- 1二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 20:06:20
- 2二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 20:15:56
立て乙です
- 3二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 20:16:29
次スレありがとうママー!!
毎日の楽しみになってる - 4二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 20:17:02
たて乙ママ!
今夜の読み聞かせも楽しみ - 5二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 20:17:59
〜前回までのあらすじ〜
新進気鋭のスピンオフ主人公乙骨憂花と何か本編主人公に似た犬の悠仁は、家ごと竜巻に巻き込まれオズの国へと飛ばされてしまう
憂花たちは元の世界に戻るため、オズの魔法使いの暮らすエメラルドの都を目指すことに 道中で出会った愉快な奴らも仲間に加わった
そしてとうとうオズの魔法使いと対面するも、望みを叶える為には試練を乗り越える必要があるそうで……?
憂花と悠仁は無事京都へ帰ることが出来るのか!?仲間たちの望みは叶うのか!? - 6二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 20:27:29
あらすじ助かる
ざっくりした流れしか知らなかったから狼やカラスや蜂の敵キャラ(?)が登場するなんて初めて知ってワクワク - 7二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 20:32:34
たておつです
- 8二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 21:02:47
狼と憂花はともかく木こりと蜂は大丈夫かな…
- 9二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 21:03:36
こうして見るとだいぶ少年漫画な話だなオズの魔法使い
- 10二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 21:12:53
少年漫画って創作物の中では新しい方だから、それこそ古いものだと神話から影響受けててもおかしくはない。
- 11二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 21:33:16
三人衆の中から一歩進み出たのは蜂の少女でした 彼女の視線の先にはブリキの木こり──心を失った男が立っているのでした
ブリキの木こり「三輪……どうしてオマエが西の魔女の手先なんか二」
蜂「どうしてはこっちの台詞ですよ!何で黙って村を出て行っちゃったの!?」
ブリキの木こり「……見れば分かるだろウ」
ブリキの木こり「俺の中身はがらんどうダ 人間らしい心など最早残されていなイ」
蜂「だからお別れも言ってくれなかったんだ」
ブリキの木こり「…………」
蜂「……どうして西の魔女の手先に、ですか アナタが村を出ていったからですよ」
蜂「幸吉が居なくなった後、悲しくてさみしくて溜まらない時に真依のお姉ちゃんたちに誘ってもらって……もうどうなってもいいやって──」
ブリキの木こり「よくなイ!!」
ブリキの木こり「悪の手先だなんてオマエにはちっとも似合わない!その衣装も似合っテ……なくは決してないガ!とにかく辞めるんダ三輪!」
ブリキの木こり「俺ハ、オマエが幸せでいてくれればそれデ……ッ!」
蜂「──あるじゃないですか、心」ポタッ
蜂「今も私のこと大切に想ってくれてるじゃないですか……!!」 - 12二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 21:37:07
木こりも蜂も泣いてる…
- 13二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 21:39:38
マルっていい奴だなぁ(フライング)
- 14二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:08:23
>その衣装も似合っテ……なくは決してないガ!
ここ好き
好きな子を全肯定しそうでしないある意味ちょっとしてる男、いい…
- 15二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:14:22
人の心ある!
