- 1二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:03:29
- 2二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:04:28
えっちだよね。剣の腕も立つだろうし夜のお供の技術もあるんだろうなぁ
- 3二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:09:45
拷問とか強○とか屍○のようなハードなのよりもイチャラブ孕ませな路線を見てみたい
- 4二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:10:51
この服装って本人の趣味なんかなあ?
- 5二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:15:26
設定画をもっと布教していけ
Striking like waves hitting the shore, Swordsoul of Mo Ye brings elegance to the Burst of Destiny Premiere! Event this weekend!
<a href="https://www.yugioh-card.com/en/events/boosterpremiere.html" target="_blank">yugioh-card.com/en/events/boos…</a>
<a href="https://twitter.com/hashtag/YuGiOh" target="_blank">#YuGiOh</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/YuGiOh" target="_blank">#YuGiOh</a>TCG <a href="https://twitter.com/hashtag/BurstofDestiny" target="_blank">#BurstofDestiny</a> — Yu-Gi-Oh! TCG (YuGiOh_TCG) 2021年10月28日 - 6二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:25:47
- 7二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:34:21
この子って結局氷水出身なの?
- 8二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:38:10
わからんけど本人の趣味でも、龍淵に騙されて着させられてるのでもエッチだと思うんだ
- 9二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 18:50:42
- 10二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 19:04:52
目元に肌色が見えるから多分全身タイツ
- 11二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 19:05:35
- 12二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 19:24:21
肌色じゃなかったんだ…
- 13二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 19:51:39
龍淵が莫邪を犯してるのが確定事項みたいになってるよね
- 14二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 19:54:30
境遇を考えるとそういうシチュが抜けるってだけで本気で龍淵に犯去れてるなんて考えてる奴はいねぇよ
それはそれとして龍淵に犯されてる概念で抜くけどな - 15二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 19:59:26
まぁ絶対的に信頼してる相手に騙されて身体も心も預けてるなんて想像したらね
刺す相手の居ない股間のグッサリ@イグニスターがAiドングリボーンしちゃうよね - 16二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 20:00:24
- 17二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 20:25:01
このレスは削除されています
- 18二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 21:18:34
スタイル良いよね
フルルドリスやフェリジットとはまた違った良さがある - 19二次元好きの匿名さん22/04/17(日) 21:27:24
フルルドリスやフェリジットとは違う楽しさがありそう
- 20二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 05:58:30
わかる
- 21二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 09:53:17
まずは尻尾を撫でたい
ツルツルなのかゴツゴツなのか気になる - 22二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 09:56:35
エリアルちゃんといい可哀想なのいいよねって
- 23二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 09:57:43
舐めまわすように使い倒してやるから早く来て…
- 24二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 09:59:10
元ネタに忠実なのはいいよね
- 25二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 09:59:29
- 26二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 10:00:11
- 27二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 10:01:00
むしろ龍淵はこんな弟子がいるのに男に固執してたから違うぞ
- 28二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 10:47:30
- 29◆d2eJx6JqaE22/04/18(月) 17:28:23
保守ついでに……
脳破壊要素あるから注意な
────────────────
かつて相剣師達が治めていた大霊峰。
そこには未だに周知されていない隠れ家のような場がいたるところに存在していた。
「ここは私しか知らない秘密の隠れ家です」
霊峰の奥地に聳え立つ大樹。その麓にある虚へと莫邪は案内する。
「ここなら誰にもバレません……だから大丈夫ですよ?」
こちらへと振り返った莫邪に腕を捕まれ虚の奥へ引っ張られていく。虚の中は思っていたよりも広く、そして暗い。
「確かここに……ありました」
カチッカチッ……そんな音が反響した後、虚の中に灯りがともった。行灯の灯りは大樹の色とも相まって温かな雰囲気を醸し出す。
素敵な場所だ……素直に思ったことを口に出そうとし、止める。莫邪はぼんやりとした様子で目を瞑り物思いに耽っているように見えた。まるで見えない何かを見上げているかのようで……
「……あっ!もうしわけありません!貴方がいるのにこんな……」
俯く莫邪。己を責めているかのような彼女の頭を撫で、大丈夫だと伝える。彼女はその手を自分の頬へと持っていき、頬を擦り合わせ呟いた。
「暖かい……」
どれ程の時間そうしていたのだろう?
莫邪はその間、ずっと頬で掌の温度を感じ続けた。
それはまるでこちらの存在を確かめるかのように。
他に誰もいないと自分に言い聞かせるかのように。
「お待たせしてもうしわけありません。もう大丈夫ですよ」
本当に大丈夫かと問う。無理しなくてもいい。あくまで君の心が最優先だと。
そんな問いに彼女はこう答えるのだった。
「大丈夫です。私の相に貴方を刻ませて下さい」 - 30二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 17:36:41
素晴らしい
- 31二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 17:52:10
人とは違う種族かと思った中に眼あったのか!?
