【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その19

  • 1二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 13:34:56

    3つのスレを合体した世界線です


    2度目のアスラン誕が近づいてきてます

    そして20の大台目前なその19です


    次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定

  • 2二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 13:37:41
    ここだけ自爆した後コックピットに侵入し脳天に弾丸を数発食らわせたが|あにまん掲示板何故かキラが生きていた世界線bbs.animanch.com

    ①キラに人魚遺伝子(不老不死)が入ってます→アスランにも煮付け()を食べさせて不老不死(眷属化)しました


    閲覧注意はここの概念の為つけました

    元スレでグロが多いからですね

    あんまり役立ってない気もします


    人魚遺伝子の覚醒の原因は何度も命の危機に晒された上で殺された事

    ディスラプターが当たろうと復活するキラ

    回復速度はキラに劣るが同じく不老不死になったアスラン

    煮付け()を食べても適合出来ないと異形化します

    ですが人外は摂取しても異形化しません

    アスランに自分以外に食べさせたら反省するまで何度も殺すからなと言われたので、もう自主的には食べさせません(不老不死でも痛みはあります)

    人外はキラの血肉を摂取しても問題ないらしい


    鱗や焼き肉、デスリセットに涙が宝石になる、眷属の位置が分かったりミキサー事件に主従関係、休眠、転生や付喪神トリィなど設定が沢山あるのが特徴です

    吸血鬼や探偵事務所の話の途中で落ちてしまいました


    文字書きさんによるまとめ

    不死スレまとめ | Writeningスレが落ちて久しいし今更だけど無謀にもまとめてみることにしました。 更新履歴       25/09/03 ページ作成 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ スレ一覧 【閲覧注意】ここだけ自爆した…writening.net
  • 3二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 13:38:42
    ここだけアスランも|あにまん掲示板スーパーコーディネイターだった世界線bbs.animanch.com

    ②アスランもスーパーコーディネイターです


    そのままですね

    そして元スレでも納得の嵐でした


    ユーレンの実験体の一人で実の親は不明

    ザラの血は引いていません

    キラより後に生まれましたが、特に性能は盛ったりしていないそうです

    知ったタイミングは本編と同じ、メンデルでラウ・ル・クルーゼからです

    キラは狙撃が得意なのもこのスレからです


    元スレの三つ子、四つ子IF設定は本スレでは無しです

  • 4二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 13:38:55
    【一応閲覧注意】ここだけキラとアスランが|あにまん掲示板お互い一緒にいて喧嘩することもあるけど気を使わなくていいし楽しいせいで恋愛してない世界線。恋人?別に今はいいかな。アスランといる方が楽しいしね。付き合って欲しい…?どこに?いや今度の休みはキラと遊ぶ予…bbs.animanch.com

    ③ブロマンス(恋愛ではない男性同士の絆や深い友情の関係)な世界線


    元スレには一応閲覧注意がついてましたが、距離感のバグを考慮してなのでBLではありません


    二人でいて楽しい、気を使わなくていい

    いい意味で空気の様な存在

    友情度は100程重めのダイスで

    キラ76

    アスラン23

    キラの方が重いが、傍目にはどちらも重いです


    カガリやラクスのことも大切な人、尊敬する人と思ってます

    形は違いますが4人はお互いの瞳の色のロボット鳥をもっています


    読心対策はキラとの濃厚な友情(健全)

    カルラ戦はアスランとの友情で勝利しました


    ミレニアムにアスランの部屋があってキラが入り浸っていたり、子供の頃から同じベッドで寝ていて今もそのまま……なのもこのスレからです


    その3ではMS持ち出しバトルの詳細などを書いていただきました

    その7よりトリィとプルゥが付喪神化しています

  • 5二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 13:39:42

    簡易設定
    ⚫︎イージスで自爆しても脳天を銃で撃ってもキラは死なず、腹立ちからキラに煮付け()を食べさせられたアスラン
    ⚫︎メンデルで2人共最高のコーディネイターであることを知らされる
    ⚫︎グフが撃墜された時にアスランは致命傷を負い不死身に気づく
    ⚫︎20歳で加齢がストップ
    ⚫︎数百年後トリィとプルゥが付喪神化しました
    ⚫︎数万年後も仲良く2人とふたりは暮らしています

  • 6二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 13:40:04

    このレスは削除されています

  • 7二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 13:40:43

    最初のスレ

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/3495985/こことhttps://bbs.animanch.com/board/3383094/こことhttps://bbs.anim…bbs.animanch.com

    その2

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その2|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/3495985/こことhttps://bbs.animanch.com/board/3383094/こことhttps://bbs.anim…bbs.animanch.com

    その3

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その3|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/3495985/こことhttps://bbs.animanch.com/board/3383094/こことhttps://bbs.anim…bbs.animanch.com

    その4

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その4|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/3495985/こことhttps://bbs.animanch.com/board/3383094/こことhttps://bbs.anim…bbs.animanch.com

    その5

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    その6

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    その7

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その7|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線ですまとめを作りましたが、どこから読んでも問題は少なかったりしますその7です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定bbs.animanch.com

    その8

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その8|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線ですアスラン誕生日にハロウィーンと10月末は大忙しでスレの消化も早そうなその8です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定bbs.animanch.com

    その9

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その9|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線です前スレはハイペースだったのでのんびりしたいその9です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定bbs.animanch.com

    その10

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その10|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線です大台に乗りましたクリスマスに年末年始が近づいてますその10です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定bbs.animanch.com
  • 8二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 13:41:13

    その11

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その11|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線ですスレ画変えましたしばらくイベントないよね?と油断しているその11です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定https://bbs.animanch.com/img/412…bbs.animanch.com

    その12

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その12|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線ですスレ画が華やかになりましたこのスレではバレンタインは普通にやると思いますバレンタインデーと血のバレンタインは別ですのでその12です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定h…bbs.animanch.com

    その13

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その13|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線です色んな意味で戦争だった2月もそろそろ終わりですね次は何をしようかなと悩むその13です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定https://bbs.animanch.com…bbs.animanch.com

    その14

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その14|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線です2人の季節と言っても過言では無い、春が近づいています桜がそろそろ咲きますその14です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定https://bbs.animanch.com…bbs.animanch.com

    その15

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その15|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線ですゴールデンウィーク何しよう……まさかのキラの誕生日が近づいてきたその15です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定https://bbs.animanch.com/img…bbs.animanch.com

    その16

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その16|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線です6月19日でこのスレも1周年だそうですおめでたいことが続きますその16です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定https://bbs.animanch.com/img/…bbs.animanch.com

    その17

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その17|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線です1周年記念に力を入れすぎて燃え尽き症候群ですいつまで続けられるかな?と考え始めたその17です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定https://bbs.animanch…bbs.animanch.com

    その18

    【閲覧注意】ここだけ共依存マシマシマシ その18|あにまん掲示板3つのスレを合体した世界線です今流行りのAI画像OKにします但し注意書きをよく読んでくださいなその18です次のレスから元スレの簡易紹介と簡易設定https://bbs.animanch.com/img…bbs.animanch.com
  • 9二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 13:41:54
  • 10二次元好きの匿名さん25/09/12(金) 14:36:24

    立て乙です!

  • 11文字書き いちか25/09/12(金) 19:30:10

    スレ立て乙ですよー
    それにしても、まさかの朝から規制とは…いやはや
    まぁ取り敢えず、いつものヤツ行きますねー

    「…やっぱり雨の音って落ち着くよね」
    「それが二度寝の理由か…」
    「いいじゃないか。ほら、こっち来てよ」
    「お前、今日の予定はどうするつもりなんだ」
    「まぁ、そういうのはいいからいいから」
    「そう言えば雨音は胎内音に似ていると言われていて、落ち着くのは無意識にそれを思い出すからともされているな」
    「無意識にでも僕らにそんな記憶あるのかも判らないけどね」
    「確かにそうなんだが…」
    「でも考えたら雨の音よりももっと落ち着くもの、あったっけなぁ」
    「ちょっ、おいこら、今度は何だ」
    「ふふっ、やっぱりこっちの方がいいや」
    「おい、俺は抱き枕じゃないって何度言わせれば気が済むんだ。それに今日はそんなことをしている場合じゃ…」
    「そんなこと言われてもなぁ」
    「まったく…仕方のないヤツだな。少しだけだぞ」
    「えへへへ…」

  • 12文字書き いちか25/09/12(金) 19:38:13

    いつもより少し短いですが、初手から激甘(当社比)お出ししてみました
    雨降ってるなぁと思いながら書いていて、気付いたらこんなことに…
    自スレの影響でしょうか
    何だかんだでスパコスレ設定が地味に絡んでるのも珍しい気もしますが

    ともあれ、今スレもゆるっと参りましょう
    宜しくお願いしますねー

  • 13二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 00:54:09

    スレ立て乙です!

    コーヒーおかわりするのでいくらでも甘くてオッケーです!
    抱き枕いいですねえ〜
    なるほど…雨音は胎内音に似ていると

    人工子宮にも胎内音を発生させる装置がついていた可能性ある…?

  • 14文字書き いちか25/09/13(土) 05:10:03

    人工子宮とはいえ胎内環境に近付けてはある筈、とは思ってるのでもしかしたら再現の為にそういう音は流していたのではとは考えてました
    胎内では羊水によって空気下にある時より低い音の方が聞こえるそうで、だから聞こえているのは実際の雨やホワイトノイズの高周波部分がカットされたような感じのものらしい…です

    実は二人はこの日は外出予定になっていて、アスランが急かすような口振りだったのはこのせいという事になっています
    なので、恐らく盛大にお小言言われながら出掛けることになることに
    雨だから、でだいぶゴネそうですが

    昨日はとあるSSスレのスレ画や書き込みがごっそり消えているのを見て、他人事じゃなくて震えてたのは内緒です
    規制は怖いなぁ…

  • 15二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 13:37:07

    「お前なあ、店でいきなりさつまいもご飯食べたい!なんて叫ぶなよ……」
    「だってさつまいも見てたら食べたくなっちゃったんだもん」
    「近くにいた店員に笑われただろ」
    「でもそのおかげで立派な芋を出してくれたじゃないか」
    「それはそうだけど……いや、そういうことを言っているんじゃない!」
    「君は気にしすぎ!あ〜お芋ご飯楽しみだなあ。想像したらお腹減ってきちゃった」 
    「お前もちゃんと手伝うんだぞ」
    「分かってるって!」

  • 16二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 17:29:51

    文字書きさん、申し訳ない!
    保守大変助かりました
    朝から規制される可能性は前日の時点で分かってたのに、オチを書ききれてないまま寝てしまいました
    主さんの画像もお借りしました
    色の件は自分が想像を膨らませた結果なので想定と違ったら気にしないでください
    今回のまとめは3,900字弱でした
    ちょっと多かったですね

  • 17文字書き いちか25/09/13(土) 18:17:04

    スレ主さん、まとめお疲れ様でした

    今回は、振り返りとは別にスレ内でのネタを色々拾っていたのも中々細かいなぁと思いながら読ませて頂きました

    互いのイメージカラーの交換こ…いいですよね


    これでも一応1分前ギリギリまでは待ってたんですけどね、時計と睨み合いながら

    でも流石にこれで落とすのも不本意だろうしという事で、やむを得ず…本当にやむを得ず保守入れさせて貰いました

    あと、謝るのはなしで

    別に悪いことをした訳でもないし、お互い様ですからね


    >>15

    買い物現場を想像して思わず笑ってしまいました

    それは焦る、絶対にw

    …可愛いけど

  • 18二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 19:18:40

    雨の音が胎内音に似ている…聞いたことはある気がします

    雨音で落ち着けないタイプなので共感しにくいのだけはしょうがないのですが

    でも雨降っていたら二度寝したくなるのは分かります

    抱き枕の方が落ち着く、にはニヤニヤしてしまいました

    駆けつけ1発いつもありがとうございます


    >>15

    手を繋いで仲良く買い物してる良い画像だなあ……とちょっと意識を逸らしてしまいました

    いきなり「さつまいもご飯食べたい!」はアスランじゃなくても焦りますよ

    思いついたらすぐ声に出そうなキラは想像しやすいですね

    主さんも駆けつけ話ありがとうございます


    最近よく規制されるので、例えに挙げられたスレのように1レス目やスレ内が焼け野原にならないか不安ではあります

    IPコロコロも直ってなさそうですし、どうにかなりませんかねえと嘆くしかないのですが

  • 19二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 19:48:41

    前スレまとめお疲れ様でした!
    自分が作った画像を使っていただけるのは大変嬉しいです!

    浴衣の色ですが、大変申し訳ないです…
    実はあれ特に指定したわけでもなく、それとお互いのパイスー色の交換になっているのもスレ主さんのまとめて気づきました…
    やだ恥ずかしい…

    むしろとても好きな理由にしていただいてめちゃくちゃテンション上がっております。
    感謝感激雨嵐です…!!


    もしかしてスレ主さん規制…?とは思っていましたが、こちら半日仕事だったため保守ギリギリまで見ることも出来ず…文字書きさんもありがとうございます。

  • 20二次元好きの匿名さん25/09/13(土) 21:43:39

    >>19

    浴衣の色はそうだと思ってました

    想定してるならもっと色を寄せそうだなと思ったので

    最初にパッと見た時にこれまとめに使いたいとなったのもあってこじつけました

    ハロの色といい猫パジャマの色といい、色をこじつけるのが好きなんだと思います


    せっかくの連休、クトゥルフスレが建てたいけど規制で朝保守出来なさそうで踏ん切りがつかない

    因習島っぽいシナリオって言っていたやつなんですけどね

  • 21文字書き いちか25/09/14(日) 05:43:07

    おや、この前言ってらしたシナリオでしょうか
    それにしてもここ二日間、毎朝規制が入っていることを考えると流石に躊躇もしますよね
    規制でスレ立てられないかも、って嘆いてた方を自分も見掛けたので、今回のは結構あちこちに影響が出ているみたいだなとは思っていましたが…

  • 22文字書き いちか25/09/14(日) 15:29:59

    おっと、お時間が…

    噂をしていたら立てられてましたね
    楽しみにしてます

  • 23二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 16:05:25

    規制で外で書き込めなくて…ありがとうございます…

    朝は大丈夫そうだったので油断しました…


    >>20

    お互いの色を身につけるというシチュも大好きなのでこじつけだろうがなんだろうが大歓迎です。

    こちらとしてはほほう…そういう見方もありましたか…と楽しめますので



    シナリオのほうも楽しみにしています!

    こちらもそろそろ次のお話を…


    トリィプルゥの話にするか重辛い話にするか…

  • 24二次元好きの匿名さん25/09/14(日) 21:36:37

    結局建ててしまいました
    保守は見たい方がいれば協力を願うことにします(他力本願)
    やりたい時にやるのがモチベーション的にも1番です
    その分またこちらが遅くなりそうですが……頑張ります

    ああーーー、また規制ですよ
    保守しようとした時に限ってこれですから……
    3兄弟スレ様の真似事で申し訳ないのですがスレ主SSまとめに規制情報を書いてます
    今は別のところのWi-Fiを借りてますが自宅もモバイルも駄目でどうしようもないです
    ハートが押されていないな?と思ったら覗いてみていただくとありがたいです

  • 25文字書き いちか25/09/15(月) 05:30:57

    鉄は熱いうちに打て、ですからね
    遣る気がある内に始めるのに越したことはないのは事実なのです

    規制、断続的に続きますねぇ…一時期8頁もあったスレ数が今は3頁くらいになってます
    これも間違いなく規制の影響でしょう
    一応自分のところは今のところ何ら影響は出ていないので幸いなのですが、いつこちらに波及してくるか分からないので戦々恐々と言ったところです
    あと、反応が何もなかったらまとめ記事の確認ですね、了解です
    そういうことなら保守も、今のところ無事な自分が引き受けるのが筋ですかね

  • 26二次元好きの匿名さん25/09/15(月) 11:40:30

    可愛い画像作れたので置いときます

    よく見たら畳っぽいし布団っぽいのでどこかの田舎でのんびり暮らしてる二人っぽくなりました

  • 27文字書き いちか25/09/15(月) 19:42:22

    例によってぎゅうぎゅうになってお布団一つに収まってる、自分の脳内でもよく出て来る構図ではありますね
    何気にお互いでくっ付き合ってるのが可愛い…なるほど
    真夏とかでも、暑いって言いながら結局くっ付いて寝てる気はするんですが(主にキラの方から)
    皆さんの解釈ってその辺どんな感じなんでしょうかね

  • 28二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 02:42:23

    >>27

    すでに何回か話の中で出てきてますが、自分のところも基本キラからぐいぐい行ってくっついて寝ますね。

    同じく真夏でもくっついて寝る時もありますし、冬なんて寒さを理由にほぼ毎日レベルかと…


    アスランの方からはたまにある程度でしょうか

    主にアスランから行くときは何かあったとき(キラのメンタルダウン中とか)


    あとはふとアスランからくっつきに行こうとしても性格上実行に移せないときにもキラから来てくれます。


    あくまで個人的というかこちらの二人の場合ですか

  • 29文字書き いちか25/09/16(火) 07:59:24

    それにしても中々酷いことになってますね、スレ主さんの方は
    規制も程々にして貰いたいものです

    夏は布団の中に侵入してくるくらいならまだしも、ベッタリ抱き着いて来るところまで来るとブチブチ言ってるのがうちのとこです
    キラもそのくらいじゃやめないので、終いには諦めますけど…

  • 30二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 09:18:54

    自分がその5で布団の話を書いていたのを思い出しました
    わざと布団を1組にして一緒に寝た話ですね
    あの時はアスランが抱き返すかなあと考えていたのですが、皆さんはギュッとくっついて寝るで一致してましたねえ
    今ではあの時と変わってアスランもくっついて寝るだろうなと思ってます
    でもキラ側からくっつきにいった結果そうなるイメージですね
    夏でもそこは変わらないでしょう
    懐かしくなる画像で大変良いものを見させていただきました

  • 31文字書き いちか25/09/16(火) 15:50:48

    保守っときます
    急いでるので一先ずこれにて

  • 32二次元好きの匿名さん25/09/16(火) 21:18:40

    体感なので確実ではないですが、夜中(24:00前には寝るので厳密な時間不明)〜8:00前まではモバイル・Wi-Fiが駄目っぽいです
    時々お昼もモバイルが駄目みたい
    カレンダー上の休みの日は10:00以降駄目って感じですかね
    保守がお任せばかりになりそうです

    それと書き込み出来ないし1本残っていたネタを書こうとしたら1番大事なセリフを忘れました
    原作読み直したら映画オリジナルっぽかったようで、該当のセリフがなかったので週末まだやっていたらIMAXで見てきてから書きます
    他にネタが浮かべばそちらから書きたいなあ

