「俺たちは別の世界に転生し三人兄弟として生まれ変わったわけだが」part92

  • 1125/09/03(水) 20:30:09
  • 2125/09/03(水) 20:34:32
  • 3125/09/03(水) 20:47:27

    開始まで少々お待ちを

  • 4125/09/03(水) 21:07:15

    それでは再開


    ―二人の間に沈黙が流れる。

    ―曇天のなか、徐々に細かな雪が地上へと落ちてくる。今年は例年より遅めの雪の為、今はまだ薄く地面を覆うだけに留まるだろう。

    ―鋏を持つマユの手が震える。それは寒さ故なのか、それとも緊張の為なのか、ギルバートには知る由もない。しかし、どちらであろうと、彼には関係がなかった。

    ―ギルバートはゆっくりと鋏を持つマユの手を、自身の両手で包み込む。体格差もあり、小さな彼女の手はすっぽりと隠れてしまった。


    ギルバート「冷たいね」

    マユ「……鋏は取らないんだね」

    ギルバート「取って欲しいの?」

    マユ「……」

    ギルバート「じゃあ取らない。君の語る未来になろうともね」

    マユ「……そう」

  • 5125/09/03(水) 21:17:29

    ギルバート「嬉しい?」

    マユ「…まあ、『はい』と言いましょう」

    ギルバート「素直じゃないね」

    マユ「素直になって欲しい?」

    ギルバート「ちょっとぐらいはそうなってほしいけど、ありのままの君が好きだよ」

    マユ「……よくもまあ、恥ずかしげもなくそんなこと言えるね」

    ギルバート「本心だから」

    マユ「その割には告白する前はちょっと恥ずかしそうにしてたじゃない」

    ギルバート「それは君に迷惑がかかると思ってたからだよ」

    マユ「嘘。いや、半分ぐらいの嘘ってところかな?」

    ギルバート「はは……やっぱり隠し事は良くないね。そうだよ。君のことがあまりにも好きなせいで、どうしても緊張が勝ってたんだ」

    マユ「へたれー」

    ギルバート「君がそれを言うの?」

    マユ「私は女の子ですから」

    ギルバート「因果関係がよくわかんないな?」

    マユ「そうやって細かい所を気にする男の子は嫌われちゃうぞー?」

    ギルバート「君に好かれていればそれでいいかな」

    マユ「……勝ちを譲ってくれてもいいんじゃない?」

    ギルバート「今のに勝ち負けがあったの?」

    マユ「ありましたー」

  • 6125/09/03(水) 21:33:23

    ギルバート「なら、勝ちは譲らないよ」

    マユ「負けず嫌いとは、君も男の子だねぇ」

    ギルバート「そうだよ。僕だって少しぐらいは君に勝ちたいんだ」

    マユ「それは暗に私の方が強いと言っているということでよろしくて?」

    ギルバート「うん。なんたって、恋は盲目だから」

    マユ「……ちょーっと含みのある言い方は何なんですか?」

    ギルバート「ごめんごめん。……でも、もし君よりも強ければ、悪いことから君を遠ざけられていたのかな?」

    マユ「……そういうのは、強いとか弱いとか関係ないから安心してよ」

    ギルバート「それは……どう安心すればいいのかな?」

    マユ「奥さん、諦めという安心の仕方もあるのですよ?」

    ギルバート「その安心の仕方はちょっと嫌だな……それと、僕の場合、奥さんじゃなくて旦那さんになるんじゃ……」

    マユ「おや、もうすでに結婚後のことまで考えておりましたか」

    ギルバート「まあ、そこまで行けるのであれば行きたいよね」

    マユ「……ツッコミが欲しいですの」

  • 7125/09/03(水) 21:42:30

    ギルバート「なんで?」

    マユ「このままでは収集が付かないからね」

    ギルバート「僕はこのままでもいいけど」

    マユ「風邪ひいちゃうよ?」

    ギルバート「……確かに君が風邪を引くのは嫌だな。そういう未来が見えてるなら猶更早く戻ったほうが良いよね」

    マユ「……そういう未来は見てないよ。逆に長引けば長引くほど、美味しいスープにあり付けるから、そっちの方がいいと言っておこうかな?」

    ギルバート「そっか。なら、もう少し二人でお喋りしてようか」(と言って、マユに渡されたマフラーを首から解き、マユに優しく巻き付ける)

    マユ「着けたままでもよかったんだよ?」

    ギルバート「彼女が寒そうにしてるのに、彼氏が付けたままだと体裁が悪いだろう?」

    マユ「言われてみれば確かに」

  • 8125/09/03(水) 21:54:26

    ―そんなことを言いながら、二人はしばらくの間口を開かずに寄り添い合う。
    ―互いの体温と呼吸する音。たったそれだけだったが、今の二人にはそれだけで十分だった。
    ―未来のことは決まっている。死が二人を分かつこともまた、定められた運命というもの。
    ―しかし、それならば今を大切に生きよう。いずれ来る悲しみに心が砕かれないように。
    ―それに、例え死が二人を分かつとも、二人の愛は終わらないのである。

    ―だって、そうでしょう?何せ君は、それを見て来たのだから。

  • 9125/09/03(水) 22:07:28

    ―こうして二人は真の意味で結ばれることになる。とっくの昔に赤い糸で結ばれていた二人だったけどな。

    ―とはいえ、彼女にとってはかなりの決断になったのは確かだ。

    ―好きだとは言え、彼、ギルバートと結ばれるとどうなるかを知ってしまっていたからね。

    ―とはいえ、この時の彼女には他に選択肢がなかったとも言える。

    ―え?それはなんでかって?それに関しては、ちょっとだけ続きを見て行こうか。

    ―これは、その日の夜の事。1時間以上外に居て、冷え切った体をスープとかお風呂とかで温め終わった後の事だ。

  • 10125/09/03(水) 22:14:34

    マユ「はあ、なんか疲れたけどすっきりしたぁ」

    酒吞童子『おめでとう。ようやく重い腰が上がってよかったじゃない』

    マユ「うん、そうだね。私もようやく覚悟を決めたよ」

    酒吞童子『それにしてもああいう言い方でよかったの?あの子と結ばれると貴女死んじゃうんじゃなかった?本当のことを話せば、切ってくれそうだったけど?』

    マユ「私は死ぬことよりも彼と添い遂げることを選んだのです。言わせないでよ、恥ずかしい」

    酒吞童子『貴女が死ぬと私ってどうなのよ』

    マユ「ああ、心配しないで。私が死ぬ前に貴女の肉体はちゃーんと返してあげるから」

    酒吞童子『いいの?』

    マユ「いいの。問題ないのは"見た"し」

    酒吞童子『そうなの。本当に未来視って便利ね』

    マユ「……本当にね」

    酒吞童子『あら、なにか含みがある言い方』

    マユ「なんでもないよ」

  • 11125/09/03(水) 22:23:14

    マユ「それじゃあ私寝るからね」

    酒吞童子『そう。私も眠るわ。おやすみなさい』

    マユ「おやすみ」


    ―心の中が静かになる。酒呑童子は眠るのが早いから、お休みを言ったタイミングで寝入ったのだろう。

    ―私は宣言通り部屋の電気を消して布団の中に潜る。体が寝ている間に冷えないように、布団の中にすっぽりと埋まって。

    ―目を閉じて、見えるのは暗闇……ではなく、遠い未来の話。

    ―私には隠し事がある。

    ―それは、ヤマトくんの未来が見えるようになったあの日、私の未来視が今まで以上に強力になっていたということ。

    ―そしてその結果、今まで見えていなかった未来まで自在に見ることが出来るようになったということ。

    ―そう、今まで曖昧だったヤマトくんを選んだ時と、そうじゃない時に起きる未来で何が起きるのか、はっきりと見えてしまっていたんだ。

  • 12125/09/03(水) 22:42:18

    ―ヤマトくんを選んだ場合、私はヤマトくんとの間に生まれた息子、シンを守るために異世界の怪異を退治した後、その怪異が来た道を塞ぐために、自らの魂を使って封印を施す。

    ―そして300年。別の場所へとつながった道が開くまで、その場所に縛られ続けることとなる。

    ―ヤマトくんを選ばなかった場合は、それが起きない。その代わりに"ヤマトくんが死ぬ"。

    ―私と結ばれなかったヤマトくんは、生涯独身だけど、二人の子供を養子に迎える。それは、彼の兄が遺した忘れ形見。そして、前世の記憶を持つ不思議な子供たち。

    ―彼らは上の子が大学に進学したタイミングで、二人同時に前世の記憶を思い出す事件が発生する。そして、その事件が切っ掛けで、ヤマトくんは亡くなってしまう。

    ―その死が連鎖して、ヤマトくんの養子くんたちは二人ともある封印の要となるために、自らの魂を使うことになる。

    ―それは、私の死因と同じ。この世界線では私が封印を施さない代わりに、彼らが代わりにやってしまうんだ。

    ―私は縁を切っている関係上、その事件には駆けつけられない。もし駆けつけられたとしても、事が終わった後のことになる。

    ―そう、これが私の後悔。

  • 13125/09/03(水) 22:50:20

    ―要するに、私は自分を犠牲にするかヤマトくんを犠牲にするかの選択を迫られていたんだ。

    ―それが分かったとき、本当は私の中での答えは決まっていた。

    ―けれどそれは、両親との約束を破ることになるから、ずっと踏ん切りがつかなかった。

    ―だから、約束を破って良い言い訳が欲しかった。

    ―後はもう流れるまま。鋏を渡そうとしたのは、とっくに見ていた未来だったけど、ちゃんとこの目で彼の覚悟を見たかったからに過ぎなくて、彼が私との縁を切らないのは、わかっていたことだった。

    ―この話をしなかったのは、彼が私の命を優先することをわかっていたから。だから、話さなかったし、今後も話すつもりはない。

    ―というか、誰にも言わずに墓まで持っていくつもりだ。

  • 14125/09/03(水) 23:03:53

    ―それに、この選択は別に悪い事ではない。この選択をすることで、ヤマトくんは長生きするし、養子になった二人も少なくとも必ず短命になるということは無いはずだ。記憶を思い出すタイミングがかなり早まるから、それで苦労することにはなりそうだけど。

    ―けど、結局この二人は私の死後ヤマトくんの所に引き取られることになるからちょっと面白い。

    ―それから……これは非常に重要だけど、私はこれから死ぬまでの人生は、とても幸せに過ごせるのが確定する。

    ―生まれた息子がかなりのトラブルメーカーになっちゃうから、平穏とは程遠い人生にはなるけれど、それでも幸福なら構わない。

    ―それに、"ズル"を仕込むことは出来そうだから。

    ―瞼の裏に流れいた未来の映像を止めて、暗闇に沈み、眠りにつく。

    ―今日は、よく眠れそうだ。

  • 15125/09/03(水) 23:05:03

    と言ったところでマユの過去編はここまでとなりますが、次の話に映る前にもう少しなにかやるかも……?

