- 1125/11/21(金) 01:28:46
このスレはKPCが虎杖、HO1宿儺HO2鹿紫雲HO3夏油HO4家入HO5伏黒HO6五条HO7真希HO8羂索としてクトゥルフ神話TRPGを回していくものだよ
閲覧注意は発狂した時の症状やグロテスクな描写用のため。CP要素はないからそういったレスはしないでね
今回は原作からの記憶の持越し、つまりは転生パロっぽい世界線だけどその設定はシナリオには関係ないよ
呪霊が居ない代わりにクトゥルフ的諸々が居る世界ってことだけどシリアスにはなり過ぎないかつ湿度も高くなり過ぎないフレーバー的な要素でしかないよ
今回はばじりこ🌿さま作成シナリオの『九仙過災』をお借りするよ
このスレではシナリオのネタバレを大いに含むので注意してね。既にシナリオを知っている人は先の展開のネタバレはやめてね
このスレやシナリオの感想やネタバレなどをSNSなどで言うのもやめてね。TRPGではシナリオの内容を人から見える所で話すのは厳禁だったりするよ
ルルブは6版を使用、ハウスルールもあるけど詳しい説明はしないのでこの卓の処理が必ずしもルルブ的に正しいわけじゃないよ
キャラシの作成も少しルルブから外れた作り方になるので注意
今回は少し特殊な設定と状況になるので行動安価なし
感想とか疑問でスレが賑やかだとスレ主も嬉しいので気軽にレスしていってね
ダイスの判定はクリティカルは01~05、ファンブルは96~100、スペシャル適応
分からないことがあればスレ主やスレ民が答えてくれるからスレの途中で聞いてくれて大丈夫だよ
目を覚ますと、そこは中華風の空中庭園だった。
賓客は九人。退路は見当たらない。
何の因果か天仙の力を得たあなた達。
絢爛な中華服を身に纏い、箱庭に巣食う厄災を祓う運命に身を委ねる。
「以亵渎反亵渎〈冒涜を以て冒涜を殺せ〉」
今は無き呪術に別れを告げて、彼らが出会ったのは――――新たな力。
さて、あの日の続きを。否、新たな物語を始めようか。
前回のあらすじ
またしても100Fに憑かれている虎杖
みんな大好き覚醒お着換えの時間
チュートリアル戦闘で死人が出そうになるアクシデント(主に〈刺突〉スペシャルのせい) - 2125/11/21(金) 01:29:46
- 3125/11/21(金) 01:30:46
今回お借りしてるシナリオ
九仙過災〈ジューシェンコーヅァイ〉
【CoC】九仙過災 - ばじりこ農園 - BOOTH大人数×ファンタジー中華服×特殊能力 「以亵渎反亵渎〈冒涜を以て冒涜を殺せ〉」 ■シナリオ概要 ・タイトル : 九仙過災(ジューシェンコーヅァイ) ・プレイ時間 : 13〜15時間ほど(ボイセ) ・プレイ人数 : 8PL+KPC ・プレイ形式 : 新規継続不問/クローズド 特殊能力に関する秘匿あり ・推奨技能 : 目星、聞き耳、回避 ・準推奨技能 : 応急手当、母国語or中国語 ・その他 : 低すぎないPOW、HP、SAN値 ■内容 ・シナリオ本編PDFファイル(79ページ) ・テキストファイル ・セッション用画像素材 ■注意事項booth.pmこのシナリオは、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc. Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc. PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION
- 4125/11/21(金) 01:31:46
- 5125/11/21(金) 01:32:48
【キャラシ一覧】
HO1『鳳凰〈ほうおう〉』-宿儺
iachara.comHO2『応龍〈おうりゅう〉』-鹿紫雲 一
iachara.comHO3『麒麟〈きりん〉』-夏油 傑
iachara.comHO4『霊亀〈れいき〉』-家入 硝子
iachara.comHO5『饕餮〈とうてつ〉』-伏黒 恵
iachara.comHO6『窮奇〈きゅうき〉』-五条 悟
iachara.comHO7『檮杌〈とうごつ〉』-禪院 真希
iachara.comHO8『渾沌〈こんとん〉』-羂索
iachara.comKPC『桃源〈とうげん〉』-虎杖 悠仁
iachara.com - 6125/11/21(金) 01:33:52
- 7125/11/21(金) 01:42:12
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP17→13
≪異能力によるHP回復≫
伏黒:HP2→7
先程よりも多くの蔦が伏黒の腹部に集い、柔らかな光を放ちながらも少しずつ傷は塞がっていく。
少なくとも大穴が開いた状況と言うのは終わりを迎え、蔦が枯れ落ちるとほぼ同時に伏黒が「う……」と呻きながらも瞼を持ち上げた。
「体調はどうだ……とは聞くまでもないか」
「……最悪です。戦いはもう」
終わったんですか、と。おそらく問おうとしたのだろう。だが未だに戦いは続いていると証明するかのように耳障りな羽音が響く。
「分かりました。もう動けるので、今は大丈夫です」
そう言った伏黒は気のせいではなく若干据わった目をしながらもまだギリギリ動いていると言える、今も尚針に地を纏う雀蜂Eを睨みつけた。
「流石に安静にしてた方が良いんじゃ」
「食い散らせ」
「伏黒さん!?」
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d3消費し、黒い泥のような物質で出来た顎で捕食する
伏黒:MP19 – [ dice1d3=1 (1) ]
≪ダメージ≫
dice1d8=1 (1)
〈回避〉
雀蜂E(30) dice1d100=34 (34)
- 8二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 01:43:44
たておつ!
100Fとスペシャルでチュートリアルから大波乱が起きてますね…死ななくて良かった - 9二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 01:45:45
ノーダメでピンピンしてる勢とダメージ負った勢の落差が激しい!
- 10125/11/21(金) 01:51:50
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d3消費し、黒い泥のような物質で出来た顎で捕食する
伏黒:MP19→18
〈回避〉
【失敗】雀蜂E
虎杖の心配を完全に無視した伏黒は黒い泥のような顎で雀蜂Eを噛み潰そうとするも、やはり強靭らしい外殻に阻まれてミシミシと音を立てるだけに留まる。
それを振り払うように暴れる雀蜂Eはボロボロの身体で暴れているものの、簡単に振り払える拘束ではない。
「他に任せ寝てた方が良いんじゃね?もしくは桃食べる?」
「食べるわけねぇだろ」
なんだか顔、と言うよりも口回りがべたつく気がすると伏黒は考えていたが、主に虎杖のせいであった。
「本人が動く感じじゃないなら、戦いをさっさと終わらせた方が良いのも確かだからね」
「オマエの方こそ下がってろ」
「俺だってなんかこう美味い感じに出来るし、多分!!」
≪どちらの方が早いか≫数字が大きい方が先に動く
雀蜂B dice1d100=35 (35)
雀蜂D dice1d100=48 (48)
- 11125/11/21(金) 01:56:19
≪どちらの方が早いか≫生き残った雀蜂はDとE、なのでBの🎲はEってことでお願いします
雀蜂D→雀蜂E
その時、五条に切り裂かれていた雀蜂Dは動いた。
しかしその切っ先は雀蜂Eへと向かう。
羂索が混乱状態に陥らせ、仲間を敵だと思い込まされていたことで発生する同士討ちだ。
〈刺突〉
雀蜂D(70) dice1d100=29 (29)
≪ダメージ≫
dice1d6=4 (4) + dice1d4=1 (1)
〈回避〉
雀蜂E(30) dice1d100=27 (27)
- 12125/11/21(金) 01:59:35
〈刺突〉
【成功】雀蜂D
〈回避〉
【成功】雀蜂E
しかし雀蜂Dの一撃は当たることなく躱される。
自由の身になった雀蜂Eは伏黒の出した黒い泥のような顎から逃れ、その切っ先を再び誰かに突き立てようとする。
≪対象≫
1.宿儺 2.鹿紫雲 3.夏油 4.家入 5.伏黒 6.五条 7.真希 8.羂索 9.虎杖
dice1d9=1 (1)
〈刺突〉
雀蜂E(70) dice1d100=28 (28)
- 13二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 02:02:10
E元気だな
スペシャルで伏黒を殺しかけた蜂か… - 14125/11/21(金) 02:02:16
〈刺突〉
【成功】雀蜂E
向かう先は伏黒――――ではなく、自らに手痛い傷を負わせた宿儺であった。
「ならば丁度いい」
まっすぐと自身に向かってくる雀蜂Eを前に、宿儺はその手を向ける。
「今度こそ灰にしてやる」
果たして一矢報いることは出来るのか、それとも――――
≪ダメージ≫
dice1d6=4 (4) + dice1d4=4 (4)
〈回避〉
宿儺(80) dice1d100=68 (68)
- 15125/11/21(金) 02:07:46
〈回避〉
【成功】宿儺
しかし軽々とその鋭い針を避け、宿儺は「遅い」と吐き捨てる。
「だが俺に歯向かったことだけは褒めてやろう」
そして場面は変わり、再び大木の近くへと戻って来ていた夏油はげほりと噎せ込み、血を吐いていた。
「とりあえず後で硝子に……げふッ」
口の端から垂れた血を手の甲で拭う。動けなくなる程ではないと、夏油はそう判断した。
≪毒によるダメージ≫
夏油:HP10 – [ dice1d4=3 (3) ]
- 16125/11/21(金) 02:12:36
■■Round6■■クリア条件: 奥若洛木の使者・雀蜂を倒せ
DEX順:夏油(最速行動)→宿儺(18)→真希(17)→虎杖(17)→鹿紫雲(17)→羂索(16)→五条(16)→夏油(16)→家入(15)→伏黒(15)→雀蜂D(13)→雀蜂E(13)
夏油:毒状態(残り1R)、真希:猛追(残り10R/dbは1d12)、雀蜂D:敵愾(残り1R)
≪毒によるダメージ≫
夏油:HP10→7
だが丁度宿儺が雀蜂Eに襲われているのが目に入り、丁度近くには家入が居ることにも気付く。
それならばと、夏油は再び全てを置き去りにする速度で駆け抜けた。
目指すはあの雀蜂E、やたら針が赤いのも先程の雀蜂Cを思い出して気に食わない。
「げほ、ゲッホ。ウワ、すごい血出た」
若干気が抜けるような言葉を口にしているものの、本人は割と真面目である。
「尚更早く終わらせなきゃ……ね!!」
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉
夏油(95-49) dice1d100=45 (45)
〈回避〉
雀蜂E(30) dice1d100=3 (3)
- 17二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 02:14:12
過信、ダメ、ゼッタイ
HP一桁だし雀蜂Eは活きがよすぎるし - 18125/11/21(金) 02:18:42
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉
【両成功】夏油
〈回避〉
【クリティカル】雀蜂E
今にも宿儺に燃やされそうだった雀蜂Eを狙った一撃は当たるかに思われた……のだが、火事場の馬鹿力とでも呼ぶべきなのだろうか、躱されてしまう。
しかも着地の隙を狙って攻撃を仕掛けてきた。
〈刺突〉クリティカルによる攻撃割り込み
雀蜂E(70) dice1d100=80 (80)
≪ダメージ≫
dice1d6=5 (5) + dice1d4=4 (4)
〈回避〉
夏油(60) dice1d100=6 (6)
- 19二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 02:20:58
危なかった
そもそも攻撃失敗だし回避成功だけどダメージの殺意がすごい - 20125/11/21(金) 02:23:22
〈刺突〉クリティカルによる攻撃割り込み
【失敗】雀蜂E(攻撃が失敗なので回避🎲自体が無かった扱いだよ)
だがやはりこの速度で動く夏油に合わせることは難しかったらしい。
針は地面を突き刺し、土に大きな穴を開けるだけに留まる。
そして雀蜂Eの苦難はこれで終わりではない。
「ついでだ、邪魔者ごと燃やし尽くしてやろうか」
「え?……ああいや、邪魔をする気はなかったんだけど」
「私そんなに邪魔だった?」と夏油が家入に尋ねれば、「信じられないくらい空気読めてなかったよ、オマエ」と言われて距離を取る。
雀蜂Eと、と言うよりは宿儺からだ。
「馬鹿の一つ覚えにはもう飽いた。消えろ」
≪異能力の行使によるMP消費≫消費MP1につき1d5のダメージを与える炎を出せるが、10ダメージを越えると自傷が発生
宿儺:MP13→10
≪MP消費に応じたダメージ≫
dice3d5=2 1 5 (8)
〈回避〉
雀蜂E(30) dice1d100=38 (38)
- 21125/11/21(金) 02:28:50
〈回避〉
【失敗】雀蜂E
今度は自分を燃やすこともなく、完璧な火加減で言葉通りに雀蜂Eを燃やし尽くした。
もはや灰すらも残っていない。
だが宿儺は水を差された形になったことが不満なのか、どこからどう見ても機嫌が悪そうだ。
だが戦いはここで終わりではない。
誰よりも闘志が溢れ、狂気に身を任せた真希は未だ止まらない。
「はは、随分と数が少なくなって来たみたいだな」
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉
真希(90-80) dice1d100=49 (49)
〈回避〉
雀蜂D(30) dice1d100=7 (7)
- 22二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 02:29:40
中々しぶとかったなこの蜂
と思ったけどやっぱりこいつらしぶといぞ! - 23125/11/21(金) 02:30:40
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉
【両成功】
〈回避〉
【成功】雀蜂D
しかし初撃は雀蜂Dに回避される。
だが彼女はたった一撃程度では終わらない。
「なら、次だ!」
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉
真希(90-80) dice1d100=54 (54)
〈回避〉
雀蜂D(30) dice1d100=62 (62)
- 24125/11/21(金) 02:32:40
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉
【両成功】
〈回避〉
【失敗】雀蜂D
凄まじい乱打の中、ついに空中でバランスを崩した雀蜂Dはニヤリと笑う真希の前で無防備な体を晒す。
その一瞬が命取りだった。
「じゃあな」
≪ダメージ≫
dice2d6=5 3 (8) + dice1d4=2 (2) + dice1d12=2 (2)
- 25二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 02:35:25
いけたかな?大変だった
- 26125/11/21(金) 02:40:51
そして最後の一匹も微塵になって地に沈む。
敵が居なくなれば後は一段落……と行きたいところなのだが。
未だ、狂気が胸の内にある。
不穏な光を宿した彼女のそれに気付いている者など居るはずもない。
もしくは、気付いていたとしても面白がるような輩だったりなんかして。
≪対象≫
1.宿儺 2.鹿紫雲 3.夏油 4.家入 5.伏黒 6.五条 7.羂索 8.虎杖
dice1d8=8 (8)
- 27二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 02:42:58
虎杖だ
ダイス神がよく虎杖で遊んでいる - 28二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 02:43:17
下振れ気味だけど冷静に考えてダメボdice1d12強すぎる
早く精神分析を!
