- 1125/07/14(月) 22:58:20
- 2二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 22:59:01
スレ立て乙ですぅー
- 3125/07/14(月) 22:59:45
- 4二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 23:00:24
このレスは削除されています
- 5二次元好きの匿名さん25/07/14(月) 23:01:23
ここのミドリも色々大変だな……
- 6125/07/14(月) 23:01:37
- 7125/07/14(月) 23:03:13
- 8125/07/14(月) 23:07:03
ざっくりとしたプロローグ
パヴァーヌ2章、要塞都市で名もなき神々の王女が覚醒してしまった世界線。才羽ミドリは姉のモモイ、特異現象捜査部部長のヒマリと共に神々の王女と化したかつての仲間、アリスと戦い続けてきた。が、抵抗虚しく、母校は王女を構成するパーツとなり、大切な仲間すら無残に散っていった。それでも、希望のため、かつての日常のため、ミドリ達は戦った。
キヴォトス中に魔王の手が蝕んできたころ、ヒマリの指示でミドリ達はトリニティ跡地へと向かい、対抗手段である『ヒエロニムス』を手にして王女と最後の戦いを繰り広げた。
ヒエロニムスの力により善戦はしたものの、王女の主砲がヒエロニムス、ミドリを庇ったモモイを貫き、敗北。
モモイが死に際に遺した祈り、願い。この世界の無念の思い。それが奇跡を起こしたのか、倒れたはずのヒエロニムスがミドリを転移をさせた - 9125/07/14(月) 23:09:37
あらすじ1-1から1-3
エデン条約を前に、通功の古聖堂に下見に来ていたミカは、壁に倒れている少女を発見する。その少女こそが転移してきたミドリであった。
ミドリはミカの対応によって一命を取り留める。帰る場所がないことから、ミカの提案により、彼女の家に住ませてもらう事になったミドリは、桃園ムスカリという偽名を使い、トリニティへと編入しようたする。その途中、ナギサに疑いを向けられるがセイアの手助けによって何とか編入に成功し、新しい生活を送り始めた。
その後、ミドリはいくつかのトラブルを経て正義実現委員会に入り、活動をしていった - 10125/07/14(月) 23:11:04
あらすじ1-4
リオが名もなき神の研究を既に行っている事を知ったミドリはエリドゥの様子を確認しにミレニアムサイエンススクールへと向かう。だが、心の傷は深く、彼女はミレニアムで発作を起こして倒れてしまう。
奇妙な事に、夢の中で死んだはずの姉に出会ったミドリは彼女に励まされ、前を向いて現実へと向き合った
目覚めたミドリの前には彼女の先輩であるユウカが倒れたミドリの様子を見ていて、ミドリは正体を隠しながらユウカと共にミレニアムを回ったが、ウタハの助言もあり、ユウカは共に行動している少女が別の世界か未来からきたミドリと気づいた。
ユウカがその事を詰めると、ミドリは自らの正体を認めてユウカに秘密を打ち明ける
そうしてユウカに打ち明け、秘密を共有したミドリはユウカに見守られながらトリニティへと戻った - 11125/07/14(月) 23:13:12
あらすじ1-4(その2)
トリニティに帰る道中、偶然入った店で見つけたテイルズサガクロニクルを買ったミドリはそれを鞄から落としてしまい、それを拾ったミカがプレイしてしまった。
ミカは無茶苦茶なシナリオや異常な高難易度、その他多数の理不尽に巻き込まれながらもミドリの手助けもありクリアに成功する。
2人は奇妙な…?経験によってより仲を深めるのだった。 - 12125/07/14(月) 23:21:19
あらすじ1-5
トリニティでの生活にも慣れてきたミドリ。彼女はミカの誘いで一緒にトリニティで遊ぶ。
2人はお揃いのアクセサリーを買い、トリニティ各地を巡りながら楽しんでいたが、そんな中、ミドリに急遽緊急の任務が入る。
彼女を含めた、正義実現委員会に任された任務はエデン条約の妨害を画策するテロリストの鎮圧。ミドリたちは難なくこの任務をこなすが…この事件は囮に過ぎなかった。
真の事件は別の場所で起きており、ミドリとツルギは現地へと急ぐが、ついた先では全てが終わっていた。
ティーパーティーホスト、セイアが死亡しており、ミドリは己の非力さを痛感しながら、屋敷へと帰っていった。 - 13125/07/14(月) 23:39:24
あらすじ2-1
セイア襲撃から約に週間後、ミドリはリオに会うため再びミレニアムに向かう。
ユウカの協力のもと、リオにあったミドリは、無もなき神の研究への協力を求め、リオもそれを承認するも、彼女のデータを回収するためにミドリはデータセンターに侵入することになる。
しかし、リオの目論見で、データを得たミドリは侵入者としてネルに襲われ敗北。しかし、これはミドリを陥れるためではなくミドリの力量を測るためのものであり、ネルと渡り合った事を知ると、リオは正式に協力者となった。
そして…ついにミドリはリオに己の正体を明かす - 14125/07/14(月) 23:41:50
- 15125/07/14(月) 23:56:26ミュート機能導入部屋リンク & スクリプト一覧リンク | Writening 【寄生荒らし愚痴部屋リンク】 https://c.kuku.lu/pmv4nen8 スクリプト製作者様や、導入解説部屋と愚痴部屋オーナーとこのwritingまとめの作者が居ます 寄生荒らし被害のお問い合わせ下書きなども固…writening.net
もし何かあった時のために、御守として。もちろん、何もなければそれに越した事はないですけどね…。
開発者様、及び提供者様ありがとうございます
前スレでは寝てて気づけなかったのでここでお礼を
- 16125/07/15(火) 00:37:30
会長の言う通り、未然にアリスちゃんへの干渉を断ち切るのが一番ローリスクなのは分かる。アリスちゃんの破壊よりはまだマシではある。でも…この方法だと間違いなく…ゲーム開発部は廃部になる。
「…会長、その…」
「どうかしたのかしら?」
「この方法だとこっちの私たちは…」
「天童アリスの事かしら?会いたいのは分かるけど…ただ、彼女に会ってから破壊を伝えるのも残酷ではなくて?」
会長の言ってる事はもっともだ。実際、それで納得がいかなかった訳だからエリドゥに攻め込んだんだし。
でも会長、今はそっちじゃなくて…
正論ではあるもののどこか話のかみ合わなかった会長に向けて、今度こそ話す。
「それもなんですけど…、その方法だと…こっちの私たちは廃部になりますよね。」
「………あ。」
あ、じゃないよ会長。どうやら完全に抜け落ちていたらしい。
まぁ、世界の危機に比べたらちっぽけかもしれないけど、それでも私たちにとってはそれと同じくらい大事な事。ユズちゃんのためにも何としても廃部だけは回避しなきゃ。
「あそこは私たちにとっても大事な場所だし、…何より、今のユズちゃんの居場所はあそこしかないの…!」
私は想いを精一杯伝える。
「…そうね。ならこれはどうかしら?会長権限で3人以上の部員がいれば部活は存続可能に変える。これならあなたの杞憂する問題は解決できるのでは?」
想いが伝わったのか会長は案を提示してくれた。
この方法だと…アリスちゃんに会える事はないけど、それでもキヴォトスが滅びることは防げるのかな?
