- 1二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 18:47:55
夏の暑さも段々と厳しくなってまいりまして
水着鯖の皆さまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか
前スレ
サーヴァント、ライカスレ22|あにまん掲示板彼女らの旅はまだまだ続くのである前スレhttps://bbs.animanch.com/board/745880/Wikihttps://w.atwiki.jp/noblestars/bbs.animanch.comWiki
オリジナル宇宙サーヴァント総合@ ウィキ【6/3更新】オリジナル宇宙サーヴァント総合@wikiへようこそ 本サイトについて 当wikiはあにまん掲示板(https://bbs.animanch.com/)内で投稿されたサーヴァント、ライカスレにおいて誕生...w.atwiki.jp - 2二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 18:51:40
たて乙!!
現在の話題
水着鯖の追加案
・現在ハクト、ライラプスの概念投下中。
イーハトーブイベの詳細
ペルセポネー(コレー)等のイーハトーブイベ産鯖の掘り下げ。
妖怪氏のモスクワイベSS執筆中 - 3二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 18:52:12
取り敢えず10まで埋めよう。
- 4二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 18:53:10
わうわう
- 5二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 19:00:22
わうっ!!
- 6二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 19:23:26
うめ
- 7二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 19:29:52
うめうめ
- 8保守SS・設定投稿マン22/07/26(火) 19:34:55
- 9二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 19:37:05
銀河鉄道のサンタ霊基って案おもしろそうなのでちょっと設定考えてみます
しばしの間お待ちを
冥界トリオのイラスト投下するのでそちらで暇つぶしでもどうぞ - 10二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 19:39:23
- 11二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 19:40:18
- 12二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 19:43:14
- 13二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 19:45:21
囲めぇー!!
スレ最序盤から神絵師様じゃあ!! - 14二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 19:49:15
- 15二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 20:41:04
水着エンジョイカンパネルラだ!
- 16二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 20:41:47
待て
まだ続いてたのかこれ - 17二次元好きの匿名さん22/07/26(火) 22:24:56
- 18二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 00:57:38
書き上がるのに時間がかかってしまって申し訳ない
水着verはまだ何も思い付かないのでまた今度、とゆう事でご容赦を…
銀河鉄道[サンタ]
クラス:ルーラー
平時は暴走衝動を抑え、銀河鉄道の現界を未然に防いでいるカムパネルラ。しかしクリスマスの浮かれた雰囲気に充てられた鉄道は彼の固き意志すら乗り越え新たなサンタとして顕現した。
全身をイルミネーションで装飾し、黒き鋼により磨きをかけ、自らを悪童へ懲罰を下す裁定者、クネヒト・ループクネヒト(ブラックサンタの起源)として定義したそれは、バグだらけの思考回路を妙な方向へ全稼働させ、嫌々ながらも初めてのクリスマスにどこか嬉しそうなカムパネルラを引き連れ粛清すべき悪を求めて出発した。
トンチキイベによる一時的な霊基の変化なため、その思考の狂い方はかつてのイーハトーブイベと比べてもマイルド気味である。普段は霊基を奪い合うだけの相手でありながら今回は同時に現界する事が可能となり、これを機にカムパネルラは何とか和解出来ないかと思っているとか、いないとか。
「ギ、ギギ、お客サマの“悪戯”ヲ、確認…タたタ直チに、オ仕置キに向かいマす」
「ストップストップ、止まってください!あーもう、そっちは味方ですって‼︎」
うーん、やっぱり仲良くなるのはまだ少しかかるかな?
宝具
『聖なるかな、黒き夢想の終着天(ルンプクネヒト・メテオール)』
かつてのイベントでは善性に満ちた子供たちを狙った銀河鉄道。しかしこの霊基に至って彼は一つの新たな知見を得た。イーハトーブ にはジョバンニを虐げたいじめっ子のような悪しき者も必要なのだ、と。
その思想を元にチューニングを果たした結果、この鉄道の突撃は悪特性への特効を獲得した。対象はそのまま袋に詰められ連れ去られる子供の様に鉄道に吸収され、ドイツにて伝わるループクネヒトによる仕置きの数々=体罰の痛みを追体験しながら自我の欠片一つも残さず燃料へと変換される。
宝具口上の読み上げは通常版だと鉄道→カムパネルラ(の声)→鉄道の順でしたがこちらだと逆の順番で詠唱します
「聖夜燃料、投下。罪業計測、完了。悪童切符、発行。」
「間モなく、理想郷行き快速列車ガ参りマす。」
「ーーー悪い子達にはお仕置きだ!」
「「『聖なるかな、黒き夢想の終着天(ルンプクネヒト・メテオール)』‼︎!」」
- 19二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 05:59:13
そうか夏だけではなく冬もあったか
GJ - 20二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 16:45:23
ブラックサンタ……しかも燃料にするのは引き続きか
- 21保守SS・設定投稿マン22/07/27(水) 20:01:05
へいお待ち!!
絵師様のおかげでインスピレーションが湧きました。
ある日のストームボーダーの食堂に、ワイワイと騒がしい声が響いていた。
「ひゃっ…ぺ、ペルセポネー様!?お、下ろして下さいまし!!め、メンテーは、メンテーは一人で食べられますから!!」
「ーー今の私はコレーだと言った筈。故にそのような願いは受諾出来ない」
その声の主は、つい先日霊基が安定し、召喚に応じたコレーと、かつて彼女に仕えていたメンテーの二人であった。
しかし何やらメンテーは顔を真っ赤に染めながら、恥ずかしそうに叫び声を上げている…その理由は明白でーー、
「も、申し訳御座いませんコレー様!!で、ですからーー膝の上から下ろして下さいまし!!わ、私如きが御身にこのようなーー!!」
ーーそう、今のメンテーは、椅子に座ったコレーの脚の上に乗せられながら、その口元にケーキの切れ端を運ばれていた。
しかし、成熟したメンテーの体は、今の幼い姿のコレーには大きすぎ、側から見たら押しつぶされているかのようにも見える。
それはとてもアンバランスで、見る者(くろひげ)が見たら倒錯的な感情を抱くような絵面だった。
「ならぬメンテーよーー如何に我の言葉足らずが一因とは言え、これは異星の奴輩の色香に惑ったお前への罰と心得よ」
これは余りにも余りすぎると、何度もメンテーは飛びのこうとしたが、その都度コレーから自らを超える筋力で、腕に、腰に縋り付かれ、その涙ぐましい努力は水泡に帰していた。
「あぅぅ…あ、あの頃と比べて大きくなれたのに…なんでぇ…」
「如何に神としての霊基を砕かれ、一介のサーヴァントに身をやつしたとは言え、オリュンポスに連なる我に勝てるとは思わぬ事だ」
嘆くメンテーに対して、コレーはふんす、と無表情なまま得意げに鼻を鳴らした。
「メンテーよ、観念して口を開けよ…はい、あーん」
「うぅ…あ、あーん…もぐもぐ…」
そして観念したのか、嬉しいやら恥ずかしいやら、複雑な表情を真っ赤にしながら、メンテーはコレーの愛情を受け入れた。
「やはりお前は良き匂いがするーー我も母様によくこうして貰ったものだが…今なら、母様の気持ちが分かる気がするぞ」
「はうぅ…ご慈悲をぉ…」
- 22保守SS・設定投稿マン22/07/27(水) 20:01:31
ーーカシャシャシャシャシャシャ…。
満足げに微笑むコレーとシクシクと泣くメンテーに、幾度もシャッター音とストロボの閃光が、360度包み込むように幾度も連写される。
その下手人は言わずもがな…簡易式のボディから伸びるコードで器用にカメラを構えたハデスである。
「ーー相棒…念のため聞くけど、さっきから全部で何枚撮ってるんだい?」
呆れーーを最早通り越してドン引きしながら、トンボーが問いかける。
『人類の情報単位で言う所の、100TBを超えてから数えていないぞ友よ』
「撮り過ぎだよ!?フラッシュ(flash)のラッシュ(rush)で灰(ash)になるよ!!」
『吸血種ではあるまいに…安心しろ友よーーあの2人の記録ならば、我がストレージは例え大河の砂の量であろうと呑み込んでみせよう』
「…君、あの2人の事になると普段のやや冷たい(coolish)態度が嘘みたいにバカ(foolish)になるよね相棒」
『…自覚はある』
冷ややかなトンボーの視線から逃れるように、ハデスは体ごと目を逸らした。
「ーーいつまでも遊んでいないで、お前達もこちらに来るが良い、我が良人と依代よ」
「ハデスさまぁ…トンボーさまぁ…お助け下さいぃ…」
そんな2人を、コレーが悪霊(レムレース達にお茶や菓子の準備をさせながら、メンテーは涙を滲ませつつ手を差し伸べながら招く。
『是非も無いーー相伴に預ろう』
「はいはい…」
トンボーは呆れながらも、ハデスを『纏い』ながらその輪に入っていくーー彼とて愛妻家で知られた男だ。家族の団欒の楽しさも、尊さも良く知っている。
彼らは、それらを長い間失い、今それを薄氷のような奇跡を重ねて取り戻したーーならその掛け替えの無い時間に付き合うくらいなら、いくらでもこの身を貸そう。
『ーー僕も、懐かしい気分になれるしね』
愛する妻の顔を思い出しながら、トンボーは1人呟いた。
終わり
- 23二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 20:10:43
素晴らしい
見る者(くろひげ)は笑う - 24二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 21:29:57
- 25二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 22:24:21
- 26二次元好きの匿名さん22/07/27(水) 23:55:07
そういえば前スレで出てたモスクワイベの長編ssで別スレ立てて新規勧誘する話どうなったんだろ
期待値大で待機中 - 27妖怪22/07/28(木) 00:57:44
書いてますよ、鋭意執筆中です
がんばって完成させます - 28二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 01:05:14
メンテーちゃんは夫婦にソッチの意味でも可愛がられてそうだよね...
- 29二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 01:13:56
- 30二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 05:29:03
記憶にない……遡らねば
- 31二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 09:51:53
破廉恥過ぎてヴェルヌパパが怒るぞ。
- 32二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 18:31:00
色気がすごいよね
- 33二次元好きの匿名さん22/07/28(木) 21:48:00
- 34保守SS・設定投稿マン22/07/28(木) 22:09:55
>>25さんのやつ書き上げたら、イーハトーブイベの子供鯖勢が序盤の銀河鉄道内で孤立しながら頑張る話とか書きたい。
- 35二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 05:28:17
がんばれ~
- 36二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 10:31:24
- 37二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 11:14:17
- 38二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 11:22:51
- 39二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 11:41:44
アーケード詳しくないけどどんなもんなのん?
