- 1二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 22:48:26
- 2二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 22:51:23
やめたげてよぉ!!!!!
- 3二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 22:52:15
シュライグさん!これ見てください!!
- 4二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 22:53:33
せめて先にフェリジットさんに見せろ!!
- 5二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 22:54:10
(困惑するシュライグ)
(この世の終わりのような顔のフェリジット)
(胃薬の準備をするルガル) - 6二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 23:02:00
流石にかわいそう
- 7二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 23:02:51
アルバスくんと一緒に見せに行くんだよね…
- 8二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 23:03:55
でもこれに関してはわざわざそんなことしてるフェリ姉が悪い
- 9二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 23:04:04
実際にお手本を見せてください!
- 10二次元好きの匿名さん22/06/18(土) 23:08:06
- 11二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 09:10:07
そもそもこの本はフェリジットから貰った本の内の一冊である。本人に聞くのが一番だ。
エクレシアはその本を片手に部屋を出る。分からないことがあれば他の人に聞く。それがフルルドリス姉さまの教えである。
(お姉さま、私はあなたの教えをしっかり守ってますよ。えっへん)
意気揚々と進むエクレシアは角から曲がってくるアルバスに気が付かない。頭と頭がごっちんとぶつかった。
「イッテテ…エクレシア平気か?」
「アルバスくん、ごめんなさい。うっかりしてました…」
アルバスは立ち上がり彼女に手を伸ばす。エクレシアは彼の手を取ろうとして昨晩の夢のことを思い出した。ちょうどアルバスの股間がエクレシアの目の前にある。
(彼の、アルバスくんの、おちん○んを…)
エクレシアは生唾を飲み込んだ。夢に見たものが彼女の目の前にある。どうにかして臭いを嗅ごうと出来る限りアルバスのズボンに近づいた。
「どうした。息が荒く…ってこの本は?」
もう少しというところで、アルバスは彼女からすっと離れた。そしてエクレシアが持っていた本を拾い上げてパラパラと読む。
「ちょっとエクレシア。これってエロ本じゃ…」
「わっ…わっ…見ないでくださいアルバスくん!」
正気に戻ったエクレシアは顔を赤面させて両手を横にぶんぶん降る。まるでその姿は初心な乙女なようで、さっきまで自分が何をしようとしてたのか覚えていない。
「エクレシアのものなのか?」
「ちっ、ちがいます!この本紛れ込んでいたんです!」
「誰かに借りたのか?」
アルバスの声が若干不機嫌になっていた。エクレシアはなぜだろうと思ったが、とりあえず今は自分の誤解を解きたかった。
「そうです。私、こんな本持ってません」
「やっぱり大人の方がいいのか?」
「?」
「別に嫉妬じゃない」
アルバスはぷんすかとしている。嫉妬と言われてもエクレシアにはいまいちピンと来ないのだ。
(シュライグとエクレシアは本を貸し借りする仲なのか…)
アルバスの心情はエクレシアには分からない。 - 12二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 09:30:39
シュラエク、そういうのもあるのか(勘違い)
- 13二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 09:37:11
…アルバス君は既にエロ本とか読んだり
してるのだろうか? - 14二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 12:51:40
『シュライグさん、こんな本が混じってましたよ』
『エクレシア、それは…!』
シュライグの慌てた声を聞いてエクレシアはクスクスと笑った。ペラペラとページをめくって雑コラのページを開く。
『仲間をエッチな目で見てはいけないんですよ?』
『…フェリジットには黙っていてくれ』
『シュライグさんの、ここ。大きくしちゃってどうしたんですか?まさか年下の女の子に言葉責めされて気持ちよくなっちゃったんですか?』
「…いや、そこまではないな」
「?」
アルバスが首を横に振る。シュライグの部屋でエロ本プレゼント交換が行われた。そこで手に入れたメスガキ物はアルバスは何度も読んでいる。
力と技が上の相手を知恵で翻弄し勝利を収める。挑発も立派な戦法だと納得したのだ。
仮にフルルドリスと再戦することになれば試す価値はあるとアルバスは思っている。
エロ本に疎い彼がメスガキ分からせというジャンルがあることも、それを実行してフルルドリスによる分からせが起こることも、今のアルバスはまだ知らない。
「アルバスくん。それで私はこの本を返しに行かなければいけませんので」
「ああ、そうだな。オレも用事があるし一緒に行く」
二人は並んで歩く。ちょっとだけ気まずい空気が流れるが、
「アルバスくんはそういうことに興味あるんですか?」
「ない訳ではないと思う。そういうものにドキドキすることは分かる」
「そう、なんですね…」
エクレシアとアルバスの手がちょっとだけぶつかった。どちらの顔も少し赤くなる。手を繋げればいいななんて
「これは俺のものではない。それに…流石に悪趣味だ」
シュライグは淡々と言った。隣にいるフェリジットの顔があっという間に青くなっていく。フェリジットはなにかを言おうとして言葉が出ない。池の鯉のように口をパクパクとさせた。
「エクレシア、これはシュライグのものじゃなかったのか?」
アルバスは首を傾げる。
「エクレシア、これは誰のものなんだ?」
シュライグは静かに問い詰めた。
- 15二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 12:53:11
- 16二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 14:38:02
これがおねショタ(DV)か
- 17二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 14:42:53
- 18二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 14:45:27
これじゃフェラジット姉じゃん
- 19二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 15:00:16
- 20二次元好きの匿名さん22/06/19(日) 16:40:00
確かにお口に射精しても子供はできないし徒花には違いないな
- 21二次元好きの匿名さん22/06/20(月) 00:17:16
「フェリジット、平気か?顔が青白い。こんなことをされて気分がいいはずないが」
シュライグは隣の青白い顔をする彼女を気遣う。
「ええ、平気よ…ふふっ、平気」
フェリジットは力ない返事をした。
「あの、違うんですっ!フェリジットは…」
エクレシアは言葉を繋ごうとして飲み込んだ。
「エクレシア、どう違うんだ?」
アルバスはよく分かっていない。
岡目八目という言葉がある。当事者から見えないことも第三者の目から見れば明白というものだ。困惑するシュライグ、顔が青くなるフェリジット、誤解を解こうとするエクレシア、状況がつかめないアルバス。
この場にいる第三者はルガルであった。
大体の状況はつかめているものの、どう対処するか考えることになった。ルガルは懐からひどい臭いのする胃薬を水で流し込む。
「待て、シュライグ。このままでは悪い予感がする。一旦、話し合う場を設けたい。お前の部屋でどうだ?」
「ルガルが言うならそうしよう」
「シュライグとフェリジット、そして俺で話し合う。それでエクレシアとアルバスなんだが、アルバスの部屋で二人は待っていて構わないだろうか?」
「分かりました。アルバスくんと待ってますね」
「まず、この本についてだ」
ルガルは件の本を掲げる。
「この本のジャンルだが、主に上流階級の婦人向けに書かれた騎士との恋物語だ。まあ平たく言えば不倫している話だ。その挿絵が雑に顔写真を貼り付けてある」
「女性向け…ということは持ち主が女性なのか?」
シュライグはしばし考える。
「なるほど。キットのイタズラということか」
クソボケ探偵は迷推理を披露した。フェリジットは変なことにはならないようで安堵する。
「そうね。キットには後で私が叱っておくわ」
姉はその場にいない妹に罪を着せようとする。
(それでいいのかフェリジット。安牌だが、もっと攻めることが出来るんだぞ)