ここだけダンジョンがある世界の掲示板 イベントスレ 外伝

  • 1魔刀剣士22/08/05(金) 23:57:30
    本スレ
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    ここは「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」の番外編みたいなスレです


    書き込みの方針は以下でお願いします


    何もなし or ※付き →メタ会話

    「」→セリフ

    ()→心情

    【】→状況描写


    〈あらすじ〉

    白髪少年を外に誘う魔刀剣士、その思惑は

  • 2魔刀剣士22/08/06(土) 00:01:40

    まずは、このような喧嘩を売るようなロールになることをお詫びさせてください
    申し訳ありません

    お付き合いいだだきありがとうございます。よろしくお願いします

  • 3白髪少年22/08/06(土) 00:05:44

    立て乙です。
    いえ、大丈夫です。

  • 4魔刀剣士22/08/06(土) 00:07:59

    >>3 ※ありがとうございます

    【魔刀剣士は先んじて人気のないストリートを歩く】

    「ちょっと寂れてるけど、いいところだろ? そこの角を曲がった喫茶店とか、いいとこでさ…」


    【何気ない会話を続けながら、だんだんと人のいない場所へと誘導していく】

    「ここでいいかな。じゃあ、本題に入るけど…いいかな?」

  • 5白髪少年22/08/06(土) 00:10:26

    >>4

    【魔刀剣士に先導され、人気のない場所で立ち止まる。】

    「あ、はい……」

    【どうかしたのだろうか? と考えながら返答する。】

  • 6魔刀剣士22/08/06(土) 00:21:00

    ※魔刀剣士は一言キーワードを貰えれば止まります。逆に言えば、その時点でイベントは終了します
    【感情を感じさせない、静かな空気で魔刀剣士は語り始める】
    「…無限牢獄のことなんだけどね。ちょっと…キミの探索の方針に、思う所があってさ」

    「少し、無謀すぎやしないかとね」
    「昨日も死にかけたばかりなのに、眠気を抱えたままソロで潜ったね」
    「それもまさに死にかけただろう最新の階層まで…少し、危機管理が足りなくないかい?」

    「生存策についてもそうだ、一度失敗したのに方針を変えない。対策していない」

    「オレは時も、死なないでくれって言ったはずだ。キミは…どう考えてるんだ?」

    ※キーワードは「死にたくない」です。「自分は死なない」という宣言は違う判定になります
    ※このキーワードを言うチャンスの時魔刀剣士は挑発してくるので、耐える場合はその反骨心で耐えてください

  • 7白髪少年22/08/06(土) 00:33:50

    >>6

    「その、すみません……」

    【魔刀剣士の態度は真剣そのもので、その雰囲気に少し気圧されていた。

    《無限牢獄》の単独探索《ソロプレイ》……少年の場合は上層限定とはいえ、非常に危険な行為である事に変わりはない。事実、ギルドの職員にだって何度か絞られているのだ。

    数秒後、「……でも」と続ける。】

    「強く、ならなきゃいけ無いんです」

    【彼は未だ、どれだけ数値上の強さが上がったとしても未熟な少年……青臭い野望は捨てられない。】

  • 8魔刀剣士22/08/06(土) 00:38:18

    >>7

    【真っ直ぐな言葉に少し雰囲気が緩むも、すぐに張り詰めたような空気に戻る】

    「…わかっているよ、オレも期待してる」

    「だから、途中で死なずに成長して欲しいんだ。キミは…対策を考えているのか?」


    「安心できる答えを、聞かせてくれないかな。キミは強敵から、どうやって逃げるつもりなのか」

  • 9白髪少年22/08/06(土) 01:02:27

    >>8

    (どうやって……?)

    【今まであまり考えた事は無かった。ゴブリンの群れ、コボルト、赤いコボルトロード、ウォーシャドウ、フロッグシューター、キラーアント、昨夜はミラーフロッグ……。

    これらの相手からは自分の足だけで充分逃げ切れていた。他の冒険者に押し付けないように人の少ない入り組んだ道に入って、体制を整えてから今度は自分から倒しに行く。

    今まで、ずっとそうやって生き抜いてきた。


    しかし、魔刀剣士が言っているのはそういう事ではないのは少年の頭でも理解できる。

    「自分では絶対敵わない強者と遭遇した場合」の話をしているのだろう。

    『《無限牢獄》では何が起きるか分からない』

    いつかのときにも夢に見たことがある。探索中に突然地割れが起こり、中層に落下して《ヘルハウンド》に殺されかけた上に今度は悪名高い《苔玉》に殺された夢。】

    「限界まで走って……それでもダメなら戦うしか無い、ですね」

    【自負している脚の速さを以ってしても逃げきれない強敵と遭遇してしまったら、どうすれば良いのか……彼にこれ以上の答えは出せなかった。】

  • 10魔刀剣士22/08/06(土) 01:05:25

    >>9 ※説教臭くなりますが、すみません。ちなみに解答はシンプルでも進行します

    【無表情で魔刀剣士は続ける】

    「…だめだ、まだ安心できない」


    「もし、逃げた先が袋小路だったら?」

    「もし道に迷ったら、道がわかっていても斜面で落下して戻れなくなった場合は?」

    「複雑な道で走りながら敵を撒けるかい? 起伏のある山道を素早く走れる技術は? ダンジョンは常に敵の慣れているフィールドだよ」

    「走りながら道順を覚えられるか、敵を撒くために複雑な動きをしても? 正確な作図の技術はあるかい? 迷路でなく森であっても、可能な限り現在地を把握する技術が必要だ」


    【ん、と咳払いをして】

    「…ごめんね! 一気に話しちゃって」


    「今の話、半分でも耳に入ったかな。ギルドの講習でも必ず言われる基礎的なことだよ」

    「まさか、知らないで潜っているとは言わないよね?」

  • 11魔刀剣士22/08/06(土) 01:05:50

    ※ここで魔刀剣士が何故このような行動に出たか説明させてください
    ※魔刀剣士は今までも、基礎と対策を重視するキャラクターとして描いてきました
    ※白髪少年さんに対しては期待していることもあり、キャラクター的に見過ごすことはできないと考えました

    ※それでは、次に戦闘の用意に入ります

  • 12白髪少年22/08/06(土) 01:05:54

    (※気づいたら30分近くかけてた……ガチの長考失礼しました。)

  • 13魔刀剣士22/08/06(土) 01:06:46

    >>12

    大丈夫です、真剣に受け止めて頂いて嬉しいです!

  • 14白髪少年22/08/06(土) 01:08:28

    >>13

    ※すみません、元ネタ有りのキャラである以上「コイツならどう考える」が長くなりがちでして……。

    また暫くお待ちください。

  • 15魔刀剣士22/08/06(土) 01:09:38

    >>14

    わかりました、ちょっと先のロールなど用意しながら待機しているので、ごあんしんを!

