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ここは「ここだけダンジョンがある世界の掲示板」の番外編みたいなスレです
書き込みの方針は以下でお願いします
何もなし or ※付き →メタ会話
「」→セリフ
()→心情
【】→状況描写
世界の穴の奥底で、終に現れた邪神は、夢から現実に戻ろうとしている。
悪夢を共に終わらせる時だ
メタ解説
第1フェーズ雑魚戦
第2フェーズ強敵戦
第3フェーズボスラッシュ
第4フェーズラストバトル←いまここ
- 2GM◆gDgku.LVZk22/08/13(土) 18:12:41
要点箇条書き
・世界の穴っていうでっかい穴で邪神の関わった戦争の兵器発見したので調べるぞ
・途中参加、離脱自由、ゲートつながってます
・ランカー、深淵勢、在野の強者乱舞可の高難易度
・現在ラスボスが全力ぶっぱして止まったので今日いっぱいトドメタイム
ログ
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ラスボスの攻撃再掲
【場を贄の祭壇とすべく絶望的に広がる侵食。だがそれさえも防いで、凌いで、守りさえして。未だ冒険者達は立っている】
【小賢しい贄共の攻撃は今は殆どない。たが食らえていない。夢として産まれたその身を真にするための糧は殆んど得られていない。それが邪神に怒りを齎した】
『Za……GiGi……オロKaナ……Eee……』
【響く声はもはや人の言葉を成しておらず、聞くものの精神を釘で引っ掻くようなおぞましいうめき声。
顔だった場所がまるごとずるりと剥けるように無くなり、竜のような顎が飛び出し牙を剥く。鉤爪の生えた手が苛立ちで己を掻き毟る。背の裏から無数の根が突き破る様に飛び出し、溶け崩れた足は蛞蝓のように這い回る腹足となり、絶えず穢毒を垂れ流す。邪神がついには、おぞましい真の姿を現したのだ】
『………!!………!………!!!』
【聞き取ることすらも忌まわしい声が、響き渡る。牙が歪んだ列をなす口が開かれ、生命を直接焼く真っ黒な炎が場に満ちる】
【夥しく、あたりを覆う程にその量を増した邪神の根には食らわんとする牙が生じ、未だ手に入らぬ贄を獲ろうと炎の中を荒れ狂う】
『"世界は我が臓腑の内に"《■■■■■・■■■■》』
【それは、かつてマザドを襲った大災。一夜にして首都を贄と食らい付くした、空間への邪神の直接顕現。
世界の穴に、この地の兵士が絶命する叫びが木霊する】
※このあと蘇生役が来ます - 4GM◆gDgku.LVZk22/08/13(土) 18:15:12
【荒れ狂う怒りは何故自分が贄を欲していた、その理由を思考から追い出していた。未だに夢であり真でない邪神にとって、その力はあまりにも大きすぎた。】
【過剰な放出で存在が揺らぐ。支えられなくなった体をかろうじて絡みついた根が支える。】
【だがその裂けた口は笑っていた。後はこの場に満ちる死と絶望を糧に、ついには真にこの世界の存在となることを……】
「させないよ」
【赤く燃える翼が羽撃く。全力を持ってしてなお、死が蹂躙する者達の元に再生の不死鳥が舞い降りる】
【舞い散る赤い羽根に触れて、失われた命が戻っていく。】
「あなたと私は似た者同士。違うのは守るものがあったこと」
【人の手で作られた、人を愛する限りなく本物に近い作り物のフェニックス。その力が死から救い、邪神から贄を遠ざける。糧を得られぬことを悟った動けぬ邪神の絶叫が闇を揺らす】
「さあ、行って!君たちがケリをつけなくちゃね!」
【生命の炎を限界まで分け与え、残り火のように弱々しくなりながら、フェニックスは声を上げた】
※以後ハイパートドメタイム
蘇生は受けても受けずに自分でなんとかしても可 - 5地図狂 ◆N4rysfkBiA22/08/13(土) 18:16:17
立て乙です!
- 6鋼鉄人22/08/13(土) 18:16:29
たて乙です!
- 7《読者》◆iVScjwwG3s22/08/13(土) 18:16:49
立て乙です
- 8紡ぎ手22/08/13(土) 18:17:10
たて乙です
せっかくだし一回死ぬか - 9〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 18:17:48
スレ立てお疲れ様です
- 10蒸騎公22/08/13(土) 18:19:10
立て乙です!
- 11〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/08/13(土) 18:22:11
【炎が歌の結界を侵食し、邪神の根が何本も貫通する。抑えきれない攻撃に鮮血が舞う】
【それでも歌姫は、歌うことをやめない。
避けることすらせず最前線に立ち続ける。
沈みゆく船で最後まで演奏を続ける楽団のように、次第に傷が増え、自らの血で朱に染まり、口の端から血を流しても、その声は止まない】
(負けない!)
(こんなものに歌は、音楽は負けない!)
【狂気と脅威に塗れた深淵にて歌う彼女の心は、死の危機程度で折れはしない。
だが、身体は別だ。
魔神の血が目覚めて深淵で鍛えられた、親友のメテオにすら傷つかぬ身体が邪神の攻撃とともに削れていく】
【肩が吹き飛び】
【腕が千切れ】
【失血に力が抜け、膝を付き】
【――それでも彼女はまだ歌う
自分の命より、歌うことのほうが重要だから。最期の瞬間まで―――】
- 12《読者》◆iVScjwwG3s22/08/13(土) 18:22:30
とりあえず先に負傷→立ち上がる描写投げます
「──ガッ、ア──」
【激しさを増す邪神の攻撃から、1人でも多くの味方を護らんとし】
【その身を以って呪を受け止め続けたが──ついに限界を迎え、地に倒れ伏す】
【”かみ”の力はとうに途絶え、神々しき光は霧散した】
【──だが、その目は光を失っていない。『絶望など、誰がするものか』と】
「……『終わらせない』」
【脳裏に浮かんだのは、ある冒険者の言葉。この世界に流れ着いた折、偶然目にし…そして魅了された”冒険譚”の一節】
【ある冒険者が、恐ろしい敵を前に膝をつき……なおも立ち上がり放った言葉】
【彼女の、”冒険者”に対する憧憬の原点】
「『冒険は……どこまでだって続いていく!』」
【そうだ。立ち止まってなどいられない。何故なら”我ら”は冒険者なのだから】
【こんな奴に、負けてはいられない】
「”かみ”の力なぞ無くとも!今のワシには──」
【渾身の力を込め、不死鳥の炎を受け取り】
【立ち上がった《読者》の体が光を纏う。それは”かみ”の威光とは異なるもの】
【より強い輝きを放つ、心の光】
「──仲間たちがおる」
【そして、その尾は十三に至る。”かみ”の遣いでは決してあり得ざる力】
【自らの意思で歩み、戦う──”ヒト”の力だ】 - 13〈グレイヴマン〉22/08/13(土) 18:23:02
立て乙です!
つい今まで書き込みが出来ない状況でした。
こいつの状態は
【邪神の攻撃を斧槍を超高速で振り回して防いでいたが、その防御をくぐり抜けた攻撃によって兜を切り裂かれ、〈水鏡水仙〉にこそ劣る絶世の美男顔を晒すこととなった。】
ですね。 - 14GM◆gDgku.LVZk22/08/13(土) 18:24:10
というわけで以後日が変わるくらいまでハイパートドメタイムです
好きなだけぶち込みましょう。
ラストだから囚われのドリーマーを救出しても構いません - 15〈メテオキャット〉◆AP9IrErde222/08/13(土) 18:25:08
「……お馬鹿。歌のことになるとすぐに全部忘れて!」
【精度もへったくれもない、大量の炎の矢がソングバードに群がる邪神の根を横から吹き飛ばす】
「あんたが歌うのが使命なら、あんたを支えるのがあたしの役目よ!」
【それは純粋な魔法の暴力。半魔神の権能すら打ち負ける邪神を相手に、稼げたとしても僅かな時間に過ぎない。
それでもメテオキャットは止まらない。
自分の命より、この愚かで真っ直ぐな歌姫を守ることのほうが重要だから。たとえ同じ場所で命を落とすことになろうと――】
- 16騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 18:28:57
【邪神の放つ魂すら焼く黒炎をくらい幼き神の全身がやけ焦げる】
(……この程度?この程度の相手に苦戦しているのか俺は?こんな炎あの滅亡の邪神の放つものに比べれば涼しい物だ!!!)
【不死鳥の炎を受け傷を逆再生のように治しながらアンデッドのように立ち上がり狂笑する】
「ヴェハハハハハハハハハハハハハァ!!!!!!!!!私こそが神だァ!貴様らのようにこの世界の民を害する邪神は、排除する!!!」
- 17ガンナーと美術商◆KYpT07rey622/08/13(土) 18:29:39
立て乙です
「…」
「─き─な─いよ」
「…」
「起きなさいよ!カッコつけたままくたばる気!?」
「…ああ、お嬢。おはよう…」
「呑気なものね。冷たくなってたのよ?自分の悪運に感謝しなさい」
「運じゃないよ、待ってたのよ、アイツを存在の重みに叩きつけるこの時をね。あれ見なさい。どっぷりと肥えた邪神様じゃない?」
【不敵に笑う】
「…全く、バカなんだから…」
「あーらよっと…腕が重いわ。支えてくれる?」
「…了解」
【銃口は邪神に向けられた】 - 18リモンチェッロ◆jBToGexAu222/08/13(土) 18:30:15
スレ立てお疲れ様です
【ぐずりぐずり、と。邪神による呪毒と剣樹により全身が爛れ落ち、幾本かの四肢を失いながらも奇跡的に生き延びたリモンチェッロだが、ついにその全容を顕した邪神による贄の一撃に体を完全に砕かれ────】
「──っぁ、カハッ」
【直後、戦場に現れた炎の霊鳥──フェニックスの生命の灯火により奇跡的に蘇生を果たす】
【その身体はフェニックスの霊力により五体を取り戻し、力はむしろ死を迎える前よりもわずかに強壮さを増していた】
「ひ、ぐ……ァ」
「は、ふふ……ありがたい、なぁ。これでまだ、戦える……」
【何度も繰り返すようだが、リモンチェッロにはまだこの領域は早すぎる】
【邪神の放つ攻撃は本来なら一つ一つが致命傷で周囲からの援護が無ければ耐えられず、逆にこちらからの攻撃は一つだって通用しそうにない】
【今のままのリモンチェッロであれば、さっさと諦めて後方で応援を行うのが最良の道であると言えるだろう】
【そう、今のままなら───】
「せっかく、参戦したんだもの……一撃くらいは、ぶち込みたいだろう……!」
【その手には、薄青く輝く刀身を持つ一振りの短剣が握られていた】
- 19〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 18:36:44
「ぐっ……おあっ……!」
【領域内の死毒を啜り尽くさんとした怪物の体が、遂に限界を迎える】
【至るところから血を噴き出し、古傷が裂け、その体が崩れていく】
「がっ……は……………」
【そうして崩折れた怪物は、黒く淀んだ血溜まりに姿を変え──】
【原型を留めぬ骸となった】
「……誰の……何の言葉だったか……」
【その時、領域中に声が響く】
「『一つ、怪物は言葉を喋ってはいけない』」
「『二つ、怪物は正体不明でなければいけない』」
「『三つ、怪物は不死身でなければ意味がない』」
【それは、今しがた血溜まりに変えられた筈の怪物の声】
「……この基準に照らし合わせれば、どうやら俺は赤点だな」
・・・・・・・・・・・
「三つ目しか守れていない」
【いつの間にやら、夜空には昼をも欺く満月が在り、辺りは光と闇の乱舞する森へと変わっていた】
【そして空の満月から、黒い影が降り立つ】
【灰白の髪と、柘榴石のような双眸。上級吸血鬼、〈月杯〉がそこにいた】
「ガハッ……死なんからこその《不死者》だ。あまり自慢にはならんな」
【血反吐を吐き、口の端から血を流しながら独り言ちる。決してダメージを無効にできた訳ではない。彼の支配領域、『月下鬼境/月闇杯』には、幾つかの法則がある。そのうちの一つが、彼を甦らせたのだ】
【すなわち、『不死者は、不死者以外には滅ぼせない』】
- 20《読者》◆iVScjwwG3s22/08/13(土) 18:38:09
- 21騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 18:46:43
- 22鋼鉄人22/08/13(土) 18:48:30
ただ跳び蹴りするだけの男もいるんで気にしなくて良いんじゃないですかね
- 23〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 18:48:50
【空から舞い散る赤い羽根に触れ、不死者の受けた傷と毒が癒えていく】
「なんと……この毒を打ち消すか……」
「……ありがたい。元気100倍、というやつか?」
【にやりと笑い、両手に剣を構える。すなわち、無銘の赤い魔剣と、女神の恩寵を受けし風の聖剣を】
「……おい。どうせ来ているんだろう。姿を表してはどうだ」
【脈絡もなく、月杯は背後の闇に声をかける】
「おやおや、気づかれていたか」
【そこから現れたのは、妹を名乗るもうひとりの月杯だった】
「参戦するタイミングを見失ってしまった上に死毒を浴びてほとほと困り果てていたが、あの不死鳥殿に助けられたよ」
「……莫迦かお前は。まあいい、力を貸せ」
【呆れた様子で月杯が言う】
「勿論だとも。恐らく、これがこの戦いの最終局面だ。存分に力を振るうさ」
【牙を剥いて笑いながら、妹を名乗るもうひとりが前に出る】
【同一の世界において本来有り得べからざる、同一人物同士の共闘。もはや幾度目かも分からなくなったが、今回もそのようになった】
- 24〈グレイヴマン〉22/08/13(土) 18:49:56
- 25〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 18:51:04
今から妹の切り札の血で再現された深淵の魔物を考えなければならない奴もここにいます
- 26二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 18:51:25
通常時より強い事を演出したい!って話ならシンプルにその技を増やして使うとかどうでしょう
分身を出して全員でそれをするとか - 27紡ぎ手22/08/13(土) 18:51:36
この人なんか本来服作る人で戦うことは人生のメインじゃないから技名ないよ(技がないのではなく本人につける気がない)!
