- 1二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:00:07
登場人物・用語解説
◯魔術使い
ヒトと共に暮らし、ヒトより高い身体能力と特別な術『妖魔法術』を有する希少で特別な生き物。
容姿はほぼヒトと変わりないが、中には獣の耳や尾を持つ個体も。
◯魔術科学園
魔術使いが強力かつ安全な魔術の使い方を学ぶ為に入学する公立の学園。
日本には札幌校、渋谷校、名古屋校、大阪校、高松校、福岡校の計六つがある。
中高大一貫校で、学年は九つ。
◯夏伊勢也(なついせいや)
先端が赤く染まった白い短髪に金の瞳、チーターのような獣の耳と尻尾を持つ魔術科学園名古屋校の中等部二年生の男子。
暴れん坊だが明るく天真爛漫な性格で、嫌いなことから逃げるのが得意。
◯鳴神新(なるかみあらた)
紺色と薄水色の長髪に紫の瞳、ユニコーンのような耳と尻尾、角を持つ魔術科学園名古屋校の高等部二年生の男子。
美しい容姿を活かしてモデルとしての活動をしており、穏やかな物腰とは裏腹に非常に自分に対してストイックである。
◯鴨橋立(かものはしだて)
前髪のみがオレンジ色に染まった白い髪、青い瞳、カモノハシの尻尾を持つ魔術科学園名古屋校の高等部二年生の男子。
おちゃらけた性格で、どんな時も騒がしく賑やか。
◯得田家路(とくたいえろ)
センター分けにした黄色い髪に紺色の瞳、虎の耳と尻尾を持つ魔術科学園名古屋校の高等部二年生の男子。
常に論理的かどうかを重視し、非科学的なことに弱い。 - 2二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:23:09
◯東海望(とうかいのぞむ)
紺のメッシュが入った白い髪にオレンジの瞳、羊の角を持つ魔術科学園名古屋校の高等部三年生の男子。
元生徒会長で、自分のことがとにかく大好きなナルシスト。
◯鮫島光(さめじめひかる)
灰色の髪に緑のメッシュと瞳、サメの尻尾を持つ魔術科学園名古屋校の大等部一年生の男子。
口が悪いので誤解されやすいが、本当は面倒見が良くて優しい。
◯初雁隼(はつかりしゅん)
先端が水色に染まった銀の長髪に右が青で左が金の瞳、ユキヒョウのような耳と尻尾を持つ魔術科学園渋谷校の高等部一年生の女子。
北海道にある剣術の名家初雁家に双子の妹の狛と共に生まれており、剣術の達人。
真面目な性格だが、時に年頃の女子らしい一面も。
◯初雁狛(はつかりこま)
先端が赤に染まったツインテールの黒髪に右が金で左が青の瞳、クロヒョウのような耳と尻尾を持つ魔術科学園渋谷校の高等部一年生の女子。
隼とは双子の姉妹だが、姉とは違って剣術よりもおしゃれやランチが好き。
◯獅子賀煌輝(ししがこうき)
センター分けにした銅色の髪にライオンのような耳と尻尾、赤い瞳を持つ魔術科学園渋谷校の高等部一年生の男子。
誰に対しても用心深い性格で簡単に信用しようとせず、仲良くなることは難しい。
◯雲雀椿樹(ひばりつばき)
コーラル色のインナーカラーが入った茶色のふわふわとした髪に柴犬のような耳と尻尾、緑色の瞳を持つ魔術科学園渋谷校の中等部二年生の男子。
初雁家に代々仕えている雲雀家の出身で、隼と狛は幼少期から従者として奉仕してきた幼馴染。
右目が長い前髪で半分ほど隠れているが、非常に怖がりで臆病な主人や勢也などの信頼している人物以外にはそれを頑なに見せたがらない。 - 3二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:24:05
書くのおっせえなあ
- 4二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:24:53
前スレ有ったら教えて
- 5二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:27:28
またケモネタか桃太
- 6二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:29:02
本当に病的にケモ耳ショタネタにこだわるな こだわりが強い人だわこれ
- 7二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:29:25
- 8二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:30:05
名前と獣の種類合ってないの謎すぎる