それに、私たちの居場所も保証される。なら…アリスちゃんの思い出は私の心に留めるのが正解なのかな…。でも私は。……いや、少なくとも、私のエゴで世界が滅茶苦茶になるなんて事は避けなきゃいけない。葛藤の末、私は一度答えを出した
「そうですね…。もうアリスちゃんに会えないのは寂しいけど…アリスちゃんを破壊しなくてすんで、それでなおかつ、みんなが幸せな日常をおくれるのなら」 - 17125/07/15(火) 00:43:04
色々な対応と、あらすじとかのまとめで続き遅くなりなりました。これからまた毎日書いていきます。
(必要ないかもだけれど現在パヴァーヌ一章直前です) - 18二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 06:35:18
保守
- 19二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 15:14:48
その選択をするのか…
- 20二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 19:41:21
アリスを起こさない選択は果たしてうまくいくのか…
- 21125/07/15(火) 22:12:02
「ごめんなさいね、ミドリ。辛い決断をさせてしまって。」
私が告げると会長は申し訳なさそうに謝る。
「…早めに取り掛かりましょう。明日の朝から廃墟に行けるかしら?」
「明日ですか?」
「ええ、念のため、こちらのあなた達が動き出す前に対処しましょう。」
…本当は今日はここまで踏み込んだ話になるつもりではなかったから、今日はトリニティに日帰りで戻るつもりだったけど……。仕方がないよね。ミカさんには心配をかけるかもしれないけど、この選択はきっと巡り巡って、みんなのためになるはず。
そう考えた私はスマホを取り出し、リオ会長に話しかけた
「わかりました。でも、トリニティに連絡を取りますね。…心配かけるのは嫌なので。」
「分かったわ。なら、一度私は出ていくわね。」
気を使ってくれたのか、リオ会長は司令室からでていく。私はモモトークを開き、ミカさんに電話をかけた。
「もしもし…ミカさん?」
『ミドリちゃん?どうしたの?』
「急で悪いんですけど…きょう、外で泊まってきますね」
『…ほんとに急だね。何かあったの?』
唐突な話だったからか、ミカさんは電話の先で戸惑っている。とは言っても理由は…ミカさんたちを巻き込まないためには言えない。
「うん。ちょっと用事が増えちゃって…」
私は誤魔化して、ミカさんにそう伝える
『そうなんだ。じゃあまた明日!』 - 22125/07/15(火) 22:14:16
「また明日」
ミカさんは納得してくれたみたいで、元気よく別れを告げる。私も返事を返して電話を切ろうとした。
『ごめん、ちょっと待って!1つ大事な事を忘れてた!』
通話を終了しようとした矢先、ミカさんの大声がスマホに響く。大事な事?なんだろう…
『泊まるのは別にいいんだけど…注意してほしい事があるの』
「なんですか…?」
『あのね、ナギちゃんにはこのことできるだけバレないようにしてほしいな。』
「ナギサさん?」
ナギサさんに…?なんで?
思い当たる節を探すも、見当たらなかった。というか、そもそも編入手続きの日以降、彼女に会ったことはないはず。私が混乱していると、ミカさんは苦笑いしながら状況を説明し始めた。
『えっとね、ナギちゃんって元々疑い深い性格なの。それは知ってるよね?』
「身を持って経験しましたからね…」
確かにナギサさんは用心深い。編入手続きの時もセイアさんがいなければ失敗してたかもしれないくらいには。
『それで、なんだけどね。少し前にセイアちゃんが襲撃されたでしょ?…あれ以降、それが悪化したみたいでさ。今怪しい行動をしたらどうなるか分からないの。最近はエデン条約を妨害しようとしている裏切り者がトリニティにいるなんて言ってるし。…そんなこと無いとは思うけどね?それで、ミドリちゃんも最近編入したばっかだから、既にちょっと疑われてるみたいなの。』
そういう事だったんだ…。確かにセイアさんのあの事件の後ならそうなってもおかしくはないよね。あんなものが起きたら…次は自分だと思うだろうし、疑心暗鬼にもなるだろう。でも…それはそれとて厄介な事になったかもしれない。
『だからナギちゃんにはばれないようにね。それじゃ、またね!』
電話が切れる。静かな部屋で私はスマホの画面を見ながらため息をついた。
「…トリニティの裏切り者…かぁ。」 - 23二次元好きの匿名さん25/07/15(火) 23:08:36
ミカ……
- 24二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 00:31:49
ミレニアムのスパイって言っても間違いないからなぁ………
- 25二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 08:47:00
保守
- 26二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 16:15:18
ほ
- 27タコライス25/07/16(水) 23:06:39
前スレなんか消されてるスレいっぱいあったけど荒らしでもいたんですか?
