- 1二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:01:00
『これ以上長引くようなら、無理矢理にでも断ち切らなきゃいけなくなる。正規の方法じゃない分、そうなった時にコイツ自身の負担がデカいから避けたい手段ではあるが』
『もし無理矢理に断ち切った場合はどうなりますか』
『良くて記憶喪失、悪けりゃ呪力も持っていかれたまま。自分の術式ことを忘れてりゃそこまで食われる可能性もある』
『避けたい手段どころの話じゃないわよ、そんなの』
『だがこのままだとコイツは食われるぞ?死ぬか生きるかって話だ』
『タイムリミットはいつですか』
『コイツがやらかす回数にもよるが、次に中で会った時に姿かたちが変わってたらこっちも覚悟決める頃合だろうな』
『じゃあその前にコイツを叩き起こせば問題ないってことなのよね?そもそもコイツ自身はどうやって対処してたのよ。最初は上手く行ってたんでしょ?』
『切るんだとよ』
『本人も明確に分かっていたわけではないそうですが、境目で繋がりを切ると。ですから私たちが同じ方法を取るのは不可能に近いんです』
『ならどうして対処出来ていたはずの虎杖がこうなってるんですか』
『それは――――』
前スレ
【閲覧注意】虎杖「恩返し?」|あにまん掲示板……ピ……ーン虎杖「……スヤァ」……ピ…ポ……ン虎杖「…………スヤァ」…………ピンポーン虎杖「…………んん」ピンポーン……ピンポーン……虎杖「もうそんなに食えねぇって……」ピピヒ…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:03:09
虎杖「宿儺?オマエなんでここに」
宿儺「コイツは得体の知れない霊感商法紛いで怪しいことを言ってくるだけだ。俺も先程話しかけられたばかりでな」
虎杖「……マジ?」
日車「違う、俺は」
宿儺「では何をコイツに吹き込もうとした?さぞ頭が空っぽで響きが良いとばかりに適当なことだろう?」
虎杖「オマエの方が絶対酷いこと言ってると思うんだけど」
宿儺「そうではないと言うのなら言ってみれば良い。呪いだなんだと馬鹿らしいことを言うつもりでなかったのならな」
虎杖「呪い?そんなことこの人か一言も言われてねぇよ」
日車「すまない。俺には君に話しかけた記憶はないが、何か勘違いをしていないか?」
宿儺「そうやって誤魔化せば言いくるめられるとでも思ったか?この馬鹿ならまだしも俺にそれが通じるとは思わんことだ」
虎杖「いやいや、この人ってほら弁護士……だった、んだろ?そんなの」
宿儺「コイツは人殺しだ」
虎杖「……は?」
宿儺「違うなら否定してみせろ、冤罪だと言うのならば簡単なことだろう」 - 3二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:06:27
ひえ…ひでぇ事を…
これ虎杖の記憶読んでて日車に効く言葉もわかってる気がすんな - 4二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:08:56
さすがすっくん性格が悪くて頭が良い
- 5二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:14:02
呪いって言葉を先出ししてるのも日車が話しにくくなりそうだわって思ったらもっと鋭角で攻めてきた
- 6二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:16:33
次に中で会った時に姿かたちが変わってたらって虎杖の姿がって事だよな
多分傷も欠損もなくなっててかなり呪いが進行してる状態やん - 7二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:23:13
虎杖「流石に初対面……まあほぼほぼ初対面っぽい人にいきなり人殺し呼ばわりはやめろよ」
虎杖「……違うか、誰に対してもやめろよオマエ本当に。言っていいことと悪いことがあんだろ」
宿儺「事実でなければ否定すればいい。であれば俺も何度も同じことを言うつもりはない」
虎杖「一回目でもやめろっての」
虎杖「スンマセン、日車さん。コイツ喧嘩っ早くて、何が気に入らなかったのか分かんないけど」
虎杖「……日車さん?」
日車「…………確かに俺は人殺しだ」
宿儺「ハッ、そうだろうな。行くぞ、コイツには罰をくれてやる必要さえない」
日車「確かに俺が殺した。これは――――嘘でも否定でもない」
日車「だがそれでも、俺は自分に出来ることがあるならばとここに居る」
日車「虎杖。虎杖悠仁」
日車「君は本当に傷も痛みも、罪も忘れたままで良いのか。他ならぬ君がこの状況に甘んじるのか」
宿儺「悪足掻きを、貴様の言葉が誰に届くと?」
虎杖「(俺は――――俺は?)」
虎杖「(この言葉を、知っている……?)」
虎杖 dice1d100=50 (50)
宿儺 dice1d100=49 (49)
日車 dice1d100=36 (36)
- 8二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:24:37
うおすっごい紙一重
- 9二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:24:50
ギリギリ小僧が勝った!
- 10二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:26:23
この面子で虎杖のこの言葉を日車が言ってギリギリでダイス勝つのちょっと感動してしまう…
- 11二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:41:23
虎杖「ぁ……ひ、ぐるま?」
虎杖「(頭がガンガンと痛む。まるで思い出すなと言わんばかりに。声が聞こえる。これは俺と……日車の声)」
虎杖「(人殺し……、そうだ、人殺し。殺したのは日車じゃない。違う、日車だけじゃない)」
虎杖「俺が、殺したんだ」
日車「虎杖!思い出したなら、分かるだろう!それは、そこに居る宿儺は本物じゃない!」
宿儺「……はぁ、何を言い出すと思えばそんなつまらぬことか。思い出したからと言って何になる?」
宿儺「どうせ虫食いの中途半端な記憶だろう。それでどうする?俺を殺しでもしてみるか?」
日車「殺しはしない。殺したところで意味がないことは分かっている」
虎杖「ごめん日車、これってどういう状況?俺が何かやらかしたっぽいことは分かるけど、あれが本物の宿儺じゃないってのは?」
日車「詳しい説明をしている時間はない。コイツはこの場に居る人間の記憶をある程度ならば弄れる」
虎杖「それって日車は大丈夫なん!?」
日車「目の前にいる宿儺が君の兄だか弟だか、そういったものかもしれないと思う程度だ」
虎杖「それ絶対に大丈夫じゃなくね!?」
宿儺「罪だの罰だの、くだらんな。そんなものに振り回されることを愚かだと呼ばずに何と呼ぶ?」
虎杖「コイツぶっ飛ばす以外の解決方法って?」 - 12二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:47:22
ダイス負けた日車にはやっぱちょっと影響出てるな
ここからどうすりゃええんや! - 13二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:47:40
日車「それは君にかかっている。本来ならば君には提示されているはずなんだ」
虎杖「……提示?」
日車「そうだ。ここは術式の影響下にある、領域のようなもの」
虎杖「なら領域展開で押し付け合い?ってのしてみれば」
日車「駄目だ。外側まで壊すわけにはいかない」
虎杖「外側?領域の外側って」
宿儺?「くだらん相談は聞き飽きた。何もかも壊したとして、俺は困らんぞ?」
宿儺?「まあ今の小僧にはそれさえも出来ないだろうがな」
日車「煽りに乗るな、虎杖。ここで領域展開をしたら君が多くのものを失う羽目になる」
虎杖「そう言われても領域展開なんて俺したことないし、壊したことはあるけど」
日車「分かった。出来そうでもするな。それよりも――――」
宿儺?「そろそろ終いにするとしよう」
虎杖 dice1d100=54 (54)
宿儺 dice1d100=80 (80)
日車 dice1d100=18 (18)
- 14二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:49:50
終いにするな(怒)
さっきまでは本気じゃなかったと言わんばかりの - 15二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:54:20
死人のダイスが強い
- 16二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:54:28
冒頭の話と合わせると虎杖の身体自体を領域にしてそう?
推定日下部が話してる無理やり断ち切った場合のリスクがでかすぎる - 17二次元好きの匿名さん25/09/24(水) 23:59:33
日車「ぐ、ぅ……ッ」
虎杖「ひ、ぐるま!!」
宿儺?「直接繋がっているわけではないとはいえ、既に手中に収めたものになら多少の手出しは出来る」
虎杖「(マズい、意識が。よく分からないことも多いってのに……!)」
宿儺?「餌が自ら皿の上までやって来る。遊ばせ甲斐のある餌だな」
日車「虎杖、君の傷を、痛みを、記憶を忘れるな。すべきことは君の中にあるんだ」
虎杖「(すべきこと?そんなもの、どこに)」
宿儺?「何もする必要はない。家畜のように生き永らえればいいさ」
虎杖「(そういえば、ここに来る前、誰かに会った……?)」
宿儺?「全て忘れて、初めからだ」
宿儺?「返すべき恩など、あるはずもないのだからな」
虎杖「(返すべき、恩?)」
虎杖 dice1d100=82 (82)
?? dice1d100=77 (77)
- 18二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:10:23
なんか重要そうなダイスに勝った…!!
前スレでもVS??あった気がする - 19二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:12:39
『数日前に対処した女の子を覚えてますか?』
『はい、そうです。被害者の内、一番幼かった五歳の女の子が目覚めてから君にお礼が言いたいと言ってまして』
『どうやら中で君と会った記憶があるらしく、周囲の大人が夢だと言ってもどうにも会いたいと』
『そう言うと思ってましたよ。こういった場合は会わずに終わる方が良い場合も多いのですが、今回は少々事情が特殊ですし』
『その子もまだ入院中ですが、退院の目途も立ったそうで。記憶の欠けもなく、元気いっぱいとのことです』
『……あぁ、はい。不思議なことに、その子はちゃんと君の姿を分かっているみたいで。髪色と傷について口にしていたらしいんです』
『すぐにとは言わずに……分かりました。ではそうしましょうか』
『その子も、その子のご家族も会えるならばいつでもいいと仰っていましたし、大丈夫だと思いますよ』
『その子を含め、他の方たちが無事に目覚めたのは君のおかげですし、あともうひと踏ん張りですね』
『では向かいます。然程時間はかかりませんが、寝ていて構いませんよ』
『はい、お疲れ様です――――虎杖君』 - 20二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:18:10
これ最初の「恩返し」か……
まぁ虎杖ならこう言われたら受け入れちゃうよなぁってかこの時点では伊地知さん的にも不審な点はなかった案件なのか - 21二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:19:28
キーンコーンカーンコーン……
虎杖「……ぅ、う」
虎杖「あれ、俺寝て……?」
「ほら、授業終わったぞ。先生に頭叩かれても寝っ放しだったぞオマエ」
虎杖「…………?」
「なにぼーっとしてんだよ。そんなに良い夢でも見たのか?」
虎杖「夢、は見てない。……いや、見たかも」
「夢も見ないくらいの爆睡?ま、若干いびきかいてたしな」
虎杖「それは流石に嘘。……嘘だよな?」
「さて、どーだか。それより掃除あんだからちゃっちゃと片付けて退けって。邪魔邪魔」
虎杖「悪ィ、すぐ退く」
「じゃあな、虎杖。また明日」
虎杖「おう、また明日」
虎杖「(なんか頭がぼんやりする、気がする)」
虎杖「(なんだろこれ、変な感じだ)」
虎杖「(……これを見逃しちゃいけないって、言われてる気がする。誰にかは、分かんねぇけど)」
dice1d35=14 (14) 「……遅い、待たせるな」
- 22二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:19:45
見返したら秤との電話の後の自問自答の時に似たようなダイスがあったから虎杖が重要な記憶を思い出せるかどうかのダイスか?
- 23二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:21:07
くぎっ?