  • 16白髪少年22/08/06(土) 01:28:53

    >>10

    【矢継ぎ早に繰り出される質問に対し、なるべく聞き分ける。具体的な質問であるならアドバイザー職員から講習を受けているのだ。

    少年はポツリ、ポツリと質問に回答していく。】

    「えっと、袋小路なら……魔物の視界を遮る煙幕や強い光を起こせるアイテムを使い、その隙に」


    「道に迷ったら修復機能が働いても多少は長続きする大きな傷を壁に作って、それを目印に行動します。斜面などからの落下時はギルドショップで販売されている《冒険者セット》にある鉤縄を使用します」


    「複雑な道に入って切り抜ける事自体は何度か。獣道に入るのはあまり慣れていません……こういう場合は中層に入る前に《闘技場》で慣れておくのを推奨されています」


    「講習では曲がった回数と順番をよく覚えておくように指導されました。マッピングは……今のところ未開拓領域の少ない上層しか行っていないので、自信はないです」

  • 17魔刀剣士22/08/06(土) 01:38:29

    >>16

    【魔刀剣士は答えに頷きながら、話を聞いている】

    「…うん。教科書通りのいい回答だ」

    「それがパーティを想定した内容だということを除けばね」


    「ソロでそれを行うのがどれだけ難しいかは理解してるだろ?」

    「強敵と遭遇した時、冷静にそれを行えるかな」

    「パーティならば役割がある、味方がいるという状況、自分がやるべきという意識が助けてくれる」

    「作業中に敵が出現することを想定しているかな」

    「パーティであれば仲間に周囲を警戒してもらえる。けどキミは作業に意識を向けつつ、常に敵に対応できるように用意する必要がある」


    「特別な備えが必要だ。特別な道具が必要だ。特別な心の準備が必要だ」

    「キミにはどれだけある? どれだけ確信がある、どれだけ繰り返した?」

    「――ソロで行動するっていうのはね、特別な訓練を前提としてるんだ。キミにはそれがあるのか?」

  • 18魔刀剣士22/08/06(土) 01:39:44

    ※いい回答を貰ってしまったので戦闘延期です…! 次は問答無用で行きます。すみません

  • 19外野22/08/06(土) 01:42:18

    ふふふ…ちょうど戦闘能力皆無の隠密でなんとかするキャラがソロ無限牢獄で無理する展開を考えてる身としてはとても耳が痛いぜ……!

  • 20白髪少年22/08/06(土) 01:42:32

    ※長考の時間を貰えた、かつコイツに講習を受けさせるであろう人をRPしていたのがあっただけなので……!!

  • 21白髪少年22/08/06(土) 01:50:57

    >>17

    【魔刀剣士の更なる質問に少年は暗い影を落とす。アドバイザー職員も、先日身体測定を担当してくれた職員も言っていた。言ってくれていたのだ。

    『仲間を見つけろ。そうでないと君はいつか潰れる』

    と……。】

    「……ありません。冒険者になるために『王都《ここ》』まで来ましたけど、特別な訓練なんて積んでません」

    【魔刀剣士の質問が心に突き刺さる。

    「僕に忠告してくれていた人達も、諦めてしまうかもしれない」

    そんな恐怖が脳裏をよぎりすらしていた。】

  • 22魔刀剣士22/08/06(土) 01:51:59

    【魔刀剣士の気配が変わる】
    「…――自殺行為だ」
    「もう一度聞くよ。…君は、死にたいのか?」
    「もし死にたいなら言ってくれ、俺が殺してあげるよ。背中を剥いで刀の材料にしてやる」

    「そろそろ本題に入ろうか…表に出ろ、アイン・スノウホワイト。まずは生き残って見せてくれ」

    【魔刀剣士が勝負を挑んできた】
    ※今から戦闘に入ることができます。もちろんしばらく様子を見ることも可能です

  • 23二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 01:53:49

    なんか一方的に師匠ヅラして説教した上人気のない路地で殺しにかかってる犯罪者ムーブで草

  • 24魔刀剣士22/08/06(土) 01:54:29

    そっすよ

  • 25白髪少年22/08/06(土) 01:59:17

    >>22

    【考える間も無く後ろの腰に提げている赤い湾曲した短刀・〈凶狼〉─少年が用意している最高の武器─の柄を握り、抜き放っていた。

    「今ここで武器を取らないと殺される」

    魔刀剣士の気配は、もう少年をギルドの仲間を見るものではないとすら感じさせた。】

    「……!!」

    【そして少年は気づいた。武器を取ること自体が開戦の合図、宣戦布告状を受け取ったに等しいことに───。】

  • 26魔刀剣士22/08/06(土) 02:04:17

    >>25

    ※戦闘に入ります。フィールドは平坦で広く、いつでも逃げることができます

    【魔刀剣士がにっこりと笑う】

    「良い反応だ、こちらも抜かせてもらう」


    【魔刀剣士が刀を抜く】

    【その刀の全体は深く赤黒い色で、刃文は血のように赤い。刀身には全体を覆うように、亀裂のような、脈のような赤い燐光が走っている】

    【明らかに異質な気配を纏った刀――それが自分に向けられている事実が眼前に迫る】


    【眼前に。既に魔刀剣士の攻撃が迫っている】

  • 27魔刀剣士22/08/06(土) 02:04:28

    ※戦闘形式を説明します。この戦闘は有利不利の判定ではなく、魔刀剣士の攻撃からどれだけダメージを回避できるかを判定します
    ※ですので、特別なロールがない限り魔刀剣士にダメージを与えることはできません
    ※なお、無傷の状態から魔刀剣士を倒すことができるルートが存在します。頑張って耐えてくださいね

    +評価
    1~無傷 3~小傷 4~中傷 7~重傷 9致命傷
    通常
    1無傷 2~小傷 3~中傷 7~重傷 9致命傷
    -評価
    1~小傷 2~中傷 6~重傷 8~致命傷
    捨て身
    1魔刀剣士に小傷
    1~9致命傷

  • 28魔刀剣士22/08/06(土) 02:10:37

    ※すみません、記述漏れでした。魔刀剣士の攻撃の後、1d9を振って判定してください

  • 29白髪少年22/08/06(土) 02:22:26

    >>26

    dice1d9=8 (8)

    「待って下さ……!?」

    【刀や長剣は向けられているだけで広い範囲……間合い全てを覆い尽くすほどの威圧感がある。赤い、紅い、赫い刀を向けられた時点でその威圧感に押されていた。

    その隙を見逃される筈も無いだろう。眼前には既に魔刀剣士が迫っていた。】

    (速い……!!)

    【敏捷の数値が上がるごとに、今まで遭遇してきた魔物の動きが少しずつ遅く見えていくのを実感していた少年は、それがどれだけ身の危険を示しているかを肌で感じていた。

    膂力《パワー》も敏捷《スピード》も技量《テクニック》も、何もかもを相手が上回る。

    ならばどうすれば良い? 一瞬よりも短い時間しか許されない思考の中、少年が導き出したのは……。】

    「炎雷《ファイアボルト》……!!」

    【右手に持った〈凶狼〉で受け止め、体勢を低くして速攻魔法(※魔法の名を唱えるだけで発動する魔法)『炎雷《ファイアボルト》』を撃つことだった。】

  • 30白髪少年22/08/06(土) 02:24:52

    ※あ、この場で応戦を選んだのは此処がどれだけ広かろうが眼前に迫られている時点で背を向けて逃げ出したところで斬り殺されるのが目に見えていたからです。
    なんならダンジョンの中である程度入り組んでいる方が逃げる目はあったくらいですね。

  • 31二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 02:25:35

    ※闘技場でもない場所で相手の同意なしに重傷致命傷負わせるような攻撃仕掛けるのは流石にアウトではないかな……

  • 32白髪少年22/08/06(土) 02:27:17

    ※コイツが負けたらこの場で起きていることを知っているのは魔刀剣士さんしか知らない=魔刀剣士さんが黙っていれば済む話
    勝つか、認めさせるかしたら上手いこと言いくるめられるのでどちらにしろギルドに通報は無いかと。