と思ったらこれもしかして電車ネタか - 9二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:30:17
上郷山陽(うえさとさんよう)
青のメッシュの入った灰色と黒の髪に緑の瞳、褐色の肌、龍の尻尾を持つ魔術科学園大阪校の高等部三年生の男子。
必要最低限なことしか話さず、助詞をよく省略しているので言いたいことが伝わらないことも。
桜燕(さくらつばめ)
漆色と白の髪にピンクの瞳、燕の尻尾を持つ魔術科学園福岡校の高等部二年生の女子。
ボーイッシュな容姿だが、男に間違われることは少ない。 - 10二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:32:08
- 11二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:39:28
【第四話】噴火!? ふきげんな燕の行く先
- 12二次元好きの匿名さん25/08/14(木) 23:55:49
桜燕は、魔術科学園福岡校に通う高等部二年生。
ボーイッシュな容姿で一人称が「ボク」ではあるが、立派な女子生徒だ。
その男性的な容姿の生徒は彼女のいる福岡校では珍しかったが、特異な見た目はその空間では一切問題になることはない。
明朗快活な性格でユーモアがあって面白く、親切な性格をしている燕は仲のいいクラスメイトがとても多い。
いるだけで雰囲気が明るくなると言われ、さながらアイドルのように皆に愛され親しまれているのだ。
そんな燕でも、この日だけは普段と様子が随分違っていた。
「あー、もうっ! 昨日宿題が多すぎるせいでゲームできないまま寝る時間になっちゃった。最悪。」
ぶつくさと文句を言いながら、廊下の床を乱暴に蹴るように踏みつけながら歩いている。
その顔にはしわが寄っており、眉毛が鋭く下がっている。
苛立たしげに舌打ち交じりにため息をつき、とても幸せそうとは言い難い表情だ。
今日の燕は、とても機嫌が悪いのだ。
ゲームを趣味としており、日課と言っても良いほどに遊んでいた彼女だが昨日は部活と課題の合わせ技のせいで一日中非常に忙しく、ゲーム機に触れられる時間がなかったのだ。
更にはそこにつけ込んだ悪い魔物イライラガが触れた者をイライラさせる鱗粉を撒き、燕を不機嫌にしているのである。
「あーもうイライラする。でも皆んなの前では、頑張ってイライラを隠さなきゃ………。」
その決意は、果たしていつまで持つだろうか。 - 13二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 00:00:38
前はゲーム買う買わないで揉める回だったよな
この世界ゲーム中毒者しかおらんのかww - 14二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 00:06:10
- 15二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 00:09:25
いつものように登校し教室へと向かう途中。
燕は廊下に設置された、一つのゴミ箱に足がぶつかった。
「うっ。………ん、ゴミ箱?」
ゴミ箱が燕の目に留まる。
普段は何てことのないゴミ箱も、今日は怒りの着火剤になりかねない。
「どうしてこんなところにあるの? 邪魔だなあ。」
燕はとても激しい、そのゴミ箱を蹴りたい衝動に駆られた。
そして誰も見ていないのを確認してから、サッカーボールのようにゴミ箱に勢いのいい蹴りをお見舞いする。
「そらぁっ!!」
ガラッ、と音が鳴り、重心を崩したゴミ箱はゆっくりと蹴られた方向に横たわった。
中に詰まった紙くずや空き缶が、バラバラと床に散らばっていく。
イライラガはそれを眺めながら、クスクスと笑いを浮かべていた。
その瞬間。
背後に燕の親友、鴨碧が現れた。
「おはよ、燕ちゃん!」 - 16二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 00:23:16
「あっ………。」
と呟いても、時すでに遅し。
碧の視界には燕の後ろで倒れているゴミ箱と、その周囲で散らばる紙くずや空き缶やペットボトルなどのゴミがしっかりと映り込んでしまった。
碧から見てこの光景は、完全に燕がゴミ箱を蹴ったようにしか思いようがないことだろう。
「大丈夫? ゴミ箱、倒れてるけど………。」
「ち、違う!! ボクが蹴ったんじゃないからね!!!」
「誰も燕ちゃんが蹴ったなんて言ってないよ?」
(しまった!)