- 32二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 18:30:00
結構全身タイツじゃなくてそういう肌の色だと思ってた人いるんだな
- 33二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 18:46:32
このレスは削除されています
- 34二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 18:46:55
このレスは削除されています
- 35◆d2eJx6JqaE22/04/18(月) 18:47:41
- 36二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 18:50:42
わかる。もしくはコナンの犯人のアレみたいな感じと勘違いする人もいそう
- 37二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 18:52:00
氷水と相剣側の人間のハーフとかなのかねぇ
- 38◆d2eJx6JqaE22/04/18(月) 18:55:44
「ん…ん…んん……」
薄布越しに互いの舌を触れ合わせる。
互いの舌は決して交わることはない。正直もどかしくないと言えば嘘になる。だがそれでも続ける。互いの舌の温度を感じ合う。
これほど親しい間柄になっても莫邪は己の身体を覆う薄布の下を見せようとはしない。むしろ親しくなるほどにその下を見せることを嫌がった。彼女がそう望むならそれでいい。
「んん…ん………ふぅ……」
とろりと蕩けた目で莫邪が見つめてくる。頬を撫でると少し擽ったそうにしながら、その掌に頬を擦り擦りと寄せてくる。いつもの怜悧な彼女からは想像もできないほどに愛らしい反応に思わず心を奪われた。
「ひゃぅ……!」
莫邪の甘い喘声が虚に反響する。腋と胸の間に手を添えると、それだけで彼女の身体はひくひくと全体を震わせた。
莫邪の反応は薄布越しとは思えないほどに敏感なものだ。それは長年の厳しい鍛練の末に獲得した感覚の冴えか、それともまだ別のことに起因するものなのか。
「んんぅ……もっと……ちゃんと触ってくれてもいいんですよ?」
莫邪は肩から着物を下ろし、その綺麗な上体を露にする。首をほんの少しだけ傾げてこちらを蠱惑するかのような上目遣いで迫る。
「ほら…きてください。……ずっとこうしてると少し寒いんですよ?」
心の中で理性のたがが外れる音がした。
気がつくと彼女を壁に押さえつけ、その胸を鷲掴みにし、その首筋に吸いついていた。
「んゃ!ゃめぇ……んりゅぅ……うぅんっ!」
莫邪の目を見る。いつもの凛とした目でも先程の蕩けた目でもない。涙で潤み、怯えの色に染まった目だ。
急いで莫邪の身体から離れた。理性の抑えを失くし、獣性のままに彼女の身体を貪ってしまったことに対する激しい罪悪感と後悔、そして自分への嫌悪の念が押し寄せる。頭を地面に擦り付け、彼女に謝罪する。
「はぁ…はぁ……あ…あやまるのは私の方です。もうしわけありません。挑発してしまったのは私なんですから……顔を上げてください」
言われた通りに顔を上げる。すぐ近くに莫邪の顔があった。行灯の光は彼女の向こう側。暗がりと逆光で彼女の顔はよく見えない。だけどそれはいつも見る顔とは少し違うもののように……
- 39◆d2eJx6JqaE22/04/18(月) 18:58:57
- 40二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 19:00:47
- 41二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 19:07:44
- 42二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 19:37:28
(脳破壊要素どこ?)
- 43二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 19:39:12
- 44二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 19:40:23
肌を隠してるのも龍淵になんかヤられた可能性もあるってことだろう
- 45◆d2eJx6JqaE22/04/18(月) 19:41:36
(実はまだ中盤なんだけどこの時点で結構区切りいいんだよなぁ……)
- 46二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 19:42:51
(素晴らしいssなんで最後まで見たいです!)
- 47◆d2eJx6JqaE22/04/18(月) 20:17:17
じゃあここからは2部ってことで>>39
──────────
「じゃあさっきよりも"優しく"でお願いしますね」
互いに腰を下ろし、目線をできるだけ合わせる。そうすればさっきみたいなことはそうそう起こり得ないはず。二人で出した結論だった。
恐る恐る手を伸ばし、莫邪の双丘を手で包み込む。その綺麗な形を潰してしまわないように。丁寧に。丁寧に。
「んぅ~……」
二人が感じていることは同じだった。じれったい。歯がゆい。もどかしい。もっと激しく交わりたいのに、さっきの失敗が頭をよぎる。きっとこのままでも……だけど本当はもっと……
「んっ!」
己の胸を揉む手に、莫邪はそっと自分の手を重ねる。そしてその手を己の胸に押し付け、もっと強く揉むよう催促する。指示通りに揉む力を強めるとだんだん莫邪の息が上がり、その目が再び蕩けはじめる。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……んん~っ!」
必死にこちらへ首を伸ばす莫邪。その意図を汲み、こちら側も距離を詰めて密着する。即座に彼女はこちらの唇に吸い付いた。
「んくっ!んくっ!ぎゅッて……ぎゅうッてしてください」