東の悪い魔女も心まではブリキに変えられなかったのだ… - 16二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:19:01
ブリキの木こり「憂花、皆、すまなイ」
ブリキの木こり「一足先に俺の望みは叶ってしまったようダ……」
憂花「謝んな良いことなんだから!お幸せにィ!」
カカシ「よ゛か゛っ゛た゛な゛あ゛…゛…゛っ゛!゛!゛」ポロポロ
蜂「あの、そういうことなんで……今日を限りに手先辞めちゃっても大丈夫ですか……?」
カラス「ぶっちゃけ大丈夫じゃないけど友達としては祝福するよ霞ちゃん!!」
狼「まあ元々向いてねえとは思ってたよ さっさと地元帰って幸せに暮らしな」
カラス「つー訳で、コイツらは私と真希ちゃんでカワイく叩き潰す!」
憂花「ッ、お婆ちゃん……」
狼「だからババアじゃねえっつってんだろ!」
ライオン「……憂花、先に行け」
憂花「!」
カカシ「狼の彼女は憂花の大切な人と似ているのだろう ?君が躊躇う気持ちを否定はしない、彼女たちの相手は私たちが引き受けよう!」
憂花「みんな……ありがと、行くよ悠仁!」
愛犬「わんっ!」 - 17二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:27:35
よかったねカカシ…お幸せに
そして仲間の心遣いが熱いな - 18二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:39:46
- 19二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:45:02
- 20二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:45:40
祖母孫で戦うことにならなくてよかった!かっこいい人獣対決withカカシだ
虎杖犬抱っこされながら応援してる? - 21二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:47:37
紙袋マン(過去編にいた奴)
- 22二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:47:57
モジュロの鮫おじ
- 23二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 22:57:18
着ぐるみ術式と分身の合わせ技は割と厄介そう
ミツバチのコスプレしたら蜂球作れるな - 24二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 23:01:43
狗巻百三天王!?数が多い
モジュ鮫おじさんと憂花はあの後対面したんだろうか - 25二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 23:21:34
安価が全部22だー!?量産型?
- 26二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 23:28:00
- 27二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 23:42:16
ちなみに鮫おじの名前は長田さんだよ
長田(オッ)さん呼びで覚えやすかったね - 28二次元好きの匿名さん25/10/10(金) 23:46:36
大量のおっさん、嫌すぎる
- 29二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 00:06:34
こうして憂花たちは西の魔女の元へ連れ去られてしまったのでした
鮫おじ「狗巻様、不届き者を確保しましたぜ」
鮫おじ「可愛いワンちゃんも居るぞ!」
西の魔女「…………」
憂花(コイツが西の魔女……!)
鮫おじ「直にもう半分の俺がコイツらの仲間を捕らえて戻ってくるはずだ」
鮫おじ「ったく、狗巻様に逆らおうだなんて恐れ知らずな奴らだ いや、常識が無えのか?」
憂花「生憎私はこの国の人間じゃなくてね 西の魔女だかなんだか知らないけど日本じゃ知名度ゼロですぅー!」カチン
鮫おじ「はっ、ニホンってのはとんだド田舎みてえだな いずれオズの魔王となられるお方の名を知らねえとは!」
鮫おじ「狗巻様は四人の偉大な魔女の一人に収まる器じゃねえ……この国を滅ぼし真の支配者となられるお方なんだ!」
鮫おじ「オズの国を闇に染め上げ恐怖で支配する事こそが狗巻様の野望!!北の魔女や南の魔女は止めるだろうが、あんな奴らちっとも怖くねえ!」
鮫おじ「「「っていつも仰ってるよな、狗巻様!!」」」
西の魔女「……………」
dice1d2=2 (2)
1しゃけ!(満面の笑み)
2……おかか…………
- 30二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 00:07:46
今日はここまでだよ悠仁
鮫おじ、原作では空飛ぶ猿の軍団なんだが原作の時点で大分胡乱だと思わないかい悠仁 - 31二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 00:10:16
西の魔女乗り気じゃなさそうだぞオッサン!
潜在的な子虎への愛が発揮されてるのかワンちゃんに甘くて草なんだ - 32二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 00:15:25
- 33二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 09:41:20
腕毛とすね毛が!
- 34二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 09:42:23
ほし!
- 35二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 11:09:39
鮫おじに抱えられてる犬虎杖かわいい
- 36二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 11:43:10
魔女の発言が発言だけに、背後の掛け軸が愚者に飯をに見間違えた
- 37二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 12:54:47
憂花「……おかか?」
カラス・狼「「ただいま〜」」ガチャッ
鮫おじ「おかえり〜!って一人足りなくないか?」
カラス「霞ちゃんなら彼氏と地元帰るってさ」
鮫おじ「へーおめでとさん」
カラス「それより狗巻様、キミの覇道を邪魔する奴らは牢屋にブチ込んどいたからね!」
西の魔女「ツナマヨ!?おっ、おかか!」
憂花(マル達も捕まった!?それに、またおかか……)
狼「アイツら意外に強くてさ、長田さん達の援軍が無かったら負けてたかもだわ やっぱ今後の侵略に向けて軍備強化しねえ?」
西の魔女「おかか!おかかおかか!」
狼「そうそう、最低でも特級呪具がdice1d100=97 (97) は居るし特級術師もdice1d100=12 (12) 人くらいスカウトしたいよな」
西の魔女「おかかァ!!!!」
鮫おじ「ハハッ、そんなに何度も言わずとも分かってるさ」
「「「オズの国を魔王狗巻様の手に!!」」」
西の魔女「おかっ…………おばかぁッ!!」
- 38二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 13:11:06
すごい集めたな特級呪具!
