よ」

  • 99二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 19:10:54

    >>98

    学園の世界に赴いたアレイスター。ひとまずは、学園に向かうことにした。


    そして昼。食事をしていた所に緊急放送が鳴り響く。

    校内放送『ええ。生徒の皆様に連絡です。本日午前十一時頃、街の博物館から、展示品が盗まれるという事件が発生しました。犯人は依然逃亡中の模様。これにより、午後の授業は取りやめとし、一斉下校となります。』

    マイ「ああ。何だか大変な事になっちゃいましたね。」

    ミイ「強盗だなんて。随分物騒ですね。」

    すると、アイの端末から連絡が来た。

    アイ「はい。あ、アレイスターさん。いかがしました?」

    アレイスター『ああ。どうやら、緊急事態らしくてね。向こうから君達のサポート頼まれたんだ。』

  • 100二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 20:28:54

    >>99

    アイ「そうなんですか。」

    アレイスター「まっ、ラメイソンで自由に動ける魔術師なんて僕ぐらいだしね。今回は教師として入らせてもらったよ。」

    クリスタ「ええ、アレイスターさんには教師として、サポートにあたってもらいます。今回はサフィラさんとディアマンテさんなど生徒会の面々は承知済みです。」

  • 101二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 20:53:09

    >>100

    一方、待ちの裏路地では、外套で身を隠した男達数名が、何かを話していた。どうやら彼等こそが、今回の騒動の主犯格らしい。

    隠者A「おお。コイツが件の代物か。水底に沈んだという伝説の都に縁のある儀式鏡か。」

    隠者B「ああ。何でも、こいつを使えば、我らの傀儡をいとも容易く生み出せるらしい。」

    なにやら、物騒なことを話している様子。それをたまたま聞いてしまった者が居た。

    ルビウス(嘘でしょ?!ゴミ出ししてたら、なんか物騒な話聞いちゃったんですけど?!)

    ルビウス・コランダム。大商人の娘で、元・赤姫だった生徒だ。しかし、学園での狼藉を働いた結果退学処分となり、現在は父の経営する施設で、用務員として働いている。ルビウスは踵を返し、直属の上司に説明することにした。

  • 102二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:12:22

    >>101

    上司「ふむ、一度学園に連絡した方が良いな。私から連絡しよう。」

    上司が学園に連絡をした。

    その翌日

    ディアマンテ「確かにあなたは盗まれた鏡を見たのですね。」

    ルビウス「ええ、あれは間違いなく博物館に飾ってあったもの。あれで何をするのか分からないけど…」

    サフィラ「ルビウス、ありがとう。まずは彼らについて調べなければ。」

    シロ「後謎の声との関連も。」

  • 103二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 21:20:28

    >>102

    サフィラ達は、声の主について考えることにした。

    サフィラ「しかし、一体誰なんだろうな?」

    するとそこに、コフレとノワールがやって来た。どうやら、声の詳細が聞けたらしい。

    ノワール「会長。昨日、コフレがまた声を聞いたらしいんだ。」

    コフレ「うん。今度はきっぱり断ってみたの。そしたら、素直に消えていったわ。その時のことなんだけど、何か女の人の声っぽかったの。」

  • 104二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:06:44

    >>103

    アレイスター「成る程。女の声か。他に何か特徴は?」

    コフレ「うん。なんか、すごく綺麗な宝石を持っていた確か、ピンク色の奴。」

    すると、ディアマンテが反応した。

    ディアマンテ「桃色の宝石。もしやそれは、モルガナイトのことでしょうか?」

  • 105二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:08:21

    このレスは削除されています

  • 106二次元好きの匿名さん25/05/11(日) 23:10:01

    >>104

    アレイスター「モルガナイトか…魔女の類の可能性もあるな。」

    コフレ「成る程…」

    アイ「魔女ですか…厄介ですね。」

  • 107二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 08:34:13

    >>106

    一方、どこかの建物では


    生徒「こ、これが、新しい力を手に入れるための、儀式。」

    恐らく、夢枕の声に従ったであろう他校の生徒がいた。目の前にあったのは、奇妙なオブジェだった。

  • 108二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 09:25:01

    >>107

    ?「そう、これから始まるのは儀式、あなた達はより強く、美しくなるために生まれ変わるの。」

    そこにあったのは宝石で作られた女性のオブジェだ

    謎の声はそれを見てすくむ女生徒達に囁きかける

    ?「さあ、それに近づきなさい。あなたはきっと力を手にできるわ。」

    それを聞いた女生徒の目から生気が消え、声の言う通りにオブジェに近づく

  • 109二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 11:29:32

    >>108

    女生徒達『あ♥️』

    女生徒達がオブジェに触れると、彼女達の肉体と融合を始めた。そして生徒達は顔だけを残し、全身を宝石の結晶のようなもので覆われた。

  • 110二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 15:23:59

    >>109

    ?「さて、後は…」

    女性はオブジェとなった女生徒に手をかざす。

    するとその身体から光の玉が現れ、彼女の手に収まる。

    それは女生徒の魂であった。

    魂が抜け出たオブジェは顔も宝石に覆われ、完全なオブジェとなった。

    彼女の名は瞳の魔女モルガナ。どうやら何かの目的を持って行動しているみたいだ。

    モルガナ「さてと、じゃあ魂は新たな器に」

    モルガナはそう言うと、宝石で作られた人形に魂を移した。

    すると、その人形は徐々に女生徒の姿へと変わっていった。

  • 111二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 16:01:47

    >>110

    人形達『『転生完了しました。御主人様。新しい体を賜ってくださり、とても感謝しています。』』

    モルガナに敬礼をする人形達。その光景を、モルガナは満足そうに眺めていた。


    一方、ところ変わって、アルマの学校では。

    アルマ「んだって?!ウチの石灰が盗られた?!」

    親方「ああ。してやられたよ。まさか、資材泥棒に遭っちまうとはなぁ。」

    アルマと親方が悩んでいたのは、土建系ならではの悩みである、資材泥棒だ。今回狙われたのは、基礎工事のラインを計る石灰だった。

  • 112二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 18:07:53

    >>111

    アルマ「しかし石灰なんか持って行って何するつもりだ?」

    親方「いずれにせよウチらから資材を盗むなんて不届き者を許すわけにはいかねえな。」

    アルマ「ああ!野郎ども!アタシらも動いてとっちめてやろうぜ!」

    学生A「ウッス!ウチらにとって血や黄金に匹敵する建築資材!」

    学生B「それを奪うなんて、奴らには天誅を!」

    学生C「アルマ!それに親方!俺達も協力するぜ!」

  • 113二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 19:24:44

    >>112

    学園にて

    マイ「まあ、随分と物騒ですね。」

    ミイ「でも、勝手に石灰を盗むなんて、何に使うんでしょうか?」

    ディアマンテ「ああ言った資材は、高く売れるものです。過去に父から、盗品の採掘用工具が、やみ市で高額取引されていたという話も聞かされましたし。」

    すると、アイは何かを思い出していた。

    アイ「そういえば、石灰で思い出しました。まだ小学生だった頃に、校庭のライン引きで遊んでいた子が居たんです。あれはお絵描き用の道具じゃないって、起こられていました。」

