- 1125/05/27(火) 09:13:56
- 2125/05/27(火) 09:23:28
伏黒「……夢だよなこれ」
五条「夢の中には間違いないけど恵が僕に未練たらたらなのは現実だよ」
五条「現に僕が成仏できてないんだから」
伏黒「理屈がよくわからないんですけど」
五条「僕も説明はされたけどよくわからなかったよ」
伏黒「役に立たねえな……」
五条「初めてだよ役立たずとか言われたの」 - 3125/05/27(火) 09:36:31
五条「そもそも恵が僕に未練たらたらなのも僕からしたら結構驚いてるんだよね」
五条「恵って結構僕のこと考えてくれてたってこと?」
伏黒「そりゃまあ、一応は恩人ですし……」
五条「ふーん、それだけ?」
伏黒「……それだけです」
五条「ほんとかなー。それ以外にもあるんじゃないかなー」
伏黒「アンタな、わかってるなら別にいいでしょもう」
五条「えー僕何もわかんないよ?」
伏黒「じゃあ言いますけど」
伏黒「好きです。置いて逝かれてもまだ」
五条「うんうん、素直でよろしい」 - 4125/05/27(火) 09:41:34
五条「……うーん?」
伏黒「……どうしたんですか」
五条「いや、これで終わりかと思ってたからさ。まだここに居られることにちょっと違和感を感じて」
伏黒「それは、まあ」
伏黒「まだ、ってことじゃないですか」
五条「まだ、っていうと」
伏黒「……まだ俺は五条先生から返事も聞いてないんですよ」
伏黒「伝えただけで満足できるほど俺はガキじゃない」
五条「……わあ」 - 5125/05/27(火) 09:46:40
五条「うーん思ったより根深そうだな」
五条「あんまり長居もできないから、今日はここまでにしとこうか」
伏黒「ここまでって……」
五条「今日は、だよ。明日もまた会える、たぶんね」
五条「あんまり死者と会話してると生者の生気削られるらしいから、今日はおわり」
五条「またね、恵。早いとこ君の未練がなくなるよう僕も協力はするよ」
伏黒「ちょっと、そんなこと言うならせめて返事聞かせてくださいよ」 - 6125/05/27(火) 10:04:09
伏黒「……はっ」
伏黒「夢……? だよな、夢だよな」
伏黒「じゃなきゃあの人に会えるわけない」
伏黒「……もう居ない人なんだ、忘れたほうがいい……」
伏黒「…………」
伏黒「そう簡単に忘れられたら苦労しないか」 - 7125/05/27(火) 10:16:26
伏黒「これじゃ未練たらたらとか言われても仕方ないか」
伏黒「……また明日って言ってたな」
伏黒「今日の夢にも出てくるのか、あの人」
伏黒「……」
伏黒「とりあえず授業行くか……」 - 8125/05/27(火) 10:26:12
~その日の夜~
伏黒「……ん?」
伏黒「俺は寮の部屋で寝て……」
伏黒「……夢かこれ」
五条「そのとおり!」
伏黒「うわびっくりした」
伏黒「急に出てこないでくださいよ」
五条「その割には反応が薄いねえ」
五条「もう慣れた? 夢に僕が出て来るの」
伏黒「……細かいこと考えなきゃいいかと思って。五条先生のことなんて今更何があっても驚くことないなと思って」
五条「ふーん、なるほど」
五条「ま、あんまりらしくないけどそれはおいとこうか」 - 9125/05/27(火) 10:33:49
五条「それでねえ、返事なんだけど」
伏黒「返事……ああ」
五条「たぶんね、僕も恵のこと気に入ってたんだ。悠仁も野薔薇もかわいいけど、恵がいちばんかわいかった」
五条「僕も恵のこと好きだったんだね。死んで初めて気が付いたよ」
伏黒「……それは、嬉しいですね」
五条「でしょ? カップル成立!おめでたいね。まあもう会えないんだけど」
伏黒「会えてるじゃないですか、ここで」
五条「君はそれでいいの? 一生夢の中でしか会えない恋人なんて」
伏黒「まったく会えないよりはいいです」 - 10125/05/27(火) 10:40:12
五条「熱烈だねえ~照れちゃうな」
伏黒「全然そんな素振りないじゃないですか」
五条「疑うの? ひどいねえ。まあいいんだけど」
五条「……これでもまだあの世に逝けないのか。恵、実は相当僕のこと好きだな?」
伏黒「なんでそんなことわかるんですか」
五条「ここに僕がいるってことが何よりの証拠だよ。さて、恵はあとは何がしたいのかな」
伏黒「何って……」
五条「恋人同士になったんだから、相応のことはしたいよねえ?」 - 11125/05/27(火) 12:43:21