  • 33文字書き いちか25/09/17(水) 06:59:17

    遠目に見えるその姿は公園で見た時と同様に、人形と言われる前なら人間と見間違うほどリアルだった。
    ただ、見れば見る程その大きさも見た目も人間そっくりな造形なんだけど、逆に何もかもが整い過ぎていて作り物みが強調されているだけのように見える。
    それもあって、扉を開けた向こうにいた彼が窓から差し込む午後の柔らかい日差しの射す窓際に置かれた木製の車椅子のようなものに腰掛けている様は、余りにも幻想的でまるで現実味がなかった。
    その見た目は、顎の辺りの長さに整えられている白っぽい金色をした髪と卵を思わせるなめらかな曲線を描く輪郭と、濃い紫っぽい青の瞳をしていてほんのり血色を感じるけど、殆ど真っ白に見える顔の左頬からこめかみにかけての部分に蔦のような模様が入れられている。
    見た感じでは男の子のようにも女の子のようにも見える上、何だか惹き込まれるような不思議な雰囲気あった。
    それよりも背中から延びてる機材と繋がる配線と、シドさんに運ばれて帰っていたのを見た時から思ってたことだけど…やっぱりこの子には歩行機能はないようだというのを改めて再確認する。
    それだって喋ったり歌ってるだけでも十分凄いのは勿論のことなんだけど。
    そうして僕たちが案内されるまま室内へ足を踏み入れると、物音に反応したのか彼はこちらの方を振り向いた。
    その眸には、人形だというのにまるで感情が浮かんでいるように見える。
    「シド、ねぇ、さっきの怖い人どこかいったの?」
    彼は怯えたような声でシドさんにすがるようにしがみ付いた。
    その様子は外見の作り物っぽさからは想像も付かないほど人間らしかった。
    …これが機械とプログラムで出来ているのだとしたら、確かに異質だと思う。
    でも、この違和感はそれとは何か違うような気がするんだ。
    「うん追い払ったよ、怖がらせてしまってごめんね」
    まるで子供を宥めるようにシドさんがルゥに接しているのもあって、僕はどこか既視感を覚えていた。
    例えばそれは、今は家に留守番をさせているトリィとプルゥのふたりのような…そんな雰囲気だ。
    このルゥと呼ばれている人形は初代であるシドさんの曾祖父の代で作られていて、少なくとも100年ほどは経っている計算になる。
    だからこそ思い出していた。確か僕らと親しかったこの手の話に詳しかった人物の談に拠れば、大事にされた物品には魂が宿ることがあるということを。

  • 34文字書き いちか25/09/17(水) 07:14:12

    そんな訳で機械人形のお話の続きをば
    ルゥの正体は隠すつもりもないのですが、当事者の方が理解してないのですよね、実は

    あちらのスレ共々昼間は出来るだけ見ておきます
    早く規制が続く状態が解けますように…

  • 35文字書き いちか25/09/17(水) 15:03:01

    ルゥの見た目は初対面の時にざっくりと書いていたのですが、色に関してと雰囲気はここでやっと初出ですね
    彼の付喪神としての性能はこれから追々出て来ますが、歌う機能だけで歩くことを想定して作成されてないという琴だけはここで予め説明しておくことにします
    ちなみにシドは厳密な年齢は出してませんが、柔和で理知的な50代くらいの人物、くらいの感じでしか実は考えてなかったのは内緒

    本当にスレ一覧のページ数規制のせいでだいぶ減ったなって感じしますね
    お陰で保守れる人間が暇人ばかりになっている気も…(げふげふ)

  • 36二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 15:30:54

    こういった付喪神になった場合自然と歩けるようにもなるイメージがありますが、機能として歌うだけなのは何か理由があるんでしょうか?

    人の足みたいな作りをしていないとか…?

    こちらも携帯回線は全然ダメですね…朝は大丈夫でも昼になると規制されていて…
    でもたまにいけるときもあったり…

  • 37文字書き いちか25/09/17(水) 16:17:12

    ヒントはアルプスの少女ハイジの登場人物、クララ…ですかね
    ここまで言えば、たぶんある程度察して頂ける気はします
    それと今代のシドには関係のないお話なので前以って説明をすると、実は初代シドによるルゥの作成コンセプトは”早世した彼の家族の再現”になります
    儚げでどこか実在性がないのはそういう部分も大きく、また歌う機能だけに絞られているのもその人物が話すところを見たことがないせい、というのが理由の一つだったりするので
    では何故、ルゥが喋っているのか?
    …それはたぶんお話の中で出て来ると思うので、解説は一旦ここまでにしましょう

  • 38二次元好きの匿名さん25/09/17(水) 21:59:52

    ヒントで分かってしまいましたが黙っておきますね
    しかしちょっと書きたいことが出来てしまったなあ
    ネタ被り確実というか、展開先喰いする可能性あるので書いてもこのお話が終わるまでは眠らせておきます

    ルゥが美人さんすぎる!
    それでいて蔦のような模様入りという人間らしさから離れた部分があるのもいい!
    早めに付喪神の話題に触れそうですね

  • 39二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 06:08:47

    なるほど、クララですか
    いろいろと楽しみに続きをお待ちしております。


    付喪神が出てきたので次はトリィとプルゥの話にしようかな

  • 40文字書き いちか25/09/18(木) 06:42:12

    それは九十九(つくも)の年月を超え百年目に魂を得るとされることから、その存在の名を付喪神と呼ぶらしい。
    もしかしたら彼も…、と僕は心の中で予感めいたものを感じながらシドさんとルゥの遣り取りを見ながら、ふと隣にいるアスランへ視線を向ける。
    どこか神妙な顔で同じように二人の姿を見ている彼も、たぶん僕と似たようなことを考えているような気がした。
    「ねぇシド、痛いことされなかった?」
    椅子の上で不自由そうに上半身だけでシドさんの体をペタペタと触って確認しながらルゥが訊ねるのに対し、優しく笑んで答えると彼はこちらへと視線を向ける。
    「大丈夫だよ。それより別のお客様が来たんだ」
    それに釣られるように、ずっとシドさんだけを見ていたルゥの目が僕らの方を向いた。
    それは宝石のような星のような…透き通ったとても綺麗な青紫色をした瞳だと思わずにはいられない、そんなひたすら引き込まれるような無垢な眼差しだった。
    「だぁれ?」
    「キラさんとアスランさんというそうだ。ルゥ、君からも挨拶をしてくれるかい?」
    彼に促されて儚い夢のように綺麗に微笑んでルゥが腰掛けた姿勢のまま僕たちへとぺこりと頭を下げた。
    「ボクは菫青石(アイオライト)のルゥ、人形師シドの遺作なんだって。…でも変だよねシドはここにいるのに」
    そして自己紹介の後で無邪気にそう言ってくすくすと笑う。
    それを見て困ったように小さく笑うと、シドさんはいつもこんな調子なんですと僕らの方を見た。
    「ルゥ、それは私のひいお祖父さんだって前にも教えただろう?」
    窘めるように言われたルゥは小首を傾げたものの、余り気に留める様子も見せずににこにこと笑う。
    「…そうだっけ?でもボク、シドはシドしか知らないから別にいいや」
    繊細そうな見た目に反してその表情は、まるで悪戯好きの稚い子供のようだ。
    話す姿を見る内に、人形のようでそれでいてとても人形のようではない、それが僕のルゥという機械人形への印象になった。
    「ところであの、少しだけルゥに触ってもいいですか?」
    そうしてあることを思い付いた僕はふと、そう何気なく訊ねてみることにした。
    勿論、駄目と言われたら諦めるつもりで。

  • 41文字書き いちか25/09/18(木) 06:54:06

    するするっと出て来たので、昨日の続きを…
    ようやくゲストの人物像が出揃ってきたので、そろそろ話の本題に踏み込むかどうかという辺りに差し掛かってきた感じです

    付喪神として目覚めた時にルゥの傍らにいたのは今代のシドでした
    なので、彼にとってのシドはどれだけ教えようともここにいるシドだけなんですよね
    それと、想像されたそのままになるとは思いませんが、とにかくクララです
    少し自分でもネタバレし過ぎかと思わなくもないですけども…

  • 42二次元好きの匿名さん25/09/18(木) 13:47:52

    少し安心しました
    前スレで心配していたのが、初代シドと紫藤さんを区別してない(今代を初代と誤認してる)んじゃないかと勘繰ってました
    でも逆のようなので紫藤さんが不憫なことにはなってなくてよかったです
    付喪神になるほど大事にされているならすれ違ってると悲しくなりますから
    アイオライトと石の名前がついているのは目の色からなのか他にシリーズでもいたんでしょうかね

  • 43文字書き いちか25/09/18(木) 22:42:53

    実は初代シドの作品名としての名前が菫青石で、ルゥは現在のシドが個人的に付けた呼び名になります
    なので、その作品目録には宝石の和名で書き記されている感じです
    だから瞳の色に因んで宝石名を付けられている子が他にも何体かいたんじゃないかと
    ただ、四代目を継いだ時点で動く状態で手元に残っているのはルゥだけだったようですが…

  • 44文字書き いちか25/09/19(金) 06:23:38

    「どうぞ、ルゥが嫌だと言わないのであれば構いませんよ」
    だけどまるで警戒されていないみたいで、シドさんからあっさり許可が出て逆に内心焦ってしまう。
    それと同時に先刻の人物がどうして工房の中へと入れたのかを理解出来てしまった。
    この人は余りにも人を信じ過ぎているのだ。……確かにそれ自体は別段悪いことではないのだけれど。
    シドさんに言われた通り、僕は念の為にルゥにも触れていいかと訊ねてみる。
    するとジッと澄んだ目がこちらを覗き込んで来て、僅かな間の後でいいよと答えた。
    どうやら僕たち二人に対して怯えられていることもなさそうだった。
    「悪い人はね、何となくわかるんだボク。…えっと」
    どっちがどっち?と小首を傾げながら訊かれて
    「キラだよ。こっちがアスラン」
    目線を合わせ、ルゥの為に改めて自己紹介をし直す。
    それから当人からの許可を貰ったので手を伸ばしてひじ掛けに添えられている球体関節の見える手の甲に触れた。…その肌の感触はすべすべしていて硬質な、間違いなく人形のものだ。
    だけれど、不思議と人肌の温もりのようなものを感じ取れた。
    本当にトリィたちと同じ存在なのかもしれない。
    僕の中の予感は殆ど確信に近いものになっていた。
    「お二人は凄いですね、ルゥがここまで警戒しない人物なんて初めて見ました」
    感心をしたようにシドさんが言い、一度言を切る。
    「とは言え先程のように怯えるほどの相手は流石に滅多にいませんが…」
    続ける彼のその先の言葉は苦いものを含んでいた。
    そうして少し談笑をした後で、僕たちはシドさんの工房の核心部分とも言える、かつての技術の断片となってしまった機械の一部や復元を試みた形跡のある部品などを自由に見させて貰える事になった。
    現在の人類が遺失してしまったかつての技術体系の殆どは、小規模な氷河期に拠って半世紀ほど凍土化した急激な地球環境の変化とそれに伴う大幅な人口減少などに拠って物理的に埋没したり失われたものも多い。
    そしてそれらが重なったことに拠る正確なデータや記録の喪失、若しくは技術力そのものが衰退したことなど複合した原因で大半が再現出来なくなった。
    ――かつては当たり前のように一般人でも月やコロニーへ居住し往復していたことすら、まるで夢物語のように話されているほどに。

  • 45文字書き いちか25/09/19(金) 06:37:20

    比較的筆が順調なので、出せる分は出していきますね
    という事で、更に続きになります

    恐らくルゥが付喪神だろうとほぼ確信出来るところまで来たんじゃないでしょうか
    ルゥは考え自体を読んでいる訳ではなく、悪意などの有無を感じ取っているだけです
    つまり、玄関先で蛇男が追い出される原因になったのは、間違いなく疾しい事を考えていたせいってことですね…

  • 46二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 13:18:25

    失われた技術という共通点があるのでトリィとプルゥとも早く会わせたいですね

    人を信じすぎるというのは欠点にもなりえますが、今代のシドの元でルゥが付喪神として目覚めたのはそのシドの優しさがあった故かもしれませんね

  • 47文字書き いちか25/09/19(金) 22:29:45

    この度は大変申し訳ありませんでした
    保守を進んで引き受けたというのにこの体たらく…
    残り時間の把握が甘かったとしか言いようがありません
    これ以上何か言うと言い訳にしかなりそうにないので、黙って反省会してきます

  • 48二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 22:30:05

    今書いてる話で使うかもしれないので…

  • 49二次元好きの匿名さん25/09/19(金) 23:00:44

    もしかしてスレ主さんまた規制とかでしょうか…?

    それとこちららもすみません…
    昨日はWi-Fi自体調子悪くて使えてた携帯回線も別のスレにレスした直後に使えなくなりまして…
    そのままタイムオーバーになりました…
    こちらもこれ以上は心の中で反省会しておきます…

  • 50文字書き いちか25/09/20(土) 06:01:57

    だからそれは当時から生きている僕やアスランにとっては懐かしくあると同時に見慣れたものだったけれど、衰退した現行の技術だけでは再現するには難しいものとなってしまったものばかりだった。
    そうして一通りそれらを見せて貰って、改めて今の世界がどれだけあの頃とは別のものへと変わってしまったのかを今更のように実感する。
    あの頃がどれだけ遠く手の届かない過去になったのかという事を。
    その一つを何気なく手に取りながら、僕は小さい声で断片化してしまった資料に目を落とすアスランへと声を掛けた。
    「…アスラン、君はどう思った?」
    「何のことだ?」
    彼はちらりと僕の方を見て、静かに訊き返す。
    「ルゥのことだよ。何だかただの機械仕掛けの人形ではない気がする。…何ていうか、トリィたちに似た感じというか、そういうのを感じたんだけど」
    「……それは俺も思った。だが、それを訊くつもりか?」
    囁き合うよう密やかな声で確認をするように。ただ、ずっと工房へ来てから言葉少なだった幼馴染の声音は少し重たかった。
    「どうしようかな、確かにちょっと訊いてみたいけど…」
    不躾過ぎる気もして憚られることを彼へ伝え掛けたところで、唐突に背後から声を掛けられた。
    「ねー、何二人でこそこそ話してるの?」
    予想していなかった声に吃驚して振り返ると、ルゥがアンティーク調のデザインの車椅子の車輪を自分で回しながらこちらへ近付いてくる。
    余りにもその動きは自然でプログラムの介在を感じない…どう見ても中に機械の入っている人形のそれではないと、そう思った。
    譬えるなら人形の振りをしている人間が真似をやめたような、そんな風にも見えなくもない。
    「る、ルゥ居たの?というか、自分で動かせたんだ…それ」
    流石に話の中身を聞かれたのかまでは判らない。
    どうやら彼は移動を車椅子に頼っているだけで、それ以外については割と自由に動き回れるようだった。
    「あのね、呼びにきたんだ。シドがお茶でもどうぞ、だって」
    驚いて目を瞬かせている僕らの前まで来ると、そう言いながらルゥはにこにこと無邪気に笑って服の袖を引いてきた。
    「参ったな、思った以上に気に入られてしまったようだ…」
    戸惑ったような顔でアスランがこちらを見る。
    まさかお茶をご馳走になるまでとは思っていなかったらしい。
    でもこれは、ルゥに信用されたのが一番大きいような気はするのだけれど。

  • 51文字書き いちか25/09/20(土) 06:53:06

    書き溜めてた分はそろそろ尽きそう…
    ということで続きです
    この辺りから少しずつシリアス味が増してきます、…たぶん

  • 52二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 13:28:03

    CoCスレ建て直すのは規制解けてからにしようか迷いましたが、土曜日のお昼にレス出来ているので夜も規制が入ってなければ夜建て直します

    朝の保守についてはスレ内でお願いするようにします


    >>44

    >>50

    付喪神であるとほぼ確信出来たようですね

    あまりに人に近すぎる人形は不気味の谷現象が起きそうですが付喪神化で回避出来ているのでしょうか

    とても人らしいという印象が強いようですね

    やはり遺失技術ですか

    でも再現の難しいものを良く作れましたね、それだけ初代シドさんは熱意か悲願があったのでしょう

    悪意の感知はトリィ達にもありますし付喪神の標準機能だったり?

    ルゥに気に入られたのはいいですが、シドさんの警戒心の無さは今後のトラブルの元になりそうですね

  • 53二次元好きの匿名さん25/09/20(土) 22:15:07

    管理人さんにお問い合わせした効果が出たのか、今週は先週ほど規制が強化されていないのかまだ無事です
    来週は時間が取れる日が多いのでその間にシナリオ回し切りたいなあ
    こちらにも書きたいネタはありますが、映画もう1度見たりクララが回収された後だったりとしばらく間が空きそうな予感

  • 54二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 05:34:18

    トリィとプルゥもそうですけど、人間のような複雑な心よりかは元々が物だからか純粋な心に感じられるのが一層可愛さが出てますね

  • 55文字書き いちか25/09/21(日) 06:02:11

    勢いでもう一回分くらい出るかと思ったけど、ちょっと足りませんでした
    続きは今暫くお待ち下さい…

    不気味の谷現象は、慣れや対象に対しての愛着の有無なんかも多少関係してる気がしていますね
    自分がクララと言った理由のネタばらしは山場にあたるところなので、スレ主さんにお出しして頂く為にも出来ればもう少し巻きで行きたいところではあります

    ルゥはガワがビスクドール風で中身にメカが詰まっている構造になっていて、背面に制御用の機材に繋がるコードが出ている感じです
    そして声はヴァイオリンの音をベースにされていて、”音楽に合わせて歌う”ように作られていました
    今の彼は既にその意図の外の存在となってしまっていますけどね

  • 56二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 13:39:33

    自分のことは気にしないでください
    まだ書けてませんからね
    その前に前スレから延び延びにしていた話を書きたいと思ってますので

  • 57二次元好きの匿名さん25/09/21(日) 21:54:22

    規制掛かる前に保守代わりに

    映画観てきたので書き始めました
    セリフ、映画オリジナルじゃなくて原作にもありました……場面を勘違いして読み飛ばしてましたね
    明日には出せたらいいなあというところです

  • 58二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 03:05:38

    あとは画像なだけでしたが、読み返すの文章がくどすぎてちょっと修正が…

    視点?が多くなると長々となってしまうなあ…

  • 59文字書き いちか25/09/22(月) 06:30:07

    煮詰まったというほどじゃないのにしっくりこなくて書き足したりするもののそれでも違和感が消えなくて、暫くあーだのこーだの散々捏ね繰り回した後、ふと冷静になって散々捏ね回したところを全カットして書き直すとすんなり進みだすのは割とあるあるなパターンなのですが、そこに辿り着くまで余りに時間が掛かるとやっぱりしんどいですね…ドッと疲れが出るというか

    自スレに投下した後、一息ついてそんなことを思いながら少しぼんやり…


    まだ一カ月以上猶予はありますが、アス誕用のやつ大枠で大体書くもの決めてきました(たぶん長くなります)

    自スレの方にも何かと思っているのもありますが、自分の場合締め切りが見えてるものは早めに手を付けておかないと後回し癖が出てしまって間際で地獄になるんですよね…


    >>58

    焦らずでお願いします

    何がどんな内容か楽しみにしてますね


    >>57

    この様子だと毎朝の規制はほぼ確定である感じっぽいですね

    お話、楽しみにしてます

  • 60文字書き いちか25/09/22(月) 15:45:35

    アス誕話に関して追記
    ネタがもうひとつあって出来ればこっちも書きたくはあるので、短いおまけ的なものを追加するかもです
    本命の方が大分長くなりそうなので、どうなるか判りませんけど…

  • 61二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:40:38

    【神隠し】


    時刻21:00


    「ふたりともどうしたのかな…?」

    「僕にも分からない…」

    昼すぎから出かけたキラとアスランが夜になっても帰ってこない。これまでにも予定が変わって帰りが遅くなることもあったけれど、今日のはそれとは違うと確信する。

    どんなに遠くにいてもキラとアスランの存在はまるで隣にいるかのようにいつも感じていたが、今はそれがとても“薄い”のだ。

    トリィとプルゥは顔を見合わせると同時に頷き、月がない暗い夜空に羽ばたいた。



    キラとアスランは困り果てていた。

    二人の目の前には豪勢な食事にたくさんの神酒、そして優雅な笛の音と舞。壮大な宴会が開かれていた。

    二人は何度も帰らせてくれと懇願したが、外のことなど気にするなと言わんばかりにその願いが聞き届けられることはなかった。

    ((これだから神(様)は厄介なんだ…!!))


