- 1二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 23:27:50
ダイナレスラーたちのエッチな妄想について語るスレです。
シチュや設定投下、他の方のSSもお待ちしております。
過去スレ↓
【閲覧注意】俺「ハァハァ……パンクラトプス……パンクラトプス……」|あにまん掲示板まだ目覚めないパンクラトプスの布団に潜り込み、股間に顔を埋める。早朝の生理現象による固い感触と一晩かけて熟成された雄の臭いが布団という密閉空間で俺を狂わせる。その生暖かい空気を思いっきり吸い込み、極太…bbs.animanch.com【閲覧注意】ダイナレスラーシコスレ|あにまん掲示板需要があったようなので建て直しました。前スレのダイナレスラー全員同居設定でもいいかなとパンクラに限定しない感じのスレタイに。シチュや設定投下、他の方のSSもお待ちしております。前スレ↓https://…bbs.animanch.com【閲覧注意】ダイナレスラーシコスレ3|あにまん掲示板ダイナレスラーたちのエッチな妄想について語るスレです。通算3スレ目になるのでナンバリングはそっちに合わせました。シチュや設定投下、他の方のSSもお待ちしております。過去スレ↓https://bbs.a…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん22/05/15(日) 23:28:26
- 3ガチムチダイナレスリング22/05/15(日) 23:29:08
大変お待たせしました
俺くんtfシチュ投下します - 4ガチムチダイナレスリング22/05/15(日) 23:30:42
丁寧に尻穴を舐められる。
下半身にじんわり広がってゆく性感に全身が熱を帯び、思わずため息が出る。
「ホント、パンクラトプスってお尻感じやすいよね」
指先が挿入され、舌先で解された地点より更に奥深い場所を弄られる。
陰嚢に吸い付き舐め回しながら、弛緩した肛門に新たに指を挿れ、二本目、三本目と増やしながら奥へ奥へ。
「痛くない?」
「ああ、大丈夫だ……もっと頼む」
その声に応える様に指先で胎内をかき回せば抵抗なく肉壁が広がっていくのが自分でもわかる。
挿入される指も四本目、五本目と増えて更なる奥へ……
「えっ?」
五本目……五本目!?
快感を享受するため集中しようと閉じていた瞳を開き、視線を下半身に向ける。
直接肛門を視認できるわけではないとはいえ、明らかにアイツの肘の位置がおかしい。
恐怖に引き攣る俺の顔を余所に、ぐぽぐぽと卑猥な水音を響かせながら拳を前後させ始めた。
「おおー、入った入った」
「何やってんだお前!?」
「何って、フィストファ◯クだけど?」
痛みもない、抵抗もない、むしろしっかりと気持ちいい。
それが怖い。 - 5ガチムチダイナレスリング22/05/15(日) 23:32:13
「んー、これはガバガバ」
「お前がそうしたんだろうが!?」
「でも俺の短小じゃ満足できないみたいだったし……」
「満足してたよ!? いや俺の身体どうなっちゃったの怖いんだけど!!?」
「拳が通ったっていっても元の体格が違うんだから精々『これは遊び慣れた尻ですねー』ってお医者さんから言われちゃう程度だよ」
「それって取り返しがつかないやつでは……」
「大丈夫大丈夫、まだ全然締まる」
拳を抜いてもらって尻に力を入れれば確かに開きっぱなしにはならずに済んでいるようだ。
とはいえ何かの拍子に日常生活で緩むのではないかという恐怖感が抜けない。
「そりゃパンクラトプス自身の拳が入るならオムツ生活かも知れないけど、それ基準にすれば指三本に余裕が足されたぐらいだと思うよ?」
「なんか聞き慣れない不穏なワードがあったような……」
「フィストファ◯ク極めるとオムツが手離せなくなるらしいね」
「やめろおおおお!! これ以上不安を煽るなあああああ!!!」
「お尻で遊び始めると拡張楽しくなるもんなんだけどな普通は」
「ホモの常識をさも一般常識みたいに語るのいい加減辞めてくれねェかな!?」
「ごめんごめん、でも実際拳が入るようになっちゃった以上はもう何言っても今更じゃない?」
悪びれる様子もなくそう言い放つ馬鹿に頭を抱えるが現実は確かにそうかも知れない。
結局諦めて受け入れることにした。
せめて気持ち良くならなきゃやってられない。 - 6ガチムチダイナレスリング22/05/15(日) 23:33:28
内臓を押し広げる異物感をそのまま快感に変換する作業は慣れたもので、抜けない恐怖感さえ無視すれば拳に犯される現状は新鮮かつ心地よい。
悦びに先走りを吐き出し続ける鈴口を啜られながら拳を抽送されれば堪らず絶頂してしまった。
射精が始まっても腕も口も止めることなく、精子を飲み干しながら尻の内側から拳を前立腺に抉り込み絞り尽くそうとしてくる。
こんなことをされて多幸感に満たされしまう俺も、もう他人を変態呼ばわり出来ないぐらい極まってしまってはいまいか。
そんな想いを裡に秘めながら長い吐精が終わりを告げた。
「ふぅ、ご馳走様」
「どんだけ好きなんだよお前」
「パンクラトプスの子種で胃が満たされる感覚、最高……」
「いや流石に胃を満たす量は出せない……出てないよな?」
「でも相当な量が出されたのは事実で、今の俺の腹にはパンクラトプスのDNAがたっぷり詰まっているわけですよ」
「気持ち悪い言い方すんなよ……」
「そこでこの薬を飲みます」
「は?」
そう告げて既視感のある、やたらとカラフルで如何にも体に悪そうなカプセル薬を躊躇なく飲み込んだ。
止める暇もなく一連の行動が終わってから既視感の正体に気づく。
「おい、まさか……」
「恐竜族モンスターに他の種族のDNAを取り込ませて大型恐竜への進化を促す『究極進化薬』」
「そんな薬があるなら、逆に他の種族に恐竜のDNAを取り込ませる薬があっても不思議じゃないでしょ?」
そう笑いかけてきた瞳が爬虫類の縦に細長い瞳孔へと豹変した。 - 7ガチムチダイナレスリング22/05/15(日) 23:34:29
「ぐっ……ああ……ああああああッ!!」
「おいっ! 大丈夫か!?」
どこか歓びに歪んだ表情のまま、堪え切れぬ苦痛に聞いたこともないような咆哮を上げる。
当たり前だ、なんでそう簡単に自分の肉体の改変なんかに手を出したんだ。
思わず掴んだ肩は異常に熱く、正常な筋肉の動きとは異なる蠢動を皮膚越しでもはっきりと感じる。
ミシミシとレスラーにとって聞き慣れた骨が歪む音が、だからこそ致命的にそれとは違うとわかってしまう異音が大きくなる。
「GRUUUUUU……..RUAAAAAOOOOOOO!!!」
