君と私の、二人しかいない場所。

[1 ◆uDvzsvBOdU8j 22/05/26(木) 20:42:58]

「…………落ち着くな」
「ささやかな非日常を味わうのに、海はうってつけです。こうして人がいなければ尚更」
「よくこんな場所を知っていたな、トレーナー君。まるで秘境に来たような気分だよ」
「昔から、ゆっくりしたい時にはよくここに来ます。たまにはボートなんか漕いだりして、ぼうっと耽って……」
「日が沈むのをただ見守り、こうして夜の暗さを堪能するといったところか……ふっ、君らしいな」
「……褒め言葉、でいいですよね？」
「もちろん。……たしかにここは良い所だ。風が潮の香りを運んできて、さざ波の音だけが耳に入っていく……頭の中が洗われるようだ」
「お気に召しましたか？」
「ああ。だが……」
「？」
「心からの安らぎを得るには、これだけでは今ひとつ足りないな」
「……と言うと？」

「君さ。……私の安息には、君が必要だ」
「…………！」
「君と二人でいる闇の心地が、こんなにも良いものだなんて知らなかった。……知り得なかった」
「ハヤヒデさん……」
「……君はどうかな。私のような堅物が一緒だと、やはり休息のノイズとなってしまうだろうか」
「そんなことありませんよ。……もしそうなら、ここをあなたに教えたりしません」
「……ふふっ、ありがとう。そう言ってくれると思っていたよ」

「次は、また二人で来ましょうね」
「うん、そうしよう。……だが、今はまだこの時間を過ごしていたいな」
「なら、そうしましょうか」

[2 ◆uDvzsvBOdU8j 22/05/26(木) 20:58:15]

疲れた時に窓を開けて外を見ながらカルピスソーダをがぶ飲みして“生”を感じる時間が一番幸せです

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[3 二次元好きの匿名さん 22/05/26(木) 22:04:16]

今日も助かる

[4 二次元好きの匿名さん 22/05/26(木) 22:57:52]

良い…

[5 二次元好きの匿名さん 22/05/26(木) 23:59:04]

ゆっくり二人で釣りとかしながら雑談してほしい

[6 二次元好きの匿名さん 22/05/27(金) 00:09:11]

>>5

「釣れないな」

「釣れませんねぇ」とか言いながら四時間ぐらい波に揺られてほしい

[7 二次元好きの匿名さん 22/05/27(金) 07:06:29]

私こういうの好き