- 29125/11/21(金) 02:43:37
というわけで今日はここまで、次回は真希の繰り出す〈キック〉〈マーシャルアーツ〉最大ダメ28を虎杖が〈回避〉出来るかから始まるよ
戦闘終わりまでやろうと思ってて狂気の処理とか毒からの回復とか忘れてたからさっさと中断してたら良かったかもなとちょっと後悔してるよ - 30125/11/21(金) 02:48:32
〈精神分析〉持ちの夏油(23)は毒とダメージで回復待ち、家入(60)は怪我人の回復をしようとしてて、羂索(60)は自分に矛先が向かなきゃ止めなさそうだなと思ったので初回暴走キャンペーンって感じだよ
- 31二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 02:52:01
初回暴走キャンペーンそんなご丁寧な!これもチュートリアルの一環か
虎杖HP16か…回避8割あるし大丈夫であってほしいがんばれ - 32二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 06:55:07
真希さんかっこよすぎ案件
ゲト先のダイスくんはもうちょい頑張ってもろて… - 33二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 07:50:23
虎杖の蟠桃によるMP回復いいんだけど、HOに書いてあるのがめっちゃ怖いんだよなぁ…
- 34二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 11:45:10
毒は命の危険があることを夏油先生が現在進行形で実演してるし異能力使うとバカスカMP削れるから蟠桃食べるのは必然ルートなんだろうけど食べすぎると謎のポイント溜まって何か起こったりすんのかな
- 35二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 19:53:11
保守
- 36125/11/21(金) 21:39:47
落ちてない!凄い!レスしてくれた人や保守してくれた人もサンクス
再開前に存在しない盤外の話を少し
「恵の仇は私がとってやるよ」「俺は死んでないです」「回避不可かダメージ二倍か決めておけよ悠仁」「それってクリティカル出すって宣言ってこと!?」って真希と伏黒と虎杖が会話してるけど実際にどうなるかはまだ分からないね - 37125/11/21(金) 21:47:49
敵は既に消え失せた。
耳障りだった羽音も消え、空を覆う暗雲も消えていく。
遮られていた光が差し、湿った土もやがてその形を取り戻していった。
敵は既に消え失せた。
ならばもうこの拳を奮う相手は居ない。
そう理解していたはずだというのに、その冷静さが少しずつ狂気に蝕まれて思考が歪んでいく。
自分が倒さなければならないものが無くなるはずはない。
ただそれが見つからなかっただけのことなのだと、気付けば再び瞳に鮮烈な輝きが過ぎる。
ゆらりと首を動かし、幾つもの動く何かを視界に収める。
その内の一つが手を大きく動かしたように見えた。
あれはきっと、何かを傷つける動きだ。
そうだ、そうに違いない。
ならば――――斃さなければならないだろう。
刹那、人間の限界を超えた膂力による踏み出しによって土が弾け飛んだ。
そして真希は目の前のものが”何”であるかを理解せぬまま、敵を排除するために動くものを目掛け祝福されし肉体を万全に使い振り抜いた脚を叩きつける。
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉狂気による味方への攻撃
真希(90-80) dice1d100=61 (61)
〈目星〉真希の攻撃に気付けたか(失敗で不意打ち成功、〈回避〉不可)
虎杖(80) dice1d100=91 (91)
- 38125/11/21(金) 21:59:04
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉狂気による味方への攻撃
【両成功】真希
〈目星〉真希の攻撃に気付けたか(失敗で不意打ち成功、〈回避〉不可)
【失敗】虎杖
凄まじい速度での接近であったせいで虎杖がそれを攻撃とみなすことは出来なかった。
夏油への解毒や、怪我人の治療に当たる家入の補助などすべきことがあったから猶更だ。
そもそもどうして敵が居なくなったと安堵している時に、味方から攻撃されるだなんて思うだろうか。
破裂音に似た音に気付き、虎杖が音の在処に向けて振り向くよりも早く、それはもう終わっていた。
脇腹を鉄パイプか何かで思い切り殴られたかのような、もしくはそれ以上の衝撃を受けたのだと気付いた時には虎杖は既に吹っ飛んでいた。
≪ダメージ≫虎杖の現在はHP16
dice2d6=2 5 (7) + dice1d4=2 (2) + dice1d12=9 (9)
- 39二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 22:01:33
サーバーが不安定すぎて機嫌と隙を見て書き込む感じになってる
真希さんは虎杖の隙をついて不意打ち即死成功させなくていいから!!!! - 40二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 22:10:46
サーバーも虎杖も生きて…!!
- 41二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 22:13:56
うわーっ18!?
やはり虎杖は何かダイス運が今回大変なことになってないか - 42125/11/21(金) 22:20:11
≪HP減少≫
虎杖HP16→-2
虎杖は健康優良児であり、同世代では体を鍛えている方であったし、風邪などとも縁遠い丈夫な肉体を持ち得ていた。
だがそんな虎杖をたった一撃で殺すことの出来る一撃を今の真希は放ててしまった。ただそれだけの話である。
単純な肉体強化。狂気に身を任せることで限界を超えたパワーを自在に操る彼女は正しく怪物の名を得るに相応しい。
骨が砕け散り、内臓は破裂する。滅茶苦茶になった体を自覚することなく、意識が途絶えたことはむしろ幸運なことだったのかもしれない。
だがそれはあくまで虎杖が息を吹き返すことが出来たならば、という仮定の元で成立する。
ふと、荒れ狂っていた精神が静かに凪いでいく気がした。
川の水が流れていくかのように、澄んだ暴力性と自らを追い立てる狂気が収まっていく。
「…………ぁ、?」
瞬きを数度繰り返し、自分が視線を集めていることに気が付いた。
なんでこうなったのか。記憶が少しぼやけていて、きぃんと耳鳴りのような感覚もあった。
音が遠い。誰かが叫んでいることは分かるものの、何を叫んでいるかまでは分からない。
気付けば目の前に五条が立っていた。
険しい顔をしながらも、まっすぐと自分を見ているさまは五条らしくないと思ってから――――唐突に理解した。
肉を打つ感触も、骨を砕く感触も、それこそ人の命を奪う感触だって知らなかったわけではない。
「真希」
あぁ、五条らしくないのは当然だ。だって今の五条にはあの時の五条にはない感情を伺わせた。
「今は動かないで。会話が出来るなら口だけ動かして」
――――あの五条悟が自分に向かって焦燥をひた隠しにした顔を見せるなんてと、これが笑える状況ならばどんなに良かっただろうか。 - 43二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 22:21:57
大変なことになってしまった
- 44二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 22:29:49
今は前と違って五条が簡単に真希を無力化できる訳じゃないし仲間の救命してた虎杖は絶命してるし騒然すぎる…
人を殺す手の感覚を全部覚えてる真希にこのイベントしんどい!狂気は収まったのか - 45125/11/21(金) 22:30:59
圧倒的な死の気配。
それを感じるまでに意識は途絶えたものの、虎杖の肉体が死を迎えたのは紛れもない事実であった。
本来は二度も三度も味わうものではないが、死というものはそれ自体が人の魂を強く揺らがせるもの。
頭を打って記憶を失うことがある一方、頭を打って思い出すことだってある。
死とは人の魂を最も揺さぶる衝撃だ。
なればこそ、魂に刻み込まれた”今”ではない記憶までもが蘇ることだってある。
揺れて、揺れて、揺れて。
そうして虎杖は――――
〈アイデア〉成功で前世の記憶チャレンジ(クリティカルで倍増、1Cで100に。ただし前世の記憶ポイントは上限100)
虎杖(80) dice1d100=24 (24)
《前世の記憶》上記の〈アイデア〉に成功で前世の記憶ポイントが加算される
8 + [ dice1d92=25 (25) ]
01~10 一切の記憶なし
11~20 なんとなく初対面ではないように感じる
21~30 初めて会ったはずの相手の名前が分かる、ことがある
31~40 前世で出会った人間の顔を見るとどんな会話をしたかの記憶が蘇る、ことがある
41~50 飛び飛びだが一部の記憶があり、夢に見ることがある
51~60 細かいところなど忘れている所も多いが、なんとなく自分の前世のようなものではないか?と気付いている
61~70 前世の出来事を凡そは思い出しており、あれが前世だと確信している
71~80 積極的に前世の記憶を思い出そうとした結果、自分の人生が流れとして把握出来ている
81~90 成長と共に思い出し、自分の生まれから死ぬまでの記憶が殆どある
91~100 物心つく以前から全ての記憶を完璧に思い出していた
- 46二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 22:35:03
死んで会話を思い出すようになったか
今前世の知り合い滅茶苦茶いるから色々浮かびそうだな - 47125/11/21(金) 22:44:35
〈アイデア〉
【成功】虎杖
《前世の記憶》上記の〈アイデア〉に成功で前世の記憶ポイントが加算される
33 前世で出会った人間の顔を見るとどんな会話をしたかの記憶が蘇る、ことがある
そうして虎杖が死の淵を彷徨っているどころか両足を死に突っ込んでいる間、現実では結構大変なことになっていた。
ふっ飛ばされた虎杖の元へと駆け付けた家入は躊躇なく虎杖の腹部を曝け出し、そこに触れる。
内出血や骨折で酷く変色しており、不思議な力が使える状況でなかったらろくに道具もないこの場所でマトモな治療は出来なかっただろう。
そして家入と共に虎杖の元へと近付いてきたのは伏黒と夏油の両名である。
夏油の顔色は先程よりも悪くなっていたが、これ以上真希が暴走するのならばそれを止める役は担えないということもあって避難兼家入の護衛役というわけだ。
「虎杖はッ、……虎杖は大丈夫なんですか。助かりますか」
感情を押し殺したような伏黒の言葉に、家入は先に夏油へと目配せをする。もし助からないかもしれないとなれば、夏油に伏黒をここから離させなければならなかったからだ。
だがそれは必要ないと、そうしてみせると家入が触れた場所から蔦が伸び出て広がっていく。
「体が千切れでもしてなければ大丈夫だ」
ただし、今は心臓も止まっているだろうがとは敢えて言わない。
治療が必要な怪我というよりも、ギリギリの蘇生に近いということも。
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP13 - [ dice1d5=5 (5) ]
≪異能力によるHP回復≫HPが1以上になれば蘇生成功
虎杖:HP-2 + [ dice3d3=1 3 1 (5) ]
≪毒によるダメージ≫このダメージを最後に毒状態は終了
夏油:HP7 – [ dice1d4=1 (1) ]
- 48二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 22:50:52
よしよしよし最低値でも3は回復するもんね
本当にギリギリヤバい緊迫感のあるダメージだったよ… - 49二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 22:52:44
よしよし良かった
-2だったのもギリギリ運に見放されてない - 50125/11/21(金) 22:54:35
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP13→8
≪異能力によるHP回復≫HPが1以上になれば蘇生成功
虎杖:HP-2→3
≪毒によるダメージ≫このダメージを最後に毒状態は終了
夏油:HP7→6
家入が治療に当たっていれば、虎杖は急に咳き込み始めた。
苦しそうにしているものの、どうにか呼吸をしていると分かる。
「家入さん……?」
「詳しいことは後だ。すまないがさっきの蟠桃を」
「私のためだったら必要ないよ。どうやら症状は治まったようだしね。……おっと、そんな目で見ないでよ。嘘じゃない」
「毒のせいで倒れでもしたら放っておくからな」
「自分の身体のことは自分が一番分かっているよ」
「なら治療の続きだ。虎杖、そのまま動くなよ」
「俺はもう大丈夫だから、先に伏黒と夏油先生を」
「大人しく治療を受けろ」
「さっき俺の言うこと伏黒だって無視したのに?」
「うるせぇ」
「ア、いたっ」
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP8 - [ dice1d5=5 (5) ]
≪異能力によるHP回復≫
虎杖:HP3 + [ dice3d3=2 1 3 (6) ]
- 51二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 22:57:32
そういえば似た状態で無視してたな
夏油の毒も治ったし虎杖もなんとかいい感じになったしなんとか落ち着いてきたかな - 52二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 22:58:57
家入さんのMPが最大値でガンガン減ったのが若干心配だな
蟠桃で回復できるとはいえポイント貯まると何が起こるかわからないし - 53二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 23:02:18
メタ的には家入に限らずMPガンガン減る仕様だし桃食べないで肝心なところで戦闘や救命できない方がヤバそうなんだよな
桃食べとくべきだとは思うけどどうするだろうな - 54125/11/21(金) 23:06:22
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP8→3
≪異能力によるHP回復≫
虎杖:HP3→9
このまま三度目を、と家入が再び虎杖に触れようとするも顔を顰めて手を止める。
効果は凄まじいが、それ故に自分の中の何かが大きく削れるような感覚があるのだ。
これでは次が無事に成功するか分からないと、家入は一度深呼吸した。
「少しだけ待ってくれ。やるべきことはやるから」
「エ、でも俺もうこれくらいなら動けるし」
「硝子も不慣れな力を使ってるんだ。このくらいなら私たちも大丈夫だよ」
「そうですよ。家入さんも少し休んだ方が」
「……オマエたちには治療が必要だという私の判断が間違っているとでも?誰か一人でもこの程度なら大丈夫だと見過ごせば全員が我慢するようになる。こんな状況でそんなリスクを背負う意味があるか?」
疲労もあるだろうが、珍しく語気の強い家入にそう正論を叩きつけられた三人は思わずいそいそと正座をする――――かに思えたが夏油だけは若干慣れているのか「分かったよ、大人しく治療を受ければ良いんだろう?」と両手を上げて降参の意を示した。
〈胎息〉特殊な呼吸法で周囲の気を取り込み、精神を落ち着けたり魔力に変換する技能(戦闘中以外は一つのエリアにつき一回までの使用制限アリ)
家入(70) dice1d100=3 (3)
- 55二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 23:06:59
ありがたくて不思議で神聖な果実…食べすぎたら霊獣に近くなっていくとかありそうだけどそんなバクバク食べなきゃ平気かなと予想
そもそもポンポン桃生成すると虎杖のSAN値負担も考えなきゃいけないから頼りすぎは禁物な気はするけど - 56二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 23:08:06
家入さんの反応的に食べ過ぎはやっぱり良くなさそうだな…
そしてまたクリティカルだ!ダイス神は遊ぶのがお好きだ - 57二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 23:13:21
医療者として怒の家入さんがクリティカル
秘匿になかったけどこれはMP自己回復…? - 58125/11/21(金) 23:16:28
〈胎息〉特殊な呼吸法で周囲の気を取り込み、精神を落ち着けたり魔力に変換する技能(戦闘中以外は一つのエリアにつき一回までの使用制限アリ)
【クリティカル】家入
≪MP回復≫クリティカルで回復値二倍
家入:MP3 + [ dice2d6=5 6 (11) ]
「あぁ、でも私は最後で良いよ。いざとなったらの奥の手もあるから」
胡散臭いながらもそう言う夏油に対し、端的に「分かった」と答える家入も夏油相手に慣れているのだろう。
伏黒に「腹部に違和感はあるか。他にも動いたことによる痛みは?」と尋ねていくも、「大丈夫です」としか伏黒も答えない。