十人十色でいこう! - 28騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 18:53:41
- 29神機使い◆uk6skpr2fM22/08/13(土) 18:58:34
立て乙です、まずは大ダメージ描写を
【邪神は場を焼き尽くし荒れ狂う、神機使いはその暴威に対抗するために剣をとった、が】
「ガッ……ァ─────!」
【燃える、焼ける、熔け逝く】
【私は彼を守ると戻ってきたはずだった】
【だが……結局、己の力を過信していたに過ぎなかったようだ】
【消え行く意思の中では走馬灯等写らない、ただ後悔のみが】
「─────すまない、青年くん」
「私は、また君を」
『何言ってんだよ!先生!』
【暗闇の中で覚醒する、不死鳥の炎が身に宿り、邪神の毒と炎で全てが消えたはずの身魂は健在だった】
『一体、何が……あの声は青年くんの』
「諦めるなんて、俺たちらしくねぇだろ!」
【白き巨剣を持ち大地に立つ、復活した青年の身体は二つの意思が混ざりあった状態にあった】
「神であろうと、過去の亡霊なんぞに折られてたまるか!」
「邪神くらい神を宿す俺たちなら、ここにいる「今を生きる」俺たちなら絶対に勝てる!」
『……』
【別れの日より彼は一段と成長していた、あの日より心は繋がっていたが、彼は既に自分より遠くに立っていたと理解する】
『……ああ、私たちは必ず勝てる』
「荒ぶる神の奥義を、その身に刻んでやるぜ!」
【彼らの神気は邪神にも劣らないほど極められた、ここに神々を討つ「灰域」を解き放つ】 - 30二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 19:06:22
このレスは削除されています
- 31〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/08/13(土) 19:07:25
【――破れかぶれの攻撃が産んだ僅かな隙。だがそれゆえに――間に合った。
満身創痍の二人に不死鳥の羽が降り注ぐ】
【深淵勢の条件とは強さではなく、狂気でもなく、生存能力である。
羽に気づいたソングバードの歌が即座に変わる。無秩序に漂う無数の羽が生命の歓喜を謳う歌に合わせて宙を舞い、その生命力を残らず二人に分け与える】
【羽の乱舞が終わったとき、二人はすでに立ち直っていた】
「……OK。寄越しなさい!ありったけ全部!」
「私達、まだ歌えるね!」
【もう一度、援護の歌が紡がれる。今度はメテオキャットの詠唱に唱和し、その魔法を限界を超えてなお高みへと引き上げていく】
【高々と掲げた杖の先、浮かび上がったのは巨大な火球。何メートル、いや何十メートルあるのだろうか、二人が見えなくなるほどの大きさの、オレンジ色に輝く球体
まるで―――太陽。】
「さあ、終わり。目覚めの朝が来る!」
「悪夢は夜明けに置いていけ!」
「「『デイブレイク』!」」
【二人の力が重なった巨大な火球が放たれて、悍ましい邪神《あくむ》を飲み込んだ!】
- 32蒸騎公22/08/13(土) 19:12:14
【男は掲げる、天に剣を。騎士もなぞる、男の動きを】
【掲げた剣に焔が宿る。騎士の掲げる棺そのものが融けて──落ちた】
『神話の終わり、終わりの戦、戦場は焔に、全ては塵に』
『全てを灼いて唯々嗤え、それこそが我であると』
『全て混じりて、ともに黒』
【言葉を紡ぐ、焔が揺らぐ】
【騎士の鎧が融ける、炎のように揺らぎ始める】
【掲げた剣に『黒』が宿る。棺に隠された偽りの終末が───目覚める】
「目覚めよ」
『神話再現:偽・終焔の黒剣(プロトタイプ・レーヴァテイン)』
【迫りくる邪炎に黒い焔が振り下ろされる。邪神の炎が蒸気と化し、更に燃えて消えた】
「これが我が夢想、我が未完の最高傑作」
「炎すら蒸発させる、終末の『黒』だ」 - 33《読者》◆iVScjwwG3s22/08/13(土) 19:13:43
「集え!そして共に征こう!」
「我らが《レイヴンズサークル》の名の元に!」
【《読者》が掲げる剣に呼応し、仲間たちの幻影が光を増す。それは彼らからの信の証、託された力】
【故にその影は真に迫り、幻想を超え現となる】
【幻術を極めんとする術師が、『希望』を嘯き自他を鼓舞し】
【魔性の血を引く青年が、均衡の魔法剣を振るい戦端を開く】
【死の運命を一笑に伏す戦士が撃ち出す弾幕を縫うように】
【変幻自在の霞が高速で駆け抜け】
【光纏う英雄と共に悪を挫く】
【杖を握る少年が編む魔力は、雷光となって顕現し】
【傍らの少女が放つ風と交わり、激しさを増す】
【うねる嵐と共に、美しき舞闘が躍動し】
【大地を砕く大斧が、猛き焔を巻き起こす】
【蒼き鎧纏う槍使いが、天より敵を貫き】
【逆巻く水が、遍く不浄を洗い流し】
【闇をも喰らう魔剣が、因果を断ち切る】
【そして冒険者たちは、《読者》が携えし霊剣に集い】
【”限界を超越”する】
「これで終いじゃ……!」
「──『究極幻想〈アルティメット・エンド〉』!」
【束ねた光はただ一筋の剣閃となり、空間すら砕く一撃を放つ──!】
- 34紡ぎ手22/08/13(土) 19:16:53
【黒い炎が蹂躙する中で、光の糸が走る。鋏が邪神の根を断ち切る。焼かれ命が尽きる最後まで、今ここにいる者を一人でも守ろうと】
【ついには全身が力を失い、全ての命を焼き尽くされた体をいくつもの邪神の根が貫く。もはや物言わぬ物体となったそれからはなんの反応もなく、ずたずたに引きさかれて地に投げ出され――】
【そこに羽が降り注ぐ】
【4つある腕の一つが地に突き立った裁ち鋏を掴む。灰色の目に光が戻り、残る手に再び光が糸と握られる】 - 35ガンナーと美術商◆KYpT07rey622/08/13(土) 19:23:34
「…」
【瞑目する。腕の力が定まらない】
「…我が先祖、■■■■■・ディンカーハットへお願い申し上げます。どうぞ我々にご加護を、この一撃に成功を、この場にいる者へ勝利をお与え下さい…!」
【小柄の少女は囁く声で祈る】
「…粋な事するじゃない…おかげでようやく『降りられた』、あの地平にね」
【一呼吸。引き金を引いた】
【銀の弾丸が放たれた。英傑の加護に導かれて。存在意外の領域、権能、一切の全てを無にする力の示す方向へと直進する】
【着弾】
「…やったわ」
【邪神に実体によって膨れ上がった存在の重荷が、この世界の礎にある理が、衝突して襲いかかる】
「アディオス。二度と顕れるんじゃないわよ」 - 36もうひとりの〈月杯〉◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 19:25:39
・・・
「では、私から行こうか。とっておきの御開帳だ」
【そう言うと妹を名乗る者は、服をはだけさせて自身の腹部から虫唾にかけて、爪の伸びた指を沿わせる。腹部に赤い切込みが入り、そこから──】
【ずるり、と赤い蛇のようなものが這い出る】
【それは音も気配もなく冒険者達の攻撃に紛れて邪神の足元に近づき、攻撃の一つが直撃したタイミングで牙を立てた】
【その瞬間、邪神の感覚が狂う。攻撃を受けた際の痛みが、熱さが、感覚が──消えなくなった】
「深淵の魔物……『覚蛇スペクトラ』。噛み付いた際に対象がその時感じていた感覚を永遠に定着させる。この種自体も深淵の魔物に相応しい劇毒を持つが……この場合は些細なものだな」
【そう言いながら、もうひとりの月杯は血反吐をぶち撒け膝をつく。如何に血の象形に特化した不死者といえども、深淵の魔物を再現するのは尋常なことではない】
「頑張って隙を作ったんだ。外してくれるなよ?」
【そしてもうひとりの自分に軽口を叩く。そのような事があろうはずがないなど、分かりきっているのだが】 - 37もうひとりの〈月杯〉◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 19:27:00
※要は恥パのレイニーデイ・ドリームアウェイ
- 38〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/08/13(土) 19:30:01
すべての根源が夢だったっぽいのでじゃあ起きましょうかと夜明けをぶつけて意趣返し
といったところで時間切れ!トドメも撃ったので落ちます! - 39成仏希望22/08/13(土) 19:31:13
【異界から少女が降り立つ】
「は~~~… 自己紹介かな~~?がんばって攻撃したのに、せんぶだいなししになったおばかさん~~~? うふふふふふふ~~~~~」
【嘲るように嗤って見せはするものの…その笑いには人々の蘇生への安堵を隠しきれてはいない】
【少女が邪神から掠めて蓄えた贄の力を、自らの従える怪異の贄とする】
【まるでペットを餌でコントロールするかのように、呪力に穢れた贄を与えて支配する…】
「[隷烙式]、■■■■■■さま」
【邪神から奪った膨大な力を贄として与えたことで、今や先ほど呪力で形成した仮の体よりも大部分の召喚に成功していた】
【第一、第二…"第三関節"まで姿を現した邪指が与えられた餌に沸き立つように蠢き、邪神にさえ食らいつくように引きちぎっては鎖と共に異界に納めていく】
「うふふふふふ~~ …はぁ、力も制御できないのに、なにを思い上がってるんだか~~~」
「そんなんで人に迷惑かけないでよね~~~ そういうの、ただのはた迷惑っていうか~~~」
「ほんと~ 死んだ存在が現実に出てくるなんて、思い上がりもいいところだよね~~ うふふふふふふふふふ~~~」
【少女はそう締めくくり、邪なる野望の全てを笑い飛ばした】 - 40紡ぎ手22/08/13(土) 19:34:47
- 41ノコギリ青年◆uk6skpr2fM22/08/13(土) 19:35:23
『極めし一撃は神々を討つ』
「俺たち冒険者が、お前をもう一度倒してやるぜ!」
【青年は神機を地へ突き刺し、深呼吸をして高まる神気を集中させていく】
「───詠唱開始」
『汝、如何なる神となる』
「誓う、我は神を破する者」
【強大な力に呼応するかのように片眼が煌々と紅く輝き、頬には罅のような紋章が刻まれる】
『汝、如何なる生を望む』
「誓う、我は神を越える者」
【右腕の籠手より結晶化した神気が飛び出し、神をも越える力を集束させる】
『汝の誓約をここに』
「誓う、我は神を喰らう者」
【神気が完全に覚醒し、背部から翼のような光帯が解き放たれる】
『誓約履行、荒神解放』
「我、全てを喰らう「一悪の灰」とならん」
「『支配灰域「荒神血起」』!!!」
【青年の周囲の世界が一変し、全てを無に帰す灰の嵐が邪神を喰らい尽くす】
「喰らいやがれ!こいつが俺たちの奥義だ!」
- 42リモンチェッロ◆jBToGexAu222/08/13(土) 19:36:04
【短剣の名はペーパーナイフ──取り付けた紙を刃へと変える魔道具であり、少女が日々愛用する儀礼剣である】
【今短剣には一枚の術式札──マティソリウス隕石と月の滴と呼ばれる二つの魔術触媒を元に練られた魔墨(インク)で描かれた魔術式が記されており】
「─地より天が出るように 霊が器を満たすように」
【直後、リモンチェッロの体を白鯨の操る潮水の繭が包み込む】
「─我らは皆海 泉 河の源たる大いなる御方により魂を与えられる」
【その足元には影鰯の変身により即席の青い魔法陣が敷かれ、仄明るく輝きを放っている】
「─大地を湿し命を育むいやはての御主よ ひとたびの間我に力を与えたもう」
【水の繭は宝珠のように光を放ち、紡がれた魔力は短剣へと集められていく】
「─我は御身を祀るもの ヒトをこえて霊へと至らんとするものである」
【探検に束ねられた魔力は今この瞬間限界まで高められ──】
『玉響・水絹巫神御阿礼』
【───直後、リモンチェッロは短剣で自らの胸を貫いた】
【瞬間、水の繭は輝きを放ちながら弾けとび、その中で少女の身体は高位の存在へと──神を祀る精霊のものへと一時的に創り変わる───】
- 43地図狂 ◆N4rysfkBiA22/08/13(土) 19:41:56
大技とか考えてなかったので考えたんだけど「ぐっと力を込めて地図に加筆すれば対応する土地が改変される」っていう自キャラにとっては精神的自傷技しか思い付かんかった!
