- 1二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:43:12
※宿儺+虎杖のつもりだけどもうちょっと近いかも
『ほんと!?あの固いやつっしょ?俺最近ちょーハマってんの!』
宿儺「知っている」
『さすが兄ちゃん!じゃあ待ってるからね!』
宿儺「ああ。危ないから駐車場には入るなよ」
『はいはい、もう俺の事何歳だと思ってんの?』
宿儺「お前はいつまでもガキっぽいからな」
『もー!じゃあ早く来てね!』
宿儺「ああ」
宿儺「着いたか。悠仁は……」
宿儺「悠仁……」
悠仁「兄ちゃん!!(抱きっ)迎えに来てくれてありがと!あのね、今日塾のテストがあってね、全部平均点取れたんだよ!」
宿儺「…………」
悠仁「兄ちゃん?……あ!(ガサガサ)これ俺が好きなやつ!やっぱ買ってきてくれたんだ!早く家帰ろ!(グイグイ)」
宿儺「悠仁……虎杖悠仁…?」
悠仁「……?兄ちゃ、」
宿儺「……貴様…小僧……」
悠仁「…………え」 - 2二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:44:13
宿儺「…………」
悠仁「……思い出しても車は運転できんだね」
宿儺「貴様こそ、前のことを忘れて呑気に生きていたわけではないようだな」
悠仁「呑気には生きてたけど…うちの場所わかる?」
宿儺「……バカにするな。ここに捨て置いてやってもいいんだぞ」
悠仁「そしたら歩いて帰るからいいよ」
宿儺「チッ……」
悠仁「…………(ガサッ)……(モグ…)」
宿儺「それにしても易々と車に乗るとは貴様も危機管理能力がないようだな」
悠仁「別に…俺が殺されても宿儺が警察の世話になるだけだよ」
宿儺「俺が捕まると?」 - 3二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:45:15
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- 4二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:45:54
仲良し兄弟!
からの記憶戻りか…… - 5二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:46:16
悠仁「捕まるよ。宿儺、ただ力が強いだけのただの人間なんだし…この状況で俺が行方不明にでもなったら真っ先に疑われるよ」
宿儺「……貴様は随分つまらなくなったな」
悠仁「前から面白かった時なんてないだろ」
宿儺「さあなあ?無様に泣き喚く貴様は見ものだったぞ」
悠仁「………………悪趣味」
宿儺「貴様には言われたくないな」
悠仁「…………っあのさ」
宿儺「?」
悠仁「やっぱ歩いて帰る。降ろして」
宿儺「……勝手にしろ」
悠仁「…………(バタン)後でね。家には帰るから」
宿儺「…………チッ」 - 6二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:47:32
宿儺「…………(ガチャ)帰ったぞ、小僧」
悠仁「……おかえり。どこ寄ってきたの」
宿儺「特には。記憶と現実の地形に齟齬がないか確認しに行っただけだ」
悠仁「そっか。……ご飯できてるから食べてていいよ。俺もう食ったし」
宿儺「…………小僧」
悠仁「…………」
宿儺「おい、小僧、無視するな」
悠仁「……なに」
宿儺「貴様…なぜ逃げようとする」
悠仁「……風呂、沸かしてくるから、ごめん」
宿儺「………………俺が恐ろしいか?確かに術式もない今の力関係では俺の気分次第で殺されかねないだろうな」
悠仁「そんなんじゃねえよ。…宿儺は別に…もう殺す気とかないでしょ」
宿儺「……?」 - 7二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:48:40
宿儺(なんだ…?他の態度は……。怒るでもなく慈悲でもなく…小僧は何を企んでいる?)
宿儺「…………考えるだけ時間の無駄か」
宿儺(幸いにもこの人生でも記憶も特に欠けた箇所もなく残っているようだ。まぁなんとも…腑抜けすぎた世になったな)
宿儺「…………、なんだったか…、次があれば…か」
宿儺「……チッ。寝るか」
悠仁「…………ぐー…」
宿儺「……(ゲシッ)」
悠仁「ふぎゃっ…にいちゃんいたい……」
宿儺「…おい、小僧」
悠仁「!……宿儺……、……おはよ。兄ちゃんの布団フカフカで…よく寝れたっしょ」
宿儺「元より自分の私物だ。よく知っている」
悠仁「そっか。そう…だよな。ごめん!昨日はなんか混乱しててさ、お前悪いことしようとすんなよ?別にあんま疑ってねーけど」
宿儺「フン、なぜそんなことが言える?」
悠仁「だって殺そうと思えば昨日殺せたでしょ。しかも宿儺、前と比べてすっげー平和ボケの顔してるし」
宿儺「あ?」
悠仁「怒んなって!」 - 8二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:50:59
宿儺「小僧…とことん俺を舐めているようだな」
悠仁「ちょ、朝から喧嘩してる時間ねーんだって!俺は学校あるし!宿儺は仕事あるし!」
宿儺「…………仕事?」
悠仁「うん?うん!レストラン!店長さんなんだからしっかりしなね!」
宿儺「店長……」
悠仁「そうそう!SNSでバズってさ!店もちょー大人気なんだから!」
宿儺「……確かに…そんな記憶がある……」
悠仁「混乱してるんかもだけど…ごちゃごちゃ考えるのは生活に慣れてからでいいんじゃね?じゃ、俺行くから!」
宿儺「…………仕事……」
悠仁「あ、バックれんの禁止ね!困るの宿儺だし!」
宿儺「…………ハァ」 - 9二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:52:47
ピッタリの仕事ついてるね
- 10二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:54:33
悠仁「…………」
釘崎「虎杖?なに黄昏てんの?それイケメンにしか許されてないムーブなんだけど」
悠仁「んえっ!?や、やー…今日はギリ許して欲しいっつーか…」
釘崎「?なによ。兄貴と喧嘩でもしたの?」
悠仁「……まあそんなとこかな……」
釘崎「あー…アンタんとこ2人暮らしだっけ?気まずくて帰りにくいってこと?」
悠仁「そうといえば…そうなんかな…?」
釘崎「ふうん。まああの兄貴ならアンタが謝れば許してくれんじゃないの?」
悠仁「…………別に…許すとか許さないとか、そういう話じゃねえし…」
釘崎「……やっぱ黄昏んのはイケメンの特権だから虎杖には許可しない」
悠仁「ええっ!?頼むよ釘崎ぃ……」 - 11二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 16:57:07
釘崎「あーあ、気分下がっちゃったから代わりに楽しい話でもしなさい。聞いてあげるから」
悠仁「楽しい話…………、……海、夏にさ、海行こうかなって思ってて」
釘崎「へえ、いいじゃない」
悠仁「釘崎も行かない?みんな誘ってさ」
釘崎「なによ急に」
悠仁「んー?んー…海行きたいなあって。一人で行くのも嫌だし」
釘崎「……ま、いいわよ。予定だけ空けとく」
悠仁「よっしゃ!他にも誘わねーとなー」
釘崎「……空けとくだけよ。私の気が変わったら行かないから」
悠仁「ええー…気が変わらないこと祈ってます……」
釘崎「そうね。祈っときなさい」 - 12二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:00:16
虎杖「ただいまあ」
