ウマ娘になってない名馬を教えてくれ

  • 1二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:15:52

    できればその馬のエピソードもつけてくれ

  • 2二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:22:13

    『岩手の英雄』メイセイオペラ

    地方から中央に移籍してGⅠを獲る例はオグリ筆頭に何例かあるが、地方所属のまま中央のGⅠを制したのは日本競馬史上メイセイオペラただ1頭のみ。
    この勝負服も馬主が中央に馬主登録していなかったからJRAが支給した汎用服。
    なお同時期の船橋にはアブクマポーロとかいうもっとやべー馬がいた模様。

  • 3二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:28:57
  • 4二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:31:42

    >>3

    カッケェなぁ

  • 5二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:31:58

    🐴!

  • 6二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:32:14

    ディープインパクト(すっとぼけ)

  • 7二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:38:51

    このレスは削除されています

  • 8二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:42:01

    ロゴタイプ
    若き日の栄光、期待に応えた皐月賞
    そこから三年あまりの屈辱を耐え、絶対王者を下した安田記念。
    勇猛邁進。終わらない夢。
    なんj公認名馬である。

  • 9二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:42:46

    キンチェム
    1874年生まれの、ハンガリーの歴史的競走馬

    厩務員が寒い中何もかけずに寝ているのを見て自分の馬衣をかけてあげたり、船から列車へ移る際に一緒にいた猫が行方不明になった時に見つかるまでの2時間鳴き続けたり、
    普段レースで勝った際に頭絡に花をつけてもらっていたけども、あるレースの後でそれが遅れた際には拗ねたりと微笑ましいエピソードは多いが、
    戦績に関しては無敗記録の世界記録を達成し、いまだに破られていない。

  • 10二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:47:57

    テスコガビー
    牝馬なんだけどあまりにガタイが良すぎて買った後に「こいつ牝馬かよ!」と馬主が驚いた
    走ったら逃げの形になる天性の逃げ馬で桜花賞大差勝ちという未だに破られてない記録を持っている、そのまま優駿牝馬も勝ち2冠達成
    ただそこから怪我をしちゃって、治りかけたころにまた走ったけど6着、まだ走らせようとした結果亡くなった。本当に惜しい
    ちなみにガビーは馬主の知り合いの娘さんの名前、子供のころにテスコガビーの歌が収録されている

    カブラヤオー
    なんか微妙な血統から生まれた牡馬、遅生まれでちっこいバ体のせいでいじめられて馬恐怖症になる。馬舎のどこも住まわせてもらえずたらい回しになったことも
    ターボよろしく馬郡から離すために基本は逃げをとったが、これがまさかの走りを発揮する、カブラヤオーは心臓が強くアホみたいなスタミナ持ちだったのでバテる→馬が近づく→「馬怖い!!」と再加速する逃げを打てることができたのだ
    ちなみにこんな走りで本当に勝てたのかというと8連勝したし皐月賞とダービー勝った、なんなら皐月賞でついてきた馬が耐え切れず予後不良になった、なんでだよ
    そのあとは怪我をして引退したり産駒だしたりして30歳と長生きした

    なんでこの二頭を紹介したかというとこの二頭は同じ世代、同じジョッキーであり、なんならマイナー気味だったジョッキーは1年で皐月賞、桜花賞、日本ダービー、優駿牝馬のレイを手にしたという珍記録を持つから
    戦ったのは東京4歳ステークスの1回しかないけどそれも名レースだしぜひ見てほしい

  • 11二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:48:30

    ヴィクトワールピサ

    日本馬初のドバイワールドカップ優勝
    東日本大震災の直後の日本に元気を与えた
    鞍上だったデムーロの「この勝利をニッポンの皆様に捧げます」は有名

    同期のウマ娘はエイシンフラッシュ

  • 12二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:53:33

    ちょいちょいここでも名前が上がるアグネスワールド

    アグネス一門のヤベーやつ

    曲がるのも坂道も苦手な短距離直線世界最強
    仏国と英国のスプリント最高峰G1を優勝した

    生涯取ったG1もその二つ
    黄金世代の一頭

  • 13二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:53:36

    ウォーエンブレム
    地味血統から突然変異的に出てきたアメリカ二冠馬という
    サンデー丸被りの背景から期待を背負って日本に輸入される
    流石にサンデーレベルでは無かったが
    総じて優秀と言っていい結果を出した

    欠点はちょっとだけ女の好みにうるさいこと
    ちょっと栗毛の小柄な熟女の牝馬じゃないとたたないだけのロリババア専というちょっとした欠点はある
    社台と死闘を繰り広げるも最終的には自分を貫いた

