もう、トレーナーさんったら……

  • 1二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 20:47:53

    この関係が始まってから随分と月日がたった
    共に乗り越えてきた壁はもう両手では数えきれないほどで、2人だけの部屋の棚には所狭しと盾やトロフィーが飾られていた
    物静かで、カーテンで閉め切られ薄暗い部屋にはこの部屋の主である男とその担当ウマ娘であるマンハッタンカフェのみが存在していた
    男は、部屋に備え付けてあるソファーベッドですぅすぅと寝息を立てて胎児のような体勢で眠りこけている
    彼の手はソファの側にちょこんと座ったマンハッタンカフェの手を握っていて、カフェの細い指と男の歳の割には幼い指が艶かしく絡まっていた 
    校庭からかすかに聞こえるウマ娘たちの声をbgmに、カフェは母性を輝かせた瞳で男を見ていた

    みたいなss誰か書いてくれません?

  • 2二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 20:48:30



  • 3二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 20:49:03

    とてもいい概念だ
    だがそこまで浮かんでるならもう書けるだろ?

  • 4二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 20:49:14

    そこまで設定が固まっているならあとは書くだけですね

  • 5二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 20:49:39

    いいな
    オレは胎児のように眠るカフェを慈愛の目で見つめるトレーナーもアリだと思うぜ

  • 6スレ主22/07/17(日) 20:52:25

    (今現在、テスト期間中で頭が回らないんで)いや〜きついッス

  • 7二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 20:56:11

    >>6

    あにまんを見る余裕があるなら書けるだろう?

  • 8スレ主22/07/17(日) 20:58:14

    >>7

    頭で考えなくて済むから休憩時間に読みにくるけど、今回は書き溜めていた概念の投下しかできないっす

  • 9二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:14:36

    追い詰められた状況こそヒトの本質が試されるように、あるいはアルコールが人の本性を現すように────"眠り"というのは誰であっても偽ることができない。
    ある者は騒々しいまでに鼾をかき、またある者は死んだようにぐったりとする。

    人間が生命活動においてもっとも無防備になる瞬間こそが、睡眠だ。
    マンハッタンカフェがそのことに気が付いたのはほんの最近。担当トレーナーの男と夜を共に過ごすことになってからのことだ。

    日の出ている間は眩しいほどに快活で、カフェが全てを任せてもいいと思えるほど頼りになるこの男も、夜になればまるで赤子のようにカフェにその身を委ねた。
    今までは────トレーナーとウマ娘であった頃には到底窺い知れなかった一面は、カフェの心を狂わせるには充分だった。

    「……ふふ」

    眠るのは私が後で、起きるのは私が先。だから、ベッドにいる間は彼は私のものだ。
    短く揃えられた髪をほぐすように、彼の頭の上を青白い指が踊る。
    そのさらさらとした感覚も、眠る前の情熱の残り香も、くすぐったように顰められた顔も───何もかもが愛おしくて仕方がない。

    でも、こんな至福の時間ももう終わる。

    カーテンに遮られた外の世界は少しずつ明るさを取り戻して、耳を澄ませば早朝練習に繰り出すウマ娘たちの声も聞こえてくる。
    朝が来れば、きっと彼はこんなことを許してはくれない。彼は至ってまじめな人だから。
    でも、それでいい。いつでもできることに大した価値はないのだから。

    これは朝が来るまでの僅かな至福。私だけの独奏。
    頭を撫でているのとは逆の手をそっと彼のそれに絡ませ、ぎゅっ、ぎゅっ、と握る。
    すると、口元がもごもごと動いた。きっと目覚めの時は近い。


    さようなら赤子のようなあなた。また、明日の夜に会いましょう。
    名残惜し気に両の手を放して、カフェは彼の額にそっと口づけた。

  • 10二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:15:43

    サポートカード「"赤子のようなアナタ" SSRマンハッタンカフェ」の説明文です。

  • 11二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:16:40

    「トレーナーさん……?」

    いつものようにトレーニング前にトレーナー室を訪れましたが、電気がついていません。外出されているのかと思いましたが、カギは掛かっていません。
    部屋のカーテンは閉め切られていましたが、窓は開いていて時折吹き込む風によってカーテンがたなびき、差し込んだ日差しを反射して、棚に並べられた私とトレーナーさんが歩んできた歴史の史料が輝いています。