怪訝そうに尋ねる碧に対し、燕は慌てて咄嗟の言葉で取り繕う。
護身のあまり、余計なことを口走ったが故に余計に疑われてしまった。
燕は即座に脳内の記憶を検索し、その場に最適な言い訳を探す。
「あの………その、ぶつかっちゃったんだよ。脚がさ。ほら、ボクら魔術使いって身体能力も高いじゃん? だからちょっと当たっただけでこんな風に倒れちゃうんだよね………。」
確かに脚がぶつかったのは事実であり、決して嘘とは言い難い。
しかし普通に歩いていれば避けられるゴミ箱にぶつかったというのは、少々無理のある言い訳だ。
苦しい誤魔化しではあったが、何とかそれは通じたようで、共にゴミの後片付けをしてどうにかその場をやり過ごした。 - 17二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 00:37:26
次に燕は、教室でお笑い番組の動画を見始めた。
オリエンテーションラジオという、燕が好きなお笑いコンビだ。
不機嫌な時こそ笑おう。
不機嫌な時は普段のようには笑えないが、にこにこ笑っていれば、きっと不機嫌だとは悟られまい。
そう思ってスマホを起動し、オリラジの動画を開く燕。
液晶には金色のスーツを着た、大好きな二人組の姿が映る。
「………関西弁って感染りやすいらしいで。お前もいつかなっとるかもな。」
「いやんなわけないだろ。」
「なっとるやないかい!!」
ワハハハアハハハワハハハッ。
オリラジの新作の漫才は、実のところ非常に面白かった。
燕は画面の中の観客と一緒に、可能な限り朗らかに笑う。
しかし周りからは燕がスマホで何を見ているのか分からず、一人で笑っているようにしか見えなかった。
「あいつなんで一人で笑ってんの?」「またオリラジでも観てんじゃない?」
不機嫌はどうにか隠せたものの、燕は冷ややかな目線で見られてしまった。 - 18二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 01:00:03
また次の休み時間にて。
燕は不機嫌を隠すのに手一杯になりながら、碧と談笑をしていた。
「それでさ、うちのお母さんバナナの皮で本当にすってんころりんしてて………」
「アッハアッハアッハハハハ何それーー!! すっごく面白ーい!!!」
できるだけ大胆に、かつ大げさに楽しそうに振る舞う。
仮面で覆うように不機嫌を隠し、女優のように演技をする。
こうすれば絶対不機嫌など悟られまい。
実際燕の目論見通り、確かに碧は燕の機嫌が悪いことには気付かなかった。
しかし………。
「その話すっごく面白いね!!! それでそれで!? その後どうなったの!?!? 早く聞かせてよ!!!」
「えっと、燕ちゃん………どうしちゃったの?」
いつもよりオーバーなリアクションを取る燕は、碧にとっては怪しく見えた。
話を楽しそうに聞いてくれるのは嬉しいが、こうも激しく反応されると心がどうにも落ち着かない。
燕の優しさから出た試みは、またも裏目に出てしまった。 - 19二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 01:34:29
その日の放課後。
椿樹は自室の部屋で、ある人物に電話をかけていた。
相手は大阪校にいる友達の上郷山陽。
電話の目的は、今回の件について相談することだ。
「………ということがあって。」
「なるほど、よく分かった。不機嫌を隠し続けるのは、きっと大変だったであろう。それでもお前は周りを心配させまいと機嫌の悪さを見せないようにした。本当に良くやった。」
山陽は燕の話を、親身になって聞いてくれた。
そして自分の経験を踏まえ、役立つアドバイスを施した。
「俺に電話をかけたのはいい判断だったな。不機嫌をむやみに人に知らしめるのは良くないが、こうやって誰かと話して本当の気持ちを分かってもらうことは大切だ。こうして俺と話したことで、少し気が楽になったんじゃないだろうか。」
山陽の言う通り、燕は身体にのしかかっていた重みがすっと晴れたような気分であった。
友達に気持ちを明かしたことで、気持ちが楽になったのだ。
すっかり救われた燕の不機嫌は、いつしか綺麗に消え去った。
彼女に付き纏っていたイライラガも面白くなくなったようで、どこかへと去って行ってしまった。
「じゃあ今日は宿題がないから、思い切りゲームをやるぞー!!」
普段のご機嫌を取り戻し、そう言っていつものようにゲーム機に飛びつく燕であった。 - 20二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 01:36:07
4話完成か
今回もいい話だったな - 21二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 08:21:38
荒らしと言ってもおもろいからええやん
俺は毎日桃太見るために創作カテチェックしてる - 22二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 11:54:54
ここで飼い殺しにして荒らしとして閉じ込めておけるならいいんだけど
(桃太として)こいつが筆遅いのスレ立てまくる割に取り付け外ししてよそのスレ立てるか乗り込むかしてるからだからな…
せめて立てたならサッと書き切るかここに集中しとけよと思うが - 23二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 12:26:26
ずっとそうだけどなんで各種投稿サイトでやらないの?writingすら使わないし
閲覧数すら分からないところでやる意味が分からない
もしかしたらそういう場所に投げたらきちんと評価貰えるかもしれないのにわざわざあにまんでやる理由が分からないから読む以前に存在がホラー - 24二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 12:28:44
推定だけど四十路超え(こっちはほぼ確)で英語読めない可能性あるからな桃太
そういうSNSとかサイトに登録できる環境じゃないっぽい
書き溜めはしない(忘れるから?らしい?意味不明)できないので個人のパソコンや端末ではない?
