人面獣心探偵本山のミステリークイズの時間じゃないか3 〜はっはぁーっ 二度あることは三度あると言うじゃないか〜

  • 1二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:30:14

     私は名探偵·本山
     この第3回スレを見てる君は選ばれし探偵
     この謎に挑戦するチャンスを与えられた強き名探偵

  • 2二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:32:00

    単刀直入に言おうじゃないか これから出題するいくつかのミステリー問題に答えてほしいのよっ
    まずこちらが問題編をいくつか書き込み 時間を置いて解答編を順次書き込む
    その間に君たちは自分の回答を書き込んでもいいし ただ見てるだけでもいい
    もちろん書き込んでくれたらめちゃくちゃ嬉しい

    一応言っておくと問題自体はタフ・ネタとは関係ない
    市販のショート・ミステリー集から丸パク……いや借用したネタをほぼそのまま使っている
    逆に言うとそれだけちゃんとしたネタということだ
    中にはあんまりミステリーじゃないネタもあるけどごめんなぁっ

  • 3二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:33:11

    さあ 名探偵諸君は今すぐ問題に備えろ
    犯人を失神KOするんだっ 急げっ乗り遅れるな
    推理・ラッシュだ

    ちなみにクイズの元ネタは『2分間ミステリ』シリーズ(ドナルド・J・ソボル)と『5分間ミステリー』シリーズ(ケン・ウェバー)らしいよ

  • 4二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:34:20

    ネタバレうp
    性犯罪事件の犯人は人面獣心探偵本山

  • 5二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:34:21

    割と真面目にこのスレが最近の楽しみ
    それが僕です

  • 6二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:34:43
  • 7二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:35:59

    (1 “青森”から“6時間”!?)

    「うーっ アニキ、奴は本当に殺人犯なのか……? あんな風に家族を大事にしてる奴が……?」
     その早朝、赤ん坊を抱いて家から出てきた青年を見ながらケンゴ刑事がそう言った。

     手配写真と青年を見比べながらケンゾー刑事が言う。
    「その気持ちも分かるぜケンゴ、だがな……目撃情報では確かに奴なんだ」

     極悪刑事ブラザーズは青年の黄色いスポーツカーの前に車を停めた。
     協力を要請された本山探偵と龍星助手も、青年の車の後ろに車をつけた。

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:38:02

     車を降りたケンゾーは警察手帳を示しながら青年に声をかけた。
    「A川だな……一緒に署まで来てもらおうか」

     A川青年は驚いたように自分の車の前で立ち止まり、ボンネットの上に赤ん坊を乗せた。
    「警察の人? いったい何なんですか?」

    「殺人(コロシ)の件だよ」
     ケンゾーの後を受けてケンゴが言う。
    「うーっ 昨日の晩、閉店後の居酒屋Bにあんたが入るとこを見た人間がいる……その後、死んでいる店主をその奥さんが発見してるんだ」

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:39:51

    「はあっ? そんなのおかしいだろ刑事さん、だって……」

    「危ない!」
     ボンネット上で立ち上がった赤ん坊がバランスを崩し、地面へ転げ落ちかけたが。間一髪、龍星がその体をキャッチした。
     幸いけがはないらしく、赤ん坊はボンネットの上にいたとき同様、キャッキャと笑っている。

    「探偵は推理するだけではダメなんだ 人の命を守らなければならない。よくやったぞ龍星」
     笑う本山をよそに、A川は言った。
    「何か知らないけど、俺を見たっていうのは見間違いですよ。だって、俺と子供は昨日東京にはいなかった。ずっと青森にいたんですから」

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:42:20

    「何?」
    「死んだ女房の命日で墓参りをね。ただ今日は外せない仕事が東京であるんで、昨夜から高速を飛ばして10分ほど前に帰ってきたところですよ。青森から6時間でね」

    「“青森”から“6時間”!?」
     ケンゾー刑事の口調は半信半疑、むしろ疑いの方が強かったが、A川はぴしゃりと言った。
    「何か違うという証拠でも?」

    「はっはぁーっ もちろんじゃないか、ごく簡単なことなのよっ」
     本山探偵は朗らかにそう言い放った。

    (Q1 ◇なぜウソと……?)

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:45:18

    もしかして6時間も走ってたらボンネットって熱くなってるんじゃないですか?

  • 12二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:46:06

    青森から6時間トバして来た車のボンネットって10分で赤ちゃん置けるくらい安定するタイプ?