心臓の鼓動のようなドクン!と跳ねるような音と共に肉体が膨れ上がり、少しだけ収縮するが元の大きさには戻らない。
それを何度も繰り返して、その度に引き伸ばされた骨が体のシルエットを変え、膨らみすぎた筋肉に耐え切れず裂けた皮膚の下からは鱗が覗き始める。
下半身に至っては膝も骨盤も人間の本来在るべき位置からかけ離れ、剰え太い尾さえ伸長している。
横幅を広げていく下半身とは逆に上半身は背骨が一節一節毎に伸びているのか急激に上背が高くなり俺の体格さえ超えてしまった。
思わず手を離し、ベッドの上で後ずさる。
目の前の存在への心配よりも、自らの身を案じる恐怖感が強い。
終に変化は頭部にまで及び、骨が張り出し置き去りにされた眼窩がまるで瞳が小さくなっていくように錯覚させるが、眼球そのものの大きさは変わらず頭部が異様に巨大化しているだけだ。
頭髪が抜け、脱皮するように細片と化し剥落していく皮膚の下から現れた鱗に全体が覆われ、唇は硬質な嘴に、鼻先と眉山からは骨太な角が生え、後頭部にはフレア状に骨板が反り返り広がっていった。
形状が人間のそれから完全に逸脱して尚膨脹を続けた肉体が、やっとその姿を定める。
機能美を損なわぬまま肥大化した筋肉から排熱するように放たれた熱気は、蒸気と化す汗に陽炎さえ幻視する程で、この密室の気温が上昇してしまったようにさえ感じる。
そこには見慣れた筈のトリケラトプスの恐竜人の姿があった。 - 8ガチムチダイナレスリング22/05/15(日) 23:36:09
余りの展開に固まってしまった俺に、変化した自分の肉体の動かし方を確認するようにゆっくりと動きで迫ってくる怪物。
自分の身を差し置いてあんまりな言い様と思われるかも知れないが、他にどう表現すればいいのか。
理性が吹き飛んだようにしか見えないそれを、かつての恋人と同一視などできようものか。
異様、恐怖、狂気、無理解。
負の感情に支配された俺の両肩を怪物が無遠慮に掴み押し倒される。
「──────GORRRRRRRRRRR!!!!」
「おい、嘘だろ…………」
体格でも筋力でも抗えぬその存在に半ば拘束された上で、股間に屹立した巨大な肉の凶器の存在を認めてしまった。
押しとどめようとする太腿を力尽くで割り、先端が肛門に触れる。
太さも長さも俺自身のモノを凌駕するそれが、一気に根元まで挿入された。
痛みはなかったが、強烈な内臓の圧迫感と無理やり雄に犯された恐怖心が脳を苛む。
わずかに残った理性が異臭を感じ取れば、その元が恐怖と物理的に臓器を圧迫されたことで漏らした自分の尿だと知れた。
怖い、怖い、怖い──────
愛し合っていた筈の想い人の変質が怖い。
抵抗も許されず雄に陵辱されるのが怖い。
これから想起されるあらゆる展開が怖い。
大の大人がみっともなく涙を流し、嗚咽を漏らす。
絶望と諦観の底に沈んだ顔が、恐懼すべき嘴に喰らい付かれた。 - 9ガチムチダイナレスリング22/05/15(日) 23:37:30
自分より一回り巨大な体躯による口吸いは捕食行為と表現して遜色ない。
固く嘴を閉じて僅かながらの抵抗を示せば、直交するように深く深く喰らいつかれ鼻先が丸ごと咥内に埋められた。
息ができない、苦しい。
酸欠に喘ぐ脳が機能を低下させ、限界直前で解放された嘴を大きく開き、生存本能のままに新鮮な空気を取り込む。
その隙を逃さず嘴同士が噛み合わされ閉じられないよう固定され、舌先が挿入された。
口腔内を蹂躙する柔らかくも力強い舌の筋肉の動きに抗えず、お互いの唾液を混ぜ合う中で鼻から抜ける呼気だけがやけに大きく聞こえた。
下半身の抽送も止まらず、強.姦される恥辱と恐慌が快楽と愉悦に塗り替えられていく。
堪らず精液を漏らした。
絶頂の痙攣に刺激を得た尻を貫く肉の巨槍も限界に達したようで、腸内に大量の体液を吐き出してくる。
巨大な異物感にやっと慣れた腸管を改めて責め苛むほどの量に、腹筋が内部から引き伸ばされ膨らむ様子を見てしまい唖然とした。
嘴が離され逸物が引き抜かれれば、腹筋の形状を元通りにしながら栓を抜かれた尻から満ちていた白濁を垂れ流すのが見ていなくても感触でわかる。
息を整えて、あらためて眼前の顔を真正面から見据えた。
視線と視線がぶつかり、しばらくそうしていれば僅かに向こうの表情が変化する。
構わず視線を送り続けてやれば、気まずそうに視線が泳いだ。
「テメェ……全然理性吹き飛んでなんかいないんだろ?」
思いっきり怒気を孕ませてそう喝破してやれば俺の身体の上から跳ね退きそのまま土下座してきた。 - 10ガチムチダイナレスリング22/05/15(日) 23:38:23
思い返せば恐怖はあったが痛みはなかった。
力尽くで無理やりにも関わらず、痛みだけは無いようにという配慮が常にあったのだ。
箍が外れ本能のままに犯そうという相手をそう中途半端に思いやることなどあり得ないだろう。
「怖がる様子が可愛すぎて調子こきました!! ごめんなさい!!!」
「謝って済むと?」
「すまないでしょうけどまずは謝意をですね……」
「お前がその身体になってひとつだけ良かったことがある」
「えっ」
「思いっきりぶん殴っても死にはしない」
ゴキゴキと拳を鳴らしながらそう言い捨てた。
常軌を逸した怒りの臨界点は何故か表情を微笑みのそれにする。
対照的に表情を引き攣らせながらもやらかした自覚から受け入れようと正座する馬鹿。
「下手に動いたり力んだりすんなよ」
思いっきり振りかぶり、弓のように撓った筋肉と骨がミシミシと音を立て、溜めた力を解放してやれば脳天に拳が落ちる衝撃音が部屋中に轟いた。 - 11ガチムチダイナレスリング22/05/15(日) 23:39:18
「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」
「気絶してないな、よし」
「えっ、まさか」
「もう一発!!!」
「ぐえっ!?」
とはいえ、相手は素人だし本気の本気でこの堅牢な頭蓋骨に拳骨をくれてやればこちらの身体も無事ではすまないのでそれなりに手を抜いてはいる。
指示通りに粛々と拳骨を受け入れたおかげかこの馬鹿にも痛みと衝撃以上の後遺症などは見られないようだ。
涙目で頭を抱えている、ざまあみろ。
「あ、でも本気で怒ってもらえて遠慮なく殴ってもらえるのもそれはそれで嬉しいかも……」
「素直に反省せんか馬鹿」
溜息を吐きながら自分よりも分厚く逞しくなってしまった胸板に頭を寄せる。
「本当に怖かった……お前が変わってしまったことも、無理やり犯されたことも」
「ごめん……」
「お前がお前のままで本当によかった……でも男の身体に迫られるのは本当に怖いんだから二度とああいうことするな」
