- 1二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:37:45
- 2二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:38:06
期待するぜ!!
- 3二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:39:35
とりま10まで?
- 4二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:41:04
ほー、ええやん
- 5二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:41:58
- 6二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:46:39
前日譚
県立洲斗高等高校OCGデュエル部。
かつては所属部員の卒業に伴い、部員数1名という廃部直前の状態だったものの、今年に入って新たに3名のデュエリストが入部し、大会にもエントリーできる最低限の部員が揃った。
しかしあくまで最低限。共にデュエル出来る仲間は多ければ多いほど良いというのが部長や一部部員の共通見解だった。
ただ、一応大会にエントリーが可能にはなったため、勧誘活動は一度ストップし、来たる大会に向けてデュエルの特訓を積む…という方針になった。が…
尚磨「お願いします!OCGデュエル部に入ってください!」
??「しつこい! もう一回断ったっていったでしょ!」
時間は放課後。OCGデュエル部 1年 遊佐尚磨は校舎入口近くで、とある男子生徒を前に立ち塞がっていた。といっても仁王立ちで邪魔してる訳ではなく、むしろほぼ90度に体を曲げて頭を下げて懇願していた。
英二「ちょっと待った! あんまりガッついちゃダメ…迷惑だろ」
そんな二人に割って入ったのは附並英二。OCGデュエル部の部長を務める3年生である。自らの所属部員である尚磨を宥めた後、改めて英二は男子生徒に向き合った。
英二「君は……えー、確か2年の沢渡、さんだった…よな」
沢渡「あなたは…確か去年の俺らの教室で声かけまくってた人ですよね。なんとなく覚えてます」
男子生徒──沢渡は目をパチクリさせて答えた。なんとなくでも覚えられていたことは意外だったのか英二は少し照れくさそうに言う。
英二「いやー…部員の勧誘に必死だったから…ていうか去年声かけた時、君は『興味ない』って…」
沢渡「今も同じです。俺は"OCGデュエル部には"興味ありません」
尚磨「でもっ! OCGは知ってるんですよね!?」
英二「えっ…そうなの?」
尚磨の確信めいた問いに、沢渡は気恥ずかしそうに視線を逸らす。
それは無言の肯定に等しかった。 - 7二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:48:24
英二「…いやでも、なんでそれを尚磨が?」
尚磨「じ、実はすれ違いざまに…聞いちゃって」
沢渡『組んだら面白いなって思ったけど…やっぱ、手札誘発がいい値段するなあ』
沢渡「…まさか、あんな独り言を聞きつけられるとは……」
どうも沢渡は下校際にスマホでカードの値段を見ていたらしい。何かのデッキを組む予定だったのだろうか、その近くに生粋のデュエルバカがいたのは不幸というべきなのか…。
沢渡「…ゴホン。去年言わなかったのは申し訳なかったです…改めて言います」
沢渡「確かに俺はOCGをやってるし、デッキも持ってます。でもあくまで緩くて弱いデッキしか持ってないですし…部活でやるつもりもないんです」
沢渡「大会に出る実力もなければ、出たいとも思わないし…あくまで勝っても負けてもいいようなユルいデュエルしか…」
尚磨「それでもいいです!入ってくださいっ!」
沢渡の辞退の言葉を遮って、尚磨は再び懇願を開始する。
尚磨「大会が難しいなら出なくても大丈夫なんです!メンバーはいますから! 僕たちはただ、放課後も一緒にデュエルする仲間が欲しいんです!OCGデュエル部なら、勝っても負けても楽しいデュエルがきっとできます!」
沢渡「いや、そうは言っても俺は部活に入る気……が…」
尚磨の熱心な勧誘にも断りの言葉を返そうとした沢渡だが、その言葉が不自然に失速した。
その様子に尚磨も言葉を一度止め、英二も不思議そうに首を捻る。 - 8二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:48:41
なるほどそんな感じか、期待