  • 14二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 22:54:51

    ウインバリアシオン

    同時期にあの暴君がいなければダービー、菊花賞の二冠は確実だった。
    特にダービーでは上がり3F最速の34.7の末脚を繰り出して3着に7馬身差をつけるもオルフェーヴルに1と3/4馬身及ばず2着。
    その後、神戸新聞杯、菊花賞もオルフェーヴルの2着となる。
    生涯成績は23戦4勝だが、そのうちGⅠ2着回数は4回でそのうち3回はオルフェーヴルが1着だった。
    現在は青森県で種牡馬となっている。

  • 15二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:01:15

    >>13

    大して産駒いないのにG1馬複数いるのがヤベーんよウォーエンブレム。

    全部通して100頭ようやく超えたくらい(いわゆる大種牡馬は1年で余裕で達成できる数)なのにこの成績はおかしい。

    つくづくストライクゾーンが広かったら日本競馬の血統が変わってると思います。

  • 16二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:03:55

    >>6

    せっかくだからディープのエピソードでも


    皐月賞:スタート直後に物凄い出遅れ、なのに競争生活初のムチ入れで先頭に立つ

    日本ダービー:レース前の輪乗り時、突然待避所で寝ようとした

    菊花賞:ゴールを勘違いして物凄いかかり、武Jが必死になだめて最後にはアドマイヤジャパン会心の走りを差し切った


    SS産駒は大抵食い意地が張って食べ散らかすタイプが多いらしいがディープは珍しく食べ方がきれいで、残すことすらあったらしい 餌をいつもより多めに食べたときはその分走り回って体重の自己管理ができてたみたいな頭のいいエピソードもある あと食うより寝る派だったとか

  • 17二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:08:28

    シーキングザダイヤ
    ストームキャット×シーキングザパール(父シーキングザゴールド)というダイヤの名前に恥じない超弩級の良血馬
    ザックリ言ってしまえば砂のキングヘイローである
    本家と違ってG1にはついに手が届かなかったが
    G1連対(2着以内)率は4割を越えている
    というか2着なら20戦中9回してる
    どうしてこうなった感も含めて芸術的なシルバーコレクター

  • 18二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:25:42

    >>16

    ディープ君クールなイメージあるけどもしかして天然?

  • 19二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:27:58

    >>18

    人懐っこいタイプだぞ

  • 20二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:29:45

    >>18

    半分ぐらいスズカ

  • 21二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:30:13

    『龍王』ロードカナロア

    バクシンオーと双璧を成す日本最強スプリンター候補。この2頭のおかげで短距離路線の最強議論は3位を決めるところから始めるとか。
    2012高松宮記念ではカレンチャンに敗れるものの、秋のスプリンターズSではカレンチャンを破ってレコードタイムでGⅠ初制覇。
    その年末、凱旋門以上の鬼門と言われる香港スプリントを日本馬として初制覇。
    翌年は高松宮記念(レコード)、安田記念、スプリンターズSを制覇し、引退レースとなった香港スプリントでは2着に5馬身差をつけて連覇。これにより、オルフェーヴルを抑えて短距離馬としてはタイキシャトル以来の年度代表馬に選定された。
    引退後は種牡馬となり、初年度にアーモンドアイという特大ホームランを出しディープ亡き後のリーディングサイアー候補となっている。
    ちなみにカレンチャンは同じ厩舎の1つ上の先輩であり、関係者の証言からカレンチャンに惚れていたのでは。という疑惑がある。
    現在、2頭の愛の結晶であるカレンモエが現役で両親と同じスプリント路線を走っている。

  • 22二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:30:25

    じゃあディープは走るの大好きマン?

  • 23二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:32:29

    >>22

    引退後に武豊が会いに行ったら、走らせてくれると思ってウキウキで近寄ってきたが走らせてくれなくて拗ねて帰っていったっていう逸話が

  • 24二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:34:04

    >>23

    武ですわ!!走らされますわ!!!したやつもいるから馬も個性あるなって

  • 25二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:34:48

    >>22

    走るの好きと言っても単独で先頭立ちたいスズカタイプというよりかは、馬体を合わせると並んで走りたがるというから誰かと一緒に走るのが好きなタイプかもしれん

  • 26二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:34:54

    >>22

    レース中無茶苦茶前に行きたがるから乗るのが難しい馬って武豊が言ってる

    とにかく走るのが好きなんだろう

  • 27二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:35:22

    シンボリクリスエス

    Mr有馬記念

    有馬記念2連覇
    1回目の有馬記念は大逆転勝利
    2回目の有馬記念は圧倒的9馬身勝ち

    引退後、同じ引退したディープインパクトとなかよしな動画で有名になる

  • 28二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:36:53

    >>26

    ディープ「でも一人で先頭走るのはイヤ」


    誰かと並んで走りたい系競走馬

    …君ホントにSSの血引いてる?