ただ平日の真昼間にスレ立てはできる
ネカフェ難民なのか? - 25喪会 機桃井◆wIGwbeMIJg25/08/15(金) 20:56:11
いや、桃太は何も悪く無いし聖人だろ
- 26二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 20:59:49
1話 心配もほどほどに
2話 わがままを言って迷惑をかけてしまったら
3話 異性に興味があるのは恥ずかしくない
4話 ご機嫌になれない時はどうしたらいいか
って感じでちゃんとテーマがあるのが好き - 27二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:18:39
1話 💩心配もほどほどに漏らそう
2話 💩わがままブリブリで迷惑かけちゃったら
3話 💩異性に興味があるのは恥ずかしいうんちじゃない
4話 💩ご機嫌ウンチになれない時はどうしたらいいか
って感じでちゃんとウンチテーマがあるのが好き - 28二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:19:34
保守されてるついでに書いとくけど投稿しといたよ
- 29二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:20:50
緑本がスレ立てると桃太も湧くけどなんか引きつけ合ってんのかな
普通に同一人物か どうせならイカレポンチ同士でやりあえばいいのに - 30二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:26:28
殴っていい?
- 31二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:28:11
これの前スレが2つとも消されていないという恐怖
- 32二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:32:26
【第五話】創設! 問題解決部
- 33二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:34:03
第五話💩創設! 問題解糞部
- 34二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:34:45
マジガチで記憶飛んでるのかわざとなのかよく分からんけど
小説が書けないのでアドバイスがほしい|あにまん掲示板具体的に言うと面白くて深みがある文章が書けない……どれだけ工夫しても簡素で淡白な説明文にしかならなくて困ってるbbs.animanch.comssに初挑戦するので応援してください!|あにまん掲示板題:魔法使いの相談所! 作:犬太郎はじめまして、私は高校1年の魔法使いチヨダ。今は色々事情があって、同学年で幼馴染の男の子ミナトと共に人間の皆さんの学校に通っています。話すと長くなりますが、私たち…bbs.animanch.com本当に「同じこと」を繰り返してるからどうやって生き延びてるのかのが気になるよ
- 35二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:37:02
桃太
あにまん民にとってはお前のくそ古臭いノリのSS?らしきものよりもお前の一日の生活レポのがまだ価値あるぞ
自分を切り取って売っていけ そっちのがまだ価値あるから 主に医療保険行政的な知見として - 36二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:38:19
世代的に電車男とかその辺の年代? >桃太
電車男よく知らんけど(20代並感)
- 37二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:40:23
本当に真面目な話だけどさ
作業所?A型B型とかあるやつ で生活してるならそっちの日常書いてくれよ
普通にそういう「作業所通いだけど質問ある?」系の1がその界隈について紹介するスレあるじゃないか
あっちにしとけ
そっちならたぶんまともに興味持たれるぞ マジの話 - 38二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:40:47
でんちゃとかトーマス大好きらしいからな
ウマカテでトーマスのssのようなもの投稿して迷惑かけてたらしいし - 39二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:41:46
アルジャーノンに花束を 読んで思ったんだが
仕組み上、本当に"そういう人"の視点を持てない側からしたら赤裸々にその辺語ってくれるならそっちのが新鮮だしありがてえんだよな - 40二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:43:46
すとぷりと電車が大好きな40代男性、控えめに言って恐怖の対象だろ
- 41二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:43:58
…もしかして英語読めないからwikiとかのリンク先も認識してない可能性がある?
いやでも自分から立てたスレの魚拓取って(!?)コメ欄に貼ってた時期あるんだよな…
謎だ どういうプログラミングが走ってんのかまるでわからん - 42二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:46:05
自認が女子大生(のショタコン(独り言スレにてトリ付けたまま『ショタのケツ舐めたい』発言あり))の時あったし
基本的に「自分はヤレヤレ系高校生である」ロールしてた
荒らすために雑な男女対立ネタを好む
→すとぷり好きは雑な女エミュなだけじゃね?
