- 1二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 01:14:00
スレ主です
次スレ立てましたよはい
好きに語ってきな
スレ主の最近のトレンドはエフキッドエフです
【CP注意】エフフォーリアとダノンザキッドは|あにまん掲示板F4→←←←←←←←←キッドぐらいが丁度いいbbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 01:14:57
待ってたよ…
- 3二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 01:15:47
200が実現した…だと
- 4二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 01:16:08
立て乙
- 5二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 01:16:18
保守するぜ
- 6二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 01:17:32
これでエフキッドをまた語れる
- 7二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 01:20:16
さんきゅースレ主
- 8二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 01:21:06
保守
- 9二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 01:33:37
ほしゅ
- 10二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 07:14:05
ほしゅ
- 11二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 18:28:19
あげ
- 12二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 18:34:36
えっ!?エフキッドもっと語って良いのか!?
お互いの小さい頃一緒に撮った写真をお守りにしているエフキッドの概念流行らせたいです - 13二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 20:19:07
スレ後半で出た闇オークションで大金叩いてキッドを買うF4概念ほんま好き
- 14二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 20:21:55
前スレ96の
『「俺をお前の1番にさせてくれ!!」「お前を俺の最初で最後の恋人にするからお前も今だけで良いから俺を見ていて欲しい」ってグイグイ言ってくるタイプのキッド(男前だし受け)』概念本当めっちゃ好き
そして99のレス返信の『エフは皆の幸せの象徴としての自分を望んでいるから滅私奉公気質なんだけど、そんなエフを俺だけのものにしたいって攻める(受け)なキッドはあり。
「俺はお前が良いの! 幸せの象徴としてのお前じゃなくて、お前って言う存在が欲しいの!」』って更に攻めるキッド概念で本格的にエフキッド沼に落ちた - 15二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 20:23:19
前のスレでも言ったけど
キッドはマイラー体型だし体温高くてポカポカしてそう。逆にエフは末端やお腹がすぐに冷えてそう
寒い時に「ん。」ってキッドが自主的に腕を広げてハグとかして体温移しあったりしてほしいし、幼少期からの癖で2人とも特に疑問に思わないでいて欲しい - 16二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 20:25:08
ムチムチ体型でシャツがパッツンパッツンなキッドに「……目に毒だ」とか言ってジャージやベストや学ランを肩にかけさせたり、
シャツのボタンが圧に耐えきれずにパチーン!!って飛んで外れてラッキースケベっちゃうエフキドが見たいんですけどここにありませんか……?? - 17二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 20:43:18
今はマイラー体型だけど元は中距離走ってたし本質は中距離馬なんだろうなって考えたら将来親父殿見たくエロい体になる夢を見た
- 18二次元好きの匿名さん22/07/13(水) 22:48:45
スラリとした体型にムッチムチの尻のキッドだって!?
- 19二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 07:18:47
ほ
- 20二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 11:28:29
- 21二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 23:26:36
保守
- 22二次元好きの匿名さん22/07/14(木) 23:45:58
- 23122/07/14(木) 23:46:56
- 24二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 07:20:04
保守
- 25二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 17:13:26
- 26二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 22:12:22
あげ
- 27二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 22:16:19
えっ?みんなの代わりに書いてくれるって?
- 28二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 22:24:52
そういえばキッドくん次走は関屋記念だそうな
夏競馬使って覚醒してエフに挑戦状叩きつけてくれ - 29二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 22:25:33
というわけでキドエフです。
「何をしているんだ、キッド」
「おわ?!」
ガチャリと急に開けられた扉の方を見ると、トレーニング帰りの幼馴染みがいた。少し赤く染まった頬が何だか色っぽいな、なんて考えていた。手元の物を一瞬忘れて。
「ん? お前、それは……」
「? あ、あー! あー! これは違うぞ!」
「いや、でもそれは俺のタオルだろ?」
完全に油断していた。まあしばらく帰ってこないだろーなんて呑気なことを考えていた俺は、あろうことか幼馴染みの使用済みタオルを抱きかかえていたのである。馬鹿だ最低だ何してるんだ俺! これ絶対軽蔑されてるぞ! なんならもう幼馴染みとしてすら接してくれないかも……。
「使用済みだからお前の汗を拭くには向かないだろうに。おかしな奴だな」
「あ、うん、そう、そうだな! はは!」
乾いた笑いしか出てこない。天然の入った幼馴染みはこんなことをしていた理由には気づいていないようで、普段はやきもきさせられるその性格に感謝した。
「風呂に入りたい。借りられるか?」
「自分の部屋は?」
「同室のが既に使っていた。正直もう待てない」
「あ、そっか。なら良いぜ」
「恩に着る」
そう言って幼馴染みは風呂場に向かっていく。さっきは気付かなかったが、手には着替えを含めた洗面グッズを持っている。変なところで律儀だな、と思いつつ、体格の良い背中を見送る。
「ああ、そうだ」
不意に振り返った幼馴染みの表情はいつも通りの鉄仮面。ずかずかと俺の方に来ると耳元に顔を寄せてこう言った。
「俺の匂いを楽しみたいなら、今夜存分に楽しめば良い」
「ッ?!」
耳を押さえて飛び上がる。目を合わせた幼馴染みは蠱惑的な笑みを浮かべている。
「ここまで言わせたんだから、漢を見せてくれよ?」
「は、はい……」
よく見なくても顔の良い幼馴染みに、俺は一生勝てそうにない。
- 30二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 22:26:53
突然の供給!?
- 31二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 22:27:37
おぉ…神よ
- 32二次元好きの匿名さん22/07/15(金) 22:37:41
長くなるSSはべったーか何かに貼り付けてからの方が良いかな?