    「トレーナーさん、ここにいらしたんですね」

    トレーナーさんは数日前新調したソファーベッドで休んでいました。トレーナーさんのすぐ近くには何度も書き直した後の残るトレーニングメニュー表や筆記具が散らばっており、お休みになる直前まで私のために頑張ってくださっていたことが読み取れます。
    「ありがとうございます、トレーナーさん」
    普段はご自分の努力を見せないようにされているので、こうして過程が見られることが嬉しく思えます。
    起こさないようにして、トレーナーさんの横に座りました。
    普段は優しくて頼りになるトレーナーさんですが、こうして赤ん坊のように眠っている姿は守ってあげたくなりますね……。
    そう思いながらトレーナーさんの頭を撫でていると、寝返りを打った拍子にトレーナーさんの手が私の手に重なりました。トレーナーさんの手は私に比べると大きいですが、男性としては細くてきれいな指を持っています。
    普段は恥ずかしくてなかなかお願いできませんが、トレーナーさんがお休みの今なら、指を絡めても罰は当たりませんよね……?
    わずかに開いた窓から聞こえてくるトレーニングを行う皆さんの声を聞きながら、トレーナーさんが目を覚ますまで、二人きりの時間を楽しみましょう。

    「トレーナーさん、心ゆくまで休んでください。それまで私は、ここであなたを守りますから」

  • 12二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:17:45

    良SSが2作連続で来てちょっと情緒ガタガタになっちゃった

  • 13二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:19:19

    別のカフェトレSSを描いてる途中で見つけて書いちゃった
    次は主が書く版だぞ
    概念提供でもいいぞ

  • 14スレ主22/07/17(日) 21:20:26
  • 15二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:21:27

    >>14

    新しいのをちょうだいよ

  • 16スレ主22/07/17(日) 21:29:44

    うーんじゃぁ、
    『カフェとの出会いで喫茶店のマスターに興味を持って、トレーナーとしてカフェの指導を終えたら商店街の馴染みの喫茶店を継ごうと考えていたカフェトレがカフェに「お客さん第一号さんは君が良いな」と言ったらカフェは「私としては2人でお店を切り盛りするものとばかり……」と言って2人でお店を営む気満々でカフェトレがしどろもどろになってしまう』
    とかどうよ

  • 17二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:30:01

    >>12

    素晴らしい提案をしよう。お前も何か書かないか?

  • 18二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 21:33:45

    なんだぁここは
    天国か?

  • 19二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 22:06:01

    カフェはちょっとインモラルなのが似合うと思うんだけど貴様らは?

  • 20二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 23:24:49

    「トレーナーさん、何を読まれているんですか?」
    「これ?コーヒーマイスターの養成講座のテキスト」
    「どうしてそんなものを……?」

    カフェの疑問ももっともだ。俺は今までそれほどコーヒーに強いこだわりを持っていたわけではないし、カフェのトレーナーになってからは、学園にいる間は専らカフェが淹れてくれたコーヒーを飲んでばかりだった。
    だが、カフェと一緒に様々な喫茶店をめぐり、いろいろな知識に触れるうちに、喫茶店のマスターというものに興味を抱き始めていた。商店街にある顔なじみの喫茶店のマスターがそろそろ引退を考えているという話を以前聞いたこともあり、カフェの現役引退後はトレーナー業を離れてその店を譲ってもらえないかとも考えている。
    だが、今の俺にはコーヒーに関する知識がほとんどない。確かにカフェやマスターからいろいろと教えてもらってはいるが、本気で喫茶店を切り盛りするなら専門的な知識や資格が必要になると考え、少し前からコーヒーマイスターの資格勉強を始めたのだ。

    「そうなんですか……。トレーナーさんが資格を取って、本当に喫茶店を継ぐなら、その時は私に一番にトレーナーさんが淹れたコーヒーを飲ませてくださいね」
    「いいよ。その時はカフェを招待して、第一号のお客さんになってもらおうかな」
    「……?お客さんなんですか?」

    何か俺とカフェの間で認識の食い違いが発生しているような気がする。このような認識のずれは早めに解消しなければならない。そうしなければ、信頼関係が重要なウマ娘とトレーナーにとっては致命的な結果をもたらす危険まである。

    「お客さん以外になにかあるの?」
    「トレーナーさんは、私が引退してからお店を譲り受けるつもりなんですよね?」
    「そうだね。カフェのことを置いていくことはないから心配しなくていいよ」
    「ですが、お店を経営するなら従業員が必要ですよね?」
    「そうだね。当てがあるといいんだけど……」
    「……私ではだめですか?引退した後も私達はずっと一緒で、トレーナーさんのお手伝いをするのだと思っていたのですが……」

    どうやら彼女は客としてではなく、従業員として、場合によってはもっと親密な関わりを想定していたようだ。
    悪くない、とは思うものの、突如示された彼女の将来プランに、多少の動揺を覚えたのだった。

  • 21二次元好きの匿名さん22/07/17(日) 23:26:20

    はい書き申した
    次こそは主が書いてくれると信じています

  • 22二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 09:26:10

  • 23二次元好きの匿名さん22/07/18(月) 20:06:00

    素晴らしい...

オススメ

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