  • 16125/09/03(水) 23:12:41

    因みにマユとギルバートが結ばれなかった未来は、part29~32で青い鳥に改編された現実がそれに近くなります。細かい所が違うので、完ぺきに同じというわけではないですが。

  • 17125/09/03(水) 23:14:31

    明日はお休みになると思います

  • 18二次元好きの匿名さん25/09/03(水) 23:57:20

    お疲れ様でした

  • 19二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 09:19:42

    ho

  • 20二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 17:36:59

    しゅ

  • 21二次元好きの匿名さん25/09/04(木) 23:43:45

    ほしゅ

  • 22二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 06:43:51

    ほしゅ

  • 23二次元好きの匿名さん25/09/05(金) 13:35:44

    ☆彡

  • 24125/09/05(金) 18:31:45

    今日もお休みします。明日はやる予定です。

  • 25二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 01:59:06

    ☆彡

  • 26二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 08:28:35

    ほしゅ

  • 27125/09/06(土) 13:39:47

    突然ですが14:00頃に再開します

    マユの過去編の続きというか裏話的なのを書いたら、次の話は現代に戻って夏休み後の話となります。何をやるかについてはまだ決まっておりませんが、過去に皆様にレスしてもらった内容を見つつやっていきたいと思います

  • 28125/09/06(土) 14:04:29

    それでは再開


    ~???~

    ―非常に広い空間に無数の本が宙に浮いて散乱している。

    ーその空間の中央にはふたりの怪異がおり、なにやらひとりは本を片手に、もうひとりに何かを読み聞かせているようだ。


    ???「とりあえず、この話はここまでにするか。君もどうやら飽きて来たみたいだしな」(開いていた本を閉じる)

    ヨグ=ソトース「そりゃそうだよ。なんでここまで来てあの二人の馴れ初めなんか聞かなきゃいけないのさ。そんなの普段の晩酌で散々聞かされてるんだよ……」

    ???「でもそれは、デュランダル議長……と、今はヤマト、じゃなくてアスカか。とにかく、彼の視点でしか聞いたことがないだろ?」

    ヨグ=ソトース「……確かにね。もう一人は聞こうとしても聞けない状態だし」

    ???「だろ?」

    ヨグ=ソトース「それにしても、マユの強さって意外とあんなものなんだね。いや、人間にしては破格というか、完全に怪異の域に入ってるような気もするけど」

    ???「彼女は縁を結んだ怪異の力を引き出す才能があったからな。彼女の強さは彼女が結んできた怪異との縁ありきの力だ。だから、全盛期は今見た時期じゃなくて、もっと経ってからの事なんだ」

    ヨグ=ソトース「そうなんだ」

    ???「ま、それも短い期間だったけど。彼女が彼と結婚する間に多くの怪異との関係を切ってる。それは彼ら怪異を自分から解放する為でもあり、シンの将来を助けるためでもあったんだけど、その結果彼女はかなり弱体化することになった。とはいえ、人間基準で言えばそれでも破格の強さだったけどな」

  • 29125/09/06(土) 14:27:36

    ヨグ=ソトース「ふーん。ところで、なんでこの話を僕に?」

    ???「知りたいかなーと思ったからかな。あ、惚気の方じゃなくて、マユ・アスカの力の方な?」

    ヨグ=ソトース「……まあ、確かに知りたくはあったけど。因みにこれってフリーダムと同じ君たちが記録してるってやつなの?」

    ???「うーん、"拙"の場合は"自分"が持つ権能も含まれてると言ったほうが良いかも」

    ヨグ=ソトース「権能?それって世界の管理者ってのが持ってる力的なやつ?」

    ???「それとはまたちょっと違うかもな。"某"たちは自体はあんまり世界に干渉は出来ないから。ただ、管理者を選別するためのものは持ってて、それが"余"たちの権能になってる。あと、世界にとって都合の悪くなった管理者たちの処刑人としての役割もあるしな」

    ヨグ=ソトース「そこまでやるなら調整のための力持たせろよとは思わなくもないけど」

    ???「色々と世界の力が整ってない時に授かった力だから勝手がわからずというのもあるし、ただの箱舟でしかなかった"やつがれ"たちの限界でもあるから何とも言えないな」

  • 30125/09/06(土) 14:42:50

    ヨグ=ソトース「……すっごいどうでもいいことかもしれなけど、随分と一人称安定しないね?」

    ???「あはは、悪いな。"吾輩"はあの二機とは違って、主人が人間より神に近かったころを元にしてるからな。なんというか、微妙に"ズレる"んだ。違和感があるかもしれないけど、我慢してくれ」

    ヨグ=ソトース「はあ」

    ???「ところで、こんな話をするために"私"に会いに来たわけじゃないだろ?」

    ヨグ=ソトース「まあ、そうだね」

    ???「なら、そろそろ本題に入ろうか。なにが聞きたい?」

    ヨグ=ソトース「色々と確認したいことはあるんだけど……まず先に聞きたいのはさ。ニャルラトホテプを管理者に勧誘したのは何故?正気?」

    ???「まさか正気を疑われるとは。正気だよ」

    ヨグ=ソトース「あいつみたいなタイプはフリーダムが拒否しそうだけど」

    ???「まあ、確かにフリーダムは拒否したな。絶対に碌なことにならないってな」

    ヨグ=ソトース「……でも、君はそう思ってないと」

    ???「"わし"もそうだけど、ジャスティスも賛成してたからな。でも言っておくと、別に考えなしで選んだわけじゃないんだ。均衡っていうのは分かるよな?」

    ヨグ=ソトース「わかるけど……」

    ???「要するにさ、善だけじゃ駄目なんだ。世界っていのは良いもので溢れさせればいいってもんじゃない。いいものだけで構成された世界って言うのは、いずれは根から腐っていく。だから、そうさせないためにも悪って言うのが必要になってくるわけで」

    ヨグ=ソトース「……そのためのニャルラトホテプか」

    ???「そのとおり」

  • 31125/09/06(土) 14:52:51

    ???「今まで世界が不安定過ぎたってこともあって、善よりの管理者が多かったんだけど、悪側の管理者が居ないと、バランスが崩しやすいってことが今起きてる問題でよくわかったから、今後の為に試しに勧誘したんだ。ま、断られたけど」

    ヨグ=ソトース「アイツは縛られるのが嫌いだからね。とはいえ、アイツを勧誘するのは駄目だよ。アイツは確かに滅ぼさない程度に事を起こすのが得意だけど、だからと言って従順というわけでもない。もし勧誘に成功してても、いずれは喉元嚙み千切られて乗っ取られてたよ」

    ???「そこまでか」

    ヨグ=ソトース「そこまでだよ」

    ???「それはそれで面白そうだから、"俺"としては良かったんだけどなぁ。とはいえ、現状でやることでもなかったか」

    ヨグ=ソトース「面白そうねぇ……」

  • 32125/09/06(土) 14:59:26

    ???「あ、今『シンの残留思念を元にしてる割には似てないなぁ』とか思っただろ」

    ヨグ=ソトース「うん」

    ???「そりゃそうだよ。言っただろ?より神に近かったころのアイツが元になってるって。あの頃のシンは何もかもが希薄だったから、ある意味で無個性なんだ。だから、良く言えば"僕"もその日によって性格が変化する。悪く言えば安定しないってこと」

    ヨグ=ソトース「じゃあ、また別の日に会えばまた別の性格になってるかもしれないって事?」

    ???「そういうこと。それが"我"ことデスティニーの性格ってわけだな」

    ヨグ=ソトース「面倒くさい性格の時じゃなくてよかった」

    デスティニー「ははは。言うな、アンタ」

  • 33125/09/06(土) 15:10:59

    ※つまり、元になった人格を再現しようとして盛大にバグっている状態ということ


    デスティニー「それで他に聞きたいことって?」

    ヨグ=ソトース「現状の話かな。シュブ=ニグラスの現状とか、道の封印の話とか、フリーダムと話した時からどれぐらい進んだのかなって」

    デスティニー「あの三人の守護をやってる君からすれば気が気じゃないよな。……正直に言うと、ちょっと揉めてる」

    ヨグ=ソトース「揉めてる?」

    デスティニー「フリーダムに会ったことがあるならわかると思うけど、フリーダムはあの三人に対して特に過保護だからさ。三人を巻き込むことに反対しててな。正直、三人が持つ能力的に巻き込むしかないんだけど、それ以外に方法がある!って言って聞かなくってさ」

    ヨグ=ソトース「……ご主人様たちを巻き込むの?」

    デスティニー「うん。そっちの方が手っ取り早いんだ。あんまり時間もかけてらんないし」

    ヨグ=ソトース「……君はご主人様たちを巻き込むことについては抵抗感ないんだ」

    デスティニー「そうだな。今の"やつがれ"には抵抗感はないかな?」

  • 34125/09/06(土) 15:19:54

    ヨグ=ソトース「それはどうして?」

    デスティニー「英雄としての三人を知ってるから」

    ヨグ=ソトース「……」

    デスティニー「あ、別に妄信してるってわけじゃないぞ?それにシぬリスクがないって言ってるわけじゃない。ただね、あの子たちは……シンはそういうの見過ごせるほど達観した性格じゃない。いずれ知ってしまった時、きっとあの子たちはなんやかんやで手伝う選択をするんだよ」

    ヨグ=ソトース「知るのが確定って言い方だね」

    デスティニー「うん。だって"拙"の権能は過去、現在、未来、全ての可能性を見ることが出来る。言ってしまえば、未来視過去視の上位互換ってところだな。だから、この世界の誰よりも運命というのを知っているんだ」

  • 35125/09/06(土) 15:30:54

    ヨグ=ソトース「……この漂ってる本ってもしかして」

    デスティニー「そう。俺の権能を元にこの世界のありとあらゆる可能性を個別にまとめて本にしたものだ。まあ、作ったらこうやって乱雑に漂わせるだけなんだけど」

    ヨグ=ソトース「片付けなよ」

    デスティニー「悪いけど苦手なんだ。苦手じゃない"私"がたまに片付けたりもするけど、何分膨大で増え続けるから終わんないし大変なんだ。それとも、君が代わりにやるか?」

    ヨグ=ソトース「遠慮しておく……」

    デスティニー「そりゃ残念」

    ヨグ=ソトース「あ、でもたまに読みに来てもいい?」

    デスティニー「だったら管理者になって欲しいんだけどなぁ」

    ヨグ=ソトース「そこは保留のままで」

    デスティニー「なら無理だ」

    ヨグ=ソトース「ケチ」

  • 36125/09/06(土) 15:37:42

    デスティニー「で、他に聞きたいことは?」

    ヨグ=ソトース「なら、いざ巻き込まれた時の対策とかそういうのあると嬉しいんだけど」

    デスティニー「あー……"我"が支援できることは少ないけど、君に渡せるものはあるな。えっと、どこだったっけなぁ」(ウロウロと探し回る)

    ヨグ=ソトース「……普段から散らかしたままだからそうなるんだよ」

    デスティニー「はっはっは!耳が痛い!」

  • 37125/09/06(土) 15:46:21

    ~1時間後~


    デスティニー「あ、あったあった!はい、これ」(ヨグ=ソトースに一冊の本を渡す)

    ヨグ=ソトース「なにこれ。……何も書いてないけど」(渡された本をペラペラめくりながら)

    デスティニー「アンタが管理者になろうがならなかろうが、いずれ必要になる物だから持っておいてくれ」

    ヨグ=ソトース「……わかったけど、これだけ?」

    デスティニー「これだけ」

    ヨグ=ソトース「マジか……」

    デスティニー「ま、後は頑張れって話だ。大丈夫。いざというときは君たちが死ぬ気であの三人を守ればなんとかなるから」

    ヨグ=ソトース「何とかってなんだよ」

    デスティニー「なんとかだよ」

  • 38125/09/06(土) 15:55:34

    ヨグ=ソトース「はあ……つい先日の件もあるからなにか強力なアイテムぐらい欲しかったんだけどなぁ」

    デスティニー「あれなぁ。大変だったな」

    ヨグ=ソトース「僕は中に入る道作っただけだけどね。君は何とも思ってなかったの?」

    デスティニー「いや、その時の"吾輩"はかなりの泣き虫だったから、見ててずっと泣いてた」

    ヨグ=ソトース「あ、そう……」

    デスティニー「他に聞きたいことはないか?」

    ヨグ=ソトース「とりあえずはないよ。いや、本音を言えばもっと聴き出したいことはあるけど。でも、今はやめておく」

    デスティニー「わかった。あ、そうだ目が覚めたらdice1d2=2 (2)

    1.鬼子母神

    2.小豆洗い

    によろしく言っておいてくれないか?」

    ヨグ=ソトース「え?なんで」

    デスティニー「なんでも。じゃ、頼むな」

    ヨグ=ソトース「えぇ?まあ、いいけどさ……」

  • 39125/09/06(土) 16:02:51

    ~ということで、デスティニーと会って数日が経過した日に~


    ヨグ=ソトース「デスティニーが君によろしく、だってさ」

    ユウナ「それだけ?」

    ヨグ=ソトース「それだけ」

    ユウナ「……それ伝えるためにわざわざ会いに来るなんて、君も律儀だね」

    ヨグ=ソトース「うるさいな。いいでしょ別に」

    ユウナ「悪いとは言ってないよ……」

  • 40125/09/06(土) 16:05:27

    と言ったところでマユの過去編は本当に終わりです

    夏休みの個別視点が終わったら挟もうとしてたヨグ=ソトースの話をマユの過去編の後に変更したのでこうなりました……

    次の話はどうするかな……まだちょっと決まってない……

  • 41125/09/06(土) 16:14:27

    ここらへんでルナマリアの家族の話片付けようかな?