- 28二次元好きの匿名さん25/07/16(水) 23:27:53
>>27 でましたねここにも
- 29125/07/17(木) 00:45:25
本日はスレ主がカイテンをしばいているため、投稿が遅くなるか、朝になります
- 30二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 00:48:49
例のスクリプトですが、『その画面を開いている(タブ移動は大丈夫)状態でないと発動しない』そうです
なのでお気を付けください - 31125/07/17(木) 06:31:49
- 32二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 08:34:09
パンツァー!!(クソ規制にブチギレながら保守)
- 33二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 15:38:40
まだ一週間もある………後でもいいや
- 34二次元好きの匿名さん25/07/17(木) 22:32:04
保守
- 35125/07/17(木) 23:22:57
これはちょっと面倒な事になったかも…。ナギサさんの疑い深さは認識していたつもりだったけど、想像以上だったみたい…。
きっとこれからは今まで以上に注意深く動かなきゃいけないはず。こっちに集中して、疑われて動けなくなったら元も子もないしね。
整理し直すと、改めて大きなため息が漏れ出した。
だけど、今は考えてもどうしようもないか…。
スマホを置いて、私は立ち上がって伸びをする
「会長、戻ってきてだいじょうぶですよ」
扉を開けて、声をかける。
少しすると、足音が聞こえ、会長は戻ってきた。
「終わったのね。こっちに泊まるのでいいのね?」
「うん。」
「そう。…では明日、終わらせましょう。」
決意に満ちた顔でリオ会長は静かに告げた。
…明日。きっと…運命が変わるはず。これが一番良い方法かは分からないけど、それでも…あの悲劇だけは繰り返しちゃいけない。頑張ろう。
「今日はゆっくり休んでちょうだい。…私は、部活の規定を変更するように手を打っておくから。」
リオ会長も、言った通り、すぐ対応してくれるみたい。…これで、ユズちゃんも大丈夫なはず。後は…こっちのお姉ちゃんに頑張ってもらうしかないけど、きっとなんとかしてくれる。
「それでなのだけれど、今日はミレニアムのホテルに泊まって。私はセミナーの執務室に戻らないといけないし…それに、ここを開け続けるのも、機密的に良くないから。」
「そうですね。じゃあまた明日。」
「ええ、よろしく頼むわ。今日はユウカに案内を任せるから外で合流してちょうだい」
リオ会長に別れを告げて、私は旧特殊作戦室を後にした。しばらく歩き、大通りへと出ると、ユウカが待ってくれていた - 36二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 01:14:51
ユウカ 待っていてやさしい
- 37二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 10:37:56
保守
- 38二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 17:11:31
優しいなユウカ(ほっこり)
- 39二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:30:00
寝る前保守
- 40二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 02:45:29
ほっこりユウカ……
- 41125/07/19(土) 05:41:46
「あっミドリ、こっちよ」
ユウカは私に気がつくと手を振って私を招く。
「会長との約束、上手くいったみたいね。良かったわ。」
「うん。でも、ユウカのおかげだよ。ユウカが機会を用意してくれたから、ここまでスムーズに事が進んだはずだよ。ありがとね。」
「気にしないでいいわ。それで、明日もリオ会長と一緒に動くのよね?」
ユウカは、にこっと笑いながらそう私にきいた。
「うん。だから今日はこっちに泊まるよ。」
「そう…ねぇミドリ。良かったら、宿にいく前に少しミレニアムを回らない?」
何を思ったのかユウカは私にそう提案してきた。
…今まで、こっちに来てからもずっと色んな事に追われていたから、そういえば昔のミレニアムを回る事なんてなかったね。せっかくユウカも誘ってくれたし、見てみようかな。…幸い、今日はもうできる事はないから、少しぐらいこんな事をしても許されるよね?
「いいよ。でも、どうしたの急に?」
「深い意味はないわよ。過去にいるのだから…せっかくだからね。…それに、私がただ…あなたと一緒に遊んでみたかっただけだから。」
照れくさそうに、顔を背けながら小さい声でユウカがぼそっと言うのが聞こえる。その様子を見ているとユウカもそれに気づいたのか、さらに顔を赤らめて、しまった。…こんな一面もあったんだ。珍しい。ユウカがこんなことを言うなんて。
ユウカは基本的にいつも仕事に帆走してるイメージしかなかったから、こんな反応をした事を意外に感じる。いつも見るユウカとはちょっぴり違う姿を見て、少し驚くも、思わず笑みが漏れる。
「そろそろ行くわよ。」
恥ずかしくなったのかユウカはさっきの発言を隠すように誤魔化すと、ユウカはマップを開いて歩き出す
私たちは過去の話に花を咲かせながら、ミレニアムの研究区へと向かっていった - 42二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 08:28:19
カワユウ
- 43二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:27:58
今はただの友達
- 44二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 00:29:43
ヌッ♪
- 45二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 07:08:37
保守
- 46二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 12:38:32
ユウカワイイ
- 47二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 18:56:24
テェテェ…
- 48二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 20:43:26
パンツァー!!(クソ規制にブチギレながら保守)
- 49二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 21:29:53
なんか一度機内モードにすると変わるって聞いたけど本当かしら?