    そう、ここは神域。神の領域である。


    時間は少し前に遡る──キラが行きたがっていたホテルのバイキングを存分に堪能したキラとアスランがお腹を落ち着かせるために遠回りをしながら帰っていると、何かに荒らされたかのように崩れかけていた祠を発見した。

    見て見ぬフリもできなくて少し綺麗にしてからさあ帰ろうと振り向くと、そこには先程までなかったはずの大きな鳥居が鎮座しており、嫌な予感がして後ずさるが何かに押されたかのようにその鳥居の敷居を跨いでしまう。


    すると今度は風景が広大な庭と大きな日本屋敷に変わり目の前には煌びやかな和装に包まれた存在に囲まれていた。

    「お前達、われの祠を綺麗にしてくれたのだろう。礼をせねばな」

    「主様が宴を開くと申しております。こちらへどうぞ」

    「さあさあ遠慮はいりません。何者であろうが我らは歓迎いたしますとも」

  • 62二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:49:55

    「いえ、お気になさらず!僕達帰ります!」

    「気持ちだけ受け取っておきます。それでは俺達はこれで──」

    アスランはキラの腕を掴み急いで走り出すが、鳥居に向かうどころか気づくと屋敷へと戻っていた。呆然としていると、あれやこれやという間に座敷に座らされており、気がつくと宴が始まってしまった。

    キラとアスランは残してきたふたりを思い浮かべながら、どうにかここから帰る方法を考えるのだった。



    「ここできえてるね」

    「この先に何かあるみたい」

    トリィとプルゥはキラとアスランの気配を辿ると小さな祠を見つけ、この辺りでその気配が途切れていることに気づく。

    「ここだね」

    「うん、“結界”があるね」

    きっと二人はあの祠に祀られている神様に連れて行かれてしまったのだろう。


    自分たちよりも明らかに神格が上の領域なのは分かっているが、それでもトリィとプルゥは引き返すことはしない。

    ふたりは顔を見合わせて頷くと力強く羽ばたき、大好きな二人の顔を思い浮かべながら何もない空間へと真っ直ぐに飛翔した。



    勧められる酒も食事も断り続けているが、それも限界に近い。

    相手は“格上”……勝てる保証は無しに近いが、いっそのこと暴れてしまったほうが……と最終手段を考えていると、パリンッ!と何か砕けるような音が響き、周囲が騒めき出す。

    そしてそれと同時に感じた気配にキラとアスランは顔を上げ、庭へと飛び出した。

  • 63二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:56:20

    このレスは削除されています

  • 64二次元好きの匿名さん25/09/22(月) 23:59:24

    「トリィ!」「プルゥ!」

    名前を叫ぶと、黄緑と紫の2対の鳥がヨロヨロと二人の元へと降り立った。

    全身にヒビが入っており、キラはトリィを、アスランはプルゥを、静かに大切に抱きしめる。

    「なんて無茶を……!」

    「ふたりとも大丈夫か!?」

    『トリィ……(キラ達に言われたくないよ……)』

    『プルゥ……(だってこうでもしないとこれなかったから……)』



    はっとして振り向くと、先ほどまでの和やかな雰囲気はどこへやら、ピリピリとした空気が流れていた。

    「宴の最中に無粋な」

    「あれは九十九か?……これだから末端の神は」

    「せっかく主様がお招きになられたのにこのようなことをされるとは…」

    「無理矢理結界を破ることが何を意味するのか分かっておろうな」


    悪い神ではないのだろうが、勝手に招いてこちらの言い分も聞かなかったのはそっちだろうに。身勝手さは流石というべきか。

    一刻も早くトリィとプルゥを治してあげたいし、ここから出たいためキラとアスランは目の前の神とその眷属達を睨みつける。

    勝てる可能性はほぼゼロだが、それでも……と紫の瞳が緑色に、緑の瞳が紫色に妖しく光り始め、そして────



    「祠が荒らされたと聞いて様子を見に来たら……いやはや、どうにも穏やかな雰囲気ではないようだねえ」

  • 65二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 00:02:04

    『トリィ(キラ〜朝だよ〜)』

    「……あと5分……」

    『プルゥ(アスランおきて〜)』

    「………………………」


    トリィとプルゥに突かれながらのそのそと起き上がると、キラもアスランも寝ぼけ頭のままキッチンへと向かう。

    コーヒー(とカフェオレ)とピザトーストでのんびり朝食を取り、自分達の周りで仲良く遊ぶふたりを眺めながら、昨日のことを思い出していた。


    あの時、一触即発の寸前で突如現れた大鷹により状況が一変した。

    大鷹はキラ達のほうを向くとヒビ割れた二対の機械鳥に驚きの声を上げた。

    「もしや先日、私の落とし物を探すのを手伝ってくれたおちびさん達かな?」

    トリィとプルゥは力なくゆっくりと頷くと、大鷹はそんなふたりに優しい眼差しを向け、次にキラとアスランを見て、最後に神を見やるとうむ、と大きく頷いた。


    そしてハッと気がつくとそこは自分達の家の前であった。

    そして、先日のお礼もせねばなと言い、キラとアスランが抱えるトリィとプルゥに翼をかざすとふたりのヒビ割れは綺麗になくなっていた。

    「トリィ!」「プルゥ!」

    元気に旋回するふたりにほっと胸を撫で下ろすキラとアスラン。


    あの神の上司にあたる高位の神らしい大鷹さん(仮称)は迷惑をかけてしまったことを謝罪した。

    「色々とすまなかったね。あれらには私からしっかりと言いつけておくよ」

    「まあ無事に帰していただけたので……。それにふたりを治していただきありがとうございます」

     

    「それよりもあの人…神様達を怒らせちゃったみたいだけど祟られたりする?」

    「そこのおちびさん達には恩があるのでね。私の名にかけてそんなことはさせないよ」

    大鷹さんは最後にトリィとプルゥを見て、「良い付喪神だ、これからもそなたらに幸あらんことを」と言い姿を消した。

  • 66二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 00:12:34

    家に入り、よくやく解放された実感が戻るとそのまま倒れるようにベッドへと潜り、トリィとプルゥを抱きしめたまま朝を迎えた。


    「まだ疲れが残ってる気がする……そういえばシャワーも浴びてないや……」

    「どうせならどこか温泉にでも行くか?」

    「行く!!!」

    トリィとプルゥが僕達はまたお留守番?と聞くかのように見つめてくる。

    「ふたりも一緒だよ、旅館でのんびりしようね」

    「そうと決まれば急いで準備するぞ」

    「トリィ!」「プルゥ!」



    そして二人とふたりは2泊3日の温泉旅行をのびのびと楽しみ、お土産をたくさん買って家に帰るのだった。

  • 67二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 00:15:48

    これでも削ってまとめたほうですが、それでも5レス消費しました…
    別名トリィとプルゥの奮闘記ですね


    スレ主さんのお話も楽しみにしています!
    それと文字書きさんのアスラン誕生日話も大作になりそうでワクワクします!

  • 68文字書き いちか25/09/23(火) 06:43:44

    助かったから良いものの、まったく無茶しやがって…
    ふたりが健気可愛いのは勿論なのですが、今回はいつもよりだいぶ体張りに行ってて中々ハラハラしました
    これは人(神)助けしといて良かったとしか言えない…
    それにしてもこの手の気まぐれ起こすタイプの神さまはこういう時厄介で困りますね、身勝手で
    そしてその上役の鷹さん(仮名)がこの様子だと部下の暴走多くて地味に苦労してそうですよね…

    スレ主さん規制が大分酷いようで、思うようにならなくて大変そうだなと…

  • 69二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 08:08:56

    善行は良い事ですが結果良くないことに繋がるのが神様らしいですね
    トリィとプルゥの善行は良い事に結びついたようで神様次第としか言いようがないのですが
    トリィとプルゥの奮闘記大作になりましたね
    とても面白かったです
    最後に骨休め・羽休めもできてよかったね〜

  • 70二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 09:56:43

    【狛犬は2体で一対】

    そろそろ暑さが和らいできた夏の終わり
    土手を2人で歩いていると遠くで花火が上がっているのが見えた
    あまりに遠くて、「花火が上がってるねー」「ああ」くらいの会話をしながら通り過ぎた
    明日には忘れてしまうくらいのなんでもない出来事
    そのまま家に帰り、「まだくっつくとあついー」「なら離れろ!」とお決まりのやりとりをしながら1組の布団で眠りについた

    夜中、ふと目が覚める
    横にいるはずのアスランがいなかったからかもしれない
    探しに行くほど覚醒していなかったし、家から出ていないのは"分かる"のでうつらうつらしながら待っていた
    数分もすれば戻ってきたけどなかなか布団に入ってこない
    「寝ないの?」と僕から声を掛けることにした

  • 71二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 09:57:41

    「……起きてたのか」

    「君がいないからだよ。それより布団入りなよ」

    「……ああ」

    寝惚けているのか反応が鈍い

    それでももそもそと横になる

    アスランは1度寝たら途中起きることは稀だし珍しいこともあるものだ

    「…………俺は肝心な時……大事な人が危機に見舞われている時、いつも傍にいない」

    「急にどうしたの?」

    「……それどころか追い詰めたのは俺だったか」

    僕に話しかけているのかと思ったけど違うみたい

    僕じゃなくて遠い昔の僕らしい

    「守りたかったのに殺し合って、助けたかったのに敵対して、お前が殺されそうな時に傍にいない……」

    「守らなくちゃいけないのに、その為に力をつけたはずなのに……」

    何がきっかけかまでは分からないけど、これがアスランが遥か昔から溜め込んでいた心の澱だってことは伝わってきた

    なら僕も返さないと……聞こえてないかもしれなくてもね

    「強いから守らなきゃいけないなんてことはないんだよ。君だって守られていい、君だって頼っていいんだよ」

    言葉だけじゃ伝わらないかもしれないと優しく抱きしめて背中をあやすように撫でる

    「たまにはこうやって弱音を吐いてくれたらいいのに。多分明日の君は覚えてないんだろうな」

    おずおずと抱きしめ返してくれるアスランの方から寝息が聞こえてきた

    「おやすみアスラン。良い夢を」

  • 72二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 10:00:34

    キラのピンチにアスランが助けにくる、ヒーローみたいな登場はある意味お約束となっています
    本編でもこのスレでも
    でもこれってピンチになるまで来ないとも言い換えられるわけで
    更に言えば、ラクス(シルバーウィンド)カガリ(結婚式)の危機、母親(ユニウスセブン)父親(ヤキン・ドゥーエ)の死にも関われていないんですよね
    アスランがいると危機に陥らないというメタではありますけど、本人からすれば自分は蚊帳の外で溜まるものはあるでしょう
    それと狛治のセリフを使いたかっただけです
    本当は「俺は死んだって良かったのに。親父の為なら」の方を使おうと考えていたのですが、改変しても合わない気がしたのでやめました
    それと良い画像を見たのと、くっついて寝る話が上がっていたのでそれも入れたくなって入れました

  • 73文字書き いちか25/09/23(火) 14:55:19

    良くも悪くも盤面をたった一人で変えてしまうだけの能力がある分、展開上で敢えて味方側の危機を作ろうとすると省かれてしまうことが多いですからね
    それか、物凄いデバフを掛けられて本来の力を抑え込まれてることになっているか
    何れにせよ何も出来ない状態にされて、ギリギリまで直に関わることが出来ないというのが常になっている訳で…
    それらに関して思うところがあっても内省的な人物故に表に出さないけど、思うところがない訳ではないだろうというのは凄く解ります
    守りたくて守れなくて、というこのフラストレーションの蓄積が曇らせの正体なんだろうなとも

    それとは関係のないゲームでの話なんですが、誰かの為にと我が身を一切顧みない人物がいて無茶を繰り返すのでそれを心配する仲間に諫められるシーンがありましてですね…
    何だかどこかで見覚えのある行動してるヤツがいたなぁ、と思いながら見ていたのを思い出しました
    あと、諫める言葉が簡潔でとても刺さったので、機会があったらアレンジしてどこかで使ってみたいところです

  • 74二次元好きの匿名さん25/09/23(火) 22:20:45

    アスランも守りたかった、助けたかった、できることをしたかっただけでしたが、どこか歯車が狂い、間違え、自分がしたかったこととは正反対の方向に行ってしまいましたからね…
    アスランが一番許せないのは自分自身なんだろうなと

    なかなか表に出してくれないけれど、起きたらアスランは覚えてないけれど、でもキラがいてくれて良かったです。

    画像使っていただき大変嬉しいです!



    人と神の物事の見え方も価値観も全く違うよなと
    人に親身な神は寄り添ってくれるでしょうけど、そうではない神もいる。
    神様ゆえの傲慢さを少し出したかったです。

    もう少しトリィとプルゥ視点の話を書きたかったので、番外編としてそのうちお出しするかもです。

  • 75文字書き いちか25/09/24(水) 05:57:51

    不死スレまとめ、明らかにおかしい言い回しをちまっと修正+書き足しました

    総て書き上がるのはいつになるか分からないですが

    スレを読み返し、レスを元に解説文のようにまとめる事にしたのは殆ど自分の趣味ですが、上手く書けているかはまた別の話なのは言うまでもないです(遠い目)


    さて、すっかり涼しくなってしまってエアコンが要らなくなったのはいいのですが、朝晩の気温が急に下がって寧ろ肌寒いくらいですね

    10月もすぐ傍まで来ています

    金木犀が近所に沢山植わっているので、窓から入って来る匂いが今から楽しみではありますね


    実は>>73を出掛け前の勢いで書いてしまったのですが、そのせいもあって後から見たらなんか細かいとこがおかしいのは後生なのでどうか見逃して下さい

  • 76二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 12:16:36

    >>73

    簡潔というか表現力が足りないというか……もうちょっと深い感じに書けたらなあとは思ってます

    使えそうなら使ってもらえると初心者冥利に尽きます


    >>74

    神様の傲慢さは十分出ていたと思いますよ

    トリィ・プルゥの頑張りと大鷹さんに持っていかれただけで


    そう言えばタイトルが内容に全く関係なかったですね

    タイトル悩みすぎた結果よく分からないことに

    一応狛犬は狛治から

    狛犬って犬と言いつつ獅子なんで……とかニコイチっていいよねとかで深い意味はないです

  • 77二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 21:01:05

    規制を警戒して早めに保守しておきます
    次の話も書き始めないとなあ
    じゃないとアスランの誕生日話の方に頭が回せなくなる〜

  • 78文字書き いちか25/09/25(木) 06:14:17

    規制の何が困るって、一番はタイミング読めないところじゃないかと思うんですよ
    朝は恐らく6時くらいからっぽいのが濃厚そうですけど…

    朝涼しい、油断してると風邪ひきそうなくらいには
    それでいて日中はまだ30度近くまで上がるんですから、まだ半袖しまえそうにないですね

  • 79二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 13:57:31

    それが今日は早朝から規制入ってないんですよね
    タイミングが読めると規制の意味がなくなるのでランダムなんだろうとは思ってます

    主さんが奮闘記の番外編書かれるみたいで楽しみですね
    自分も次書くのはふたりの話の予定です

  • 80二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 18:15:12

    ここ最近は朝晩涼しくなっていますのでみなさん風邪など引かれないように気をつけくださいねー



    「アスラン……ちょっと肌寒いかも……」
    「これだとそろそろ寒いな。明日はもう少し厚手のものを出すか」
    「うん。ねえ……」
    「はいはい、ほら」
    「ありがとう。ん〜やっぱり暖かいね」
    「寒いならちゃんと肩まで布団をかけろよ」
    「アスランは?」
    「俺はお前で十分だ」
    「そっかあ。それじゃ、おやすみ」
    「ああ、おやすみ」
     

  • 81二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:07:10

    せっかくなので他にもいいなと思ったやつ置いておきます。


    秋バージョンの一緒におやすみ画像です

    ファイルなう - アップロードされた複数のファイルIMG_2208.png, IMG_2206.png, IMG_2226.png, IMG_2225.png (6.44 MB)d.kuku.lu
  • 82文字書き いちか25/09/26(金) 05:46:44

    ー―藍より出でて藍より青しー―

     藍色と紺色は材料になる染料が一緒なのを知っているだろうか。
     藍という植物から取れるこの染料は染めの浅い内は緑味を帯びた青色なのだが、何度も染めを重ね繰り返すとやがて紫を帯びた濃い青色へと変わっていく。
     ー―彼は、そんな藍色がとても似合う人だった。
     柔らかい笑顔と穏やかな声の印象的な人で、時折物憂げに遠くを見ている時もあるけれど、普段は澄んだ蒼天を思わせる…そんな人だった。
     彼を自分の所属している部署で見掛けることは殆ど稀だったけど、その彼が常在戦場とばかりに平和の為にMSで戦場を飛び回っているなんて、都度提出される報告書を何度読んでも信じられなかった。
     数多の戦場を駆けたヤキンの英雄の一人、その印象からは程遠い謎の多い経歴も彼を色付けるには程遠い。
     今日は珍しく制服姿の彼を見た。それは白色を基調にした指揮官職を示すものだ。
     …彼は准将というその年齢にしてはとても重い役職にいた。
    「これが今回の提出分。いつも書類を取りに来てくれて有難う」
     ふわりと微笑みながら手にした報告書の束をこちらに寄越してくれる。
    「こういう雑事は従卒にさせればいいんですよ。何故お付けにならないんですか?」
     何気なく言ったら何だか困ったような顔をされてしまったので、出過ぎたと気付いて一言謝ってから自分はその場を辞した。
     次にその姿を見掛けたのは、彼が年の頃が同じくらいの青年と一緒に歩いている時。
     それは組織内では割と名の知れた有名人だった。
     彼と肩を並べて戦ったとされる英雄で親友、別組織にいるが彼に会う為にミレニアムによく出入りしているとは聞いていた。
     噂で聞いた以上に整った見た目の…喩えるならそれはその髪色の濃紺色の天鵞絨を広げた夜空のようで、並んで歩く姿に何故か藍の染め過程のグラデーションが見えた気がした。
     そして、その腕にじゃれつく彼はよく見掛ける姿とは違い、歳相当に見えて何故かとても安心したのを覚えている。
     故に、あまりに完成した世界過ぎて何人も入り込めない空気に、彼が従卒を持たない理由をも薄っすらと察してしまったのである。

