【閲注🎲TRPG】狩人四人の呪印感染〜第三話「無限周回駅」①〜【ホラー】

[1 GM 25/07/17(木) 20:57:30]

虎杖悠仁・脹相・乙骨憂太・禪院直哉の〝狩人四人〟が呪術×呪印感染の世界でわちゃわちゃしながら怪奇事件に立ち向かう予定のキャンペーン第三話

[2 GM 25/07/17(木) 20:59:08]

注意事項&特記事項
・前回のセッションから間が空いてしまってスレ主がいろいろ忘れているため、今回はゆっくり進行になると思うよ
・呪印感染の世界観を下敷きにした呪術世界なので、呪術本編とは設定が異なるところがあるよ
・【閲覧注意】は、あるかもしれないグロテスクな表現、発狂やロストの危険、キャラ崩壊の可能性に掛かっているよ
エッチな表現、展開は無しで健全で行こうと思ってるのでコメントもそういう方向に過激なのは禁止だよ
・その他スレ主の判断でコメントを削除させてもらうことがあるかもしれないよ（スレ主が消してないのに消えてることもあるよ）
・このセッションでは呪術キャラクター＝PCだよ
・PC自身に生死に関わる重大な選択をしてもらうために、ゲーム上のルールや要素（ダイスや能力値など）の一部をPCに可視化させて把握させてるよ（死滅回游みたいなものだよ）
・スレの参加者へ『アンケート』をお願いすることがあると思う
選択肢を用意して「選択肢の中からこれだと思うもの安価11〜16」と安価で範囲指定して投票してもらって、多いものを採用するよ
同率1位が出たらダイスで決めるよ
他にも「◯◯の××は何？」などのお題に自由に書いてもらって、スレ主がいいと思ったものを採用したりダイスを振ったりすることがあるかもしれないよ
・このキャンペーンのシナリオは全てスレ主のオリジナル、なので面白さの保証はできないよ
・本シナリオにはNPC＝オリジナルキャラクーが出てくるよ


本作は、「著：力造／N.G.P、DucQrews、アークライト、新紀元社」が権利を有する『テーブルトーク RPG 呪印感染』の二次創作作品です。
（C）カ造／N.G.P.／DucQrews／アークライト／新紀元社「テーブルトークRPG 呪印感染」

[3 GM 25/07/17(木) 21:00:12]

これまでのキャンペーン（と番外編）のまとめだよ

キャンペーンスレまとめ | Writening

今回の話から閲覧すると前回までのネタバレを見ることになると思うので、今回初見でネタバレを避けたい人は初回から見てきてほしいな

[4 GM 25/07/17(木) 21:01:13]

用語解説
ルルブを持ってる人、前回までのセッションで覚えた人は飛ばしてね

・【命運】：いわゆるHP
物語の結末を迎える時これがマイナスだとロストする

・【希望】：いわゆるMP
これを消費して【命運】を回復したり振れるダイスを増やしたりできる

・呪印：PCの利き手に刻まれる巴の形の青い痣のようなもの
１０画で完成し、最初は０画→１画
怪事件発生後、端から赤く染まり始め、生還確定で黒、死亡確定で刻印全体が赤になる

・呪印者：呪印を刻まれた者
降りかる〈十の災い〉をすべて退けるまで死の運命に襲われる

・呪印感染：呪印やそれにまつわる呪い、負の要素が他に感染する現象
呪印者が他の呪印者のマイナスを引き受けることも指す

・十の災い：呪印者を襲う１０の死の運命、怪事件
それを起こしている〈なにか〉は怪異のこともあれば、人間のこともあり、怪事件ごとに別の〈なにか〉が襲ってくる
この〈十の災い〉をすべて退けると、『アカ◻︎◻︎◻︎レイ』が呪印者の願いを一つ叶えてくれるのだという

・願い：PCの胸に秘めた強い願い
呪印はこれを持つ者に寄ってくる
本人も自覚のない潜在的な願いの場合もあるかもしれない

[5 GM 25/07/17(木) 21:02:20]

・大切な人：PCの大切な人、心から信頼する人、頼れる存在として、呪印の影響を受け始めている相手（本人の意志に関係なく〈呪印者〉や［呪印］と関わってしまった存在ともある）
死者、行方不明者、行動不能な者、大切だが頼れない相手、他のPC、を除いた中で、PCが一番信用している相手
すべての中で一番大切な相手とは限らない（たとえば恵にとって一番大切なのが津美紀でも意識不明なら呪印は［大切な人］に津美紀を選ばないだろうし、目覚めていても恵が津美紀に怪事件のことで頼ろうとしないならゲーム的には後述の理由で除外される）
PCが調査協力を依頼することもある相手であり、PCが死亡した場合次のPCになる（PCから呪印が感染して画数を継いだ呪印者になる）存在
そのためシステム的には調査に協力できてかつ、次のPCとして動ける状態の者しか［大切な人］になりえない（協力してもらう要素と次のPCになる要素を排した特殊ルールのある卓なら赤ん坊でもなれるかもしれないが、通常卓ではできない多分）
たとえ既に呪印の影響を受けて逃れられないと知っていても、巻き込みたくない相手に、自分が命の危険と恐怖を感じているような出来事への調査協力など頼めないだろう
［大切な人］とはつまり、大切であると同時に巻き込んで頼ってもいい相手だ
大切でこんな状況で頼りたい、そこには相手への甘えがあるか、相手を「この人はこんなことに少し関わったくらいでどうにもならない」と強く信頼しているかのどちらかだと思われる
PCが子供の場合頼りになる大人がなりやすいかもしれない（大人は頼れない同じ子供しか信用できないようなPCでなければ）

[6 GM 25/07/17(木) 21:03:59]

・《過去と秘密》：PCが持つ《過去》｜と《秘密》
怪事件を起こしている〈なにか〉と繋がるような特別な因果
PCが呪印者になった原因だが、PCを助けてくれるものでもある
スキルでもあり、指定のコストを払って特定の場面で効果を発揮できる

【能力値】
・【体力】:肉体の頑丈さや体力
・【敏捷】機敏さ、器用さ
・【知性】頭脳と知識
・【精神】精神の強さや魅力
・【幸運】運の良さ

・職業:現実世界での立場
任意の職業のデータを別の職業に使うことができる
職業によって【能力値】、経済力、所持アイテム、【最大命運】【初期希望】が決まる

・アイテム:PCが所持しているアイテム
PCを有利にする様々な効果を持つ
各アイテムは１シナリオ１回使用可能
［道具］［乗用車］［防具］［お祓い］［闇医者］［専門家］の６種類

[7 GM 25/07/17(木) 21:05:07]

・イベント:PC達が死の運命を退けるために奔走する行為の総称
イベントをクリアするためにはイベントの【命運】を０以下にする必要があり、クリアすると特典がもらえる
事件解決のためには［★イベント］をクリアする必要があり、［★イベント］がクリアできないままタイムアップになると全員ロストする

・効果算出:PCがイベントの【命運】を減らすため、GMがPCの【命運】を減らすために行う判定、その出目の総計を算出する行為、アタック（攻撃、挑戦）

・効果軽減:PCが受けた［効果算出］によるダメージを軽減させる判定、ガード（防御）

・【狂気チェック】:【命運】が一度に１０以上現状した際に発生、狂気表を振る
各PC１シナリオに最大３回まで

・宿命:変化していくPC達の運勢、１が最も悪く、６が最も良い
４dのダイスで表現される

・宿命干渉:［効果算出（攻め）］と［効果軽減（守り）］を行った際、PCは判定の出目の中から１d〜4dの範囲で［宿命］の出目と入れ替えなければならない
同じ出目は入れ替えられない
【命運】や【希望】を＋ndする判定では宿命干渉は起こらない

・正体:〈なにか〉の正体
〈なにか〉が正体を現すために必要なコストと、［宿命］の出目が一致した時、対応する［宿命］を消費して、PCに不利な効果を発生させてくる

[8 二次元好きの匿名さん 25/07/17(木) 21:12:12]

やったー！
前回面白かった！！

[9 GM 25/07/17(木) 21:12:41]

シナリオの進行の流れ
１:［準備フェイズ］
　A:［クリンナップ］
　B:［行動順の決定］
　C:［物語展開シート］の準備
　D:［宿命］の準備

２:［事件フェイズ］
　A:［日常表］を振る
　B:［導入］の演出
　C:［呪印］の追加
　D:［制限時間］の確認

３:［解決フェイズ］メインのフェイズ、PCの人数に応じた数、周回する
　A［シーン:邂逅］
　B［シーン:状況］
　C［シーン:判明］
　D:［シーン:恐怖］
　◇［シーン:GM］

４:［結末フェイズ］
　A:【命運】の上昇
　B:★の［クリア］を確認
　C:［エンディング］の演出

[10 GM 25/07/17(木) 21:13:43]

この世界はざっくり言うと、「甚爾が生存した（生存可能な状況だった）ことから分岐した、祈本里香、恵の母親、悠仁の祖父以外はだいたいみんな生きている世界」
２０１８年度の一年ズは現在六人（悠仁、恵、野薔薇、美々子、菜々子、順平）いて、宿儺は悠仁のおやつを頻繁に奪って食べて少なくとも五年は出て行くつもりはない
そんな世界で、呪霊とは異なる〈なにか〉〈向こう側〉の世界が原因らしき呪いを受け、怪事件に立ち向かっていく四人を主人公とする物語

[11 GM 25/07/17(木) 21:17:27]

前回の第二話と番外編のセッション本編終了後に振ったダイスなどで決まった事

・宿儺は悠仁が自分と同じ炎使いになるのは気に入らない。
・憂太と母親は元の仲に戻っていて、父親とも前よりはマシになっている。灰原の励ましがきっかけで、憂太が自分から連絡を取った。
・この世界の灰原は呪術高専東京校四年生の担任教師。
・一年五条、二年夏油、三年日下部、四年灰原が担任。
・憂太の現在のストック術式は２個。分身とあべこべ。領域展開で同時使用すれば強力な初見殺しになる。
・2017年12月24日の羂索による高専襲撃には、すでに受肉していた石流と亨子が来た。二人とも領域展開。領域展開できなかった憂太は純愛砲を放った。二人は逃走した。
・裏梅は宿儺受肉後に受肉済み。
・現在の羂索チームは羂索、裏梅、石流、亨子。
・羂索チームの仲は、羂索と裏梅はその時々によって変わり、羂索と石流は良好、羂索と亨子は中の下から下の上、石流から裏梅は普通よりやや下くらいだが裏梅は石流に冷たく、裏梅は亨子を気に入っているが亨子からは普通、石流から亨子は微妙だが亨子は内心石流に高感度高し。
・羂索は九相図母への研究的興味はそんなになく情は深く、境遇を聞いてなんとかしてあげたくてがんばったが上手くいかなかった。
・羂索にとって最初子供達は九相図母を助けるための手段でしかなかったが、子が生まれていくにつれ強い情を持つようになり、いまもなお焼相達を甦らせるために動いている。
・九相図母は寿命をまっとうしたものの、会えない子供達のことを想い続け、願った未来をくれなかった羂索のことを少しだけ恨んでいる。
・脹相は羂索のことをだいぶ理解しているが、母に頼まれ善意でしたこととはいえ、母に不幸な結末を与え、弟達が瓶の中に入れられる忌庫に閉じ込めらることになった、その原因が羂索の行動にあると、複雑な感情を抱いている。
・羂索は加茂憲倫と虎杖香織から「生前、友人であり、死期を悟った本人から死後のことを依頼されて体を譲られた」。これまでの体は本人と約束して貰うか、たまたま見つけた亡骸を乗っ取るかしてやってきた。そんな羂索も過去の約束を果たすために呪霊操術を持つ夏油の体を無理やり奪おうとしたが、上手く行かなかった。

[12 GM 25/07/17(木) 21:19:12]

・この世界の羂索は善意で動くと不幸や混沌をもたらし、悪意で動くとなにも起こせない、どっちにしろ自分の思い通りにならない星の下に生まれているらしい。
・羂索は悠仁と別れてからもこっそり遠くから見に行っては撮ってアルバムに収めている。その写真や動画の数この１５年で４０２６３。悠仁が小学生の頃は忙しくあまり見に行けなかった。
・羂索からの情の違いか、悠仁は原作よりも両親に興味があり、両親に会いたい気持ちもある。特に父親には強く会いたいと思っている。聞いても会えるわけではないのでじいちゃんの話は聞かなかった。
・この世界では加茂憲倫は九相図母の頼みで研究・実験していたことが知られていて、汚点などではなく、加茂家の在り方も変化しており、憲紀母が名付けた理由は「あの名のある当主のように立派に（誰かのために頑張る人に）なってほしいから」であり、母が出て行ったのは「恋人時代はよかったけど一緒に暮らしてみたら性格の不一致が判明したから」というもので、母は別の家庭を持った後も加茂家に憲紀に会いにきていて、憲紀は弟のことを生まれた時から知っている。
・憲紀から実父への好感度は非常に高く、実父は憲紀に好かれるような人間であるらしい。
・この世界では人間が人間に向ける呪いの主成分も違っていて、真人は「知ってる人間が時の流れで別人のようになってしまうかもしれない変化への恐れ」から生まれた。
・真人の悪意は原作から82%カットで、順平とは街でたまたま姿を見られて仲よくなり、順平に酷いことをしている奴らだからと映画館で事件起こし、悠仁達と戦い七海を追い詰め夏油に取り込まれた。
・取り込まれた後の呪霊達は夏油の中の呪霊マンション（481階建）で暮らしており、真人や漏瑚達はワンフロア一世帯の部屋で同居している。
・こちらの世界は人間の負の感情自体弱めで、呪霊も平均すると弱い、が、強い負の感情を抱く人間、負の感情が濃く集まりやすい場所が局所的に存在し、強い呪霊も生まれ得る。一級以上の数が少ないが、下級の呪霊の数が多く、呪術師の人手不足は変わらない。
・夏油と真人達の仲は陀艮とは普通に良く、真人・漏瑚、花御とは仲良し。
・幸吉は治してくれた真人に恩を感じており、真人も友達になっていいかなと思っている。
・真人は悠仁に好感を持っているが、七海が危うかったことから悠仁から真人へはそんなに。

[13 GM 25/07/17(木) 21:20:24]

・宿儺と悠仁以外の三人との仲。宿儺は脹相を羂索絡みで気に食わない、脹相から宿儺へは「たまに有事や自分が知らないことを教えてくれるから」それなりに良く、宿儺は憂太の他人中心の性格が気に入らず、宿儺は直哉のツッコミ力や忍者食やあっち側を目指す精神は気に入っていて、憂太と直哉は宿儺のおやつを食べる姿を「ほほえましい」「おもしろい」と好感を持っている。
・宿儺は平安の頃は呪いの王らしく生きていたが、いつの間にか丸くなっており、もし悠仁の体の主導権を一時的に奪えたらしたいことは「小僧の財布で予算を気にせず好きなだけ高級菓子を買う」（宿儺は悠仁が「けいかつ」を「かいかつ」と勘違いしていることを知らないため、突然その時が来て慌てて買いに走ることになるだろう）。

[14 GM 25/07/17(木) 21:22:24]

憂太と直哉からの評価と宿儺当人のやりたいことの方向性が一致してしまったのでこの世界の宿儺は「おやつ大好き宿儺さん」としてマスコットポジションになっていくだろうな……
５年以上後、恵の体に移る気になって実行したとしてもやることは「好きな時に好きなだけ菓子を食う」なんだろうし恵のふりして津美紀に作ってもらったり甚爾がパチンコで勝って持って帰ってきたお菓子もつまんだりするんだろうなと考えるともうこの世界の宿儺はシリアス路線は難しい？（でもかっこいいところも見たいぞ）

[15 GM 25/07/17(木) 21:25:45]

こんな平和とほのぼの色が強い世界でホラーをやっていく、それが狩人四人の呪印感染、のはずだ

これまでの二話がホラーだったかは置いておいて、第三話、セッション開始

[16 GM 25/07/17(木) 21:27:08]

準備フェイズ

まずはクリンナップをするよ

［大切な人］欄、［アイテム欄］、【狂気チェック】欄、《過去と秘密》欄の◻︎チェックを全て消去

［感情］欄を全て消去

【命運】の値を【最大命運】の値に変更

【希望】の値を【初期希望】＋［人数による修正］の値に変更

【希望】の人数による修正は四人だと＋このクリンナップ時の全参加PCの［呪印］の画数の平均値（このセッションは全員2なので２）

次は行動順の決定、今回はまとめて決められるようにしよう

PC1

dice1d4=1 (1)

1・悠仁

2・憂太

3・脹相

4・直哉

上の並びからPC1になった一人を抜いた順で

dice1d3=3 (3)

1・？？

2・？？

3・？？

上の並びからPC2になった一人を抜いた順で

dice1d2=1 (1)

1・？？

2・？？

[17 二次元好きの匿名さん 25/07/17(木) 21:28:30]

おつ
前スレ読んでくる

[18 GM 25/07/17(木) 21:30:53]

PC①悠仁→PC②直哉→PC③憂太→PC④脹相の順番かな

ここでルルブだと物語展開シートのPLへの公開なんだけど

この世界では呪印に感染した者には災いの進行に関わる、『シート』『ダイス』『行動順』『宿命』などが見えるようになっている

なので、物語展開シートは悠仁達が初めて見るタイミングでスレにも載せようと思う

では宿命を準備しよう

宿命

dice4d6=6 1 2 5 (14)

[19 GM 25/07/17(木) 21:34:14]

宿命は［１・２・５・６］
うーんどうだろう

これで準備フェイズは終わり

次は事件フェイズで、日常シーンをやっていくんだけど、その前にエピソードを一つ

[20 GM 25/07/17(木) 21:37:53]