    ついでに過去にリクエスト貰ってたものをちょっとだけ消化する感じで行きましょうかね

    次の開始はおそらく19:30頃になると思いいます

  • 42二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 16:33:11

    マユの過去編、お疲れ様でした

    デステニィーは多重人格みたいな状態?
    フリーダムは過保護、ジャスティスは…?
    予想では博物館編に出てきた彼がジャスティスだと思っているのですが…

    ルナマリアの事はずっと気になってましたので、楽しみです

  • 43125/09/06(土) 19:32:27

    それでは開始します


    ~夏休み明け、休日の博物館にて~


    ―いつもの刀の勉強会のついでに、パトリックさんと将棋中のアスラン。因みにdice1d2=2 (2)

    1.劣勢

    2.優勢

  • 44二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 19:38:26

    このレスは削除されています

  • 45125/09/06(土) 19:39:51

    ダイス間違えたのでもう一度


    アスラン「……」(どこに打つか考え中)

    パトリック「……」(平静な顔をしているが内心ちょっと焦ってる)

    アスラン「……」(決めたので打つ)

    パトリック「…………参った」(かなり考えたが詰みの状態だったので)

    アスラン「ふう……dice1d3=3 (3)

    1.今日は俺の全勝でしたね。調子がいいみたいです

    2.何とか引き分けに持ち込めてよかったです

    3.とりあえず最後に一勝取れたみたいで良かったです

  • 46125/09/06(土) 19:59:39

    オルフェ「アスラン君相変わらずやるなぁ。パトリックさん相当強いはずなのに」

    シュラ「だが、今日は少し調子が悪いように思えたな。アスラン、また家族に何かあったのか?」(領域作って見えない二人にも見えるようにしてる)

    アスラン「何かというわけじゃないな。しいて言うなら少し疲れてるのかもしれない」

    パトリック「なにかしているのかい?」

    アスラン「体を鍛えてるんです。最近はやっと体力がついてきたので、ほんの少しメニューを増やしてまして」

    シュラ「なるほど?鍛えるのはいいことだ。特にお前は得物や力の関係で、鍛えれば鍛えるほど戦いやすくなるだろうしな」

    オルフェ「……怪異退治って凄く大変だね」

    パトリック「体を鍛えるのは結構だが、そろそろ刀の使い方も体で覚えたほうが良いだろう。シュラが言っていたが、扱いがまだ雑なのだろう?」

    アスラン「……ほ、保管に関しては、改善してきてます」

    パトリック「それ以外もちゃんと改善することだ。君は物覚えも良く真面目だが、武器の扱い方は使い捨てのそれだからな」

    アスラン「……善処します」

  • 47125/09/06(土) 20:12:46

    オルフェ「それにしても、疲れてるんだったらしっかり休んだ方が良かったんじゃないかい?」

    アスラン「いえ、勉強すると約束しましたからそんなわけには行きません。それに、動けないほど疲れるまでトレーニングをしているわけじゃないので」

    オルフェ「ならいいけど……」


    ―アスランのスマホが鳴る


    アスラン「あ。すみません、少し電話に出てきます」(スマホを持って部屋の隅に移動)

    パトリック「ああ」

    アスラン「もしもし」(電話に出る)

    オルガ『アスラン、少し良いか?』

    アスラン「ああ、問題ないが……珍しいな、オルガから電話を掛けてくるなんて」

    オルガ『急ぎの用だったからな。明日はお前ら兄弟全員暇か?』

    アスラン「俺たち?予定はなかったと思うが……」

    オルガ『そうか。なら、これから送る住所に明日来てくれ。ああそうだ、一応お前の親父にも許可貰えよ』

    アスラン「許可が居るのか?何をするんだ」

    オルガ『モデルの仕事だよ。運悪く感染症で数人ダウンしちまってな。少し切羽詰まってるから、受けてくれると有難てぇ』

  • 48125/09/06(土) 20:21:11

    アスラン「お、俺たちがモデルを?」

    オルガ『バイト代はちゃんと出るぞ?』

    アスラン「い、いや、そうではなく……」

    オルガ『見た目の話してんなら申し分ねぇだろうが』

    アスラン「い、いやしかし、経験なんて」

    オルガ『そこは気にすんな。撮影寸のはとうしろ相手をさんざんやって来た連中だからな』

    アスラン「……わ、わかった。兄さん達にも確認してみる」

    オルガ『おう、頼んだわ』(通話を切る)

    アスラン「……」

    シュラ「どんな内容だったんだ?」

    アスラン「も、モデルの仕事を手伝ってくれと」

    オルフェ「モデル!確かに君は顔もスタイルもいいからね、納得だ!」

    アスラン「そうですかね……」

    パトリック「なにか不満でもあるのかな?」

    アスラン「い、いえ、不満というわけではないのですが……少々こういったものに不慣れですから」

    オルフェ「慣れてる人の方が珍しいと思うけど」

    アスラン「……まあ、確かに」

  • 49125/09/06(土) 20:27:43

    パトリック「……私はそういうものには疎いが、選ばれるのだから君にそれだけの価値を見出されているということだ。自信を持ちなさい」

    アスラン「は、はい」

    オルフェ「雑誌が出たら買うから教えてくれると助かるよ」

    アスラン「………わ、わかりました」

    シュラ「……(怪異退治の依頼かと思ったが、違ったか……)」(ちょっと残念そう)

  • 50125/09/06(土) 20:38:46

    ~その日の夜、アスカ家夕食後~


    キラ「モデルの仕事?」

    アスラン「ああ。あのオルガがわざわざ頼んでくるほどだ。おそらく相当人がいないのだと思う」

    キラ「確かにオルガ君が頼んできてるんだもんねぇ。常にやるってわけでもないし、一回ぐらいなら別にいいかも。シンはどう?」

    シン「俺も手伝えるなら手伝いますけど……本当に俺で大丈夫なんですかね?お兄ちゃんたちはともかく、俺ですよ?」

    キラ「大丈夫。シンの事モデルに向いてないって思う人が居たら、それは目が節穴なだけだから」

    シン「そういうことじゃないんですけど……」

    アスラン「義父さん。俺たち二人はまだ未成年なので親の許可が必要なんですが、良いですか?」

    ギルバート「………dice1d2=1 (1)

    1.いいよ(息子たちが着飾ってる写真が見たいので)

    2.いいけど、少しでも嫌なことがあれば帰ってくるんだよ?いいね?(過保護炸裂)

  • 51125/09/06(土) 20:53:53

    アスラン「有難うございます。では、オルガに連絡入れますね」

    ギルバート「ああ、そうしなさい」(にこにこ)

    シン「……本当に大丈夫なのかなぁ」

    レイ「安心しろ。俺というお墨付きが居るのだから」

    シン「いや、そうじゃなくてな。……モデルって身長高いほうが良いだろうし、どうなんだろうって思って。ほら、俺ルナマリアとどっこいどっこいの身長だし……自分で言ってて悲しくなってきた」

    キラ「確かにファッション雑誌に載るタイプのモデルだと、服がぶかぶかだと台無しになるもんね」

    アスラン「だが、俺たち三人を指名してきてるのだから、気にしなくてもいい事なんじゃないか?」

    シン「そうなんですかね……?」

    キラ「ま、行ってみればわかることだよ。アスラン、明日ってなにか持っていくものあるの?」

    アスラン「必要なものはあちらで用意するから手ぶらで言いそうだ」

    キラ「じゃあ、寝不足だけには注意しないとね」

  • 52125/09/06(土) 21:00:44

    ~当日、事務所の前にて~


    ナタル「時間丁度だな。では出発するぞ」

    キラ「はい。今日はよろしくお願いします」

    ギルバート「dice1d2=2 (2)

    1.バジルールさん、私も同行してもよろしいですか?(仕事休んだ)

    2.息子たちをよろしくお願いいたします(仕事)

  • 53125/09/06(土) 21:08:12

    ナタル「はい、お任せください」

    ギルバート「三人とも、気を付けるんだよ?」

    シン「わかってる。父さんは早く仕事に行かないと遅刻するぞ」

    ギルバート「ははは。わかってるよ」

    dice1d2=1 (1)

    1.それから何事もなく出発し到着

    2.ナタル「ああそうだ。シン、君はヒルコに変わったほうが良いかもしれない」

  • 54125/09/06(土) 21:17:03

    ~撮影現場~


    ルナマリア「あ、シンお兄ちゃん!」

    シン「ルナマリア!君も撮影に来てたんだ。そういえば、モデルやってるって言ってたな」

    ルナマリア「うん!お兄ちゃんといっしょにさつえいできるなんてうれしい!」

    シン「え、俺ルナマリアと一緒なのか?いやまあ、確かに身長的にそうかもしれないけど……」

    スタッフ1「ルナマリアちゃん、お友達なの?」

    ルナマリア「お友だちじゃなくてお兄ちゃん!」

    スタッフ1「え、お兄ちゃん?dice1d2=2 (2)

    1.……その子男の子なの!?

    2.オルガくんがお兄ちゃんじゃなくて?というか、その子本当に男の子……?

  • 55125/09/06(土) 21:24:50

    シン「俺は男ですよ!……ついでに言うと、中学二年です」

    スタッフ1「え、本当!?はー、よくこんな逸材見つけてくるなぁ」

    キラ「あの、僕たちってどこに行けばいいですか?」

    スタッフ1「あ、ごめんごめん。モデル初めてなんだもんね。オルガくんから事前に聞いてるよ……って、え、すごっ」

    キラ「え?何がですか?」

    スタッフ1「……えっと、間違いじゃなかったら、君達って兄弟、何だもんね?」

    アスラン「そうですが」

    スタッフ1「……今日だけとは言わずにこれからもうちでモデルやんない?」

    キラ「い、いや、えっと……」

    ナタル「うちの事務所の者を勝手に引き抜くのはよしてください」

    スタッフ1「あ、ナタルさん!すみません。あまりにも美形すぎる三人だったのでつい」

  • 56125/09/06(土) 21:34:44

    ナタル「……それよりも、早く準備を始めないといけないのでは?」

    スタッフ1「あ、そうでした!じゃあ、二人はこっちね。オルガくんも待ってるよ。君はルナマリアちゃんと一緒にあっちね」

    キラ「別々なのに同じ撮影現場なんですね」

    スタッフ1「色々とごたついちゃって一気に撮影しなくちゃいけない状態でね。こっちは結構バタバタしちゃうから、なにか分からないことがあれば、ナタルさんとかオルガくんとかが詳しいからそっちに聞いてくれると助かるかな?」

    アスラン「わかりました」

    スタッフ1「それじゃあ、さっそくだけどメイクと今日の撮影用の服に着替えてもらうね。ささ、時間が無いから急いで急いで」

  • 57125/09/06(土) 21:42:08

    ~撮影中~


    カメラマン「はい、終了。他の子撮ってる間に休憩と着替えしてきて」

    スタッフ3「わかりましたー」

    シン「つ、疲れた……」

    ルナマリア「お兄ちゃんだいじょうぶ?」

    シン「……ま、まだ大丈夫」

    スタッフ3「大変だろうけど、まだあるから頑張ってね」

    シン「は、はい……」

  • 58125/09/06(土) 21:47:40

    ~お着換え中~


    シン「……正直舐めてた」

    スタッフ3「あはは。君初めてだもんね。そりゃいきなりポーズ決めろって言われても困っちゃうよ」

    ルナマリア「おにいちゃん、今日は私がいっぱいおしえてあげるね!」

    シン「う、うん。助かるよ……それにしても、本当に俺ここに混じっちゃってていいんですか?中二っすよ、俺」

    スタッフ3「大丈夫だよ。君の見た目は違和感ないから。いや、ちょっとお人形さん感が強くて、人によっちゃ浮いちゃうけどね」

    シン「……なんか、凄くうれしくない」

    スタッフ3「確かに」

  • 59125/09/06(土) 21:53:52

    スタッフ3「あ、ちょっと呼ばれちゃったから行ってくるね。君たちは僕が戻ってくるまでここで待機してて」

    シン「わかりました」

    スタッフ3「飲み物はそこの段ボールの中から勝手に飲んじゃっていいからね。ただし、飲む時はストローで飲むこと。それじゃ」(部屋から出ていく)