「出来るだけ無茶をするな。私のこれだっていつまで使えるか分からないんだ。自分の力も含め、過信はするなよ」
「はい、気を付けます」
「……家入さんも桃食う?」
「後でで良い。それよりあっちも……ああ、一段落したようだな」
治療の合間、先程の一連のトラブルの片割れである真希の方へと視線を向ければ大乱闘スマッシュブラザーズ……なんてこともなく、どうやら暴走は落ち着いているらしい。
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:dice1d5=4 (4)
≪異能力によるHP回復≫
伏黒:HP7+ [ dice3d3=3 1 2 (6) ]
【全員習得した技能についてのアナウンス】
特殊技能〈胎息〉をPOW×5の値で習得。
特殊な呼吸法で周囲の気を取り込み、精神を落ち着けたり魔力に変換する技能。
戦闘中に使用するとラウンドを消費してMPかSAN値のいずれかを回復する。成功で1d6、失敗でも1d3は回復可能。
ただし意識を集中させる必要があるため使用したラウンドでは回避などの行動ができない。
非戦闘時に使用する場合は一つのエリア(祭壇で転移してきてから次の祭壇まで)につき一回の使用制限がある。
- 59二次元好きの匿名さん25/11/21(金) 23:20:26
ほぼ最大値でMP回復
桃だけじゃMP回復賄いきれないのではと思ってたけどこれがあるなら心強い - 60125/11/21(金) 23:51:48
≪MP回復≫クリティカルで回復値二倍
家入:MP3→14
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP14→10
≪異能力によるHP回復≫伏黒の最大HPは14
伏黒:HP7→13
二度にわたって家入の治療を受けた伏黒は失ったはずの大量の血液の影響も感じさせず、顔色も良くなっている。
何がどうなって治療と為しているか家入自身にも理解が及ばない所はあるが、この力の凄さは一目で分かる。
「はい次」
「俺?」
「そうそう、大人しくしてないと硝子に腹を蔦で食い荒らされるかもしれないしね」
「ハハ、今ならそれも出来そうな気がするよ」
「冗談だよな?……冗談っすよね!?」
「オマエにとっては冗談だよ」
「……あれ、これもしかして私が一番危なかったりする?」
「今更過ぎて笑えるな。ほら、じっとしてろよ」
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP10 – [ dice1d5=4 (4) ]
≪異能力によるHP回復≫
虎杖:HP9 + [ dice3d3=2 3 1 (6) ]
- 61二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 00:23:39
やり方次第で結構危ないんだなあ異能力
- 62125/11/22(土) 00:23:45
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP10→6
≪異能力によるHP回復≫虎杖の最大HPは16
虎杖:HP9→15
もはや治療に関しても慣れたものだ。
最初は神秘の力っぽいと思っていた生命力の譲渡にも見える蔦や光も事務作業のようになってははいはい、いつものいつものといった風だ。
それはあくまでやっている本人、家入視点の話であり、治療を受けている側は温かな感触は二つとない異能ではあるのだが。
「はい、これで虎杖も治療は終わり。治るからといって無茶はしないように、分かったか」
「うっす!!」
「じゃあ最後はオマエだ夏油」
「なんか私だけ雑じゃないかい?」
「オマエが子供扱いされたいと言っていたと、五条に言っておいてやる」
「そんなことは一言も言ってないよ。頼むからやめてくれ硝子」
「…………ほら、これでオマエも終わりだ」
「硝子?」
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP6 – [ dice1d5=5 (5) ]
≪異能力によるHP回復≫
夏油:HP6 + [ dice3d3=2 2 3 (7) ]
- 63125/11/22(土) 00:34:12
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP6→1
≪異能力によるHP回復≫夏油の最大HPは16
夏油:HP6→13
夏油の肩を覆っていた蔦が枯れるのを見届けると同時、ぐらりと体勢を崩しかけた家入を伏黒と虎杖が支えようとする。
だが倒れるまでには至らず、家入は「少し眩暈がしただけだ」と二人を留めた。
「虎杖。オマエが出せる蟠桃にはこれを使う力の源も回復出来るという認識であっているか?」
「多分、そうだと思う。伏黒はどう思った?」
「俺も気を失っていたので確実にとは言い切れませんが、気力のようなものも回復していたとも言えるかもしれません」
「なら一つ貰って良いか?……と、負担はどれくらいかを聞くのを忘れていたな」
「ちょっとくらっとするくらい?でも十個とか二十個出せって言われても出せるから、そこまでの負担じゃないと思う」
「そうか、だがむやみやたらには出すなよ」
「了解!」
「力が使い放題になるってバレたら面倒なのも居るしね」
「自己紹介か?」
「私はそんなことないよ。悟と違ってね」
≪異能力の行使によるSAN消費≫SANを1d3消費し、手のひらから蟠桃を生み出す(蟠桃は食べればMPを全快&解毒。ただし虎杖自身には効果なし)
虎杖:SAN81 – [ dice1d3=2 (2) ]
【家入蟠桃ポイント+1】
≪MP回復≫
家入:MP1→19
- 64125/11/22(土) 00:55:27
今日はここまで、次は真希側の描写してから合流する流れになるよ
チキチキ鯖落ちの合間に投稿レースはやってるスレ主も大変だし追うスレ民も楽しめるか?という限界さを感じるね
明日の昼頃に鯖の調子よかったら昼頃から再開、昼に駄目そうだったら夜かな - 65二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 00:55:51
桃経験者の伏黒と虎杖にちゃんと事前確認してから食べるの家入さんらしい
蟠桃最近知ったけど実際ある品種で美味しいんだよね
サーバーは落ち着いてくれ - 66二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 02:06:47
お疲れ様です
桃ポイントが貯まるのやっぱなんか怖いね
楽しみなのに鯖が不安定でスレ主も大変そうでとても悲しい
読みたい…鯖頑張ってくれ - 67二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 05:02:07
真希さんのメンタルがやばいことなってそうで不安だ〜…
- 68二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 08:49:47
結構大人数だから多対多のバトルになってくのかな
別行動するにしてもゲームの部隊考えるみたいで楽しいな - 69二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 09:38:59
家入さん毎回MPゴリゴリ削れるなあ
虎杖も桃出し過ぎるのもだけど本人はMP回復出来ないのも心配だ - 70125/11/22(土) 14:01:09
今の自分に何が起こったのか、それを理解出来てしまったことは彼女にとって不幸なことではなかった。
一つ一つ呼吸を進めていくたびに、奮った拳の速さやその重さが鮮明になっていく。
もしも、彼女が人殺しなど全く知らないただの少女であればそれが心に与える傷の深さも大きさも底知れぬものになっただろう。
だが彼女は知っている。
人を殺す感触も、人を磨り潰すような拳の重さも、その全てを。
今こうして教師として自分のことを心配しながらも隠し切れない緊張を滲ませている五条よりも、余程。
「はいはい、ちょっとごめんね」
しかし張り詰めた空気はそんな声によって崩れ去る。
真希にとっては過去と現在含めても一二を争う程に嫌いな面は場にそぐわぬ笑みを浮かべていた。
「もう正気に戻ったんだろう?ほら、内側から光るかのようだった瞳にもその色はないし」
羂索はそう言いながら数瞬前に人を殺してみせた、それこそ家入が居なければそのままだったろう虎杖のことを然して機にした様子もなく、馴れ馴れしく真希の肩を叩く。
「冷静な判断能力をほんの少し失う代わりに身体能力の底上げ、って所かな。あってる?」
「……あぁ」
二人の会話に五条は少しの間怪訝な顔をしていたものの、徐々に体から緊張が抜けていく。
今の五条では真希に大怪我をさせて止めるという選択肢しかなく、それは出来る限り選びたくなかったものでもある。
「それが力を使う度に起こるなら、僕は」
「あ、それだけど私がどうにかしてあげるよ」
「は?」 - 71125/11/22(土) 14:13:13
「どちらにせよ多少の衝撃か時間の経過があれば戻る程度だろう?それなら私が直接脳に働きかけてしまえばいい。あの蜂たちが居る時は同士討ちは起こらなかったんだ。戦いが終わったと思ったその時に正気に戻してやればそれで片は着く」
「……オマエにそれが出来るのか?」
「それにこういうことが起こるかもしれないと全員に認識があれば、それで十分だろう?それに先の戦いで一番活躍していたのは彼女だろうし、多少戦闘での興奮が残る程度で大人しくして貰う理由はないんじゃない?」
命というものは容易く失われるものだ。
だからこそそれを重いと捉えるか、軽いと捉えるかは人によって変わって来る。
羂索は先の一瞬で起きたこと、そしてこれから起こり得るかもしれない真希による味方殺しよりも敵を屠ることを重視した、ただそれだけだ。
どちらかと言えば真希自身も、このまま大人しくしていろと言われるよりはそちらの方が性に合ってしまう。
それは味方への攻撃を軽く見ているからなどではなく、力があるのにそれを使わずに居続けることに嫌悪感があるからだ。
「でもそれは君が決めることじゃなくて、真希が決めることだ」
ただ、ここでそう言ってしまうのも五条らしくはあった。決めるのはこの場の全員の総意ではなく、真希の意思だと。
「絶対に止められるのか」
「私がもし失敗しても、不意を突く形ではなかったらどうにかなると思うよ」
「それだと条件が変わって来ると思うけど?」
「守りたいものなら自分で守ってやればいい。君なら出来るだろう、とでも言ってあげようか?」
羂索がそう五条に言えば、言葉を一瞬止めた五条は口元を手で押さえた。デジャヴでも感じたのだろうか。
「……私は、戦いたい」
真希がそう呟けば、大きな手がポンと頭に乗せられて咄嗟にそれを払い除ける。
少し上には仕方がないなと言いたげに、五条が「それならどうすればいいかきちんと考えようか」と、いつかの時と同じような顔で笑っていた。
――――と、そうこうしていれば真希にふっ飛ばされた虎杖と、その治療に当たっていた家入と先程までボロボロになっていた夏油と伏黒も戻って来る。 - 72二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 14:21:40
羂索がどうにかしてあげるよって言うの怖いなぁ!と思ったけど家入さんと並んで精神分析(60)持ってんだよなこいつ…
- 73125/11/22(土) 14:29:13
なにはともあれ、九人が再び揃う。
蟠桃を口にしてから服装も変わって新たな力をそれぞれが得て、こうして顔を突き合わせるまでに乱入者が居たもののそれも一段落だ。
「はい、それじゃやることは一つでしょ」
「何すんの?」
「ふざけないでください」
何をするとも言ってないのに普段の良くない方の信用により、真希を除く二人の生徒に突っ込まれるも五条が気にした様子はない。
少しは気にしてくれと色んな人が普段から思っているのだが、変わる気配など微塵もない。
「自己紹介ッ、タイッッム!!エントリーナンバー、一番!五条悟!!離れた敵も空間ごとちょちょいって感じで切れるし、短い距離ならワープも出来ます!はい次、傑!!」
何と何と何を混ぜたらそうなるんだという勢いでそう叫びつつ夏油の背中をバンと叩こうとした五条をひょいと避け、何がしたいのか悟った夏油は溜息を吐きつつも口を開く。
「私は夏油傑。多少足が速くなったのと、あと姿を消せると思うよ。見えなくなるってよりも存在の希釈に近いんじゃないかな。まだやったことはないけどね。じゃあ硝子よろしく」
「……はぁ、私は家入硝子。人を治せるようだが、連続でそう何度も出来るとは限らない。死にそうになった程度なら治せるから安心してくれ。それと蔦を生やしたり種を作ったり、植物を操ることも少しなら出来そうだ」
家入がちらと宿儺の方を見れば、視線自体は気付いているが口を開く気配はない。
一連のこの流れが何を意味するかが分かっているからこそ、馬鹿馬鹿しいとでも思っていそうだ。
「はいはい、こっちは宿儺。炎が使えるけど強すぎると自分が燃えるみたいだね。でこっちは鹿紫雲一、雨を降らしたり雷を落とせる……で良い?」
「水と縁近いのか、泳ぎも上手くなった気がする」
「じゃあ湖でもあったら泳いで貰おうか。イルカショーにでもチャレンジしてみる?」
「しねぇよ」 - 74二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 14:46:30
水中戦カシーモ…前世でもやってたな
- 75125/11/22(土) 14:56:15
「私は羂索。大したことは出来ないけど敵を混乱させたり、あとは精神を安定させる手伝いくらいは出来るかな」
――――つまりはそういうことだ。
それぞれが出来ることを報告し合い、真希の状況を共有することが特別なわけではないと。
そして真希の身に起こることを解決する手段もあると、真希だけではなくこの場の全員を安心させるためのパフォーマンス。
宿儺や鹿紫雲は力を持っている人間が我慢しないといけない理由があるか?派なので真希が自分たちに向かってくれば叩き潰すが暴走自体は重く捉えていない。
一発殴って落ち着くなら良い方だろう、とすら思っている。それで死ぬなら死んで終わり、といった風だ。
「悠仁」
「え、次俺?」
「そうじゃない。さっきは悪かった。悪いで済むとは思ってないが……私は戦いの後に敵味方の判断がつかなくなる可能性がある」
「そうなん?」
蹴られた、というよりも殺されかけた記憶すらない虎杖はけろっとしている。
真希はその様子に授業の一環での実技訓練を思い出したが、あの時はやり過ぎて骨が折れてもお互いにあまりに気にせずに家入の元へと駆け込んだものだ。
どデカい青あざが出来ることも日常茶飯事。だがあの時よりも互いに体が脆くなっていることも事実である。
「それをコイツが止めてくれるらしいが、もし止まれなかったら殴るでも蹴るでも、燃やすでも斬るでも好きにしてくれ。それとさっきの詫びだ、一発殴れ」
「殴らんよ!?」
両手を上げた虎杖を暫く見つめていたが、真希はこれ以上言っても無駄だと思ったのか「そうかよ」と呟いてから「本当に、悪かった」と口にする。
「禪院真希。戦いに集中することによってその他のことが考えられなくなるが、その代わりに身体能力が向上する」
「……真希さんは大丈夫なんですか」
「私はな」
そうして少し静かになった空気を変えるように、「エントリーナンバー、何番!?」「次は八番だね、末広がりだよ」なんて会話をしつつ虎杖が手を上げた。
「エントリーナンバー、八番!虎杖悠仁!!人に電気流して動けるようにするのと、あとなんか手から桃出せる!多分美味い!あと桃食べると解毒と、怪我は治んないけど力が出るっぽい!」 - 76125/11/22(土) 15:06:38
となればラストは伏黒だ。自然と視線が集まる中、大きく溜息を吐いていた。
「伏黒恵、です。黒い泥で出来た獣の顎を操ることが出来ます」
「と見せかけて?」
「見せかけるも何もこれだけです」
五条の茶々を流しつつも、こうして全員の出来ることが粗方把握出来たことになるのだろう。
本人が予想だにしない力の使い方などあるかもしれないので、あくまで現状自覚している分はということになるのだが。
雀蜂の死骸があちらこちらに散らばる中、こうして彼らは漸く暫しの休養と相成るのであった。
≪SAN回復≫怪物を倒した達成感で+1d3
宿儺:SAN89 + [ dice1d3=1 (1) ]
鹿紫雲:SAN74 + [ dice1d3=3 (3) ]
夏油:SAN64 + [ dice1d3=3 (3) ]
家入:SAN69 + [ dice1d3=3 (3) ]
伏黒:SAN68 + [ dice1d3=3 (3) ]
五条:SAN88 + [ dice1d3=3 (3) ]
真希:SAN60 + [ dice1d3=2 (2) ]
羂索:SAN89 + [ dice1d3=3 (3) ]
虎杖:SAN81 + [ dice1d3=2 (2) ]
〈胎息〉特殊な呼吸法で周囲の気を取り込み、MPかSANを成功で1d6、失敗で1d3回復する
宿儺(18*5,90) dice1d100=27 (27)
鹿紫雲(15*5,75) dice1d100=1 (1)
夏油(13*5,65) dice1d100=35 (35)
伏黒(14*5,70) dice1d100=19 (19)
五条(18*5,90) dice1d100=46 (46)
真希(13*5,65) dice1d100=22 (22)
羂索(18*5,90) dice1d100=51 (51)
虎杖(17*5,85) dice1d100=21 (21)
- 77二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:08:56
おお皆成功?しかも1クリ!?