- 9二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:49:45
下を向いて何やら考え込むように口の中でブツブツと呟くこと約一分。沢渡がグッと顔を上げた。
沢渡「うん……分かった。『条件付き』でよければ、OCGデュエル部に入部します」
尚磨「ホントですかっ!!??」
尚磨の目がキラキラの音が聞こえそうなくらい輝く。しかし、英二は細かく言葉を聞き逃さなかった。
英二「条件…って、何だ? 大会に参加させないこととかか?」
沢渡「あー、まあそれもお願いしたいんだけど…メインの条件としては、遊佐くんに”同じこと”を」
尚磨「同じ…こと…?」
沢渡「そう、遊佐尚磨くん。俺がOCGデュエル部に入るのと引き換えに…君も入会してもらいたい」
沢渡「俺達の『MTG同好会』に」 - 10二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:51:33
沢渡くんカジュアルプレイヤーとはいえゲーム掛け持ちしてるの幅広いな
- 11二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:52:32
数日後
英二「…行くか? 尚磨」
尚磨「はい。そろそろですね」
今日の部活動を切り上げて、二人の部員は普段向かわない場所へ足を向ける。『MTG同好会』…その活動場所である教室へ赴くためだ。
英二「だけど、本当にいいのか? 別の同好会と兼部…兼会?なんて」
尚磨「大丈夫ですよ! 新しいカードゲームに触れてみるのも、いい刺激になると思いますし!」
この尚磨の返答や今回の決断は、英二にとっては意外だった。
なにせ尚磨が生粋のデュエル馬鹿なのは部内どころか一部界隈でも有名。その彼が…交換条件とはいえ、別のカードゲームを始めるなんて。
MTG マジック・ザ・ギャザリング。
世界初のトレーディングカードゲームと名高い、遊☆戯☆王の大先輩とも言える存在。
そのカードゲームの同好会がこの学校にあるとは、二年生の英二にとっても初耳だった。
沢渡『まあ…できたのは最近だし、宣伝してる訳でもないから』
昨日の沢渡はそう言っていた。
曰く、決まった曜日の放課後にある教室の一画で机を借りて寄せ集め、そこでゲームをしているらしい。
尚磨『え? ということはソリッド・ビジョン使ったデュエルはしないんですか?』
沢渡『あー…まあ、学校ではね。MTGは遊戯王とは違ってデュエルディスクが使えないから…使うとするなら『デュエルデスク』っていうクソ高い机が必要なんだ』
沢渡『会員のカンパで寄せ集めても月一で場所ごとレンタルして遊ぶのがせいぜいで、普段の集まりは紙でやってるよ』
ちょっと気まずそうな沢渡の言葉。
なので、今回向かうのも普段集まって使っている教室だ。 - 12二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:54:52
沢渡曰く『入会したからといって、参加は何一つ強制はしないからさ。あくまで予定が合えば一緒に遊ぼうって会だから。一応定期的に集まる日は決めてあるけど来れないなら来れないで全然OKだから』とのこと。
なので遊戯王OCGの大会参加が近づいてきている尚磨が兼部(会)しても問題ないだろうと思われる。
だが、大事な部員がどういう会で活動をするのかは一応確認する義務がある、ということで今回 見学という形で附並英二も同行することになった。
一応 他のOCG部員にも声はかけてみたが…紅一点の部員 本仮屋栞莉は「興味がないので」ということでパス。百面相太は演劇部の予行演習があるから、と断った。
沢渡「あ、二人共! こんにちは」
尚磨「こんにちは!」
英二「こんにちは、今日はよろしくな」
待ち合わせの廊下で、尚磨と英二に向かって手を挙げる沢渡。
交換条件とはいえ部員が増えることに多少なりとも喜色を隠せないのか、声が少し張っている。
沢渡「じゃ、行こうか。こっちの教室でいつもやってるんだ」 - 13二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 21:59:35
沢渡「よー、みんなお待たせ。連れてきたよ」
沢渡がそう声をかけたのは、その場でカードを広げて対戦をしていたと思しき…三人。
沢渡「ん、まだ途中?」
??「あ、いえ…いいタイミングです。今終わったばっかりで」
沢渡の言葉に軽く首を振って答えたのは、目にかかるくらいに髪を伸ばした男子生徒。
さらにそれに続いて、その対面に座っていた四角眼鏡をかけた男子生徒が静かに答える。