  • 33魔刀剣士22/08/06(土) 02:27:46

    >>29 +評価 重傷

    【突き出された刀が切り返され、魔法を切り裂く】

    「いい判断だ、リーチの差がある時は魔法で先制しながら懐に潜る、完璧な動きだね」

    「だが…少し甘いな」

    ※チュートリアルに入ります

    【魔刀剣士の攻撃が肩に当たる】

    【出血こそしないが、引き裂くような鋭い痛みが走る】


    【刀が肩に埋まっているのに、血は出ない】

    【代わりに肩からは刀にあるような赤い脈が走っていた】


    「…持ち主の精神を喰らい、肉体を改造する。それがこの刀の能力だ。肉体をいじられる分される側も痛いけど…」

    「死にはしないよ、安心してくれ。もちろん解除すれば元通りになる」

    【不穏に笑いかけて魔刀剣士が説明する。よく観察すれば嘘ではないとわかるかもしれない】

  • 34魔刀剣士22/08/06(土) 02:29:11

    >>30

    ※逃げるのは魔刀剣士的に高評価のため、特殊判定になります。すぐ切られることはありません

    ※その場合小さいイベントが入ります

  • 35二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 02:33:01

    アウトっちゃアウトだけどバレなきゃ犯罪じゃないので……
    通報も訴え出ることもないってことは白髪くんも斬られていいですって承知してるわけだし
    そう考えれば特殊なプレイみたいなもん
    精々血溜まりで翌朝騒ぎになるかギルドに闘技場でやれよってクレーム来るくらいじゃないです?

  • 36白髪少年22/08/06(土) 02:37:13

    >>33

    「ぁぐ……っ!?」

    【こちらの策とも言えない策をいとも容易く見破られ、軽鎧の肩当てを膾でも切るかのように斬り落とされ、肩に魔剣……否、魔刀が埋まる。

    鋭い痛みに喉から絞り出すような声が漏れた。

    魔刀剣士の言葉を聞き、恐る恐る肩を見ると、刀身に走る赤い脈のようなものが肩にも伸びているのを確認する。】

    「何を……する気ですか……?」

  • 37魔刀剣士22/08/06(土) 02:43:42

    >>36

    【魔刀剣士は一瞬呆けた顔をして、笑った】

    「何って…そりゃ気になるか。あははっ、モンスターごっこ?」

    「大丈夫だよ、改造でキミの動きを妨害する気はないから」


    「さあ、オレはキミより足が遅いモンスターだ。この場所なら簡単に逃げられるだろ?」

    「前提のチェックだ。まずは、戦いながら逃げるところから確認しよう!」

    【魔刀剣士は側面を取るように動き、再び攻撃を繰り出した】

  • 38魔刀剣士22/08/06(土) 02:51:34

    ※もちろん致命傷を受けても死なないので、死なないことを利用して行動することも可能です
    ※特殊イベントに入り、魔刀剣士を倒す可能性が上がります

  • 39白髪少年22/08/06(土) 02:55:21

    >>37

    dice1d9=2 (2)

    (ごっこ……? 遊ばれている?)

    【魔刀剣士の言葉を反芻しながらそう考える。しかし、彼は少年にある程度具体的な指示を出しているようにも思えた。

    『逃げながら戦う』つまりは圧倒的強者と遭遇した場合の防戦にして逃亡戦。そのとき、少年の憧れる冒険者のひとり〈爆ぁ熱輝赫剣々大英雄〉……ではなく〈熱剣士〉の言葉を思い出す。

    『二刀流はむしろ防御寄りの剣技だ』……と。】

    「……!!」

    【咄嗟に左の腰当てに隠されたもう一振りの《短刀》を抜き、《凶狼》と交差するように構える。

    当然、力で上回る魔刀剣士の攻撃に吹き飛ばされるが承知の上だ。少しでも距離を取れるなら、それで良い。】

  • 40魔刀剣士22/08/06(土) 03:02:27

    >>39 +評価 小傷

    【魔刀剣士は狙い通り、強く双剣に切り上げの一撃を当てるが、その防御の上から軽く白髪少年の体を切り裂く】

    【…否、朱脈を刻み付ける】

    「そう、まずは態勢を整えないとね…っと」


    「あははははっ、いいじゃないか! いい動きになっているよ! さあ、来い! オレを越えてみせろ!」

    【狂暴に笑う魔刀剣士が白髪少年に迫り、攻撃を振るおうとした】

  • 41白髪少年22/08/06(土) 03:19:48

    >>40

    dice1d9=4 (4)

    「っ……!!」

    【《短刀》と《凶狼》による防御こそ成功する。が、相手はそれ以上に強烈な一撃を持っていた。今度は胸当てを切り落とされ、少年が吹き飛んだあたりでカランと音を立てて地面に落ちる。そして胸を浅く斬り付けられる鋭い痛みが走り、黒いインナーの下の白い肌に赤い脈のようなものが刻み付けられていた。】

    (もう一度よく考えろ……僕が持っている最大の武器はなんだ!? ……!!)

    【そのとき、ふと思い出した。右の腰に括り付けた雑嚢にはテイマーの少女から譲り受けた砕けた《ミスリルのナイフ》があったことを。】

    「ヤァッ……!!!」

    【左手に持った《短刀》を真っ直ぐ魔刀剣士へと投げつけ、空いたその手で雑嚢を探り、最も大きな刃の破片を掴み取る。掌から血が滲むのも構わずに掴み取ったそれを構え、魔力の通りの良いミスリルに《炎雷》を待機させながら走り出した。】

    「アアアアア……ッ!!!!!」

    【魔刀剣士の言葉、そして何度も攻撃を受けているからこそ分かる。攻撃を受けるだけなら死にはしない。これが彼を止める一撃になり得ることを期待し、加速した。】

  • 42魔刀剣士22/08/06(土) 03:30:04

    >>41 捨て身でしょうか、攻撃するので捨て身であれば致命傷描写お願いします

    「逃げないか、威勢はいいけど…」

    【手を貫通して薄く切り裂き、ナイフを弾き出しながら朱脈を刻む】

    「だめだなぁ、せっかく傷をつけずに戦ってるのに自傷なんて」

    「死にたがりは強くなれないぞ?」

    【赤脈が走った手が蠢き、肉をこね回すような激痛の後に傷がふさがる】

    【激痛が終わると痛みも残らないのが、ひたすらに不気味だった】


    「じゃあ、反省に一回死のうか」

    【装甲の剥がれた胸に向かって、変異刀が突き出された】

  • 43白髪少年22/08/06(土) 03:38:33

    >>42

    「……っ!?」

    【捨身の突撃、それすらも通じずあっさりと弾き飛ばされた。手を薄く切られ、内部から肉体を弄ばれる苦しみに悶え、その後は不気味な程に一瞬にして痛みが消える。それに戸惑っている、その間に少年の胸に魔刀が突き立てられた。

    ズンッと、考えているよりもずっと軽い衝撃で胸を貫かれ、少年の口の端から血が漏れ出し……少しずつ意識が遠のいて……膝から崩れ落ちて、少年の感覚は全て消え失せ……絶命した。】

  • 44白髪少年22/08/06(土) 03:41:19

    ※思ってるよりずっとキツい展開になってきてる……。経験値《エクセリア》、特に耐久はかなり高まると思いますが、大丈夫かしら?

