【閲注TRPG】知ラナイ家【CoC×植物トリオ】

  • 1125/07/18(金) 22:41:36

    このスレは虎杖と伏黒と釘崎をPCとしてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
    閲覧注意は発狂した時の症状やグロテスクな描写があった時の保険としてつけてるよ

    猫街シリーズという、継続キャラシ(同一世界線での三人が色んな物事を経験する)での最新作だよ
    原作軸ではない呪術も知らない一般人設定のため関係性や雰囲気などが異なっている可能性も高いよ

    今回は八重樫アキノさま作成シナリオの『知ラナイ家』をお借りしているよ
    このスレではシナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
    このスレやシナリオの感想やネタバレなどをSNSなどで言うのもやめてね。TRPGではシナリオの内容を人から見える所で話すのは厳禁だったりするよ
    今までの通過したシナリオのネタバレがこのスレに含まれる可能性が高いけど、過去スレ追ってなくても雰囲気で楽しめるはずだよ
    通過したシナリオはリンクに纏めてあるからそれを見て確認してね

    ルルブは6版を使用、ハウスルールもあるけど詳しい説明はしないのでこの卓の処理が正しいわけじゃないよ
    今回は行動安価あり、シナリオを知っている人の参加はNGで
    安価には気軽に参加していってね。安価行動のせいで即死みたいなのは絶対にしないし警告入れるから安心してね

    分からないことがあればスレ主やスレ民が答えてくれるからスレの途中で聞いてくれて大丈夫だよ

    以下、シナリオの概要

    真夏の盛り、探索者の友人が入院した。
    話を聞いてみると、どうやら精神の病で、らしい。
    見舞いに行っても反応がなく、肩を落としながら帰ってきた三人の元に、その友人からLINEがくる。
    そこにはURLが記載されており、そのURLには「幽霊が家にいるか確かめる方法」が載っていた。
    三人がそれを実行すると――――いつの間にか見知らぬ家の中にいた。

  • 2125/07/18(金) 22:42:36
  • 3125/07/18(金) 22:43:37
  • 4二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:44:00

    おつ!今回も楽しみ

  • 5125/07/18(金) 22:44:38
  • 6125/07/18(金) 22:45:40

    虎杖悠仁

    iachara.com

    伏黒 恵

    iachara.com

    釘崎 野薔薇

    iachara.com
  • 7二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:47:06

    >>6

    こんなキャラシあるんだ

    わかりやすい!

  • 8二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:54:13

    猫街シリーズ新作だ!?!!??
    めっっっっっちゃくちゃ嬉しい
    おかえりなさいお待ちしておりました……!!

  • 9二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:54:57

    猫街主さんだー!!!お久しぶりです…!!最新嬉しい…

  • 10二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:56:01

    TRPGスレだ!猫街シリーズだ!
    もしかして夏らしくホラーっぽいシナリオか?

  • 11二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 22:59:19

    猫街スレ主さんのTRPGシリーズ最新作だ!
    暫く見れなくて寂しかったから嬉しい…

  • 12125/07/18(金) 23:02:32

    真夏の酷く暑く、歩いているだけで背筋に汗が伝うような、夏らしいと言えば聞こえはいいが心地良いと言うには些か暑過ぎる、そんなとある夏の日のこと。
    三人は夏休みも直前の日曜日、三人並んで道を歩いていた。

    「大丈夫かな、田中」
    「話を聞く限り、良い状況には思えないな」
    「そりゃそうでしょ。入院、しかも精神の病だなんて」

    虎杖、伏黒、釘崎の三人はクラスメイトの田中が入院したという話を担任である五条から聞き、お見舞いに行くことになっていた。
    五条が行けと行ったわけではないが、当然心配はある。精神の病なんて聞いてはいたが、そういった兆候など見受けられなかった……ように思う。
    全てを知っている程仲が良かった、と言うわけではないが教室で同じ時間を過ごしてきた仲間だ。
    時間もあることだし、と。顔を見に行くことになったのだが――――――

    彼らを出迎えたのは虚ろな顔で宙を見ている同級生。話しかけても反応することなく、ぼーっとしたように何もない空間を見つめているだけだ。
    三人に気付いた彼の母親はしきりに感謝を伝え、頭を下げたがやはり彼は一切の反応を示さない。
    これでは精神の病であると判断されても仕方がないだろうといった状態だ。

    このような状況では三人に出来ることもなく、良かったらまた会いに来てやってと涙ながらに語る彼の母親に頭を下げながら三人は帰路につく。
    帰り道、言葉数が少なかったのは彼らなりの優しさでもあった。
    言葉を失いながらも、どうしても脳裏には無反応の友人が刻み込まれてしまっている。

    そしてそのままそれぞれが自分の家に辿り着いた、丁度その時だった。
    携帯が震え、メッセージアプリがメッセージを受信したことを主張する。
    よくよく確認してみれば、先程見舞いに行った田中からだ。

    『これのせいだ』

    そんな短い言葉と、URL。
    明らかに怪しいと分かるものだが、どうしてか三人はそれぞれの場所でそのURLを開いてしまう。

  • 13125/07/18(金) 23:10:51

    URLを開いた先、そこにはこう書かれていた。

    『霊がいるか調べる方法!
     最後まで見てから実行してみてください!
     ①目を閉じて次のことを頭の中で想像してください
     ②まず自分の家の玄関の前に立っています
     ③玄関のドアを開けて家の中に入ります
     ④家の中にある全ての窓を開けます(ちゃんと歩いて部屋を歩き回るところを想像します)
     ⑤玄関に戻ってください
     ⑥今度は開けた窓を閉めます
     ⑦再び玄関に戻ってきます
     ⑧そして目を開けてください
     もし家の中で何かに出会ったり、何かがいたりしたら、それはあなたの家にいる霊です!』

    決して長くはない文章だ。
    そしてありふれた怪しいオカルトへの誘い文句のような言葉たち。
    虎杖も伏黒も、そして釘崎も本来ならばそんな方法を試そうとは思わないだろう。
    こうして実際、友人が一人入院までしているのなら尚のこと。
    しかし三人はまるで催眠術にでもかけられたかのように、違う場所で揃って目を閉じる。

    自分の家を、想像しようとして――――何故か、三人が思い浮かべたのは全く同じもの。
    どこかのアパートだろうか、その一室。結構広めとも言えるだろうアパートの前に立っている。
    玄関に入ったところで、『それ』と目があった。

    1ダース以上の青い目が自分を見ている。
    期待や情愛に満ちた瞳に射抜かれ、目を逸らせずにそれを見返すことしか出来ない。

  • 14二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:15:53

    なんでURL開いてしまうんだ!なんで実践しちゃうんだ!
    そこからもう既に怪異っぽいな

  • 15125/07/18(金) 23:22:36

    ――――次の瞬間、ハッと目を開ける。

    なんであんなものを想像してしまったのだろうかと、少し汗の滲む額でそう思うことだろう。

    しかし、それだけでは終われなかった。


    「……え?」

    「は?」

    「なんでアンタたちが」


    それぞれの自宅に帰り着いていたはずの虎杖、伏黒、釘崎の三人は顔を見合わせる。

    何故三人がここに居るのか、それも当然の疑問であるが問題がもう一つ。

    三人が立っていたのは自分たちの自室、などではなく――――先程想像していたどこかのアパートの玄関だったのだから。


    〈SANチェック〉1/1d3(成功でSAN-1/失敗でSAN-1d3の意。名前の後の()内の数字以下で成功、()内の数字よりも大きいと失敗)

    虎杖(85) dice1d100=78 (78)

    伏黒(82) dice1d100=54 (54)

    釘崎(90) dice1d100=8 (8)

  • 16二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:26:03

    期待や情愛に満ちた瞳なの怖…
    SANチェックは全員成功だ

  • 17二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:28:41

    瞬間移動?
    想像したアパートと同じ場所ってことは「それ」もここに居そうで嫌ァ

  • 18125/07/18(金) 23:38:12

    〈SANチェック〉
    【成功】虎杖:85→84、伏黒:82→81、釘崎:90→89

    幸か不幸か三人はよく分からない事態に慣らされている。
    猫耳が生えたりだの、動物になりかけたりだの、知らない所で目覚めたりだの、その他諸々。
    そのおかげもあってか取り乱すようなことはなく、顔を見合わせた次は情報共有と相成った。

    「アンタたちも見た?」
    「見たしやった」
    「十中八九それが原因だろうな」

    互いにスマホを見せ合えば、ふと気付く。
    どこか分からない場所といえど、一応は普通のアパートに見えるというのに彼らのスマホはここが圏外であると示している。
    更には時間表示もモザイクがかかったようにバグってしまっており、どこからどう見ても「ここなんか変!」という状況だ。

    「電話も……無理ね」
    「ネットもやっぱ駄目っぽい」

    伏黒が玄関の扉に手をかけるも、閉まっているそこは開く気配がない。
    どうにも閉じ込められている、らしい。

    見える範囲にあるものは鏡と、靴箱、そして開かなかった玄関の扉。
    そして家の中だというのに、どうしてか三和土には大きな水たまりがあった。

    探索場所【鏡/靴箱/玄関扉/水たまり】

    ≪どこを探索する?≫【安価】を頭につけてね
    ①探索場所の指定、全員同じでもバラバラでも(必須)
    ②会話内容の指定(あってもなくても)
    ①の指定と②は希望があればどうぞ、先着三名から🎲

  • 19二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:48:18

    【安価】
    ①虎杖→靴箱、釘崎→玄関扉、伏黒→水たまり
    ②夢で変なの見なかった?

    うーんホラーみが強くて怖い!

  • 20二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:50:43

    【安価】
    鏡を虎杖、靴箱を伏黒、扉を釘崎で

    水たまりは怪しいし見える範囲の探索だからそれ以外は効率よくいけそうかな…?

  • 21二次元好きの匿名さん25/07/18(金) 23:50:52

    >>19

    変なの(=オバケ?)の印象を共有する感じで

  • 22二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 00:01:30

    【安価】
    虎杖が靴箱ㅤ釘崎が玄関扉ㅤ伏黒が鏡の探索

  • 23125/07/19(土) 00:05:04

    ≪どこを探索する?≫

    1.虎杖→靴箱、伏黒→水たまり、釘崎→玄関扉。オバケっぽいものの印象を共有

    2.虎杖→鏡、伏黒→靴箱、釘崎→玄関扉

    3.虎杖→靴箱、伏黒→鏡、釘崎→玄関扉

    dice1d3=3 (3)

  • 24125/07/19(土) 00:14:21

    玄関から続く廊下には右側に一つ、左側に一つ、そして正面にも一つ扉がある。

    幻覚のような何か、アパートの一室だと思ったことが間違っていないと証明するかのように階段などは見当たらない。

    とはいえ、いきなり部屋の中に入り込むのは無謀だとも言えよう。

    三人はまず自分たちが置かれた状況を確認するべく、玄関の調査を始めた。


    「本当に開かないわけ?」


    釘崎がそう言いながら伏黒を手で払うように追い払い、手をかけるもやはりぴったりと閉まった扉が動くことはない。


    〈アイデア〉

    釘崎(75) dice1d100=23 (23)


    「伏黒が開けられないなら、無理じゃね?」


    そう言いながら虎杖は靴箱を覗き込む。そこには靴が何足か入っているのが分かった。


    「開かないって言っただろ」

    「言ってはなくね?」


    〈アイデア〉

    虎杖(75) dice1d100=7 (7)


    〈目星〉

    虎杖(91) dice1d100=50 (50)

  • 25二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 00:16:55

    みんな出目がいい!優秀ですね

  • 26125/07/19(土) 00:24:05

    〈アイデア〉

    【スペシャル(技能値1/5以下)】虎杖、【成功】釘崎

    〈目星〉

    【成功】虎杖


    釘崎が扉を改めて見れば、不自然なことに気付く。

    普通、玄関扉の内側に無いものがそこにはあった。それは――――鍵穴だ。


    「なんで内側に鍵穴があるのよ」


    そして靴箱を覗き込んでいた虎杖は靴箱の中にある靴が男性ものの靴、女性ものの靴、そして幼い女の子の靴があることが分かる。

    どうやらこの家は三人家族が暮らしていたようだが、靴箱の上に埃が積もっていることが気になった。

    まるで長い間放置されていたような、と。そう思うことだろう。

    靴箱から玄関扉へ視線を映そうとしたその時、父親のものらしき靴の中に何かが入ってることに気付き、躊躇なくそれを取り出した。

    それはメモのようで、そこには「はめつはとつぜんやってくる」だなんて物騒なことが書かれていた。


    「……なんか変なメモあったけど」

    「よく人の家の靴に手を突っ込めるわね。ドン引きよ」

    「そういうこと言ってる場合じゃなくね!?」


    と、そんな会話をしている二人とは裏腹に周囲を見回していた伏黒が視線を向けたのは鏡だ。

    当然そこには自分の姿が映っている――――のだが。後ろにひとりの少女が立っているのも同時に見える。

    否、少女らしき誰かの足元だけが背後に見えていた。


    〈SANチェック〉0/1d2

    伏黒(81) dice1d100=65 (65)