    マイ「そうなんだ。あ、そういえば、外で何かしていた人が居ました。何か、儀式がどうこうって……。」

    マイが語った所によると、運動の授業中に、奥の方で何かを計っていた人が居たらしい。それを聞いたアレイスターは、何かを感づいた。

    アレイスター「ちょっと待てよ?!これに関しては心当たりがある。まさか、コレを使うつもりか?!」

    アレイスターが見せたのは、オレイカルコスの結界だ。そして、儀式鏡の件と合わせると、黒幕の狙いが見えたのだ。

  • 114二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 20:09:15

    >>113

    アイ「成る程…オレイカルコスの結界…」

    マイ「つまり、ご主人様が住む場所みたいな所を作ろうとしてるのでしょうか。」

    アレイスター「あの主人は平和に暮らせれば良いってタイプだから良いけど良からぬ事を考えてる奴は…」

    サフィラ「かなり危険ですね。」

    アレイスター「ああ、そうなるね。」

    魔導サイエンティスト「ふむ…ちと厄介な問題になってきたのう。」

    アレイスター「おお、誰かと思えば。」

    魔導サイエンティスト「異世界の魔道士か。挨拶はさておき、何やら物騒な事になってきたわい。」

  • 115二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 20:25:34

    >>114

    魔導サイエンティストが語ったのは、件の夢枕の正体だ。どうも、モルガンと儀式鏡を盗んだ犯人が結託して、この学園を支配しようと企んでいる様子。

    学園長「それと関係があるのかは分からないが、どうやら生徒達の間で、奇妙な夢の話を聞いたそうだ。なんでも、己を象った胸像を愛でていた、という感じらしい。」

    胸像と聞いて、アイは心当たりがあった。

    アイ「もしや、その胸像とは、コレの事ではないでしょうか?」

    アイが見せたのは、教材として持ってきた、盗掘を勇める映像だ。その中で、ズラリと並んだ、黄金のトリックスターの駒の映像を見せたのである。

  • 116二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 20:36:52

    >>115

    学園長「これは一大事だな…」

    魔道サイエンティスト「とは言ってもどこに奴らの本拠があるかわからんのはのう…」

    その時、アルマの学校の親方がアルマ達学生を伴い現れた。

    親方「その点なら問題ないぜ」

    学生B「盗みに来た連中の1人に発信器をつけたからこれで…」

    アルマ「奴らのアジトを見つけられるって訳さ、ウチには変わり者が多いからな。これぐらい楽勝だ!」

  • 117二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 20:51:36

    >>116

    件のアジトでは

    モルガン「それで、準備は整いそうかしら?」

    盗賊A「はい。先程、花嫁学園から帰還したものによりますと、骨組みは9割完成したとのことです。」

    盗賊B「ところで、それは何の作業ですか?」

    モルガン「ええ。古代の儀式らしいの。なんでも、魂をより固着させる為のね。」

    見ると、宝石人形達が、脱け殻となった宝石細工にキスをしていた。

  • 118二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:14:32

    >>117

    盗賊A「なんとも、奇妙な光景ですね。」

    モルガナ「ええ、しかし、あっさり騙されて私たちの傀儡になるなんてかわいそうね。まっ、代わりに力はあげたから、代償は支払ったし良いでしょうって事で。」

    盗賊A「まあ、たしかにそうですね。」

    モルガナ「さあて、後は作業を済ませるわよ。アイツを降臨させる準備をしないとね。」

    盗賊A「は、はい。」

  • 119二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:19:52

    >>118

    モルガン「と、その前に。ちょっとあなた、こっちに来て。」

    盗賊B「どうかしました。」

    モルガン「なに。ちょっと蝿が止まってたわよ。」


    一方学園では。

    クリスタ「大変です!学内にこのようなものが!」

    クリスタがアイ達に見せたものがあった。それは、六芒星のマークだった。どうやら盗賊達が目印に置いておいたのであろう。

  • 120二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:36:24

    >>119

    学生B「後は反応が消えました。しかしアジトの場所は特定できました。場所は町外れの古い洋館ですね。」

    親方「そうか、じゃあ後は…」

    アルマ「待て、大人数で乗り込むのは危険だな。」

    親方「確かに…」

    サフィラ「それに相手は魔女、何を仕掛けてくるか…」

    ディアマンテ「分かりませんわね。」

    学園長「それに無闇に学生を危険に晒す訳にもいかんしな。」

    アイ「(私たちは大丈夫ですが…)」

    アレイスター「(アイちゃん、ここは内緒にしとこう。)」

    アレイスター「僕は行くが…1人は危険だな…」

    するとコフレが洋館を見るなり声をあげた

    コフレ「私、この洋館知ってる…」

    ノワール「えっ、どういう事だ?」

    コフレ「あのね、昔ここはホテルだったの。街に遊びに来るとき、よく泊まってたから…」

    ノワール「へえ〜。」

    アルマ「確かに、ここは昔ホテルとして使われてたな。でも、数年前にオーナーが隠居して閉めたんだ。」

    親方「おっ、良く知ってんな。」

    アルマ「まあね、しっかし、まさか怪しい連中が住み着いてるとはね。」

    コフレ「私、この中の作りは大体分かります。オーナーさんとも仲良しで教えてもらったから。」

  • 121二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 22:52:17

    >>120

    学園長「成る程。アジトにはアレイスターとコフレが行くのが最適だろうな。」

    アルマ「おっと、アタシらも忘れちゃ困るぜ。摺られた資材のツケを払って貰わなきゃな。」

    アイ「わかりました。では、私達は学園にて吉報を待ちます。」

  • 122二次元好きの匿名さん25/05/12(月) 23:34:16

    >>121

    かくてアジトには親方とアルマ、そして学生達

    アレイスターとコフレ、それを心配したノワールが乗り込む事になった。

    サフィラ「本来なら私達も行きたいのですが…」

    ディアマンテ「全員で乗り込む訳にはいきませんわ、それに、学生たちの動揺を収めなくては。」

    アイ「そうですね。」

    マイ「私たちも協力します。」

    ミイ「皆さん、どうかお気をつけて。」

    ノワール「私はコフレについてく、心配だからな。」

    シロ「分かりました、無茶はしないでくださいね。」

  • 123二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 08:23:41

    >>122

    アジトまでの道中、コフレはあることが気になっていた。それは、例の結界の危険性についてだ。

    コフレ「アレイスターさん。あの結界って、相当ヤバそうなんですね。でも、少々制約が重いような気が。」

    ノワール「コフレ。恐らく君が想定しているのは、カードとしてのオレイカルコスの結界だろう。実は、あれは本来の効果ではないんだ。」

    アルマ「聞いた話じゃ、あの結界の中で負けたら、○んでしまうって。」

    アレイスター「正確には、魂を抜かれるんだけどな。嘗て、この結界を使った者達は、敗者の魂を奪って、騎士人形達に封じ、使役していたそうだ。」

  • 124二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 09:51:19

    >>123

    親方「さて、着いたか」

    一行はアジトである洋館に辿り着いたようだ

    アレイスター「流石に正面からはマズイな。さて、どうしようか?」

    コフレ「あの…確か裏手にワインセラーがあって、そこから本館に繋がってるんです。鍵も借りてきました。」

    アルマ「おお!それなら入れそうだな。でかした!」

    アレイスター「じゃあ、そこから入ろうか。」

  • 125二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 10:10:58

    >>124

    一方、学園では

    サフィラ「さて、アジトはアレイスターに任せて、学園内はどう納めるか、だな。」

    ディアマンテ「流石に、私達直々に、とは行きませんし。」

    すると、アイがある提案をした。

    アイ「でしたら、私達に任せてください。」

    すると、アイのデッキから、虹彩の魔術師が実体化した。

    サフィラ「驚いた。まさか、貴方もカードを実体化させる力を?!」

    虹彩「はい。学内の危険物は、私達に任せてください。」

    シロ「確かに、魔術師の皆さんならば、その手の類いのものは得意でしょうし。」

  • 126二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 16:57:28

    >>125

    こうして、学内を魔術師たちは警戒することになった。

    すると、虹彩の魔術師がある一団を発見した。

    虹彩の魔術師「あれは…」

    それは行方不明となった他校の女学生達だった。

