- 1KP25/09/06(土) 19:51:00
このスレは虎杖悠仁と伏黒恵をPCとして、クトゥルフ神話TRPGを遊んでいくスレです。
シナリオ内容や発狂などによるグロテスクな描写、キャラクターに関するブロマンス要素を含みます。
お借りするシナリオは宵ノ口様『半夏生に、きみと消ゆ』
当該シナリオのネタバレを大いに含みます。遊ぶ予定がある方はブラウザバック。
スレ内での展開ネタバレ、またSNSなどワンクッションない場所でのネタバレ含む感想などはお控えください。
RP多めなシナリオのため、半分くらいSSスレのような読み心地になるかもしれません。ご了承ください。
スレ主はTRPG歴はそこそこですが、スレ立ては今回が初です。不備などありましたら申し訳ありません。
あくまで二次創作のため、閲覧者様とキャラ解釈が異なる可能性があります。ご了承下さい。
スレ進行に際して、先人の方のスレをたくさん参考にさせて頂いています。ありがとうございます。 - 2KP25/09/06(土) 19:52:53
【シナリオ概要】
山間部にある小さな村、梔子(くちなし)村
自然豊かなその村で、あなたたちは出会う
青い空、白い入道雲
涼やかな川辺におちる影は2つきり
7月の終わり
ちょっと特別な『夏休み』は、まだ始まったばかりだ
――――…きっと、忘れられない夏の日がくる。
・人数:2PL/秘匿HO有
・形式:現代日本/村クローズド
・ロスト率:中
・【HO1】伏黒恵
あなたは都内の高校に通う高校生だ。あなたは、この夏休みに祖母の家のある梔子村へと訪れた。
・【HO2】虎杖悠仁
あなたは田舎の高校に通う高校生だ。あなたは、梔子村で生まれ育った。 - 3KP25/09/06(土) 19:54:44
- 4二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 19:58:49
お待ちしてました!
- 5二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 20:00:28
どこかで予告あったのかな?
初見です楽しみ - 6KP25/09/06(土) 20:01:16
秘匿HOありのシナリオのため、
➀KP視点での進行(全部まるみえ)
②PCどちらかの視点での進行(そのHO視点の情報のみ)
のどちらが良いか、スレ民に決めてもらおうかと思います。
先着3つの意見からダイスで選ぼうかと思います。①か②のどちらかでお願いします。 - 7KP25/09/06(土) 20:02:33
スレ主は今回が初めてなので、予告があったとしたら別の方かな?と思います。
でもレスして頂けるのは嬉しいです。よかったら参加していってね。 - 8KP25/09/06(土) 20:12:43
>>10 まで、➀KP視点 か ②HO視点 の希望をお願いします。
- 9二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 20:18:32
2 PC視点がいいな
- 10二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 20:23:50
じゃあ①ホスト視点で
- 11KP25/09/06(土) 20:28:18
【視点】
➀KP視点(全体)
②HO視点(個別)
dice1d2=1 (1)
- 12KP25/09/06(土) 20:33:52
希望が出たのが9レス②→10レス➀の順番だったので、私が選択肢をミスってますね。
すみません……今回は、1d2の1=最初に出た意見ということで解釈させてください。
②PCの視点で進めていきたいと思います。
【どっちの視点?】
➀HO1伏黒
②HO2虎杖
dice1d2=2 (2)
- 13KP25/09/06(土) 20:39:43
HO2 虎杖の視点で進めていきます。
以下、HO2の秘匿です
【HO2】
あなたは田舎の高校に通う高校生だ。
あなたは、梔子村で生まれ育った。
[秘匿HO]
あなたには大事な思い出がある。それは幼い夏の日に、あなたの手を引いてくれた人の記憶だ。
だが、その声を、姿を、何故か思い出すことができない。覚えているのは掌に残るやわらかな温かさだけだ。
あの日以来、夏が来る度にその熱を思い出しては、忘れることができないでいた。
あなたは生まれてこの方、梔子村(くちなしむら)から出たことがない。そのため、少なくとも都会の生活に憧れを抱いていることだろう。しかし、その一方で生まれ育ったこの村に少なからず愛着は持っているのだ。
だが、それと同時に、あなたは梔子村にどこか違和感を憶えている。何が原因とは分からないが、10年前からそのように感じるようになった。
過去を思い出してみても、きっかけになるような出来事にも心当たりはない。 - 14KP25/09/06(土) 20:43:52
- 15二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 20:44:04
おお虎杖視点!ワクワク
- 16KP25/09/06(土) 20:46:23
もろもろ準備して、15分後からシナリオ開始していきます!