    シン「……凄い忙しそうだな」

    ルナマリア「うん。ふだんはもうちょっとおちついてるんだけど」

    シン「ルナマリアは疲れてないか?」

    ルナマリア「うん!まだぜんぜんだいじょうぶだよ!」

    シン「そっか……お茶のも」(段ボールの中から飲み物を取る)

    ルナマリア「私ものむ!」

  • 60125/09/06(土) 21:56:21

    今日はここまでにします

    明日は未定ですが、おそらく19:30頃の開始になるかと

  • 61125/09/06(土) 22:16:04

    >>42

    正確な多重人格とは異なりますが、わかりやすく言えばそうですね。

    ジャスティスはアスランが会った残留思念よりももっと厳しい性格してます。厳しさ的にはアスランとパトリック(前世)を足して2で割った感じかも?特にアスランにあたりが強いです。嫌ってるわけじゃないんですけどね。

  • 62二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:46:25

    お疲れ様でした

  • 63二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 02:44:21

    あの残留思念もかなり厳しそうでしたが、あれ以上ですか…「正義」の名前を持つに相応しい性格なのかな?

    パトリックさんとアスランの交流は見たかったので嬉しいです。パトリックさんはどこまで知って協力してくれているのか疑問でしたが、シュラの存在をしっかり認識しているのは驚きでした
    シュラは何気に能力が高いですよね…戦力としても優秀ですし、サポート能力も高いですね

    モデルをする3兄弟…これは彼らの周囲がまた騒がしくなりそうですね

  • 64二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 08:52:38

    ☆彡

  • 65125/09/07(日) 14:39:24

    ~そういえばの小話~


    シン「アズラエルさん、この前中学校で起きた事件についてなんですけど」

    アズラエル「はいはい。何が聞きたいの?」(書類に目を通しながら)

    シン「アリスと三月ウサギの記憶を見た時に、第三者目線の記憶もあったので、それが何なのか気になってるんです。何か思い当たることってありません?」

    アズラエル「もうちょっと状況を詳しく知りたいね。教えてくれる?」

    シン「はい。かくかくしかじか(詳しい内容を話す)」

    アズラエル「あー、なるほどね?多分それは物の記録だね」

    シン「物の記録ですか?」

    アズラエル「うん。物にはその場で起きた事を記録している場合があるんだ。大体が直近の記録になるんだけど、そこに外部からの強い思念とかが混ざると、その強い思念を受けた頃の記録が焼き付く場合があるんだよね。例えば、サツガイ現場に残っていた凶器のナイフが、犯人や被害者の思念を受けて、ていう感じにね」

    シン「なるほど。でも、そういうものってあったのか?……あ、そういえば、アリスに渡した絵本があったな。確かそれでアリスが記憶を取り戻したんだっけ?」

    アズラエル「なら、君たちが見たのは絵本の中に焼き付いた当時の記録だったってことだね。因みに異常な空間以外でも物の記録を見る方法があってね。サイコメトリーって言うんだけど」

    シン「名前だけ聞いたことあります。確か超能力の一つでしたっけ?」

    アズラエル「そうそう。物に触れることで、それに刻まれた記録を見ることのできるやつ。これね、思念の強さにもよるけど霊媒能力が高い人間なら割と簡単に出来るから、今度教えてあげようか」

    シン「良いんですか?やった!」

  • 66125/09/07(日) 19:33:00

    それでは再開


    ~一方その頃~


    キラ「あ”っつい!」(休憩中)

    アスラン「まだ残暑が残っているのに、なんで冬服を来て撮影するんだ……?」

    オルガ「そりゃ雑誌が出るのが11、12月あたりだからだよ。先に写真撮っちまわないと、編集に間に合わねぇからな」

    キラ「え、じゃあこれっていつも通りなの?」

    オルガ「そうだな。まあ、こんなにバタバタやってんのは珍しいが」

    アスラン「想像していた大変さとは違ったな……」

    キラ「シン大丈夫かなぁ。ただでさえ人見知りで、知らない人が多い所だと疲れやすいのに……」

    オルガ「あっちにはナタルが居るから大丈夫だろ」

    キラ「そうだといいけど」

  • 67125/09/07(日) 19:47:32

    キラ「あ、そうだオルガくん。今日撮った写真ってスタッフの人に頼めば貰えるかな?」

    オルガ「知るか。というか貰ってどうすんだよ。雑誌に載るんだから別に要らねぇだろ」

    キラ「何言ってるのさ。弟たちの勇士を収めた写真なんかいくらあったって困らないんだから。ねー、兄さん姉さん」


    ―――――――――――――――――――――――――――

    ねー(*´▽`*)

    ―――――――――――――――――――――――――――


    オルガ「……お前の兄貴だろ。何とかしろよ」

    アスラン「無理だ。諦めてくれ」

  • 68125/09/07(日) 19:53:50

    さて、そろそろなにか起きるかdice1d3=1 (1)

    1.見知らぬ女性が撮影現場をウロウロしているのを発見する(しんみり)

    2.何やら現場が騒がしい?(胸糞注意)

    3.ナタルがやってくる(シリアス)

  • 69125/09/07(日) 19:55:54

    これならキャラ決めしてもいいかもしれない

    作品dice1d2=2 (2)

    1.SEEDシリーズ

    2.それ以外のガンダム作品

  • 70二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 20:05:32

    このレスは削除されています

  • 71125/09/07(日) 20:06:47

    キャラどうしようかな……

    ダイス忘れた……作品dice1d4=2 (2)

    1.スメラギ・李・ノリエガ(ガンダム00)

    2.キャスリン・ブルーム(ガンダムW)

    3.フラウ・ボゥ(ガンダム)

    4.フォウ・ムラサメ(Zガンダム)

    ※人選は1がギリわかる且つ独断と偏見で決めてます

  • 72125/09/07(日) 20:20:19

    キラ「あれ?あそこにいる人、何か探してるのかな?」

    アスラン「あそこ?」

    キラ「ほら、向こうに居る女の人。多分スタッフの人じゃないよね?誰かのお母さんなのかな?ちょっと見てくるね」

    アスラン「わかった」

    オルガ「……(アイツは)」


    ーキラは女の人に近づく


    キラ「あの、どうかされましたか?」

    ???「え?キミは?」

    キラ「ここの撮影に来てるバイトですかね?」

    ???「バイト……」

    キラ「誰か探してるんですか?随分とキョロキョロしてたみたいですけど……」

    ???「あ、えっと、探してるには探してるんだけどね……あっ、君は確か……」

    キラ「?(後ろを振り向く)あ、オルガくん?どうしたの?」

    オルガ「アイツならこっちじゃなくてあっちだ。案内する」(着いて来てた)

    キラ「え?」

    ???「……ごめんね。有難う」

  • 73125/09/07(日) 20:30:32

    ~シン達が撮影している場所の近くまで来る~


    ???「ここまででいいよ」

    オルガ「……また会わねぇのか?」

    ???「……うん。まだちょっとだけ、勇気が出なくて」

    オルガ「そうか」

    キラ「ねえねえ、この人誰なの?」(オルガにだけ聞こえる声で)

    オルガ「ルナマリアの母親だよ」

    キラ「へー……え!?ルナマリアちゃんの!?」

    ???「ええ。キャスリンdice1d2=2 (2)

    1.ホーク

    2.ブルーム

    っていうの。よろしくね」

  • 74125/09/07(日) 20:40:08

    キラ「え、で、でも、ルナマリアちゃんのお母さんって確か……」

    キャスリン「……」

    キラ「あっ、ご、ごめんなさい。事情も知らないのに勝手な事言って」

    キャスリン「ううん、いいの。私がルナに酷いことしてしまったのは事実だから……」

    キラ「……(やっちゃったかも……)」

    オルガ「……撮影が終わんのが正午過ぎだ」

    キャスリン「わかった。いつも有難うね」

    オルガ「礼はいい。おい、さっさと戻るぞ」

    キラ「え?う、うん……」

  • 75125/09/07(日) 20:52:30

    ~現場に戻る~


    キラ「……いいの?あれで」

    オルガ「本人に会うきがねぇんなら別にいいだろ」

    キラ「そうかもしれないけど……」

    オルガ「……アイツは一度自分の子供を捨てたんだ。今更どの面で会いに来てんだって話だからな」

    キラ「そこまで言うことないじゃん……」

    オルガ「お前らがどう思ってようが、あの女はそうじゃねぇってことだよ。ま、実害がねぇんだったら、本人の満足するやり方でやりゃいいと思うがな」

    キラ「……そっか。なんだか、哀しいね」

    オルガ「……」

  • 76125/09/07(日) 21:08:22

    ~全員の撮影が無事に終わり~


    キラ「あ”ー、疲れたぁ。今日のお昼どうしようかなぁ」

    ナタル「事務所で食べていくか?丁度ラクスとミーアが作ってくれているらしい」

    シン「いいんですか?」

    ナタル「ああ。dice1d2=2 (2)

    1.ところで、君たち三人に次の仕事(モデル)の依頼が来てるのだが……

    2.あの二人も君たちに食べさせたがっているしな

  • 77二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 21:25:17

    このレスは削除されています

  • 78125/09/07(日) 21:27:34

    ルナマリア「やった!お兄ちゃんといっしょだ!」

    シン「そうだな……おにいちゃん?」

    キラ「ん?なに?」

    シン「何か探してるんですか?なんかすっごいキョロキョロしてますけど」

    キラ「え?そ、そんなことないけど……」

    シン「……忘れ物なら今のうちに言ったほうが良いと思いますよ?」

    キラ「いや、大丈夫だよ」

    アスラン「ところでシン。撮影中は大丈夫だったのか?」

    シン「大丈夫って、何がっすか」

    アスラン「上手く会話できたのか?お前はまだ人見知りが酷いだろうし」

    シン「い、今はそこまで酷くありませんよ!スタッフさんともそれなりに会話で来てました!……まあ、そこまでの機会があったわけじゃないですけど」

    オルガ「確かにここのスタッフは人見知りが激しいガキの扱いにも慣れてるしな」

    シン「………それ暗に俺が小学生の子供と変わらないって言ってますよね?」

    オルガ「それは穿った見方じゃねぇか?俺はそんなこと一言も言ってねぇよ」(からかうような笑みを浮かべる)

    シン「言ってるだろ!」(ぷんすこ)