  • 13二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:46:24

    ボンネットの上に赤ん坊を乗せられるということはボンネットが熱くないということ… お前は10分前まで高速道路を走らせていた車のボンネットをそんな短時間で冷却できるのか?

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:49:24

     えっ もう正解したんですか
     参ったなぁ 後でまとめて解答出そうと思ってたのに


    (Q1の御解答だぁっ)

    龍星「当たり前のことですよ。6時間にせよ何時間にせよ、本当にそれだけ車を走らせたなら、ボンネットは相当な熱を帯びているはず……その上に乗った赤ん坊が笑ってなどいられないほどにね」

    本山「ウム……自明の理なんだなァ……ところで子供さんは女の子かなそれとも男かな」

    A川「娘だが」

    本山「じゃあお嬢ちゃん おじさんとまた遊ぼうじゃないか 13年ほど経ったら二人っきりでなぁっ」

    龍星「……かけ値なしに人面獣心以下のケダモノだと思ったんですよ本山畜生」

  • 15二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:50:00

    なあやっぱりこの探偵捕まえようぜ

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:51:38

    はっはあ───っ 英雄色を好むと言うじゃないか コレが強い奴は推理力も強いものよ

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:53:13
  • 18二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:55:13

    >>15

    "探偵”が"逮捕される”!?

    おそらく冤罪を着せられ、逃亡しつつ自力で疑いを晴らす回だと思われるが……

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:56:30

    >>18

    さらば探偵…?

  • 20二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:56:35

    (2 宮澤鬼龍は騙されない・2)

     アメリカ南西部のその村は実に40度に達する猛暑であったが。ツアー団体の白人らと、宮澤尊鷹に案内された宮澤家ご一行(キー坊、おとん、鬼龍)はいいタイミングで村に到着したようだった。

     尊鷹によれば、その村は彼がアメリカ滞在中に世話になった先住民族の村であり、ちょうど村の若者が成人となるための儀式のクライマックスだということだった。

  • 21二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:57:55

    >>18

     本山田一中年の殺人……?

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:58:56

    (2問目・続き)

     伝統的な衣装に身を包んだ、一人の若者が荒野の彼方から村へ走ってきた。
     彼は息も絶え絶えで汗だくになって、木陰に座り込んでいる。村人が彼の体を氷袋で冷やしつつ、大きな氷をなめさせて水分を補給させている。

     尊鷹は木のカップに入った暗緑色の飲み物を村の古老から受け取り、宮澤家と観光客に示す。
    「かの若者は酷暑の荒野を40キロにわたって駆け抜けるという試練を突破したわけだが、ここからが最終試練となる。すなわち、この神聖な飲み物――各種薬草に荒野のサソリとトカゲとヘビの内臓等をブレンドしたもの――を表情一つ変えず飲み干さなくてはならない。これほど苦い飲み物をな」

  • 23二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:00:34

    (2問目・続き)

     尊鷹はカップから紙コップに飲み物を注ぎ、キー坊に手渡した。
     キー坊は飲み物に口をつけたが、次の瞬間表情をねじ曲げて吐き出した。
    「ぶっはぁ!!? にっが~~、ウンコ以下の味がする~~!?」

     静虎が咎めるように表情を固くし、紙コップを受け取った。
    「失礼やぞ熹一! 伝統的な飲み物に何を……」
     そう言って口に含んだ、次の瞬間。
    「ぶっはぁ!!? にっが~~、ウンコ以下の味がする~~!?」
     そう言って霧状に吐き出した。

     他の観光客らも何人か試したが、誰も飲み下せる者などいなかった。

  • 24二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:01:55

     そこで尊鷹はおもむろに言う。
    「これほどひどい味の飲み物……飲み干せる人間などいないだろうな」
     観光客らはうなずく。

    「だが、それを飲むのが彼らの成人の儀式。彼ら部族は皆、この儀式を通過している。嘘だと思うなら……賭けるか」

     その話に乗った観光客らとの間に、かなりの額の賭けが成立する。当然、飲み干せない方に誰もが賭けていた。

  • 25二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:03:28

    (2問目・続き)

    「飲み干せる方に……一万ドル」

     そう言って札束を放ったのは、群集から離れて壁にもたれかかる鬼龍だった。その額は観光客らが賭けた額を足した以上。
     その言葉が放たれた数瞬後。
     尊鷹から渡されたカップを手にしていた青年は、まさにその飲み物を飲み干したところだった。

     キー坊が口を開く。
    「ウ……ウソやろ こ……こんなことがあってええんか 激マズ青汁大好き健康マニアのおとんでさえ飲めんかったもんを……!?」

    (Q2 ◇鬼龍が賭けた根拠は……?)