伏黒「……じゃあ手でも握ってください」
五条「ふーん? それだけでいいの?」
伏黒「よくないですけど」
伏黒「今はこれでいいです」
五条「あのねえ、前にも教えたことあるけど、もっと欲張れって言ったことあるよね?」
五条「もっと自分のやりたいことに正直になりなよ」
伏黒「もっとですか」
五条「そうそう」
伏黒「じゃあキスでもしましょうか」
五条「わあ大胆」
伏黒「そっちが言い出したんだろ……」 - 12二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 13:25:56
続き待ってます
- 13125/05/27(火) 14:11:35
五条「じゃあ、はい」
伏黒「……なんですかこの手」
五条「恵が先に手繋ぎたいって言ったんだよ?」
伏黒「…………」
伏黒「はぁ……」
五条「ため息つきながら手は握ってくれるんだね」
伏黒「俺がやりたいって言ったことですから。あとキスでしたっけ」
五条「積極的だね」
伏黒「そういうわけじゃないですけど」
五条「じゃあどういうこと?」
伏黒「…………言いません」
五条「ええ? ずるいなあ教えてよ」 - 14125/05/27(火) 15:12:40
五条「ほんとはこのまま過ごせればいいのかもしれないけど」
五条「今日はもうおわりだね」
伏黒「もう終わりですか」
五条「この分だと明日も会えるね。嬉しい?」
伏黒「はあ、まあ、複雑です」
五条「はっきりしないな~」
伏黒「……いつまでもこのままじゃないんでしょう」
五条「そうだね」
伏黒「いつまで続くのかって、少し気になっただけです」
五条「それは恵次第だね!」
五条「じゃあね、恵。またあした」 - 15125/05/27(火) 17:29:37
伏黒「…………」
伏黒「……毎日夢に出てくるつもりかあの人」
伏黒「…………」
伏黒「生きてるうちに言っときゃよかったのか?」
伏黒「死んでも何にもならないって言ったのはあっちなのに」
伏黒「なんで今更……」
伏黒「…………今日は任務か」 - 16125/05/27(火) 17:36:33
~夜~
五条「恵~起きて~」
伏黒「…………」
五条「おきろ~」
伏黒「起きてますよ……」
伏黒「いや寝てるけど……」
五条「まだ大丈夫そうだねえ」
五条「少しは僕とやりたいこと見つかった?」
伏黒「やりたいこと」
五条「なんでもいいよ。夢の中だからね。なんでもできるよ」
伏黒「……じゃあ」
伏黒「そこにいてください」 - 17二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 17:39:32
毎夜夢で逢えるの切ないけどいいな
- 18二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 17:41:35
伏黒が完全に満足したら五条も成仏してしまうのか?だったら少しずつの消化がベストだね…
- 19125/05/27(火) 17:43:44
五条「いるよ?」
伏黒「いてくれればそれでいいです」
五条「あら~、重症だこれ」
伏黒「玉犬」
五条「…………ん?」
伏黒「……出ないですね。なんでもできるんじゃないのかよ」
五条「えっなに? 手合わせ? 負けないよ?」
伏黒「まともに術式も使えないんじゃ俺の負けで終わりでしょ……」
伏黒「…………はぁ」
五条「言いたいことあるなら聞くよ?」
伏黒「何にもないです、何でもないです」 - 20125/05/27(火) 17:52:01
五条「何しようとしてたのほんと」
伏黒「まあ順当に手合わせのつもりだったんですけど」
五条「出なかったね。まあ僕も術式使えないけど」
伏黒「なんでもできるとは一体」
五条「できないこともあるんだね~」
伏黒「……まあいいですけど」
五条「やりたいことって僕との手合わせ? 健全だねえ」
五条「まあ宿儺の経験値積まれてるから試したくもなるのかな」
伏黒「……それ関係ないでしょ」
五条「大いにあるよ。悠仁だって宿儺と同居してたときの経験値積まれてるからあそこまで強くなったんだし」
伏黒「……大して変わってる感じ無いですよ」 - 21125/05/27(火) 18:00:44
五条「で、真っ当に手合わせできないわけだけど」
五条「どうする? たぶん体術なら普通にできると思うよ」
伏黒「いえもういいです」
伏黒「たぶん、ちゃんと教わってるから」
五条「うん」