- 43二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:47:41
17年前のポケモン映画の特典の下敷き使ってるやつが高校生なわけねーだろ
父ちゃん母ちゃんが俺らがガキの時のキャラものを気にせず使うノリすぎるだろ - 44二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:50:04
魔術科学園渋谷校・ある日の放課後。
トラックを元気よく走っていた陸上部の面々が、唐突にスピードを急激に落とした。
「………はぁ、めんどくさ〜。」
先ほどまではやる気と活気に満ちていたのに、すっかりそれらを喪失してしまい、だらしのないフォームでだらだらとやるせなく走って………歩いている。
彼らの口からは「めんどくさ。だる。しんど。」と情けない弱音が漏れ始め、さながら枯れた草木のように生命力を失ったのだ。
同時刻の第一音楽室にて。
吹奏楽部員達の懸命な練習によって奏でられていた美しい音楽が、唐突に腑抜けてだらしなくなった。
音の強弱はバラバラで、吹くタイミングもいい加減になり、姿勢もまるでなっていない。
つい先ほどまでは教室を満たしていた熱意が、まるで穴の空いた風船から抜ける空気のように何処かへと消え去ってしまった。
そんな状態で美しい演奏など到底できるはずがなく、その出来栄えも当然ながら間の抜けたものになったのだ。
陸上部や吹奏楽部だけではない。
サッカー部も、弓道部も、合唱部も………どの部活の者も、やる気と熱意をなくしてしまった。
どの生徒も口癖のように「めんどくさ」「しんど」「だるい」と呟き、普段どんなに情熱に溢れている者もそういった言葉を口にしていた。
まるで感染症のように広がる倦怠感は生徒だけでなく教員にも影響を及ぼしており、教師達がやる気を失ったことで仕事がダムのように塞ぎ止められている。
全ては他人を面倒くさがりにする悪しき力を持つ魔物………めんど草の仕業だ。 - 45二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:50:35
まあ発達が遅れているって存在なら肉体的には四十路でもやっとこさ我々の高校生くらいの情緒に育ってるとこなのかもしれない…
医療ーッ!行政ーッ!案件 - 46二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:53:03
挙動の違いから別人説あるっちゃあるけどだからどうした同じ荒らしやんけで終わるしな
時間が経つにつれて悪化してるだけの可能性もあるし
別人だとして桃太に憧れる感覚も分からないし 良くてスケープゴートの意識(荒らすのは俺、だけど叩かれてるのは俺じゃないダブスタ論理?)なのか?なんもわからん - 47二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:54:22
善性盛り盛り(だからなんとかなってた)チャーリィ(アルジャーノンに花束を)の善性抜きってこんな悲惨なんやなって
- 48二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:56:51
ただの発達の遅れとか空気がいまいち読めなくて…ならまだいいんだよな
加害性あるわ、衝動性強すぎるわ、強すぎる自己愛だわ、愛嬌はないわ、(自称)記憶は持たないわ…
まあそりゃ受け入れられんて - 49二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 21:57:58
自分の考えや感じたことや周りのことをしっかり見て拙くとも言語化できるだけチャーリィのが億倍マシやぞ
- 50二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:02:24
出てくる情報が軒並みおぞましすぎて草も生えない なんでこういうのって軒並み電車好きなんだろう
明らかにそういうのを引き寄せてるよね?なんで? - 51二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:11:47
そんな状況が続いたある日の放課後。
高等部一年生の初雁隼は双子の妹の狛と同級生の煌輝、幼馴染で従者の椿樹を自分の寮室に集めていた。
彼らは最近結成された非公式の部活、「問題解決部」の部員だ。
人助けを趣味としている隼は学園で起こるあらゆる問題や生徒の困り事を解決する為に問題解決部を創設し、幼少期から付き合いの長い狛と椿樹、同級生で最も頼りにしている煌輝を招き入れて一つの部活動として結成したのだ。
活動内容は専ら何でも屋として依頼者の生徒の悩みを聞き、解決の為に可能な限り力を尽くして行動すること。
活動拠点は部室代わりである部長の隼の寮室で、普段スパイのように日々水面下で活動が行われており、顧問はおらず多くの教師にはその存在は認知されていない。
出席も欠席も無断で行える自由で気ままな部活であるが、今回隼はある理由があって部員全員を集合させたのだ。
目的はただ一つ。
この学園の五百を越える生徒の大半が突然、「だるい」「しんどい」「めんどくさい」を口癖のように言う怠け者になった………その真相を解き明かす。
周りの者にマイナスなことを言われ続けては自身の士気にも関わるし、何よりそのような状況は問題解決部の部長としてとても放っておいてはおけない。
「狛、椿樹、煌輝。あなた達も知っていると思うけど、今この学園にいる大半の生徒や教員は怠け者になっている。この事件を解決する為に、私達四人で聞き込み調査を行おうと思う。」
はい。ああ。おっけー!
幸いにも狛達部員は大半の生徒とは対照的に倦怠期に襲われておらず、元気よい返事を隼に聞かせる。
彼らが寮室を出て聞き込みに出かけようとした、その時。
「その必要ならないよー。だって君達が探しているみんながめんどくさがり屋さんになった事件の犯人は、ここにいるんだもん。」 - 52二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:13:26
ディスってるレスを消すでも反応するでもなく淡々と続き書いてるの狂気の沙汰なんだが
- 53二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:14:17
日常の一瞬、無意識にやってることの詳細なんていちいち覚えてないのが普通だしむしろ覚えてると不便だから忘れるのは当たり前だと思うんだけど
「自分が主体で始めたこと」「強いショックを受けるようなこと」をなんで綺麗さっぱり忘れてる(っぽい挙動する)のか?