　一年最後の月のこと。
　宿儺は目を開けた、体の主である虎杖悠仁、忌々しい小僧は眠りこけている。
　宿儺が目を開けたのに気づいた影が、さっと立ち去ろうとする。宿儺は小さな、しかし鋭い声で呼び止めた。
「待て、去るな」
　宿儺の声に手にカメラを持ったまま振り返ったのは額に縫い目のある女だ。セーターにコート、長いスカート。どこか物憂げな顔立ちをした美人であることと縫い目以外は普通の女だ。普通ではないのはその中身。
「見つかるとまずいんだよね、悠仁が起きる前に消えないと」
　小僧のことを悠仁、と呼んだ。やはりな、と分かっていたことを確かめる。
「この夜半に息子の盗み撮りか」
　縫い目の女は肩をすくめて、
「呪術高専に入ってからは、事前にしっかり準備をしてからじゃないと侵入が難しくてね。久しぶりなんだよ寝顔を撮るの。撮れたし私は行くね」
　話を切り上げ逃げようとする、縫い目を特徴とする千年来の友に、宿儺は苛立たしげな声を投げる。
「待て、と言っている」
「なに？　バレる前に早くしてね」
「貴様、何度も何度も俺の視界の端でちらちら姿を見せておいて、こうして目の前で言葉を交わしてもなお小僧が目当てか。俺をなんだと思っている」
「いや、宿儺。君のことは友達だよ？　大親友さ。悠仁より君への情のほうが深いし長いよ。でもね、友情と我が子への愛情は種類が違うんだよ。君にもわからないかな。裏梅を育てたんだから」
「わからんな。俺が産んだわけではない。子への情と同種とも思っていない。あれは俺に付き従い傍にあるものだ。時に反抗しいずれ離れていく子とは違う」
「主従みたいな親子もいる、それとも違うって言いたいんだ。まあね、なら、わかってほしいとは言わないよ。私も昔はわからなかったし」
「羂索」
　宿儺は縫い目の女の、その中にいる者の名を呼んだ。
「俺に言いたいことはそれだけか？」
　羂索は悠仁の肌に浮かんだ宿儺の目を見つめ返し、
「今、楽しい？」
　とたずねた。
「こんな檻に閉じ込められて快く感じていると思うか？」
「私からはわりと楽しそうにしてるように見えるけどね。悠仁のおやつをいつも奪って、出ていく気もそんなにないみたいだし」
「…………はっ、物陰からよく見ているものだな」
「そうだよ、悠仁ばかり見てたわけじゃないさ」
　羂索の言葉に、宿儺から不機嫌さが薄れる。
「そうか。ならばよい」

[21 GM 25/07/17(木) 21:39:23]

「じゃあまたね。悠仁のことよろしく頼むよ」
「はっ？　何故俺があんな小僧の」
　宿儺が思わず荒げた声を聞き終わる前に、羂索は溶けるように姿を消していた。
「ちっ」
「う、う〜ん」
　悠仁が寝返りを打つ。宿儺は目と口を閉じ、意識を外側に向けるのをやめた。
　高専から離れ根城に戻ったところで羂索は、ああ、と声を上げた。
「そういえば裏梅の受肉のこと伝えてないな。いや、裏梅が自分で伝えたいんだったかな。まあいいか」
　いずれ二人が再会する機会もあるだろう、と羂索はそれ以上気に留めることはなかった。
　ほくほく笑顔で息子の写真をアルバムに追加する。本当は受肉した息子や瓶の中の息子の写真も撮りたい。瓶の息子たちは撮るだけではなく忌庫から連れ出したいのだが、いずれも難易度が高い。
　起きている時はもし気づかれたら尚更こじれてしまうだろうし、眠っている時も、
「悠仁みたいに寝つきが良くて眠りが深いといいんだけどね」
　脹相が高専の手で受肉させられてから、初めて姿を見たときのこと。瓶から出て成長したらあんな姿になるとは。
「（まあ、あの子に私は必要ないし、気にかけられても厭わしいだろう）」
　羂索は脹相の自分への感情を考え、自分も脹相へはそう情を持たないようにしていた。

[22 GM 25/07/17(木) 21:40:42]

　だから羂索が気にかけているのは脹相の弟達だ。中でも焼相ら既に亡骸になってしまっている子達。あの子達を甦らせる。人として生きていけるようにする。百五十年前は叶えられなかった願い果たせなかった約束。それを実現させるために。
　そうやって善意と情で動いた結果があの無惨だった。いつもそうだ、何故かうまくいかない。
　自分の中にあるもう一つの原動力、好奇心、面白いものを求める心は、そんな結末でも肯定している。
　悪意で動く時もうまくいかない。被害が出るのはこちらのほう。
　そんな時も好奇心だけは満たされる。
　善意も悪意も思い通りに叶わない。自分の手に余る混沌とした結果を歓迎する気持ちと、無念、残念だと感じる気持ち。無力感を覚えながらも、それを楽しく思う自分という人間。
　同情して、共感して、願いが叶えばいいねと力を貸して、報われなくて。無念だと思っても、泣きはしない、泣けはしない、傷になりはしない、どうしようもない己の性質。いや、傷になったとしてもそれもまた。
　暴き調べ知り究める、好奇心。それよりも善意と情のほうが行動原理の大部分を占めているのに、心が出す結論、最終的に出力される感情はいつも。
　羂索は、人間の生み出すもの、人間の可能性、限界に挑み続けようとする人間を愛している。
　だから不幸さえ肯定し受け入れてしまうのだろうか。それもまた人の心の動き、極限の、命の粋だから？
「さて、録画したお笑い番組でも見ようかな」
　物思いに耽りすぎたなと、気を取り直して羂索はテレビをつけた。

[23 GM 25/07/17(木) 21:41:56]

このエピソードが今回の話に関わってくるのか？

それは今回の事件の流れ次第かな

ではそれぞれの日常シーン

今回は日常表を振ろうと思う

まずは悠仁の日常

dice2d6=2 1 (3)

[24 GM 25/07/17(木) 21:43:39]

３は『自炊』だね
それでは書いてくるのでしばしお待ちを

[25 GM 25/07/17(木) 22:04:45]

　呪術高専東京校の寮、共用のキッチンにて、悠仁は料理をしていた。
「うんうん、いい感じ」
　ことこと煮える鍋。野菜ときのこと、特製のツミレ。今日は鶏団子ではなく魚団子だ。
「冬は鍋よな〜」
　と、ここで匂いを嗅ぎつけた誰かがやってきた。

[26 GM 25/07/17(木) 22:05:50]

やってきたのは

dice5d24=8 6 10 16 2 (42)

1・恵

2・野薔薇

3・順平

4・美々子

5・菜々子

6・憂太

7・パンダ

8・棘

9・真希

10・金次

11・綺羅羅

12・脹相

13・五条

14・夏油

15・日下部

16・灰原

17・家入

18・夜蛾

19・七海

20・猪野

21・伊地知

22・新田明

23・その他

24・無し

[27 GM 25/07/17(木) 22:25:16]

野薔薇「この匂い、魚？」
棘「ツナ？」
憂太「野菜もあるね」
金次「後はきのこか？」
灰原「鍋だね、おいしそう！」
悠仁「お、みんなもメシ？」
野薔薇「そうだけど、美味しそうねそれ」
金次「ああ、熱々だな」
棘「しゃけ？」
憂太「美味しそうだけど、そんな目で見たら虎杖君が困るんじゃないかな。一人分だろうし」
灰原「そうだね、ほらみんな、自分の分は自分で用意しよう！」
　教師である灰原が爽やかに手を叩き、
野薔薇「そうね、もしうっかり多めに作ってても、この人数分は無いわよね」
　皆大人しく引き下がろうとしたのだが。
悠仁「そうだな〜足して増やせなくもないけど、そうなるとここにいるみんなの分だけってわけにも、でも今高専にいる全員分の材料は無いし」
　その言葉に、金次がピンと来たように指を立てた。
金次「こうしようぜ。勝負をして勝ったやつが鍋を食う」
野薔薇「いいわね、やりましょう」
棘「ツナ、しゃけ、明太子」
　野薔薇と棘がすかさず乗る。
悠仁「おおっ？　えっ、そんなに食いたい？　いいけど、何人参加するん？」
灰原「今から勝負かい？　それならすぐ決着がつくように監督するよ！」
憂太「僕は遠慮するよ」
金次「よしっ、まだ腹が空いてるやつらを集めてくっか」
野薔薇「じゃ、私こっち回ってくるわ」
　しばらくして、参加メンバーが集まってきた。

[28 二次元好きの匿名さん 25/07/17(木) 22:26:03]

人数多いな！

[29 GM 25/07/17(木) 22:26:57]

鍋パ参加人数

3＋

dice2d5=2 5 (7)

[30 GM 25/07/17(木) 22:30:48]

参加メンバー

野薔薇・棘・金次＋

dice1d7=6 (6)

1・恵

2・順平

3・美々子

4・菜々子

5・パンダ

6・真希

7・綺羅羅

8・脹相

9・五条

10・夏油

11・日下部

12・家入

13・夜蛾

14・七海

15・猪野

16・伊地知

17・新田明

18・その他

[31 GM 25/07/17(木) 22:31:48]

おっと違う

dice7d18=3 12 11 8 9 18 7 (68)

[32 GM 25/07/17(木) 22:39:20]

お腹を空かせて集まってきたのは

3・美々子

7・綺羅羅

8・脹相

9・五条

11・日下部

12・家入

18・その他

その他

たまたま来ていた

dice1d11=9 (9)

1・直哉

2・新田新

3・真依

4・霞

5・桃

6・葵

7・憲紀

8・歌姫

9・楽厳寺

10・冥冥

11・憂憂

[33 GM 25/07/17(木) 22:41:04]

幸吉は京都から一人で参加しないかと思って外したけどノリで入れたおじいちゃんに当たってしまった
おじいちゃんなら学長同士の話で一人で来てるかもしれないと思ったんだがどうするこれ

[34 GM 25/07/17(木) 22:45:08]

調理者である悠仁は確定で食べられるとして

鍋争奪戦参加者

・野薔薇

・棘

・金次

・美々子

・綺羅羅

・脹相

・五条

・日下部

・硝子

・楽厳寺

この十人の中から鍋を食べられるのは

dice5d2=2 1 1 1 1 (6)

－3＝

[35 GM 25/07/17(木) 22:47:06]

三人かこれはまず勝利者を決めてから勝負内容を決めるべきか？

勝利者は

dice3d10=1 9 4 (14)

１・野薔薇

２・棘

３・金次

４・美々子

５・綺羅羅

６・脹相

７・五条

８・日下部

９・硝子

10・楽厳寺

[36 二次元好きの匿名さん 25/07/17(木) 22:50:59]

見事に女性陣が当たったな

[37 GM 25/07/17(木) 22:55:05]

勝利者は野薔薇、美々子、硝子、この三人が勝てそうなものとは？

勝負内容を決めたのは争奪戦参加者ではないが近くにいた

dice1d25=19 (19)

1・憂太

2・灰原

3・恵

4・順平

5・菜々子

6・パンダ

7・真希

8・夏油

9・夜蛾

10・七海

11・猪野

12・伊地知

13・新田明

14・直哉

15・新田新

16・真依

17・霞

18・幸吉

19・桃

20・葵

21・憲紀

22・歌姫

23・冥冥

24・憂憂

25・夏油の手持ち呪霊の誰か

（幸吉が当たった場合、まだ心配している霞、桃、歌姫ら同行者がいる）

[38 GM 25/07/17(木) 23:00:46]

桃か、桃は一人で来たというより真希に会いに来た真依、恩人に会いにきた幸吉、といった誰かの付き添いかな

桃が決めた勝負内容は

dice1d3=2 (2)

１・別腹対決（甘い物を食べてなお鍋が食べられるか対決）

２・化粧下手対決（抽選で選ばれた相手に化粧をして、より似合ってなければ勝ち、似合ってしまったら負け）

３・より罪深い深夜食を考案対決（深夜に食べたい食べてはいけないメニューを考える）

[39 GM 25/07/17(木) 23:09:55]

　集まったのは、野薔薇、棘、金次、美々子、綺羅羅、脹相、五条、日下部、硝子、楽厳寺の争奪戦参加者に、監督及び審判役の、灰原と憂太、そして、勝負内容考案者として、たまたま近くにいるところを呼ばれた桃。その他すでに夕食を済ませていたりまだだが参加する気が無い観戦に来た者達。
　勝負に向けた熱気を、悠仁が追加調理中の鍋の熱気が包む。
　観戦しているのは、桃と共に来たもうお腹いっぱいの真依に、まだ入るかもしれないが限られたものを奪い合うのはやめておきたい幸吉。そして――。

[40 GM 25/07/17(木) 23:11:46]

観戦メンバー

dice20d30=

１・恵

２・順平

３・菜々子

４・パンダ

５・真希

６・夏油

７・夜蛾

８・七海

９・猪野

10・伊地知

11・新田明

12・直哉

13・新田新

14・霞

15・葵

16・憲紀

17・歌姫

18・冥冥

19・憂憂

20・その他

21〜30・無し

[41 GM 25/07/17(木) 23:12:48]

あっ、10dまでだったか

dice10d30=5 9 13 30 1 9 13 13 12 3 (108)

dice10d30=28 30 8 15 26 20 7 7 4 6 (151)

[42 GM 25/07/17(木) 23:24:25]

観戦者

恵・菜々子・パンダ・真希・夏油・夜蛾・七海・猪野・直哉・新田新・葵・その他

その他

dice1d9=2 (2)

1・真人

2・漏瑚

3・花御

4・陀艮

5・甚爾

6・津美紀

7・九十九

8・天元

9・理子、美里

[43 二次元好きの匿名さん 25/07/17(木) 23:48:59]

化粧下手対決面白そう

[44 GM 25/07/18(金) 00:07:34]

　そして、恵・菜々子・パンダ・真希・夏油・夜蛾・七海・猪野・直哉・新田新・葵・漏瑚がこの勝負を見に来ていた。

真依「あら、アンタは参加しないの」
真希「ああ、今日はもう腹一杯食べたからな」
菜々子「う〜、美々子も応援したいしちょーさんも応援したいし、のばちゃんも、ねえパンダ、お父さん、どうしたらいい？」
パンダ「言っても賭けてるのは命とかじゃなくて悠仁の鍋だろ？　みんながんばれーでいいだろ」
夜蛾「俺は学長だからな、生徒は等しく応援する。教師でありながら何故か生徒との鍋の奪い合いに参加しているあの二人は……」
日下部「いや、なんか成り行きで、腹減ってたんで」
五条「悠仁の作ったものなら間違いなしだからね〜、傑はいらねえの？」
夏油「悟、君はもう少し遠慮というものを覚えようね。こんな夜に、参加者が増えるほど勝負が長引いて生徒の就寝時間が遅くなるだろう？」
猪野「たまたま立ち寄ってみたらすごいことになってますね七海さん」
七海「ええ、何故京都校の学長までもが参加しているのか」
新「ほんまびっくりですね、なんでなんやろ」
葵「ふっ、男には、なんとしても挑まねばならぬ時がある。学長にとってはそれがこの時だったのだろう。なにせブラザーの作る鍋だからな」
恵「そう言うアンタが参加しないのが意外なんですけど。いえ、アンタが参加するならわかるんですよ」
直哉「いくら虎杖君の料理が美味いゆうても、なんでやろね（京都（こっち）の呪術師って御三家以外もあんなんなんか、ツッコミきれんわ）」
幸吉「西宮、どんな勝負にしたんだ？」
桃「それはね、見てのううん、体験してのお楽しみかも」
漏瑚「（夏油と任務から帰ってみれば、ぬるいがどこか心地いこの熱さ。夏油が引っ込めるまでは見て行くか）」

[45 GM 25/07/18(金) 00:10:27]

灰原「えーっとそれでは、対決を始めるよ」
憂太「勝負の内容は、……！！　えっと、『化粧下手対決』です！？」
野薔薇「化粧下手対決？　なによそれ」
灰原「それぞれが相手を選んで化粧をして、より似合わなかった方が勝ちなんだって、斬新だね！」
金次「似合わなかったほう？　逆じゃなくてか？」
桃「それだと女子が勝利確定、だと思ってこうしたんだけど、どう？」
棘「……おかか？」
美々子「下手に、似合わないように、わざとしなきゃいけないの？」
硝子「ふうん、で、相手は？」
灰原「あ、このくじで選びます」
楽厳寺「では、先に引かせてもらおう」
憂太「え、はい、どうぞ（すごいやる気だ。すごく鍋、食べたいのかな）」
灰原「じゃあ年齢順にどうぞ！」
五条「年齢順ってなると、次は日下部さんで、次が僕？」
硝子「サバ読むな、私が先だろ」
脹相「俺はどういう扱いになるんだ？」
綺羅羅「えーっと、百五十年前の人だけど、ずっと胎児だったんだよね」
日下部「あー、あっちの学長が先に引いたからな、一番年上扱いを取られたなら、最後か？」
脹相「化粧対決だからな、知識と経験の差を考えてもそうなるか」
日下部「いや、長生きしたら化粧の経験と知識あるわけじゃねえんだけど」
美々子「この勝負下手なほうが勝ちなんだよ」
脹相「ああそうだったな、そうなると、勝てるかもしれないな」
五条「わざと下手にすればいいんでしょ？　いけるいける」
硝子「……ふっ」
野薔薇「わざと、下手に（これは、ブライドとの勝負ね）」

[46 GM 25/07/18(金) 00:11:30]

女子が勝てそうなものってことで考えてみたけど想像するとすごい絵面になりそうだ

しかし勝ったのが女子ばかりだと持ってる知識じゃ他に考えつかないからこれでいく

[47 GM 25/07/18(金) 00:13:31]

化粧をする相手

1・楽厳寺　dice1d14＝

2・日下部　dice1d14＝

3・硝子　　dice1d14＝

4・五条　　dice1d14＝

5・金次　　dice1d14＝

6・綺羅羅　dice1d14＝

7・棘　　　dice1d14＝

8・美々子　dice1d14＝

9・野薔薇　dice1d14＝

10・脹相　 dice1d14＝

1・真依

2・幸吉

3・恵

4・菜々子

5・パンダ

6・真希

7・夏油

8・夜蛾

9・七海

10・猪野

11・直哉

12・新田新

13・葵

14・漏瑚

（先に振ったほう優先で被りは＋1）

[48 GM 25/07/18(金) 00:16:49]

化粧をする相手

1・楽厳寺

dice1d14=6 (6)

2・日下部

dice1d14=10 (10)

3・硝子

dice1d14=10 (10)

4・五条

dice1d14=12 (12)

5・金次

dice1d14=14 (14)

6・綺羅羅

dice1d14=8 (8)

7・棘

dice1d14=10 (10)

8・美々子

dice1d14=12 (12)

9・野薔薇

dice1d14=1 (1)

10・脹相

dice1d14=10 (10)

[49 GM 25/07/18(金) 00:24:11]

1・真依　美々子
2・幸吉　野薔薇
3・恵　脹相
4・菜々子
5・パンダ
6・真希　楽巌寺
7・夏油
8・夜蛾　綺羅羅
9・七海
10・猪野　日下部
11・直哉　硝子
12・新田新　五条
13・葵　棘
14・漏瑚　金次