中の人はともかくキャラは使いたがらねーなこれ。なので使わせます。 - 44〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 19:43:20
「……誰にものを言っている」
【そう返す月杯の周囲には、領域中の光と闇が結集している。それらは手にした二振りの剣に宿り、それぞれを闇を斬り裂く白と、光を呑み込み逃さぬ黒に染め上げる】
「明けない夜などない……誰かが言った。どんな険しく苦しい夜も、いずれは終わりが来るのだ、と」
【特に詠唱というわけでもない言葉を紡ぐ。詠唱ではないが、絶対的な集中が必要なこの業を放つにあたっては必要なことだ】
「……ではお前は、生きて朝を迎えられるかな。千と一つの夜を越え、生きて夢を現実にできるか」
【領域の主は、魔王に語りかける。今この場で、絶望に挑むのはお前だと】
「それとも……この夜に果てるか!」
「決死の覚悟で語るがいい!!その凶夢を!!」
「───『月闇双閃』!!!」
【光と闇の二振りから放たれたのは、創世前夜の混沌を思わせる、白と黒の入り乱れる極大の斬撃】
【遮る全てを砕き、喰らい、混沌の渦に叩き落とすような斬撃が、邪悪なる者を呑み込んだ】 - 45〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 19:45:02
月闇双閃の前の語りはその時の気分で変わります。今回は千夜一夜物語モチーフ
- 46鋼鉄人22/08/13(土) 19:48:55
【世界の穴の淵。仮設されたキャンプから下を見下ろすのは、全身に、特に右腕に復元の咒符帯を巻かれた青年だ】
【先の一戦で使った終式は、近い距離の相手に出せる最大威力技であり、彼の使う武術的には奥義と言ってもいいだろう】
【理論は至極簡単。人間ならば、生物ならば誰しもが無意識化に行う膂力の制限を無くし、自損を厭わずに01式 捩花を放つだけ】
【青年の場合、それは無意識に異能にかけた出力制限を超えて出力上限に迫った打撃を放つことでもあり、この体になる前からそれは変わらなかった】
【ただ、一つ違うと言えば───今の体に、出力の上限が無かったということだけ。そう、今の今まで青年は倒れていたのだ】
【最大まで出力を発揮して放った打撃に身体が耐え切れず、内側から壊れかけたが故に】
【あれだけ皆の支援を受けていたのは、幸いであった。あの支援があったからこそギリギリまで出力を発揮でき、結果として全壊はしなかったのだから】
【青年は眼下、穴の奥の気配に目を向ける。打倒した邪神の根とは比べ物にならぬ、邪神そのものの気配】
【背後で中継されているモニターからは激戦が伺え、固唾を飲んで見守る拠点の人々は、現地の者に想いを託した者達であり、皆の無事を願っている】
【信じているのだ。彼等の勝利を】
【主の身を守るために、緩衝材となり、己と同じく傷だらけの魔剣を背負う】
【思えば、長いようで短く、されど濃厚で激動の日々をこの剣とは一緒に過ごしたものだ】
【共に温泉卓球をして怒られた事もあれば、馬鹿な馬鹿を止めるために奮闘した事も、よく分からない巨大な野菜に襲われた事もあり、どれもこれも良い思い出だ】
【上を見上げる。青い、広い空。異界の邪神と戦った時の空も、ちょうどこんな空だったかと、そう思いながら】
【拳を握る】
「───行くぞ! 変、身……ッ!!」
【その身を溶けた鉄が包みこむ。燃え盛る焔と冷たき鋼の鎧を纏うは人の想いを背負いし英雄/ヒーロー】
【邪悪を撃ち砕き、神をも恐れぬ鋼の鉄人】
【共に展開されるは最新最強(自称)の機装合体魔剣、Saltationism Stupendous Savior───S.S.S.】
【恒星と、その周りを回る天体のように主の周りを回る剣群を従えて】
「火椿流決戦闘術03式 竜葵───!」
【青年は走り出す】 - 47紡ぎ手22/08/13(土) 19:52:19
【邪神の表面に光が走る。針と糸が踊り、何度も貫き最期を飾るべくその軌跡が刺繍を縫い取りを施していく。その一刺しごとに苦悶の声が響く】
【編まれた布は封じるように、邪神を包んで縫い止められていく】
【踊るような足取りで近づく紡ぎ手の姿が不意に消え――】
【針に通した糸と共に邪神の背後に姿を表す】
「さあ、糸を留めたら――」
【その手には、魔剣と化した巨大な裁ち鋏。銀光が閃き、糸と共に邪神を裁ち切る】
「これでおしまい、出来上り」
- 48リモンチェッロ◆jBToGexAu222/08/13(土) 19:54:37
「──ッ、ぁ…ぐぁ、ぁ」
(あ“ァ“ア“……い、たい……いたい……!)
【どろり──水の繭を破り、一時的に精霊へと至った少女はその身を底の空洞へと流れこませる】
【未だ不完全な術式で成された精霊化は粗が多く、身体の一部は泥のように蕩け、肌は色が石膏のように色が抜け落ち軽度の異形と化している】
【精霊となり腑も骨も亡くした身体は緩慢にしか動かず、まるで神経にすりガラスを通したようで】
【無理矢理に存在の位階をあげられた身体は気が狂いそうなほどの激痛をもたらし、今にも意識が飛びそうになる】
【──けれど、】
「ぁ、あ……これで、戦える……!」
【この場において、決して見劣りしないだけの格を手にした少女は、身を犯す術の代償をねじ伏せ気丈に笑ってみせる】
「い、くよ……ケーちゃん、フィレナさん……!」
【リモンチェッロは使い魔たちへと呼びかけ、その手に持つ白斧を高く上段に構える】
【少女がヒトを捨てた時、契約を通じ同じく強化された影鰯は身を液状へと変えて、同じく強化された白斧により極限まで圧縮され研ぎ澄まされ──】
「征け────『果ての海』!」
【放たれるは絶海の青───存在も、魂も、空間も、何もかもを喰らい断ち切る絶対の刃である】
- 49紡ぎ手22/08/13(土) 19:55:08
ラスト直前の背後に回ったのは122層でやった並縫いワープの原理
- 50リモンチェッロ◆jBToGexAu222/08/13(土) 19:57:21
【すべてを賭した一撃を放った直後、いろいろ限界が来たリモンチェッロはそのまま地の底に落下───】
【仕切る前にまだ無事だった使い魔ずによって緊急搬送され、元の大陸に戻るゲートまで運ばれていった】 - 51騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 20:04:31
BGM・GEEDの証
【ドッペル……!!!】
「来いギガントウォーリア」
【かつて異界に存在した邪巨人達その力の残楼を使い生み出した怪人ギガントウォーリアを自らの城から呼び出し吸収】
【赤 青 緑 白 金の光を放ち分身、何故か増えたコスモス・レガリアを全員で構えポーズを取りながら力を貯めていくと暇神達の背後にギガントウォーリアの元になった光の巨人、その幻影達が現れ同じように光線エネルギーを貯めていく】
「シン!!!ギャラクシー・プリズム・バーストォ!!!」
【ひとりがコスモス・レガリアと腕をクロスさせ2人目がL字に組み】
【3人目が両腕を銀河のようなエネルギーと共に回した後十時に組んだ腕から4人目が青い光を貯めながら反転したL字に組み】
【本体がコスモス・レガリアと腕にいつもとは比にならない神気と7色の先の邪神の火炎すら超える温度の獄炎を纏った光線を幻影達と共に放ち、計10本の光線が途中で融合し螺旋を描いて邪神に直撃しその身を吹き飛ばしていく】
「ゼイヤァー!!!」
【しかし……その最強の光線も途中でエネルギーが切れたことにより途切れてしまう…邪神の根が膝を着く暇神を喰らおうとした時】
【ヘ
ル
ラ
イ
ジ
ン
グ必殺激】
【地獄の飛蝗の力を待とう機械人形と暇神の記憶から一時的に再現された魔王の蹴撃が完全に打ち砕く】
※思いっきり特撮ネタです……ダメそうなら消します - 52〈奈落〉◆yNwJw4opYU22/08/13(土) 20:06:39
立て乙です、戻りました
【傲り狂う神の渦、世界を蝕む意思】
【酔狂とは言うまいよ、この身は純粋なる心を求むる闇の探求者】
【夢幻に現を抜かしていようと、此の刻が、全て】
「ク…クク……クハハハハハ!」
「佳い闇だ!この身が……実に、実に滾るもの!」
【堕天使はその身を毒に侵され、邪炎に焼き尽くされ、神威に砕かれてもなお笑った】
【邪神の意思は自らが探求する闇、もとい心の中でも至上に位置する力】
【それと相見え、相対するはまさに極みの領域であると歓喜する】
【だが、だがその刻は無惨に終わりを告げる】
「ク、クク……この身は幾度滅び、我が生を受け継ぐ羽も溶け堕ちた、が」
【立ち尽くす、初めて笑みを失い、白けたように世界を見通す】
【片翼の羽はほぼ全てが燃え尽きると同時に、彼は不死鳥の灯火に触れる】
【視界に捉えていた至高の時間は、既に「闇」を抱えきれぬ醜悪な塊と化していた】
「ああ───ああ、お前も此処までなのか」
「此処にて生に縋るとは、この口惜しさは興醒めにもならぬ」
【世界を超える意思の末路を見届けた彼はゆっくりと動き出す】
「故に……この身はお前に『断罪の意思』を示そう」
【大太刀を納め腰にかけていた銃剣を引き抜く、天界の聖なる力のそれを圧倒的に凌駕するその存在は、世界に開けられた昏き底に眩い光を錯覚させるほどその力をもたらす】 - 53鋼鉄人22/08/13(土) 20:06:53
【足先、関節から全身へ。動きの連動により一歩進むごとに力が溜まり、鋼は加速し続けた】
【大穴の淵から邪神の下に至るまでの長い道のりを、全てたった一撃の為の加速用レーンに用いる】
【それは人類が邪悪に立ち向かった痕跡、一歩一歩確実に、多くの想いと共に進み続けた決死の行軍で刻まれたもの】
【駆る、疾走る、走る。覚悟と共に進み続けた者達の想いをその手に握りしめ】
【傷の癒えぬ身体から漏れ出た蒼炎の血潮と、纏う灼熱の紅焔で一筋の軌跡を生みながら】
【そして】
【遠方にて目視するは一瞬の隙を晒す邪神。人類不俱戴天の敵、己が倒すべき絶対悪】
【会敵は一瞬。何故ならば】
【次の瞬間にはもう、距離は詰まっている】
「火椿流決戦闘術───ッ!!」
【今までに溜めた加速と力を、更なる加速と力で理外の相手に押し付ける】
【一歩、既に音を超えたその身が足場の大気を踏み砕き】
【二歩、心臓炉を介した再鋳造によって周囲の魔剣をその身に纏い、魔剣の作用で追加加速】
【三歩、全身を包む焔が右脚一点に収束、周囲の熱量を奪いながら更に燃え盛り】
「零式 椿ーーーーーーーッ!!!!!!!!」
【邪神に、18の魔剣と全てを溶かす炉心の焔を纏い、此処までに至った人々の願いを籠めた跳び蹴りが叩き込まれる】
【世界を滅ぼす力を以て、今ここに住まう者達を救わんとする一撃が、邪悪を討つ】 - 54地図狂 ◆N4rysfkBiA22/08/13(土) 20:13:41
- 55二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 20:15:30