  • 27125/07/19(土) 00:27:35

    〈SANチェック〉

    【成功】伏黒:減少なし


    そこには何もないはずだった。

    実際、虎杖と釘崎の暢気なように聞こえる会話が伏黒の耳にも届いている。

    だからこそか伏黒は冷静に鏡を見つめることが出来ていた。

    例えそこに有り得ないものが映っていた、としてもだ。


    〈POW×5〉

    伏黒(14*5,70) dice1d100=24 (24)

  • 28二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 00:28:33

    田中がこの家のせいで精神の病になったって言うならここでSAN値が大きく減るようなことでも起こったんだろうか

  • 29二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 00:29:53

    ホラーっぽくなってきた…!
    トイレ行っときゃよかった

  • 30125/07/19(土) 00:35:44

    ぐらりと、一瞬頭が揺さぶられるような感覚に襲われた気がした。

    目の前にあるのは鏡だ。鏡。そう、自分の背後が見える。

    先程まで見えていた少女のようなものの姿はもう無い。

    なのになぜ、自分の背後にまだ何かが見えるのだろうか。


    dice1d6=1 (1)

  • 31二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 00:36:50

    内側に鍵穴?外から鍵をかけられる構造?
    スペシャルで得た情報も不穏でコワイしこれはなんのダイスだ

  • 32125/07/19(土) 00:38:42

    ・・

    それは肌色の何かに見えた。

    よく目を凝らすと、それは何枚もの「肉」で着飾った、この世のものとは思えない何か。

    聞こえるはずのない粘着質な音が聞こえてくる気さえする。

    それが伏黒の背後、すぐ傍ではなく遠くにチラつく。


    慌てて振り返れば、そこには何もない。しんと静まり返った廊下があるだけだ。


    〈SANチェック〉0/1d2

    伏黒(81) dice1d100=12 (12)

  • 33二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 00:42:57

    伏黒冷静だ強い
    これダイス的に6種類くらいこんなのが家の中にいたりする?

  • 34125/07/19(土) 00:44:32

    存在しない何かだ、と。伏黒は自分の見たものを脳裏から消し去るように目を瞑る。
    そして伏黒が再び瞼を持ち上げれば、丁度虎杖が釘崎に自分が見つけたメモを見せている所だった。

    「俺達明らかに脅されてね?」
    「そもそもいきなり知らない所に連れて来られてる時点で論外よ」
    「またゲームマスターが現れたり?」
    「あんたこそ鳥になっても知らないわよ」

    あまり冗談にならないような冗談も飛び交う中、黙り込んでいる伏黒に気付いたらしい二人は揃って伏黒を見た。

    「どうかした?」
    「変なものでも見つけたわけ?」

    そう問われても文字通り変なものを見た、とは正直言いにくい部分もある。
    言いたくないわけではないが、伝えるにしろどうやって伝えようか。
    じっとりと嫌な汗で湿った掌を隠すように握りながら、伏黒は一つ溜息を吐いた。

    探索場所【鏡☑/靴箱☑/玄関扉☑/水たまり】
    追加【右の扉/左の扉/正面の扉】

    ≪どこを探索する?もしくは情報共有する?≫【安価】を頭につけてね
    ①探索場所の指定、全員同じでも二手に分かれてもバラバラでも
    ②会話内容の指定(①で場所指定して探索する前に、という指定もアリ)
    ①と②は同時指定可能、先着三名から🎲

  • 35125/07/19(土) 00:48:53

    まだ安価出揃ってないけど今日はここまで、三連休でガンガン回していって完走させる予定だからよろしくね

  • 36二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 01:06:53

    【安価】
    ①ホラゲーとかで扉開ける瞬間怖いんだよね…とりあえず三人で水たまり
    ②それぞれ鍵穴とメモと鏡の中の怪異みたいなものの情報共有しておくか…
    鏡になにか映ったように水たまりに何かが映るってこともあるかもしれんし一応①の前に

  • 37二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 05:53:32

    【安価】
    水たまりを三人で探索
    メールに書かれた内容をやったとき何か見たか

    三人揃って同じもの見てるのかバラバラなのか

  • 38二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 08:55:26

    【安価】
    釘崎 右の扉探索
    伏黒 左の扉探索
    虎杖 正面の扉探索

  • 39125/07/19(土) 13:04:43

    ≪どこを探索する?もしくは情報共有する?≫

    1.全員→水たまり。探索の前に情報共有

    2.全員→水たまり。田中からのメッセージを実行した時に何かを見たかの確認

    3.虎杖→正面の扉、伏黒→左の扉、釘崎→右の扉

    dice1d3=2 (2)

  • 40125/07/19(土) 13:19:29

    とりあえずはと、伏黒は自分の見たものを告げずにいることにした。

    自分が見たものが何かも分からない以上、必要もなく二人を怖がらせたり怯えさせるのは伏黒の本意ではない。

    だが一つ、先程見たものとはまた違うが変なものを見たことを思い出す。


    「ここに来る前、霊がいるか調べる方法を試したか?」

    「メッセで届いてたURLのヤツよね。試したわよ。試そうなんて思ってもなかったのに、不自然に」

    「その時に……何か見たか」


    伏黒が少しぼかしながらもそう言えば、虎杖は「あぁ、わらわらと居た青い目っぽいの?」と答える。


    「居たわね。悪意ってよりも……何かしら、気色悪いことには変わりないけど、何かこう……期待されているかのような」

    「そういやここってその時見た玄関と同じ、だよな」

    「ってことはあれが居るかもしれないってことよね」


    もう一度改めて周囲を見回しても、あの青い目が視界に入ることはない。

    今は居ないのか、それともここには居ないのか、判断はつかないが全く関係がないと考えるのはあまりにも楽観的過ぎるだろう。


    「出るためにも中に入らないといけないってことよね、これ」

    「だよなぁ……」


    なんとなく気は重い。それでもパニックにならないのは一人ではないからということが大きい。

    いつまでも玄関でぼーっとしているわけにはいかない。三人それぞれ溜息を吐きながら、中に入ろうとしたその時。

    三和土にある水たまりに自然と視線は向く。

    理由は足を濡らさないように気を付けようとしたからだったり、違和感を覚えたからだったり、邪魔だと思ったからと理由はそれぞれであったが、ほぼ同時、三人は水たまりに映る自分と目があった。


    〈POW×5〉

    虎杖(17*5,85) dice1d100=81 (81)

    伏黒(14*5,70) dice1d100=93 (93)

    釘崎(16*5,80) dice1d100=67 (67)

  • 41二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 13:22:56

    1ダース以上の青い目だもんな
    やっぱこのアパートわらわらいるのか嫌だな

  • 42125/07/19(土) 13:24:39

    ぐらりと、一瞬頭が揺さぶられるような感覚に襲われた気がした。

    虎杖と釘崎にとっては初めてのもの、そして伏黒にとっては先程味わったばかりのもの。


    水たまりは彼ら三人の姿を映し出している。

    そこに映るのは当然、自分たちとこの玄関の様子でしかないはずだというのに。


    虎杖 dice1d6=5 (5)

    釘崎 dice1d6=1 (1)

  • 43二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 13:27:19

    釘崎のはさっき伏黒が見たのと同じか?
    虎杖は新種を見てしまいそうだな

  • 44二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 13:29:14

    POW×5に成功すると見えちゃうんだな
    皆そこそこ高いからガンガン目撃していきそうだ…

  • 45125/07/19(土) 13:32:06

    虎杖は見た。

    水たまりに映る、黒い靄のような人物のようなものを。

    焦げたような、靄のようなそれは、にやにやと自分を嘲笑っているような気がした。


    釘崎は見た。

    水たまりに映る、肌色の何か。生々しくグロテスクな肉を纏うこの世のものとは思えないものを。

    顔のようなものは見えない。だがそれと確かに目があったような気がした。


    三人共に息を飲む。水たまりに映る、あるはずのないものを見て。

    虎杖と釘崎は遠く背後に見えた、それを。

    そして伏黒は――――先程と同じものが、少しではあるが自分に近付いているような気がして。

    ゾッと心が冷たくなる。

    青い目ではない、何か。新しい何か。

    そして――――自分たちを見ている何か、だ。


    〈SANチェック〉虎杖・釘崎は0/1d2、伏黒は0/1d3

    虎杖(84) dice1d100=18 (18)

    伏黒(81) dice1d100=92 (92)

    釘崎(89) dice1d100=76 (76)

  • 46125/07/19(土) 13:36:55

    〈SANチェック〉

    【成功】虎杖・釘崎:減少なし

    【失敗】伏黒:81 - dice1d3=2 (2)

  • 47二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 13:38:41

    夢の中で見た青い目のなにか達とは別物?こっちは目なさそう?
    伏黒さっきは冷静だったけど今回はダメか近づいてきてるのホラーだ

  • 48125/07/19(土) 13:45:38

    虎杖と釘崎はほぼ同時に後ろを振り向くが、そこには何もない。
    あれが背後に居た方が良いのか、それとも居ない方が良いのか、そんな判断はつきようもない。
    だが伏黒は小さく息を吐き出しながら、確実に近付いて来ていた何かのせいで心臓が騒ぎ出す。
    あれは自分を、もしくは自分たちを追って来たのではないかと、そんな想像が胸に過ぎる。
    気付かぬ間に真後ろに立つそれが自分の腕を掴み――――と、そう思わず考えてしまえば肌が粟立った。

    「今変なもの見えなかった?」
    「見えたわね」
    「あれ何?」

    三人同じものを見ていたこともあり、互いの異変には気付きやすい。
    そうなれば当然、伏黒の異変にも気付く。

    「何って、俺にも分かんねぇけど……なんだろ。なあ、伏黒は何か変なもの見た?……伏黒?」
    「ちょっと、まさかあれくらいでビビってるんじゃないでしょうね」
    「……さっき鏡を見ていた時にも同じものが見えていたんだが」
    「言えって!」
    「言いなさいよ!」
    「今もう一度見えた時、近付いて来ていた……気がする」

    伏黒がそう言えばしんと静まり返る。虎杖と釘崎は互いに顔を見合わせた。

    「……それって私たち追いかけられてる、ってこと?」
    「マズくね?」
    「こんな所に連れて来られてる時点でマズくないわけないでしょ」

    勿論、このような訳の分からない所には長居したくはない。
    だがそれに加えて自分たちを見ている、もしくは近付いてきている何かからも逃げなくてはならない――――のだろう。

  • 49二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 13:47:43

    この家に元々住んでたっぽい家族はどうなったんだろう
    扉の向こうがそれぞれの部屋だったりするのかな

  • 50125/07/19(土) 13:59:54

    「いつまでも玄関に居るわけにもいかない、ってことね」

    玄関から続く廊下、そこには左右と正面に扉がある。
    おそらくは部屋に繋がっているのだろうが、一体なにがあるのだろうか。

    「さっさと鍵を見つけてここから出るべきね」
    「鍵って玄関の?」
    「内扉に鍵穴があるなら、部屋の中に鍵があるかもしれないでしょ?」
    「そういや『はめつはとつぜんやってくる』らしいけど」
    「なんだそれ」
    「靴箱の靴の中に入ってたメモ。多分この家三人家族、両親と女の子が住んでたっぽい?」
    「俺たち以外に誰かいるのか?」
    「そこまでは分かんねぇけど……あ、でも靴箱の上に埃積もってたから暫く人の出入りがないのかも?」
    「それでなんで私たちがこの家に連れて来られてるのよ」

    第一目標はここからの脱出。それに必要なのは玄関の扉を開ける鍵。
    本当にあるかどうかはまだ分からないが、それでも探す価値はあるだろう。

    「何回目だっけ、こういうワケ分からん目に遭うの」
    「考えたら負けな気がするわ」

    三人が廊下を歩いていくと、まず右側の扉にかけられたプレートが目に入る。
    「パパとママの部屋」と子供が図画工作の授業で作ったような、モザイクのような装飾のされたプレートだ。
    扉には鍵がかけられるようになっているようで、ドアノブは動かない。
    玄関の扉と同様に、鍵を見つけなければ部屋の中には入れないようになっているらしい。