- 17KP25/09/06(土) 21:04:15
今回は虎杖の行動をスレ民に任せていきます。基本的に、行動指針や探索などを安価などでお願いしていく形です。
伏黒はKPの方で適宜ダイスを振りながら動かしていきます。(いわゆるKPCのような動き方になるかと思われます)
ではシナリオを始めていきたいと思います。 - 18KP25/09/06(土) 21:06:27
じとり、と垂れる汗が頬を伝う。快晴の空から降り注ぐ日差しは強く、景色の輪郭をもぼやけさせた。
視線の先、帽子から零れた髪の毛が風に揺れる。あなたの手を握るその手もまた、熱かった。
これは夢だ。
忘れたくとも忘れられない、遠い夏の思い出。
足を止めたその人が、振り返り、笑う。
「―――…い、……、…よ」
その声も、表情も、陽炎のように揺らめき、何一つ思い出せない。手が離される。声が遠ざかる。
思い出せないその笑顔が、どうしてこんなにも懐かしいのだろう。
ジリリ、とアラーム音が鳴り響く。
布団から飛び起きれば、窓の外はすっかりと明るくなっている。
懐かしい夢を見た。だが、やはり肝心な部分を思い出すことはできない。
胸に広がる不可思議な苦しさが、今年もまた、夏がやってきたことを知らせるかのようであった。 - 19KP25/09/06(土) 21:14:11
「あー……クソあちぃ……」
顎を伝う汗をぬぐって、虎杖は布団を出る。
音を立てながら階段を降りてゆけば、「うるせーぞ悠仁」と容赦ない声が、あいさつ代わりに耳に飛び込んでくる。
「うるせーのはどっちだよ、じいちゃん」
居間に入れば、祖父がうちわを手に寛いでいる。
「もうちょっと静かに降りられんのか。ドスドスドスドス猿じゃあるめえし」
「うちの階段がボロいのが悪いんだろ。俺のせいじゃねーし」
いつものように軽口を交わしながら、簡単な朝食をとる。早起きの祖父はとっくに食べてしまったらしく、テレビを見ながら寛いでいるらしい。
ロールパンと目玉焼きをしっかり堪能する。虎杖が最後のひとくちを飲み込んだのを見計らって、祖父から声がかけられた。
「お前、どうせ暇だろ。今日は祭りだから、みんな忙しなく動いとるんだ。家でぐーたら遊んどらんで、どっか手伝って来い」 - 20KP25/09/06(土) 21:17:17
【事前情報】
・祭りについて
村で祀られているクチナシ様という神さまへの奉納のため、毎年行われている夏祭り。
7月中旬~8月下旬の間に開催されることが多いが、定まった日付がある訳ではない。
神社の境内や参道に屋台が並んだり、花火大会を行ったりと娯楽の少ないこの村で楽しみにしている人たちも多い。人口の少ない村であるため、祭りの準備は村人達、総出になることもしばしばある。
・クチナシ様について
梔子村で祀られる神様。この地の創造主とされ、村人たちによって大切にされている存在。
毎年、クチナシ様への奉納のため、夏祭りが神社で行われている。 - 21二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 21:19:33
じいちゃんが生きてる!