ってなるとそれ本当に脳があかんくて記憶が消えてる異常事態でしかないから本当に病院行けとしか言えんよ…
怖いんだよ普通に - 54二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:15:31
ほぼAIにぶち込んで書かせてるんだろうけど
にしても筆がおせぇんだよな…
まさか手書きなわけないしなこいつがな - 55二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:16:44
自己暗示的に自分は桃太じゃないもん!って認識になってるから桃太だろレスはガチで見えてない説ある
えっ怖ヤバすぎる - 56二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:19:49
わずかだけ書いてAIで生成(長文)→ろくに確認しないでコピペ、また生成してコピペ…の繰り返しだろうから掲示板すらあまり見えてないのではないか?
自分のが長文とはいえ細文字のままVSデカ文字になってても視界がバグっててシャットアウトされてる的な? - 57二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:23:43
「!?」
背後から唐突に、何者かの聞き慣れない声がした。
四人が慌てて振り返ると、そこには腑抜けた気だるげな顔をした、短い手足の生えた草の魔物がいた。
四人の視線を忍者のように掻い潜り、彼らの気付かぬ間に寮室へと忍び込んだのだ。
「いつの間に………。」
「アンタ誰よ!!!」
「え〜? 名乗るの、めんどくさ〜。」
名前を問われたその草の魔物は名乗りたくないと吐き捨てると、隼のベッドの上でゴロンと横になってしまった。
名乗るのが面倒くさい………どうやらこの魔物は、相当な面倒くさがりと見られる。
「めんどくさ〜めんどくさ〜。」
ベッドの上で寝転がりながら、繰り返し同じ言葉を呟いている。
さながら怠け者になってしまった多くの学園の生徒のように。
煌輝はどうやらこの魔物について、知っていることがあるようだった。
「名乗らなくてもいい、お前のことは知っている。お前は魔物めんど草。近づくだけでどんなに元気な人も、面倒くさがりにしてしまう力を持つ魔物だ。」
「左様ですか!? では、生徒の皆様が倦怠感に見舞われてしまわれたのはこの魔物の方の仕業ということでしょうか。」 - 58二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:25:13
クトゥルフ神話TRPGでしか見た事ねえや心因性の失明
都合のいい脳みそなこって - 59二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:35:05
「ちぇっ、バレたか〜。」
己の正体を看破されようとも、全く焦りを見せる気配はない。
こちらに顔を合わせようともせず、そっぽを向いてぐうたらとしている。
「そうさ、ぼくが犯人さ〜。ぼくの持つ力で、この学園のみんなを怠け者にしてやったのさ〜。」
「どうしてそんなことをするの? 私達はあなたのせいで困っているのよ。」
「どうしてそんなに責めるのかなあ〜。ぼくはただみんなに、怠けることの素晴らしさを教えてあげているだけだというのに。」
隼に問い詰められようとも、のらりくらりと言葉を返す。
「みんないつも頑張りすぎだよ〜、そんなに頑張ったら疲れちゃうでしょ。もっとグウタラした方がいいよ。」
見せかけは善意でやっているように見せるめんど草。
しかし実際は仲間と共に世界中を怠け者にし、怠け者ワールドを作って支配することが計画であった。
隼は既にそれを見透かしており、鋭い言葉の雨を浴びせる。
「あなたねえ、めんどくさめんどくさって………世の中めんどくさくてもやらなきゃいけないことなんて幾らでもあるのよ。皆んなが面倒なことを我慢して頑張っているからこの世界は回っているの。口癖のように『めんどくさぁー』と呟くだけで何もしない怠け者はあなただけよ! 大体その口癖が、皆んなの気を滅入らせて気力を奪っていることに気付かないわけ? あなたが面倒くさがりなのは勝手だけど、周りを巻き込むならそれは立派な迷惑行為………」
めんど草「めんめんどんどんめんどんどぉ〜。」
説教中の隼にも容赦なく、めんど草は怪しげな呪文を放つ。
「………!?」 - 60二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:46:54
めんど草の目をうっかり見つめ、その呪文をまともに聞いてしまった隼は唐突に膝から崩れ落ち、その場にぐったりと倒れてしまった。
「隼!?」
「隼お嬢様!!」
「大丈夫か、隼!?」
「………説教するの、めんどくさ〜。」
ゆっくりと顔を上げる隼。
しかし既に手遅れであった。