- 33二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 09:11:36
保守!!風邪看護してほしい
- 34二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 09:22:54
夏バテや季節の境目で風邪引いたキッドを看病でもいいし胃荒れや色々と無理しすぎた反動で高熱出た翌日には記憶のないエフを看病でもいいな………
- 35二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 21:11:22
滑り込み保守
- 36蚊帳の外22/07/16(土) 23:08:13
「あーあ、骨折っちまったなー」
俺の部屋には誰も居ないのに、大きな声でそう言った。クラシック競争の花形の一つ、皐月賞。三冠馬を目指すにあたって、何よりもまず獲らなければならないタイトル。俺はそのレースの中で骨折し、15着になった。壁にある下手くそな字の『目指せ! 三冠馬!』という貼り紙に手を当てる。
「馬鹿みてぇじゃねぇか!」
紙に爪を立てる。こんなことしたってただ徒に指を傷つけるだけなのに。近くにあるテーブルのペン立ての中にはカッターナイフが一本。それを手に取り、紙に向かい合う。
「こんな物ッ、こんなものッ! こうしてやる! クソッ、クソォッ!」
がむしゃらにただ刃を振り回す。壁に傷が付いてしまうことも考えずにひたすら。粉々になってしまえば良い。全部なくなってしまえ。何が三冠馬だ、何が、何が!
「キッド! 何してるんだ! 危ないぞ!」
ふと声がした。聞き馴染みのある低くてハスキーな声だ。最悪だ。今は、今だけは会いたくなかった。だから自室にずっと引きこもってたのに。
「……エフ」
声の方を向くと思った通り背の高い青年が、俺の幼馴染みが立っていた。俺が骨折したレースである皐月賞の勝者。困惑したような怒ったような顔をしている。
「そんなもの振り回すな。怪我したらどうする」
俺の手からそっとカッターナイフを取り上げる。脱力しきった俺の手から抜き取るのはさぞ簡単だったろう。ペン立てにカッターナイフを仕舞うと、幼馴染みは俺の方を見てその場で正座した。
「……何」
「いや、話がしたいと思って。俺が立ったままでは見下ろしてしまうから座っただけだ」
「は?」
「……すまない。怒らせたかったんじゃない」
こいつはそういう奴だ。いつも言葉が足りなくて配慮に欠ける。こういうところが、俺は――――。
「その、足は大丈夫なのか?」
「大丈夫に見えんの? これが?」
「いや、そうじゃなくて」 - 37二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 23:17:58
つ、続きはあるんですよね!?
- 38二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 23:21:18
骨折ってヤケになってるキッドくんは美味しいなぁ
- 39蚊帳の外22/07/16(土) 23:22:15
いよいよ要領を得ない。馬鹿にされているようで腹が立った。どこかきまり悪そうな顔をしている幼馴染みが、何か憎らしいものに見えてしまう。そうして俺の口からは、つっと言葉が漏れだした。
「お前は良いよな」
「え?」
一言発するともう止まれなかった。止まろうとすら思えなかった。頭がいっぱいだ。胸ぐらに掴みかかる。驚いたような顔が、余計に苛立ちを募らせた。
「お前は勝っただろ! 皐月賞で! 良いよなお前は。だって三冠馬になれるかもしれないんだ! しかも無敗の!」
「落ち着け、落ち着けキッド。足にひび……」
「黙れ、黙れよ! お前ばっかり、お前ばっかり! さぞ愉快だろ? お前のことを置き去りにしていった俺がこんな無様をさらして!」
「何を言ってるんだキッド! 俺は、俺はそんなこと考えてなんかいない!」
「嘘だ! ……なんで俺なんだよ。これからなのに、これからだってのに! お前だけがダービーに行ける。お前だけが三冠馬になるチャンスを持ってる。お前だけが、お前だけが全部持ってる!」
「キッド、聞いて、ねぇ」
「うるさい! 俺は、だって三冠を獲りたくて……。それなのに、お前が全部……」
情けなく声が震えてしまう。手も足も力が抜けてしまう。こんなのただの八つ当たりだ。皐月賞も獲れず、ダービーに出走すら出来なくなったことへの苛立ちをぶつけているだけだ。幼馴染みはもう何も言わない。どんな目で見ているのかなんて見たくなかった。
「……出ていけ」
「キッド」
「出てけよ! 俺の部屋から、今すぐ!」
そう言って突き飛ばした。突き飛ばされたあいつは、どんな顔をしているのか。……きっと俺を軽蔑しているに決まってる。
「キッド、俺は……。俺はお前がそんなやつじゃないってわかってる」
「出ていけ」
「また一緒に……。いや、また来る」
「来るな。俺に構うな」
「キッド」
「顔も見たくねぇ、さっさと失せろ」
「……わかった」
バタンと扉のしまる音がした。惨めだ。なんて惨めなんだろう。幼馴染みに当たって、それで何になると言うんだ。切り刻まれた紙をゴミ箱にいれた。
- 40二次元好きの匿名さん22/07/16(土) 23:30:23
良き…素晴らしいSS書きが降臨した…
- 41蚊帳の外22/07/16(土) 23:32:53
そうして迎えたダービーの日。あいつが走ってるところを見たくなくて逃げ回っていたら、先輩に捕まった。
『君が気まずいのはわかるけど、ちゃんと見てなきゃ駄目だよ』
俺よりも身長が低くて体格も良くないのにどこか威圧感のある先輩に連れられて府中レース場にやって来た俺は、先輩のお節介によって最前列に立たされた。
「あの、俺骨折してるんスけど」
「知ってる。でも幼馴染みの勇姿は間近で見るものだよ」
「それは経験則っスか?」
「……まあそうとも言うかな」
ここまで来てしまったらもう仕方がないので幼馴染みの姿を探す。あんな別れかたをしたのに、今更レースを見て何て声をかけろと言うのだろう。すごかったな、頑張ったなって言えば良いのか?