それだけでよかったね虎杖と思ってしまった - 22KP25/09/06(土) 21:26:07
「どっか手伝ってこいって……んなテキトーな」
「どうせ、そこらを歩いてりゃあ誰かに声かけられるだろ。休みだからって暇食ってないで体動かせ」
「まあ、確かに人手足りんとこもあるか」
祖父の言い分にも一理ある。どうせ今日するべき予定もないのだ。納得して、虎杖は食器を下げた後、日除けのキャップを被って家を出た。
家を追い出されるようにして外に出れば、劈くような蝉の合唱が聞こえてくる。
眩しいばかりの道の先には、だだっ広い田畑と青い空が広がっている。
とても見慣れた、虎杖の生まれ育った村の景色だ。
「神社か……学校とかも祭り関係でなんかやるんかな? だったらそっちに顔出した方が……」
思考をめぐらせながら足を進めていく。
やがて見えてきたのは、村の中心に横たわる『渡橋(わたりばし)』だった。村を横切るようにして流れる花成川(かなりがわ)にかかる、石造りの橋だ。
いつも通りに足を踏み出して、ふと、橋の上に立ち尽くす人影に気付く。 - 23二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 21:30:09
地元の祭りかーなんか新鮮味を感じる
- 24KP25/09/06(土) 21:30:37
つんつんと尖った黒髪に、男から見ても整ったといえる顔立ち。この狭い村の中で、見たことのない人間だ。
(外から来た人かな?)
彼は、じっと眼下の花成川を見つめていた。
その横顔に、自然と視線が奪われる。
どう見ても知った顔ではない。
だが、あなたは何故か___どうしても思い出せないあの大事な夏の思い出と、目の前の彼が重なって見えたのだ。
焦燥感とも、懐かしさとも言えない苦しさが、じわりと胸に広がっていく。
<アイデア>
虎杖(55) dice1d100=59 (59)
- 25KP25/09/06(土) 21:35:09
失敗
→どうして川を見つめているのだろう。どこかぼんやりとした彼の眼差しが気にかかった。
いくら朝の涼しい時間とはいえ夏真っ盛り。こんな暑さのなか棒立ちで突っ立っているなんて、熱中症でも起こしているのだろうか。
「あのー、大丈夫スか?」
どこか日陰へと案内した方がいいんじゃないだろうか。そう思いながら声をかけた、その時。
ぐらり、と彼の体が傾いていくのが見えた。
「え、ちょ、ちょい待ち!」
あなたの体は咄嗟に動き、彼へと手を伸ばしていた。
<DEX*5>
虎杖(85) dice1d100=94 (94)
- 26KP25/09/06(土) 21:48:23
突然の出来事に、咄嗟に反応が遅れる。
(やべ、落ちる……!)
このまま川に真っ逆さまなんて笑えない。必死に腕を伸ばせば、しっかりと腕を掴むことは叶わなかったが、なんとか彼の服に指を引っかけることが出来た。
そのまま指の力で思い切り引き寄せて、橋の上に倒れ込む。
どさり、と音がして、膝の下に熱い石の感触をおぼえる。なんとか二人揃って川へ落下することは免れることが出来たようだ。
「あ、ぶねー……落ちるかと思った」
驚きに呟きを落とせば、目の前で虎杖に引っ張られて転んだ少年が、同じように安堵の溜息を吐いたのが聞こえる。
先ほどまでのぼんやりとした様子とは違って、瞳にしっかりとした意志が宿っているのが見えた。
「思いっきり引っ張っちゃったけど、おにーさん大丈夫?」
「ああ……悪い。お前がいなかったら落ちるところだった」
言葉もはっきりしているようだ。熱中症ではないのかもしれない。
「二人とも落ちんくてよかったね。この川、見た目よりも流れが速くて深いから、ちょっとあぶねーし」
「そうなのか。……お前、この村の住人か?」
「まあね。おにーさんは?」
「その、おにーさんってのやめろ。見たところ同じくらいだろ」
膝についた砂を払いながら彼が立ち上がる。特に怪我などはしていないらしく、虎杖はこっそり安心した。釣られてぴょいっと立ち上がる。
「伏黒恵。高校一年。祖母の体調が悪くて、それで様子を見に来た」
「あ、ほんとにタメじゃん。高校一年、虎杖悠仁! 好きなタイプはジェニファー・ローレンスでっす!」
「いや……それは別にどうでもいいが」 - 27二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 21:51:04
失敗しても落ちるわけじゃないんだな