- 78二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:10:41
幸か不幸かイカれ寄りの精神性持つ奴らはそんなに気にしてないし死にかけた(死んだ)本人がケロッとしてるのもあって意外と空気大丈夫そう
虎杖は友人だし目の前で見てたし前世の記憶一切ないし伏黒大丈夫か?と思ったけどよかった - 79二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:11:58
ナイスカッシー!
てかここでSAN値回復入るのクトゥルフとしては珍しいかもな - 80125/11/22(土) 15:15:24
因みに伏黒は虎杖が一瞬死んでたことには気付いてないよ
治療に当たった家入は気付いてるし、夏油も薄ら分かってる(家入の反応で)けど、あえてそこまで言う必要はないという大人の判断だね
真希にも隠しているつもりだけど真希自身が「あの感触は殺してる」って知ってるので無駄だったけど、真希も今の虎杖や伏黒にわざわざそれを言うことを避けてるって感じ
宿儺鹿紫雲羂索の三人も「あれ死んだか?お、治せてる」くらいのノリ
反転術式(的なもの)使えるならこんなものか、と軽く流してる - 81二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:18:58
伏黒は気付いてなかったんだな
きっと良かったんだろうな気付けなくて…気付いてたらちょっとSANチェック入りかねない気がする
真希さんもギリギリ精神強いだけだろうし - 82二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:19:03
虎杖の治療に当たった時の家入と夏油の目配せよかったな…
- 83125/11/22(土) 15:26:49
≪SAN回復≫怪物を倒した達成感で+1d3
宿儺:SAN89→90
鹿紫雲:SAN74→77
夏油:SAN64→67
家入:SAN69→72
伏黒:SAN68→71
五条:SAN88→91
真希:SAN60→62
羂索:SAN89→92
虎杖:SAN81→83
〈胎息〉特殊な呼吸法で周囲の気を取り込み、MPかSANを成功で1d6、失敗で1d3回復する
【クリティカル(1C)】鹿紫雲
【成功】宿儺・夏油・伏黒・五条・真希・羂索・虎杖
≪SAN回復≫
夏油:SAN67 + [ dice1d6=2 (2) ]
家入:SAN72 + [ dice1d6=6 (6) ]
伏黒:SAN71 + [ dice1d6=6 (6) ]
虎杖:SAN83 + [ dice1d6=2 (2) ]
≪MP回復≫1Cはクリティカルでの2d6の最大量で12
宿儺:MP10 + [ dice1d6=1 (1) ]
鹿紫雲:MP11→20(上限)
五条:MP15 + [ dice1d6=2 (2) ]
真希:MP13 + [ dice1d6=4 (4) ]
羂索:MP20 + [ dice1d6=4 (4) ]
- 84二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:34:15
皆結構回復出来た
ダイス安定してきたかな - 85125/11/22(土) 15:39:40
≪SAN回復≫家入は既にこのエリアで使用済みだったので訂正(🎲も振ってなかったのにここで間違えた)
夏油:SAN67→69
伏黒:SAN71→77
虎杖:SAN83→85
≪MP回復≫1Cはクリティカルでの2d6の最大量で12
宿儺:MP10→11
五条:MP15→17
真希:MP13→17
羂索:MP20→23(上限)
そうして全員が一息つく。
地面に座り込む者や空を仰ぐ者など様々だが、戦闘からの昂ぶりからは抜け出すことが出来ただろう。
「まさかこんなことになるとはなぁ」
木に成っている蟠桃を見つめながら虎杖が一つ息を吐く。
先程は死にかけた(若干死んでた)が、その名残は少しも感じられない。
だがふと、そんな虎杖の様子を眺めていれば引っかかることがあるような、ないような。
〈アイデア〉
宿儺(90) dice1d100=67 (67)
鹿紫雲(75) dice1d100=85 (85)
夏油(85) dice1d100=92 (92)
家入(75) dice1d100=43 (43)
伏黒(85) dice1d100=80 (80)
五条(90) dice1d100=48 (48)
真希(75) dice1d100=37 (37)
羂索(90) dice1d100=9 (9)
- 86二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:42:38
どうした虎杖?
羂索がスペシャルなの流石というか - 87二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:44:22
記憶が少し戻ったことに気づくかどうかかな?
- 88二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:45:24
虎杖の記憶戻ったかも?って察せられるのかな?
羂索がスペシャルなの分かるけどこう…あれだな! - 89125/11/22(土) 15:52:30
〈アイデア〉
【スペシャル】羂索
【成功】宿儺・家入・伏黒・五条・真希
【失敗】鹿紫雲・夏油
「そう言えば悠仁のその姿、冊子に描いてあった”桃逸真君”だっけ、あれに似てるね」
細かい意匠はことなるものの、確かに言われてみればそんな気がすると思えて来た。
とはいえ、羂索は思ったことを口にしただけなのだが、それを受けた虎杖は「あ……」と目を見開き、数瞬後に「あーーー!!!!」と叫ぶ。
「そう、それ!!桃逸真君!!!!なんか頭ごちゃっとしてて忘れてたけど」
「烏頭にも劣る脳味噌だな」
「んッふ」
デカい声が不快だったらしい宿儺がぼそりと呟き、それが聞こえてしまった五条が小さく噴き出す。
しかし訂正はしてやらない。確かにちょびっと烏頭ってる時があるのも確かではあるので(担任保証)。
「さっき桃食べてから頭がスッキリしてさ、それで驚かないで聞いて欲しいんだけどさ――――、今の俺の中には桃逸真君の意識があるっぽいんだよね」
「へぇ」
「軽ッ!?」
「あ、因みに今回私は無実だから」
「別に疑ってるわけじゃねぇけど、なんでそんな感じなん?」
虎杖の中に誰かの意識があると言われても、またかと思ってしまうのは記憶があれば驚きはしない。
「変な指でも食べたか?」
「なんで??桃しか食べてねぇけど……」
真希が思わずそう聞いてしまったのも、まあ仕方がないということで。 - 90二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 15:55:59
まーた何かに取り憑かれてるの!?
中国語読めたりとかもそのせいか - 91二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:02:10
桃逸真君の話かーと思ったらその意識があるの!?
桃食ったからってことはもしかして桃食ったらその意識が他も蘇ったりするのかな? - 92125/11/22(土) 16:12:47
「と、とにかくさ!!俺はこう、皆を導くための存在的な感じらしくって」
「……虎杖、誰にでもそういう時はあるけど時と場合は選んだ方が良いよ。じゃないと悟みたいになるからね」
「おい、誰が厨二だコラ。オマエも似たようなもんだろ」
「悟、口調」
「厨二はとっくの昔に卒業しましたわよ、傑お嬢様」
「真のお嬢様は何があっても口調を乱さないものですわ、悟お嬢様」
「キモ……」
急に始まった寸劇に家入がドン引きしつつ、そんな二人にちょっと笑っていた虎杖もそもそものきっかけが自分にあると思い出し、慌てて言葉を続けた。
「違う違う!ホントに居るんだって!!」
「トトロか」
「そろそろネコバスは卒業しろ」
真希に伏黒も茶番に乗っかれば、どんどんと収拾がつかなくなってくる。
だがその中、羂索が虎杖の肩にポンと手を置く。
「私は信じてるよ」
「羂索……!」
「だって悠仁が中国語を読める可能性より、その桃逸真君とやらが悠仁の中に居る方があり得そうだからね」
「ありがてぇけど、腑に落ちねぇ……!!」
「でもそうなると桃を食べる前から悠仁の中に桃逸真君が居たことになるけど、ここに来たせいでそうなったのか元々生まれた時からそうだったのかはまだ分からないよね。その辺は分かるのかい?」
「俺が分かるのは、この場所が桃源息壌奇筐の中に広がる、洞天と呼ばれる空間ってことと、皆の異能を使って洞天の中にいる奥若洛木を倒さなくちゃここから出られないってこととか」
「じゃあ自分がなんでそうなってるかは分からないんだ」
「うん」 - 93二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:15:10
そうだね…虎杖が中国語読めるかどうかと今の状況なら今の状況のほうがありそうだよね…
- 94125/11/22(土) 16:24:59
「五百年にわたってこの土地ごと奥若洛木を封印していた洞天はもう限界で、この洞天が崩壊すれば奥若洛木が箱から解き放たれて外の世界は疫病で滅びかねないんだって」
「その中に居る者とは会話は出来る?」
「会話出来るほど意識がはっきりしてないっぽい」
「なるほどね」
つまり、今の虎杖は彼ら八人を導く役割を負っている、と思っているらしい。
桃逸真君が虎杖にそう思わせているのか、もしくは桃逸真君がそういった役割を負っているのか。
未だに分からないことは沢山あるものの、ここから出るための方法の手掛かりが掴めたとも言えよう。
「随分と胡散臭くはあるけど、参考にはしておくよ。悠仁は中に居るって言う桃逸真君と会話出来たり他に何か分かったことがあればすぐに報告すること、良いね?」
「了解!」
五条が先生らしくそう言えば、とてもいい返事が返って来る。返事だけが良い、とはならないように願うしかない。
何はともあれ、中に居るヤツが「鏖殺だ」とか言い出さない限りはかつてよりもマシだろう。
自分の指千切って友人に食わせたりとか、そんなことをしない限りは。
「あ、そうだ。悠仁、一つ良い?」
「なに?」
「――――もしかして、何か思い出した?」
「……?俺が分かってるのはこのくらいだけど……」
羂索は虎杖へ、囁くように小さな声でそう問うた。
虎杖は羂索が何を言いたいか分からない、とでも言いたげに首を傾げる。
それを見た羂索は「なるほどね」と口にしてから、「それならいいや」とパッと近付けていた顔を離す。
どうやら”まだ”らしいと、彼にとってはそれが分かっただけで十分だった。 - 95二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 16:31:39
宿儺みたいに強い自我と同居してるわけではないのか
虎杖の記憶絶妙に前世には結びついてないラインだけど一気に思い出してたら記憶も意識もややこしくて大変だったろな - 96125/11/22(土) 16:57:18
≪???≫
宿儺 dice1d100=37 (37)
鹿紫雲dice1d100=77 (77)
夏油 dice1d100=68 (68)
家入dice1d100=21 (21)
伏黒 dice1d100=42 (42)
五条 dice1d100=4 (4)
真希 dice1d100=21 (21)
羂索 dice1d100=48 (48)
- 97二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:17:39
五条クリティカルだけどこの???はいいやつなんだろうか
- 98125/11/22(土) 17:22:33
――――ふと、鹿紫雲は気付く。
今の自分は精神を研ぎ澄まし、その指先を振るえば嵐を巻き起こすことが出来るという事実に。
呪術師であった頃に比べれば大したことのない力だと思っていたが、本当にそうだろうか?
思う存分力を奮えば、地を沈めることだって不可能ではないかもしれない。
届かないはずの、人間よりも遥か上に在る空でさえも自らの僕となる事実に。
それを自覚した時に鹿紫雲の心に満ちたものは全能感と呼ぶに相応しい。
己こそが神の代行者と錯覚しそうになる程に。
「……ハ」
そう考えてから、神の代行者?と自分の思考を否定する。
だがやはり満ち足りた全能感は消えず、己の中の何かが自分の力に歓喜していた。
何故ならば自分は、応龍の力を得たのだから。
――――ふと、夏油は気付く。
指先に違和感を覚え、視線を手元に落とせばそこにはあるはずのものが無かった。
広げた掌を通して、微かに向こう側の景色が見える。
一瞬息をつめ、そうしてゆっくりと呼吸をする。
自らを希釈しようと、そう思ったわけではない。能力は使っていないはずだ。
それなのにまるでそうあるのが当然とでも言うかのように、存在そのものが希薄になる。
「こ、れは……」
だが不思議と、そこに恐れはなかった。
あるべきものが、あるべきように。
何故ならば自分は、麒麟の力を得たのだから。
(≪???≫→≪■■による■■■■≫と開示、この🎲にはクリファンスペシャル適応なし) - 99二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:26:30
なんやなんや
キャラシの下の方にある謎の何かか - 100二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:27:28
鹿紫雲と夏油だけってことは数値的に何かに失敗して役割の意識か力に侵食されてそう
- 101二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:30:03
これは失敗したから意識食われかけてるのかな?