??「来島の無限が決まって二人とも死んでしまった」
沢渡「本当!? …え 来島のそのデッキって無限コンボあるの?」
その言葉に驚いた沢渡がもう一人…女子生徒の前のカードをのぞき込む。それに対し、その女子生徒はニコリと笑って答える。
??「一応はね。ただちゃんとパーツ揃えずに出すと止まらない無限ループになっちゃうやつけど」
沢渡「怖いねえ」
女子生徒の言葉に肩をすくめる沢渡。と、ここで背後の尚磨と附並を思い出したのか、くるりと振り返る。
沢渡「いや、ごめんごめん。まずちょっとうちの会員を紹介するよ」 - 14二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:01:41
沢渡「まずここのメガネの人。こいつは俺と同じ2年の大楠。俺と一緒にこの同好会立ち上げた人」
大楠「…」
四角眼鏡をかけた男子生徒──大楠は、無言で小さく会釈した。
沢渡「こっちの彼は1年の諏訪原くん。MTGは初心者なんだけど勧誘で入ってくれたんだ」
諏訪原「よ、よろしくお願いします…」
片目が隠れる少し髪が長い男子生徒──諏訪原は、おずおずと頭を下げる。
沢渡「彼女はうちの紅一点、2年の来島さん。元々MTGは知ってたみたいで、入会してくれた」
来島「よろしくね~」
肩まで跳ね気味の髪型の女子生徒──来島は手をひらりと振って挨拶した。
沢渡「そして、会長の俺──沢渡の4人がMTG同好会のメンバーになってる。学校外だと時々一緒に遊んでくれる友達も他にいたりするんだ。さ、二人もお願い」
尚磨「あ…えっと、一年の遊佐尚磨です! OCGデュエル部と兼任で入会します! あまり顔を出せないかもしれないですが、よろしくお願いします!」
英二「俺は三年の附並英二。OCGデュエル部の部長です。今回は見学しますので、よろしくお願いします」
パチパチパチ…4人分の拍手が鳴り終わった後、沢渡が口を開く。
沢渡「さて…じゃあ、うちの同好会で遊ぶためにもまず…ティーチングから、だな」 - 15二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:01:47
沢渡だからもしかしてと思ったがメンバーの名前あそこから取ってるのか
- 16二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:04:55
沢渡「…なので、カードの効果は基本的に、タイミングがテキストで指定されてなければいつでも使えるんだ」
英二「へえー…なるほど」
沢渡「どう? ここまでは大丈夫かな?」
尚磨「…はい」
沢渡から尚磨 附並二人へのMTGのコーチが行われた。
やはりというか当然だが、遊戯王OCGとは全く異なるゲームであることを、改めて二人は実感する。
豊富なカード分類。マナ制度によるカードプレイの制限。
その分マナの量に応じた豪快な効果。キーワード能力による効果の分別化。
遊戯王の「チェーン」と似て非なる「スタック」の存在。
正直な話 見学だけの附並部長はともかく、これから入会予定の尚磨もまだ完璧にルールを理解したとはいえない。しかし…
沢渡「実践に優る練習は無し…ってね」
そう沢渡が呟くと、自分の鞄からデッキを取り出し始める。
1つ、2つ、3つ…気のせいだろうか。デッキケースが…なんだか大きいように尚磨は感じた。
沢渡「今日のために一応いくつかデッキ持ってきたから、これで…」 - 17二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:06:10
来島「えっ? ちょっと待って沢渡。EDHから始めるの?」
その様子に疑問の声を上げたのは女性会員の来島。しかし沢渡は平然とデッキケースを開け始める。
沢渡「いいじゃん。実際この会でメインやってるのEDHなんだから。せっかく一緒に遊ぶならこれが一番でしょ」
大楠「…同感だな。確かに他のフォーマットよりは難しいが…遊ぶうちに慣れる」
眼鏡をかけた会員…大楠が先ほどティーチングのために一時提供した自分のカードを片付けながら意見する。
それに呼応するかのように、諏訪原がおずおずと話し出す。
諏訪原「…僕もEDHから入ったけど…楽しかったから大丈夫だと、思う」
来島「まあ…言われていればそうね」
尚磨「い…いーでぃーえいち? あの…それって?」
同好会員4人が合意する中、デュエル部の二人は頭にはてなマークを浮かべたまま。
そんな二人に沢渡は手をひらひらさせて答える。
沢渡「あーごめん。そっちは説明してなかった」