本人は乗り気じゃないのにまわりが勝手に盛り上がっちゃってるやつか… - 39二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 13:14:44
ダイス上限おかしくね?
国どころか世界が征服できそうだ - 40二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 13:21:07
おにぎり語が勘違い翻訳されてるのかな?誰かパンダか乙骨連れてきてあげて〜!!
- 41二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 13:23:15
おばか言っててワロタ
- 42二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 15:34:05
狼「今馬鹿っつった?」
西の魔女「高菜ツナマヨいくら、すじこ昆布明太子!五目!!」
狼「……そうか、確かに私らは大馬鹿者だ 今まで気付けなくて悪かったよ」
西の魔女「真希!」パアッ
狼「真の望みは世界征服か!確かにオマエはたった一国だけに収まる器じゃねえ、魔王を越えた大魔王だ!」
西の魔女「なっ!?ッ……う゛ぅ……おかか!おかか!お゛ーーかーーかーー!!!!」
憂花(言葉が通じてない?てかこの感じ、何かどっかで……あっ)
憂花「あ〜っ!!」
カラス「わっ」ビクッ
鮫おじ「オイうるさいぞ!狗巻様は俺らと喋って──」
憂花「悠仁、かみくだく」
愛犬「わんっ!」ガブーッ
鮫おじ「痛ァ!?」
西の魔女「ツナマヨ……?」
憂花「西の魔女、私と話をしよう!」 - 43二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 15:56:41
そうか憂花はおじいちゃんの同級生の謎言語おじさんと話したことある可能性が
- 44二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 16:11:31
お爺ちゃん『こちら、僕の大切なお友達』
憂花「こんにちはー!」
『こんぶ』
憂花『こん……?』
お爺ちゃん『憂花に会えて嬉しいって言ってるんだよ 僕はお仕事があるから向こうで遊んでもらいなさい』
憂花『えーやだー!お爺ちゃんと遊ぶー!』
『明太子』ニンマリ
お爺ちゃん『ふふ、可愛いでしょ僕の孫』
憂花『おにぎりのお爺ちゃんばいばーい!』
『しゃけしゃけー!』
お爺ちゃん『すっかり仲良くなったみたいだね』
憂花『お爺ちゃんたちの学生時代の話たくさんしてもらった!』
憂花『でもね、おにぎりのお爺ちゃんずっと変な喋り方だったよ わたしのことからかってたの?』
お爺ちゃん『はは、まさか!』
お爺ちゃん『彼……狗巻くんはね、優しいんだ──』 - 45二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 16:13:48
用事があるので次の更新は夜頃です
今日中に終わらせて明日レゼ篇を見に行くぞ♪ - 46二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 16:35:28
レゼ編はレゼ可愛いし作画良いし話面白いしあの音響でJane doeが聴けるだけで行く価値はある
- 47二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 16:51:07
チビ憂花の可愛さよ
- 48二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 17:21:21
憂太も狗巻も爺ちゃんになるまで生き残れたのかなと思うと
胸が熱くなるなぁ - 49二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 18:45:27
97の特級呪具より1匹のパンダかぁ
乙骨入学時もあいつだけがガッツリコミュニケーション取れる存在だったからなぁ - 50二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 19:53:48
ブリキの木こり「ウオオオオ三重大祓砲!!」ドゴーン
カカシ「メカ丸!?あの娘と村に帰ったはずじゃ!」
ブリキの木こり「一緒に旅した仲間を放ってイチ抜け出来る程薄情じゃなイ 俺には心があるからナ」
ライオン「んじゃ脱獄すんぞ」
「「応!!」」
ブリキの木こり「三輪から城内の地図を貰ってきタ、西の魔女は大広間に居るはずダ」
カカシ「憂花もか!?」
ブリキの木こり「恐らく……それにしても鹿紫雲が敗北するとハ、西の魔女の手先は余程強いのだナ」
ライオン「相手が狼共だけなら勝ててたろうよ!あの珍妙な鮫軍団は何だよクソが!」
ライオン「……だが次は負けねえ 憂花の奴がくたばる前に救い出すぞ」
ブリキの木こり「縁起でもないことを言うんじゃなイ」
カカシ「待っててくれ憂花ーー!」 - 51二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 19:55:21