良くない…良くないぞ - 102二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 17:33:10
精神面に関係することだとするとPOW×5あたりの判定だったのかな
- 103125/11/22(土) 17:58:47
「で、とりあえず進まなきゃってことなんだけどさ」
「さっきの祭壇をまた使うのか?」
「あれ使ったら同じ場所に戻ることになるから駄目」
「でもあれはもう使えないんじゃなかったか?」
「もう使えるようになってるはず。多分、雀蜂が居たから一時的に使えなくなってたって感じなんだと思う」
学生たち三人がそう話していれば、当然じゃあ次はどうすれば良いという流れになる。
「どこかに祭壇があるはずなんだけど……」
そう言いながら虎杖が辺りを見回せば、それぞれが次の目的地とやらの祭壇を探すべく視線を動かす。
〈目星〉
宿儺(80) dice1d100=74 (74)
鹿紫雲(75) dice1d100=32 (32)
夏油(63) dice1d100=91 (91)
家入(60) dice1d100=43 (43)
伏黒(60) dice1d100=53 (53)
五条(85) dice1d100=35 (35)
真希(60) dice1d100=91 (91)
羂索(65) dice1d100=84 (84)
虎杖(80) dice1d100=26 (26)
- 104125/11/22(土) 18:24:54
〈目星〉
【成功】宿儺・鹿紫雲・家入・伏黒・五条・家入・虎杖
【失敗】夏油・真希・羂索
「あそこ!!」
そう叫んだのは虎杖だった。指差す先にはここから更には慣れた場所に浮島があるのが見える。
そこに祭壇らしきものがあるのも見え、つまりはあの場所から先に進むことが出来る……のだろうが。
「橋が壊れてんじゃねぇか」
鹿紫雲が吐き捨てるように言うも、まさしくその通り。
その浮島に辿り着くまでの端は破壊されており、土台となる材木の残骸に蔦や苔が蔓延っているのみだ。
「これを治せれば良いんだけど、どう思う?」
「わざとらし過ぎるんだよ、オマエは。まあいい、やっては見るが期待はするなよ」
五条が隣に居た家入にそう問えば、材木の残骸へと家入は近付き触れた。
植物に力を分け与えるように念じれば、材木の残骸から太く強靭な木の根が成長していく。
うねりながら数本の根が絡まり合い、家入が手を離した時には人が乗ってもびくともしないだけの立派な橋が浮島と浮島を繋いでいた。
「凄いですね。治療だけではなく植物も操れるなんて」
「違うな。この女の力は植物の方が主だ。あくまで植物を用いて治癒を行うだけで、そういった力を持つ植物を生み出せると、そういうことだろう」
伏黒の言葉に宿儺がそう返せば、木の根に足を下ろす。
石橋を叩いて渡る、ならぬ木の根で出来た橋を軽く踏みしめてから揺らがないことを確かめていた。
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1消費し、植物を操る
家入:MP19→18 - 105125/11/22(土) 18:58:49
落ちないように気を付けながら木の根で出来た橋を渡れば、先程見たような祭壇が鎮座していた。
そして前と同じように全員が触れれば、周囲の風景は一瞬にして切り替わる。
≪転移によるMP減少≫全員MP-1
宿儺:MP11→10
鹿紫雲:MP20→19
夏油:MP18→17
家入:MP18→17
伏黒:MP18→17
五条:MP17→16
真希:MP17→16
羂索:MP23→22
虎杖:MP21→20
続いて転移されてきた場所は、開放的だった浮島の光景とは対照的な暗い洞窟の中だった。
至るところに淡く発光するキノコや粘菌のようなものが貼り付いており、幻想的な景色にも見える。
しかしそれを明かりにするには足元に不安が残る。
現に背後の祭壇からは光が失われており、この洞窟にもそう遠くない場所で脅威が潜んでいるのだろうと察せられた。
「随分と暗いね」
「こういうものは持って帰ったら面白いことになったりするかな」
「無駄に荷物増やすな」
夏油、羂索、そして真希とがそんな会話をしていれば急に周囲に明るさが増した。
それもそのはず、宿儺が指先に火を灯しており、洞窟の壁に炎の揺らぎが影を踊らせている。
また、岩の裂け目の近くで何かが這うような、濡れた皮膚が石に擦れるような音がした。
目を凝らす間もなく、それは素早く身をくねらせ、火の明かりを避けるようにして闇の奥へと退いていく。 - 106二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 19:03:16
強い敵が出てきそうな雰囲気だ…
- 107125/11/22(土) 19:09:09
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1消費し、暗い場所を明るく照らす
宿儺:MP 10→9
「助かるよ、宿儺。高級ライターって所かな」
「貴様を松明にしても良いんだぞ羂索」
「いやだな、人が燃える時間ってそこまで長くはないってことを君も知っているだろう?」
一瞬、宿儺の指先に灯る火が少し強くなったものの、それをくだらない軽口として流してやることにしたらしい。
何にせよ、火かもしくは光を嫌がる何かが近くに居たことは間違いない。
「一応、用心するようにね。ここが崩れても面倒だし、暴れ過ぎないこと」
「ハハ」
「オマエが言うな、らしいぞ五条。外でやれよ」
「よーし、ここから出たら覚えてろよ傑」
コントのようなやりとりをしつつ、全員は道なりに進んで行く。
段差などもあり、暗いまま歩いていれば転んだりしていた可能性も高いだろう。
暗闇を好む何かに襲われていた可能性だってあったかもしれない。
〈幸運〉5人以上失敗で……?(クリティカルは+2、ファンブルは-1)
宿儺(90) dice1d100=9 (9)
鹿紫雲(75) dice1d100=50 (50)
夏油(65) dice1d100=73 (73)
家入(70) dice1d100=9 (9)
伏黒(70) dice1d100=46 (46)
五条(90) dice1d100=85 (85)
真希(65) dice1d100=30 (30)
羂索(90) dice1d100=43 (43)
虎杖(85) dice1d100=27 (27)
- 108二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 19:13:56
「ハハ」の笑いからそれだけ翻訳できるのさすさしす
なんやかんや進んで皆を取りまとめようとちゃんとしてる五条好きだよ - 109二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 19:16:19
光源持ちの宿儺と家入がスペシャルでわろてた夏油先生が失敗してる
- 110125/11/22(土) 19:22:22
〈幸運〉5人以上失敗で……?(クリティカルは+2、ファンブルは-1)
【スペシャル】宿儺・家入
【成功】鹿紫雲・伏黒・五条・真希・羂索・虎杖
【失敗】夏油
→8人成功、クリア
そのまま特に何事も起きずに時間は進んで行く。
先頭を歩くは懐中電灯代わりの宿儺であり、何か居るかもしれないと気付けば全員が黙って足音だけが響くようになる。
先程のような巨大な雀蜂だの、妙な生き物さえいなければちょっとした冒険で済むかもしれないが、そうもいかなそうなのは十分承知の上。
分かれ道などもあったのだが、宿儺が何も言わずに道を決めたこともあった。
家入が小さく「あっちからは別の何かの気配がする」と呟いたこともあり、おそらくは同じものを察知した上での選択だったのだろう。
暫く歩き続けていれば、より入り組んだ作りになっていく。
何かしら手掛かりがなければ、目的の場所に辿り着くことも難しいだろう。
祭壇を見つけるか、もしくは祭壇が使えない理由を見つけるか。
どちらにせよ、無暗に歩き回るだけでは居られない。
〈聞き耳〉スペシャルだった宿儺・家入は+10の補正
宿儺(70+10,80) dice1d100=33 (33)
鹿紫雲(65) dice1d100=18 (18)
夏油(55) dice1d100=48 (48)
家入(50+10,60) dice1d100=58 (58)
伏黒(60) dice1d100=18 (18)
五条(45) dice1d100=76 (76)
真希(80) dice1d100=21 (21)
羂索(67) dice1d100=93 (93)
虎杖(58) dice1d100=96 (96)
- 111二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 19:28:05
九人もいると目星聞き耳系も誰かしら成功してるだろうって安心感があっていいな
ちょっとダイス値高いのもいるけど聞き耳Fはまぁ大事にはならんでしょう! - 112125/11/22(土) 19:33:26
〈聞き耳〉
【成功】宿儺・鹿紫雲・夏油・家入・伏黒・真希
【失敗】五条・羂索
【ファンブル】虎杖
その音にいち早く気付いたのは鹿紫雲と、そして伏黒だった。
「水の音がする」
「あっちの方、からですよね」
二人は同じ方向を見つめており、残る面々も耳をすませば水が流れるような音が聞こえてくるような聞こえてこないような。
「水場か。外と繋がっている可能性もあるか?」
「壁が薄いなら壊しやすくもあるだろうな」
「それは……どうでしょうね」
真希や宿儺、そして夏油が作戦会議染みたことをしている一方、聞こえなかった組は何故か寄り集まってこそこそとしている。
「水の音なんて聞こえた?」
「誰か漏らしただけかもよ」
「これが教育者とか世も末だね」
「僕はGTGだから問題なしでしょ」
「水の音かぁ」
「あれ悠仁、無視?」
「あ、それ以上そっちに行くと」
「え?……あ、ウワッ!?」
「あー……派手に転んだね」
≪HP減少≫ファンブル処理、滑って転んだ
虎杖:HP15→14 - 113二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 19:36:23
虎杖は全体的になんかダイス運悪いね
- 114二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 19:37:57
可哀想に…やはり呪われているのか
- 115125/11/22(土) 19:46:47
一名若干負傷しつつも、水音の方へと進むことを決めて歩いていけば音が少しずつ近付いて来る。
そうして辿り着いた先には思わず言葉を失う程に静謐で幻想的な光景だった。
粘菌から発せられる青白い光が水面をほのかに照らしており、まるで鏡のように天井の鍾乳石を映し返している。
耳を澄ませば、ぽとり、ぽとりと遥か上の鍾乳石から滴る水が湖面に落ち、それ以外の静寂を際立たせていた。
「おー!すげぇ!!」
さっき転んだことなどなかったように虎杖が水面に近付いていく。
観光名所と言われれば信じられそうな程に美しい光景にテンションが上がるのも仕方がないことなのかもしれない。
「こういう光景も悪くはないけど、行き止まり?」
「ここがゴールとはいかなかったみたいだね」
悪くはない光景ではあるが、そこで喜ぶだけで居られるほどに子供では居られない。
「何があるか分かんねぇんだぞ。騒ぐな」
「そんなことしてるとまた転んで水に落ちるぞ」
「水に落ちてはねぇって!!」
虎杖が若干騒がしくしつつも、もう一人水辺に近付く者が居た。
≪誰?≫
1.宿儺 2.鹿紫雲 3.夏油 4.家入 5.伏黒 6.五条 7.真希 8.羂索
dice1d8=7 (7)
- 116二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 19:48:40
真希さんもはしゃぐのかな
- 117125/11/22(土) 21:45:06
≪誰?≫
→真希
「スマホでもあれば、写真の一枚でも撮っても良かったかもな」
ここにきて色々あったが、全てが無事に終われば思い出の一つくらいにはなるかもしれないと虎杖の近くまで歩き、同じように水面を見下ろす。
この経験を話せばどんな反応をするのだろうかと、そんなことを考えていた真希の思考を止めたのは湖の湖面に現れた波紋。
現れた場所は、水が落ちていた場所とは違っていた。
真希と虎杖の近く、湖の端の方。
違和感。
それが具体的に何を示すのか気付くよりも早く、鏡のようだった湖面が爆ぜた。
そしてぬらりと黒光りする何かが突き出される。それは、鋭く湾曲した顎だった。
獲物に対して何の躊躇もない機械じみた動きで水面に近付いた虎杖と真希とを捕らえると、二人が声を上げる間もなく水面下へと引きずり込まれていく。
名前を呼ぶ。駆け出そうとする。新たな敵を見据えるなど、行動に移すまでの時間は短かった。
だが動き出した彼らを出迎えるように水中から現れたのは、巨大なヤゴなような3匹の怪物。
さらに洞窟の横穴から蜻蛉を模したような虫が2体、戦闘機が飛来するような騒音を伴ってその場に居る全員を見下ろすように姿を現した。
〈SANチェック〉1/1d6 新たな巨大虫との遭遇
宿儺(90) dice1d100=22 (22)
鹿紫雲(77) dice1d100=96 (96)
夏油(69) dice1d100=85 (85)
家入(72) dice1d100=83 (83)
伏黒(77) dice1d100=82 (82)
五条(91) dice1d100=87 (87)
真希(62) dice1d100=80 (80)
羂索(92) dice1d100=19 (19)
虎杖(85) dice1d100=59 (59)
- 118125/11/22(土) 21:53:15
〈SANチェック〉1/1d6 新たな巨大虫との遭遇
【成功】宿儺・五条・羂索・虎杖:SAN-1
【失敗】鹿紫雲・夏油・家入・伏黒・真希:SAN-1d6
≪SAN減少≫
宿儺:SAN90→89
鹿紫雲:SAN77 – [ dice1d6=4 (4) ]
夏油:SAN69 – [ dice1d6=2 (2) ]
家入:SAN72 – [ dice1d6=5 (5) ]
伏黒:SAN77 – [ dice1d6=1 (1) ]
五条:SAN91→90
真希:SAN62 – [ dice1d6=2 (2) ]
羂索:SAN92→91
虎杖:SAN85→84
- 119二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 21:54:41
あわわ引き摺り込まれた!?
カッシーはファンブルここで消費出来て良かったね…SANゴリッといってるけど… - 120125/11/22(土) 22:00:35
≪SAN減少≫
鹿紫雲:SAN77→73
夏油:SAN69→67
家入:SAN72→67
伏黒:SAN77→76
真希:SAN62→60
〈アイデア〉成功で一時的狂気
家入(75) dice1d100=63 (63)
突然大きな虫が現れただけではなく、二人の仲間を水中に引き摺り込むという光景は有り得てはならないものだ。
実際に水中に引き込まれた真希と虎杖の二人はともかくとして、もしもあの場に居たのが自分だったのならだとか、このまま手が届かない場所に行ってしまったらどうしようという焦りが彼らから冷静を奪う。
――――もしくは獲物を奪われたような心地、であったかもしれないが。
水の中。
視界が悪い中で真希と虎杖は自分を水底へと沈ませているそれから逃れる一方で、せめてもと状況を確認しようと足掻く。
〈目星1/2〉水中で視界が悪いので
真希(80/2,40) dice1d100=83 (83)
虎杖(58/2,29) dice1d100=44 (44)
- 121二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 22:01:01
えっ虎杖と真希さん無事?引きずり込まれたままなのかな
- 122二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 22:07:15
家入さん一時的狂気!やばいぞ!