  • 26二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:04:34

    氷を舐めることで舌を麻痺させてたタイプ?

  • 27二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:06:45

    まさか全身を冷却することで感覚を鈍らせたってわけじゃないでしょ?

  • 28二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:08:28

    氷を口に含んで味覚をマヒさせる……
    (元ネタだと反則扱いで失格になったハズ)

  • 29二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:13:21

    “酷暑地域の伝統的儀式”に”氷”!?

  • 30二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:14:24

    >>29

    インチキ…糞

  • 31二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:15:53

     は……話が違うであります
     Q1は「東京青森間は9時間ぐらいかかるはずっス 忌憚のない意見って奴っス」
    とかQ2は「推理小説の定石だ 苦くない飲み物にカップをすり替えていた……」
    「キー坊の紙コップの方に苦い薬が仕込まれていて飲み物自体は苦くなかった……」とか議論が巻き起こるはずであります
      


    (Q2の御解答だぁっ)

    鬼龍「ふんっ つまらん細工だ……氷をなめることによって冷気で味蕾(みらい)、つまり味を感じる舌の器官を麻痺させ、苦味を感じなくなった間に飲み干した……ただそれだけだ」

    「加えて言えば。おそらくこの儀式自体長い伝統があるものではなく、現代に創作したパファーマンスだろう。舌を冷やすための氷が簡単に手に入るようになってからのな。冷凍庫のない時代、酷暑のアメリカ南西部で氷を夏まで保存することはできまい」
    「ふんっ……お前の入れ知恵か尊鷹。いつもこんなパフォーマンスで観光客から小銭をむしり取っているのか?」

  • 32二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:17:21

    鷹兄はそんな知恵回らないと思うんだよね 自分だけ普通に飲み干しそうなんだ

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:17:22

    (A2の続き)

     尊鷹はむしろ胸を張る。
    「それの何が悪い」
    「彼ら先住民は嫌というほどむしり取られてきた……土地を 財産を 文化的自由を 生き方を」
    「その一部を返してもらって何が悪いのだ」
    「だが、賭けは賭け……お前の取り分は渡そう」

  • 34二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:18:59

    (A2の続き)

     鬼龍は渡された札束を手に、先住民らの出した屋台が並ぶ祭り広場を練り歩く。
     熹一へと札束を放った。
    「熹一! それで買い占めてこい、ここらの屋台全部……食い物でも土産物でも」

    「鬼龍……」
     驚く尊鷹から鬼龍は顔をそむけた。

    「勘違いするなよ。同情したわけじゃあない、小腹がすいただけよ。ふんっ 貧相な村だ この暑いのにガリガリ君も売ってないのか」

    「すまないな、代わりに冷たい飲み物でもどうだ」

     渡された飲み物を口にした次の瞬間、鬼龍は盛大に中身を吹き出した。
    「ぶっはぁ!!? にっが~~、ウンコ以下の味がする~~!?」

    (~アナザーサイドオブ鬼龍 宮澤鬼龍は騙されない・2 完~)

  • 35二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:22:25

    >>32

    「そこが尊鷹の恐ろしいところなんですよ」

    「お前が尊鷹の何知ってんねん!」


    バキッバキッ 我が名は(略)

  • 36二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:26:49

     ふんっ マネモブどもの推理力にはクールな俺もたじたじなんだよね
     今回のラスト問題だぁっ しっかり受け止めろよっ


    (3 “テニスボール”が“外交問題”!?)

    「これ、絶対に探偵のやる仕事じゃありませんよね」
     龍星は何度目かのその言葉を口にした。

    「ああそうだ、ついでに言やあ刑事の仕事でもねえよ。そう言いたい気持ち分かるぜ、だが……誰かがやらなくちゃならないんだ。しかも俺たちが、な」
     ケンゾー刑事は何度か繰り返した言葉をまた言った。
    「もう一度説明しよう。C国高官と日本政府要人との会談が行なわれるわけだが、その前に両国の親善を深めるためと称してテニスの試合が行なわれる。C国高官と日本の要人自身によってな」