  • 29二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:39:36

    ナリタトップロード

    内国産馬の父を持ち、超良血アドマイヤベガと共にクラシックで2強を繰り広げると期待される。そこに現れたのが当時は伏兵だったテイエムオペラオー。一冠目を奪取される。ダービーはオペラオーには先着するもののアドマイヤベガに差され二着。三冠目の菊花賞で遂に一着に輝いた。この後有馬に出るも中山×の影響もあり7着。来年に期待が寄せられた。が、その年はお馴染みグランドスラム。ボコられまくり年内未勝利に。
    でもそこでは終わらず次の年の阪神大賞典でレコードを記録するなど実力を証明。その後も王朝の落日を余所目に新鋭の馬たちに対しGIIで勝ち続け、自身の、ひいては世代の強さを証明した。最後は苦手な中山の有馬記念で4着に奮闘して引退した。
    どうしても当時低く見られがちだった99年世代の強さを証明した優駿であるが、重馬場が苦手で梅雨の時期である宝塚記念を回避し続けたのに回避した年は全部晴れていたり、天皇賞春三年連続三着という記録を残したり(特に2001年天皇賞春の1着オペ二着ドトウ三着トプロの並びは芸術的)とネタ要素も事欠かない馬だった。
    ちなみに彼の父親もその産駒も気性難の傾向があったが、彼は素直な性格だったという。

  • 30二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:42:25

    >>29

    リュージとオペはよく言われるけど、トプロくんも新人騎手で面白い世代だよね

  • 31二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:43:45

    モーリス

    日本のマイル最強はこいつかタイキシャトルかくらいのやつ

    日本と香港のマイルG1を制覇した怪物

  • 32二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:45:55

    >>27

    Mr.秋天の称号も持ってそう

  • 33二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:47:06

    ディープスカイ
    アグネスタキオン産駒の牡馬最高傑作
    NHKマイルC→日本ダービーの変則二冠馬
    ウオッカとダスカの「大接戦ドゴーン」で2頭の間に挟まろうとしてた馬。「新旧ダービーの対決!」の新ダービー馬の方はこの馬。
    サラブレッドにしてはおっとりとした性格だったとのこと。
    今年で種牡馬を引退し、ナイスネイチャのバースデードネーションで受け入れられる。

  • 34二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:52:04

    「最強の戦士」シンザン
    戦後初の三冠馬であり古馬戦線で宝塚記念、天皇賞(秋)、有馬記念等当時あった国内の大レース全て制した名馬
    戦績も完璧でオープン特別に見習いの減量騎手を乗せて負けたりしてたけど絶対に勝たなければならないレースでは必ず勝っていて生涯戦績は19戦15勝うち2着4回の日本中央競馬の最大連対記録持ちという規格外
    種牡馬としても多くの重賞馬を輩出し、更には当時のサラブレッドの日本最長寿記録まで打ち立て、ホースマンの間では「シンザンを越えろ」が合言葉として受け継がれていったというまさしく名馬中の名馬
    主なエピソードとして当初はあまり良いとは言えない馬体に調教時のボサっとした態度等から期待されず適当な空き馬房に入れられる始末だったのだが厩務員と主戦騎手は評価しており、特に主戦騎手の栗田勝氏(数少ないクラシック競走全制覇騎手の一人)は「これはコダマ(二冠馬)よりも凄いかもしれない」と調教で跨った後言ったそうな

  • 35二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:52:42

    サクラスターオー

    父サクラショウリ母サクラスマイルのサクラ系のエリート

    「菊の季節にサクラが満開!!菊の季節にサクラ!!サクラスターオーです!!」

  • 36二次元好きの匿名さん21/10/13(水) 23:55:58

    https://dic.nicovideo.jp/t/a/シルクジャスティス

    シルクジャスティス

    コイツは強くなると言われたが性格難でサボり癖、走る姿はクソッタレと散々の評価だったがある馬と会い彼は変わり始める。

    しかし最後は、、、。

  • 37二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:02:18

    キョウエイプロミス
    ジャパンカップで第1回、第2回と日本馬がボコボコにされてきた中、第3回に脚部不安を押して出場。
    スタネーラとの激しい叩き合いの末2着、そのままレース中の怪我により引退。10番人気だったが、日本馬が世界とも戦えることを示した。
    翌年に同じく10番人気のカツラギエースが日本馬としてジャパンカップを初めて制するまで完璧過ぎる流れ。