    モルガナの傀儡となった彼女達は学園を手中に収めんと侵攻してきたのだ。

  • 127二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 20:50:10

    >>126

    宝生徒A「ここが、例の場所ですね。ここには数多の才媛がいるといいます。」

    宝生徒B「丁度良いですね。私達の同胞も居そうですし。」

    宝生徒C「光の結社の遺産。存分に使わせて貰いましょうか。」

    そして、生徒達が取り出したのは、石灰だった。どうやら、石灰を使って、大規模なオレイカルコスの結界を描こうとしているようだ。

  • 128二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 21:23:37

    >>127

    サフィラ「待ちなさい、それは阻止致します」

    ディアマンテ「あの力は私たちもよく知っています、使わせる訳にはいきませんわ!」

    アイ「ええ、私たちも」

    マイ、ミイ「「阻止させてもらいます。」」

    宝生徒A「なるほど、しかし遅かったですね、もう陣は完成しつつあります。」

    宝生徒B「後は完成まで時間があります。あなた達を排除しましょう。」

    そう言うと2人はデュエルディスクを構えた

    サフィラ「なるほど…デュエルですか。」

    アイ「ここは私たちに任せてください、皆様は魔法陣の阻止を。」

    サフィラ「分かりました。」

    するとそこにクリスタも現れた。

    クリスタ「アイさん、私も手伝います。」

  • 129二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 22:36:05

    >>128

    クリスタは、二人の生徒に見覚えがあった。どうやら最近伸び悩んでいると相談された、決闘塾の生徒のようだ。

    クリスタ「思い出しました。あなた達は、リース・トランさんに、ルクス・メテオーラさんですね。決闘塾でお会いしました。」

    リース「おや、だったら話は早いですわね、クリスタ先生。今回の決闘は、貴方達に先行を譲りましょう。」

    ルクス「今日こそ、貴方を越える日。この日が来ることを、どれだけ待っていたことか。そこの貴方も、ついでに負かしてあげますわ。」

    アイ「先行を譲った?ま、まさか!」

    リースとルクスはニヤリと笑った。見ると、リースの背後には、燦幻超竜トランセンド・ドラギオンが、ルクスの背後には、No107 銀河眼の時空竜の形のオーラが出ていた。

    リース・ルクス「そう!私達の天盃竜と、タキオン銀河の餌食となるのです!」

    しかし、それに異を唱える声が聞こえた。

    ??「待たれよ。攻守の先行は公平に決めるべし。この勝負私も立会人として、見学させて貰おうか。」

  • 130二次元好きの匿名さん25/05/13(火) 23:20:57

    >>129

    クリスタ「あなたは!」

    そこに立っていたのは元理事長だった。 

    元理事長「いやあ、久しぶりだね。」

    ブラック・マジシャン(赤)「流石に事態が事態だからな、引っ張ってきたんだ。」

    アイ「そう言えばあなたはよくご主人様と会われていた方ですね。」

    元理事長「そうだね。さて、ルールはルール、ここは正々堂々先行、後攻をコイントスで決めようではないか。」

    リース「くっ、しかし、儀式は…」

    元理事長「ああ、それは足止めさせてもらったよ。」

    ブラック・マジシャン(赤)「それどころかもう不可能なんじゃないか?」

    サフィラ達が向かった儀式の場、そこには既に魔法陣が完成していた。

    サフィラ「そんな…」

    ディアマンテ「既に…」

    フェザー「フフフッ、私はシムルグの使い手フェザー、お見知り置きを。」

    サフィラ「くっ、させません。」

    フェザー「残念ね、もはや儀式はなりましたわ。後は魔法陣の力を使い、オレイカルコスを顕現させるのみ。せいぜい指を加えて見ていなさい。さあ、炎の剣士の使い手、フレイよ!今こそ儀式を…」

    フレイ「ええ、さあ…えーと、何をするんだっけ!」

    フェザー「何をしているの、フレイ!早く」

    フレイ「そうだった、私は…私は…誰だっけ!名前は…名前…何だっけ?」

    フェザー「フレイ!フレイ!どうしたのです!くっ、こうなれば私が…あれ?私は…何を…?私の名前は…」

    サフィラ「いったい何が…」

    ディアマンテ「起こっていますの?」

    彼女達は気付いていなかった。その上空に、紋章神が顕現したことを。

    紋章神はその力で彼女達の名を奪ってしまったのだ。

  • 131二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 08:22:58

    >>130

    アンノウン(フレイ)「あれ?貴方はだあれ?」

    アンノウン(フェザー)「教えてください。私は誰ですか?」

    名前を奪われた宝生徒達は、自身が何者かすら思い出せないでいた。そして、二人は恐怖のあまり抱きつき、真実に気がつく。

    アンノウン(フレイ)「あなた、ほうせき、だったんだね。」

    アンノウン(フェザー)「そうよ。あなたもわたしも、ほうせきなの。」

    フレイとフェザーだった宝生徒達は、その言葉を最後に、全身を綺麗な宝石に変えてしまった。

    そして、それはリースとルクスを除いた、残りの宝生徒も同じであった。

  • 132二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 13:23:51

    >>131

    あまりにも不可解な光景はリースたちからも見えていた。

    ルクス「一体何が…」

    リース「こ、これは何?」

    元理事長「ああ、流石に学園を荒らされる訳にはいかないんでね。ちょっとの間宝石になってもらったよ。」

    ブラック・マジシャン(赤)「これで儀式も出来なくなったな。」

    ルクス「こうなればあなた達を倒して」

    リース「私たちが儀式を完遂します。」

    アイ「させません!」

    クリスタ「私たちが」

    とクリスタがデッキに手をかけようとした時、元理事長がそれを制止した。

    元理事長「すまないな、ここは私に任せてもらえないか?」

    クリスタ「え、ええ…よろしいですが…」

    アイ「分かりました。宜しくお願いします。」

    元理事長「さて、じゃあ私は紋章ライゼオルで行くかな。」

    マイ「(ライゼオル…)」ミイ「(この人、容赦ないなー)」

    クリスタ「(あ、これは相当…)」

    ブラック・マジシャン(赤)「(頭にきているな…分からんでもないが…)」

  • 133二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 13:34:04

    >>132

    クリスタ「で、では急遽、私が立会人を務めさせていただきます。」

    かくして、アイと元理事長、リースとルクスの決闘が始まった。コイントスの結果、アイ達が先行をとることになった。

    元理事長「我々の先行か。まあ良いだろう。アイさん。だったか、まずは君からどうぞ。」

    アイ「はい。わかりました。では、参ります!」

    リース(一時はどうなるかと思いましたが、私たちに後攻が回ってきたのは不幸中の幸いですわね。)

    ルクス(それに、後攻となれば、私達天盃竜と銀河の本領。いかに制圧されようと、まくり返せば良いだけですわ。)


    マイ「しかし、紋章の力って、すさまじいですね。名前を奪ってしまうとは・・・。」

    ミイ「なんか、怖いよ。私が私でなくなっちゃう、ってことでしょう?」

    ディアマンテ「そうですわ。名前というものは、最も強い呪いですもの。」

  • 134二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 15:15:26

    >>133

    アイが魔術師を展開する。

    相手も妨害を使うが、それを頭に入れての展開だけに中々止まらない。

    アイ「ではこれで、ターンエンド。」

    元理事長「では私も始めるか。私は手札より篝火を発動し、エクス・ライゼオルを手札に加える」

    リース「な…」ルクス「紋章獣だけじゃ…ない…」

    元理事長「ああ、ライゼオルは中々相性が良いんだ。私はプレイン・コートを墓地へ送りエクス・ライゼオルを特殊召喚、そしてプレイン・コートの効果でソード・ライゼオルをサーチ、さらにプレイン・コートの効果でレオとスタッド・ホエールを墓地に送り、レオの効果でスタッドホエールを手札に加えるよ。」

    ルクス「(しまった!誘発を使い過ぎた。)」

    リース「(そんな、このままじゃ!)」

    元理事長「さて、ソードライゼオルを特殊召喚して、スターライゼオルを手札に、そしてスタッドホエールを通常召喚して、ユニコーンを墓地に送り、メダリオンマジックを2枚手札に。そうだなあ…ここは蘇生紋章と紋章の明滅を加えようかな。そして、蘇生紋章でレオを蘇生し紋章獣2体でライゼオル・デュオドライブをエクシーズ召喚、効果でライゼオル・クロスとノードライゼオルを手札にくわえるよ。」

  • 135二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 15:40:15

    >>134

    マイ「すごい。初見で3邪神を扱ったというだけはあります。」

    ディアマンテ「ええ。学園長にはあと一歩といったところでしたが、かなりの勝負を演じたことがありますの。それでも、初めてライゼオルに触れたときは、目を丸くしていたそうですわ。なんでも、「雷光さん」という方からおそわったそうですわ。」

    ミイ「まあ、あの人が。」


    ルクス(どうだ、リース。返せそうか?)