    「ここも鍵かかってんの?」
    「中から物音も……聞こえないな」
    「両親の寝室ってことなんでしょうね」

  • 51125/07/19(土) 14:12:04

    左の扉には「お風呂」とモザイクタイルで書かれたプレートがかかっている。
    この扉には鍵穴もなく、そして中から音もしない。
    開けようと思えば開けられるだろう。

    そして最後、正面の扉はおそらくリビングへと繋がるものだろう。
    プレートなどはかかっていないし、鍵がかかるような作りの扉でもない。
    こちらも変わらず、中から物音がするというようなこともない。

    「こっちには普通に入れそうね」
    「風呂とリビング?」
    「誰かが居るってことは無さそうだが」
    「居たらとりあえずぶん殴ってから話を聞くのが正解ね」
    「俺達みたいに連れて来られたかもしれねぇのに?」
    「疑わしきは罰する、よ」
    「罰せず、だろ」

    探索場所【鏡☑/靴箱☑/玄関扉(施錠中)☑/水たまり☑】
    追加【右の扉(施錠中)☑/左の扉(風呂)/正面の扉(リビング)】
    (☑済の所は新情報は現在出ない、の意)

    ≪どこを探索する?もしくは会話する?≫【安価】を頭につけてね
    ①探索場所の指定、全員同じでもバラバラでも
    ②会話内容の指定(①で場所指定して探索する前に、という指定もアリ)
    ③行動の指定(〇〇をしたい、○○しないようにしたいなど)
    ①~③は同時指定可能、先着三名から🎲

  • 52二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 14:14:31

    【安価】
    みんなで左の扉を探索

  • 53二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 14:15:38

    【安価に】
    釘崎伏黒がリビング、虎杖が風呂を探索

  • 54二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 14:17:23

    【安価】
    三人で左の扉

    風呂絶対鏡あるし水場なのホラーで怖い

  • 55125/07/19(土) 14:17:44

    シナリオを知っている人のネタバレは困るけどシナリオについての考察や相談はドンドンしてね
    感想とかも有難く思ってるよ。TRPGスレ怖くない怖くなーい

  • 56125/07/19(土) 14:21:33

    ≪どうする?≫

    1.全員→左の扉(風呂)

    2.虎杖→左の扉(風呂)、伏黒・釘崎→正面の扉(リビング)

    3.全員→左の扉(風呂)

    dice1d3=3 (3)

  • 57二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 14:32:06

    わーいスレ主の新卓だー!!
    風呂にお湯張ってあったりしたらまた水面越しになんかと遭遇するのかな
    埃積もってるような家の風呂が満タンなのもおかしいけど

  • 58125/07/19(土) 14:37:30

    おそらくリビングの方が広い……はずだ。

    それに加えて先程変なものが見えたのは鏡と、そして水たまり。

    どちらも風呂場に縁が深いものだ。一番警戒して然るべきなのかもしれない。


    「とりあえず……ここ見てみる?」

    「無視するわけにはいかないわよね」

    「気を付けろよ」

    「気を付けてどうにかなるもん?」


    どうにかなるかどうかは分からないが、気を付けるべきところは気を付けた方が良いに決まっている。

    恐る恐るというように虎杖が扉をゆっくり開け放ったがそこには異変を感じるようなものなど何もないように思えた。


    「お、大丈夫そう?」


    そして虎杖が半分程度開いていた扉を完全に開けば、そこにあって当たり前のものが視界に入る。

    扉を開けた先、そこにあるのは浴室へと続く扉が見える脱衣所だ。

    つまりはそう、浴室だけではなく脱衣所にも鏡があるのは当然のこと。


    〈幸運〉

    虎杖(85) dice1d100=75 (75)

    伏黒(70) dice1d100=24 (24)

    釘崎(80) dice1d100=71 (71)

  • 59125/07/19(土) 14:47:00

    〈幸運〉
    【成功】全員

    予想は出来ていたこと、というのもあり三人は上手く脱衣所の鏡から目を逸らす。
    とはいえ、ずっと鏡から目を逸らしていて大丈夫かも怪しいため、あくまで見ようと思っていないのに見てしまった、ということを防いだということでしかないのだが。
    恐る恐る足を踏み入れるも、急に何かが襲い掛かって来るというようなこともない。

    「……何もない、わよね?」

    足元に水たまりがあったりもしないし、目に付くような何かがあるわけでもない。
    鏡を見ないように辺りを見回してみても、やはり気になるものはなかった。
    脱衣所らしく棚に収まったタオルなどが目に入る。

    「ない、よな?」
    「……待て」

    伏黒の制止の声が響く。顔を顰めた伏黒が見つめるのは浴室へと続く扉。
    確かに脱衣所には何もない。だが浴室へと続く扉の方から何とも言えない臭いがすることに気付く。
    その正体に気付いた三人はぎくりと体を強張らせた。
    これは――――血の臭いだ。生臭いだけではなく、なんとも不快感を煽るような臭気。
    それが閉め切ってあるはずの浴室の扉の向こう側から漂ってくる。

    ≪どうする?≫【安価】を頭につけてね
    ①浴室に入るor入らない、全員同じでもバラバラでも
    ②会話内容の指定(①で場所指定して探索する前に、という指定もアリ)
    ③行動の指定(〇〇をしたい、○○しないようにしたいなど)
    ①は必須。②と③は同時指定可能、先着三名から🎲

  • 60二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 14:50:52

    絶対SAN削られるもんあるじゃん!生贄一人だけに見させるのは可哀想すぎるが全員で見ても…
    入らないって選択肢もありなのか

  • 61二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 14:55:14

    【安価】
    全員で浴室に入る

  • 62二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 14:58:34

    【安価】

    ①dice1d3=1 (1) (1虎杖2伏黒3釘崎)が代表して特攻

    ③残りの二人が気をしっかり持って脱衣所の鏡チェック

    安価で即死みたいなのはないって言ってたし!

  • 63二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 15:10:50

    【安価】
    浴室に入る
    皆で入れば怖くない!鏡チェックもさせようかと思ったんだけど複数回見てる伏黒の様子が気になって保留…

  • 64125/07/19(土) 15:15:27

    ≪どうする?≫

    1.全員→浴室

    2.虎杖→浴室、伏黒・釘崎→脱衣所の鏡

    3.全員→浴室

    dice1d3=3 (3)

  • 65二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 15:27:11

    おっ三人一緒か…情報共有するかどうかの判断が省けるなヨシ!

  • 66125/07/19(土) 15:27:36

    明らかに異臭がすると気付いた時、虎杖と伏黒は目配せをした――――のだが。

    「私も確認するわよ」

    そういった釘崎が真っ先に扉に手をかけたのを見て、慌てて二人はその手を止める。

    「ちょい待ち!!」
    「待たないわよ。一人だけ見るな、なんて庇われて私がありがとうなんて言うと思ってるわけ?」

    虎杖と伏黒は当然そのように思っているわけではないが、それでも見ない方が良いものは見なくて良いのではないかとも思ってしまう。

    「アンタらだけに任せて見過ごしたものがありました、なんて馬鹿らしいことがあったらどうするわけ?」

    信用していないから飛び出す言葉と言うよりは庇われることを是としない釘崎らしい言葉であろう。
    物理的にそうせざるを得ない、適材適所ならまだしもこういったことで庇われる程に弱いように思われるのは心外だとでも言いたげだ。
    そんな釘崎をどうしようとふたたび虎杖と伏黒は一瞬視線を交わらせるものの、諦めるかのように小さく溜息を吐いた。

    「一応扉開けるのは俺がやるから」
    「何か倒れて来たらどうする」
    「エ、そういう感じ?」
    「その可能性もあるって話だ」
    「それ聞いた上で開けなきゃなんねーの?」
    「ほら、さっさと開けなさい!」
    「露骨に扉と距離取られると傷付くんだけど!?」

    色々最悪の未来は脳裏に過ぎる。
    だがやはり、一人ではないことが彼らの支えになっていた。

  • 67125/07/19(土) 15:41:48

    【グロテスクな描写アリ、注意】


    そうして少し揉めたものの、最終的にはやはり虎杖が扉を開くこととなる。

    力を入れれば然程抵抗なく扉は開き、その隙間からは濃い、腐ったような鉄錆の臭いが鼻を突く。

    目が痛くなる程のそれに顔を顰めるも、開け放った扉の先――――それはあった。


    まず見えたのは、浴槽の中にあった人のような影。

    だがよく見れば、それは変わり果てた姿であることが分かるだろう。

    膝を緩く曲げて浴槽に座った女性らしき人物が下半身と手首のあたりまでを水につけている。

    そこまで水位が高くはないせいで上半身のほとんどは水から出て露わになっている。

    服は着ているが、問題はそこではない。

    水に浸かってふやけた皮膚が水に浮かび、死後数日は経っているだろう死体は見るに堪えないもの。

    どろどろに溶けかけたそれは悍ましさを強く感じてしまう。

    単純な血の臭いだけではない腐敗臭。風呂場の水は濁っており、血の臭いの原因はこれだろう。


    中々直視する機会などない、五感全てを刺激する生々しい人の死の気配がそこにはあった。


    〈SANチェック〉1/1d4

    虎杖(84) dice1d100=20 (20)

    伏黒(79) dice1d100=50 (50)

    釘崎(89) dice1d100=48 (48)

  • 68二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 15:44:23

    アッてっきり家族三人分いるかと思ったけど女性一人…?
    この先リビングとか他の扉開けるのも油断ならねぇじゃん……

  • 69二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 15:47:28

    物理で遺体があるんやな…ここで亡くなったのか運ばれたのか…
    3人のSAN値が高いのは救い

  • 70二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 15:51:25

    自分の意思だとしたらなんでこんな所にいたんだろう
    発狂してたとか何かから隠れてたとかかな

  • 71125/07/19(土) 15:52:55

    〈SANチェック〉
    【成功】虎杖:84→83、伏黒:79→78、釘崎:89→88

    それは確かに精神を揺さぶるものであった。
    だがこれより先にあるものは尋常なものではないと覚悟していたせいもあり、三人は息を飲む程度に留めることが出来た。

    「……この人、は」

    掠れた虎杖の声はそれ以上続かず、数度噎せる。
    濃厚な死の臭いは呼吸するだけで吐き気を伴うもの。
    真っ当な精神を持つものならこの場に長居したいとは思えないだろう。

    視界の端に映るのは赤く汚れた鏡。
    血をぶちまけたように、と言うにはその濃淡が不自然だ、覗き込めばその意味や理由が分かるかもしれないが。

    死後数日経っているだろうこと、そもそも腐りかけの死体を見てその致命傷や死因が分かるほどに三人は医学に精通していない。
    まじまじと死体を観察しても彼らが分かることはないだろう。

    となれば浴室をすぐに出るか、鏡の様子を確認するか。
    ここで出来るのはその程度だろう。

    ≪どうする?≫【安価】を頭につけてね
    ①浴室を出るor浴室の鏡を確認する、全員同じでもバラバラでも
    ②会話内容の指定(①の行動の前でもアリ)
    ③行動の指定(浴室を出て脱衣所の鏡の確認なども可能)
    ①は必須。②と③はあってもなくても、先着三名から🎲

  • 72二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 15:55:03

    【安価】
    伏黒 浴室の鏡を見る
    釘崎虎杖 浴室を出る

  • 73二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 15:56:04

    【安価】
    全員鏡を見る

  • 74二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 15:58:41

    【安価】
    浴室を出て脱衣所の鏡を確認

  • 75二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 15:59:50

    【安価】
    ①浴室を出る
    本当に手がかりがなくなったらまたここの鏡探索に来る感じで一回引く…

  • 76125/07/19(土) 16:01:54

    ≪どうする?≫

    1.虎杖・釘崎→浴室を出る、伏黒→浴室の鏡を確認

    2.全員→浴室の鏡を確認

    3.全員→脱衣所の鏡を確認

    dice1d3=1 (1)