- 24二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:25:41
釘崎「いつまでボケッとしてんのよ。それにだらしない顔してんじゃないわよ、どうせ寝てたんでしょ?」
虎杖「……釘崎?」
釘崎「なに?この私のご尊顔を忘れたとか言わないでしょうね」
虎杖「そんなわけない、けど」
釘崎「頬に痕ついてるわよ」
虎杖「……目立つ?」
釘崎「バッチリ。良い御身分じゃない」
虎杖「寝てるつもりなかったけど気付いたら寝てた、っつーか」
釘崎「はいはい、言い訳は良いわよ。で、どれ見るの?」
虎杖「どれ、って?」
釘崎「はぁ!?アンタが見たい映画があるから付き合ってください釘崎様、何でもするからお願いしますって頼んだんでしょうが」
虎杖「多分そこまでは言ってないと思う」
釘崎「言ったわよ。何、私を疑う気?」
虎杖「こういう時の釘崎って結構ノリで嘘吐くじゃん」
釘崎「…………チッ」 - 25二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:29:28
これは真希とか日車とは違って登場人物としての方の釘崎っぽいな…
- 26二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:32:11
虎杖「ほらぁ!!」
釘崎「うるさいわよ、ガタガタ抜かすな」
虎杖「んで……なんだっけ、映画?」
釘崎「まさか本気で忘れたの?」
虎杖「ちょい待ち、……お、タブ開いたまんま。……あー、これね、なるほど」
釘崎「何よその微妙な反応」
虎杖「……俺はこういうの好き!」
釘崎「やっぱり帰る」
虎杖「ちょちょちょ!大丈夫!多分!きっと!」
釘崎「それ絶対に大丈夫じゃないヤツだろうが!アンタの映画の趣味は信用ならないのよ!!」
虎杖「評判は微妙だけど、多分イケるから!!」
釘崎「アンタの感性よりもその他大勢の感性の方が信じるに値するわ」
虎杖「見終わった後の飯代は俺が出すから!折角だしほら!!」
釘崎「アンタに飯代たかるほど落ちぶれてないのよ。行き途中のスタバで許してやるわ」
虎杖「有難き幸せ!!」 - 27二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:34:03
これは時間軸さえ違えばいつもの日常すぎて違和感覚えんのも難しそう
- 28二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:39:30
虎杖「あの、釘崎さん?飯代くらい吹っ飛んだ気がするんですけど」
釘崎「そりゃそうよ」
虎杖「なにがそりゃそうなのか分かんねぇ……」
釘崎「つまらない映画見せられるこっちの気にもなりなさいよ」
虎杖「つまらないって決まったわけじゃねぇし!」
釘崎「そんな大口叩いたこと後悔しないといいわね?」
虎杖「……すでにちょっと後悔してっかも」
釘崎「私の方が後悔しそうよ、ったく」
虎杖「ほらポップコーン!ポップコーンは!?」
釘崎「アンタ私のこと食べ物で釣れると思ってんの?」
虎杖「釣られてくれると助かるとは思ってる」
釘崎「せめて映画の内容で釣ろうとしなさいよ」
虎杖「それは、ちょっと……」
釘崎「私に何見せようとしてんのよアンタ」 - 29二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:46:06
仲良くて微笑ましいいつもの虎杖と釘崎なんだよなぁ
…でも多分釘崎は作り物なんだよなぁ - 30二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:49:10
釘崎「……悔しいけど、アンタが先に内容を言わなかった理由が分かったわ」
虎杖「だろ!?事前にここが面白いっていうのが全部ネタバレになるから、出来れば何も知らずに見て欲しくってさ」
釘崎「でも評判はそこまで良くないんでしょ?」
虎杖「あー、それ多分内容中途半端に知ってたせいで的な感じのヤツ。こういうのって中途半端に先の展開知ってると面白さ半減じゃね?」
釘崎「確かにネタバレされてたら半殺しにしてたわね」
虎杖「そんなに?」
釘崎「それだけ私の時間は重いのよ」
虎杖「確かに映画館で映画見る時にハズレだとがっかりするけどさぁ」
釘崎「まあ今回は悪くなかったわ、珍しく」
虎杖「良かった!じゃあ次はあのシャークVSトラVSメカおっさんとか見てみねぇ?」
釘崎「却下」
虎杖「ちぇー……」
dice1d35=35 (35) 「見つけたぞ、虎杖!」
- 31二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:54:45
真依…でいいのか?!真依の姿の怪異は強いんだよ…
- 32二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:56:16
何だそのモジュロみもありつつ約束されたB級の地雷映画は
- 33二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:56:27
釘崎「げ、なんであの女が」
真依「あら、偶然ね。自分が恋愛に縁がないからってくだらないラブストーリーでも見に来たのかしら」
釘崎「違うわよ。アンタこそコイツのこと探してたようだけど?」
虎杖「……真依先輩?」
釘崎「ぷぷ、忘れられかけてるじゃない」
真依「…………忘れてるなんてそんなことあるはずないわよね?周囲に異性が居ないから緊張しただけ、よね?」
釘崎「おいコラ私のことなんだと思ってんのよ」
真依「やだ、こわぁい」
釘崎「ぶりっこしてんじゃねぇぞ!!」
真依「ごめんなさいね、乱暴な言葉って私には分からないの」
釘崎「おほほほ、馬鹿って大変そうですわねぇ?」
真依「これが友達なんて、あなたも大変ね」
虎杖「(真依先輩。同じ学校で俺の一つ上の先輩、だよな?何もおかしいことはない……はず)」
虎杖 dice1d100=85 (85)
真依 dice1d300=283 (283)
- 34二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 00:58:14
虎杖は頑張ったよ
頑張ったけどやっぱ真依モードの怪異やべー - 35二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 01:04:02
虎杖「まあ、釘崎は釘崎なんで」
釘崎「おいコラ、フォローはどうした。『僕にとっては有難すぎる程の良く出来た友人です』くらい言いなさいよ」
真依「思ってもないことを言わせるなんて可哀想じゃない」
釘崎「ぁあ゛?」
虎杖「ちょいちょいちょいちょい!!まずは真依先輩、俺に何か用?」
釘崎「ここまで虎杖のこと追いかけて来るんだから、さぞ重要な用事なんでしょうね」
真依「耳元で虫でも飛んでるのかしら」
釘崎「耳にダンゴムシでも捻じ込んでやろうか」
虎杖「流石に釘崎ちょい待ち。嫌がらせが小学生でもしないくらいのことになってるって」
真依「ふふ、クソガキってことね。ぴったり。精神年齢が一緒なんじゃない?」
釘崎「ここに土がないことを感謝しなさい」
虎杖「マジで話進まんから一旦落ち着いて?真依先輩も要件の方をオネシャス!!」
真依「大した用じゃないわよ」
釘崎「なら暇人ってことね。友達も彼氏も居ない性悪女らしい」
真依「急に自己紹介してどうしたの?言われなくても大丈夫よ、ちゃんと分かってるから」 - 36二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 01:16:50
真依「……本当に、大したことじゃないわよ。この前、倒れて来たロッカーから庇ってくれたでしょう?」
虎杖「あー……あー!!うん、そういやそんなこともあったかも」
釘崎「ロッカーが倒れて来るってどれだけ恨み買ってんのよ」
虎杖「近くで遊んでたヤツが振り回した箒がロッカーに当たって、そんでぶつかりそうになったんだよ」
釘崎「コイツのことだからロッカーで殴られるようなことでもしたのかと思ったわ」
真依「あなたじゃあるまいし」
釘崎「そこまでのことはないっての」
虎杖「そこまでじゃないならあんの……?」
釘崎「それより、もしかしてセンパイったらキュンとしちゃったりしたんですかぁ~?」
真依「そんなことあるわけないでしょ?ゴリラじゃない」
釘崎「まあこのゴリラじゃ無理あるか」
虎杖「なんでこの流れで俺が二人からディスられることになんの??」
真依「はぁ、もういいわ。これ、受け取って?必要なかったら捨てていいわ」
虎杖「別にそこまでしなくても」
dice1d35=21 (21) 「待て!」
- 37二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 09:48:59
ここで伊地知さんか
少なくともこれに関する情報は持っているだろうから光明になりそうだね - 38二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 10:38:20
虎杖…頑張って…
- 39二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 12:06:01
伊地知さんがきちんと説明してくれるはず…がんばれ虎杖!
それにしてもスレ主のストーリーがよくできてることに加えて、ダイス神の介入が絶妙すぎてめちゃくちゃ良スレやんけ - 40二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 13:27:11
両方偽物なんだろうけど真希VS釘崎の会話すきすき
釘崎の田舎育ち感を感じるダンゴムシ推しよ
通常だったら伊地知さんがこの二人のレスバを取りなせるイメージがないんだけど登場嬉しいよ - 41二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 18:22:19
多分記憶から再現してるから記憶奪う→更に再現度高くなる→記憶奪うのループに入るの悪辣すぎるな…
釘崎?がいるのもあるだろうが一番最初より真依?の会話のキレが増してる気がするぜ… - 42二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 22:24:54
頑張れ伊地知負けるな伊地知
- 43二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 22:41:06
伊地知「すみません、待ってください虎杖君!!」
虎杖「(知らない人が突然駆け込んできたと思ったら何かを制止されてる?)」
釘崎「アンタの知り合い?」
虎杖「いや、知らんと思うけど」
真依「名前呼ばれてたわよね?」
虎杖「すんません、俺になんか用っすか」
伊地知「……以前お会いしたことがあるんですが、私のことを覚えていますか?」
虎杖「(完全に初めましてのつもりだったけど、名前知ってんだもんな。知り合いか)」
虎杖「(でも見覚えあるかないかで言えばねぇし、どこで知り合った人だ……?)」
釘崎「使い古された時代遅れのナンパみたいな文言ね」
真依「声がかかったのが自分じゃないのがそんなに残念?」
釘崎「アンタと違って私は高嶺の花だからそう易々と声がかからないの。安くて軽そうに見える女程声掛けられるもんよ。アンタみたいな」
真依「高嶺の花じゃなくて路傍の石の間違いじゃない?誰の目にも留まらないことがそんなにご自慢なのかしら」
虎杖「(目の前のこの人よりも後ろの会話が気になって集中出来ん。またこれ俺の方にも飛んでくるんだろうな……)」
虎杖 dice1d100=58 (58)
真依 dice1d300=95 (95)
伊地知 dice1d100=51 (51)
- 44二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 22:58:00
上限の問題なんだけどマジで真依が負けなしや…
- 45二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:17:31
虎杖「どこで会ったのか全然思い出せないんすけど、とりあえず名前聞いていい?」
伊地知「……伊地知です。伊地知潔高」
虎杖「伊地知潔高……」
虎杖「(一ミリもピンと来ねぇ。そもそもこのくらいの年の人と会うって言ったらどこだ?病院かパチンコだったら病院って顔だけど)」
虎杖「あー、伊地知サン?やっぱり全然思い出せないんだけど、声掛けて来たってことは何か用がある感じ?」
伊地知「ッ、……そうですね。出来ればお時間を頂けると助かります」
釘崎「ねぇ、そこのアンタ。本当にコイツと知り合いなわけ?」
真依「癪だけど同感ね。知らない相手にいきなり名前を呼ばれて話があるなんて、裏があるとしか思えないわ」
虎杖「そこまで言わんでも。話の内容だって分かんねぇんだし」
釘崎「そうやってホイホイ呼び出されてついていって、結局気付いたら妙な契約書にでも名前書かされんのよ?」
虎杖「流石に迂闊に名前書くまではしねぇって」
伊地知「いえ、私は怪しい者ではなくてですね」
真依「見知らぬ人間に話があるなんて言い出す人で怪しくないことがあるかしら」
釘崎「さっきから私たちのこともチラチラ見てたわよね?他に人が居たら都合が悪いことでもあるとしか思えない」
虎杖「(伊地知さんの顔色が凄まじい速度で悪くなっていく……)」
虎杖「(悪意があるようには思えんけど、確かになんか戸惑ってるとかそういう感じの気配はあるんだよな)」
虎杖「(俺が忘れてるせいなのか、他に理由があるのかまでは分かんねぇけど)」 - 46二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:31:46
相手が伊地知みたいに本物の場合だとこの虎杖の受け入れの早さはプラスなんだけどまぁ偽釘崎と偽真依は阻止しようとしてくるよね
- 47二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:52:14
伊地知「……怪しいと思われてしまうことは当然だと思います。そのことについては申し開きも出来ません」
伊地知「ですが私は虎杖君を騙そうとしたり、危害を加えようとしているわけではありません」
釘崎「口だけなら幾らでも言えるっての」
虎杖「確かに釘崎と真依先輩が言ってることも分かるけどさ、本当に騙す気ならこういうのって一人の時とかに声掛けねぇ?」
虎杖「実際二人に怪しまれてるし、俺だけだったら普通に話聞きに着いてってると思うし」
虎杖「伊地知さんは俺に話があるってことだろ?流石に二人っきりでとか言われたらちょっと警戒するかもだけど、こことかどっかのファミレスとかでの話で良いなら付き合うよ」
伊地知「虎杖君……ありがとうございます」
真依「あなたがそこまでしてあげる義理なんてあるのかしら」
虎杖「このまま話聞かなかったら何の話だったかって気になるじゃん」
虎杖「(口には出さねぇけど、この人くらいだったら多分力尽くでどうこうってのもないし、最悪走って逃げるくらいなら出来るだろうし)」
虎杖「二人が心配してくれてるのは有難いけどさ」
釘崎「誰がアンタの心配なんかすんのよ。見過ごしたら私まで馬鹿に思われるからに決まってんでしょ」
真依「的外れもここまで来ると呆れるしかないわね。これだけ渡したら帰るわよ。男物のハンカチなんて持って帰っても仕方ないもの」
虎杖「そこは心配ってことにしとこうぜ、俺のためにもさ……」
1.虎杖「とりあえず有難く受け取っときます!」
2.虎杖「気を遣わせたみたいでむしろスンマセン!!」
3.伊地知「それはお礼の品……つまりは"恩返し"ですよね」
4.伊地知「それを受け取っては駄目です!」
dice1d4=1 (1)
- 48二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:55:36
だから簡単に人を受け入れるなと!!!!