被って一周してるけどこうかな
いや、これは被ってない全員でその番号を埋めた後被りを処理すべきか

[50 GM 25/07/18(金) 00:31:55]

被らないので先に埋めると

1・真依　野薔薇　6・真希　楽巌寺　8・夜蛾　綺羅羅　10・猪野　日下部　12・新田新　五条　14・漏瑚　金次

一人目の被りでかつ事前に決めた＋1で済む硝子はいいんだけど、そこからどんどんずれてく、棘、美々子、脹相はいっそ振り直すか

棘

dice1d7=6 (6)

美々子

dice1d7=4 (4)

脹相

dice1d7=3 (3)

１・幸吉

２・恵

３・菜々子

４・パンダ

５・夏油

６・七海

７・葵

[51 GM 25/07/18(金) 00:39:40]

楽巌寺が真希に
日下部が猪野に
硝子が直哉に
五条が新に
金次が漏瑚に
綺羅羅が夜蛾に
棘が七海に
美々子がパンダに
野薔薇が真依に

多分こうだな

[52 GM 25/07/18(金) 00:44:51]

勝利＝下手な化粧トップ３、でいいのかなは、野薔薇、美々子、硝子、なのでその三人は－１００をつけて

全員振る

審判は灰原、憂太、桃

楽巌寺が真希に

dice3d100=64 17 19 (100)

日下部が猪野に

dice3d100=70 9 67 (146)

硝子が直哉に　－100×

dice3d100=89 67 74 (230)

五条が新に

dice3d100=22 35 31 (88)

金次が漏瑚に

dice3d100=32 70 64 (166)

綺羅羅が夜蛾に

dice3d100=32 90 74 (196)

棘が七海に

dice3d100=56 97 17 (170)

美々子がパンダに　－100×3

dice3d100=10 40 61 (111)

野薔薇が真依に　－100×3

dice3d100=98 20 3 (121)

脹相が菜々子に

dice3d100=87 93 71 (251)

[53 GM 25/07/18(金) 01:16:00]

　化粧下手対決、その化粧をされる相手に選ばれた者達と、化粧をする者。
真依「ちょっと、変な顔にしないでよ！」
野薔薇「そういう対決なんだよ！　動くなって、いや動いていいわねうん！」
真依「！　１ミリも動かないっ！」
美々子「パンダ、ごめん、ごめんね、すぐ落ちる素材しか使わないから……！」
パンダ「まあ美々子になら、昔「かわいくしてあげる」って菜々子とやられたこともあるしな」
美々子「あれはわざとじゃなかったんだよ！　あの時は本当にかわいくしようとして、でもいまはごめんね！！」
脹相「菜々子、俺も俺の器も知識は無いんだが、できるだけかわいくしてみせる」
菜々子「いやいや！　思いっきり変な顔にしてくれていいから！」
真希「（くすぐってえけど威圧感やべえ。このじいさんの化粧、現代風なのか？　昔の舞踊とかのじゃ、いや、ロックなのか？）」
楽厳寺「……ふむう」
棘「ツナ……マヨ……」
七海「……（彼の性格とこの勝負、どんな顔になっているやら）」
金次「えーっと、このでかい目に、こうか？」
漏瑚「……なんで儂がこんなことを」
夏油「すまないね、我慢してくれ」
綺羅羅「金ちゃん、うまく下手にできてるかな、あ、こっちはこうして」
夜蛾「（これも教育か……。しかしパンダと美々子、菜々子と脹相が当たるとは）」
猪野「七海さんどんな顔に……」
日下部「あー、余所見しないで表情筋動かさないように、頼むわ」
五条「まあこんなもんでしょ」
新「（五条悟の六眼なら化粧の加減も思いのままなんやろか）」
硝子「おい、動くなよ、いい感じにならないだろう」
直哉「ええ感じってええ感じに下手ってことやろ！？　なんで俺が（変な時に来てしもた！！）来るんやなかった！！」

[54 GM 25/07/18(金) 01:50:40]

化粧下手対決その順位が発表される

灰原「最高得点獲得者、つまり今回は最下位だね」
憂太「最下位は、脹相さん」
　札にはそれぞれ、灰原８７点、憂太９３点、桃７１点と書かれている。
桃「合計２５１点、かわいくってとっても似合ってたよ！　勝負には負けたけど自信を持って！」
脹相「負けてしまったか」
菜々子「でも、ほんとかわいいよこれ写真撮ろう！」

灰原「下から二番目、第九位！　星さん！」
　札が上がる。灰原３２点、憂太９０、桃７４点。
憂太「合計１９６点です。上手いですね、驚きました」
桃「うん、顔に合わせて可愛くできてるよ」
綺羅羅「うーん、似合わないようにできなかったか」
夜蛾「どうやら、見ても問題ない顔のようだな。子供達の前で情けない顔は見せられんからな、助かった」

憂太「次は狗巻君！」
灰原「あ、ちょっと早いね乙骨君！」
　灰原５６点、憂太９７点、桃１７点。
桃「悪戯心で描きましたって感じで、かわいくはないかな」
憂太「いや、狗巻君はすごいよ、上手にできてる！」
灰原「七海の意外な顔、って感じかな、合計１７０点だね」
七海「ふう、落ちますか、これ」
棘「しゃけ！」

[55 GM 25/07/18(金) 01:55:09]

灰原「次は、うん、判断に迷ったね」
　灰原３２点、憂太７０点、桃６４点。
桃「秤くん、合計１６６点。かわいい、気がする」
憂太「呪霊なので、むずかしかったんですけど、似合ってる、かな？」
漏瑚「おい夏油、早く戻してくれ」
夏油「はい、お疲れ様」
金次「自分でもよくわかんねえ感じになったが、似合っちまってたか」

灰原「次、僕はいいと思うよ！」
憂太「日下部先生すみません！」
　灰原７０点、憂太９点、桃６７点　
猪野「すげえ点数に差があるんだけど俺今どんな顔？」
桃「合計１４６点、結構かわいいですよ！」
日下部「かわい、だめじゃねえか」

灰原「五位です！　これも難しかったな。僕はわりと好きです！」
　灰原６４点、憂太１７点、桃１９点。
憂太「個性的で、人によっては似合うと思います、けど、真希さんにはちょっと」
桃「かわい、かわいくないです……」
真希「合計しても１００点で、憂太達がその点数って、鏡どこだ？」
楽巌寺「若者とは感性が違ったか……」
灰原「うーん、音楽性の違いかな」

灰原「次、惜しくも四位、五条さんです！」
五条「えー四位？　できるだけ下手にしたんだけどな」
憂太「えっと、常人の枠の中ではかなり下手にできてましたよ！　合計８８点です」
　灰原２２点、憂太３５点、桃３１点。
桃「ちょっと可愛さが出ちゃってるかな」
新「どんな顔なんです俺？」
桃「あ、落としてあげるね！（これは男の子にはちょっと）」

[56 GM 25/07/18(金) 02:12:58]

灰原「ここからは、鍋パーティ参加確定です！」
憂太「はい、あの、すごかったです」
　灰原－１１点、憂太－３３点、桃－２６点。
桃「合計－７０点、……っ（つい目を逸らしちゃった）」
硝子「よーし、鍋だな」
直哉「－７０点？？　鏡……」
憂太「あ、見ないほうが、やめましょうね」
灰原「うん、ここからはみんな見ずに落としてもらったほうがいいかな」

桃「次は、早く落としてあげたい！」
灰原「第二位は釘崎さん！」
　灰原－２点、憂太－８０点、桃－９７点。
憂太「ええっと、見ないほうがいいので、すぐに落としてもらってください、合計－１７９点」
真依「ちょ、ちょっとどんな顔、あっ」
桃「待ってて真依ちゃん！　残らないようにすぐに落としてあげるから！」
野薔薇「ふふふ、プライドを捨てた甲斐があったわ。……やりすぎたかしら」
憂太「本当は上手いだろうにすごかったよ」

灰原「第一位は、美々子さんだよ！」
桃「パンダのかわいさとは違うかわいさがあるような、ううん、やっぱりかわいくない！」
　灰原－９０点、憂太－６０点、桃－３９点。
パンダ「憂太、俺いまどうなってるんだ？」
憂太「インパクトがすごいよ……」
灰原「これ、ちゃんと落ちるのかな？　合計－１８９点、これだけわざと下手にできるなんてすごい才能だね！」
美々子「お鍋は嬉しいけど、ごめんねパンダ！」
パンダ「ま、気にするなよ美々子」

[57 GM 25/07/18(金) 02:14:04]

　この戦いを傍観していた面々は、
葵「すさまじい……戦いだったな」
幸吉「……まともな肉体があるというのも恐ろしいんだな……いや、それでも治ってよかったと思う、だが、俺がパンダだったら……」
恵「えげつねえ」
夏油「本当は似合うようにできる技術がある、それをわかっていながらプライドを捨てられたあの三人の勝利だね」
恵「鍋のためにそこまでするんですか」
夏油「もう鍋のことは頭になかったのかもしれないね……」

悠仁「鍋できたけど、……どした？」
憂太「ううん、なんでもないよ」
脹相「俺は、上手く下手にできなかった」
悠仁「上手く下手に？？」
直哉「はあ……帰ろ」
　勝者達は、悠仁と共に鍋を囲んだ。そして、敗者達は。

霞「買いすぎちゃったなあ」
憲紀「保存が効くから、大丈夫だろう」
歌姫「こっちに泊まりになるなんてね」
　京都校の面々はとある用事があって東京に来ていたのだが、要が長引き急遽泊まることになった。そのためのホテル探し、に失敗し東京校に泊まることになったため、買い出しに行っていたのだ。真依、幸吉は東京校に会う相手がおり、桃はその付き添い、楽厳寺も夜蛾に話があると向かった。
三輪「長持ちしても、持って帰るの大変そうですね」
歌姫「泊まらせてもらうお礼もあるし、余った分はあげましょう」
　そうして呪術高専東京校に足を踏み入れた買い出し組は、突然の勝負で夕食を用意する機を逃し、これからどうしようかと考えていた敗者と観戦者達に大いに感謝されるのだった……。

[58 GM 25/07/18(金) 02:20:02]

ちょっとした日常を描くはずがなぜこんなことになったのか
四人全員出てたし、もう全員分の日常でいいのでは？

スレ主化粧には詳しくないので、化粧といえば日常的な物ではなく、舞台やお祭りでするようなものをイメージしてしまうんだけど
似合う似合わないが判断できるってことは、薄めの化粧だったのかな？

思いつかなさすぎて三つ選択肢を捻り出したけど一番書きにくいのに当たってしまったな

悠仁の日常で出番があったので、他の三人の日常も表を振って描いていくとしても、短めのものになるかな

[59 GM 25/07/18(金) 03:24:38]

憂太「パンダくん、大丈夫？」
パンダ「ああ、大丈夫。ま、美々子がしてくれた化粧、ちょっと見てみたかったけどな」
憂太「で、でも、パンダくんがパンダくんじゃなくなったような姿だったよ」
パンダ「美々子はお姉ちゃんだからな、「下手にしなきゃでもパンダに悪いな」って悩みながらやってくれたと思うんだよ。俺を想って迷いながら、でも勝負に勝ちたいって気持ちで頑張ったんだ、その苦労の形だろう？」
憂太「うん……そうだね、僕も妹が僕にそうしてたら、見たかったと思う。ごめん、写真撮っておけばよかったかな」
パンダ「いやあでも、俺のために見せたくないってのも美々子の気持ちだからな」

野薔薇「だーかーら！　やりすぎたと思ってるって！」
真依「そんなのじゃ済まさないわよ、見てはいないけど、ひどい顔だったみたいじゃない！」
野薔薇「わかったわよ、仕返ししたいならしな。でも明日ね、泊まるんでしょ今日。早く寝ないとお肌が荒れるから」
真依「ええ、明日を楽しみにしてなさい！」
　真依が去り、野薔薇はベッドに仰向けになった。
野薔薇「あ、だめだ、目を閉じてもアイツの顔が浮かんでくる」
野薔薇「（似合わないようにするためにどうしたらいいか考えながら、穴が開くほど見つめたせいね）」
野薔薇「（似合わないように、って、真面目にやったら似合うようにするのと同じくらい、しっかり見ないといけないなんて）」
野薔薇「……夢に見るわねこれは」

[60 GM 25/07/18(金) 03:27:40]

直哉「はー、ひどいめ遭うたわ」
悠仁「俺が鍋作ってる間にそんなことに」
直哉「ほんま容赦ってもんを知らんわ、反転術式で治せるからってひとの扱い雑になっとるんやないの？」
脹相「化粧で怪我をさせられたのか？」
直哉「いや？　しとらんけど。ひとの顔面好き勝手おかしなるよに塗りたくるのは同じようなもんやろ」
悠仁「俺は見てないからなんとも言えないけどさ、んー、そうだな、あ！　俺の顔に化粧してみるのは？　今日、化粧する側だった人の気持ちがわかるかも」
脹相「気持ちか、俺は変にならないようにと思ったらとても似合うと評価されて負けてしまったんだが」
悠仁「あー、脹相だとそうなるか。下手にしろって言われてもできなかったんだな。でも多分直哉さんなら、思いっきり変に化粧した人の気持ちがわかる気がするんだよな」
直哉「やった側の気持ちなぁ」
悠仁「そう、「勝負に勝つためだ」って気持ちを入れたらわかると思うんだ」
直哉「「勝負に勝つため」って気持ち言われてもな、今やっても嘘やん」
悠仁「じゃあ勝負しよう、俺に上手く下手な化粧ができたら、今日の鍋を明日直哉さんに作る」
直哉「鍋、そんないるわけやないけど、勝ち負けはっきりさせるならやったるわ」
　悠仁は寝ようとしていた野薔薇から化粧道具を借りてきた。
野薔薇「もうそんな残ってないから全部使っていいわよ」
悠仁「って言ってたからありったけ使ってどうぞ」
脹相「俺は何をしたらいいんだ？」
直哉「じゃ、審査員、頼むわ」
脹相「わかった」
直哉「さーて、覚悟はええな？」
悠仁「おう、できてる」
直哉「絶対勝ったるからな」
　直哉は悠仁の顔に化粧をしていく、最初はとにかく変にしてやろうという気持ちだったのだが、ただ無茶苦茶に塗りつぶすようにすればいいわけではないと気付く、あくまで似合う似合わないの判断、だからその判断ができる程度には元の姿を残さなければならない。
直哉「（なんや難しいな）」
　イメージができない、どうしたら勝てるのか。

[61 GM 25/07/18(金) 03:28:48]

直哉「（負けへん、絶対に。顔の特徴を捉えて、そこは残しつつ、他をそぐわんようにする）」
　直哉は真剣にこの勝負に挑んでいた。　これはままごとではない、子供のいたずらでもない、与えられた難題に立ち向かい、壁を乗り越える、あるいは打ち壊すための全力の戦い。
　自分のセンスと技術をこめて、「似合う」というラインから徹底的に外す。
直哉「（ここを強調させて、こっちは薄れさせて、こうや、これや）」
　服や髪のコーディネートと同じ、顔を完全に分からなくしてしまっては、体型を完全に分からなくしてしまっては、顔に似合う似合わないもない。それはでは課題は髪全体のバランス、服同士の相性だけになる。違う、顔だ、顔に、この体型に、この相手に、似合わないようにするのだ。
直哉「（見た者を笑かそうとするんでもない、「似合わない」見た瞬間本能で理性で感覚で全部でそう思わせる）」
　直哉が生まれ持った術式、その鍛錬で培った、空間把握能力。コマ割りのセンス。それをフルに使い、頭の中に描き、手で現実にして行く。
直哉「できた！　どうや！？」
　審査員である脹相のほうを向く。脹相は呆然と悠仁の顔を見つめていた。
脹相「ゆ、悠仁？　いや悠仁だ、悠仁なんだが間違いなくそうなんだがこれは……似合わない！　どうしようもなく……！」
悠仁「そんなに？　どれどれ、わっ！　……すげえなこれ。俺だってわかるのに全然似合わない。上手いじゃん直哉さん」

[62 GM 25/07/18(金) 03:30:59]

直哉「勝ちなんか、これ？」
脹相「ああ、勝ちだな。俺は逆のことをやってしまったが、挑戦したからわかる、似合う似合わないをコントロールするのはとても難しいということが」
直哉「そうか。ならええわ」
悠仁「あれ、どこ行くの？」
直哉「取っとる宿。ほんまはとっくに戻るつもりやったんやけど、遅なってしもたからこっそり入らなあかんかもな」
　直哉が扉を開けると、憂太が眠そうに立っていた。
憂太「なんだか声がすると思ったら、まだ寝てなかったんだ。直哉さんもまだいたんですね」
直哉「今から帰るとこや」
憂太「そうで、わっ！　どうしたの虎杖くん！？」
悠仁「いやちょっと直哉さんと勝負をしてて」
憂太「そうなんだ……すごい顔だね……今日勝った三人に並ぶ出来だ……」
脹相「ああ、すごい顔だ。もういいだろう、寝てしまう前に落とそう。俺もそろそろ眠る」
悠仁「そうだな、もう寝なきゃな」
宿儺「（…………千年経っても人間は変わらんな）」
悠仁「ん、よし取れた。じゃ、おやすみ」
　そんないつもと違うイベントは起きつつ当たり前のような賑やかな一日が終わっていく。
　明日、どうなるかは、いつもわからない。

[63 GM 25/07/18(金) 03:41:53]

化粧について真剣に考えてみたけど、塗るってイメージで合ってるんだろうか？

平面じゃなくて立体でいいのかな

ここまで長すぎたので悠仁以外の三人の日常をここから更に個別でやっていくかわからないけど表だけ振っておこう

直哉

dice2d6=4 2 (6)

憂太

dice2d6=4 5 (9)

脹相

dice2d6=4 5 (9)

[64 GM 25/07/18(金) 03:47:26]

６が『昼休み』で９が『休日』だね

直哉の昼休み、任務の休憩中？
それとも日頃の鍛錬の休憩中？

憂太と脹相は休日
憂太は休日だと、休みが一緒になった友達や先輩後輩と遊んでるかな？
脹相の休日は、弟達と過ごすだよね
いや今なら他の選択肢もあるな

[65 二次元好きの匿名さん 25/07/18(金) 06:36:07]