  • 45魔刀剣士22/08/06(土) 03:44:04

    >>43

    【変異刀が白髪少年の胴体に突き刺さる。しかし、すぐに改造によって強制的に意識を覚醒させられる】

    「…一回死んだね。残念だ」


    「今までの攻撃で蓄積したダメージ、それで奪われる体力…それを考慮したら、もう一回くらいは死.ねたかな?」

    【魔刀剣士が険しい顔する】

    「もったいないよね、君みたいな優れた冒険者になれる器が、モンスターに食べられちゃったらさ」


    「もったいないから…あまり何度も死ぬようなら、君の魂はオレがもらってあげよう」

    「俺の異能はね、なんでも刀に換えてしまう能力なんだ。俺の刀の能力で完全に支配下に置いた相手なら、確実に変換できる」


    「頑張って耐えなよ、死にたくないだろ? あはははははははははははは!!」

    【固い表情のまま、魔刀剣士は不吉に哄笑する】

    【そんな中、魔刀剣士の腰に収められたもう一本、魔刀剣士が普段相棒と呼ぶ刀…神剣が小さく跳ねたのが見えた】

    dice1d50=17 (17) dice1d10=4 (4) dice1d80=41 (41)


    ※最後の最後まで耐えると魔剣になれますが、ロストではありません

    ※途中で死ぬとと魔刀剣士は倒せないので、なるべく耐えてくださいね

  • 46魔刀剣士22/08/06(土) 03:45:31

    ※致命傷相当の段階に入ったのでマスクされていたダメージロールを説明します
    ※ダメージ判定の後、こちら側でロールして解決します
    無傷 0
    小傷 d10
    中傷 d30
    重傷 d50
    致命傷 d80

  • 47白髪少年22/08/06(土) 03:49:45

    ※えっと、この場合こちらも1d50と1d10と1d80を振れば良いんでしょうか?

  • 48魔刀剣士22/08/06(土) 03:52:15

    ※すみません、説明不足でしたこのダイスによって浸食度が判定されます。浸食率が100になったらエンディングに入る予定です
    ※現在の浸食率は62、ちなみに魔剣になった場合も最後まで耐えたものとみなされるので、報酬アイテムが入ります

  • 49白髪少年22/08/06(土) 03:54:42

    ※了解しました。暫くお待ちください。

  • 50二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 03:56:12

    流石にやりすぎじゃないかなあ……
    他人を殺害の上不可逆改造(魂干渉)は討伐対象だと思うよ
    そのへんどう説明つけるのかな

  • 51魔刀剣士22/08/06(土) 03:57:53

    【胸から刀を外してから説明し、倒れる白髪少年を置いたまま説明を終えた魔刀剣士は、ひとしきり笑い終えると白髪少年に向き直る】
    「さあ、再開しようか。今度は簡単に死なないでくれよ?」
    【視線が突き刺さり、殺気を感じる】

    【すでに魔刀剣士は構えており、何もしなければまた攻撃が来るだろう】

  • 52魔刀剣士22/08/06(土) 03:59:24

    >>50

    ※じゃあもうネタバレしちゃいましょうか…ロストなしと言った通り、刀になった後は普通に解除されます

    ※メタ的には秘密です

  • 53白髪少年22/08/06(土) 04:00:16

    ※まあ最悪の場合、この子のレベルが上がる→神に近づき魂が拡張される
    という工程を何回か経ればどうにかなったりは。

  • 54二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 04:02:54

    あ、ようするにフリというか本気にさせるための云々ってやつですね
    なるほど

  • 55二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 04:04:21

    いざとなったら指揮剣ルート(ガチ敵イベスレロスト)という最終手段があるよ!

  • 56魔刀剣士22/08/06(土) 04:06:04

    ※そうですね、実はロストも覚悟の上だったので想像の数倍穏当に進んでて驚きました…

  • 57二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 04:09:19

    流石に予告なく敵対ロストルートどうかと……ロストの切っ掛けになる方にも負担が大きいですし

  • 58魔刀剣士22/08/06(土) 04:11:26

    ※あっうーん…そこまで考えが及んでなかったですね…一応、いつでも止められるセーフティがあったのでなんとかなるかと…
    ※正直最初の段階で断られてあははって言って帰るのを想像してたので、深く考えてなかったです
    ※本当に申し訳ない…

  • 59白髪少年22/08/06(土) 04:15:13

    >>51

    dice1d9=6 (6)

    「なって、たまるかよ……!!」

    【少年の口調が強力な魔物と今まで遭遇して、追い詰められたときのように少し乱暴になる。

    残された武器は右手に握った《凶狼》だけ。手段が限られた分、頭も冷える。

    要するに魔刀剣士の攻撃に当たらなければ良いのだ。ならば今ここで背中を見せて逃げ出せば、彼も呆れて手を出してこない可能性だって充分にある。

    だが、少年の青臭い野望がそれを許そうとしない。それを許したら、もう何にも立ち向かえない気さえした。】

    (バカみたいに憧れた……〈銀河剣士〉さん、〈妹大好き〉さん、〈熱剣士〉さん……そして、おじいちゃんが読み聞かせてくれた物語の英雄に!!

    耐えて、耐えて、耐え切ってやる……!!!)

    【空いた左手を前に向け、少年の持つただひとつの魔法の名を叫んだ。】

    「炎雷《ファイアボルト》!!!」

    【雷の如き炎の矢……その三連撃を放ち、魔刀剣士の様子を伺う。

    そして心に誓う。たとえどんな攻撃が来ようが流して避けて耐えてやる……と。】

  • 60魔刀剣士22/08/06(土) 04:27:08

    >>59 通常 中傷

    【魔刀剣士は無表情のまま魔法を切り裂く】

    「威勢はいいけど、何故動かない?」

    「機先を制したならすぐ動きなよ、それじゃ一手を浪費するだけだ」

    【魔刀剣士はすぐには動かず、一拍置いて攻撃を繰り出す】


    「…リーチが短くても距離を取ることが間違いなわけじゃない、キミの早さを活かすなら、もっと敵を撹乱した方が有用だろ?」

    【攻撃が白髪少年の足下を狙って切り裂き、また朱い印を刻んだ】


    「ほら! キミがどうすればオレに勝てるか、考えろ! 本当に死にたいのか!?」

    【大振りの攻撃を構え、薙ぎ払いを狙った】

    dice1d30=4 (4)

  • 61二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 04:37:54

    まあ本人達が満足してるんなら、後は罪さえ何らかの形で償ってくれれば…?

  • 62二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 04:40:04

    (※メタだけでなく物語内の設定としてのセーフティがあれば印象変わるかな……?)
    (実は魔刀剣士さんは予め実力者に頼んで万一の時に対処できるよう影から監督して貰ってるとか)
    (それなら荒っぽいけど発破をかけたいだけで害するつもりはないと分かり易い構図になるはず)

  • 63魔刀剣士22/08/06(土) 04:43:12

    ※あ、なるほど…そういう展開もあるんですね
    だれか何か頼める人いますかね…万が一って言うと、さっきみたく白髪少年さんが自分でダメージを受けてしまった場合の蘇生とか…?

  • 64二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 04:44:22

    極東2桁ランカークラスの狐NPC呼んでついでに町中でなかったことにしましょうか?
    化かされてた的に

  • 65白髪少年22/08/06(土) 04:45:48

    >>60

    dice1d9=3 (3)

    「……っ」

    【足元を切り裂かれ痛みが走るが、侵食が少ない。少年が《無限牢獄》に潜るようになってから感じた痛みより、はるかに小さい。】

    (走れ……これくらい、大したものじゃないだろう!!)