胸を揉むのを止めて莫邪の背に腕を回す。彼女の華奢な身体を包み込むように抱きしめた。
「ああっ!」
莫邪が顔を寄せる。その頭を優しく撫でると小鳥のような喘声をあげながら頬を擦り擦りと寄せてくる。その様が愛おしくてたまらない。
「こんなのはじめて……」
そんな呟きが莫邪の口から漏れ出た。
「……あの……最後までしませんか?」
思わぬ提案に身を固くする。
「ごめんなさい!ズルい聞き方でしたね……最後までしてほしいんです。お願いします」
真剣な目で見つめてくる莫邪。もちろんこちらの答えは一つしかない。
「ありがとうございます。ちょっと待っててくださいね……」
莫邪は立ち上がり、奥に立てかけた自分の剣を手に取る。
「今日のことは秘密って約束ですけど、特に今からすることは絶対に黙っててください」
そう言うと莫邪は剣を自分の股に挟み込む
「あ……やっぱり見ないでいただけますか?……その……恥ずかしいので……」
シュルッ……
「はい、終わりました。これで最後までできますよ」
- 48二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 20:22:08
良い…とても良い…
- 49二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 20:47:20
ありがとうございます…
- 50二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 20:57:49
良い…
- 51◆d2eJx6JqaE22/04/18(月) 21:55:48
「これが貴方の……」
莫邪はこちらの肉棒をまじまじとみつめる。眈々と、淡々と、坦々と。さすがに恥ずかしいという意を伝えると彼女は慌てて謝意を示す。そして恐る恐るこう聞いてきた。
「少し……触ってみてもいいですか?」
少したじろぐが、散々莫邪の身体を触ってきた身としてはそれを拒否するのは不義理だろう。触っても大丈夫だと伝えると彼女はこちらの肉棒を触り始めた。
薄布のさらさらとした感触、薄布越しに伝わる僅かな体温、そして繊細な指使い。そのどれもが心地好く、だからこそ踏ん張るのが大変だ。
「ふふっ!剣の柄みたいって思ったけど色々違うんですね……あ、ごめんなさい。貴方のそれを物みたいな呼び方して……!」
実際モノだから大丈夫なんて冗談をとばす余裕もない。無論、あっても言わないが。
「その……そろそろ挿れても……あ、その前に私もですよね……」
莫邪は腰の装束の前部分を手で払い上げる。そこには下半身を覆う薄布に一筋の切れ目が入っており、そこから下の肌色がチラチラと見え隠れしていた。
「じ、実は既に少しだけ濡れちゃってて……だから少しだけ。少しだけで大丈夫だと思うんです。あ、でも貴方が望むのならたくさんしてくれてもいいと言いますか、先程貴方のそれを私が好き勝手してしまったから少しだけで終わらせちゃうのは不義理と言いますか……いや、触ってほしくてたまらないってわけじゃなくてですねでも貴方に触られるならそれはそれでいいというかむしろ少しだけ触ってほしぃ……ぅぅ……」
徐々に声がか細くなっていく様に少し笑みが溢れそうになる。それを悟られないよう振る舞いつつ、彼女の秘所に手を当てた。
「あうぅ……」
莫邪がこちらにもたれ掛かる。こちらの両肩に手を乗せ、頭をこちらの胸元に埋める。おそらくは顔を見られたくないのだろう。こちらが手を動かすと、その度に彼女は身体をピクピクと震わせる。
「ぅぅ……きゃんっ!」
割れ目を指でなぞると莫邪は子犬のような喘声をあげ、ビクンと震えた。
「ぃ、いじわるはやめ……ひぅんっ!」
涙目で見上げる莫邪。
「いじわるぅ……うぅ……」
むくれる莫邪の頭を撫でなだめる。少なくとも挿れても大丈夫な程には濡れているように思えた。だが次の段階に移ろうにも彼女の手がこちらの肩をガッシリと掴んで離さない。
それからしばらくの間、虚の中では莫邪の喘声が響き続けた。
- 52二次元好きの匿名さん22/04/18(月) 22:24:48
可愛いぜ…
- 53◆d2eJx6JqaE22/04/18(月) 23:45:10
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……それでは……お願いします」
息も絶え絶えの様子で迫る莫邪。先程まで散々喘声をあげ続けたから仕方ないとはいえ、その様子にはこのまま続けて大丈夫なのかという不安もわいてくる。
「ん!」
莫邪は仰向けに寝転がり腕を広げる。彼女には尻尾が生えているため、仰向けに寝転がると自然と腰が浮き上がった体勢になる。ぱたぱたと地面を叩く尻尾の先端が、まるで早くしろとこちらに催促しているかのようだった。意を決して彼女の身体に覆い被さる。
「んくぅ~ッ」
莫邪の秘所は思いの外すんなりとこちらの肉棒を受け入れた。あれほど丹念に濡らしたのであればそれも当然だろう。
「どうかしましたか?」
莫邪が問いかける。彼女の伸ばした手がこちらの頬をそっと撫でた。
「ずっと私を見ててください。私も貴方を見ています」
いつの間にか背後に回り込んだ尻尾がこちらの腰をトントンと叩く。莫邪の目はどこか物欲しげな色を映し出していた。まるで導かれるかのように腰を動かしていく。
「ん!ん!ん!ん!ん!」
パンパンと肉が打ちあう音。こちらの荒い息づかい。そして莫邪の甘い喘声。
華奢な体躯に反して、莫邪の中は優しく包み込むかのようであり、腰を動かすのは容易かった。突けば突くほどに互いの熱は高まっていき、高まった熱を発散するためになおさら二人は激しく交わる。
「はぁ、はぁ、はぁ……あんッ!んんッ!」
互いの両手は貝殻繋ぎに。離れないように。離れないように。
「も、もっと!もっと奥にィ!」
莫邪は求める。何かを忘れるように。何かを塗りつぶすように。
「もっと激しく!激しくしてください!」
だから応えようとする。もっと激しく。もっと強く。
だが限界が近かった。これ以上続けると莫邪の中に出してしまう可能性もあった。頃合いを見計らい、肉棒を彼女から引き抜こうとする。