「本当にごめん……あと、パンクラトプス」
「どうした?」
「おしっこ臭い」
「漏らしたのお前のせいだし、あと今まで散々精液塗れになっときながらそれいう?」
「とりあえず片付けてシャワー浴びよっか」
「そうだな、ところでいつ戻るんだその身体」
「さあ?」
まあ二度と戻らなかったところで中身が変わらなければ問題はない……いや、毎回あの太さを受け入れるのはキツいかも知れない。
でもその程度で済むぐらいなら大丈夫かなと、二人ともこの変容っぷりを軽く受け流すのであった。 - 12ガチムチダイナレスリング22/05/15(日) 23:44:21
前置きし忘れましたが本編からはif時空となります。
tfシチュリクの消化と言いつつ、if時空だしと勝手に性癖盛り盛りハッピーセットにしたのが遅れに遅れた原因です……いやほんとごめんなさい。
あと今後は毎日投稿はできないと思います。
スレ落としちゃったのが結構ショックだったのもありますが、ダイナレスラー萌えを布教して皆さんに盛り上がって欲しいという趣旨から言えば努力の方向音痴の気もしてきまして。
ダイナレスラーという最高級の素材を使いながらスレを過疎化させてるのは自分の不徳の致すところなのですが。 - 13二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 00:12:27
待ってました!!TFシチュ最高でした…
これからもパンクラTFオレ君とのシチュが見てみたいので時々短文でいいから書いてくださいお願いします…! - 14二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 00:20:04
これはまた濃いのが来たな、スレなんていくら落ちてもいくら立ててもいいんだ
ダイナレスラー回しながらずっと待ってるからな
やったねこれでパンクラとタッグマッチできるね! - 15ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 00:28:10
ありがとうごさいます。
ちゃんと喜んで見てくれる人がまだいて正直ほっとしました……
スレ乱立で怒られやしないかと冷や冷やするチキンなんですよね自分。
こう、流行りに乗っかってパンクラでも授乳シチュとかif世界線で書いちゃえば許されますか?(性癖盛りたいだけ) - 16二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 00:46:58
あー本当にありがとうございます!!
体の変身描写、理性を失って()襲う、受け手側の恐怖心情、最高としか言えないです!!!
性癖は盛ったもん勝ちだ、ついでに手コキもつけてしまおう - 17二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 01:00:52
TCGカテゴリを見ている理由の5割はこのスレだからな、また立ててくれて本当に嬉しい
前回20時頃に最終レスをするという戦犯かましたから今度は気をつけるよ…… - 18二次元好きの匿名さん22/05/16(月) 10:26:12
ホシュノザウルス
- 19ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 20:41:08
コエロフィシラット×スピノサバット、投下します。
200取っていただいた方大変お待たせいたしました。 - 20ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 20:42:15
「スピノさん、居るッスか?」
「開いている、入ってくれ」
予定を合わせていたはずが、何故かシャワーを浴びた直後のバスローブ姿で出迎えられた。
常識はあるはずなのだが、この男は妙に捉えきれない所がある。
まあいい、今回の本題には関係のない話だ。
「それで、話というのは?」
「はい……マスターの過剰な性欲に困ってるッス」
「スピノさんに頼めば懲らしめてくれるって聞いて」
「懲らしめているつもりはないのだが……それにマスターにはパンクラトプスがいるだろう」
「そこは俺が説得しておくッス、スピノさんは心置きなくやっちゃって下さいッス」
嘘だ。
パンクラトプスを説得する気など最初から無く、マスターの不義の既成事実を作り出して仲違いさせるのが目的だ。
どうせあの割れ鍋に閉じ蓋の二人ならすぐにくっつき直すだろうが、何か苦痛を与えてやらねば収まらぬほどに溜まったフラストレーションが限界値に達していた。
仮に完全に破局しようと構わぬという捨て鉢ささえある。
酒も抜けたというのに蟠り続けるこの独占欲や嫉妬心の暴走には我ながら呆れ果てるものだ。
とはいえそれを抑えず策謀を実行に移してよいと思える程度には俺は被害者だとも思っている。
抑制ができないまま明らかにバレているシステゴへの好意とそれからくる悪感情に気付きながら、謝罪もなしに気づかないふりで済まそうとしているマスターは許されない。
頭の中の冷静な自分がそんな青臭くて視野狭窄に陥っている自分を見下げて溜息を吐いているが知ったことか。
そんな思いを駆け巡らせながら、スピノサバットの応えを待った。 - 21ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 20:43:58
「…………コエロフィシラット、自分が冷静でない自覚はあるな?」
「な、何の話ッスか?」
「お前らしくもない、嫉妬心が漏れ出ていて、それでは気づいて止めてくださいと言っているようなものだぞ」
「だ、だから何を……」
「俺とマスターの不倫関係の既成事実の上にパンクラトプスとの仲違いを引き起こそうなど、直接的過ぎて策とも呼べぬ代物だ」
「な、何で……」
「分かるさ、これでも仲間のことはよく見ているんだ」
「くっ」
「しかし意外だった、マスターが俺に恋愛感情を抱いていたとはな」
「は?」
「パンクラトプスからも俺が恋仇に見られようとは、マスターには申し訳ないが俺にはそういうつもりが全くないというのに」
「……は?」
「いや、お前の策の前提条件としての不倫関係に陥るというのはそういうことではないのか?」
なんだこいつ。
途中まで完璧だった推論がいきなり意味不明な脱線を始めて困惑する。
まあマスターは据え膳を食わずに捨て置くほどできた人間ではないとは思うが、恋愛感情はどう考えてもパンクラトプス1人にしか向けていないだろう。
何故そうなる、肉体関係だけなら不義に当たらず心が通じ合って初めて不義だとでもいうのだろうか?