「何でも良いんだよ、何でも。そんな大層なことは言わなくて良い。ただ寄り添うだけだって良いのさ」
「……エスパーっスか」
「いや、声に出てた」
「マジか……」
下らないことを喋りながらターフを見下ろす。
「あ、居た」
他よりも少しだけ高い身長で、未発達だけどしっかりと肉のついた少し色白の幼馴染み。涼しい顔をして立っているが、いつもより発汗が激しい。
「凄い汗だね」
「俺には劣りますけど」
「君はそりゃ凄いからね……。君のそれに勝てるのなんて同期には多分居ないんじゃない?」
「……そこで勝つのはなんか癪っス」
ゲートに入っていく幼馴染みを見る。いつもより、少し落ち着かないようだ。
「大丈夫か、あいつ」
全員がゲートに収まって、そうしてダービーは開幕した。
- 42蚊帳の外22/07/16(土) 23:48:45
「ペースはそこまで速くないね」
「っすね。これはレコードにはならないか」
「まあそう簡単にレコードは出ないからね」
「先輩は出したでしょ。しかも海外で」
無駄口を叩きながらレースを見る。特段速いわけでもないペースで進んでいくダービー。俺も出たかったな、なんて思うけれど、こんな足じゃあ選手生命が絶たれて終わり。骨折さえなければ……、と恨みがましく足を見つめる。
「ん?」
「どうしたんスか、先輩」
「いや、何でもないよ」
何かを感じ取ったような先輩の様子に少し怖くなる。なんだ、何が起こっている。そう思って目を凝らす。レースはもう最終直線に差し掛かろうとしていた。
「っ! あいつ抜け出した!」
あんな別れ方をしてしばらく経ったのに、俺は幼馴染みの姿をすぐに見つけた。先行抜け出し。馴染みのある彼の走る姿は凛々しく雄々しい。
「よし、いける!」
「ッ?! まだだ!」
「え? あっ」
後続を突き放していく幼馴染みの後ろから、黒い影が一つ迫ってきている。彼の高名な選手を師に持つ男。黒鹿毛の貴公子。大王の名を持つ彼は、幼馴染みに並びかける。そうしてそのままもつれるように二人でゴールした。後続とは約一馬身とちょっと。そのまま掲示板内は写真判定になった。
「……あいつ、勝てたっスかね」
「いや、あれはおそらく……」
しばらく後、ようやっと結果が出た。レース場に歓声があがる。勝ったのは――――。
「大王の名は伊達じゃねぇってことか……」
「完璧だった。素晴らしいレースだったよ」
幼馴染みではなかった。なかったのだ。黒い影、大王の名を持つ傲慢な男。それがダービーの勝者だった。
「……レコードなんて、出る筈ないペースだったのに」
「凄いね。最後の直線だけでレコードだってさ」
ため息が出そうになる。……果たして俺は、あそこに立つ資格があっただろうか。怪我をしていなくとも、俺はあそこであいつと肩を並べられるだろうか。
「あとで声かけに行ってあげなよ」
そう言った先輩は、タクシーを呼んで寮まで送り届けてくれた。何て声をかけたら良いんだらう。そう考えている内に夜はふけた。
- 43蚊帳の外22/07/17(日) 00:05:40
「……よし!」
悩んでいたって結局何も思い浮かばないので、もうさっさと会いに行くことにした。どうせ俺は頭が弱いから、あれこれ考えるより会ってしまった方が良い。
「部屋、いや、今なら食堂か」
松葉杖をつきながら廊下を進む。シュネルが手を貸そうとしてくれたけど断った。慣れてしまったのでそんなに辛くもないし、今日は同じトレーナーの下で切磋琢磨している子と並走だと言っていたから、なるべく拘束しない方がいいと思ったのだ。きっと幼馴染みがこれを聞いたら、目を丸くして驚くだろう。
「……案外、俺はあいつのこと好きなんだな」
先輩に感謝しなければならない。きっとダービーに行かなかったら、意地を張ったまま喧嘩別れしているところだった。あれは全面的に俺が悪いから謝るとして、今度美味しい料理屋に行こう。それであいつに許してもらおうとは思わないけど、久しぶりに遊びに行きたい。……一緒に行ってくれるかな。ダービーお疲れさまの会を二人っきりで開こう。あいつ、泣くかもな。
そんなことを考えながら食堂へと向かっている途中、慌ただしく騒がしく通りすぎるいつものニコイチが視界に入った。
「おーい、そこのニコイチー。何があった?」
「んあ? あ、キッド君! あんな、あんな」
「取り敢えず来て!」
「うえ?!」
二人がかりで抱きかかえられた俺は凄いスピードで廊下を通っていく。ちょこちょこ、重いんだけど……と愚痴をこぼす金髪は後で絞めようと思った。
「え、ねえヤバくね?」
「あ、お前も見た?」
「見た見た。倒れたんでしょ?」
嫌な予感がした。思うように走れず抱えられている自分がもどかしい。走ることが出来たなら良かったのに。
「ちょっと! しっかりして!」
「救急車は呼んだぞ」
「ありがと! 生きてる? 脈はあるから生きてるね! 救急車来るから気張りな!」
案の定だ。嫌な予感というのは往々にして当たるものだ。食堂の冷たい床に見慣れた彼が横たわっている。肩を上下させて静かに。人だかりで顔までは見えなかったが、俺があいつを見間違えるわけがない。
いつもなら、あいつが倒れたときに一番に助けるのは俺だった。それに、俺はあいつが倒れるほど無茶をさせなかった。なのに、俺は今、遠巻きに倒れたあいつを見ている。担架で運び出される青白い肌のあいつを見ているだけ。俺は何も出来なかった。
- 44蚊帳の外22/07/17(日) 00:41:24
「……失礼します」
特に大事はなく、過労とそれに起因した発作と診断された幼馴染みの病室に入る。何年ぶりかにあいつがここにいるのを見た。最初はたしか、俺が坂路に誘って倒れたとき。体質のことを知らなかった俺が、あいつを倒れさせた。やり過ぎた自分も良くなかった、とあいつは言った。あいつの親からも。俺のせいだから何度も謝ったけど、俺こそごめん、とあいつは言った。
トレセンの皆に手を抜かれたくないと言って、幼馴染は体の弱さを言わなかった。俺が大事になる前に止めてくれるからそれで良いと。
ベッドの脇の腰掛けに座る。そこまで焼けていない白い肌の幼馴染みは、目を閉じていると存外幼い。幼馴染は、俺に見てほしいと、ダービーに向けて無理をしたらしい。まだ体の弱さを克服できていないのに追い込んで倒れた。
「ん、あれ、ここは……。あ、キッド」
瞼を震わせて幼馴染みは目覚めた。寝ぼけた様な表情の幼馴染みは、俺に気づくと飛び起きようとして失敗した。
「……来てくれたのか」
嬉しそうな幼馴染みの顔を見た。濃いくまに縁取られた目が俺を見ている。頬に手を伸ばしてそのくまをなぞると、幼馴染みは少しくすぐったそうにした。
「悪かった」
「何が?」
「いや、あの皐月賞のあとの……」
「いや、俺も無神経だった。お前の方が大変なのにすまない。足の調子はどうだ?」