「駄目ッ!」
莫邪の尻尾がこちらに巻きつき、がっちりと互いの身体を密着させる。これでは引き抜くことができない。
「離れないでください!逃げないでください!もっと奥にください!もっと激しくしてください!」
莫邪は懇願する。
「私に……忘れさせてください!」
こちらがついに果てたのはその叫びと同時だった。
- 54◆d2eJx6JqaE22/04/18(月) 23:52:31
- 55◆d2eJx6JqaE22/04/19(火) 01:07:27
虚に朝日が射し込む。それを目覚ましに、疲れた身体と頭を強引に起こす。見渡すと莫邪の姿は虚の中にはない。急いで虚ろを抜け出す。
「ハッ!……セヤァッ!……」
見慣れた光景が目の前にはあった。己の剣を振るい、鍛練に勤しむ莫邪の姿が。
鍛練の邪魔になるのはいけないと判断し、虚の入り口からそれを眺める。暫くすると莫邪はこちらに気付き慌てて駆け寄ってきた。
「お目覚めになられてましたか!それに気づかず失礼いたしました」
謝意を示す莫邪に気にしなくていいと伝える。いつもならこちらの視界に入ったところで気づいてくれる彼女がここまで気づくのが遅れた。それほど鍛練に意識を集中しなければいけない何かがあったということだ。
「ここは朝日だけが射し込む場所なんです」
にこりと微笑む莫邪。その目には泣き腫らした形跡。そのわけを聞くか……それとも聞かないか……その判断に迷っていると、彼女は勢いよく頭を下げてきた。
「……もうしわけありません!私としたことが……貴方様にご迷惑をおかけしました!」
すぐにそんなことはないと伝える。莫邪が気にしているのは十中八九昨日のことだろう。
「貴方様がもう止めようとおっしゃってくださったのにも関わらず、私は……私は……」
俯いたままプルプルと震える莫邪。その頭を撫でて落ち着かせようと試み、それを止めた。その代わりに屈みこむようにして彼女の視界に強引に割り込む。一晩中動かし続けた腰が悲鳴を上げるが、彼女の悲しむ姿を見続けることと比べればどうってことはない。
「なんで私は忘れることができないんでしょうか……」
莫邪の口から言葉が溢れ出た。黙って耳を傾ける。
「なんで私は龍淵様のことを忘れられないんでしょうか……!」
自分でよければ力になる。話を聞くよ。そんなことを言った直後に倒れ伏した。
「だ、大丈夫ですか!?私としたことが!ああ、貴方様にまたご迷惑を!なんとお詫びすればいいのか……!」
なんとかごろりと寝転がり莫邪を見上げる。そして互いに話をするために座るか寝転がるかをするように促した。
「……であれば私の膝なり尻尾なりを枕としてお使いください……尻尾がおすすめです」
選ばれたのは膝枕だった。
- 56二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 01:45:17
このレスは削除されています
- 57二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 01:46:43
このレスは削除されています
- 58二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 01:47:37
紙だと興味無かったけどここでえちえちがすぎるのを知って使いたくなった
まさかまだ使えなかったとは… - 59◆d2eJx6JqaE22/04/19(火) 01:54:39
莫邪は話し始めた。
己が特殊な出自であること。
相剣師となったこと。
軍師である龍淵に師事し仕えたこと。
厳しい鍛練の日々のこと。
時折やってきた訪問者達のこと。
師が裏切ったこと。
己が師の裏切りの道具に過ぎなかったこと。
全てを話したわけではないのだろう。話せないこともあるだろう。話さなくていいこともあるだろう。話したくないこともあるだろう。それでも話せるだけのことを話してくれた。その事について謝意を述べる。
「いえ、私も少しだけ気が楽になりました」
先程よりも若干穏やかな声音。薄布の下の表情も少しだけ和らいでいるように見えた。いつの間にか真上に上った太陽を二人は眺める。
それからしばらく経って莫邪は再び口を開いた。
「私は……貴方様を利用しようとしたんです。龍淵様を忘れるために」
再び険しさを増す声音。太陽を見上げる莫邪の顔を光る雫が伝っていくのが見える。
「貴方様をそんなことに利用しただけでも罪深いことなのに……それでも私はあの方を忘れられない!私の中で忌まわしくもいき続ける!私は……っ!」
莫邪の頭に腕を回し、半ば強引にこちらの方へと向かせる。
「ッ!」
目に飛び込んできたのは潤んだ目を目一杯に見開かせた莫邪の泣き顔。
莫邪の溢した涙がこちらの顔へと降りかかる。それでもいい。それでいい。それがいい。
互いの目線を、互いの顔を合わせる。
それがどれ程大事なのか。あの夜は教えてくれた。
- 60二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 01:56:36
このレスは削除されています
- 61◆d2eJx6JqaE22/04/19(火) 02:56:54
「わ、私は…私は……ッ!」
「貴方に抱かれているのに……貴方のことで幸せがいっぱいなはずなのに……あの方から与えられたものが……虚しさのような、苦しさのような、そんなものがたくさん溢れてきて!貴方で埋めようとしても、貴方で掻き消そうとしても、全然足りなくて。それが赦せなくて……ッ!」
「もう一緒にいちゃいけないってそう思ってるんです!こんな私が貴方のそばにいる資格なんてないって!」
「なのにどうして貴方は私を拒絶しないんですか!拒絶してくれないんですか!」
「貴方は何も悪くなくて、悪いのは全て私なのに……」
「どうして一緒にいるって言ってくれるんですか……!」
「どうして……うぅ……」
噎び泣く莫邪。己を責める彼女の頭を撫で、ただ大丈夫だと伝える。彼女はその手を自分の頬へと持っていき、頬を擦り合わせ呟いた。
「どうしてそんなに温かいんですかぁ……!」
どれ程の時間そうしていたのだろう?