    リース(だ、大丈夫です。天盃竜の突破力ならば・・・!)

  • 136二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 17:05:27

    元理事長「さあて、ライゼオル・クロスを発動し、残ったソード、エクスでデッドネーダーをエクシーズ召喚だ。効果でプレイン・コートを素材にするよ。そしてプレイン・コートを除いてスター・ライゼオルを特殊召喚。さらにフィールドにホール・スラスターをセットだ。そして、プレイン・コートの効果で…」
    リース「ターン1無いんだ…」
    高い展開力で次々に展開していく姿に2人は戦慄していた。そして
    元理事長「では行くか、現れよ、紋章神コート・オブ・アームズ・ゴッド・シャーター!」
    ルクス「ライゼオルに続いて紋章神か…」
    リース「しかも魔術師も万全…となると天盃でも厳しいかも…」

  • 137二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 19:24:25

    >>136

    元理事長「さて、どこまで返せるかな?ターンエンドだ。」


    一方ホテルでは

    土建生徒A「うわあ、なんじゃこりゃあ!」

    土建生徒B「親方!宝の山が見つかりました!」

    親方「何だって?!こりゃあ驚いた。」

    そこに合ったのは、宝石の結晶のドレスを着た花嫁達だ。全身を宝石に加工されて、とても嬉しそうである。

    アルマ「おいおい。こいつら全員行方不明者かよ。」

  • 138二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 20:33:29

    >>137

    アルマ「しっかし、なんか他人事とは思えねえな…」

    親方「お前さんもこうなってたかもしれねえもんな。」

    生徒A「親方、どうします?」

    親方「そうだな…運び出すのも無理だし、このままにしておくか。」

    コフレ「待っててね、今戻してあげるから。」

    アレイスター「さあ、急ごう。」

  • 139二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 21:43:39

    >>138

    コフレ「さて、ここはどうやら厨房だった場所みたいね。」

    ノワール「微かに炊事の跡がある。やはりここに例の者達が。」

    すると、アレイスターはあることに気がついた。

    アレイスター「まて、誰か着るぞ!」

    盗賊「な、なんだぁお前ら?!どっから入ってきやがった?!」

  • 140二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 21:57:43

    >>139

    アレイスター「マズイな、どうする。」

    アルマ「勿論!」親方「こうするんだ!」

    盗賊「な、てめえら!俺が怖く…ぎゃあああっ!」

    アルマと親方、そして生徒達はあっさりと盗賊を捕まえてしまった。

    コフレ「す、すごい…」ノワール「あ、ああ…」

    すると別の盗賊がコフレの後ろに迫る!

    盗賊B「こいつらなら…へへへっ」

    アルマ「コフレ!」

    しかし

    コフレ「ええええいっ!」

    盗賊B「へっぐわあああッ!」

    コフレは盗賊を掴むと、そのまま投げ飛ばしてしまった。

    ノワール「アンタ、運がなかったな、コフレは爺さんから護身術の手ほどきを受けてたんだと。」

    盗賊B「そ、そうだったのか…」


    一方学園ではデュエルが続いていた。

    しかし、どうも操られた生徒達は攻めあぐねているようだった。

    リース「どうしよう、天盃じゃあ…」

    ルクス「そんな、折角力を頂いたのに…」

    元理事長「力にかまけて戦術を疎かにしては勝てるものも勝てないよ。さて、それはデッドネーダーで破壊だ。」

    ブラック・マジシャン(赤)「我が身にも響く言葉だが、その通りだな。」

    マイ「(と、いうよりライゼオルが強すぎますね…)」

    魔導サイエンティスト「容赦ないのう…」

  • 141二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 22:25:28

    >>140

    リース「あわわ・・・。ら、ライゼオル、なんて恐ろしいの・・・。ルクス、あとは任せたわ。」

    ルクス「ちょ、ちょっとリース?!で、でも、銀河の力を使えば!」

    ルクスは、何とか抵抗を試みようとした。しかし、アイにはお見通しだった。

    アイ「銀河の力は強大です。されど、あなたのモンスターではどうにも出来ませんよ。」

    ルクス「ちょっと?!それは、どういう・・・。」

    アイ「今、ズァークはPゾーンに居ます。この状態では、あなたの融合、シンクロ、エクシーズモンスターは、効果を発動できません。」

  • 142二次元好きの匿名さん25/05/14(水) 23:18:33

    >>141

    ルクス「ああ、そんなあ…」

    リース「巻き返しもできないなんて…」

    元理事長「さて、ではトドメと行こうか。」

    リース「あああ、主様…」

    ルクス「お許しを…」

    アイ「勝負あり、ですね。」

    クリスタ「すごい、結局何もさせずに…」

    元理事長「ふむ、実戦は初だったが、悪くないな。それでは…」

    元理事長は敗北したリース、ルクスの方を向いた。怯える2人だが彼はそれを気にせずにコート・オブ・アームズ・ゴッド・レイジの力を解き放つ。

    元理事長「2人には悪いが、暫くは名無しとして過ごしてもらうよ。」

    リース「あああ…」ルクス「そんな…」

  • 143二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 08:32:15

    >>142

    ゴッド・レイジから放たれた光が2人を包む

    そして2人は使命と名を忘れてしまった

    アンノウン(ルクス)「私、私は…何も思い出せない。」

    アンノウン(リース)「あれ?私の名前は、私は…」

    元理事長「さて、暫くは大人しくなるだろう。」

    アイ「ええ。」

    サフィラ「皆様、暫くは大人しくしてくださいね。」

    ディアマンテ「終わり次第、元に戻してさしあげますから。」

  • 144二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 08:53:58

    >>143

    そして、ホテルでは

    モルガン「随分と騒がしいわね。何事?」

    騒ぎを聞きつけて、モルガンがやってきた。

    ノワール「あんたが首魁か。にしては随分と余裕そうだな。」

    モルガン「ええ。もう時期時が来ます。そうなれば、あの魔女に………!」

    どうやら、モルガンの動機の一つに、復讐がありそうであった。

  • 145二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 09:57:40

    >>144

    モルガナ「ディアベルゼ…私はあの魔女に嘗て敗れました。しかし、この世界に辿り着き、復讐の機会を伺っていたのです。この地には様々な神々の力が眠っています。それを使えば…」

