マルゼンスキーは甘えさせてくれるとき

トレーナー君……あんまり顔色よくないけれど、大丈夫？……ちょっとそのまま前を向いてて。お姉さんがイイコトしたげるから。あ、ほら！動かないでって！

……大丈夫ですよ、トレーナーさん。あたしはあなたにちゃーんと感謝してます。あなたにあの日出会わなかったら、きっと今頃レースなんてやめちゃってたと思います。それくらいあの頃は心が離れてたから……それを繋ぎ止めてくれたのはトレーナーさんのおかげ。
その机の上のくしゃくしゃのメニュー表も、山積みになった本も、全部あたしが楽しく走れるようにするために努力してきた証でしょう？全然、みっともなくなんかありませんよ。

トレーナーさんはちょっと疲れてるんだと思います。近頃は忙しかったし、あたしの出られるレースについて色々考えたりもしてたでしょう？……うん、うん。そうやって悩みを吐き出してくれるのがあたしは嬉しいです。
あたしは頑張ってるあなたを見るのが好きですけど、時々不安にもなるんです。こんなに根を詰めてたら、いつかある日突然フラッと消えちゃうんじゃないかなぁって。
……そんな事ない？そうね、あたしもいつまでもトレーナーさんと一緒にいたい。

だから、ね？今夜はもうしっかり休んで、明日からいつものチョベリグ……ううん、最高のあたしたちでいきましょう？────ええ、おやすみなさい
……泣いちゃってたのね。うん、誰にでもそんな日はあるわ。それを見せてくれたのがあたしの前なのがちょっと嬉しかったり……っていうのはイヤなオンナかな。

>>10

10二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 23:41:25

>>9

泣いた　

11二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 23:41:49

ありがてぇありがてぇ...

12二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 23:43:59

寝る前だからささっとかんたん形式ですまぬ……
いい概念だからちゃんとした形で書きたいね

>>13

13二次元好きの匿名さん22/07/20(水) 23:44:53

>>12

いや簡単形式でもありがたいのにまだ書いてくれるの！？