- 56魔刀剣士/魔刀少女22/08/13(土) 20:22:17
【始まる邪神の猛攻に魔刀剣士が歯噛みし、魔刀少女が激昂する】
「くぅっ…! あがくなぁッ!!」
「ぐ…っ、全力で防御するよ、相棒!」
『ああ! 主は、必ずや私が…!』
「閃導―――天閃命、"天下刀合"…」『…―≪白日の揺籠(デイドリィム)≫』【白く染まった神剣が他の刀を吸収する】
『…天落、氷刀、結界、陸動…!!』
【水、氷、障壁、土の多重防御を広げていく】
『玉陽、"烙陽"―…』「…――『次禅冠嶄』」
「―――『次衝鮮封/マジカルクラッシュ☆アストロブレイク』!!」
【そして最後には黒と白、二重の炎の壁と防御技により、巻き込む形で邪神の黒炎を逸らし、茨を燃やして防御する】
【水で抑えて氷で減らし、障壁で封じて土で塞ぎ…しかしその全てを炎と茨は食い潰し、炎の壁に迫る】
「ッぐ、ぁああああああ!! こんな、ところでぇッ!!」
「ぐ、は…ッ」『主っ!!』
【流石に多少勢いは落ちるものの、その攻撃の性質は削る力。壁を抉っては魔刀剣士と魔刀少女の肉体に少しずう手傷を負わせ、遂には深く致命傷を与える…】
- 57魔刀剣士/魔刀少女22/08/13(土) 20:22:49
【魔刀少女が消滅し、魔刀剣士が倒れる…】【…その瞬間、懐から飛び出してきた刀が魔刀剣士の手に収まる】
【赤黒い刀身に亀裂のような、脈のような紅い燐光が奔る刀】【…刀は魔刀剣士の手に紅い根を張り、操って自らをその胸に差し込んだ。胸に紅脈が走り…】
「…かはッ!!」『…主っ、主!?』
【魔刀剣士が蘇生する。刀が肉体を変異させて無理やり生存させた。顔まで迫った紅い脈は、それだけ深い改造がされた…深く死が迫っていた証】
【魔刀剣士は胸から紅脈の刀を抜き取り、抉れた肉を更に抉って改造を施し、強引に傷を埋めていく】
【その改造は決して無償ではない。精神力を消費し、改造にもコストにもおぞましい激痛を伴う怪異の刀だ】
「頭痛い…くそ、やってくれたな、邪神め…」
『すまない主、私としたことが、そいつに頼ることになるとは…』
「いいよ、大丈夫…なんとかなったし…それに」
【上空からフェニックスの羽が降り注ぎ、傷を癒す代わりに致命傷を受けて消耗した魔刀剣士に活力を戻していく】
「…ありがたいね、魔刀少女が消えた分の消耗を埋めるのは厳しかったから…」
「――これで、私も直接アイツを殺せるってわけ!!」
【赤黒い怪異の刀と白い神剣を両手に、改造の副産物で怪力を得た魔刀剣士が力ずくで跳びあがり、上から斬撃を降らせて攻撃する】
「いくよ相棒、黒血椿! 潰れろ―――『一天涜渦』!!」『≪白日の揺籠(デイドリィム)≫!』
【土、水、炎、氷、そして呪い…二刀から数多の攻撃が叩きつけられ、邪神に襲い掛かる】
【文字通り気焔を揚げた魔刀少女が空高く飛び立ち、空中で爆発的な魔力を開放する】
「『百火龍爛/オーバーブレイズ☆フレアオーバーラン』!!」
【筒花火のような焔の龍が一点に集中し、巨大な光の渦に変じて叩きこまれる】
「―――『斉天龍星/オーバード☆チクシュルーブ』!!!」
【集約された巨大な爆発が、あらゆる邪悪の痕跡を浄化して灼き尽していった】
- 58魔刀剣士/魔刀少女22/08/13(土) 20:23:45
軽率に新キャラ登場させたせいで忙しい!おまけに難産!つかなっが!!
- 59蒸騎公22/08/13(土) 20:27:32
【騎士……否、焔の巨人は進み続ける。己が融け、爛れ、果てに燃え尽きようとも】
【職人は歩む、この戦で得た感謝を、素晴らしき別れを、かのものに伝う為に】
【剣を振るい、炎を灼き、牙を蒸発させ、通る痕には黒だけが残る】
「さぁ、宣言通り謝礼に参った」
「是が非でも、受け取って頂こう」
『時告げる男』(クロノスタシス)
『太陽の娘』(ヘリオーネ)
『銀月の娘』(ラ・ルーナ)
【一瞬、邪神の時間が停止】
【邪神の腕が太陽のような輝きとともに灼け、刻まれる】
【月光の如く冷たき一矢が貫く】
「そして、」
『黒』(スルト)
【職人と騎士、二つの剣が振るわれ、邪神に黒い焔が伝播する】
【一人と一騎は再び剣を天に掲げ────黒が、燃え滾る】
「微睡みの中の夢とはいつか終わるものだ、だからそのまま」
「終わり、忘れ去られてくれたまえ」
【一閃、邪なる神は焔に呑まれ】
【燃え尽きた】
- 60〈奈落〉◆yNwJw4opYU22/08/13(土) 20:35:22
「天淵よ、「断罪の熾天使」の名に於いて此処に意思を示す」
【大地が震えだす、邪神へと歩を進める彼の轍は地割れのように軋ませる】
「全て、統べて裁かれよ」
【砕かれた破片、邪神の残滓、燃え尽きた自らの羽全てが引き寄せられ、彼を見た者は世界を支配されるような感覚に襲われる】
「天枢、天璇、天璣、天権、玉衡、揺光、開陽」
「我は七星を束ね、ここに『天陽』を醒ます」
【引き寄せられた力の流れが一点へ統合され、擬似的な太陽が創成されていく】
【輝光さえ打ち消される終焉の闇の中に、抗いようのない破滅の陽が訪れる】
「その身に余る大望を抱きし愚神よ、この身はその大罪を裁定する」
「『星滅』(ノヴァ)」
【堕天使は裁定を下すように銃剣の引き金を引く、装填された強大なエネルギーの目印に疑似太陽は邪神へと堕ちていく】
【邪神は白き陽光に取り込まれ、終星の超爆発とともに滅びを迎えた】
- 61騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 20:37:44
1人だけ特撮の上にいい詠唱もなくて申し訳ないです……
- 62〈亡者〉22/08/13(土) 20:39:00
立て乙です。ゆっくりじっくりたくさん必殺技打っていこうと思います
【降り注ぐ暗黒の星に、紫髪のエルフが落ちる。世界を犯す毒の剣樹に、竜血人の少女が落ちる。贄を喰らう邪神の牙に、弓を持つ火の民が落ちる。世に満ちる漆黒の炎に、狐に似た風の民が落ちる。纏っていた骸に死が齎され、屍肉の巨人が顔を出す。】
「纏骸・雷轟電撃。」
【金髪緑眼の青年と黄金の鳥獣に変身し、漆黒の炎に雷霆が対抗する。だが、それも一瞬の間だけで。
鉤爪が鳥獣を切り裂く。邪神の背から生える無数の根が青年が持つ槍を斬り飛ばし、遂には青年を打ち貫いた。
邪神が振るう暴威は、亡者が纏う骸の悉くを破壊し尽くす。】
【だが、亡者は生きていた。】
「……あ、ぁ……あああ!! あああああ!!!」
【──かつてと同じく。】
【かつて、邪神に仲間を撃たれて自分だけが生き残った。彼は仲間の遺骸を纏い、その恐怖を忘れていた。
だが、もう纏う骸は存在しない。恐怖を忘れる仮面は絶望により砕かれた。】
【不死鳥の羽根が降り注ぎ、傷が癒やされている事にも気づかない。希望が絶望を打ち砕き始めた事にも気づかない。
亡者はただ、呻き、哭き、泣いていた。】
「──たく、泣き虫なトコは変わんねーな。」
【何処からか、声がかけられた。】 - 63二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 20:39:01
このレスは削除されています
- 64〈奈落〉◆yNwJw4opYU22/08/13(土) 20:39:17
- 65地図狂 ◆N4rysfkBiA22/08/13(土) 20:40:38
- 66〈水鏡水仙〉22/08/13(土) 20:40:40
【戦場の只中で、男は俯き怒りに肩を震わせる】
「ああ、ああ――この美しい僕の顔に傷を付けたね」
【下を向いたまま髪をかき上げる仕草すら、ぞっとするほど美しい】
「さあ、時が来たよ!喜ぶといい!」
【だが再び顔を上げた、輝く美貌の男は笑っていた】
「言ったはずだよ、君を葬りに来たと」
【その顔に既に傷はない。不死鳥の炎が拭い去ったから】
「だから、笑って受け入れなくちゃ」
【陶然と両手を広げ、周囲に輝きが満ちる】
「だって僕は」
【足元が湖にかわり、鏡の様にその姿を映す】
「こんなにも」
【その水辺に水仙が咲き誇り、恥じるように頭を垂れる】
「美しいからさ!」
【次の瞬間、見開かれた金色の双眸が邪神を正面から捉えた】
「そうだろう?『滅びゆく者』よ!」
【自己愛の化身の美。魂や世界すらも在り方を投げ出す魅了の瞳が邪神を捉えた。
その言葉を真だと存在が、世界が、在り方を歪めていく。彼の言葉の通りに、望む形になろうとする力は、容赦なく存在の揺らいだ夢に注がれる】
【自分は今、滅びゆくのだと】
「そして…手向けだよ」
【言葉と共に咲き誇る水仙がガラス細工のように砕け散り、花の刃風がきらめきながら邪神を包み込んだ】 - 67〈水鏡水仙〉22/08/13(土) 20:41:37
GMの中の人はコレから現地軍の描写があるから、ドングから引っ張って焼き直したらミスったてへ
- 68二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 20:50:07
このレスは削除されています
- 69二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 21:01:16
このレスは削除されています
- 70地図狂 ◆N4rysfkBiA22/08/13(土) 21:05:56
【世界が邪神に飲のまれゆく。一切の抵抗を無視し、その場にいる者達を一切合切喰らい尽くそうとする邪神の暴力に曝されていても地図狂の手は止まらず記録を続ける】
「さっすが邪神!虚ろな夢のままなのに絶望的な力だね!素晴らしい!さぁさぁもっと貴方を見せてちょうだい!」
【少しでも多くの記録を取るために結界を展開する。曼荼羅模様のように無数に重なる強固な結界を。それでも邪神の呪詛は止まらない】
「すっごーい!この規模の結界も破壊しちゃうんだ!破壊速度も記録しなくちゃ!」
【絶体絶命でありながらその手は動き続ける。そして結界は破られ遂にその毒牙が小さな体に突き立てられる】
「っ!……まだまだぁ!!」
【手が砕かれる。ならば足で書く】
【足が捥げる。なら口で書く】
【己の体全てを使い記録を残す。それが己の信念であり願望なのだと、最期の最期まで記録を続ける】
「これで……完……了……」
【命の灯火が消える直前、彼女は邪神の全てを書き上げる】
【己の記録は必ず誰かが引き継いでくれる。或いは生き残った誰かが自分を蘇生してくれる。
敗北し何も残らないとは彼女は一切考えず、必ず残るなにかがあると確信しながら意識を手放した】
- 71〈亡者〉22/08/13(土) 21:10:38
「……ぇ。」
【亡者がその声に、顔を上げる。だって、その声は。】
「おめーがそんなだからよ! あの世から迷い出ちまったぜ!」
【かつての仲間。自分達のリーダー。金髪緑眼の青年のものだったから。】
「な、んで。」
「──考えられる理由は2つ。1つは不死鳥の力、もう1つはドリーマーの抵抗。」
「まあ、理由はどうでもいいんやない? 死んだ邪神が出てくる事があるんや、ウチらが出てきてもおかしくはないやろねぇ。」