  • 38二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:06:28

    オフサイドトラップ

    スズカが事故を起こしたレースの勝利者(ウマ娘だとエルコンドルパサーになった、馬主同じなのに)
    なかなか壮絶な経歴の持ち主で沈黙の日曜日時は7歳という高齢だったり、マックイーンとか数多の馬を引退に追い込んだ屈腱炎を三回も発症しておりその度復帰したりしてる
    好走はそれなりにしてたけど高齢になってもG1を取れず、引退を考えられたけどし出走し、スズカが事故ったことでステイゴールドを抜かして悲願のG1取ったけど
    世間からの評判は悲劇の面しかピックアップされず勝利者のことすっかり忘れられたりしたり火事場泥棒扱いだったりと色々不憫な扱いだった
    その年の有馬で引退してる

  • 39二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:11:44

    >>38

    たしか屈腱炎から回復して秋天に勝ったのでスズカの割を食ってるウマって聞いたことありますね。

    あと鞍上苦難の果てにG1とれたことががうれしくて相当無神経なこと言ったせいで叩かれたって話も聞きましたし、不憫な馬です。

  • 40二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:13:47

    カルストンライトオ

    1200mですら長いと言われるレベルのスプリンター
    持っているスピードは一級品で、特に新潟のアイビスSDでのレコードはいまだに破られていない
    また道悪にも強くスプリンターズSは後続が足を取られる中で4馬身差つけて快勝している

    右にヨレまくる癖があり、特に2004年のアイビスSDでの内枠から外埒に向けての大斜行っぷりは笑えるレベル

  • 41二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:26:31

    >>38

    オフサイドトラップさんはウマ娘なれそうなのにね

  • 42二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:33:36

    「貴婦人」ジェンティルドンナ
    七冠馬ディープインパクトを父に持ち、牝牡で違うけど史上初の親子で三冠を達成した牝馬。
    ウマ娘だとゴルシの同期、2012年クラシック世代。
    史上四頭目の牝馬三冠、史上初のジャパンカップ連覇、海外G1を含むG1レース7勝、牝馬としては史上唯一のJRA主要4馬場(府中・中山・阪神・京都)全てでの芝G1勝利(+ドバイ)を成し遂げ、2度の年度代表馬、顕彰馬入りなど輝かしい功績を残した。

    乗り替わりが多かったが騎手に従順な性格で4人を背中にG1を勝っている。
    従順すぎて操縦性が凄まじかったのと競り合いに怯まない勇敢な性格だったので騎手の荒っぽい指示もこなしてしまい、オルフェーヴルやゴールドシップへのタックル、ドバイシーマクラシックでの横っ飛びなど「ほんとに牝馬か?」と言われていた。

  • 43二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:41:43

    🐴の凄かったところ集 少し長くなるぞ(不動明王トレーナー)
    ・セリでは当時ハーツクライ産駒の価値が未知数だったりハーツクライ同様に両脚が外向(ガニ股)だったりしため「走らない」「金を積まれても買わない」と他の馬主に酷評されていたところ大和屋暁氏が購入。後の世界レート1位馬である
    ・国内20戦中12戦で上がり最速を記録
    ・覚醒前の3歳時点(2012年)で古馬戦線の毎日王冠に挑みクビ差2着(1着も当時3歳のカレンブラックヒル、当時G1含め無敗の5連勝)
    ・古馬戦線で格上に揉まれたり同厩舎のゴルシと友情トレーニングを積み重ねた結果、4歳時(2013年)の毎日王冠を前に馬体が生長し覚醒、毎日王冠ではエイシンフラッシュの2着(1/2馬身差)に留まるも続く天皇賞秋にてエイシンフラッシュや世代最強格の三冠牝馬ジェンティルドンナ相手に一頭だけレベルの違う末脚を使い圧勝
    ・この天皇賞秋、ジャスタウェイ自身は獲得賞金の関係上出走馬決定順20番目と除外対象となっていたが、直前に数頭(ゴルシ含む)が出走を取り消したことにより辛うじて出走が叶った。ありがとうゴルシ
    ・2013年末は疲れが出たので休養、翌年2014年に中山記念をステップレースにしてドバイデューティーフリー(現ドバイターフ)に出走。中山記念は先行のジャスタウェイで快勝
    ・ドバイデューティーフリーでは2着に6と1/4馬身離してレコードを2秒以上更新して圧勝。他の馬が弱かったわけではなく寧ろ強豪揃いだった(2着でもレコード。13頭中11着だったThe Fugueも次走のアスコット競馬場芝1990mのプリンスオブウェールズステークスでレコード勝ちした)
    ・前述の天皇賞秋およびドバイデューティーフリーには日本の逃げ馬トウケイヘイロー(鞍上武豊)がハイペースを作ってジャスタウェイがそのバフを受けつつ尋常ならざる末脚で無双する勝ち方だった。だが次走の安田記念にはトウケイヘイローは出走せず、なおかつ海外渡航後の疲れと共に不良馬場や他馬による徹底マークという逆境の極致だった。勝つんですけどね