  • 79125/09/07(日) 21:41:12

    アスラン「……最近のオルガ、なんだか表情が柔らかくなりましたね」

    ナタル「ああ。あの一件以来、彼の中にあったわだかまりも解けたのだろう。ムウとマリューもかなり喜んでいるようだ」

    アスラン「もう殆どオルガの第二の両親になってますもんね。合宿の時は恥ずかしくて認められてなかったようですけど」

    オルガ「おいそこ、聞こえんぞ」

    アスラン「事実じゃないか」

    オルガ「うるせぇ。締め上げるぞこの野郎」

    ナタル「暴力はいただけないな。そんなにやり合いたいなら、まずは私からだ」

    オルガ「……ちっ。やんねぇよ!」

    キラ「(やり合ったらまず間違いなくナタルさんの圧勝だもんね……)」

  • 80125/09/07(日) 21:44:42

    ちょっと短いですが今日はここまでになります

    明日は未定です

  • 81二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 23:32:53

    ルナマリアの親子関係も複雑そうね…

  • 82二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 09:02:14

    保守

  • 83二次元好きの匿名さん25/09/08(月) 15:17:03

    ☆彡

  • 84125/09/08(月) 18:16:28

    今日はお休みします

  • 85二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 00:07:27

    お疲れ様です

  • 86二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 09:20:26

    ☆彡

  • 87二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 18:19:21

    保守

  • 88125/09/09(火) 19:01:26

    今日もお休みします……

  • 89二次元好きの匿名さん25/09/09(火) 23:14:02

    お疲れ様です

  • 90二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 08:28:26

    保守

  • 91二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 14:35:04

    ☆彡

  • 92125/09/10(水) 18:46:47

    今日もお休みします……

  • 93二次元好きの匿名さん25/09/10(水) 23:35:49

    お疲れ様です

  • 94二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 08:04:16

    ☆彡

  • 95二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 14:37:57

    ほしゅ

  • 96125/09/11(木) 19:38:07

    遅くなりましたが、今日は21:00頃に少しだけ進めます

  • 97125/09/11(木) 21:02:33

    それでは再開


    ルナマリアの母親について、キラはdice1d3=3 (3)

    1.自分が踏み込むべきではないとわかっているけど、気になってしまったためムウ達に詳しい話を聞く

    2.その日の夕食で浮かない顔をしてた為に、家族に指摘されてとりあえず話す

    3.とりあえず今回のことは胸にしまって傍観しようと決めた数日後、ルナマリアの母親とまたバッタリ会う

  • 98125/09/11(木) 21:21:52

    ~それから数日後、大学終わりにスーパーに買い出しへ~


    キラ「今日は林間合宿からシンが帰って来てるはずだから、ちょっとだけ豪勢にしようかな?」

    ヨグ=ソトース「たかが林間合宿程度でそうするの?」←荷物持ち

    キラ「だって、家族無しで初めてのお泊りだよ?行先はユウナやエルちゃんが居るキャンプ場とは言え、何事もなく買って来れたのはやっぱり祝わなきゃ。……あと、我慢して見送れた僕と義父さんにちょっとぐらいご褒美あってもいいかなって」

    ヨグ=ソトース「後半が本音だよね?」

    キラ「だってさぁ、つい先日だよ?中学校のやつ。あんなことがあって安心して僕たちが見送れるとでも???」

    ヨグ=ソトース「そんなことで胸張られても……」

    キラ「んー……あっ、そうだ。久しぶりに唐揚げ作ろうかな。おろしポン酢も用意すれば、義父さんも食べやすいだろうし。うん、今日はこれにしよう」


    ―そう言って、キラは胸肉に手を伸ばすと、偶然にも同じものを取ろうとした人の手とぶつかってしまう


    キラ「ご、ごめんなさい」

    キャスリン「い、いえ、私こそ……あれ?アナタは」

    キラ「え?あっ、キャスリンさん……でしたっけ?」

    キャスリン「うん。こんなところで会うなんてすごい偶然だね」

  • 99125/09/11(木) 21:33:48

    キラ「そ、そうですね。キャスリンさんはなんでここに?」

    キャスリン「今住んでるところがここの近くなの。君は?」

    キラ「僕も近所に住んでるんです」

    キャスリン「そうだったんだ。……夕食のお買い物?たくさん食べるのね」

    キラ「家族の分ありますから」

    キャスリン「あ、そうだったんだ。てっきり一人暮らししている大学生なのかなって思っちゃってた。いつも君がお夕食を作ってるの?」

    キラ「大体はそうです。たまに弟たちも作りますけど、役割分担でこうなってます」

    キャスリン「そうなのね。男の子なのに凄いわ、感心しちゃう。って、今は男の子でもお料理ぐらいするわよね。ごめんなさい」

    キラ「いえ、気にしませんよ」

    キャスリン「そう?……ところで、その人はお父さん?」(ヨグ=ソトースを見ながら)

    キラ「え?……あ、え、えっとぉ……ち、父の知り合いで、たまに僕らの様子を見に来てくれる人……ですかね?」

    キャスリン「?(どうして歯切れが悪いのかしら?)」

  • 100125/09/11(木) 21:41:25

    ヨグ=ソトース「……キラ、ここで話し込んでると、他の客に迷惑じゃない?」

    キラ「そ、そうだね。よ……アーサーさん」

    キャスリン「やだ、私ったら配慮に欠けてたわ。ごめんなさい、こんなところで話し込んじゃって」

    キラ「いえ、こちらこそ、すみません」

    キャスリン「……あの」

    キラ「はい、なんでしょうか?」

    キャスリン「この後少し時間あるかな?」

    キラ「え?ありますけど、どうしましたか?」

    キャスリン「……迷惑だと思うけど、ルナの話を聞きたくて。いいかな?」

    キラ「……dice1d2=2 (2)

    1.いいですよ。と言っても、僕も詳しいわけじゃないんですけどね

    2.いいですけど……あ、なら弟も呼んでいいですか?シンの方がルナマリアちゃんの事詳しいですから

  • 101125/09/11(木) 21:46:24

    キャスリン「いいの?迷惑じゃない?」

    キラ「シンなら快く話してくれますよ」

    キャスリン「……有難う。それじゃあ、買い物終って一度荷物を置いてから、このスーパーの近くにある○○公園ってところに来て。そこで話しましょう?」

    キラ「わかりました」

  • 102125/09/11(木) 21:47:28

    短いですが今日はここまでです

    明日は未定です

  • 103二次元好きの匿名さん25/09/11(木) 23:26:52

    お疲れ様でした

  • 104二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 09:04:14

    乙です

  • 105二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 15:33:24

    ほしゅ

  • 106125/09/12(金) 19:03:53

    今日はお休みします

    明日は19:30頃の予定です

  • 107二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 23:16:57

    お疲れ様です

  • 108二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 08:57:02

    保守

  • 109二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 15:42:53

    ☆彡

  • 110125/09/13(土) 19:34:43

    それでは再開


    ~一通り買い物をし終わって家に戻り、シンに説明~


    キラ「―――というわけで、疲れてるところ悪いけど一緒に来てくれるかな?」

    シン「dice1d2=1 (1)

    1.え!?る、ルナマリアの母親って、そんな偶然あるんですね……というか、おにいちゃんはなんでそんなに冷静なんです?

    2.ルナマリアの母親……もしかしてその人、この前の撮影現場に居ました?

  • 111125/09/13(土) 19:45:51

    キラ「先日のモデルアルバイト中に一度会ってるからね。偶然だったけど」

    シン「そうだったんですね……ということは、妙に落ち着きがなかったのはそれが理由ですか?」

    キラ「あははは……ちょっと気になっちゃってね」

    シン「……あの、聞きにくい事なんですけど……その……えっと……」

    キラ「ああ、大丈夫だと思うよ。あのオルガくんが警戒せずにルナマリアちゃんの所まで案内したぐらいだし。それに、多分あの言い方だと、これまでに何度か同じことをしてると思うんだよね」

    シン「ほっ……それならよかったです。ならちょっと待っててください。昼寝してるもっふるとテス起こさないといけないので」

    キラ「わかった。ゆっくりでいいよ」

  • 112125/09/13(土) 19:55:46

    ~準備して、約束の公園へ~


    キャスリン「あ、こっちよこっち」(公園のベンチに座って待ってた)

    キラ「すみません、遅くなりました」

    キャスリン「ううんいいの。気にしないで?ところで、その子がルナのお友達のシンくんって子なの?」

    キラ「はい、僕の弟なんです」

    キャスリン「そうだったのね。こんにちは、私はキャスリン・ブルームって言います。よろしくね?」

    シン「は、はい。よろしくお願いします」

    キャスリン「さ、立ち話は疲れちゃうから、こっちに座って」

    キラ「では、お邪魔します」

  • 113125/09/13(土) 20:02:13

    キラ「それで、ルナマリアちゃんのことについて聞きたいって言ってましたけど、具体的にはどんな話を聞きたいんですか?」

    キャスリン「普段の様子とか、遊んでる時の様子とか。ルナの事なら何でも聞きたいかな?お願いしてもいい?」

    シン「dice1d2=1 (1)

    1.……その前になんですけど、なんでルナマリアのことを捨てることになったのか、聞かせてもらってもいいですか?

    2.わ、わかりました。と言っても、基本は事務所に居る時のことになるので、学校の様子とかは分からないんですけどね

  • 114125/09/13(土) 20:17:24

    キラ「し、シン?!それは直接過ぎるんじゃ……」

    シン「す、すみません……事情があるってことは、一応聞いてたんですけど、それでも気になっちゃって……」

    キャスリン「……ううん、大丈夫だよ。お友達なら、そういうの気になっちゃうよね。少し長くなるけどいいかな?」

    シン「……はい」

    キャスリン「あの子がまだこーんな小さなときは、全然普通だったと思うの。育児に目をまわしながら、それでも旦那と一緒に一生懸命育てて。毎日少しずつ成長していくあの子を見るのが本当に楽しかったわ。……だけど、あの子の成長と一緒に、不幸なことが立て続けに起きるようになったの」

    シン「……それってもしかして、霊障ですか?」

    キャスリン「多分そうだと思う。当時はそういうのわかんなかったけどね。まあ、わかったところで、多分あの頃の私たちにはどうすることも出来なかったと思うけど」

  • 115125/09/13(土) 20:45:48

    キャスリン「……あの子を園に入れたら、謎の傷害事件が起きてしまったり、どこかに遠出するといつも変なことが起きて、危うく死にかけたり………私たちが可笑しくなった一番のきっかけは、旦那の実家にあの子を預けた時、原因不明の事故であの子以外の旦那の家族が亡くなっちゃったことかな……」

    キラ「事故で……」

    キャスリン「普段から家でも変な現象が起きてて、さらには会社が倒産しちゃって仕事がなくなったりで、色々と精神的に辛かった時期だったから、私たち爆発しちゃってね……そういうのが切っ掛けで変な宗教にハマっちゃったの」

    シン「変な宗教ですか?」

    キャスリン「うん。とにかく現状が良くなってほしいって思って、藁にもすがる思いだった。ルナの事はほとんどいない者として扱ってて、あの子を家に置いて頻繁に会合に参加してたわ」

    シン「……」

    キャスリン「本当に最低よね……それでね、当然だけど家はどんどん貧乏になってて、家の家賃も滞納するようになって……でも、あそこに居れば救われるんだって、あの頃は信じて疑わなかった」

  • 116125/09/13(土) 21:02:23

    キャスリン「そんなときにね、あの子が……ルナが丁度家に居た私に話しかけてきたの。事故があって以来、あの子のことをいない者として扱ってたから、その時はたまたま気分が向いたんでしょうね。数年ぶりにあの子のことをまともに見たの。

    ……そこに居たのはボロボロにやせ細った我が子の姿だった。私はまだ家族で食卓を囲んでいた時期のルナしか記憶に残ってなかったから、今のあの子がそんな姿になってることすら知らかった。……少し考えれば、そうなるってことぐらいわかるのにね」

    キラ「……」

    キャスリン「……あの時、私の心臓は止まりそうになった。今まで目をそらしていた現実が目の前に広がったせいで、頭が上手く理解してくれなかったの。それで、何を想ったのか私はルナの手を取って家を出て……あの子をdice1d2=1 (1)

    1.遠くの公園に

    2.人の出入りが多い駅に

    置き去りにしたの」

  • 117125/09/13(土) 21:11:05

    キャスリン「きっと、私はあの子を今すぐにでも自分の視界から消したかったんでしょうね。だけど、あの子を置き去りにして帰ってきてから、頭の中が罪悪感でめちゃくちゃで訳わかんなくなってた。丁度その時dice1d2=2 (2)

    1.旦那が帰って来てね

    2.家の扉がドンドンって激しく叩かれて

  • 118125/09/13(土) 21:22:50

    キャスリン「恐る恐る玄関を開けたら、目の前に変なのが居たの。おおよそ人じゃない何か。私はそれを見た時に、娘をあんなふうにした罰なんだって思って悟った……そこから先、助けられるまでの記憶は無いわ」

    シン「助けられたって、誰にですか?」

    キャスリン「dice1d2=2 (2)

    1.ラミアス

    2.アズラエル

    さんよ。会ったことあるかな?」

    キラ「はい、あります。そうだったんですね……」

    シン「あの、旦那さんってそれからどうなったんですか?」

    キャスリン「……」


    旦那さんはdice1d2=1 (1)

    1.同じ日に正気に戻ったが帰ってみると妻と娘が居なくなっており、どこを探しても見つからなかったため、自責の念に駆られてジサツしてしまった

    2.同じ怪異に襲われており、現在も意識不明

  • 119125/09/13(土) 21:51:02

    キャスリン「……亡くなったそうよ。最後がどうだったのか聞かされてないけど」

    シン「そうですか……すみません、さっきは無神経な事言って」

    キャスリン「大丈夫だよ。だって捨てたのは事実だもの。……だから、今は親切な人たちの傍で幸せに過ごせてるって聞いたときは、凄くホッとしたわ」

    キラ「あの、因みにいつ助けられたんですか?」

    キャスリン「dice1d2=2 (2)

    1.一年前かな?