沢渡「EDHってのは昔の呼び名で俺らはそう呼んでるってだけなんだ」
沢渡「正式名称は”統率者戦” 簡単に言うと4人対戦バトルロイヤルだよ」
尚磨・英二「「………えっ!?」」 - 18二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:09:49
沢渡の説明曰く、今さっき教わったばかりのルールの基本はほとんど変わらないそうだ。
主に変わるのは”多人数対戦”という試合形式と”デッキ構築”
沢渡「このフォーマットで使うのは…100枚のデッキなんだ」
英二「ひゃ…ひゃく!?」
沢渡「そ。そしてハイランダーでないといけない。…基本土地を除いては」
次々と、100枚で一纏めになったデッキを並べていく沢渡。
沢渡「そして何と言っても一番の特徴は”統率者”…デッキの中で伝説のクリーチャー1体を統率者として定めること。今このデッキ達で一番上に置いてあるちょっとスリーブが違うやつ…これを統率者という設定で、デッキを組んでるんだ」
尚磨「……へええ……!」
尚磨の声が驚嘆したような声色に変わったのを、側で附並は確かに聞いた。
きっと、何もかも新鮮だろう。それは新しいカードゲームというだけではない、”新しい対戦形式”という点が、だ。
ルールが違えど、1対1のカードゲームなら当然尚磨は経験している。しかし四人対戦 統率者というシステム 100枚ハイランダーという豪快なデッキ構築。これは遊戯王とは全く異なる、新感覚デュエルになる予感を二人は感じていた。 - 19二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:11:05
こういう新しいルールに触れて感激するのっていいよね
本家の遊戯王の序盤に色々なゲームやってた時に近い栄養素がある - 20二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:11:54
沢渡「さて…統率者周りのルールはそう多くないから後で教えるとして、まずここからデッキを選んで」
尚磨「ここから…ですか?」
沢渡「うん。俺は今回後方で必要ならアドバイス係。尚磨くんは俺のデッキを使ってこの会員三人と戦ってもらおうかなって」
そう言われて、尚磨は机のデッキに向けていた視線を上げる。
四角い眼鏡のズレを直している二年の男子生徒…大楠。
どことなく嬉しそうに自分のデッキをシャッフルしている一年の男子生徒…諏訪原。
何か呟きながらデッキのカードを入れ替えている様子の二年の女子生徒…来島。
改めてこれからの自分の対戦相手を認識し、再び机の上に並ぶデッキに視線を落とす。
沢渡「まあ、効果なんて説明してもピンとこないだろうし、見た目の直感で選んでいいよ。まあ俺から強いて言うなら…初心者向きなのはこれだけど」
そういって、デッキの一つを指差す沢渡。自然と尚磨もそこに視線が向かうが、そこで大楠からコメントが差し込まれる。
大楠「…初心者が使うにしては、ピーキーなデッキではないか…?」
沢渡「なんでさ! 色事故もないし、ひたすらビートダウンする分かりやすいデッキなのに!」
尚磨「……えっと、じゃあそれをお借りします」
ちょっと不穏そうな言葉も聞こえたが、尚磨はそれを使うことに決めた。 - 21二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:14:32
多人数でビートダウンは下手なコンボやコントロールより頭使わないか……?(他畑民感)
- 22二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:14:39
- 23二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:15:59
- 24二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:16:35
- 25二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:17:13
沢渡「おっ了解。それじゃ、簡単な使い方の説明を…」
尚磨「あ! ちょっと待ってください! まずちょっとデッキを確認してもいいですか?」
沢渡「ん? ああもちろんいいけど…見てすぐ分かるかな?」
沢渡から許可を得た尚磨は、デッキを手に取り…一枚一枚、机の上に並べ始めた。
複数の机の上の殆どのスペースを占領して、基本土地は重ねるとしても大量に並んだカードを前に尚磨は沈黙していた。
沢渡(……なんか、雰囲気変わった?)