  • 44二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:42:48

    【続き】
    ・ドバイDFの次走・安田記念では全17頭中10頭が生涯にマイルG1で勝っているマイル強者が集った。当然海外マイルG1で無双したジャスタウェイは1番人気でマークされ、最終直線まで出られず、穴馬のグランプリボスが1頭抜け出る。これをシングレの秋天オグリパイセンの如く驚異的な末脚で追い込みハナ差で勝利する。はっきり言って負け確の展開で勝ったのである。最終直線でジャスタウェイの騎手はグランプリボスの騎手から肘打ちを喰らうものの耐え、ジャスタウェイの首の上げ下げを極限まで抑えることで勝ちをもぎ取った。グランプリボスがゴール前でヨレたのも勝因といえる。
    ・ちなみに安田記念を1番人気で制した馬はジャスタウェイ以来現れていない。モーリスやアーモンドアイ、グランアレグリア然りである。安田記念は荒れやすい。過去にはタイキシャトル、ウオッカ、ロードカナロアが1番人気で制している
    ・某爆弾の名を受け継いだジャスタウェイだが、現役終盤は冗談ではなく脚に爆弾を抱えていた。恐らく安田記念で死力を尽くしたのと後のローテが影響したと思われる。
    ・その後オーナーの意向もあり凱旋門賞(芝2400m)に派遣される(国内で秋天連覇やマイルCSを狙ったり海外渡航で芝2000m英・愛チャンピオンステークスを目指したりして年度代表馬を獲りに行く方が良かったと思うのは私だけでしょうか)。ウルトラ重馬場や他馬のマークもありTreveの8着。
    ・帰国後はジャパンカップに直行。乱心かと思われたがエピファネイアの2着と割と好走した。この時のエピファネイアは強かったがジャスタウェイも2000m止まりではないことを示した。ちなみに凱旋門賞からジャパンカップに直行して2着以上になったのはディープインパクトとオルフェーヴルのみである
    ・オーナー「ジャパンカップをラストランにしようと思っていたら表明し忘れていたので有馬記念をラストランにします」🐴「え」
    迎えたラストラン・有馬記念。全16頭中9頭がG1馬、残りもウインバリアシオン等G2で勝ったりG1で連対しまくったりと早々たる面子だった。結果はジェンティルドンナの4着、もっと早めに仕掛けていたら勝っていたという声が多い。もし勝っていたらオグリキャップやトウカイテイオーのG14勝の会の仲間入りだった

  • 45二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:43:02

    掲示板全体で芦毛狂の印象が強い馬ですが実力も歩んできた道のりも数々のエピソードも紛う事無き名馬です 今後の産駒の活躍とサイゲさんの企画進行に期待しています

  • 46二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:51:25

    >>30

    でもこのドトウ、少し泣いてます…

  • 47二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 00:53:29

    >>46

    ヤスヤスはなぁ…下手したらタヴァラ以上にタブー扱いされてるかもしれん

  • 48二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:20:55

    レインボーアンバー


    1988年秋デビュー

    初勝利の未勝利戦、2勝目の条件戦は共にダートだが、重賞初挑戦は芝の共同通信杯(GⅢ)で5番人気ながら2着

    その安定した成績もあり弥生賞では2番人気に推された

    ……とここまでだとよくいる有望株だが、レインボーアンバーの真髄はこの弥生賞で発揮される

    「田んぼ馬場」「やや芝」と揶揄されるほどの極悪不良馬場に、1番人気サクラホクトオーが対応できずズルズル後退したり、コーナーで滑って外ラチめがけて逸走する馬が現れたりする中、レインボーアンバーは後に「水かき付きの馬」と呼ばれるほどパワフルに疾走

    2着に1秒7の差を付け大差で勝利する

    皐月賞も期待されたが裂蹄により直前で回避、ダービーも回避する

    秋は京都新聞杯5着、本番菊花賞ではバンブービギンの2着に入るなど、良馬場でも実力を示した

    古馬になってからの活躍も期待されたが故障のため結果的に菊花賞がラストランとなってしまう


    そして20年以上が経ち、レインボーアンバーの夢と水かきを継いだ馬こそ、レインボーアンバーの子の子の子、サトノダイヤモンドの同期レインボーラインである

    レインボーラインも奇しくも菊花賞は2着だった

    レインボーラインはその後、キタサンブラックに幾度となく敗れながらも走り続け、最後は自らの競走能力喪失と引き換えに天皇賞春を制覇した

    レインボーラインの競走馬生はどこか、レインボーアンバーの夢の続きのようでもある


    雨の鬼 レインボーアンバー


  • 49二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 01:29:43

    >>42

    ウワー!ムキムキ!!