カカシなのでポーズ固定のマル草
- 52二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 20:07:22
待ってましたー。
即席の割には良いトリオに見える。 - 53二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 20:53:02
「「「たのもう!!」」」スパーン
大広間に乗り込んだ一体と一機と一匹が見たのは⋯…
憂花「──それで、仲間と一緒にやんちゃしてたのはまあ事実と」
西の魔女「しゃけ、いくら、昆布」
憂花「ちょけて魔王を名乗ってみたこともあると」
西の魔女「しゃけ!……高菜、ツナマヨ……」
憂花「皆もノリに付き合ってくれて、何か楽しそうに計画練ってるから邪魔せずにいたら、いつの間にか城が建ってて玉座に座らされてたと おふざけだと思ってたのは自分だけだったと」
鮫おじ「だって狗巻様は四人の偉大な魔女の一人だぜ!?冗談抜きで魔王にだってなれる力を持ってるお人なんだ!!」
憂花「黙らっしゃいッ!」
憂花「……それで?」
狗巻「ツナツナ明太子……おかか、おかか……おかかァ……」
憂花「止めようにも、自分の言葉は全て強制的な命令になってしまう 大切な仲間にそんなことはしたくない……」
憂花「……なんて言うか、大変だったね」
西の魔女「ッ……しゃけ……じゃけえぇ……!!」ポロポロ - 54二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 20:54:46
- 55二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 21:36:35
おじいちゃんと狗巻くんとの友情が巡り巡って別の世界を救うことになったのか。
- 56二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 21:49:12
狼「……私たちは棘の意見も聞かずにやりたくもない魔王を押し付けてたってことか…………?」
カラス「いや最低じゃん!?」
鮫おじ「そんな……すまなかった狗巻様!今すぐ腹ァ切らせてくれ!」
西の魔女「おかか!ツナマヨ!明太子!いくら!」
狼「おいアンタ!棘はなんて言ってるんだ!?」
憂花「教えない」
狼「はあ!?」
憂花「……理解したいなら、これからはちゃんとその人の話聞いたげなよ」
憂花「お婆ちゃ……私の知ってる禪院真希はそれが出来る人だと思う」
憂花「──って訳でね」
憂花「西の魔女は奇っ怪な呪文で人々を惑わす、だっけ?確かに彼の言葉には人を操る力があるんだろうね」
憂花「その力で不用意に人を呪わない為に、奇っ怪な……おにぎりの語彙で喋ってた優しい人だったんだよ」
ブリキの木こり「俺達も、彼の仲間すらも、西の魔女のことを誤解していたということか」
カカシ「うむ、やはり対話は大事ということだな!」
愛犬「わんっ!」 - 57二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 21:51:23
なんかいい感じにモジュロ本編の内容にもリンクしてる所あって笑う
- 58二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 22:23:38
悠仁のかみくだく、ポケモンみあってすこ
- 59二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 22:40:20
ライオン「メカ丸、蜂女のところに行かなくていいのか」
ブリキの木こり「勿論三輪の元には帰るサ だが、せっかくならオマエたちの望みが叶うところを見届けたイ」
憂花たちはエメラルドの都へと戻り、再びオズの魔法使いと対面していました といっても、憂花たちと彼の間には相変わらず分厚い幕が垂れ下がっていたのですが
オズの魔法使い「──それで、戦わずして西の魔女を鎮めたと」
憂花「あの様子じゃもうオズの国を滅ぼす〜的な感じにはならないでしょ やっぱ倒さないと駄目だった?」
オズの魔法使い「いや、何事も争わずに収まるのならそれが一番だと思う……思うが……」
カカシ「では試練はクリアだな!今回一番活躍したのは憂花だ、どうか彼女の望みから叶えてやってくれ!」
ライオン「異議なし」
憂花「オズの魔法使い様、私と悠仁を京都の家に帰してください!」
オズの魔法使い「…………………………もう一つ、試練を乗り越えてみないか?」
憂花「は?」プツン
オズの魔法使い「いや、あの、俺も頑張ってみたんだが、その、どうしてもだな、もう少し時間が欲しってオイコラやめこっち来んなァ!?!?」
憂花、キレた! - 60二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 23:06:05
- 61二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 23:08:23
ちっっっっっさ
- 62二次元好きの匿名さん25/10/11(土) 23:09:01
ぬいお兄ちゃん?!?!