- 40二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 14:48:50
クドリャフカの宇宙引き回し
- 41二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 20:09:38
やっぱ絵的に映えるやつがいいな
- 42二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 20:26:36
- 43保守SS・設定投稿マン22/07/29(金) 20:29:59
へいお待ち!!長くなったんでシグナル達の動向のみになります。
「ーーシグナル。何故あのような真似をした?」
何日にも渡るアイドルフェスも折り返し地点に差し掛かったある日ーーWow!シグナルが寝泊まりするサーバーが鎮座した部屋に訪れるや否や、セルゲイは彼女を開口一番に問い詰めた。
その傍らにはーー相変わらずアイドル衣装であるがーー硬い表情をしたミシンも控えている。
『んー?そんなにピリピリカリカリしてどしたんセルおじにミシンくんchang?』
セルゲイの来訪に気付いたシグナルは、これでもかとデコった電子空間内の部屋に設置されたクッションから、気怠げに起き上がりながら答えた。
『そもそも、あのような真似ってwhat?あーしはただセルおじの言う通り、ミシンくんchangとwithってバイブスブチ上げただけjan?』
「ーー脳内の快楽物質の生成を助ける音波パターンに、興奮状態を促すステージの照明、音響に観客のコール…ライブ中継用のモニターに刷り込まれた電波的、視覚的、魔術的サブリミナルパターンのデータだ」
とぼけた様子のシグナルを無視して、セルゲイは黙って手にした端末から、彼女へとデータを送信する。
ーーそれは、彼女たちのライブが行われた際の、歌声や音響等の信号パターンだった。
しかもそれらは周囲のアイドルグループ達にも影響を与えている事が分かるーーこのフェスに参加した数多くのサーヴァントすらも、何処か浮ついていたのもこのせいだ。
更に引き継ぐようにミシンが詰め寄った。
「僕ならばいざ知らず、先輩の前で信号を放ったのは迂闊だったねーー加えて言えば、このサーバーはこのアイドルフェスのコントロールAIの管理も兼ねていて、それらを統括する権限は君に与えられている…何か申し開き、ある?」
『……』
矢継ぎ早に放たれる糾弾の如き事実の羅列に、シグナルはニコニコと笑った顔の奥に冷たい輝きを放ちーー、
『ーーあーあ、バレちゃったNa〜!!』
ーーまるで何処ぞのケーキ屋のマスコットのようなデフォルメチックな『テヘペロ』をしてみせた。
- 44保守SS・設定投稿マン22/07/29(金) 20:31:03
『O☆TO☆MEのキラキラセキララな秘密を暴露するなんて、セルおじとミシンくんchangったらお目目ギラギラギンギンのエッチなピーピングGuy &Girl?だNE!!』
「下らん戯言は良いーー私は、ともすれば妨害行為どころかフェス自体も潰しかねない暴挙を起こした理由を聞いているのだがね?」
相変わらず異星の言語の如き物言いに、こめかみを揉み解しながらセルゲイが問う。
『Fmm…だって、何だってバイブスガンガンブチ上がってた方が、フェスも盛り上がるじゃんYo!!あーしはその方がEnjoy &Excitingだってーー」
「ーー嘘だよね?」
遮るように、そしてほぼ断言したかのように、ミシンがシグナルの言葉をバッサリと断ち切る。
「長い、とは決して言えないけど、君が『君』になった時から一緒に歌ってきたから分かるーーだったら、あんな『対戦相手を完膚無きまで叩き潰すような勝ち方』をする必要は無い筈だよ」
『それは…』
「更に言ってあげようか?君がこんな事をし始めたのは…例の大手プロダクションによる、あからさまな妨害や工作が始まってから…そして、あの対戦相手はその息の掛かった共犯者だったーー違う?」
『……あ、ぅ』
「ねぇ?教えてよシグナル…だって、僕達はバディじゃないか」
ミシンの言葉は咎めるようなものでは無く、あくまで確認するような口調で、声色も穏やかなままだ。
しかし、シグナルは怯えたように顔を伏せて呻く事しか出来ない…それこそが、答えだった。
そして暫し押し黙り…震えながら顔を上げたシグナルは、顔を怒りで真っ赤に染めながら、ボロボロと涙を流していた。
- 45保守SS・設定投稿マン22/07/29(金) 20:34:51
『だって…だって…アイツらーー皆の眩しい綺麗なキラキラを!!ペラペラでドロドロで汚ったないギラギラで…邪魔したんだ!!汚したんだ!!踏みつけたんだ!!』
今回の特異点におけるこのフェスでは、莫大な金が動くーー当然そこには多くの汚れた利権やドロドロの椅子取りゲームが存在する。
故に、そういった場所で権力を握り、悪徳を成す者達も当然いる訳でーーその矛先は、彼らの庇護下に無い在野の、もしくは他の弱小プロダクションのアイドル達に向けられ…その殆どが、棄権するか、理不尽な敗北を喫していた。
それは、彼女達の輝く笑顔と歌によって情緒を育てたシグナルにとって、決して許容出来るものではなかった。
『ーー許せないJan!?しかもアイツら…アイツら…それに飽き足らずにカルデラックスの皆を…ミシンくんchangまで狙って…『強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ』ーーそれは分かってるけど、あーしは納得いかない!!ならーー!!』
「ーーそして自らも同じ外道に堕ちるという訳かね?」
『う…』
続く言葉は、セルゲイの静かな、しかし有無を言わさぬ言葉に黙らせられるーー彼の言う通り、今回のシグナルの所業は、彼ら大手プロダクションと同じ穴の狢となるに等しい所業だ。
「ーー全く余計な事を仕出かしてくれたものだ…危うく、奴らを叩き潰す算段がご破産になる所だ」
『ーーえ…?』
しかし、続く彼の言葉に、シグナルは思わず呆然とするーー見れば、傍らのミシンも悪戯めいた笑みを浮かべている。
- 46保守SS・設定投稿マン22/07/29(金) 20:35:39
「僕も、先輩も…あのヴァーリャ(グルシュコ)だって、『あの時代』を生きた人間だからね…この程度の、お遊びみたいな企みに対抗出来なきゃ、100回は死んでるよ」
「全くだーーさて『諸君』、『聞いて』いたな?』
戸惑うシグナルを置き去りに、セルゲイは、
ーー部屋の『角』に、
ーーセルゲイでなければ気付けない、気配を『殺した』盗聴器に、
ーーこのライブ会場と『ドッキング』したトリックスターに、
ーー墨で描かれた目を細める式神に、
それらに声を張り上げながら呼びかける。
「ーーあの無粋なクズどもを根こそぎ駆除するまで、一時休戦と行こうじゃないか。
…とは言ってもやる事は変わらんがね」
そう言うと、セルゲイは星辰の彼方の如き冷たい瞳で宣言した。
「ーー私からのオーダーはただ一つ…私が証拠を集めるまで、あの馬鹿どもを、真正面から、正々堂々と、ステージの上で叩き潰せ。
そして綺麗になったフェスの決戦の舞台でまた会おうではないか」
ーーそれに従い、彼らは動き出す。
ここに、悪徳を成す大手プロダクションの滅びは決定した。
『ーーセルおじ…ミシンくんchang…』
「君はもう1人じゃないーー皆が…先輩が…僕がいる」
そう言いながら、ミシンはシグナルに向けて手を差し伸べた。
「行こう、僕のバディーーキラキラ輝くステージが待ってるよ」
『…っ……うんっ!!』
ーーシグナルの目に、もう涙は無かった。
「……大分板に付いてきたではないかーーフェスが終わっても、その格好でいたらどうだね?」
「ーー先輩ッッッッ!!台無しですッッッッ!!」
終わり
- 47二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 21:49:15
感謝!
シグナルのエミュ難しそうなのにわざわざ書いてくださってありがとうございます。 - 48二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 21:54:59
- 49二次元好きの匿名さん22/07/29(金) 22:10:09
殺しただからアサシンのヴァレンティン・グルシュコかな?
わからん、あの人なら盗聴器とか使いそうだけど - 50保守SS・設定投稿マン22/07/29(金) 22:19:07
- 51二次元好きの匿名さん22/07/30(土) 05:05:19
ひき逃げアタックの銀河鉄道
- 52保守SS・設定投稿マン22/07/30(土) 11:05:22
SS書く合間に、手慰みでまずはアームストロングをば。
ニール・アームストロング絆台詞集
Lv1「ーームーンキャンサー…か。確かに、そうなのかもしれん…こうして幻想や過去の存在と触れ合うと、自分のやった事の重さを実感してしまうなーーそれでもまた月へ行きたいと願うのは、傲慢だと君は思うかな?」
Lv2「あぁ少年、実はサーヴァントがロケットを使わずに月へ行くにはどうするかプランを立てていたんだ…全く新しい方法で飛ぶ事にこそ、宇宙飛行士の魅力があるものだからね」
Lv3「これかい?あぁ、『月への鍵』さーーハハハ、勿論ただのプラスチックの玩具さ…だが、こういう些細な約束の形こそが、案外最後の最後で命を拾うモチベーションになるものさ…君にもあるだろう?」
Lv4(イベント『月神管理都市ケープカナベラル』クリア後解放)
「月で見上げた夜空ーーあの小さくてきれいな青いエンドウ豆を君も見ただろう?…あれこそが、君や私達が守り、これから取り戻す地球さ」
Lv5(イベント『月面疾走海域 静かの海』クリア後解放)
「少年ーーいや、マスター、約束をしないか?私は、また君と共にいつか月へ行く。実はもうチケットもあるんだーー勿論玩具だけれどね。
それでも……どうかこの約束が、君と私の絆と命を繋ぎ止めん事を」
- 53二次元好きの匿名さん22/07/30(土) 14:13:51
ありがとうございます
wikiの項目埋めておきました
この調子で他のキャラ達のセリフ(聖杯への望み、戦闘時のセリフ、宝具詠唱etc)、二つ名、ロズウェルとイーハトーブの副題なんかも皆さんと決めていきたいですね
- 54二次元好きの匿名さん22/07/30(土) 16:41:56
- 55二次元好きの匿名さん22/07/30(土) 16:59:08
- 56二次元好きの匿名さん22/07/30(土) 17:57:10
いいね
- 57二次元好きの匿名さん22/07/30(土) 21:18:15
そういえば玄蕃丞狐の二つ名勝手に考えたけどよろしかったですか?