言うても虎杖視点でこの真依に怪しいところないね… - 49二次元好きの匿名さん25/09/25(木) 23:59:14
ああ2分の1…間に合わなかったか
わざわざお礼の品として男物のハンカチ用意してくれたら受け取るよな - 50二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 00:10:21
伊地知「虎杖君!!」
虎杖「な、何!?」
伊地知「あぁ……送り出してくださった皆さんも虎杖君もすみません。私じゃ――――」
虎杖「急に何!?しゃがみ込む様なこと!?もしかして真依先輩のこれが目当てで声掛けたとかそういう感じだった!?」
虎杖「でも人から貰ったものを他の人に渡すのはあんまし良くないと思うから、話しても渡せなかったと思うごめん……」
伊地知「違います。全然そうじゃないです……」
伊地知「こうなったらせめて、次のために」
虎杖「次?」
真依?「ふふ……受け取ってくれて嬉しいわ。私の恩返し」
真依?「私ね、あなたに助けられたことなんてなかったのよ」
真依?「でも恩返しが成立したのなら、何かしらの恩が無ければおかしいわよね?」
伊地知「……何度も繰り返し続くのは、終わっていないからです。そして終わりに出来るのは君だけなんです」
真依?「どうせまた全部忘れるわ。それなのに何度もここに入って来るなんて、随分と諦めが悪いのね」
虎杖「一体、何がどうなって」
虎杖「(あれ、急に立っていられなくな、って……)」
伊地知「君がこの恩返しを終わりにしなければ」
真依?「終わらないわ、絶対に。だってそうでしょう?誰も終わらせることを望んでなんかいないんだから」 - 51二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 00:12:52
そろそろマジで無理矢理断ち切るってなりそうだけど1の後遺症次第じゃバドエンになっちゃうよぉ…
- 52二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 00:27:48
キーンコーンカーンコーン……
虎杖「…………う゛、ぅ」
虎杖「な、に?……チャイム?」
虎杖「ここは、学校?」
虎杖「(やたら体が重い気がする。筋肉痛とはまた違う感じの)」
虎杖「(頭も重い、っつーかぼーっとするし)」
「オマエのんびりしてて良いのかよ。今日約束があるって言ってなかったか?」
虎杖「約束……?」
「校門のところで待ち合わせしてるから早く行かねぇと、って言ってただろ?」
虎杖「(そんなのしてたか?でもそういわれるとそうだったかもしれないと思えて来る)」
虎杖「そう、だっけ。そうだったかも」
「ほら、ここから立ってるヤツの姿見えるし、早く行けよ。あんだけ待たせられないって言ってたっつーのに」
「起こしてやった礼に今度購買のパン買ってきてくれよ。一日限定三つしか売ってないプリンとか」
虎杖「ンなもんあったっけ」
「いつも食ってるくせに!せめて足の速さ他の所で活かせっての!」
「それよかさっさと行けよ。ほら、結構イライラしてるっぽくね?」
虎杖「確かに待たせてんのはマズいよな。プリンは気が向いたらってことで!じゃあな」
虎杖「……ふう、それにしても約束ってなんだったっけ。お、あそこにいるのは……dice1d35=22 (22) ?」
- 53二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 00:30:38
ここで羂索二回目かよ
トドメ刺しにきた感がすごいよ - 54二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 00:33:10
お…お母さん(お父さん?)が学校に迎えに来てる事になるのか?
前回はまだ自分が呪術師って覚えてたけどもう今完全に普通の高校生になってそうだからやばい - 55二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 00:43:10
羂索「遅い」
虎杖「え、あー、ごめん?」
羂索「待ち合わせ一つまともに出来ないなんて、悲しいよ。初めてのおつかいもまだ早いってことかな」
虎杖「早いどころか遅過ぎんだろ」
羂索「因みに初めてのおつかいは何だったか覚えてる?」
虎杖「覚えてねぇよ」
羂索「パチンコの代打ち」
虎杖「流石にそれは嘘だろ」
羂索「煙草買いに行ってくれたんだっけね」
虎杖「それも流石に嘘……嘘だよな?」
羂索「どちらかは本当だよ」
虎杖「こんな最悪の二択ってあんのかよ」
虎杖「(この人は……羂索。俺の親代わりって程、親って感じのことされた記憶もあんまりねぇけど四捨五入したらギリギリ親族とかそういう感じの人、……だよな)」
虎杖「(世話になったことも微妙にあるっちゃあるし、だから今日もこうやって一緒に……一緒に?)」
羂索「そんなまじまじと私を見てどうしたんだい?まるでそこに居るはずのない人を見た、って顔だけど」
虎杖 dice1d100=87 (87)
羂索 dice2d100=58 64 (122)
- 56二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 00:48:49
宿儺とのほのぼの兄弟ifに引き続き羂索とのほのぼの?家族if始まっちゃった……
記憶の整合性とるために前の兄弟設定とかは毎回リセットされてる感じかな - 57二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 00:57:34
(1d200と2d100間違えたけど振り直しするのもあれなのでスルーで)
虎杖「(別に普通、だよな?)」
虎杖「(コイツは全くもって普通じゃねぇけど、ここに居るってのは約束したからだし)」
虎杖「学校まで来るのに似合わねぇなって思っただけだっつの」
羂索「そう?それならいいけど」
羂索「でも私が学校に似合わないって言葉は見過ごせないな。明日から保健室でナース姿で勤めてあげようか?」
虎杖「保健室にナースは居ないだろ」
羂索「服装はただの趣味だよ」
虎杖「趣味でナース服着るヤツは養護教諭にはなれねぇよ!」
羂索「なれるよ。私養護教諭免許状持ってるし」
虎杖「マジで!?」
羂索「嘘だけど」
虎杖「真面目に話聞いた俺が馬鹿だった」
羂索「持ってるのは医師免許の方」
虎杖「…………ダウト」
羂索「ブラックジャックに憧れてたんだけど、折角なら闇医者目指した方が良かったって免許取った後に気付いたんだよね」
虎杖「絶妙にありそうな感じがムカつく」 - 58二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:00:11
治安のよくない家族存記ですねぇ
羂索が虎杖の記憶から生成されてるなら普通に夏油の姿だろうしお母さんではないしお父さんとも言い難い設定の見た目よな - 59二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:04:26
羂索の胡散臭さが素材の味そのままにおかしな設定と馴染んでて草…草…
虎杖も頑張ったけどやっぱ上限200の壁は厚かったよ - 60二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:05:48
羂索「まあ嘘だけど」
虎杖「せめて意味ある会話しようぜ」
羂索「せっかく悠仁に合わせた会話してたのに、これも私の配慮だよ」
虎杖「それ絶対俺って書いて馬鹿って読むやつじゃん」
羂索「惜しい。馬鹿の器で収まるとは思ってないよ」
虎杖「大馬鹿って言ってる?」
羂索「流石だね」
虎杖「この流れでは褒められてないってことくらい分かるけど!?」
羂索「それじゃあそろそろ行こうか、いつまでもここに居るわけにもいかないし」
虎杖「なんで俺が駄々こねてたみたいになってんの!?」
羂索「親が親なら子も子、ってやつだよ」
虎杖「今までで一番傷付いた言葉かもしれねぇ」
羂索「そんなに褒めなくても」
虎杖「だから褒めてねぇっての!!」 - 61二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:10:08
「それじゃあそろそろ行こうか、いつまでもここに居るわけにもいかないし」
ギャグとギャグに挟まってるけどなんかすごい怖いセリフに感じる
誰か……… - 62二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:21:31
虎杖「……そういやどこ行く予定だっけ」
羂索「渋谷だよ」
虎杖「ちょっと距離あるけど、何しに?」
羂索「別に何でも良いんじゃない?」
羂索「行きたいって言い出したのは悠仁の方だし、私はあくまで付き添いだよ」
虎杖「渋谷……?」
羂索「新宿でも良いけど、こっちはまだ少し早いかな」
虎杖「(何か用でもあったっけ。全然思い出せねぇ)」
虎杖「(行きたいなんて言ったっけ。でも言ったんだろうな……)」
羂索「包丁でも買ってあげようか。切れ味が良いものを」
羂索「なんでも斬れるような、ね」
虎杖「あー、確かに包丁はあったら嬉しいかも」
虎杖「一応家でも軽くは研いでるけど、それなりの値段って感じの切れ具合だし」
羂索「君には鋏くらいがお似合いだと思うけどね」
虎杖「流石に鋏じゃ包丁の代わりにはなんねぇっての」
羂索「その通りだよ」
虎杖「ついでにキッチンバサミも買ってくれるなら助かるけどさ」 - 63二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:23:35
不穏不穏
漫画だったら今背景が一コマごとにどんどん暗く不気味になっていってるから - 64二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:31:07
羂索のこの面白イカれ感は本物に近いんだがこれはどうやって再現されてるんだ…髙羽の記憶か…?