莫邪はその間、ずっと頬で掌の温度を感じ続けた。
それはまるでこちらの存在を確かめるかのように。
他に誰もいないと自分に言い聞かせるかのように。
だからこちらもずっと掌で頬の温度を感じ続けた。
それはまるで莫邪の存在を刻みつけるかのように。
他に誰もいないと自分に言い聞かせるかのように。
本当に、どれ程の時間そうしていたのだろう?
- 62◆d2eJx6JqaE22/04/19(火) 03:54:51
「ごめんなさい……まさか日が暮れてしまうとは……」
目を泣き腫らした莫邪が申し訳なさそうに俯く。結局虚で二晩目を過ごすこととなった。
「実はちょっとラッキーとか思ってませんか?私は思ってませんよ?……少ししか……」
俯きつつも視線はバッチリこちらを向いていた。
食料は現地調達でどうにかなったがどうにもならないものもある。例えば行灯の燃料だ。
「ごめんなさい。もう灯りを消しますね」
莫邪の合図と共に灯りが消える。太陽ですら朝日しか射し込まないこの場所に星光など意味を為すはずもなく、虚の中は暗闇に包まれた。
暫くするとシュルシュルと何かが擦る音が虚に響いた。蛇でも入ってきたのかもしれない……灯りへと手を伸ばそうとした瞬間、鱗に包まれた長いものに為す術もなく身体を引き寄せられた。
「少し手荒な真似をしてごめんなさい。何せ真っ暗ですから貴方を見つけるのに苦労したんです」
耳元で囁きかける莫邪の声。瞬く間に服を脱がされ密着される。だが、昨日とは決定的に違うことがあった。
「あ、勘違いしないでくださいね。昨日あれだけ激しくしてしまったので今日はお互いお休みです」
肌に感じたのは文字通り肌の感触。莫邪は今、全身の薄布をも脱いだ完全に裸の状態であった。
「でもこうやってお互い抱き合うだけというのもとてもいいと思うんです。むしろ私はそちらの方が好きです」
莫邪は背後から腕を伸ばし、ぎゅっと背中に密着する。背中全体に感じる柔らかな感触。特に二つの膨らみは否が応でも意識をそこへ集中させてしまうに足るものだった。
「だから朝になるまでこうしててくれませんか?一応行水はしたので臭いは大丈夫です……たぶん……」
- 63◆d2eJx6JqaE22/04/19(火) 04:14:06
朝を迎え、虚に朝日が射し込む。それを目覚ましに、疲れた身体と頭を強引に起こす。見渡すと莫邪の姿は虚の中にはない。急いで虚を抜け出す。
「ハッ!……セヤァッ!……」
見慣れた光景が目の前にはあった。己の剣を振るい、鍛練に勤しむ莫邪の姿が。
「あ、おはようございます!よく眠れましたか?」
やけに溌剌とした挨拶。明らかにわざとやっているのだろう。
「今日の私、少し違うんですよ?明日からの私も違います。明後日も明明後日も!貴方にはわかりますか?ふふっ!」
これ見よがしに剣を振るう莫邪。素人目でも分かるくらいに覇気が違う。その事に言及すると莫邪は剣の動きを止め剣を納めた。
「……まあそういうことにしてあげましょうか。貴方はわかってますね~」
黒い薄布越しでもその顔が小僧たらしげなのは手に取るように分かるのだった。
───────────────
相剣師は己の剣に相を映し出す。
相とは心の姿。心の有り様。
かつて師はそれを偽るために私を使った。
私の心の片隅には師がいて、だから私の剣はどこか師のそれに似ていた。
振るう剣技は師の剣で、振るう剣は師の剣で。
だけど今朝起きた時、私の剣の色が少しだけ変わっていた。
ほんの少しだけど変わってたんです。
きっとこの先も変わっていく。
だったら剣技くらいは私が作らなきゃ。
いつかこの剣は貴方の色に染まるんですから。
- 64二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 06:01:25
尻尾使うの好き
- 65二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 06:26:16
朝からこんな素晴らしいSSを読めるなんて、感謝しかないです!