    ケンゴ刑事が口を開いた。
    「うーっ それ自体はいいんだ、高官も要人もテニス経験者だし、それで話が合って会談が実現したらしいんだ。だが……」

  • 37二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:27:07

    話にオチを付けて笑わせる小賢しさには好感が持てる

  • 38二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:27:42

    Q1は「東京青森間は9時間ぐらいかかるはずっス 忌憚のない意見って奴っス」
    黄色い"スポーツカー"と描写されてるからそういうツッコミに対して予防線張ってると思ったんだよね

    Q2は「推理小説の定石だ 苦くない飲み物にカップをすり替えていた……」
    (仮にも推理モノで)それはダメだろっ
    「キー坊の紙コップの方に苦い薬が仕込まれていて飲み物自体は苦くなかった……」
    観光客で飲み回すうちに苦い薬の薄い部分に当たる人が出ると思うので無理です

  • 39二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:30:51

    (3問目・続き)

     ケンゾーはうなずく。
    「だが。それを良く思わない一派が密かに手を回した、との情報が入った」
    「試合に使われるボール8個のうち1個が、細工を施されたものとすり替えられたんだ」
    「ほんのわずかだが普通のものより重く、重量バランスが片側に寄ったボール……まともな試合にはならず、取材陣の前で両者が恥をかくだろう」

     本山がうなずいた。
    「なるほど、そのこと自体で会談が中止になったりはすまいが。その高官は非常にプライドが高い一方、多方面にコネがありC国K党内でも特に力を持った人物だと聞いている……彼に恥をかかせて、今後得があるとは思えないのよ」

    「なんだかもうメチャクチャだな」
     何度目かのため息をついて龍星が言う。
    「で? そのボールをまともなものに替えればいいんでしょう?」

  • 40二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:33:04

    (3問目・続き)

     ケンゾーは重々しくうなずく。
    「だが、いくつか問題があってな。まず、偽ボールは本物よりわずかに重いが、ごくわずかな差だ。手に持って分かるようなものじゃない」
    「次に、職員に扮してテニスボールを保管している部屋まで行く算段はついたが。警備が厳しく荷物を持ち込むことはできない、どうにか『テニスボール1個』なら隠し持てるだろうがな」

     本山はうなる。
    「ウム……つまり『8個のうち1個の偽ボールを特定して』それと正規のボールを入れ替える必要があるというわけなんだなァ。なかなか骨の折れる話なのよっ」

  • 41二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:35:22

    (3問目・続き)

    「だが悪いことばかりじゃない。高官は裁判官として勤めたこともある法務関係者でな、そのときの記念に贈られた『正義の女神像』をいつも身近に置いている。今回のように海外を訪れるときもな」

     ケンゾーの言葉を受けてケンゴが言う。
    「うーっ この女神像は剣と天秤を持った姿だが……この天秤は実際に使えるし正確に機能するんだ テニスボールをいくつか載せるだけの大きさもある。だが……」

    「そう、もう一つ問題があるんだ。忍び込める時間は短い……極秘に手に入れた警備スケジュール、その合間を縫って行動できる時間だと……せいぜい『2回天秤を使える』ぐらいだ」

  • 42二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:36:39

    (3問目・続き)

    「“8個のうち1個”の偽ボールを“2回で特定”!?」
    龍星は天を仰ぐ。
    「なんかもうメチャクチャだな。……というか、こんな限定的な条件の事件が起こってること自体メチャクチャですよ」

     本山は笑う。
    「はっはぁーっ 事実は小説より奇なりというじゃないか、何が起こるか分からないから人生は楽しいというものよっ」

  • 43二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:38:01

    (3問目・続き)

     龍星はまたため息をつく。
    「まったく、その頭の軽さがうらやましいですよ本山先生。脳みそがいったい何ミリグラム入ってるのか、その天秤で量ってみたいもんですよ」

    「……今何か言ったか龍星」

    「別に何も。ただ、どうやれば偽ボールを特定できるかはもう分かりましたよ」

    「ウム……後は忍び込んで実行するだけなんだなァ」


    (Q3 ◇どうやって偽ボールを特定する……?)

  • 44二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:40:08

    1~8までナンバリングして3個ずつ…123と456を乗せる

    ①片方が傾いた場合
    重かった方の1と2(4と5)を1個ずつ乗せる→重い方が偽物、釣り合ったら残った3(6)が偽物

    ②釣り合った場合
    7と8を1個ずつ載せて重い方が偽物

    こういうことか?ゲン!