虎杖「……宿儺はまだ仕事中かあ。ま、そうだよな」
虎杖「……(タプタプ)……」
虎杖「……あーあ、海、行きてえな」
宿儺「…………(ガチャ)」
虎杖「……ぐー…ぐー…」
宿儺「廊下で寝るな。邪魔だ(ゲシッ)」
虎杖「ぎゃっ、……すくな…、えっもう夜!?」
宿儺「貴様は獣か?本能に従って惰眠を貪ることしかできないのか」
虎杖「ひでえ…ちょっとウトウトしちゃっただけだっての!あー…飯準備するから待ってて」
宿儺「必要ない。外で買ってくる」
虎杖「…………そう?なら自分の分だけにする」
宿儺「貴様の分も必要ない」
虎杖「え?俺だって腹減ってんだけど」
宿儺「……(バタン)」
虎杖「…………買ってきてくれるってこと?」 - 13二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:04:50
宿儺「……好きな方を食え」
虎杖「ま、マジで買ってきてくれたんだ…」
宿儺「早くしろ」
虎杖「じゃ、じゃあこっちのハンバーグ弁当にする」
宿儺「ガキだな」
虎杖「…うるせえなあ(パキッ)………(モグモグ)」
宿儺「……店に裏梅がいた」
虎杖「ん?あー、宿儺のお店ね。そうそう、料理人してくれてんの」
宿儺「ああ。実際に料理人として裏梅がいる記憶も、前の裏梅の記憶もはっきりと残っている。…だが出会うまではふたつが繋がらなかった」
虎杖「ふーん…?じゃあ意外とそういうの色々あるんかもね」
宿儺「貴様はそのクチではないようだな」
虎杖「?」
宿儺「今の俺と前の俺が繋がっていないからそんな舐めた口がきけるのかと思っていたが…貴様の愚かさは今に始まったことでは無いな」
虎杖「トゲトゲしー…」 - 14二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:06:22
宿儺「だがその割には…」
虎杖「?」
宿儺「……まあいい」
虎杖「??…てかほんとにご飯買ってきてくれると思わなかった。俺が疲れてそうだから気使ってくれたん?」
宿儺「1人分も2人分も変わらん。貴様にわざわざ嫌がらせするほど興味が湧かんだけだ」
虎杖「ふーん…、とりあえず優しさってことで受け取っとくわ」
宿儺「そうは言っていない」
虎杖「こういうのって受け取った側の気持ちじゃん?じゃ、ありがとね。俺もう風呂入って寝るから」
宿儺「…………小僧、貴様昨日から……」
虎杖「ごめん、もう眠くてさ。おやすみ」
宿儺「…………チッ」 - 15二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:07:46
わっふるわっふる
- 16二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:10:16
優しいじゃん…
でももう兄ちゃんと悠仁とは呼ばんのかな - 17二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:10:58
宿儺(……あれから数日が過ぎたが…本当につまらん日々だな…)
宿儺(まぁ…選んだのも自分か。今更ケチのつけようもない)
宿儺(ただ…………)
虎杖「……ただいまあ。塾で遅くなった。ごめん」
宿儺「貴様のスポンジのような頭で塾に行ってどうする」
虎杖「スポンジだからたくさん吸収すんの!塾代払ってくれてんのはありがとうだけど無駄にしてる訳じゃねーから」
宿儺「…………おい、小僧」
虎杖「ん?」
宿儺「迎えに行ってやろうか」
虎杖「……どういう風の吹き回し?」
宿儺「元よりそういう約束だっただろう」
虎杖「……!!(バン!)……、……いい。いらない。そういうの…いい」
宿儺「………………なるほど、小僧きさ」
虎杖「宿儺も!!!…宿儺もさ……早く寝ないと明日に響くよ。社会人って大変なんでしょ。…飯は冷蔵庫に昨日の残ってるから(バタン)」 - 18二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:18:21
癖で表記が悠仁から虎杖に揺れちゃってますがあんまり深い意味は無いです!!今気づきました!!
- 19二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:21:11
小僧は今までの兄としての宿儺ではなく、「宿儺」が兄になることを恐れてるんだな
それで距離感図りかねてるのか?まあ殺し合いして自分が手に掛けた存在だし、何よりあの宿儺だしそら気まずい
宿儺は今生ではそんな弟である小僧と腑抜けた自分を早々に受け入れて、社会人として兄として、身の丈に合わせてるにすぎんのかもしれない - 20二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:22:56
『じゃあ約束ね!俺も勉強頑張るから!兄ちゃんが迎えに来てね!』
『……本当に頑張れるのか?』
『んー…じゃあ頑張ったら帰りに俺の好きなお菓子買ってよ!それも約束!』
虎杖「…………兄ちゃん……」
虎杖「………………」
宿儺「…………(ガラッ)」
宿儺「前よりも…前にも増してつまらんとは思っていたが…」
虎杖「……あれ、すく…」
宿儺「…………(バキッ!)」
虎杖「っ!!?いっ…つ……な、にすんだよお前!!」
宿儺「ウジウジと顔色を伺うな。鬱陶しい」
虎杖「……別にっ……、……殴ることないだろ…」
宿儺「溜まった鬱憤でつい手が出てしまった。それだけだ」
虎杖「……俺だからいいけど、他のやつにやんなよ。それ(キッ)」 - 21二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:34:58
まあ宿儺に記憶が戻ってその自覚があるのなら、今までの『兄ちゃん』とは別人なのはそうね
でもそれを受け入れて、今までの生を否定せずに受け入れている目の前の宿儺もまた宿儺だ
否定するならまだしもきちんと受け入れている様子なので、きっと2人の『宿儺』を二分することはできない
宿儺からすると延長線上なんだろう……とどれだけ論理的に考えても、当事者の弟からすると最期を鑑みても憎んで憎んで殺し合った存在と兄な訳だからな
宿儺がどれだけ凪いでいても悠仁の心は波風しか立たんよ、かつての兄に懐いていた分魂が否定したくなるのは許されて然る… - 22二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:36:18
宿儺「フン、…溜まっているのはただの貴様への鬱憤だ」
虎杖「……ちょっとくらい我慢してよ。金稼げるようになったら…出てくし」
宿儺「……(ゲシッ)」
虎杖「…いっ…さっき打ったとこ蹴らんでよ…。痛えんだから…」
宿儺「いちいち顔色を伺うなと言ったのが聞こえなかったか?」
虎杖「伺ってねえよ。自意識過剰…なんじゃねえの…」
宿儺「チッ。…………寝る。社会人は大変らしいからなあ?」
虎杖「…はあっ?なんだよいきなり来ていきなりぶん殴っていきなり寝るって……」
宿儺「ムカつくなら貴様も殴り返しにこい。まぁ大人しく殴られる気は無いがな」
虎杖「……………なんなんだアイツ…」 - 23二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:46:10
釘崎「……虎杖なにそれ。喧嘩したの?」
虎杖「…………ちょっとね」
釘崎「はーやだやだ。これだから男子は乱暴者ばっかり」
虎杖「釘崎も昔ヤンチャしてたって聞いたけど」
釘崎「グレてたみたいな言い方するんじゃないわよ。私のはお茶目だっただけ」
虎杖「俺もお茶目な喧嘩で…」
釘崎「そんな顔面に湿布貼っておいて?」
虎杖「お茶目というか…通り魔的な…」