そしてどっちも何も見えないか…仕方ないが大丈夫かな窒息ロール的なのある? - 123125/11/22(土) 22:09:52
〈アイデア〉成功で一時的狂気
【成功】家入:一時的狂気
〈アイデア〉成功で前世の記憶チャレンジ(クリティカルで倍増、1Cで100に。ただし前世の記憶ポイントは上限100)
家入(75) dice1d100=71 (71)
《前世の記憶》上記の〈アイデア〉に成功で前世の記憶ポイントが加算される
6 + [ dice1d94=80 (80) ]
01~10 一切の記憶なし
11~20 なんとなく初対面ではないように感じる
21~30 初めて会ったはずの相手の名前が分かる、ことがある
31~40 前世で出会った人間の顔を見るとどんな会話をしたかの記憶が蘇る、ことがある
41~50 飛び飛びだが一部の記憶があり、夢に見るようになる
51~60 細かいところなど忘れている所も多いが、なんとなく自分の前世のようなものではないか?と疑う
61~70 今自分が思い出したものは前世の記憶と呼ばれるものではないかと気付く
71~80 自分ではない自分、前世で自分がどう生きたかの凡その流れを思い出す
81~90 ほとんどの記憶を思い出すも、混乱が勝る
91~100 記憶を完璧に思い出し、それを受け入れられた
≪狂気期間&狂気の参考表≫
1.短期の一時的狂気([ dice1d10=10 (10) +4]戦闘ラウンド)
2.長期の一時的狂気([ dice1d10=2 (2) ×10]時間)
dice1d2=1 (1)
〈目星1/2〉
【失敗】真希・虎杖
二人はこのような状況では周囲の状況を確認することなど不可能だった。
口から零れる空気を必死にとどめることくらいしか出来ない。
- 124二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 22:12:05
家入さんショックで一気に思い出した
でも戸惑いも残ってるな
…その前に一時的狂気が入るけど!これ大丈夫かな!ピンチが一気に来てるよ! - 125125/11/22(土) 22:12:24
〈アイデア〉成功で前世の記憶チャレンジ(クリティカルで倍増、1Cで100に。ただし前世の記憶ポイントは上限100)
【成功】
《前世の記憶》上記の〈アイデア〉に成功で前世の記憶ポイントが加算される
86 ほとんどの記憶を思い出すも、混乱が勝る
≪狂気期間&狂気の参考表≫
短期の一時的狂気14戦闘ラウンド
≪短期の一時的狂気≫
1.気絶あるいは金切声の発作
2.パニック状態で逃げ出す
3.肉体的なヒステリーあるいは感情の噴出(大笑い、大泣きなど)
4.早口でぶつぶつ言う意味不明な会話あるいは多弁症(一貫した会話の奔流)
5.探索者をその場に釘付けにしてしまうかもしれないような極度の恐怖症
6.殺人癖あるいは自殺癖
7.幻覚あるいは妄想
8.反響動作あるいは反響言語(探索者は周りの者の動作あるいは発言を反復する)
9.奇妙なもの、異様なものを食べたがる(泥、粘着物、人肉など)
10.昏迷(胎児のような姿勢をとる、物事を忘れる)あるいは緊張症(我慢することはできるが意思も興味もない;強制的に単純な行動を取らせることはできるが、自発的に行動することはできない)
dice1d10=2 (2)
- 126二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 22:13:55
危ないのじゃなくてよかった…と思いつつ危ないから逃げられても困るな
最悪が起きても五条は追えるかもだけど - 127125/11/22(土) 22:21:14
≪短期の一時的狂気≫
パニック状態で逃げ出す
真希が、虎杖が、引き摺り込まれていく際に手を伸ばしていた様子が家入の脳裏に刻み込まれていた。
しかしそれは何を掴むことなく、水の中に沈んでいった。
「……わ、たしは」
異能を手に入れ、本来なら死ぬはずの命を掬い上げることが出来た。
だが再びそれらは奪われようとしている。
手が届く範囲に居れば、助けられた。ではもし手が届かない場所ならば?
「ぁ」
がくんと家入の膝から力が抜けて崩れ落ちる。
頭の中に知らない映像が駆け巡っていた。
何度も。何度も何度も何度も取り零した。
失った。間に合わなかった。冷たくなっていた。
友人だと、そう思っていた相手に私は何が出来たのだろうか。
何も出来なかった、のではなかろうか。
まるで脳味噌を素手で掻き混ぜられるかのような凄まじい不快感だった。
幻覚だと、幻聴だと、そう思えればいいのに何故かあれを知っていると思ってしまった。
「だめ、だ」
分からない。分からなくて苦しくて痛くて辛くて死にそうで。
ガチン、と。顎が打ち合わされる音を聞く。その音と同時、上半身と下半身が別れ真っ二つになった姿が、冷たくなりゆく温度が、全て手の中に蘇る。
家入に理解出来たのはたった一つ。このままでは誰かが死ぬ。それは自分か、自分以外か分からずとも。
気付けば水辺に背を向け、家入は駆け出していた。 - 128125/11/22(土) 22:24:30
これから戦闘処理に入るよ
今回の戦闘はPCが8人にKPC1人に敵が複数体、しかも敵によっては装甲持ち……なんていう非常に分かりにくい形だし場合によっては味方が複数人死んでる(蘇生待ち)なんてこともあるから、普段は秘匿してる敵HPを公開してやっていこうかなと思ってるよ
なるべくわかりやすく回せるように進めていくからよろしくね!
ここをこうしたら?とかここを知りたい、みたいなのがあったら教えてくれたら助かるよ - 129二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 22:33:24
家入さん…覚悟してた時と今だと感じ方違うんだろうな…
戦闘前の時点で波乱が起きてて大丈夫か不安になる
装甲持ちの敵もいるのは大変そうだ
スレ主の管理本当に大変そうだけどHP分かるのちょっとありがたい - 130125/11/22(土) 22:37:54
■■Round1■■クリア条件:蜻蛉2体とヤゴ3体を倒せ
行動順:夏油→蜻蛉A→蜻蛉B→宿儺→[鹿紫雲・真希・虎杖]→[夏油・五条・羂索]→[家入・伏黒]→ヤゴA→ヤゴB→ヤゴC
状態異常:真希(毒/3R)、虎杖(毒/3R)、家入(パニックで逃げ出す/14R)
≪行動順決定🎲≫同DEXの値が大きい人から行動
DEX17
鹿紫雲 dice1d100=66 (66)
真希 dice1d100=56 (56)
虎杖 dice1d100=34 (34)
DEX16
夏油 dice1d100=100 (100)
五条 dice1d100=92 (92)
羂索 dice1d100=72 (72)
DEX15
家入 dice1d100=75 (75)
伏黒 dice1d100=84 (84)
- 131二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 22:40:15
ここで出せて良かったねパート2が発生している
- 132125/11/22(土) 22:48:00
■夏油のターン(HP13 MP17)
血の気が引いた顔でその場から逃げ出そうとした家入に気付いた夏油は咄嗟にその手を掴む。
しかし家入は彼女らしくもなく、「いや、だ!」と叫びながら夏油の手を振り払おうとした。
「硝子!」
「もういやなんだ、逃げたいんだよ私も。私だって逃げたかった!」
子供の駄々と呼ぶには悲痛な声が洞窟内に反響する。
水の中に引き摺り込まれた生徒二人も放っておけないが、友人を放っておくことだって出来ない。
そして打算的ではあるが、この場で唯一怪我の治療に特化した能力を持つ家入を失うわけにはいかないのも事実。
掴んだ手を決して離さないとでも言うかのように、夏油は自分よりも細く柔い家入の腕を離さないように力を入れた。
〈STR対抗〉手を離せずに居られたか
夏油(16-10,80) dice1d100=24 (24)
- 133二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 22:55:07
とても無知で申し訳無いのですが、今回は死んでも蘇生できるんですか?即ロストじゃないのは有難いな
- 134二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 23:02:10
このレスは削除されています
- 135二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 23:04:09
よく見たら毒食らってる!大変だ
そして思い出してしまった家入さんの手を夏油さんが離さないのなんか…なんか…いいな…って…なります - 136125/11/22(土) 23:04:46
今回使ってるルールは6版で、6版上のルールではHPが2以下になったら気絶する
HP関連での死亡はHPが0、もしくはマイナスになったラウンドの次のラウンドまでにHPが1以上にならなかったら死なずに済む、って感じだよ
さっきの虎杖で言えば真希からの攻撃を受けてHPが-2になるも、次のラウンドで家入が治療に成功して虎杖のHPが1以上になったので死ななかったことになった(助けられた)って流れだね
異能がなくとも回復値さえ足りて制限時間内にHPを1以上に出来れば助かるから、HPが0になる=ロストじゃなくて、HPが0以下になって治療が間に合わないとロストになるよ
因みに今回は家入の異能の効果によって蘇生の可能時間が3ラウンド以内に伸びてるからそこも結構有利ではあるよ
でも家入のMPが足りなくなって回復が追い付かなかったり、HP回復量が足りなかったり、同時に何人も死にかけたら手当てが間に合わなくて普通にロストも有り得るよ
- 137125/11/22(土) 23:06:05
〈STR対抗〉手を離せずに居られたか
【成功】夏油
しっかりと手は掴んだまま、夏油は先程の話の中で羂索が言っていた言葉を思い出す。
あの時は真希へと向けられていたものなのだろうが、狂気を引かせて冷静にすることが出来るのならば。
「羂索さん!」
そう叫べば羂索も何を求められているか分かったと言うように。
否、夏油が叫ぶ前から分かっていかのようにまっすぐと家入のことを見つめ――――
しかしそれよりも早く、動く影があった。
この場に現れた大型の蜻蛉たちが敵意を持って襲い掛かって来る。
■蜻蛉Aのターン (HP25 装甲3)
≪対象≫
1.宿儺 2.鹿紫雲 3.夏油 4.家入 5.伏黒 6.五条 7.羂索
dice1d7=5 (5)
≪攻撃≫
1.体当たり(65) dice1d100=49 (49)
2.噛みつき(50) dice1d100=20 (20)
dice1d2=2 (2)
- 138二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 23:07:59
羂索さんと呼ぶ夏油に不思議な感覚を覚えてくる
攻撃どっちも成功で大変だ
さっきも伏黒危なかったがなんとかなってくれるといいが - 139125/11/22(土) 23:09:37
≪対象≫
伏黒
〈噛みつき〉
【成功】蜻蛉A
口を大きく開けた蜻蛉が水面に向かって走ろうとしていた伏黒に襲い掛かる。
「オマエの相手をしてる暇はないんだよ!」
そう叫ぶと同時、伏黒は身を翻す。
〈回避〉
伏黒(62) dice1d100=88 (88)
- 140二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 23:10:32
回避出来なかったか
大丈夫か伏黒… - 141125/11/22(土) 23:17:03
〈回避〉
【失敗】伏黒
しかし焦りがあったせいか、伏黒は躱し切れなかった。
辛うじて咄嗟に腕を差し出し、頭を噛まれることは避けられたものの噛みつかれた部分に切り裂かれる痛みだけではなく、覚えのある熱を感じていた。
毒を治せる虎杖は水の下、そして怪我を治せる家入の様子もどこかおかしい。
安心出来る材料など何一つない中、それでもこんな所で動けなくなるわけにはいかないと伏黒は噛まれた腕をどうにか逃がそうと振り払った。
〈CON×5〉失敗で毒状態(3Rの間、ラウンドの最後に1d4のダメージ)
伏黒(14*5,70) dice1d100=22 (22)
≪ダメージ≫伏黒のHPは13
dice1d8=7 (7) + dice1d4=2 (2)
- 142125/11/22(土) 23:20:23
〈CON×5〉失敗で毒状態(3Rの間、ラウンドの最後に1d4のダメージ)
【成功】伏黒:毒状態回避
≪HP減少≫伏黒のHPは13
伏黒:HP13→4
どうにか蜻蛉は伏黒から離れたものの、ずたずたになった右腕はもはや使い物になりそうもない。
激痛の中、必死に意識を保とうとするも溢れ出す赤は湖の方へまで流れ出し、湖面を赤く染めていく。
〈ショックロール(CON×5)〉現在HPの1/2以上を失ったため、失敗で気絶
伏黒(14*5,70) dice1d100=63 (63)
- 143二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 23:24:09
色々セーフ…だけどまた危険水域になった伏黒
- 144125/11/22(土) 23:26:17
〈ショックロール(CON×5)〉現在HPの1/2以上を失ったため、失敗で気絶
【成功】
むしろこうなれば痛みがあった方が気絶せずに済むと、伏黒は目の前のトンボを見据えて凄絶に笑う。
死にさえしなければどうにかなると、そう分かっていれば十分だった。
湖面は先程までとは違い、幾つもの波紋が広がっている。
それは真希と虎杖が今も水の中で足掻き、戦っている証拠だった。
ならばこそ、どうしてここで気絶などして居られるだろうか。
――――だが、彼らの前に居る蜻蛉は一頭だけではない。
■蜻蛉Bのターン (HP25 装甲3)
≪対象≫
1.宿儺 2.鹿紫雲 3.夏油 4.家入 5.伏黒 6.五条 7.羂索
dice1d7=4 (4)
≪攻撃≫
1.体当たり(65) dice1d100=21 (21)
2.噛みつき(50) dice1d100=94 (94)
dice1d2=2 (2)
- 145二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 23:35:07
失敗!硝子さんがやられると本当にまずいから良かった
それにしても頻繁にダメージ受けるな伏黒は - 146125/11/22(土) 23:52:23
≪対象≫
家入
〈噛みつき〉
【失敗】蜻蛉B
周囲を警戒など出来ていない、この中で一番脆く弱い家入へと狙いをつけた蜻蛉Bは彼女の柔らかな肉を穿とうとした。
だがその狙いに気付いた夏油が家入の手を強く引き、半ば転びそうになる程の勢いで家入は体勢を崩して夏油へと突っ込む形となった。
それを不服そうに蜻蛉Bがカチカチと音を立てる中でとある男が動く。
■羂索のターン(HP16 MP22)(本来羂索よりも先に動ける宿儺・鹿紫雲・真希・虎杖・夏油・五条が行動を羂索以降に回した、という処理)
「失いたくないものがある時こそ冷静にならないと。情に振り回されたり優しさが何を招くかなんて火を見るよりも明らかだろう?」
羂索はそう言いながら家入に向かって手を向けた。
節ばって大きな手に視界を覆われた家入は小さく声を零すも、夏油に掴まれた手からは逃れられない。
「空を飛ぶ虫程度、恐れる必要もないよ」
≪異能力の行使によるMP消費≫狂気から掬い上げ、MP1につき+30%〈精神分析〉への補正を得る(最大95%)
羂索:MP22→21
〈精神分析〉+30の補正、成功で一時的狂気の解除
羂索(60+30,90) dice1d100=67 (67)
≪SAN回復≫
家入:SAN67 + [ dice1d3=2 (2) ]
- 147二次元好きの匿名さん25/11/22(土) 23:58:07
羂索サンキュー
家入さん正気に戻ってくれたか - 148二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 00:02:09
家入さん良かった!