- 65二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:34:11
虎杖「(渋谷に来たけど、気付いたら電車の中でまた寝てたし)」
虎杖「(やっぱりなんとなく怠いんだよな。風邪って感じともまた違うと思うけど)」
羂索「丁度良い店があそこにあるから、見ておいでよ」
虎杖「気付いたら戻ってこないとかそういう感じのはやめろよ。俺今日あんま金持ってねぇし」
羂索「それじゃあ面白くないから、そんなことはしないよ」
虎杖「なら良いけど、予算は?」
羂索「好きなのを選んでおいで。このくらいで痛むような懐じゃないから」
虎杖「なら店で一番高いの選ぶけど」
羂索「はいはい、好きにしな」
虎杖「(薄らそう言いながらもどうせ選ばない癖に(笑)って思われてんのを感じる)」
虎杖「(間違ってねぇのが腹立つけど、かと言って一番高いの持って行こうとも思えねぇし)」
虎杖「(腹立つな……)」
羂索「じゃあ私は行くから、またあとでね」
虎杖「どこ行くんだろ。まあいいや、置いていかれたとしても帰れる程度には金あるし」
虎杖「それにしても包丁の良し悪しなんて分かんねぇしな……試し切りなんてさせて貰えんだろうし」
虎杖「とりあえず、見に行ってみるか」 - 66二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:40:14
なんかこの説明の少なさとか場面切りかえが不気味で心細い夢見てる時の感覚まんまだ
実際虎杖は眠ってて夢見てるみたいな状態なんだろうけど - 67二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:47:42
虎杖『もしもし?包丁決まったけど』
羂索『もう少し時間潰しててよ、こっちもちょっと忙しいから』
虎杖『本当はもう電車乗って帰ってるとかだったら流石に怒るぜ』
羂索『そんなんじゃないよ。適当に……そうだな一時間くらいはゆっくりしてて』
虎杖『一時間?じゃあ適当に喫茶店ででも時間潰してるから終わったら連絡な』
羂索『はいはい、そうピリピリしなくても逃げやしないよ』
羂索『私は、ね』
虎杖『別に逃げる理由なんてないだろ』
羂索『そう?ならいいけど。またあとでね』
虎杖「(なんか、もやもやする)」
虎杖「(もやもやするっつーか、落ち着かないっつーか)」
虎杖「(……なんだ、この感じ)」
虎杖「(帰りたい?この場に居たくない?)」
虎杖「…………俺、疲れてんのかな」
虎杖「とりあえず、一回座れるところにでも行くか……」
dice1d35=30 (30) 「見つけた、虎杖!」
- 68二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 01:51:57
街中で会うには一番違和感のある先輩が来てしまった
逆に記憶が刺激されてアリか? - 69二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 10:02:02
雰囲気的にはちょっと明るくなりそうな人選だ
- 70二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 10:13:33
人間だと不審者だけどパンダだと非日常すぎて逆に話聞いてもらえる可能性あるだろうかと思ったけどど普通にそういう着ぐるみの人だと思われそうだな
- 71二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 18:18:12
新宿でも良いけど、こっちはまだ少し早いってどういう意味かな
もしかして現実の時系列的には渋谷後~新宿決戦前?なんとなく新宿決戦後かと思ってたんだけどどっちにしろ不穏! - 72二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 18:37:10
虎杖が境目で繋がりを切ったり鋏くらいがお似合いって言われてたり御厨子使える状態っぽいから新宿決戦後じゃないかな
- 73二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:19:34
虎杖「ん?……今名前呼ばれたような気がしたけど」
パンダ「悠仁!こっちだ!」
虎杖「(気のせいじゃない?でも他に人とか居ねぇよな?まさか幻聴?)」
虎杖「(疲れてるとは思ってたけど、そういう感じの疲れってシャレにならなくね?)」
パンダ「そっちじゃない!」
虎杖「どっちだよ」
虎杖「(ヤバい、思わず返事しちまった。こういうのって無視した方が良いんじゃなかったっけ)」
パンダ「下だ!」
虎杖「……下?」
パンダ「よし、目が合ったな」
虎杖「は?」
虎杖「ぬいぐるみが喋ってる」
パンダ「喋るだけじゃなくて動けるぞ、この通りだ」
虎杖「うっわ!!!?!?!?!?」
虎杖 dice1d100=26 (26)
パンダ dice1d100=40 (40)
- 74二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:34:51
ついに外部からの人間(パンダ)は認識もできなくなっちゃったのか…と思ったらちっちゃいパンダだった!
- 75二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:41:51
パンダ「こんなにハイパー可愛くて素敵で頼れる先輩を忘れるなんて有り得ないよな?」
虎杖「パ、パンダ先輩……?」
パンダ「自分で言っておきながらこれで思い出すのはだいぶ良く分からないぞ」
虎杖「喋るぬいぐるみが先輩の俺……?」
パンダ「おっと、思い出し方が中途半端なのか?」
虎杖「小パンダ先輩中パンダ先輩大パンダ先輩……?」
パンダ「気付け代わりに一発殴られておくか?」
虎杖「お日様の香りだ……」
パンダ「泳がされている気もしなくもないが、話せないよりは丁度良いと思うことにするか。それで悠仁、どこまでこの状況を理解してる?」
虎杖「どこまで、って」
虎杖「(目の前に居るのはパンダ先輩で、俺は呪術師で……)」
虎杖「今聞くことじゃないかもだけど、パンダ先輩なんで小さいん?」
パンダ「なるほどな。大体分かった」
虎杖「これで分かんの!?」
パンダ「先に本題だ。今のオマエは記憶を一部失ってる。それにここは現実世界じゃなくて、呪霊の領域の中だと思ってくれ」
パンダ「つまり俺もオマエを助けに来たわけだが、物理的な破壊は何の意味もなさないから暴れるなよ」 - 76二次元好きの匿名さん25/09/26(金) 23:48:01
助けに来た人のダイスの方が高いと記憶も正しい方に引っ張ってもらえる感じかな
パンダがちっちゃくなってるの知らないなら死滅回遊以降の記憶は忘れさせられてんだな - 77二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:05:30
虎杖「そんなことになってんの……?」
虎杖「そういや俺、さっきまで羂索と一緒に居たんだけど…………羂索と一緒に居たんだけど!!!!?!?」
パンダ「安心しろ、ソイツは偽物だ」
虎杖「羂索の偽物!?」
パンダ「全部の説明をする時間はおそらくないってことで、悠仁に言いたいことは主に三つだ」
パンダ「一つ目、さっき言った通りここは呪霊の支配下だ。俺以外の誰が出てこようと何を思い出そうと、ソイツらは悠仁や他の誰かの記憶を読み取って現れるだけの偽物だ」
パンダ「そして途中で一回揉めたこともあって、ここに入って来る助っ人は一人だけになってる」
パンダ「だからもし他に見覚えのある顔が居ても、ソイツの言うことは信じるなよ」
虎杖「羂索の偽物が来たように、他の人の偽物が現れるかもしれないってこと?」
パンダ「そうだな。それで俺を疑われたら本物であるという証明が出来ないが、とにかく信じてくれると助かる」
虎杖「パンダ先輩を信じないって選択肢はないから大丈夫!」
パンダ「うーん、ここまで繰り返す羽目になった理由が透けて見える気がするぜ」
パンダ「っと、次に二つ目だ。ここでは”恩返し”が成立するような真似はするな。何をもって恩返しとするか相手の認識次第ってところがあるが、揚げ足撮られるような真似はするなよ」
虎杖「よく分からんけど、分かった!」
パンダ「最後にだな……っと、無事に持って来られてよかったぜ。この鏡を見て、違和感は――――」
羂索「鏡に映る自分に違和感があるか?そんなもの、誰にでもあるものだよ」
虎杖 dice1d100=62 (62)
羂索 dice1d200=96 (96)
パンダ dice1d100=24 (24)
- 78二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:16:13
上限高いにしてもずっと敵の引きが良すぎる
- 79二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:16:26
親(ニセモノ)強いーーーよ!!!
- 80二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:25:31
羂索「鏡に映る自分に対して、こんなものは自分じゃないと思うことは誰にでもあるものだ」
羂索「ほら、ご覧。鏡に映る傷跡は、本当にあったものかな?」
羂索「小さなぬいぐるみに成り果て無力で無様に生き延びたのと思っていたとしても、本当に現実かな?」
虎杖「ッ、羂索……!」
羂索「そもそも自分が困っている時に都合よく誰かが助けに来てくれるなんてことも、有り得ると思う?」
虎杖「(言ってる言葉の意味はよく分からねぇのに、言葉を聞いてるだけで頭が揺れる感じがする)」
虎杖「(パンダ先輩の言葉を信じるなら、コイツは偽物のはずだ。で、殴っても無駄)」
虎杖「(なんでパンダ先輩が俺に鏡を見せようとしてたのかも分かんねぇし、映るのなんて代り映えしない自分の顔だけだったし)」
虎杖「パンダ先輩、これからどうすりゃいい」
虎杖「……パンダ先輩?」
羂索「さっきから誰に話しかけてるのかな」
羂索「――――君の足元には薄汚れたぬいぐるみしか無いのに」
虎杖「……え?」
羂索「どうやら疲れてるみたいだね。人形.遊びもその年になったら卒業しなきゃいけないんじゃない?」
虎杖「オマエがパンダ先輩に何かしたんだろ!」
羂索「感情移入もここまで来ると見応えがあるかもね。ただのぬいぐるみにそこまで必死になるなんて」
虎杖「(小さなパンダのぬいぐるみは拾い上げてもピクリとも動かない)」
虎杖「(当然、温かさもない)」
虎杖「(呪骸だから当たり前だろ。そういうものだ、でも)」
羂索「もう一度ゆっくり思い出してごらん。本当に君の記憶の中に、パンダ先輩とやらは居る?」 - 81二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:28:21
パンダ先輩…!
上でも言われてたけど読み味が怖い夢見てる時の感覚に近い
とても心細い - 82二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:31:38
>鏡に映る自分に違和感があるか?