- 28KP25/09/06(土) 22:04:33
「虎杖、っつったか」
わしわし、と頭をかいて、伏黒はどこか困ったようにこちらを見る。
「面倒ついでに教えて欲しいんだが、この辺でどっか時間潰せるとこないか」
「時間潰せるとこ?」
「見舞いに来たはいいものの、話があるからって小遣い握らされて俺だけ早々に追い出されたんだよ」
眉間に皺を寄せた表情で、伏黒が手の中のものを見せてくる。それは折り畳まれた千円札だった。
「特に予定も無いし、土地勘も無くてな。どこか見て回れるような場所があれば助かるんだが」
「じゃあ俺、案内しようか?」
「!」
夏休みの一日、特に予定もない。宛てもなく手伝い行脚に出ようとしていたくらいなのだ。どこに何があるかも分からない人間をここでほっぽりだすのはいささか忍びない。それに、見た瞬間にどこか懐かしさをおぼえた目の前のこの男と、このままさよならするのは流石に寂しいような気がした。
いいアイデアだろ、と笑いかければ、伏黒の眉間の皺がますます深くなる。
「さすがに悪いだろ」
「いいって、いいって。どうせ暇してたし。気になるなら、そのお金でサイダーでもどっかで奢ってよ。村の外から来た人の話とかも聞きたいしさ!」
「……別に大した話はできないぞ」
「都会って数メートル歩いたらすぐコンビニが建ってるってマジ?」
「そんな話でいいのか?」
伏黒自身、ひとりで村の中を彷徨うのは気が進まなかったらしい。最後には承諾してくれた伏黒へ、よろしくな、と手を差し出せば、数秒の間のあと、渋々といった風にその手は握り返された。 - 29KP25/09/06(土) 22:08:32
ここから村の散策パートに入ります。
夕方には祭りがあるため、それまでに回れるのは2カ所まで。
【駄菓子屋/学校/図書館/神社】
まずはどこから向かうか、散策場所をお願いします。3つの意見からダイスで選びます。
>>32 まで
- 30二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 22:27:32
駄菓子屋
- 31二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 22:31:04
うーん神社
- 32二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 22:37:33
図書館
- 33KP25/09/06(土) 22:40:22
<散策場所>
➀駄菓子屋
②神社
③図書館
dice1d3=1 (1)
スレの進行速度を考えると候補3つより2つとかの方がいいのかな? 適宜様子を見つつ決めます
- 34二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 22:41:20
このレスは削除されています
- 35KP25/09/06(土) 22:45:35
「じゃあ伏黒にお礼のサイダー奢ってもらうためにも、駄菓子屋でも行くか!」
「奢らせるのは確定なのか……別に構わねぇが」
そんな会話を交わしながら二人は歩き出す。まがりなりにも店である駄菓子屋ならば、冷房も効いているだろう。熱中症疑惑のある伏黒をまず連れていくのに最適な場所のはずだ。
数十分もしないうちに目的地へと辿り着く。商店街の片隅に佇む小さな店だ。
店頭に並ぶカラフルな飴玉や容器に詰められたチョコやガム、ラムネは幼心を擽るものがある。軒先にぶら下がった『氷』の暖簾が涼やかに揺れていた。
中に入れば、所狭しと、細々とした駄菓子が容器に詰められ並んでいる店内で一人の女性が店番をしている。
うちわを仰ぎながら、店に設置されたテレビを眺めていた彼女は「あら、いらっしゃい」と微笑んでくることだろう。
「こんちゃーす」
「どうも」
手を上げて応える虎杖と、目線だけでお辞儀をする伏黒に、店番の女性はあらあらと驚いてみせた。 - 36KP25/09/06(土) 22:52:51
「悠仁くんと……ごめんなさい、初めての子だよね?」
「こいつ、伏黒! 都会から来たんだって」
「何でお前が勝手に名乗るんだよ。……まあ、夏休みの間しばらくはいる予定です」
ぺこり、と軽く頭を下げる伏黒の姿に、店番の彼女はどこか微笑ましそうな笑みを浮かべた。
それは伏黒だけではない、隣に立つ虎杖に対してもだ。並んで立つ二人を見て、どこか懐かしむような表情で微笑んでいる。
「お友達が増えるのって素敵ね。どうぞ、ゆっくりしていってね」