【紫髪のエルフが考察を口にして、狐に似たエルフが続く。】
「そ、それより! 君は私たちのこと引きずりすぎ!」
「俺様が一番なのは当然だがよ。少しは他のものを見ろよな。……ほら、あれを見ろ。すげえ奴らじゃねえか。邪神相手にただ死んだ俺様達とは比べ物にならねえ。」
【竜血人の少女が亡者を叱責して、弓使いの火の民が邪神の戦場に指を差す。それに釣られて、屍肉の巨人が目を向ければ。】
「………す、ごい。」
「だろ!」
【そこには、絶望を超える希望があった。
屍肉の巨人が知る世界を超える、力の流れがあった。過去に囚われた亡者が知らない現在と、その先の未来があった。】
「それじゃあ行こうぜ! オレ達と違って今を生きるお前なら、あの先に行ける!」
「………うん!」
【リーダーの青年の声に応じて、屍肉の巨人が立ち上がる。6人組が立ち並び、黄金の鳥獣が舞い降りる。そして、青年がリーダーとしての声を轟かせた。】
「さあさあ、〈風林火山陰雷〉の最後の仕事だ! 寂しがり屋な末っ子を送り出してやろう!」
- 72〈風林火山陰雷〉22/08/13(土) 21:30:04
- 73現地軍◆gDgku.LVZk22/08/13(土) 21:35:06
【冒険者達の攻撃が、蘇った悪夢を打ち砕いていく】
【立ち上がったのはこの大陸の者たちも同じ。これは彼ら自身が守り、未来を手にするための戦いなのだから】
「進むその手に祝福を、踏み出す一歩に導きを。明日も共に在るために、待つ人の腕に帰るまで」
【女王の歌と共に、輝きに包まれたメルセリア軍が突撃する。共に生きる人に魔族に半魔族、まるで揃わない見た目と一糸乱れぬ足並みで】
「お前には見えない、私達の違い。」
【ムルナーダのハイエルフが、全てを贄としか見ない邪神に告げる】
【剣を持つ妖精が貫く。竜血人が黄金の竜へと変じる。ダークエルフが矢をつがえ、スフィンクスが魔法と剣を手に空を舞う】
「だから負けるのよ…誰なのかを見ていないから」
『ショックウェーブ』
【そして、かつて同じ敵と相対した魔法が打ち砕く】
「世には4つの色があるからこそ素晴らしい」「何もかも黒く塗り潰す邪神などにはわかるまいね?」「そう…全ては巡る」「流れ、変わりゆく姿を我らは守ろう!」
【ソルフェールの四元神将が口々に告げ、四元火、四元風、四元水、四元地の魔術隊が呪文を唱和する】
『ワールドルール・サンクチュアリー』
【地水火風の四元素魔術が合一し、邪神を滅ぼすまで永遠と続く循環を創り出す】
「さあ、狩の時間だ。私達と共にある獣の力を見せよう!」
【金色の虎が咆哮する。ゴビアス軍から無数の遠吠えが、嘶きが、囀りが木霊する】
【神獣の声を受け、邪神に迫る足音に羽音。今、この場は獣の狩り場。邪神という1つの獲物を狩る為に、全ての牙と爪が向かう】
「ああ、今度こそ。
マザドはその手で決別する」
【戦場にその国から立つただ一人。宰相は決意を口にする。本物からは、邪神の消滅を持って開放されただけ。彼らの国にその手で否を突きつけることはできなかった】
【だからこそ、今同様にただ救われることを待つことはできなかった】
「お前の全てを否定する。"ディー、イアス、スリア、オールヴ、ワイウーダ、ナルザス"」
『"抹消"』
【否定を司る真言が響き、邪神を現実から消滅させる力が襲いかかる】 - 74〈グレイヴマン〉22/08/13(土) 21:41:14
【邪神の領域に取り込まれ、垂れ流される穢毒と生命力を灼く炎に侵されながらも〈グレイヴマン〉は眉ひとつ動かすことなく強烈な威圧感を含んだ視線で邪神を睨め付ける。しかし、如何に常識を越えた頑健さといえど、生命力を直接灼かれ毒に侵された肉体は刻一刻と死へと近づいていた。
───赤い羽が、降り注ぐ。
衰え知らずの士気と戦意と勇気を糧に、一歩一歩邪神の気配が濃い方へ進んでいた体に突如生命力が湧き出した。上を見れば、もはや小さな炎となった『ナニか』から激励が聞こえすらする。】
「……ああ、必ず期待に応えて見せよう」
【〈グレイヴマン〉の全魔力が《英雄登竜門の斧槍》へと注ぎ込まれ、その刃に白色の光と青い燐光の粒を纏わせ鈴の音が鳴った。
しかし、今回は『その程度』で収まることは無かった。
白光は極光へ、青い燐光の粒は迸る雷の如く。
──そして鈴の音は《世界の穴》全体に響き渡る大鐘楼へ。
本来〈グレイヴマン〉の魔力はあまり多い方では無い。普段ならば《英雄の一撃》を一度発動させるだけで1日分の魔力を食い潰すほどだ。
しかし、今回は上を舞う不死鳥によって過剰投与された生命力が枯渇するはずの魔力へ瞬時に精製され、それが《英雄登竜門の斧槍》へと流れ込んでいたのだ。
過剰投与された生命力は〈グレイヴマン〉の超人的な身体能力をも復活させる。音も、光も、何もかもを置き去りに邪神の気配が濃いその場所へ駆けて行く。
「……肉薄した」そう確信した瞬間、極光と蒼雷を纏い大鐘楼の音を響かせる刃を振り下ろした。】
「『英雄の《ヒーロー……いや」
【今までいくつもの深層の魔物どもを葬ってきた光の大斬撃である《英雄の一撃》。しかし限界突破《リミットオフ》を迎えた『この一撃』にその名は力が不足しているだろう。ならば───】
「『英雄の殲撃《ヒーローストライク・オーバードライブ》』ッッッ!!!!!」
【極光纏いし大斬撃は、邪神へ─────】
- 75現地軍②◆gDgku.LVZk22/08/13(土) 21:51:58
【マントを纏った怪物、荒れ地を統べる魔王が鉤爪のついた手を邪神に向ける】
「穴の底で消えていればいいものを、いまこの天地がお前を否定しよう」
『コラム』
【大地から巨大な柱が邪神を貫いて突き立ち、そこに雷が降り注ぐ。局所的な天災が荒れ狂う】
「フェニックスにだけいい顔はさせられないわね。邪神よ、星は落としていたけど、月が落ちてきたことはあるかしら?」
【白銀の狼が吠える。フェニックスと同じ、人に作られた限りなく本物に近い作り物の神殺しの狼】
【蒼い光が辺りを照らす。狼の上に現れたのは、青く光る、全て氷で出来た巨大な満月】
「砕け落ちよ『凍月夜』!」
【轟音と共に、凍れる月が邪神に落ちる】 - 76『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/08/13(土) 22:00:37
【邪神の手の中の炎と攻撃が冒涜、転変少女に直撃する】
冒涜「ぐっ、邪神の炎はなかなかに効くな」
転変少女「やられた、かなり痛い…でも」
冒涜、転変少女「「効かねぇなぁ!この程度!(俺・私)を滅ぼすには火力が全然足りねぇぜ!!」」【やせ我慢】
冒涜「合わせろ!冒涜支配領域展開!」
転変少女「やかましい!あたしに合わせな!冒涜支配領域纏装!」【ここにきて新技である】
冒涜・転変少女「来たれ・来たれ・冒涜よ・来たれ」
冒涜「我は冒涜の業をもって冒涜を顕現する者」
転変少女「我は冒涜の業をもって冒涜を喰らう者」
冒涜・転変少女「「来たれ・来たれ・来たれ・来たれ」」
冒涜「来たれ・来たれ・顕現せよ・顕現せよ」
転変少女「来たれ・纏え・変ぜよ・転ぜよ」
冒涜「支配領域展開!『永遠冒涜伏魔殿』!」
【その詠唱とともに領域からこの世の存在とは思えない異形がスタンピードのごとく現れ邪神に襲いかかる】
転変少女「支配領域纏装!【転変変転円円裏】!喰らい尽くせ!!」
【その詠唱とともに自らに支配領域を纏う、彼女が新たに編み出した触れた全てを喰らい尽くす冒涜の領域の拳と蹴りが邪神の肉体を襲う】
- 77騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 22:06:38
- 78朽骨&斬災◆V0eCPpWRe622/08/13(土) 22:09:05
【邪神の威を感じとった人外の判断は早く、己より僅かに後ろにいた少女へ向けて巨斬を放つ】
『離れていろ』
【狙い違わず防いだ少女を吹き飛ばし、強制的に距離を取らせる】
【代わり、顕現した神の毒が人外へと襲い来る。骨身が黒く染まり、名の通りに朽ち果てんとする】
『……はっ…尋常なモノであれば…数秒ともつまいな』
【治癒の業、人外の持つ修復の術理と拮抗し、絶えず体が生え崩れる。生きてこそいるが、動くことはかなわない】
『一刀……仕込ませてもらおうか』
【故に、取るのは居合の構え。刹那の機を待つ】
『さて、神を弑すのは何時振りか』
【吹き飛ばされ、逃れた剣士は瞬きさえせず目を開き、地に手をつけて駆ける構えを】
【矢の如く引き絞られ、解放の機を待つ】
「ふふ、神を斬るのは久しぶり」
【炎が人外の傷を塞ぎ、全てが癒える】
【放たれる業は必殺を期す】
『───疾ッ!』
【異形に切り込む一撃は、二撃、四撃、八撃へと数を増やしていく】
【───百二十八、二百五十六、五百十二、千二十四。敵を切り崩す】
【───八千百九十二、一万六千三百八十四、三万二千七百六十八……邪神を埋め尽くす】
『”増える斬撃”と言う奴だ。止めたくば死ね、邪神』
【骨朽ちるまで剣を振り続けた化け物は、不条理の領域さえ踏破する】
【振り返ることも無く、声をかける】
『そら……一撃で決めてみせろ。馬鹿弟子』
- 79〈グレイヴマン〉22/08/13(土) 22:10:26
- 80《読者》◆iVScjwwG3s22/08/13(土) 22:10:30
- 81〈風林火山陰雷〉22/08/13(土) 22:11:30
【続いて、紫髪のエルフの青年が杖を構える。】
「──煩い。
ああ、──ああ。──これでは、綺麗な声が聞けないだろう。」
【大混戦の真っ只中、そのエルフの男が気にしたのは騒乱の音。闇鍋の如く混ざり合う技の応酬を、男は苦々しい表情で見つめて。】
「編纂領域──、『アンサンブル・キャスト』」
【──その場を区分けした。】
【それは、全員が主役の群像劇が如く。空間を仕分け、見たいものを見る魔法。味方同士の攻撃を意図せず重ね合わせる事を許さない、異大陸の支配領域魔術。】
「──思っていた通り、彼女の歌は良いな。
命を賭した──、否。命を惜しまぬ歌は、心地よいものだ。」
「──彼は、美しいな。──綺麗だ。」
【静寂なる観客席を作り上げた男は、自分が知らぬ現在を見つめ、楽しそうに笑う。戦場にて魅了の力を放つ者たちを、男はただ正しく鑑賞していた。】
【──其の静かなること、林の如く。】
「──ち、領域が一部破れたか。
──煩い、修復せねば。」
【さすがに、全ての攻撃を仕分ける事は叶わぬ様ではあったが。】
- 82騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 22:11:49
- 83二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 22:11:50
- 84〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 22:14:12
あー……
ひょっとしてこいつが先に使ってたからですか?