- 63二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:08:27
エラーで文消えて萎えたので今日はここまでです
レゼ、来週会いにいくから…… - 64二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 00:10:41
おおっ乙です…
まさかのちょぴお兄ちゃん!? - 65二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 08:26:40
保守
- 66二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 12:09:03
- 67二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 15:22:08
魔法使い?の正体が滅茶苦茶可愛いね
- 68二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 18:20:09
文章消えるのはつらいなあ……乙です
- 69二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 18:54:18
カカシ「憂花、気持ちは分かるが乱暴は……ってその小さき命は一体!?」
憂花「な、なんかコイツがオズの魔法使いらしい」
ライオン「ハァ?」
ぬいぐるみ「すまない……すまない……」ペショペショ
幕の向こうに居たのはちょぴっとしたぬいぐるみでした どこぞの失敗作によく似た綿の塊は、とてもじゃないが偉大な魔法使いには見えません
おや悠仁、脹相ちょぴ欲しいの?こないだママのやつ買ってあげたでしょ、こっちの方が可愛いよ
ぬいぐるみ「──憂花と言ったか 俺はオマエと同じ世界の出身だ」
ぬいぐるみ「高額転売の為に俺たちを乱獲した転売ヤーの家が竜巻に巻き込まれてな 気が付けば俺は自我を持った状態で窓から地上に放り出されていた」
憂花「竜巻……ウチと一緒だ」
カカシ「その転売ヤーとやらは今どこで何をしているんだ」
ぬいぐるみ「知らん どっかで野垂れ死んでるんじゃないか」
カカシ「はえー辛辣……」
ぬいぐるみ「空から降ってきた俺は親切な魔女に拾われ、しばらく共に暮らしていたんだが──」 - 70二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 20:27:25
ぬいぐるみ「魔女は多忙な人でな いつまでも厄介になる訳にはいかないと思い、何か仕事を紹介してくれと頼んだんだ」
ブリキの木こり「ぬいぐるみの癖に自立心が高いナ」
ぬいぐるみ「だが見ての通り俺は無力な綿の塊 ぬいぐるみは人間の心に寄り添う為のモノなんだ、ハナからそれ以外の事が出来るように作られていない」
ぬいぐるみ「すると魔女はそれを仕事にすればいいと言って、この館を贈ってくれた 最初は単なる悩み相談所だったんだが……」
憂花「だが?」
ぬいぐるみ「ある日、どうにも話を聞いてやるだけでは心が晴れなさそうな人間が来てな こっそり魔女に頼み込んで、魔法の力を借りてソイツを助けてやったんだ……それがよくなかった」
その後もぬいぐるみはひとり、またひとりと困った人間がやってくる度に、密かに魔女を頼り魔法の力で望みを叶えてやりました
すると当然ながら噂は広がり、気付いた頃にはどんな望みも叶えるオズの魔法使いの評判はオズの国中に広まっていたのでした あーあ
ぬいぐるみ「さっきも話したが魔女は多忙なんだ 常に俺の為に時間を作ることは出来ないし、現にここ数日連絡が取れていない」
ライオン「じゃあ試練云々は魔女と連絡が取れるまでの時間稼ぎだったってことかよ」
ぬいぐるみ「すまない……本っ当にすまない……」
ぬいぐるみ「何かいい感じに丸め込もうとしたり、アルバイトを雇ったりしてなるべく魔女に頼らないようやってきたが……オマエの願いはどうにもならん!元の世界に帰れるなら俺だって帰りたい!」ポロポロ
憂花「な、泣くなよこっちが悪いみたいじゃん……」 - 71二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 20:30:33
- 72二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 20:41:40
受付のバイトさんと並んでみてほしい体格差だ
- 73二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 20:44:18
代表が忙しいちょぴお兄ちゃんに代わって魔女に電話かけてくれてる絵面ジワジワくる
- 74二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 21:17:50
カカシ「その、何かいい感じに丸め込むというのはどういうことだろうか?」
ぬいぐるみ「憂花以外の望みは脳みそ、心、勇気だったか……自分では気付いていないだけでここまで仲間と共に旅をしてきたオマエは既にそれらを持ち合わせている的な話をして帰すつもりだった」