    アルマ「復讐のためか…」

    アレイスター「同情は…できないな。」

    親方「大勢巻き込みやがって!」

    モルガナ「なんとでも言いなさい、学園は失敗したみたいだけどこっちはまだ生きてるわ。止められるものなら止めてみなさい。」

    アレイスター「3邪神が目覚め、去った今だからこそか…」

    アルマ「くっ、アイツらが…って言ってもしょうがねえ!」

    ノワール「アタシらで止めないとな。」

    やがてモルガナは姿を消した。

    アレイスター「どうやら幻影だったみたいだ。」

    コフレ「みなさん、探しに行きましょう。」

  • 146二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 10:40:20

    >>145

    アレイスター「しかし、流石は大魔女だな。うまい具合に居場所をごまかしている。これは骨が折れそうだ。」

    アルマ「これから総当たりしても日が暮れそうだしな。そうだ。なあ、コフレって言ったか。ちょっとデッキ見せてくれるか?」

    コフレ「ええ。良いですよ。原石軸のデッキですが。」

    すると、アルマが何かを閃いたようだ。

    アルマ「モルガンって、宝石を使うだろ?ディアマンテが言ってたんだが、宝石には、原石って奴があるらしい。もしかしたら、原石の力で奴を捕まえられるんじゃないかってな。」