- 66◆d2eJx6JqaE22/04/19(火) 11:19:01
書き終わった後すぐに寝たから言い忘れてたけどこれで終わりです
今まで書いてたの陵辱モノばかりでイチャラブ系書くのは初めてだったからこれでよかったのかはわからん
最後まで書いたこと自体に後悔はないけど>>39で終わらせてた方が纏まりがよかった感は否めんかも……
この娘|あにまん掲示板結構えっちな格好してる……https://bbs.animanch.com/img/532414/172bbs.animanch.comこのスレ建てた時はワンチャンファンスレとかシコスレとか建てばいいな……程度に思ってたんだ……
まさか龍淵に慰み物にされてる概念で盛り上がるとはこのリハクの目をもってしても案件だった
まあ今回使わせてもらったんだけどね……元凶の元凶故の一種のケジメだと思ってくれ
念のため書いとくけど、他所の掲示板とかSNSの類いでこの概念を出すのは危ないから止めとけよな
ここの掲示板のこのカテゴリだからギリ許されてる(許してない人もいるだろうけど)概念だと思うんで……
長々とスレを占領してすまんかった
特にレス削除が多かったのすまん
後は好きに莫邪ちゃんを語っておくれ
じゃあ名無しに戻ります
- 67二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 11:20:35
住み分けとか配慮も大事よね
- 68二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 11:26:50
莫耶って干将との夫婦剣だから多分人妻なんだ…
あーダメダメえっちすぎます - 69二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 11:55:50
全身タイツってことは臭い凄そう
- 70二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 13:29:32
- 71二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 14:09:52
- 72二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 15:42:40
- 73二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 16:06:58
- 74二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 16:08:54
ちなみにwikiなどによるとその干将・莫耶の名は作った刀工の夫婦の名が由来だとか、その剣が関わる復讐譚があったりするらしいですねぇ。
- 75二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 16:10:35
- 76二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 16:11:18
- 77二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 17:52:13
自身の能力で生み出した分身(トークン)とレズセする莫邪ちゃんって概念もいいと思うんです
- 78二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 20:15:02
MDに来てくれたら語ってくれる人や描いてくれる人も増えると思いたいぜ……
- 79二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 22:01:53
- 80二次元好きの匿名さん22/04/19(火) 22:03:02
自前の尻尾でトークンをチューニング(意味深)するのもアリだな…
- 81二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 00:13:38
こういうドラゴン娘見る度に思うんだけど、尻尾ってどれだけ自由に動かせるんだろ?
誰かにグルリと巻きつけるくらいに自由がきくなら、自前の尻尾で擦ったり挿れたりとかできそうじゃない?
それってめっちゃえっちじゃない? - 82二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 07:03:19
まず尻尾の感覚ってどんなもんなんだろ?手足くらい自由に動くのかな
- 83二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 07:17:14
まず幻竜族の相剣師たちがどういう生き物なのかが分からん
見た目が人間に近いリザードマンみたいなもんと考えればいいのだろうか - 84二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 07:53:22
- 85二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 07:58:34
いや、ドラゴンメイドは竜人じゃなくてちゃんとドラゴンになってるから違うわ
そっくりとか言ってすまんかった
それはそれとしてドラゴンメイド・莫邪って電波を受信したから許してくれ - 86二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 08:02:44
- 87二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 08:24:29
- 88二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 08:29:02
シュトラールみたいなゴツゴツ系かディープみたいなすらっとした感じなのか…どっちでも行けるな!
- 89二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 11:36:05