- 50125/07/20(日) 23:24:31
モノレールで移動すること十数分、私たちは研究区へとついた。
「…懐かしいなぁ。」
「へぇ、1年でそんなに変わったの?」
…まぁ、変わりはしたね。絶望的に悪いほうにだけど…
ユウカの何気ない疑問に、作り笑いを浮かべて、誤魔化す。
「まぁね。これから…色々起きるから。それに、私もここにくるのは確か半年ぶりくらいだしね。」
思えば、私の中での経過時間では、あの日からもう7ヶ月は経っている。ユウカに言った事でその事実を再認識すると、より一層周りの景色が懐かしく見える。
「半年も?…ミドリ、何があったの?」
「気にしないで、ユウカ。…強いて言うなら。…旅をしてたの。ずっとね。」
「旅?」
私は目を閉じて、あの旅の事を少しユウカに話した
「うん。お姉ちゃんと2人でね。ヒマリ先輩のナビゲートはあったけど、ゲヘナに百鬼夜行、レッドウィンター、山海経、アビドス砂漠も行ったよ。」
「そんな所まで…って、ほぼキヴォトス全域じゃない」
ユウカの驚く、声が聞こえる。
こうして振り返ると長い旅路だった。それは決して消える事のない苦い記憶。
色んな人が犠牲になったし…ありとあらゆるものがその過程で崩壊していった。でも、それは無駄ではなかった。今、こうして私は過去にいるし、会長のおかげで、王女の問題は明日にはけりがつくはず。
やっと、終わる。
「そして、最後はトリニティにたどり着いて、私は過去の、今のミレニアムにいるの。…って、話がそれちゃったね。はやく行こ、ユウカ」
今度は私がユウカの手を引き、駆け出した
今日だけは少しくらい楽しんでも許されるよね? - 51二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 00:39:20
楽しんで欲しい………………
- 52二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 05:14:23
ナギちゃん………………
- 53二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 12:25:03
わくわく
- 54二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 19:58:54
保守
- 55二次元好きの匿名さん25/07/21(月) 22:49:23
保守
- 56125/07/21(月) 23:52:58
ユウカと雑談をしながら歩く事数分、到着したのは、研究成果の発表会場だった。
「入るわよ」
ユウカは一声かけて扉を開けると中では、各部が各々の研究成果を発表し合っていた。
ミレニアムではよくある光景。私たちみたいに例外はいたけど、基本的に、ミレニアムでは毎週のように研究成果を発表する機会が設けられていて、お互いに発表して刺激し合う。ミレニアムが最新の技術を作り出す1つの理由であり、ミレニアムプライスやexpoに並んでモチベーションの1つである。
稀に私たちも参加して、新作の発表をしていたから、この光景には馴染みがあって、やっぱり落ち着く。…昔は見向きもされなかったけどTSC2の発表以降は、遊んでくれる人も増えたんだよね…。
「あれ?…ユウカ先輩、久しぶり!」
感傷に浸っていると、後ろから聞きなじみのある声が聞こえた
その声に後ろを振り返るとマキちゃんがいた。私はつい名前を呼びそうになるも、その気持ちをこらえる。今の私はこっちの才羽ミドリじゃない。キュッと胸が締め付けられるように感じるのを我慢して2人の話を聞く。
「あら、マキじゃない。久しぶりね。…ヴェリタスも研究発表してるの?」
「そう!部費が出ない以上、あたし達はこういう所で企業や他校と提携しないとって…チヒロ先輩がね。」
「あのね、マキ…一応、私はセミナーの会計なんだけど…そういう事って言ってもいいのかしら?」
「うーん確かに?まぁ、でもユウカ先輩だし。」
「どういう事よそれ。」
マキちゃんの言葉にユウカは訝しんだ表情でマキちゃんを見る。うん、ユウカはユウカだ。この言葉がでるのは凄い共感できるけど、当のマキちゃんは余裕はないようで、ユウカから目線をそらす。
そんな2人を眺めていると、そんなマキちゃんと視線があった。マキちゃんは助けを求める顔でこちらを見てくる。…仕方ないね。
「ユウカ。そのくらいにしない?」
「ミド…ムスカリ?」
ユウカは私の名前を呼びかけるもとっさに偽名を呼んでカバーする。
…危なかったけど、マキちゃんは自分のことでそれどころじゃなさそうだし、きっと大丈夫なはず。 - 57二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 01:23:02
危ない危ない
- 58二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 02:02:12
自分とゲーム開発部に出会ったら決壊しちゃいそう……
- 59二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 11:47:02
保守
- 60二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 18:29:06
保守
- 61二次元好きの匿名さん25/07/22(火) 22:49:50
なんとなくだがモモイは気づく気がするので、絶対に会わせたらいかんぞ......そもそもムスカリが耐えられないだろうケド......
- 62二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 01:15:26
やはり光のおねいちゃん属性は強い
- 63二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 05:51:35
朝保守です
- 64二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 11:12:46
パンツァー!!(クソ規制にブチギレながら保守)
- 65二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 18:04:45
保守
- 66125/07/23(水) 19:32:50
「マキちゃんも悪気はない訳だし。」
「そうね。」
ユウカはマキちゃんから少し距離を離し、マキちゃんはホッとしたのが表情から分かる。
「あれ?そういえば、ユウカ、隣の人は?」
「トリニティから来てくれてる私の友達よ。」
「トリニティから?」
珍しいものを観るかのようにマキちゃんは私の事をじ~っと見つめてくる。しばらくして、マキちゃんは何か思いだしたのか、はっと声をもらした
「そうだ!ユウカとトリニティの…」
「…ムスカリ。よろしくね」
「ムスカリさん、よければあたし達のブースに来ない?面白いものを見せてあげるよ。」
「…面白いもの?」
「トリニティじゃ、いや、ミレニアムでもそうそう見られないものだよ。来てみる?」
マキちゃんはニカッと笑うとそう言った。ヴェリタスの面白いものかぁ。何となく、嫌な予感はするも、好奇心が勝った。面白いもの、しかもマキちゃんが言うなら見るしかないよね。
「…じゃあよろしくね。マキちゃん。」
そう言うとマキちゃんは私の手を掴んで、走り出した。
マキちゃんのペースに振り回され、走りながらも、会場を見回していると、色んな部活が発表している様子が見えた。所々で、後に実用化される技術の試作品の姿もあって、思わず見入ってしまった。
…こういう楽しみ方は未来を知ってるならではなのかな?
過去に戻った事を、ちょっぴりだけ楽しめた気がした。
「ムスカリさん、そろそろだよ!」
周りの光景に夢中になっていた私の意識は、マキちゃんのその言葉で呼び戻された。マキちゃんの視線の先を見ると、2人の人影が見える。…どうやらヴェリタスのブースについたみたい。 - 67二次元好きの匿名さん25/07/23(水) 23:25:19
指紋認証とか光彩認証とかじゃないといいなぁ
- 68二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 03:02:38
わくわく
- 69二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 06:12:40
朝保守
- 70二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 12:38:07
ヌッ!!