化粧も種類があるから、みんなそれぞれ自分の思う化粧を施したんだろうな
お出かけ用、舞台用、ヴィジュアル系、コスプレ系、ピエロ風、歌舞伎や芸者、戦化粧とかもあるか…
ちょっと勝者三人の施した化粧は見てみたい

直哉なら鍛錬の休憩中とか想像しやすいな
任務はそこまで休憩挟まずに最速で終わらせてそう
休日組は交友も広がってきてるし意外とたまたま休日が被った人と一緒に出掛ける可能性も…ある？

[66 二次元好きの匿名さん 25/07/18(金) 08:25:24]

パンダと美々子がめっちゃ和む…

[67 二次元好きの匿名さん 25/07/18(金) 11:04:31]

第三話だやったー！今話も楽しませていただきます。
日常パートほのぼのでとても良きです

[68 GM 25/07/18(金) 20:57:46]

　直哉は京都の実家にて、鍛錬に励んでいた。肉体の強化に、術式の精度の向上、高みを目指すためにやるべきことはいくらでみある。
直哉「ふう、もう昼か」
　一旦休憩を取ることにした。
　縁側に腰掛け、たくあんとおむすびをほおばる。お茶を啜り、空を眺める。雪が降り出すにはまだ早いが、近頃かなり気温が落ちてきた。夏は蒸し暑く冬は底冷え。それが京都だ。
直哉「……なんや、またか」
　耳を澄ますと、家の者が集まって遊戯に興じている声が聴こえる。
　甚爾が家を出た後で起きたこの家の変化。以来、直哉が苦手としている空気。
直哉「今更、や」
　かつて甚爾を認めず、出奔させたあの頃の禪院家はもう無い。本当は甚爾がいた頃から誰もが心の奥底では変わりたがっていて、しかしきっかけを掴めずにいた。そんなことはわかっている。
　だが、今更だ、能力、実力、術式、呪力、才能、そんなものにこだわらず、それを基準とせず、「家族」だから仲良くしようなんて。
　甚爾もたまにはこの家にやってくる。遺恨はそれほど無いように思う。
　変わった世界に馴染めない自分。一歩を踏み出した者達に並び、追いつき、馴染むことがもしも成長なのだとしたら、まだまだ当分変われそうにない。
直哉「……いや、追いつくんちゃう、追い越したる。俺が新しいこの家を作るんや」
　甚爾を認めた今、さらにあるべき変化。過去を悔い、省みて、手を取り合い。そこまではいいとしよう。
　目指すべきは甚爾、五条悟、宿儺。一線を画する力を持った者達。
　自分の限界、能力の極み、その追求。
　この家の人間は、これまでの行いを罪とし、もう前に戻りたくないと思うあまり、今ある以上の力を求めることをやめるか、躊躇うようになってしまっている。
　現状維持、それではだめだ。
直哉「そうや、目指さへんやつわ置いってったるわ」
　以前は自分一人が甚爾達と同じ高みへ立てればいいと思っていたのに、いつの間にか、そうしようとしない周りの者に苛立ちを覚え、引っ張り上げるため、自分があるべき姿を示そうと考えるようになっている。
　その変化に、直哉はまだ気づいていない。
直哉「いつまでもぬるいままでおれると思ったら大間違いわや」
　直哉は笑い、鍛錬を再開するために立ち上がった。

[69 GM 25/07/18(金) 21:30:32]

甚爾を（当時の内心はどうあれ）理解せず受け入れず認めず迫害しておきながら、今更家族で仲良くやっていこうとすることに居心地が悪かったり納得いかなかったり
甚爾を認め、したことを詫び、償うために変わり、力を理由に誰かを見下したり冷遇する家に戻らぬようにと、なんだかぬるくなった者達に「それは違うやろ」と思ったり
この世界の直哉は今の禪院家にたくさん思うことがあって
自分も変わってることには気づいていないそんな感じ
……この世界の事情が複雑でスレ主も書いててよくわからない

なんか、もどかしいんだろうな直哉は
甚爾が禪院家に顔を出すようになったことは嬉しい
家の者同士でギスギスしなくなって、自分が嫌な言い方しても前みたいな手応え無しで通じず、伝えようとしてる本心（だと思ってる）ものが伝わらず理解されなくてそれには物足りなかったり苛立ったりで
外の、周りの変化に目が向いてて、自分の本心が変わってきてることはまだわからず
悠仁達と出会って腐れ縁になって、毒気が大分抜かれてる直哉なんだろう
家でも外でも嫌味が無意味だったら直哉も段々変わらざるを得ないんじゃないかと

悠仁達と初対面の直哉はバリバリ尖ってて
その時は「宿儺の器」関係の悪口は通じてて戦いになって、でも仲良くなってからはそれも通じなくなって、今の「だめや……なんもわかってへん、俺君らが思うてるような人間ちゃうけど？　率先して汚れ役買うてるとか、照れ隠しとかやないんやけど？　本気で普通に嫌な事言うてるだけなんやけど？」になったんだろうなあ

[70 GM 25/07/18(金) 21:32:05]

　憂太は休日だった。任務も授業も無い日。誰か他に予定が空いてる人はいないかなと探してみる。

遊べるのは？

dice5d11=1 7 1 1 10 (20)

１・真希

２・棘

３・パンダ

４・悠仁

５・恵

６・野薔薇

７・美々子

８・菜々子

９・順平

10・脹相

11・空いてない

[71 二次元好きの匿名さん 25/07/18(金) 21:35:22]

真希　美々子　脹相かな
ってか真希出過ぎww

[72 GM 25/07/18(金) 21:40:39]

これは被り＋1していけば二年生揃うからせっかくならそうして

真希、棘、パンダ、美々子、脹相が遊べる日だったね

脹相も日常表が休日だから二人分の日常を進めようかな

美々子はパンダ以外の二年生とはどんな仲なんだろうか

術師だからある程度の好感度はありそうなので補正3０で

美々子と憂太

dice1d70=11 (11)

美々子と真希

dice1d70=13 (13)

美々子と棘

dice1d70=45 (45)

[73 GM 25/07/18(金) 21:45:54]

30を足して
美々子と憂太は41
美々子と真希は43
美々子と棘は75か

この世界の美々子は菜々子と違って非術師への強い嫌悪感と恐怖を今も抱えていて繊細なところがあるようなので、憂太と真希には若干人見知りしてるのかな
棘はなんだろう、おにぎり語がよかったのかな

夏油のことを傑先生って呼んでる美々子ならパンダ以外は「名前＋先輩」かな

では憂太と脹相のある日の日常を見ていこう

[74 GM 25/07/18(金) 21:52:28]

　憂太に呼ばれ「今日は空いてる」と集まったのは、真希、パンダ、棘、脹相、美々子。
　街に遊びにいくことになったのだが、美々子は脹相かパンダの後ろに隠れていた。
憂太「大丈夫？　外じゃ無い方がよかったかな」
美々子「ううん、一人じゃないから平気」
脹相「無理はするなよ」
パンダ「怖かったらパンダの毛に埋もれていいんだぞ」
棘「しゃけ」
真希「あー、非術師がこわいんだったか」
美々子「うん、でも、みんながいてくれたらだいじょうぶ、本当だよ（菜々子がいないのは心細いけど、パンダと脹相お兄ちゃんがいてくれるから）」
脹相「それで、どこにいくんだ」
憂太「うん、今日はね」

[75 GM 25/07/18(金) 21:56:05]

どこに行こうかな

dice1d5=1 (1)

１・カラオケ

２・ボーリング

３・ゲームセンター

４・ショッピング

５・上全部を一日で

[76 GM 25/07/18(金) 22:00:45]

カラオケか、この五人の歌のうまさ、どこかで出てたかな

わからないのでこの世界での上手さ＋今日の調子で、今日の最高点と最低点と平均点を振ろう

一番高いのが最高、低いのが最低、間が平均で

憂太

dice1d100=90 (90)

dice1d100=83 (83)

dice1d100=13 (13)

パンダ

dice1d100=5 (5)

dice1d100=95 (95)

dice1d100=61 (61)

棘

dice1d100=68 (68)

dice1d100=16 (16)

dice1d100=54 (54)

真希

dice1d100=92 (92)

dice1d100=66 (66)

dice1d100=34 (34)

美々子

dice1d100=80 (80)

dice1d100=42 (42)

dice1d100=63 (63)

脹相

dice1d100=91 (91)

dice1d100=85 (85)

dice1d100=31 (31)

[77 GM 25/07/18(金) 22:08:35]

今日のカラオケの採点
憂太
最高９０点、最低１３点、平均８３点
パンダ
最高９５点、最低５点、平均６１点
棘
最高６８点、最低１６点、平均５４点
真希
最高９２点、最低３４点、平均６６点
美々子
最高８０点、最低４２点、平均６３点
脹相
最高９１点、最低３１点、平均８５点

憂太は他は得意な曲を入れたけど一曲間違えて知らない曲を入れたのかな？

パンダは何を入れたてどうしたら５点になるんだ　得意な曲もあんまり覚えていない曲も歌った感じかな

棘は全部おにぎり語で歌ってるからこの点数なのでは

真希は得意な曲も入れつつ苦手な曲にも挑戦したのかな

美々子は初めての曲でもそこそこ歌えるけど、カラオケ慣れはしてない？

脹相はこれは器の知識があった曲を歌って脹相自身が上手いみたいだ

[78 二次元好きの匿名さん 25/07/18(金) 22:21:33]

マジでパンダは何があって5点を叩き出したんだ

[79 GM 25/07/18(金) 22:45:56]

　カラオケにて、交代しながら曲を入れて歌っていく。
憂太「次は僕だね、あれ？　これタイトルは同じだけど、全然知らない歌だ」
　憂太は間違って入れた曲をなんとか歌おうとしたが、
憂太「うん、知らないと歌えないね」
パンダ「俺は間違ってないけど知らない曲入れてみたぞ」
　流れてきたのは、どこか知らない国の歌のようだった。
パンダ「これは、ほっ、ほっ、ほうっほっ、わからん」
憂太「５点！？　そんな点数出るんだ」
真希「この機種はかなり細かい要素で判定してくるし音程がシビアらしいな」
　棘はおにぎりの具を歌詞に当てはめて歌うもののどれも微妙な点数しかでない。
棘「おかか……明太子」
憂太「それでこんなに点数が出るなんてすごいよ狗巻君！」
真希「次は、そうだな、得意なのばっか歌ってても上手くなれねえからな」
　真希は果敢にあまり慣れていない曲に挑戦していく。
パンダ「ポテト頼むけど他に頼むのあるか？」
美々子「パフェ頼んでおいて」
　美々子がマイクを持つ。
　美々子は聞いたことはあっても歌ったことのない曲を主に歌う。それでもそれなりの点数が出ていたが、最高点はここまでで８０点がギリギリ出たくらいだ。
美々子「難しいね」
脹相「いや、うまいと思うぞ。この機種は慣れていない曲を歌う者には容赦がないようだからな」
憂太「得意な曲ばかり歌っちゃってるけど、僕も挑戦してみようかな。あ、枝豆だ」
パンダ「ほらパフェ」
美々子「ありがとう」
棘「ツナ、ツナ」
　棘はポテトを二本持ち、リスのように食べていく。
美々子「ふふっ、なんか可愛い棘先輩」
憂太「塩キャベツないかな、ごま油つきの」
真希「カラオケにはねえだろ」
脹相「持ち込み可の店もあるようだが、ここは不可だしな」

[80 GM 25/07/18(金) 22:48:29]

パンダ「なあ、後十分だって」
憂太「え、もう？　早いなぁ」
脹相「もうそんなに経つのか」
美々子「そういえば喉痛いかも」
脹相「のど飴、いるか？」
美々子「うん、ありがとう」
憂太「えっと、はちみつがいいんだったかな。帰りに買おうか」
棘「こんぶ」
憂太「はちみつ飴のほうが食べやすい？　そっかそれがいいかも」
真希「喉ばっか使って歌うから痛めんだよ。もっとこう」
パンダ「みんな荷物持ったか〜？　忘れ物するなよー」
　カラオケを出て、買い物をして、帰り道。
憂太「久しぶりに二年のみんなで遊びに行けて、脹相さんと美々子ちゃんも来てくれてよかったよ。みんなありがとうつきあってくれて」
脹相「俺達も楽しかったぞ」
真希「暇だったしな」
棘「ツナマヨ！」
パンダ「また遊ぼうぜー」
美々子「うん（パンダの毛を摘んで歩きながら）」
　寮に入ると、任務に出ていた内の何人かは帰ってきていた。
　憂太達がただいまと言うと、
悠仁「おかえりー、カラオケ？」
脹相「よくわかったな」
悠仁「声枯れてるし、のど飴いる？」
美々子「もう持ってるよ、はちみつ飴も買ってきたし。菜々子帰ってる？」
悠仁「んー、部屋かな」
美々子「ありがと、じゃあね」
野薔薇「カラオケ、今度休みが合ったら私も行くわよー！」
美々子「うん！」
　解散し、それぞれの部屋へ向かう。

[81 GM 25/07/18(金) 22:50:19]

憂太「疲れるくらい遊ぶのって楽しいね」
脹相「そうだな、もっと大勢だと更に楽しいんだろうか」
悠仁「みんなの休みがそんな合えばいいんだけどな、来年の旅行も行けるかわからんし。呪霊、減らねえかなー」
憂太「強いのはそんなにいないけど、数がね」
脹相「術師が増えればいいんだがな」
悠仁「なー、おやすみー」
憂太「おやすみ、……ふああ」
脹相「おやすみ……（俺がもっと上に有用性を示せれば、壊相と血塗も受肉できる。そうなれば悠仁の助けになれるが、二人をを危険に晒すことにもなる。いや、俺の弟はそんな心配をするほど弱くはないな。それに悠仁のことを知れば、力になりたいと思うだろう。いつか、四人で戦う、そんな日が……）」

　束の間の休日は終わり、また戦いが始まる。
　呪いが、動き始めていた。

[82 二次元好きの匿名さん 25/07/18(金) 22:54:33]

憂太みんなと遊びに行けてよかったねえ

[83 GM 25/07/19(土) 00:19:57]

スレ主セッション進行中は処理に追われてあんまりじっくりコメント見られていないんだけど
質問がないかは気をつけるようにしているので、「この処理どういうこと？」とか「この用語ってなんだっけ？」とか聞きたいことがあったらコメントしてね
気がついてかつ今のシナリオ進行度で答えられる内容なら答えるので

[84 GM 25/07/19(土) 00:34:40]

　虎杖悠仁と脹相はその日任務帰りに電車に乗っていた。
　遅い時間で、乗っている人間はまばらだ。
悠仁「……うっ……（ヤベ、眠くなってきた、着いたら脹相に起こしてもら、……あれ、脹相も寝て、る…………）」
　次に目を開けた時、悠仁はベンチに座っていた。
悠仁「ホー、ム？」
　駅のホームのベンチのようだ。
悠仁「……？　寝てたから、降ろされた？　いや、そんなのあるか？」
　見回す、すると見慣れた姿が三つ。近くのベンチに座り、眠っていた。
悠仁「脹相、直哉さん、乙骨先輩！？　これって！！」
　事態を察し、三人を起こして回る。
脹相「……すまない眠ってしまった、もう着い、……ここはどこだ？」
直哉さん「うう、なんや……、は？　あれかこれ？」
憂太「う……、いえ、呪印が刻まれるまではまだ……」
　皆重そうに頭を振っている。
悠仁「あれ？　あの人」
　少し離れたベンチに、知らない人物が目を閉じて座っていた。ネクタイはしていないがスーツ姿で、普通の会社員のように見える。

[85 GM 25/07/19(土) 01:14:46]

脹相「誰かいるな」
直哉「人間？」
憂太「そう見えますけど」
悠仁「俺、起こしてみる」
　悠仁は男性に駆け寄る。脹相と憂太も続く。直哉は警戒していた。
直哉「起こしたら襲いかかってこんやろな」
悠仁「ただ巻き込まれた人かも。あの、起きて、しっかり！」
男性「うう……、？　君は？」
　目を開けた男性は普通の人間のようだ。そう見える。
悠仁「あ、俺電車に乗ってて目が覚めたらここのベンチに座ってたんスけど」
憂太「あなたもそうですか？」
？？「私、私は、わからない、何も」
悠仁「なにも？」
男性「君は誰で、私は誰なんだ、ここは？」
悠仁「それって、記憶が無いってこと？」
直哉「深酒して酔っ払っとるだけやなくて？」
　直哉も近づいてくる。
脹相「酒のにおいはしないが」
憂太「自分の名前も分かりませんか？　今がいつかも」
男性「自分の名前、……ああ、名前は、わからない、今がいつかも」
悠仁「んー、どうしよ、とりあえず、俺達、普通の駅で寝かされてただけ、ってことはないよな」
直哉「俺が乗ってたの京都の電車やで、東京に向かってたわけでもないんや、おかしいやろ」
憂太「僕も電車に乗ってたけど、もし虎杖君と同じ路線でも直哉さんがここにいるんだ、異常事態なのは間違いないよ」
脹相「まだ呪印は増えていないが、〈災い〉だと考えて動くべきだな」
悠仁「あ、そうだこの人の手は？」
　悠仁は頭を抱える男性の右手と左手を見るがどちらにもあの巴の刻印はない。
悠仁「今回が初めてでまだ刻まれてないのかもしんないけど、いまんところは無い」
直哉「あの村にも呪印感染と関係ない人らがおって、怪異の被害に遭うてた。災いが起きる場所にいるからゆうて、呪印者とは限らんわけや」

[86 GM 25/07/19(土) 08:27:44]