「問題ねぇよ。けど、お前の発作の方が大変だろ」
「もう慣れた。これは別にレースに支障があるものではないから」
穏やかに言う幼馴染みに、何て言えば良いのかわからなかった。
「そろそろ寮に帰った方がいい。また寮長に怒られても、俺は助けに行けないんだから」
「わかってるよ。……じゃあまた」
「ちゃんと寝ろよ」
「お前がな」
軽口を叩いて病室を出た。蚊帳の外だった俺に、あいつの隣に立つ資格はあるのだろうか。俺は肝心なときに隣にいないのに、幼馴染みを名乗っても良いのだろうか。
俺が馬鹿でどうしようもないこと知っている。あいつの博愛主義でどうしようもなく誰かの事しか考えられないところが好きだということも。
- 45二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 00:42:43
- 46二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 00:49:56
素敵なものを読ませてくれてありがとう………………
- 47二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 10:18:00
保守
- 48二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 10:26:46
キスする時エフはガン見しててキッドはぎゅっと目を瞑ってて欲しい
- 49二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 11:44:01
キッド「コンビニ行くけどなんかいる?」
エフ「いらない」
キッド「わかった。いってくる!」
数分後…
キッド「ただいま!エフの好きそうなやつ買ってきたぞ!」
エフ「そうか」
キッドの太陽のような眩しい笑顔に悲しき競馬マシーンもにっこり - 50二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:06:03
「このデートが終わったら抱くから」ってデート前にエフに言われるキッド……
- 51二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:07:31
デートの後が気になりすぎて集中できないやつですね!
- 52二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:09:32
- 53二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:13:42
- 54二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 08:57:00
お互いにデート(買い出し)当日に同期やマイル仲間に相談したりしておしゃれしまくって変な空気になるのが見てぇ〜〜
- 55二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 08:57:03
保守
- 56二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 20:15:34
ほ
- 57二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 21:02:48
- 58二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 22:46:23
いいぞモブおじもっとやれ
- 59二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 07:00:14
両方で……
- 60二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 18:11:10
- 61二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 19:49:24
「お前を守れて良かったよ」
「ああ、ちっとばかし痛かったから今度奢れよ」
「お前のせいじゃねェだろ??」
って優しく諭してくる自分の(厄介ファンの)せいで怪我して手とかに包帯巻いてるキッドはそれはそれでアリだしエフの罪悪感やばそう
顔面蒼白ヘニョ耳で責任取ると言ってくるしずっと謝ってくるエフ
- 62二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 21:46:59
早く大人になりたがっててちょっと色々と背伸びしちゃったりコーヒー飲んでまずっ……苦……ってなってエフに押し付けたり勝負服露出多めにしたりするキッドはいいぞ定期
- 63二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 22:15:20
「ね、ねぇエフフォーリア君。ぼ、僕の事覚えてる?」
トレーナーに渡された一日のトレーニング内容を終えてグラウンドから寮に帰ろうとしていた時、ふと声をかけられた。声の方に振り向くと、同じくトレーニング帰りと思われる男子が居た。前髪が目にかかるほど重く伸びている彼に心当たりがなく、一瞬虚をつかれたような表情をしてしまった。俺の表情はわかりにくいらしいから伝わってはいないと思う。
(知っていると言って嘘を吐くのも悪いが、かと言って誰ですか貴方、などとは聞けないしな)
少し迷ったのち、俺は彼に話しかけた。
「えーと、すまない。俺は君と対戦したことがあるかな」
自分なりの精一杯の敬意と親愛を込めて言葉を放つ。対戦したことがあるなら思い出せそうなものだが、どうにもそれができない。いっそ彼からレース名を聞いてしまえば思い出すかも。そんな軽い気持ちで聞いた。
「えっ。ぼ、僕が君と? そ、そんな、お、おこがましいよ……。き、君はすっごく強くて、ぼ、僕なんか相手にならないよ……」
大袈裟なまでに対戦したことはないと否定して謙遜する彼は、大きく肩をすぼめて俺から目を逸らす。……彼のような知り合いはいただろうか。思考を巡らせていると、彼は少しひきつった声を発した。
「や、やだなぁ。エフフォーリア君。ま、まさか僕の事を忘れちゃったの?」
そうは言われても、全く思い出せないのだ。彼の名前くらいは思い出したいところだが、皆目検討もつかない。
「き、君が言ってくれたんだよ? ぼ、僕とつ、つ、」
「つ?」
「つ、付き合ってくれるって」
「え」
頭が真っ白になった。いつ、俺はそんなことを約束したんだ。付き合う? 彼と? もしかして俺は何かとんでもない勘違いを彼にさせてしまったのではないか?