- 149125/11/23(日) 00:02:51
〈精神分析〉+30の補正、成功で一時的狂気の解除
【成功】羂索
≪SAN回復≫
家入:SAN67→69
羂索がそう言ってから数瞬後、家入は立ってさえいられなくなったのか地面に膝をついた。
夏油がそんな家入を抱えようとすれば、それを制止するように夏油の胸を家入が弱く押した。
「……いい、もう大丈夫だ」
その言葉通り、家入は弱弱しいながらも自分の足で立ち上がる。
そして夏油を見て、羂索を見てと視線が動いていった。
「…………本当に、最悪の気分だよ」
吐き捨てたその言葉の意味を分かったのは夏油ではなく、羂索だった。
「へぇ、おかえりと言ってあげた方が良いのかな?」
家入がぐ、と握り締めた拳はやがて解けていく。
今は過去にばかり向き合っている場合ではないのだと、分かっていた。 - 150二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 00:06:30
目を覚まさせたのがよりによって…だもんなあ
でも今は助けたい命があるよな - 151125/11/23(日) 00:13:39
家入がどうにか我に返ったようだと気付いた宿儺は飛び交う蜻蛉に焔をぶつけてやろうとしたが、一度腕を下ろす。
そして視線を向けたのは、鹿紫雲だ。
「そこの虫共の動きを止めろ」
鹿紫雲はその命令を不愉快に感じ、咄嗟に否定しようとするもその言葉が口にせずにどうにか飲み込む。
天をも操れない奴が俺に命令だと?と、心のどこかでそんな感情が荒れ狂う。
だが、抑え切れずにほんの少しそれが零れ出た。
「俺に、命令するな」
その言葉と同時、閃光が視界に満ちる。
■鹿紫雲のターン(HP15 MP19)(本来鹿紫雲よりも先に動ける宿儺が行動を鹿紫雲以降に回した、という処理)
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、広範囲に雷と豪雨を巻き起こして最大5体までの敵に1d8のダメージと20%の確率でスタンさせる
鹿紫雲:MP19- [ dice1d5=5 (5) ]
≪対象≫最大5体まで
蜻蛉A・蜻蛉B(ヤゴは水中に居るため選択外)
≪ダメージ≫左からそれぞれ蜻蛉A・蜻蛉B
dice1d8=6 (6)
〈回避〉
蜻蛉A(60) dice1d100=51 (51)
蜻蛉B(60) dice1d100=77 (77)
- 152二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 00:16:08
このレスは削除されています
- 153二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 00:18:10
ミスりましたごめんなさい
片方は避けたか… - 154125/11/23(日) 00:20:23
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、広範囲に雷と豪雨を巻き起こして最大5体までの敵に1d8のダメージと20%の確率でスタンさせる
鹿紫雲:MP19→14
〈回避〉
【成功】蜻蛉A
【失敗】蜻蛉B
≪HP減少≫🎲ミスしたけど当たったの一頭なので
蜻蛉B:HP25→22 (装甲3によりダメージが減衰)
≪スタン≫20以下で対象をスタンさせる
蜻蛉B:dice1d100=10 (10)
洞窟内にも関わらず、局所的に強い風が吹き荒れる。
天井を覆うように雲が生まれ、そこから落ちた雷は蜻蛉Bを貫いた。
だが雀蜂と同じく、外殻が丈夫に出来ているのか想定していた威力と比べればそこまでダメージを負った気配はない。
- 155二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 00:22:59
おおスタンした
楽になるかな - 156125/11/23(日) 00:34:20
≪スタン≫20以下で対象をスタンさせる
【スタン】蜻蛉B
だが雷が直撃した蜻蛉Bは羽を妙な震わせ方をしてから、地に落ちる。
足掻くように羽が震えるも宙に戻ることは叶わない。
こうなれば避けることなど出来るはずもない。
――――それがたとえ、自らを焼き尽くす焔であったとしても。
■宿儺のターン(HP14 MP9)
地に落ちて震える蜻蛉Bを前に宿儺は歩みを進めていく。
彼の手には煌々と光る赤があり、その熱は肌をひりつかせるものだ。
徐々に炎は膨らんでいき、洞窟の中を赤色で塗り潰し劫火が顕現する。
「燃えろ」
静かな一言と同時、その焔は蜻蛉Bに牙を剥いた。
≪異能力の行使によるMP消費≫消費MP1につき1d5のダメージを与える炎を出せるが、10ダメージを越えると自傷が発生
宿儺:MP9→4
≪MP消費に応じたダメージ≫
dice5d5=4 1 4 4 5 (18)
- 157125/11/23(日) 00:43:25
≪HP減少≫
蜻蛉B:HP22→7 (装甲3によりダメージ減衰)
≪ダメージが10を超えたので自傷によるHP減少≫
宿儺:HP14 - [ dice1d8=3 (3) ]
人一人を燃やし尽くしても余りあるであろう焔が蜻蛉Bの全身を覆う。
藻掻けば藻掻く程に炎は広がり、火だるまとなって地面の上を跳ね回る。
ただ絶命には至らなかったようでやがて火が消えれば、黒ずんだ外殻を晒して顎を鳴らしていた。
だがこれ程の炎を生み出せば宿儺とて無傷とはいかない。
それでもその痛みを一切感じさせず、王たる風格がその背からは滲んでいた。
■真希のターン(HP15 MP16)
そして今も尚ヤゴAに掴まれて水中に居る真希は一番の問題、呼吸が出来ないことに苦しんでいた。
どうにか解放されようと顎を叩くも、今の状態では難しいようだ。
〈CON×4〉息が苦しいことに耐えられるか、失敗で1d6のダメージ
真希(17*4,68) dice1d100=29 (29)
- 158125/11/23(日) 00:47:24
≪HP減少≫
宿儺:HP14→11
〈CON×4〉息が苦しいことに耐えられるか、失敗で1d6のダメージ
【成功】真希
どうにか空気を吐き出さないようにしながらも、真希はこのままでは埒が明かないとこの状況をどうにかするべく決意する。
二度と同じ轍は踏まないと、だがそれでも力を恐れることはしないと、彼女は一度瞼を下ろしてから――――ゆっくりと瞼を持ち上げる。
今やその瞳にはうつくしい狂気の光が輝いていた。
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを5消費して一時的狂気"怒髪"状態に
真希:MP16→11
≪一時的狂気の継続ラウンド≫
dice1d10=5 (5) +4
≪狂気内容≫
1.高揚(攻撃対象が敵の中からランダムに)
2.加虐(選択した敵の体力が尽きるまで攻撃対象の変更が不可、尽きた後も対象の変更には〈POW×5〉が必要に)
3.猛追(攻撃回数が2回に、ただし回避の値が半減)
dice1d3=2 (2)
- 159二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 00:51:05
この場面ではこれしかないか…大丈夫かな真希さん頑張れ真希さん
- 160125/11/23(日) 00:54:15
≪狂気内容≫
加虐/9R (選択した敵の体力が尽きるまで攻撃対象の変更が不可、尽きた後も対象の変更には〈POW×5〉が必要)
身の内からこの敵を倒さなくてはという闘志が湧き上がって来る。
それに身を任せながら、真希はこんな状況でありながらも笑いながら自らを拘束するヤゴAへと襲い掛かる。
真希を逃さないためにか、真希から離れようという素振りは一切見えない。
ぶくぶくと大きなあぶくが水面に向かっていくも、それを見つめる者は誰も居なかった。
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉
真希(90-80) dice1d100=38 (38)
- 161125/11/23(日) 00:56:42
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉
【両成功】真希
地の利は相手にあったものの、たかが虫程度に後れを取る真希ではなかった。
相手が自分の身体を咥えているのをいいことに、真希はそのままヤゴAへ向かって思いっきり蹴りつける。
一度だけではなく二度、三度と繰り返されるたびに外殻が歪んでいく。
≪ダメージ≫
dice2d6=2 1 (3) + dice1d4=4 (4) + dice1d9=4 (4)
- 162125/11/23(日) 01:05:26
≪HP減少≫
ヤゴA:HP14→5 (装甲2のためダメージ減衰)
繰り返される苛烈な攻撃にヤゴAはついに真希を離す。
自由になった脚で水を蹴って水面から顔を出せば、大きな蜻蛉まで飛んでいるのが見えるくらいだ。
だが今の真希の獲物はただ一つ。自分を水の中に沈めた、アイツだけだ。
ひしゃげた体を持つヤゴは一匹だけ。となればどれを狙えばいいか分かりやすくて良い。
同じ目に遭った誰かが居ると、助けた方が良い誰かが居るとも今の真希の脳内からは消え去っていた。
彼女は自分の内にある狂気に導かれ、振り返ることなく自らの獲物を追いかけた。
自らの体を蝕む毒でさえもどうでも良いと言うかのように。
■虎杖のターン(HP14 MP20)
そして水の中に囚われている虎杖は真希と同じく、息が出来ないというこの状況に苦しめられていた。
必死に空気を吐き出さないようにするも、口の端から空気は逃げていく。
〈CON×4〉息が苦しいことに耐えられるか、失敗で1d6のダメージ
虎杖(18*4,72) dice1d100=30 (30)
- 163二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 01:09:36
どっちも耐えられてよかったけどヤゴも固いなあ
- 164125/11/23(日) 01:10:22
〈CON×4〉息が苦しいことに耐えられるか、失敗で1d6のダメージ
【成功】虎杖
どうにか耐えた虎杖は自分の腹部に噛みついているヤゴBを前に引き剥がそうとするも上手くいかない。
虎杖の異能は他者に危害を加えるには向いておらず、後はもう自分の力で頑張るしかなかった。
となれば殴る蹴ると、それだけの話である。
しかし傷が、というよりも体が酷く熱を持つ。
噛まれた場所から毒を流し込まれていると分かっていても、虎杖になす術はない。
蟠桃の効果があるのは自分以外。自分の出した桃を食べた所で、虎杖にとっては意味がない。
こんな状況で伏黒と夏油が動いていたのかと、虎杖は必死に意識を繋ぎ留めながらヤゴBを蹴りつける。
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉
虎杖(75-50) dice1d100=3 (3)
- 165125/11/23(日) 01:14:12
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉
【クリティカル】虎杖
≪ダメージ≫クリティカル補正でダメージ2倍
dice4d6=6 4 5 3 (18) + dice2d4=1 3 (4)
しかしこういう危機でこそ虎杖は輝く。
痛みや苦しみに耐え、為すべきことを為せとなれば虎杖が苦痛如きに屈することはない。
短く息を吐き、あぶくが視界を埋め尽くす。
しかしそれと同時、虎杖の一撃がヤゴの頭部に大きくめり込んだ。
- 166二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 01:14:58
虎杖が素で覚醒してる人達並の攻撃出してる!!!