- 90◆d2eJx6JqaE22/04/20(水) 17:04:26
保守ついでに……
──────────
大霊峰奥地の瀑布。膨大な水量が下へ下へと流れ落ちゆくその様はまるで全てを呑み込むかの様。
そんな自然の神秘のすぐ傍で莫邪は剣を構え佇む。
瀑布の音は爆音とも聞き紛う程に大きい。そんな中でも莫邪の心は凪ぎ、目の前の一点に全神経を集中させる。
飛び散った水飛沫が莫邪の目の前に集い、人のような形を為していく。やがてその人形は莫邪そっくりの姿を形作った。
「……上手くいきました。今までで最高の出来映えかもしれません……!」
それは相剣師に伝わる秘伝の儀。己の相と向き合い、氷水の力を用いて分身を作り出す。誰かを傷付け争うためではなく己と向き合い自身を高みへと導くための奥義である。
莫邪が剣を構えると目の前の分身も同じように構えを取る。
「それでは……一本、お願いいたします!」
莫邪と分身の一騎討ちが幕を開けた。 - 91◆d2eJx6JqaE22/04/20(水) 17:43:56
それはさながら華麗な舞いの様。
互いを行き交う白い剣閃、その周囲を躍り狂う紫白の髪。着物の裾は蝶の羽ばたきのように開いて閉じてを繰り返し、氷水の色をした尻尾の先端が周囲に舞う飛沫を払う。
壮大な瀑布も見事な峡谷も今の彼女の世界には存在しない。彼女と分身、たった二人だけの世界がそこには広がっていた。
一刻、また一刻と時は過ぎゆく。互いの剣は衰えることを知らず、その速さを、その鋭さを、その閃きを増し、互いを高みへと導いてゆく。
だが、いつまでも続くかと思われたその儀もやがては終わりの時がくる。
「ハッ!」
鋭い叫びと共に放たれた突きは分身の剣を弾き飛ばし、その首もとにあわや届かんとする手前で止まった。
「決まりです」
莫邪がそう宣言し剣を納めると、分身は構えを解き背筋をピンと伸ばす。
莫邪も同じように背筋を伸ばし、互いに一礼をした。
「今日はお付き合いいただき、ありがとうございました!次の儀でもよろしくおねがいいたします!」
己が生み出した分身にも敬意を払うことを忘れない。目の前の分身をまっすぐと見つめ、感謝の意と共に奥義を解いた。
その儀を終え奥義を解けば、やがて分身は形を失くし元の氷水へと還る……
……本来であればそのはずだった。
「おや?氷水に還りませんね?……私が何か間違ってしまったのでしょうか?」
莫邪の目の前にある分身はまだ還らない。その事に躊躇う彼女の元へ分身はつかつかと歩み寄る。
「もうしわけありません!すぐに私が解除してさしあげみゃひゃッ!?」
莫邪の口元にひんやりとした感触が突き抜ける。
一瞬遅れて莫邪は己が分身に唇を奪われたことを知覚した。
- 92◆d2eJx6JqaE22/04/20(水) 18:38:40
「な、なな……なんで!?」
自分の身に起きたこと、自分の目の前で起きたことに対して理解が追い付かない莫邪。
だが分身はその間にも次の行動を起こす。可憐な足取りで莫邪の背後に回り込み、その背中を指でツーッとなぞり上げた。
「ひゃやっ!?冷っ!や、やめっ!」
ひんやりとした感触がぞわぞわと莫邪の背筋を駆け上がっていく。すぐに背中に手を回し、分身の手を掴まんとするが、それを読んでいたかのように今度はがら空きの両脇腹に手を添えられた。
「ひぃっ!な、なんなんですかぁ!やめてくださいぃ!」
莫邪は抗議するが分身は一向に止める気配がない。
分身の手が徐々に徐々に上っていく。臍の横、肋の下、腋のすぐ下を通り、そこから方向転換して胸の方へ……
「だ、だめ!これ以上はいけません!とまって!とまってえ!ふぅうんんんんんっッ!?」
分身の手は莫邪の下乳を撫で上げ、腋と胸の境界へ。そこから胸全体を揉みほぐしつつ、その頂点へ徐々に迫らんとしていた。
「ら、らめ……そこぁ……よゎ…ぃい゛いッ!?」
分身の指が莫邪の乳首をカリカリと引っ掻く。その刺激に耐えきれず、彼女の身体は大きくのけ反った。
元々あった儀式の疲労も相まって足腰の力が抜け、そのままへにゃりと座り込む。分身も背後に腰を下ろし、その冷たい腕で莫邪の身体をぎゅッと抱きしめた。
なぜ莫邪はここまで分身に好き放題されてしまったのか。それにはきちんとしたわけがある。
分身の手は莫邪の身体を覆う薄布を通り抜け、その肌に直に触れる。
険しい鍛練によって薄布纏った状態でも問題ないほど鋭い皮膚感覚を身に付けた莫邪にとって、肌を直に触れられるのは堪えようのない刺激だったのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……ゃ、ゃめ……やめれぇ……」
分身の指が莫邪の口に入り込み、口内を蹂躙する。2本の指が彼女の舌を挟み込み、その表と裏を同時に弄り回す。
「ふぁゃぁあああ……♡」
思わず甘い声を漏らしてしまう莫邪。しかしそれで終わるはずもない。
片方の手が口内を蹂躙している間に、もう片方の手は下の口の方へと伸びていった。
- 93◆d2eJx6JqaE22/04/20(水) 20:16:13
(な、なんでこんなことに……まさか誰かに分身を操られて?それとも氷水の方達の悪戯?)
莫邪は必死に思考を巡らせるが、迫りくる快楽の波が思考力そのものをまっさらな状態に洗い流してしまう。
必死に目を瞑り快楽の波に抗わんとするが、視界を封じたが故に皮膚感覚が更に研ぎ澄まされてしまい、分身の責めをまともに受けてしまう羽目となってしまう。
「あうぅぅうんッ!」
分身の手が莫邪の下腹部を擦る。まるでなにかを探るかのように。そして擦る動きを止めると、今度は指でトントンと叩き始める。
(な、何を……)
トントン…トントントントン……まるでその下にある何かを呼び起こさんとするかの様。莫邪は「何かされている」ことはわかっても「何をされている」かはわからない。だから怯えたように目を瞑り、分身の企てを無意識的に手助けする選択肢をとってしまう。
やがてトントンを止めた手が莫邪の秘所に接触した。まるで品定めをするかのように割れ目の周囲をなぞり彼女の気を昂らせていく。
「ぃゃ…ぃゃぁ……」
か細い声で抵抗する意を伝える莫邪。だがそんな声に何の意味があろうか?