- 58二次元好きの匿名さん22/07/30(土) 21:26:31
やったもん勝ち精神で行きましょうb
- 59二次元好きの匿名さん22/07/31(日) 03:21:42
今更ながら言わせてくれ
自分が以前考えたサリュート、スカイラブの二つ名、あとケープカナベラルの副題
最近あんまカッコ良くないなと思いはじめたからこの際新しいアイデア出して作り直してほしい - 60保守SS・設定投稿マン22/07/31(日) 09:39:21
ドーモ、フォン・ブラウンのやつです。
フォン・ブラウン絆台詞集
Lv1「ーーえーっと、この礼装の効果は…っと…いや、礼装やコードキャストの検証を少し…宇宙で役立ちそうなものも、沢山あるからね」
Lv2「つくづく『こっち』に生まれて良かったよーー宇宙開発を禁じられるなんてゾッとしない。それから…スポンサーにも恵まれてるしね」
Lv3「もし君がGoサインを出してくれれば、60日なんか待たずに、今すぐにでも君の名前がついた人工衛星を打ち上げてみせーーえ?駄目?」
Lv4(イベント『月神管理都市ケープカナベラル』クリア後解放)
「悔しいけど、『あっち』の僕に共感してしまうのも確かなんだーー全てを投げ打ってでも、飛びつきたいモノが目の前にあったら僕もきっとそうするし……そうしてきたからね」
Lv5(イベント『月神管理都市ケープカナベラル』クリア後解放)
「僕達はこれから、銀河系を脱出しようとしている…10万光年、10億光年、超新星(ノヴァ)ーーけど、それは今すぐにじゃない。
ーーそれまで、悪魔にまた魂を売るつもりは無いよ…多分ね」 - 61二次元好きの匿名さん22/07/31(日) 11:24:38
しっくり来るのを考えるのは難しいよね
- 62二次元好きの匿名さん22/07/31(日) 18:14:54
楽しそうで何よりだ
- 63保守SS・設定投稿マン22/07/31(日) 22:00:52
周年のおかげであっという間にスレが流れるなぁ。
ひっそりと消えたりしないように気をつけねば…。
田中久重
<絡繰心の天象儀>
プラネタリウム=天象儀から
Wow!シグナル
<星が放った絶唱電波>
いて座の方角から飛来した=弓から放たれた、という解釈から
グルシュコはこれから一本SS書いたら考えます。
- 64二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 01:53:50
今までお出しされていた水着、サンタ鯖のwikiでの項目を作成しておきました。
お納めください。
対抗馬もなさそうなので明日辺りに二つ名も現在出ているもので確定させちゃっていいですか? - 65二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 05:39:03
乙乙
後で別の人がなにか思い付いたらその時はその時さ - 66二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 10:16:22パイオニア計画 - Wikipediaja.m.wikipedia.org
パイオニア...って思ったけどよく考えたらボイジャーと結構被ってた
- 67二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 11:18:11
- 68二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 12:22:12
- 69二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 12:31:40
怖いよコレ…動画見てちょっとゾッとしちゃった
シグナルちゃんはこれ見て爆笑してそうではある
思考が割と現代っ子だから動画後半の下ネタとか意外と好きそう
「ウケる〜wなんであそこでスパンキングなんだしw草通り越して竹、竹生えちゃうって!
…あれ〜マスPも見てたの〜?
なになに、もしかしてあーしにペチペチしてもらいたい感じ〜?
そ・れ・と・も…マスPはお仕置きしたいside?
イヤ〜ン、こっわーいw(ヤバイヤバイヤバイ何言ってるのあーし!こんな変なアプローチじゃダメだっつーのに!もー、あーしのバカ〜)」
- 70二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 14:13:42
- 71二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 18:34:06
- 72二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 21:07:46
放送中、か
- 73二次元好きの匿名さん22/08/01(月) 21:56:02
- 74二次元好きの匿名さん22/08/02(火) 05:33:43
いかんニチアサに毒され過ぎた
天女と聞いてドンブラザーズの天女しかでてこなかった - 75二次元好きの匿名さん22/08/02(火) 16:03:35
パンクと神秘さが融合してそう
- 76二次元好きの匿名さん22/08/02(火) 21:44:58
信じないかもしれない
- 77保守SS・設定投稿マン22/08/02(火) 22:55:04
へいお待ち!!初のグルシュコさん登場になります。
「チッ…気付かれてたか…まァ、いい加減目障りになってたからなァーー潰すにャあ頃合いか」
在り方を歪められた捻くれ者が、手にした盗聴器の受信機を握り潰しながら舌打ちした。
そして言うが早く、部屋に纏めていた資料や機材に手を伸ばし、魔力を流す。
ーーすると、この部屋に彼ーーグルシュコが『居た』という証拠も、痕跡も、見る見るうちに消えていく。
かつて流布された陰謀論ーーセルゲイ暗殺説を裏付けるモノが見つからなかった時に誰かが言った、『グルシュコは自らの悪事の証拠を完全に消し去ったのだ』という噴飯物のゴシップが元になったスキルーーサーヴァントとして喚び出された当初は忌み嫌っていたものだが、こういう時は便利なものだ。
最初は、あのタヌキ(セルゲイ)とミシンの野郎がコソコソ何やらやってるのを見て、邪魔してやろうと、あのカルデアの小僧達を始めとした敵対陣営に手を貸したり、嫌がらせをする程度だったのだがーーそいつらの最大手が余りにもバカ過ぎて辟易していた所だ。
セルゲイの言う通りにするのは業腹だが、背に腹は変えられない。
「さァて…と」
全ての己の痕跡を消し切ると、グルシュコはアジト代わりの小部屋を出て、目的の人物を目指して歩き出した。 - 78保守SS・設定投稿マン22/08/02(火) 22:55:51
目的の人物は、すぐに見つかった。
「あっ!!グルシュコさんだ!!」
「ーーあら?随分と珍しい顔じゃない」
「いよォ、トップアイドルさま方ーーデカくなっても相変わらず小っせェなァ…ちゃんとメシ食ってんのか?」
「うん!!いっつもお腹いっぱい食べた分だけ一杯歌って踊るの!!」
「おあいにく様、中も外も綺麗にっていうのが私達のモットーよ」
「……嫌味くれェ通じろよ。調子狂うったらねェ」
出会って早々に、じゃれつくように軽口の応酬ーークドリャフカ達の相変わらずの人懐っこさに、思わず素の顔で苦笑いが出た。
「ーーあまり時間もねェし、早速本題だ…俺に手ェ貸せ」
絆されそうになるのを何とか持ち直し、グルシュコは表情を引き締めながら笑う。
「え?いいy「ーーさて、何の事かしら?私達にはさっぱり分からないんだけど」むぐむぐ」
ライカがノータイムで頷こうとするのを、オルタが咄嗟に口と頭を抑えた。
心の中で互いにサムズアップをしながら、2人は駆け引きを繰り返す。
「どうせ『角』から見てたんだろうがァ、あのタヌキの提案をよォ」
「さぁ?どうかしら?例え見ていたとしても、それに私達が乗るかは別問だ「もがふがぺろぺろ」んひゃっ!?ちょっと私(ライカ)!!掌舐めるんじゃないわよ!?」
「むー、だって2人だけで内緒話なんてずるーい。僕だってグルシュコさんと話したいもん」
「あーもう、後で一杯遊んで貰えばいいでしょうが!!向こう行ってなさい!!」
「えー」
「えー、じゃないわよこっちは大事な話してるのよ!!」
ぶうぶうと不満を漏らすライカをズルズルと廊下の端まで押し退けると、オルタは再びグルシュコの前に立った。
「ーーコホン…アンタの提案とやらを聞かせてくれたら、こちらも今後の立ち位置を考えないでも無いわ」
「……諦めろデカ黒ライカ。どう足掻いても誤魔化せてねェぞ」
「……うっさいわよ捻くれバーリャ」
冷めた目をしながらのグルシュコの言葉に、オルタは顔を真っ赤にして、向こう脛をゲシゲシ小突くことで答えた。
- 79保守SS・設定投稿マン22/08/02(火) 23:01:34
ーー結果的に言えば、彼らの交渉はすぐに纏まり、彼らは協力者となった。
グルシュコにとっては、既にアイドルとして完成しているクドリャフカと組めば、ライブの対策を最小限にしながら妨害や工作に対処しつつ策を進める事が出来るし、クドリャフカ達にとっては、あくまでアイドルとして正道を歩み、善に傾いた自分達ではなし得ない、グルシュコのダーティさと容赦の無さは、現在のフェスを取り巻く現状を打破するのに必要不可欠だったからだ。
ーーかくして、彼女達は行動を開始する。
「待てーい!!神聖なるアイドルフェスを汚す悪者どもめ!!
悪い奴は、このジャスティス⭐︎ワンコが許さないよ!!」
「ーーその相棒、ジャスティス⭐︎シャーク!!
神妙に噛み砕かれてお縄になりなさい!!」
「………ジャスティス⭐︎チンピラ」
キラキラ輝くアイドルたちを、舞台袖から迫る悪の手から守るヒーロー、ジャスティス⭐︎アイドルとして!!
「ーーいや何でだァァァァ!?」
グルシュコ改め、ジャスティス⭐︎チンピラの叫びが、今日も舞台袖に響き渡った。
どっとはらい。
- 80保守SS・設定投稿マン22/08/02(火) 23:08:01
※補足
ジャスティス⭐︎アイドル
アイドルフェスに突如現れた謎の正義のヒーロー。
天真爛漫なジャスティス⭐︎ワンコと、五つの頭を持ち竜巻を操るジャスティス⭐︎シャーク、いつも死んだ目をしているジャスティス⭐︎チンピラの3人組で構成されている。
見る人が見ればバレバレだが、グルシュコがスキルで作成した自らの痕跡を隠す礼装を身に纏っているため、以外と気付かれない。 - 81二次元好きの匿名さん22/08/02(火) 23:38:33
- 82二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 07:11:26
ファイブヘッド・ジョーズ+シャークネード……
つよい(確信 - 83二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 13:35:12
あんまりにもあんまりなネーミング
- 84二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 20:00:18
正義チンピラはキレッキレすぐる
- 85二次元好きの匿名さん22/08/03(水) 23:32:08
そういやグルシュコが初登場するイベントって明記されてたっけ?
