あ…あの自分SS書いたんスよ

  • 1二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 11:57:13

    貼ってもいいスか…って言いたいけどオトンとメスブタがガッツリ絡んでるからためらってるのが俺なんだよね 怖くない?

  • 2二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 11:58:46

    はい!構いませんよ!(ニコニコ)

  • 3二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 11:59:50

    舐めるな書きブタぁーっ 本当は晒してスレでキャッキャワイワイしてほしいんだろうが!

  • 4二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:00:04

    待てよもう先駆者がいるからもちろんめちゃくちゃOKなんだぜ

  • 5二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:00:15

    ふぅん、スレ主は静虎夢女子と言うわけか

  • 6二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:02:26

    あなたは“夢メスブタ”ですか?

  • 7二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:47:13

    昼飯食ってたらそこそこレス来ててびっくりしたんだよね
    そろそろ投下したいんだよね

  • 8二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:49:17

    「……どうして私がセンターなんだろう」

     夕暮れの河川敷。
     黄昏に包まれた川辺りで一人呟く少女がいた。

     少女の名は春日未来。
     芸能事務所・765プロダクションに所属するアイドルである。

     呟きの通り、彼女は今大きな悩みを抱えていた。
     次のライブで彼女は「センター」に立つことになってしまったのである。
     ライブにおけるセンターの役割は、重く、大きい。
     彼女とは比較にならない場数を踏んできた先輩……例えば天海春香や如月千早、星井美希ですらセンターを頼んだら躊躇するほどだ。

     自分以外のアイドル達を引っ張る力。
     ライブ自体を盛り上げる力。
     そして何よりもファンやお客さんを楽しませるための力が必要とされるセンターという立ち位置は、まだ14歳の彼女には重荷すぎた。

    「プロデューサーさんは、どうして私をセンターにしたんだろう……」

     彼女がプロデューサーと呼んだ人物は彼女をスカウトした人物だった。
     見た目は少しだけ怖いけど、優しくて、暖かくて、たまに可愛いところのあるプロデューサー。
     彼とすごす時間の中で彼の人となりは少しずつ理解出来てきたが、彼が自分をスカウトした理由は未来にとっては謎のままだった。

    「喉は乾いてませんか。未来さん」

     不意にそんな声がかけられる。
     振り向いた先にいたのは、未来の担当プロデューサー・宮沢静虎その人だった。

  • 9二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:49:58

     差し出されるスポーツドリンクと静虎の顔を見比べて未来はそっぽを向く。
    「……プロデューサーさんが飲んだらいいんじゃないですか?」
     今日の静虎は珍しく全身に汗をかいていた。
     あの静虎がだ。アイドル達のやっているトレーニングを軽々とこなしてしまう静虎が汗だくになっている。
     自分を一生懸命探したことくらいは容易にわかった。
     だから未来はそっぽを向いた。これは断じて反抗的な態度じゃない。
     ただ、自分のためにここまでしてくれる静虎に対する喜びと、ここまでの迷惑をかけてしまった申し訳なさがごちゃ混ぜになっているだけなのだ。

    「……隣、座ってもいいですか?」

     静虎の質問に答えぬまま少しだけ右にズレる未来。それを了承のサインと受け取った静虎は静かに腰掛けた。

     流れる汗を拭く静虎と水平線の彼方に沈んでいく夕日を眺める未来。
     沈黙を破ったのは、未来の方だった。

    「どうして私を叱らないんですか? ……プロデューサーさんを汗だくにさせるくらい迷惑をかけたのに」

  • 10二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:50:23

    「焦りこそはしましたが……貴女が無事ならそれでいいんです。無事でいてくれて良かった」

     温かな静虎の言葉。
     それを聞いた未来の中で張り詰めていた糸が切れる音がした。

    「わ……私、わからないんです。私より歌が上手な静香ちゃんや私よりダンスが上手な翼じゃなくて、なんの取り柄もない私なんかがセンターな理由がわからないんです。2人は私なんかよりもすごくて……私より2人の方が絶対にライブも上手く行くのに」

     吐き出してようやく気づく。
     なんだ。プロデューサーさんも自分をスカウトしてくれた理由を教えてくれないけど、自分もプロデューサーさんに悩みを明かしてなかったじゃないか。

    「未来さんは……アイドルとはなんだと思いますか?」
    「アイドル……? えっと……可愛くて……綺麗で……キラキラしてる憧れの……」
    「その通りです」

     未来の言葉に割って入る静虎。彼が他人の話を途中で切ることは珍しく、未来も静虎の二の句を待った。

    「アイドルとは誰かから憧れる存在……つまり、誰かの憧れになれる存在なんです。だからこそ、アイドルを知らないままアイドルになった未来さんにセンターをお任せしたいと思ったんです。
     これはアイドルに限った話しじゃありません。
     例えば……そうですね。偉大なプロレスラーの子がプロレスラーになるよりも、普通の会社員がプロすら破る格闘家になった方が夢があるでしょう?
     そういう意味では、私は誰よりも貴女をアイドルだと思っています……早く伝えておけばよかったですね」

     目の前の夕日がより綺麗に見えるのは気のせいじゃないだろう。
     未来の中の迷いは、静虎の言葉によって完全に消えたのだから。

  • 11二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:50:37

    タフのSSじゃないのん?

  • 12二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:50:57

    「……私、立派なセンターになれますか?」
    「はい! なれますよ!」

     笑顔で答える静虎。今の未来にあるのは、この笑顔を裏切らないようにしようという決意だけ。

    「あ…あの……もう一つだけ聞いてもいいですか?」
    「私に答えられることならなんでも」
    「プロデューサーさんはどうしてプロデューサーになったんですか?」

     アイドルは激務と言えば激務だが、その面倒を見るプロデューサーはアイドルの比では無い。静虎ほどの人間ならもっと楽に稼げるはずだろう。
     そんな好奇心からの言葉に、静虎は目を細め。
     それは、どこか遠くに行ってしまった人を悼むかのような表情で。

    「人間はね、何も持たずに生まれて何も持たずに死んでいく…。いくらお金を稼いでも持っていくことはできない。だけどね、必ず残っていくものがあるんです。積み重ねた歴史も、築いた文化も、育てた人間も……どうせなら与える人生を送っていきたい。ただそれだけです」

     ああ。私はきっと、この日のことを忘れないだろうな。
     そんなことを、未来は思った。

  • 13二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:52:22
  • 14二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:53:01

    >>11

    タフクロスだと考えられる

  • 15二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:53:32
  • 16二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:54:53

    未来ちゃとえっちしたいね もちろんレアでね

  • 17二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 12:55:40
  • 18二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 13:09:42

    おとんは高潔な性格をしているからプロデューサーみたいな人を指導するようなものは合ってると思うんだよね

  • 19二次元好きの匿名さん22/05/24(火) 14:50:54

    >>18

    トレーニングメニューの考案とかも上手そうだし多少の怪我なら活法で何とかしてくれそうなんだよね

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