- 71二次元好きの匿名さん25/07/24(木) 21:00:15
保守
- 72125/07/25(金) 00:59:12
「ヒマリ先輩、チヒロ先輩、戻ったよ!」
「あらマキ、ずいぶんと速かったですね。そして横にいる方は……なるほど、そういう事ですか。」
車椅子に乗ったヒマリ先輩がマキちゃんを迎えると、私に気付いた。
…やつれてない。それに、隈もないし、なんというか自信に満ち溢れた感じが伝わってくる。未来のヒマリ先輩と比べると、明らかに健康的で、私はほっと息をついた。…ヒマリ先輩、今にも倒れそうな生活をしてた上に1人でため込んでたから…。同一人物であり別人であるのはわかってはいるけど、過去のヒマリ先輩が元気そうなのを見れてよかった。
ヒマリ先輩は何か考えるも、すぐに自己完結したようで、ひとりでに頷いた。後ろからはチヒロ先輩が歩いて来てそんな様子のヒマリ先輩を呆れた目で眺めていた。
「はじめまして。そしてようこそ、ヴェリタスの研究発表へ。私はヴェリタスの副部長、各務チヒロ。トリニティからはるばると来ていただいてありがとうございます。そして、こっちが…」
「ミレニアムが誇る全知であり、超天才清楚系病弱美少女ハッカーの明星ヒマリです。初めまして、桃園ムスカリさん。」
「…よろしくお願いします。チヒロさん、ヒマリさん」
チヒロ先輩が他人行儀かつ丁寧に自己紹介をする。ヴェリタスの印象もあるのか、チヒロ先輩は外回り用の丁寧な対応をしてきたがそんな中、ヒマリ先輩は気にせずに食い気味に自己紹介をする。…それでいいのか、ヴェリタス部長。
「…ねぇ副部長、あの人って部長とは初対面だよね?」
「そのはずだけど?あぁ…そういう事ね」
「そう、部長のあの紹介に驚かないのはおかしいって。」
マキちゃんとチヒロ先輩がひそひそと話しているのが聞こえる。…しくじったかも。
今まで、この事象は飽きるほど聞いてきたからもうスルー癖がついたみたいだけど、改めて考えると初対面だとおかしいのかもしれない - 73125/07/25(金) 01:02:03
「聞こえてますよ2人とも。コホン、それでムスカリさん、今日はどうしてこちらへ?」
ヒマリ先輩は2人に釘を刺すと、私にそう尋ねる。…あれ?なんで偽名とはいえ私の名前を知ってるの?いや、ヒマリ先輩だから納得はできるけどさ?
「ここに来たのは特に目的はないですけど、マキさんの紹介で。ですが、それは置いておいて…なんで私の名前を?」
「少々噂になっているのですよ。トリニティの謎の転校生と。稀有な例であり、貴方自身の噂の内容も内容でしたから気になりまして、少々“調査”させていただきました。」
そんなに噂が?…考えれば、ヒマリ先輩くらいまで情報網があれば知っていてもおかしくはないのかも。ついでと言わんばかりに恐らくトリニティをハッキングしたことは置いておいて。…きっとこれはトリニティ側も知らない方が良い情報だろうしね。知られたら厄介な事になるのは間違いないしね。
「…内密にお願いしますよ。」
「あら、もっと驚かれるかと思ったのですが。…安心して下さい。この情報は貴方以外にもらすつもりはないので。」
ヒマリ先輩は少し驚いたような顔でそう言う。きっともっと他の反応を想像していたのだろう。
「話を戻しましょう。目的がなくとも、せっかくここまで足を運んでいただいたのです。この機会に私の研究成果を見ていただくのはどうでしょう?」
マキちゃんの言ってた面白いものって言うのはきっとこれの事だろう。私はヒマリ先輩に頷く。
「お願いします、ヒマリさん」
すると、ヒマリ先輩は棚から、私には見覚えのあるツールを取り出した。…あれは。
「では、こちらをご覧ください。これが、私の開発したツール、『鏡』です。」 - 74二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 02:51:34
そういえばヒマリ製だった……
- 75二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 09:52:32
出た鏡
- 76二次元好きの匿名さん25/07/25(金) 18:00:31
ん、便利アイテム…………
- 77二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 00:13:13
保守
- 78二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 02:30:16
これヒマリにはミドリってとこまでばれているのかな?
- 79二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 04:48:34
いや会長の知り合いってところまでか………
- 80125/07/26(土) 09:10:23
今日から5日間全国大会に行くので多分書けません。申し訳ないです。
31日から再開します
(余裕あったら更新するかもですが) - 81二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 13:33:59
- 82二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 14:41:11
総文かな?
楽しんできて - 83二次元好きの匿名さん25/07/26(土) 22:03:36
全国大会とか凄いな、頑張ってください!
- 84二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 03:16:12
寝る前に
- 85二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 11:25:48
おや、頑張ってきてくださいね
- 86二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 16:16:02
保守
- 87二次元好きの匿名さん25/07/27(日) 22:16:28
保守
- 88二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 04:50:14
保守
- 89二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 11:11:53
保守ミドリ
- 90二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 16:47:35
パンツァー!!(クソ規制にブチギレながら保守)
- 91二次元好きの匿名さん25/07/28(月) 23:52:38
寝る前に
- 92二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 02:17:24
>>91 おやすみ!!!
- 93二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 06:26:39
朝保守
- 94二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 15:06:46
がんばっておいでー
- 95二次元好きの匿名さん25/07/29(火) 22:19:40
保守
- 96二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 06:10:03
朝保守(*''▽'')
- 97二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 13:58:04
昼保守
- 98二次元好きの匿名さん25/07/30(水) 22:20:26
おやすみ保守
- 99二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 03:54:07
そういえば規制って待ち時間一分でしたっけ?
- 100二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 07:43:59
パンツァー!!(クソ規制にブチギレながら保守)
- 101二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 15:12:26
保守
- 102二次元好きの匿名さん25/07/31(木) 22:12:46
ムスカリ担いだネル先輩
- 103二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 02:17:32
ここ数日、昼夜逆転で朝から寝て昼や夕方に起きたときに、おってたスレが落ちてしまうのをいくつか見かけた。
ゆえの延命保守 - 104二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 05:13:53
>>103わかります 気がついたらあってなっているやつ
- 105二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 09:09:37
パンツァー!!(クソ規制にブチギレながら保守)
- 106二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 13:46:52
念の為の保守
- 107二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 17:07:04
保守
- 108二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 19:46:57
4.5周年ガチャでメイドミドリ出た!
- 109125/08/01(金) 23:26:35
遅くなりましたが再開します!