    2.今年の初めだから……半年以上前かな?

    その間は意識がない状態で、私をさらった怪異のお世話をしてたみたい。一切覚えてないんだけどね」

  • 120125/09/13(土) 22:03:31

    キラ「結構最近なんですね……」

    キャスリン「うん。その後は病院で治療を受けてて、今はアズラエルさんが用意してくださった部屋で在宅の仕事をしてる感じかな?」

    シン「ご実家には帰らなかったんですね」

    キャスリン「……dice1d2=1 (1)

    1.私、両親とは仲が悪くて勘当されてるから

    2.話忘れちゃったけど、旦那の両親が亡くなってすぐに実家が土砂崩れに巻き込まれちゃって、それでね……

  • 121125/09/13(土) 22:15:05

    シン「そうなんですか?」

    キャスリン「うん、結婚前に色々あって。その前から仲はあんまり良くなかったんだけどね」

    シン「仲直りして支援を……って訳にもいかなさそうですね」

    キャスリン「そうだね。あの人たちはもう私のこと自分たちの娘だとも思ってないだろうし」

    シン「…………」

    キャスリン「……ごめんね?暗い話ばっかりしちゃって」

    シン「い、いえ、話してほしいと言ったのは俺ですから。あ、そ、そうだ。ルナマリアの事聞きたいんですよね?だったらその、この間事務所で勉強を教えてた時の話なんですけど―――」(と、無理やり話題を変えて話をはじめる)

  • 122125/09/13(土) 22:17:59

    と言ったところで今日はここまでです

    明日は未定ですが、多分やります

    何時にやるかは明日お知らせします

  • 123二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 02:14:58

    お、おもい…責められないな、これは…

  • 124二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 10:20:41

    ☆彡

  • 125125/09/14(日) 19:09:39

    今日は20:00頃に開始します

  • 126二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 20:04:26

    このレスは削除されています

  • 127125/09/14(日) 20:06:02

    それでは再開


    ~その日の夜、夕食にて~


    キラ&シン「「………」」←あの話をずっと引きずってる

    ギルバート「……二人とも何かあったのかい?」

    レイ「あったにはあったな。だが、俺たちの口から言ってもいいと思うか?」(シンの膝の上を占拠してる。因みにもっふるは頭の上を占拠中)

    ヨグ=ソトース「別に言いふらすわけじゃないんだし、別にいいんじゃない?」

    レイ「それもそうか。実は―――」(と、ルナマリアの母親について話す)

  • 128125/09/14(日) 20:22:20

    アスラン「そうか。モデルの仕事を手伝ったときに言っていた女性はルナマリアの母親だったんだな」

    キラ「うん……」

    シン「……無神経に聞くべきじゃなかったよなぁ」

    ギルバート「シンも別に無神経に聞いたというわけでもないだろう?……とはいえ、話しからして本人もまだ整理が付いていない話だろうから、気になってしまうのは当然だね」

    アスラン「それに、俺たち家族にとっても身近な問題だからな。少しの噛み合わせの違いで、俺たちもそうなっても可笑しくはなかっただろう……」

    キラ「なんでそんな不幸が重なるんだろうって凄い思っちゃった……同時に、あんな経験しててもあれだけ明るく過ごせてるルナマリアちゃんの凄さを実感してる」

    ギルバート「今の保護者であるラミアス夫婦の尽力もあるんだろうが、彼女の強さもまた立ち直れた要因なのだろうね」

    シン「……どうしてルナマリアのお父さんは死んじゃったんだろう?」

    アスラン「気になるのか?」

    シン「うん……でも、知ってどうするんだって話なんだけど……」(テーブルに頭を突っ伏す)

  • 129125/09/14(日) 20:35:49

    ギルバート「……シン、君はこの話を聞いてどうしたいって思った?」

    シン「……元通りにって言うのは俺じゃ無理だけど、せめて二人が笑って会えるようにしたい。でも、今はそれが難しいのは分かってる……」

    ギルバート「そうだね。お母さんもそうだけど、ルナマリアちゃんもどういう気持ちなのか分からないからね。笑顔の裏に、どうしてもぬぐい切れていないトラウマがあって、それがまた二人を不幸に落とすかもしれないしね」

    シン「うん……」

    ギルバート「ただ、それでも何かしてあげたいのであれば、定期的に彼女に娘の話をしてあげたり、ラミアスさんたちに相談したりするのが、今のシンに出来る方法だと思うよ」

    シン「うん……」

    ギルバート「……わかってることだったね、すまない」

    シン「ううん、気にしてない……」

  • 130125/09/14(日) 20:40:34

    シュブ=ニグラス「では、この話はここで終わりにしましょう。私たちが落ち込んでいてもしょうがありませんから」(と言いながらハンカチで涙を拭ってる)

    ヨグ=ソトース「そうだね。これ以上話すと今度は君の方が手を付けられなくなるからね」

    アスラン「なんでお前が泣いてるんだ……」(あきれ顔)

    シュブ=ニグラス「……母として、これほど不甲斐なさを感じることはありません。今すぐにでも、お二人を優しく抱きしめてあげたいです」

    アスラン「やめてくれ。ややこしくなる」

  • 131125/09/14(日) 20:57:59

    キラ「とにかく、今は静観だね。どうしてもって時には無理やりにでも手伝ってあげよう?……周りが助けてくれないと解決しない問題があるって言うのは、僕らが身に染みてわかってることだし」

    シン「うん……」

    もっふる「……。」(頭から降りて、膝の上に居るレイに近づく)

    レイ「どうした、もっふる。……………シン、ちょっと熱を測ってくれないか?」

    シン「………なんで?」

    レイ「なんでもだ」

    シン「わかった……」


    ―と言いながら測ったら38度あった


    シン「………」

    キラ「……ごめんね、疲れてるのに連れまわしちゃって」

    シン「こんなにも体が弱い自分が憎いっ……!」

    ギルバート「食べたら風邪薬飲んで早めに寝なさい」

    シン「わかった……」

  • 132125/09/14(日) 21:07:46

    ~そして就寝するちょっと前~


    —ベランダに出て星を無心で眺めてるキラ


    キラ「…………」

    アスラン「キラ、ココアを入れたが飲むか?」

    キラ「……冷たいやつ?」

    アスラン「いや、今日は機能に比べて少し気温が低いからな。風邪を引かないように暖かいココアだ」

    キラ「……あとで氷食べよ」

    アスラン「調子悪くなっても知らないからな?」

    キラ「アスランが暖かいココアなんて作ってくるからだよ。でも、ありがとう」(と言ってココアを受け取る)

  • 133125/09/14(日) 21:26:48

    —二人で暖かいココアを飲みながら星を眺める


    アスラン「……やっぱり気になるか」

    キラ「なにが?」

    アスラン「ルナマリアの母親のことだ。シン程ではないかもしれないが、ずっと気になってるんだろう?」

    キラ「……そうだね。なまじ気持ちが推測できるから余計にね」

    アスラン「……それはどっちのだ?」

    キラ「両方かな。おこがましいって思うんだけどね。……でも、思い当たる節があるか無いかで言えば有るし」

    アスラン「……欠けていた記憶を取り戻してから2年か」

    キラ「まだ2年なのか、それとももう2年なのか分かんないね」

    アスラン「それと、俺たちが義父さんに引き取られてから6年でもある」

    キラ「……"あの人"、今頃どうしてるんだろうね?」

    アスラン「……さあな」

    キラ「少なくとも、僕たちが居た時よりも多分快適な生活してそうだけどね。"あの人"、僕たちの事あんまり好きじゃなかっただろうし」

    アスラン「……そうだな」

    キラ「……あと3,4年経てば、あそこよりもここで過ごしてる時の方が長くなるんだね」

    アスラン「ああ。だが、長さではないだろう?」

    キラ「そうだね。濃さで言えば、ここに来てからの方がずっと濃いから」

  • 134125/09/14(日) 21:31:40

    キラ「……ねえ、アスラン」

    アスラン「なんだ?」

    キラ「"あの人"はさ、どんな気持ちで僕たちを引き取って、どんな気持ちで9年間僕たちと暮らしてきたんだろうね。貧乏くじ引かされたって凄く嫌がってたのに」

    アスラン「……さあな。少なくとも、俺たちにはわからない」

    キラ「だよね……はあ、ココア飲んで暑いはずなんだけどなぁ……」

    アスラン「そうだな」

  • 135125/09/14(日) 21:37:50

    ~しばらくして~


    キラ「ごめんねアスラン、愚痴に付き合わせちゃって」

    アスラン「"兄さん"がすっきりしたならそれでいいさ」

    キラ「お兄ちゃんらしく弟の前ではどっしり構えたいんだけどね……」

    アスラン「お前が頼りないのは今に始まったことじゃないだろ」

    キラ「むぅ……見てなよ、そのうちみんなの頼れるお兄ちゃんになって見せるからね」

    アスラン「期待しないで待っておこう」

    キラ「期待しててよ!」

    アスラン「肩ひじ張ってる時が一番失敗するからな、兄さんは」

    キラ「……ぐうの音も出ない」

  • 136125/09/14(日) 21:45:16

    アスラン「兄さんは今のままでも十分だ。少なくとも、俺はそう思ってる」

    キラ「……なんか妙に素直だね?」

    アスラン「ふふ、そうかもな」(実は今日、カガリと学校帰りに突発デートしてきたので上機嫌)

    キラ「(カガリとデートしてきたんだろうなぁ。わかりやすい)」

    アスラン「?なんだ、まじまじと顔を見つめて」

    キラ「いや?何でもない」

  • 137125/09/14(日) 22:06:50

    ~それから数日が過ぎたある日の事務所~


    —ムウとマリューが居て、珍しくルナマリアが友人と遊びに行っているので話を聞いてる


    ムウ「――なるほど、キャスリンさんに偶然会ったのか。確かにあの辺か、アズラエルが用意したところって」

    シン「はい。……あの、それでその、俺たちが勝手にルナマリアの事話したら不味いとかありましたか?」

    マリュー「いいえ、大丈夫よ。むしろ、気にかけてくれるのだったら有難いことだもの。これからも機会があれば彼女にルナマリアの話をしてくれると助かるわ」

    キラ「わかりました。それでその、気を付けたほうが良い事ってありますか?」

    ムウ「そうだな……まだルナマリアには何も話してないんだ。そろそろ話してやりたいところなんだが、肝心の母親がまだあれだろ?だから、彼女のペースに合わせたほうが今はいいだろうって事にはなってる。だから、ルナマリアにはまだこのことは秘密にしといてくれ」