憂太「そうだね、ただ僕達の〈災い〉と繋がる怪奇現象に出遭ってしまっただけの人かもしれないね。僕らはここから動いて調べにいかないといけない。この人一人にしておけないから——」
悠仁「だな。あのー」
　声をかけると男性は手を下ろし顔を上げた。
男性「あ、ああ、なんだい？」
悠仁「俺達これからこの駅に何があるか、ここがどこなのか調べに行くんスけど、多分一人になると良くないんで、一緒に来てもらえないかなって」
男性「あ、ああ。わかった、私も一人で残されてもどうしたらいいか。連れて行ってくれ」
悠仁「よし。それじゃあ調べよう」
　調べるべきもの。駅員の存在。駅名。駅から外に出られるかどうか。電波の有無。他に誰か、あるいは何かがいないかどうか。
憂太「駅名はこれだね」
　ホームに置かれた看板には、大きく『鼠一猪（そいのし）駅』と書かれている。
直哉「知らんね」
悠仁「現実に存在する駅？　電波ないし調べられん」
脹相「鼠と猪か、どういう組み合わせなんだ？」
憂太「共通点は……あれ？　この音」
　遠くで、電車の走行音がする。近づいてきている。
　ライトが見える。電車の先についている光。
悠仁「……止まるか？」
脹相「止まったとして、中はどうなってる」
憂太「止まらない時は追いかけてみよう」
直哉「何が起きるかわからん。オッサン邪魔や、さがっときぃ」
男性「あ、ああ……」
　構える四人。その前に速度を落とした電車が滑り込んできて、止まった。
　扉が開く、中には、誰も乗っていない。
　視線を交わし合う。乗ろうと頷く。
悠仁「おじさん、乗ろう」
男性「乗るのかい？　これはどこに」
直哉「ええから、早よしぃ」
　五人は電車の中へ。作りは現代日本の普通の車内。
　他に誰も乗っておらず、中吊り広告には、服を着た動物の姿と、読めない文字。
アナウンス「まもなく発車します、駆け込み乗車は危険ですので……」

[87 GM 25/07/19(土) 08:29:02]

　扉が閉まり、走り出す。
　窓の外を見ると、並行してもう一本の線路がある。更にその向こうにはどこかの町並みが見えた。
直哉「この列車変やね、右側通行や」
憂太「日本は電車も左でしたよね」
悠仁「日本じゃないってこと？」
脹相「だがアナウンスは日本語のようだが、いや、俺たちにそう聞こえるだけか？」
　ガタンゴトン、キー車輪が線路を踏む音、電車が揺れて立てる音。誰の声もしない車内。
直哉「ここに突っ立っとってもしょうもない、動こ」
悠仁「前と後ろ、どっち行く？」
脹相「今の段階で二手に別れるのは危険だ」
憂太「運転手がいるなら先頭車両だよね」
直哉「前か、こっちやな」
　先頭車両を目指す。車両を繋ぐ扉を開け進んでゆく。
悠仁「先頭まで来たけど、ここまで誰も乗ってなかったな」
憂太「運転室は……開かないな。誰かいませんか！？」
　扉を叩くが反応はない。中は見えないようになっていて、誰がいるかいないかわからない。
直哉「ん？　速度落ちてきとる」
アナウンス「次は、うしふい、うしふい〜」
　電光掲示板には『牛二犬』とある。
脹相「数がひとつ増えたな」
　やがて、電車は駅に止まる。
悠仁「これは、えっ、牧場？」
　ホームのすぐ向こうには牧場がある。駅舎も列車に乗り降りする場所以外は木でできていて、駅全体が牧場の一部のようだ。
　牛の鳴き声が遠く聞こえてくる。
悠仁「降りるか？」
憂太「この路線の案内図を見ると、ここは環状線で、一周して最初の駅に戻るみたいだ。一周するまで降りずにそれぞれの駅の様子を見よう」
　列車は進んでいく。途中、外回りの車両とすれ違った。

[88 GM 25/07/19(土) 08:30:17]

　三つ目の駅は虎三鳥（こみどり）。伝統的な和風建築の駅だ。どこかから、獣の唸り声がした。
　四つめは兎四猿（としえん）ここは遊園地のようだった。楽しげな音が聞こえてくる。
　五つめは竜五羊駅（りゅうごう）。中世感ある洋風の駅。何かの咆哮と羊の鳴き声。
　六つめは蛇六馬駅（だろば）。これは、西部劇の舞台のような駅だ。銃声が聞こえた気がした。
　七つめは魂七鬼（たまなき）。墓場のような不気味な駅だ。
悠仁「あ、火の玉。墓場っぽいってか墓場か？」
　そして、最初の鼠一猪駅に戻ってきた。
　五人は降り、話し合う。
悠仁「七つの駅があって、全部違う作りの駅で、この鼠一猪はよくある普通の駅っぽいよな」
憂太「僕達切符持ってないけど乗ってていいのかな」
脹相「切符がないから出られないんじゃないか？」
直哉「改札行ってみよ」
　五人が改札を潜ろうとした、その時だった。
　駅の外に出ようとする、その行為がトリガーになったのか、呪印がある手の甲に痛みが走り、三つ目の青い印が刻まれたのだ。
悠仁「やっぱなー……」
　三度目ともなれば慣れたものだ。
男性「う、ううう！！」
　男性が、頭を抑えてうめく。
悠仁「どうした！？　まさかおじさんにも呪印が」
直哉「いや、どっちにも出てへんよ」
男性「わ、……わたしは、私は、さとだ、たから……」
憂太「思い出したんですか？」
男性「あ、ああ、名前だけ。他には何も」
脹相「里に田んぼの田に、宝物の宝で合ってるか？」
里田「はい、その字だと思います……」
直哉「（このタイミングで記憶が、あやしいな）」

[89 GM 25/07/19(土) 08:38:49]

今回のNPCその１
記憶を失っている会社員風の男性
一見、怪現象に遭っただけの普通の人間のようだが？

[90 GM 25/07/19(土) 08:59:28]

悠仁「頭は？」
里田「も、もう大丈夫です」
直哉「ならええね、そんで改札は」
　通ろうとするが、フラップドアは動かない。
憂太「どうしようか」
悠仁「乗り越えてみる？」
脹相「この改札を通ろうとして呪印が刻まれた、無理に通れば呪いが進行するかもしれん」
悠仁「うーん……じゃあもうちょっと駅の中を」
？？「にゃー、にゃにゃーみゃーんん？」
悠仁「ん？　猫？」
憂太「窓口のほうから、わっ」
　そこにいたのは、中吊り広告に描かれていたような服を着た動物、駅員の制服を着た猫だった。
脹相「大きい猫だな」
直哉「妖怪か？」
駅員？「にゃ、にゃーんん！」
　駅員らしき猫は二本の足で立ち上がり、首から下げた札を見せてくる。
　そこには、「あの、お客様ですよね？」と書かれている。
悠仁「お、読める。日本語だ」
駅員？「にゃ、にゃにゃー。みゃみゃあー、なーううん」『これは喋る言葉を　見る人が理解できる言葉に　翻訳してくれます』
駅員？「みゃ、みゃうみゃーうん、あーお」『自分はまだ　二足歩行できるようになったばかりの新人で　これがないとお客様と話せないのです』
憂太「わあ……かわいいな」
直哉「いやいや、絶対普通の猫ちゃうやん」
憂太「でも敵意や悪意はなさそうだよ」
　憂太は駅員らしき猫の喉を撫でた。ゴロゴロ、ゴロゴロロロ。
悠仁「あ、俺も」
　二人に撫でられ、猫はうっとり目を閉じている。
駅員？「ゴロロ、にゃっ！　みゅーんん！」『いけない、仕事をしなくては』
　びしっと背筋を伸ばし、敬礼をするり
駅員？「みゃあにゃああにゃあ」『自分はお客様の案内を務める　駅員及び車掌見習いの　メルムです』

[91 GM 25/07/19(土) 09:00:55]

今回のNPCその２
新人猫

[92 GM 25/07/19(土) 09:02:26]

悠仁「俺達、お客様でいいのか？」
メルム「みゃあーーん♪　にゃあにゃあ」『はい、でもまだカードを持ってないようですね　こちらをどうぞ』
　メルムは五人にICカードを配る。
メルム「にゃああ、にゃあにゃあ」『このカードにそれぞれの駅で、駅長からチャージしてもらってください　チャージしていくと』
悠仁「いくと？」
メルム「みゃ？　みゃあーんん……」『あれ　なんでしたっけ……』
直哉「頼りにならん駅員やなぁ」
脹相「このカードへのチャージがいっぱいになったとき、帰れるようになるんじゃないか？」
直哉「帰る手段があるとは限らんけどな。まあそう思っとくか」
悠仁「チャージってどうしたらしてもらえるんだ？」
メルム「にゃーにゃあーにゃあーあ」『今それぞれの駅で困り事が起きているので　それを解決すればしてもらえると思います』
憂太「ゲームのクエストみたいなものかな。この駅だと？」
メルム「にゃ、にゃーん」『駅長の子鼠さんが行方不明になってしまって　みんなで探してるんです』
悠仁「あ、それで誰もいなかった？」
　メルムは頷く。
直哉「人、動物助けもせなあかんとしても、問題はこっちや」
　直哉は宙に浮かんだ、シートを指差す。ダイスや行動順、リミットも見える。
脹相「始まったな」
悠仁「ああ、まずは一個目調べてから考えるか？」

[93 GM 25/07/19(土) 09:03:46]

今回の物語展開シート

[94 GM 25/07/19(土) 09:06:06]

リミットは３
四人が一回ずつ行動して一周で、三周したら終わり
その時、真相に辿り着いて解決できていなければ……

では、事件フェイズは終わり
解決フェイズに入るよ

その前にキャラシを貼ろう

[95 GM 25/07/19(土) 09:07:09]

PC①悠仁

PC①らしい活躍に期待

[96 GM 25/07/19(土) 09:08:24]

PC②直哉

今回のNPCとの相性はどうかな？

[97 GM 25/07/19(土) 09:09:42]

PC③憂太

仲良くなれそう

[98 GM 25/07/19(土) 09:10:58]

PC④脹相

知識に無い駅を楽しんでほしい

[99 GM 25/07/19(土) 09:13:25]

それではキャンペーン第三話「無限周回駅」
事件解決に向けて出発だ！

今回は前回作ろうと思って作れなかったキービジュアルっぽいものを作ってきたよ

[100 二次元好きの匿名さん 25/07/19(土) 10:02:43]

キービジュかっこいい！
猫の駅長さんめっちゃかわいい
駅の名前は干支由来だな
いよいよ始まってめっちゃ楽しみ

[101 二次元好きの匿名さん 25/07/19(土) 10:47:05]

キービジュアルすご！
メルムかわいいね

[102 二次元好きの匿名さん 25/07/19(土) 10:54:47]

>>100

あ、メルムは駅長じゃなくて案内人か

この駅の駅長さんは子鼠だった

各駅にも二足歩行の動物の駅長さんがいるのかな

[103 二次元好きの匿名さん 25/07/19(土) 11:41:33]

キービジュアル、映画のポスターみたいでかっこいい
わくわくしてきた

[104 GM 25/07/19(土) 11:59:03]

今回の特殊ルール

①クエスト
　猫の案内人に導かれて駅を巡り、駅員達から出される課題＝クエストをクリアするとＩＣカードにチャージできる。
　課題にはいつでも挑戦できる。誰か一人でもクリアすれば全員チャージできる。
　全ての駅でチャージすると？

②狂気判定
　通常は【命運】を一度に－１０で狂気に入るのだが、今回はＰＣ達の意識が不安定になりやすい。そのため通常の狂気チェックによる狂気表の適用とは別に、ショックな出来事があった時、現在【命運】を目標値に【精神】分ダイスを振り、目標値を超えると失敗になる。失敗時狂気を獲得する。この判定で獲得した狂気に狂気チェックはつかない。この判定で得た狂気はオリジナルの狂気表を振って決める。

[105 GM 25/07/19(土) 12:01:09]

狂気表　インセイン狂気（物理）カードより選出
２・フェティッシュ
　駅・電車・線路・駅員の制服、それらの素晴らしさを伝えたくてたまらない。
３・蛮勇
　急に強烈な勇気と行動力が湧いてくる。危険かもしれない場所へも進む足が止まらなくなる。
４・疎外感
　自分は皆に嫌われているのではないかという妄想に取り憑かれ、独りにされると寂しさで胸が潰れそうになる。
５・挙動不審
　何かに取り憑かれ寄生されたような妄想を抱き、挙動不審になる。
６・未視感
　よく知っているのに見たことがない気がする。見慣れた持ち物の使い方が分からなくなり、今着ている服にも違和感がある。
７・叫びたい気持ちが止まらない。些細なことでも絶叫してしまう。
８・虚無感
　永遠に終わらない環状線のように、この苦労も努力も報われること無く終わらない気がしてくる。
９・かんしゃく
　やけにイライラして簡単に爆発しそうだ。
10・緊張
　緊張でがちがちになって上手く動いたり喋ったりできない。
11・忌み数
　４という数字が恐ろしい。死を連想してしまう。見たくも聞きたくもない。見聞きしたら暴れて逃げようとするだろう。
12・記憶喪失
　記憶が欠落して自分がいまどこで何をしているのかわからなくなる。

狂気の種類が多いといえばインセイン
カードを持ってるので引いて、合わないのは引き直して、と調整して選んでみたよ
今回はいっぱい発狂するかもしれない

[106 GM 25/07/19(土) 12:10:11]

第１フェイズの［シーン：邂逅］

サプリにある選択ルールの合流でまとめてやるんだけど

その前に今回もそれぞれに感情を振っておこうかな

この振った感情あんま活かせたことないんだけど

今回は簡単にPC①→PC②→PC③→PC④→PC①で振ろうか

感情表

悠仁→直哉

dice1d6=1 (1)

直哉→憂太

dice1d6=6 (6)

憂太→脹相

dice1d6=2 (2)

脹相→悠仁

dice1d6=5 (5)

[107 GM 25/07/19(土) 12:17:11]

悠仁→直哉　尊敬
直哉→憂太　安心
憂太→脹相　好意
脹相→悠仁　信頼
だね

悠仁から直哉は、冷静に警戒してるからかな
直哉から憂太は、いざとなったらなんとかしてくれそうだから安心？
憂太から脹相は、器（知識が少なく偏ったブラクラ呪詛師）の知識の関係で最初は電車にすんなり乗れなかった脹相さんも外での生活に慣れてきたんだなーよかったなー、みたいな
脹相から悠仁は、悠仁ならこの状況でも大丈夫だなって信頼だよね

他のPC間の感情はなにか感情が揺さぶられそうなイベントが起きたら振ろうかな

[108 GM 25/07/19(土) 12:24:15]

場所表と知己表を振って全員分の［シーン：邂逅］をまとめてやるよ

場所表

dice2d6=6 1 (7)

２・鼠一猪駅

３・牛二犬駅

４・虎三鳥駅

５・外回り・先頭車両

６・外回り・最後尾

７・内回り・先頭車両

８・内回り・最後尾

９・兎四猿駅

10・竜五羊駅

11・蛇六馬駅

12・魂七駅

知己表

dice2d6=2 5 (7)

[109 GM 25/07/19(土) 12:29:48]

場所は内回り先頭車両、知己表は、「［関係性］を結んだ《過去や秘密》について語る」ってあるけど、まだ何とも関係性を結んでないからどうするかな

あ、あとね、わかりにくい書き方をして申し訳ないんだけど『駅長である子鼠』じゃなくて『駅長の子供の鼠』なんだ
駅長の子が行方不明になってて、客もいないし探しに行ってるんだ

それでは、悠仁達はもう一度電車に乗って外を眺めながら話し合うことにしよう

[110 GM 25/07/19(土) 12:46:14]

　再び、内回りの先頭車両にて。
悠仁「なあメルム、この運転室には誰かいるのか？」
メルム「にゃーにゃなー。にゃー」『ここにはいないです。別のところから操作してて』
憂太「遠隔操作なんだ。カメラで見てるのかな」
里田「あの、これからどうするんですか？」
脹相「ああ、里田には見えないんだな。見えないなら説明が難しいんだが」
直哉「俺らはな、のんびり電車乗っとる場合やないん。まずは線路を調べなあかんの」
里田「線路を？　おりるんですか？　危険では」
メルム「にゃーにゃにゃー、あんにゃーん」『通過直後なら心配ないです。でも、もう一つの線路には行かないように』
悠仁「どこから降りるのがいい？」
メルム「んー、んにゃあ」『いまだと、鼠一猪が一番安全かなあ』
直哉「なんや他の駅は危険みたいな言い方やな」
悠仁「鼠一猪ってさっきの駅か。もう一周外の様子確かめに乗ったけど、先に調査すればよかったな」
脹相「しかし、ここはどこなんだろうな。メルム？　ここがどこかわかるか？」
メルム「んにゃ？　にゃーにゃあん」『？　ここは▪️▪️▪️▪️環状線ですよ？』
　環状線の名前だけどうも翻訳されないようだ。
悠仁「なんかここの雰囲気、どっかで覚えがあるんだよな。来たことがあるような……勘だけど、まったく知らないところじゃない気がする」
憂太「虎杖君の勘は鋭いからね、そうなのかも」
直哉「夢の中で、とかやないやろな」
悠仁「みんな寝てたし、ここが夢の中だったりして」
里田「夢、ですか、これが？」
悠仁「いや言ってみただけ。夢みたいな場所だけど、感覚はリアルだしな」
直哉「リアルな夢、かもしれんけどな」
憂太「あの島みたいに異界なのかも」
アナウンス「次は、鼠一猪、鼠一猪〜」
悠仁「お、ついたな、降りよう！」
　線路を調べるため、五人と一名は回り続ける列車を降り、階段があるホームの端に向かった。

[111 GM 25/07/19(土) 12:52:45]

これで全員【希望】＋１と、最初だから次のPCに一人ずつぐるりと＋１あげて

悠仁【希望】４→６

直哉【希望】５→７

憂太【希望】５→７

脹相【希望】５→７

次は第１フェイズの［シーン：状況］だね

状況表

dice1d6=6 (6)

[112 GM 25/07/19(土) 13:09:33]

　ホームから降りるための階段、しかしそこには、悠仁達四人が取れないようになっている見えない壁があった。
悠仁「なんだこれ。あ、まだなのか」
　そこで悠仁達の前に、ダイスが現れ、『６』を示す。いくつものダイスが手の上に転がってくる。
悠仁「えっと、これは好きな能力値を選んで、その分のサイコロをもらえるんだよな。俺は『体力』の４だな」
直哉「俺は『敏捷』の４や」
憂太「僕は『精神』の３にしよう」
脹相「俺も『精神』の３にする」
里田「あの、みなさん、なんの話を？」
メルム「なー？」『お客様？』
悠仁「えーっと、ここに俺達にしか見えないサイコロとかがあって、なんか、ゲームみたいな」
直哉「あー、目に直接映像が送り込まれてると思とき」
里田「は、はあ。そうなんですか」
悠仁「今回は俺から動けるみたいだな。「線路」を調べる」
　悠仁がシートに名前を書くと、シートから光の線が伸び、線路へ向かう。見えない壁は消えていた。
　線路に降り、調べてみる。
悠仁「調べるっていっても詳しくないからな」
　その時、外回りの線路を列車が通過した。
悠仁「うわっ、なんだ？」
　ぐわん、地面がたわんだ感覚。
憂太「今、揺れた、へこんだ？」
脹相「地震、ではないな。電車が通ってせいか？」
直哉「どうなってるんや、この地面」
　底が抜けて真っ逆さまに落ちるのではないか？　そんな想像が頭を過ぎる。いつもならなんでもないこと、なのに、意識がかき乱され、不安が膨れ上がる。
　心を、蝕むように。