  • 83文字書き いちか25/09/26(金) 06:20:10

    こんなところで、何故かコンパスの事務方所属のモブさん視点からのお話をひとつ

    視点にしたのは色でものを譬える人物という設定で、事情は知らないまでも遠巻きに何かを察して心配しているような感じの人、という想定にしてあります

    今回、最初から色に関する話を書こうと思っていたのですがいつもの二人の視点では中々しっくり来なくて、気付いたらモブ視点になっていました


    文中にあるように、藍は染め重ねると最終的には紺色になります

    同じ染料から出来る色ですが、緑味を帯びた青が紫を帯びた深い青になるというところが何というか…言語化出来ない何かを感じたというか、そんなところからちょっと書いてみました

    なので、タイトルの故事にはまったく関係ないですねw

    この話は、最近アスランの髪色を濃紺色と書く人が自分以外にいないのではというくらい見掛けないのに気付いたところから始まってて、検索したら出て来たのが上記の藍の染色過程だったという…

    キラのパーソナルカラーはどっちかというとシアンブルーなのですが、今回は都合もあって敢えて藍色と喩えています


    >>80

    >>81

    ………(床を萌え転がっている)

    萌え死ぬかと思いましたが、何とか生きてます

    それと、言いたいことはあったんですが語彙が空中分解しました

    尊いってこういうのを言うんだと思うんですよね

    というか、他に良い言葉がないんですが…色々吹っ飛んで

  • 84125/09/26(金) 13:52:43

    >>80

    おねむな秋もいいですねー

    甘々な空気が美味しいです

    >>81

    ここまでガッチリ抱きしめていたら、起きた時自分にビックリしそう……うちのとこならですがね

    主さんのとこは自然にやりそうだなあ

    チラッと目が開いているのが寝起きっぽいですね


    >>82

    自分は藍色と言ったり紺色と言ったり、合わせたい物によって言い方がまちまちですねえ

    実は1回目読んだ時、アスランの話かと勘違いしてました

    2回目読み直してキラの話だと気づきましたが

    藍色=アスランで頭が固まっていたようです…読解力が足りない証

    階級を考えるといて当然のはずですが、人に頼れなくなっている種自由の頃のキラにはいそうにないですね

    本編では修正後ならつけ……人手不足で無理そうという印象もあります

    こちらの世界線では2人で完結した世界に耐えられるか空気読めないタイプでもないと厳しそうですね


    遠巻きに眺めるくらいが1番いいポジション

    こういう、後方で腕組んで頷いてそうな人が付いてくれるとキラの負担も減りそうなんですけどね

  • 85文字書き いちか25/09/26(金) 17:13:04

    >>82

    補足として…

    思い付いた勢いだけで殆ど校正入れずに書いていたせいか、読み返したら直そうと思ってたところがそのままになってて穴穂って埋まりたくなったのは内緒

    それと、色は濃紺ではなく普通に紺色ですね…濃紺だと紫味が強過ぎて違う色でした

    記載した通り、藍色は染色を重ねていくと最終的に紺色になりますが、これは染め物としてはとても手間が掛かるそうです

    そしてこれ以上濃く染まらない状態でもあるので、つまりそれって実質黒と同じなのでは?みたいなことを考えたりとか…

    それから、よく考えたらパーソナルカラーも相手の瞳の色味が入っているんですよね、この二人って

  • 86二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:14:24

    おねむな二人です!
    睡眠の秋ともいいますからねー



    自分もアスランは藍色とか紺色って言ってますね
    正直に言いますと藍色と紺色の色の違いをあまり分かってなかったです…
    なるほど…とても勉強になりました。

    緑味を帯びた青がキラ、紫を帯びた深い青がアスランをイメージされてるのもいいですね…お互いの色が入ってるのが…
    モブさんはいわゆる共感覚者でしょうか?

  • 87文字書き いちか25/09/27(土) 06:34:14

    >>84

    アスランは瞳の色が彩度の高めの緑なので、イラストにする時は髪の色よりそちらに合わせて色を選ぶことになりがちっぽい気はします

    なので緑寄りの色である藍色のイメージが付いていたの自体は、ある意味納得ではありますね

    従卒に関しては、将官以上は寧ろ居て当然居ない方が不自然、くらいのものらしいとは階級周りを調べた時に知りました

    ただ、人員がいてもそれがこなせるのは、この入り込めない空気の中、良くも悪くも耐えられる人じゃないと無理というのは断言できる気がします

    確かにそういう意味では、無名の一兵卒や一職員くらいの立場で眺めているくらいの距離感が一番楽なのかも知れません


    >>86

    そうですね、一応は共感覚の持ち主のつもりで書いてました

    藍と紺について調べた結果何とも言えない感じに滾ったので、この何とも言えない感じが伝わってくれたのなら幸い

    あとですね、丁度中間の色に「紺藍」っていう色もあったりするんですよ…(和色とWebカラーでだいぶ色味違いますけど)

  • 88二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 14:30:15

    言われみて藍と紺の違い分かってないなと色見ました
    アスランの髪色は紺色かなあとなりましたが、イメージは藍色なんですよね
    瞳の色もイメージに纏まっているからなんでしょうかね

    共感覚?となってそちらも調べましたけどそんなのあるんですね
    知らないことを知れて勉強になりました

  • 89二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:30:58

    トリィとプルゥの話書けました!
    これは残り画像入れたら寝かせておきます
    これで次のネタ…アスランの誕生日話に掛かれそうです

  • 90二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:39:57

    共感覚は自分も以前に別の漫画で知ったんですよね


    今回のモブさんは綺麗な色で見えたから良かったですが、一歩間違えると色んな色が無造作に混ぜられたようなぐちゃぐちゃな黒とか、人によってはやばい匂いや味とか感じる可能性も…



    >>82

    この二人の世界に入り込むことなど誰にもできませんからね


    これまでになかった雰囲気のお話でとても好きです!

  • 91文字書き いちか25/09/28(日) 05:50:25

    自分は、とある楽曲聞いた人がこの音はピンク色だのレモンイエローだのと言うのを聞いたところから共感覚を知りました
    まるで意味だか解らなかったのを思い出します…(遠い目)
    うわぁ、人によってはそんな事になるんですね

    機械人形のお話の方はあの辺りから終盤に向けての先の展開のシーンがバラバラの断片状態で台詞とト書きのメモになっているので、その辺りの整理をしつつ書くような状況になっています(前半はもっと遊びがありました)
    要は以前漫画を描いていた頃に身に付けた、プロット形態の書き方の文章版みたいな感じです…
    今回はここから肉付けして整えていくことになります
    雑なメモとどっちが良いかは状況に拠るとは思うのですが、人物の暴走が起こりづらいのが一番の利点ですね
    因みに藍より青しの方は、雑なメモからの書き起こしです
    というか、色に関するメモしかなかったんですがw

  • 92二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 14:19:53

    絶対音感持ちの人がなんでも音階で聴こえる?みたいな話なら聞いたことがありますが、これも共感覚の一種なんでしょうね

    機械人形の話を急かす気はありませんが話題が乏しいので自分の寝かせた話の没タイトルでも
    【できるけどやらない】です
    まんますぎかなあ?と思ってタイトルは変えました

  • 93文字書き いちか25/09/28(日) 19:06:43

    絶対音感は幼少期の訓練などから得る後天的な能力ですね、確か
    共感覚は色覚や聴覚など複数の感覚が連動するもので、こちらは特に訓練して身に付けるような能力ではないようです
    ただ、共感覚と絶対音感を同時に持っている人は割と多いとは聞きますね
    確かに、ひとつの感覚から複数の情報を拾っているという点ではよく似たものだとは思います
    自分もそういう能力ないので、完全に分からない世界ですけども

    割と真面目に機械人形の話って長いんですよ…
    ネタの段階ではそこまでじゃなかったんですが
    話全体の道筋作ったところで、もしかしてこれだいぶ長くね?と気付きましたけど後の祭り
    最初に思ったのの倍くらいにはなってますしね、現状でも
    見積り段階でも、夜の帳と張り合う文章量なんで
    まったく、これだから基本長編書きは…(遠い目)

  • 94二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 04:29:12

    保守します

  • 95文字書き いちか25/09/29(月) 04:36:18

    「有難う、折角だしお言葉に甘えさせて貰うね」
    そう言って、こっちこっちと先導をする彼の後ろに付いて別室へ案内されることにした。
    誘いを断らなかったのは、遣り取りをしたことで訊きたいことが出来てしまっていたし、態々それを断る理由もなかったからだ。
    奥の部屋から延びる廊下には少しだけ傾いた日差しが差し込んでいて、先を進むルゥの身に着けている背中留めのブラウスの隙間から配線が座面の裏に格納されている機材に繋がっているのが見えた。
    ……やっぱりこの子は作り物なんだな、と改めて思う。
    「……ねぇ、キラとアスランは何か知ってるの?」
    ふと、静かな廊下を微かに車輪の摩擦音と足音が響く中、ルゥの声がそう問い掛けてきた。
    「…え」
    やっぱり、さっきの会話を聞かれてしまっていたんじゃ…。
    思わず足を止めると、微かに軋むような音がして車椅子も止まる。
    「シドが古い技術に興味を持ってる人をお家に呼んでるのはいつものことなんだ。だから二人もそうなんだと思ってるけど、違うの?」
    想像していたのと違う言葉が出て来たので、少しだけホッとしたけどこちらを見る目は不安そうなのが妙に気になった。
    「あのね、お願いがあるんだ。シドが何かをお願いしてきても断って欲しい。…たぶんそれはボクには必要ないことだから」
    シドさんが再現出来ないという始祖の技術、それは現在の人類が喪失した古い技術そのものの一部だ。
    人形師としての彼がそれを欲するのは無理からぬ話なのも僕には理解出来た。
    「…何故必要がないと思うんだ?」
    そう問い掛けるアスランの声に、さっきまでの屈託のない表情が嘘のように思い詰めた目で答える。
    「シドはね、ボクに自由に歩けるようになって欲しいんだって。でもそんなのボクは要らないんだ。…だってそうでしょう?ボクはシドと一緒にいるだけで十分なんだ」
    ルゥの言う通りなら、彼が僕たちに話し掛けてきたのもその一環だったんだろう。
    …偶然とはいえ僕らが探していたものを持ち合わせているだなんて、流石に気付いてなんかいなかったのだろうけど。
    だけど、そうすることで得られる恩恵をルゥは欲しくないのだという。
    「…そしたらずっと、シドの傍にいられるんだから」
    心の底から絞りだしたようなそれは、思わず言葉に困るほど切実な声だった。

  • 96文字書き いちか25/09/29(月) 05:03:16

    ちょっとずつですが、機械人形の話の続きになります
    自分がクララだって言ってた部分はまだ先なのですが、別な意味でこれもそれっぽいところかもなと思いつつ…

    急かされてるつもりはないですが、お蔵入りさせない為にもこっちもペース上げるしかないというのはあるんですよ…
    これで何とか中盤折り返しそうな感じってところですね
    後半は、ここまで物語の観測者だった二人にも少し動いて貰わないといけなくなるくらいには大変にはなります
    割と目の前にアスランの誕生日もあるけど、出来るだけ早めに完結させたい所存

  • 97二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 14:22:34

    ルゥが歩けるようになってもシドとは一緒にいられると思いますが、シドはもしかしたらいつか訪れる自分の死後、ルゥが自由に生きられるように…と考えてたり…と色々と想像しました。

    キラとアスランが動くということは恐らくあの蛇男が動くんでしょうかね…
    楽しみにしています。

  • 98文字書き いちか25/09/29(月) 18:21:49

    その後、シドさんの待っている部屋まで案内して貰った僕らは出されたお茶とお菓子を頂きながら暫く話をすることになった。
    彼との話題はルゥの言っていた通り、失われた技術に関するものばかりではあったけど…ルゥの手前、興味があるだけの機械弄り好きの会話の範囲に留めて様子見をする。
    勿論ルゥからのお願いの方も上手くはぐらかして、今のところは保留といったところだけれど…。
    そうしてかなり日が傾いてきたこともあり、僕らはまた来ることを約束して一先ず家に帰ることにした。
    「また来るよ、実は君に友達になって欲しい相手がいるんだ」
    車椅子に座るその目線の高さを合わせながら、僕はルゥへとそう告げる。
    きっとふたりを気に入ってくれるし、仲良くなれるだろうと思えたから。
    「ともだち?他に誰か連れて来るの?人間?」
    不思議そうに問い返してくるその言葉に微笑んで簡単に説明する。
    「んー、人間ではないね。でも僕たちの大事な家族なんだ」
    「キラとアスランの家族…ともだち…」
    反芻するように呟くその様子はやっぱり幼い子供みたいだった。
    「そうだよ。でも正直、僕たちも親友というかほぼ兄弟だし家族みたいなもんだけどね」
    「おい、理解が追い付いてないところに色々言って混乱させるな」
    にこにこと笑う僕を呆れたような声でアスランが小突いてきた。
    「よくわからなかったけど、嘘を言ってないのだけはわかるよ」
    僕らの遣り取りに一瞬きょとんとした後、ルゥは曇りのない無垢な笑顔でそう言ってこちらの手を握り返してくれる。
    玄関先まで見送りに来てくれたシドさんは、また来ると約束したにも拘らず不意に別れを惜しむように軽くハグをしてくると僕たち二人にだけ聞こえるよう小さく何かを囁いて、そのまま何気なく体を離した。
    一瞬聞き間違いかと思ったけれどルゥも近くにいるので訊くことも出来ず、そのまま手を振りながら僕たちは彼らに背を向けて家路につくことになった。
    そして…。
    「……さっきのシドさんの別れ際の言葉、お前はどう答えるつもりだ?」
    ほぼ無言で帰る工房からの帰り道、アスランが静かに訊ねて来る。
    夕暮れの空は見る間に日が傾いて、空の端には既に星が見え始めていた。
    「ルゥが気を許してくれたから大丈夫だって思ったんだろうけど、でも…」

  • 99文字書き いちか25/09/29(月) 18:23:40

    知り合って間もない相手ににまさかあんなことを言われるとは思わなくて、未だに当惑したままの僕は彼からの問いにそう返す。
    アスランの方もまた僕と同じような事を思っているのか困惑しているみたいで、途方に暮れたように小さく息を漏らした。
    「もし自分に何かあったらルゥを引き取ってくれ…か」
    それは余りにも思いがけないお願いだった。彼が傍から離れないのもあって、あんな形で持ちかけるしかなかったのだろうけれど。
    「有限の時間の中を生きるのが本来の人間の在り方だからね。でも、その愛情を受けて命を得た者の命は……」
    僕は自宅で留守番をしているだろう小鳥の姿を模した小さなロボットであるふたりを思い浮かべた。
    トリィやプルゥが自我らしきものを得て僕らと意思疎通するようになってからかなり経つものの、彼らの寿命はまったくの不明だった。
    物としての寿命はとっくの昔に尽きているはずなのに、ふたりは未だに健在で今も元気に飛び回っているのだから。
    だから、恐らく同じ付喪神だろうルゥもきっと…。

  • 100文字書き いちか25/09/29(月) 18:36:21

    これにて、前半分きっかり折り返しになります
    朝まで投下せずに抱えてようかと思いましたが、後も詰まってますので…ということで
    段々とシリアスな話になって来て空気が重くなり始めましたが、皆様付いて来られてますでしょうか
    こういう路線の方がやっぱり性に合ってるのか、割と筆の進みが良くて困ります
    自スレで書いてるラブコメやほのぼのだって書くの好きなんですけどねー
    ある程度この手の話のテンプレを踏襲している部分もあるので何となく先が読めてしまう部分もあるかもしれませんが、このまま先行きを見守って頂けると助かります

  • 101文字書き いちか25/09/30(火) 04:19:51

    あっちこっちに規制の被害が地味に出ているようで…やれやれですね

    時間も押してることですので保守代わりに雑談を
    実は機械人形の話のネタ元というかヒントにしたのは千年の独奏歌というボカロ曲でして…
    歌詞で薄っすらネタバレみたいな感じになってしまいますが、少なくとも二人が関わって来る範囲には含まれていないので問題なしとします
    これ自体、大体想像出来る範囲だと思いますからね

    それとアスランの誕生日用の話の方ですが、ざっくり見積もってたぶん4000文字くらいになるかなと言ったところです
    無論間に合わせる気で行きますが、どうなることやら…

  • 102二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 11:23:46

    携帯回線はいつものことですが、昨日の夜はWi-Fiもダメで焦りました…
    心臓に悪い…


    (ダイスが上手く出なかった…)

    「あ、僕は成功だ」
    「俺はまた失敗…だがファンブルしなかっただけ良しとするか…」
    「今回出目が良くないねえ」
    「ロスト率も高いそうだしどうなるか…」
    「例え君がおかしくなっても僕は君の味方だからな ね。あといなくなるときは一緒だよ」
    「TRPGの話だぞ」
    「ゲームだろうが君と僕はずっと一緒なの!!」
    「はいはい分かった分かった。それじゃあ続きやるぞ」
    「うん。でもやっぱり生きて一緒にいたいから頑張ろうね」
    「そうだな」

  • 103二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 13:42:01

    感想書いてから……と思っていたのに寝落ちしました


    ルゥの、シドとずっと一緒にいたいから歩けなくていいと思っているのが切ないですね

    多分歩く=自由を手に入れるみたいな理屈がルゥにあるんでしょうけど

    自由というものに負の印象がありそうですね

    二者択一ではないと気づけた時が楽しみです


    着々と不穏な気配が近づいてますねえ

    シドは自分の死後を見据えてルゥの今後を考えているみたい?

    ルゥはそこを理解出来てなさそうなのですれ違ってるんでしょうけど……寿命という解決が難しい問題なのがなあ


    >>102

    可愛い!

    ゲームでも一緒というのがらしいですね

    神話と科学のオチを思い出しました

    あれは狙ったわけではなかったですけど

    楽しく遊べているようなら何よりですね

  • 104二次元好きの匿名さん25/09/30(火) 21:45:32

    スレも半分まできたのに自分はまだ1本しか出してない事実に慄いてます
    ほとんど文字書きさんの機械人形と主さんの画像やお話ではないですか……とはいえ焦ってもすぐ何か出てくるものでもないのですが
    ……やはりCoCにキャパとられてるのもありますか
    それとアスランの誕生日話の構想もまだ浮かんでないのですよ……どうしよう
    文字書きさんが大作をだしてくれるようなので自分も頑張りたいとは思ってます

  • 105文字書き いちか25/10/01(水) 04:58:53

    規制で思うようにCoCスレが進められないのが割と大きいんだと思いますよ
    スレ主さん、気になる事があると別のものに手を付けられなくなるところがありますからね…(ここ一年での所感からして)

    自分もネタ降りて来なくて閃くまでネットの海彷徨ってたくらいですから
    まだ月末まで時間はありますから、現時点では焦ることはないと思いますね
    それとこちらも去年は自スレがなかったのでハロウィーンの方まで余力ありましたけど、今年はちょっと判りません
    なので、そちらはほぼ出たとこ勝負になりそうです

  • 106二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 13:40:04

    ハロウィーンもあるんですよね
    去年はハロウィーンから逆算してアスランの誕生日話が出来たのですが今年はどうなるやら

  • 107文字書き いちか25/10/01(水) 19:15:09

    >>102

    これはこれで手描き感のあるダイスじゃないかなって思いました

    ちまっとしてて可愛い

    ゲームでだって一緒がいい、が実にらしくて微笑ましい台詞

    そうだね、君たちはいつだって二人で一つの二重星なんだから…

  • 108二次元好きの匿名さん25/10/01(水) 22:41:23

    すごく短めな話を書いてみました
    寝落ちしそうなので画像入れて明日にでも……

  • 109二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 00:06:34

    >>103

    ありがとうございます!