無いんだとしたら、ケープカナベラルで敵役辺りが最適かな?
トンチキイベオンリーで出てくるパターンもそれはそれで美味しいけどw - 86二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 07:50:27
そろそろ限界か…もう1〜2人くらいしか書き込んでる人がいない…。
お疲れ様でした。 - 87二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 07:58:35
チェーンソー持ってる鯖が居ますねえ
- 88二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 09:11:56
あいやしばらくお待ちあれ、妖怪氏の長編ssに期待するのだ
- 89二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 10:37:09
もう少し人数いると思うぞ
- 90二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 12:50:48
- 91保守SS・設定投稿マン22/08/04(木) 16:20:00
へいお待ち!!
シュレーディンガー絆台詞集
Lv1「ーー何をしているのかって?ここにいる者達の人間観察だよ…日向ぼっこを兼ねてにゃあ」
Lv2「いやしかし、まさか僕本人より思考実験の方が有名になっているとはね。色々と不便ではあるけど、中々に愉快な体験だよーー魅力的な女性とも大っぴらに触れ合えるしにゃあ」
Lv3
ぐだ男Ver「…いやぁ、ここはいいね。万国通津浦々の美女達が目白押しだーーふふふ、君の牙城を、この愛されボディで崩して見せようじゃにゃいか」
ぐだ子Ver「…いやぁ、ここはいいね。君を含め万国通津浦々の美女達が目白押しだーーふふふ、君すらも、この愛されボディで骨抜きにして見せようじゃにゃいか」
Lv4(イベント『月神管理都市ケープカナベラル』クリア後解放)
「ーー自分自身が観測出来なくなる感覚というのは、興味深い以上に中々にスリリングな体験だね…さて、次に同じ事が起こった時、僕は君の知っている僕なのかな?…すまにゃい、意地悪を言ったね」
Lv5(イベント『月神管理都市ケープカナベラル』クリア後解放)
「ーー正直な所、この体で召喚された時は怖かったんだ。この身体では、思考では、自分という存在の定義も曖昧だったからね。
ーーけど君の、確率の向こう側に挑む姿が、僕に勇気をくれたんだよ…ありがとう」
大丈夫です。
少しずつ進めながら書かせて頂きます。
- 92二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 19:04:33
津々浦々?
- 93保守SS・設定投稿マン22/08/04(木) 19:05:45
oh…誤字…申し訳ありません。
- 94二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 19:55:39
スプートニク第二再臨セリフ考えてきました
絆Lev0
ベルカ「マスター、我々を撫でるのは自由ですがくれぐれも粗雑に扱わぬように。特に見せつけるように片手で持ち上げたりはしないように」
ストレルカ「大丈夫よベルカ。それにあれ楽しいじゃない」
絆Lev1
ベルカ「マスター、我々がこの室内にいる間の殺虫剤の使用は控えて頂きたい。それと湿度管理もお願いします。スプートニク乗組員の中にはそれが生死に関わる者もおりますので」
ストレルカ「大丈夫よベルカ。いざとなったら私の中でちゃぁんと守ってあげるわ」
絆Lev2
ストレルカ「マスターさん、アレ持ってないかしら。そう……ジャーキーが欲しいわ」
ベルカ「ストレルカ、その様な勝手な食事は困る。我々も頂こう」
絆Lev3
ベルカ「帰還の時の記憶ですか?えぇ、しっかり覚えていますよ。では後日報告書としてマスターに送らせていただきます」
ストレルカ「もう、ベルカったら。かたっ苦しいのは無しよ。宇宙の旅はとっても楽しかったわ!」
絆lev4
ベルカ「ストレルカァ〜撫でて〜…ハッ!なんでしょうマスター。今のはなんだったか?忘れてください。忘れなさい。今すぐに。なんなら多数決取りましょうか?はい、スプートニク乗務員全員さっきの事は忘れろに手を上げました!はい論破!これにて終了!以上終わり!」
絆Lev5
ストレルカ「私たちは特殊な霊基の上に成り立ってるわ。この契約も終われば次いつ会えるかわからないわ。だからマスターさん。貴方に伝えます。我々スプートニク乗務員全員は、全ての人類を愛しています。…ベルカには内緒よ?」 - 95二次元好きの匿名さん22/08/04(木) 22:44:48
- 96二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 03:53:53
- 97二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 09:01:10
可愛いね
- 98二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 16:01:06
ベルカポンコツ概念押す
- 99二次元好きの匿名さん22/08/05(金) 17:25:24
詩的だな
- 100保守SS・設定投稿マン22/08/05(金) 19:15:30
玄蕃之丞狐が偽汽車として特攻する前に、星座に上がる前の因縁的な感じでライラプスと戦って、激戦の末に撃墜される絵面が浮かんだので、そちらを先に書いてからにします。
他にも前スレで投稿したSSの後のラストバトル付近のストーリーラインも考えられたらなー、と思っております。
- 101二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 00:00:01
いい…(語彙力
あと20スレ目の150にこんな概念をお出しした事があるので、カンパネルラくんのモノローグ風に改変してみた。
ライカやオルタ、はやぶさ、ハクト、ISSなどの宇宙組の子供達が歌う星めぐりの歌をバックにしながら。
僕らが運ぶのは、理想郷を飾る命の灯火
高らかな汽笛の音と共に、また一つ流れる星
本当の切符を持つ者だけに、客車(ぼくら)の扉は開かれる
Fate/grand order
夢想幻燈天上 イーハトーブ
ーーさて、切符をご拝見…。
- 102二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 03:00:01
>理想郷を飾る命の灯火
実態知るとひえってなるやつだ
- 103二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 12:22:45
かなりの危険人物(鉄道?)だからな
- 104二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 17:29:15
シュレディンガーが大黒天を見てウズウズしちゃうことあるのだろうか?
- 105二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 17:35:22
- 106二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 21:21:48
近づけてはいけない
- 107二次元好きの匿名さん22/08/07(日) 05:44:19
猫とネズミか
- 108保守SS・設定投稿マン22/08/07(日) 07:23:39
へいお待ち!!オリ設定マシマシでお送り致します。
理想郷の草原の上を、紅い炎と銀光が何度も交錯する。
白い着物を着た少女が、背から生やした尻尾を一振りすると、その毛が金属質の光を帯びながら、雨のように狩人風の衣装を纏った少女ーーライラプスに殺到する。
しかし、ライラプスは動揺することなく槍を構えーーその真名を解放した。
「己が運命を受け入れよーー汝、我が牙、我が権能、決して逃れる事能わず。
ーー何が言いたいかって言うと…黙ってとっととブッ貫かれなさい!!『ゆめ過たぬ忠義の槍(セオドロス・エンコス)』!!」
ライラプスの体が炎となり、手にした槍と一体化しながら突き進む。
弾丸の如き勢いで放たれる針のような体毛を、炎を纏った槍が切り払い、焼き尽くし、物理的に有り得ぬ軌道を描きながら、銀色の妖狐ーー玄蕃之丞の霊核を貫いた。
「ざぁんねんーーハズレだにぃ、くふふっ!!」
しかし、彼女は嘲笑いながら煙を上げーーハラリ、と銀色の毛の一本へと代わりながら燃え尽きた。
「くふふっ」「さーてどれが本物だにぃ?」「ワンコのねーちゃ、狩り下手くそだにぃ」「くふふふっ」
同時に、ライラプスを嘲笑うかのように、2体、3体、4体と、尾の毛を使った分身ーーオサキが現れ、彼女を取り囲んだ。
「こンのクソ狐…っ!!」
炎から実体を取り戻すと、怒りと恥辱で顔を真っ赤にしながら、忌々しげに歯を食い縛るーー戦闘が始まってからというもの、このような千日手の如き不毛な攻防をライラプスは幾度も強いられていた。 - 109保守SS・設定投稿マン22/08/07(日) 07:24:43
(ーーでも実際やりにくい…!!)
内心舌打ちする。
ーーライラプスは猟犬だ。しかも尋常の猟犬ではなく、(あの忌々しい)オリュンポスの神々が『宝物』と讃える、『必ず獲物を仕留める』権能を持った最優にして最強の猟犬である。
(分身も本体も『全部同じ臭い』な上に、槍を叩き込んだ時の『感触』まで騙される…たかが数百年生きたくらいの狐の化生如きが、やってくれるじゃないーー!!)