五条「僕ができることはしてるからね。恵は今でもじゅうぶん強いよ」
伏黒「……やっぱ体術の稽古つけてください」
五条「お? やる気出た?」
伏黒「このまま終わるのは嫌なんで」
五条「ふ、いいねぇ。よしほら、構えて」
五条「かかってきな。どこからでもいいよ?」 - 22125/05/27(火) 18:05:02
伏黒「…………(勝てねぇ)」
五条「どうする? まだやる?」
伏黒「…………」
伏黒「………………やります」
五条「疲れたならもう寝ていいよ? 今も寝てはいるけど」
伏黒「やります」
五条「……(余計な火つけちゃったかな)」 - 23125/05/27(火) 18:14:27
伏黒「…………」
伏黒「………………いやなんでせっかく会ってんのに体術の稽古」
伏黒「……実になってるからいいのか……いいのか……?」
伏黒「…………ダルいな」 - 24二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 18:19:01
会ってることにリスク無いならずっと会いたいよなぁ
- 25125/05/27(火) 18:22:54
~夜~
五条「や。今日はなんか元気ないね?」
伏黒「はあ……まあ、この程度ならなんともないです」
五条「油断しないほうがいいよ? はじめのときに言ったよね」
伏黒「……死者との交流は生気をとられる?」
五条「覚えてるじゃん。あんまり長い間夢の中で過ごすと大変なことになるよ?」
伏黒「でも」
伏黒「でも、昨日は楽しかった」
伏黒「……いや、違うな」
伏黒「嬉しかったんです、また会えて、前みたいに稽古つけてもらえたのが」
五条「……うーん、嬉しいのは僕もそうだけど」
五条「……あんまり長居する気じゃなかったのに付き合った僕も僕か」
五条「よし」 - 26125/05/27(火) 18:26:30
五条「今日で恋人として進めるところまで進んじゃおう」
伏黒「……は?」
五条「さっさと思い出として昇華しちゃえば恵も満足するでしょ」
伏黒「おい勝手に決めんな」
五条「そうと決めたらさっそくやろうか」
伏黒「……何を」
五条「恋人っぽいこと」 - 27二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 18:29:31
五条はさぁ!でも恵の体を心配してるんだよなぁ死者と関わるリスクを分かってるんだよな
恵の気持ちも五条の気持ちも分かるからもどかしい
恋人っぽいこと見たいです(正直) - 28125/05/27(火) 18:33:09
五条「そうだよ最初のときに言ってたじゃん。手繋いでキスしてその先もヤッちゃえばいいんだ」
伏黒「ひとりで話進めるのやめてくれませんか」
五条「でもこのままだと恵は一生僕を引きずって生きることになるんだよ?」
五条「そんなのは僕が認めない。さっさと過去の恋として名前をつけて保存してアーカイブしておけばいいよ」
伏黒「そんな機械的なもんで済ましたくないんですけど」
五条「もしかして今めちゃくちゃ嬉しいこと言われた?」 - 29125/05/27(火) 18:49:24
伏黒「とにかくあんまり急すぎてついていけないんですよ」
五条「つまりゆっくり進めればいいってこと?」
伏黒「……そういうことでもねえよ」
五条「でももともとそういう話だったよ?」
五条「恵が僕への未練をなくせば僕はあの世で来世待ちできる」
伏黒「来世待ちについては初耳なんですが」
五条「そうだっけ? まあそれはいいとして」
五条「とにかくさっさとやることやってしまえばいいんだよ」
伏黒「即物的すぎる」 - 30二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 18:54:07
待っててくれるんかそれは良かったけど
逢えなくなるの寂しいよな
いや今会えてるのがボーナスみたいなもんなんだけどさ - 31125/05/27(火) 18:54:08
五条「何からする? 手は繋いだことあるよね」
伏黒「……」
五条「ハグ? キス? それとも」
伏黒「もういいです、わかりました」
五条「お、肚決めた?」
伏黒「決めました。そのかわり」
五条「うん?」
伏黒「明日からにしましょう。今日いきなりはさすがに話が早すぎるんで」
五条「ええー早いほうがいいって言ってるのに……まあいいか」
五条「またあしたね。待ってるよ」 - 32125/05/27(火) 18:57:54