水商売相手に抱くのは不倫ではないというような論調で?
それを自分に当てはめる?
駄目だ、思考回路が異次元に飛んでいて把握できそうにない。
今まで突っ込んだ話をしたことがなかったが、こんな男だったのか。
こんなヤツを目の前にしてはキス一つで怒り狂っている俺が馬鹿みたいではないか。
いや、実際今の自分が馬鹿だという自覚はちゃんとあるのだが。
「だからな、コエロフィシラット……マスターへの横恋慕は諦めるんだ」
「……は???」 - 22ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 20:45:28
「何!? マスターの愛を独占するためにパンクラトプスとの破局を狙ったのではなかったのか!?」
「そっちじゃねーよ!!」
「そんな……まさかパンクラトプスに慕情を抱いていたとは」
「システゴだよシステゴ!!」
「システゴとあの二人にどんな関係が?」
「あああああああああッ!!!」
地団駄を踏むのだけは辛うじて我慢した。
何だこのクソボケ野郎は、何もわかってないのになんであんなわかった風に語っていたんだ。
「マスターが、システゴにちょっかい出して、俺がシステゴのこと好きになったからマスターのこと許せないの!」
「お前たちそんな仲だったのか」
「いや、それはッスね……」
誤魔化して宙吊りにしてた筈の気持ちを思いっきりぶちまけてしまった。
システゴ側から見ればあくまでも遊びの関係、同性同士なら友人関係の延長線上で肉体関係が許されるとそんな風に誘導したのは俺自身ではあるのだが。
だから伝える事も伝えず勝手に独占欲から嫉妬心を暴走させている負い目はある。
「仕方ない……とりあえず俺を抱いてスッキリしてから頭の中を整理してみろ」
「は?」
「準備はできている」
そう言ってバスローブを脱ぎ捨て裸体を晒してきた。 - 23ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 20:46:14
「いや、何でそうなるッスか?」
「原因は性欲だろう? ならば俺は仲間のために一肌脱ぐのも吝かでもない」
「キングさんと同じスケコマシッスか?」
「失礼な、お前の為だというのに……」
「ノーサンキューッス、ハッキリ言って趣味じゃないッス」
細く締まった印象があるとは言え、巨大な体躯にしてはという前提がある。
機能美を備えた筋肉の塊は圧倒的な雄としての存在感を放ち、どこか未熟で隙だらけゆえに愛らしさを感じられるシステゴとは大違いだ。
俺は男も抱くが、男らしさを好む訳ではない。
「大丈夫だ、とりあえず抱いてみろ。 それで大抵解決してきた」
「それ絶対解決できてねーッスよ……」
「いいから抱け」
「嫌ッス」
「抱かねば話が進まぬだろうが」
あっ、これ絶対に譲らないヤツだ。
この男を完全に見誤っていた……
拒絶し続けてこの場を回避しても顔を合わせるたびに何か言われては堪らない。
「はぁ……わかったッスよ、ヤればいいんでしょヤれば」
そういうことになった。 - 24ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 20:47:31
服を脱いでベッドに上がっても、口を吸われてもやはり興奮は得られなかった。
体格差故と分かっていても優しく口づけ柔らかな指使いで全身を弄られるのは女扱いされているようで気分が悪い。
反応の悪さをみてとったスピノサバットが俺の萎えたままのペニスを咥え、舌先で転がし吸い上げる。
流石に直接的な刺激を与えられれば勃起しないわけにもいかなかった。
若く正直な自分の身体に腹が立つ。
十分な硬度を得たことを確認するように数度頭を前後させた後は、鈴口から尿道を舌でなぞりながら下って睾丸を軽く含み、さらに下って肛門を舐め始めた。
「やめろ、俺にそっちの趣味はない」
「ああ、タチ専か……悪かった」
案外素直に引き下がると俺の上に跨ってきた。
既によく解れ桃色の粘膜を外気に晒していたスピノサバットの肛門は容易く俺のペニスを根元まで呑み込んだ。
騎乗位なのは背鰭が邪魔で仰向けになれないせいでシステゴ相手でも慣れたものだが、乗り気でないときでも相手が勝手に動いてくれるのは楽でいい。
予めローションを充填していたのか滑りも良い、この無表情で興奮で濡れていますと言われてもなんだか嫌なのできっと前者なのだと思おう。
腰を上下し始めるとなんだか一方的に搾取されているように感じるが、現実的な絵面を横に置いて余裕のこちらに必死に奉仕している図だと解釈しておく。
心の持ちようは大事だ。
まあ、かつて見たことのない巨根が動きに合わせて先走りを垂れ流しながら俺に腹筋に叩きつけられる様は正直ちょっと怖いが。
動きの角度によっては下手すると腹筋を超えて胸板に先端が当たりそうにさえ思えるのだが、先ほど尻を舐め上げていた時にはこれを挿れるつもりだったのだろうか?