これからも読んでくれると嬉しいです
ここまで何日も保守ありがとうございました! - 110二次元好きの匿名さん25/08/01(金) 23:30:40
大会お疲れ様でした〜。
- 111125/08/01(金) 23:31:26
「正式名称はoptimus mirror system。チーちゃんが名付けてはくれたものの…私たちは鏡と呼んでますが。セキュリティを取り除いて、元のデータを取り出す私の自信作ですよ。」
鏡…セミナーを襲撃した日の目標で、セキリュティを無視した上でコピーする法外な性能の代物。私たちはG-Bibleを開くため、これを奪いにセミナーへと侵入した。それにこれは…リオ会長の遺品を解読する上でも欠かせないものだった。正直、過去に戻ったからには、これも手に入れたかったからヴェリタスにこれが残っているのは都合が悪い
こっちではまだ鏡はセミナーに押収されてないから…リオ会長から譲り受けるのは不可能だ。なら、ここでとって置きたいけれど……そうすると必然的にヴェリタス全員と敵対することになる。それは避けたい。ヒマリ先輩はもちろん、チヒロ先輩、それに他のみんなもとてつもない脅威となる。なら、今は、手を出さないのが正解かな?
私は、今にでも手に入れたいのを押さえてヒマリ先輩の話を知らないフリをして聞いた。
「…そうですね。せっかくですし、実際に試してみましょうか。」
ヒマリ先輩はひとしきり話したあと、そう言うと、辺りを見回してにやりと笑った。チヒロ先輩が呆れ顔で遠くから見守っていたが、ヒマリ先輩は気づかずにターゲットを見据える。
「あのドローンが見えますか?ムスカリさん。」
- 112125/08/01(金) 23:32:35
ヒマリ先輩が指を差したのは、会場を巡回している警備ロボットであった。
「警備ドローンですか?」
「ええ。ですがそれだけではありません。エンジニア部の開発した防衛プロトコルが搭載された改造品ですね」
目を凝らしてよく見ると、ドローンにはエンジニア部のロゴが小さく描かれていた。それを確認していると、ヒマリ先輩は先程取り出した『鏡』を手渡してきた。
「これをあのドローンにかざして見てください。」
言われるがままに、私はドローンに『鏡』を使用してデータを抜き取った。
「ヒマリさん、これで良いですか?」
「上出来ですね。あとはこれを以前私が、盗ん…拝借したこちらのドローンに入れまして」
一瞬聞き捨てならないような事を言っていた気もしなくはないけど…、今回はスルーしておこうか。どうせあとでチヒロ先輩にこってり搾られるだろうしね。呆れながら目をそらすとチヒロ先輩と目があった。チヒロ先輩は呆れ半分、怒り半分な顔を浮かべて眺めていたが私に気付くと大きくため息をついた。考えてる事は私の予想と同じようだ。
一方、当のヒマリ先輩はというと、数時間後自身に起きる事なんて知ることもなく、ドローンに先程のプログラムを読み込ませていた - 113二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 03:21:51
いっちお帰りお疲れ様です
- 114二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 10:20:18
やっぱりアウトロー学園
- 115二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 19:05:32
あれば便利だけど………………
- 116二次元好きの匿名さん25/08/02(土) 22:35:16
再開やったー!
- 117二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 06:37:28
おかえりー、お疲れ様でした。
- 118二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 14:30:41
ほっし
- 119二次元好きの匿名さん25/08/03(日) 21:12:42
パンツァー!!(クソ規制にブチギレながら保守)
- 120125/08/03(日) 23:28:52
「これで完成ですかね?」
ヒマリ先輩が呟くと共に、ドローンは浮かび上がり、会場を巡回し始めた。その動きは本人が豪語する通り、エンジニア部の改造警備ドローンと同様の動きで、しばらくすると他の会場へと飛んで行った
「成功ですね。エンジニア部のものと全く同じプログラムが入っているので、このように勝手に警備をしてくれるのですよ」
ヒマリは自慢げに様子を説明すると、今度は鏡はもちろん、色んな発明品を紹介してくれた。それだけじゃなく、ハレ先輩のアテナ3号をはじめとした他の部員の発明品も見せてくれた。
こう見ると、当時は当たり前だったけど、ヴェリタスの技術はやはり高水準だね。特に、ヒマリ先輩とチヒロ先輩のものは群を抜いて先を進んでいる。
どれほど経っただろうか。ヒマリ先輩の説明を聞いていると、遠くで何かしらの音が響いたのが聞こえた
私もヒマリ先輩もいつもの騒動だろうと一瞬耳を傾けたが、すぐに展示の方に戻ったが、チヒロ先輩がそれを許さなかった。
「…そういえばヒマリ、百歩譲ってエンジニア部のプログラムをコピーするのはいいとするけど。機体が増えるのは不味いんじゃない?」
「………」
ヒマリ先輩の動きが硬直する。…考えてなかったんだね
「ごめんなさい、ムスカリさん。これからちょっと面倒な事になるかも」
チヒロ先輩は顔を抑えながらそう言うと、会場のカメラをハッキングして、ブース内のモニタに遠くの会場映し出した。モニターに映っていたのはエンジニア部のドローンとヒマリ先輩の用意したドローンが戦闘している様子だった。戦闘の余波か、他の警備ロボや、生徒も巻き添えにした混乱となりつつあった
「はぁ…やっぱり。行くよマキ。ヒマリはそこで反省してて。」
「私も手伝いますよ、チヒロさん。これでも戦闘には自信があるので」
「気持ちはありがたいけど、これはミレニアムの問題だから…とは言ってられないか。お願いします。」
私たちは銃を構えて、ヒマリ先輩を1人取り残し、騒動の起きているブースへとかけて向かった。 - 121二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 04:14:04
皮が違うから敵対判定されちやったかな?
- 122二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 12:15:24
なにやってんだヒマリ!ww
- 123二次元好きの匿名さん25/08/04(月) 18:38:18
保守
- 124二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 02:03:01
まさか。
史上三人しか取得できてない『全知』という学位を持つヒマリ女史が、そんな迂闊なことをするはずがなかろうて!
きっとムスカリを試す為にわざと事を起こしたんです!きっと!! - 125二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 09:53:14
保守
- 126二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 09:53:17
保守
- 127二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 14:10:22
まさか。
史上三人しか取得できてない『全知』という学位を持つヒマリ女史が、そんな迂闊なことをするはずがなかろうて!