伏黒「…………」
伏黒「……朝か」
伏黒「…………」
伏黒「……やりたいこと……」
伏黒「…………けっこうあるな」 - 33125/05/27(火) 19:25:24
~夜~
五条「で」
五条「いきなりどしたの」
伏黒「やりたいことしてるだけですね」
五条「これ僕にしがみついてるだけじゃ」
伏黒「ハグでしょ」
五条「えっ」
伏黒「ハグですよ。それ以外の何でもないです」
五条「うーん、そうか……? そうかな……? そうかもな……」
伏黒「五条先生は抱き返してくれないんですか」
五条「う~~~~~~んかわいい」
五条「潰したらごめんね」
伏黒「そんな簡単に潰れませんよ」 - 34125/05/27(火) 19:29:45
五条「いやいや僕が全力出したら恵なんて」
伏黒「じゃあ潰されてもいいんで」
伏黒「早くしろよ」
五条「なんでちょっと態度でかいの……? ほい」
伏黒「…………」
伏黒「………………」
五条「……なんか言いなよ」
伏黒「死んでんのにあったかいんですね」
五条「情緒~~~~~~~」
伏黒「五条先生が情緒とか言ってんの一周周ってウケます」 - 35二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 19:32:09
体温を感じられるんだね
これ飴を貰ってしまったがゆえに会えなくなった時がエグいレベルでキツそう - 36二次元好きの匿名さん25/05/27(火) 19:32:23
切ないし頑張ってる伏黒君は可愛い
ずっと会えたらいいのにね - 37125/05/27(火) 19:37:37
伏黒「…………」
伏黒「……朝になるの早ぇな」
伏黒「やりたいこと……」
伏黒「……いや割とまだあるな」 - 38125/05/27(火) 19:53:01
~夜~
伏黒「昨日はなんかさっさと目が覚めたんですけど」
伏黒「五条先生とハグしたのとなんか関係あります?」
五条「ないよ」
伏黒「本当に?」
五条「ないよ。疑り深いな」
伏黒「五条先生のことだからなんかあると思っといたほうが後々面倒がなさそうなんで」
五条「どういう認識されてんの僕は」
伏黒「で、やりたいことでしたっけ」
五条「うん?」
伏黒「まだありますよ」
五条「だろうね」 - 39二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 00:09:15
★
- 40125/05/28(水) 08:05:00
五条「で、今日は何する?」
伏黒「キスしてください」
五条「まあ順当にいけばそうなるよねえ」
伏黒「早くしましょう」
五条「ノッてるのかどうなのかわかんないな」
伏黒「ちなみにファーストキスなんでお手柔らかに」
五条「……ええ?」
五条「困ったな、責任重大じゃん」
伏黒「嘘つけ顔に嬉しいって書いてますよ」
五条「好きな子のファーストキスもらえるなんて贅沢だなあってね。人生何が起こるかわかんないね」
五条「でもここで起こることはあくまで夢の中のことだから。現実の恵はまっさらな状態だよ」
伏黒「謎のフォローいりませんよ」 - 41125/05/28(水) 08:17:50
五条「ふふ。かわいいね、恵」
伏黒「……子供扱いすんな」
五条「じゃあしよっか」
伏黒「…………」
五条「…………はい」
伏黒「は?」
伏黒「終わりですか?」
五条「え? うん」
伏黒「あんな唇に触るだけので終わりですか?」
五条「えっだって初めてなんだよね?」
五条「あんまり激しいのもどうかと思ったんだけど」
伏黒「いややれよ」
伏黒「もっと激しいのでもいいですよ」
伏黒「どうせ夢なんだから形振り構わなくてもいいでしょ」
五条「うーん即物的」 - 42二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 08:54:50
積極的な伏黒君いいいぞ
- 43125/05/28(水) 09:39:47
五条「なんか恵のイメージどんどん変わる気がする」
伏黒「なんですかそれ」
五条「真面目系委員長タイプだと思ってたのに」
伏黒「……知るかよ」
伏黒「さっさと続きやりましょう」
五条「うーん、まあいいか」
五条「もっと激しくするんだっけ」 - 44125/05/28(水) 11:21:31no title | Writening 触れ合うだけでなく、舌先で唇をつつかれて、伏黒はゆっくりと口を開けた。ぬるりと入り込んできた舌が熱くて、思ったよりもずっと頭がくらくらとしてくるような気分に襲われる。厚く体温を持った舌で歯列を…writening.net