  • 45二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:41:47

    3個×3個を天秤にのせて釣り合えば残る2個を載せて特定
    傾けば偽がある方の3個中2個を載せて釣り合えば残る1個傾けばそっちで特定でいいんスかね?

  • 46二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:46:24

    >>44

    人刺し指のゲン「えっ」

  • 47二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:49:39

    (Q3の御解答だあっ)

    ケンゴ「うーーっ けどボールは8個もあるんだぞ、どうやってたった2回天秤を使っただけで偽ボールが判るんだ……?」

    龍星「そう難しいことではありませんよ。天秤は2回も使えるんです、特定には充分です。まずボールを3組に分けるんです、『3個・3個・2個』にね」

    本山「次に『3個と3個をそれぞれ天秤に載せ、重さに差があるか量る』。後はその結果よってやることが変わってくるが、ここまでやれば後は簡単だな」

  • 48二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:51:36

    (A3の続き)

    龍星「『3個と3個が同じ重さだった場合』――その6個の中に偽ボールはないということ。つまり『残る2個のボールの重さを天秤で比べ、重い方が偽物』。偽物はわずかに重いというのは、聞いた情報の中にありましたね」

    本山「逆に、『3個と3個が違う重さだった場合』――重い方の3個のうち、どれかが偽物だ」
    「次にその3個から『2個をそれぞれ天秤に載せ、重さを比べる』。そうして重い方が偽物。もし重さが釣り合ったら、天秤に載せなかった残りの1個が偽物だ」
    「はっっはぁーっ いずれにせよ、2回天秤を使えれば割り出せるのよっ」

  • 49二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:53:42

    (A3の続き)

    ケンゾー「おおっ、なるほど! さすがだ、お前たちに頼んでよかったぜ! 後は……」

    本山「ああ。後は実際に忍び込んで、ボールをすり替えるだけなのよっ」

    龍星「よく考えたらそっちの方が問題な気もしますが……何か手はあるんですか?」

    本山「今さら何か言ったか龍星。それについては『職員に扮して忍び込む』『警備スケジュールは手に入れている』と言っていたろう。そして何か気づかないか龍星? この先生の姿に」

    龍星「え?

  • 50二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:55:38

    (A3・続き)

    (本山が着ていた道着を脱ぎ捨てると)
    (その下には黒いロング・スカートのメイド風ワンピースを着込んでいた……!)

    龍星「えっ なにっ なんだあっ」

    本山「今日私が履いていたのは袴ではなくロング・スカート……つまり忍び込むための扮装をすでに身につけていたのよっ」

    ケンゾー「うーっ C国大使館で正式採用されている職員の制服と同じもの……手に入れるのは苦労したぜ」

    龍星「えっ ちょっ まさか職員に扮して潜入するって……それ!?」

    ケンゴ「仕方ないだろ他のは手に入らなかったんだから! 時間がない、お前も早く着ろっ!」

  • 51二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:57:50

    (A3・続き)

    ケンゾー「うーっ だがな……お前たちだけを危険な目には合わせないぞ」

    (極悪刑事ブラザーズが服を脱ぎ捨てると)
    (その下にはすでにメイド服を着込んでいた……!)

    (メイド服を手に迫るメイド姿の三人)
    ケンゾー「さあ早くしろ龍星!」
    ケンゴ「うーっ 俺たちで日本を守るんだあっ メイド・ラッシュだ」
    本山「不思議だな……あれほど有能助手に見えていた龍星が 今では萌え萌えメイドキャラに見える」
    龍星「ちょ、これ、もうメチャクチャだ……い、いやああっ!!?」

    (A3・完)
    (◇メイド姿に火が着く……!)

  • 52二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:58:22

    何をやっとるんじゃあっ

  • 53二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 00:00:38

     俺はキャプテン・スレ主だぁっ これまで以上に名探偵諸君の推理がキレキレで脱帽したよ もう少し手加減してくれよ
     あと今気づいたけどA3の最後の方でケンゾー(兄)とケンゴ(うーっ 弟)のセリフが逆でごめんなぁっ

  • 54二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 00:06:49

    何だかんだでこのシリーズの読者は多いんだっ!誰か気付いたり閃けばあっ一発で解けたっな謎は
    多勢に無勢ですぐ突破されると思ったほうがいいっ!

  • 55二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 00:12:10

    推理小説の定石だ… 引っかかる部分を見つけたら後はスルスル解けちゃったりする

スレッドは7/19 10:12頃に落ちます

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