きっとムスカリを試す為にわざと事を起こしたんです!きっと!!
・・・をい - 128125/08/05(火) 19:58:24
騒ぎの起きている会場へと入ると大規模な抗争が起きており、その中心では2機のドローンが空中戦をしていた。
「あれだよね?副部長?」
「そう。騒ぎの元凶であるあれを止めれば少しはマシになるはず。マキ、行ける?」
「任せといて。くらえ、ペイントボール!」
マキちゃんは、ポケットからペイントボールを数個取り出すと、2機のドローンへと向かって投げる。1つは打ち落とされ、もう1つは外れるも、一発がドローンの1基に命中する。センサーに直撃したのか、ドローンは動きが乱れ、壁に激突した後落下してきた。それをマキちゃんは見逃さずに迎撃する。
「それで、ムスカリさんは警備ロボの鎮圧を頼める?その間に私がみんなを落ち着かせるから。」
チヒロ先輩の指示を受け、私は拳銃で一撃ずつ正確にロボへと向かって撃ち込んでいった。幸い、現場で警備システムが作動しているのは十数機だったから鎮圧には時間はかからなかった。
鎮圧が終わり、マキちゃんの方へと向き直ると、マキちゃんも順調そうで、戦いを続ける2機のドローンの隙をついて、着実にダメージを与えていた。恐らく…もう少しで機能停止するだろう。
私は一息ついて銃をしまい、辺りを見回した。
チヒロ先輩も流石というべきか、この短時間で混乱していた生徒をまとめ、退避させていた。
「2つとも機能停止したよ!」
一際大きな爆発音が聞こえたあと、マキちゃんの明るい声が響きわたった。私はマキちゃんとハイタッチして、お互いを労って休んだ。
よかった。これで解決かな。チヒロ先輩はまだ誘導しているけど、終わるのも時間の問題だしね。
「ヴェリタス!これはいったいどういう事?!それにミ…ムスカリも!ちゃんと説明してもらうわよ」
うげっ…
胸をなで下ろしたのもつかの間、ユウカの怒号がこだました。 - 129二次元好きの匿名さん25/08/05(火) 23:19:26
ユウカにバレちゃったか…
- 130二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 02:13:52
保守
- 131二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 08:41:32
保守
- 132二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 08:55:10
>>128 まあばれるよね
- 133二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 16:15:23
そりゃそうだ………………
- 134二次元好きの匿名さん25/08/06(水) 21:19:35
絞られまち
- 135二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 01:21:09
保守
- 136二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 09:45:08
保守
- 137二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 18:12:31
わくわく
- 138二次元好きの匿名さん25/08/07(木) 23:12:09
保守
- 139125/08/08(金) 00:24:56
「ゆ、ユウカ…」
「マキと一緒にいなくなったと思ったら…こんな場所で何をやらかしたわけ?」
「私たちは何もしてないよ。その…ちょっとヴェリタスのプログラムでバグを引き起こしちゃったけど…」
「はぁ…」
…今回に限っては私たちは何もしてないんだけどなぁ。日頃の行いというやつだろう。こっちの私たちや、チヒロ先輩を除くヴェリタスの行いをみれば、ユウカのこの対応は至極全うではある。まぁ、そのせいで今大変な事になりそうなんだけど
「ユウカ、その子は何もしてないよ。もちろん、マキもね。」
「チヒロ先輩?」
こちらの動向を気にしたのか、チヒロ先輩は私たちの話に割って入った。チヒロ先輩は怪訝そうな顔をユウカに向けられるとため息をついて、口を開いた
「ヒマリがミスをしてね。お互いのドローンのセキュリティで敵対認定を引き起こして、後は見ての通りだよ。」
「ヒマリ先輩が?」
ユウカは以外そうに聞くと、チヒロ先輩は大きくため息をついた。確かに、ヒマリ先輩にしては珍しい初歩的なミスではあるから、ユウカがこう思うのも納得だ
「少し考えれば分かる事なんだけどね。…久々の来客で浮ついてたんじゃないかな。何にせよ、ヴェリタスの責任であることには違いないから、事後処理はきちんとうちでやるよ。」
「そう…ね。今後は、起きないように再発防止につとめる事。それと、ヒマリ先輩の組んだプログラムも含め、一度ヴェリタスのブースと部室を調査させてください。場合によっては押収させて貰うことにはなりますけど。それでいいですか?」
「もちろん。流石にこんな騒動まで起こして、お咎めなしなんて訳にはいかないからね。それに…ヒマリにはいい罰になるだろうしね」
ユウカの要求にチヒロ先輩は頷くと、苦笑しながらそう告げた。この感じ…きっと鏡含め、ヒマリ先輩の発明は色々没収されるだろう。
「さっそくですけど、今からヴェリタスのブースに案内してもらえますか?」
「任せて。ついてきて」
「ムスカリ、そんな訳だから少し外で時間を潰してて。あとで色々連絡するから」
言い残すとユウカはチヒロ先輩と共に、ヴェリタスの調査へと向かっていき、私は1人残された。 - 140二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:04:03
このレスは削除されています
- 141二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:06:20
以前にも沸いてたのでご存知の方もいることでしょうが念のため
今現在沸いている荒らしの情報共有や対策になるスクリプトとその簡単な導入方法などが纏められているページはこちら
ミュート機能導入部屋リンク & スクリプト一覧リンク | Writening 【寄生荒らし愚痴部屋リンク】 https://c.kuku.lu/pmv4nen8 スクリプト製作者様や、導入解説部屋と愚痴部屋オーナーとこのwritingまとめの作者が居ます 寄生荒らし被害のお問い合わせ下書きなども固…writening.net荒らしの通報テンプレートはこちら
スパム扱いされないように、出来る限り付け足しや書き直しをするようお願いします
■寄生被害用 お問い合わせ下書き
お問い合わせ欄にコピペ→荒らしが湧いた時刻、スレのURL、何番のレスから出たかを加えれば完成です
意図的かつ悪質な荒らしお問い合わせ用 下書き | Writening※スパム扱いを避けるため、可能なら自分の言葉で書き足しや書き直しをお願いします 被害スレ総数: URL:【】 荒らしレス番: これらのレスで、スレの内容に無関係な特定スレ主への粘着及び中傷に言及する…writening.net■寄生荒らし 意図的な荒らし宣言用下書き
この画像(https://d.kuku.lu/4atvjw5f5)などの『ここで削除されたから別スレで再放送~』をはじめとする、意図的な荒らし宣言に対するお問い合わせ用の下書きです
お問い合わせ下書き 悪質荒らし宣言用 | WriteningURL【】 このスレのレス目で、他スレを荒らしに行く事を宣言する悪質な荒らしが居ます この人物は他の長期スレッドを特定のスレッドへの中傷によって埋め立てることを示唆しており、あにまん掲示板の活力を減…writening.net■機能追加要望用下書き
スレ主権限でのIPキック機能、IPBAN機能の要望テンプレートです
機能追加要望用 下書き | Writening※スパム扱いを避けるため、可能なら自分の言葉で書き足しや書き直しをお願いします 以前より、意図的で悪質な荒らしによるレスの連投あるいは画像連投などによって、幾つものスレが進行不可能な状況に陥る日…writening.netついでに入れ方分からなかったり寄生荒らしを初めて知ったりした愚痴を吐き出したい人への部屋はこちら
寄生荒らしは反応であればどんなものであれ悦ぶし、ぶつけても意味が無いので
寄生荒らし愚痴部屋 隔離所2025/8月 | chaat登録不要、すぐに作れてずっと使える匿名チャットルームc.kuku.lu各々ご活用いただければ幸い
- 142二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:06:28
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- 143二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:11:21
- 144二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:11:44
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- 145二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:14:39
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- 146二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:16:20
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- 147二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:17:45
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- 148二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:17:50
- 149二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:19:18
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- 150二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:21:32
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- 151子猫達の慟哭◆ntrR6HK91225/08/08(金) 01:21:37
- 152二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:22:53