釘崎「……ま、なんでもいいけど。アンタの兄貴に報復されないよう忠告しておいたら?」
虎杖「…………兄ちゃんもうそういうのやってねえから」
釘崎「?ふーん、大人しくなったのね」 - 24二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 17:54:50
虎杖「……俺が喧嘩したらさ」
釘崎「あ?」
虎杖「兄ちゃん悲しむよな」
釘崎「……まあアンタがそう思うならそうなんじゃない?」
虎杖「しかもその相手が兄ちゃんだったら…」
釘崎「?」
虎杖「もっと悲しいよな……」
釘崎「……虎杖とうとうボケた?若年性アルツハイマーはシャレになんないわよ(グリグリ)」
虎杖「いででで、旋毛押すと禿げるから!やめて!」
釘崎「なんか…ツボよ!なんのツボか知らないけど…」
虎杖「下痢とかのツボじゃなかったっけ…」
釘崎「さあ?」 - 25二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:02:01
宿儺に対しては虎杖っぽいのに、兄ちゃんに対する態度は年齢よりも大分幼いな
最初小学生かと思った - 26二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:13:04
虎杖「……昨日のは……許す」
宿儺「ハ?」
虎杖「殴ったの…痛かったけど……」
宿儺「なんだ、上に立ったつもりか?慈悲を与えてやろうとでも言うつもりか?」
虎杖「別に……怒ってないよってだけ。気にしてないだろうけど」
宿儺「……つまらんな。言いたいことがあるならハッキリ言え」
虎杖「ないって。宿儺は毎日普通に平和に過ごしてくれてるし…ちょっと拍子抜けだったけど」
宿儺「…………」
虎杖「……ごめん、これじゃ宿儺のこと信頼してないみたいだな。…大丈夫、…元から疑ってねえよ。ただ…思ったよりも早く順応してるから」
宿儺「そんなことは聞いていない」
虎杖「?」
宿儺「言いたいことがあるならハッキリ言えと、そう言っている」 - 27二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:19:35
虎杖「だから…ないんだって!宿儺こそ話聞いてねえじゃん」
宿儺「俺が意味の無いことを聞くと思うか?」
虎杖「無いもんは無いんだから仕方ねえじゃん。じゃあ何、宿儺は俺が何考えてんのか分かるってこと?」
宿儺「そんなの知るはずないだろう」
虎杖「じゃあないってことでいいじゃん。…宿儺も思いつかないんだったら」
宿儺「ただ……」
虎杖「?」
宿儺「チラチラと何か言いたげにこちらを伺われるのが不快なだけだ」
虎杖「だからっ……それは、…ごめんって、…一応家族なんだし、顔合わせることもあるよ…」
宿儺「…………ハァ、腑抜けが」 - 28二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:33:33
勝手な妄想だけど、宿儺の受容の早さは戦いに負けて吹っ切れて余裕が出来たからじゃないかなあ
勝ったはいいものの置いていかれた虎杖からすると、宿儺を見かける度手を差し伸べても宿儺は最期まで自分を受け入れなかったことが過ぎりそうだし、また分かり合えないんじゃないかって不安になっていたのかもしれない
兄ちゃんはただの兄として接してくれたけど、宿儺になってしまったからにはまた自分を置いて遠くに行ってしまうのではないかって
そう思う程引き留めるように甘えては、段々何のしがらみもなくお互い兄弟としての情が湧いて悠仁は懐いていたけど…
いざその日がやってくると今度は悠仁が宿儺を宿儺としてしか見れず、自分から距離を置き出すというすれ違い… - 29二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:37:36
レストラン接待裏梅もいるはず!と思ったらいて嬉しかった
なんか記憶戻る前は絵に書いたような寡黙で優しい年の離れた兄ちゃんやってそうだな宿儺 - 30二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:39:05
- 31二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:54:23
虎杖「宿儺は俺になんて言って欲しいの?なんて言えば満足すんの…」
宿儺「そんなもの知るわけないだろうが」
虎杖「……マジで意味わかんねえ。宿儺こそ俺に言いたいことがあるなら言えばいいじゃん」
宿儺「言いたいことは全て言っている」
虎杖「じゃあ俺だって同じだから。じゃあね」
宿儺「……まて小僧」
虎杖「なに。まだなんかあんの?」
宿儺「…………(ポイッ)」
虎杖「わ、なに?……(ガサガサ)…ポテチ?」
宿儺「口に合わん。やる」
虎杖「はあっ?勿体ないから貰うけど…ポテチの味くらい知ってんだろ?なんで買ったんだよ」
宿儺「知らん。元より部屋に置いてあった」
虎杖「部屋に………、…まあいいや、ありがと。…………おやすみ」 - 32二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 18:58:29
悠仁にはこれからもただの弟であってほしいすっくん、最高じゃあないっすか…人間してんね
- 33二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 19:12:14
虎杖「…………わかんねえ〜〜」
伏黒「数学か?化学か?」
虎杖「……人の気持ち……」
伏黒「国語か。お前得意だろ」
虎杖「伏黒のが点数いいじゃん」
伏黒「……まあ、お前よりは」
虎杖「例えばなんだけどさ」
伏黒「?」
虎杖「人を殴んのってどういう時?」
伏黒「…………ムカついた時だろ」
虎杖「だよなあ。それは分かる」
伏黒「?他になんかあんのか」
虎杖「じゃあさ、……お菓子くれんのはなんだと思う?」
伏黒「……お礼とか?」
虎杖「……じゃあ…飯用意してくれんのは?」
伏黒「………………愛だろ」
虎杖「……くさいこと言う……」
伏黒「あ?国語の問題なんてそんなもんだろ。選択肢がないとわかんねえよ」 - 34二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 19:19:10
愛だね〜
- 35二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 19:20:25
「愛などくだらん」ねぇ…(ニコニコ)
- 36二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 19:29:03
虎杖「実は俺と仲良くしたいとか……」
虎杖「…………ないな。あったらもっと愛想いいだろうし」
宿儺「…………ブツブツといいながらドアの前で立ち尽くすな。邪魔だ(ゲシッ)」
虎杖「(ガン!)いでっ!……あぶねーだろ!」
宿儺「貴様が悪い」
虎杖「……今日早いじゃん」
宿儺「早く帰ってきたからな」
虎杖「?なんかみたい番組でもあんの?」
宿儺「…ダラダラと残業をするのは仕事が出来ない証拠だ」
虎杖「それってサラリーマンとかの話じゃねーの?レストラン経営とかだとまた違うだろ」
宿儺「社会に出たこともないくせして知った口をきくな」
虎杖「う……確かにそうだけど……」 - 37二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 19:37:16
シリアスかと思ったら思春期の家族との付き合い方への思案中心ほのぼのスレでニッコリしてる
年の差どのくらいだろう、15歳と自分の店持ってるあたり低く見積もって27歳くらい?