その自分が手玉に取られているーー驚くべき変化の巧みさだった。
辛うじてオサキ自体も玄蕃之丞の一部である以上、槍の狙いを外した際の石化の呪いは受けてはいないが…度重なる包囲戦術に、全身のあちこちに針が突き刺さり、流れた血が血溜まりになりつつある。状況は圧倒的にライラプスに不利だった。
「くふふ!!聞いた通りの情けねぇお犬サマだにぃ」
そんなライラプスを見て、自らの分身たるオサキの包囲網の外側から玄蕃之丞が嘲笑うーーライラプスの眉がピクリ、と跳ねた。
「主人に殉じる事も出来ねぇし、獲物も狩れねぇ、最期は石になってお星様にされた、おやげねぇお犬サマ!!」
「3人も主人を取っ替え引っ換えしたお尻の軽いお犬サマ!!」
「恥ずかしいだにぃ!!くふふふっ!!」
誰から聞いたのか、それはライラプスが未だに抱く後悔を刺し貫く言葉だった。
追従するように、オサキの分身達が一斉に笑い出したーーライラプスは俯いて、それをただ黙って聞いている。
それを見て更に気を良くしたのか、玄蕃之丞は更に声を大きくした。
「でもうちは違うーーうちは『あの子』の最期を見届けたし、『あの子』の約束も守り続けただに」
「……」
「憎らしい陸蒸気にだって、あの聖杯さえあればもう負けねぇ…ねーちゃとは違って、うちは『あの子』とうちの場所を!!桔梗ヶ原を!!ずっとずっと守れるんだにぃ!!くふふふっ!!」
勝ち誇る玄蕃之丞ーーだが、それを見つめるライラプスの眼は冷えきっていた。
- 110保守SS・設定投稿マン22/08/07(日) 07:27:27
「……なぁんだ、そういう事かーーアンタ、私達が『羨ましかった』のね?」
「…………あ?」
ーーその言葉に、ミシリ、と玄蕃之丞の笑顔が青筋と共にヒビ割れた。
「確かに、アンタの言う通り、私は3人もの主人に仕えながらも、その全員に殉じられ無かったわ。言い訳はしない。けどねーー」
顔を上げたライラプスの顔は、嘲りと同情の込められた冷たい笑みを浮かべていた。
「私は『会えた』わよーーエウロペに。かつての我が主人に。ケパロス様やプリクロス様にだって、座にいる限りいつか絶対に会えると信じてるわ」
「……うるさい」
悪戯めいた笑顔の仮面が剥がされ、玄蕃之丞の顔が怒りに染まるーーそれでも、ライラプスの言葉の矢は止まらない。
「記憶は残らないかもしれないけど、私が素直になりさえすれば、いつでも話せるし、いつでも触れ合える。一緒に笑ったり遊んだり、ご飯を食べる事だって出来るし、一緒に肩を並べて戦う事だって出来る」
「黙るだに……!!」
そしてそれは自分だけではないーー2人のライカ達、ベルカやストレルカ、はやぶさ、ISS、ハクトに…スペースインベーダーだってそう。皆、主に再会したり、仕えるべき主を見つけた。
…それは決して、玄蕃之丞には叶わぬ事だ。
「アンタはどうなのよ?ーーあぁ、ごめんなさい無理よね?だって、アンタの主人は『ただの人間』だもの。何も為さず、何も残さず、ただ1人生きてただ1人で死んだ…座に登録などされる筈も無い、『その時』を生きた人間ーーまた会うなんて、『それこそ聖杯でも使わないと無理』よね?」
「……」
意趣返しなライラプスの言葉の矢の雨に、最早、玄蕃之丞は何も言わないーーただ、その尾とオサキ達の尾が逆立ち、ビキリ、ビキリと金属の針山の如き姿になっている事こそが、その感情を如実に語っていた。
- 111保守SS・設定投稿マン22/08/07(日) 07:28:12
「だけど、さっきアンタは聖杯をあの汽車に負けないために…故郷を守るために使うと言ったーーアンタも分かってるんじゃない。『聖杯を使っても主人にはもう会えない、一緒に暮らせない』ってーー抑止力は、世界の修正力は、そんな事許す訳が無いもの」
「ーーッ……ッ……!?」
「でもね…私達『仕える者』の願いなんて唯一つーー例え自分の存在が消えたとしても、主人と刹那でも一緒にいたい…ただそれだけでしょうが。何妥協してんの?」
残酷な事実の羅列に、パクパクと口を開け閉めすることしか出来ぬ玄蕃之丞に、ライラプスは決定的な一言を叩きつけた。
「自分の存在を賭けてでも主人に報う気も無いなんて、それでも従僕?ーーアンタ、死ぬほどダッッッッサいわよ?」
- 112保守SS・設定投稿マン22/08/07(日) 07:29:12
「ーーーーーーもういい」
最早怒りすら通り越し、飄々とした態度も、笑顔も、主人との絆の証であった訛りすらも投げ捨てて、玄蕃之丞はオサキ達と共に宙へと飛び上がった。
「ーーーーあの陸蒸気の前に、まずはお前から潰す。グチャグチャの、バラバラに、轢き潰してやる」
その宣言と共に、呼び出した無数のオサキ達と同時に印を組みーー膨大な量の煙が巻き起こる。
「我らが絆を汚した憎きモノーー鏡に写りし己が身に、打ち砕かれてこの原より往ね!!狐狸七変化・虚構急行(ゲンバノジョウ・フェイクトレイン)ッッッッ!!」
真名解放と共に、高らかに汽笛が鳴り響きーー煙を引き裂いて、まるで小山の如き巨大な汽車の変化が顕現した。
最早個人に向けるには圧倒的過ぎる規模と質量の攻撃に、ライラプスは動揺する事無く迎え撃った。
「ーー生憎と、こちとらブチ切れてるのよ。
…忌々しい神々(アイツら)に創造(つく)られたこの力を使っても構わないって思えるくらいにね」
槍を傍らに突き立て、まるで四足の獣のように地面に手を付く。
その瞬間ーー槍の形が解けるように分解されていき、ライラプスの身を包み込む。
『ーー光栄に思いなさい。アンタは私の…私自身の『意思』で狩ってやるわ』
爆発的な光と炎が収まると、そこには紅い鋼の躯体(からだ)を持った狼の如き機体ーーかつて『自動追尾式自立型照準器』と呼ばれた神々の宝物が、ここに降臨した。
真体機神降臨
Λαῖλαψ
『真正面から、完膚なきまで叩き潰してーーその喧しい喉笛…噛み砕いてやる!!』
決して獲物を逃さぬ炎の鋼狼が、今度こそ憎き狐(テウメッソス)を狩らんと、天空へと駆け上がった。
- 113保守SS・設定投稿マン22/08/07(日) 07:32:38
終わりになります。
この後、銀河鉄道とのバトルまでのストーリーラインを考えつつ、リクエストにあった内容を書き上げていく予定です。 - 114二次元好きの匿名さん22/08/07(日) 09:26:39
玄蕃之丞のイラストレーターはワダアルコという幻覚
- 115二次元好きの匿名さん22/08/07(日) 10:57:03
リクエストしてたものに加えてこんな神ssまで作ってくれるとは、貴方は神か?
これってあれだよね、前スレで出てた槍の本来の使い方だよね - 116二次元好きの匿名さん22/08/07(日) 16:28:40
- 117保守SS・設定投稿マン22/08/07(日) 18:01:24
- 118二次元好きの匿名さん22/08/07(日) 22:10:38
- 119二次元好きの匿名さん22/08/07(日) 22:40:24
オサキ狐自体殺生石の欠片から生まれたから、間違いなくタマモ族の系譜やぞ。
- 120二次元好きの匿名さん22/08/07(日) 23:17:38
パッシブスキル(火傷無効とか)でブラウンさんにこっそり騎乗が有る(元運転手)
……コマロフは忘却補正が有るんだろうな、もしかしたらセルゲイさんにもあるかもしれない。 - 121二次元好きの匿名さん22/08/07(日) 23:19:42
よし お任せあれ
『炎々たれ、忠義をも超える熱情よ(テオドロス・エネルゲイア)』
誰かの為ではなく、自分の為に戦う、カルデアでの召喚によって今まで考えもしなかった知見を得たライラプスが辿り着いた新たなる境地。
槍本来の使用用途である外装変形機能を起動し身に纏う。
この形態は槍、そしてライラプスの作成者であるヘファイストスの権能を引き出す擬似的な機神の顕現に等しく、彼女はヘファイストス・クリロノミアによって高い耐久性を獲得し、更にはシリウスの概念に代わりこの鍛治神の炎を自在に操ることをも可能とする。
こんな感じでどうだろう?
多分イーハトーブイベのアイテム交換に霊衣解放権があるタイプだと思ってる
- 122フォンブラウン幕間みたいなの22/08/07(日) 23:25:43
(黒幕時の自分の残影に対して)
「全く、バカバカしいね。」
突如として引き込まれた夢の中。ソコは記録でしか知らない、別世界の僕が暴れた月世界。マスターと共に最奥部まで殴り込みをしてみればもう一人の自分に出逢ったときたものだ - 123フォンブラウン幕間みたいなの22/08/07(日) 23:57:16
【どうして、同じ私なのにこの計画に賛同しない!?オマエが身体を譲れは「黙れ。」
嗚呼、流石あの時の最後の後悔が変質した残影だ。的確に僕の地雷を踏んでくる。
「…………同じじゃない、僕は汎人類史のウェルナー・フォン・ブラウン。オマエとは違い宇宙(ソラ)を掴み………そして、このマスターに召喚されたキャスターのサーヴァント。」
傍らで不安そうに此方を見やる、夕焼け色の彼女を庇うように僕は立つ。
「……もっと具体的に言おうか、僕はお前と違ってこれまで彼女が紡いできたあらゆるモノを否定したくないんだ。……こんな僕を、永く側に置いてくれた彼女を残して……或いは円満に別れずに……ソラへ行くつもりはない。」
努力を否定される事は、きっとアッチの僕も大嫌いな筈なのに……やっぱり堪え性が無いのは駄目だ。
「マスター、行こうか。あのデブリを吹き飛ばそう!!」
嗚呼、今僕は何時も見たく笑えてるだろうか?
- 124フォンブラウン幕間みたいなの22/08/08(月) 00:21:50
幕間後追加絆ボイス
「なぁに、コレは一つのプラン。もしも君達が足掻いて足掻いて足掻いて足掻いて足掻いて……その果てにどうしようもなくったら、その時は僕の出番さ!君の大事なものぜ~んぶロケットに詰め込んて一緒にソラへ行こう。
……逃げ道は有るから、絶望だけはしないでおくれよ。我がマスター。」
- 125二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 00:43:29
- 126二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 00:44:10
- 127二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 00:44:48
- 128二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 00:45:33
- 129二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 00:47:13
- 130二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 06:28:28
すげー!(語彙力喪失
- 131保守SS・設定投稿マン22/08/08(月) 07:38:33
栄養が…栄養がしゅごいぃ…(ビクンビクン
元気を貰った所で、リクエストされたSSまでの流れが大体固まりましたのでどうぞ。
ぐだ達は燃料に焚べられる前の人々を救うも、カンパネルラを玄蕃之丞、春海に確保されてしまう(前スレSS)
歯噛みするぐだ達を嘲笑いながら、玄蕃之丞は「カンパネルラを燃料に焚べてやる」と宣言しし、春海と共に去っていく。銀河鉄道の連結器を破壊して弱体化させながら、追いかけるぐだ達。
ハクト、ペルセポネーからより強い啓示を受け、覚悟完了。
↓
先頭車両の窯の前で何とか追いつき、再び春海と玄蕃之丞と対峙。
激戦の末、春海を銀河鉄道から叩き落とし、玄蕃之丞からカンパネルラを奪還することに成功するーーしかし、逆に彼によって拘束されてしまう。
↓
春海達の目的は外部的な安全装置だったカンパネルラを敢えて食わせ、銀河鉄道に良心というリミッターをかけて弱体化させる事だった。それに賛同したカンパネルラは、自ら志願して窯に身を投げ出す。
↓
だが、それと同時にハクトが飛び出し、カンパネルラと共に窯の中へ飛び込んでいく。
それを嘲笑うと、『もう用は済んだ。後はこの陸蒸気を破壊して聖杯を頂くだけだ』と宣言して、理想郷へと逃げていく玄蕃之丞。生前の因縁からの対抗心から、ライラプスがそれを追いかける。
↓
ライラプスVS玄蕃之丞(SS)
結果的に玄蕃之丞は撃墜され、ライラプスも行動不能なレベルで損傷、退去しないまでも戦線から脱落する。 - 132保守SS・設定投稿マン22/08/08(月) 07:39:53
一方その頃カンパネルラを吸収した事で、更に暴れ回り、禍々しい姿に変貌していく銀河鉄道(三臨)。ぐだ達は攻めあぐねて破壊し切る事が出来ない。
↓
だが、急に苦しみ悶えるように呻き出す銀河鉄道。
その理由は中の窯に焚べられたカンパネルラが吸収される寸前に、ハクトが発動した宝具(水着verと同効果)による糧を分け与えられ、それによって銀河鉄道からカンパネルラに主導権が移ったため。
「ーー自分が抑え込んでいる間に、自分と銀河鉄道をあそこに叩き落とせ」と告げる。
↓
玄蕃之丞、春海に介抱され生還。春海の真の目的(ペルセポネーと夫子を再会させる)を聞かされた上で霊核を差し出され、カルデアへの助力を請われ、渋々了承。最期の力を振り絞って変化し参戦。
↓
銀河鉄道との最終戦へ。
こんな感じになります。
では、リクエスト分のSS頑張ります。
- 133二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 08:53:23
銀河鉄道vs幽霊列車は?