  • 77125/07/19(土) 16:08:19

    やはりこんな所に長居はするべきではないと、一番に踵を返したのは釘崎だった。

    呼吸一つで肺さえも重くなるような、そんな空間。

    見た瞬間に吐瀉物を撒き散らさなかっただけ、耐えられた方だろう。

    浴室から出た釘崎を追うように虎杖もちらと遺体に視線を向けてから同じく浴室から出ていく。


    そして最後に残された伏黒は浴室から出る前、存在を主張するかのように赤く染まっている鏡に目を向けた。

    それを見た理由は好奇心か、もしくはここから出なければいけないという焦燥感か、はたまたただの偶然か。

    血に染まった鏡はよくよく見れば血文字になっている。

    自分の姿を不完全に映し出すそこには、『見てはいけない』と書かれていた。


    鏡に自分の姿が映る。赤に重なるように。

    そうして自然と視線は鏡の中の背後に向き――――


    〈POW×5〉

    伏黒(14*5,70) dice1d100=36 (36)

  • 78125/07/19(土) 16:22:44

    しかしそこには何もなかった。
    自分を追うかのように近付いて来ていた何か、肉の塊は存在しない。
    それは当たり前のことであるというのに、伏黒は少し拍子抜けしたような気分になった。

    「伏黒―?」

    浴室の半開きになった扉の向こうから虎杖の声が聞こえてくる。

    「今行く」

    そうして視線を鏡から逸らせば、『見てはいけない』と忠告のような文言が強く脳裏にこびりついていた。

    浴室から出て扉を閉めても、先程まで感じていた臭気は消えてくれない。
    今もまだすぐ近くにあるかのような感覚。だがそれを気にしてばかりでは前には進めない。

    「浴室の鏡に『見てはいけない』と書いてあった」
    「それって俺が見つけたメモみたいな感じ?」
    「でもアンタが見つけたのは『はめつはとつぜんやってくる』でしょ?」
    「そっか、俺達にどうしろって言ってるのはまた違うか」
    「これを守ることがどっちに出るか分からない」
    「見た方が良いかもしれない可能性もあるってわけね」
    「そうなると俺達が居るここ、脱衣所にも鏡あるけど……どうする?」

    敢えて全員見ないようにしていた脱衣所の鏡。
    そもそも見てはいけないものが鏡ではなく、もっと他のものである可能性はあるのだが鏡や水たまりを見て変なものが見えたのも事実だ。

    ≪どうする?≫【安価】を頭につけてね
    ①脱衣所を出て正面の扉へ向かうor脱衣所の鏡を確認する、全員同じでもバラバラでも
    ②会話内容の指定(①の行動の前でもアリ)
    ①は必須。②はあってもなくても、先着三名から🎲

  • 79二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 16:27:10

    【安価】

    ①dice1d3=3 (3) (1虎杖 2伏黒 3釘崎)が脱衣所の鏡を確認

    ②見ちゃいけないものに心当たりある?

  • 80二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 16:30:48

    【安価】
    全員が脱衣所の鏡を確認

  • 81二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 16:34:21

    【安価】
    釘崎、虎杖が鏡確認
    伏黒は脱衣所を出て正面の扉へ向かう

  • 82125/07/19(土) 16:41:19

    ≪どうする?≫

    1.釘崎→脱衣所の鏡。見ちゃいけないものの心当たりについて

    2.全員→脱衣所の鏡

    3.虎杖・釘崎→脱衣所の鏡、伏黒→正面の扉へ

    dice1d3=2 (2)

  • 83125/07/19(土) 16:53:23

    「アンタたちが見つけたメッセージを書いたヤツと私たちをここに連れて来た誰かが同じなら、従わない方が良い可能性もあるわよね」

    「もしくは俺達の前に連れて来られた誰か、……それがあの浴室に居た女性で忠告のためという可能性もある」

    「でもそれが結局どっちなのかが今の俺達には分かんないってことだよな」


    判断材料が少なすぎる。それが現時点での三人を悩ませる問題だ。

    暫し無言の時が過ぎてから、釘崎がぼそりと「虎杖、じゃんけんするわよ」と呟く。


    「なんで?」

    「アンタが勝ったら鏡を見る。いくわよ、じゃんけん」

    「ちょちょちょ!?」


    そうは言いながら虎杖は勢いよくチョキを出し、釘崎はパーを出す。

    勢いでグーを出さない所が何とも虎杖の反応速度を物語っているようだ。


    「鏡を見ちゃ駄目だったらアンタのせいね」

    「この流れでそんな責任重大なこと任せないでくんない!?」


    考え過ぎて動けなくなるくらいなら、勢い任せであっても動いた方が良い時もある。

    それが裏目に出ることもまあ……多々あるが。

    知らぬ間に巻き込まれていた伏黒も自分だけ見ないという選択肢はなかったのか、「3、2、1」と釘崎のカウントダウンに合わせて鏡に視線を向ける。

    先程のように何も起こらない可能性もあるのではと、二人よりも判断材料があった上でのやけくそではない判断であった。


    そうして三人、並んで脱衣所の鏡に視線を向ければ――――


    〈POW×5〉

    虎杖(17*5,85) dice1d100=26 (26)

    伏黒(14*5,70) dice1d100=52 (52)

    釘崎(16*5,80) dice1d100=7 (7)

  • 84二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:02:04

    鏡見ることになるまでの流れ好き
    全員成功…浴室の鏡は伏黒成功したけど何も映らなかったんだよな

  • 85125/07/19(土) 17:07:01

    「……普通ね?」
    「普通だな」
    「良いことなんだろうけど、なんで?」

    鏡には脱衣所に立っている三人の姿が映っている。
    そこには変なもの、現実には存在しないだろう何かの姿なんてありはしない。

    「『見てはいけない』ものって鏡じゃなくて水たまり?」
    「鏡に書いてあっただけで他のものを指してた可能性ってことよね」
    「玄関の鏡を見た時は変なものが見えたぞ」
    「俺達が変なの見たのって玄関の鏡と水たまり。っつーことは玄関がヤバスポット?」

    結論、よく分からない。

    「見えない方が良いはずなのに釈然としねぇ」
    「とにかく、先にリビングの方行くわよ。あっちには大量の鏡がある可能性だってあるんだし」
    「そんなことになってるなら鏡こそ見てはいけないものになるだろ」

    右の扉、玄関の扉。開かない二つの扉を開けるためにはやはりリビングの方を確かめるしかないのだろう。
    足取りは重くもないが、軽くもない。
    三人は脱衣所を出て正面の扉を開き、その中へと足を踏み入れた。

  • 86二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:13:58

    全員で見ると映らないとかでもないよな
    水たまりも全員で見たし

  • 87二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:16:51

    お父さんと娘もこの家の中にいるのかな…

  • 88二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:19:28

    変なものが映るとSAN値減るしとりあえずあんまり鏡類は見ずに鍵が早期発見された方がいいのか?
    玄関の鍵は鍵のかかってる両親の寝室の方にありそう

  • 89125/07/19(土) 17:23:14

    虎杖が扉を開けば、そこは予想通りリビングだった。
    だが物音がしないことで何かが居るとは想定していなかったのだが、目に入るのは三人の家族が机を囲んで座っている姿。
    鼻腔をくすぐるのは美味しそうなごはんの香りだ。死臭が遠ざかり、日常の気配が近付く。
    机に並ぶのはかつ丼、なのだろうか。卵と混ざった甘辛い出汁醤油のたれの香りと、カツの香ばしい香り。三つ葉の爽やかな香りまで鮮明に感じ取れるようだ。
    炊き立てらしい湯気が立ち上るご飯にさくさくのカツを甘辛い出汁醤油でとじたかつ丼。気を抜けばお腹が鳴りそうな程だ。
    幼い少女が嬉しそうに、拙くも楽し気に箸を動かして口に運ぶ。
    それを見ながら母親らしき温厚そうな女性と、父親らしき落ち着いた雰囲気の男性が笑い合っている。

    それは酷く幸せな光景だった。だが――――瞬きする間に、彼らは消えた。

    先ほど見た光差し込む温かなリビングはもうそこにはなく、荒んだように冷え切ったリビングだけが、夏の夕日の中に照らされている。
    リビングにはおおきな机、キッチン、ベランダに続く窓、テレビがある。
    また、隣の部屋に続く扉もあるようで、そこには「りっか」とモザイクタイルで書かれたプレートがかかっているのも見える。

    「……今の、見た?」
    「かつ丼……」
    「そこじゃないだろ」
    「ここに住んでた三人家族の姿、なのかしらね」

    瞬きを繰り返しても、あの空間が蘇ることはない。しんと静まり返ったリビングに三人は立ち尽くしていた。

    探索場所【鏡☑/靴箱☑/玄関扉(施錠中)☑/水たまり☑/右の扉(施錠中)☑/左の扉(風呂)☑/正面の扉(リビング)☑】
    追加【おおきな机/キッチン/テレビ/ベランダに続く窓/リビングから続く扉(子供部屋)】
    (☑済の所は新情報は現在出ない、の意)

    ≪どうする?≫【安価】を頭につけてね
    ①探索場所の指定、全員同じでもバラバラでも
    ②会話内容の指定(①で場所指定して探索する前に、という指定もアリ)
    ③行動の指定(〇〇をしたい、○○しないようにしたいなど)
    ①~③は同時指定可能、先着三名から🎲

  • 90二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:26:58

    【安価】
    伏黒が子供部屋、虎杖が窓、釘崎がキッチンを探索

  • 91二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:28:28

    えっ生きてんのじゃあ風呂場の人は!?と思ったら幻だった…
    りっかは女の子の名前か…

  • 92二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:29:33

    【安価】
    三人でキッチン探索

  • 93二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:32:23

    【安価】
    ①虎杖がキッチン、伏黒が大きな机、釘崎がテレビ
    ②一回散るので変なものがあったら触らずにまず合流するようにって探索前に話しとく

  • 94二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:33:25

    窓はワンチャン鏡と同じで何か映る可能性ありそう

  • 95125/07/19(土) 17:38:27

    ≪どうする?≫

    1.虎杖→窓、伏黒→子供部屋、釘崎→キッチン

    2.全員→キッチン

    3.虎杖→キッチン、伏黒→おおきな机、釘崎→テレビ。変なものがあったら触らずに、の方針

    dice1d3=1 (1)

  • 96二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:46:45

    血文字の「見てはいけない」と靴箱のメモの「はめつはとつぜんやってくる」の筆跡は同じなのかな
    血文字見たのは伏黒だけだから伏黒にしか判断つかぬが

  • 97125/07/19(土) 17:47:16

    「とりあえず手分けして鍵探してみる?」

    「そうなるわよね」

    「なら俺は、あっちの部屋を見て来る」

    「一人で大丈夫なわけ?」

    「何かあったら戻って来る」

    「一応扉閉めんでね」

    「分かってる」


    そんな会話をしながら、手分けして情報収集兼鍵探しをすることになった。

    伏黒は子供部屋の方へと向かい、釘崎は部屋の中を歩き回る。

    単独行動は多少の危険を伴うかもしれないが、それでもここに長く居続けることへはどうにも不安が募るもの。

    どうにか早く、何かしらの手掛かりを見つけたいものである。


    そして虎杖はと言えば吸い寄せられるように窓の方へと近付き、窓の外には依然として夕日が煌めいているのを見た。

    その夕日は夏の終わりの鮮やかな紅に光っているが、どこかおかしいようにも感じて虎杖は首を傾げる。


    「そういやスマホの時計狂ってたけど、今ってまだ夕方なんだ。外の光景……にもあんまし見覚えねぇし」


    一応スマホを確かめてみるも、やはり時計の表示はバグったままだ。


    〈天文学〉

    虎杖(1) dice1d100=13 (13)

  • 98二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:52:01

    田中の家行ってお見舞いしてそれぞれ自宅に帰った後にここにいたんだよな
    このアパートあんまり時間進んでない?

  • 99125/07/19(土) 17:54:11

    イマイチその違和感の正体を掴み切れず、虎杖は空から視線を移す。

    そうすれば窓の外、何か紙のようなものが落ちていることに気が付いた。

    よくよく見てみれば、それは新聞記事のようだ。

    どうやら二、三年前の新聞記事の切り抜きらしい。


    『無理心中か?一家全員が自殺

     9月10日、都内某所のとあるマンションにて一家全員の自殺がおこった。

     一家はそれぞればらばらの場所で死んでおり、原因は不明。遺書なども見つかっていない。

     父親である藤堂安臣さん(37)はマンションの屋上から飛び降り、

     母親の藤堂芳野さん(34)は風呂場で手首を切り、娘の律花ちゃん(7)は部屋で首吊り死体となって発見された。

     それぞれの死体は死亡推定時刻が著しく異なっており、警察は現在事故・事件の両面から調査中である。』


    ぞっとするような内容だ。

    一家全員の自殺、と。そこまで考えて脳裏に過ぎったのは先程浴室で見つけた女性の遺体。

    膝を緩く折り、座り込むような体勢。浅い水嵩に濁った水。そして漂う血臭。


    〈アイデア〉

    虎杖(75) dice1d100=78 (78)

  • 100二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:57:09

    >>98

    夏なら日の入りも結構遅いからどうだろ…?