[113 GM 25/07/19(土) 13:24:32]

ここで狂気判定

現在【命運】を目標に、【精神】分ダイスを降り、目標値を上回ると発狂だ

この空間では、精神が高い、感受性が高いほうが発狂しやすいぞ

……まだ【命運】減ってないからこれじゃどうやっても狂気入らないな振る意味がないぞ、ここ確定でショック受ける場面に設定したのに確認不足だ

今回のセッションに設定したデータでは発狂数が増えても害はないので、【精神】と【知性】を足した数を振るにルール変えてもいいかな

知性が高くても発狂しやすいということで

前回の特殊ルールがたまたま運が輝いてただけで出目が腐ればあっさり全滅するバランスになってたから今回はバランスのいいルールにしようと思ってたのに早速これだよすまないね

悠仁【命運】２３　【精神】＋【知性】＝４

dice4d6=1 1 1 2 (5)

直哉【命運】２１　【精神】＋【知性】＝５

dice5d6=2 5 3 5 3 (18)

憂太【命運】２０　【精神】＋【知性】＝６

dice6d6=1 6 5 5 3 2 (22)

脹相【命運】２２　【精神】＋【知性】＝５

dice5d6=6 4 1 4 3 (18)

[114 GM 25/07/19(土) 13:27:41]

悠仁強いな……

憂太が命運を超えた動揺を受けたので、特殊狂気表を振るよ

特殊狂気表

dice2d6=5 2 (7)

[115 GM 25/07/19(土) 13:30:24]

７は、絶叫
恐ろしい事に気づいた憂太は叫ぶ

今回はガンガン発狂していこう
なにせ今PC達は……

[116 GM 25/07/19(土) 13:40:28]

憂太「うわぁああ！？　危ないよみんなっ！！　ここから離れないとっ！！」
悠仁「どうしたんすか先輩？！」
脹相「落ち着け。ここは恐ろしい場所かもしれないが、落ち着こう」
直哉「せやね、せめてもっと硬そうなところにおらんと……」
里田「ええ、戻りましょう！」
メルム「にゃ〜！」『ホームへ！』
　五人と一名は慌てて階段を上がった。
憂太「ここ絶対危ないよ！　早く帰らないと！」
悠仁「うーん、地面はおかしいけど」
直哉「ええから、［イベント］の指定してや」
悠仁「そうだな、［情報収集］にする」
直哉「ほな次俺の番やね、調査、イベント。乙骨君がこんな状態やし、息抜きに課題クリアしてみよか」
脹相「駅員から出される課題か、どこの駅に行くんだ？」

[117 GM 25/07/19(土) 13:44:57]

どこか行ってほしい駅あるかな？
ないなら鼠一猪駅に行くよ
ちょっと休憩するので再開までにコメントがあったら参考にするね

鼠一猪（そいのし）駅
　現代風の普通の駅。
課題：駅長の迷子の子鼠を見つける。

牛二犬（うしふい）駅
　牧場のような駅。

虎三鳥（こみどり）駅
　伝統的な和風の駅。

兎四猿（としえん）駅
　遊園地のような駅。

竜五羊駅（りゅうごう）駅
　中世感ある洋風の駅。

蛇六馬駅（だろば）駅
　西部劇の舞台のような駅。

魂七鬼（たまなき）駅
　墓場のような駅。

[118 二次元好きの匿名さん 25/07/19(土) 16:53:52]

とりあえず鼠一猪駅で様子見がいいかも

[119 二次元好きの匿名さん 25/07/19(土) 18:46:42]

鼠一猪駅かなぁ

干支から外れてて悠仁と関係がありそうな魂七鬼駅が気になるけど、もっと情報を集めてからの方が良さそう

[120 GM 25/07/19(土) 18:47:36]

直哉「まあまずはこの駅でええやろ」
メルム「にゃあにゃあ」『駅長はこっちです』
　鼠一猪駅の駅長は、猪の鼻を持つ二足歩行の大きな鼠だった。
鼠一猪駅長「わたしのかわいい子がいなくなってしまった、どうか見つけてください」
憂太「そっかお子さんがいなくなったんだったね。早く見つけてあげないと！」
　親子を再会させてあげたい、その気持ちが、憂太の心を狂気から引き戻した。
悠仁「乙骨先輩！　もう大丈夫なのか？」
憂太「うん、心配かけてごめんね。あの地面の揺れを感じたら、なんだかおかしなくらい怖くなっちゃって。しっかりしないとね」
脹相「いや、俺もなにか、精神が根底から揺さぶられるような感覚があった、なんとか踏みとどまったが」
直哉「あんま言いたないけど俺もや、なんやおかしいんちゃう、この場所が」
悠仁「心を脆くする何かがあるってこと？」
憂太「ここにいる限り、これからも同じようなおかしな感覚に襲われるかもしれない」
脹相「気をつけてどうにかなるものではないのだろうが」
直哉「はよここから出てしまえばいい。それに必要かもしれんのが」
　直哉は駅長を見る。この課題に挑む。そう心の中で決める。すると、目の前に文字が浮かび上がった。

『課題：駅長の迷子の子鼠を見つける』
必要能力：【体力】【精神】【敏捷】【知性】【幸運】のどれでも挑戦可能
目標値：１０

[121 GM 25/07/19(土) 18:49:51]

悠仁「これ、［イベント］なのか？」
脹相「手番は消費しないようだが」
直哉「行動しながらサイコロ振って、その出目でうまくいくかどうか決まるわけか」
憂太「誰か一人でもクリアできたらいいみたいだね。よし、みんなでやってみよう」
里田「あ、あの、これなんですか？　何か文字が」
悠仁「え、里田さんにも見えてんの？」
里田「は、はい、これが皆さんが言っていた？」
憂太「里田さんがクリアしてもいいってことかな」
悠仁「里田さんの能力値って？」
里田「能力値？　サイコロは三個見えますが」
悠仁「能力が全部『３』ってこと？」
憂太「里田さんは呪印者じゃないから、僕達みたいに能力値があってその数の分サイコロがもらえるわけじゃなくて、この課題に限って個数固定でサイコロが配られてるのかも」
直哉「頭数が増えるのはええことや、やってもろたらええんちゃうう」
脹相「どれでもいいなら【精神】にしよう。そうだな、石になったつもりで待ち構えて、寄ってくるのを待ってみよう」
悠仁「俺は【体力】だから、とにかく走り回って探してみる」
直哉「俺は【敏捷】や、そうやな、走りながら、他に動く影がないか探してみる」
憂太「僕は【知性】にしてみる。好きな食べ物を持って、名前を呼びかけながら歩いてみるよ」
メルム「にゃんにゃーんにゃん」『子鼠さんの名前は『デリン』です。好きな食べ物は『牧草入りチーズ』』
里田「あの、私はどうすれば？」
憂太「えっと、行動の成否はサイコロの出目で決まるんですけど、まず行動を起こさないと結果は出ないんです」
里田「では、呼びかけながら歩いてみます、乙骨さんと同じように」
憂太「はい。やってみましょう」

[122 GM 25/07/19(土) 18:55:24]

課題「子鼠捜索」挑戦

目標値１０以上でクリア

悠仁

dice4d6=6 4 5 1 (16)

直哉

dice4d6=6 3 5 2 (16)

憂太

dice3d6=5 6 3 (14)

脹相

dice3d6=3 5 1 (9)

里田

dice3d6=4 3 2 (9)

[123 二次元好きの匿名さん 25/07/19(土) 19:59:43]

脹相と里田は1足りなかったか

[124 二次元好きの匿名さん 25/07/19(土) 21:40:15]

でも一人でも10超えればいいらしいから見つかったってことでいいのかな

[125 GM 25/07/19(土) 23:39:48]

　憂太はチーズを手に名前を呼ぶ。
　直哉が高速移動しながら捜していると、動くものがあった。それは直哉のスピードに驚いて逃げ出し、チーズの匂いへ向かう。気づいた悠仁が直哉の反対側から接近。直哉と悠仁で逃げ場を塞ぎ、憂太が足元に来た子鼠を捕まえた。
憂太「この子だよね？　よしよし、駅長さんのところへ行こうね」
脹相「そっちにいたのか」
里田「違うところ捜してました……」
　捕まえた子鼠は普通のネズミの大きさだ。憂太はこわがらせないように優しく両手で包んで運んだ。
鼠一猪駅長「ああデリン！　無事だったか！　もう大丈夫だぞ！　ありがとうございます！」
　駅長は五人のカードに機械をかざす。、するとカードが光り、ピロンと音がした。
　カードにチャージされたようだ。
鼠一猪駅長「これをどうぞ」
　渡されたのは、金属製の、何かのパーツのようだった。
悠仁「これって？」
鼠一猪駅長「特別な物です。集めてみてください。他のパーツは各駅の駅長達が持っています」
デリン「キュ、チュチュー！」
　駅長親子と別れ、プラットホームへ。
憂太「あの小さい子が、いつかあんなに大きくなるんだね」
悠仁「メルムも昔は普通の子猫サイズだった？」
メルム「みゃう！」『はい！』
脹相「仲の良い親子のようだった。再会できてよかったな」
直哉「このパーツ、集めなあかんみたいやね。調査の合間にやるしかないな」
里田「皆さんの力になれるよう頑張ります」
直哉「ほな、課題の重要性もまあ掴めたことやし、［イベント］挑戦するか」

[126 二次元好きの匿名さん 25/07/19(土) 23:42:08]

謎のパーツを手渡された
何のパーツなんだ…

[127 二次元好きの匿名さん 25/07/19(土) 23:52:02]

舞台が駅だと渋谷事変を思い出すな……

[128 GM 25/07/19(土) 23:53:31]

まだやってなかった処理をするよ

「線路」と［関係性］が結ばれた悠仁の《過去と秘密》

ここは《鋭い勘》にしておくよ

これで以降はコストなしで発動できるね

直哉は［情報収集］に挑む

［イベント］の【命運】は１５＋「［呪印］×PC人数」で２７だね

直哉ならここで判定ダイス四つ全部使うよね

［情報収集］【命運】２７

dice4d6=4 6 5 1 (16)

[129 GM 25/07/19(土) 23:55:26]

この世界では渋谷事変はこれまでもこれからも起きない……はず！
真人たちは取り込まれ済みだし、羂索は夏油の体を奪えなかったから死滅も諦めてるし

[130 GM 25/07/19(土) 23:59:38]

　直哉は手にダイスを握る。

直哉「最初やしな、サイコロは四つ全部使うたる！」

　四つの六面ダイスが転がり、止まる。

直哉「１、４、５、６か、宿命干渉で１と６変えても足りへん。【希望】を１使うてサイコロ一個足す」

　直哉は更にダイスを振る。

dice1d6=5 (5)

[131 GM 25/07/20(日) 00:01:31]

　出た目は５。イベントの【命運】を削り切るには足りない。

直哉「ちっ、もう一個足すわ、それなら確実や」

dice1d6=3 (3)

[132 GM 25/07/20(日) 00:07:41]

直哉「１・３・４・５・５・６、これの３と宿命の６を入れ替えて、ぴったり２７や！」
　イベントのカードが光り、溶け、四人に降り注ぐ。
　頭の中に、「……を集めれば」と声がした。
直哉「ふん、まあこのパーツやろな」
憂太「次は僕ですね。「公園」を調査します。公園ってどこにあるのかな？」

[133 GM 25/07/20(日) 00:12:20]

直哉【希望】７→５
宿命［１・２・３・５］

地図出すの忘れてた
今表示できる地図はこれ

[134 GM 25/07/20(日) 00:25:14]

　憂太がシートに名前を記し、「公園」と繋ぐと、シートから光が伸び、環状線の輪の内側、内回り側の駅よりも更に内側へ伸びていく。
　内側の輪、そこには公園があった。滑り台、シーソー、ブランコ、鉄棒、ジャングルジムなど、いずれも動物の姿を模している。
憂太「こんなところに公園があったんだね」
直哉「ここらへんにおるのって動物やろ？　これ人間が人間型の遊具で遊んどるようなもんやない？」
脹相「器の知識だと、人を縦に引き伸ばして腹に空洞を作り、そこに横向きに棒を渡した、昇降して遊ぶ遊具があったな」
悠仁「そんなのあんの？」
憂太「自分たちと同じ姿だから親しみを持てるんじゃないかな、でもこの遊具……」
　ここにあるのはすべて四足歩行の動物。この環状線にいるのは二足歩行の動物達。メルムや子鼠のように幼いうちは四足歩行のようだが。
　この遊具は幼い動物なのか、それとも、喋り服を着て歩く者たちとは違う、「ただの動物」なのか？
　遊ばれるために作られた動物たちの顔が、ぐにゃりと不気味に歪んで見えた……。
　それを見る心も、歪んでしまいそうに。
憂太「ま、ずい、みんな……！！」
　心に入り込もうとするか狂気、四人はそれに抗おうとする。

[135 GM 25/07/20(日) 00:28:52]

ここは人がいてはいけない場所なのか？

調べ、触れ、踏み入ろうとするたび心が軋む

ここはおかしい

特殊狂気判定　現在【命運】以上で狂気

悠仁【命運】２３　【精神】＋【知性】＝４

dice4d6=1 6 2 6 (15)

直哉【命運】２１　【精神】＋【知性】＝５

dice5d6=2 1 4 1 6 (14)

憂太【命運】２０　【精神】＋【知性】＝６

dice6d6=3 5 6 5 1 5 (25)

脹相【命運】２２　【精神】＋【知性】＝５

dice5d6=2 1 2 4 1 (10)

[136 GM 25/07/20(日) 00:31:39]

憂太はこの空間との相性が良すぎるのかな？　いや悪すぎる？

なにかを感じとりすぎ考えすぎてる？

特殊狂気表

dice2d6=6 2 (8)

[137 二次元好きの匿名さん 25/07/20(日) 00:32:07]

また憂太だけ発狂か
ダイスの数も多いけど出目も高いな

[138 GM 25/07/20(日) 00:42:00]

　考えれば考えるほど今の状況はおかしい。ここから出られないのではないか、自分たちのしていることは報われず、この終わらない環の中を回り続けるだけ。憂太はそんな虚無感に襲われた。
リカ「ゆ、憂太ぁ？」
　憂太を心配し顔を出すリカ。
憂太「……だいじょうぶだよリカちゃん、僕に何もできなくても、みんななら……」
　心が狂気に囚われている。それを自覚しながら、もがきながらも、憂太は仲間を信じた。
　自分の努力が報われないとしても、虚しいだけでも、みんななら、抜け出せる。そう願うことに心を持っていく。
悠仁「先輩？」
直哉「なんや？　またしんどいんか？」
脹相「無理するなよ乙骨。今回の、ここでの調査はいままでの災いと何か違う」
憂太「だいじょうぶ、だいじょうぶだよ、みんななら、絶対……信じてるから」
悠仁「つらいなら我慢せんでよ」
里田「あの、休んだほうが」
メルム「にゃ、にゃーんん、ななーん？！？」『え、えっとお医者様はいらっしゃいますか！？』
憂太「だいじょうぶ、この中だと僕がお医者さんみたいなものだし」
悠仁「いや反転で治せんの体の傷だけじゃん」
憂太「本当に心配しないで、リカちゃんも、戻ろう」
リカ「うぅ……」
憂太「…………（心が、無理やり狂わされる。僕達が異物だから？　正規の客じゃない？　いや、今は考えないほうがいい）」

[139 GM 25/07/20(日) 00:47:41]

ホラー系TRPGだとまずあるだろう狂気ルール発狂描写
スレ主は狂気書くの苦手だけど、今回は避けられないのでがんばるよ

……憂太達は辿り着けるかな？

[140 二次元好きの匿名さん 25/07/20(日) 01:03:10]

憂太は前回も狙われまくってたし今回は発狂しまくるしでハラハラさせられるな

[141 GM 25/07/20(日) 01:04:56]

憂太「イベントですよね、［取捨選択］にするよ」

　憂太が選択したカードが前に出てくる。

脹相「【命運】４２か、届かないな。しかし俺が持てるサイコロの最大数は三個、いまそれを待っている。ならば挑むべきか。三個全て使って、アイテム［道具］を使って、【希望】を４使おう」

悠仁「一人でやる気か！？　分担してやれば」

脹相「早いに越したことはないだろう」

悠仁「でもさ」

脹相「よほど出目が良くなければクリアはできないからな、一人でできるとは思っていないさ。頼りにしている」

悠仁「ん、わかった。次は俺がやる」

脹相「ああ」

　脹相は［道具］の使用を宣言。グラフが現れる。

脹相「ではいくぞ、俺は必要な情報を選ぶ！」

［取捨選択］【命運】４２

dice8d6=6 5 3 6 3 3 1 5 (32)

[142 GM 25/07/20(日) 01:11:30]

脹相「１と宿命の５を入れ替える。これで、３６。残りは６だな、後は頼んだぞ」
悠仁「おう」

[143 GM 25/07/20(日) 01:13:24]

だいぶ良い出目だったね
いまの宿命が高ければいけたかな

さっきの「公園」と憂太の《霊力》で［関係性］を結んでおくよ

脹相【希望】７→３
［道具］２→１

宿命［１・１・２・３］

[144 GM 25/07/20(日) 01:17:58]

［情報収集］のクリア特典使うの忘れてたから、脹相に【希望】を１返すよ
脹相【希望】３→４

[145 GM 25/07/20(日) 01:21:56]

第１フェイズ［シーン:恐怖］

判定ダイスが残ってる二人が対象ならなんとかなる

残ってない二人だとまずいのでどうにか

恐怖表を振るよ

dice2d6=5 6 (11)

[146 GM 25/07/20(日) 01:31:01]

１１『見てはいけない』

PC1体に5＋［呪印÷２］d

これは判定ダイスないところにいくとかなりまずい

対象表

dice1d6=2 (2)

[147 GM 25/07/20(日) 01:33:57]

【敏捷】が最も高いだから直哉か！

まずいぞ

出目腐れ

効果算出

dice7d6=4 5 1 5 6 3 3 (27)