偽物なんだけど乗っ取り常習犯の羂索が言うとなんかこう…この野郎!となるな
- 83二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 00:41:40
虎杖「は……?何言ってんだよ、パンダ先輩はここに居るだろ!」
羂索「そんなちっぽけなぬいぐるみが?」
虎杖「さっきまで喋って、動いてた。それをオマエが」
羂索「私が君のかわいいお人形にそんな意地悪をする理由がある?」
虎杖「あるに決まってんだろ!オマエは羂索、なんだから……」
虎杖「(でもパンダ先輩は羂索の偽物だって言ってたよな。コイツは偽物で、それで)」
羂索「何か悪い話でもされたのかな。例えば、私が君の敵だとか、偽物だとか」
虎杖「確かにオマエにとっては都合が悪い話を、パンダ先輩は教えてくれた」
羂索「じゃあその先輩とやらは、他には悠仁をどんな存在だって教えてくれたんだい?」
虎杖「(どうしようもなく噛み合わなさがある)」
虎杖「(肌が粟立って落ち着かない。それは目の前に羂索が居るからってよりも、焦燥があるからだ)」
虎杖「(何かがおかしい。でもその何かまではハッキリとは分からない)」
虎杖「とぼけるな。オマエは五条先生を……!」
羂索「新しい名前も出て来たか。ううん、学校の先生の名前くらいは憶えているけど、そんな名前の教師は居なかったと思うよ」
羂索「もう一度、考えてごらん。君は自分が何者かを本当に理解しているのかな?」
虎杖 dice1d100=58 (58)
羂索 dice1d100=76 (76)
- 84二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:00:11
虎杖「俺は、俺だ。呪術高専の一年で、呪術師で……」
虎杖「(そうだ、鏡。パンダ先輩が持ってた鏡があれば、映るはずだ)」
虎杖「(記憶が混乱してるのは呪霊のせいで、こっちの俺の方が偽物で)」
羂索「鏡はここだよ。ほら、言ったでしょ?」
虎杖「ぁ……な、んで」
羂索「傷痕なんて、本当にあったのか?ってね」
虎杖「(ない)」
虎杖「(真人につけられた傷が、目立っていたはずの傷跡が)」
虎杖「(でもそれより、なきゃいけないはずの目元の、宿儺が作った跡がない!)」
虎杖「(そうだ、宿儺だ。呪霊の影響下にあったとしても、俺の中には宿儺が居るはずだってのに)」
虎杖「……宿儺、おい、宿儺!!」
羂索「また新しい名前?聞いたことがないけど、それも新しい友人の名前?」
虎杖「アイツが友達なわけあるかよ!」
羂索「どうやら混乱しているようだね。ここまで疲れが溜まっているのに気付けなかった私のミスかな」
羂索「今日は買い物をやめて、家に帰ろうか」
虎杖「やめろッ!俺はもう思い出したんだ」
虎杖「(自分が立っているのかさえも分からなくなってくる。おかしい、全部がおかしい)」
虎杖「(羂索の偽物だって言うコイツも、動かなくなったパンダ先輩も、あるはずなのに無くなった傷も、全部……全部?)」
虎杖「(違う、そんなこと有り得るはずがない。だってそんな、おかしいのが俺以外じゃなくて)」
羂索「思い出した?それは違うんじゃない?」
羂索「悠仁の言う自分という人間の証明が出来ない以上、それは思い出したんじゃなくてそう考えていただけの空想にしか過ぎないんだよ」 - 85二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:04:36
自分以外の全てがおかしい可能性より自分の頭がおかしい可能性の方が高い、一般的にはその通りなんだけどね…
アンデンティティがぐらぐらにされてるけど大丈夫なのか - 86二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:06:59
うーん悪い櫻井ボイスが聞こえてくるよ…
- 87二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:15:32
虎杖「俺は……お、れは」
羂索「イマジナリーフレンドという言葉を知ってる?名前の通り、空想上のお友達」
羂索「そんなお友達に名前をつけて、話でもしていたのかな」
虎杖「(頭の中がぐちゃぐちゃだ。思い出そうとしてもぶつ切りになった記憶が上手く繋がらない)」
虎杖「(羂索が倒すべき敵だって記憶と、家族のような存在だって記憶)」
虎杖「(呪術師である自分と、ただの学生でしかない自分)」
虎杖「(常識的に考えるなら、どっちが正しいかってことにも答えが出る。出てしまう)」
虎杖「パンダ先輩、パンダ先輩……!」
虎杖「(これが呪霊のせいだってなら、一度でいい。もう一度声が聞きたい)」
虎杖「(助けてくれとまではいわない。ただ、自分の中にある記憶が正しいって思える証拠が欲しい)」
羂索「そう焦らなくても大丈夫だよ」
羂索「いずれ何が正しいかは分かるさ。どんなに時間がかかってもね」
羂索「心配ない。きちんと決着がつくまで傍にいてあげる。放り出したりなんてしないよ」
虎杖「(羂索の言うことなんて、コイツが偽物だったとしてもパンダ先輩を信じるなら信じちゃいけない)」
虎杖「(分かってる。分かってる、けど)」
羂索「さて、そろそろ帰ろうか」
羂索「空想に縋るのはやめて、そろそろ現実に戻っておいで」
羂索「大丈夫、ほら手を取って。なにせ、君には恩があるんだから。何度だって助けてあげる、これも恩返しの一つだからね」
1.虎杖「…………わ、かった」
2.虎杖「恩返し……?」
3.虎杖「や、めろ……やめろ!!」
4.パンダ「……ど、りゃあ!!」
dice1d4=1 (1)
- 88二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:18:28
悪化の一途で好転の目がない
- 89二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:19:50
虎杖…羂索(偽)の家族になっちゃう?
- 90二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:31:45
こういう口先だけ優しい悪魔のポジションが見事に似合うアバターをお選びで…
現実の関係を思うと「放り出したりなんてしないよ」もひで - 91二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:33:04
虎杖「ぁ……」
虎杖「(ぬいぐるみが、手から零れ落ちていく)」
虎杖「(鏡が落ちて、砕け散る)」
虎杖「(動かないし、砕けたまま。破片が映し出すのは現実だけ)」
虎杖「(それなのに手を取った羂索の手だけは記憶の中にあるままに温かい)」
羂索?「人の心は視覚によって大きく左右されるものだ」
羂索?「ソレは見た目がこれだからね、ほんの少しでもらしいイメージを押し付けてやればあるべき姿に戻る」
羂索?「呪霊も呪術師も居ない世界に呪骸なんてものがあるはずもないからね」
虎杖「なに、を」
虎杖「(意識が遠退く。抗えない眠気に襲われてる?)」
羂索?「記憶は心であり、つまりは精神だ」
羂索?「そして負の感情と紐付けられ、つまりは呪力となる」
羂索?「それらを食らえば食らう程、より一層脆くなっていく。当然だ、忘れたままでは核が失われているのと同じ」
羂索?「何度も立ち入ればここに馴染むことが出来る一方で、影響を受けやすくなる」
羂索?「今の君は殆どがここに染められている。もしも今この瞬間に縁が切れたら空っぽな肉の器しか残らないだろうね」
虎杖「オマエは何がしたいんだよ……!」
虎杖「(記憶がごちゃごちゃになる。知らない記憶と知っている記憶が駆け巡っていく)」
虎杖「(そうだ、これは初めてじゃない。何度も繰り返されたそのうちの一つで)」
羂索?「ふむ、それを言われたら答えなくてはいけないかな」
羂索?「私はこの恩返しの――――」
虎杖「(聞こえなく、クソ……、クソ、クソ、クソ!!)」
虎杖「(また何も出来ずに終わるのかよ……!!)」
ブツン - 92二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:51:21
『おにいちゃん、きてくれてありがとう!』
『なんでおにいちゃんのことしってるのって、へんなの』
『だってくろくてこわいのにおいかけられてるときに、おにいちゃんがチョキチョキってしてくれたから』
『おかあさんにたすけてもらったらおれいいいなさいって!』
『うん!それでね、おにいちゃんにこれあげる!』
『いらないの?こまる?』
『でもありがとうだけじゃたりないよ。せっかくつくったのに』
『え、ほんと!やったぁ!』
『たいせつにしてね!ちゃんとおねがいもこめたんだ』
『これでね、おれいとおんがえし!』
『こわいゆめもみなくてすむようになるんだ!』 - 93二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 01:56:10
虎杖「う、ぐ…………」
虎杖「ここ、は……学校?」
虎杖「なんで俺、学校で寝て」
虎杖「(頭がぼーっとする。上手く考えが纏まらない。やけに体が重い)」
虎杖「知らない学校だよな、ここ」
虎杖「…………あれ」
虎杖「見覚えがないけど、そもそも俺――――学校に通ってたこと、あったっけ」
虎杖「俺は虎杖悠仁。それで……」
虎杖「それで……?」
虎杖「これ、記憶喪失とかってヤツなんかな。頭打ったとか、そういう感じだったり、とか」
虎杖「誰か人を探して聞いてみれば良いのかな」
虎杖「今は昼の十二時?でも誰も居ない?」
虎杖「おーい!誰か!!」
虎杖「……誰も居ない?」 - 94二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 02:01:27
女の子経由で呪具か触媒的なもの受け取っちゃってる?それとも本当にお守り?
- 95二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 02:05:29
虎杖「人の気配が全然ない」
虎杖「それに教室から出るための扉は開いたけど、窓は開かねぇし」
虎杖「ロック外そうとしても動かないけど、こういうのってこんなに固いのかよ」
虎杖「人が落ちないように、とかなんかな」
虎杖「最悪、窓割ったりとか……でも流石に怒られる?」
虎杖「そもそも怒る人間もどこに居るんだよ、って感じだけど」
虎杖「とりあえず俺がなんかやらかしてここに居るかもしれないってことを考えると大人しく出口探した方が良いか」
虎杖「学校なら普通に昇降口とかから出られるだろ、多分」
虎杖「とりあえず階段でも降りて、まずは一階に……っと」
虎杖「あれ、今足音が聞こえた気がす」
dice1d35=2 (2) 「うわぁああああ!?」
- 96二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 02:08:27
誰もいない世界で自分と出会うのは本当に成り代わられそうで怖い!
- 97二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 02:27:41
本人来ちゃうなら確定で偽物なのダイス運がない…!