- 134二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 09:31:48
確か前々スレだと物理無効状態の銀河鉄道に対してメタはれるのが偽汽車だったて感じの展開だったっけ
- 135保守SS・設定投稿マン22/08/08(月) 09:36:01
- 136二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 12:30:57
イラストのお陰で色々想像が広がる
スカイラブとサリュートの二人、よーく考えると米ソ対立ってだけでもアレだけど
・メタトロン→異教に対して当たりが強い
・トリグラフ→異教として文化ごと駆逐される
憑依してる神霊でも相性が悪いのね
だからこそ異教の神でありながらキリスト教社会でも錬金術師の伝承として適応していったヘルメスが間に立つことで上手く関係を繋げてるのかもね - 137二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 19:17:23
やはりぬんのす様のようにシンプルにでかいのは厄介やね
- 138二次元好きの匿名さん22/08/08(月) 21:43:08
そういえばホームズにヘルメスが混じってる説あったな
- 139二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 05:52:42
- 140二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 13:10:22
- 141二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 17:25:40
ぬい作るとしたら誰がチョイスされるだろうか?
- 142二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 19:57:35
やはりまずはライカ?
- 143二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 19:59:17
- 144二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 20:08:10
- 145二次元好きの匿名さん22/08/09(火) 20:10:09
さらに第一再臨(宇宙服)、第二再臨(ワンコモード)で後二種類増える
- 146保守SS・設定投稿マン22/08/10(水) 05:53:52
へいお待ち!!また長すぎたので最終戦の導入部しか書けませんでした…。
ーーある日、『あの子』が桜が見たいと言い出した。
人里近くまで行けば見られるが、それだけではつまらない。
明日を楽しみに待っていろ、驚くモノを見せてやるーーそう告げると、あの子はウキウキと目を輝かせ、一番鶏が鳴く前から起き出して、隣で寝る私を揺り起こした。
『……ちゃ』
『……ねーちゃ』
『ーー起きるだにぃ、寝坊助ねーちゃ!!』
ーー懐かしい声が、聞こえた気がした。
同時に口元に、ぽたり、ぽたりと何かの滴が溢れ落ちるのを感じる。
「う…」
痛みと共に意識が浮上したーー草むらの中に倒れる自分自身を、玄蕃之丞は自覚する。
確か自分は、あの猟犬ーーライラプスの宝具と真っ正面から撃ち合い、打ち砕かれた筈だ。
「なんで…生きてーー?」
「おや、目が覚めたかい悪戯っ子」
聞き慣れた共犯者…春海の声に、咄嗟にがばり、と身を起こそうとしてーー火傷による引き攣るような激痛に呻き声を上げた。
「無理しなさんな…酷いやられようだからのぅーーま、儂も似たようなもんじゃが」
見れば、春海の片腕は無残にも千切れ飛び、霊核のある心臓部分には久重の宝具による矢が突き立っている。
「さぁばんととやらは便利なモンじゃなぁ、普通は死んでる傷でも、少しは保つんじゃからの」
最早手遅れなのか、体の端から金色の粒子と共に崩壊が始まっていた。
先程口に入った雫は、彼の腕から垂れた血ーーそこに込められた魔力が、玄蕃之丞を目覚めせたのだ。
「ーー何の用…?『私』は負けた。聖杯を手に入れても、もう『あの子』にも会えないと気付いた。今更ーー」
だが、その瞳に光は無く、返す言葉もかつての主人に会う前の、ただのオサキ狐の頃のように無機質で冷たく、空虚だった。
その言葉に、春海は静かに微笑みながら頷いた。
「…じゃよなぁ。ガックリと力が抜けて、なぁんにも考えたく無くなるものよ…そういう時はの」
それは、死に際の玄蕃之丞すらもハッとする程に実感のある、悲しみを越えた先の悟りにも似た、諦観の篭った声だった。 - 147保守SS・設定投稿マン22/08/10(水) 05:54:38
「ーー貴方は…」
玄蕃之丞の続く言葉を、春海は引き継ぐように答えた。
「……沢山じゃよ。
碁の大一番の対局、ここぞという時の暦の予想に計算、初恋の人への求婚。そして、1人目の妻に、師に、跡を継いだばかりの息子…儂の人生、負けっぱなしの失いっぱなしじゃったわ」
淡々と挙げられるモノ達を語る春海の眼差しと、込められた想いは、そのどれもが玄蕃之丞にとっての『あの子』と並ぶくらいに大切で、決して失いたくない人、外してはいけない勝負であった事を伝えていた。
「……何で?何で、それなのに、立ち上がれるの?」
ーー玄蕃之丞には理解出来なかった。
それだけ大切なものを、大切な人を失っても、何故そうまで諦めないのか。
「決まっとるじゃろ…負けっぱなしは、癪じゃからな」
ーーそれにの、と春海は続ける。
「ーーそして、負けたからと尻を捲って逃げたなら、『えん』に…初恋の人で2人目の妻である人に、鬼みたいな顔しながら引っ叩かれそうじゃったしなぁ」
「……」
「お前さんはどうじゃ?お前さんの中にいる『そいつ』は、今どんな顔をしとる?」
『だらしないだにぃ、ねーちゃ』
『やっぱりねーちゃは、うちがいないとへっぽこだにぃ!!くふふっ!!』
「ーー笑ってる…腹の立つ、顔で…小憎らしい、顔で…」
思わず、玄蕃之丞の口元が綻び、瞳から一粒涙が溢れた。
「ーー今度は、どんな事をしてくれるの?…って、顔一杯に…期待を膨らませてる」
「…それこそ、お前さんの『天元』よ」
万物の素にして、天の元気、中心、碁盤の中央ーーつまりは、その者にとっての起点にして基点。
「なら、お前さんはどうするーー?」
「アッと言わせてやりたいーーあの陸蒸気擬きにも、かるであとかいうお節介焼きどもにも、この理想郷に玄蕃之丞ありと刻み込んで…あの子が、ゲラゲラ笑ってくれるように…!!」
そう宣言しながら、玄蕃之丞は立ち上がったーー空虚だった瞳に、再び熱を込めながら。
- 148保守SS・設定投稿マン22/08/10(水) 05:55:55
「じゃあーー答えてやらんとなぁ」
それに満足気に微笑むとーー言うが早く、春海は脇差を抜き放ち…微笑みながら、自らの腹に突き立て、掻っ捌く。
「ガッ…ぐ、ぁぁぉぉぉぉ……っ!?」
凄まじい量の血と、内臓がまろび出た。
「ーー何してるだにっ!?」
驚愕の余り、思わず玄蕃之丞が普段の喋り方で叫び、彼の腕に飛びついて突然の凶行を止める。
「ーーゴボッ…なぁに…このまま、消える…くらいなら……お前さんの、役に…くらいはと、思ってのぉ…ぐ、ぁあぁぁあ…っ…!!」
「ーー爺っちゃ!!」
だが、春海はそれに構わず、『耕された』自らの腹から、生き肝を掴み出した。
「カハっ…ヒュー…ヒュー…ぁ゛あ…切腹ったぁ、キツい、もん…じゃなぁ…あん時ゃあ、止めてくれてありがとうよ…えん…」
ここにはいない誰かにそう言うと、春海は玄蕃之丞に向かってソレを差し出したーー食え、と。
魂食いーーしかも、幻想の塊たるサーヴァントのもの。
「もう、一回くらい…喧嘩するくらいなら…出来るじゃ、ろうて……こんな、老いぼれので…悪い、が…の…」
「うぅん、爺っちゃ…もし最初に会ってたのが爺っちゃだったら、危なかったかもしれないくらい…格好良いだに」
一瞬にしてーーこれこそが元々の姿なのかーー銀色の巨大な妖狐の姿になりながら、玄蕃之丞は優しく微笑むとーー差し出されたソレを、優しく、愛しげに飲み込んだ。
玄蕃之丞の全身に、凄まじい力が漲る。
「そらぁ、光栄じゃなぁ…」
それを満足気に見届けると、この特異点における盤面を作り続けた棋士ーー渋川春海は、金色の粒子となって理想郷の土へと還っていった。
それを振り切るように振り向くーーそこには、夜空を照らす、紅く燃える火口を晒す火山と、遠く彼方からでも見えるくらいに巨大なとぐろを巻く歪な龍のような姿の銀河鉄道が、色とりどり光達と戦う姿が見える。
それは、世界中から奪い、独り占めしてしまった、春を取り返すための戦い。
- 149保守SS・設定投稿マン22/08/10(水) 05:57:14
ーーある日、『あの子』が桜が見たいと言い出した。
人里近くまで行けば見られるが、それだけではつまらない。
明日を楽しみに待っていろ、驚くモノを見せてやる。
「見せてやるだに……うちが、とびっきり綺麗で、とんでもなくでっかい、この世に一つだけの桜を…」
やる事は何も変わらないーー尾の毛を撒き散らし、オサキを呼び出し、印を組む。
「あん時…見せられなかった桜を!!なぁーー『桔梗』!!」
かつての主人の名を叫びながら柏手を打ち鳴らしーー玄蕃之丞は、高らかにその真名を解放した。
「目にも見よーー是ぞ変化の極地也。
果てなる桔梗に桜を結ぶ、神出鬼没の陸蒸気!!狐狸七変化・虚構急行(ゲンバノジョウ・フェイクトレイン)!!」
煙を切り裂き、高らかに汽笛を鳴らして、偽りの汽車が顕現する。
しかし、煙突が吐くのは煙では無く、繋がれるのは客車では無い。
ーーそれは、桜。
満開の桜を載せ、花弁を吐き出し走る、この世で一つの陸蒸気。
ーーかつて主人に手向けた花束を抱えながら、誇り高き幽霊機関車が高々と理想郷の空へと駆け上がった。
- 150保守SS・設定投稿マン22/08/10(水) 06:02:38
終わりになります。
今回の話は、春海の生涯を描いた「天地明察」と、玄蕃之丞狐をモチーフにした短編アニメ「げんばのじょう」を見れば更に楽しめると思います。
是非見て(ダイマ
玄蕃之丞ちゃんのこのSS中の宝具口上と演出は、彼女が3臨時のものを想定しました。
肝心の戦闘シーンも今書いてますので、もう少しお待ち下さい。 - 151二次元好きの匿名さん22/08/10(水) 08:33:11
ああ、大人勢の共通点は「大切な誰かを亡くしたこと」なのか
- 152二次元好きの匿名さん22/08/10(水) 16:01:04
- 153二次元好きの匿名さん22/08/10(水) 19:28:43
- 154二次元好きの匿名さん22/08/10(水) 20:39:47
スプートニク乗組員 ハエ数十匹
- 155二次元好きの匿名さん22/08/11(木) 05:45:21
- 156二次元好きの匿名さん22/08/11(木) 06:00:51
- 157二次元好きの匿名さん22/08/11(木) 08:23:32
プレミアムバンダイに任せよう。ぬいぐるみの例は無いがプラモフィギュアで100台セットとかをよくやるし
- 158二次元好きの匿名さん22/08/11(木) 08:26:10
- 159二次元好きの匿名さん22/08/11(木) 16:11:30
- 160二次元好きの匿名さん22/08/11(木) 18:59:06
- 161二次元好きの匿名さん22/08/11(木) 20:36:22
あっ、数かぁ…
- 162二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 05:18:39
このレスは削除されています
- 163二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 12:20:11
ワルキューレの霊衣で思いついたけどスプートニクも霊衣でバリエーション増えそう
- 164二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 18:31:49
全部別扱いだと、何回復刻が必要に……?