虎杖と宿儺が兄弟だと虎杖が兄なことが多いけど、宿儺が兄の場合は年の差が開いてるのが合うと思ってるのですごい嬉しいよ
この様子だと、悠仁が子供の時にもかわいい弟にずっと付きっきりで世話したんだろうな〜〜と感じるくらいには愛情深さを感じる - 38二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 19:52:16
宿儺「早く着替えろ」
虎杖「?部屋着に?」
宿儺「飯を食いに行く。まともな格好をしろ」
虎杖「……はあ?」
虎杖「こんな格好でよかったん?高そうな店だけど」
宿儺「どうでもいい。恥をかくのはお前だ」
虎杖「宿儺の連れの人が非常識って話になんだけど」
宿儺「どうせ個室だ。気にするな」
虎杖「…………なんでこんな…………」
宿儺「腹が減っただけだ」
虎杖「…………いいよ。俺、帰る。場違いだし」
宿儺「………………」
虎杖「自分で適当になんか作るから」
宿儺「ハー…ウザ…。……帰るか」
虎杖「はあ?なんなん?結局食うの家なの?」 - 39二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 19:54:23
宿儺「……(ポイッ)」
虎杖「(ドサッ)いってえ……俺荷物じゃないんだけど」
宿儺「…………小僧」
虎杖「あ?」
宿儺「(べキッ!)」
虎杖「〜〜っ!!かはっ…、……っぅ…にすんだよ…」
宿儺「不愉快だ。いちいち顔色を伺うなと何度言ったらわかる?」
虎杖「だっ…から、お前の自意識過剰…だっ、ての……」
宿儺「不満があるなら言え」
虎杖「じゃあ蹴ったり殴ったりすんな!!DVって言うんだよこういうの…ッ」
宿儺「殺す気は無い」
虎杖「蹴ってる時点で問題だっつーの……」 - 40二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 20:02:08
宿儺も宿儺で家族がいたことないから動揺してるんだろうな、身内に不器用なのはお互い様だ
分からないことだらけなのを諦めず少しずつ歩み寄って、やがて二人で一緒に歩み出すんだ…頑張れ2人とも - 41二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 20:30:39
宿儺「いちいち癪に障る…」
虎杖「んなら話しかけてくんな……。別に…裏梅さんとかとは上手くやってんだろ?ひとりぼっちな訳でもないんだしさ」
宿儺「……(ゲシッ)」
虎杖「うっ…ぐ……やめろって……」
宿儺「…………言いたいことは?」
虎杖「……なんなんだよ、ほんと…。……じゃあっ、そんな言うなら!!言ってもいいのかよ…っ」
宿儺「何をだ」
虎杖「…………言わねえ…」
宿儺「……(ドガッ)」
虎杖「あっ……ぐぅ……」
宿儺「俺は気が長くない。さっさとしろ」
虎杖「言わ……ない…………」 - 42二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 20:38:51
宿儺「あ?」
虎杖「言いたくない…こんなこと……お前にだけは……」
宿儺「今更呪いの言葉を吐こうとどうだっていい」
虎杖「…………っ、じゃあっ」
宿儺「…………」
虎杖「ここで、お前のこと責めて…ぶん殴って……傷つけたら……っ俺の兄ちゃん帰ってくんのかよ……」
宿儺「……はあ?」
虎杖「俺の…大好きな……優しい兄ちゃん…帰ってくんのかよ…!来ないだろ……。お前が悪いんじゃないって分かってる!!俺だって、お前と折り合いつけようと頑張ってんだよ…」
宿儺「…どういう意味だ」
虎杖「別に、宿儺がどう生きようと…関係ない…。宿儺がこれからをどう生きても人間の範疇でしかない。俺がいてもいなくても変わんねえよ」 - 43二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 20:41:45
宿儺「…………」
虎杖「ごめん、お前だって…避けられてムカついたんだろ…。でも…お前がどんな人間とか、そういう話じゃねえんだよ……」
宿儺「……チッ」
虎杖「あの日から…兄ちゃんに送ったLINEは二度と返ってこないし……塾が終わったらできるようになったこと報告して褒めてもらうこともないし、こっそり夜中におやつ買いに行ってくれたりとか、ご飯の時に学校の話聞いてくれたりとか…」
宿儺「…………」
虎杖「夏には……一緒に海に行こうねって言ってたのに…っ、車乗って、海沿い走って、一緒に泳いで……もう二度と行けない……っ」
宿儺「貴様……」
虎杖「……ごめん、言うつもりないとか言って…結局言ってんの最低だな……(グシグシ)」
宿儺「……やはり馬鹿だったか」 - 44二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 20:45:16
何となく思ってたけど虎杖やっぱこれ年の離れた優しい兄ちゃんにベッタリだったろ…
- 45二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 20:50:39
虎杖「………ちょっと1人にして欲しい」
宿儺「貴様は馬鹿だからわからんようだが……」
虎杖「……なに」
宿儺「(グイッ)乗れ。格好はなんでもいい」
虎杖「はあっ?おま…1人にして欲しいって……」
宿儺「なぜ俺が貴様の言うことを聞かねばならん。黙って座っていろ」
虎杖「…………わかった」
虎杖「…………」
宿儺「…………」
虎杖「……宿儺はさ」
宿儺「黙っていろ」
虎杖「……ん…………なんなん……」
宿儺「…………」 - 46二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 20:53:07
宿儺「着いたぞ」
虎杖「……海…………」
宿儺「貴様は阿呆だから分からんようだがな、海くらいいつでも行ける」
虎杖「…………海行きたいの夏だったんだけど」
宿儺「人混みは好かん」
虎杖「…兄ちゃんだったら俺が夏に行きたいって言ったら色々計画してくれるけどね」
宿儺「知らんな」
虎杖「…………カニいる」
宿儺「サワガニか。茹でて食うか」
虎杖「…可哀想。宿儺って食べることしか考えてないんだ」
宿儺「弱肉強食に負ける方が悪い。どうせ俺が食わなくても鳥にでも食われる運命だ」
虎杖「…………俺別に…海に来たかった訳じゃないし」
宿儺「あ?自分の言葉も忘れたのか」 - 47二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 21:18:09
虎杖「……国語の点数低そう」
宿儺「貴様は記憶力が悪いな」
虎杖「…俺は……兄ちゃんと…海に来たかったの」
宿儺「海に来たかったんだろうが」
虎杖「…………もういい」
宿儺「いちいち拗ねるな。鬱陶しい」
虎杖「……あのさ、もしかして元気づけようとしてくれた?」
宿儺「ハ?気色悪いことを言うな。馬鹿な貴様に現実を分からせてやっただけだ」
虎杖「まあそうだよな……。…………」
宿儺「…………小僧」
虎杖「?……!!がっ、」
宿儺「何度も言わせるな。……チラチラと顔色を伺うな」
虎杖「がぼっ、がぼぼっ、ぷはっ、や、やめっ……!!」
宿儺「貴様を見るとイライラする。1度死にかけねば分からんか?」 - 48二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 21:22:01
「兄ちゃん」が居なくなっちゃったって事実は下手すると4んじゃった…位の衝撃だったのなもしれない。悠仁からすると
でも宿儺の中では現世の「兄ちゃん」と己は延長線上の存在であり、最後の戦いでのやり取りなんかを噛み締めつつ、自分自身が悠仁の「兄ちゃん」で「家族」である事を受け入れて生きていこうとしているんじゃないかな?