五条「……このくらいにしておこうか」
伏黒「顔真っ赤ですよ」
五条「うるさいな!」
伏黒「童貞じゃあるまいし」
五条「……好きな子とやるのは初めてだったよ」
伏黒「は?」
- 45二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 11:26:12
SSまで読めるとは有り難いなスレ主に感謝
- 46二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 11:36:39
伏黒「は?????」
五条「顔怖いよ……悪かったねなんか」
伏黒「好きな相手とキスするのが初めてって、じゃあ特に好きじゃない相手とキスしたことあるんですか」
五条「まあこう見えて隙を見て遊んだりしてたんだよ。若かったな~」
伏黒「享年29歳もじゅうぶん若いでしょ」
五条「恵たちの担任やる頃には遊ぶ暇なんてなかったようなもんだよ」
伏黒「今聞いてんのはそこじゃねえよ」 - 47125/05/28(水) 13:53:01
伏黒「人を好きになったことないってことですか」
五条「まあそうなるかなあ」
伏黒「……俺が初恋ってことですか」
五条「ううん……そうなるのかも……?」
五条「……嬉しそうな顔するじゃん」
伏黒「初恋の人の初恋が自分だってわかって嬉しくない奴はいませんよ」
五条「そういうもんかな……」
伏黒「そういうもんです」
五条「まあそういうことにしておこうか」 - 48125/05/28(水) 14:58:43
伏黒「…………」
伏黒「………………」
伏黒「マジかあの人」
伏黒「…………くそっ」
伏黒「こんなんで寝れるかよ……」 - 49二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 15:07:15
良かったな伏黒!
- 50125/05/28(水) 16:33:09
~夜~
五条「おっ来たね」
五条「今日はなんだか遅かったんじゃない?」
伏黒「…………ちょっと寝付けなかっただけです」
五条「ふーん?」
五条「まあいいよ。今日は何しようか」
伏黒「……ハグもキスもしたんですよ」
伏黒「あとできることなんて限られてるでしょ」
五条「まあねえ。夢の中じゃ出かけるなんてこともできないし」
伏黒「そういやここどこなんですか」
伏黒「夢の中だから突っ込まなかったけど花畑と河原が同じ場所にあるのはなんでですか」
五条「あの世に近いからじゃないかな」
五条「どっちも境目のイメージでしょ?」
伏黒「……まあそうですね」 - 51125/05/28(水) 16:46:54
五条「それで、どうしようか」
五条「やりたいことがあるんでしょ?」
伏黒「……ありますよ」
五条「うん」
伏黒「……五条先生を抱きたいです」
五条「……うん?」
伏黒「だめですか」
五条「そう来るか……」
伏黒「いいですよね」
五条「いいけどさ」
五条「てっきり僕に抱かれたいのかと」
伏黒「俺にそういう趣味はないです」
五条「説得力がなさすぎる」 - 52125/05/28(水) 16:53:46
伏黒「それとも五条先生は俺を抱きたいと思ったことでもあるんですか」
五条「うーん? ないかも」
伏黒「じゃあ俺が抱くほうでいいでしょ」
五条「うん……? いいのか……?」
伏黒「いいんですよ」
伏黒「決まったんだから服脱いでください」
五条「えっ本当にここでやるの」
伏黒「出かけるとかできないって自分で言ったんですよ」
伏黒「場所の概念がないならおとなしくここでやるしかないでしょ」
五条「好きな子との初めてが青姦なのちょっとひどいんじゃないかな……」
伏黒「じゃあ屋根でも作りますか? 今から」
五条「そういう問題じゃないんだよね」 - 53二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 20:06:17
続き楽しみ
- 54二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 20:19:20
いいねぇ…
- 55二次元好きの匿名さん25/05/28(水) 21:03:31
この二人の空気感いいな〜
読んでて心地いい - 56二次元好きの匿名さん25/05/29(木) 00:29:37
⭐︎