沢渡が内心首を捻る中、ただ無言で並んだカードを眺める尚磨。
キ ィ ィ ィ イ イ イ ン
尚磨「…………うっ」
何一つ身動きをしなかった尚磨は、急に喉の奥から妙な声を出して仰け反った。
尚磨(初めて見るカードゲームのデッキ……流石に”構築宇宙”には入れないか。でも…)
沢渡「えっと、だ、大丈夫? 尚磨くん」
尚磨「あ、すいません!大丈夫です! デッキのカードは”全部覚えた”んですが、それで質問が…」
沢渡「質問? それはもちろん大丈夫……ん、今”全部”覚えたって…?」
尚磨「ありがとうございます! それで、まずこの”瞬速”って能力についてですが…」 - 26二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:17:24
- 27二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:20:09
尚磨「…………はい、ありがとうございます! これで大丈夫そうです!」
沢渡「そう? それじゃ、俺は後ろで基本黙って見てるから、何か聞きたいことあったら遠慮なくね」
尚磨「はい!」
ふんす、とやる気を見せる尚磨は統率者だけを脇に置き、デッキのシャッフルを始める。
手動かつ99枚のシャッフルには多少難儀しているようだが。
沢渡と英二は尚磨が座る位置から数歩離れたところに立ち、見守る。それと同時に他の会員三人も自らのデッキをシャッフルし始める。
基本ルールは教わった。
統率者の特殊ルールも教わった。
尚磨はデッキのカードは全部覚えたと言った。
英二「大丈夫かな…尚磨」
それでも英二は後方で不安そうに漏らす。
尚磨が遊戯王においてはトップクラスの実力を持つことを英二はよく知っている。しかし、初めてのカードゲームで…しかも四人変則対戦というこの環境で、どれほどの実力を発揮できるか。
沢渡「そんな肩肘張る戦いでもないし、大丈夫ですよ。もし嫌であれば無理強いするつもりもないですから」
沢渡「もちろん、これを機にいい仲間になってくれるのが一番嬉しいけれど」
ライフ計算のスマホアプリによって順番も決まった。
それぞれマリガンチェックも完了。
統率者戦──開始。
「「「「よろしくお願いします」」」」 - 28二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:20:24
初めてのカードでも覚えれるのすごいな
ルールも多分飲み込み早いだろし - 29二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:21:49
いきなり無色アーティファクト統率者勧めるのロックだな!?
でも確かにやることわかってるシンプルイズ強いデッキ - 30二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:23:24
本日はここまでです
開始までは一気に投稿したかったので本日の量は多かったですが、明日からはもっと少しずつの投稿になると思います
もしデュエル中に処理間違いや手札・LP計算違いがあればぜひご指摘ください
頑張って修正します
(おそらくその後の展開全部書き直しになるけど…) - 31二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:27:34
- 32二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:34:28
結構良作でビックリした
- 33二次元好きの匿名さん25/07/13(日) 22:44:05
- 34二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 03:01:20
……ターン1週するのに相手ターンが3回来るルールで
自軍強制攻撃(防御要員残せない)はピーキーってレベルか?
「選択肢を少なくして尖らせれば簡単」は経験者の理論では?