とあるスレに触発されて漫才作ってみた

1二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 17:12:05

A「どうも～○○で～す」
B「よろしくお願いしま～す」
A「この間ね、暇だったから部屋の掃除をしたの」
B「へぇ、良いじゃないですか」
A「そしたら懐かしい物が出てきてね」
B「ほぉ、なんですか？」
A「桃太郎の絵本だよ！」
B「あぁ、懐かしいですね。僕も子供の頃はお母さんに良く読んで貰いましたよ」
A「そうそう！僕もそうだったなぁ。
それで夢中になって読んじゃってさ」
B「コラコラ、掃除はどうしたんですか。まぁ気持ちは分かりますけど」
A「でもおかげで桃太郎暗記しちゃったんだよ」
B「へぇ、そりゃ凄い。じゃあちょっと暗記した桃太郎のお話してくれますか？」
A「もちろん！では童話『桃太郎』始まり始まり～」
B「なんだかワクワクしますね」
A「むかしむかし、ある所に桃太郎が居ました」
B「……うん？」
A「桃太郎は毎日元気に暮らして居ました」
B「あれ、そんな話だったかな…」
A「そんなある日、桃太郎は子供達に虐められている亀を見つけました」
B「良し、一回止めよう一回止めよう」
A「え？なんで？」
B「お前それ浦島太郎じゃね？」

2二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 17:12:17

A「いやいや、そんなこと無いって。だいたいまだ始まったばかりなのに何で止めるのさ？」
B「まだ始まったばかりだから止めたんだよ！まだ修正出来るから止めたの！」
A「何処がおかしいのさ！？」
B「全部だよ！何で亀出て来てくんのさ！桃太郎に出てくる生物は人とお供と鬼だけだよ！」
A「とにかく！まだ始まったばかりだから、続き行くよ？」
B「これ絶対浦島太郎だけどな…」
A「桃太郎は子供達を追い払うと亀に話しかけました。『大丈夫かい？』」
B「ほら浦島太郎じゃん」
A「すると亀は言いました『ありがとうございます。お礼に連れて行きたい場所がございます』」
B「そろそろ認めろって、これ絶対浦島太郎じゃん」
A「桃太郎は言いました『僕を何処へ連れていくの？』」
B「竜宮城でしょ？」
A「亀は答えました『鬼ヶ島です』」
B「桃太郎だ！？」
A「こうして桃太郎は亀の背に乗り鬼ヶ島へと向かいました」
B「桃太郎じゃん！？浦島太郎かと思ったらちゃんと桃太郎だった！」
A「すると桃太郎は海に浮かぶ光る竹を見つけました」
B「かぐや姫！？」

3二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 17:12:39

A「桃太郎は竹を割るため近くの島へ上陸しました」
B「ちょっと待ってくれなんなんだこの話は…？浦島太郎かと思ったら桃太郎でかぐや姫が出てきたぞ…？」
A「するとその島には金太郎が住んでいました」
B「金太郎！？」
A「桃太郎は金太郎から斧を借りて、竹を割ることにしました」
B「落ち着け…冷静になれ…」
A「すると中から一寸法師が出てきました」
B「一寸法師！？」
A「こうして桃太郎は亀、金太郎、一寸法師をお供にして鬼ヶ島へと向かいました」
B「待て！？一回待ってくれ！？」
A「なにさ、もうすぐクライマックスなのに」
B「この話はなんなんだよ！何でそんなにいっぱい出てくるんだよ！童話界のアベンジャーズか！」
A「まあまあ、もうすぐ終わるから」
B「マジで早く終わってくれ…」
A「鬼ヶ島に到着した一行ですが、みんな驚きました。何故ならそこに居た鬼は皆ちんぷんかんぷんな姿をしていたからです」
B「お前ら以上にちんぷんかんぷんな奴らなんて居ないだろ」
A「そこに居た鬼は桃色の鎧を着た、人の様な姿をしていたからです」
B「……え？」

4二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 17:12:57

A「他の鬼も犬、猿、雉の姿をして居ました」
B「おいおいおいおいこれまさか…」
A「そしてその鬼達の足元には大きな体の、鬼が倒れて居ました」
B「桃太郎じゃん！？本物の桃太郎じゃん！？どゆこと！？」
A「桃太郎は言いました『僕は桃太郎、君の名前は？』すると『僕も桃太郎、君も桃太郎なのかい？』と答えました」
B「おいおい……面白くなってきたぞおい！！！」

5二次元好きの匿名さん22/06/27(月) 17:13:12

A「お互い退きません、退けないものがあるからです」
B「うお熱いねぇ！過去編無いから知らんけど！」
A「『ならば決めようか…』『どちらか本物の桃太郎かを…』」
B「どうなるんだこれ！？どうなっちゃっうんだ！？」
A「『『行くぞ！桃太郎！』』」
B「うおおおお！！！！！ﾌｫｰｰｰ!!!」
A「俺たちの戦いはこれからだ！」
B「おおおおお！！！………え？」
A「おしまい」
B「ふざけんなよ！打ちきりエンドじゃねぇか！良いところで終わりやがってよ！」
A「どう？桃太郎」
B「どうもこうもあるか！誰が作ったんだその桃太郎！出版社にクレーム入れてやるわ！」
A「作品名、桃太郎」
B「今考えたら全然桃太郎じゃなかったなこれ！で！作者は！？」
A「作者、お母さん」
B「お母さあああああん！！！！！！」
A「2作ってもらう？」
B「もういいわ！
どうもありがとうございました」