ブリキの木こり「精神論やめロと言いたいところだガ、俺の場合はその通りだったナ……」
ライオン「……」
ぬいぐるみ「俺は偉大でもなんでもない、他力本願のペテンぬいなんだ……」ポロポロ
愛犬「くぅん」ペロペロ
憂花「で、でも魔女なら私たちを向こうに帰してくれるんだよね?」
憂花(……いや、だったらコイツもとっくの昔に元の世界に帰してるんじゃない?もしかしたら魔女も、私たちを元の世界に戻す力はなかったりして……)
憂花の心に不安が広がったその時……
受付「失礼する」ガラッ
カカシ「だ、代表!?」
受付「今は受付と呼べ、マル」
カカシ「えーんやっぱりバレてる!!」
受付「それより雇用主よ、客人だ」ススッ
>>77「久しぶりー元気してた?」
- 75二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 21:19:48
乙骨憂太
- 76二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 21:21:10
九十九
- 77二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 21:21:12
憂憂
- 78二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 21:21:21
乙骨
- 79二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 21:22:28
色んな意味で強そうな客人キタ
- 80二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 21:59:41
客人は憂憂か
憂花たちは元の世界に戻れるのかな - 81二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 22:00:39
兄弟?仲良くて何より。
そしてやはり優秀な代表。 - 82二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 22:24:35
「久しぶりですね、脹相」
ぬいぐるみ「南の魔女、憂憂!」ピョンッ
憂花「南の魔女って、四人の偉大な魔女の最後の一人!?」
ブリキの木こり「思っていたより幼いナ」
ぬいぐるみ「すまない憂憂、かくかくしかじかで」
ぬいぐるみ「やはりもうこんなことは辞めた方がいいのかもしれない オマエ“たち”の力を自分の力のように振る舞って……」
南の魔女「ふふ、脹相はなーんにも気にしなくていいんですよ 全て想定通りですから」
南の魔女「──さて、乙骨憂花」
南の魔女は憂花の方へ向き直るとにっこりと微笑みました 何やら含みのある笑顔です
憂花「……何で私の名前を 初対面だよね?」
南の魔女「ええ、僕とはね」
南の魔女「邪悪な東の魔女を押し潰し、西の魔女を担ぎ上げられていた神輿から引きずり下ろした……ああ、やはりあの方の見込みは正しかった!」
南の魔女「僕と姉様の敵を無力化してくれてありがとうございます!」 - 83二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 22:25:50
女装?がやたら似合うな。
- 84二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 23:11:55
憂花「ね、姉様?」
ぬいぐるみ「南の魔女は北の魔女の弟だ 最初に俺を拾ったのは dice1d2=2 (2) (1姉2弟)の方だな」
南の魔女「脹相に力を貸しているのは主に姉様の方ですね 今は“たまたま”用事があるとのことで僕が使いっ走りでやって来た訳ですが」
憂花「…………」
南の魔女「オズの国には四人の偉大な四人の魔女が居るという話は憂花さんもご存知のようで 実は我々、長年勢力争いを繰り広げていて……あっ、もちろん僕は未来永劫姉様の味方ですよ!」
南の魔女「その件は脹相にも常々愚痴っていたので、彼もアナタ達への試練に西の魔女の討伐を挙げたのかもしれませんね」
憂花「………………」
南の魔女「結果として僕たちの長年のライバルはアナタが両方何とかしてくれました いやー、運命というのは不思議なものですね!」
カカシ「……少し待ってくれ」
カカシ「憂花にオズの魔法使いの所に行けと助言したのは北の魔女だが、彼女はオズの魔法使いがただのぬいぐるみであることを当然知っていて?」
カカシ「それどころかオズの魔法使いに魔法の力を貸している張本人で?だが我々が此処に辿り着いた時はたまたま音信不通で?憂花が成し遂げた西の魔女の無力化は北の魔女の長年の悲願で?」
カカシ「これって……」
憂花「あの女の掌で踊らされてたってことだよチクショー!!」
- 85二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 23:14:23
カカシ賢いぞ!