    スレ主さんのスレをイメージしながら書きました。



    >>107

    二重星…いい表現ですね

    デフォルメはそれだけで可愛さ倍増してくれるので…



    いつものごとく、アスラン誕生日はまだ手をつけてない…何書こうかなあ…

  • 110文字書き いちか25/10/02(木) 06:10:14

    余談になりますが…
    二重星は、肉眼では一つの星だけれど天体望遠鏡で見ると二つの恒星が寄り添うように並んでいるもののこと
    これには重力に拠って互いの周囲を周回しているものと、距離が違う離れた位置にあるものが偶然並んで見える見た目だけものの二種類あります
    この喩えでは勿論前者の方ですね

    まぁ、まだ焦る時期じゃないですから
    ネタはある時突然に降りて来るものですし…
    それに、こちらは去年同様にワンドロで一枚用意したいのと自スレの分もあるので早め早めでエンジン掛けただけですしね、自分いつも間際で追い込まれてるので(遠い目)

  • 111文字書き いちか25/10/02(木) 15:43:34

    保守代わりに雑談しますか

    10月の誕生石と言えばこのスレだとトルマリンのイメージかと思いますが、オパールもまた誕生石とされています
    オパールと言えば乳白色の石の中に虹のような色合いが浮かんで見えることで有名ですね
    石の色から蛋白石とも呼ばれます
    また白っぽいものが有名ですが、黒いものとかもあるそうですよ

    とまぁ、こんな感じで

  • 112二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 19:23:03

    【月は月でも】


    秋の天気は変わりやすい

    お昼までは晴れていたのに、夕方、急に雲が増えて土砂降りになり、夜には晴れるなんてのはよくあること

    天気に振り回されるのに最初はなれなかったものの、地球に住んで幾星霜。もうすっかり当たり前になった

    「今夜は月が綺麗だねー」

    「満月でもなんでもないぞ。強いて言うなら半月か?」

    「満月じゃなくてもいいの。いつもはけぶって見えるのに今日ははっきり見えるんだよ」

    「雨で空気中のチリでも落ちたからだろう」

    「もう!風情がないなあ」

    「悪かったな、だが言いたいことは分かった。確かにいつもより月がよく見える」

    「でしょ?」

    ふたり揃って同じ気持ちで見上げる月は、さっきまでより輝いて見える気がする

    そんなたわいないことをいつまでも大事にしたいと思う夜でした

  • 113二次元好きの匿名さん25/10/02(木) 22:07:57

    先月末、月が綺麗に見えたのが印象に残りました
    まあそれだけの話です
    満月や三日月や新月、下弦や上弦の月など特徴的な月ではなかったけれど、町中ではっきりと綺麗な月が見えるのは中々貴重です
    夏目漱石は全く関係ないです……そもそもあれは単体で意味があるとは思ってない人です

  • 114文字書き いちか25/10/03(金) 05:41:21

    コロニーなどの調整された環境では雨がいつ降るだとか気温がどれくらいだとかスケジュールが決まってそうですからね(予定表とかありそう…)
    ましてや軍や組織から離れて二人だけで自活する生活となれば、自分たちの予定と天気が合わないなんて幾らでも出て来る訳で…
    月が綺麗に見える晩、珍しくはあってもありきたりなそんな日も二人で見れば少しだけ特別
    そういうのが”幸せ”なんじゃないかなと、思わなくもなかったりします

    そもそもそれは夏目漱石の翻訳前の単語ががわかってる人に言わないと通じないですからね…

  • 115二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 14:07:57

    日曜日に試作してから誕生日話に手をつけたいところです
    今年も方向性は同じにします……毎年毎年変えることもないかなと思いまして

  • 116二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 20:27:20

    【トリィとプルゥの奮闘記 出会編】



    早朝という人気のいない時間を狙ってトリィとプルゥは飛び立つ。

    木々の間をスイスイと飛行していると、空が明るみ始めたのでふたりは家に戻ろうと方向を変えた。


    その時、この辺りでは見かけたことがない鷹が低空飛行でウロウロとしており、トリィとプルゥは顔を見合わせる。

    「わあ!おおきなタカさんだね」

    「そうだね、何か探してるのかな?」

    「たいせつなものだったらたいへんだ」

    「よし、声をかけてみよう」


    ふたりがゆっくりと近づいていくと、大鷹が顔を上げる。

    「不思議な気配が近づいていると思ったら…可愛らしいおちびさんたちだね。…ふむ…君たちは付喪神かな?」

    「「わあ!しゃべった!」」

    「ふふふ。機械の鳥が自我を持つのだから、鷹が人の言葉を話しても不思議ではないだろう?」


    ふたりはなるほど…と頷いた。

    気配は普通の鳥に感じられるけど、きっと自分たちみたいにちょっと違うものなんだろうなと思う。

    けれど、悪いモノではないことだけは分かったふたりは、さっきからどうしたの?何か探し物?と尋ねた。

    「実は大事な首飾りを落としてしまってねえ」

    探しているのだけれど見つからないんだ…と大鷹はシュン…と頭を下げる。


    この辺りは木々が生い茂っており、大きな体では狭いところまでは探しにくいのだろう。

    トリィとプルゥはそれなら僕/ぼくたちも手伝うよ!と手を挙げるかのように翼を上に広げると、大鷹は一瞬目をキョトンとさせると、それではお言葉に甘えようかなと穏やかに笑った。

  • 117二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 20:37:12

    「本当にありがとうねえ」

    「「どういたしまして」」

    大鷹の嘴にはキラキラと光る綺麗な水晶がついな首飾りが咥えられていた。

    あれからみんなで探して、上空からでは見えにくい木の枝に引っかかっているのをトリィとプルゥが同時に発見した。


    何か礼を……と大鷹が言いかけたところで、トリィとプルゥがはっ!顔を上げた。

    「あ、キラとアスランがよんでる!」

    「もうこんなじかんだったね」

    「ごめんなさい大鷹さん、僕たち行かないと」

    「たいせつなくびかざりみつかってよかった!」


    ふたりがまたねー!!と言って大慌てで帰る恩鳥のちびっ子たちを、その大きな翼を振りながら見届けると大鷹も方向を変える。

    お礼をしそびれてしまったが、またすぐに会えるだろう。

    そう確信めいた予感を胸に抱き、遥か上空へと飛翔し、そして姿を消した。




    「お帰りなさいませ、主」

    「うむ、戻ったぞ」

    「何か良い事でもありましたか?」

    「お前には隠し事はできぬな。いやはや、たまには足を伸ばして遠くへ散歩に出掛けてみるものだな。それと済まぬが、これを直してくれぬか?」

    「かしこまりました」

  • 118二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 20:40:16

    【トリィとプルゥの奮闘記 突入編】


    何もない空間へと勢い良く突き進むと、何かに阻まれるかのように、上から押さえつけられるかのように、小さな全身が重くなった。
    それでも尚、前に進むとその重圧は益々強くなり、全身からピシピシと音がした。

    くるしい、いたい

    どれくらい進んだのか、あとどれくらい進むのかわからない
    けれどトリィとプルゥは止まらない。
    だってキラに、アスランに、会いたいんだ。

    キラとアスランの顔を強く思い浮かべながら、ふたりは二人が手を繋ぐみたいに片方の翼を重ね合わせ、持てる力をすべて使って前進した。

    そして、パリンッというガラスが砕けるような音がしたと思ったら襲いかかっていた重圧がなくなり、目の前の風景が変貌する。
    そして、今まで薄かった二人の気配を強く感じた。

    ふたりがぼくたちをよんでいる!

    トリィとプルゥはフラフラになりながらも、力強く一直線へと飛んで行くのだった。

  • 119二次元好きの匿名さん25/10/03(金) 20:50:56

    >>112

    風情が欠けてるいつものアスランに笑いつつも静かで穏やかな二人の話に心がほわほわしました。

    自分も以前似たようなことを書きましたが、たわいもないことを二人で共有できること、簡単そうで意外と難しい…それが何より大切なことだと思います。


    プラントや月などの管理された天候ではなく、本当に自然のあるがままの天気ですからね

  • 120文字書き いちか25/10/04(土) 05:18:24

    ――それから数日後、俺たちは再びシドさんたちに合うべく洋館の立ち並ぶ住宅街へと向かっていた。
    「ふたりに会わせてあげるって約束しちゃったしね」
    そう言いながらキラが上着の中から顔を覗かせるトリィとプルゥの頭をそれぞれ指先で撫でている。
    ふたりは俺たち二人の手から作り出された小鳥を模した手乗りサイズの精巧なロボットだった。
    長く共に過ごす内に機械の範疇を超え何やら意思などを持つようになってしまったが、俺たち二人にとって家族とも呼べる大切な存在だ。
    くすぐったそうな仕草をするふたりは暫くキラから気の済むまで撫でられた後、目的地に着くまで大人しくパーカーのフード部分に隠れるように収まった。
    今の世界では彼らは精巧に出来過ぎていて、どうしても悪目立ちする。
    まぁ、あの当時でも少し行き過ぎ気味だったらしい事については、それはそれとしても…だ。
    「ねぇ何か…焦げ臭くない?」
    シドさんの工房のある区画へ近づくにつれ、何か嗅ぎ慣れない焼け焦げた臭いが漂っているのに気が付いた。
    キラも同じように気が付いたらしく、俺にも気付いたかとこちらの上着の裾を引きながら訪ねて来る。
    恐らく自分だけの気のせいではないのを確認し立ち並ぶ屋根の上に目を遣ると、少し離れた先から黒っぽい煙が細く立ち上っているのが見えた。
    「まさか、こんな住宅街で火事か?」
    騒動とは無縁そうなこんな場所で…。
    妙な胸騒ぎがした。煙の発生源だろう方角へと向かうがこの方向は確か…。
    「嘘、あれってシドさんの工房じゃない!?」
    嫌な予感というのはどうしてこうも当たるものなのだろう。
    目の前には火の手の上がる人形師シドの工房。しかも閑静な住宅地なのもあって通行人も漸くこの状況に気付き始めたくらいには人気がない。
    彼の工房はこの区画に建つ殆どのものとほぼ共通で周囲を庭が囲んでいて、幸いにして隣家との距離は少し離れている。
    だが、当の家主のシドさんやルゥの姿が何処にも見えなかった。つまり彼らはまだ工房の中にいる可能性が高い。
    更によく見ればまだ炎は建物全体を包んでいる訳ではないようで、捜せばまだ無事な二人を見付けられる可能性はありそうだった。
    それならば、猶更こんなところで呆然と立ち尽くしている訳にもいかないだろう。
    玄関脇に旧式の水道栓と蛇口、水撒き用だろうバケツなどが置かれているのに気付いたのもあって、俺はその場で腹を括った。

  • 121文字書き いちか25/10/04(土) 05:53:34

    さて、機械人形の話、緊迫の後半へ突入になります

    いきなりクライマックスと言うほどではありませんが、やっぱり第三者である以上は事態がこうして勝手に進んでいることだってある訳で…

    そんな訳で多少荒事があるので視点をアスラン側へ移動しましたが、恐らくこの先は視点が都度入れ替わる事になるので少し読みづらくなる可能性もあるので注意です


    >>116

    >>118

    ふたりの話の前日譚と、後日二人を慕って無茶を承知で結界内に飛び込んだ時の健気可愛い頑張るふたりの二本立てですか

    ほのぼのしてて童話みたいな大鷹さんとの出会いに和んでたのも束の間、真面目なのが来て温度差に遣られました

    流石過激派、二段構えとはぬかりがない

    ふたりの可愛いところがこれでもかと詰め込まれてて、ブロマンスさん本当にこの子たちが好きなんだなぁと伝わってきて、とても良かったです

  • 122二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 14:22:43

    >>116

    大鷹さんとの出会いはふたりから声を掛けたんですね

    困っている鳥を見過ごさない優しさと2人に呼ばれて急いで帰るところが良かったです

    絵本のような可愛い雰囲気のお話でした


    >>118

    突入編では一転してシリアスに

    ふたりの頑張りがとても伝わってきました

    壊れかけてでも2人に会いたいんだという気持ちがいいですね


    >>120

    ここから一気に物語が動くぞという感じがしました

    無事にトリィとプルゥがルゥに会えることを願ってます

    燃やして終わりとは思えないので、もうシドさんと蛇男は対峙してるのでしょうね

    間に合うことを祈っておきます

  • 123二次元好きの匿名さん25/10/04(土) 18:41:36

    工房にはたくさん大切な部品や機材があると思いますし、何よりシドとルゥの大切な家なので全焼は免れそうで良かった…


    でも一気にシリアスモードに突入したので、この先どうなるか気になります。

    シドが怪我してたり、ルゥが連れ去られたりしたら…



    >>121

    ありがとうございます!

    自分も書きながら二人とも可愛よ!!壊させてごめんね!!と一喜一憂してました。

    そう言ってもらえると感無量です!


    >>122

    ありがとうございます。

    キラとアスランもえらい目にあってるので、トリィとプルゥもそれに近いことが起こってもおかしくないだろうなと。

    ただ、二人みたいに襲いかかられるというイメージはできず、自分達の行動の結果壊れかけるかなと思いました。

    何があっても治るという結果が見えていたので書けたのもあります。

  • 124二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 03:39:47

    ひとまず保守します。

    睡眠、食欲は書いたのでせっかくなら運動の秋も書こうかな

  • 125文字書き いちか25/10/05(日) 04:08:23

    「この様子では助けが来るのを待っていては間に合わないかもしれない。中へは俺が行く。キラは通報と…近くに不審者がいないか見ていてくれ」
    その言葉にハッとしてキラがこちらを向いた。
    「ダメだよ、アスランだけでなんて。僕も一緒に…」
    止めるように腕を掴まれるが、今はそれどころではない。
    「いいから、俺の言う通りにするんだ。役割分担くらい解るだろう!?」
    恐らく火の不始末などより不審火の確率の方が高い筈で、建物は古いこともあって木造部分も多いので火の回りが早いだろうというのも予測された。
    何より機転と目端ならキラの方が利く。それに二人で中へ入って彼らを捜すのは寧ろ危険が増すだけだろう。
    心配そうな表情で言い募るキラを押し留めて俺はジッとその眸を見詰めると、言葉を重ねた。
    「時間がないんだ、頼む」
    逡巡する僅かな間の後、彼がわかったと諦めたように小さい声で答えるのを聞いて、俺はバケツに汲んだ水を頭から被る。そして内部へ侵入する為に工房の入り口を蹴破ると火の手が回りつつあるその中へと飛び込んだ。
    つい数日前に案内された廊下も、今は煙は漂い天井の方はよく見えなくなっている。
    俺は煙を直に吸わないよう、口元を覆いながら辺りを見回した。
    「二人とも無事なら返事をしてくれ!」
    薄く煙の漂う建物の中、一度声を張り上げる。
    火災では、火そのものではなく煙を吸い込んでしまうことなどして動けなくなって逃げ遅れてしまうことの方が多い。
    機械人形であり付喪神でもあるルゥにその心配はないだろうが、問題は生身の人間でしかないシドさんの方だ。狭い建物ではないとは言え、先ほどの呼びかけに何も聞こえなかったことを考えると、不吉な考えが頭を過ってしまう。
    しかもよりによって、煙はどうも資材や資料の置かれている奥の部屋の方から流れてきているようだという事にも気が付いた。
    火の気があるような部屋でもないことから、これは何者かによる放火だと確信する。
    そうして部屋を幾つか回って二人の姿を探す内、俺は明らかな異常を室内で発見した。
    そこには横倒しになった古めかしいデザインの木製の車椅子と投げ出されるように制御用の機材、引き千切られた配線が床に散らばっていたのだ。
    だが、そこに繋がっている筈のルゥの姿はどこにもなかった。

  • 126文字書き いちか25/10/05(日) 04:43:17

    余り待たせると読んでる皆さんの胃が死にそうなので、生殺しにならない内に続きを
    まぁ、どんどん事態は悪化して胃に悪い方向へ進んでるんですが…

    いつもは起承転結を意識してアドリブで書いているのですが、今回の構成は序破急というもう一つの有名な構成のテンプレを使っています
    結末も既に決めてあるので後は間を埋めるだけの作業の筈が、何だか筆がちょっと乗り過ぎてるような気がしないでもないです
    実は計算したら前半分で約一万文字近くありました、後半も同じくらいまで届く悪寒がするんですが…どうしましょうねホント

  • 127二次元好きの匿名さん25/10/05(日) 13:39:40

    蛇男が機械人形の価値を認めて狙っているならこんな手荒に扱うとは思えないので、狙いは別なのでしょうか
    自力でルゥが逃げ出したなら熱いですけどクララを考えるとまだ早いかな?……また展開の先読みばかりしてますよ
    ヒリヒリする展開の場合は更新が早いと胃に優しいですね

    主さんの運動の秋も期待していいんですか!

  • 128文字書き いちか25/10/05(日) 22:42:21

    普段割とゆるっとした話が多いので、こういう緩急のはっきりしたものの緊張感はどこまで引っ張っていいのか、割と悩みますね
    今回はその中でもかなりピンチ感強めかも知れませんが
    この後も殺しても死なない、が比喩でも何でもない二人にもう少し頑張ってこの物語を動かして貰おうと思います

    ま、後味悪い結末にだけはならないのでご安心を

  • 129文字書き いちか25/10/06(月) 06:00:09

    一体、何が起こったんだ?
    愕然としたまま煙の漂う部屋の中を見渡す。
    幾ら何でも、車椅子を使っていたルゥがそれなしで動き回れるとも思えない。
    それどころか常に機材と繋がっていたのだから、それを急に断たれたとなれば動けなくなっている可能性だってある。
    寧ろ、この状況でその姿がないという事は何者かに連れ去られたと考えた方が妥当なのではないだろうか。
    そうだとするならば、その犯人は恐らくこの工房に火を放った人物である可能性が高い…。
    ……何れにしても一足遅かったということか。
    苦いものを感じながら足下に広がる惨状を見下ろし何も出来なかったことに奥歯を噛んだ。
    いや、この場で出来る事ならまだある…、せめて工房の何処かにいる筈のシドさんだけでも見付け出さなければ。
    こんなところで迷っている時間などないのだと、自らに言い聞かせて踵を返した。
    火の勢いは衰える様子もないのか、煙で視界は悪くなりばかりで辺りの温度が少し高くなってきたように感じる。
    どうやら彼らを捜す内にどうやら火元からの熱が微かにわかるほどの距離まで迫って来ているようだった。
    そうして煙に軽く咳き込みながらも、その一つ隣の部屋の入口へ差し掛かったところで誰かが倒れているのが見えた気がして、俺は足を止める。
    見れば煙の充満しつつある室内、その床に倒れたシドさんの姿があった。
    駆け寄って屈み込み様子を見ると、彼は頭を負傷しているのか額から血が流れていて、そのせいで頭の下で小さな赤い血溜まりが出来ている。
    俺は意識を確認しようと彼に話し掛けていた。
    「シドさん、しっかりして下さい。助けに来たんです」
    こちらの声に反応して。僅か目が開き唇を震わせながら息を漏らす。
    「…ルゥが…あの……に」
    朦朧としているのか、その声はどこかうわごとのようだったが掠れる声でそう言い、シドさんはそのまま糸が切れるように意識を失ってしまう。
    思わず焦ったが、どうやらが気を失っただけのようだった。
    まだ呼吸も脈もある…、とにかく早く彼を連れてここから脱出しなければ。
    俺は近くにあったもので簡単に止血をすると意識のないシドさんを担ぎ、煙の少ない裏庭側へ出る為に慎重に移動し始めた。

  • 130文字書き いちか25/10/06(月) 06:32:20

    胃に悪い展開はまだ続きます
    大丈夫です?胃薬必要になってませんか?
    すぐにではないですが、展開的にはもう一段階くらい更に底があると予め警告しときますね
    それと、閲覧注意付いてなかったら出しづらかったものがたぶん出て来るはず
    あと、ふたりを出して来たのはルゥに会わせる目的以外にもあったりで、色々盛り過ぎたかもしれません…

  • 131二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 14:46:03

    このレスは削除されています

  • 132二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 14:51:48

    分かってはいましたが、とりあえずシドさんが無事で一安心…
    一応ルゥと一緒に攫われた可能性もあるのかな?と思ってましたし…

    ここからまだもう一段下がるんですか…
    胃薬の準備はバッチリなのでどんと構えておきます!
    トリィとプルゥにも活躍がありそうで楽しみです!!