    ヤバい記事出てきたなこれ子供部屋行った伏黒…

  • 101二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 17:59:28

    アイデア成功だと失血死の根拠とかに気づく感じだったんだろうか
    パッパは死因的にこの家の中にはいなそうですね…

  • 102125/07/19(土) 18:01:33

    〈アイデア〉

    【失敗】虎杖


    脳裏を埋め尽くしそうになるグロテスクな光景を虎杖は首を横に振って消し去ろうとする。

    何度も思い出したい代物ではない。そこにどんな過去や理由があろうとも、知らない内は彼にとって一つの命の終わりでしかなかった。

    窓を開けて手を伸ばし、新聞記事を回収する。

    何かの手掛かりになれば良いと、とりあえずそれを握りしめながら虎杖は窓から離れた。


    そして少し時間は遡り、続いて釘崎。

    部屋に置いてあるテレビは何の変哲もないよくあるテレビのように思えた。

    近くにはリモコンが転がっている。


    「リモコンがあるなら、テレビもつくかもしれないのよね。そもそもここって水道や電気ってどうなってるのかしら」


    人が暮らしていた形跡はあるが、今も人が居るとは思えないのも確か。

    リモコンを手に取った釘崎は暫しの間、思考する。


    〈幸運〉

    釘崎(80) dice1d100=83 (83)


    〈目星〉

    釘崎(69) dice1d100=29 (29)

  • 103二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:03:19

    7歳が首を吊るなんてできるか?こわいよー
    ホカホカカツ丼食ってあんなに幸せ一家っぽかったのに破滅が突然やってきたのか

  • 104二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:07:05

    ベランダの下見たらパッパいそう
    もしここ電気通ってなかったら夕日が沈んだら真っ暗になっちゃうじゃん嫌

  • 105二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:10:42

    新聞記事は9月10日だけど実際は今何月何日なんだろう
    真夏ってあったから8月かな?

  • 106二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:14:01

    二、三年前のってあるから多分過去に実際あったことがここで再現されてるって感じかな

  • 107125/07/19(土) 18:21:34

    〈幸運〉

    【失敗】

    〈目星〉

    【成功】


    どうするか悩みながら周囲に視線を向けていれば、釘崎はテレビの近くに鍵が落ちていることに気付く。

    リモコンを持つ逆の手で拾い上げてみれば、それは玄関の鍵というには小さく感じる。

    おそらく廊下の途中にあり、入れなかった右の扉の鍵の可能性が高い。

    伏黒が子供部屋に入ったらしいことを考えれば尚のこと。


    「この感じだとこっちの部屋にまた新しい鍵が、ってことになりそうね」


    進歩はしたが、牛歩の如く。

    一つ息を吐いた釘崎が視線を持ち上げたその時、真っ暗なテレビの中に映る自分自身と目があった気がした。


    〈POW×5〉

    釘崎(16*5,80) dice1d100=66 (66)

  • 108二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:24:16

    うわっ確かに真っ黒い画面は室内反射するよね
    幸運でテレビが付けられてれば見なくて済んだやつか?

  • 109二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:27:38

    両親の寝室の鍵かゲットよかった…成功だが今回はどうなる?

  • 110二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:29:54

    >>103

    だから無理心中扱いなのでは

  • 111125/07/19(土) 18:35:11

    〈POW×5〉
    【成功】

    しかし真っ暗なテレビ画面に薄らと映るのは自分と、そしてリビングのみ。
    特に異変は見当たらない。
    まじまじと見てもそれは変わらずに、だ。

    「……ビクビクしてんじゃないわよ、私。らしくないっての」

    遠く背後にある肉の塊。
    見てしまった時はそれを恐れる気持ちはあった。
    だがそれに怯えているだけでは前に進みようがない。

    「鍵を見つけたってことを伏黒が戻ってきたら報告して、とにかく……今はこっちね」

    そして改めてリモコンを見下ろして暫し考える。
    テレビをつけるべきか、それとも少し様子を見るべきかを。

    ≪どうする?≫【安価】を頭につけてね
    テレビをつける or つけない
    先着三名から🎲

  • 112二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:36:40

    【安価】
    なんか情報落ちそうだからつけたい

  • 113二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:36:42

    【安価】つける

  • 114二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:39:28

    【安価】
    つけない

  • 115二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:40:51

    うーん
    これ初回だけ変なもの見えてその後はPOW失敗するとそれが近づいてくるって感じか…?

  • 116125/07/19(土) 18:42:00

    ≪どうする?≫

    1.つける

    2.つける

    3.つけない

    dice1d3=2 (2)

  • 117125/07/19(土) 18:48:24

    少し怪しくは思うものの、危険を感じる……と言う程ではないはずだと釘崎はリモコンのボタンを押す。


    その瞬間だった。


    テレビに浮かび上がるのは至って普通のニュース番組なんてことはなく、青の眼。


    「……ッ」


    息を飲む。それは見覚えがあるものだった。

    真っ青な1ダースもの眼球が釘崎を見ている映像がテレビ画面に映し出されている。

    そしてその瞳には幾人もの「自分」が映っているのが分かった。


    青の瞳が自分を見ている。

    自分が眼を見返している。

    ぞっとする感覚に襲われながらもどうしてか目を逸らせない。


    〈POW×5〉

    釘崎(16*5,80) dice1d100=20 (20)

  • 118二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:52:16

    ひぇってなったそうくんのかい…現実のアパートで姿を見せたのは初めてか

  • 119125/07/19(土) 18:54:28

    しかしその硬直も然して長くは続かなかった。
    慌ててリモコンのボタンをもう一度押せば、青い瞳が視界から消え失せる。

    肉のような何かと数多の青い眼。
    その二つに関係はあるのか、それともないのか。
    悪意によるものなのか、それ以外の何かによるものなのか。
    分からないことは山ほどある。だがその中でもはっきりすることがあるとするのならば。

    「人を脅かしたくてチマチマやってるだけなら甘いのよ」

    恐怖もある。だがそれ以上に心を占めるのは苛立ちだった。

    「臆病者。ただ私たちが怖がってる様子を見てるだけなんて、それで終わると思うなよ」

    喧嘩を売る相手の姿すら今はハッキリと分からない。
    それでも釘崎はリモコンを強く握り締め、再び自分を映し出すテレビを睨みつけた。

  • 120二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 18:57:21

    POW対抗成功よかったつよいぞ釘崎
    普通に考えたら1ダースは6人分なんだけどこれどういう姿なんだろう…目だけ…?

  • 121125/07/19(土) 19:04:01

    【グロテスクな描写アリ、注意】


    そして再び時間は少し遡り、リビングから繋がる扉の前に立っている伏黒はと言えば一応扉の向こう側から特に音がしないことを確かめた後に扉を開く。


    予想通り、鍵はかかっておらず、普通に扉は伏黒を迎え入れるように開いた。

    そこは子供部屋のようで、一見して普通の子供の部屋のようなファンシーな雑貨や内装で整えられている。


    しかしそれは、目の前に首吊り死体がなければの話だ。


    小学校一年生程度の少女が首を吊って死んでいる。

    遺体は腐敗しきっており、死後一ヶ月は経っていそうだ。

    長い間そのまま放置されているせいか、体重がかかっているせいで首は伸び切っており、在るべき形から歪んでしまっている。

    そして浴室を満たしていた者よりも酷い臭気。

    粘膜が痛みを訴える程の臭いに伏黒は鼻と口を覆うも、それだけでどうにかなるようなものではない。


    逃げ出してしまいたい、もしくは逃げるべきだと本能が叫ぶ。

    このような場所に居続けることは大の大人でさえも難しいだろう。


    〈SANチェック〉1/1d3+1

    伏黒(78) dice1d100=16 (16)

  • 122二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 19:07:59

    ホラゲーだ…キツいがよく耐えたなぁ伏黒…

  • 123二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 19:11:35

    1ヶ月……水に浸かってた遺体よりも強い臭気って相当だ…
    死亡推定時刻著しく差があったらしいしこの子が先に…?

  • 124125/07/19(土) 19:15:20

    〈SANチェック〉
    【成功】伏黒:78→77

    しかしそのような状況であろうとも、伏黒は耐えた。
    ここで自分が逃げれば虎杖と釘崎に押し付けるようなことになる。

    「…………クソ」

    部屋に居るだけで吐き気が込み上げてくる。
    ぶら下がったそれはどうしても視界に入り、眩暈さえ覚える始末。
    真下の床も酷く汚れており、遺体周辺だけが酷く浮いていた。

    部屋の中を見回せば子供部屋らしく机やベッド、小さな本棚にウォークインクローゼットなど探さなければならない場所は多くありそうだ。
    一人で探し終えられるかどうかは五分五分。長居すれば虎杖と釘崎、もしくはどちらかが入って来てもおかしくはない。

    どうするべきかと、伏黒は歯を食いしばった。

    ≪どうする?≫【安価】を頭につけてね
    ①一人で探索を続行 or 一旦部屋を出る
    ②二人に何か言いたいことはあるか、情報共有するとしたらどういう説明の仕方をするか(本当のことを言う、嘘を吐くetc)
    ①と②共に必須、先着三名から🎲

  • 125二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 19:28:50

    おおしんどい光景…これ一人で探索するのは辛すぎない…?でも全スルーしてもいいものか

  • 126二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 19:32:18

    【安価】
    ①一旦部屋を出る
    ②本当のことを言う、探索箇所が残ってることも踏まえて
    できれば下ろしてあげたいけど絶対触れない方がいいよな…

  • 127二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 19:34:01

    【安価】
    ①一旦出る
    ②本当のことを言う

  • 128二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 19:35:34

    【安価】
    ①探索を続行、できれば子供を下ろしてほしい
    ②本当のことを言う

  • 129125/07/19(土) 19:42:43

    ≪どうする?≫

    1.一旦部屋を出る。本当のことを言い探索箇所があることを告げる

    2.一旦部屋を出る。本当のことを言う

    3.探索を続行、子供を下ろしてあげる。本当のことを言う(探索が終わって合流した場合)

    dice1d3=1 (1)

  • 130125/07/19(土) 19:55:32

    迷いはした……のだが、ここで何も言わずに部屋の中で鍵を探して二人が何も知らずに部屋に入って来るよりはと、伏黒は部屋を一旦出て真実を告げることにした。

    こういった場面を見れば、知れば、ショックを受けることも分かっているがかと言って隠し通せるようなことでもない。


    伏黒はじっとぶら下がったままの遺体を見つめてから、目を逸らして踵を返す。

    然して長い時間部屋に居たわけではないというのに、自分の服や体に臭いがこびり付いている気がする。


    「なんかあった?」


    暢気に虎杖がそう尋ねてくるのに対し、どう答えるか少し迷った伏黒は「まあ、な」と言葉を濁す。


    「コイツ窓の外見てぼーっとしてたのよ」

    「でもちゃんとこれ見つけたし、ほら!!」


    そう言って虎杖が二人の前に見せたのは新聞記事。

    一家心中にも見える家族三人の死亡ニュースが書かれている。


    「窓の外に落ちてたの拾ってたんだよ。釘崎こそさっきテレビ見てなかった?」

    「ゴジョセンのパチモンみたいなのが出てきて最悪の気分だったわ」

    「また青い目出たん?」

    「なんでそれで分かるんだよ」

    「でも得体のしれない青い目よりも六人のゴジョセンの方が困るんじゃない?」

    「それは……そうだな」


    〈アイデア〉

    伏黒(85) dice1d100=14 (14)

    釘崎(75) dice1d100=39 (39)

  • 131二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 20:07:09

    6人の五条心強いから来てくれ必要だろ
    伏黒と釘崎のアイデアかなんだろう

  • 132二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 20:21:51

    わースレ主お帰りなさい!猫街新スレ嬉しいです
    ゴジョセンのパチモンは笑う

  • 133125/07/19(土) 21:04:22

    〈アイデア〉
    【スペシャル】伏黒 【成功】釘崎

    「もしかしてさっきの浴室の女性も手首を切った自殺だったのかしら」

    ぽつりと呟いた釘崎の言葉と共に、伏黒は先程の光景がリフレインする。
    浴室、そして子供部屋にあったもの。そして子供部屋の扉に書かれていた「りっか」という文字。
    新聞記事で自殺をした少女の名は――――律花。おそらくは「りっか」と読むのだろう。