- 165二次元好きの匿名さん22/08/12(金) 21:46:10
ええい全て恒常にしてしまえ!
- 166二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 02:24:26
このスレの鯖たちからはソ連上層部はあまりよく思われてないっぽいんだけどさぁ…
フルシチョフ鯖化出来ないかね
ライカに謝罪してほしいわけじゃなくて、
ただ今までのキャラが宇宙開発の最前線の、いわば主観的な立場の人たちだけだったからさ、一人くらい当事者でありながら一歩引いた、別の視点から見てる人が欲しいな、て思って - 167二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 05:37:13
アメリカ側だと誰だろう
- 168二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 10:04:12
現地人か幻霊として幕間で出すとか?
- 169二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 10:29:00
スターリン批判、スプートニクショック、キューバ危機
功罪共にクソデカいし、英霊になる資格は十分にありそう
ロベスピエールとかミケランジェロみたいなビックネームが幻霊な世界観なもんで正直資格自体が曖昧ではあるけど - 170二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 11:03:26
- 171保守SS・設定投稿マン22/08/13(土) 14:52:02
へいお待ち!!またクッソ長くなったぞどうなってんだ!?
イーハトーブに唯一存在する火山の火口が孔を開ける山頂ーーとある物語において、冷害による大凶作から故郷を救うため、その身を犠牲にした少年の終焉の地は、まるで神話の1ページを切り取ったかのような激戦の舞台と化していた。
「■■■■■■ーーーー!!」
客車を歪めて形作られた銀河鉄道の尾が、巨大な鞭のように立香達を薙ぎ払わんと振るわれる。
「ーーさせないわ!!『これはジャックが建てた家ーー』」
ナーサリーが紡ぐのは、家、鼠、猫、犬、牛…次々増えていくマザーグースの積み上げ唄。
見る見るうちに積み上がった小山の如きファンシーな防壁が、尾の一撃を完全に受け止めきる。
その顕現は一瞬で、拘束もまた一瞬ーーだが、彼女達にとってはそれで十分だった。
「えーい!!ツインアーム・リトルクランチ!!」
「角だらけなのを恨みなさいーーティンダロス!!」
そこに、オルタ・サンタ・リリィによる光弾が突き刺さり、更にオルタによる動物霊の群れが銀河鉄道の尾の『角』から湧き出し、光弾に抉られた部分を完全に食いちぎった。
「■■……ッ!!」
苦鳴を上げながらも、銀河鉄道は食いちぎられた部分から無数の触腕を生み出し、2人を拘束せんと迫る。
「サンタになんて乱暴を…!!バチが当たりますよ!!」
「言ってる場合じゃないでしょうが!!」
槍で打ち払い、爪と牙で切り裂き、噛みちぎるが、多勢に無勢ーーあっという間に手足を拘束される。
「きゃあっ!?」
「ちびサンタッ!?こんのっ…往生際が悪い…!!」
オルタは角から角へと逃れる事で抜け出したが、サンタリリィはそうもいかない。
そのまま引き摺られて体勢が崩れた所に、銀河鉄道の巨大な腕が、彼女を叩き潰さんと振り上げられる。 - 172保守SS・設定投稿マン22/08/13(土) 14:52:34
『させ…ないッッッッ!!』
しかし、その寸前に銀河鉄道の眼が明滅し、振り上げたのと反対の腕が、それを防ぐ。
響き渡るのは、カンパネルラの声ーー銀河鉄道に吸収され、ハクトから『糧』を分け与えられて正気を取り戻してから、彼は幾度と無くこうして助けてくれていた。
『今の内に、僕達をーーぐぅ、うぅぅぅ…■■■■ーー!!』
だが、ハクトがくれたのはあくまでロスタイムーー再び狂乱に呑まれ、身を捩りながら絶叫する。
「ーー吶喊します!!今の内にサンタリリィさんを!!」
しかし、滅茶苦茶に振るわれるその手と尾による攻撃を、マシュの盾とバンカーが悉く迎え撃ち、叩き落とす。
「このー!!リリィを離せーっ!!」
その間に駆け寄ったジャックが、サンタリリィを捕らえていた触腕を、両手のナイフで細切れにする。
「ーーバンカー…ストライク!!」
そしてマシュが盾のバンカーで銀河鉄道を吹き飛ばし、更にシールドバッシュで追い討ちをかけてサンタリリィ達から引き離していく。
「あ、ありがとうございますマシュ…それに、ジャック」
「ううん、いーのいーの!!」
その隙に、顔を赤らめながら手を取りサンタリリィが立ち上がるーーそれに応えるジャックはにっこりと笑った。
「まぁ!!2人は本当に仲良しさんね!!私たちも混ぜて欲しいわ!!」
「イチャイチャしてる暇があったら構えなさい!!また来るわよ!!」
「い、イチャイチャしてなんかいませんっ!!本当に貴女は成長した私にそっくりですね全くもうっ!!」
「あははっ!!リリィったら顔真っ赤ー!!」
やかましく言い争いながらも、この特異点で共に絆を育み合った子供達は、臆する事無く立ち向かいーー自らの宝具を開帳した。
「さぁ、いけない事をした貴方にはお説教ですーーまずはその無駄におっきな体をマグマで脱がせて…ハクトとカンパネルラを返して貰いますよ!!ーー優雅に歌え、かの聖誕を(ラ・グラスフィーユ・ノエル)』!!」
リリィの槍から溢れ出した光が銀河鉄道の頭上で形を成し、ケーキや玩具ーー数多の子供達への贈り物として具現化した。
- 173保守SS・設定投稿マン22/08/13(土) 14:53:38
この理想郷は子供達の魂で出来ているーーその願いや希望達を集めたそれらは、普段よりもより強く、より大きく、お説教(ばつ)として銀河鉄道にーーそして、恵みとなってカルデアの者たちへと。
『ーー■■■■!?』
それは巨大である筈の銀河鉄道の半身が埋まり、火口付近の地形がプレゼントでデコレーションされる程の規模。
「ーーこれで行けますかトナカイさん!?」
<ーーうん!!十分!!>
立香の号令の下、プレゼント達がリソースとして分解されーー凄まじい魔力となって少女達へと流れ込んでいく。
「ーーどうですかナーサリー!!」
「凄いわリリィ!!理想郷(このこ)達の願いはとっても透明で綺麗!!普段は呼べない『おともだち』も呼べそうよ!!」
そうにっこりと笑うと、すぅ…と大きく深呼吸をする。
「…さぁ、貴方達に見せてあげるわ。
すてきなすてきなおはなしの世界ーー貴方達が夢見て、けれど見られなかった、とおいせかいの物語(フェアリーテイル)」
ーー彼女の手元に現れるのは、馴染みの深い少女の夢の世界の冒険譚。
「力を貸してねありす(わたし)… 」
小さく一言呟くと、ナーサリーはサンタリリィのリソースの援護を受けて、今までにない規模の宝具を発動させた。
『我が息子よ、ジャバウォックに用心あれ!喰らいつく顎、引き掴む鈎爪!ジャブジャブ鳥にも心配るべし、そして努燻り狂えるバンダースナッチの傍に寄るべからず!』
巨大な…銀河鉄道と並ぶ程に巨大な『3つ』の何かが、像を結ぶ。
「さぁ、あなた達3人揃ってのお茶会は、ありす(わたし)にとっても初めてね!!さぁ、おいでなさいーー!!」
「■■■■■■ーーーー!!」
「ジャバウォック!!」
「■■■■■■ーーーー!!」
「ジャブジャブ!!」
「■■■■■■ーーーー!!」
「バンダースナッチ!!」
かつて別世界の電脳空間で猛威を振るった無敵の怪物と、ソレと同じく恐ろしさを謳われる2匹の怪物達が顕現し、銀河鉄道目掛けて襲い掛かった。
- 174保守SS・設定投稿マン22/08/13(土) 14:55:42
『■■■■■■ッ…させないっ…!!君は、僕と一緒に…落ちるんだ!!』
半身を埋めながらも、銀河鉄道が抵抗を試みるが、再び浮上したカンパネルラの意志がそれを押し留める。
凄まじい大質量がぶつかり合い、銀河鉄道の巨体が岩肌を削りながら火口目掛けて押されていく。
「真名、凍結展開ーー『いまは脆き夢想の城(モールド・キャメロット)!!』
「『聖母解体(マリア・ザ・リッパー)!!』」
腕と触腕、尾による抵抗は、マシュとジャックによって全て防がれ、切り払われていく。
ならばと、理想郷の上空へと逃げようとするがーーそこには、既に先客『達』がいた。
「負けてられないわねーー行くわよライカ(わたし)!!ISS!!」
『ーーわうっ!!いつでもいいよー!!』
『はいっ!!お願いします久重さん!!』
そこに居たのは、飛び上がったオルタとーーその遥か先に浮かぶ、巨大な影…こちら目掛けて砲口のような奇妙なモノを向ける、ISSの真体の姿があった。
『け、計算カン、リョウ……あ、頭かラ煙が〜』
『ご苦労さん万年自鳴鐘ーーきどうけいさん?とやらはピシャリだぜあいえすえす坊よ』
ヘロヘロとした万年自鳴鐘と、それを労う久重の声と共に、ISSがカウントをシークエンスを開始する。
『了解ーーデータリンク完了!!カタパルト射出タイミング、威力調整はヘルメスに任せます!!
