- 1125/06/30(月) 09:13:38
※転生if
伏黒「……津美紀には心配かけるかもしれないから言えない」
伏黒「俺の思い違いかもしれないし」
伏黒「とりあえず部屋のカーテンは閉めておくか……」
伏黒「ひとまず今のところ何もないし、様子見だな」
虎杖「えー……」
虎杖「なんかあったら伏黒のねーちゃん悲しむだろうし警察に相談しといたほうがよくね?」
釘﨑「こんな重油でカモメに火ぃつけてそうな男のどこがいいのかしら」
釘﨑「まあアンタならストーカーのひとりやふたりチャッチャと片付けられるでしょ」
伏黒「問題を片付けたくはあるけど自分でどうにかしようってわけじゃ……」
虎杖「でも今は警察とかにも行く気ないんだろ?」
釘﨑「逆にストーカーをボコボコにしすぎて捕まるかもね」
伏黒「……とにかく少し誰かと話したかったんだ」
伏黒「ストーカーって決まったわけじゃないしな」 - 2125/06/30(月) 09:17:15
虎杖「でも気を付けとけよ、どんなふうにエスカレートしてくかわかんないし」
釘﨑「もし対面してもステゴロで倒せるでしょ、心配いらないわ」
伏黒「俺をなんだと思ってんだ」
伏黒「……まあ気をつける、今はそのくらいしかない」 - 3125/06/30(月) 09:22:29
伏黒「ただいま」
津美紀「あっおかえり!」
伏黒「今日は早いな」
津美紀「委員会とかもなかったし。今ご飯作ってるから待っててね」
伏黒「……着替えてくる」
津美紀「早めにね、すぐできるから」 - 4125/06/30(月) 09:25:55
伏黒「…………」
伏黒「カーテンは、閉める」シャッ
伏黒「誰かに見られながら着替える趣味はない」
伏黒「気のせいだとしてもまあ普通だろ……」 - 5125/06/30(月) 09:32:48
???「……あれ、今日はカーテン閉めるのかあ」
???「勘付かれてるのかな?神経質そうな子だし」
???「今日はあんまり見ててあげられないから、ここまで」
???「残念だけど……また明日ね」 - 6125/06/30(月) 09:53:30
虎杖「おっ、おはよ伏黒」
虎杖「昨日はどうだったん?」
伏黒「どうって、どうも何もねえよ」
伏黒「一応カーテン閉めておいたし」
伏黒「……あんまり効果はないけど」
釘﨑「はあ? 効果なし? 何よそれ、透視でもされてるっての?」
伏黒「違う」
伏黒「……登下校とか、たまにだけど学校にいるときも見られてる気がしてる」
虎杖「それけっこうシャレにならなくね?」
釘﨑「気持ち悪ッ」
釘﨑「さっさと警察行きなさいよ」
伏黒「気持ち悪いのはそうだが……」
伏黒「見られてる気がする、だけで警察行っても証拠も何もないならただ帰されるだけだ」
虎杖「だからってこのままってわけにもいかないだろ」
伏黒「……じゃあ具体的に何ができる?」
伏黒「ただの高校生にできることなんて限られてるだろ、もう俺達は呪術師じゃないんだから」
釘﨑「それはそうだけど……」
虎杖「うーーん、普通の学生には難しいよなあ」
虎杖「なんかいい方法があればいいんだけどな……」 - 7二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 10:00:59
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- 8125/06/30(月) 10:13:19
キーンコーンカーンコーン
ガラッ
夏油「はいはい、みんな席について」
夏油「出席取るよ、虎杖と釘﨑も早く席に戻りな」
虎杖「あっ、はーい」
釘﨑「来たわね、今生のゴリラ教師」
夏油「釘﨑、聞こえてるからね?」
夏油「今日はみんなに紹介したい人がいます」
虎杖「なに? 先生結婚でもすんの?」
夏油「なんで結婚の相手を生徒に紹介しなくちゃいけないのさ」
夏油「今日から副担任の○○先生がしばらく休暇なので、臨時教師としてお願いしてる先生がいます。どうぞ」 - 9125/06/30(月) 10:19:08
五条「はじめまして。ピンチヒッターの五条悟でーす!これからよろしくね」
夏油「○○先生の担当だった物理も五条先生に教えてもらうことになるよ」
夏油「仲良くしてやってね」
虎杖(五条先生!?)