- 86二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 23:43:29
憂花「ざっけんな家帰らせろー!!」
南の魔女「まあまあ落ち着いて アナタの望みを叶えないだなんて一言も言ってません」
南の魔女「姉様からいただいた指輪があるでしょう?あの指輪には嵌めた者の願いを一つなんでも叶える効果があるのです!」
南の魔女「東の魔女ごとペラッペラにされたせいで故障してしまいましたが、僕なら修理出来ます これで家に帰れますよ」
憂花「……ちなみにその修理ってアンタの姉さんにも出来んの?」
南の魔女「僕に出来ることが姉様に出来ない訳が無いでしょう舐めてんのか?」
憂花「ならあの場で直してくれれば良かったじゃん!!!!」
南の魔女「はい、修理完了です」
数分後 南の魔女から手渡された指輪はすっかり元通り
憂花の薬指にピッタリ嵌まることでしょう
憂花に指輪を渡した後、南の魔女はカカシ達の方へ視線をやります
南の魔女「あとは……そちらの一体と一機と一匹の望みは、脳みそと心と勇気でしたか」
南の魔女「脹相はそれっぽい言葉で誤魔化すつもりだったようですが、僕なら本当にアナタ達の望むものを与えられますよ どうします?」
ブリキの木こり「俺の望みは既に叶っていル マルと鹿紫雲の望みを叶えてやってくレ」
カカシ「ではお言葉に甘えて──」
ライオン「俺はいい」 - 87二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 23:53:22
悠仁犬はお兄ちゃんがお兄ちゃんって分かってるのかな?懐いててかわいい
ちょぴ脹相の方は弟とは思ってなさそう - 88二次元好きの匿名さん25/10/12(日) 23:53:47
悠仁犬脹相ちょぴ気に入ってる?
- 89二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 08:27:30
保守
- 90二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 15:15:21
カッシー…
- 91二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 16:04:40
- 92二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 17:27:15
カカシ「いいのか!?」
ライオン「俺の望みは仲間に歩み寄る勇気を手に入れること その為にここまでオマエらと旅をしてきた」
ライオン「……ほらアレだ、俺の望みは既に叶ってるってやつだよ」フイッ
カカシ「鹿紫雲!!」パアッ
愛犬「わっふぃー!」
ライオン「チッ、うっせえな!てかマルもわざわざ脳みそ貰わなくていいだろ!」
カカシ「へ?」
ライオン「オマエとは一緒に戦いもしたが、頭が悪いと思ったことは一度もねえよ」
カカシ「!」
憂花「ポンコツだとは思うけど」
ブリキのカカシ「多少ポンコツな方がオマエらしいゾ」
受付「分かる」
カカシ「だ、代表まで!?」
受付「恐らく、アイツも血を分けた兄を本気で疎んでいる訳ではあるまいよ」
カカシ「……!」 - 93二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 18:27:13
南の魔女「おや、皆さん望みを叶えてもらわなくていいんですか?欲が無いですねえ」
憂花「アンタら姉弟に言いたいことは山程あるけど家に帰してくれるのには感謝しとく」
憂花は右手に指輪を嵌めると──目の前の仲間たちを見つめました オズの国で暮らす彼らとはこれでお別れです
憂花「──んじゃ、私帰るから」
カカシ「憂花、悠仁……」
ライオン「辛気臭え顔すんな」バシッ
カカシ「痛ァ!?……だが、鹿紫雲の言う通りだな」
カカシ「君たちが無事故郷に帰れること、嬉しく思う 向こうの家族と幸せにな、私も弟と上手くやれるようポンコツなりに頑張ってみるさ!」
ブリキの木こり「オマエ達が動けなくなった俺を見つけてくれたお陰デ、まだ心が残っていることに気付けタ いつかまた会えた時ハ、俺の大切な人とも仲良くしてくレ」
ライオン「……ありがとよ 達者でな」
憂花と愛犬の全身を光の粒子が包み込みます 視界が滲んで見えるのは光が眩しいからでしょうかか、それとも
憂花「みんな、今までありがとう!元気でね!」