[148 GM 25/07/20(日) 01:38:11]

うーん、直哉の《霊聴》で［効果算出］振り直させられるけど、どうしようか
《霊聴》使用コストが直哉の【命運】2dだから、振り直してもコストと合わせるともとより酷くなるかもしれない

[149 GM 25/07/20(日) 01:46:07]

dice7d6の最大値が４２で

期待値が出ても２４かな？　あんまり変わらない

コスト下がってない《霊聴》使うくらいならこのままのほうがマシか

次フェイズで憂太の［闇医者］で回復してもらおう

直哉【命運】２１→－６

[150 GM 25/07/20(日) 01:53:51]

　空間自体がぐわりと牙を向くような、そんな感覚があった。なにか巨大なものが通ったような。振り向いた直哉は見てしまう、それを。
直哉「ぐぅっ！？」
　直哉はうずくまる。
悠仁「直哉さん？！」
脹相「攻撃されたのか！」
　憂太は直哉が見ていたほうを睨み刀を握るが、
憂太「！　……もう、いないみたいだ」
直哉「これくらい、なんともあらへん」
悠仁「でも、【命運】すごい減ってる」
直哉「まだ事件は始まったばかりや、こんなんでぴいぴい言うてられへん」
里田「あ、あのなにが？」
メルム「にゃああ！？」『どうされましたか！？』
直哉「騒ぐなや。なんでもない、説明できひんし」
　直哉は立ち上がり、先程見ていた場所に視線を向ける。あれは、なんだったのか。
直哉「上等や、ボケが」

[151 GM 25/07/20(日) 02:01:48]

第１フェイズ終了
現状は

宿命［１・１・２・３］

悠仁【命運】２３【希望】６
アイテム:［道具］２［乗用車］１
特典：効果算出＋1d◻︎
「線路」《鋭い勘》

直哉【命運】－６【希望】５
アイテム:［乗用車］２　［専門家］1
特典：効果算出＋1d◻︎

憂太【命運】２０【希望】７
アイテム:［闇医者］２
特典：効果算出＋1d◻︎
「公園」《霊力》
発狂：２

脹相【命運】２２【希望】４
アイテム:［道具］１　［防具］１
特典：効果算出＋1d◻︎

イベント
●［情報収集］クリア
◯［取捨選択］【命運】６

[152 GM 25/07/20(日) 02:05:32]

間に合いそうになかったら選択ルール『応援』を使ってそれぞれ一回追加行動できるんだけど
どうなるかな

[153 GM 25/07/20(日) 02:13:00]

ああ、そうだ、直哉は一気に【命運】を１０以上削られたから、通常の狂気チェックと、判定するまでもなく特殊発狂

表は特殊狂気表だけ振るよ

特殊狂気表

dice2d6=1 1 (2)

[154 GM 25/07/20(日) 02:15:01]

えーっと、直哉は突然駅に関するものが大好きになってその素晴らしさを伝えたくてたまらなくなるね

これで憂太が２で直哉が１か、うーむ

[155 GM 25/07/20(日) 02:28:16]

　直哉は突然、この駅が、環状線がとても素晴らしいもののように思えてくる。
直哉「なあ、その制服ええなあ、駅も線路も最高や、こんな素晴らしいもん大事にせなあかんよ」
憂太「な、直哉さん？」
悠仁「直哉さんって、鉄道マニア？」
脹相「いやだとしても様子がおかしいぞ」
直哉「なあ、その制服余ってたら貸してくれへん？　サイズが合わん？」
悠仁「そうだよな、ここに来てからずっと冷静だったし、もし本当は鉄道大好きなのを隠してて、いままでこらえてたんだとしても」
憂太「うん、なんか、直哉さんらしくないよね」
直哉「その背負うてるもんはなにが入っとるん？　秘密？　駅の秘密でも入っとるんかなあなあ」
脹相「おい直哉、正気に戻れ」
　脹相は直哉の肩を叩く。直哉は、黙り、きょろきょろと目を動かし、右手で自分の髪をぐしゃっと掴んだ。目を閉じ眉を寄せている。
直哉「…………いま、俺なに言うてた？　なんや鉄道が甚爾君みたいに最強に思えて褒め称えてた気ぃするんやけど…………」
悠仁「楽しそうだったけど変だった」
脹相「直哉らしからぬ無邪気な笑顔だったぞ」
憂太「僕のとはだいぶ違うけど、それもこの空間のせいなのかな」
里田「いい顔してましたけどね」
メルム「んにゃにゃ？　にゃんにゃ？」『就職されますか？　お客様？』
　直哉は遠い目で天を仰いだ。
直哉「………………忘れろや」

[156 二次元好きの匿名さん 25/07/20(日) 08:09:28]

鉄道が最強に見えた、とは…

[157 GM 25/07/20(日) 10:08:41]

第２フェイズ

［シーン：邂逅］

ここで直哉の【命運】を回復しておきたいね

調査が進んだので場所表に変化があるよ

場所表

dice2d6=5 6 (11)

２・鼠一猪駅

３・牛二犬駅

４・虎三鳥駅

５・公園

６・外回り・車内

７・内回り・車内

８・線路付近

９・兎四猿駅

10・竜五羊駅

11・蛇六馬駅

12・魂七駅

知己表

dice2d6=3 4 (7)

[158 GM 25/07/20(日) 10:15:02]

蛇六馬駅で《過去と秘密》について語るだね
キーワードと［関係性］を結んでいるのは、悠仁の「線路」と《鋭い勘》か、憂太の「公園」と《霊力》だね
二回狂気に陥って、この空間により深く触れてしまってる憂太がいいかな

では合流ルールでまとめてやっていくよ

[159 GM 25/07/20(日) 10:54:05]

　蛇六馬駅、そこは西部劇の舞台風の駅だ。ホームの床は木のデッキ。その向こうには馬が繋がれていて、銃声が聞こえ、あの謎の草の塊、タンブルウィードが転がってくる。
　悠仁達の姿を見て、駅員が近づいてきた。二足歩行の馬だ。あちらにいる四足歩行の馬とは骨格が異なるように思う。こちらは服を着ていて、あちらは鞍をつけている。
駅員「ああ、お客様、どうかお願いします。無法者と早撃ち対決をして、勝っていただけないでしょうか」
悠仁「早撃ち対決？」
駅員「元はうちに来たお客様を楽しませるために雇ったガンマンなのですが、急に興奮し出して、「俺に勝って見せろ！」と銃を撃ちまくるもので困ってました。お客様が勝っていただけたら、落ち着くと思うのですが。勝利できたなら、うちの駅長からカードにチャージいたしますので」
直哉「そないな輩、倒してしまったらええんやないの」
駅員「いえ、その、……実は駅長の身内でして、穏便に済ませたく。挑んでいただけるのでしたら、改札のほうへ……」
　一礼して馬の駅員さん去っていった。
憂太「そのガンマンも、僕らみたいにおかしくさせられてるのかもしれないね」
悠仁「そうならそのガンマン自身も苦しんでるかも、助けないと」
脹相「どうしたら勝てるんだ？」
　挑もうという姿勢を見せると、カードが現れる。
悠仁「なになに、【体力】と【敏捷】と【幸運】で振って一度に全部成功、目標値は５だけど分担不可？　挑戦自体は複数人でできる、でも三つとも一人で成功、これ、何個か要求される能力があって分担できる駅もあるってこと？」
憂太「目標値は低いけど同時成功。あら観戦してる仲間が応援すると、どれかの能力値を一時的に＋１できるんだって」
脹相「それなら全員で挑むより一人に任せて他は応援に回った方がいいな。いや早撃ち対決なのだから一対一なのか？」
悠仁「早撃ち対決なら、そうだな」

[160 GM 25/07/20(日) 10:55:42]

里田「私の応援でも効きますか？」
悠仁「ああ！　応援してくれ、ん？　でも俺たちより里田さんのほうがサイコロの数多い？」
憂太「サイコロが今度も三つずつ配られるならそうだね。僕だと【体力】【敏捷】【幸運】は全部２だ」
脹相「俺は【体力】３で他二つは２だ」
悠仁「俺は【体力】４だけど【幸運】１だし」
直哉「俺も【敏捷】はええけど【体力】１やし……なんで俺の【体力】１なん？　もっとあるけど？」
悠仁「ゲーム的なステータスだから実際の能力とは違うんだと思う」
メルム「んにゃ、にゃんにゃーななー」『ぼく、自分は挑戦できないので応援します』
里田「わ、私、銃なんて撃てるでしょうか」
悠仁「そうだよな、里田さん普通の会社員っぽいし」
脹相「まずは俺たちで挑むべきだな」
憂太「うん、里田さんに負担かけたくないし、頑張ろうね」
直哉「この課題、挑戦回数に上限あるん？　……はあ」
　直哉はうつむきため息を吐く。
憂太「あ、直哉さんつらいですよね。僕が治しますから」
直哉「ああ［闇医者］あったね君……頼むわ……」
　憂太は直哉を椅子（これも西部劇風だ）に座らせ、治療を試みる。
憂太「治りますように……！」

[161 GM 25/07/20(日) 10:56:46]

できるだけ回復してほしい

［闇医者］【命運】回復

dice2d6=3 1 (4)

[162 GM 25/07/20(日) 10:58:07]

うーん低い
でもあるだけいい

直哉【命運】－６→－２

[163 GM 25/07/20(日) 11:11:15]

憂太「……あまり回復できませんでした、すみません」
直哉「まあ、ちょっとはマシになったわ」
憂太「でも……みんながこうなってるの、僕のせいかもしれないのに」
直哉「は？　どういう意味？」
憂太「僕の呪力のせいで、みんながここに引き寄せられたのかも……」
直哉「はっ！　君の呪力は確かにすごいけどなぁ、そのせいでなんでもかんでも起こりよるなんて誇大妄想や。前、虎杖君もそないなこと言うてたけど、君ら自分をでかく考えすぎや」
憂太「そっか、……ありがとうございます、直哉さん」
直哉「励ましたわけや、……ええわ。そう思いたいなら思っとき」
憂太「はい」
悠仁「直哉さん、もっと元気になってほしいな」
脹相「いつもより勢いがない気がするな」
悠仁「ああ、次は俺達ががんばり、いや脹相はさっきがんばってたから俺ががんばるわ！」
脹相「【希望】は減ってしまったがダメージはない、俺もやる」
悠仁「いいから、脹相は調査しといてくれよ！」
直哉「どこでも変わらんねぇ、君ら」

[164 GM 25/07/20(日) 11:16:29]

直哉視点からだとガチイラっとしただけでツンデレではない

ただ励ましの気持ちがまったくなかったは直哉にもわからない

ここはみんなから直哉に【希望】をあげてそれ使って【命運】回復がいいかな

悠仁【希望】６→７

直哉【希望】５→９

憂太【希望】７→８

脹相【希望】４→５

直哉【命運】回復2d

【希望】９→７

dice2d6=1 2 (3)

[165 GM 25/07/20(日) 11:19:23]

３か

期待値出ないか

直哉【命運】－２→１

これはもう一回やっておこう

直哉【命運】回復2d

【希望】７→５

dice2d6=3 4 (7)

[166 GM 25/07/20(日) 11:24:55]

よしよし期待値出た

直哉【命運】１→８

【希望】を残したいからここまでにしようか
線路の悠仁くらい出目が低ければ狂気は入らないけど、どうなるかな

[167 GM 25/07/20(日) 11:38:07]

では次は［シーン：状況］だね

また６出ないかな　状況表は６が一番いいんだ

状況表

dice1d6=4 (4)

[168 GM 25/07/20(日) 11:45:45]

　ダイスが現れ、悠仁達の前に転がる。それが示すのは４、能力値欄の【敏捷】が光り、その分のダイスがそれぞれの手元へ。

直哉「これは俺と虎杖君で［イベント］やね」

悠仁「でも直哉さん【命運】減ってるし一旦待機でどう？」

直哉「君が［取捨選択］クリアしたら挑むイベントないしどうせ乙骨君か脹相の後ろまで待機や」

悠仁「じゃ、俺やるな。［取捨選択］の残り【命運】は６だから、【敏捷】のサイコロ一個と、［道具］の一個、特典の一個で、三個で振るぞ」

［取捨選択］【命運】６

dice3d6=6 1 6 (13)

[169 GM 25/07/20(日) 11:58:55]

悠仁「よっしゃ！　宿命干渉で、６を１と変えるぞ！　これで８、クリアだ！」
　悠仁は情報を整理し、取捨選択する。
　今の自分たちに必要なのはシートに記されたキーワードの調査は当然として、各駅の課題はやはりクリアしないといけないだろう。リミット残り1の状態ではなにが起こるかもわからない、課題をこなすならリミット残り２のいまだ。そして、調査時に毎度、自分を狂わされる感覚に襲われることは確実なようだ、覚悟しなければ。調査や課題挑戦時以外の探索はいまのとこら必要ない。
悠仁「んー、なんか頭がすっきりした」

[170 GM 25/07/20(日) 12:00:00]

よしよし

宿命［１・２・３・６］

悠仁［道具］２→１

［取捨選択］をクリアすると、全員に【希望】＋１してイベント［綿密な推理］の【命運】が－２０される

悠仁【希望】７→８
直哉【希望】５→６
憂太【希望】８→９
脹相【希望】５→６

[171 GM 25/07/20(日) 12:22:38]

憂太「直哉さんは待機だから、僕の番だね」
里田「あの不思議だったんですけど、順番制なんですか？」
憂太「里田さんには見えてないと思うんですけど、自分の行動順になると、これが、えっと、ここに数字があって光るんです」
里田「なるほど、そうなんですか」
悠仁「そういや俺たち自己紹介したっけ？」
憂太「あ、そうだね、ちゃんとしてないかも」
里田「みなさんが呼び合ってるので名前は知ってますけど、そうですね、ちゃんとは……。あの、私は里田宝です。それ以外のことはまだわかりません、改めてよろしくお願いします」
憂太「乙骨憂太です。よろしくお願いします」
悠仁「虎杖悠仁、よろしくな！　里田さんたまたま迷い込んだだけの人っぽいし、事件の解決は俺たちに任せて、帰れるの待っててくれ！」
脹相「脹相だ。元の世界に戻って、記憶も戻るといいな」
直哉「禪院直哉や。あっちでは何十年経っとるとかやなければええな」
悠仁「島の逆パターン？　ありそうだけど」
里田「そうなると、私に家族がいても生きてるかどうか……」
悠仁「いやいや！　帰ってみたら数時間しか経ってないパターンかもしれないから！」
憂太「直哉さん、不安にさせたらだめですよ」
直哉「覚悟はせなあかんやろ。呪霊相手でも倒して帰ってみたら時間ズレることもある。こんな動物が二足歩行で服着て歩いて環状線運営しとる場所や、帰ったら浦島太郎状態かもしれんよ？」
脹相「確かにな。覚悟はするべきか」
メルム「ん〜にゃあ〜」『あっちの、世界』
悠仁「ん？　どうした？」
憂太「あっち、僕らの世界のこと知ってるの？」
メルム「なーうー……みゃーんー……」『知ってたような、あれ……？　……わからない……』
脹相「メルムも記憶が？」
直哉「新人やからやなくて？」
憂太「わからないならわからなくていいからね、そんな顔しないで」
　メルムはシワが浮くほど閉じていた目を開ける。
メルム「にゃああー……」『はい……』
憂太「うん、よし、この場所のこともっと知らないとね。調べよう」

[172 GM 25/07/20(日) 12:44:54]

　憂太はシートに名前を書く。
　シートから伸びた光は、公園のほうへ。追うと、光の線は公園の更に内側にあるフェンスで止まっていた。
　見上げてみるが、端は見えない。
悠仁「よじ登るのは無理か」
憂太「一周して見てみよう」
直哉「この周りを歩いてか？　俺が走ればすぐやけど」
憂太「今は僕の番なので、リカちゃんに見てきてもらいます。リカ」
リカ「はぁい、いってきまぁす」
　現れたリカは、飛んでいった。待つこと数分、反対側から戻ってくる。
憂太「おかえり、どうだった？　何かあった？」
リカ「こっちぃ」
　リカについていくと、扉があった。何かを読み取るような箱がついている。
憂太「これ、ICカードを通すのかな」
悠仁「そうっぽい、ん？」
挑戦可能な［イベント］を示すカードが浮かぶ、名は［穴掘り］。
脹相「下に穴を掘って越えろと？」
直哉「それに時間使うくらいなら、カード通したらええやろ、一回分やってるんやし通れへんか？」
　試しにカードを機械にくっつけたり、溝にスライドさせてみるが反応がない。
憂太「全部の駅を回らないといけないのかもね」
悠仁「なら、先に課題だな」
脹相「ああ。……っ！？」
　天まで届きそうなフェンス、それがこちらに向かって倒れてくるような、錯覚。
　その感覚はリアルで、避けられない、と本能が訴える。焦り、恐怖、この程度のことで？　心が、乱される。
直哉「やっぱ、………こうなるんやね」
　皆、その波に抗い、戦おうとするが——。

[173 GM 25/07/20(日) 12:47:08]

特殊狂気判定

悠仁【命運】２３　【精神】＋【知性】＝４

dice4d6=5 2 5 3 (15)

直哉【命運】８　【精神】＋【知性】＝５

dice5d6=3 1 5 5 4 (18)

憂太【命運】２０　【精神】＋【知性】＝６

dice6d6=1 6 1 5 6 4 (23)

脹相【命運】２２　【精神】＋【知性】＝５

dice5d6=4 4 6 6 2 (22)

[174 GM 25/07/20(日) 12:51:38]

直哉と憂太と脹相だ

憂太またなのか

悠仁が一回も来てないがどうかなこれ

とある事情で狂気入りやすくしてあるけど三人同時はどう書いたらいいのやら

特殊狂気表

直哉

dice2d6=5 5 (10)

憂太

dice2d6=6 5 (11)

脹相

dice2d6=4 2 (6)

[175 GM 25/07/20(日) 12:59:49]