ただ宿儺自身もそういう感情に不慣れだから、余りにも不器用が過ぎるだけで
宿儺の方から悠仁へ愛や情と呼べるココロが生まれているのはワクワクしかない - 49二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 21:48:38
虎杖「がっ……く、そ…(バキッ)」
宿儺「……チッ」
虎杖「はあっはあっ…バカスカ殴るだけじゃなくて窒息死、させる、気か……?」
宿儺「……いい度胸だな」
虎杖「マジで…なんなんだよ……。お前の攻撃痛えんだよ!!(べキッ)」
宿儺「ハッ…。貴様が軟弱なだけだ(ガスッ)」
虎杖「っ!!(ズサーッ)……ぅ……鼻折れるかと思った…」
宿儺「……小僧」
虎杖「……なに……」
宿儺「次不快な行動をしてみろ。本当に鼻を折ってやる」
虎杖「…………宿儺、将来子供持たない方がいいよ」
宿儺「あ?何の話だ」 - 50二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 22:19:24
虎杖「(つー…)うわ、鼻血出てきた……」
宿儺「……ハァ(拭き拭き)」
虎杖「…シャツ汚れるよ」
宿儺「どうでもいい」
虎杖「…………ねぇ、こういうのマッチポンプって言うんでしょ。宿儺のせいで鼻血出たのに」
宿儺「車を汚されるのが不快なだけだ」
虎杖「…………ねえ」
宿儺「なんだ」
虎杖「今日は疲れたからご飯作れない」
宿儺「…………」
虎杖「でも高いとこは緊張する。……ファミレスに行こうよ」
宿儺「……騒がしいところは嫌いだ」
虎杖「宿儺のせいで疲れたんだから言うこと聞いて(グイッ)」
宿儺「…………チッ」 - 51二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 22:29:46
店員「いらっしゃいませー。何名様ですか?」
虎杖「2人っす」
店員「こちらへどうぞ〜」
虎杖「ありがとうございます」
宿儺「……ガキの声がうるさい」
虎杖「ファミリーのレストランだもん。我慢我慢」
宿儺「不味かったらこの店を潰す」
虎杖「やめてよ物騒なこと言うの。まあ宿儺の舌に合うかはわかんねーけど…値段とのコスパとか評価しろよな」
宿儺「不味い時点でコストパフォーマンスはゼロだ。評価のしようが無い」
虎杖「お前ね…。あーあ、……結局、兄ちゃんとファミレス一回も行かなかったな」
宿儺「…………」
虎杖「焼肉とか連れてってくれたからさ。俺も…兄ちゃんといる時は背伸びしちゃってなんかちょっとでも大人の食いもんリクエストしちゃってさー…」 - 52二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 22:33:47
あ〜いい
とても良い
愛情を暴力で出力してしまう宿儺の不器用さとか
それを不器用な愛情と受け止めつつも、もうあの頃の優しい愛情を注ぐ兄はいなくなった喪失感と戦う虎杖も
悪人がいないからこそ悲しい - 53二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 22:37:25
悠仁偉すぎるな……何とか現実を飲み込もうとしてちゃんと努力してたのに殴られたのほんと
これ相当悲しかったんじゃないかな
兄ちゃんがいなくなり宿儺になって、初めて殴られたその時が、優しい兄ちゃんと宿儺は別人であると決定的に自覚させられたんじゃないか
兄ちゃんは寧ろ弟の為に人に殴り返す人だったっぽいし、悠仁を殴ったことなんてなかったんだろう
それが宿儺に殴られたことで、ああ本当にいなくなったんだなって
兄ちゃんへの思いの丈を泣いて零す悠仁の心境を考えると、うーんすごい切ない……
何が悲しいって、悠仁を殴るなんてことは宿儺にとっては当たり前すぎて何気ない、取るに足らないことなんだろうという点
兄ちゃんが兄ちゃんであることが大事だったのに……
ここからどうなる虎杖兄弟
宿儺はまるで自分のことを兄とは別人のように話してくる小僧をどう思うのか
なぜ俺は苛ついている…? - 54二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 22:43:13
宿儺に殴られる度にただただ悲しい悠仁と、殴る毎にもっとイライラしてしまう兄弟のすれ違い…良い
悠仁はさあ、宿儺に殴り返せるのかな… - 55二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 22:55:10
宿儺としてはこれまでと同じ兄弟の延長線上(しっかり情を持っている)のに、虎杖にとっては全くの別人
なんなら宿儺によって失われた関係性になるのが物悲しいな
まあだからこそ虎杖はそれを宿儺に言うつもりはなかったんだろうけど
すれ違いっていうよりお互い感覚の擦り合わせに苦しんでる - 56二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 23:02:16
宿儺「……高い肉が好きなのかと思っていた」
虎杖「え?……俺舌バカだし、高い肉も安い肉もわかんねえよ。ただ…高い店は緊張するってだけ」
宿儺「…貧乏人が」
虎杖「今は同じ家計でしょ。俺が貧乏人なら宿儺だって貧乏人だろ」
宿儺「小遣いで生きている学生ごときが口答えするな」
虎杖「ふーん…元最強の術師様は今は社会人マウントとか取るんだ?宿儺のファンが聞いたらガッカリするだろうなー」
宿儺「あ?」
虎杖「冗談だよ、冗談。そんな短気で店の店長とかやっていけんの?」
宿儺「オーナーだ。阿呆が」
虎杖「……オーナーも店長も変わんねーだろ、多分」 - 57二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 23:14:31
宿儺からの精一杯のデレが尽く空回りしてるの正直に申し上げると大好き
小僧じゃなく弟の涙を見た瞬間に心の揺らぎはあってくれるかな - 58二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 23:20:01
少しずつ関係性を築き上げていくのかな
でも軽口叩き合えるようになったみたいで良かった - 59二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 23:20:31
宿儺「……(むちゃ…)不味い」
虎杖「しー!周りに聞こえるから!!」
宿儺「小僧貴様こんなものを好んで食べていたのか?それともただの嫌がらせか?」
虎杖「俺の好きな食いもんなの!こういう安い味が舌に合うんだって」
宿儺「…………貴様がそんな発言をした記憶はない」
虎杖「……兄ちゃんの?……兄ちゃんは俺のヒーローだもん。ヒーローの前でかっこ悪いこと言えないよ」
宿儺「…………(むちゃ…もぐ…)」
虎杖「口に合わないなら無理して食べなくていいよ」
宿儺「黙れ。いい加減貴様は俺に命令できる立場ではないことを理解しろ」
虎杖「……気使ってやってんのに」
宿儺「ハッ、見上げた博愛だな。貴様はいつ鼻をへし折られるかの心配だけをしておけ」 - 60二次元好きの匿名さん25/11/30(日) 23:39:09
兄ちゃんエピソードもっと聞きたい、悠仁ー!もっと自慢してくれー!