「き、君はあの時、い、良いよって言ってくれたじゃないか! ぼ、僕はあんなに嬉しかったのに、わ、わすれちゃったの?!」
「お、落ち着いてくれ。何か誤解が……」
「う、うるさいな! 君が言ったんだろ?!」
不味いことになったかもしれない。俺はそんなことを言った覚えはないので、きっと何か誤解させたのだと思う。どうやら俺は誤解させやすいらしいので気を付けていたが、油断してしまった。
「もう良いよ! 君なんか、君なんかこうしてやる!」 - 64二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 22:28:07
そう言うと彼はどこから出したのか、カッターナイフで俺に切りかかってくる。こんな衆目にさらされたところで流石に流血沙汰はまずい。なんとかなだめようと彼に向かって話しかける。
「すまない。俺が君を誤解させてしまったみたいだ。どうかそれをおろしてくれ。話せばわかる」
しかし説得もむなしく彼はカッターを振り回す。
「うるさい! 君と話すことなんて何もないよ! くそっ、騙された騙された騙された! 僕の事なんかどうでも良かったくせに! お前なんか殺してやる!」
全く話を聞いてくれない。けれどこのまま彼が凶器を振り回している状態なのは本当にまずい。今は人がいないが、そろそろトレーニングを終えた奴がこちらに来る時間だ。俺だけなら良いが、他者が巻き込まれるのは彼にとっても良くない。
「ちょっと待ってくれ! 本当に何か誤解している! ちゃんと話し合おう!」
「黙れ! お前、お前は! ぼ、僕というものがありながら浮気した! この尻軽野郎! 誰にでも体を許しやがってさあ! ぼ、僕は知ってるぞ! お前がキッドとよろしくやってるって!」
頭を殴られたような気分だ。待て、誰が誰とよろしくしていると彼は言ったんだ?
そうやって一瞬フリーズした俺を見過ごすような奴ではなかったらしい彼は、そのまま俺の方に突進してくる。
(しまっ――――)
襲ってくる彼の姿がスローモーションのように見える。避けなければと思うが、脳が処理落ちをしているのか体が動かない。脳内の警鐘はまったく役に立たなかった。次に来る痛みと衝撃を予測して、反射的に目を瞑った。
けれどいつまで経っても痛みも衝撃も襲ってこない。恐る恐る目を開けると、腕にカッターが刺さったまま相手を睨みつけるキッドが居た。
「お前、俺の幼馴染みに何してんだ」
「ち、違う! 僕は悪くな……」
「何してくれてんだよてめえ! さっさと失せやがれ!」
「く、くそっ」
そう言って前髪の重い彼は去っていった。彼が視界から消えるるまで、キッドは睨みつけていた。
- 65二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 22:39:46
「き、キッド」
「おう、お前の格好良い幼馴染みのキッド様だぞ! それにしても危なかったなあお前。昔っからあーいうのに好かれてたけどさ」
何でもないことのように笑っているが、キッドの腕からはダラダラと血が流れ出ている。
「う、腕。血が……」
「お? あー、まあ、んなに痛くねえよ」
嘘だ。俺の方を見てにかっと笑うキッドの顔は少し青い。あんなに血が出ているのに痛くないわけがないんだ。
「どうしよう……。止血、止血しなきゃ……。ど、動脈は切れてないよね?」
「おー、切れてないだろ多分」
「どうしよう、どうしよう。キッド、血止まんないよ」
「そんな青くなるなよ。その内止まるから」
保健の授業でいつか習った通りに止血をする。でも中々出血が止まってくれない。赤々とした血が、彼の腕から滴り落ちていく。
「あ、あ、ごめん。ごめんねキッド」
「んな謝んなって。お前のせいじゃない。お前を勘違いで刺そうとしたあいつが悪いんだろ?」
幼馴染みの優しさが、今は痛い。早く保健室に連れていこう。そう思うけれど、足が動いてくれない。はやくしなきゃ、キッドの血は全然止まってないのに。
「し、死なないで。死なないでキッド」
「おいおい、そんな深い傷じゃねぇから死なねぇよ」
「で、でも、病院で見た人は血が止まらなくて、それで」
「そりゃ量が違う。俺は死なねぇから大丈夫!」
「ごめんなさい。ごめんなさい」
あっけらかんと言い放つキッドの腕を必死に押さえながら謝り続ける。あの日、俺がまだ入院しなきゃいけなかったあの時、血が止まらなくて死んでしまった人を何人も見てしまった。あんな風にキッドが死んだらと思うと、怖くて体が石になった。
「おーいそこの幼馴染みー。何してんの?」
「お熱いんやね相変わらず」
いつもの二人組の声がしたような気がするけど、もうなにもわからなかった。
- 66二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 22:47:16
「わりぃ、ちっとこいつがアレな奴に絡まれてたんで助けたら俺が刺されたんだ」
「え、それ平気なん?」
「ヤバくね?」
「おう、派手にやべぇ。なんでこいつ引き剥がして保健室に連れてってくれねぇかな」
「えー。そんなん俺らにゃ無理やて」
「運ぶのは良いけどさー、こいつ引き剥がすの無理くなーい?」
「頼むぜー。同期の誼でさー」
トレーニング終わりのいつもの二人組を捕まえて、事情を話す。力の強い幼馴染みを引き剥がして欲しいと言うと難色を示したが、結局やってくれた辺りあの二人は優しい。
「にしても災難だったわねぇ」
「いや、あいつが変なの引っかけるのはいつもの事なんで慣れました」
「慣れちゃ駄目な奴だよそれ」
「頭ではわかってんすけどね。やっぱ体が動いちまうんすよね」
保健室の先生に手当てされて事なきを得た俺は、しばらく安静と言われてしまったので部屋には帰らず、保健室で一夜を明かすことになった。幼馴染みは大丈夫だったかが気になってしかたがなかったが、結局八時間睡眠の健康児として翌日目覚めた。快眠だった。
- 67二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 22:55:44
良き!!SS書きが多くて良いねぇ
- 68二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 22:55:59
「き、きっど」
「お、エフじゃん。どした?」
顔を蒼白にさせた幼馴染みは、朝一番に保健室にやってきた。可哀想なくらいに真っ青な顔。皆こいつの表情はわかりにくいと言うが、大分わかりやすい部類だと俺は思う。長年の付き合いなのもあるだろうけど。
「き、昨日は俺のせいでごめんなさい。俺が変な誤解させなきゃこんなことには……」
そう言ってまた目線を落として組んだ手を強く握る。爪が食い込みそうでハラハラするが、幼馴染みはお構いなしにぶつぶつと謝罪を繰り返す。