直哉が１０、憂太が１１、脹相が６

10・緊張
　緊張でがちがちになって上手く動いたり喋ったりできない。

直哉が緊張でがちがちに！？
世界の全てが甚爾に見えてるとかかな？
四方八方の甚爾君にめっちゃ怖い顔で睨まれてたら直哉でもそうなるか？

11・忌み数
　４という数字が恐ろしい。死を連想してしまう。見たくも聞きたくもない。見聞きしたら暴れて逃げようとするだろう。

４を、死を避けたい憂太
自分の死ではなくてみんなの死
誰かが憂太に見えるダイスで４を出したり、兎四猿駅に行くとだめだね
兎四猿に行くまでに治さないと

６・未視感
　よく知っているのに見たことがない気がする。見慣れた持ち物の使い方が分からなくなり、今着ている服にも違和感がある。

脹相が見慣れたもの、穿血打てるけどなんだこれってなったりするのか
あの服をどうやって着たのかわからなくなったり

[176 GM 25/07/20(日) 13:24:21]

直哉「（な、なんやこれ、周りのもんが全部甚爾君な気ぃする、それもめっちゃ睨んどる！　どないしたらええんや！？）……あ、っ」
悠仁「直哉さん？　汗だらだらだ！　どしたん？！」
憂太「……（なんだろう、あの数字がこわい、考えるのもいやだ、あの数字を見たら、みんなが……！）」
脹相「ん……？　なんだ、この服は、見慣れているはずなのに、着慣れているはずなのに、知らない……どうやって着たんだ？　この靴も、サイズが合っているのに初めて履いた靴のように馴染まないぞ」
悠仁「脹相？　記憶喪失、じゃないよな？　知ってるのに知らない感じがするのか？」
脹相「ああ、ここもまるで知らない場所のようだ……」
直哉「いや、ここは知らん場所やろボケとんのか。……あ、……？（思わずツッコんだら、なんや、まともになったわ）」
脹相「そうだったか……、俺はそもそもまだ知らないことのほうが多かったな、そうだ、普通だな、この服も着るようになってからまだ半年ほど、いやそれなら馴染んでいないとおかしいのか？」
悠仁「あー、うん、そういうこともあるよ」
脹相「そうか……、ああ、感覚が戻って来た、もう平気だ」
憂太「みんな……（すごく平和ないつもの光景だ、でもこんなみんなでも、いつか……いやだいじょうぶかも）……うん、みんななら、それに治せるよね」
悠仁「先輩？　先輩ももしかして」
憂太「うん、またおかしくなってたみたいだ。でもみんなのやりとりを見てたら治ったよ」
悠仁「もうみんな平気なんだな？」
脹相「ああ」
直哉「みたいやね」
憂太「うん、動けるよ」
里田「みなさん、だいじょうぶなんですか？　なにかを調べるたびに様子が……」
憂太「ここを調べていくと、心が揺れて、おかしくなりやすいようなんです。でも一時的なものなので」
脹相「ああ、心配ない」
直哉「できればなりたないけどな、調べんとあかんし」
憂太「イベントだよね、［取捨選択］の特典がこうだから、［綿密な推理］で」
脹相「【命運】は元は６７だが２０引かれて４７か。俺も挑戦すべきか」
直哉「まず全部の駅で課題クリアしてから考えようや」
悠仁「制限時間が迫ってるともうできなくなる、ってこともあるかもしんないし」
脹相「各駅の課題を調べにいくか」
憂太「そうだね、いますぐなんとかしないといけない駅があるかも」

[177 二次元好きの匿名さん 25/07/20(日) 14:32:33]

ミスタ状態の憂太か

[178 二次元好きの匿名さん 25/07/20(日) 15:04:53]

毎話繰り広げられる脹相と直哉のボケツッコミ好き

[179 GM 25/07/20(日) 18:47:43]

　悠仁達はクリア済みの鼠一猪以外の駅に話を聞いて回った。

牛二犬（うしふい）駅
　この牧場のような駅では、牛が柵を壊して脱走していた。柵は新しくしたものの、まだ牛を戻せていない。
　悠仁達は二頭の犬（ウェルシュ・コーギー）にうまく指示を出しつつ、犬と一緒に牛の群れを誘導し、逸れる牛は行き場を塞いで追い込み群れに戻し、群れを柵の内側に戻してほしいと頼まれた。牛同士が喧嘩を始めたとき戦いを止めたり、牛を狙う狼から守る必要もある。
必要能力：指示出し役【精神】、群れ誘導役【知性】、逸れ牛戻し役【敏捷】護衛役【体力】。
目標値：各１２
※同時に各役割一人以上で挑み、連携を取り全員成功すること

虎三鳥（こみどり）駅
　伝統的な和風の駅。この駅には、鳥の声と翼を持つ興奮した虎（現駅長の遠い祖先）がいた。封印されていたのだが絵から抜け出してきたのだ。その姿を見事に描けたら虎を再び絵に閉じ込めることができる。虎が絵描き役を襲わないよう、抑える役も必要になる。
必要能力値：絵担当【敏捷】　虎担当【体力】
目標値：絵４０　虎３０
※複数人で同じ作業に協力して挑み合算してもいい。挑戦するたびに絵の完成度は上がる。虎をうまく抑えられず、出目で最低値を出したら絵が破壊され、やり直しになる。絵が目標値に達しても虎を抑えられなければ完成できない。

兎四猿（としえん）駅
　遊園地のような駅。ここでは四つのアトラクション、『観覧車』『コースター』『ティーカップ』『メリーゴーランド』が壊れて暴走してしまっている。修理できる者と連絡が取れず困っている。悠仁達は修理を頼まれた。
必要能力：【敏捷】＋【知性】＋【体力】
目標値：各５０
※複数人合算してもいい。一度でクリアできなくても、挑戦するたびに修理は進んでいく。すべての必要能力のこれまでの出目の合計が目標値に達したら修理完了。

[180 GM 25/07/20(日) 18:49:04]

竜五羊駅（りゅうごう）駅
　中世感ある洋風の駅。ここでは駅長である五つ頭の竜（羊毛のようなふわもこの毛が生えている）が背中に刺さった剣のせいで暴れ、駅員の小竜と羊たちが逃げ惑っていた。駅員達では駅長に敵わない。剣を抜いて落ち着かせてほしい、と頼まれた。
必要能力：引き付け役【体力】or【敏捷】＋【知性】or【精神】or【幸運】　剣を抜く役【敏捷】＋【幸運】
目標値:囮１８　剣２２
※同じ役割の者は合算可能

蛇六馬駅（だろば）駅
　西部劇の舞台のような駅。ここでは駅長の身内（甥っ子らしい）六本の蛇の尻尾を持つ馬のガンマンが「俺と勝負しろと！」銃を持って暴れている。ガンマンとの早撃ちに勝てば、鎮まるだろう。
【体力】＋【敏捷】＋【幸運】
目標値：５×３
※分担や合算不可で一度に挑戦できるのは一人のみだが、観戦している仲間が応援することでどれかに＋１のボーナスがつく

魂七鬼（たまなき）駅
　墓場のような駅。ここでは墓場から抜け出した七つの赤い火の玉（かつての強大な鬼の七つに分割された魂）が近づく者を襲っていた。鬼の駅員達は皆既に魂を抜かれ青い火の玉になりさまよっている。駅員から、代わりに七つの赤い火の玉を捕まえ墓に戻してほしいと頼まれた。
【敏捷】＋【体力】＋【知性】＋【精神】
目標値：３０×４
分担はできないが合算は可能である

悠仁「遊園地はお客さんがいないからまだ大丈夫そうで、他はどれも危険だな」
脹相「駅員が皆倒された魂七鬼が緊急性が高いのでは？」
直哉「抜けた魂は戻るやろけど、あのもこもこドラゴンにチビ竜や羊が喰われたら戻らんやろ？　俺はそんでも心痛まんけど君は？」
脹相「だめだ。早く落ち着かせよう」
憂太「虎は近づいて封印を実行するのは危なそうだけど、今はみんな遠巻きに見てて怪我してないから、膠着状態かな」
悠仁「ガンマンは銃撃ってるし、危ないよな」
憂太「牛達も狼に襲われないか心配だな」
悠仁「うーん、どこから行ったらいいんだ？」

[181 GM 25/07/20(日) 18:50:32]

どの駅を優先すべきなのか

ここを先に助けてあげよう！
と思う駅はあるかな？

[182 GM 25/07/20(日) 19:20:59]

番外編ののびのびTRPGでカードによるランダム展開＋安価で募集した要素取り入れに慣れたので
シナリオがスレ主オリジナルで改変いくらでもできるから
「こんな展開になるんじゃないか（なってほしい）」「こんな出来事（イベント）があってほしいな」と思ったら気軽に書き込んでほしい
スレ主がいいなと思ったら反映されるかもしれない

あと、第三話は時間的に今からNPC追加は無理なんだけど、このセッション終了後に第四話のNPC案募集をやってみようかなと思うので、興味がある人はセッション本編終了後も見に来てくれると嬉しい

[183 二次元好きの匿名さん 25/07/20(日) 20:23:30]

竜五羊駅かなあ
魂七鬼駅も可哀想だけど全員やられてるならこれ以上被害はでないかもだし

[184 GM 25/07/20(日) 21:51:59]

コメントありがとう竜五羊駅に行くよ

自分で各駅の状況を設定したもののどこが一番危険なのか判断が難しくなってしまったからありがたい

[185 二次元好きの匿名さん 25/07/20(日) 22:05:58]

竜五羊、次点で蛇六馬かなぁ

[186 GM 25/07/20(日) 23:23:25]

悠仁「竜五羊駅が危ないと思う。いつ取り返しのつかない被害が出るか、他の駅もその危険はあるけど一番は竜五羊だって感じた」
脹相「そうだな、急いで竜五羊駅に行き、竜を鎮め、他の駅を巡っていこう」
　悠仁達は竜五羊へ。竜は苦しみ、炎を吐いている。
駅員（小竜）「ああ！　戻って来てくれた」
駅員（羊）「たすけてくださーい！」
憂太「もう大丈夫だよ、待たせてごめんね」
直哉「で、誰が剣を抜きに行くんや？」
脹相「【敏捷】と【幸運】なら直哉だろう」
直哉「俺一人じゃ【幸運】足りひん、もう一人か二人手ぇ貸し」
悠仁「俺【幸運】１だから囮役しかできない」
脹相「俺も能力を考えると囮役だ」
憂太「僕が剣のほうに回るよ」
里田「わ、私も何か」
悠仁「剣が不安かも」
里田「ではお二人についていきます」
メルム「んにゃにゃーなあーん……みゃあ」『メルムは力になれない……すみません』
憂太「そんなことないよ、どの駅にも詳しくて案内してくれて助かってるよ」
脹相「ああ、メルムがいなければ素早く課題の場所まで移動できない」
悠仁「土地勘ないからさ俺達」
メルム「みゃあん……」『お客様……』
直哉「役割決まったんやからぐずぐずすんなや！」
悠仁「おう！　脹相！」
脹相「ああ（穿血は傷をつけてしまう。血の玉を動かして）」
　脹相の大玉転がしの大玉ほどの血の玉に竜が反応し、頭を向ける。
悠仁「（背中に意識向けさせないように）よっと！」
　悠仁は竜の攻撃でできた瓦礫を持ち上げ、高く、竜の目の高さへ投げる。それに血の玉が取り付き、内側へ入り込み、外側へ向けて圧力をかけ、爆発させる。竜の動きが止まった。
直哉「（いまや！）」
　直哉、直哉に背負われた里田、憂太、いつでも飛び出せるよう待機しているリカが竜の背を駆ける。肩の後ろ、自分では届かないのだろうところへ突き立てられた大剣。それへ手を伸ばす——。

[187 GM 25/07/20(日) 23:24:38]

囮　目標値１８

悠仁【体力】４　【精神３】

dice4d6=1 5 2 5 (13)

dice3d6=5 3 6 (14)

脹相【体力】３　【精神】３

dice3d6=4 1 3 (8)

dice3d6=2 1 3 (6)

剣　目標値２２

直哉【敏捷】３　【幸運】２

dice3d6=4 3 6 (13)

dice2d6=3 5 (8)

憂太【敏捷】２　【幸運】２

dice2d6=1 1 (2)

dice2d6=5 2 (7)

里田　【能力値】不明　？？？により固定ダイス３

dice3d6=4 2 4 (10)

dice3d6=2 3 5 (10)

[188 GM 25/07/21(月) 00:05:22]

　悠仁が瓦礫を打ち上げ、脹相が派手に血で飾って砕く。血の花火に竜の目は奪われている。
　剣が突き立った近くの毛は、隙間から漏れた血で、ふわふわが失われ赤黒く固くなっている。
　直哉と里田が剣を持ち、引く。憂太が剣が抜けていく箇所をこれ以上血が流れ出す前に反転術式で塞ぐ。
憂太「もう痛くないよ。さあ、休んで」
　炎が止まり、竜は足を曲げて腹を地面につける。
　三人は竜の背から飛び降りた。
悠仁「ふうっ、落ち着いてくれたか」
脹相「傷も乙骨が塞いだようだな。悠仁、服が少し焦げてるぞ」
悠仁「ほんとだ」
脹相「火傷はしていないか？」
悠仁「それは平気」
直哉「はあ、なんやこの剣一人じゃ持てんて、巨人の持ち物か？」
里田「お、おろしましょう下に」
　直哉と里田は剣を置く。刃には竜の血が鍔の近くまでべっとりついていて、見ていると竜の痛みの深さが伝わってくるようだった。
駅員（羊）「駅長ー！」
駅員（小竜）「き、傷は？　あれ？」
　駅員達は竜の駅長を囲む。竜は、大きな金色の眼を動かして駅員達の姿を確かめ、口を開いた。もう炎は出てこない。
竜五羊駅長「……すまなかった、痛みに支配されていたようだ。お前達も、お客様達も、危うく焼き尽くすところだった。お客様方、心から礼を言う。ありがとう」
　竜はその首を垂れ地面につける。
悠仁「いやあ、無事ならそれでいいんで」
憂太「そうですよ、頭を上げてください」
直哉「詫びる気持ちがあるんなら、もっと土に擦り付けてもろてもええで？　で、もう気ぃ済んだんなら上げてくれへん？　いつその大きい頭が持ち上がってくるかわからんと動けへんやろ。ぶつかられたら吹っ飛んでしまうわ」
脹相「その剣は誰が何故刺したんだ？」
竜五羊駅長「駅で仕事をしていたら、声がして、いきなり刺されたんです、あれは、そう、この駅が……ぐっ？！」
　竜は顔を顰める。駅員達が心配の声を上げる。
憂太「治したと思ったんですけど、痛みますか？」
竜五羊駅長「いや、そうではない。なにか、思い出さなければいけないことが……頭が」
メルム「んにゃんにゃ」『自分もなにか』
駅員達「たしかになにか、あったような」

[189 GM 25/07/21(月) 00:07:21]

悠仁「みんな何かを忘れてる？」
直哉「誰かに術でもかけられたんか？」
憂太「里田さんの記憶がなくなったのもそのせい？」
里田「関係あるんでしょうか？」
脹相「あるいは俺達も、気が付いていないだけで何かを忘れているのか？」
　皆、沈黙し、うなる。
悠仁「だめだ、忘れてることを忘れてるかもしんない。いまは次の駅に向かおう」
憂太「他の駅もみんな困ってる、急ごう」
直哉「まだチャージしてもらってへんやろ、こんなとこでボケんといて」
悠仁「そうだった、カードにチャージ！」
竜五羊駅長「チャージですね、わかりました。カードを出して待っていてください」
　駅長は駅舎の崩壊していない部分へ行き、なにかを取ってくる。
　どうぞ、と駅長が機械をかざすと、カードが光り、音が鳴る。
竜五羊駅長「これを持っていってください」
　渡されるなにかのパーツ、前とは形が異なっている。
悠仁「これくっついたり、しないな」
　鼠一猪駅でもらったパーツと合わせてみようとするが、うまくいかない。
脹相「組み合わせるのだとしても、まだ足りないのかもしれないな」
直哉「後五つやろ？　他の駅でももらうんやろし、全部揃ってから考えればええ」
憂太「次はどこの駅に行こう？」

[190 GM 25/07/21(月) 00:14:57]

竜五羊駅一発クリア
次は蛇六馬かな

最初は誰に挑戦してもらおう
必要能力は【体力】＋【敏捷】＋【幸運】で、目標値はそれぞれ５

悠仁は体力と敏捷は高いけど幸運が１
直哉は敏捷と幸運はいけそうだけど体力が１
憂太はその三つは全部２
脹相は体力３で他二つは２
里田は３
応援でステを一時的に上げられるから、出目が腐らなければ誰でも行けると思うよ

なんとなく早撃ちが上手そうで、ただ素早く撃てるだけでなく、的確に相手を傷つけずに一発の弾丸＋速攻の格闘で無力化できそうな人、誰かな？

[191 二次元好きの匿名さん 25/07/21(月) 00:22:38]

的確な早撃ちができそうなのは脹相かなあ
穿血からのイメージだけど

[192 GM 25/07/21(月) 00:49:46]

脹相だと
血の弾丸を作って、銃の発射機構と血の操作を合わせる、のはアンフェアだろうか

銃を抜いて引き金を引くところまでは勝負の領域
そこからは傷を負わせず正気に戻すためのアクションと考えればありなのかな？

あ、次スレ立てる準備はできてるので１９７くらいまでコメントして大丈夫だよ

脹相ならこういう描写がいいなってコメントも
脹相以外の四人がいいんじゃないかなってコメントも
１９７か朝まで受付中だよ

[193 二次元好きの匿名さん 25/07/21(月) 07:04:06]

血の弾丸なら相手に当たる寸前に形を変形させて拘束とかもできるかも

[194 二次元好きの匿名さん 25/07/21(月) 10:38:15]

呪術は飛び道具使うキャラ意外と少ないよね

>>188

直哉の皮肉のような優しさのようなセリフがらしくて笑っちゃった

[195 GM 25/07/21(月) 13:04:29]

それではまずは脹相に挑んでもらうことにしよう
次スレを立ててくるので続きはそっちで

[196 GM 25/07/21(月) 13:24:50]

ここまで見てくれて、コメントをくれてありがとう

次スレだよ

【閲注🎲TRPG】狩人四人の呪印感染〜第三話「無限周回駅」②〜【ホラー】｜あにまん掲示板

[197 二次元好きの匿名さん 25/07/21(月) 13:31:27]

次スレ立て乙です

[198 二次元好きの匿名さん 25/07/21(月) 14:00:05]

次スレも楽しみ
みんな無事生還できますように

[199 GM 25/07/21(月) 19:35:49]

こっちは埋めよう
閲覧、参加ありがとう

[200 GM 25/07/21(月) 19:40:07]

続きは次スレで

今回も無事エンディングを迎えてほしいな