だとしたら申し訳ないです
気にしなくてもいいとは思うのですが……
一応、こいつの支配領域は魔に属する者にはバフが入る設定なので騒々神さんとの相性は悪くないと思います
支配領域も問題なく使えるかと - 85〈風林火山陰雷〉22/08/13(土) 22:14:24
という訳でフレンドリーファイアを防ぐ技を出してみたり
ただし全て防げる訳もないので描写はお任せしますが - 86二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 22:14:32
どう見ても技の最中に身一つで突っ込んでる人も出ちゃうからね……
- 87二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 22:15:37
それ言っちゃうと近接攻撃系の人がフレンドリーファイアで死にかねないから……
- 88二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 22:17:14
耳がペインでしてよ…
- 89GM◆gDgku.LVZk22/08/13(土) 22:22:05
実は現地戦力から邪神に至るまで支配領域系を使ってない(邪神のあれは桁違いすぎる範囲攻撃)のは以前狂剣君に「支配領域なんてここに来てから知ったぜとんでもねーな」と言わせたからですが、衝合によりこの大陸にも領域が生えたりしてるので全てはNORIで解決していいと思います!
実際狂剣君簡単頭なので単にお勉強が足らなかったは大いにありえる - 90地図狂◆N4rysfkBiA22/08/13(土) 22:28:00
【意識を手放した直後、直ぐに意識が覚醒する】
【状況に疑問を持つが、それは直ぐに氷解した】
「不死鳥!あんな存在まで来てくれるなんて大盤振る舞いだねー!じゃあ私も出し惜しみ無し!とっておきを出さなきゃね!」
【手に取るのは紙とペン。彼女/マッパーにとっての剣と盾を構える】
【彼女は綴る。今日の出来事を】
【この地に降り立ち邪神の呪いに侵された過去の戦士を。古き偉大な王様達を。最奥に座す邪神を。それら全てから読み取った邪神の性質を】
【そして構築する。邪神とは相反する性質を持った術式を】
「いっくよー!」
【執筆速度が上がる。もはや一枚には収まらず次々に紙を変えて続きを書いていく】
【何枚も何枚も何枚も何枚も何枚も何枚も何枚も綴り、紙吹雪となったそれらはヒラヒラと中を舞い、一つに集まり何かを形作ってゆく】
【それは、巨大な弩】
【地図狂が眼前に存在する夢幻の邪神の為だけに特別な調整を施した『対・邪神術式』である!】
「執筆完っ了!」
【最期の一枚が書き上げられ、弩に張り付く】
【それを合図にギリギリと弦が勝手に引き絞られていく】
「邪神さん、沢山沢山たーくさん未知を見せてくれてありがとう!これは私なりの感謝の気持ちです!バイバイ!」
【限界まで弦が引き絞られ、矢が放たれる】
【矢は空間に広がる邪気を引き裂きながら飛び、寸分も違うこと無く邪神を貫いた!】
- 91GM◆gDgku.LVZk22/08/13(土) 22:33:13
先にですが、今日も掲示板が落ちた場合まとめは明日の朝になります
…落ちないとは言い切れないので - 92《読者》◆iVScjwwG3s22/08/13(土) 22:34:24
あまり考えたくはないけど、最近の様子見てるとむしろ落ちる想定でいた方がよさそうですよね…
- 93重引力崩壊22/08/13(土) 22:34:51
【侵食は不死鳥により癒される。】
【演算は終わり、後は解き放つのみだ】
「我が繰り出すは潰滅の力。ただそれは残虐に非ず。この力は恐怖、苦悶、絶望を消却する物であり、、、皆と共に生きる為の抗いである。さあ、戦の幕を閉じよう。Graviton Kanone(重力子放射砲)!!」
【エネルギーが解き放たれる。ソレは元世界の友情結晶。果てしないチカラを持つ生命の咆哮。】
【黄金に輝く一撃がこの戦い最後の敵へ迫る。】
【邪神が慌てて相殺しようと攻撃をするが、消滅されて無駄に終わっていき、、、】
【逃げる事も防ぐ事も許されない。ヒカリがカミを貫いた直後、大爆発が起こった。】
「クソ野郎共、、、てめぇらのお陰で神殺しができたぞ。」
【異能力者は大の字になって倒れながら勝利に酔う。】
- 94〈風林火山陰雷〉22/08/13(土) 22:37:11
- 95騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 22:38:34
【ギルドで魔力を回復し戻ってくる】
「さて神域…展開!!!」
【戻ってくるなりコスモス・レガリアを地面に突き刺すとそこを起点に周囲が神社と境内にに塗り変わる】
【神域とは言ったものの人間も妖怪も歓迎する暇神と性質から妖力や魔力などが充ちている】
【そしてその空間に再び穴が空き星が吸い寄せられ落ちてくる】
「さぁて邪神さん?俺からの冥土の土産だ受け取ってくれ……今回のは…10万トンの衝撃となりますが!!!」
【そう宣言した瞬間に神域に満ちる魔力や妖力に神力を全て注ぎ込んだ後ファントムシャドウから回収した無念や死を注ぎ込みその概念的な重量を上げていく】
「禍音星落火竜星」 - 96騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 22:41:29
【そして落ちた星により出るはずの被害は何故か邪神の周辺に飲み留まり再び魔力を使い果たした暇神はぶっ倒れた】
- 97斬災◆V0eCPpWRe622/08/13(土) 22:47:18
【戦場で散る命脈全てを、余剰の魔力を、邪神の炎の片鱗さえ、赤剣が喰らい尽くしていく】
「あまり使うなって、言われてるけど」
【赤より朱殷へ、果てには黒剣へと】
【剣の周りが、綻びていく】
【空間は切っても修復される。それが摂理というもの。ならば世界を切るにはどうすれば良い?】
【消えぬ傷を残せば良いと剣士は定義した】
「いくよ」
【万象を消す、崩壊の理を乗せた一刀】
「”壊劫”」
【横一文字、振り抜いた剣の軌道の万物が罅割れ、崩れ、現世に虚無を晒す】
【神とて、その理から逃れられる道理は無し】
【崩れた世界が再度塞がるまで如何程かかるのか、それを使い手すら知ることは無い。故に多用は許されない、禁忌の業である】
- 98◆V0eCPpWRe622/08/13(土) 22:50:56
※だから、空間無視とかで実質遠距離の近接攻撃がうま味なのである
- 99騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 22:51:53
ツングースカしちゃったけど大丈夫だよな!!!
- 100〈紅輝姫〉◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 22:52:20
【全身全霊の技を撃ち終え、息を上げる二人の月杯】
「よく頑張ったよ、子孫くん達」
【ふと、『赤い剣』から一人の吸血鬼が実体化した。豪奢な金色の髪に月杯と同じく赤い瞳、そして全身を覆うのは真紅のドレス】
「皆の戦いっぷりを見て、私も一つ暴れてみたくなってね。『血の力』に関しては昨日から子孫くんが稼いでくれたから大丈夫」
【ぼんやりした輪郭の吸血鬼は、自身の依代でもある無銘の魔剣を手にし、社交ダンスでも踊るかのように構える】
「──『クイックステップ』」
【───瞬間、一閃───】
【戦場を駆け抜けた紅い閃光が、魔王を貫いた】
「飛ばしすぎたー……回収おねがーい……」
【力を使い果たし実体化の解除された『赤い剣』は、魔王の遥か後方に転がりながら声を上げる。戦場の音に紛れて、聴こえはしないだろうが】 - 101紡ぎ手22/08/13(土) 22:52:34
知ったことではない直接縫う
- 102二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 22:53:34
ところでさっきは単なるミスだと思ったけどもしかして月杯さん敵間違えてませんか
魔王味方にいます、邪神です - 103〈紅輝姫〉◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 22:53:36
光のような迅さですれ違いざまにぶった斬って遥か後方で剣に戻ってるから実質遠距離攻撃
- 104リモンチェッロ◆jBToGexAu222/08/13(土) 22:53:53
こいつの攻撃近接なのかな……遠距離だったのかな……
なんか刃を研ぎ澄ますとかすべて斬るとか書いてあるし近接な気もする…… - 105〈紅輝姫〉◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 22:54:46
- 106鋼鉄人22/08/13(土) 22:54:48
たぶんフレンドリーファイアオンになると攻撃後に味方の攻撃を避けきれずに死にます
- 107ノコギリ青年◆uk6skpr2fM22/08/13(土) 22:55:05
近距離攻撃……
領域出した上で追加描写は無粋な気もするな…… - 108《読者》◆iVScjwwG3s22/08/13(土) 22:56:00
- 109〈グレイヴマン〉22/08/13(土) 22:56:25
フレンドリーファイアは、まあ死にかけると思いますが究極の小宇宙を燃やしてるので多分大丈夫です。
あと不死鳥さんにもうちょっと限界を超えて貰えば。 - 110地図狂◆N4rysfkBiA22/08/13(土) 22:56:31
ゲーム的敵味方識別術式とかが起動してると考えるんだ。
- 111騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 22:56:52
- 112◆V0eCPpWRe622/08/13(土) 22:57:21
FFを受けて肉塊になったとしても師匠が修復して回収してくれるシステムなのである
- 113騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 22:58:43
こっちは大丈夫だけどフレンドリーファイヤオンだと蒸騎公さんのやつ改造したのが跡形もなく壊れる……
- 114GM◆gDgku.LVZk22/08/13(土) 22:58:53
魔王を1地域の王様ポジなんて言うややこしい舞台設定するもんだからはっはっは
描写は好きなだけやって大丈夫です、ただまとめで圧縮される可能性はあります
水仙君は攻撃が惚れて避けてくれるからいくらでも巻き込んでよろしい
彼は元ネタよりは弱体化してるのですがここだけは元ネタより強いです - 115〈風林火山陰雷〉22/08/13(土) 22:59:31
【そうして、竜血人の少女が走り出す。】
(あれ、お日様みたい! 魔法で作ったのかな? すっごい!)
【邪神を狙う攻撃が雨霰と降り注ぐ中をひた走る。その様は、誤射を欠片も恐れていないようで。それよりも、むしろそれを望んでいるかのよう。】
(あの黒い炎は格好いいね! あんなの初めて見た! 煙がモクモクしてるけど、すっごく存在感がある人だ!)
【そんな少女は当然の如く、邪神の抵抗と味方の攻撃に挟まれ、少なくない傷を負う。
だが、その傷が──竜の真体、その封印を解き始める。少女は、巨大なドラゴンに変身し始めて。】
【誰の技か、どんな技か。それも分からぬ程の混沌の渦に、竜の姿を取り戻し始めた少女は巻き込まれた。
少女の姿は、あっという間に消え去り。】
『 ■■■■■ 』
【──大穴を塞ぐ天蓋が如く、竜がいた。】
【空間が歪む。龍の威が現実を殺し、己が座す場を作り出した。
それは星。月に並ぶ、竜の星。祖龍の血を強く引き出す彼女の、竜の真体。人智の及ばぬ星の輝きが、そこにあった。】
『 ■■■■ 』
【内から攻める毒には封印は解かれにくい。真体の力を扱い切れておらず微かに動く事すらままならない。
そんな制限はあれど、其れは間違いなく最大最強の竜である。】
【龍の威が邪神に向けられる。惑星規模の威圧が、邪神の抵抗を許さない。超重力のプレッシャーが、場の環境として、重くのしかかる。】
【──動かざること、山の如し。】
- 116地図狂◆N4rysfkBiA22/08/13(土) 22:59:47
- 117〈奈落〉◆yNwJw4opYU22/08/13(土) 23:00:58
一応こいつも近寄ってはいます
でも死はある程度まで羽が肩代わりしてくれます、羽全部毟られたら死にますが - 118《読者》◆iVScjwwG3s22/08/13(土) 23:03:43
- 119騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 23:13:12
知らない奴だったので調べてきました確かに大丈夫だな……
- 120『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/08/13(土) 23:13:58
- 121蒸騎公22/08/13(土) 23:15:10
こいつは炎が一時的に概念ごと焼く出力になってるからフレンドリーファイアありだと周りに燃え広がってしまう
- 122〈風林火山陰雷〉22/08/13(土) 23:21:41
【屍肉の巨人が、蠢き始める。】
「……あの人、かっこいいな。
剣を周りに浮かせてて、……諦めなくて、勇気があって。」
「……あの男の人も、静かだけど、力強くて。
不屈で、意志が強くて……うん、かっこいい。」
【英雄の姿を見る。邪悪を撃つ、英雄の姿を。
自身はもうこんな、屍肉でできたゾンビの様な身体だけど──それでも、真似してみたくなるような、格好いい人たちの勇姿を、この目で見たのだ。】
「……纏骸・邪智暴虐!」
【削られていく邪神の身体を一部拝借して、屍肉の巨人は新たな骸を纏い始める。
異業の怪物が、異業の邪神へと。力は比べるべくもなく、圧倒的にこちらが低い。
だが、それがどうした。敵が強いことなど、足を止める理由になりはしない!】
「……う、ぉオオオオオ!!」
【邪神に突進し、正面からぶつかり合う。力の差は歴然、例え集中砲火を食らっていようとも、自身の下位互換に負ける程、邪神の名は安くなく。
偽りの邪神が消し飛ばされる。】
【屍肉の巨人はその身体を骸ごと消し飛ばされて──しかし、終わらず。
邪神の背かは生えた根が、突然邪神自身を殴打する。顕現と同時に現れた炎が、己の身を焼き始める。邪神の身体が、邪神自身の制御から外れ始めた。】
「……お前は、もう死んだ存在だ。だったら……僕が纏っても、別にいいだろう?」
【──知り難きこと、陰の如く。】
- 123GM◆gDgku.LVZk22/08/13(土) 23:21:51
何よりありだとまとめる主催の脳が死ぬ!