そりゃレストラン経営してる大好きな兄の前で高い店よりファミレスのが口に合うなんて言えないよな
でも兄ちゃんはきっと察してくれてる部分はあったんだろうなーとお兄さんのことを何も知らないスレ民ながらも思えちゃう
きっとこれからも兄ちゃんは兄ちゃんで宿儺は宿儺なんだろう
15の弟相手にすぐ手が出る不遜なDV野郎だけど、それでも今目の前にいるのはそんな不器用な兄貴である宿儺なんだ 兄ちゃんが戻ってくれるなら越したことはないかもしれないけど
何にせよ殴り合いでも何でもして、二人してちゃんと折り合い付けられることを願ってるよ
魂の寄辺はお互い足引っ張り合ってるくらいが調度良いから - 61二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 04:13:44
宿儺がいとも簡単に悠仁に暴力を振るうように、悠仁もそれに対応して「痛ッ、てえんだよ…!あーもう!オマエほんと嫌い」って簡単に言ってみせると、宿儺は拳をやり返されるよりもガツンとした衝撃を受けてちょっとフリーズしそう、っていう互い違い具合で好き
- 62二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 12:04:18
すっくんは寄り添おうとしてるような…してないような…
- 63二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 18:02:39
家族とのすれ違いが思春期って感じだ
このご家庭の場合はもっと根深いけど… - 64二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 22:05:56
虎杖「そしたらお前の車ん中血濡れにしてやっから」
宿儺「殴り返してくるくらいの気概はあると思っていたが見込み違いだったか?」
虎杖「……何お前、殴られたいの?」
宿儺「馬鹿が」
虎杖「お前が言葉足らずなんでしょ」
宿儺「随分口が回るようになったなあ?先程まで訳の分からない妄言で泣き喚いていたくせして」
虎杖「…………あのさ」
宿儺「なんだ」
虎杖「今日のは……許さないから」
宿儺「あ?」
虎杖「この前殴ったのは…許したけど、今日のは、蹴ったり殴ったり海に沈めたり…すっげー痛かったし…許さないから」
宿儺「ハッ…そもそも許す許さないの土俵から語ることが不愉快だ」
虎杖「別に……俺の気の持ちようだよ。……ほんとは…あんまお前と喧嘩とかしたくなかったんだけど」 - 65二次元好きの匿名さん25/12/01(月) 22:25:47
宿儺「…………小僧」
虎杖「………………」
宿儺「やはりここで鼻をへし折ってやろうか?」
虎杖「やだ。騒ぎになる」
宿儺「俺は構わんぞ」
虎杖「やだよ。宿儺が問題起こして……兄ちゃんの大事な店…潰れたらどうすんの」
宿儺「………………(ガッ!)」
虎杖「(ガシャン!)!!!ぅぐっ!!」
店員「!?お、お客様!?」
宿儺「ハァ…貴様はどこまでもつまらんやつだな」
虎杖「ぃ……つぅ……すんません、ちょっとエスカレートしちゃって…もう出るんで」
店員「お客様…血が……」
虎杖「あ、ただの鼻血なんで大丈夫っす」
宿儺「……小僧、これで払っておけ」
虎杖「…………(ゴシゴシ)金出すんなら自分でやれよ」 - 66二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 00:19:31
あーーー
虎杖は悪くない
悪くないんだけど、やっぱつれえわ… - 67二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 00:35:07
まだ若いだろうに大好きな優しい兄が実質他人な上DV野郎になっても歩み寄ろうとする虎杖優しすぎる
- 68二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 01:44:52
宿儺も小僧が自分を兄として見てないことに薄々気づいてるのでは…切ねえ〜〜、好きだよ期待
大好きな兄ちゃんと余りに突然の別れすぎて弟かわいそう
今は宿儺がいて色々忙しないから寂しさは誤魔化せてるけど、一人の時間が長くなったに時にもう二度と、二度とってぐるぐる考えてない…?大丈夫?