- 167125/11/23(日) 01:22:49
≪HP減少≫
ヤゴB:HP14→-6 (装甲2のためダメージ減衰)
めきゃりと奇妙な音を立てると同時、ヤゴBの顎は歪んで虎杖の腹部から離れていく。
ぴくりとも動かなくなったヤゴBを確かめてから、虎杖は水面に向かって泳いで顔を出す。
「ぶ、はぁ!!」
当たりを見渡せば全員居る。
どうやらもう捕まっている人は居ないらしい。
だが伏黒が怪我をしているのが見え、このままぼーっともしていられないと残る敵を睨みつけた。
■夏油のターン(HP13 MP17)
家入の対処に負われていたが、その家入も我に返った。
そしていつの間にか真希と虎杖の二人共水面から顔を出しており、真希が今どういう状況か気になりはするものの今はまだそれを考える段階ではないと、夏油は未だに自由に空を飛んでいる、先程伏黒に噛みついていた蜻蛉Aに狙いをつけた。
「そろそろ落ちて貰いたいんだけど、ね!」
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉キックに+40の補正、上限95
夏油(95-49) dice1d100=30 (30)
〈回避〉
蜻蛉A(60) dice1d100=58 (58)
- 168二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 01:24:30
さすが蜻蛉…素早い
- 169125/11/23(日) 01:29:20
しかし夏油が当てたかに思えた一撃も羽を震わせてくるりと避けてしまった。
夏油は早いが、飛ぶことは出来ない。天井を蹴りつけて多角的に動くことは出来ても、そこに限界はある。
「そう都合よくはいかないとしても、私だって負けるわけにはいかないんだよ」
雀蜂相手に怪我をしたが、二度とあんな無様は晒してやるものかと夏油は蜻蛉Aを鋭い目で射抜いていた。
■五条のターン(HP17 MP16)
ボロボロになった羽をばたつかせる蜻蛉に向かい、五条は指を滑らせる。
何をも断ち切る刃で、命を終わらせるそのイメージがどうしてかハッキリと出来てしまう。
「これで終わりにしてあげる」
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d6消費し不可視の斬撃を放つ
五条:MP16 – [ dice1d6=3 (3) ]
≪ダメージ≫敵の装甲を無視
dice2d8=8 5 (13) +2
- 170125/11/23(日) 01:38:35
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d6消費し不可視の斬撃を放つ
五条:MP16→13
≪HP減少≫装甲無視の攻撃
蜻蛉B:HP7→-8
五条の一撃が蜻蛉を真っ二つにしたかと思えば、二閃三閃と更に刻んでいく。
千々になったそれはもう命の形を成しておらず、人目で死んだと分かるほどだ。
しかしまだ敵は三体残っている。
水中を動き回るヤゴが二匹と、宙を駆ける蜻蛉が一匹。
こうして動きを止めてくれると楽なんだけど、なんて考えながら五条は次に刈り取る命を選んでいく。
■伏黒のターン(HP4 MP17)
体がボロボロである自覚はあるものの、自分の異能の利点を伏黒は分かっている。
なにせ、自分とは別に動くものを操れる。
家入が治療を試みようとしていることは分かっていたが、それでも潰せるものは潰しておきたいと力を込める。
「起きろ、――――貪れ」
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d3消費し、黒い泥のような物質で出来た顎で捕食する
伏黒:MP17 – [ dice1d3=2 (2) ]
≪ダメージ≫
dice1d8=3 (3)
〈回避〉
蜻蛉A(60) dice1d100=13 (13)
- 171二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 01:40:05
いやあ装甲無視の攻撃は強いな
そして相変わらず素早い蜻蛉 - 172125/11/23(日) 01:44:28
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d3消費し、黒い泥のような物質で出来た顎で捕食する
伏黒:MP17→15
〈回避〉
【成功】蜻蛉A
しかし流石動きは早く、大口を開けた顎から逃げ果せてしまう。
数度噛みつこうと試みるも、その全てを躱し切って蜻蛉は天井近くまで飛び上がった。
「……クソ」
悔しさが溢れそうになるが、そんな伏黒に声をかけたのは当然と言うべきか、家入だった。
■家入のターン(HP12 MP17)
「大人しくしてろと言いたいけど、それどころじゃないのは分かってる。その代わり、私の手の届かない所で死んでくれるなよ」
そう言いながら家入は伏黒の蜻蛉Aに噛み潰された腕に触れる。
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP17 - [ dice1d5=1 (1) ]
≪異能力によるHP回復≫
伏黒:HP4 + [ dice3d3=3 3 3 (9) ]
- 173二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 01:46:19
大分安心できるHPになった
- 174125/11/23(日) 01:49:59
≪異能力の行使によるMP消費≫MPを1d5消費し、対象のHPを3d3回復する
家入:MP17→16
≪異能力によるHP回復≫
伏黒:HP4→13
家入が触れた場所から蔦が伸び、花が咲き、まるで血管が絡み合って繋ぎ合わされるかのように腕に沿う。
感覚さえもどこか遠かったがしっかりと指先まで感じられるようになり、失った血のあまり感じていた眩暈も遠ざかる。
それは間違いなく完璧な治療だった、のだが家入は枯れていく蔦や花を見ながらどこか複雑そうな顔をしていた。
「家入さん?」
「あぁ、いや、なんでもない。ただ少し、随分とこれは使い勝手がいいんだなと思っただけだよ」
頭の中には未だ混乱があった。
だがその記憶の欠片たちが力の使い方を教えてくれた、ような気もする。
今までよりも少ない消費で最大限の治療が出来た。
それが今とかつてが地続きになっている証拠のように感じてしまい、家入は思わず小さく息を吐いた。 - 175125/11/23(日) 01:53:48
今日はここまで、続きはヤゴAとヤゴCの攻撃からだよ
DEX順の入れ替えに関しては①自分よりも早い敵を抜かすことは出来ない②PCやKPC同士でなら"①"を破らない限りは順番を操作できる、ってことでやってるよ
先にデバフを入れてから攻撃は基本だよ
宿儺や五条は攻撃力が高めな分、MP消費が多めなので確実に当てられる敵に当てていかないとMPがすぐ枯渇するから猶更だね - 176二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 02:10:08
スレ主お疲れ様です
皆強いけどMP枯渇危機も同時にあるから本当に大変だなあ
しかし減らせないと命もヤバいし…デバフ大事
続き待ってます!鯖も安定してほしいな - 177二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 05:28:23
伏黒最大値で回復出来て良かった!真希さんは大丈夫そうだけど虎杖が心配…って思ってたら素でゴリラで笑ったさす虎杖
- 178二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 11:37:36
伏黒の異能力も前世に合っててかなり面白そうだからもう少し頑張ってくれ
バクバクするところ見たいぞ - 179125/11/23(日) 14:19:43
伏黒の異能は〈噛みつき〉からの派生で〈咀嚼〉〈嚥下〉でダメージを稼いだりMPを回復するので〈噛みつき〉が当たった上でその敵が次のラウンドでも生存していることで活躍出来るようになってるよ
自己MP回復能力が一番高いから長期戦に向いている代わりに短期のバトルになると火力が出る前に敵が死んでターゲット切り替えとかになるとなかなか難しいね
ということで今日も続きをやっていくよ - 180125/11/23(日) 14:21:15
危機を脱したと思えば新たな危機が迫って来るのが戦場の常である。
現在真希に追われているヤゴAは水中というアドバンテージを活かしながら、どうにか彼女から逃げ果せようとしていた。
■ヤゴAのターン(HP5 装甲2)
しかしただ逃げているわけではない。
一矢報いてやらんと、ヤゴAは獲物目掛けて水面から飛び出でる。
≪対象≫
1.宿儺 2.鹿紫雲 3.夏油 4.家入 5.伏黒 6.五条 7.羂索 8.真希 9.虎杖
dice1d9=3 (3)
〈噛み付き〉当たったら〈CON×5〉を振り、失敗したら毒を受ける(3Rの間、R終了時にPCは1d4のダメージ)
蜻蛉(幼生)A (65) dice1d100=66 (66)
- 181二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 14:23:25
おっ1足りなくて良かった
- 182125/11/23(日) 14:29:30
≪対象≫
夏油
〈噛み付き〉当たったら〈CON×5〉を振り、失敗したら毒を受ける(3Rの間、R終了時にPCは1d4のダメージ)
【失敗】ヤゴA
しかし追われていたこともあってなのか、ヤゴAは夏油に飛び掛かったものの彼の健脚により躱されてしまう。
そして地面に着地してからもぞもぞと動き、再び水の中へと戻っていった。
「水の中に引き摺り込まれるなんてごめんだよ」
とはいえ、狩るためには近付かなければならない。
飛び回る蜻蛉の方に注視したいものであるが、そうともいかないのが複数の敵相手で戦う時の難しい所だ。
それに加え、味方にも注意を払っていなければ何が起こるか分からない。
■ヤゴCのターン(HP14 装甲2)
続いて動くは最初に獲物を捕らえられなかった、虎視眈々と狙いを定めているヤゴCである。
ヤゴAとは違い、無傷で水の中から外を観察して機を待っていた。
次の瞬間、ぽちゃんと湖面に雫が落ちると同時にその顎を大きく開いて獲物へと襲い掛かる。
≪対象≫
1.宿儺 2.鹿紫雲 3.夏油 4.家入 5.伏黒 6.五条 7.羂索 8.真希 9.羂索
dice1d9=5 (5)
〈噛み付き〉当たったら〈CON×5〉を振り、失敗したら毒を受ける(3Rの間、R終了時にPCは1d4のダメージ)
ヤゴC(65) dice1d100=81 (81)
- 183二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 14:30:41
伏黒も当たらなくて良かった
今のところよくボロボロになってるから - 184125/11/23(日) 14:40:59
≪対象≫
伏黒
〈噛み付き〉当たったら〈CON×5〉を振り、失敗したら毒を受ける(3Rの間、R終了時にPCは1d4のダメージ)
【失敗】ヤゴC
血の匂いが濃い相手をと、伏黒を狙ったようだったが今の伏黒は手負いと言うには家入の力を借りて体力の回復は済んでいる。
気力の面でも弱っているとはいえず、襲い掛かって来たヤゴCを自らが生み出した黒い獣によって受け流し、水辺から距離を取った。
だがヤゴCはそのまま再び水の中へと戻っていき、反撃しようとしていた伏黒の獣の顎は一歩及ばずに再び泥へと戻る。
「ちょこまかと……」
集中して倒してしまいたいが、未だ元気な蜻蛉Bから視線を逸らすことも躊躇われる。
何から斃すべきかと、伏黒は細心の注意を払いつつ戦場全体を観察していた。
■ラウンド終了、毒状態によるダメージ発生
凄まじい速度で状況が変わっていく。
ヤゴに捕まっていた真希と虎杖は自由の身となっていたが、体に何の影響もなかったとは言えない。
じくりと、傷口が痛む。そこに残されているのは噛み跡だ。
≪毒によるダメージ≫PCは1d4、KPCは1d10のダメージ(毒への耐性の有無による差)
真希:HP15 - [ dice1d4=1 (1) ]
虎杖:HP14 - [ dice1d10=1 (1) ]
- 185125/11/23(日) 14:55:48
≪毒によるダメージ≫PCは1d4、KPCは1d10のダメージ(毒への耐性の有無による差)
真希:HP15→14
虎杖:HP14→13
痛みと熱はあるものの、それは真希と虎杖の動きを止める理由にはなりはしない。
そして戦いは更に苛烈になっていく。
■■Round2■■クリア条件:蜻蛉2体とヤゴ3体を倒せ
DEX順:夏油→蜻蛉A(HP25/装甲3)→宿儺→鹿紫雲→真希→虎杖→夏油→五条→羂索→伏黒→家入→ヤゴA(HP5/装甲2)→ヤゴC(HP14/装甲2)
状態異常:真希(加虐/8R(db+1d9)・毒/2R)、虎杖(毒/2R)
■夏油のターン(HP13 MP17)
先程の自分を襲ったヤゴAも気になるものの、この場で一番の脅威は何かと考えれば蜻蛉Aの方である、と夏油は判断した。
強く地を蹴って宙に飛び上がると同時、長い年月を得て作り上げられただろう鍾乳石を掴んで方向を調整しつつも蜻蛉Aより高い位置から夏油は天井を蹴って上から強襲を仕掛けた。
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉キックに+40の補正、上限95
夏油(95-49) dice1d100=58 (58)
〈回避〉
蜻蛉A(60) dice1d100=87 (87)
- 186125/11/23(日) 14:59:47
〈キック〉〈マーシャルアーツ〉キックに+40の補正、上限95
【キックのみ成功】夏油
〈回避〉
【失敗】蜻蛉A
流石に上から襲い掛かるものが居るとは想定外だったらしい。
夏油の影が蜻蛉Aにかかるとほぼ同時、重力をも味方につけた一撃が蜻蛉Aに叩き込まれる。
「砕けろ……!」
≪ダメージ≫
dice1d6=3 (3) + dice1d4=1 (1)
- 187125/11/23(日) 15:06:26
≪HP減少≫装甲3によりダメージ減衰
蜻蛉A:HP25→24
だがその一撃でさえも微かな罅が入る程度で終わってしまう。
蜻蛉Aを地に落とすには程遠く、暴れる蜻蛉Aから距離を取るために夏油は蜻蛉Aを足場にして飛び、地面へと帰って来る。
微かにしかダメージを与えた手応えはない。
だがそれは逆に言えば微かにでもダメージを与えられたということ。
それならば何度だって同じことを繰り返してやればいい。
――――どちらかが地に伏すまで。
「生憎、私も諦めが悪いんだよ」
未だ心は折れず。
そして夏油が見つめる中、自らよりも小さきものに歯向かわれた蜻蛉は一層大きな羽音を立てて人間たちへと襲い掛かる。
■蜻蛉Aのターン(HP23 装甲3)
≪対象≫
1.宿儺 2.鹿紫雲 3.夏油 4.家入 5.伏黒 6.五条 7.羂索 8.真希 9.羂索
dice1d9=2 (2)
≪攻撃≫
1.体当たり(65) dice1d100=47 (47)
2.噛みつき(50) dice1d100=42 (42)
dice1d2=1 (1)
- 188125/11/23(日) 15:10:18
≪対象≫
鹿紫雲
〈体当たり〉
【成功】蜻蛉A
蜻蛉Aは大きな体をそのままぶつけてやろうと、鹿紫雲に向かって真っすぐと飛んでいく。
戦場全体を覆う嵐の気配が鬱陶しかったのだろうか、はたまた偶然なのか。
「良いぜ、来るなら来てみろよ!」
狙われたと気付いた鹿紫雲はそう吠えながら、蜻蛉Aを見据える。
彼の戦意に呼応するようにバチバチと雷が彼の周囲に満ちていく。
〈回避〉
鹿紫雲(70) dice1d100=89 (89)
≪ダメージ≫
dice1d6=6 (6) +1 + dice1d4=3 (3)
- 189二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 15:10:30
装甲固いなあ
体当たりはどれくらいダメージあるかな - 190二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 15:16:38
か、カッシー!!
- 191二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 15:17:45
ダメージヤバかった…
- 192125/11/23(日) 15:18:20
〈回避〉
【失敗】鹿紫雲
≪HP減少≫
鹿紫雲:HP15→5
しかし蜻蛉Aは嵐の気配に臆することなく、鹿紫雲目掛けて更に速度を上げた。
視界から一瞬消えたと思う程の速さは鹿紫雲の予測の上を行き、勢いよく鹿紫雲へとぶち当たる。
辛うじて両腕でガードすることは出来たが、骨が軋む音が全身に響く。
そのままふっ飛ばされ、鹿紫雲は地面を転がった。
かつての記憶があるからこそ、戦いに熱中すればするほどにその時との差が顕著になる。
かつてほど早くは動けず、かつてほど丈夫でもない。
理解しているはずのそれが戦いの熱気に触れれば触れるほどに混ざっていってしまう。
起き上がろうと地に腕を着くも、骨が砕けては体重がかかるだけで激痛が走った。
〈ショックロール(CON×5)〉現在HPの1/2以上のダメージを負ったので、失敗で気絶
鹿紫雲(15*5,75) dice1d100=84 (84)
- 193二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 15:21:17
気絶してしまった
こっちも強くなってるけどダメージもヤバいね… - 194二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 15:23:49
命の危機が次々と襲ってくる!ハラハラするなー
- 195125/11/23(日) 15:44:44
- 196二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 15:50:34
羂索の方マジで攻撃とかとんでこないな
なんかスレ主の卓の羂索いつも強ない?? - 197二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 15:56:29
立て乙
ラウンドごとに各ステータス出してくれるのありがて〜と思いながら追ってる - 198二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 16:02:24
たておつ
家入さんは狙われて欲しくないな - 199二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 16:05:56
毒ダメージも怖い
二人とも最低値でよかったけどKPCは1d10のダメージて! - 200二次元好きの匿名さん25/11/23(日) 16:11:11
蟠桃食べても効果がない虎杖はR経過するまで耐えるしかないのか…?