釘﨑(ゲッ、アイツなんでまた教師なんかやってんのよ)
伏黒(……どっからどう見ても五条先生だ……) - 10125/06/30(月) 10:28:05
〜昼休み〜
虎杖「……いや~、ビビったなあ」
虎杖「どこで何してんだろとは思ってたけど」
釘﨑「まさか呪術師も呪霊もない今でも教師とはね……」
釘﨑「あんなに向いてない人材もいないでしょうに」
伏黒「……」
伏黒「覚えてないみたいだったしな、前世のこと」
虎杖「それな!あんなん忘れるほうが無理だと思ってたんだけど」
伏黒「むしろ俺達のほうがイレギュラーみたいなもんなんだろ」
釘﨑「記憶あって困ることはあってもいいことはないわよね」
釘﨑「前世の知り合いにも今のところあんたたちしか会ってないし」 - 11125/06/30(月) 10:43:29
五条「なんの話してんの?」ヌッ
虎杖「うぇっ!?」
釘﨑「ちょっといきなり出てくんじゃないわよ!」
伏黒「……何の用ですか」
五条「屋上は使用禁止になってるんだけどね?」
五条「僕はご飯早めに食べたから学校探検してたとこ」
虎杖「だって開いてるもんな屋上」
釘﨑「真面目な生徒多いわよね、開いてるのに誰も来たことないわ」
伏黒「……学校探検って、子供じゃあるまいし」
五条「知らないとこに来たらひとまず見て回るでしょ」
五条「それより危機感とかないの君たち。臨時とはいえ僕先生だよ?」 - 12125/06/30(月) 15:40:24
伏黒「……じゃあ五条先生もこんなとこで何やってるのかって話になりませんか」
虎杖「屋上だってそもそも開いてるから来てるだけで、だめって言われたらすぐ引き上げるよ」
釘崎「まあ代わりの場所探すのは面倒だけどね」
五条「僕は見回りで済ませられるもんね」
五条「……ま、いいか。見逃してあげるかわりに、僕もたまにここで話させてよ」
虎杖「えっ」 - 13二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:43:09
五条さんなんか怪しいな・・・
- 14二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 15:47:26
これは五条がショタコンで伏黒狙いのストーカーやってんのかな?ショタという扱いになるのかは知らんが…
- 15125/06/30(月) 15:48:45
釘崎「ちょっと、どうすんのよこれ」コソ
伏黒「どうって……」コソ
虎杖「そもそも五条先生は覚えてんのかな、前世のこと」コソ
釘崎「あの様子だとそんな感じなさそうよね」コソ
伏黒「……いいですけど、五条先生が楽しめるようなことなんてありませんよ」
虎杖「ちょ、伏黒……!」
釘崎「ちょっと!」
五条「いいの? 言質とったよ!」
五条「いやーいいよね、屋上でこっそりご飯食べたり騒いだり。青春って感じ」
釘崎「その青春に割り込んでこようとしてんのはどこのどいつよ」 - 16125/06/30(月) 16:34:14
五条「僕だってそんな毎日来るつもりないよ」
五条「ただたまに開放的な気分にはなりたいかなってね」
釘崎「怪しい……」
虎杖「……まあいいんじゃね? ここ使ってるの内緒にしててくれるんなら」
伏黒「…………」ジッ
五条「何かな? 伏黒恵くん」
伏黒「……なんでもないです」
釘崎「さっそく目ェ付けられてる」
五条「一応君たちの名前も覚えてるからね?虎杖悠仁くん、釘崎野薔薇ちゃん」
釘崎「嬉しくないわよそんなん」
虎杖「先生記憶力いいね」 - 17125/06/30(月) 16:54:04
〜夜〜
夏油「……あのね、悟」
夏油「こんなこと親友に言いたくないんだけど、本当にやめておきなよ、もう」
五条「だってやっと直接話せたのに、ただの教師と生徒なんて嫌だよ」
夏油「やっと、ねぇ」
夏油「いつどこで伏黒を知ったのかはわからないけど、今やってることは確実に犯罪だよ?」
夏油「直接会って話せる間くらいやめれば? 写真撮るの」
五条「えぇ~~せっかく名前もわかったのに」
五条「これからってとこでしょ!」
夏油「何する気だい本当に」
夏油「……とにかく、あんまり過激なことしないようにね」
五条「大丈夫、写真だけにするから」
夏油「本当かなぁ……」
夏油(ていうか本当ならさっさと警察に届ければいいんだよね、いくら親友でも限度ってものがある)
夏油(でもなんでだろう、悟のことをあまり強く責められないような気がする)
夏油(……どこかで安心してる私がいるんだよな) - 18二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 16:56:02
やっぱりストーカー加害者は五条だったか…
親友と教え子両者のために警察に届けろよ夏油 - 19二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 16:56:45
やっぱりか・・・
あと、この世界でも親友やってることに感激している - 20125/06/30(月) 17:05:41
〜朝〜
虎杖「おっ伏黒。おはよ」
虎杖「なんか顔色ちょっといいかも?」
伏黒「……ああ、昨日は特に何もなかったからな」
釘崎「誰かに見られてることもなかったってこと?」
釘崎「よかったわね、解決じゃない」
伏黒「……まだわからないだろ、昨日はたまたまだったかもしれないし」
虎杖「まーでも落ち着いてってなくなってくならいいことだよな」
虎杖「警察沙汰になっても誰も得しないしさ」
釘崎「ま、飽きたにせよ何にせよこれで終わるならそれに越したことないわね」 - 21125/06/30(月) 17:11:17
キャーキャー
伏黒「なんか、教室の外が騒がしいな」
虎杖「あー、なんか五条先生が女子に質問責めされてんのかも。昨日の放課後もそんな感じだったよ」
釘崎「あんなののどこがいいのかしら。顔くらいしか目立って褒められるとこないわよ」
虎杖「むしろ顔がいいからじゃね?」
伏黒「……近づいてくるな」 - 22125/06/30(月) 17:24:20
五条「ほら、そろそろ予鈴鳴るから自分の教室に帰りなよ」
女子1「えーもっと話したーい」
女子2「うちの副担やってよ五条先生~」
五条「臨時教師に無理言わないでよ。ほら行った行った」
女子1「ざんねーん。またね先生」
女子2「今度好きなタイプとか教えてー!」
五条「……はい、みんな居るかな? すぐ……夏油先生はすぐ来るからそろそろ席についててね」
虎杖「……なんか今日の五条先生も嬉しそう」コソ
釘崎「なんかいいことあったんでしょ。知ったことじゃないけど」コソ
キーンコーンカーンコーン - 23二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 19:59:26
記憶がないのに一体伏黒の何が五条の琴線に触れたんだろう気になる
- 24二次元好きの匿名さん25/06/30(月) 23:34:20
保守