いやだって自分の身内がある瞬間前触れもなく突然いなくなって、未来永劫別人になりガワは同じなのにもう二度と本人に戻らないと思うとすごい怖くて悲しくないか…顔合わせることすら無理だと思うわ
まあ虎杖は百折不撓なんだろうけどさ - 69二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 09:34:40
虎杖「…………ん……(モゴモゴ)」
宿儺「おい、グズグズするな」
虎杖「(モゴ…)ぅ……(ぺっ)……うわっ、歯抜けたんだけど」
宿儺「…………」
虎杖「えぇ〜これ刺し直したらなんとか戻んねえかな…無理だよな……」
宿儺「知らん。医者に行け」
虎杖「…………宿儺は不満があるなら言えって言うけど、俺だって不満があったら言ってくれないと分からない」
宿儺「…………」
虎杖「急に殴られると…痛いし悲しい。…………別にいいけどさ」
宿儺「……あえて言うなら」
虎杖「?」
宿儺「そういうところだ」
虎杖「…………?」
宿儺「使え。口の中は止血しろ(ぽいっ)」
虎杖「………やっぱマッチポンプ……」 - 70二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 09:38:04
釘崎「うわっ、虎杖交通事故にでもあったの?」
虎杖「あは…まあ、うん……」
釘崎「ちゃんと慰謝料とった?ガッポリ取ってやんのよ、そういうのは」
虎杖「……治療費は出してくれるよ」
釘崎「はぁ〜?そんなの当たり前でしょ?誠意を見せろって話よ誠意!!」
虎杖「……ごめん釘崎、交通事故にあったのは嘘。……ほんとは喧嘩したんだ」
釘崎「……また前の?」
虎杖「うん。もう会う度に大喧嘩!短気にも程があんだよな」
釘崎「アンタにそんな怪我負わせるなんて中々やるわねそいつ」
虎杖「……俺が会ったことあるやつの中で…1番強いよ」
釘崎「えっ、アンタの兄貴より!?」
虎杖「うーん…兄貴は優しいから……よーいドンで戦ったら負けちゃうかも」
釘崎「げぇ〜そんなん地球にホイホイいていい人材じゃないでしょ」 - 71二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 17:56:58
兄ちゃんの前では格好つけて大人っぽい高い食べ物が好きなフリしてた虎杖
兄の頃の記憶から高い肉が好きだと思って高い店に連れて行った宿儺
うーんこの - 72二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 19:02:11
宿儺「(ガチャ)帰ったぞ」
虎杖「………………(モグモグ)」
宿儺「……おい小僧、無視するな(ゲシッ)」
虎杖「……(チラッ)……なに、おかえりって言って欲しいの?」
宿儺「…………(ギロッ)」
虎杖「…………おかえり」
宿儺「フン……(スタスタ)」
虎杖「お前は無視すんのかよ!」
宿儺「小僧ごときが俺をコントロールできると思うな」
虎杖「はあっ?」
宿儺「…………」
虎杖「…やっぱ意味わかんねー…(ゴロン)…」
虎杖「…あ、兄ちゃんに貰ったグミもう無くなっちゃった。……あーあ……」 - 73二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 20:31:41
虎杖「…………あのさ」
宿儺「…………」
虎杖「宿儺、あのさ……」
宿儺「…………」
虎杖「あのさ!!」
宿儺「煩い」
虎杖「……聞こえてんなら返事してよ」
宿儺「………で?なんだ」
虎杖「……もしもさ、俺の事殴ってちょっとでも申し訳ないって気持ちがあるんだったらさ……」
宿儺「…………」
虎杖「5分だけでいいから……黙って隣にいて欲しい」
宿儺「……フン、好きにしろ」
虎杖「ん……」 - 74二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 20:42:25
宿儺「…………」
虎杖「……兄ちゃん、俺……」
宿儺「傷口が化膿している。まともに処置もできないのか?」
虎杖「……黙って隣にいてって言ったよな」
宿儺「生憎申し訳ない気持ちがないからな」
虎杖「好きにしろって言った!」
宿儺「好きにしろという言葉に了解するという意味は無い。よほど頭が軽いんだな」
虎杖「……はあ、……もういいよ。宿儺が相当ガキなのは分かったから」
宿儺「クソガキが」
虎杖「はあ?じゃあそのクソガキと口喧嘩してるお前はなんなん?」
宿儺「あ?」
虎杖「…………(キッ)」 - 75二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 21:16:53
宿儺「…貴様………(スッ)」
虎杖「!(殴ってくる!)」グッ
宿儺「………………」
虎杖「…………?」
宿儺「……チッ、興が冷めた」
虎杖「?宿儺……?」
宿儺「5分だけ黙っていてやる。好きにしろ」
虎杖「……何急に」
宿儺「…………(ゴロン)」
虎杖(寝転んだ……宿儺がのんびりしてる……)
宿儺「………………」
虎杖「……隣、座るからね」
宿儺「…………」
虎杖(……マジで黙ってくれてる…そんなことあるんだ…………)
宿儺「……(ギロッ)」
虎杖(睨みつけては来るんだ……) - 76二次元好きの匿名さん25/12/02(火) 22:31:30
悠仁が兄ちゃんをよく思い起こすように、宿儺も小僧の前にコイツは弟であると後ろ髪を引かれる気持ちはあるのかな
小僧はどうでもいいはずなのに、その前に弟だから悲しい顔は見たくないしさせたくない、そんな思いがあるのも事実
全く小僧もこんな事考える自分も鬱陶しい事この上ないな、的な
まあ殴っちゃいますけど
少なくとも揺れ動いてはいそうだし、うーんどっちつかずな2人の行方が気になる - 77二次元好きの匿名さん25/12/03(水) 07:21:07
この不器用さがたまんねえなあ!
- 78二次元好きの匿名さん25/12/03(水) 16:58:36
不器用すぎてすれちがってるーーーーーーー!!!お互い不器用だ…
- 79二次元好きの匿名さん25/12/03(水) 23:35:02
スレタイのグミ、大事なアイテムだったのか
- 80二次元好きの匿名さん25/12/03(水) 23:45:21
お兄ちゃんが最後に残したグミも無くなっちゃったね...
- 81二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 06:38:58
☆☆
- 82二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 06:48:55
虎杖「……手、触る」
宿儺「……………………」
虎杖「……兄ちゃんの手、おっきくて安心するから好き」
宿儺「…………(イライラ)」
虎杖「いつも俺の事守ってくれて……無愛想だけどすげー優しいんだよ」
宿儺「………」
虎杖「………(にぎにぎ)」
宿儺「………………」
虎杖「……兄ちゃん、あのね、俺もう大丈夫だから」
宿儺「…………」
虎杖「だから頑張ったら…また好きなお菓子買ってね」 - 83二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 06:49:56
宿儺「…………」
虎杖「……よし。満足した!……宿儺もさ、別にさ…俺じゃなくてもいいけど…誰かを守れるようになってくれるといいなって思ってる」
宿儺「…………」
虎杖「なんて…上から目線で言われてもウザイか」
宿儺「……」
虎杖「…うし、ありがと、もう俺行くね」
宿儺「…………小僧」
虎杖「?」
宿儺「……逃げるなよ」
虎杖「………………また明日ね(パタン)」
宿儺「……フン」 - 84二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 06:55:19
虎杖「…………」
伏黒「虎杖、またどっか分からないのか」
虎杖「……うん」
伏黒「また国語か?」
虎杖「うーん……うん。でも自分で考えるから大丈夫」
伏黒「…………珍しいな」
虎杖「えっ、そんな珍しい?」
伏黒「いや……お前が自分で考えないってわけじゃねえけど…いつもはもっと頼ってくるだろ」
虎杖「……甘えてばっかじゃダメかなって」
伏黒「俺は……別にいいぞ。自分でやれとは思ってるが…頼るなって意味じゃない」
虎杖「?矛盾してない?」
伏黒「してない。最終的にはお前がやれ。でも途中で教えるくらいならいつでもできる」
虎杖「……うん。……あのさ、なんかこの辺で…住み込みで働ける場所とかない?」
伏黒「…………は?」 - 85二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 08:07:54
家出ようとしとる!!!!