分身の手は莫邪の秘所を、そしてその奥にある子宮口目掛けて一気に指を突き挿れる。
「あ゛あっ♡」
今日一の勢いで身体をのけ反らせる莫邪。奥深くで眠っていた快楽の不発弾を乱暴に起動させられ、腰をガクガクと震わせる。
「ぁ゛……ぁ゛…♡」
あまりの刺激に意識まで吹き飛ばされそうなほど。だが絶え間ない責めが莫邪に気絶という逃げ道を与えることすら許さなかった。
クチュクチュと淫靡な音を立てる莫邪の秘所。分身が指を引き抜くと、生暖かい汁が薄布の下に溢れ出す。
「はぁはぁはぁはぁ……あは……♡」
唯一薄布に覆われていない莫邪の目は既に快楽で蕩けきっていた。
「お゛っ!♡」
指が再び秘所へ挿れられると、莫邪は身体を大きくのけ反らせ、その後は指の動きに合わせて全身をビクビクと震わせる。
絶え間ない責めと敏感な反応によって着物ははだけ、整った形の膨らみが露に。薄布越しでもはっきりとその存在を主張する二つの頂点は、何かが触れる度に電撃のような刺激を莫邪の身体に走らせた。
- 94◆d2eJx6JqaE22/04/20(水) 20:52:07
分身の腕はひんやりと冷たいはずなのに、触られた場所はどんどん熱くなっていく。
まるで身体の中で炎が激しく燃え盛ってるみたいに。
熱くて、熱くて、とても苦しい。
何でもいいからその熱を冷ましてほしい。
ああ、わかってるのに……
熱の原因はそれだって。
それなのに……
その手で触れてほしくて……
その腕で抱きしめてほしくて……
その身体で全てを感じさせてほしくて……
私の身体が、心が、魂が
まるで何かの楽器にされたみたい。
声も吐息も、身動ぎする音も衣擦れの音も、クチュクチュとした下品な音さえも
私という楽器から奏でられる音なんだ
目の前の私はたぶんそれを調律してるんだ……
ああ私が少しずつ違うものになっていくみたい
私は何かになれるのかな……
私は何になれるんだろ……
できれば……
誰かの役に立つ自分になりたいなぁ……って
- 95二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 21:41:46
- 96二次元好きの匿名さん22/04/20(水) 21:42:54
懺悔するならあなたもSS書いて❤️
- 97◆d2eJx6JqaE22/04/20(水) 22:12:44
「んんぅ…んちゅ……ちゅぷっ……んうぅ♡」
仰向けに横たわる莫邪。分身はその上に覆い被さり、その唇を貪る。右手で左腕を、左手で右腕を押さえつけ、互いの尻尾は螺旋を描くようにぐるぐると絡み合う。
「んっ……っぷはぁ!」
分身の唇が離れる。莫邪は足りない酸素を急いで取り込むかのように荒い息を繰り返す。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
息に呼応して激しく上下する胸。その中で脈打つ鼓動は外からでも察知できるのではないかと思わせるほどに大きく高鳴っていた。
「も、もっとぉ!もっとくらさいぃ…♡」
もはや快楽の虜となった莫邪は分身に更なる行為を求める。
「あつくてあつくてたまらないんです。もっともっとわたしをひやしてくださいぃ♡」
莫邪が分身に手を伸ばそうとしたその時だった。
ピシャッ!
「ひゃっ!?」
莫邪の全身に降りかかる冷水の雨。彼女は咄嗟に目を瞑った。
「……ぁ」
恐る恐る目を開ける。目の前にいたはずの分身はもういない。そこにいるのは莫邪一人……
莫邪は地面に横たわりながら徐々に身体の熱が引いていくのを感じていた。 - 98二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 03:09:21
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- 99二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 03:11:32
大霊峰奥地の瀑布。膨大な水量が下へ下へと流れ落ちゆくその様はまるで全てを呑み込むかの様。
そんな自然の神秘のすぐ傍で莫邪は我武者羅に剣を振るう。
瀑布の音は爆音とも聞き紛う程に大きい。そんなことはどうでもいいと言わんばかりに莫邪の心は大時化の真っ只中にあった。
「鍛練が足りてません!全く足りていません!」
自分に言い聞かせるように必死に剣を振るうその様は、むしろ何かを誤魔化すかの様にも見える。
「集中!集中!集中!集中!」
莫邪が呼び出した分身、それは己の相と向き合って現出させたものであり、ありのままの心をそのまま反映したものであるとも言えた。
そんな分身が己に襲い掛かり、あまつさえあんな淫らなことに及んだということはつまり……
その事に思い至った莫邪の心中は言うに及ぶまい。
「うぅぅぅぅ…………」
羞恥の念を必死に圧し殺そうと剣を振るう。
しかしそんな程度では圧し殺せようはずもなく……
今やその顔は黒い薄布越しでもわかるほど真っ赤に染まっていた。
「あああああ~~~~~ッ!!!」
大瀑布の大爆音に負けないほど大きな悲鳴が大霊峰に木霊するのだった。
頑張れ莫邪、己に打ち克つその日まで
負けるな莫邪、高みに上るその日まで
- 100◆d2eJx6JqaE22/04/21(木) 03:21:13
- 101二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 12:53:18
保守
- 102二次元好きの匿名さん22/04/21(木) 22:34:52
ほしゅ