    でもママになったドンナネキはだいぶ筋肉落ちてて女の子だなって思ったよ

  • 50二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 08:28:01

    これは良スレ

  • 51二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 09:09:22

    【高知総大将】グランシュヴァリエ
    ハルウララが高知競馬を救った、と言われるのはウマ娘ファンなら知ってるかもしれないが、実は真の意味で救ったのはこの馬かもしれない。
    名前の意味は【偉大な騎士】
    母父マルゼンスキー

    元は中央所属だが主な勝ち鞍は1勝クラス……アプリで言うPre-OPレベルのモブキャラでしかも屈腱炎という数多の名馬が引退した難病を発症
    ここで高知競馬に移籍──だが既に高知はハルウララと稼いだ金も遂に尽きかけていた
    金も客も無いから来る馬も弱い、という高知にやってきた中央馬
    しかも弱いからじゃなくて病気で泣く泣くやってきたグランシュヴァリエを高知スタッフは全力治療

    移籍初戦の報知オールスターカップでは地方で億を稼ぐような強豪に混じって2着
    以後グランシュヴァリエは全国に遠征、出馬表には「グランシュヴァリエ【高知】」と記載され、実況で「高知代表のグランシュヴァリエ」とよばれ続けた
    そして遂にはマイルチャンピオンシップ南部杯(G1)で中央のガチメンバー相手に奮闘、3着になる

    その後もレースを繰り返すして高知競馬の営業成績が徐々に回復するものの、グランシュヴァリエは加齢により10歳で引退
    通算成績74戦17勝

    「強い馬が強い勝ち方をすることに競馬の真の面白さがあると僕は思っています」
    かつてのハルウララ狂想曲時代、武豊が語った競馬の面白を【高知総大将】は遂に成し遂げた

  • 52二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 09:33:03

    サンドピアリス
    父はオグリキャップより前にアイドルホースとして活躍したハイセイコー
    ダートの900万下(現在の2勝クラス)で惨敗していたのだが、陣営の方針で急遽G1のエリザベス女王杯に出走
    当然、馬券人気は最低で誰もが勝てないと予想していたのだが、予想外の激走を見せ何と1着に

    単勝配当は43060円、複勝でも7670円の大波乱
    3連単があれば億馬券になったかもしれないとか
    (1着20番人気→2着10番人気→3着14番人気)

    杉本清さんの「しかしびっくりだ!これはゼッケン番号6番サンドピアリスに間違いない!」のフレーズと共に【競馬に絶対はない】事を証明した。

  • 53二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 09:54:29

    ハーツクライ
    ジャスタウェイの父親、またディープインパクトに国内で唯一土を付けた馬として有名

    デビュー後暫くは典型的な善戦マンだったところ、ディープブームでごった返す有馬記念でまさかの下克上
    しかし多くの観衆は勝ったハーツに目もくれずディープの強さ議論、また追い込みのディープ不利な展開だった点を指摘される等不遇な時期が続くが次走のドバイSCを完勝しフロックでないことを証明した

    その後英国のキングジョージ・クイーンエリザベスステークスに出走、当時世界最強クラスのハリケーンラン・エレクトロキューショニストの二頭相手に激闘を繰り広げるも3着で敗れる
    しかしこのレースが正に「死」闘になりハリケーンランは以後急速に衰え引退、エレクトロは帰国後心臓麻痺で死去、ハーツ自身も喘鳴症にかかりジャパンカップでディープのリベンジを許し引退となる

    以後は種牡馬としてジャスタウェイ、リスグラシューを始め多くの重賞・G1勝利馬を輩出しディープやステイゴールドに次ぐ名種牡馬として競馬史に再度名を刻む
    今年で種牡馬も引退し以後功労馬として余生を過ごす予定