ユーハヴコントロール!!』
『アイハヴコントロールっと…さぁ、ウチのガキ共が世話になったな百足列車ーーちょいとお仕置きの拳骨喰らっとけ!!』
そしてISSの相棒たるヘルメスが、始まりの星犬に号令を下した。
『行くぜ犬ッコローー鳥になって来い!!』
『わうぅぅぅぅーーーー!!』
光と共にライカが星の光に包まれたロケットを顕現させーーISSが銀河鉄道の体を使って自作したカタパルトユニットによって射出された。
『ーーらいか(ぼく)とのどうちょうたいみんぐかうんと!!3、2、1(トゥリー、ドゥバ、アジン)…!!』
「ーー0(ノーリ)!!これまでで一番大きな『私達』よ…ありがたく受け取りなさい!!」
そしてオルタの足元にある角という角から影が溢れ出しーー天を衝くほどに巨大な鯨の姿となって宙を舞う。
その巨体は空に逃げようとした銀河鉄道を押し潰すように叩き落としーーライカのロケットが胸に突き刺さるように着弾したのは、寸分違わなく同時だった。
- 175保守SS・設定投稿マン22/08/13(土) 14:58:08
「わうぅぅぅ…いっっっっけぇぇぇぇっ!!」
その一撃が駄目押しとなり、銀河鉄道の体がふわり、と火口に投げ出される。
そしてーーダメ押しの最後の一矢が放たれた。
「ーーへファッち!!Nooooowッッッッ!!」
「大地神(ガイア)の元へと墜ちるがいいーー『魔天の車輪(ヘカティック・ホイール)!!」
天空から舞い降りた歌声で加速された、紫電を纏う戦車の一撃が土手っ腹に突き刺さり、銀河鉄道はくの字に身を折りながら更に火口へと加速する。
『■■ッ…■…■■■■ーー!!」
「Song 4U……again!!Ahhhhhhhhーーーーッッッッ!!」
何とか手足と尾で抵抗を試みるが、シグナルの追撃のアンコールが、音符の刃の雨となってそれを阻む。
銀河鉄道の体が火口の奥底へと、沈む、沈む、沈む…だがーー。
<ーー足りない…!?>
『■■…■ッ…■■■■…!!』
尾の全てと、体のあちこちをマグマに溶かされ、熱で焼かれながらもーー銀河鉄道は、生きていた。
「目標ーー未だ健在!!このままでは…先輩!!」
マシュが、疲労と焦りを隠す事なく告げるーー事実、この場にいる全員が、この特異点にレイシフト、もしくは召喚されてから、ほぼ無補給で戦い続けており、もう限界に近かった。
『ーー何で君は…そこまで…っ!?』
カンパネルラが、悲痛な声で叫ぶーーそして、彼とは別の『声』が聞こえてきた。
『ーー理想郷、理想郷、理想郷…理想郷…ツクル、ツクル、ツクル、ミンナヲシアワセニスル、オトウサンノフルサトヲ…コドモタチヲシアワセニスル、オカアサンノフルサトヲ、ツクル、ツクル、ツクル、ツクル…』
それは、初めてカルデアの者達が聞く、銀河鉄道の声だった。
火口から這い上がろうともがきながら、壊れたスピーカーのように、櫛歯が欠けたオルゴールのように、歪んだ…けれど何処までも真っ直ぐな祈りに満ちている。
「ーーけれどダメよ機関車さん。季節はぐるぐる巡るもの。冬しか無かった世界には、暖かな春の日差しが降り注ぎ、春を独り占めした貴方には、さよならの冬が迎えに来るの」
しかし、それを否定したのはナーサリーライムーーかつて違う世界で、鏡合わせの理想郷を繰り返し続けた童話の少女が、空を見上げる。
<この音はーー汽笛?>
「さぁ、世界に春を帰すため、貴方の冬(グスコーブドリ)がやって来たわ」
- 176保守SS・設定投稿マン22/08/13(土) 15:12:58
天空から、雲を切り裂いてーー桜を舞い散らせる小山の如き機関車が落ちてくる。
「あれは…玄蕃之丞狐さんの幽霊機関車…!?」
<何で…!?>
「詮索は後よマスター!!退避するわ!!皆、私達の周りに来なさい!!」
その真意を知る術は無いしオルタの言葉に従い、彼女に抱えられながら『角』の中に飛び込むしか無かった。
そして見守る者が居なくなった火山の火口で、玄蕃之丞の幽霊機関車と、銀河鉄道が轟音を立てて衝突する。
最早銀河鉄道は抗う事も出来ず、玄蕃之丞もまた、力尽きて共に落ちていく。
「ーーくふふっ…今度は引き分けだにぃ、陸蒸気」
『玄蕃之丞さん…何で…』
「特に意味なんて無いだに…ただーー」
「独りぼっちで死ぬよりは、誰かと一緒の方が…寂しくないだに」
「ーーあ…」
その言葉に、カンパネルラは目を見開いた。
思えば、車掌という偶像(キャラクター)を与えられたが、ここには客はおらず、主人公(ジョバンニ)もまた居なかった。
彼女は、始発からここまで、ずっとずっとこの列車の中に居たーー最期まで…終点まで乗ってくれた、最初で最後のお客様。
「ご乗車…ありがとう、ございましたーー」
「どういたしましてだに、くふふっ」
最初から最期まで敵同士だった筈なのに、何処か親しげな笑みを浮かべてーー2台の機関車は、マグマの海に消えていった。
ーー地響きと共に、猛烈な勢いで火を噴き上げる火山が見える。
ボロボロの躯体を引きずりながら、ライラプスはそれを静かに見つめていた。
「……随分と派手に咲かせたじゃない」
そう呟く彼女の上に、桜の花びらが舞い落ちる。
「気に食わないけど綺麗ね…アンタの桜」
火口から噴き上がる火ーーそれはまるで、この理想郷で失われた者達に手向ける、桜の花弁のように見えた。
終わり
- 177二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 17:55:35
長編乙
ラストに火山は映えるね - 178二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 20:49:40
稲荷神を取り込んでます
- 179二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 22:17:40
たった一本のリクエストからここまでストーリーを広げてくれたことに感謝
お疲れ様です
さぁあとは絆ボイスが待ってるぞ♡(無慈悲) - 180二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 22:23:37
- 181二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 22:46:39
- 182二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 23:27:24
- 183二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 23:29:47
今回のイベントでヴェルヌお父さんエリザ叱るよなぁ、けどぎりぎり踏み止まって冷静に叱かってほしいな
- 184二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 06:26:56
もはや何がなんだかw
- 185二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 07:00:27
???「ベルカはストレス過多で奥に引っ込んでしまったので今回は私ラビット、ラット、フライの3人が交代しながらストレルカと共にマスターをサポートします」
『一気に増えた感じがする』
『顔が変わった』 - 186二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 07:30:50
こんなんが思いついた。
ラビット:ミニ闇コヤン(人形)<アラアラ
ラット:大黒天(5号)<「……」
フライ:道満(式神)<ンンンンンン
ベルカ「へんなのまじってるー!?」
ストレルカ「あらそうかしら?まぁ賑やかでいいじゃない」
…俺多分疲れてるな。
- 187二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 14:10:26
テウメッソスの狐を取り込んだ結果リニアになったという経緯
- 188二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 17:19:19
- 189二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 19:30:55
一緒に星座に上がったライラプスが現界してるから、そこら辺の矛盾を突いて何が何やら誰かがやったんじゃないですかね?(超適当
- 190二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 20:55:32
リニアだから捕まらなかった説
- 191二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 23:11:17
リニア・シリウス
追うライラプスと逃げるテウメッソスを動力にしたリニアモーターカー。
両者が疲れて息切れするくらいの地点に駅がある。
運行を続けていると定期的に両者が石と化して、度々運休するので利用者からは不評だったりする。 - 192二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 05:26:56
磁石の反発で走るリニアっぽいと言えば確かに
- 193二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 13:05:59
リニアモーターは電動が定義らしいが、リニアは単に直線の意味だから動物が動力でもいい……のか?
- 194二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 17:30:07
問題はトンチキイベがもう一つ増えてゴッフその他諸々の胃がまた死ぬのと、
このままだとそんなトンチキイベが初登場になるテウメッソスが不憫過ぎるという点だな。 - 195二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 17:45:33
権能だけで中身は玄蕃之丞だしセーフ
- 196二次元好きの匿名さん22/08/15(月) 23:53:08
アヴェンジャー:七度狐という案もあったけどヤバすぎるからやめた
- 197二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 02:25:30
落語か
- 198二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 07:19:21
エドモンと益獣がいるから精神干渉はどうにかなりそうだけどそこら辺を加味しても話のオチがつきにくいからね
- 199二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 12:44:31
……とりあえず爆発オチ?(バカの一つ覚え
- 200二次元好きの匿名さん22/08/16(火) 12:50:20
なんか死因的なブラックジョークで気まずくなるシーンはありそう