  • 133二次元好きの匿名さん25/10/06(月) 21:38:20

    自分もルゥと一緒に攫われたものかと……でもルゥだけ欲しいなら置き去りにされますか
    生きてはいるようでホッとしました
    ですがまだまだ事態は悪化するようですので胃に優しいものを準備しておきます

    日曜日に早々規制されてしまって出せなかった試作載せときます
    今年はこれで書く予定です
    まだ全然進んでませんが……今年は自分が文字書きさんのガッツリした内容の後にこっそり出そうかな

  • 134文字書き いちか25/10/07(火) 05:29:30

    時間は少し巻き戻って場所は工房の前。
    シドさんたちを助けにアスランが単身で火の手の上がる工房の中へ飛び込んでいくのを、僕は居た堪れない思いで黙って見送るしか出来なかった。
    無意識にしていることかも知れないけど、彼はこんな時ほど自分の身を危険にさらすことに躊躇がない。それは単に自分が死なないからじゃなく、その方が…自分の身一つ危険に曝すだけで被害が少なくなるとか、そんな割り切りによるものだった。
    他人の心配はする癖に、こちらの心配に対しての考慮を一切していないのは毎度ながら如何なものかと僕は思う。
    状況が状況だけに本当は追って行きたい気持ちを堪え、僕は彼からの指示通りに消防への通報を済ませると携帯端末をポケットに仕舞ってから、周囲を見回してみた。
    火事を何処かから聞きつけてか、周囲にはちらほらと人が集まりだしていた。近所の洋館の住人だろうと思われる人も見え、不安そうにシドさんの工房の様子を窺っている。
    アスランが不審火を疑っているようなのは突入前の指示から察したけど、今見ている範囲では不審な人物らしい人影は見られなくて、僕は中へ飛び込んでいった彼が心配で思わず工房の方を振り返った。
    意識をすればその気配は少しずつ内部を移動していて、彼らを捜しているのだろうというのが判る。
    と、不意に背中の方でフードの中に入っていたふたりがもぞもぞと動いて何かを警告するように小さく鳴いた。
    それとほぼ同時に、バタンという車のドアが荒っぽく閉まる音がしたのが人のざわめきに紛れて微かに聞こえて僕はもう一度周りを見る。
    流石にこのタイミングでのそれに違和感を感じるなというには少し無理があった。
    近くに自動車らしい物はなく、間違いなく音がしたのは玄関に面した方からではない。
    これは…裏庭側から?
    この区域の建物の裏側には決まってイングリッシュガーデン風の庭がある。そちら側にも確か出入口があったはずだった。
    急いでそれを確認をしようと庭側へ出る方へ回り込んだところで、目の前をエンジン音と共に黒っぽい乗用車が走り去っていく。
    分かったのは車の色くらい、しかも残念なことにナンバーを確認する余裕すらなかった。
    「折角、手掛かりになりそうだったのに」
    気付くのが遅かったとはいえ、思わずそんな言葉が出る。
    今の、明らかに不審過ぎる車に乗って走り去った誰かが、この工房に火を点けたのかもしれないのに。

  • 135文字書き いちか25/10/07(火) 05:35:23

    『トリィ!』 『プルゥ』
    ふたりの声がしてふっと肩に掛かる重さが軽くなったのに気付いて顔を上げると、明るい緑色と紫色の小鳥の姿をしたロボット鳥が揃ってフードの中から這い出してきていて、もう一声鳴いた。
    そして制止する間もなくふたりは次第に集まりつつある野次馬たちを見下ろす頭上へ羽ばたくと、更にもう一度小さく鳴いて何かを追うように飛び去っていく。
    「ちょっとふたりとも、何処行く気なんだよ!?」
    たぶん、ふたりはさっき目の前を走り去って行ったあの車を追って行ったのだろうとは思う。確かにその気になればそれなりの高速で飛び回れるのは知っているけれど、それでも流石に自動車に追い付けるほどではないのに。
    「もう…あんまり無茶するとお説教なんだからね、ふたりとも…」
    ふたりの後を追おうにも、呆気に取られて完全に置いて行かれた僕は、一人その場に取り残されたまま、消防と救急のサイレンが近付く中、アスランがシドさんを担いでテラス側の出口から出て来るまでその場で立ち尽くしすしかなかった。

  • 136文字書き いちか25/10/07(火) 06:05:41

    緊迫感がある程度一区切りつくところまで出し切る!ということで工房の外で待機してるキラ側に一旦視点を…

    とにかく一回すれ違っただけで犯人である相手との接点がまるでないので、どうやって犯人まで物理的に辿り着かせるかというのが今回の一番の悩みどころでした

    そんな訳で、出番ですよ君たち

    とまぁ、キラがあんまり役に立ってないっぽい感じですが、彼にはもうちょっと後で少しだけ体張って貰わないとなんで…


    >>132

    >>133

    なるほど、シドさん一緒に誘拐説か

    彼も攫って行っても構わなかったのですが、犯人の確定情報を二人に提供して貰わないといけなかったのと、犯人の言っている言葉の意味とかがちょっとアレなので連れて行く理由自体がなかったんですよね…

    そういう訳で、アスランに無事救出されることにしました

    怪我を負わせた上で火を放つ、これだけでも犯人からの十分な殺意は窺えるはずですし、ルゥの為にもここは生きていて頂かないとですから


    ガッツリ…ガッツリかなぁ(4000字マジで超えそうな悪寒)

    何か予定よりしっとりした感じになってて正直戸惑ってますが…もうちょっと可愛い話になる予定だったんで

  • 137文字書き いちか25/10/07(火) 15:03:43

    これから外出なので、急ぎ保守をば
    筆が乗り過ぎてドーパミン出捲りだったのかここ数日脳内リソースをだいぶ持っていかれてたので、そろそろ別のも考えたい…

  • 138二次元好きの匿名さん25/10/07(火) 15:35:49

    それぞれに向き不向きというものがありますからね
    キラとしては今は歯痒いでしょうが…

    トリィとプルゥ本当に賢い子たち…
    さらには可愛いくて頑張り屋で…最強かよ…最強だった…(ベタ褒め)

  • 139文字書き いちか25/10/08(水) 00:30:33

    ふたりに関しては短所すら可愛いポイントなので、どう足掻いても無敵だと思いますね(ベタ褒め上乗せ)
    個人的にはトリィたちの飛行速度はMAX出して時速20キロ強くらいのつもりで書いてました
    あの小ささでこの速度出るってだけでも相当だと思うので、性能的にも(上空からの滑空込みならもう少し加速出来る気はします)

    自分としてはキラの強みって咄嗟の状況判断とか瞬間的なものじゃないのかとは思ってて、生真面目なアスランにはその辺の柔軟さは難しい部分なんだろうなとは書きながら考えてました
    さて事態は予断を許さない状況ですが、シドさんを助け出せたということで緊張感は少しだけ緩むかと思います
    二人で、一気に動いてしまった状況を整理するくらいの間は出来るかもですね

  • 140文字書き いちか25/10/08(水) 07:25:42

    このところずっと緊張感が続くシーンを書いていたせいか、少しお疲れモードです_(:3」∠)
    我ながらちょっとばかりギア上げ過ぎました
    という事で、ひとやすみ…
    続きはシドさんの搬送先の病院からになります

  • 141文字書き いちか25/10/08(水) 15:40:15

    規制もたぶん止み間はあると思うんですよ
    スレ主さんの手隙になったタイミングと合わないだけで…と思いたい今日この頃

    台風が近付いてるようで、自分のところは明日はちょっと荒れ模様になりそうです
    雨が降るくらいだけならまだいいのですが、自分の住んでる住まいは強風だけで揺れるんですよね…地震かと思うくらいには

  • 142二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 18:46:57

    「アスラン待ってよ〜」
    「そんなにペース速くないだろう?」
    「君と一緒にしないでよ!」
    「全く…普段から怠けてるせいじゃないのか?」
    「…別に怠けてないもん。計画的に体力を使ってるだけだもん」
    「……」
    「その余裕の笑みは何さ……よし、こうなったら家まで勝負だからね!」

    買った方が今日の夕飯担当!と言ってキラはダッシュした。
    アスランはキラのやつ…と苦笑してから、走るスピードを上げ、前を行く背中を追いかけた。


    この勝負の結末は本人達と二人の帰りを待っていたトリィとプルゥのみぞ知る。

  • 143二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 18:54:07

    朝バタついていてレスできず、昼も外で相変わらずの規制で書き込めなかったので、文字書きさん保守ありがとうございます。


    >>140

    お疲れ様です!ゆっくり休んでください。

    無理のないペースで大丈夫ですよ!



    ひとまず運動の秋な小話でした。

    これで食欲、睡眠、運動とオールクリアですね。

    せっかくなので運動なら何か球技でも…と思いましたが、スレ主さんのボウリング話みたくすごく目立ちそうなのでやめました笑

  • 144二次元好きの匿名さん25/10/08(水) 20:47:47

    全員に活躍の場がありそうで続きが待ち遠しいですね

    欲を言えば終わりまで切れずに見たいですが、そこは文字書きさんのモチベーション次第でしょうから


    朝も夜も規制されると何も出来なくなるので自分空気ですなあ

    その分アスラン誕生日話の準備中ですが

    後3週間ですね

    ……ここまでを書いていたのですが結局お昼レス出来ず不貞腐れてました

    文字書きさんがいらっしゃらなければこのスレの継続すら怪しいものです

    近所のコーヒーショップのフリーWi-Fiすら全滅でしたので


    >>142

    絵があると視覚的にも分かりやすくていいですね

    アスランが勝ちを譲ったのか、キラがスタートダッシュ分を守り切れたのかどちらでも美味しいです

  • 145文字書き いちか25/10/09(木) 05:33:25

    >>142

    走り込みしたら、基本アスランの走るペースが速いだろうというのは想像つきますね

    それに対して速いって文句言いながらマイペースに走ってるキラも

    確かに、公園とかにあるバスケのゴールポスト付近ボール取り合ったりで二人だけで遊んでいるにしても目立ちますよねぇ

    容姿もだけど動きが一般人離れし過ぎてて…たぶん当人らは遊び半分でも、じゃれてるような動きじゃない気がしますし


    >>144

    自分も、うちの自宅Wi‐Fiが規制受けたら最後だろうなー、とは思ってました

    ヤバ過ぎでしょう、今の状況は…


    ここ何日か前からの筆が乗ってる時に変にエンジンが掛かってたのは、どうも先日の満月で血が騒いてたのが原因の半分だったみたいです

    道理でおかしいなと思ったんですよ、眠いはずなのに全然寝付けなかったですし…

    取り敢えず場面の下地は出来ているので、たぶん続きはそんなにお待たせしないと思います

    …それにしても説明するシーンて、どうするとグダらないように書けるんでしょうかね

  • 146二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 15:04:08

    >>144

    アスランが勝ちを譲ったか、キラがギリ勝ったか、それとも負けず嫌いなアスランが追い越したか…それとも同着か…

    勝敗は好きなように考えてください!



    >>145

    バスケか…

    公式のイラストにも二人が楽しそうにストリートバスケしてるやつありましたね


    というわけで…

  • 147文字書き いちか25/10/09(木) 15:13:00

    さて、保守を兼ねて雑談します
    アスランの誕生日まであと3週間ほどですか
    余裕ぶっこいてると目前なんて割とある話なので、こちらも少し巻きで進めないとですね
    それにしても時期的にはそろそろ香っててもいい金木犀がまだ咲く様子がなくて、変な感じ
    気温が下がって来なかったですから、仕方がないのかもしれませんが…

  • 148二次元好きの匿名さん25/10/09(木) 21:25:12

    何故かアスランが負ける前提のことしか書いていなかったことに主さんの返信を読んで初めて気づきました
    おかしいなあ……推敲が足りませんね

    誕生日話も書き進めてますが1本ネタが生えたので土日には出したいですね
    ……規制次第でもありますが
    使えるフリーWi-Fiは見つけてますが、長時間は使いたくないので中々レスが厳しいのが現状です

  • 149文字書き いちか25/10/10(金) 05:00:47

    その後、日が傾き夕闇が迫ってきた頃。
    運ばれた先の病院で意識を取り戻したシドさんが最初に訊いてきたのはここが何処かということではなく、ルゥの無事だった。
    幸いにも彼は床に倒れていたことで煙を殆ど吸っていなかったこともあり、頭部の怪我も何針か縫うことになったものの頭を打っているということから経過観察で数日入院することになっただけで済んでいた。
    そうして彼は俺たち二人に気付くと縋るように訊ね、その行方が判らないことと告げると絶望したかのように愕然とし、憔悴しきった顔で俯いたのだった。
    「…シドさん、工房で何があったんですか?」
    重い沈黙が流れが後、キラが彼を気遣うように静かな口調でそう訊ねる。
    考えに沈んでいたのかその声にハッと我に返ると質問に彼は俯いたまま、俺たちが工房へ遣ってくる少し前の…事件が起こった時点のことをぽつりぽつりと話し始めた。
    「…あの男が来たんです」
    あの男と言われて思い当たるのは、初めて工房を訪れた時に見た、どこか陰湿な空気を纏った神経質そうな男のことだった。
    キラはシドさんの言葉に質問を重ねていく。
    「それって、僕たちが工房に来た時に見た人ですか?」
    そう問われて彼は小さく頷いた。
    「…えぇ、あの日お二人と入れ違った男です。曾祖父の作品を知っているようでしたので詳しい話を聞く為にと招いたのですが、どうもそういったことに一切興味を持っていなかったのと…ルゥに対する執着のようなものがとても強くて…こちらの都合もお構いなしに是が非でも手に入れたいとそればかりだったんです」
    あの時のシドさんの剣幕は今考えても異常なほどだったのを思い出す。ここまで穏やかな人物を怒らせるにはやはりそれなりの理由があったという事だ。
    「あまりに不躾だったのと…何より、ルゥが一目見るなり心底怯えてしまったのもあって、ああして追い返した訳ですが」
    寧ろそれは当然の流れだと言っていいだろう。第一印象で人を決めつけるのは良くないが、これはそれ以前のような気がする、だが…。
    「…それだけで連れ去って態々火まで放つものですか?他人の家に」
    思わずそんな言葉が出てしまう。蒐集家と名乗っていたようだが、ただの犯罪者の間違いだろう。
    ベッドの上、頭に包帯を巻いた彼は見た目以上に痛々しく、その目は傍に居ないルゥの姿を思い描いているのか遠いものを見ているようだった。

  • 150文字書き いちか25/10/10(金) 05:41:30

    「ルゥは私にとって掛け替えのない存在です。生きる支えと言っても言い過ぎではない…。そもそも手放すことなんで出来ないんです」
    シドさんは絞り出すようにそう言って男に連れ攫われただろうルゥの名を呟きながら顔を伏せた。
    「…ですがあれだけ言ったにも拘わらず、その男が今日になって強引に工房の中へ入り込んできたんです」
    彼の説明で判ったのは、工房の中へ侵入して来たその男に殴られ彼は気を失い、ルゥの悲鳴で半ば朦朧とではあるが意識を一度引き戻されたこと。
    だが動けず、みすみすそのまま連れて行かれてしまう事になったというのが、俺があの場に辿り着く直前までにあったことの顛末のようだった。

  • 151文字書き いちか25/10/10(金) 05:43:23

    という事で、場所は搬送先の病院へ…
    説明をしようとして余計にゴチャついた気がしないでもないですが、もし読んでどうしても解らなかった部分があったら質問は受け付けます
    自分でも書いてて、上手く説明出来た気が全然しないので
    アスランは口下手ですが、それで逆に実直そうに思われることもあるタイプだとは思います
    要点だけで話すので必要な言葉を端折るのが難ですけど
    そんな訳で聞き役と言えばキラの担当ですね
    ショックを受けているシドさんに事情説明をさせるのは少し酷ですけども

    尚、この遣り取りの後ルゥが付喪神なのかを知っているのか質問させようかと思っていたのですが、めっちゃグダグダになったので敢え無く割愛することになったことを白状します

  • 152文字書き いちか25/10/10(金) 14:40:54

    保守代わりに先程の話の続きを
    経緯的にもシドさんがルゥの付喪神化以前を知らない理由がないので、それに対しての会話は出来るはずなんですが
    物語のテンポ的に中弛み感が凄かったんですよね…
    言葉としての付喪神は知らないのかも知れませんが
    今は詳細は書きませんが、シドさん結構背景が孤独でして実質依存してるんですよ、ルゥに…

  • 153二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 16:08:20

    ぱっと見はルゥの方が依存してるように見えて実は…みたい感じですかね

    確かにキラの方がすごく自然に聞けそうですよね
    アスランは仕事みたいな感じだと上手いけど、こういったときは不器用だろうなと

  • 154文字書き いちか25/10/11(土) 00:00:42

    この機械人形の話、恐らくゲスト側の関係性的には二人と鏡写しっぽい部分があると思います
    表面上支えてる方がより相手に依存している、という部分は意識して寄せたとも言いますが

    どうせなので、この辺で説明しないだろうゲスト側の設定の小出しもし始めることにしましょうか
    足が不自由なルゥには、そうであるが故にシドが手許に置いているという思い込みがあります
    理由があるとすれば、今代のシドは初代のように古い技術で作られた装置を仕込んだような特別な人形は作れませんが、それでも依頼を受けたり寄贈したりしているので作品はいずれ手許を離れていくと知っているせいです
    シドさんは、自我を得た大事な存在で子供時代から一緒にいるルゥを傍から離すつもりは一切ないのですがね…