    【地面を強く踏み、爆発にも匹敵するほどの音を響かせ走り出す。

    魔刀剣士が分かりやすくも大振り……薙ぎ払いの構えをとるのを確認すると、少年は地を這うほどにギリギリまで体勢を低くし急激加速。】

    「炎雷《ファイアボルト》……!!!」

    【そして魔刀剣士の周囲を五角形を描くように走り抜けながら左手を向け、五発の《炎雷》を放つ。何度切り裂かれようと、決め手に欠けようと、今の少年に遠距離攻撃の手段はこれしか無いのだ。】


    ※あ、手に負った傷くらいならポーションで十分治せます。今手持ちのキャラでこの事態を確実に鎮圧出来るのは……〈グレイヴマン〉と剣統天使くらいですね。

  • 66魔刀剣士22/08/06(土) 04:45:58

    ※ああ…じゃあ最初の方の街の説明はブラフですね…? もしよろしければ、お願いできますか?
    フォロー凄く助かります

  • 67二次元好きの匿名さん22/08/06(土) 04:52:30

    ではやること終わったら合図下されば狐降臨させます
    その後は本気で害するつもりではなく万全の準備はした上で、無謀がどれだけ恐ろしいか知ってほしかった的に伝えるなりすれば白髪さんが帰ったあと魔刀さんを訴えないことに不自然さは出ないかな?

  • 68魔刀剣士22/08/06(土) 04:54:07

    >>65 +評価 小傷

    【魔刀剣士は横薙ぎの回転斬りによって全周囲の魔法を落とす】

    「――『三線封画』。 なるほど、あくまで挑むか」

    「だがどうする!? ここから何ができる!」

    「無策の持久戦は緩慢な自殺と変わらないぞ!!」

    「裏をかけ、罠にかけろ! どうすれば敵から生き延びれる!?」

    【回転する勢いを剣を払って逃がし、白髪少年に攻撃を突き出した】

    dice1d10=4 (4)

    ※すみません、どの終わり方がいいですか? 一応魔刀剣士を倒せるフラグはもう立ってますが

  • 69魔刀剣士22/08/06(土) 04:55:32

    >>67

    ありがとうございます!

  • 70白髪少年22/08/06(土) 04:58:46

    ※どうしよう……神剣が強調されてたから何らかの形でそれを奪えば良いのかと思いましたが、何でもかんでも切り裂く相手に肉薄するとか自殺行為に他ならないですし……。

  • 71魔刀剣士22/08/06(土) 05:01:46

    ※あ、そっちですね。今リタイアすると神剣が勝手に出てきて協力してくれます
    ※最後まで耐えるのとはルートが変わるので身代わりアイテムは貰えない予定ですが魔刀剣士が倒せます
    ※ちなみに魔刀剣士はけっこう重傷を負いますが、さっきのシーンみたく肉体改造で傷を塞いで生き残ります

  • 72白髪少年22/08/06(土) 05:04:15

    ※あ、だとしたら普通に耐える方ですね。暫しお待ちを。

  • 73魔刀剣士22/08/06(土) 05:16:49

    ※うーん…どうしますか? 今はなした条件はあくまで最初の想定ですので、変更も可能です
    ※たとえばリタイアではなく+評価状態で既に飛び出してくれるとか… 報酬アイテムもアリでも構いませんよ、お詫び的な感じで渡すので

  • 74白髪少年22/08/06(土) 05:20:00

    >>68

    dice1d9=2 (2)

    【またしても侵食を受けるが、先程同様に小さなものでしかなかったため構わず動き続け、魔刀剣士の言葉に耳を傾ける。】

    (罠!? 何でもかんでも切り裂く相手にどうやってそんなもの……!! 待てよ……っ!?)

    【突き出された魔刀を大きく背面から跳躍して回避しようとしながら右の雑嚢に手を突っ込み、掴んだものを魔刀剣士の顔に投擲した。

    それはテイマーの少女から譲り受けた《ミスリルのナイフ》……その細かな破片だ。掴めば左手を切り刻み、正直つい先程の攻撃より痛むが構わず投げ、ミスリルの破片は魔刀剣士の顔の前を大きく舞った。】

    (細かな破片なら斬っても意味はないし、弾かれることもない……!!)

    「ファイアボルt……!!!」

    【煙幕や閃光の用意などしていない少年の最大限の目眩し。その間に破片を巻いた左手を向け、魔法の名を叫ぶふりをして着地後に足を払うように蹴りを放った。

    意味があるかはさておき、少しでも視界を遮っている間に攻撃が届けばそれでいい。】

    >>73

    ※では耐えた上で攻勢に出ることにします。

  • 75魔刀剣士/神剣22/08/06(土) 05:30:22

    >>74 特殊イベント

    【粉末の投擲を見た魔刀剣士が後ろに跳び、目を腕で庇う】

    「ち…! ここからどう…!?」

    【その瞬間、魔刀剣士の腰から刀がひとりでに飛び出す】


    【その特異な見た目や色はしていないが、単純に美しい刀】

    【神剣が鞘から飛び出し、不思議と白髪少年の手元に自ずと収まる】

    『少年! 私を使え、耐えていたが今の主人は見ておれん!』

    『全くまわりくどいマネばかりをして…』

    『私が補助すれば、今の主人なら斬れる! 迷わず命を狙え!』

    『…あの朱刀は私とも違う口だが生き刀だ、主人が気絶しようとあいつが意地でも死なせんよ「!』

  • 76白髪少年22/08/06(土) 05:47:33

    >>75

    「ええ……!? わ、わかりました……!!」

    【突如飛び出してきた美しい刀に驚愕するが、この際手段は選んでいられないので右手の《凶狼》を鞘に収め、『神剣』の柄を握った。

    血が滲む左手を添えたことで美しい柄頭や柄巻が汚れるのが少々心苦しいが、そんな事は言っていられない。白刃を上に、切っ先を斜め下に向け、魔刀剣士に向かって加速した。

    一歩で跳ねるように加速し、二歩でやや体勢を低くして更に加速、三歩で急激に加速し、添えた左手を狙いをつけるように前に出し、右手を目の高さまで上げて白刃を下にする。】

    「……ハァァァアアア!!!!!」

    【そして、神速の三連突きを放った。】

  • 77魔刀剣士22/08/06(土) 05:55:37

    >>76

    【神剣を握る手は羽のように軽く、腕は思い通りよりも鮮やかに動く】

    「相棒…くっ!」

    【よく見れば魔刀剣士の動きは明らかに始めより精彩を欠いており、防御は容易く弾かれてしまう】


    【神剣は魔刀剣士の胸に吸い込まれるように突き刺さり、魔刀剣士が口の端から血を溢す】

    「あ…」

    【魔刀剣士の目から光が失われると、変異刀の様子が変わった】

    【魔刀剣士の手に朱脈を走らせると、腕を操って少年と神剣を突き飛ばし、今度は自ら魔刀剣士の胸に入り込む】


    【…胸に刀の付き立つ魔刀剣士だが、刀から胸にかけてが脈打ち、傷口を塞いでいく】

    「……ぅ」

    【すると魔刀剣士がにわかに顔をしかめ、意識を取り戻した】

  • 78白髪少年22/08/06(土) 06:01:11

    >>77

    「うわっ……!?」

    【神速の三連突きを放って、放心状態になっていた所を突き飛ばされ、ようやく蘇生する保証がある(らしい)とはいえ、ギルドの仲間である魔刀剣士を勢いに任せて刺殺してしまった……その事実に体が震えた。】