愛犬「わおーん!!」 - 94二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:05:11
憂花「……ハッ!」パチクリ
目を開けると、そこは竜巻で吹き飛ばされたはずの五条家の中 窓の外は晴天で、テレビの天気予報は竜巻が立ち去ったことを伝えています
そして南の魔女に修理してもらった指輪も、憂花の右手から消え失せていたのでした
憂花(願いを叶えたから消えた?いや、)
憂花(……夢でも見てたのかな 何か妙に壮大でファンタジーなやつを)
愛犬「わんっ!」
ぬいぐるみ「お、降ろしてくれ悠仁〜!!」
憂花「って脹相!?!?」
ぬいぐるみ「て、転移の時に悠仁が俺を咥えて離してくれなくてな!確かに戻れるものなら戻りたいとは言ったが、今頃憂憂達が心配してるんじゃ──」
愛犬「わんっ!わんわんっ!」ブンブン
ぬいぐるみ「こらっ、やめなさい悠仁!」
憂花「……はは、あはは!」
こうして元の世界に戻ってきた憂花たち 憂花は不思議なオズの国が確かに存在したこと、そして出会った仲間たちのことをいつまでも忘れませんでしたとさ、おしまい♡ - 95二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:07:30
乙でした!写真…!
また会えて本当に嬉しかったです - 96二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:11:15
- 97二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:11:36
お疲れさまでした。
初めて読んだけれどもほのぼのとして本当に楽しかったです。
過去作もあるようなのでこれから読んでいきたいと思います。 - 98二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:13:02
乙!
- 99二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:13:45
乙!安価は取れなかったけど久しぶりに物語スレが見れて良かったです
その時までスレがあるか分からないしまたスレを立てるか分からないけどレゼ編の感想も聞けたら聞きたい - 100二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:16:21
このレスは削除されています
- 101二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:19:14
色々と環境が変わり傑太郎2のようなド長編をやるのはもう難しそうなんですが時間を見つけてまたスレ立てしたいですね
あとマジで関係ない話ですがこれを書いてる間に好きなアニメの完結編が呪術三期と同クールなのが確定しました 助けて〜♪ - 102二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:19:37
お疲れ様でした!!!
今回もすごく良かった…オズの魔法使いってこんな素敵なお話だったんですね - 103二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 19:22:19
乙!楽しかった
> 愛犬「わっふぃー!」
カッシー呼びしてる悠仁犬すき
- 104二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 20:04:27
傑太郎2はあにまんでも珍しいレベルの大作だったから無理もない
読み聞かせ短編でも別シリーズでもなんでも楽しみにしてます! - 105二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 20:36:26
オズの魔法使い楽しかった!! 皆可愛くて最高でした
虎杖はぬいお兄ちゃんを気に入って他っぽいし一緒に帰ってこれてよかったな~ - 106二次元好きの匿名さん25/10/13(月) 21:47:38
久しぶりにママのお話聞けて嬉しかった!
相変わらずお話もイラストも素晴らしい…
気が向いたらまたスレ立てしてくれたら嬉しいです! - 107二次元好きの匿名さん25/10/14(火) 00:25:44
傑太郎シリーズも名作だったなあ
またいつか読み聞かせを見れるならうれしいです!