「はあ……」
「うん。ありがとな、駄菓子屋のねーちゃん」
やけにしみじみと言われてしまい、ねーちゃん俺たちを懐かしむほどそんな年上だっけ?などと内心不思議に思いつつ。
さて、何を買おうかと再度、ぐるりと店内を見渡す。
〈目星〉
虎杖(70) dice1d100=62 (62)
伏黒(??) dice1d100=87 (87)
- 37二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 22:55:53
すごいど田舎なのね
ここで目星か - 38KP25/09/06(土) 22:57:36
ふと、虎杖は店内の壁に夏祭りのチラシが貼られているのを見つける。
今日の夕方から神社で行われる「梔子祭(くちなしさい)」のポスターのようだ。屋台や花火の絵が描かれている。
また右下には、川辺で浴衣を着た子どもたちが小さな舟を水に流している様子の写真が記載されていた。
【HO2秘匿】
あなたはこの行事を知っている。
これは「渡舟(わたりぶね)」と言い、その年の無病息災を祈り、紙で作った舟や提灯を川に流す梔子村で毎年行われている行事だ。梔子祭の終わりに、花成川(かなりがわ)で行われるのが夏の風物詩となっており、川の下流にある鳥居に誰の舟が一番先に着くか、と子どもたちで競うのも、あなたにとっては見慣れた光景だろう。
渡船について、伏黒に共有する?
>>39 までの意見からダイスで決定
以後、シナリオ内で秘匿情報が出るたびに共有するかしないか、安価(ダイス)で決めます
- 39二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:05:03
共有する
クチナシって名前がホラーを予感させるな… - 40KP25/09/06(土) 23:14:26
安価だとずれちゃうのか……次回から先着で2つの意見まで、という形式にさせて下さい。
「お、梔子祭のポスターだ」
虎杖が覗き込めば、伏黒も隣で興味深そうにポスターを見る。
「祭りがあるのか」
「おう。年に一度のお祭りってことで、こんな村だけどそれなりに盛り上がるよ。ほら、この渡船とか、ちっちぇえ子からじいさんばあさんまで、みんなやるし」
「渡船?」
「紙で作った船を、川に流すんだよ。一年の願いをこめて~ってカンジ」
「ふうん」
<知識>
伏黒(??) dice1d100=54 (54)
dice1d2=1 (1)
- 41二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:15:44
このレスは削除されています
- 42KP25/09/06(土) 23:23:56
「流し雛みてぇだな」
「ん?ながしびな?」
「自身の穢れを形代に移し、水に流し清めることでお祓いの役割を持たせた民俗行事だ。船じゃなくて、紙で出来た人形を使うことが多い。とりわけ、雛を使用する場合は子どもの健康を祈願するのが定番だな」
「はえ~……伏黒って頭いいのな」
「……逆にお前はあんまりそういうタイプじゃなさそうだな」
「それバカっぽいって言ってるよな?」
わちゃわちゃと騒ぎつつ、適当な菓子を選んでゆく。このちっちゃい四角が並んだカラフルなグミ、意味わからんけどなんか美味いんだよな。
伏黒からは案内の礼に奢ると言われたものの、別に駄菓子も買えないほどに金に困っている訳でもない。約束していたサイダーだけ買ってもらって、会計の後、二人は駄菓子屋の前のベンチに腰掛け、しゅわしゅわと弾ける炭酸を味わっていた。 - 43KP25/09/06(土) 23:30:39
伏黒との会話ターンになります。何か尋ねたいこと、知りたいことについて伏黒に尋ねることが出来ます。
内容を、先着3つの意見からダイスで決定します。
思い浮かびにくい時のために例を挙げていますが、これ以外でも構いません。
例:この村に来たことはあるのか、都会ってどんなところか、伏黒の祖母の容態はどうかetc - 44二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:43:06
都会の学校の様子とか
- 45二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:50:28
お婆ちゃんの容体
- 46二次元好きの匿名さん25/09/06(土) 23:53:57
俺たちどっかで会ったことある?