殺す気か。
「はいはい、もうイくッスよー」
「ああ、そのまま中に出せ」
物理的な快感はあっても色々と楽しくない要素も多いのでさっさと射精することにした。
別に早漏ではないが、手早く出すことも時にはテクニックの一つである。
対抗するようにこちらも無表情を貫いてはみたものの、予想外に大量に出してしまい妙に気恥ずかしい思いをしてしまった。
いくら心に余裕を持とうと思っていても、肉体的なペースは完全に握られてしまっていたようだ。 - 25ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 20:48:51
「満足したか?」
「したした、だから早く上からどくッス」
「……硬さも充分残ってるようだしまだ余裕に見えるが」
「余裕を見せてるのは男の意地ッスよ言わせないでくださいッス恥ずかしい」
「そうか……まぁ早漏ならば仕方ない、無理に俺がイクまで付き合わせても悪いしな」
カチンときた。
折角誘導した流れ通りだというのに、こうも言われては男が立たぬとちっぽけな矜持が疼き出す。
言わせておけばいい、目論見は達したと冷静な自分に窘められるが不要な一言を止めるには遅すぎた。
「あー、やっぱりまだ行けそうッスわ、スピノさんが出すまで付き合うッスよ」
「そう無理をしなくても」
「無理じゃねーし、さっさと再開しろッス」
催促するように未だ抜き放っていないペニスを突き上げてやれば、スピノサバットも上下運動を再開した。
相変わらずの無表情で感じているか分かりにくいものの、亀頭の張りや鈴口の開閉、腸粘膜の痙攣や前立腺の硬さなど生理的な反応は隠せないようだ。
いくら格好をつけて余裕を見せようとしても男の身体などこんな物である、もちろん自分にも返ってくる言葉なのだが。
とはいえ、尻穴だけで絶頂させようと性感帯を探るために自分の性器を意識し過ぎると直ぐにこちらまで絶頂を迎えそうになるので気が抜けない。
儘ならぬ男の業に歯噛みしながら早漏の謗りを返上しようと、相手の動きに合わせて必死で腰を動かす。
「そろそろ出そうだ、そのまま頼む」
やっと期待した言葉を聞き、望まれたままに一層激しく突き上げてやれば、宣言通りに射精した。 - 26ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 20:51:05
「ちょっ!! ぶわっ!? うえぇ……」
いやこの量は聞いてない。
尻穴による絶頂に相応しくない勢いで飛ばされた精液は、そのペニスの長さによる距離の近さもあって、相手の感度を見てとるために向けられていた俺の顔面に容赦なくぶちまけられた。
粘度の高い体液に鼻と口を犯され、胸から顔面にかけてが白濁に染め上げられる。
だから俺は男らしさを好むわけではない。
少量なら快感の証拠として微笑ましく愛でてもやるが、こんなものを大量にぶっかけられても気持ち悪いし口や鼻に入るのは割と最悪だ。
しかもやっと相手を絶頂に導いた達成感で緊張の糸が切れ無様に二度目の射精を搾り取られながらだ。
おいやめろ、まだ出してる途中で動き続けるなバカ。
「おっとすまない、思った以上に出てしまった……身体の相性が良いのかも知れんな」
「謝る気ホントにあるんッスか!?」
余計な一言を加えるなクソボケ。
ハッキリ言ってこの時点で性格的な相性は絶望的に最悪だ。
現状では肉体的な満足度の高さは精神面で寧ろマイナス評価にしかならない。
「今度こそもういいッスよね?」
「むっ……手応えは感じたのだが何やら不満そうだな」
「いやいやとんでもない、大大大満足だしさっさと俺の息子を解放しろッス」
「まだまだいけそうだと俺の経験が告げているのだがなぁ」
「そんなにまだヤり足りないッスか!? スピノさんのスケベ! 淫乱! 色情魔!!」
「分かった分かった、悪かった終わりにしよう」
釈然としないようだったがなんとか窮地は脱した。
あのまま押し問答して無謀にも延長戦に突入などしては勝負に負けて戦いに黒に近いグレーで引き分けだったところが完全敗北してしまう。
まあ結局負け試合にはなるのだが、余裕を残していたという言い訳をちゃんと事実として残さないといけない、そう俺の本能が警報を鳴らしていた。 - 27ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 20:54:34
「そうだせめて掃除ぐらいしよう」
「はうっ!?」
「なんだやっぱりまだ出るじゃないか」
「不意打ち止めろッス! あと限界まで搾りとらなくていいッスから!」
「そうか……そういうものか……」
終わったつもりで気を抜いたところにいきなりフ◯ラをされてまたイってしまった。
こっちの思考を読んで思惑を潰そうとしたのかと勘繰ってしまうほどの自然な動きで意識の隙に滑り込むフ◯ラだった。
いやお掃除フ◯ラの動きじゃなかったぞあれ、何だこいつ相手が泣いて許しを乞うまで絶頂させ続けないと満足できないのか。
正直もう二度と関わりたくない。
「それで気持ちの整理はついたのか?」
「あぁ……まー、マスターに全部ふっかけるのも確かにお門違いッスよねえ」
「そう思えたなら俺が身体を張った意味もあったということか」
「いやスピノさん単純にヤリたかっただけ……」
「ここまで仲間のために思いやった行動を、どうして理解して貰えぬのだろうか……」
「それこそ冷静になって自省してみればいいんじゃないッスかね」
不満だらけの行為だっが、システゴに気持ちをぶつけるのを先送りにして、感情のゴミ箱としてマスターを利用していた事実をしっかり把握できたのは収穫といえば収穫だ。
気づかずマスターに甘えてしまったことに友だち免許も自己採点で失効しそうな勢いだ。
まあ先ずはシステゴに告白をして……はハードル高いので好意だけしっかり分かりやすく伝えて友人以上にしてから外堀を埋めていくか。
いやはや、我ながら本当に真正面からのパワープレイが苦手だな。 - 28ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 20:56:47
──
────
──────
「ということがあったんッスよ」
「赤裸々性生活聞けるのは嬉しい限りだけどそこまで開けっ広げでいいの?」
「勝手に自己完結したとはいえマスターへの貸しは貸しなんで、固定金利0%で特別融資ッス」
「今回ばかりは完全に善意なの分かるんだけど、コエロ相手に貸し付けられるのやっぱり怖いなぁ」
「じゃあそれとは別で、システゴにキスした分の取り立てするッスかね」
「えっ、なになに?」
「マスターのために勉強したッスよ、人間の身体の弱いところ……」
「あっ、あああっ!!?」
「ここが弱いッスね? もっとグリグリいっちゃうッスよ?」
「ああああああああああ!!!」
などとマスター好みな淫靡な言葉を並べつつ、実際行われているのは両拳で側頭部を挟み込んでの拷問、所謂『ウメボシ』というやつである。
ダイナレスラーとしては非力な自分でもマスターのような人間よりは遥かに強いが、他のパワーファイターと比べて『力加減を間違えて万が一』がない程度の筋力だという自覚もある。
まあパンクラトプスが恐れてできない直接制裁が俺にとって一番ストレス解消になるという結論に至ったのには『最初からそうしろ』と脳内でセルフツッコミが入ったものだが。
なんにしろ、圧倒的有利から非力な生物を正当性を以って公然と虐めて良いというのは心が洗われるようだ。
言語化すると俺って性格悪いな、でも実際サイコー!