  • 54二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 10:01:37

    オサイチジョージ

    89年クラシック世代唯一の古馬G1勝ち馬
    88年秋にデビューし3戦目で勝つものの脚部不安で長期休養を余儀なくされる
    89年の皐月賞を過ぎたあたりから復帰し中日スポーツ杯4歳ステークスで重賞初制覇
    夏を越した後、神戸新聞杯を制しクラシックの有力馬の1頭として名を上げる
    だが菊花賞では主戦騎手の丸山が鞍上にいない事も影響したか12着に惨敗してしまう
    翌年90年の京都金杯、続く中京記念も制覇し重賞を連勝
    産経大阪杯では平成3強の一角であるスーパークリークに挑み2着、安田記念ではオグリキャップの3着と善戦
    そして宝塚記念では良馬場発表ながら当日は荒れていた馬場をうまく利用しイナリワンとオグリキャップに勝利する
    しかも2着のオグリキャップとは3馬身半も差をつけての快勝だった
    しかしこの宝塚以降は燃え尽きてしまったのか一度も勝てなくなってしまった
    有馬記念では必死の粘り込みを図って4着と好走し90年の賞金王となるも1着のオグリキャップの奇跡の前に霞んでしまう事に……
    91年の日経新春杯以降は再び脚部不安に悩まされ、その後は惨敗続きとなり有馬記念での8着を最後に引退した

    通算成績23戦8勝
    宝塚記念までは15戦で8勝、13連対という好成績を収めたオサイチジョージ
    あの宝塚記念で己の全てを燃やし尽くした……そう言ってもいい競走馬であった

  • 55二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 10:04:08

    サンドピアリスが勝った時の1番人気がシャダイカグラ
    大外が致命的に不利な当時の桜花賞で出遅れ伝説したのが有名
    エリザベス女王杯でもレース中に繋靱帯断裂の大怪我してジョッキーも止めようとしたんだけど
    それでも転倒せずレースも辞めず走り抜いた我慢強いお嬢さん

  • 56二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 12:38:02

    今出た中だとウマ娘になれそうなのっているんすか?

  • 57二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 12:39:28

    >>56

    馬主の許可的には今ウマ娘になってるのと同じ冠名は可能性は高いよ

  • 58二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 14:57:27

    ウインブライト

    太眉がチャームポイント。


    G1馬が3頭いる18年中山記念、G1馬が5頭いる19年中山記念を勝った、中山巧者と言うより中山の鬼

    本格化した19年はシャティン競馬場2000m競走を海外馬として始めて春秋連覇した。

    しかも、春は2分台が当たり前のシャティン2000mを1分58秒台とかいうスーパーレコード、秋は出遅れでレースレコード更新と言うおまけ付きで。

    その上、そのスーパーレコードもゴール前ガッツポーズと言う、ネタまみれの勝ち方。こいつは中山の鬼ではなく、香港の魔王だった。


    20年は騎手の乗り替わりで中山記念3連覇はならなかったが、引退レースの20年香港カップは、鞍上も戻ってきて2着と貫禄を見せた。


    天/皇/陛下御在位30年慶祝競走で父ステイゴールドに産駒重賞100勝メモリアルをプレゼントしたり、ウインレーシングに初の海外G1勝利を捧げたりしている。

    ウインレーシングクラブのトップページがこの子だったり、引退時にはA super horse. と称えられたり、香港G1のCMではレース映像が使われたりと、完全に名馬である。