完全にめんど草の魔の手にかかり、怠け者となってしまっている。
めんど草は相手の戦意を喪失させる力を持つ………ある意味最も恐るべき相手だ。
ただ強いだけの魔物なら、もっと強くなって戦えばいつかは砕けるかもしれない。
しかし戦意の強制喪失に抗うには、相当な精神力を必要とする。
普段授業でどれだけ疲れていようとも、日課である剣術の鍛錬を必ずと言っていいほど欠かさない隼。
「面倒くさい」などと口にすることは決してなく、そもそも膨大な体力の持ち主なのでそんなことを思うことすらなかった。
そんな隼が今、この小さな魔物の力によって面倒くささで動けなくなっているのだ。
狛達はその恐ろしさを、己の肌を持って実感していた。 - 61二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:50:31
雑にネタとして取り上げてるだけで意味わかってないんだろうけどLGBT(QAは知らないのか触れない)を腐したり男女どっちも交互に腐して対立煽ろうとしたり
本人がフェミだかミソジニーだかゲイだかどうなんだか分からんけど分からんのにネタにするもんじゃないぞ
まあ間違いなく「男の輪に入りたいが入れないでいる男」ではあるが…その引き合いに獲物、トロフィーとして女sageネタ引っさげて見てみてムーブするっぽいが…
どっちからも引かれるムーブ - 62二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:52:14
荒らしスレ立てるにしてもなんか…話題というかノリが…古いんじゃよおじさん…
女のエミュ下手すぎなんじゃ…わざとにしてもコテコテのネカマすぎて何???ってなるんじゃよ… - 63二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 22:55:50
隼をダウンさせても尚、めんど草は気怠げにゴロゴロしながら呑気に惰眠を貪っていた。
相変わらずこちらを見ようともせず、完全に慢心しきっている。
「いきなり飛び掛かって捕まえたら………このレベルの面倒くさがりなら、きっと避けるのが面倒くさくて避けられないよね。」
そう考えた狛はめんど草にそっと近付くと、唐突に襲いかかって両手を広げた。
まるで獲物を目にした魔物のように、その目はギラギラと輝いている。
「隙あり!!」
「めんめんどんどんめんどんどぉ〜。」
「!!」
両手でめんど草を捕えかけた直前。
例の呪文が耳に入り、狛はその場で止まってしまった。
「どうなされましたか、狛お嬢様!?」
「あと少しだぞ!! 早く捕まえろ!!」
二人の仲間の案ずる声も、もはや耳には入らない。
狛は隼共々倦怠感で動けなくなり、あっけなくダウンしてしまった。
「倦怠感は感染するよ〜。諦めな〜。」 - 64二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 23:06:51
急に 女オタはちょろいよな〜みたいなノリで作品出して女ってこういう要素あれば食いつくよなちょろい
って抜かしてたけどそれ…15年前の作品ですよ…って呆れられてたな(マジで今話題の、最新作かのように出してた)
そもそもエアプなせいで「いやそのシリーズは元から女性ウケで成り立ってました」オチまでついてたが - 65二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 23:07:57
元からそうなのかなんかあって時間止まってるのかね?10代とかその辺の精神のまま年取ってるのか
- 66二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 23:10:21
匿名掲示板での荒らしって本質的にホモだよなってのはよく言われてるな
掲示板が男文化(実際にそうだったかはともかく)が元だからか基本ホモソが下地にある
だから弱い雄は獲物を献上して強きに媚びるのを喜びとする - 67二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 23:16:00
何とも屈辱的な魔物だ。
顔は腑抜けていて弱そうなのに、剣術の名家初雁家の出身たる双子を揃ってダウンさせた。
まるで存在自体が侮辱されているような、絶望的な感覚を与える。
「悪さを今すぐやめろ。そうすれば俺達はお前に何もしない。」
「え〜。悪さやめるの、めんどくさ〜。」
「ならここから立ち去っていただけないでしょうか。面倒くさがりにさせられるのは、とても迷惑でございますので………」
「どっか行くの、めんどくさ〜。」
どんな提案も「めんどくさ」の一言で拒否する。
悪事をしないよりする方が明らかに面倒なように思われるが、この魔物にとって自分が楽しいことはどれほど手間がかかろうとも面倒に感じないらしい。
