- 1二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:06:11
「…トレーナーさん」
対面する少女──メジロマックイーンは神妙な面持ちでこれまた真剣な声音で語りかけてきた。
「トレーナーさん、私とあなたは共にトゥインクルシリーズを駆け抜けてきました。そして私もトゥインクルシリーズを引退し、あなたとの契約も解除となります。これまで共に走り抜けてこれたとこと、とても光栄に思います」
貴方は彼女に対して謙遜する。全てはメジロマックイーンだったからこそ出来たことなのだと。そう、告げる。しかし
「いいえ、私一人では身を亡ぼすだけでしたわ。私にとってあなたと出会えたことは人生で最良の出来事でした」
そんな大袈裟なと言うがマックイーンは「大袈裟などではありませんわ」と首を横に振る。
「色々、ありましたわね。私のメイクデビューから長い間の練習期間…菊花賞…そして天皇賞…有マ記念…、苦々しい思い出もありますが…何よりも輝かしいと思える日々でした。私はこれを誇りに思います」
…こちらも誇れる日々だったと貴方は肯定した。メジロマックイーンがあなたと出会えて良かったようにあなたもまたメジロマックイーンに出会えて良かったのだ。
「私とあなたの契約はこれで終わりですが…少しお話をしたいですわ」
──ああ、何を?
「そうですね、私の未来…それとトレーナーさんの未来」
マックイーンは何かの箱を取り出した。
「その中は見ていただければ分かりますわ」
…あなたは箱を受け取り、その中身を見てはっと驚いた。…そして対面するマックイーンの赤面する顔を見て中身と見比べた。
「今だ、私は小娘なのです。トレーナーさん。…メジロの最高傑作と呼ばれようとも、最強のステイヤーと呼ばれようとも自分の想いのひとつも分からない…そんな小娘なのです」
マックイーンは目を伏せがちに呟く。しかし彼女の真っ直ぐな視線が貫く。
「…けれどそんな小娘でも…トレーナーさん、あなたの歩むその先を見たいと想います。…ダメ、でしょうか?」
あなたの答えは明白だった。彼女に心を奪われていたのは──
彼女の顔は見たこともないほどの笑顔だった。天皇賞で勝利した時よりもその笑顔に、あなたはドキッとした。
「ああ、良かった──本当に良かったわ…!」
その無邪気な笑顔にあなたは胸を打たれたのだった。
「早速、話をしましょう」
──どんな話を? - 2二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:06:23
「したいこと…やりたいこと……それから未来の話をしたいわ。──無ければ見つかるわ。ええ………見つけるわ」
- 3二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:07:10
だから!!!!
いいSSなのにそのクソスレタイはなんなんだよ!!!!!!!(定期) - 4二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:07:45
敬語取れるマックイーン概念とは…お見逸れした
- 5二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:09:10
コテハンが普通だから読めた
- 6二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:09:14
- 7二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:09:42
やっぱアンタか!
- 8二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:10:54
前回のを見てたから気付けた
- 9二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:15:39
誓約&制約
- 10二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:16:07
既に期待しながら開くようになったぞ!
- 11二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:17:46
二人称って珍しいね
- 12二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:17:50
このレスは削除されています
- 13二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:20:52
いざという時のお嬢様口調じゃないマックイーンからしか得られない栄養がある
- 14二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 21:43:50
( 'ω')マックちゃんで萌えないなんて思ったことないよ・・・
- 15二次元好きの匿名さん22/05/20(金) 23:54:21
あげ
- 16二次元好きの匿名さん22/05/21(土) 11:03:06
いい...