  • 147二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 13:10:59

    >>146

    アレイスター「なるほどね、宝石の魔女なら原石の力で呼べるかも。貸してごらん。」

    コフレはアレイスターに原石カードの1枚を渡す。

    するとカードが輝き始め、そのカードが実体化した。

    実体化した原石はまるでモルガナイトの様な輝きを放っていた。

  • 148二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 13:25:15

    >>147

    アレイスター「さて、魔女の居場所はどこだ?」

    すると、原石が光り輝いた。そして、ピンク色の結晶のような目印が、床に散らばっていった。

    コフレ「これは、屋上のラウンジに伸びている!?」

    ノワール「みたいですね。行きましょう!」


    モルガン「あれが、紋章獣を束ねる神。まさか、あんなものが居たとは………!」

    ラウンジで学園の方を見るモルガン。コード・オブ・アームズの姿を遠くから見て、その異様さに圧倒されていた。

  • 149二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 16:51:42

    >>148

    モルガナ「それ以前に、侵入者も来つつあるみたいね。」

    モルガナが後ろを振り向くとそこにはアレイスター達がいた。

    アレイスター「何を考えているか知らないが。」

    アルマ「あんたのやろうとしていることは阻止させてもらうぜ。」

    モルガナ「クッ、まさかここ迄来るなんて、でももう遅いわ。不完全とは言えこの世界のシュロノスは目覚めつつある。私の野望を誰も止める事は出来ない。」

    アレイスターが光弾を放つがモルガナはそれを交わすと闇に消えた。

    親方「野郎、また消えやがった。」

    アレイスター「恐らくオレイカルコスの所だ、原石の力で辿り着けるだろう。」

    するとその前に、宝石の身体を持った行方不明者が立ちはだかった。

    学生(宝石A)「ここは通しません。」

    学生(宝石B)「我らと」

    学生(宝石C)「勝負です。」

    アルマ「時間が無いってのに…」

    ノワール「ここは私とコフレに任せてくれ。」

    コフレ「え、エエエエッ!」

    ノワール「大丈夫だ。コフレは以外と強いんだ」

    アルマ「そうかなあ…まっ、じゃあまかせた。」

    アレイスター「無理はするなよ。」

    ノワール「ああ、任せろ。」

  • 150二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 18:28:48

    >>149

    モルガン「さて、何とかたどり着けたわね。」

    モルガンがやってきたのは、学園の祭壇だった。そこにあったのは、辺り一面に並ぶ、宝石生徒だったものと、半透明のシュロノスだった。

    モルガン「しかし、紋章神。やってくれたわね。でも、シュロノスの力を行使すれば」

  • 151二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 19:08:34

    >>150

    メルカバー+アレイスター「そうはいかないよ!」

    親方「悪いが、後をつけさせてもらったからな!」

    生徒達(建築学校生)「資材を返せ!」

    アルマ「逃げられると思うなよ!」

    モルガナ「クッ、来たわね、しかし、シュロノスは目覚めようとしているわ。さあ、目覚めなさい!」

    サフィラ「シュロノスが!」

    ディアマンテ「そんな…」

    クリスタ「このままでは…」

    遂に目の前でシュロノスが目覚めようとしていた。

    魔導サイエンティスト「こんな物があったとは…しかしお前さんは随分余裕じゃのう…」

    元理事長「ええ、まさか、これが狙いとは…魔女もさぞがっかりすることでしょう。」

    アイ「えっ、なぜですか?」

    元理事長「以前、私がこの世界で悪事を働いた事は知っているね。」

    アイ「はい、確か私たちの元へ来た時もたっぷり絞られていましたね。お連れの方と共に…」

    ブラック・マジシャン(赤)「あれは辛かった…」

    元理事長「ではなぜアルカナフォースや3邪神にこだわったか分かるかい?」

    魔導サイエンティスト「お主がシュロノスの存在を知らんはずがないな。恐らくは…」

    元理事長「そう、簡単に言えば」

    ブラック・マジシャン(赤)「大した力は無いと言うことか!」

  • 152二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 19:56:36

    >>151

    ついに目覚めようとしたシュロノス。しかし、目覚めたのも束の間、霧散してしまった。

    モルガン「どういう事?シュロノスが消えた……?」

    そして、モルガンが辺りを見渡すと、そこにあったのが、シュロノスのカードだった。

    モルガン「これは……!わ、私の知っているシュロノスではない?!」

    アレイスター「ああ。どうやら、君が求めていたものとは、大分かけ離れていたようだね。そしてもう一つ残念なお知らせだ。」

    すると、けたたましい猛禽の声が聞こえた。見るとそこには、ライジング・リベリオン・ファルコンに乗ったノワール、コフレ、アルマの3人が居たのだ。

  • 153二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 20:17:18

    >>152

    ノワール「よし、間に合ったな!」

    モルガナ「あなた達が来たということは…」

    コフレ「そう、皆倒したよ。」

    アルマ「いやあ〜、コフレがさあ、中々強くてね。」

    ノワール「そりゃまあ、私が時々練習に付き合ったんだ。そこそこは強いぞ。」

    コフレ「あんなに強くなってるとは思わなかった。」

    モルガナ「突破されたと言うことは…ここまでのようね、仕方ない、今は退却を…」

    アイ「させません!」

    アイがあるカードを起動させる。

    モルガナ「そ、それは…」

    アイ「そう、洗脳ーブレインコントロール、これであなたを支配します。」

    モルガナ「ちょ、や、やめなさい、やめてええええっ!」

    アイ「何か理由がお有りのようですが、迷惑をかけた訳ですし、償ってもらいます!」

  • 154二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 21:42:19

    >>153

    かくして、儀式鏡の騒動は、終息を見せた。資材泥棒も無事に捕まり、儀式鏡ももとの場所に戻ったのだ。

    サフィラ「しかし、私達の知らない古の遺産がまだ眠っていたとはな。」

    ディアマンテ「ええ。ある程度知っていたから良かったものの、加減を損ねれば、大惨事になりますわね。」

    アルマ「ああ。家とか建てるときに、土器とか石器みたいなヤバい代物が見つかったなんて事もあったしな。」


    そして、モルガンに騙された生徒達はというと、元理事長の計らいで、名前を戻されたものの、モルガンと共に、ある場所に送られていた。

  • 155二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 21:54:01

    >>154

    冥神「さて、魔女よ、そなたにどの様な理由があるかは知らぬが混乱を招いた罪は償ってもらうぞ。」

    モルガナ「くっ、な、何よこの姿、洗脳が解けたと思ったらこんな姿に…」

    モルガナは聖域に着いた途端に意識が戻ったようだ。しかしその姿はまさにチェスの駒の様であった。

    さらに言えば…

    ルクス「な、何なのこの姿は!」

    リース「や、恥ずかしい…早く戻してー。」

    生徒達も皆、同じ様な姿にされていた。

  • 156二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:22:22

    >>155

    フレイ「ちょっと?!何なのよこれは?!」

    フェザー「な、何をするつもりなの?!」

    すると、冥神よりも威厳のある声が響く。

    ゲー「黙るのだ。汝ら、名前の次は、魂を奪われたいか?」

    蛇神ゲーのプレッシャーに、駒にされた者達は、黙ってしまう。

    ゲー「さて、身の程知らずには、灸を据えてやらねばな。魔女よ。汝が求めたものが、如何なる者か、貴様が誑かした者達と共に教えてやろうぞ。」

  • 157二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 22:41:30

    >>156

    奥から現れたのはオレイカルコス・シュロノス、この世界に存在する本物だ

    さらに奥から現れたのはミラーナイトだ

    そしてこれらの顔はモルガナと女生徒を模していた。

    皆は恐らくこれから辿るであろう運命を考え、戦慄していた。

    ルクス「あ、あの…私たちは…」

    リース「魔女に騙されて…」

    すると奥からエクソシスター達が現れた。

    マルファ「おや、私の知る限りではお前達は自分の意志で魔女に協力したそうじゃないか。」

    イレーヌ「しかも皆さん喜んで契約したそうですね」

  • 158二次元好きの匿名さん25/05/15(木) 23:35:51

    >>157

    エリス「貴方達が取るべき懺悔は、己と向き合う事です。」

    ステラ「これから皆様には、己の顔をした偶像に抱かれて貰います。」

    ソフィア「自分に抱かれて、自ら犯した過ちを懺悔するんだ。」

    冥神「さあ、写し身の騎士達よ。罪人に裁きを下すのだ。」

    鏡モルガン達『『『かしこまりました、御主人様。』』』

  • 159二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 07:58:16

    >>158

    すると写し身達は服を脱ぎ、全裸になってこちらに迫ってきた。

    モルガナ「ひ、や、やめなさい!」

    鏡モルガナ「いいえ、止めません、これが貴方の罪ですから」

    リース「ね、ねえ…許して…」

    鏡リース「許しません!」

  • 160二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 08:54:38

    >>159

    冥神「さあ。戒めの駒達よ。贖罪の歌を歌うのだ。」

    そして、裸の写し身達は、駒の乙女達を抱きしめた。

    駒達『『『いやああああああああ♥♥♥♥♥♥』』』

    未知の快楽によがり狂うモルガン達。かろうじて、モルガンは堪えてはいるものの、生徒達の方は堪えられなかったのか、分身に抱かれながら、自身の愚行を謝罪していた。

  • 161二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 13:52:43

    >>160

    フェザー「わ、わたじだぢがわるかったでずうううウッ♥️」

    ルクス「あやまりまずッ、あやまりまずからああああっ♥️」

    リース「もう、やめでくだざいいいいっ♥️」

    フレイ「許してっ、ゆるしてええええっ♥️」

    もはや4人は限界だった。

    快楽に呑まれ、ただ謝罪の言葉を何度も口にし続けていた。

    一方、モルガナも最早限界だった。

  • 162二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 15:06:09

    >>160

    モルガン「っはああ♥️わらしはぁ♥️であべるじぇのお♥️かたきうちがぁ♥️したかったのぉ♥️でもぉ♥️みんなを、だましちゃったぁ♥️」

    モルガンもとうとう観念したのか、己の罪を告白した。

    ゲー「成る程。罪宝の関係者であったか。されど、私闘に、無関係な他者を巻き込むなど、言語道断だ。」

    冥神「それに、そこの女子達もだ。一足飛びに強さを求めてはならぬ。その結果どうだ?お前達は自らの写し身に抱かれ、そのツケを払っている。」

  • 163二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 16:06:58

    >>162

    モルガナ「ああああっ、みんなあああッ、ゆるしてええええっ♥️」

    生徒達「わたしたちもおおおッ♥️わるいのおおおっ♥️」

    そして

    全員「「「「ああああッ、ゆるしてええええっ♥️」」」」

    その言葉を最後に皆、絶頂に達したようだ。

    すると皆、駒から通常の身体に戻り、床に倒れ込んだ

    そして、ミラーナイトもまた、行動を停止し、元の能面の様な姿に戻った。

    生徒達「「「「あへぇ…♥️」」」」

    モルガナ「はひいいいっ♥️」

    冥神「さて、どうしたものかな。」

    ゲー「魔女はラメイソンに引き渡し、生徒は記憶を消し、元の世界に帰すのが良かろう。」

    冥神「そうですね、魔法に精通している者なら魔女の扱い方も心得ていることでしょう。」

  • 164二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 20:37:46

    >>163

    そして、アイ達はというと、何とも珍しい、学園長による、夜の講義を受けていた。しかも、全校集会だ。

    コフレ「こんな時間に全校集会なんて、珍しいわね。」

    ノワール「まあ、事が事だ。恐らく、今後の私達の身の振り方についてだと思う。」

    そして、学園長が登壇した。

    学園長「ええ。急な呼び出しにも拘らず、応じてくださいまして、誠にありがとうございます。さて、本日皆様に集まっていただいたのは、留学生方々が用意した、こちらの映像を見て貰うためです。」

  • 165二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 21:07:41

    >>164

    そこには盗掘者がどの様な末路を辿るのかが映し出されていた。

    ノワール「うへえ、こりゃやべえな。」

    コフレ「こ、こわいねえ…」

    学園長「この様に、神聖なる場を荒らすと必ず報いを受けます。皆はこの様な事には加担していないと信じていますがこれ以外にも甘言で惑わし、奈落に落としてくる者がいます。わが校は学生のアルバイトに関しては自由だが怪しいと思ったら我々にも相談して欲しい。」

  • 166二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:07:39

    >>165

    サフィラ「私達は、いわば、箱入り娘の様なものだ。軽い気持ちで始めたことが、我が身の破滅に繋がることもあるからな。」

    そして、学園長の話が終わり、今度はクリスタの話だ。

    クリスタ「皆様。今日の講義は、皆様に今一度、学生としての本懐を思い出して貰うべく、皆様を集めました。」

  • 167二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:28:59

    >>166

    クリスタ「どうも最近、アルバイトに力を入れ、授業中は怠惰に過ごす学生が増えている気がするのです。幸い、道を踏み外す者こそいないものの、皆様は学生、卒業してからは社会に出る身です。」

    ノワール「うへえ、お説教か…」

    コフレ「まあ、しょうがないよ…」

    クリスタ「また、今回も大規模な事件が立て続けにおきてしまいました。前回と違い、今回は我が校の学生に被害はありませんでしたが、これからも同じ事が続くとは限りません、よって暫くの間は夜間バイトを禁止します。」

    学園長「この事は既に君たちのアルバイト先とも話がついている。授業に差支えのない時間に変更してくれるそうだ。」

    ディアマンテ「また、学費等の援助が必要な方はお申し出を、わが校には幾つかの制度があります。必要があれば利用を。」

  • 168二次元好きの匿名さん25/05/16(金) 22:52:05

    >>167

    サフィラ「私達は何より、花嫁である以前に学生の身だ。この学校に在籍している以上、学生としての本分を、しっかりと思い出してほしい。そして、妄りに神頼みはしないように。」

    こうして、夜中の講習会は幕を終えた。


    寮に帰る迄の間、生徒達は悶々としていた。何故ならば、啓発用に流れていた胸像の姿が、脳裏にこびりついて居たのだ。

  • 169二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 08:37:45

    >>168

    生徒A「何だったんだろう?あの駒。」

    生徒B「ちょっと不気味ね。夢に出てきそう。」

    コフレ「うへえ。何かものすごく怖かったなぁ。もしかしたら、私の故郷にも、そういったものが眠っているかもって事?」

    ノワール「ま、まあ。そういった古い遺跡というものは、大抵は都会から離れた場所にあるからな………。」


    そして、寮に戻った生徒達は、不思議な夢を見ていた。

  • 170二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 08:47:37

    >>169

    それは皆がある遺跡を訪れていた夢だった

    コフレ「うわあ…広いね。」

    ノワール「ああ…って、なんだこりゃ?」

    そこにあったのはエクソシスターやドラゴンメイドと言った名高い女性モンスターを模した駒だった。

    シトリス「皆さん、ようこそいらっしゃいました。」

    コフレ「あれって、蟲惑魔?」

    マンジュシカ「大丈夫ですよ、今回は皆様とお話できたらなあ、と思っただけですから。」

    ディアマンテ「ほ、本当ですね…」

    ハスキー「(あ、これは相当効きましたね。)大丈夫ですよ。」

    シロ「へえ〜、なんか思ったよりも。」

    サフィラ「立派な部屋と言う感じですね。」

  • 171二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 11:32:07

    >>170

    部屋に入ったとき、コフレはある違和感を覚えた。

    コフレ(あれ?なんで、鎧を?)