    「これはおそらくこの家で起きた事件だ。子供部屋のプレートには『りっか』と書いてあった。それに……」

    口の中が乾き、重くなる。それでもと伏黒は言葉を続けた。

    「子供部屋には子供の首吊り死体があった」

    若干掠れた声音で吐き出されたそれに、虎杖と釘崎はほぼ同時に子供部屋を見やった。
    ぴったりと閉まっているはずの扉の向こうから今にも悪臭が押し寄せてくるような感覚さえある。

    「あの部屋はまだ調べてない。……先にオマエたちに言っておくべきだと思ったからな」
    「……そっか、ごめん。伏黒にあの部屋に一人で行かせた」
    「謝らせたくて戻ってきたわけじゃない」
    「でも一人で無理して家探しするよりよっぽどいいわよ。私たちが様子見に行った時には二つ転がってたなんてごめんだし」

    あまり冗談にならないようなことを言いながらも、釘崎は伏黒の顔色を窺った。

    「とにかく、これからどうするかが問題ね」

  • 134125/07/19(土) 21:13:40

    子供部屋の調査は当然しなければいけない。
    だが酷い臭いと視覚によるダメージなど、問題は様々だ。

    「窓の外とテレビは一応確かめたけど、ここも全部調べたわけじゃないし」

    そう虎杖が言えば、思い出したように釘崎は手に持っていた鍵を二人の前に提示する。

    「テレビの近くに落ちてたの。多分、廊下の右側にあった両親の寝室の部屋の鍵だと思うわ」
    「じゃああっちも見れるようになった、ってことか」
    「事件の場所に死体があるとなると、そっちの部屋にはおそらく死体はないはずだ」
    「飛び降りなら下にあるはずだよな」

    虎杖が窓の外を見た時、下までは見えなかった。もし覗き込めば下には死体があったのだろうか。
    ここから脱出するためにはまだ色々なものが足りない。
    一つずつピースを埋めるべく、彼らは調査を続けるしかないのだ。

    探索場所(済)【鏡☑/靴箱☑/玄関扉(施錠中)☑/水たまり☑ /左の扉(風呂)☑/正面の扉(リビング)☑/テレビ☑/ベランダに続く窓☑/リビングから続く扉(子供部屋)☑】
    探索場所(未)【廊下の右の扉(解錠可能)/おおきな机/キッチン】
    追加探索箇所【机/ベッド/小さな本棚/ウォークインクローゼット】
    (☑済の所は新情報は現在出ない、の意)

    ≪どうする?≫【安価】を頭につけてね
    ①探索場所の指定、全員同じでもバラバラでも
    ②会話内容の指定(①で場所指定して探索する前に、という指定もアリ)
    ③行動の指定(〇〇をしたい、○○しないようにしたいなど)
    ①は必須、②と③は同時指定可能、先着三名から🎲

  • 135二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 21:20:42

    【安価】

    ①釘崎が大きな机、虎杖伏黒がキッチン探索

    >>96がちょっと気になったので可能なら伏黒に確認してみたい

  • 136二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 21:20:54

    【安価】
    伏黒が廊下の右の扉、虎杖がキッチン、釘崎が大きな机を探索

  • 137二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 21:28:17

    【安価】
    釘崎クローゼット、虎杖本棚、伏黒キッチンを探索

  • 138125/07/19(土) 22:52:36

    ≪どうする?≫

    1.虎杖・伏黒→キッチン、釘崎→おおきな机。「見てはいけない」と「はめつはとつぜんやってくる」の筆跡確認

    2.虎杖→キッチン、伏黒→廊下の右の扉(夫婦の寝室)、釘崎→おおきな机

    3.虎杖→小さな本棚、伏黒→キッチン、釘崎→ウォークインクローゼット

    dice1d3=2 (2)

  • 139125/07/19(土) 23:03:01

    「釘崎、その鍵を貸してくれ。向こうの部屋を確認してくる」


    伏黒がそう言いながら手を出せば、少し迷ったようだが釘崎は伏黒へと鍵を手渡す。


    「中の確認したらさっさと戻って来なさいよ」

    「分かってる」

    「俺がそっち行こうか?」

    「オマエたちはリビングを頼む」


    子供部屋は後でにしろと遠回しに、でもなく割と直接的に言われた二人は顔を見合わせる。

    思う所はあるが、リビングを全て見回ってないのも確か。


    「はいはい、分かったわよ」

    「なんかあったらとりあえず叫んでくれればそっち行くから!」


    そんな会話をし、虎杖と釘崎はこのままリビングへと残り、伏黒は扉から廊下へと出ていき鍵を使って夫婦の寝室へと向かった。


    そして虎杖がキッチンの方へと足を向ければ、綺麗に整理整頓されているというような印象を受けた。

    キッチンにはシンク、コンロ、冷蔵庫があるも、蛇口から水が流れ続けていることに気付く。


    「勿体な……」


    何ともズレた感想を零し、虎杖がそれを止めようとすれば急に流れ出る水の色が赤になった。

    そして周囲に鉄錆の臭いが漂い――――これは血なのだと、否が応でも分かってしまう。


    〈SANチェック〉0/1d3

    虎杖(83) dice1d100=53 (53)

  • 140125/07/19(土) 23:12:55

    当然、多少は驚いたが死体を見た後だ。そのビックリ度合いは低い。

    誰の血なんだろうかなんて呆然としながらも、蛇口から延々と赤い血が垂れ流されていく。


    「……とりあえず止めとくか」


    手を伸ばし、蛇口を閉めれば血は止まった。

    当たり前のことではあるが、多少安堵はする。

    だがシンクには赤色の液体で満たされ、揺らぐ液面がやがて落ち着けば真っ赤な液体の中に自分の姿が映り込んだ。


    〈POW×5〉

    虎杖(17*5,85) dice1d100=60 (60)

  • 141二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 23:15:03

    あらゆるところから映り込みチャンスがやってきやがる……

  • 142125/07/19(土) 23:19:21

    〈POW×5〉

    【成功】


    だが意識を留めるようなことは何も起こらず、虎杖はそのままコンロの方へと視線を向けた、のだが。


    「……うわッ」


    蛇口から血が流れていた時よりも明らかに動揺した声がその場に落とされる。

    それもそのはず、コンロの上にはフライパンがあり、その中には完全に腐り切ったカツらしき何かが入っている。

    酷い臭いがすると共に、蛆が湧いている。

    中の肉部分を食い荒らし蠢くさまは直視に耐えない。


    「ご、ゴミ箱……」


    虎杖はフライパンを持ち、そのままゴミ箱の中へとカツだったものを突っ込む。

    運よく全部滑り落ちてくれたおかげか、フライパンは空となったが洗おうにも蛇口から出るのは赤い血だ。


    「……とりあえず、置いとくしかないか」


    死体を見た時とはまた違った、どこか身近なグロテスクさに虎杖はげんなりとしながら溜息を吐いた。


    〈SANチェック〉1/1d2

    虎杖(83) dice1d100=91 (91)

  • 143125/07/19(土) 23:23:36

    〈SANチェック〉

    【失敗】虎杖83 – dice1d2=1 (1)


    「勿体ないとか言ってる場合じゃねぇってのは分かるけど、分かるけど……!」


    自分で料理を作ることもあるからだろうか、虎杖は唸りながらもゴミ箱の方を再び振り返る。

    幸運にも蓋つきのゴミ箱だったため中は見えないが、今もその中では蛆が蠢いているのだろう。


    「…………暫くカツ食えんかも」


    そう言いながら半分現実逃避しながらも視線を映せば、冷蔵庫のドアにメモが貼ってあることに気付く。

    『律花へ。パパとママの部屋の鍵はどこにやったの?机の上に置いてあったのに!』

    『ママへ。りっかはきちんとテレビのとこにおいたもん!』

    そう言えば釘崎が寝室の鍵らしきものを見つけたのもテレビの傍だったっけ、と虎杖は思い出す。

    そのまま流れるように思わず冷蔵庫を開ければ――――妙な異臭が鼻についた。


    〈アイデア〉

    虎杖(75) dice1d100=39 (39)

  • 144125/07/19(土) 23:31:15

    〈アイデア〉

    【成功】


    虎杖は手前にあったものを取り出せば、それはやはり腐っている。

    そして次々と中身を確認すれば、冷蔵庫の中身は全て賞味期限が切れ腐っている。

    そのどれもが2~3年前に賞味期限が切れているもののようで、虎杖が見つけた新聞記事の時期と一致する。

    しかしここがそれだけ前のものと考えても、おかしな点はいくつもある。

    浴室にあった死体の経過日数はそこまで経っているとは思えない。

    そもそも警察が事件か事故かと調査しているのに死体が放置されていることだってあり得ないはずだ。


    「どうなってんだよ」


    ありとあらゆる腐ったものを見つつ、中に鍵などがないか確かめた虎杖は息を吐く。

    そして今度はと食器棚の方に手を伸ばし、手掛かりがないかを探すのであった。


    少し時間は遡り、リビングのおおきな机を釘崎は見ていた。

    ダイニングテーブルなのだろうか、先ほどの幻覚の中で一家が使っていたテーブルだ。

    机の上には時計、読みかけの本、鏡などが置いてある。


    「鏡は……とりあえず後回しね」


    再び赤色で何か書かれている気がするが、釘崎がまず目を向けたのは時計だった。

    ぱっと見は普通の時計に見える。


    〈アイデア〉

    釘崎(75) dice1d100=16 (16)

  • 145二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 23:34:52

    フライパンの上に料理残ってたんだ…
    あのカツ丼食べてる風景は実際にはなかったというかカツ丼作ってから食べる前に何かあったのか?

  • 146125/07/19(土) 23:37:52

    〈アイデア〉

    【成功】


    しかしよくよく見てみれば、短針と長針がそれぞれ同じ場所から動いていない。

    そして、数字の6だけが赤色で塗られている。

    短針と長針が共に示しているのは2という数字、時刻で言えば2時10分。


    「空がこれだけ赤いなら2時なわけないわよね?」


    動いていない時計は壊れているのだろうか。

    このまま時計を見続けているわけにもいかず、釘崎は次なるもの、読み途中らしき本へと目を移す。

    そこには「映り込むもの」と書かれている。

    小学校低学年向けのホラー小説のようだ。


    「この状況に関係あると良いんだけど」


    そう呟きながらもぱらぱらとページをめくっていく。


    〈図書館〉

    釘崎(48) dice1d100=98 (98)

  • 147二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 23:42:30

    うわーまだ致命的なところじゃないから大丈夫かな

  • 148125/07/19(土) 23:42:34

    〈図書館〉

    【ファンブル(96~100、致命的失敗)】


    あまりこういったものを読むのに気が進まないと思っていたせいか、ページを捲ろうとしたその時、手が滑った。


    「あ」


    ビリリと音が響きページが破れたと思うと同時、焦ったせいで鏡がゴトンと倒れて釘崎を映し出す。

    音に驚いた釘崎が視線を向ければ、当然鏡の中の自分と目があった。


    〈POW×5〉

    釘崎(16*5,80) dice1d100=60 (60)

  • 149二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 23:49:59

    映り込みチャンスだ!やっぱりこれ成功だと変なものが近づいてこなくて済むって感じなのかな
    ホラー小説の中身にヒントがありそうで気になるが情報は落ちるか

  • 150125/07/19(土) 23:51:12

    〈POW×5〉
    【成功】

    鏡に書かれた赤文字。それは血ではなく、口紅のようなもので書かれているらしい。
    そこには「映るのはだめ」と警告のような文字が綴られていた。

    「これ、『見てはいけない』と同じようなものよね」

    見てはいけない。何を?
    映るのは駄目。何に?
    ――――自分が映ってしまうものは見てはいけない?