    「だ、大丈夫ですか!?」

    【魔刀剣士が目を覚ましたのに気がついた少年は、先程まで本気で自分を殺そうとしていた(ように見える)筈の彼に駆け寄り、声をかけた。】

  • 79魔刀剣士22/08/06(土) 06:02:05

    「……ここ、までかな…ごめんね、…」
    【誰に対してか謝罪を口にすると、胸から生えた柄に手をかける】

    【白髪少年に刻まれていた朱脈はじわじわと引いてゆき、体に今まで消されていた倦怠感が戻っていく】
    【その感覚が、どれだけ自分の不覚に赤脈の根が張っていたかわかった】
    「この状態じゃ、とてもじゃないけど…戦えないからね…」
    「……オレの、胸に刺さったまま…出てこない……こいつもこれ以上は、駄目らしいや…」

  • 80魔刀剣士22/08/06(土) 06:08:21

    >>78

    「ああ……この子が傷を埋めて、くれたからね…死にかけたけど、なんとか…」

    【魔刀剣士は仰向けになり、胸に刀を生やしながらも話す】

    「ただ…もう、力は使えない、な……胸の再生で、いい加減…精神を消費しすぎた…」


    「もう、終わったよ………・・・してくれて、大丈夫…」

    【魔刀剣士が虚空に声をかける】

  • 81〈金花狐〉22/08/06(土) 06:09:55

    「これでしまい、というわけじゃな?」
    【艶のある女の声と共に、周りの景色が一変する。先程まではセントラリアの町中だったはずだ。踏みしめる石畳の感覚も、夜闇のなかちらつく町の灯も確かに感じられていたはずなのに、一瞬のうちにそこは風の吹き抜ける草原に変わっていた】
    「全く回りくどいことじゃ。この男は死にかけようとも学んだように見えぬお主を心配して、一芝居打ったというわけじゃの。」
    【魔刀剣士の横にいつの間にか現れている女性には、頭には狐の耳があり、輝くような金色の長い尾が9本うねっている】
    「にわかには信じられぬやもしれぬ。
    だがこの〈金花狐〉の妖術を持ってすれば、一切気取らせずに姿を変えることなど容易かったのに、この男はそれをしなかったのじゃ。お主が訴えることもできようにの。その意気は汲んでやってはくれぬかの?」
    【広げた扇で口元を隠しながら、金色の妖狐が笑う】

  • 82〈金花狐〉22/08/06(土) 06:12:27

    魔刀さんのまま襲ってきたのは学ばせて生かすためなら悪役被ってもいい覚悟、的な解釈にしてみました

  • 83白髪少年22/08/06(土) 06:13:25

    >>79 >>80

    「……!!」

    【肩から、手から、胸から、頭から、赤い脈の侵食が引き、少年に本来蓄積していた筈の疲労がどっと押し寄せ、膝から崩れ落ちた。

    「最初から上手くやれていれば、こうはならなかった」

    その事実を突きつけられているようで、少年は悔しさに歯噛みする。

    だが、魔刀剣士の唯ならぬ様子に『取り返しのつかない事をしてしまった』と、愕然とした。】

    >>81

    【……のだが、突如現れた九尾の女性に面食らった。】

    「え……今までの、演技……だったんですか?

    え、と……なんとなく死なないようにしろって言っていたのは分かっていたので、ハイ」

    【今は彼女の言葉を飲み込むしかなかった。】

  • 84魔刀剣士22/08/06(土) 06:15:16

    「いやー、…ほんとに、ごめん…変なことに付き合わせて…」

    【なんとか緩慢に魔刀剣士が起き上がると、膝立ちになる】
    【そのまま白髪少年に向き直ると、前に倒れ込んで手をつく】

    「……白髪くん、も…すまない……ずいぶん痛い目に、あわせた…」
    「オレ、は。心配いらない…刀の力を、使うのに、…精神を消耗しただけだから…」

    「胸の、傷は…本当に大丈夫…前も似たようなこと、やったけど…ちゃんとここから、治せばば治るから…」

  • 85魔刀剣士22/08/06(土) 06:18:36

    >>79

    ※あ、誤字ってました…正しくは不覚ではなく深くです

    ※すみません、なんか違う意味が通るようになってる…

  • 86白髪少年22/08/06(土) 06:19:52

    >>84

    「ほ、本当に大丈夫なんですね!?

    ……良かったぁぁぁ」

    【魔刀剣士の無事(……?)を確認したからか、安堵して背中から倒れ込んだ。

    そして、少年の頭にひとつ大きな心配事が浮かんだ。】

    (さっき撒き散らした《ミスリルのナイフ》の破片、どうしよう……? 刃も弾き飛ばされたちゃってるし……)

    >>85

    ※事実不覚みたいなもんですし……。

  • 87魔刀剣士22/08/06(土) 06:24:17

    >>86

    「うん…大丈夫…ごめん、ちょっと今ポーション、飲むから…」

    【転がった魔刀剣士が懐からポーションを取り出し、仰向けになって飲み込む】


    「あ゙ー……やっぱ、きつー…」

    「ごめん、キミの手も…すぐ治すから」

    【少し回復した魔刀剣士が起き上がり、白髪少年に近寄って手に別のポーションをかけた】

  • 88〈金花狐〉22/08/06(土) 06:24:44

    「芝居とは言っても、お主が受けた痛みも、この男が受けた傷も現実じゃ。
    妾は場を整えただけに過ぎぬからの」
    【にっと笑って扇を閉じると、〈金花狐〉はくるりと背を向ける】
    「さてさて、外つ国を見て回るのもそろそろ終わりじゃの。手を貸したことがあの小うるさい〈影法師〉にばれたら、妾より900も年下の小娘にお小言を食らってしまうわ」
    【そう言い終わらないうちに、その姿は金色の風となって駆け去っていった】

  • 89白髪少年22/08/06(土) 06:28:51

    >>87

    「あ、ありがとうございます……。すみませんちょっと行ってきます」

    【手の傷が治るや否や、すぐさま起き上がり魔刀剣士に撒き散らした《ミスリルのナイフ》の破片を拾いに行った。】

    >>88

    「は、はい……ありがとうございまし、た?」

  • 90魔刀剣士22/08/06(土) 06:30:03

    >>88

    「ああ…、ありがとう……ごめん、ね…」


    >>89

    「じゃあ、白髪君…オレのことは、どうしてくれても構わないよ…」

    「はは…無理やり痛い思いをさせたのは、彼女の言う通り…本当だから…」


    「ここに、オレ達がいるのは、オレ達しか…知らない」

    「オレがどうなるかは…キミの、心ひとつだ…生かすも、殺すもね…?」

  • 91白髪少年22/08/06(土) 06:35:56

    >>90

    「……僕が凄く無謀で、危なっかしくて、今にも死んでしまいそうなのを心配して、死ぬかもしれないような賭けをした人を今更責めようだなんて思いません」

    【《ミスリルのナイフ》の破片をひとつひとつ拾い集めながら、そう答える。少年にとって、もう済んだ問題なのだ。

    少年は「それより……」と続ける。】

    「剣士さんが弾いたミスリルの刃、どこに飛ばしたか覚えてますか?」

    【マジで泣き出す5秒前な表情で魔刀剣士に尋ねる。少年にとってミスリルとはそうそう得られるものではないのだ。】

  • 92〈金花狐〉22/08/06(土) 06:37:11

    【そして、消えた後に置き手紙と、2つの丸薬が残されていた】
    『話がついたらこの「金花丹」を飲むがよい。普通は人には渡さぬ、生半可な傷では強すぎる薬じゃが、そのような有様で戻れば皆何事かと思うであろうからの』
    【と、毛筆で器用にセントラリア共用語を使って記されていた】