    キラ「わかりました」

    マリュー「……だけど、このままずっともいけないから、なにか切っ掛けがあればって思わなくも無いの」

    シン「きっかけですか?」

    マリュー「ええ。会ったならわかると思うけど、キャスリンさんは深い自責の念を抱えてる。確かに、親としてしてはいけないことをしたわ。ただ、それは全面的に彼女たちのせいとは言い難い事。……むしろ、被害者だもの。だから、その重荷さえ取ってあげればって思っちゃうのよね」

  • 138125/09/14(日) 22:08:59

    途中ですが今日はここまでにします

    明日は未定です

  • 139二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 23:11:24

    お疲れ様でした

  • 140二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 08:45:47

    保守

  • 141二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 17:37:35

    ほしゅ

  • 142125/09/15(月) 19:19:23

    お知らせが遅れましたが、今日はお休みします

  • 143二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 23:15:00

    お疲れ様です

  • 144二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 09:05:25

    保守

  • 145二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 16:29:16

    ☆彡

  • 146125/09/16(火) 18:53:00

    今日もお休みします……

  • 147二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 23:34:29

    お疲れ様です

  • 148二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 09:12:49

    ほしゅ

  • 149二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 15:30:16

    ☆彡

  • 150125/09/17(水) 19:06:45

    お知らせが遅れましたが今日もお休みします……

  • 151二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 00:13:35

    お疲れ様です

  • 152二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 09:39:53

    ほしゅ

  • 153125/09/18(木) 19:04:16

    今日21:00頃にちょっとだけ進めます

  • 154125/09/18(木) 21:30:42

    遅れました

    それでは再開


    レイ「切っ掛けが欲しいなら、それこそルナマリアに話すのも手だと思うがな。普段の様子からして、ルナマリアは自分の母のことを嫌っては無いのだろう?」

    マリュー「確かにそれも一理あるのだけど……」

    シン「……もしかして、ルナマリアに伝えたくない理由が他にあったりするんですか?」

    ムウ「ん、いやぁ。そういうわけじゃないんだけどな。dice1d2=1 (1)

    1.ま、この問題は俺たちが焦ったところでどうにもならないからな。単なる愚痴だって思って流してくれや

    2.………いや、正直なところあるかもしれないなぁ」

  • 155125/09/18(木) 21:45:34

    キラ「まあ、確かに焦っても仕方ないですよね……それに切っ掛けって本当に突然やってきますから。ね、シン」←青い鳥が起こした事件を思い出してる

    シン「あ、ハイ……()」←同上

    ムウ「あれは確かにいい切っ掛けだったろうが、二度も同じような規模でやらかされたらこっちはかなわんぞ」

    マリュー「出来れば平和的な切っ掛けのほうが良いわ……」

    キラ「僕も同意です……」

    シン「俺もあれみたいなのを他の人にも経験させるのはちょっと……」

    レイ「とにかく事情が分かったならそれでいいんじゃないか?」

    キラ「そうだね。とりあえず事情は把握しましたから、今後は僕らも気にかけますね」

    ムウ「おう、頼むわ」

  • 156125/09/18(木) 21:58:02

    キラ「あ、ところで話は変わるんですけど、今月行われる高校の学校祭ってお二人は行かれるんですか?」

    マリュー「学校祭?……オルガったらまた隠したのね」

    シン「やっぱり隠してたんだ……兄ちゃんの言った通りだった」

    ムウ「あの年の男は複雑だからなぁ。で、学校祭の日程はわかるか?」

    キラ「はい。今メモ確認するので少し待っててください」

    シン「オルガさん、色々と吹っ切れたならこういうところも素直になればいいのに」

    レイ「……以前から気になっていたのだが、ムウとマリューには実の子供は居ないのか?クルーゼやギルバートより年上なら、アスランかキラぐらいの息子や娘が居ても可笑しくないだろ?離れて暮らしてるのか?」

  • 157125/09/18(木) 22:07:01

    キラ「急に今更な話するね……」

    レイ「先ほどまで親と子供の話をしていたからか急に気になってな」

    ムウ「……話したことなかったっけか」

    キラ「そうですね。僕らも何か複雑な事情があるといけないしって思ってあえて聞かなかったですから」

    マリュー「てっきりもう話してたかと思ったわ。そうじゃなかったのね」

    ムウ「確かに思い出してみればそういう話題になったこと一度もねぇな……ま、別に隠すほどでもないから話すか?」

    マリュー「でも、さっきキャスリンさんの話をしたばかりだし、今はちょっと重いんじゃないかしら?」

    シン「え、重い話なんですか?」

    ムウ「まあ、傍から見ればな。俺らは結婚前にはもう吹っ切れてる問題だから気にしちゃいないがな。ただ、確かに言いふらすほどの事でもない話ではある」

  • 158125/09/18(木) 22:08:32

    今日はここまでです

    明日は未定ですが、やる場合は20:30頃の開始となります

  • 159二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 02:38:14

    お疲れ様でした

  • 160二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 10:11:21

    ☆彡

  • 161二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 18:16:58

    ほしゅ

  • 162125/09/19(金) 19:49:11

    ちょっと予定よりも早く出来そうなので始めちゃいます

    それでは再開


    ムウ「まあ、お前らがいいなら折角の機会だ。軽く話してやるよ」

    キラ「確かにちょっと気になってた居ましたけど……僕たち身近にそういう研究してる人が居るので、どうしてもそういうのがチラつくんですよね」

    マリュー「ああ、確かギルバートさんは不妊治療の研究をなさっていると以前仰ってたわね」

    ムウ「ラウのやつも似たような研究してるって言ってたっけ。となると、確かに身近に感じる問題だわな。レイ、ちょっといいか?」

    レイ「なんだ?」

    ムウ「今から少し封印を解くから、直接確かめてくれ」

    レイ「封印?」


    —ムウはそういうと、服をまくり腰に巻かれている包帯を少し緩める。


    レイ「………お前、呪われてたのか」

    ムウ「おう」

    キラ「呪い?もしかして、呪いで子供が出来ないんですか?だったら、僕が――」

    ムウ「落ち着け。この呪いは意図的なものだよ。だからそんなに焦んなくても大丈夫だ」

  • 163125/09/19(金) 20:01:22

    シン「意図的なものって、どういうことです?」

    マリュー「特定の行動を阻害する呪いをかけることで、例えば別の呪いや神への契りを違反しないようにするやり方があるのよ。因みにムウのはある人の術を防ぐためのものになるわ」

    レイ「大分無茶なことをするな。しかし、この封印に使われるもの。別のところでも嗅いだことがある気がするな」

    ムウ「ああ、それ多分ラウだと思うぜ?ラウにも同じような呪いがかけられてるからな」

    シン「ラウおじさんにも!?」

    キラ「知らなかった……」

    レイ「同じく……」

    マリュー「呪いが漏れないように封印を施してるもの。レイが気づかないのも無理は無いわ」

    レイ「なぜそこまでするんだ?術を防ぐためのものと言っていたが」

    ムウ「死んだ親父の負債ってやつだよ」

  • 164125/09/19(金) 20:24:03

    キラ「負債?しかもお父さんのですか?」

    ムウ「ああ。俺の親父はちょっと変わり物でな。そのくせ偏屈で根本の性格があんまりよろしくなかった。それでもパートナーが出来て結婚して、子供を二人作ってからは大人しいもんだったが、独り身だった時に研究していた術がな、あいつの死後起動しちまったんだ」

    シン「どんな術だったんですか?」

    ムウ「自分の死んだあと、自分の息子か娘が子供を作ったときに、本来転生するはずの魂を押しのけて、自分の魂がその子供に転生できるってやつだ。前世の記憶付きでな。限定的な条件だが、だからこそ強力な術でな。しかも一度起動しちまえば後はもうどうすることも出来ねぇから、呪いで抑えるしかなくってな。ま、俺らが子供を作らなきゃ術は不発に終わるから、他に害はないんだがな」

    キラ「なんでそんな術を……」

    ムウ「……さてね。あいつのことなんざ、死んだ今となっちゃわかりっこねぇよ。ただ、dice1d2=2 (2)

    1.遺言書でなんとしてでも不発で終わらせろって書かれてたからな。俺たちはそれに従ったまでさ

    2.おふくろが親父を止めてくれって必死で言ってたもんでな。碌な理由じゃなかったんだろうさ

  • 165125/09/19(金) 20:35:49

    ムウ「ガキの頃のうっすらとした記憶だから、ラウは覚えてないだろうけど」

    シン「……まさか、ラウおじさんがあの年でずっと独り身なのって」

    ムウ「いや、アイツの性格もあると思うぞ?なにせ俺と再会したと当時、告白してくる女性軒並みフッてたからな」

    シン「ああ、なんか想像がつく……でも、なんか理不尽ですね。自分の父親のせいで子供を作ることが出来ないだなんて」

    ムウ「本当にな。一生分の嫌がらせを受けた気分だよ」

    マリュー「でも、悪い事だけじゃないの。私も実家の都合で誰かは純潔を維持しないといけなかったから」

    レイ「マリューの家は潔癖症の神と契約してたのか?」

    マリュー「似たようなものね。神様からの恩恵を貰うための契りだから、理不尽だって思ってても誰かはそうしないといけなかった。幸いにも、私は愛した人がそういう呪いを持ってる人だったから、余り理不尽さは感じなかったけどね」

  • 166125/09/19(金) 21:00:30

    キラ「なるほど……こういうこともあるんですね」

    ムウ「そうだな」

    レイ「因みにムウ、その呪いは弄らず調べるだけなら問題ないか?」

    ムウ「ん?……まあ、弄らねぇならな。とはいえ、調べるって言っても、少しでも下手なことをしたら大変なことになるからな」

    レイ「わかっている。そこは注意するから安心しろ。キラ、お前の力でこの呪いを調べてみてはくれないか?」

    キラ「え?なんで?」

    レイ「俺の見立てでは面白いものが見れるからな」

    キラ「まあ、ムウさんがいいならいいけど。兄さん、姉さん、補助お願いね」


    ―――――――――――――――――――――――――――

    わかったよー!(・∀・)

    ばっちこーい☆(≧▽≦)

    ―――――――――――――――――――――――――――

    ※水子達が補助を行う場合、キラの力干渉]による精神の影響が緩和されます。ただし、水子達が入り込んでいる電子機器によって、その緩和の度合いが違ってきます。因みに今回は少し調べるだけなのでスマホでも大丈夫です。

  • 167125/09/19(金) 21:04:45

    キラ[干渉]を仕様

    呪の強さdice1d100=14 (14) +30

    水子の補助(キラのスマホ)dice1d3=1 (1)

    1.100

    2.300

    3.500

    の精神ダメージを無効

  • 168125/09/19(金) 21:20:21

    キラ「…………」

    レイ「どうだ、面白いだろう?」

    キラ「な、なんだろう……似たものを知ってるからか、凄く胃が痛くなってきた」


    ―――――――――――――――――――――――――――

    わぁ(ドン引き)

    ―――――――――――――――――――――――――――


    シン「おにいちゃん大丈夫ですか?なにか影響が出たとか……」

    キラ「ああ、違うんだ。ごめんね?心配させちゃって」

    ムウ「どんな感じだったんだ?滅多にない機会だから教えて欲しいんだが」

    キラ「……スパゲティでした」(遠い目)

    ムウ「スパゲティ???」

    シン「なんでスパゲティなんです?」

  • 169125/09/19(金) 21:34:01

    ―――――――――――――――――――――――――――

    シン、スパゲッティって言うのはね、スパゲッティコードまたはスパゲッティプログラムのことだよ

    プログラミングをする人たちの間で有名な俗語でね、簡単に言えばスパゲッティのように本人にもわからないほど複雑な構造のプログラムだってことなんだ

    シン達にもイメージしやすいもので言うと、複数の延長コードが乱雑に置かれて絡まってる状態だって思ってくれればいいよ

    ―――――――――――――――――――――――――――


    マリュー「ああ、あのどこからほどけばいいか分からない状態ね」

    ムウ「俺にかかってる呪い、そんなことになってるのか」

    レイ「これは滅多にお目にかかれない呪いの使用法だ。例えば、複数の呪いをかける場合は複雑に絡み合うことはあるとはいえ、どちらかと言えば紙が重なり合った状態に近い。

    だがこの呪いは違う。この呪いは別種の呪いを奇跡的なバランスでつなぐことで、他者が感じるものよりもより強力で解かれにくい呪いになってる。

    呪いを解こうと一つずつ切っていけば、呪いが変質し別の呪いへと変化する。そしてその変化した呪いによってまた更に別の影響が出てくる。最悪の場合、この呪いを受けているものは変質した呪いによって即死するだろうな