「大丈夫だって! ほら、俺もう元気だぜ?」
「で、でも傷が残る」
「んなの勲章だろ」
謝り倒す幼馴染みには明るく接するに限る。思ったより自己評価が低いので、ゆっくり丁寧に接しなければならないのは若干面倒かもしれないが、そこも愛嬌ではある。
「お、怒ってない?」
「最初っから怒ってねぇよ」
「俺と、友達で居てくれる?」
「そんな重い話だったかこれ」
「キッド」
「いつまでも親友だよ」
そう言うとようやく幼馴染みは組んでいた手をほどいた。少し赤くなっている手の甲を見て、ちゃんと後でケアさせないとな、なんて場違いなことを考えていた。
「俺のせいで傷ついたから、俺がキッドをもらう」
「は?」
やっぱりこの幼馴染みのことはよくわからないかもしれない。
- 69二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 22:57:35
- 70二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 23:07:14
- 71二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 23:09:58
- 72二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 23:10:31
文豪……好き…
- 73二次元好きの匿名さん22/07/19(火) 23:12:33
やってみます。筆が乗ったらはっつけにきますね。
- 74二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 10:17:23
保守っとく
- 75二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 11:01:22
- 76二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 11:02:24
- 77二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 19:53:23
ぶ、文豪~!ありがたや……ありがたや……
- 78二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 00:23:00
ほ
- 79二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 11:30:36
- 80二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 12:37:30
はじめてのおつかいとか一緒にやってほしい
- 81二次元好きの匿名さん22/07/21(木) 21:57:22
- 82二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 08:41:55
保守
- 83二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 09:34:58
違うスレでF4とタイホは同期・美浦・鞍上兄弟以外にも調教師の奥さんが仲良しで
人気投票で栗田の奥さんが仲いいからとF4にも投票した話を聞いて
F4とキッドは幼馴染だけどF4はタイホを親から紹介されてて昔から知ってて寮はF4とタイホが同室
東スポは勝ったが弥生賞では負けてその後怪我で療養してる間にF4と大舞台で競ってるタイホに
ジェラシーを感じるキッド概念が沸いててやばい - 84二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 19:27:07
- 85二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 23:34:19
ツインテールひとつとってもエフはおさげ気味でキッドは高めそう
- 86二次元好きの匿名さん22/07/22(金) 23:34:57
初めてのキスで歯がゴチって思い切り当たって悶絶する2人が見たい
というか初夜やその他諸々初めては失敗して欲しい - 87二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 08:49:41
普段明るめ能天気っ子が心の中でぐちゃぐちゃな嫉妬やら羨望やら恋心やら感じてるけどそれを隠してる曇らせは健康にいいって古事記にも書いてる!!
ですので…… - 88二次元好きの匿名さん22/07/23(土) 19:32:05
疲れてぐーすか寝てるキッドにそっとブランケットかけて、「好き」を告げてそのまま去ってしまうエフ……見たい……
- 89二次元好きの匿名さん22/07/24(日) 00:56:34
案外キッドは日記とか書いてそう
最初の方は遊んだ!!○○トレーニングした!!!楽しかった!あいつのあの顔本当に笑えた!
みたいな感じだったのが皐月あたりから歯車が狂っていって空白が増えたり、逆にギッシリ書いたり、白紙が増えたりして欲しい
逆にエフは
○/○
特に異常なし。体重も平均をキープ。
本日は足腰を鍛えるため。また、スタミナをつけるために坂道トレーニングをした。
追記 キッドがコーヒーをよこしてきた。コーヒーといっても砂糖が入っていて個人的には普通に甘かった。
みたいな感じの4行くらいのやつ書いてたりしてそうだしスランプ入ってからはぐちゃぐちゃに書いてたり内心を整理するために吐き出そうといっぱい書いてそう - 90二次元好きの匿名さん22/07/24(日) 10:25:25
勝負服交換してほしい…
- 91二次元好きの匿名さん22/07/24(日) 19:22:55
絶対キッドはエフの勝負服の胸元ぶち壊すしエフはエフで露出多めで恥ずかしかったり足元太ももがパッツンパツンになるんだろうな……
- 92二次元好きの匿名さん22/07/24(日) 19:25:12
幼少期は走り回って砂だらけになった後幼馴染で家が近いからとかでよく一緒に風呂入ってたりして欲しい
まぁトレセンでも普通に大きめの湯船がある共用のシャワー室やらがあるからみんな一緒に入るんだけどね…… - 93二次元好きの匿名さん22/07/24(日) 19:26:01
ウマ娘時空だとエフは胸元までタオルで隠すけどキッドは普通に腰に巻くだけとか我関せず何も巻かず〜って感じっぽい
- 94二次元好きの匿名さん22/07/24(日) 19:30:31
- 95二次元好きの匿名さん22/07/24(日) 21:30:45
結局告白できないまま現役を終えたエフとキッドが、数年後に酒の勢いで泣きながら告白してるところが見てえ!