- 98二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 09:50:12
怖いどんどん狭くなる穴を進んでるみたいで怖い
何とかならないか - 99二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 16:18:52
虎杖「悲鳴!?聞こえて来たのは下から、なら……!」
虎杖「あれ、でも足音がこっちに」
「変なの居る変なの居る変なの居る!!!!」
虎杖「は……?」
「うわッ、こっちにも変なの……じゃなくて今度は俺!!!?!?」
虎杖「それはこっちの台詞なんだけど!?」
「ドッペルゲンガー、見たら死ぬヤツじゃん!?」
虎杖「それもこっちの台詞なんだけど!!??」
「違う、まずはとにかく上!!ワケ分かんねぇけどそこの俺もアイツらから逃げるなら上に」
虎杖「アイツら?」
「下に変な黒いヤツが居て追いかけて来てんの、って……あ」
「「うわぁあああああああ!!!?!?」」
虎杖「なにあれなにあれなにあれ!?」
「だから言ったじゃん、黒いの居るって!!」
虎杖「とにかく逃げれば良いんだよな!?」 - 100二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 16:34:14
虎杖「し、死ぬかと思った」
「俺も……」
虎杖「(全速力で走ったってのに、ほぼ同じ速さだったよな)」
虎杖「(まあ俺だから当たり前なのかもしんねぇけど)」
虎杖「(それよりもなんで俺がここに居るか、ってことだよなぁ)」
「……なぁ、なんで俺がここに居んの?」
虎杖「そんなん俺が聞きてぇんだけど?」
「気付いたら誰も居ない教室で目が覚めたんだけど、そっちは?」
虎杖「俺も似たような感じ」
「……俺さ、記憶もない感じなんだけど」
虎杖「俺も、自分の名前くらいしか分かんなくて」
「え」
虎杖「何驚いてんの?」
「俺、自分の名前も分かんないんだよね」
虎杖「マジ……?」
虎杖 dice1d100=92 (92)
?? dice1d100=36 (36)
- 101二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 16:46:18
虎杖「(変なのに追われてたから思わず一緒に逃げて来ちまったけど、油断し過ぎるのってマズいよな)」
「なんでこうなってんのかは分かんねぇけどさ、とりあえず俺も自分の名前知りたいんだけど、教えてくんない?」
虎杖「あー……、黙秘ってことで」
「……ま、そうなるよなぁ。俺も俺相手なら同じこと言ったと思うし」
虎杖「それに名前教えた所で自分の名前呼ぶのも変な感じだろ?」
「俺達、っつーか自分しか居ないし困んねぇか」
虎杖「(……普通に俺、なんだよなここに居るの)」
虎杖「(なんで俺が居るんだよ、ってことに関してはそもそもさっきの黒いのと言い状況がマトモじゃねぇし)」
虎杖「(いざとなったら殴り合いとかになるんかな、これ)」
「そういやさ、窓壊せるか試した?」
虎杖「試してねぇけど」
「机とか椅子で殴って見ても割れねぇし、外出ようと思ったらあの黒いの居るから出られねぇんだよなぁ」
虎杖「校舎に閉じ込められてるっつーこと?」
「多分?まだ上は試してないけど」
虎杖「上……あー、屋上?」
「屋上への扉が開くかどうかってとこもあるけど、試してみるのもありじゃね?ってことで」 - 102二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 16:50:29
- 103二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:05:54
虎杖「閉じ込められてるなら、まずは脱出ってことだよな」
「そうそう。自分同士での殴り合いよりはまだマシじゃね?」
虎杖「脱出……」
虎杖「(なんかそれよりもやらなきゃいけないことがあった、ような)」
虎杖「(なんだっけ、俺は……)」
「どうする?また俺がどっかで見つかったりしたら」
虎杖「最終的に七人の俺でも集めろって?」
「全部の俺を見つけたら記憶も戻る、的なさ」
虎杖「俺が分裂してるってこと?」
「お互いに本物だったほうがまだマシじゃね?自分相手に生き残りをかけたバトルってのも……なぁ?」
虎杖「それは最後の手段ってことで」
虎杖「とりあえず上……って言っても、あと一階くらいだよな。ここ三階だっけ」
「逃げる時に多少上がったり下がったりしたけど、確かそのはず」
虎杖「じゃあ屋上目指して行ってみるか……ん?」
dice1d35=12 (12) 「おーい、誰か居ないか!」
- 104二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:09:50
ここで真人だし舞台は学校なのよりによって感があって面白いよダイス…
- 105二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:28:59
虎杖「俺ら以外にも人居たんだ」
「百パー味方かってのはちょい微妙だけど、とりあえず声の方に行ってみる?」
虎杖「まあ無視も出来んし、そうなるか」
「俺達のことはどう説明する?とりあえず双子ってことにでもしとく?」
虎杖「ドッペルゲンガー疑惑ってよりはそっちの方がマシだよな」
真人「やっぱり人居るじゃーん。俺だけ仲間外れ?しかも二人も」
「こっちの方が見つかるの早かったか。隠れてるわけでもねーし、あっちの声が聞こえてるならこっちの声も聞こえてておかしくないもんな」
「俺達も別の場所で目が覚めて、んで合流したんだよ。そっちは?」
真人「ついさっき目が覚めて、教室から出てきた所。声が聞こえたから俺以外も居るのに気付いて出て来たけど、何ここ?」
「どうしてここに居るのかとか、あとは自分が何者かとかって覚えてる?」
真人「どうしてここに居るのか、ってのはサッパリ。そう聞くってことはそっちも?」
「記憶喪失が増えた、ってことか」
真人「ふーん、頼りにならないね。あー、ガッカリ」
虎杖「(どうしてか、肌が粟立つ)」
虎杖「(コイツは――――何者だ?)」
虎杖 dice1d100=74 (74)
真人 dice1d100=79 (79)
- 106二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:36:50
上限100同士かつ虎杖も頑張ったのにギリギリでダイスが負けた
- 107二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:37:56
ここから偽真人と偽虎杖にゲラゲラされるんか…?
- 108二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:41:37
真人「で、そっちは?さっきからだんまりだけど」
虎杖「……別に、なんでもねぇよ」
「さっき俺達さ、下行ったら変な黒いのに追われたんだよ。それで走って来たばっかだからちょっと疲れてんの」
真人「ふーん?嫌われてる、ってわけじゃないんだ」
「初対面のヤツに嫌うも何もなくね?」
真人「なら改めてよろしく、握手でもしておく?」
「わざわざ?」
真人「こういうのは気持ちだよ。ほら、はい終わり。じゃあそっちの君も」
虎杖「(握手のための手を差し出されている、だけだ)」
虎杖「(なのにこの手を取ることに対して理由も分からない嫌悪感、のようなものがある)」
真人「ありゃ、断られちゃったか」
真人「まあいいや。嫌われてるんじゃなくて警戒されてるだけだって思っておくよ」
「……なぁ、どうしたんだよ。なんか変なことでもあんの?」
虎杖「(こっちの俺は違和感を覚えてない?じゃあこれは一体なんだ)」
真人「それでこれからどうするつもり?その変な黒いの?ってのと戦ったり?」
「屋上に出れるかの確認と、出られたらそこからの脱出って感じだな」 - 109二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 17:50:54
嫌悪はあるんだな、
- 110二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:06:55
真人「そこから脱出って、飛び降りでもする気?」
「足場があればいけっかなって」
真人「げぇ、本気かよ」
「足場もなかったら考えるけど」
虎杖「一応確認しておくだけでも違うだろ。逃げ道あるかないかなんだし」
真人「屋上から飛び降りるってのを経路の一つとして考えてんのにドン引きって話」
「あの黒い変なのに突っ込むよりはマシじゃね?」
真人「いっそ見てこようかな、その変なものとやらをさ」
「俺たちで逃げるの結構ギリだからやめといた方が良いんじゃね?」
虎杖「(そういや記憶はねぇけど、なんとなく出来ることに関してはぼんやりと分かるんだよな)」
虎杖「(多分だけど頑張れば屋上から飛び降りるのも出来なくはない、って感じするし)」
虎杖「(冷静に考えればどうなってんだよ俺の体、って思うけどそれはこっちの俺も同じっぽいし)」
真人「何かあったら助けて貰おうかな」
「そりゃ見捨てはしないけどさ」
虎杖「(やっぱりなんか落ち着かねぇ……)」 - 111二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:19:34
「そういや屋上って鍵とかかかってんのかな」
真人「さぁ」
「鍵かかってたら職員室?窓とかと違って壊せる感じなら鍵なくてもどうにかなるか」
虎杖「二手に分かれる?」
「とりあえず確認先で、扉がどんな感じかも分かんねぇし」
「あと黒いのがまた来たら合流に困るし」
真人「逸れた時の合流場所でも決めておく?」
「屋上前、もしくは職員室とか」
真人「ありがちでつまんねー」
「分かりやすい方が良いだろ」
虎杖「(やっぱり落ち着かないってのを通り越して気持ち悪い)」
虎杖「(自分と同じ顔をしたヤツが視界に入り続けてるってのもあんのか?)」
虎杖「(いっそ一人で行動した方が良い気がしてきたけど……って、ん?)」
「この先が屋上、最後の階段……って、お?誰か居る?」
dice1d35=29 (29) 「どうなってんだよ……」
- 112二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:28:27
冥冥「これはだいぶ予想外ではあるかな。聞いていた話とは違うみたいだね」
真人「訳知り顔、ってヤツ?」
「俺達のこと知ってんの?」
虎杖「(今、聞いていた話って言ったよな?もしかしてこの人は何かを知ってる?)」
冥冥「おっと、警戒はしないで欲しいな。私は君達に危害を加えるつもりはないからね」
冥冥「あくまでここに来た理由は助けるため。戦うつもりはないよ」
真人「その言葉をどこまで信じられるか、だと思わない?」
冥冥「それもそうだね。だったらこのまま距離を詰めずに話そうか。その方が互いに安心だろう?」
冥冥「君達のことを知っているか、という質問の答えはイエスだ。私はこの状況も含め、大体のことを理解している」
冥冥「一応聞いておくけれど、私のことは分かる?」
「もしかして誰か知り合いだったりする?」
真人「俺知らなーい」
冥冥「じゃあ最後に、そっちの君はどうかな」
虎杖 dice1d100=28 (28)
?? dice1d100=92 (92)
冥冥 dice1d100=54 (54)
- 113二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:33:27
過去編で歌姫と任務行ってた頼もしい冥さんを思い出す
がしかしやっぱ敵ダイスつよ - 114二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:34:54
🎲「虎杖を夢の世界から帰したくないなぁ」
- 115二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:41:49
虎杖「俺も……知らない」
虎杖「(そもそもなんでこの人は俺達が居ることを分かっているような素振りなんだ?)」
虎杖「(屋上の扉の前で、なんて出来過ぎてる)」
冥冥「ふむ、なるほどね。君達は私のことが分からない、と」
「そっちは俺達のことなんで知ってんの?」
冥冥「私は忘れていないから、としか言えないよ」
「……俺達が記憶喪失だってことも知ってんのかよ」
冥冥「在るべき記憶が無いってことは分かっているよ。私たちは元々顔見知りではあったからね」
真人「その顔見知りサンが俺達にわざわざ会いに来てくれたって?」
真人「出来過ぎ、って言った方が良い展開だね」
冥冥「むしろ君たちが私のことを忘れている方が出来過ぎだと言いたいくらいだよ」
冥冥「悩ましくはあるけど、それなりの報酬は貰ったからね。頑張らせて貰うよ」
冥冥「でも一番の問題は君が二人居ることなんだけど、どうしてそうなったか聞かせて貰おうかな」
虎杖「(そうだ、この人はずっと俺を。俺達を見ている)」
「……最初に出会って、二人とも記憶がないってことで一緒に行動してた」
冥冥「二人に何か違いは?」
虎杖「(違い……?)」
虎杖「(そう言えば、俺は自分の名前を知っている)」 - 116二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:53:01
真人「話の流れが見えないんだけど、双子じゃないのオマエら」
冥冥「双子?それは本当かな」
「……違う、っつーか分かんねぇ。コイツと会った時に混乱させたら困るから、ってことで双子ってことで口裏合わせてた」
真人「うげ、何オマエらどっちか偽物だったとか、そういうオチ?」
冥冥「なるほど、ね」
「……違いは一個だけある、と思う」
冥冥「それは何かな?」
「こっちの俺は、自分の名前が分かってる。俺は……自分の名前も思い出せないまま」
冥冥「なるほど……確認のためにも、名前を聞いても良いかな?」
虎杖「……俺の名前を知ってる、って確証がない」
冥冥「なら君が幾つか名前を名乗って、その内から君の名前を当てようか?」
冥冥「他にも君が納得できる方法で名乗ってくれればいい」
虎杖「(そう言えるってことは本当にこの人は俺の名前を知ってる?)」
真人「因みに俺は?」
冥冥「真人、だろう?」
真人「ハハ正解、つまんねーの」 - 117二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 19:57:04
偽物じゃなくて分裂しちゃってたりする?