    これは本当に凄いぞ。簡単につなげると言ったが、繋げる手順と加減を間違えれば一発で台無しになる。だから、目的の呪いにするためには、かなり繊細な技術を要したはずだ。ムウ、この呪いを施したのは一体誰なんだ?」

  • 170125/09/19(金) 21:50:15

    ムウ「……ラウだよ」

    レイ「ほう!クルーゼは能力が高いだけのただの一般人だと思っていたが、そんな技術を持っていたのか!」

    ムウ「いや、違うぞ。多分偶々こうなってるだけだ」

    レイ「……それはどういうことだ?」

    ムウ「そもそもこの呪いって言うのは、俺がマリューと結婚するために施したものなんだ。当時の俺は母親の言葉は覚えてたが、親父が変なことしてるのは知らなかった。知ったのはラウと再会して少ししてからだ。調べる機会があって、二人でな。

    で、そん時に二人で話し合った結果、この呪いを自分たちでかけたのさ。ただ、強力なものを作りたかったから、一か八かある程度の知識は有れど、ど素人だが能力が高く先入観の無いラウに全面的に任せたんだよ」

    レイ「………思い切ったことをしたな」

    ムウ「あんときは色々と切羽詰まってたんだよ。で、任せた結果出来たのがこの呪いってわけだ。……わかってたことだが、マジで下手にいじるとやべぇな……」

    キラ「ああ、だからスパゲティだったんだ……素人が作ったプログラムだったから……」(頭を抱える)


    ―――――――――――――――――――――――――――

    素人じゃなくてもやるでしょ、スパゲティコード

    特にキラは

    ―――――――――――――――――――――――――――


    キラ「僕は自分がわかるからいいんだもん。……まあ、たまに全修正しなきゃいけなくなるけど」


    ―――――――――――――――――――――――――――

    言うほどたまに?

    ―――――――――――――――――――――――――――

  • 171125/09/19(金) 22:02:48

    シン「……爆破処理みたいなものなのかな?」

    ヨグ=ソトース「何の話してるの?」←ずっと別室でヴェーダの配信してた

    シン「あ、ヨグ=ソトースお疲れ様。かくかくしかじか」(今までの話を説明)

    ヨグ=ソトース「え、なんでそんな面白そうな話してるのに僕のこと呼んでくれなかったの?」

    シン「配信中だったから……」

    ヨグ=ソトース「……やめようかな、配信」

    シン「すねんなって」

  • 172125/09/19(金) 22:04:44

    今日はここまでにします

    明日はおそらく19:30頃になります

  • 173二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:20:44

    お疲れ様でした

  • 174二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 08:15:19

    保守

  • 175二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 17:23:46

    ほしゅ

  • 176125/09/20(土) 19:36:24

    ちょっと遅れます

  • 177125/09/20(土) 20:18:05

    それでは再開


    ~一方その頃、帰り公園に寄り道してるいつもの高校生メンバー~


    カガリ「うーん、学校祭の出し物かぁ……オカルト同好会ってなにやればいいんだろうな?お化け屋敷?」

    ヴィーノ「お化け屋敷楽しそうだよな!やってみてぇ!」

    オルガ「面倒だから違うのにしてくれ……」

    カガリ「そもそも、先輩方が何提案してくるかにもよりそうだけどな。あれかな、やっぱ展示物が無難なのかな。ほら、年一には活動報告みたいなのでやんなきゃいけないんだろ?」

    アスラン「確かにそういう話だったな。なら、今まで進めていた研究のまとめでもいいんじゃないか?そうすれば、例え先輩方との方向性が違ってもなんとかなると思うが」

    ヴィーノ「ええ?でも味気ないって。折角の学校祭なんだからさ、もうちょっと捻ったのやりたいって言うか、折角なら楽しいほうが良いって言うか」

    オルガ「そんなの他の部活に任せときゃいいだろ。自分のクラスもやんなきゃいけねぇんだから、楽なのにして欲しいんだが」

  • 178125/09/20(土) 20:31:41

    カガリ「まあ、オカルト同好会の部室はそこまで広いわけでもないし、デカいものは出来ないよな。だからやっぱり展示物の方が無難っちゃ無難なんだよな。味気ないのは同意だけど」

    ヴィーノ「うぅ、多目的室とか借りられたらよかったのに……」

    アスラン「あくまで同好会だからな。部室があるだけ良かったと思うべきなんだろう」

    オルガ「話し合いは終わったな。なら帰るわ」(座ってたベンチから立ち上がろうとする)

    ヴィーノ「待てくれよ!まだ話し合おうぜ!もうちょっとどうにかしたいんだよぉ!!」(オルガにしがみ付く)

    オルガ「離せよ!てか、どうせ明日は部室に集まるんだから、またそこで話し合うって事でいいだろうが!なんでわざわざ公園で長時間話し合わなきゃいけねぇんだよ!!」(ヴィーノを引きがそうとする)

    ヴィーノ「だって移動販売のクレープ屋が来るまで暇つぶししてたいし」

    オルガ「俺は食わねぇって言ってるだろうが!!」

  • 179125/09/20(土) 20:44:56

    カガリ「まあまあ、別にいいじゃん。甘いのが苦手なら総菜系のクレープもあるんだし、そっちにしたいいんじゃないか?」

    オルガ「なんで俺が食う前提なんだよ!!」

    アスラン「前提も何も、お前はいつもなんだかんだ言って付き合うだろう?」

    オルガ「ち、ちがっ、!」(本当の事なので上手く反論できない)

    ヴィーノ「あー、腹減ったなぁ。まだ来ないのかなぁ」

  • 180125/09/20(土) 20:53:52

    ルナマリア「あ、オルガお兄ちゃん!アスランさんたちも居る!ここで何してるの?」←たまたま友達と来た

    カガリ「ルナマリア!久しぶり。私たちはクレープを食べにな。お前こそなんでここに?」

    ルナマリア「お友たちと遊びに来たの!ねえねえ!クレープって何?どこかお店があるの?」

    ヴィーノ「移動販売でこっちに来るんだ。ルナマリアも一緒に食べるか?」

    ルナマリア「え、いいの!?あ、でもお金持ってきてないよ?」

    カガリ「大丈夫、私たちが奢るよ。何人居るんだ?」

    ルナマリア「えっとね、今日はdice1d3=1 (1) 人で来たよ!」

  • 181125/09/20(土) 20:57:24

    >>180

    あ、+1って書くの忘れてました……これじゃあ、ルナマリア一人で来たことになっちゃう……

  • 182125/09/20(土) 21:16:12

    カガリ「二人か。なら全然余裕だな。ついでに来るまで私たちと一緒に遊ぶか?」

    ルナマリア「いいの!?じゃあ、ちょっとかくにんしてくるから待ってて!」

    オルガ「……はあ、なんでこうなる。おい、金は俺が全部払うからお前らは祓わなくていいからな」

    アスラン「いいのか?」

    オルガ「別に。どうせバイト代は本買う時ぐらいしか使わねぇし」

    ヴィーノ「オルガって結構しっかりお兄ちゃんやってるよな」

    オルガ「あ”?」

    カガリ「威嚇すんなよ。事実じゃん」

    オルガ「……ちっ」

    カガリ「(ここで否定しない辺りがオルガのいい所だよなぁ)」

  • 183125/09/20(土) 21:26:55

    ルナマリア「いいって言ったから連れて来たよ!」

    アウル「こ、こんにちは」

    カガリ「あれ、お前って確か……」

    アウル「……あ、前にいっしょにおとまりした人たち」

    カガリ「あー……あー!確か犬神の時のっふぐっ」(アスランに口を塞がれる)

    アスラン「……久しぶりだな。声が出るようになってよかった」

    アウル「あ、あのときはありがとうございました」

    ヴィーノ「え?なに、何の話?」

    カガリ「ぷはっ!おいアスラン!何するんだよ!」

    アスラン「カガリ、アウルは怪異に関する記憶を消されてる。不用意に怪異の話はしないようにしてくれ」(カガリに耳打ち)

    カガリ「あっ……そ、そういえばそうだったな。ゴメン」

  • 184125/09/20(土) 21:38:28

    アスラン「ご家族との関係は戻ったか?」

    アウル「うん。お父さんもお母さんも昔みたいになかよし、です」

    アスラン「よかった」

    カガリ「(あれ?アウルってお泊りしたのは覚えてるみたいだけど、他はどんな感じの記憶になってるんだ?)」

    ヴィーノ「……あんま聞いちゃダメなやつ?」(オルガに聞く)

    オルガ「そうなんじゃないか?俺は居なかったからよく知らんが」

    ヴィーノ「あ、今回は仲間外れじゃなくてよかった」

  • 185125/09/20(土) 21:41:39

    因みに皆が頼むクレープdice6d7=1 6 1 7 1 7 (23)

    左からアスラン、カガリ、オルガ、ヴィーノ、ルナマリア、アウル

    1.バナナチョコ

    2.イチゴ

    3.カスタード

    4.1+アイス

    5.2+アイス

    6.3+アイス

    7.お惣菜系

  • 186125/09/20(土) 21:53:03

    ~クレープ屋が来たので、さっそく買って食べてる~


    カガリ「お惣菜系でいいのか?」

    アウル「うん。一回食べたかったから、です」

    カガリ「無理に敬語使わなくていいからな」

    アウル「いいの?」

    カガリ「ああ。私たちはもうお友達だろ?」

    アウル「う、うん!」


    ヴィーノ「あ、意外に総菜系旨いかも」

    ルナマリア「どんな味するの?一口食べたい!」

    ヴィーノ「いいぜ!じゃあ、代わりにルナマリアのやつ少し貰っていいか?」

    ルナマリア「いいよ!あ、でも口はつけちゃだめだからね!」

    ヴィーノ「そこはちゃんと嫌がるんだな」

  • 187125/09/20(土) 22:10:27

    ー4人から少し離れたところで


    オルガ「……あめぇ」

    アスラン「無理なら代わりに食べるか?」

    オルガ「いや、別にいい。ところで、ルナマリアの事だが」

    アスラン「ルナマリアの事?」

    オルガ「母親の事聞いてるんだろ?」

    アスラン「ああ、そのことだったか。聞いてる」

    オルガ「悪いが、母親のことはルナマリアにはまだ秘密にしててくれ」

    アスラン「わかった。しかし、やはり話すとまずいんだな」

    オルガ「まずいっつうか、別に話したところで問題は無いと思うんだが、ムウとマリューがな」

    アスラン「?二人がどうかしたのか?」

    オルガ「……アイツら、ルナマリアにこのこと話すの躊躇ってんだよ。なんで躊躇ってんのかは知らんが、アイツらには実の子供が居ないからな。もしかしたら、必用以上に過保護になってるか、もしくは離れがたくなってるのかもな」

    アスラン「……子供、居なかったのか?」

    オルガ「あん?聞いてねえのか」

    アスラン「ああ」

  • 188125/09/20(土) 22:12:06

    今日はここまでにします

    次のスレは次の日始める前に立てます

  • 189二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 23:03:30

    お疲れ様でした

  • 190二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 08:31:58

    保守

  • 191二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 15:21:53

    ☆彡

  • 192125/09/21(日) 19:52:40
  • 193二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:46:36

    立て乙

  • 194二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:47:36

    うめ

  • 195二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:48:41

    埋め

  • 196二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:49:49

    梅子

  • 197二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:51:08

    うめうめ

  • 198二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:52:09

    うめこ

  • 199二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:53:25

    埋める

  • 200二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 22:54:31

    200ならみんな幸せ

オススメ

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