- 96二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 08:52:55
着てた服が合わなくなって慌てて買いにいくキッド……!?
- 97二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 11:12:10
エフフォーリアとは昔から一緒でトレセン学園の入学も一緒、同じクラスでデビューも一緒で同期になった。
でも寮は別々になってしまって、しかも彼女の同室の子は私とは違う接点で昔から知ってる馴染みの子らしい。
名前はタイトルホルダーといいその名前からも相当将来を期待されたウマ娘のようだ。
メイクデビューを勝ち、そんな彼女にも勝ってホープフルも勝ちG1を手にした。
だが弥生賞ではタイトルホルダーに敗北、皐月賞は1番人気だったのに私は15着の惨敗に終わったのを余所目に
彼女とエフフォーリアは1着争いを繰り広げていた。
「ダービーは勝つぞ!」と意気込んでいたが怪我で半年近い休養を余儀なくされた。
怪我からの復帰後も戦績は芳しくなく、人気に応えられない不甲斐ない走りを続けていた。
その間にタイトルホルダーが菊花賞を獲り、エフフォーリアは三冠ウマ娘も参戦した天皇賞や有マ記念も制した。
大活躍に嬉しい反面、躍進を続ける彼女を見て置いてけぼりを食らったような疎外感があった。
でも彼女は「私の知ってるキッドはこんなところでは終わらない、来年はまたG1で戦おう」
と発破をかけてくれた、やはり彼女は昔から変わらない私の親友だ。
- 98二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 11:12:20
翌年の初戦1番人気に推されたのに皐月でのトラウマでやはり結果が振るわなかった。
エフフォーリアも初戦では1番人気だったのに惨敗するなど彼女も何かおかしかった。
そんな私たちを尻目にタイトルホルダーは春の予定が白紙になる怪我をしたはずなのに復帰。
2つ目のG1を獲得するなどいつの間にか彼女はエフフォーリアと並ぶ世代の代表格になっていた。
宝塚の人気投票ではあのオグリ先輩をも上回る投票数で2位エフフォーリアを抑え1位に選ばれた。
私は64位と参戦は叶わず、ダービー・有マに引き続き彼女たちの対決を見届けるしかなかった。
そして宝塚は今までタイトルホルダーに先着を許さなかったエフフォーリアは敗北。
それどころか彼女はあのハイペースのレースでレコード更新という圧倒的な勝利を見せつけた。
私は2度彼女に勝ったが今の彼女はあの時とはまるで違う、まさに名前にふさわしいウマ娘になっていた。
昔は「エフフォーリアと肩を並べるのは親友の自分しかいない」と思っていた。
だがいつのまにかそのポジションはタイトルホルダーに完全に奪われてしまった。
2度負かした相手だからと驕ったつもりはない、だが私にとって親友と並び立つ彼女が羨ましくて仕方なかった。
これでどう? - 99二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 11:16:26
あ''ぁ''〜最高好き
- 100二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 11:54:08
ウッ……好き……文豪……
- 101二次元好きの匿名さん22/07/25(月) 22:16:43
- 102二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 08:21:17
- 103二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 17:19:32
- 104二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 20:31:12
「……胸が、当たってるぞキッド。」(振り絞って)
「ん?当ててんだよ!」(冗談のつもり) - 105二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 22:53:23
- 106二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 10:32:53
付き合った方がどうすればいいのか分からなくて距離遠くなっちゃう2人は可愛い
- 107二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 18:44:16
「こ、このクソボケどもがー!」って美浦も栗東も関係なく周りが必死にフォローする姿が……見える……
- 108二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 23:01:22
保守
- 109二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 10:16:39
ほ
- 110二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 17:31:02
エアコンのそれなりに利いてる部屋でエフを抱き枕にしてグースカ寝てるキッド……
- 111二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 17:33:08
ダノンーズ先輩たちに相談するキッド……
ファンタジーちゃんは恋バナ大好き系な女子なので相談バンバン乗るしスコーピオンとプレミアムは茶化しに茶化しまくる
スマッシュ先輩は死んだ目をしながらコーラ啜ってそう - 112二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 18:33:56
無邪気で無防備に飲みかけジュース渡してきたり引っ付いてきたりするキッドにおろおろするエフは存在する
かもしれないししないかもしれない - 113二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 18:34:47
キスや手繋ぎで終わるプラトニックな感じで2人ともだんだんと物足りなくなったりしてほしい
- 114二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 19:37:05
いやぁ〜食堂で隣同士で飯食ってエフが立った後にキッドが腕掴んで「………今夜ルームメイトが居ないから。部屋きて、ほしい」って座ってるからか珍しく上目遣いで自分からグイグイ言ったのは圧巻だったなぁ……
同期みんなこっそりチラチラ見守ってそう - 115二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 20:03:23
エフが「ッッ……ぁああ、わか、わかった。いく絶対いく」って勢いよく言って走り去ったのを見てガッツポーズをする皆とキッド………(エフキドが付き合ってないので色々と応援されてるし言ってないけど実はエフからも相談されてていい加減くっつけと嫌気の差してる皆さん)
- 116二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 07:46:12
ッッッカァ〜!!甘酸っぺえ!!!もいいけどドロドロジメジメも似合うのずるい
- 117二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 17:09:55
エフキドエフには晴れも曇りも全部存在するからな……
- 118二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 19:58:54
トレーニング後のキッドを抱きしめに行くガンギマリ寝不足エフ見たい
「ウワッ?!なんだよキモ!!オレ今汗くせえーんだけど?」ってめっちゃ驚いて離れさせようとする汗っかきなのがコンプレックスめなキッド - 119二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 19:59:48
ふたりとも汗っかきだと顔は冷ややかなのにデート中ずっと手汗がやばかったり手を繋ぐときの手汗がすごくて(意識してるの自分だけじゃないんだな)って手の温度で察しちゃうの絶対可愛い
- 120二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 20:42:32
小さい時は抱きしめあってちっちゃな布団やベッドで体温渡しあって温みながら寝ててほしい
- 121二次元好きの匿名さん22/07/30(土) 06:32:20
キッドにとってはちょっと嫌でもエフにとっては安心するという展開……?