  • 155文字書き いちか25/10/11(土) 06:01:20

    そうしている内に事情を訊く為か警察が遣って来たのと面会時間が過ぎたこともあり、俺たちは一度病院から引き上げることにした。
    あんなに憔悴している彼をそのままにしていくには忍びなかったのだが、こればかりは仕方がない。
    俺やキラも一応シドさんが意識を取り戻す前に事情を多少訊かれてはいたが、彼を救助をしていたこともあって余り追及されることもなく無茶をしないようにと窘められてすぐに開放されていた。
    「……住居侵入、強盗致傷、更には放火…か」
    シドさんへ明日また来ると言って、俺たちは病室を出て近くの廊下の隅にあった古い自販機から缶コーヒーを二本買うと一息つきながら状況整理をし始める。
    「殴り倒しただけじゃなくて火を点けるだなんて、間違いなく殺意もあったでしょ。まったく、役満もいいところだね」
    一口飲んで息を吐くと、キラが病室を出るまで抑えていた苛立ちを隠す様子もなく毒づいた。
    それに関しては俺も同感だったが、蒐集家と呼ぶには些かおかしい気がしている。その違和感がどうしても気になって仕方がなかった。
    「それにしても執着心が異常だな。…人形師シドの作った人形に対するものなのか、ルゥ自体に対するものなのかまでは分からないが」
    情報が主観的である以上、動機などは断定しか出来ない。
    そもそも俺たちは結果として間接的に関わっただけでしかなく、降り掛かってきた火の粉ですらないのだ。
    疑問を呈する俺の言葉にさらに疑問を重ねる。
    「だいたいさ、コレクションになんて言いながらその付属品を壊すもんなの?」
    そう、キラの言う通りだ。少なくとも機械人形としてのルゥを収集対象とするのなら、間違いなく車椅子ごと持ち去るものじゃないだろうか。
    寧ろその方が運び出すにしても簡単な筈だ。
    そこまで考えて、俺は彼を動かすための装置とケーブル一式が床に乱雑に放り出されていたのを思い出す。
    「つまり逆に言えば、動いているルゥが欲しかった訳じゃない。…そういうことか?」
    「そんな!それなら元から動かない普通の人形だけ集めてればいいのに、なんで…」
    だがそれ以上の結論が出ず黙り込み、二人でそのまま残りのコーヒーを飲んでいると、コツコツと近くの窓ガラスを叩く小さな音が聞こえた。
    不審に思い窓の方を見遣ると、そこには不審車を追って行方が分からなかったトリィとプルゥが羽ばたきながら滞空している姿があった。

  • 156文字書き いちか25/10/11(土) 06:02:40

    「お前たち、一体今までどこに…」
    どうやらふたりは外から窓を小さな嘴でノックしていたらしい。
    すると窓の外を見たまま吃驚している俺に気付いて、キラも窓の外を釣られるように覗き込んでくる。
    「…どうしたの?って、ふたりともどうやってここまで!?」
    急いで窓を開けて遣るとふたりは隙間からするりと入って来て、どこか慌てたように俺たちの袖や服の端を摘まんで外へと行こうと言いたげに誘導しようとじはじめた。
    その様子を見てふたりがここまで来た理由に思い至る。
    「お前たち、……まさか居場所を見付けたのか?」
    問い掛けに自信あり気にふたりが揃ってコクリと頷くのを見て、俺はキラと顔を見合わせた。

  • 157文字書き いちか25/10/11(土) 06:17:05

    続きです
    前述の通り、ルゥが付喪神なのを知っているか等の質問をする部分を止むを得ず端折らせて頂きました
    話の流れの為描写自体は省略しましたが、実際はちゃんと訊き出しています
    まぁそんなこんなでふたりが頑張って追ってくれたので、どうやら何とか助けに行けそうですね

    警告していた閲注あって良かったね、なシーンはこの先に出て来ます
    たぶん不気味なだけで済むとは思うのですが、想像力が逞しい方には少しアレかもしれません

  • 158二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 12:54:49

    依存はこのスレのメインテーマですからね
    付喪神という言葉は知らなくても、ただの機械人形でもないと分かっているなら依存くらいしますよ
    それくらいの愛情がなければ成り得ない存在でしょう
    作品とルゥという家族では扱いが別なはずですが、そこを理解出来るほどルゥはまだ情緒が育ってなさそうですね

    蛇男がパーツ愛好家(ぼかした言い方)でなければ良いのですが
    しっかり見つけてきたふたりは有能!

  • 159二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 21:50:52

    トリィ!!プルゥ!!
    君たちって子はもう!!

    えらいよえらい…さすがだ…(号泣)

  • 160文字書き いちか25/10/12(日) 05:05:33

    何かの気配がしたような気がして目を覚ました。
    それがどこかの部屋の中だということ、薄暗くてよく見えないけれど、何だかたくさん悲しい気持ちと怖い気持ちが一杯辺りに溢れているのだけは感じ取れた。
    ここはどこ?シドは?
    そこまで考えて、真っ暗になる前に何が起きたかを思い出した。
    もう来ないとシドが言っていた怖い人が、また家の中に入ってきたんだ。
    シドが呼んだんじゃない。
    それだけはすぐにわかった。
    それに気付いたシドがその人と言い合いをして、また外に出そうとしたんだけどその人がシドを殴っていた。
    シドは体が丈夫じゃないから無理をしちゃだめなのに…。
    それからその人はシドの大事にしていたものを壊していた。
    歩けなくてもいいとは思ってたけど、シドが大切にしているものが壊れるのは嫌だ。
    ボクは倒れたシドを助けようと思ったけど、その怖い人が今度はボクを追いかけて来て…。
    その姿は最初に見た時よりももっと怖かった。
    どろどろとしたよくわからない、黒いものが周りにあるように見えたから。
    つかまったらいけない、そう思った。
    つかまったら、つかまったらきっと……。
    そう思って逃げた、だけど簡単に追い付かれて、それから……。
    無理やり腕をつかまれた。吊り上げられるようにして車椅子から無理やり離されて、腕や肩の関節がギシギシと悲鳴をあげたのと背中の方で限界まで引っ張られたコードが聞いたことのないような音を立ててちぎれていったことまでは何とかわかったけど…そこで全部まっくらになった。
    その後のことはわからない。
    ……ねぇ、どうしてこんなところにいるんだろう?
    シドはどうなったの?
    不安で心がはち切れそうだった。
    …だけど、どうしてボクは動けているんだろう?
    背中に何もないのに、何で目が覚めたんだろう…?
    あれはボクの背中にいつもくっ付いていて、あれがなければ動けなくなる、そういうものだったはず。
    だったらどうして今、ボクは…。
    そして目だけを動かして周囲を見渡して気付いた。
    何故かボクは体ごと糸のようなもので吊り下げられていて、肩から先……腕が見当たらなかった。

  • 161文字書き いちか25/10/12(日) 05:22:57

    そんなこんなで続き…なんですが
    色々アカンことになってますが、皆さん胃の方大丈夫でしょうか
    昨日の雑談で言うの忘れてましたけど、ここから更に一段下があるっていうのは前に予告はしていたので、それで一応セーフってことにしておいて欲しいです
    あと、ヤバいやつはこれのことではないです
    それと、再三申し上げますが絶対後味悪い結果にはならないので、それだけは確約しときます

    さて問題は、ここから先が箇条書き状態からあんまり進んでないので、胃薬飲んで耐えて頂きたいところ
    あまりお待たせするつもりはないですけどね

  • 162二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:05:27

    【ゲームセンター】


    コーヒーを飲みに立ち寄った先でクレーンゲームを見かけた

    ゲームセンターが併設されていて沢山の筐体が並んでいる中、1つ目を引くものがある

    夜も遅い時間で人も少ないゲームセンター

    どちらからともなく、「ちょっとやってみようか」とコインを投入するのだった


    「あぁー!動いたのにー!」

    「アームがもう少し強ければ取れただろ!」

    2人で1ゲーム毎に交代しワイワイ騒ぎながら、ボタンを押しアームを動かし体も動かしながら景品を狙う


    dice1d40=2 (2) 00円+1,000円投入したところで店員さんがやってきた

    それなりにお金を投入しているので「取れそうですか?」と様子を伺いに来たそうだ

    コツを教えてくれたり、何回かサービスゲームをさせてくれたりと親切な店員さんのお陰で、追加の500円で景品が落ちた

    「やったあ!」「取れると気持ちいいな」と笑顔で景品を抱え、店員さんに礼を言いながら店を出る

    「とは言え、これは何に使うんだ」

    「何かには使えるよ」

    真っ暗な夜道をホクホクした顔で、ふたりの待つ家に歩いて帰るのでした

  • 163二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:14:48

    +1,000円つけといてよかった
    じゃないとおかしく……1,200円も早い気がするけど
    こういう視点で書いたことないはずなので読みやすいのか読みにくいのか
    文字書きさんがシリアスしてるので自分は日常話でお茶を濁しておきます

    ルゥの本体は車椅子側なんですか
    あるいはバッテリー的なものが車椅子側に?
    どちらにせよ車椅子からは降りられないと思っていたのですね
    こういう形で自覚するのは可哀想ですが、結末は悪くないとのことなので胃を痛めつつお待ちしておきます

  • 164二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 21:37:58

    自宅のWi-Fiが規制中で外からなので時間が不味いのです
    別スレに時間割きすぎました
    明日またゲーセンの裏話でもします

  • 165二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 21:41:09

    >>160

    ルゥ……

    みんな君を助けようとしてるから頑張って…



    >>162

    UFOキャッチャーでワイワイしてる二人にほっこりしました。

    取れないことが多いですけど取れるの楽しいんですよね


    ゲーセン…シューディングゲームとかだったらすごいスコア叩き出しそうですしマリカーや太鼓の達人をやってても可愛いですね

  • 166文字書き いちか25/10/13(月) 05:44:14

    >>162

    5千円くらい突っ込んでも取れない時は取れないのがUFOキャッチャー(下手っぴなので)

    位置ズラす為に引っ掛けるだけの無駄打ちも必要だったりするので、物によるとは言え本気で取ろうとするとそこそこ散財しますからねー(遠い目)

    まぁ、その取る過程も楽しかったりするんですが

    とは言え二人とも楽しそうで何より


    ずっとシリアスの続きものなので、そろそろゆるい話を一本くらい息抜きで書きたいんですがねー

    絵面だけでも中々痛々しい状況になので、痛覚はなしにしときました

    そうですね、ルゥ自身は人形の形をした出力端末で、実際は繋がっていた装置の方がバッテリーや歌データーの集積装置などを兼ねている感じになっています

    製作者である初代としてはロボットそのものを作るつもりはなかったので、あくまでプログラム制御で歌う人形とそれを歌わせるための装置に分けたと言ったところでしょうか

    ルゥ的には機材含めて自分だという認識があったのですが、実際のところは付喪神の魂の容れ物として機能していたのは人形の部分だったという訳ですね


    ついでなので背景設定の小出しの続きでも

    シドさんは子供時代に両親を失っていて、二代目の祖父に引き取られたという経緯を持っています

    この祖父はコミュ下手で職人気質、人形作りに没頭することも多くて中々構って貰えなかったのと彼自身が虚弱気味であったので、外に余り出られず歌うだけの人形だった頃のルゥと本だけが友達でした

    その二代目だった祖父も学生時代に他界、亡くなった両親も人形を作っていたのですがそのどちらからも技術を受け継ぐことが出来なかったので、結局独学で身に付けています(四代目を名乗っているのは両親を差し置いて、と思っている為)

    それとシドさん、元々は絵本作家志望だったんですけど、ルゥの為に人形師へ転向している感じです

    つまり、自分の人生をルゥの為に費やせるくらいには愛しているってことでもあるんですよね…

  • 167二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 11:02:21

    なるほど、実質は3代目なんですね
    シドさんが子どもの頃はまだ普通の機械人形だったと思うので、ルゥが自我を持った時は嬉しかったでしょうね



    ちょっと雰囲気ガラリと変わりますが…
    時期なのもあって彼岸花で作ってみました

  • 168文字書き いちか25/10/13(月) 19:13:12

    >>167

    何やら湿度高い感じがまた雰囲気あっていいと思います

    花の赤との対比が綺麗というか、映えるなと…

    そう言えば彼岸花ってリコリスっていうらしいですよ


    こういう出さないところまで細かいの作っちゃうのは、最早設定魔の習性ってところですね

    敢えて書き手の意図を組み込んでキャラを造形したのは久し振りだったので、ちゃんと書けているかは自信ないですけども

  • 169二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 20:17:01

    ルゥとシドさんの設定開示ありがとうございます
    かなり背景まで詰めて書いてあるようですね

    彼岸花いいですねー
    彼等が彼岸に行くことはないのですが
    だからこそ赤と白、死者の向かう先彼岸と死なない2人がよい対比です

    UFOキャッチャーの名称がSEGAの商標だと調べて初めて知ったのでクレーンゲームと書き直したり……
    これなら2人の身体能力がどれだけ高かろうと関係ないなで選んだ……嘘です、大部分が最近の実話です

    ゲーセンで使った金額で1番高いのは多分コインゲーム
    あれハマると大変ですね
    クレーンゲームだと懐中時計です
    リゼロのもので4,000円で駄目
    追加500円で2種類共取れました

    アスランの誕生日までスレ持ちませんね
    次スレの準備も始めないと

  • 170文字書き いちか25/10/14(火) 05:19:37

    その場限りのチョイ役の無名モブならこんな感じ、って雑にザックリしたもので良いんですが
    話自体がそこそこの長編でガッツリ主役と絡むことになると、多少詰めないと説得力足りなく感じるのと人物の軸がブレてしまうような気がして、つい丁寧に背景を埋めてしまうんですよね…(勿論二人以上には詰めてませんが)

    書き込みしてから、そう言えばUFOキャッチャーは商標だったなと思い出したのですが…まぁいいかと気にしないことにしました
    自分が保守代わりに連日長文を投下してましたからね…
    一人でだいぶ消費ペースを上げてしまったのでちょっと気が引けてはいたのですが蛇の生殺しになるのもアレですし、この際仕方ないと思う事にします

  • 171文字書き いちか25/10/14(火) 14:42:26

    お時間迫ってるので一先ず保守を

    この彼岸花の絵、二人の顔に影が落ちてるのとか視線が手元にいってるキラと別のところ見てるアスランとか、そういうのもあって雰囲気がだいぶ出てるなと思いながら見ていたのです
    やっぱりどうしも絵師の目になってますねー

  • 172二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 14:54:39

    >>171

    自分も細かくイメージして作ったわけではないので、

    (入れた指示としてはキラとアスラン、彼岸花畑、暗い雰囲気、白い服くらいです)

    みなさんの自由に感じ取っていただいて大丈夫ですよ!


    むしろ作った本人以上にそこまで見てくださってありがたい気持ちで一杯です。

  • 173文字書き いちか25/10/15(水) 00:04:03

    保守がてら

    なるほど、スレ主さんリゼロもお好き…と(反応が遅い)


    >>172

    それくらいの指示でもこれだけのものが出るってことですよね、逆に言えば

    興味があったので手近なGeminiでルゥのイメージの叩き台出して貰ったんですが、なるほど…と

    そういう訳で、そういう特化したものじゃなくてもこれくらい出せるんだなーみたいな感想を持ちました

    AIと言えば、執筆ツールで書いた話を試読して感想文出してくれるAIも中々ヤバいですしね

    こちらはアスランの誕生日祝い用の話を読ませた感想文を後日お見せしようと思います

    前のAIと感想の書き方が全然違って、正直かなりビビりましたよ…

  • 174二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 07:27:52

    昨日寝落ちしてしまった…
    時間がないのて保守だけさせてもらいます。

  • 175二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 07:40:42

    消費ではないですよ!
    自分が保守すらできないので非常に助かってます
    よく良く考えると1ヶ月1スレペースなら持つわけないですし、自分でもアスランの誕生日は20スレ目だろうってたしか言っていたはず

    誕生日話のオチに困ってます
    締めは決まってるんですけどね

  • 176二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 14:33:32

    >>173

    リゼロは生まれて初めて表紙買いした小説です

    それまでなろうにいい印象がなかったので買うか数日単位で迷った末に買ってハマり、なろうにもハマりました

    異世界ものやファンタジーは好きですが、俺つえー系(で伝わるかな)は苦手です

    好みから外れた種自由にハマったのは何故かは自分でも謎なところ

    結果1年以上熱が続いているのだからわからないものですね


    感想文も楽しみにしてますね

    自分が書く感想とはレベルが違うのである意味勉強になります

  • 177二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 16:34:07

    「これは夢なのかな?」
    「夢だろうな」
    そうでなければ、自分達が“みんな”と同じ場所にいられるわけがない。

    二人で手を繋いで目を閉じる。
    そして目を開けると、目の前の“みんな”は消えていた。

    「ねえアスラン」
    「なんだ」
    「君は僕を置いていかないよね」
    「お前こそ一人で何処かにいくなよ」

    キラもアスランも、それが返事であるかのように繋いだ手のひらに力を込めた。

    例え何があろうとも、この手を離すことはしない。

  • 178二次元好きの匿名さん25/10/15(水) 21:36:10

    >>177

    こちらもいい雰囲気ですね

    感想が刺さられたようで……と自惚れてもよいものかは分かりませんが、新たな画像とSSをありがとうございます

    夜もいいですが夜明けも素敵

    夢の中でも夢から覚めても一緒ですね

  • 179文字書き いちか25/10/16(木) 05:22:37

    ――機械人形は願いを歌う・幕間――

    「まぁ、ふたりも会ってみたいもんね?自分たち以外の付喪神なんて初めてだろうし」
     この街に住むようになってそれなりになるが、この辺りの区画まで足を延ばしたのは初めてのことだった。
     様子を窺うように通りの反対側の角からその建物を確認する。
     キラは緊張感があるのかないのか、そんな事を言って肩に乗っているトリィを見遣ると、その小さな小鳥型ロボットの相棒はその言葉にこくこくと頷いた。
    『トリィ』 『プルゥ』
     しかも俺の肩にとまったプルゥも肯定するように小さく鳴いて答えるので、小声で窘めることにする。
    「……まったく、これ以上無茶したら只じゃすまないからな?」
     言いながら指先でその紫色の小鳥の姿をした自分の相棒をつつくと、露骨に不満げに身を捩られた。
    「それさ、前から訊いてみたかったんだけど具体的には何が起きるの?」
     怪訝そうな顔でキラがそう訊くので、思わず黙る。
     説教はいつものことだが、そう問われると今までそれ以上のことをしていなかったなと気が付いた。
     わずかな間思案してそう言えばと思い付く。
    「……そうだなキラには今度から説教中に正座させて膝の上に重石でも乗せてみるか」
     何気なく思い付きでそう言ってみせると、彼は露骨に顔を顰めると思わぬとばっちりに口を尖らせた。
    「ちょ、それお仕置きじゃなくて拷問じゃないかー」
    「知るか。無茶しなければいいだけだろ」
     俺はそんな事をしている場合ではないと、彼からの苦情を一蹴して灰色の無機質な建物とその周囲へ目を向ける。
     さて軽口はここまでだ、何よりも今はルゥの救出を考えなければならないのだから。

  • 180文字書き いちか25/10/16(木) 05:43:19

    自スレ用の誕生日話で筆が乗っていた勢いで思い付いたものを

    あんな途中で放置して生殺したままにしておく訳にもいきませんからね…

    とは言え内面描写がメインになっていたものを書いていたせいか、余波を受けてやり取りが何だかちょっぴり軽妙になった気がします


    ちなみにこちらが機械人形の話の執筆ツール上でのタイトルです

    考えたら初公開だったかもしれません…


    >>177

    何があったのか本来なら窺い知ることも出来ない筈の彼岸を垣間見た二人、という一場面を切り抜いた感じですね

    相変わらず甘いのや可愛いのからの落差で攻めてきますな

    油断してると急に重いの来ますからねー

    彼岸花の咲き乱れる中手を繋いだ絵と相まって、雰囲気がとても素敵

    背後から日が差しているのが夢から覚めたということを暗喩してもいるようで、凄くいいです

  • 181二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 15:12:07

    >>178

    十分に自惚れてください。

    こちらもチョロいのでちょっとした感想でも調子に乗ります。



    >>180

    【機械人形は願いを歌う】

    素敵なタイトルですね!