    ※いつ回収しても自由です。さすがにお休みなさい

  • 93白髪少年22/08/06(土) 06:37:54

    >>92

    ※お疲れ様でした……。

  • 94魔刀剣士/魔刀少女22/08/06(土) 06:40:07

    >>91

    「…叩き落しただけだから…すぐ、近くに…魔刀少女、」


    「う、頭痛い…わたし…?」

    【分身した魔刀少女がよろよろと動き、ナイフの破片を持ってきて渡した】


    >>92

    ※すみません、長く付き合わせてしまって…ありがとうございます

  • 95白髪少年22/08/06(土) 06:47:10

    >>94

    「ありがとうございます、ありがとうございます……!!」

    【ミスリルの刃を受け取り、魔刀少女に礼を述べながら何度もペコペコと頭を下げ、破片の回収作業に戻った。


    少年のインナーは気付かないうちにかなり破けており、背中が丸出しになっていた。これまた気付かないうちに背中から青い光と共に紋様が浮かびあがり、絡繰が作動する様な音と共に万葉の文字部分が変化を見せた。


          筋力 耐久 敏捷 技量 魔力

    dice5d300=236 103 197 169 254 (959)

    ※耐久は3.0倍

     筋力、敏捷、技量、魔力は1.5倍】

  • 96魔刀剣士/神剣22/08/06(土) 06:53:26

    >>91 >>95

    「ありがとう…ぅ、ちょっとは、オレも楽になったかな…?」


    『…すまない、私は主人の元に戻る』【神剣が手元から飛び出して、魔刀剣士の元に転がる】

    『おい、私を人化させろ…一人で歩けないだろう、主は』

    「ああ…ごめん…それと、これを…ごめん、オレはもう…」

    【神剣が人化ポーションで変化し、人形のような容姿の少女へと変わる】

    【人化した神剣は、気絶した魔刀剣士を軽々と担ぎ上げた】

    『謝るなら、はじめから…いや、主人を刺した私が言うことではないか』


    『白髪殿。これは主からの侘びの品だ、これをつけていれば、魔石が一度だけ命の身代わりになってくれる』

    【神剣が赤い魔石のネックレスを手渡す】


    『それと、少年。主が眠っているから、私からもひとつ…実は、私は少し前から飛び出そうとしていたんだ。わざわざ消耗しながら戦う主を止めたくて…』

    『私が飛び出せたのは、多分、もう主が君のことを認めていたからだと思う。その…だからなんだという話だが、聞いてくれ』

  • 97白髪少年22/08/06(土) 06:58:04

    【何度も見慣れている者なら気づくだろう。少年のアビリティは、超一流の実力者との戦闘を経て爆発的成長を遂げていた。

    第I階梯
    筋力:A894 耐:A867 敏捷:SS1189
    技量:S922 魔力:A819】

  • 98白髪少年22/08/06(土) 06:59:37

    >>96

    「……はい」

  • 99神剣22/08/06(土) 07:05:28

    >>98

    『……わかっている、簡単には飲み込めないよな。わかっている…』

    『主人を咎めないでくれてありがとう。君の寛容さに感謝する…私も、主人を失いたく、なかったから』

    『そして、主を止めてくれてありがとう。…私の言葉を、信じてくれてありがとう』


    『…私からは、こんなところか…それじゃあ、改めてすまなかった。主が迷惑をかけた…じゃあな』

    【神剣は魔刀剣士を抱えて帰っていった】


    ※おつきあいありがとうございました、止め時がわからずこんな時間になってしまってすみません…

    ※少し勢いで行動しすぎました、反省します

  • 100白髪少年22/08/06(土) 07:08:28

    >>99

    「……はい」

    【粗方ミスリルの破片を集め終わり、少年もまたギルドの方へ戻っていった。


    もちろん金花丹も一緒に回収した。】

    ※いえ、こちらとしては伸びるステイタスと一緒に技や駆け引きを引き出させる良い機会になりました。

  • 101白髪少年22/08/06(土) 07:10:20

    ※あ、それとこのスレ自体まだ残りが多いので使用しても良いでしょうか?

  • 102魔刀剣士22/08/06(土) 07:13:18

    ※大丈夫です!

    当初予定していたルート分岐です
    ・なにごともない√
    最初に断る。なにもない
    ・魔刀少女√
    早い段階で魔刀剣士を止める。召喚用の線香花火を押し付けられるエンド
    ・神剣√
    致命傷を負ってからリタイアする。魔刀剣士を倒せる
    ・魔刀剣士√
    魔剣を体験できる。あるいはギリギリでリタイアする。魔石がもらえる

  • 103白髪少年22/08/06(土) 07:15:54

    >>102

    ※多い……ルート分岐が多い……。

    あ、ありがとうございます。

  • 104魔刀剣士22/08/06(土) 07:27:34

    >>103

    イベントが中断するタイミングによってざっくり決めただけですから…


    魔刀剣士を倒せるもう一つのルートとして考えていたのはダメージダイスで低い目を出して耐え続けるというものです

    魔剣を使う負荷に耐えられなくなって倒れます。ダイス最大値の合計が250とか300とかを超えるとこれになります

    魔刀剣士に対するダメージも魔剣で塞いでしまうのでその分重なります

    これをお出しするレベルで時間かかかねなかったので神剣√入れてよかったかもしれないですね…

    あとは戦闘で高評価を貯め続けると魔刀剣士√のグッドの方に入る予定でした

    戦闘を切り上げて魔石を貰えたりするルートです

  • 105白髪少年22/08/06(土) 07:27:37

    ※あ、それと敏捷が上がり過ぎてたのでナーフ。
    筋力:A894 耐久:A867 敏捷:SS1090
    技量:S922 魔力:A819

  • 106魔刀剣士22/08/06(土) 07:29:49

    朝テンションで色々ぶちまけてしまった感があるな…
    すみません、落ちます…
    お疲れ様でした、ありがとうございました

  • 107白髪少年22/08/06(土) 07:32:03

    こちらこそお疲れ様でした……。

  • 108魔刀剣士22/08/06(土) 12:49:50

    うおお…冷静になって思い返すとこれ、展望の雑さを割らんで良い腹割って露呈してるだけでは…
    まあでも供養続けます…今たぶん落とさなくてもいいですもんね

    逃げると魔刀少女が出てきます
    素の飛行能力で飛び、赤因幡で翼を生やし、魔刀剣士の異能で赤因幡の翼を強化し、爆炎でブーストして強襲してきます
    ここまでやれば駿馬より早いくらいならいけるかな…と想定して、追撃の爆発の衝撃で止める予定でした
    風圧は残して破壊力を抑えた爆発とはいえ、衝撃で地面に叩きつけられたりしてノーダメなので、ここで地味に改造の影響が出ていることが判明します(防御力上昇)

    自分より早い敵の想定だと意地悪問題かなと考えて、"強力な魔法"役に徹してもらう予定でした
    設問にすると、「詠唱を許し、飛んできた遠距離攻撃で動きを止められた。その間に敵は近寄って来ている、どうする?」となります
    魔刀少女が出ている状態で報酬が手に入ると、割れた時に封じられた魔法から分身が召喚されてくる機能が付きます。アフターケア

  • 109白髪少年22/08/07(日) 18:16:26

    保守

  • 110魔刀剣士22/08/09(火) 21:08:37

    保守です
    白髪少年さんが魔剣になった時のデザイン案は
    白い刀身にステータスに似ているが異なる青い文様が浮かぶ刀でした(示すステータスが剣の基準に変わっている)

    白髪少年さんと神剣の能力が成長で似ているので、魔刀剣士は手に入れるつもりはないけどそれはそれとしてどうなるか気になってはいました
    魔刀剣士が気にした理由の一つもそこです

  • 111白髪少年◆LXse3il6fw22/08/09(火) 21:12:20

    >>110

    この子がミスリルナイフを素材に作って貰う予定の武器そのものですねー……。

    というかまあ白い《ヘスティア・ナイフ》です、はい。

  • 112魔刀剣士22/08/10(水) 20:34:00

    ありがとうございます。まじですか…

    鍔の赤い…打刀くらいにするつもりでした、そういうこともあるんですね…


    >>96

    ※ちょっと魔刀剣士描写が物足りない…というか直接渡したほうがいいのではって思ったので挟んでいいでしょうか

    ※肩貸し~気絶までで前後は同じなので挟んでも流れは変わらない…はず。ヨシ!