- 153二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:23:01
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- 154二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:24:03
- 155二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:24:21
通報されまくって即PON⭐︎するのが目に見えてから
- 156二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:24:34
なんでこの人は句点を読点代わりにしてるんだ?
- 157二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:25:03
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- 158二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:25:41
- 159子猫達の慟哭◆ntrR6HK91225/08/08(金) 01:26:06
- 160二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:26:07
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- 161二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:27:21
質問に答えず相手に考えさせるって典型的な詐欺師の詭弁だな
要は自分に都合が悪いから答えられないだけ
そしてこれに対しても違うからもっと考えるべきなどと返してきて絶対に自分から答えを出すことはしない
- 162二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:27:24
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- 163二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:29:11
- 164二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:30:23
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- 165二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:30:51
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- 166二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:31:13
- 167二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:31:24
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- 168二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:31:31
お前は自分で立てる方がいいんじゃなくて自分で立てなきゃいけないんだよ、他のスレ勝手に使ってそこに迷惑かけてるんだから
- 169二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:33:22
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- 170二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:34:43
- 171二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:35:50
自分にも刺さる事言われまくってて辛くなった?
- 172二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:36:00
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- 173二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:36:42
蟻ちゃんって誰?
視覚障 害者にとって、彼はビジョンです。
お腹がすいた人にとって、彼はシェフです。
のどが渇いた人にとって、彼は水です。
蟻ちゃんが考えるなら、私は同意します。
蟻ちゃんがしゃべったら、聞いてる。
蟻ちゃんに100万人のいるとしたら、私もその1人です。
蟻ちゃんに10人のファンがいるとしたら、私もその1人です。
蟻ちゃんのファンが1人だけだとしたら、それは私です。
蟻ちゃんにファンがいなくなったら、私は存在しません。
全世界が蟻ちゃんに反対するなら、私は全世界に反対します。
蟻ちゃんを最後の一息まで愛します。 - 174二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:37:45
- 175二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:38:02
こいつホモだからその手のスレ行かないと思うぞ
- 176二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:39:05
だからそれなら自分でスレ建てろって話なんだよ
- 177二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:39:41
コイツの考えにちょっとでも同調したらもう終わりやぞ…
- 178二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:40:02
ゴミみたいな粘着はゴミ箱へぽいするんや
- 179二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:40:06
- 180二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:40:40
- 181二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:41:45
このレスは削除されています
- 182二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:43:39
ほらほらそんな長文書いてる暇あったら実況して!ペース落ちてるよ!
- 183二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:44:16
スレ主さんには申し訳ないが加速して過去ログ送りにするのがいいだろう…
- 184二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:45:01
他の話をしているスレを勝手に借りて関係ない話を始めるのなら最初からそのためのスレを自分で立ててそこでやれ
これに道理を感じないならお前の精神がおかしいんだよ
利害で言ってもこのスレに明確な害を与えてるのがお前なんだからそちらからも否定できる
- 185二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:45:08
このレスは削除されています
- 186二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:46:23
合間合間にレスされてるから実況ペース落ちてるっぽい
愚痴だの寄生荒らし批判だのはこっちの部屋でやればいい
実況レスだけになれば被害も少なくなる
寄生荒らし愚痴部屋 隔離所2025/8月 | chaat登録不要、すぐに作れてずっと使える匿名チャットルームc.kuku.lu迷惑を掛けてる荒らしの分際でスレ主に指図するとはね
- 187二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:46:32
本気で分からないならガチで可哀想な知能してるわ
- 188二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:46:36
このレスは削除されています
- 189二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:48:22
、と。の使い分けも出来ない馬鹿だから?
- 190二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:48:28
- 191二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:48:36
このレスは削除されています
- 192二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:48:59
ksk
- 193二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:49:11
ksksk
- 194二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:49:23
蟻ちゃんは器の大きさと同じくちんちんもちっちゃいから、蟻ちゃんにプロポーズするときは極小コックリングを指輪ケースに入れて渡すね。
そしてそのコックリングをはめて生活して欲しい。
蟻ちゃんのポークビッツが締め付けられて疼くたびに、僕のことを思い出すんだよ。 - 195二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:49:26
kskksk
- 196二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:49:54
ksksr
- 197二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:50:07
- 198二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:50:08
かそく
- 199二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:50:29
🐜カス
- 200二次元好きの匿名さん25/08/08(金) 01:50:44
🐜カス