- 122二次元好きの匿名さん22/07/30(土) 12:52:58
あげ
- 123二次元好きの匿名さん22/07/30(土) 21:23:36
小さい時かくれんぼしてたときにはエフはキッドを、キッドはエフを一番に見つけるくらいお互いのクセをなんとなく把握してると嬉しい
- 124二次元好きの匿名さん22/07/31(日) 07:26:54
ほ
- 125二次元好きの匿名さん22/07/31(日) 17:44:55
そろそろキッドのレースあるので、エフがキッドが勝てるように一生懸命手作りのお守り作ってたら可愛いな……って
- 126二次元好きの匿名さん22/07/31(日) 19:52:04
ふふふ……エフ、指先や手を針仕事で怪我してボロボロで絆創膏つけてるやつだ…
- 127二次元好きの匿名さん22/07/31(日) 19:53:06
キッドはエフが指切ったりしたとき止血とか諸々のためにエフの指咥えてほしい
- 128二次元好きの匿名さん22/07/31(日) 23:04:41
それが当たり前だったから特に疑問を抱いたことがないエフとキッド……
- 129二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 07:36:05
互いの部屋行き来してるからよく相手の服着てる2人……
- 130二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 17:37:31
サイズもぴったりなんだろうな
- 131二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 22:17:56
幼少期に_____の約束をしたけどアイツはもう覚えてないんだろうなぁ……って2人とも思ってすれ違うエフキドエフはいくらあってもいい
- 132二次元好きの匿名さん22/08/02(火) 08:50:51
男子も女子も関係なく相変わらずじれったいしすれ違う二人を何とかしてくっつけるためにドッキリを仕掛けるのはあり?
- 133二次元好きの匿名さん22/08/02(火) 18:32:19
『ダノンザキッドと育成時は共に坂路を駆け上がっていたエフフォーリアが、無傷の3連勝で共同通信杯(G3)を優勝。クラシック戦線に名乗りをあげた。
こう記すとエフフォーリアは育成時から高い評価を集めていたのではと思いたくもなるところだが、セレクトセールでも高い評価を受けたダノンザキッドが、2歳馬取材でも大きく取り上げられていたのに対し、エフフォーリアはどの媒体にも写真どころか、コメントさえも出ていなかった。』
これでエフキドの関係性について一生気ぶれる。
2021年02月14日
共同通信杯 G3 | 重賞ウイナーレポート | 競走馬のふるさと案内所引退した名馬の牧場見学データベース。馬、牧場、地図から検索可。見学マナー、見学Q&A、馬産地の知識が学べる。uma-furusato.com - 134二次元好きの匿名さん22/08/02(火) 18:42:09
- 135二次元好きの匿名さん22/08/02(火) 18:44:01
- 136二次元好きの匿名さん22/08/02(火) 18:47:48
体質等であまり期待されてなかった自分に比べ子供の頃から期待されてたキッドに屈折した激重感情持ってるエフ……?!?
前スレで出た幼い頃碌なトレーニング受けられなかったエフがキッドと併走したりキッドが大人に頼み込んで一緒に器具使うエフキドエフ概念好き
自分に期待してくれた初めての友のお前に何か恩返しをしないと……怪我をしたお前の分まで頑張らないと……ってなって悪循環に陥ってるエフ……?!??!
- 137二次元好きの匿名さん22/08/02(火) 23:37:04
トレーナーの喧嘩仲裁した後に、トレーナーたちはまだ知らないお互いのいい所を言い合うエフキド……?
- 138二次元好きの匿名さん22/08/02(火) 23:53:48
某キッドシコスレの元性別同世代たちの中で牝馬女体化してるキッド♀概念好き
エフ♂キド♀でふふふ……となった - 139二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 00:04:22
- 140二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 09:42:45
キッドに可愛い靴を履いてほしくてプレゼントするエフ……?
- 141二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 20:31:37
キッドちゃんがエフと出かける時の服どうしよう……買ったまま仕舞ってたスカート……いやアイツの趣味じゃないかも……ってジタバタドキドキクローゼットの中から服選びするところ想像するだけで萌える
- 142二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 07:51:55
デートのときエフに素直に褒められてもつい照れ隠しで背中バンバン叩いちゃうキッド……
さりげなく見た顔が真っ赤だったから照れ隠しなことに気づいてるエフ……
デートのあと一人で反省会開くキッド……小さい頃から大事にしてるぬいぐるみに自分の本当の気持ち話してるんだ…… - 143二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 18:20:01
キッドちゃんがデート終わって寮戻ってカバンあけるとこっそりエフが忍ばせておいたネックレスの箱が入ってて……?!みたいなの絶対2人とも可愛い