- 124騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 23:43:15
今日は……衝合大丈夫そうだな
- 125GM◆gDgku.LVZk22/08/13(土) 23:46:02
とはいえ物量的にまとめに時間は掛かりそうなはご勘弁ください…
- 126二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 23:46:56
いや本当にお疲れ様です……
- 127二次元好きの匿名さん22/08/13(土) 23:47:42
すごい……必殺技だけですごい量……
GM様お疲れ様です…… - 128〈グレイヴマン〉22/08/13(土) 23:47:49
規模としてはドングコラボ並ですからねー……。
いやホント頭が上がりません。 - 129騒々神◆ySEje71eXM22/08/13(土) 23:48:39
本当にお疲れ様です……本体暴れさせられて楽しかったです
- 130〈風林火山陰雷〉22/08/13(土) 23:48:57
【最後に、金髪緑眼の青年と黄金の鳥獣が動き始めた。】
「あれは……流星に魔力と、何か色々混ぜてんのか! ワープゲート繋げるだけで終わらねえとは、派手な技だ!」
「今代の魔王さまもやべえ奴だな! 大地と雷を同時に操るとかこっちの上位互換しゃねえか? っと……へえ、今は月を落とす時代か。」
【青年はしげしげと、星の技を見て──。】
「──よし、月に行こう!」
【散歩しに行くかの様な感覚で、そう言った。】
「行くぞ、マキシマム!」
【青年は相棒の名を呼び、その手に槍を構える。ここは現実からズレた場所。おまけに空間破壊の雨霰で次元が乱れている。
だったらワープゲートの一つや二つ軽く作って、空の先まで行ってしまおう。どうせ少しすれば消えてしまう存在なのだし、と。】
【青年を乗せた鳥獣が羽ばたき、邪神へと突撃する。紫電一閃。雷光纏う槍を前に突き出し、邪神に激突する。
刹那。黄金の鳥獣の飛翔が空を裂き、青年は夢と現の境目を狙い澄まし、槍の穂先がその次元に穴を開ける。】
【それは、神話の光景が如く。
擬似的かつ限定的に時空の断絶が発生し、邪神の存在そのものが破壊されていく。そして──。】
「辿り着いたぜ、月ィーーッ!」
【青年と黄金の鳥獣は空間を裂いて、何処ぞの月に辿り着いていた。】
【──動くこと、雷霆の如し。
〈風林火山陰雷〉は、全ての力を出し尽くした。】
- 131〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/08/13(土) 23:50:06
本当にお疲れ様です。そしてありがとうございました
魔王と邪神間違えて申し訳ない……
中身のリアルIQがバレる - 132〈風林火山陰雷〉22/08/13(土) 23:51:16
お疲れ様です
現地民として出てきた分設定のあれこれどうこうでかなり矛盾が生じてしまったでしょうし、せっかくだからとかなりの量の必殺技を出してしまって申し訳ないです……
楽しませていただき、本当にありがとうございます! - 133地図狂◆N4rysfkBiA22/08/13(土) 23:56:05
お疲れ様です……
- 134重引力崩壊22/08/13(土) 23:56:59
- 135鋼鉄人22/08/13(土) 23:57:01
おぉ……お疲れ様です……
- 136蒸騎公22/08/13(土) 23:58:11
お疲れ様ですほんとに
強キャラムーブの難しさと楽しさを知れた
ちゃんとできてるかはわからん - 137《読者》◆iVScjwwG3s22/08/13(土) 23:58:17
お疲れさまです…
でも、主催する側としてはそうやって頭を抱えている時間がとても楽しかったりもするんですよね。参加してくれた人が積極的に楽しんでくれてるという証左なので
いや私の経験はだいぶ別ベクトルなんですが…(※ベーコンの進撃とか) - 138GM◆gDgku.LVZk22/08/13(土) 23:59:42
というわけでそろそろお時間ですが、まだ描写中の方はいらっしゃいますか?
- 139〈グレイヴマン〉22/08/14(日) 00:01:15
大丈夫でーす。
- 140ノコギリ青年◆uk6skpr2fM22/08/14(日) 00:01:23
本当にお疲れさまです、こちらはもう大丈夫です
- 141〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/08/14(日) 00:01:24
ああ……あの事件ですか……
ヌイグルミさんの出目がなければベーコンで決定していたという……
ベーコンの脅威……言わばベーコン・メナス……
こちらは完了しました
大規模イベの最後には御先祖様が出てくるのが恒例になりつつある
- 142鋼鉄人22/08/14(日) 00:01:36
大丈夫です!
- 143騒々神◆ySEje71eXM22/08/14(日) 00:01:51
こちらもOKです
- 144〈風林火山陰雷〉22/08/14(日) 00:01:55
大丈夫です
- 145リモンチェッロ◆jBToGexAu222/08/14(日) 00:02:30
大丈夫です!
- 146〈奈落〉◆yNwJw4opYU22/08/14(日) 00:02:35
コテ外れてた……こちらも大丈夫です
- 147《読者》◆iVScjwwG3s22/08/14(日) 00:02:45
大丈夫ですー
- 148重引力崩壊22/08/14(日) 00:03:16
大丈夫です。
- 149GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 00:03:39
ではこれからまとめの男坂を登ってきます!
遅いので寝て明日見てもオーケーてす! - 150二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 00:05:15
永遠に登り終わりそうに無い坂ですなあ……。
- 151弧空剣士@極東◆SokSKYnF1222/08/14(日) 00:05:57
お疲れ様ですー!
- 152GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 00:54:14
『………!……!!………!』
【言葉にならぬ耳障りなうめきをあげる邪神に、光の糸が死装束をつける。断罪の白き太陽(ひ)が落ちて、恐ろしき夜の始まりを告げる】
【巨大な邪指が、その肉体をちぎり取っていく。赤い閃光が切り裂き、溢れ出した怪物とその業を纏った拳が命を贄に喰らおうとした邪神を喰らい返す。】
【たった一人の体から放たれる世界を滅ぼし救う一撃が、青い海の斬撃がその身を砕き貫く】
【限界を超えた輝きを纏う斬撃が両断し、たった一発の弾丸で、存在の質量に耐えられず自壊が始まった】 - 153二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 01:04:16
このレスは削除されています
- 154GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 01:04:52
【今や邪神に立ちはだかるのは彼らだけではない。仲間の力を束ねた斬撃が、黄金の一撃が。遠き巨人の七色の光と魔王の一撃が千々に引き裂く。かつてここで蹂躙したはずの骸が空の斬撃を放ち、火の矢で貫き、空間を支配し、竜が脅し、空間を突き抜け雷が走り、邪神を操りさえする】
【崩壊する体はいつしか復元しなくなっていた。金色の瞳に植え付けられた、滅びゆく運命がそれを許さない】
【刺さった矢が分解を始め、邪神の炎すら蒸発させる黒い炎が焼き、降り注ぐ万華鏡のような斬撃と大爆発が風穴を開ける。】
【邪神を苛む苦痛は増えるばかり。遠き地の底よりもたらされた毒が感覚の喪失を防ぎ、なくなった体の痛みまでもがのしかかり続ける】
【黒と白の斬撃がその身を更に削り、絶叫の中囁きが響く――さあ、お前は夜明けを無事に迎えられるかな?】 - 155GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 01:05:26
1レスに全部入れられないのでもう少しお待ちを…
- 156GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 01:11:57
【そして滅びが訪れる。全てを喰らう灰が邪神を喰らい、増え続ける斬撃が微塵に刻んで治らぬ世界の傷が飲み込んでいく。】
【やがて星が落ち、歌姫とその友の手で生み出された太陽により、夜明けは訪れる――】
【……その朝に邪神はいない。存在した痕跡すらも全て、今度こそ消え去ったのだ】 - 157GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 01:12:38
※全部見たつもりだけど抜けた人がいたら教えてくださいましおねがいします
- 158騒々神◆ySEje71eXM22/08/14(日) 01:15:28
大丈夫だと思います!
- 159〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/08/14(日) 01:18:07
こちらは大丈夫です
千夜一夜物語ネタの台詞を上手いこと繋げてくださってありがとうございます - 160蒸騎公22/08/14(日) 01:26:04
大丈夫です!
- 161〈メテオキャット〉◆AP9IrErde222/08/14(日) 01:33:52
お疲れ様です
夜明け拾って貰えて感激 - 162GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 01:34:27
現地民の描写は中の人の負担軽減のため消えました
というわけでエピローグ投げていきます
ドリーマーはこのままなら夢の世界に帰りますがことの発端なので天誅したい、あるいは他に何がしたいこととかあれば会話に割り込んでも構いません
【邪神が消え去り、世界の穴の中に鬨の声が響き渡る。穴は更に続いているが、流れる魔力以外にもう気配はない。】
【危機は完全に去ったのだ】
「やれやれ、被り物が壊れてしまった。作り直さないと…全くこの姿じゃ威厳がないんだ」
【換気に沸く穴の中で、頭がひしゃげた魔王のマントの中から、年の頃は14.5歳に見える少年が姿を表し、邪神が消えた後の地面で眠る綿毛の精霊へ歩み寄る】 - 163リモンチェッロ◆jBToGexAu222/08/14(日) 01:35:11
お疲れ様です
ほんとうにお疲れ様でした…… - 164GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 01:41:47
F「それはどうするの?」
【ほとんど光を失い、ただの赤い鳥のようになってのびているフェニックスを背に載せた白い狼、フェンリルが歩み寄る】
魔王「夢を見る者〈ドリーマー〉は本来夢の中にのみ存在し、夢の中で夢を見て、世界から夢が尽きぬようにするための存在だ。ここはいるべき場所ではない。夢の中なら夢を生み出すに過ぎないし、本来は目覚めの世界に落ちれば存在を保てない。この場所の魔力が留めているんだろう…聖女を呼ぶといい」 - 165GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 01:49:58
【兵士たちを癒やすために駆け回っていた聖女が、四元神将に伴われてやってくる】
【泣き止み、笑いを浮かべて眠り続けるドリーマーに聖女の手が添えられると、淡い桃色の光が泡のようにつつみ、その姿が、薄れていく。】
【その手はあらゆるものを別け隔てなく癒やす。目覚めの世界に落ちた夢の精霊の状態が、あるべき形へと癒されて、夢の世界へと戻っていく】
「悪い夢は終わりました。夢の中でまた会いましょう」 - 166GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 01:58:58
【そして、もときた道を戻っていく。太陽の光が差す穴の縁に作られた野営地で待っていた者たちが、歓声を上げた】
【蘇生の奇跡と聖女の癒やしを持ってしても、大半がみなボロボロだ】
【だが送り出した者は生きて帰ってきた。あちらこちらで抱き合う者、涙を流す者。その喧騒の中、女王と宰相が冒険者達に深く礼をする】
「本当に、感謝する。どのような言葉も足りないだろう…」
「あなた達のことは忘れません。語り継ぎ、歌い継ぎましょう。遠き地の英雄達よ」 - 167GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 02:03:37
以上でイベントの大筋は終了です。
報酬がこちらの通貨になっているので、なにか適当に生やして買い物するなり、そのあたりは各自補完していただけると幸いです
そして今回参加された方はこの大陸で女王に歌で語りつがれることになります(フレーバーである)
あとはエピローグを各自投げるなり自由にどうぞ! - 168騒々神◆ySEje71eXM22/08/14(日) 02:09:01
「結構神力とか消費してしまったのでお供えとかしてくれたら助かる……後紡ぎ手さんに向こうで会えるかなぁ……」
【そう言いながら赤黒い飛蝗のアーマーを纏った機械人形に抱えられギルドへのゲートに向かう】 - 169〈ソングバード〉◆AP9IrErde222/08/14(日) 02:12:22
「……さて!みんなにお疲れ様のアフターライブだよ!」
【激闘の疲れなどチラとも見せず、ソングバードは野営地のど真ん中で歌い始めた】
「……程々にして帰って来なさいよ」
【それを見送って立ち上がったメテオキャットは、上半身から上の装備がまるっと焼失していた。
おのが魔法で服が焼けるなど初心者がやるような笑い話だが――あの一撃は、ソングバードのありったけを受け取った火球は、本来自分が扱えるレベルをとうに超えており――結果としてその熱量に耐えきれず、仮面とローブが燃え尽きたのであった】 - 170《読者》◆iVScjwwG3s22/08/14(日) 02:19:17
【野営地まで帰り着くと同時に、十三の尾は一つを残し霧散した】
【体に溢れていた魔力も鳴りを潜め──ついでに普段より幼くなった狐は】
「……のじゃ~、疲れたのじゃ~」
「わしはもう帰るのじゃ~」
「あまいのが食べたいのじゃ~……」
【なんとも緩い雰囲気のまま、ふらふらとゲートに向かっていった】
お疲れさまでしたー。こいつにとっては自分が参加する物語が語り継がれることが最高の報酬ですね、たぶん - 171〈月杯〉上級吸血鬼◆iX0nFh5lDw22/08/14(日) 02:23:01
「皆さんお集まりのようだ。では、始めよう」
【現地軍の兵士達が手に手に杯を持って集う中、音頭を取るのは一体の吸血鬼】
「……我らの勝利を祝し、乾杯!!」
【天高く手にした杯を掲げ、お決まりの挨拶をする】
『『『『乾杯!!』』』』
【それに応じるように、現地の人々も杯を掲げる。そうして、夜を通しての賑やかな宴が始まった】
【月杯とその妹を名乗るもう一人は、夜が明けるまで現地の酒を目一杯に味わい、同時に自身の持つ選りすぐりの名酒を目一杯振る舞ったことだろう】
【月杯に言わせれば、酒とは振る舞い、また振る舞われるものなのだから】
3日以上に渡るGM、本当にお疲れ様でした!