「これから二人で買い出しだろう? 俺も荷物持ちに付き添うがいいな?」
「ゲェー!?」
などと羽目を外していたらいきなりスピノサバットが現れて思わず短い悲鳴が漏れた。
まさかあの夜に納得いかなかったからと変に目をつけられたのだろうか。
ことの顛末を知っているマスターが現状を見て全てを理解しニヤニヤし始めたので追加のウメボシを食らわせておく。
随分とマスターへと甘えてしまっているがちょっと心の平静が欲しいのでもうちょっとだけ犠牲になって欲しい、システゴ程じゃないにしろMっ気も感じるし。
止めようとするスピノサバット、すかさずマスターと肩を組んで二人でピース、じゃれあいだと分かって肩を撫で下ろすスピノサバットとかいう茶番を経て結局買い物には三人で出かけた。
いやしかし俺、こんなに愉快なキャラのハズじゃあなかったんだけどなぁ。 - 29ガチムチダイナレスリング22/05/16(月) 20:58:33
コエロ「システゴ盗らないでッス」
キング「まだ誰のもんでもないだろ」
コエロ「それはそれとしてスピノさんヤバくないっスか?」
キング「ヤバい、アイツはマジヤバい」
みんな仲良しダイナレスラー(スピノ本人視点含む)
嫌われてはいないよ!
基本良い人なのにちょっと頭おかしい認識が定着してきただけだよ!! - 30二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 01:24:48
これは攻撃力3000のクソボケっすわ、思考が全て外れてないっていうのがまた厄介
にしてもくそエロい - 31二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 08:06:29
コエロ自覚・自認できてなにより
でも先は長そう(主に周囲からの横やりという名のお節介の所為で) - 32二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 12:19:29
スピノサバットが俺くんのペットプレイにどんな反応をするか気になる
俺くんがヤムチャするのは目に見えてるけど - 33ガチムチダイナレスリング22/05/17(火) 20:31:56
- 34二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 20:59:38
最高に「良い」!!
- 35二次元好きの匿名さん22/05/17(火) 22:50:36
コエロ君はさっさと軌道修正して腹をくくった方が良いな。
ぐずぐずしてると様々なベクトルで性的にろくでもない諸兄達にシステゴがどんどん染められていくぞ。 - 36二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 08:29:31
システゴくんは強引に押したら堕ちそうな印象はある
- 37二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 14:41:49
システゴくんは間違いなく染められちまうタイプだからなぁ
- 38二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 15:18:52
保守
- 39二次元好きの匿名さん22/05/18(水) 21:48:21
保守
- 40二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 05:01:12
保守
- 41二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 13:06:13
ブラックフェザーみたいにダイナレスラーも大量の新規来ないかな、やっぱりランクマッチとかでも使いたいし妄想の幅が広が…ゲフンゲフン
- 42二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 20:10:59
- 43二次元好きの匿名さん22/05/19(木) 23:55:23
シンクロ、融合、リンクと地味に種類が豊富だからついでにエクシーズと儀式を貰って何でも屋になるのも……とっちらかって絶対弱いな!うん!
- 44二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 09:05:44
キャラのSとMを交換してみたらどうか考えてみたけどシステゴ、アンペロ、コエロ以外はなんか調子があんまり変わらない気がしてきた、スピノとかそういう概念自体無さそう
- 45二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 16:57:14
アンペロに座り抱き込みの姿勢で手コキされながら…変態って囁かれたい
- 46二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 23:42:21
パンクラは普通の常識人って感じだけどフィストファックまでいけるんだよな
凄いゾクゾクする - 47二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 09:25:35
- 48二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 16:59:07
保守
- 49ガチムチダイナレスリング22/05/21(土) 23:20:29
身体がダルい。
思い返せば夕食時にも食欲が振るわず、眠れもしないままこんな夜中の半端な時間に妙な空腹感を覚えてしまった。
キッチンまで出向き、冷蔵庫をあさり、食材を揃える。
オクラ、山芋、そして乾麺の蕎麦だ。
オクラは軽く塩で揉み、塩を洗い流してから熱湯でさっと茹で氷水で冷やす。
山芋は皮を剥いて適量すりおろしてとろろにする。
鍋にたっぷり湯を沸かし、蕎麦を茹でる。
気持ち長めに茹で上げ、しっかり柔らかくなった蕎麦を冷水で流しながら表面の滑りを洗い、冷水で締めてコシを出す。
水気を絞った蕎麦を器に盛り、とろろに刻んだオクラと鰹節、適度に薄めた濃縮麺つゆを加えてよく粘りが出るよう混ぜて蕎麦にかける。
「あとは温玉を……あっ」
記憶の中ではまだあったはずの温泉卵がなくなっていた。
誰かが酒のつまみにでも食べてしまったのだろうか。
ないものは仕方ない。
耐熱ボウルに浅く水を張り、そっと卵を割り入れる。
破裂防止に黄身に竹串で穴を開け、ふんわりとラップをしてレンジで1分。
温泉卵というかポーチドエッグというか、それっぽく雑に仕上がった半熟卵を最後に上に乗せて完成。
「いただきます」
卵を崩しながら混ぜ込み、とろろを絡めた蕎麦を音を立てて豪快に啜る。
よく冷えコシが出た蕎麦の食感にシャキシャキとしたオクラの歯応えが合わさり心地よい。
崩れていた体調が整っていくようだ。
重たかったはずの胃にスルスルと流れ込み気づけばもう完食目前である。 - 50ガチムチダイナレスリング22/05/21(土) 23:21:48
「夜中に物音すると思ったら何やってんだよお前」
不意に背後から声が聞こえた。
パンクラトプスだ。
水か飲み物でも求めてキッチンまで出てきたのだろう。
夜食を見咎められて若干気恥ずかしい。
「おいおい、こんな時刻から精付けて何するつもりなんだよ」
言われて気づく。
あり合わせで栄養価があって好きなものを作っただけではあるが、側から見れば確かに精力向上のための料理に見えなくもない。
しかし、我が身から出た錆とはいえ最初にそう言う感想が漏れ出すあたり。
「すっかりパンクラトプスもスケベになっちゃって……」
「お前にだけは言われたくねえぞそれ」
「それでどうする? このままパンクラトプスの部屋まで一緒に行っていい?」
「全く仕方ない奴だなぁ」
残りわずかなとろろ蕎麦を最後まできっちり胃に収めたあと、パンクラトプスも美味しくいただきました。
ご馳走様です。 - 51ガチムチダイナレスリング22/05/21(土) 23:28:27
- 52二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 00:27:24
TF時空のパンクラのお尻は俺君のパンクラより太いモノで更にガバガバになってそう
タッグの練習できるんか?パートナーの俺君見てるだけでうずいたりせんか? - 53二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 07:49:21
今日のお昼ご飯は決まったな
俺くんのおかげで色んなことが性に繋がってしまうパンクラ…一種の調教ともいえるのか? - 54二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 08:44:03
初めて見たが濃いースレだ、悪くない
- 55二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 14:47:44
- 56ガチムチダイナレスリング22/05/22(日) 14:52:35
- 57二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 15:13:52
良いですね…濃厚搾乳手コキ…
俺君TFしてから欲望に忠実になってきてない?パンクラ君も欲望むき出しにしちゃっていいのよ? - 58ガチムチダイナレスリング22/05/22(日) 21:40:49
- 59二次元好きの匿名さん22/05/22(日) 22:24:02
俺くんが死ぬほど羨ましいけど俺くんも込で抜けるから困る
とても良いSSでした - 60二次元好きの匿名さん22/05/23(月) 08:21:40
保守
- 61ガチムチダイナレスリング22/05/23(月) 17:35:51
- 62二次元好きの匿名さん22/05/23(月) 22:42:28
めちゃくちゃ荒くなっているアンペロとぶひぶひ鳴いているのに心情は割と冷静なアンガに笑ってしまった、酷すぎる状況だ
- 63二次元好きの匿名さん22/05/23(月) 23:03:16
マゾ豚になりながらしみじみとするなw
- 64二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 01:09:29
sm実はmが主導権を握っているってこういう感じだからなのか?