- 47KP25/09/06(土) 23:56:00
<伏黒に尋ねること>
➀都会の学校の様子
②お婆ちゃんの容体
③俺たちどっかで会ったことある?
dice1d3=3 (3)
- 48KP25/09/07(日) 00:02:46
瓶を揺らせば、カラン、コロン、とビー玉が鳴る。その涼し気な音だけで、暑さを祓ってしまえそうだ。サイダーなんて久々に飲んだなあと思いながら、ふと、隣に座る伏黒の横顔を見る。
初めて会った。そのはずだ。
なのに、思い出せない遠い夏の記憶と彼がリンクしているように思えてやまないのはどうしてだろう。
「伏黒さあ」
「なんだ」
「変だと思わないで聞いてほしーんだけど」
「内容による」
「まあまあそう言わずにさ。……俺たちどっかで会ったことあったっけ?」
<アイデア>
伏黒(??) dice1d100=83 (83)
- 49二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 00:04:31
高い!これは期待
- 50KP25/09/07(日) 00:21:29
そう尋ねれば、一瞬ぱちりと瞬きをして、伏黒も虎杖の顔を見た。
「……なんでそんなことを訊く?」
当然返ってくるのは否定の言葉だろう──と、そう思っていたものだから、質問を返されて虎杖もきょとんと瞬く。下手なナンパみたいな台詞になってしまったが、案外的外れな質問でもなかったのだろうか。
「なんでっつーか、えーと、説明が難しいんだけどさ。さっきから伏黒の顔みてると、こう、懐かしーって気持ちになるというか。多分会ったことないはずだよなっていうのは分かってるんだけどさ。あ、キモかったらゴメン」
「いや、キモいとかじゃ無い、けど。……今から俺もよく分からないことを言うからな。キモいって言うなよ」
「おお」
「そもそも俺は梔子村に来るのはこれが初めてだ。だから記憶違いとかではなく、虎杖とは確かに今日初めて会ったはずなのに……お前を見てると、なんでか落ち着かない気分になる」
「……俺そんな危なっかしい?」
「そういうことじゃなくて……あー、言語化しづらいんだが。目を離したらよくないんじゃないかっていうような、そういう感覚が」
「見守られ対象ってコト?」
初対面のゴツイ男に対して抱く感情としては、確かにおかしい。納得してうんうんと頷けば、何がなるほどだよと伏黒のツッコミが飛んでくる。
虎杖に迫る謎の懐かしさ。伏黒に現れる謎の間隔。
一緒に過ごせば、その理由もそのうち分かってくるのだろうか。
そうだといいな、と思いながら、店先の瓶ケースへ、空になったサイダーの瓶を入れる。
「とりあえずよく分かんねーし、それに関しては一旦保留で。伏黒、次、どこ行きたい?」
【学校/図書館/神社】
続いてどこへ向かうか、散策場所をお願いします。先着3つの意見からダイスで選びます。 - 51二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 00:24:00
学校
- 52二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 00:33:23
神社!
- 53二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 00:35:32
図書館
もう三つしか残ってないからそのままダイスでも良かった気もする - 54KP25/09/07(日) 00:37:12
確かにすぎる。次回から気をつけます…!
<散策場所>
➀学校
②神社
③図書館
dice1d3=2 (2)
- 55KP25/09/07(日) 00:39:45
一旦、本日はここまでにさせて頂いて、次回神社の探索から再開します。
再開は明日の午後か、難しければ夜になるかもしれません。
ちょこちょこ様子は見に来る予定です。ここまでお付き合いありがとうございます。 - 56二次元好きの匿名さん25/09/07(日) 00:41:38
おつ明日も楽しみです