それにしてもこいつらはぶれないな - 172紡ぎ手22/08/14(日) 02:30:11
【再会と後始末の喧騒の中、忙しく動く4つ腕の女がいた】
【激戦を終えた兵士達の破れ、擦り切れ、焼け焦げた服を繕っているのだ。共に戦った仲ということこともあるが、服を作る者として哀れな服を放っておけなかった。何より今は、針と糸を動かしているだけで楽しくて仕方がない】
(これが終わったら、この大陸のものでどんな服が作れるか――見て回らないとね)
【恐ろしい速度で、直す前よりも見事に仕上がっていく服を前に目を丸くする兵士たちの前で、鼻歌を歌いながらそんなことを考えていた】
皆様お疲れさまでした
多分このあと漫画でよくあるショッピング後の荷物だらけ女状態で帰ると思います - 173騒々神◆ySEje71eXM22/08/14(日) 02:31:56
- 174紡ぎ手22/08/14(日) 02:32:31
- 175騒々神◆ySEje71eXM22/08/14(日) 02:32:59
ありがとうございます……
- 176蒸騎公22/08/14(日) 02:40:33
「さて、せっかく金もあることだ。暫くは此方の国の文化も見て回るとしようか!」
「嗚呼!楽しみだ!」
【鴉面の男は浮き足立つ様子でこの大陸の文化に想いを馳せ、歩き出していった】
お疲れ様でした!!
初のくそつよキャラ、動かすのが難しかった……
こいつは新たなインスピレーションを求めて別大陸を思いっきり楽しむんじゃないかな - 177〈グレイヴマン〉22/08/14(日) 02:42:07
「……一滴を水で多く薄めようと上級水薬《ハイポーション》並の効き目はある。治癒が追いつかない者から飲め」
【持ってきていた深層産の『万能薬《エリクサー》』を兵士達に分け与え、各国騎士や兵士達の兜をひとつずつ貰って《セントラリア王国》がある大陸まで走って帰って行った。
ちなみに例によって、万能薬の瓶は褌の紐に挟んでいた。】 - 178〈グレイヴマン〉22/08/14(日) 02:43:06
GMさん、本当にお疲れ様でした。
11,13日だけの参加でしたがとても楽しかったです! - 179朽骨◆V0eCPpWRe622/08/14(日) 02:52:51
~数分前~
『ああ……怯えるな……取って食いはしない』
『触れるだけだ……魂も抜かない』
『触れても死なない……』
【外套から4本の白い手を生やした治癒士が負傷者をなだめるのに苦心している】
【触れた瞬間、時でも戻すかのように負傷を癒すのだが、見た目が幽鬼のそれであり、不気味すぎる】
【パニックが起こらなかっただけマシではあるが、恐怖感だけはいかんともしがたい】
【無限牢獄で怪談のように語られる治癒士は異国でも変わらずなのである】
【重傷者を優先して治していた最中、急に何も言わず消えたのだが、それはまた別の話】 - 180『冒涜』、転変少女◆kaE8Ncvktc22/08/14(日) 07:25:26
お疲れ様でした、外来神コミ=ケその他もろもろであまり書き込めませんでしたが3日間楽しかったです
おそらく冒涜は報酬のお金で大陸の本や魔導具・素材でも買い漁ってると思います
転変少女は大陸の武器とかに使ったと思います - 181〈奈落〉◆yNwJw4opYU22/08/14(日) 08:41:46
お疲れ様でした!
初めてのイベント参加で色々暴れてしまいました……申し訳ない!
初めから最後まで楽しかったです!ありがとうございました!
エピローグ……に関しては
正直戦いが終わったあとのこのキャラがどう動くか見当がつかないので……皆さんのご想像にお任せします、大体笑ってそうですが - 182魔刀剣士/魔刀少女22/08/14(日) 09:09:14
お疲れ様です、ありがとうございました! 派手なバトル楽しかったです!
「――~~~~っ! 正義は必ず、勝~~~つっ!!!」
「あはははっ! "おれ"は一回消えてただろ…、痛つぅ…っ」
【魔刀少女が喜びをかみしめながら勝鬨を上げ、そこに魔刀剣士が横やりを入れながら頭痛にうめく】
『ふふ…全く、どちらも死にかけたというのに調子がいい』
【お互いにふざけ合い茶々を入れながらも、各々が思い思いの理由で入れ込んだ決着に喜びは隠せない】
【一人で二人と刀一本。珍妙な集団が今は純粋に勝利を祝っていた】
「…あ、ちょっと記念に綿毛をひとかけもらってもいい? ほんのちょっとで構わないんだけど」
【懐から取り出した鋏をちょきちょきさせている】※だめでなければ獲得しておきます
【その後魔刀剣士と魔刀少女は治療に回っていた。自分の傷はあらかた癒やしたが、負傷者は他にもいる】
「はーい、待っててね~っ! すぐ行くからっ!」
「はいはい、オレも広げられるだけ広げるから、並ばなくていいよー」
『この物資はここだな。…ん。この機材か、無論容易いぞ』
【魔刀少女が光で癒して回り、魔刀剣士は薬の木刀で治癒の香気を広げる。神剣も人化し、剛力を活かして手伝いを買って出ていた】
【その姿は攻撃を防ぎきれなかった後悔を雪ぐようにも見えたが、その間も二人はずっと清々しい顔をしていた】
- 183GM◆gDgku.LVZk22/08/14(日) 09:34:03
大丈夫です。一応、一度だけ夢の世界に行ける消費アイテム的な設定(現実には長くいられない設定から使うと消える)です
- 184魔刀剣士22/08/14(日) 09:48:44
やったぁ!ありがとうございます!
- 185地図狂◆N4rysfkBiA22/08/14(日) 10:12:09
「うんうん、今回もいい地図が出来たよ」
【戦いの後だというのに疲れた様子は一切無く、大量の地図を見直し間違いが無いかを確認している】
「……よっし!確認完了!『世界の穴』の地図完成だよ!」
【地図を見終わり全てを鞄に収め立ち上がる】
「よーし次は西の海に新しいダンジョンが出来たらしいし、そこに行こう!それじゃ皆、まったねー!」
【たいした休憩もとらずにその足で足早に次の地図を作りに走り出した】
という訳でこちらのエピローグも終わりです。
数日間のGMお疲れ様でした! - 186二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 10:25:55
このレスは削除されています
- 187鋼鉄人22/08/14(日) 12:16:13
【野営地。祝杯の後片付けに混じっているのは、全身にグルグルと復元呪帯を巻きつけた大男と、見上げる程の大きさを持つ剣が組み合わさったような姿の自動人形だ】
【幸いにも深刻な傷は特になく、傷は現地に参戦していた者の中でも軽傷の部類であったので、早々に怪我人が多い現地の手伝いをしているのだ】
【呑気に荷物の入った木箱を抱える青年は、野営地の人々を見る】
【皆、身体は疲労が濃く、大小様々な怪我の数々。されど、笑顔だ】
【この地に住まう者達は未来を勝ち取れたのだ】
【青年はそれを、嬉しそうな顔(マスクで見えない)で眺めつつ、荷を運んでいた】
エピローグ終わりです!お疲れ様でした!!!楽しかったです!!!! - 188二次元好きの匿名さん22/08/14(日) 13:11:18
お疲れ様でした!!
イベントに参加させていただいていたのに、突如仕事が入ったため全然描写できなくて本当に申し訳ございません……
話題拾っていただけた方もいたのに…ごめんなさい。
滅龍君もっと動かしたかった……… - 189ノコギリ青年◆uk6skpr2fM22/08/14(日) 14:45:59
お疲れ様でした!憧れの大規模依頼、楽しかったです!
ではエピローグの方を
「……ハハハハハッ!あーもう動けないな!」
【渾身の奥義を放ち、邪神を討った後青年はその場に倒れた】
「でもやりきった!俺たちは勝てたんだよ先生!」
【─────】
「……そっかあっちに戻っちゃったか、ありがとう、また一緒に戦ってくれて」
【神の気を放ち白い輝きを放っていたコートはいつの間にかボロボロになっていた】
「それにしても……」
【仰向けになりながら周囲を見渡す、目に入るのは斧槍の英雄、断罪の堕天使、深淵の歌姫、全てを斬る剣士】
「全然、届かなかった!あれが……深淵勢(高み)か!」
「一応食らいついたつもりだったけど、先生がいない俺はまだまだだったな!」
「でもいつかは辿り着いてみせる、あの領域へ!」
【青年は天へと剣を掲げ再び誓う、いつの日か冒険者の高み、無窮の天へ至ると】 - 190成仏希望22/08/14(日) 15:47:05
- 191〈水鏡水仙〉22/08/14(日) 16:01:36
「この美しい僕の顔に傷をつけるなんて、全く驚いたよ。まだまだ未知は世界中で待っているみたいだ」
【輝く美貌が歩を進める度に、花が舞い散りどこからか光が満ちる】
【楽しかった狂宴は終わり、地の淵へと帰るときが来た。彼に魅了された世界による盛大な見送りを受けながら、ゲートの方へと自己愛の化身は去っていく】
「…この世界一美しい僕に見つけてもらうのをね!」
※皆が死にかける中顔に傷ですんでいた水仙君ですが、彼の場合顔は最後に傷が付くものなので、顔に傷は致命傷に近い大事です - 192【紅キ影】22/08/14(日) 17:41:03
『【繧ウ繝ウ繝医Ο繝シ繝ゥ《ζ》】です』
『はい。件の巨大な歪ですが、消滅したようで』
『予想通りですか。…派手な事件でしたが、一興にはなりましたか?』
『…そうですか、残念です』
『えぇ、私めに回収できるものであれば』
『了解しました』 - 193地図狂◆N4rysfkBiA22/08/14(日) 19:48:47
「わっありがとう!よーし早速適当な所に拠点作って研究しなくちゃ!お礼は必ずするね!まったねー!」
ありがとうございます。ただかなり世話しないキャラなのでお礼はいつになるかは不確定でございます。
お気遣いして下さったのに申し訳ありません。
- 194成仏希望22/08/14(日) 22:59:59
いえいえ、こちらもゆうれいらしい懐きムーブを一度しておきたかったのでー
捨て台詞は攻撃した時に吐いちゃったので…エピローグに出せてよかったです!