    見ると、案内していた者達の格好が、皆同じ甲冑を纏っていたのだ。

    コフレ「あの、これはいったい?」

    ??「ああ。これは太古の時代、水底に沈んだとされる大陸に伝わる秘術だ。」

    見ると、そこにいたのは閉ザサレシ世界ノ冥神だった。聞けば、『聖域』と呼ばれる遺跡の管理者だという。

  • 172二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 20:08:27

    >>171

    ノワール「あんたがこの遺跡の」

    コフレ「管理人なんだ。」

    冥神「ああ、そうだ。」

    シトリス「ご安心ください、悪い人ではありませんよ。」

    エルドリッチ「左様、物腰低く、普段は穏やかな神だ、安心して…ん?何を怯えているのだ?」

    コフレ「あわわわわわ…」

    ノワール「不死者の親玉までいるのかよ…」

    エルドリッチ「ああ、我も客人でな。安心せよ、何もとって食ったりはせぬ。」

    コンキスタドール「但シ、我ラノ持ツ宝ヲ奪ウト言ウナラ話ハ別ダガナ。」

    ノワール「いやあ、流石にあんたらの所に忍び込む奴はいないだろうよ。」

  • 173二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 21:15:12

    >>172

    サフィラ「冥神様。あの時は、色々世話になりました。お陰で、今も道を踏み外す事なく過ごせて居ます。」

    冥神「それは、善哉。こちらとしても、喜ばしい限りだ。」

    そして、冥神はいよいよ本題に入る、

    冥「さて、話は2つある。まずはアイ達の事だ。彼女達の事を良く教えてくれて、感謝している。」

    サフィラ「ありがとうございます。彼女達の学びと成長に繋がってくれたのなら、私としても喜ばしいです。」

    冥神「さて、もう一つの事だが、それは私よりも、この方にして貰う方が手っ取り早かろう。」

    すると、現れたのは巨大な蛇だった。あまりの大きさにパニックになりかける生徒達。

    サフィラ「あ、ああ……!」

    ゲー「静まるのだ、客人よ。驚かせてすまなかったな。我はゲー。冥神と同じくここの管理者だ。そなた達からすれば、過日の儀式鏡の真の持ち主と言えば、伝わるかな?」

  • 174二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 21:27:49

    >>173

    コフレ「うわあ、でっかい。」

    ノワール「コフレ、あんた怖くないのか?」

    コフレ「うん、農場だと良くヘビみたから。ただここまで大きいのは、始めて見たよ。」

    ゲー「おお、良く肝の座った娘だな。ただ、ヘビ達は大事な我が眷属、大切にしてやってくれよ。」

    すると、奥から現れたのはレプティレス達が現れた。

    コアトル「始メマシテ、我ラハ。」

    ナージャ「蛇神様ニ仕エル者デス。」

    その姿を見た皆はその恐ろしさと同時に美しさに固まってしまった。

    メルジーヌ「ソウ緊張シナイデ。サア、ゲー様、本題ニ」

    ゲー「ああ、そうだな。あの儀式鏡の事だ。あのまま博物館に過去の遺物として飾られてくれれば良かったがそうもいかなくなってしまった。そこで、そなたたちの学園であの鏡を守って欲しいのだ。」