- 118二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:07:48
虎杖「(名前って言っても、適当に、良い感じに、どうにか……どうにか?)」
虎杖「……俺は虎杖ゆうじ、下の名前の漢字は?」
冥冥「そういう時はまず名前の漢字を知っているか尋ねてから自分の名前を言うものだよ」
冥冥「出なければ漢字までは知らない、なんて言われてしまうこともあるからね」
虎杖「なら知らないってこと?」
冥冥「いいや、知ってるよ」
冥冥「悠久の悠に、仁義の仁。虎杖も珍しい苗字だけど、動物のトラにツエ。君の疑問は解消されたかな?」
虎杖「(戸惑う様子もなく、スムーズな答えだった)」
虎杖「(本当にこの人は俺のことを知って……?)」
冥冥「そっちの君は自分の名前を聞いて何か思うことは?」
「……あー、そういや俺って虎杖悠仁だったかも、って。そんくらい」
冥冥「君たち二人の状況はどちらかが本物であるか、つまり偽物が居る可能性がある」
冥冥「どちらも本物で何かしらの理由で分かたれた、なんてこともあるかもしれないけどね」
冥冥「つまりはどうするかを見分けなくてはいけないんだけど――――残念だったね、私はもう君たちのどちらが本物なのか分かっているんだ」
虎杖「……え?」
「………………そう、かよ」
虎杖 dice1d100=93 (93)
?? dice1d100=59 (59)
冥冥 dice1d100=77 (77)
- 119二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:10:59
二人とも??より高いのは良かったとして助けにきた人と虎杖はどっちが高い方がいいんだろう
- 120二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:16:27
光明か!?
冥さんなんで本物と偽物見分けられたんだろう - 121二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:19:59
鏡見せて傷の有無を認識させようとしてたし多分本物は傷があって偽物は傷がないんじゃないかと思ってる
- 122二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:37:28
虎杖「(薄々信用していいのかとは思ってたけど、偽物か)」
虎杖「(この人は一体どっちを偽物だと判断するんだろう)」
「なんで、俺が自分の名前も分からないから?それで偽物だって決めつけんのかよ!」
「俺が自分の名前を思い出せないのも、コイツのせいかもしれないってのに!」
真人「わぁ、見事な悪足掻き」
真人「それとも本当にそうだってこともあったり?」
冥冥「私はまだどちらを本物だと思っているかは言ってないよ」
冥冥「確かに君は自分の名前を忘れていたようだけど、それは大した問題じゃない」
「なら……」
冥冥「さっきね、君を見た時に思ったのさ。『あぁ、こっちが本物だろう』って」
冥冥「だから、君は本物ではない」
「は……?」
冥冥「私がこういった状況下でそう思うことこそが不自然なんだよ」
冥冥「こういった精神干渉を受ける場ではね、己の心の動き方を判断材料にしてはいけないのさ」
冥冥「と言うわけで虎杖君、私は君を助けに来たわけだが――――何か思い出すことは?」
虎杖「あ……、冥冥さん?」
冥冥「一応先に言っておくけれど、私はこの場の誰も信用していない。君が本物だと言ったこの口で、数秒後には君を切り捨てる可能性だってある」
冥冥「私を信じさせようとはしなくて良い。むしろ無駄だよ」
冥冥「さて、君がやるべきことは思い出せたかな?」 - 123二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:42:51
うーん場数踏んでる感がかっけぇ…
- 124二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:47:23
虎杖?「……あーあ、これで最後にしようと思ってたんだけどな」
冥冥「そう出来るだけの実力がなかった、ってだけの話だよ」
虎杖?「でもそれを決めるのはアンタじゃない」
冥冥「それは君も同じこと、違う?」
虎杖「(やるべきこと、俺の、やるべきこと)」
虎杖「(そうだ、ここに来た時に思っただろ。俺はやらなければいけないことがある)」
虎杖「(思い出せ、思い出せ、思い出せ……!!)」
冥冥「自分の手に負えないとなれば私はいつだって撤退するよ」
冥冥「出来る範囲なら、成果報酬目当てで頑張らせて貰うけどね」
冥冥「助けに来た、とは言ったけど正確には違うかな」
冥冥「自分を助けられるのは、これを終わらせられるのは自分自身だけだからね。君が自分を救うのさ」
虎杖?「それはさせない。まだ終わってない」
虎杖?「恩返しはまだ終わってない。もう一度初めから、次こそ上手くやってやる」
虎杖?「もう余計なものはいらないんだよ。全部、全部全部全部!!」
冥冥「余計なものは君の方じゃないかな。上手くやるならまだしも、今の君には少しも価値がない」
冥冥「それなら彼を助けた方が、私にとっては得だからね」
冥冥「恨むなら私にとって価値のない自分自身を恨むと良い」
虎杖?「その前に全部、終わらせてやる……!!」
虎杖 dice1d100=53 (53)
虎杖? dice1d100=29 (29)
- 125二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 20:58:38
自分の偽物に勝ったーーー!!!
- 126二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:03:30
『怖い夢を見そうになったら、俺がまた助けに行くよ』
『またチョキチョキしてくれるの?』
『なんでも切っちゃる!それに夢の中だと自分でチョキチョキ出来るようになるかも』
『わたしも?自分でチョキチョキ出来るの?』
『そうそう。だからもう大丈夫。怖くないよ』
『やったぁ!』
『じゃあこれが約束の印、な。俺も大切にするから』
『うん!』
『……でも、やっぱり恩返しとかそんなの俺には良いよ。むしろこうして誰かが笑ってくれることがさ、俺の恩返しみたいなところあるし』
『……?』
『ごめん、分からないよな。うーん、俺は皆が笑ってくれるのが大好きってこと』
『そうなの?』
『そうそう』
『おにいちゃんもだれかにおんがえし、してるんだ』
『うん、色んな人に。俺がここまでこれたのは皆のおかげだから』 - 127二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:04:53
今までの介入者達とは違う冥冥らしいスタンスが良いしこの流れで自力で偽物にダイス勝つのも熱いじゃん…
- 128二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:17:26
虎杖「……そうだ、恩返し」
虎杖「(今までの記憶が押し寄せて、混ざっていく)」
虎杖「(信じられねぇようなものまであるし、思い出し過ぎて頭が痛い)」
虎杖?「折角誰かを助けさせてあげようとしたのに、どうせオマエは誰も助けられないってのに」
虎杖「(恩返しをされるってことは、恩があるということ)」
虎杖「(俺はここで何度も恩返しをされた。俺が誰かを助けた、ということに勝手になっていた)」
虎杖「(同じことの繰り返しは駄目だ。俺はここで誰も助けられてはいない)」
虎杖「(むしろ助けに来てくれた皆の足を引っ張るばかりで――――)」
真人?「誰かを助けた気になれるのは幸福だっただろ?実際には取り零したものも、返って来た気分になる」
虎杖「(これは終わらせられるはずだ。俺がコイツらに恩を与えれば良い?――――それは無理だ)」
虎杖「(じゃあどうすりゃいい。最後の、最後の手掛かりが見つからない!)」
冥冥「外野は気にしなくて良い。自分のやるべきことをやるんだ」
冥冥「私に出来るのは、一人で考える時間を作ることまでだからね」
虎杖「(屋上への扉が開いた……!)」
虎杖「ありがとう、冥冥さん!」
冥冥「お礼は後でたっぷり貰うから、そのためにも頑張って」
ギイィー……ガチャン
冥冥「準備しておいてよかったよ。これより先には立ち入り禁止、区切られた空間と認識すれば他の場所が崩れても残りやすい」
冥冥「さて、ここから先には通さないよ。なんて、わざわざ言わなくても伝わっているとは思うけどね」 - 129二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:24:09
冥冥さんカッケェ!
- 130二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:24:11
偽虎杖も抉ってくるし偽真人は主に順平のことを擦ってるみたいでつくづく絶妙な配役だ
- 131二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:28:16
『じゃあおにいちゃんもだれかにありがとう、っていうの?』
『直接言える相手には言ってるよ。言えない相手には思うだけ、ってことになるけど』
『あいにいかないの?』
『会いに行くのは先になるかな。そうじゃないとお礼どころじゃなくなりそうだし』
『あいたい?』
『会いたいよ、そりゃ』
『でもあわないの?』
『うん、まだ早いからさ』
『そっかぁ』
『んは、難しいよな。会いたい時に会えるなら会った方が良いよってこと。ありがとうが言える時にありがとうって言った方が良いのと同じ』
『よくわからないけど、おにいちゃんもありがとうっていえるといいね!』
『どんなにありがとうって言っても足りる気がしなかったりもするけどなぁ』
『それならなんどもありがとう!っていえばいいとおもうよ』
『確かに。一回で駄目なら何度でもってことか』
『だからね、わたしももういっかい。おにいちゃんありがとう!』 - 132二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:33:28
やっぱりこれ新宿後の色んなもの失いつつ伏黒釘崎と一緒に呪術師やってる虎杖って感じがするな…
- 133二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:50:02
虎杖「自分も誰かを助けられるようになったかなって、ちょっと嬉しかったんだよな」
虎杖「自分の罪は分かってる。無かったことにはならなくても、それでも立ち止まりたくはなかったから」
虎杖「鏡を見る度、自分の無くなった指が視界に入る度に、失ったものを思い出したとしても」
虎杖「…………恩返しなんて、俺の方がしなきゃいけないのにって思ったんだ」
虎杖「それで……あの日帰って寝たら夢を見たんだ」
虎杖「皆のことを考えながら寝たからか、不思議な夢だった」
虎杖「五条先生と伏黒と釘崎と、順平との五人で映画を見たりするような滅茶苦茶な夢」
虎杖「他にも今から思えば有り得ねぇって感じだったけど、楽しくて」
虎杖「でもそれにおかしいって思わなかったから俺も騒いで」
虎杖「怪我もしてないし、皆居て。馬鹿みたいに幸せで」
虎杖「それでその夢の中で……dice1d35=32 (32) と話をした」
- 134二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 21:55:01
九十九さんかぁ
またしても絶妙に故人だね… - 135二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:02:35
『あー……疲れた。ったく、脹相と東堂が俺の知らない会話出来てんのマジでなんなんだよ』
『良いじゃないか、元気いっぱいで。二人共楽しそうだし?』
『楽しそうっつーか、おかしいっつーか』
『二人のお兄ちゃんが出来たってことで』
『脹相はまだしも東堂は違うんすけど』
『大丈夫大丈夫。葵もちょっと変わってるけどいい子だよ』
『東堂のことそう言えるのって九十九さんくらいだと思う』
『あっはっは、それは否定出来ないかもしれないな』
『……九十九さん、あんがとね』
『突然だね。やっぱり葵いる?』
『それはいらないけど、脹相のこととかさ』
『それはこっちもお礼を言いたいくらいだから、お互い様だよ』
『それに俺も助けて貰ったし、何度言っても足りない……じゃないか、言いたくても言えなかったから』 - 136二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:17:26
虎杖「うっすらと、夢だってことがなんとなく分かって来て、これが夢の終わりなんだなって思って」
『誰かのためなんて高尚なものじゃない。結局は自分のためにしか私は動いてないよ』
『そうだとしても俺は助けて貰ったと思ってるから』
『うーん、まっすぐでいいね。流石はあのお兄ちゃんの弟、と言ったところかな?』
『……ふは、そうやって言われたの初めてかも』
虎杖「夢だって分かっても、自己満足でしかなくても勝手に口は動いて」
『やっぱり、ちゃんとお礼が言えたら良かった』
『今こうして言えてるんだから、十分だよ』
虎杖「出来なかったことを後悔して、これが本当だったら良かったのにって馬鹿みたいなこと思って、そんで――――」
『全然足りねぇの。まだまだって、そう思うよ』
虎杖「……そうだ」
『なら続ければ良い』
『……え?』
虎杖「あの時、だ」
『君が恩返しをしたいのなら、そうあるだけだよ』 - 137二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:21:39
五条と順平が並んでるところとか脹相と東堂が会話してるところとか見たかった気持ちは分かる…
何かのきっかけを与える人として九十九さんというダイスの人選がすごくSSに馴染んでるな - 138二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:34:09
虎杖「俺が望んだから、そうなった」
虎杖「だからか、そうだよな。俺が始めたなら俺が終わらせるべきだった」
虎杖「こんだけ色んな人巻き込んでおいて、結局テメェのせいかよ。馬鹿じゃねぇの」
虎杖「恩返しがしたかった。沢山の人に助けて貰ったから、その恩をどうにか返したかった」
虎杖「ありがとうって言いたくて、何度でも言い足りないなら何度だって伝えたくって」
虎杖「だから俺は、自分が助けられるばっかりじゃなくて助けたくて」
虎杖「……そっか、それが歪んでこうなったのか」
『もういいの?』
虎杖「いいよ。ごめんな、気付くのが遅れて」
『まんぞくした?』
虎杖「満足は出来ねぇよ。結局自己満足でしかなくって、また巻き込んで迷惑かけて終わった」
虎杖「それでも、終わりにしなきゃ駄目なんだよ」
『おわりなの?』
虎杖「もういいよ。恩返しは終わり。ありがとう、そんでごめん」
虎杖「俺も、君も、どっちも。二人分の恩返しは、ここで終わりにするんだ」 - 139二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:38:09
恩返しがしたいっていう女の子の無意識の術式とかだったのかな
- 140二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:43:53
『そう言えば、あの子は呪霊が見えるそうなんです』
『もしかしてだから俺のことも覚えてたんかな』
『そうかもしれませんね。術式を持っているかどうかは分かりませんが。今の私たちにはそれを判断する術はありませんし』
『……そっか、そうだよな』
『今回の呪霊に関しては悪夢を見せると言う精神干渉と離れた場所に居ても条件さえ達成してしまえば獲物となることで被害が甚大なものになりましたが、虎杖君の尽力でこのまま行けば一週間もあれば呪霊の祓除まで辿り着くでしょう』
『呪霊の居場所は分かってんのに祓除出来ないってのがなぁ』
『奪われた部分がどうなるか未知数ですしね』
『夢くらい自分の見たいもん見たいよな』
『その折り鶴はどうするんですか?』
『折角貰ったし、お守りにする。こういうのってさ、やっぱり呪術師として頑張らなきゃって思うのに大事だと思うから』
『虎杖君らしいですね』
『今日は枕元にでも置いて寝てみようかな。お守りらしいし』
『潰れないように気を付けてくださいね』
『それなんだよなぁ』 - 141二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:46:19
女の子の祈りが強くて呪物っぽくなってたところに虎杖と共鳴しちゃったとかか?