- 86二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 12:06:01
虎杖「……(ゴソゴソ)」
宿儺「小僧、何をしている」
虎杖「…………ちょっと、伏黒んちに泊まることになって」
宿儺「………………」
虎杖「あ、小遣いちょっとだけ前借りしてもいい?伏黒と美味いもんでも食おうかなって」
宿儺「……小僧」
虎杖「おもっ…て…………」
宿儺「…………」
虎杖「……ごめん、手持ちでやりくりするわ。いつも小遣いも宿儺が払ってくれてんのに…ごめん」
宿儺「……(ゴッ)」
虎杖「ぅぐっ…お前マジすぐ手出るのやめろって…」
宿儺「……謝るな。顔色を伺うな。何度言えば分かる」
虎杖「…………ごめん」
宿儺「ハァ……それで?」
虎杖「?」
宿儺「いつ戻る」
虎杖「……あ、明日、とか」
宿儺「そうか」
虎杖「……う……うん」 - 87二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 12:10:33
伏黒「虎杖、なんで傷増えてんだ」
虎杖「近所の通り魔に殴られた」
伏黒「物騒だなお前の近所」
虎杖「見た目ほど痛くねえよこれ。普通に見えるところ殴ってくるから目立つだけで」
伏黒「…………虎杖、お前……」
虎杖「?」
伏黒「……例えばだが…実は親戚を名乗る怪しいヤクザに住み着かれてんのか?最近変だぞ」
虎杖「親戚を名乗る怪しいヤクザ……」
伏黒「お前の兄貴はどうしたんだよ」
虎杖「……兄ちゃんはちょい忙しくて…俺に構ってらんねーみたい」
伏黒「お前が言うなら一旦通り魔ってことにしてやるけど…なんかあったら言えよ」
虎杖「うん、ありがと伏黒」 - 88二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 12:12:44
兄ちゃんはもう…
- 89二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 12:16:48
伏黒「んで、プチ家出決行してこれからどうすんだ」
虎杖「仕事でも探そうかなーって、高校は…どうしよう」
伏黒「…………奨学金の手続きとかくらいなら手伝える」
虎杖「奨学金かあ…俺頭悪いからなあ」
伏黒「……とりあえず今日は泊まってけ。腹減っただろ」
虎杖「ごめん伏黒、迷惑かける……」
伏黒「お前の日頃の行いだろ」
虎杖「伏黒…………」
伏黒「荷物少ねぇな」
虎杖「あー、一日分に見せかけようとしたらあんまもって来れなくて」
伏黒「……見せかける?」
虎杖「に、兄ちゃんが心配するかなって……」
伏黒「お前の兄貴忙しいんじゃなかったのか」
虎杖「え、えーと…それは……たまたま家にいて……」 - 90二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 12:27:34
伏黒「お前な……」
虎杖「……う、隠し事ばっかでごめんだけど…あんま深く聞かんで欲しい……」
伏黒「……いつか話せよ」
虎杖「うん、ありがとな」
伏黒「とりあえず怪我治るまではうちにいろよ。金なら気にすんな」
虎杖「ば、バイト頑張る……」
伏黒「別にいい。…ちなみにお前じゃなかったら追い出してるからな」
虎杖「ん、さんきゅ!伏黒!」
伏黒「……フ、中入れよ」
虎杖「応!お邪魔します!」 - 91二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 17:25:49
うおおおお続き待ってました
金稼げるようになったら出てくって事前に言ってたし、ちょっと一人で暮らすだけで扶養には入ってるだろうから…逃げではないな!ヨシ!
>「……宿儺もさ、別にさ…俺じゃなくてもいいけど…誰かを守れるようになってくれるといいなって思ってる」
「なんて…上から目線で言われてもウザイか」
「…うし、ありがと、もう俺行くね」
今の所これが悠仁が宿儺に対して発した最後の本音で、後は全部嘘しか吐いてないの何とも言えねえ〜〜めちゃくちゃ良い、兄ちゃんとお別れできたからさよならは済ませたな
宿儺の気持ち?さあ…向こうからも歩み寄らないと無理じゃないすか、悠仁はちゃんと努力してたよ
宿儺も精一杯見せてるかもしれんけど、それ一般的には最低限ですらないのよ
あと伏黒も悠仁も良い友達持ったな……
雰囲気まじで好きです、どう転んでもお互いスムーズに和解しないんだろうな
支援
- 92二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 17:51:21
釘崎も伏黒もこんなに兄貴はどうしたって聞いてくるってことは、相当弟思いの情の深い良い兄ちゃんだったんだろうな
ま、もういないんですけど - 93二次元好きの匿名さん25/12/04(木) 19:14:17
人の心定期
- 94二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 00:54:37
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- 95二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 01:00:33
散々殴ってきて泣かされた宿儺のそれと同じ手を握って、「いつも俺の事を守ってくれる優しい手」と評しながら自分ではない兄に向けて語りかける弟の悲しさよ
二人とも大分お労しいな…そしてあれだけ殴ったのに優しい手呼ばわりされた宿儺の心境や如何に 本当に兄と同じ存在として見られてないこと突き付けられてるけど
まあ最初は兄弟の延長っぽかったのに、今やどうしようもなくただの宿儺と悠仁が兄弟の真似事してるみたいになってるから…お互いこんなに近いと苦しいだろうね
一旦離れるのも"アリ"じゃないか - 96二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 07:38:18
前世の宿儺が悠仁と相容れなかったから余計に拗れている…!!
- 97二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 12:18:26
津美紀「悠仁くん手伝ってくれてありがとう!お客様なのにごめんね」
虎杖「いやいや!こちらこそ急にお邪魔しちゃってすんません!」
津美紀「ううん、恵がお友達紹介してくれるなんて初めてですっごく嬉しい!」
伏黒「……おい、余計なこと言うな」
津美紀「えー?めってば今までお友達が中々できなくてね……」
伏黒「作らなかっただけだ」
津美紀「こんな強がっちゃって(クスクス)」
伏黒「…………」
虎杖「……仲良しなんだな、伏黒んち」
伏黒「あ?仲良くねーよ」
津美紀「そうそう!仲良しなの!」
虎杖「いいなあ…………」 - 98二次元好きの匿名さん25/12/05(金) 12:23:47
伏黒「?お前んちも……、あ、…………いや、何でもねえ」
虎杖「……ごめん、伏黒」
伏黒「いや、悪い。…変なこと言いそうになった」
津美紀「?」
虎杖「……片付けんのも俺手伝うんで!何したらいいっすか?」
津美紀「恵にやってもらうから大丈夫だよ」
伏黒「俺かよ。めんどくせえ」
津美紀「そんなこと言って手伝ってくれるんでしょ」
伏黒「……まあこれくらいはな」
虎杖「伏黒」
伏黒「?」
虎杖「いい姉ちゃんだな」
伏黒「………………まあ」
津美紀「……えっ、恵今私のこといいお姉ちゃんって言った……!?嘘……!?」
伏黒「…………」
虎杖(照れてる……)