それよりも先ほど言った「倦怠感は感染する」とは一体どういうことなのだろうか。
ウイルスや菌でもあるまいし、倦怠感などの感情が空気を伝って感染するなどあり得ない………
「!!」
椿樹と煌輝の身体が、唐突に非常に重くなった。
そして二人ともあっという間に自重に耐えられなくなり、立っていられずに膝が折れて後ろに倒れてしまった。
「うぅ………いきなり尻もちをついたせいで、お尻で尻尾を潰してしまいました。」 - 68二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 23:30:31
とうとう四人の全部員が、だるさで動けなくなってしまった。
度を越した倦怠感はもはや痛みにも等しく、少しでも動こうとする度に動くなと本能に止められるのだ。
問題解決部として初めて魔物と対峙した結果が、こうも悲惨に終わってしまうとは。
隼達は全員分かっていた。
このままめんど草を放っておいたら、いずれ取り返しのつかないことになると。
(インフラを動かす人達が止まれば、電気も水道も止まる。)
(公共交通機関も動かない。そうすれば県どころか市からも出られない。)
(あちこちの店が休んだら、美味しいものや可愛い服だってきっと食べに行けないはず。)
(この学園の教員の皆様が動けなくなったら、僕達はもう妖魔法術を学べない。)
そうなればもはや、この地球はめんど草のものだ。
そしてこの倦怠感の波動が海を越えて世界中に広がり続け、やがて地球が自転することを面倒くさがったら………地球の自転は止まり、世界が灼熱と極寒の極地となり、地磁気も消失し、放射線が降り注ぎ、めんど草達も支配しようと思えない地獄絵図となることだろう。
隼らがそうして悩んでいる間も、めんど草は変わらずネガティブなことをぼやき続けた。
「はぁ〜。ゴロゴロするの、めんどくさ〜。」
「はぁ〜。呼吸するの、めんどくさ〜。」
「はぁ〜。めんどくさがるの、めんどくさ〜。」 - 69二次元好きの匿名さん25/08/15(金) 23:48:46
ひたすらあらゆることを、ただただ面倒くさがり続けためんど草。
そしてついに、もはや唯一のアイデンティティにして好きなことである面倒くさがることすらも面倒くさがってしまった。
その時だ。
先ほどまでゴロゴロとしていためんど草が、唐突に二本足で立ち上がった。
「!!」
「!?!?」
ススキのように垂れ下がっていた長い頭は、ピンと天を向いて真っ直ぐに伸びる。
だらんと腑抜けていた表情も、キリッとした凛々しいものに完全に変わっている。
その変貌した姿はどこか光り輝いているようにも見え、眩しさすらも感じられた。
隼達は寝転がりながらめんど草を見上げ、その豹変ぶりに驚かされていた。
「あいつ、急にどうしたんだ?」
「ハッ! もしかしてなのですが………面倒くさがることを面倒くさがったから、あらゆることを面倒くさがらなくなったのではないでしょうか。」
椿樹の推測通りだ。
めんど草は面倒くさがることを面倒に思ったが故に、あらゆることを面倒くさがらずに頑張る魔物「がんばる草」に生まれ変わったのだ。
「ぼくはもうめんど草ではない!!! だからあらゆることを頑張るぞ!!! さあ君達も寝っ転がっていないで立て!!! 頑張れーーー!!!」 - 70二次元好きの匿名さん25/08/16(土) 00:28:01
めんど草………もといがんばる草の溢れる熱意を感じ取り、隼達の心にも火がついた。
そして何かを頑張りたい気持ちになり、校庭へと走り込みに赴くことにした。
四人の熱意は弓道部に、合唱部に、吹奏楽部に、そして陸上部へと伝播していった。
それを受け取った部員達はこれまでと同様どころか、これまで以上の熱意を持って練習に特訓に取り組み始めた。
陸上部のトラックからは元気の良い掛け声が、第一音楽室からは素晴らしく美しい演奏が、弓道場からは放たれる矢の気持ちの良い音が響き渡る。
寮室に残って自習をしていた者達は、疲れが一気に吹き飛んだことで一斉に問題を解き始める。
職員室にいる教員達も降り注ぐやる気の源を浴び、それまでの遅れを取り返さんと猛スピードで一斉に仕事をし始める。
その影響力は学園中に広まり、そして学園を飛び出して渋谷区中に広がった。
区内のありとあらゆる学生が、社会人が、老若男女が、あらゆることを頑張り始める。
集まってきた仲間のめんど草も感化されたことでがんばる草に進化し、ますます人々を元気にした。
今ならどんな猛勉強も、重労働だってこなせてしまう。
ゆくゆくはその波は東京都中に、そして日本中へと広まった。
めんど草達が去るまでの数日間、日本はやる気と活気に満ち溢れたのであった。
そして問題解決部の四人はこの件における功績を認められ、高等部一年生の担任の所有するキャンピングカーを部室として与えられたのであった。
今ではその担任が顧問を務めてくれており、活動の幅は広がっている。