  • 175二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 21:28:07

    このレスは削除されています

  • 176二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 21:30:10

    このレスは削除されています

  • 177二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 21:56:14

    >>174

    サフィラ「成る程。わかりました。ですが、私達生徒の一存では……。」

    ディアマンテ「それに関しては心配なく。私の父から話はお伺いしました。」

    サフィラ「そうか。前の理事が。わかりました。我々の方で、丁重に管理致します。」

  • 178二次元好きの匿名さん25/05/17(土) 23:39:12

    >>177

    ゲー「そうか。それは良かった。」

    ゲーは安堵の声を出した。

    サフィラ「そういえば、明日はアイさん達の最後の日でしたね。」

    冥神「ああ。そうだ。長いようで短い、あの子達の留学の最終日だ。」

  • 179二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 07:57:54

    >>178

    学園では、最終日と言うこともあり、パーティーが行われていた

    事件も無事に解決したが、不安に思う学生が多い中

    少しでも安心させたいと学校側が企画したものだ

  • 180二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 09:04:28

    >>179

    アイ「ありがとうございます。このような催し物を

    開いてくださって。」

    サフィラ「ええ。快く送り出すためですもの。」


    そして、学長室では

    学園長「これが、学園で預かる事になった儀式鏡か。まさか、聖域の主直々の願いとは恐れ入るが、頼まれた以上は、それを全うする他あるまい。」

  • 181二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 15:03:40

    >>180

    クリスタ「そうですね、これは大切な物、かと言って過度に祀るのも危険ですわね。」

    学園長「そうだな。かと言って無碍に扱うわけにもいかな

    いしなあ。」

    現理事長「でしたら、この学園のホールに飾っては。あそこなら多数の飾り物がありますし。」

    学園長「なるほど、そうするか」

  • 182二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 17:48:30

    >>181

    教育達の計らいで、儀式鏡は学園のホールに飾られる事になった。儀式鏡の飾られた場所には、例の黒機士の絵画が飾られていたのは、偶然だろう。


    そして、パーティーでは、アイ達が演劇部の生徒達と一緒に、ある出し物を披露していた。

    演劇部員「しかし、スゴいわね。ウィッチクラフトにトリックスターも実体化できるなんて。」

    アイ「はい。妹達も、数々の経験によって、私の様な力を付けてきました。ただ、私の母には、まだ遠く及びませんが。」

  • 183二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 18:41:25

    >>182

    サフィラ「アイさんのお母様…」

    ディアマンテ「気になりますわね…どの様な方なのでしょうか?」

    アイ「そうですね。以前は教師の仕事をしておりました。今は理由あって、宮廷で仕事をしておりますが。」

    ノワール「宮廷か…」

    コフレ「すごいお母さんなんだね。」

  • 184二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 19:00:01

    >>183

    そして、いよいよ劇が始まった。

    タイトルは「黒機士伝説 虹の架け橋」

    アイが扮する黒機士が、従者のマイとミイと共に、道を外れた6人の姫を助けるという話だ。


    生徒A「やっぱり、黒機士様のお話は、欠かせませんもの。」

    生徒B「しかし、サフィラ様はともかく、ディアマンテさんもノリノリでしたね。あらすじを見るに、自身の古傷を抉るようなお話でしたが。」

    生徒C「恐らく、自身の自戒と、後者の戒めの意味合いがあるのでしょう。これ以上、自身の様なものを出さない為の。」

  • 185二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 21:33:13

    >>184

    ディアマンテ「しかし、あの方は今何をしてらっしゃるのでしょうか。」

    サフィラ「なんでも以前会った時には就職が決まったそうです。そうだ、久しぶりに今度会いに行きましょう。」

    ディアマンテ「ええ、今度こそ勝利を!」

    マイ「お姉さんも電脳世界に行けるのですか?」

    ディアマンテ「ええ、頻繁にというわけではなく私たちも許可を貰い、時々行くのです。」

    サフィラ「私達も色々な価値観の人と会うことで良い勉強になりますし、息抜きにも丁度良いのです。」

  • 186二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:13:14

    このレスは削除されています

  • 187二次元好きの匿名さん25/05/18(日) 22:20:30

    >>185

    そしていよいよ、パーティーも幕引きとなった。

    アイ「花嫁学校の皆様。短い間でしたが、ありがとうございました。今日のことを糧に、より良い人生を歩みます。」

    学園長「アイさん。此度は誠にありがとうございました。落ち着いたら、また此方にいらしてくださいませ。」

    そして、アイ達の背後に、ゲートが開いた。そこから来たのは、ハスキーとマインだ。

  • 188二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 08:00:26

    >>187

    マイン「色々あったようですが、無事に終わり何よりです。皆、今回の事は良き経験になったことでしょう。」

    アイ「はい、妹達も広い世界を知れたようで、楽しそうでした。」

    ハスキー「皆様、こうした形で会うのは始めてですね、私はハスキー、と言ってもご存知の方も多いことでしょう。」

  • 189二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 08:16:00

    >>188

    生徒達(おお。この人がアイさんのお母さん。)(凄く綺麗な人だなあ。)

    そして、生徒を代表して、サフィラが答辞を述べる。

    サフィラ「マイン様。此度の場を用意して頂き、誠にありがとうございました。お陰で、生徒達にとっても良い刺激と成りました。」

  • 190二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 15:07:25

    >>189

    マイン「いいえ、こちらこそ大変お世話になりました。3人とも同世代の方になかなか触れる機会がなかったものですから。」

    ハスキー「皆様、友達はいても御学友はできない境遇でしたから、僅かな間とはいえとても嬉しかったと思いますよ。」

    ノワール「そうか…学校の友達がねえ…」

    コフレ「言われてみると、確かに。」

    ディアマンテ「アイさんの境遇だと、中々できにくそうですわね。」

  • 191二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 19:07:07

    >>190

    アイ「皆さん。ありがとうございました。また、何処かでお会い致しましょう。皆様の幸ある未来を、遠いところから願っております。」

    サフィラ「こちらこそ、皆様の更なるご活躍を期待しています。此度は素敵な一時を、ありがとうございました。」

    そうして、アイ達はゲートを潜っていった。そして、門が消えるまでの間、惜しみ無い拍手が送られていた。

  • 192二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 20:21:02

    >>191

    冥神「よく無事で帰ってきたな、色々あったようだが、よい経験になったろう。」

    マルファ「なかなかここだと同年代の人間と接する事は難しいからな、私たちで計画したんだ。」

    アイ「そうだったのですね。皆様、ありがとうございます。」

    メルジーヌ「フフフッ、外ノ世界ヲ知ルノモ楽シカッタデショウ。」

    マイ「はい、とても。」

    ミイ「私も、色々な人と勉強できて良かったです。」

    シトリス「それは良かったです。でも…何か寂しそうですね。」

    アイ「はい、やはり別れと言うのは…」

    ハスキー「あの方達でしたら時々、電脳世界に出向いているらしいですよ。ひょっとしたら、近い内に会えるかもしれませんね。」

    アイ「そうなのですか。なら、またどこかで。」

    冥神「会えるかもしれんな。ああ、私もまた出かけたいな…」

    ゲー「お主はここの主人、無闇に出かけてはならんぞ。」

    シトリス「そうですよ、色々やることはあるんですから」

  • 193二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 20:48:40

    >>192

    アイ達が経験した話によって、生まれ変わった新しい学園の話や、無事に公正したという元虹姫の事も伝わった。

    冥神「して、マイよ。その手にある本は何ぞ?」

    マイ「はい。向こうの文芸部の方達が描いたものです。私達の活躍を描いてくれたそうです。」

    本は3冊あり、アイ達をモデルにした魔法使い達が、大冒険をするというものであった。

  • 194二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 21:43:04

    >>193

    冥神「ほう、これはこれは…」

    ハスキー「あの人が見たら悔しがりそうですね。」

    セラ「このお話、面白ーい。」

    シトリス「成る程、三姉妹のモデルはアイさんなんですね。」

    冥神「これ、出版したら…」

    ハスキー「だめですよ、3人の大切な思い出なんですから。」

    シトリス「そうですよ、そんな事に使ってはいけません。」

    冥神「そうだな、これは3人にとって大切な宝、そうだ。」

    冥神はそう言うと本にある処置を施した。

    冥神「書物と言うのは劣化するからな、魔術により防腐処理を施した、これで劣化することもないだろう。」

    アイ「まあ、ありがとうございます」

  • 195二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 22:09:08

    >>194

    そして、何処かのアパートの一室にて。

    了「ん?これは、あの時の……?」

    招待状を手にした一人の男。彼は才羽了。サイバー流の決闘者で、AI関連の企業に就職したばかりだ。

    了「懐かしいな。あれから結構経ったな。光陰矢のごとしとは先人の談だが、やはり色々考えることがあるな。」

    了は、花嫁学園の世界では、『黒機士』として名が知れ渡っている。事実、学園エントランスの絵画は、彼の活躍をモデルにしたという。

  • 196二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 23:02:58

    >>195

    了「そうか、あれから結構経ったしな、久しぶりに行ってみるか。」

    宛名にはこう書かれていた。

    『電脳世界にて、待っています』と

  • 197二次元好きの匿名さん25/05/19(月) 23:24:53

    >>196

    メタバースにて


    サフィラ「お待ちしておりました。あれからますますご活躍をなされている様子ですね。」

    了「ああ。どうやらそっちでは、交換留学があったみたいだな。」

    サフィラと了は、お互いに話し合っていた。ふと見ると、了の隣に、新しい機竜がいた。

    サフィラ「そちらは、新たな力、ですか?」

    了「ああ。ヨルムンガンドと、ダーク・ヴルムだ。お陰で、かなり戦いやすくなったよ。」

  • 198二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 08:04:34

    >>197

    サフィラ「なるほど、サイバー流もより強くなっていると」

    了「ただ最近は仕事も忙しくてな、なかなかデュエルをする暇もないんだ。」

    ディアマンテ「確かに、お仕事が始まると大変そうですわね。」

    了「そう言えばそちらもそろそろじゃないか?」

    サフィラ「ええ、私は卒業後、実家に戻り議員秘書の仕事を始める事になっております。」

    ディアマンテ「私は教師に。皆、道を決めておりますわ。」

    了「なるほど、2人らしい。」

    するとどこからともなく2人が現れた。

    アイ「あ、皆様、お久しぶりです。」

    頼光「お、久しぶり、了さん。」

  • 199二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 08:31:04

    >>198

    了「おお。来たのか。どうだ?新しい環境は。」

    頼光「ええ。お陰さまで。」

    頼光は、情報工学部に推薦で受かった。そこで映像やパソコンに関する情報を学んでいるという。

    アイ「そういえば、頼光さんは以前に、動画編集をしていたと。」

    頼光「ああ。紅さんと作った啓発ビデオのことか。あんな感じの事を毎日学んでいるよ。」

    キスキル「ああ。アタシらと一緒にな。」

    リィラ「マスター、ウチらの教えで、映像編集の力が上がってきてるの。」

  • 200二次元好きの匿名さん25/05/20(火) 08:49:17

    >>199

    サフィラ「では、今日は」

    ディアマンテ「久しぶりに楽しみましょう」

    アイ「それでは」

    了「デュエル!」

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています