- 1二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:23:57
トリニティ付近に捨てられて衰弱していた赤ん坊を拾ってしまったセリナ
周辺状況のきな臭さから救護騎士団で世話をすることを決める団長
以降救護騎士団の出動時、背中に赤ん坊がおんぶされている姿が目撃されるように
---------------------
という概念をSSにするスレ。45スレ目。
もはや狂気の沙汰。
本編(ちゃんと1連の話)は5スレ目で終わっている
既に番外編(他校生徒とのスピンオフや、本編の幕間のお話)
なお番外編でスズラン達の過ごした日数を数えてみると1年に収まらない。
見たい概念や概要を書いてくれたら俺がSSにしていく
もはや物語の整合とかキャラの成長とか気にせず書きたいものを書くと化している。
お前らが考えて、俺が書く。そういうスレ。
実は最近ネタが尽きかけて思い付きだけで書いている。
書きたい人、書ける人は供給してくれると俺が喜ぶ。
ガイドラインなどは今のところない、お好きに書いていい。
設定資料は過去スレとかまとめスレとかに落ちていると思う。
スレが続く限り、俺が妖怪SS生成AIになるために
可能な限り毎日、救護騎士団とトリニティの子守りのお話や
子供と接するブルアカキャラのお話を書いていく。
(お話の途中で落ちたらまとめ読みの所に行くと、その終わりまで読めると思う。)
最近なぜかC&Cの子守り(別世界線)の話も始まった
本当になぜだ。こっちはごくまれに更新される。 - 2二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:28:44
前スレ
【SSスレ】ここだけ救護騎士団の子育て奮闘記 Part44|あにまん掲示板トリニティ付近に捨てられて衰弱していた赤ん坊を拾ってしまったセリナ周辺状況のきな臭さから救護騎士団で世話をすることを決める団長以降救護騎士団の出動時、背中に赤ん坊がおんぶされている姿が目撃されるように…bbs.animanch.com今までのスレをまとめてくれてる所
なんとスレを跨ぐ続きものもここからまとめて飛べる。
ここだけ救護騎士団の子育て奮闘記過去スレまとめ | Writening初代 https://bbs.animanch.com/board/3194432/ 2 https://bbs.animanch.com/board/3248666/ 3 https://bbs.animanch.com/board/3298055/ 4 https://bbs.animanch.com/board/3347275/ 5 https://bbs.animanch.…writening.netまとめつくってくれた人のレスと、まとめスレの編集の仕方
https://bbs.animanch.com/board/3626523/?res=18
まとめるつもりだけど遅々として進まないまとめ読みできるところ
やらなきゃとは思うけど、遅々として進まない。
ここだけ救護騎士団の子育て奮闘記(本編/子育て日記) - ハーメルンあにまんに投稿したSS ここだけ救護騎士団の子育て奮闘記 トリニティ付近に捨てられて衰弱していた赤ん坊を拾ってしまったセリナ 周辺状況のきな臭さから救護騎士団で…syosetu.org【このスレでしか出てこない固有名詞について】
スズラン:>>1のセリナが拾って来て救護騎士団で育てることになった子供の名前。
盾ちゃん:5スレ目のおつかいの時に出てきたスズランから盾を貰った子。固有名詞は決めてない。
シズク :13スレ目からの続きもの「家族」に出て来た子の名前。
人形ちゃん:11スレ目、夏祭り編で貰った呪いのお人形。固有名詞があった。そういえばあった。
亜麻羽根部(作中):10スレ目、シスターフッドの記録で出て来た秘密倶楽部。スズランファンクラブ。
亜麻羽根部(現実):謎の連携を見せるスレ民たち。なぜか無言で連携するのすごくてこわい。
アザミ :別件C&C編の赤ちゃんの名前。名前を直後に原作キャラに名前が被った。やらかした。
【どんなお話なの?】
救護騎士団が子育てをしたり、トリニティ生がそれに巻き込まれたり
キヴォトスの色々な所に行ってキヴォトスの生徒と親交を深めたりする話。
特に山も谷もオチもない。ひたすらにぬるま湯のような世界。
【長いのにもう追いつけるわけねえだろ】
1スレ~5スレ目が本編。ここまででトリニティの関係性は分かると思う。
あとは各自好きなキャラが出そうなとこを読めばたいだい分かる。
前後や世界に繋がりはあるけど、繋がってるからどうということはない。
- 3二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:30:01
前回までのあらすじ
ついにスレ概要が30行に収まらなくなった。困った。
と、思ったらまとめサイトにまとめてくれた。ありがたい。
1~5スレ目:子育て奮闘記(日記形式)本編
出来る限りちゃんと続き物意識してるのはここまで。
6スレ目以降:ぜんぶ番外編(まとめをご参照)
救護騎士団の【思い出】
→短編やスレ冒頭のスレ落ち対策のお話
よく失敗して中編くらいになることもある。
救護騎士団の【アルバム】
→中編~長編。他校の子達とのお話はだいたいこれ。
特に物語上のつながりや時系列はない
(季節でスズランの成長具合が変わるくらい。)
前スレ:連邦生徒会編があっている。
今回のスレ落ち対策は「セイアのオープンカー」 - 4二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:31:01
救護騎士団の思い出:オープンカー
百合園セイア
―――――――――――――――――――――――――
シスターのマリーがスズランをバイクの後ろに乗せて
学校の中を移動しているのが
よく散見されるようになったある日の事。
今日はナギサたっての希望でスズランの世話を引き受けて
ナギサは仕事そっちのけで、スズランが気になるそんな日だ。
元々、仕事に余裕がある日、というよりも
無理矢理に仕事に余裕を作った日くらいにしか
スズランの世話は引き受けられないのだが
そういう日は、変なしわ寄せが来る事は想像に堅くない。
「……それは明日以降にして頂けますか?」
「それが、火急との事で……現場に来て欲しいと。」
恐る恐ると連絡を持って行った生徒会役員は
恨みがましい目を向けられてタジタジだ。
おそらくは現場視察の仕事なのだろう。
嫌そうに眉根を寄せるナギサは、
きっと後回しにする口実を組み立てている表情。
しかし、スズランはそうではないようで
生徒会役員の子の足の周りをグルグルと
「おでけ?おでけする?」 - 5二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:32:07
ふんすふんすと自分のポーチを探して部屋の中を見わたして
見つけたポーチの方へと一目散。
一緒にかけてあった水筒を振って
中身のチェックにしゃばしゃばと振って
きっと満足する量が入っていなかったのだろう。
トコトコと私の方へと駆けて来て、水筒を私の方へと持ち上げる。
「せーあー、おちゃー。」
「君はお出掛けしなくても……
いや、そうだね。そうすればナギサもやる気になるか。」
スズランから水筒を受け取って
お茶くみをしてくれている生徒に手渡す。
そして、まだ言い訳に悩んでいるナギサに声をかける。
「ナギサ、スズランは出かけるつもりのようだよ。
私も同行するが、君はどうする?」
「……仕方がありません。車の準備をお願いします。」
「なぎー、ぶんぶん、ぶんぶんのるー!」
「ダメですよスズランさん
バイクは危険ですから、今回は車で……」
ナギサに窘められて「えー」と声を上げるスズラン。
季節は風が心地よい季節、この反応も無理はない。 - 6二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:33:09
私はどの車を準備するだと話し合う生徒会役員たちの隣
引き出しから、一台の車の鍵を取り出した。
―――――――――――――――――――――
「さあ、スズランさんお出かけですよ。」
「おでけー、おでけー!」
仲良く手を繋いで車庫へ。
当然、トリニティの公用車が並ぶ車庫には
高級車が並んでどれもピカピカに磨き上げられている。
しかし、スズランはバイクを探して
車庫のあちらこちらにナギサの手を引きながら
お気に入りのその乗り物を探しているようだ。
「スズラン、今日の車はこちらです。」
ナギサに手を引かれ、リムジンの前に連れて行かれたスズラン。
屋根こそ高くはないものの居住空間は広々としたその車。
ドアを開かれたそれに
スズランを案内しようと手を引くが
ポカンと口を開けたスズランは車の中への歩みを止める。
「……スズランさん?」
「えとねー、なぎーぶんぶんがいー」 - 7二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:34:09
「そう言われても、今日は皆で移動するので……」
乗りたがらないスズランに困ったような顔をするナギサ。
きっとこういう事になるとは思っていた私。
車庫の端っこ、カバーをかけてある車の方へと歩き
私の愛車のカバーを取り外せば、変わらない流線型のボディ。
そっとボディを撫でて、扉を開けて運転席に乗り込むと
グローブボックスからサングラスを取り出して装着する。
「……ふむ、ご機嫌だね。」
鍵を回してエンジンをかけると
しばらく乗っていなかったというのに
機嫌よく回り始めたエンジンに、私は優しくハンドルを撫で
軽くアクセルを踏み込んで、車庫の中から車を出す。
影の中から光の中へ。
心地の良い風を受けながら、私は用意されていた車の前へ
道を阻むようにして愛車を停める。
「これならどうだい、スズラン。」
「ほお!」
ナギサの手を離れて、私の愛車の方へと駆け寄ってくるスズラン。
きっと何度か見たことはあるはずだが
そのたび何度も向けられるキラキラとした目線。 - 8二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:35:40
「せーあ!せいあの!?」
「ふふ、そうさ。私の自慢の愛車でね。
ナギサ、君も一緒にどうだい?」
もう私の方へと飛び込んできているスズラン。
そんなスズランのリアクションに
ナギサの答えなんて、選択肢がないことなんてわかり切っている。
ナギサもそれに気づいたのか、頭を抱えながら私の方へ。
「……今日は安全運転でお願いします。」
「なに、お手の物さ。きちんと制限速度は守って運転するよ。」
「制限速度のない道を選ぶのはダメですからね。」
釘を刺すように言って、スズランを抱き上げるナギサ。
護衛の生徒達に段取りの変更を指示をして
助手席へと乗り込むと、
膝に抱えたスズランは大きく両手を上に上げた。
「ごー!」
「スズランさん、皆さんの準備ができるまでもう少し待って……」
「まあ校内をゆっくりと走ればすぐに追いつくさ。」
私がアクセルを空けて走り出すと
スズランは上を見上げて、流れてゆく雲を見つめる。 - 9二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:36:47
楽しそうに翼を車の外に出しゆったりと流れる風を捕まえて
その翼は小さくはためいていた。
「セイアさん!……はあ、では合流できたら校外へ
道は分かっていますよね。」
「なんとなくはね。きっと辿り着くさ。」
私の返答に呆れたような顔をするナギサ。
ミラーを見れば、後ろではもう護衛の車が
私の後ろから追いかけていて
準備のできた様子に、私はアクセルをもう少し開く。
「うん、風が気持ちいいね。」
「安全運転、絶対に安全運転ですからね。
スズランさんを乗せて事故をしたなどあってはなりませんから」
「せーあー、もっとー。」
「スズランはこう言っているようだが。」
窓などない車外へと目を向けるスズラン。
私が制限速度まで速度を上げると
ナギサの表情が渋くなり、スズランの顔は明るくなる。
「……分かりました。私が案内しますから
その通りに走って下さい。」 - 10二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:37:50
スマートフォンで地図アプリを開くナギサ。
カーナビなんて存在しないこの車
きっと彼女に任せておけば、目的地につくのは容易だろう。
しかし、彼女が選ぶ道はおそらくは退屈な道。
「では、まず校外に出たら4号線を北上
なぜ右折したのですか、セイアさん。」
「4号線は混むし景色が退屈だろう。
それなら海岸沿いを走った方が楽だし気持ちがいいからね。」
ぶつくさと文句を言うナギサを無視して車を走らせる。
せっかくのオープンカーなのに、
窮屈な街の中を見て走っても仕方がないだろう。
「はぁ……では道を考えますから……」
私が変えたルートにナギサは地図で追いかける。
どこで曲がるか、どこから曲がるか
もうそれは私の掌の上だと言うのに一生懸命道を探している様子に
私はフロントガラスの向こうを指さす。
「そんな事より君も景色を楽しんだらどうだい?
ほら、いい景色が見えて来た。」
「ほおお!」
キラキラと輝く水平線。絶好のドライブ日和に
ついついアクセルを踏む足も軽くなるというものだ - 11二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:38:52
「せーあー、うみー」
「ああ。海がきれいだね。
ほら見てごらん、ヨットが走っている。」
その先では寒くなったというのにサーフィンに勤しむ人や
ヨットが風を受けて海面を滑る姿。
今度、時間を作ってスズランをヨットに乗せてやれば
そちらも喜んでくれるだろうか。
ちらりと横を見てみれば
ルートを決め終えたのだろう
「しばらくは直進ですね。
10分遅れになりますが、取り戻す必要はありませんので安全運転を。」
「少しは私を信用したらどうだい?
信じて任せると言うのもまた友というものだろう。」
ぶつくさと言うナギサの小言は
風の音に聞こえないふりをして私は車を走らせる。
色々なものに目を奪われては
きゃっきゃと楽しそうな声を上げるスズラン。
たまのドライブは静かに流す程度だが
誰かを乗せて、にぎやかにというのも悪くはない。
「たまにはこういうドライブも悪くはないね。」 - 12二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:40:27
「せーあ、あれなにー」
「ん?……ああ、あれはパラグライダーさ。
風を受けて飛ぶんだ。スズランはきっと好きだろうね。」
悠々と飛ぶたくさんのパラグライダー。
風を受けて大きく膨らんだパラシュートが
ふわりふわりと空を舞う姿をスズランは熱心に見つめていた。
そんな景色を横目に私たちは海岸沿いを走る。
たまに強い風が吹いて来て飛ばされそうになるナギサの帽子。
「少し風が強くなってきましたね。」
「帽子、飛ばされないようにね。
お気に入りなんだろう?」
スズランを片手で胸に抱き、帽子を押さえるナギサ。
これ以上風が強くなるならスズランには悪いが
幌を閉めた方がいいかもしれない。
そんな事を考えていた時だった。
「おっと。」
不意の強風にハンドルが少し揺れる。
挙動が不安定になるほどではなかったのだが
心配になって隣にちらりと目をやると
帽子のなくなった頭を押さえて、ぽかんとしているナギサと
空高くまいあがっていった帽子を見つめているスズラン。 - 13二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:42:45
「これは、……やられたね。」
「ええ。大切にしていた帽子なのですが……」
気流に乗って上空高く上がってゆくナギサの翼。
それを寂しそうな顔でおいかけるナギサの目線。
回収できるかは運次第だが、落ちて来るまで車を停めようか。
帽子の速度に合わせながら、アクセルを抜き
止まる場所を探していると急に減速するかのような感覚。
強風にまた煽られたか、と強くハンドルを握るのだが
それは車外ではなく、車内から発生した乱気流。
「スズランさん!?」
ナギサの慌てたような声に隣をちらりと見ると
ナギサが抱いていたはずのスズランが忽然と消え
慌てたように上空に手を伸ばしているナギサがそこにいた。
そして手の先、上空には大きく翼を広げたスズラン。
「ちかまえた!」
一瞬で高く高く上がって空を飛ぶナギサの帽子を捕まえて
満面の笑みをこちらに視線を送ってブイサイン。
ゆっくりとグライダーのように滑空をして
車の方へと戻ってこようとするスズランを
ナギサがシートベルトを限界まで伸ばして捕まえて
今度は二度と飛ばないように、翼ごと強く抱きしめる。 - 14二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 13:43:48
「スズランさん!」
「あい、なぎー。おぼーし!」
空で捕まえて来た帽子をナギサに手渡すスズラン。
きっとスズランがいなければ亡くしていたであろうそれを
ナギサは大切そうに抱きしめる。
良かった、とその帽子が戻って来たのを喜んで
スズランもそれを嬉しそうにニコニコと見つめる。
きっと褒められるのを待ってなのか
ナギサの方へと頭を寄せるスズランなのだが
過保護な彼女が褒めるだけで済むわけもない。
「スズランさん、ありがとうございます。
しかし、怪我でもしたらどうするのですか!」
「えー……」
「いいですか、スズランさんが怪我をしたら悲しむ人がいるんですから
そのことを重く受け止めて頂かなければ困ります。」
クドクドと続くナギサの小言。
助けてくれと言わんばかりにこちらに向けられるスズランの視線。
子供相手には難しすぎる言葉の嵐をラジオの代わりに聞きながら
私は、のんびりと車を流す。
たまには、こういう騒がしいドライブも悪くはない。 - 15二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 14:25:21
さすがにドライビングテクニックは披露しなかったか
- 16二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 15:05:28
一度だけ乗った事あるけどオープンカーは風と雨と気温がね
気温が高い時はとても気持ちがいいとは思う
しかし何度見てもセイアとオープンカーの組み合わせは頭の中でバグる - 17二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 16:28:27
うちには水着セイアが居ないのでオープンカーと見るとこの前のイベントの冒頭とエンディング曲のイメージが強い
- 18二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 18:52:18
- 19二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 19:05:08
ドライブの道順に気を遣うセイアが素敵すぎる
ワイが連れてってもらったドライブは
いつも壁ばかりな高速道路だった - 20二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 19:19:16
- 21二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 19:27:49
まとめを更新しました
- 22二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 20:43:12
- 23二次元好きの匿名さん25/08/24(日) 22:34:25
- 24二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 01:13:05
フィジカルジャンプで帽子キャッチはお見事
- 25二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 02:14:58
これもしかしてセイアがスーちゃんの滑空に速度合わせた?
- 26二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 02:29:29
セイア…お前ゆっくり運転できるんか…
- 27二次元好きの匿名さん25/08/25(月) 02:33:43
救護騎士団のアルバム:サンクトゥムタワーの住人(3)
救護騎士団のアルバム:サンクトゥムタワーの住人(3)―――――――――――――――――――――――――私たちが電車の運行システムを眺めていると
スズランちゃんが、いつの間にか歯磨きを始めていた。
自分のではなく人の歯磨き。
「ちょっと、なん……んー!んー!」
「しゃこしゃこー、しゃこしゃこー」
思いっきり暴れれば振りほどけそうなものなのだが
アオイがじーっと見ている中では
そうするわけにもいかないらしく
ちょっと雑な歯磨きをわしわしゴシゴシ。
「アオイ、スズランちゃんはなんで歯磨きをしているんですか?」
「たぶん、モモカが歯磨きをせず寝ようとしていたからね。
なぜ歯ブラシを持っているのかは分からないけど。」
「なんでアオイは止めないんですか?」
「仕事中に昼寝をするモモカにはいい薬かと思ったのだけど。」
薬というのはやりすぎな気もするが
スズランちゃんは楽しそうにモモカの歯に歯ブラシをゴシゴシ。
あー、とかいー、とか一緒に自分の口も開いて
モモカの歯を一本一本丁寧に丁寧に磨いていく。
「ああもう、寝ない!寝ないから……。」
「ねんねしない?」
歯ブラシを握ったまま少し考えるスズランちゃん。
確かに寝ないなら歯磨きををする必要はないのだが…00m.inというわけでモモカ編おわり!
といっても、ほかの連邦生徒会の子達どうしたものか。
最終章くらいしか出番ないせいで解像度の上げようがない……
ハイネとスモモはちょっとだけ触れて会議室に戻ろうかな
>>15:子供が乗っているからねえ。
たぶんやったらナギちゃんにガチで怒られちゃうかなって。
>>16:少なくとも日本で乗る物じゃないよね。
次の車探しの時に試しに乗ったけど、さすがにしんどそうだったからやめたよ……
>>17:書けば出る。書けば出るんだ。
>>18:たしかに、1年書いてて初めてナギサがスズラン叱っているかもしれない。
>>19:ドライブってのはな、ミラーから見える同乗者が
窓に貼りついていればいるほどいいもんなんだ。ついついニヤニヤしてしまう。
>>20:可愛がってる子が好きな物言えないあたり
それを調べる気がなくても面白いし、調べる時間ない可能性もあるのがまたナギちゃん。
>>21:まとめ、いつも更新ありがとね!!おかげで過去資料探すのがとても楽!!
>>22:ナギちゃんが面白い女じゃなければだれが面白い女かと。
>>23:メインナギちゃんも、見返すと「あれ?意外と抜けてるなこの女」ってなるぞ
>>24:ミカに投げられ空中制御は習得済みですゆえ。
>>25:そう、スズランのランディング+セイアちゃんのドライビングだよ!
>>26:制限速度は守っている、と言ってたりメモロビではしっとりドライブしてたり
グルストだと二人とも乗るの嫌がってないあたり、普通に運転もできるんじゃないかと…きっと。