    温度差で風邪を引かせるのが目的なので…(すみません、嘘です)

    甘いのも可愛いのも、暗いのも重いのもどれも本当の二人ですね

  • 182文字書き いちか25/10/16(木) 15:28:31

    保守を兼ねて雑談します

    MMO遣ってた身としては俺TUEEって書きたくなりますね
    主人公が強い話は無双しても気分がいいものと、強過ぎてつまらなくなるものがあると思います
    やっぱり強ければいいってものじゃないですから
    MMOでいう俺TUEEはワンマンプレイというか強さに物を言わせて周囲を見ていない人物を指してのこともありまして、自分だけ気分がよくて周囲が引いてるイメージがあります
    強いって言うとここだとアスランが強いし万能で、出来ないこと探す方が早いみたいなタイプですが、正直言うほど無茶苦茶でもないように思います
    だから要はその辺は匙加減というか、書き方なんじゃないかなって自分は思ってたりして…

  • 183文字書き いちか25/10/17(金) 00:47:59

    せめて次スレ前にもう一本くらいと思ったのですが、少し無理そうですね

    今スレでの状況は規制に次ぐ規制でスレ主さんに於かれましては最早災難としか言いようがないのですが…取り敢えず少しはマシになる土日になるまでは何とかスレが保ちそうで良かったです


    さて現在進行形で書いている機械人形の話ですが、書けば書くほど説明が多くて冗長になっているので脳内会議の末細かい部分を泣く泣くバッサリとカットすることにしました

    こんなグダグダ書いていたら折角のこの張り詰めた空気感が台無しになりかねない…orz


    >>181

    気付いたタイミングが同じくらいなのか、何か保守が被りますね

    そうですね、人は誰しも一側面だけしか持っていない訳じゃないですから

  • 184文字書き いちか25/10/17(金) 07:05:08

    前倒しで進めていたお陰か、自分の方は一応アスランの誕生日前には書き終わりそうです
    正直スムーズ過ぎて少し怖いくらいなのですが、絵も描く予定なのでこれくらいじゃないと駄目なのかも…と考え直しました
    あと2週間切りましたし、既にそわそわして来ています

  • 185二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 13:12:17

    このレスは削除されています

  • 186二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 22:45:08

    今回アスラン誕生日話はほぼ確実に間に合いそうにないです…
    ちょっと色々とやることが被ってまして…


    でもみなさんのは楽しみにしてます!

  • 187文字書き いちか25/10/18(土) 05:18:48

    >>186

    おや、お忙しそうですね

    立て込んでるのは仕方ないですし、余りお気になさらずに


    さて、こちらも誕生日の話の大体目途が立ちました

    本編はたぶん大体4000字ちょっとくらいですね…

    可愛いのを書きたいとおまけで短いのを書こうと画策してるので、そっちも含めるとアレですけど


    それからこちらも次スレの駆け付けネタ探しておきますねー

  • 188二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 13:33:03

    なんかレスが消えてる
    規制の影響か内容が悪かったのか……気が滅入りますね

    誕生日過ぎてもこちらは一向に構いませんよ
    お祝いしたいという気持ちがあればそれだけで充分……まあお話を読みたいのは確かなのですがリアルが優先です

    まとめはまだまだなのですが…多分ルゥのまとめで2レスくらい使うのでは?と戦々恐々
    明日には建ててるつもりです

  • 189二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 19:43:00

    >>188

    だいぶ遅刻はするかもですが誕生日話は書きたいのでお待ちいただければと…


    ですが、せっかくなのでAI画像を使ったお祝いくらいはしたいなと思ってます。

    スレ主さんの癒しにもなれば…

  • 190文字書き いちか25/10/19(日) 05:02:46

    そう言えば自スレの残レス数関係でちょっと勘違いしていたことに気が付きました
    日に4レス消費なのだから冷静に考えたら、あちらも次スレで誕生日迎える感じですね…
    ちなみにこちらもほぼ完成で約4000文字、当日は日付変わったところから時間を空けて4回小分けで投下しようとは考えてます(こっちもAIの書いた感想文へのリンクを後日出しますね)

    数日前からようやく金木犀が香るようになってきました
    やっぱり自分はこの匂いが好きなようで、この香りを嗅ぐと少しテンションが上がってしまいます
    とは言え、一番好きなのはシトラス系で、ベルガモットやオレンジが好きで好きでしょうがないのですが
    次点でミュゲとフリージア、沈丁花、ジャスミンも好きだったりしますね
    なので、フローラル系よりもウッディの方がたぶん好きなの…かも

  • 191二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 12:57:28

    現在134レス目ですでに3,000字いってるのですが……今回は余分にレス数を確保しておきたいので保守はこちらで行います
    もう少々お待ちください

    昨日イライラがひどくて進まなかった割に文字数嵩んできてますねえ
    癒し画像や誕生日話に期待しつつもう少し頑張りますAI生成に手を出してみましたが中々に難しいものです
    とはいえ笑えたので気分転換にはなりました

  • 192二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 20:57:08
  • 193二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 00:00:51

    珍しく早い時間に目が覚めた2人は散歩に出掛けている

    涼しくなった朝の空気に秋を感じながら当てもなく歩いていたところ、いつの間にかあたり一面彼岸花に覆い尽くされた地に辿り着いた

    「これは……昔夢に見たような」

    「君も?ならまた夢かな」

    しばらく歩いてみても果てが見えない

    目が覚める気配もないので、花畑で横になっていつものように話をすることにした


    「雨の音は落ち着くよね」

    「昔話したな、胎内音に似ているからじゃないかと」

    「僕達にそんな記憶あるのかな?なんて言ってたなあ」

    「出掛ける予定がある日に、二度寝した理由がそれじゃなければ真面目な話だったんだがな」

    「…ていっ!」

    「人を抱き枕にして誤魔化すな!」


    「さつまいもご飯が食べたいなあ」

    「……お店で急に叫ばれるよりはいいが突拍子もないな」

    「さつまいもを見てたら食べたくなるでしょ」

    「あの時は店員に笑われたけどな」

    「そのおかげで立派な芋を出してくれたからいいじゃないか」

  • 194二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 00:02:37

    「荒れた祠を綺麗にしただけだったんだが、その結果が神隠しにあうとは……あれだから神は厄介なんだ」
    「歓待を断っても聞いてくれない、逃げようとしても神域を出られない…で困っちゃうよね」
    「格上相手だが最終手段で暴れようかと考え出した時に、ふたりがまさか結界を破ってくるとはな」
    「あんなにボロボロになってまで助けに来てくれるなんて……嬉しいけどなんて無茶をするんだ」
    「あそこで上司の神が来なければどうなっていたことやら」
    「大鷹さんは良い神様だったね。なんでもふたりに恩があったから僕達のこともふたりも助けてくれたんだって」
    「今回はふたりに助けられた」
    「うん!慰安も兼ねてみんなで温泉も楽しかったね」
    「ああ」
    「でもさあ、ふたりはいつ大鷹さんに恩を売ったんだろう?」
    「ふたりのことだ、そのつもりもなくたまたま助けたとかじゃないか?」
    「助けた相手がたまたま高位の神様ねえ…あり得そうだなあ」
    「神が困っている場面に出くわすことなど中々ないだろうがな」
    「あの大鷹さんならその場でお礼しそうだけどね。ふたりが急いでたりしたのかな」
    「かもしれないな。……だがその縁のおかげでふたりを直してもらえたんだ、感謝しかない」
    「壊れる寸前まで無茶したことには言いたいこともあるけど、それだけふたりも僕達に会いたいと思ってくれたんだろうなって思うと怒れないよ」
    「結界を破る意味が分からないふたりではないからな。そこまで想っていてくれることが伝わってくる」

    「君は覚えてる?花火を遠目に見た日の夜中のこと」
    「何のことだ?」
    「やっぱり忘れてる。一緒に布団で寝てたのに、夜中目が覚めたら君がいなかったんだよ」
    「さっぱり覚えてない」
    「だろうね。あの時の君は……溜め込んでいた心の澱を吐き出してたから」
    「……何を言ってたんだ俺は」
    「できれば自分の意思で話してほしいから秘密」
    (強いから守らなきゃいけないなんてことはないんだよ。君だって守られていい、君だって頼っていいんだよ……無意識にでも残っていたらいいなあ)

  • 195二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 00:04:47

    「寒くないか?」
    「大丈夫、ここはね。でもそろそろうちで寝る時は厚手のものださないと」
    「そうだな。帰ったら出そう」
    「アスランは寒くない?」
    「俺はお前で十分だ」

    「コンパスにいた頃の話なんだけど、僕って従卒がいなかったんだよね」
    「いなかったというよりは……まあ確かにいなかったな」
    「それを事務の子になんでつけないのか聞かれたことがあるんだ」
    「なんて答えたんだ?」
    「答えられなかったよ…僕にも分からないから」
    『貴方達の間に割って入れる人なんていませんよ……藍色と紺色のグラデーションのようなお二人の間に』

    「たまにはTRPGもいいよね〜。ダイスをふってロールプレイしてさあ」
    「俺は失敗ばかりだったがファンブルしなかっただけ良しと」
    「ゲームでも君と僕はずっと一緒だからね」
    「そうだな」
    (……一緒にいたいから頑張るんじゃなかったのか)
    (こればかりはダイスだから)

    「ここじゃあ月は見えないね」
    「そろそろ朝だからか、ここが夢だからなのかどちらだろうな」
    「…前よりは風情のあること言うじゃないか」
    「満月でもないのに今夜は月が綺麗だとか言ってた時のことか?」
    「それ。返しに雨でチリが落ちたからとかさあ」
    「思ったことを言ったまでだ。それに言っただろ、確かにいつもより月がよく見えると」

  • 196二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 00:07:23

    「いつまでも寝転がってないで走ってみたら出られるか?」
    「また僕を置いてく気?」
    「あの時もそんなにペースは速くなかっただろうが」
    「家まで勝負した結果はどうだったかなあ」
    「さてどうだったか」

    「コーヒーを飲みに行った先でクレーンゲームをしたね」
    「…夜で人の目も少ないからと少しはしゃぎすぎた」
    「確かにね!交代しながら1,200円使っても取れなくてワイワイやってたら店員さん来たもんね」
    「お叱りにきたのではなくコツを教えてくれたりと親切な方だった」
    「サービスゲームもあったけど、500円追加で取れたのは良かったね〜」
    「そうだな。取ってから使い道を考えることにはなったけどな」
    「何かには使えたからいいの」

    「シドさんとルゥとは短い間に色々あったね」
    「初めて会った日から数日で家までお邪魔したが、機械人形というには見た目の作り物感とは別に内面が……」
    「人間らしかったね。怖い人が来たからと怯えてシドさんに縋ったり、感情が浮かんでいるかの様な眸だったり」
    「その辺りからルゥが付喪神ではないかと考えていた」
    「そうそう。人形師シドの遺作である菫青石(アイオライト)のルゥって名乗ってくれたけど、初代シドさんに作られてから100年は経っている計算だから尚更ね」
    「どうも初代の記憶はないようで、4代目を作り主のシドさんだと思っているようだったな」
    「ルゥはシドさんに訂正されても気に留めてなさそうだったけどね。繊細そうな見た目に反して稚い子供みたいで、見てると人形かそうでないのか分からない印象だったよ」
    「シドさんの方は警戒心が足りなさすぎる。お前がルゥに触ってもいいかと訊ねれば、ルゥが嫌がらなければいい…とは」
    「そうだね。ルゥのこと信用してるからなんだろうけど……確かにルゥに使われている技術は遺失したものに比べれば劣るとはいえ、現行の技術だけでよく作れたのか感心するレベルではあるけどさ」
    「その辺りを2人で話していたら背後から声を掛けられたのは驚いた」
    「びっくりしたよ。車椅子自分で動かせたんだ……って。余りにもプログラムで動いているとは思えなくてさ」
    「お茶に誘われるほどシドさんに気に入られたこともな」
    「少し困ったのがルゥのお願いなんだけど」
    「『シドが何かをお願いしてきても断って欲しい。…たぶんそれはボクには必要ないことだから』だったか」

  • 197二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 00:12:57

    「うん。シドさんはルゥに歩けるようになってほしいそうだけどルゥは望んでなかった」
    「歩けるようになるとシドさんの傍にはいられなくなる……そう思っているようだったな」
    「お茶会ではシドさんとは失われた技術について話した…かったけどルゥの手前様子見、ルゥのお願いもはぐらかして保留したり……トリィ達と会ってもらう約束は出来たけどさ」
    「お前は理解の追いつかないルゥに色々言って困らせていただろう」
    「だってふたりが人じゃないけど大事な家族で、君が親友というかほぼ兄弟だし家族みたいなもんなのも本当でしょ」
    「シドさんとルゥもそうなんだろうが、まさかそのシドさんからもし自分に何かあったらルゥを引き取ってくれ…と言われるとは思わなかった」
    「シドさんはルゥが付喪神ってことには気づいていたようだからね……まさか僕達のことまで気づいて訳じゃないとは思うけど」
    「寿命の差……か」
    「でも数日後に約束通りふたりを連れて会いに行ったら、シドさんの工房から火が出てたんだよ」
    「だというのシドさんやルゥの姿が外に見当たらない。中にいる可能性が高いとみて救出に動くことになった訳だ」
    「君が中に突っ込んで、僕には通報と不審者の見張りを頼んでね」
    「まだ根に持ってたのか。あの時も言ったが役割分担だろ。実際あれは放火だったわけで、ルゥは連れ去られた後でシドさんは頭をうって意識をなくしていた」
    「……解るけどさ、君は自分の身を顧みなさすぎるよ。君が人を心配するように、僕だって君のことが心配なんだよ」
    「それは……」
    「もちろん君の指示も的確だったけどね。通報してたら不審すぎる車が走り去ったから……僕は追えなくてトリィとプルゥが追ってくれたんだけど」
    「それで病院に向かう時はふたりがいなかったのか」
    「そう。それにしてもシドさん、意識が戻っても1番に確認するのがルゥなんだもん」
    「自身も怪我して病院に運ばれているというのにな」
    「行方が判らないと伝えて憔悴しきっている時で悪いけど経緯を聞いたんだよね」

  • 198二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 00:14:58

    「ルゥを連れ去ったのは、俺達が初めてシドさんのお宅に伺った日に入れ違った蒐集家の男だったと」
    「ルゥに対する執着が強くて、シドさんの都合もお構いなしに是が非でも手に入れたい…そればかりだったそうだね」
    「不躾で何よりルゥが心底怯えたから追い返した……だからといって、工房へ侵入し家主を殴りルゥを連れ去り放火まで行うとは…蒐集家とは名ばかりで犯罪者の間違いだろう」
    「シドさんにとってルゥは、掛け替えのない存在で生きる支えとまで言ってたんだ、それを……。シドさんの前では抑えたけどさ、病室から出たら抑えきれなくなったよ」
    「同感だ。それと違和感があった。蒐集家の執着心が異常だが、それが人形師シドの作った人形に対するものなのか、ルゥ自体に対するものなのか……だ」
    「コレクションにしたいなら車椅子を壊すのはおかしいよね」
    「だから動いているルゥが欲しかった訳ではないと俺らは結論付けた」
    「そこまで考えてた時に、ふたりが居場所を見つけて病院まで飛んできてくれたんだよね」
    「自信あり気に頷いていたが頼りになるな」
    「そうだね。……ただこの間、ルゥはどうなっていたのかな。目の前でシドさんが殴られて、ルゥも車椅子から引き剥がされちゃったみたいだし」
    「車椅子側にメインの装置を積んでいたようだから動けなくなった可能性も……ルゥが付喪神ならなくても動けそうなものだが」
    「自覚がなさそうだったから心配だよ」
    「自覚しすぎてふたりのように無茶ばかりされるのも困りものだ」
    「それは君もでしょ」
    「お前もな。覚えているか?無茶したら只じゃすまないと言った俺だが、お前に何をさせるつもりか」
    「お仕置きじゃなくて拷問じゃないかー。説教中に正座させて膝の上に重石でも乗せてみるって」
    「無茶しなければいいだけだ」

    「昔夢に見た彼岸花畑には“みんな”がいたんだったね」
    「俺達は同じ場所にはいけない。だから夢だと分かったわけだ」
    「あの時は二人で手を繋いで目を閉じれば夢から覚めたけど……試してみる?」
    「いいぞ」
    「ねえアスラン、前にも聞いたけど君は僕を置いていかないよね」
    「前にも言ったが、お前こそ一人で何処かにいくなよ」

  • 199二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 00:38:00

    手を繋いで目を閉じても、目の前の光景が変わることはなかった

    「本当に彼岸にでも来ちゃったのかなあ」

    「そんな馬鹿な……というには神域にも入ったことがある以上否定しきれないか」

    「僕達が彼岸に行くよりはニライカナイに行く方がまだあり得そうなんだけど」

    「ニライカナイ?彼岸とは違うのか?」

    「ニライカナイは海の彼方にある理想郷なんだって。神様や死者の魂はそこからやってくるんだとか」

    「竜宮城とはまた違うんだな」

    「理想郷とかって点では似てるのかもね。不老不死に関わる話を調べてたら知ったことだけど、常世の国とか蓬莱も海の彼方にある理想郷で不死に関わりがあるみたいだよ」

    「海の彼方なあ。俺達との共通点は不死だけか?」

    「再生する時に鱗が出るから海や水辺が関係してるのかなあ?って」

    「なるほどな」

    「死者の行き先である彼岸よりは、理想郷なんだから僕達だって受け入れられるかもしれない……なんて思っただけだよ」

    「……受け入れてほしいのか?」

    「……弾かれそうだね?でもいいや。君がいるならどこでもさ」

    「そうか。……俺もお前がいればどこでもいい」

    薄暗かった彼岸花畑に一筋の光が差し込む

    それと共に金属の鳥が羽ばたく音が聞こえてきた

    お迎えに来たトリィとプルゥに先導され謎の彼岸花畑を立ち去るキラとアスラン

    その手はずっと繋がれたままだった

  • 200二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 00:39:01

    それでは次スレでもよろしくお願いします

オススメ

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