こういう差し入れ的なの虎杖は受け取りそうなの分かる - 142二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 22:53:59
虎杖「ぶ、わッ、はぁ!!!!」
秤「起きたか、起きたな?とりあえず一発ぶん殴らせろ」
パンダ「もう一度意識失っても面倒だろ?やめた方が良いと思うぞ」
虎杖「……これって現実?」
秤「おっし、歯ァ食いしばれよ」
虎杖「い゛ッ!?」
パンダ「すまん悠仁、それはフォロー出来ない」
真希「ったく、これで一段落か。随分手間かけさせやがって」
虎杖「ご迷惑おかけしましたァ!!」
伊地知「虎杖君、お疲れ様でした。その、ですね」
虎杖「多分、大体は分かってると思う。……折り鶴ってまだある?」
伊地知「君が目覚めるとほぼ同時に」
虎杖「じゃあ、これは俺がヘマしただけってことで。あの子はお守りをくれただけだからさ」
冥冥「それじゃ日下部、後で振込よろしく。楽しみにしておくよ」
日下部「クソ……あとで虎杖に請求してやるからな」 - 143二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:00:56
戻ってこれたよかったよかった
安堵すると同時にここにはもう居ない人がたくさんいる世界なんだなと寂しくもなる
髙羽はあれどっちだったんだ…? - 144二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:01:26
伊地知「虎杖君ならそう言うと思ってました」
虎杖「全部俺が悪いんで、マジで」
伊地知「大丈夫ですよ。あの子に被害が及ぶようなことにはなりませんから。……証拠も残っていないですし」
虎杖「スンマセン、オネシャス」
秤「オラ、寝てる暇あると思ってんのか?呪霊の対処のお時間だ」
虎杖「そうだ、俺どのくらい寝てた感じ?」
秤「安心しろ、一年は経ってない」
虎杖「いッ!?」
真希「それを言うなら一日も、だろ」
パンダ「悠仁が何しても起きない、ってことで伊地知が気付いてから緊急招集。んで今は夜中の二十二時」
虎杖「焦った……」
伊地知「君を助けに来てくれた人たちはリストにしてありますから、後でお見せしますね」
虎杖「誰が本物で誰が偽物だったかよく分かってねぇんだけど、結構色んな人助けに来てくれたよな?」
秤「オマエが馬鹿過ぎてな」
虎杖「ぐ……返す言葉もナイデス」 - 145二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:07:01
日下部「今回のはギリギリもギリッギリだ。オマエあと一回失敗してたら終わりだったぞ」
虎杖「ほんとスンマセン……」
日下部「こういった搦め手使ってくるヤツの対処の事例の読み直しな」
虎杖「うっす……」
伊地知「とりあえず、今日はこの辺りにしませんか……?」
虎杖「伊地知さん……!」
伊地知「その、明日以降の予定が大変なことになっていますし」
虎杖「伊地知さん……!?」
日下部「生きて帰っただけまだマシ、ってことにしておいてやる。このくらいで死ぬなんざ馬鹿な真似するなよ」
虎杖「うっす!!」 - 146二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:11:09
アツヤがしっかり先生やってる
自分の偽物出してきたあたりで本気で取り込みにきてそうでハラハラしたよ… - 147二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:12:55
日常は変わりゆくものだ。
失ったものを悲しみつつも、一日は過ぎていく。
夢の中でしか会えないような人が居る。
夢の中でさえも会えない人が居る。
それでも胸に開いたままになった穴を抱え、傷を抱え、悲しく辛い記憶を抱え、生きていく。
たとえ二度と感謝の言葉が伝えられなくても、それでも受け止めなければならない。
自分の今を繋いでくれた沢山の人々に恩返しをするのならば、明日を生きていくしかないのだから。
「うっし、今日も頑張るか!」
いつか伝えることが叶う日が来るのならば、その時はきっと笑顔で言えるように祈りながら。
それがきっと、恩返しになるのだと信じて。
END - 148二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:17:50
おお乙!綺麗にまとまったなぁ
読み応えあっていいssだった…… - 149二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:20:58
オデこの話好き
分かりやすく関わりの深い故人の五条ナナミン脹相あたりが夢に出てこなかったりするところも逆に味わい深かったな - 150二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:38:41
綺麗にまとまりすぎてて終わったの寂しいよ
秤何度も来てくれてありがとう - 151二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:39:07
スレ主が初めてのホスト規制食らったのもあって後半ちょっと巻いた
このターン失敗してたら公園で自分の名前も覚えてない子供虎杖が出てくることになってたのでメタ的にはギリギリの成功だった
髙羽は本物、助けに来たは良いけど偽の電話が掛かってきてそれを信じたせいで退場した感じ - 152二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:47:07
途中ダイスがバドエンに向けて囲い込みしてた気がするけどちゃんと帰って来れて良かった…!
記憶も呪力も食われてどんどん変質していっちゃうの怖くてよかった - 153二次元好きの匿名さん25/09/27(土) 23:59:44
蛇足かもだけど設定
悪夢を見せる呪霊が虎杖をターゲットにするも、折り鶴(女の子の無意識の術式使用&干渉)により悪夢が変性、その結果虎杖の望みを中途半端に叶える形で繰り返すことに
幸か不幸か女の子の介入が無ければ悪夢自体の対処は簡単だった、的な
途中虎杖の出目が悪過ぎてスレ主も終わりを感じたよ - 154二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:08:54
途中もしかして女の子が呪霊生み出してるのかと疑心暗鬼になったけど>>1を踏まえて最後の方読むとああ~ってしっくりきた
関係ないけどホスト規制つらいよな完結感謝
- 155二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:12:09
髙羽はやっぱ本物だったんだな
挙動がそんな感じだったもんな
最初の秤の時の電話も髙羽にかかってきた電話も偽物か
偽物の人間作り出すよりコスト低いんだろうな - 156二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:30:52
乙!
羂索に連れられて電車乗るところも怖かったけどパンダ先輩がただのぬいぐるみって改変されてるところもかなり絶望を感じる描写で好き
寂しさもあるけど前向きで希望のあるENDで終わってよかったぜ - 157二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 00:45:18
乙でした
ハラハラできてしんみりできてダイスの女神とスレ主の手腕すごかった
悲しみや悔しさも思い出の欠片として抱えて前に進む良質なエンドで感謝 - 158二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 10:07:34
いやあ凄まじかった…エミュ力と進行力、文才に尊敬しかない
めちゃくちゃおもろかったし凄いヒヤヒヤしました、お疲れ様でした!! - 159二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 10:14:57
マジでギリギリだったんだな
乙です、読み応えあって楽しかった - 160二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 19:13:16
すっごい楽しかったです…最後にはちゃんと目覚められてよかった…
最後の白熱具合がすごくて、人選もなんかすごかったです…語彙力がなくてあやふやな言葉しか伝えられなくてすみません。すごい面白かったです!ありがとうございました! - 161二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 23:16:05
すごい面白かった!から誰が来たのか勝手にまとめてみた
違うとこあったらごめん乙でした
①秤(本物)
②順平(偽)
③真依(偽)
→髙羽(本物)
④羂索(偽)
→秤(本物)
⑤秤(本物)
→甚爾(偽)
⑥真依(物)
→真希(本物)
⑦宿儺(偽)
→日車(本物)
⑧釘崎(偽)
→真依(偽)
→伊地知(本物)
⑨羂索(偽)
→パンダ(本物)
⑩虎杖(偽)
→真人(偽)
→冥冥(本物)
☆九十九(夢) - 162二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 23:18:24
⑥の真依がなんか物になってるけど偽の間違いや偽真依すまん
- 163二次元好きの匿名さん25/09/28(日) 23:38:18
助っ人人選も才能溢れる人達だったりフィジギフだったり呪骸だったり現場が悩みながら試行錯誤してる感じに見えて楽しい
伊地知さん来てくれたの相当心配してそう - 164二次元好きの匿名さん25/09/29(月) 01:29:10
スレ主だけど全部あってるよ
①~⑤のアパート編では一回目を除いて(どう回すかスレ主も迷ってたので)生存者が出た場合は確実で味方だった
⑥~⑩の学校編では最初の🎲で出たキャラは確実に偽物(なので唯一釘崎が例外枠で生存者なのに偽物として登場した)
そういや①~⑤で「恩返しに来ました」って偽物も本物も宣言してたのはこの領域に立ち入るものは「恩返しをするもの」「恩返しをされるもの」のどちらかしか入れないので、助けに来た組も宣言してたし偽物も学習の回数不足的な感じで直接的な宣言ばっかりだった
どうやって助けに来てたの?ってことに関しては何らかの呪具使って介入してたってことで
おそらく生得領域に立ち入る感じの、本来の使い方をすれば相手の心や記憶を滅茶苦茶に出来るタイプのアレな気がする