    「だとしても結局最初だけよね、変なのが見えたのは」

    忠告内容よりも破れてしまった本の方が気になる。
    ガサゴソとキッチンの捜索に勤しんでいた虎杖が釘崎の方へとやって来て、破れた本に視線を落とす。

    「……何やってんの?」
    「勝手に破れたのよ」
    「流石にそれは嘘じゃん」
    「うるさいわね。しょうがないでしょ、手が滑ったのよ」

    再び少し時間は遡り、夫婦の寝室へと向かった伏黒。
    釘崎から手渡された鍵を使えば呆気なく扉が開くようになった。

    中は簡素な寝室のようなものになっているようだ。
    電気はついておらず、部屋の中は夕暮れの明かりに照らされているが薄暗い。
    窓、ダブルベッド、化粧台、本棚、ウォークインクローゼットなどが目に入る。

  • 151二次元好きの匿名さん25/07/19(土) 23:57:10

    これ寝室にも映り込みチャンスが用意されてるわね

  • 152125/07/19(土) 23:58:14

    目に見えた異変はない。

    伏黒がそのまま部屋の中に入れば、窓の外から差し込む光が辛うじて室内を照らしている。


    窓の外には薄暗い夕暮れが広がっていた。今は何時なのか確かめる術はないが、やはり夕方なのだろうか。

    窓の方へと近付けば夕暮れの赤い色は彩度が低く、窓の外に高層ビルやマンションが広がっているのが見える。

    奇妙に彩度の低い空の中、そびえたつ高層ビルやマンションが視界に入れば、どこか不気味な感覚に襲われた。


    ふと、伏黒は異変に気付き、空を見つめる。

    上から何かが落ちてくる、と気付き視線を向ければ――――それは、どろどろと腐敗した人間の死体だった。


    「ッ、くそ」


    心のどこかで短時間に何回も似たようなものを見たせいか、またかよとさえ思ってしまう。

    しかしそう思う一方、人の死体になど慣れてはくれない自身はそれに心を震わせる。


    「父親の飛び降り、か」


    ぐ、と瞼を下ろしても鮮明によみがえる三つの死体。

    母親、娘、そして父親。

    ここで何があったのかが分かっても、どうしてそうなったのかは分からないまま。

    自分たちは同じ末路を辿らないで済むのだと、その保証が欲しくなった。


    〈SANチェック〉1/1d3

    伏黒(77) dice1d100=45 (45)

  • 153125/07/20(日) 00:03:31

    〈SANチェック〉

    【成功】伏黒:77→76


    呆けてはいられないと伏黒は窓から目を逸らし、部屋の中に手掛かりになるような何かがないかと探していく。

    目に付くのはやはり本棚、だろうか。


    「……日記か、もしくはこの状況を示す本でもあればいいが」


    一つ本を取り、そして戻しと繰り返していく。

    そこまで大きな本棚ではない以上、然程時間はかからないだろう。


    〈図書館〉

    伏黒(75) dice1d100=33 (33)

  • 154二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 00:04:24

    もう遺体はないものと思ったけどまた見ちゃったよ…しかしまた耐えた偉いぞ伏黒…

  • 155125/07/20(日) 00:10:33

    〈図書館〉

    【成功】


    三人の中では最もこういうことに秀でた伏黒だ。

    『現代都市伝説考』という本を見つけ、中を見ていく。著者は八百万津雲という人物らしい。

    結構新しめの、新書サイズの本のようだ。現代における都市伝説というものについて書かれている。


    『現代における都市伝説というものは、知ることにより広がるものだ。

     知り、関わることこそが広がる原因となる。

     巻き込まれたことですら都市伝説を蔓延させる原因となりうる。

     また、都市伝説には悪意があるものとないものがある。

     悪意があるにしろないにしろ、持ち込まれたものに触れれば触れるほど、都市伝説との関わりは増えていくのだ。

     関わりを絶つために一番手っ取り早い方法としては、その都市伝説を都市伝説たらしめているものを絶つことである。』


    ぱらぱらとページをめくり、必要かもしれない部分を粗方読み終わった伏黒は本を閉じる。


    「都市伝説を都市伝説たらしめているものを絶つ、か」


    この状況が都市伝説に類するかは分からないが、原因の排除という点では納得出来る。

    現時点での問題はそもそもの原因さえも分からないこと、ではあるのだが。


    〈目星〉

    伏黒(70) dice1d100=2 (2)

  • 156二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 00:13:01

    遺体とフライパンのカツの腐敗具合は同じくらい…?
    二、三年経ってるものじゃないけど数日って感じじゃないし子供部屋の遺体と同じ1ヶ月くらいの経過かな…
    クリティカルだ!

  • 157二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 00:15:28

    持ち込まれたものに触れれば触れるほど、っていうのが映りこんだものを見れば見るほどとリンクするような気もする

  • 158125/07/20(日) 00:18:51

    〈目星〉

    【クリティカル(1~5、決定的成功)】


    伏黒が視線を移す際、きらりと光ったものが視界の端に過ぎる。

    それは鏡であると気付くと同時、近くにあったベッドのシーツをそれに被せて自身の視線を遮るようにした。

    その行為に意味があるかどうかは分からない。

    だが見えなければ当然、何かを見ることもない。それは当たり前のことではあるが。

    ベッドの近くに落ちていたそれを見ないようにしながらシーツごとベッドの下に流し込む。

    こうすれば踏んで怪我をすることもないし、鏡を見ることにもならないだろう。


    でもどうして壊れた鏡が寝室にあったのだろうか。

    壊したのか、それとも壊れたのか。

    そんなことを考えながらウォークインクローゼットに手をかければ、――――開かない。

    どうやらここにも鍵がかかっているようだ。


    「この部屋にあるのか、それとも」


    開かないからと言って壊しても仕方がない、多分。

    伏黒はまた探す鍵が増えたと思いながら、改めて部屋の中を見渡した。


    〈目星〉

    伏黒(70) dice1d100=13 (13)

  • 159125/07/20(日) 00:22:31

    〈目星〉
    【スペシャル】

    伏黒が一般的な化粧台に目を向ければ、使いかけの口紅やアイシャドウなどが放置されていることが分かる。
    おそらくは母親のものなのだろう。
    ウォークインクローゼットの鍵や玄関の鍵などが出て来ないかと中を見てみれば、日記のようなものを引き出しから見つけることが出来た。
    中を見てみれば最初は普通の筆致で書かれている日記で、とりとめのない日常を描いている。
    日付は飛び飛びで、毎日書いているわけではないらしい。しかし、ある日を境に筆致が乱れ、狂気的なものとなっている。

    『8月15日
    引っ越してきて一年がたった。
    そろそろここでの生活にも慣れただろうか。
    8月19日
    引っ越したばかりで不安だったけれど、
    律花にもお友達が出来たみたい。
    8月28日
    今日は律花の誕生日。
    あの子の大好きなケーキを作ってあげた。
    あの人が、律花のために可愛い鏡を買ってきていた。
    律花が嬉しそうに鏡を覗いているのがかわいい。私はアクセサリーケースをあげた。宝箱だって律花は大喜びしてた。
    8月29日
    大きな姿見をあの人が買ってきた。
    私の誕生日だからって。クローゼットの中に置きましょう。
    8月30日
    あれが 映る
    9月9日
    嫌だいやだ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
    嫌だいやだ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
    嫌だいやだ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
    いやいやいやいやいやいやいや嫌』

  • 160二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 00:24:48

    わぁ…映るのはだめ、見てはいけない、と気づいて鏡を割ったのかな
    でも割れたら映る象が増えて大変なことになりそうだよな

  • 161125/07/20(日) 00:25:31

    狂気が滲むその日記は読むだけで影響を受けてしまうようなものだ。

    読み終わった伏黒は日記を閉じ、深く息を吐く。


    リビングで見た、幸せそうな家族の姿。

    浴室、子供部屋、そして今。変わり果てた三人の姿。

    そこに至るまでの欠片がこの日記には込められている。


    伏黒は落ち着けと、自身に言い聞かせた。


    〈SANチェック〉1/1d2

    伏黒(76) dice1d100=43 (43)

  • 162二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 00:28:03

    >>99

    ここで無理心中が起こったのが9月10日とあるから本当に亡くなる直前の日記だ

    母親が最後に残ったのかな…

  • 163二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 00:30:06

    鏡を家に二つ持ち込んだのは父親か
    ここから何か始まったんだろうか

  • 164二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 00:31:26

    誕生日近いんだなこの母子

  • 165125/07/20(日) 00:34:15

    〈SANチェック〉
    【成功】伏黒:76→75

    鏡、そして姿見。
    「あれが映る」、何にと言えばやはり鏡だろう。

    この日記から推測するに、やはり原因は鏡なのではないか。
    そもそも最初に自分が肉のような何かを見たのも玄関にある鏡だった。

    だとすれば鏡を壊せば解決するのだろうか。

    「都市伝説を都市伝説たらしめているもの……」

    繰り返し呟き、伏黒はその続きを探す。

    「……核になる鏡があるかも、しれない」

    父親が贈ったという娘への鏡と、母親への姿見。
    そのどちらかが原因で転がり落ちるように三人の死亡へと至った可能性。

    「どちらにせよ、鍵を探すしかない」

    部屋の中は一通りチェックした。
    となれば次に探すのは――――子供部屋、だ。

  • 166二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 00:37:15

    姿見があるウォークインクローゼットには鍵か…
    子供部屋戻るの怖いけどそっちも行かなきゃな

  • 167125/07/20(日) 00:37:25

    今日はここまで、次は釘崎が破壊した本(〈図書館-20〉で読める)チャレンジと子供部屋チャレンジ
    多分明日終わるんじゃないかな?

  • 168二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 07:43:31

    釘崎が破った本に映り込んでるやつの正体が書いてあるのかな
    それか家から出る方法とか

  • 169125/07/20(日) 12:14:16

    思ったよりも覚えてくれてる人が多くて嬉しいものだね
    じゃあ今日も続けていくよ

  • 170125/07/20(日) 12:27:29

    伏黒がリビングに戻った時、虎杖と釘崎はダイニングテーブルの上に置いてある何かを見ているようだった。


    「何やってんだ」

    「お、伏黒おかえり。なんかあった?」

    「鍵がかかったウォークインクローゼットと、……日記だな」

    「げ、また鍵?次から次へと、キリがないじゃない」

    「それよりオマエら何やってんだ」


    重ねて伏黒が言えば、釘崎が机の上に乗っていたものを虎杖の方へと押しやる。

    そして虎杖が「俺!?」みたいな顔をしながらも、「あー……」と少しばかり言いにくそうに伏黒の方を見やる。


    「机の上にあった本がこれなんだけど……伏黒読める?」


    そして伏黒の前へとそっと押しやれば、伏黒も彼らが見ていたものがよく見えるようになった。

    それは本だ。だがどうしてかページの一部分が飛び出してしまっている。おそらくは、というよりも確実に破れてしまったのだろう。


    「……破ったな?」

    「手が滑ったのよ。わざとじゃないわ」


    そして釘崎は伏せた鏡を指差し、「ついでにここにあった鏡には『映るのはだめ』って書いてあったわ」と顔を逸らしながらもそう告げる。


    「見たのか」

    「目に入っただけ、こっちもわざとじゃないわ。でも何にもなかったわよ」


    伏黒は起こった大半のことが想像つき、一つ溜息を吐く。

    そして破れてしまった本を手に取った。


    〈図書館-20〉釘崎のファンブル難易度アップ

    伏黒(75-20,55) dice1d100=92 (92)

  • 171125/07/20(日) 12:36:56

    〈図書館-20〉

    【失敗】


    しかし破れが目に付くせいか、もしくは先程まで狂気に溢れた日記に加え都市伝説の本を読んでいたせいか、伏黒はいつものように情報を整理することが出来なかった。

    どうにも頭の中をただ文字の羅列が流れていくかのようで、伏黒は途中で読むのをやめて本を閉じる。


    「……天変地異の前触れ?」

    「それともこれってそんなにヤバい代物なわけ?」


    虎杖と釘崎はこそこそとそんな会話をしているが、伏黒にはツッコむ余裕もない。


    「これってホラーとかオカルト系の本なんだろ?じゃあ俺が読んでみよっか?」

    「どうせ無理よ」

    「やってみなきゃ分かんないって!!」


    一応虎杖はオカルト研究会に所属しており、三人の中ではそういったことに詳しい方と言え……るはずだ、多分。


    「確かに小学生向けならギリギリ大丈夫かもしれないわね」

    「どういう意味??」

    「適材適所だな」

    「なんで読めなかった二人がそんなにボロクソ言えんの!?」


    そんな会話をしつつ、自分の前に戻って来たその破れた本を虎杖は手に取った。


    〈図書館-20〉釘崎のファンブルで難易度アップ中

    虎杖(40-20,20) dice1d100=97 (97)

  • 172二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 12:37:40

    ファンブル!