    GIF(Animated) / 2.76MB / 7300ms

  • 59二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 15:04:22

    コピペ?
    なんか読みづらい紹介ばっかりだな

  • 60二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 16:04:14

    競馬おじさんは早口オタク多いからしゃーない

  • 61二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 16:05:50

    熱量が感じられて好きよ

  • 62二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 20:43:06

    素人の文章に読みやすさを求めるんじゃねー

  • 63二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21:07:33

    読みやすくて好き
    ニコニコ大百科の競馬好きおじさんが書いたんだろうなって記事に似てる

  • 64二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21:18:49

    >>38

    引退後は無事牧場で余生を過ごしたり、周囲のあれこれはともかく幸せだったと思う

    あのG1勝てなければまた違う道を進んでたろうし、あの悲劇で唯一救いを感じられるエピソードだわ

  • 65二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21:39:20

    このレスは削除されています

  • 66二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21:51:32

    メジロラモーヌ

    史上初の三冠牝馬を達成した名馬

    桜花賞、オークスともに好位からあっさり抜け出し最後まで他の追随を許さない走りは美しいの一言

    最後のエリザベス女王杯は7割の出来だったが、それでも追撃をしのぎ見事三冠を達成した。

    ちなみにこの頃は秋華賞がなく、三冠目はエリ女が該当した

    次の三冠牝馬は17年後のスティルインラブで、エリ女含めての三冠はラモーヌだけ

    さらにトライアル競争も全て勝ち切った完全三冠は史上唯一の偉業となっている

    繁殖の関係でクラシック当年に引退が決まり、最後の有馬に出走

    だが途中他馬とあわや衝突というトラブルがあり、その不利もあって残念ながら9着となる

    鞍上の河内騎手(オグリキャップ、サッカーボーイ騎乗)はこの馬を非常に高く評価し、1999年のインタビューでは最強馬としてラモーヌを挙げている

    産駒であまり活躍した馬は出なかったが、メジロライアンとの産駒の血統を引くグローリーヴェイズが2019年の香港ヴァーズ(G1)を制覇

    メジロの血統を再び世に知らしめた

    The WINNER 2012年 JRA CM 桜花賞 メジロラモーヌ


  • 67二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 22:07:55

    キーストン(1962年生まれ)
    一言で言えばライスやスズカの先輩
    逃げ馬

    生まれてからデビューまではすごーく地味らしく、何の特徴もないと言われていたとか
    ところがデビュー直前からガンガン成長、結局3歳(現2歳)で5戦して全勝、レコード勝ち3回、2着に着けた差は合計30馬身半。地味?

    相棒の山本騎手とそんな感じで勝ちまくり、弥生賞も勝って初重賞も騎手にプレゼント
    ところが皐月賞で騎乗ミスやら調整失敗やらで敗北
    山本騎手はショックで「もう騎手辞めて田舎に帰るモン!」となり、馬主は「お前キーストン降りろ」状態
    しかしアレコレ有ってそのままキーストンの騎手は続行
    ダービーを勝つことが出来た
    その後も勝ったり負けたりしつつ怪我をしたので旧6歳(現5歳、アプリなら4年目=シニア2年目)に復帰したが……

    復帰の阪神大賞典
    第4コーナーを回った最終直線
    キーストンは左前足を完全脱臼して崩れ落ちた
    誰が見ても予後不良
    相棒の山本騎手は投げ出されて脳震盪で意識朦朧となっていたが──

    😖 🐴💦≡≡≡

    なんとキーストンは残った3本の足で山本騎手の所まで行き、気遣うように顔を寄せた
    これにはいつも民度がどうこう言われる競馬おじさん達も絶句、アナウンサーは涙声で実況していた
    山本騎手はひたすらキーストンに泣きながら謝り、手綱を職員に渡した──その後の記憶は無いらしい──馬運車にて安楽死処分

    山本騎手は37歳で騎手を引退
    調教師に転身後は数々のG1馬を手掛けるもキーストンにしか思い出がないそうだ

    ウマ娘世界なら2人は最後まで一緒にいられただろうか?

  • 68二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 22:29:27

    >>58

    騎手あまり知らなかった頃、ジャパンワールドカップのギンシャリボーイの鞍上として松岡騎手のこと知ったんだ

    あのトンデモ作品の中で松岡騎手だけは実在するし現実のギンシャリに当たる相棒が今いるんだよってさ

    無事完治してウインブライトの産駒に乗れるようになってほしいな…

  • 69二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 04:42:27

    このレスは削除されています

  • 70二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 04:45:24

    【流星の貴公子】テンポイント
    美しい栗毛の馬体と特徴的な流星からこの通り名がついた、競馬史上屈指のアイドルホース。マルゼンスキーの1歳年上。
    伝染病にかかったとして殺処分命令が出されたが誤診と見抜いた関係者により密かに名前を変えて匿われた馬を祖母(母の母)に持つという、生まれる前から数奇な運命の下にあった。
    最大の宿敵「天馬」トウショウボーイ(ミスターシービーの父)と数々の激戦を繰り広げ、そこに割って入った「緑の刺客」グリーングラス(グラスワンダーの冠名の由来)と共に後年TTGと呼ばれる三強を形成し一時代を築く。トウショウボーイの引退レースである77年有馬記念ではスタート直後からマッチレースを展開、最後にして最初の完全勝利を手にする。
    翌年には海外遠征を予定、その前に地元関西のファンの前でもう一度走ろうと出走した日経新春杯のレース中に故障。獣医からは即安楽死を勧められたが、馬主は成功率数%の手術に踏み切る。その結果助かった…かに思われたが再び状態が悪化し死去。故障から43日間の壮絶な闘病生活の記録は競走馬のみならず奇蹄目全般の医療技術向上に寄与したとされ、またこれを機に極端なレース斤量の見直しが行われた。
    自らの子を残すことはできなかったが、もしかしたらそれよりも多くの命を救い、繋ぎ、紡ぎ続けることができたかもしれない。そんな歴史を大きく変えた名馬です。

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