- 65二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 09:08:41
キングにファン交流会だかなんだかで高い高いしてもらいたい、勢い余って天井に頭ぶつけてワタワタして欲しい
- 66ガチムチダイナレスリング22/05/24(火) 18:11:45
- 67ガチムチダイナレスリング22/05/24(火) 18:12:41
「へぇ、市販の天ぷら粉使うんだ」
天ぷら粉を練りながらそうパンクラトプスが呟いてきた。
「お前結構こういうの拘るし、何となく市販品とか使わないイメージあったんだけど」
「まあその通り自力で粉合わせたり色々工夫してた時期も実際あったよ、でもね……」
「でも?」
「天ぷら粉には勝てなかったよ」
「お前にそう言わせるとは……もしかして天ぷら粉ってすごい?」
「天ぷら粉は本当にすごい、一度でも手を染めてしまえばもう二度と手放せなくなる程に……」
「なんか依存性のある怪しい薬みたな表現になってんぞ」
「だって本当に手間なしで失敗しないんだもん、もうズブズブに依存しきってるよ」
「料理人をダメにする粉だこれ」
天ぷらの衣は小麦に含まれるタンパク質を練ることによって生じるグルテンが増えると重たい仕上がりになってしまいサックリとした揚げ上がりにならない。
このタンパク質を最初から極力減らし、練る回数や水温管理などグルテンを生成しにくいようにする工夫なしでも簡単にサックリとした衣を産み出せるのが天ぷら粉である。
天ぷらにおいては邪魔者扱いしてしまったグルテンではあるが、パンのもっちり感やうどんのコシなどはグルテンの生成量がものをいうので料理によりけりであることは記憶しておいて欲しい。
「さて、じゃあパンクラトプスには火入れ時間で失敗しにくい食材を集中的に頼もうか」
「大丈夫か? 自慢にならんが揚げ物なんて自炊でやったこともないぞ」
「火傷しないようにだけ気をつけてればそんな難しいものでもないよ、というか失敗する可能性あるようなものは俺が揚げるし」
そう告げてパンクラトプスには大葉、ピーマン、アスパラ、オクラ、玉ねぎと人参のかき揚げなどを揚げてもらうように頼む。
俺の方は生煮えだと危ない柏天や、ジューシーさを引き出すために大ぶりに切ったナス、他には海老天や椎茸やタケノコや山芋、ゆで卵まるまる一個の玉子天などを揚げてゆく。
揚げ上がるたびにシステゴくんとコエロフィシラットが忙しなく座敷とキッチンを行き来し、揚げたての美味しさを皆に届けてくれる。
ようやく用意した食材全てを上げ終わり自分たちも食べる番に回ったときには結構な時間が経ってしまっていた。 - 68ガチムチダイナレスリング22/05/24(火) 18:13:52
「手伝ってもらったら遅くなっちゃったねゴメン」
「構わん構わん、それ言ったらお前いつも最後まで飯作ってるじゃねえか」
「そこは飯係として仕方ない部分だし、みんなが美味しくご飯食べてくれるのが一番の幸せなので」
「ホントお前、そういうこと平気でいっちゃうからなぁ」
「どう? 惚れ直した?」
「そうやってすぐ調子に乗る」
笑い合いながら二人並んで座敷席の座布団に座る。
天つゆには薬味としておろし生姜、大根おろし、ネギ、七味などを自由に配合できるよう取り揃えてある。
他にもゆかり塩、花椒塩、ウスターソースにケチャップ、鶏そぼろ餡が食卓に並んでいた。
「え、これも天つゆみたいにつけて食べりゃいいの?」
「ああ、この生姜効かせた鶏そぼろを汁気多めにして片栗粉でとろみつけたやつね」
「初めて見るなこういうの」
「ピーマンやアスパラ、ナスなんかとは相性抜群だよ」
そういって小皿にナスの天ぷらを取り鶏そぼろ餡を上からかけてパンクラトプス渡してあげた。
「いただきます……おっ、予想以上に美味いなこれ」
「でしょ?」
「しっかり肉の旨味が出てて、それが天ぷらにまとわりつくのが食べ応えあって……これ肉食連中向き?」
「かもね、もともと天ぷらが油物っていうのもあるけどガッツリ感でるよね」
自分はゆかり塩でナスを食べる。
紫蘇のさっぱりとした風味が油分の重たさを感じさせず、よく火が通りとろりとしたナスの果肉の旨味を存分に引き出してくれる。 - 69ガチムチダイナレスリング22/05/24(火) 18:15:04
「しかし、ソースはわかるとしてケチャップは使うか?」
「ああこれね、まあジャンクな食べ方にはなるんだけど」
柏天と拍子木切りにした山芋の天ぷらを小皿に盛り、ケチャップを端に添えてパンクラトプスに渡す。
「あー、これは確かに合うわ……でもこれ天ぷらっていうか」
「山芋も芋には変わりないからね、フライドポテト感覚で食べるのも結構いけるでしょ?」
「こっちも肉食系好みだなあ、特に若い連中が好きそう」
美味しく食べてもらえたものの好みとは若干外れるらしく、改めて生姜と大根おろしを混ぜた天つゆでかき揚げや大葉を食べ始めた。
ビールを注いでやりながら俺も天つゆで椎茸を食べる、ぷりぷりと肉厚でジューシーな旨味が口の中に広がる。
あっさり目の味を一通り堪能したあと、ナスとオクラ、アスパラを小皿に盛りたっぷりと鶏そぼろ餡を絡めた。
素材自体の持つ旨味を味わう食べ方から、肉と油との相乗効果による食欲中枢への刺激へと変化したそれは白米を進ませる立派なおかずとなる。
正直この鶏そぼろ餡だけでも白米に乗せて掻き込みたくなるような味の代物なので、旨味に旨味を乗じた過剰な旨味の暴力だ。
サクサクと音を立てる衣の歯応えの良さも相まって次々と箸が進んでいく。
種類や食べ方においては普通が一番といった風情のパンクラトプスも、量に関しては一切の妥協なくその体格に相応しい量を平らげてゆく。
あれほど時間をかけて必死に揚げ続けた山盛りの天ぷらだったというのに、瞬く間にその数を減らしていった。
「衣で体積増えるから凄くいっぱいできたように感じちゃうけど、食べると意外なほどすぐになくなっちゃうんだよねえ」
「まだ食い足りないか? 俺はもう結構満足したんだが」
「いいよ、こういうのはもうちょっと食べたいぐらいが一番いい引き際だしね」
どこを見渡しても完食、ここまで皆に楽しんでもらえれば料理人冥利に尽きる。