  • 173125/07/20(日) 12:51:03

    〈図書館-20〉
    【ファンブル】

    伏黒が読んでいた時よりもゆっくりとページを捲っていた虎杖だったが、伏黒と釘崎が情報整理のための会話を始めるために目を話したその瞬間、釘崎にとってはそこそこ聞いたばかりの音がその場に響く。
    つまりはまぁ、ビリリリリッなんて音だ。

    「…………おい」

    二人の凶行のせいで本は完全に表紙と本文が分離し、バラバラになったページが足元に散らばる。
    こうなってはページを並べ直すのにも一苦労だろう。

    「は、はは……手をさ、引っ掛けちゃっただけで、こうなるとは流石に予想外で?」
    「もうこれ駄目ね」

    完全に召されてしまった本を前に、虎杖はスムーズに土下座に移行する。

    「すみませんでしたぁ!!!イケっかもと思って調子に乗った!!!」
    「読めるようにするまでにも時間がかかる。残すはこの本だけじゃない。玄関の鍵に、ウォークインクローゼットの鍵。探すものはまだある」

    伏黒がそう言って視線を向けたのは子供部屋だ。首吊り死体がある、悍ましい地獄が広がる場所。
    あの部屋を無視するには無理があるだろう。少なくともこの本を修理するよりは優先順位度が高いはずだ。

    探索場所(未)【子供部屋[机/ベッド/小さな本棚/ウォークインクローゼット]、本(修理には少し時間がかかる)】
    現在進行不可【玄関扉(施錠中)/寝室のウォークインクローゼット(施錠中)】

    ≪どうする?≫【安価】を頭につけてね
    ①探索場所の指定、全員同じでもバラバラでも
    ②会話内容の指定(①で場所指定して探索する前に、という指定もアリ)
    ③行動の指定(〇〇をしたい、○○しないようにしたいなど)
    ①は必須、②と③は同時指定可能、先着三名から🎲

  • 174二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 12:53:39

    【安価】
    釘崎は子供部屋の机、伏黒は子供部屋のベッド、虎杖は子供部屋の本棚を探索

  • 175二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 12:58:44

    【安価】
    伏黒と釘崎は子供部屋のクローゼット探索、虎杖は本の探索

  • 176二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 13:00:12

    ファンブル補正からのファンブルで草なんだ
    【安価】
    虎杖 ベッド
    伏黒 本棚
    釘崎 机

  • 177125/07/20(日) 15:35:06

    ファンブルもクリティカルも出ないってことは禊が済んだって証拠だぜ!と思ったら全然そんなことはなかったの巻

    この本が何をしたって言うんだ(すずめの宿でも本壊してた)


    ≪どうする?≫

    1.虎杖→本棚、伏黒→ベッド、釘崎→机

    2.虎杖→本の修復、伏黒・釘崎→クローゼット

    3.虎杖→ベッド、伏黒→本棚、釘崎→机

    dice1d3=3 (3)

  • 178二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 15:49:26

    釘崎と虎杖のファンブルに挟まってる伏黒の92もいい味が出ててふふってなってしまうよ
    子供部屋の探索怖いね…がんばろう

  • 179125/07/20(日) 15:51:37

    三人揃って本の修理をちまちまするわけにはいかない。となれば、だ。


    「一旦これは置いといて、あっちの部屋をどうにかするわよ」


    伏黒から部屋の惨状を聞いているだろうに、釘崎は平然とそう言い放つ。

    否、多少思う所があるのか顔は顰められているが、自分もその探索に加わることへの文句のようなものは見られない。


    「手分けしてさっさと終わらせる。それが一番よ」

    「部屋自体は普通の部屋なんだっけ?なら三人でちゃっちゃと終わらせようぜ」


    虎杖もそれに乗り、視線は子供部屋へと向かう。

    既に部屋の中を知っている伏黒はそれを止めようかとも少し思いはしたが、やはりそれは無駄かと溜息を吐くに留める。

    確かに伏黒が二人を引っ張らねば、というよりも導かなければならないような事態もあるはあるが、こういった状況ではそれはただの独り善がりにもなり得る。


    「部屋入ってすぐに見えるから、あまり見るなよ」

    「分かってるわよ。……そんなまじまじと見たいものでもないんだし」


    覚悟を決めた三人は伏黒を先頭に、子供部屋の扉を開け放つ。

    その瞬間、内側に籠っていた腐敗臭がつんと鼻を突いた。

    そして襲い掛かるは生々しき生と死の気配で、普通に生きていれば知ることなどないだろう惨状。

    ピンと張った縄の先、ぶら下がったそれが三人を出迎えていた。


    〈SANチェック〉1/1d3 (伏黒の忠告により失敗時のSAN減少を1d3+1から1d3に)

    虎杖(82) dice1d100=63 (63)

    釘崎(88) dice1d100=18 (18)

  • 180125/07/20(日) 15:59:03

    〈SANチェック〉

    【成功】虎杖:82→81 釘崎:88→87


    どんなに言葉を尽くしていても、覚悟をしていても、目の前に広がる光景は我慢しきれるようなものではない。

    しかし目を見開き、歯を食いしばったのは二人共に一瞬。

    このような末路に辿り着くわけにはいかない。辿り着かせるわけにはいかない。


    「……手分けして手掛かりか、鍵を探すわよ」


    そんな野薔薇の言葉に虎杖と伏黒も頷けば、三人はそれぞれ手を、足を動かし始めた。


    虎杖は部屋の中、少し乱れたベッドに目を向ける。

    あまりきちんとしている印象は受けず、ぐちゃぐちゃになったそれをテキパキと片していく。

    ベッドの中、シーツの上には小物が転がっていたりもするため、それらを動かし埋まっているものがないかなども確かめていった。


    〈目星〉

    虎杖(91) dice1d100=52 (52)

  • 181二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 15:59:05

    程度の差はあれど二人とも耐えれたな…

  • 182125/07/20(日) 16:06:36

    〈目星〉

    【成功】


    そうして片付けていけば、虎杖はきれいな装飾の施された少し大人っぽいアクセサリーケースが見つける。

    子供の年齢を考えれば少し背伸びをしたものに見え、よく目立っていた。

    開けようと思うも、どうやらナンバー式の鍵がかかっているようだ。

    四桁の数字を入力しなければ開かないようになっているらしい。

    思い当たる数字など虎杖にはなく、一旦それは頭の片隅に置くとして他に何か手掛かりがないかを探すのであった。


    時間は少し遡り、伏黒は子供部屋の小学校低学年向けの小説や絵本などが入っている小さな本棚に目を向けていた。

    釘崎がダイニングテーブルの上に置いてあったと言うあの本も小学生向けの本であったらしいし、となればあれはここから取り出されたものなのだろう。

    関係あるものはないかと、夫婦の寝室の本棚と同じように本を一冊一冊確認していく。


    〈目星〉

    伏黒(70) dice1d100=39 (39)

  • 183二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:10:35

    誕生日に母親が買ってくれたアクセサリーケースだね
    中には何が入ってるんだろう

  • 184125/07/20(日) 16:13:16

    〈目星〉

    【成功】


    しかし伏黒が目に留めたのは本棚に収まっていた本ではなく、本棚と机の隙間だった。

    きらりと何かが反射したように思って手を離せば、それは割れた鏡だった。

    ファンシーな模様のついた手鏡だが、砕かれているせいで破片が飛び散っていたらしい。

    そして砕かれた鏡は伏黒の顔を幾重にも映し出している。

    夫婦の寝室で日記を読んだ伏黒は自分が手に持つものが父親から娘へと贈られた鏡だと、想像がついた。

    何故割れているのか、までは分からないが。


    〈SANチェック〉0/1

    伏黒(75) dice1d100=8 (8)


    〈POW×5〉

    伏黒(14*5,70) dice1d100=84 (84)

  • 185二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:16:10

    こんなところに鏡があるとは
    伏黒これ大丈夫かな

  • 186二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:16:30

    あっSANは余裕なのにPOWが
    鏡に映る変なものが近づいてきちゃうやつか…

  • 187125/07/20(日) 16:18:31

    〈SANチェック〉

    【成功】減少なし

    〈POW×5〉

    【失敗】


    あまりにも何も起きないからと、油断していたのだろうか。

    見るな、映るなと忠告されていたのにもかかわらず、そう気にするという努力を多少怠っていたのは事実だ。

    だからと言うべきか、もしくは偶然か。


    伏黒は再び、割れた鏡越しに見る自分の背後に”それ”をみた。

    更に距離が縮まっているように見え、もうすでに目を凝らさなくてもはっきりと肉の質感が手に取って分かるかのようだった。

    蠢くそれは伏黒を追うかのように着実に距離を詰めて来ている。

    目などないはずなのに、見られていると強く思うのはどうしてか。


    「は……ッ」


    瞬きと共に、その影は消える。

    後ろを振り向いても、やはり”それ”は居ない。

    あるのはただ、自分の命を自分で絶ったのであろう少女の亡骸だけだった。


    〈SANチェック〉1/1d2

    伏黒(75) dice1d100=91 (91)

  • 188二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:28:15

    鏡の中のもんが触れるくらい近づいてしまったらどうなるんだ…殴れる相手(バトル)ならまだいいが不気味だ

  • 189125/07/20(日) 16:31:38

    〈SANチェック〉

    【失敗】75 – dice1d2=1 (1)


    伏黒はこの三人で何かに巻き込まれた時、自分がちゃんとしなければならないと意識付けている。

    二人が頼りにならないなんてことは毛頭ないが、それでもそう思うのは彼の責任感と友情のなせる業だろう。

    だからこそ、こうして自分だけが少しずつ変化を感じ取っているこの状況は伏黒の精神を着実に追い詰めていく。

    あの手が自分に届いたら、どうなるのだろうか。

    分からないからこそ恐ろしい。伏黒は額に滲んだ汗を手の甲で拭う。

    べたついた感触が酷く不快だった。


    少し時は遡り、整理整頓はあまりされていない、ごちゃっとした机を調べていた釘崎は机の上に置いてあった少女と優しそうな母親と父親の写った写真を手に取っていた。

    リビングに入った時に見た顔と同じものであり、やはりあの時見たのはいつかの家族の光景だったのだろう。

    そう思うと、それが何故こうなってしまったのかと惜しく感じてしまう。

    こんなことにならないといけなかったのか、と。

    だが今はそう思っても現実が変わるわけではない。

    釘崎はそんな感情を押し殺し、少女の机の引き出しを開けた。


    〈目星〉

    釘崎(69) dice1d100=98 (98)

  • 190二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:35:51

    全体的に出目が高まってまいりました
    引き出し壊すんじゃないぞ釘崎!

  • 191125/07/20(日) 16:36:25

    〈目星〉

    【ファンブル】


    だが丁度その時、すぐ傍で伏黒が硬直したように動きを止めたことに釘崎は気付いた。

    引き出しを開けっぱなしにしたまま、何かを持つ伏黒へと目を向ける。


    「アンタ、なにやって――――」


    そうして手元を覗き込み、気付く。

    割れた鏡が自分を映し、万華鏡のようにありとあらゆるものを反射している。

    きらきらと輝くというよりは、背後の直視を避けたいものが何重にも浮かぶ惨状。

    ぐ、と込み上がった何かを釘崎は飲み下す。


    〈SANチェック〉0/1

    釘崎(87) dice1d100=90 (90)


    〈POW×5〉

    釘崎(16*5,80) dice1d100=93 (93)

  • 192二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:41:05

    全体的に出目が高まってまいりました!(2回目)
    釘崎も二段階目に突入か…

  • 193125/07/20(日) 16:41:25

    〈SANチェック〉

    【失敗】87→86

    〈POW×5〉

    【失敗】


    「ッ、おい!」


    伏黒の制止も間に合わない。

    釘崎は鏡の向こう、先ほどよりも少し近付いて来ていた何かを見つけてしまう。

    人体をひっくり返したような、もしくは人間だったものを握り潰してこねくり回したかのような、肉の塊。


    ドッと心臓が存在を主張する。

    伏黒が事態に気付き視線を遮るように鏡を手で覆ってから、ようやく釘崎は動けるようになった。


    〈SANチェック〉0/1d3

    釘崎(86) dice1d100=1 (1)

  • 194二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:44:35

    1クリもったいない!!けどさっき青目TVに凝視されても気合い入れてたしねさすのばだよ

  • 195二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:45:39

    出目が高くなってきたので1クリでバランスを取っていくスタイル
    もっとここぞと言う時でもよかったのよ!

  • 196二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:47:38

    そんなところでバランス取るのか……

  • 197125/07/20(日) 16:50:35
  • 198二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:53:50

    次スレだやった~!

  • 199二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 16:55:55

    たておつ!釘崎そんなに出目荒れるイメージないから新鮮だよと思ったら次スレに書かれてて草
    生還祈願!

  • 200二次元好きの匿名さん25/07/20(日) 17:04:28

    ついでだが田中も助かってくれ
    三人が曇る様は見たくないからな!

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