    「これを…」【魔石のネックレスを渡す】

    「お詫びと…それと、祝福の…品だ。一度だけ…それが命の身代わりになってくれる」

    「……素晴らしい、戦いだった…やはりキミは……英雄になれる、器だ」

    「…いや、必ず…なる。キミは、祝福の子…運命が、キミの背を押す……」

    「だからこそ、運命の岐路に…それが、ほんの少しだけ…キミを、引き戻してくれるはずだ…」

    「キミの未来への…オレからの、保証と…祈り、だ…」

    「…どうかキミの前途に…尽きることない恩恵と、達成を……」

    「オレに、キミの行く先をを…見せて、くれ…」【言い終えて気絶する】


    ※あの時何考えてこうしたんだっけ…単純に眠いから魔刀剣士の描写は切ったのか

    ※神剣の台詞はグッド時(迷わず殺した場合)のイベントに考えてたものでしたが魔刀剣士はなかったから省いた可能性がありますね…

  • 113白髪少年◆LXse3il6fw22/08/11(木) 02:24:24

    【八月八日の朝、ギルド前大通りにある武具店を訪れた雪のような白髪の華奢な少年『アイン・スノウホワイト』は───】
    「なあ、オレと付き合ってくれないか?」
    「はひ……?」
    【──燃えるような赤髪の青年に迫られていた。】

    【遡ること数分前、虫系の魔物の納品依頼を受けたアインは酒場を出た後、《無限牢獄》へ向かって走っている途中に足を止め、思い出したように装備を確認した。】
    (……あ、そういえば)
    【彼が普段装備している軽鎧『白兎《ほわいとばにぃ》』は、先日の魔刀剣士との戦いでほぼ全損状態になっていた。そして極東から訪れた〈金花狐〉から譲り受けた《金花丹》によって傷こそ完全に塞がったのだが、体力の消耗が激しく二日ほど休暇をとっていたのだ。
    なので現在のアインは黒いインナーにベージュの上着を羽織ったほぼ普段着。これで《無限牢獄》に潜るにはあまり無防備である。】
    「防具、新調しに行かないと……」
    【ポツリとそう呟き、丁度この先にある彼が冒険者生活初日から世話になっている武具店へ足を運んだ。】

  • 114二次元好きの匿名さん22/08/11(木) 02:46:45

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  • 115白髪少年◆LXse3il6fw22/08/11(木) 04:13:00

    【武具店に足を踏み入れると、普段は鉄の香りと店の奥の方から鉄を叩く音が聞こえてくるのだが、今回はそれとは別に言い争うような声も含まれていた。】
    「一体……ねえ……んだ!? ……問……だろ!!」
    「……りだッ!! 前に……てった奴……いた瞬……んだぞ!!」
    【ひとつは此処の店主の声、もうひとつは弟子兼アルバイトの青年ではなく声変わり前の少年を思わせる聞き慣れない声。鉄を叩く音が紛れてよく聞こえないので、アインは怪訝な顔をしながら店の奥へ進んでいった。】
    「腕は良いんだからせめてマトモな銘を付けやがれってんだ……出来ねえならせめて他の奴に付けてもらえ!!」
    「あぁにぃッ!?」
    【店の奥のカウンターでは予想通り店主ともうひとり─燃えるような赤い髪の青年─が言い争っていた。
    アインが「このまま行けば取っ組み合いの喧嘩になるのでは無いか」と思いながら棚の影から覗いていると、彼の気配に気づいた店主と目が合う。】
    「……話は後だ」「あん……?」
    「……お客だ」「ああ……」
    【言い争いは仕切り直すらしく、青年はカウンターの前をアインに譲り、落ち着きを取り戻した店主は咳払いをひとつ。その後いつもの調子で「らっしゃい、今日はどんな武具が欲しいんだ?」とアインに訪ねた。】
    「その、前に僕が買った防具……『白兎《ほわいとばにぃ》』、アレと同じものはありますか?」

    【店主は面食らったように目を見開き、赤髪は「クハッ」と笑いを噛み殺すような声を上げ、アインの方へズカズカと歩み寄った。】
    「あるぞ冒険者、このオレ……ヴァルカンの作品『白兎』ならなぁ!!」
    【ヴァルカンと名乗る青年の背丈はアインより少し大きいくらいで、右目は黒い眼帯に覆われ、左目は鈍色に輝き、勝ち気そうなその笑顔はとても先程の口調からは想像できないくらいに綺麗だった。】

  • 116白髪少年◆LXse3il6fw22/08/12(金) 19:30:24

    (※改めてプロット組んだら1/7も終わってねえ……根気よく描きましょう。)

  • 117魔刀剣士22/08/14(日) 18:48:29

    保守です
    あくまで構想段階ですが、シナリオを考えてる間頭の中に流れてた曲がきさらさんのLIMITED QUEEN
    丁度聴いてたのがあれ…なんか細かいところで符合するな…となってました

  • 118白髪少年◆LXse3il6fw22/08/17(水) 16:05:56

    【その後、赤髪の青年鍛冶師・ヴァルカンから新作の軽鎧『白兎 Mk-II』を快く買い取った。バックルと脛当てが追加されていながら以前の作品と全体重量がほとんど変わらず、それどころか頑健さは確実に向上しているとのことだ(ヴァルカン談)。】
    「あ、それと……」
    「……どうした坊主?」
    「これを見て欲しいんですが……」
    【店主に声をかけ、雑嚢から《ミスリルのナイフ》の破片が入った革袋を取り出す。いずれ加工を依頼しようと思っていたので、防具の新調ついでに加工費見積もりを聞いておこうと考えていたのだ。
    紐を緩めて中身を見せると、店主は途端に険しい目つきになった。】
    「坊主、コイツをどこで手に入れた……?」
    「え……?」
    【店主の訝しむ言葉と視線がアインに突き刺さる。それもそのはず、ミスリル製の武具など一介の下級冒険者がそう簡単に手に入れられる物などではない。その上、砕かれ血が滲んだそれは『如何にも殺して奪い取った』ように見えるのだ。】
    「えっと、ギルドでテイマーをやってる人から『壊れたから譲る』と……」
    【戸惑いながらそう答えるアインを店主はじっと見つめ、数秒経ってから「そうか……」と答えた。どうやら彼の言葉に嘘はないと信じたらしい。】
    「それで、コイツをどうする? 溶かしてまた同じモンにするってんなら……そうだな、50,000Gってとこだが」
    【「ピシリ……」と《石化の魔眼》を直視したかのように固まる。現在、アインの所持金は約32,000Gで、今後の生活費のことを考えれば加工依頼は当分先になってしまう。】

  • 119魔刀剣士22/08/19(金) 21:28:34

    保守です
    出せそうなネタはそろそろ尽きてきました というか記憶の発掘が…

  • 120〈火薬庫〉◆neGYPxkycYwh22/08/22(月) 19:52:57

    ほしゅー。
    悲しいほど進まない。

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