大量の揚げ物というのは準備や片付け含め結構大変ではあるのだが、隣の満足げな顔を見れば今後も定期的に作っていいかなと独りごちるのであった。 - 70二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 21:13:00
いいですね…ほっこりする…
しかし油跳ねても鱗が守ってくれるダイナレスラーいいなー - 71ガチムチダイナレスリング22/05/25(水) 03:56:37
- 72二次元好きの匿名さん22/05/25(水) 11:44:42
保守
- 73二次元好きの匿名さん22/05/25(水) 21:23:11
保守
- 74二次元好きの匿名さん22/05/26(木) 08:27:16
ホシュケラトプス
- 75二次元好きの匿名さん22/05/26(木) 09:28:55
キングの着ぐるみを来たキングが高すぎる高い高いしていて怒られている夢を見た…このスレの影響力すごぉい
- 76二次元好きの匿名さん22/05/26(木) 15:42:01
キングが俺くんのおっぱいが大きくなる薬を飲んじゃって自分で乳を出そうとするも上手くできなくてなくなくスピノに頼んでまた大敗北をする電波を受信した
- 77二次元好きの匿名さん22/05/26(木) 19:52:38
トリケラトプスになった俺くんを見た他のメンバーの反応も気になるところ
- 78二次元好きの匿名さん22/05/26(木) 22:56:24
童貞を殺すセーターを着て誘ってみたけどパンクラが気に入りその服はとても魅惑的だなと普通に褒められて柄にもなく照れてしまう俺くん
なおいつもよりパンクラが積極的で今までで1番気持ちの良いHになった模様 - 79ガチムチダイナレスリング22/05/27(金) 09:58:52
- 80ガチムチダイナレスリング22/05/27(金) 21:21:20
- 81二次元好きの匿名さん22/05/27(金) 21:25:52
シュークリームを上手く食べれずイラストでよくあるクリームまみれになるパンクラ、俺くんがすけべして怒るがキングやコエロ(悪ノリ)にパンクラが悪いと言われめちゃくちゃ腑に落ちないパンクラ
保守 - 82二次元好きの匿名さん22/05/27(金) 21:40:17
妄想語ったてたらまさかの俺くん×キングが投稿されてた
地の文の濃密なエロとセリフの緩さのギャップが凄い
夜のオカズにさせていただきます - 83二次元好きの匿名さん22/05/27(金) 23:29:25
エロい
- 84二次元好きの匿名さん22/05/28(土) 10:35:30
保守
- 85ガチムチダイナレスリング22/05/28(土) 22:18:39
- 86二次元好きの匿名さん22/05/28(土) 22:20:20
プロレスラーとか格闘技の人ってちょくちょくバラエティとかに出演しているイメージはあるけどダイナレスラー達は出演しているのだろうか
見てみたいなプレバトとかアメトークとかにでているダイナレスラー - 87二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 03:11:40
アアアア!日付がァ!日付が変わっている!!
キング×パンクラ(TF俺くん時空)※前回のあらすじ:俺くんがキングと不倫した。「「すみませんでした!」」
寝起きのパンクラトプスを襲撃する勢いで早朝から二人で土下座した(部屋の鍵はご主人が持ってた)
何事かと無い眉を顰めたパンクラトプスだったが、俺たち二人の組み合わせと怯えっぷりから大体のところを察したらしい。
「どこまでやった?」
「その……全部……です…………」
「テメェ、覚悟できてんだろうな?」
「まってパンクラトプス、嫌がるキングに俺が無理やり」
「黙ってろ」
怒気を発して近づいてくるパンクラトプスは覚悟していたとはいえ怖い。
とはいえ何をされても受け入れるしか無いのだが。
「ほら、立て」
「ひゃい……」
「逃げるなよ?」
応える声さえ恐怖に上擦り、仁王立ちして沙汰を待つ俺の前でパンクラトプスが拳を握り調子を確かめるように手の平に打ちつけ始めた。
どっしりとした中腰の構えで拳を溜め始める。
「どっせい!!!」
「ガハッ!!?」
見事な腹パンが突き刺さった。
罰として受け入れるために意識的に腹筋を緩め最低限の反射的な対応しか自らに許さなかったことも含め内臓によく響く。
しっかり洗い流してなければ昨日ご主人からたっぷ…telegra.phいいなそれ、自分も見てみたい
果たしてパンクラはMCに弄られて上手くトーク力で切り抜けられるのだろうか?
- 88二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 12:11:39
相変わらずパンクラ可愛い、ifだとパンクラを染めれ…説得すれば3人で付き合うことが可能になりそうだな
地雷の人多そうだけど - 89二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 12:14:55
- 90二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 12:15:17
- 91ガチムチダイナレスリング22/05/29(日) 16:10:24
- 92二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 16:22:23
好きな男が他の男と目交い姿を見せつけられる、その他の男に好きな男との目交いを勧められる、クソボケに完膚なきまでに負ける(複数回)
箇条書きにするとメンタルボッコボコだなキング - 93二次元好きの匿名さん22/05/29(日) 19:45:04
でもそんなキング可愛い、付き合いたい、なりたい
- 94ガチムチダイナレスリング22/05/29(日) 22:48:11
- 95二次元好きの匿名さん22/05/30(月) 03:28:06
ダイナレスラーがみんな本当に可愛く見えてきた
- 96二次元好きの匿名さん22/05/30(月) 13:20:14
保守