メジロドーベルのトレーナーを救う話(SS)

  • 1二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:17:42
  • 2二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:21:43

    同じ作者の方で?

  • 3二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:24:13

    けたたましく鳴る目覚まし時計の音に、意識を叩き起こされる。

    「夢……か……」

    随分と長い夢を見ていた。朧気ながら残る夢の記憶は、悪夢と言って差し支えのないものだ。身体中から吹き出た汗で、パジャマはぐっしょりと濡れていた。

  • 4二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:24:29

    >>2

    ごめんなさい

    違います

  • 5二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:25:01

    >>4

    承知した

    期待してまっす

  • 6二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:26:20

    確かによくできた素晴らしい文章だけど臓腑にずしんと来たからスレ主の気持ちわかるよ

  • 7二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:31:36

    震える手で目覚まし時計に手を伸ばそうとしたが、届く前に横から伸びた手がその音を止めた。

    「大丈夫デスか? すっごくうなされてました……」

    心配そうに覗き込んで来るのは、明朗なウマ娘の顔。マイラーとして名を馳せるタイキシャトルだ。

  • 8スレ主21/10/14(木) 13:32:13

    タイキのエミュむっずい!!!!

  • 9二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:32:36

    頼む、彼を救ってくれ(切実)
    普通のトレーナーでも幸せになっても良いはずだ

  • 10二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:33:03

    タイキ!?

  • 11二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:43:29

    タイキシャトル!?

  • 12二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:44:54

    ドーベルのトレーナーを救う(ドーベルを救うとは言ってない)

  • 13二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 13:48:13

    「え……と……」

    どこまでが現実で、どこからが夢だったか。起き抜けで記憶が混濁していて、判別がつかない。
    地方のトレセンに行くなんて嘘をついて、事務仕事について、拒絶されたことを数年間引き摺っていて、メジロドーベルと再会して……

    「……あ」

    そこでようやく思考が晴れる。

    「大丈夫。ちょっと……悪い夢を見ただけ」

    同室のタイキシャトルに心配をかけないよう、メジロドーベルはそう言って笑った。

  • 14二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 14:08:34

    全部、鮮明に思い出した。

    三人のナンパ男をトレーナーが追い払ってくれたのが、昨日のことだ。怯えるアタシを庇って、守ってくれた。

    「なのに……アタシは……」

    彼を拒絶した。近付かないで、と。自分がどれだけ酷いことをしたのか、もうわかっている。

    それから、トレーナーが代わるということを聞かされた。上からの命令で、地方のトレセンに行くと。

    あまりにも突然のことだった。

    その夜、彼がどんな気持ちでそれを口にしたのか、彼は、これからどうするのか。アタシは、これからどうなるのか……そう考えているうちに眠ってしまったらしい。

    それは、あんな悪夢も見るというものだ。

  • 15二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 15:18:26

    そっち視点か!

  • 16二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 18:00:56

    俺は待ち続けるぜ

  • 17二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21:32:27

    彼の視点で、彼のこの先数年を夢に見た。

    そのせいで、タイキシャトルに声をかけられるまで、自分がメジロドーベルだという実感が持てずにいた。

    そして、彼の視点で見た『私』……数年後のメジロドーベルは、ありえたかもしれない──否。これからありえるかもしれない『アタシ』だ。

    そう考えると、胸がムカムカした。彼をあれだけ傷付けておきながら、一人だけのうのうと幸せになる。そんな『私』に、『アタシ』はなりたくない。

    これがただの悪夢で終わるのか、正夢になるのかはわからない。

    夢で彼は随分と引き摺っていたが、アタシのことなんかそう重く考えていないかもしれない。
    数ヶ月もすれば、ケロッと忘れてしまえるかもしれない。自分が彼の中でそれだけの比重を占めているなんて、思い上がりも甚だしいかもしれない。

    「……アタシは……」

  • 18二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21:33:23

    さぁどうなる…。

  • 19二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21:42:42

    その日は、授業中もぼんやりしてしまった。
    何も手につかない。

    見かねた先生が保健室に連れて行ってくれたが、体には異常なし。当然だ、問題があるのはアタシの心なのだから。
    ベッドに寝かされたが、どうにも眠れなかった。眠ってしまえば、またあの夢を見るのではないかと。

    「…………」

    昨日のことを思い出す。夢の中では咄嗟の嘘としていたが、本当に地方のトレセンに行くのだろうか。本当に、上からそんな命令が下ったのだろうか。

    「……だって、そんなのおかしい」

  • 20二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 21:51:06

    アタシはG1勝利バで、彼はそのトレーナーだ。いくら新人と言っても、その腕は確か。わざわざ手放す理由はない、はずだ。

    中央トレセン学園に入学できるのはほんのひと握り。さらにその中でG1勝利という結果を残せるのは上澄みも上澄みだ。
    アタシは、メジロの名を持って生まれた。だから、結果を残すのは義務と言ってもいい。それでも、実際に勝利を収めた時は喜びに打ち震えたものだ。

    ……その喜びをトレーナーと分かち合うことは、しなかったが。

  • 21二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 22:21:52

    だからもう一度彼と会ったら、問い質すつもりでいた。それは本当のことなのかと。

    けれど。

    授業が終わり、いつものトレーニングの時間になっても、彼はグラウンドに現れなかった。
    トレーナー室にも行ったが、彼の姿はなかった。

    その日は一人でトレーニングをこなした。いつものメニューだ。
    体を動かしているうちは、色々なことを忘れられる。それに、彼もあとから少し遅れて来るかもしれない。

    結局、トレーニングを終えても彼は来なかった。

  • 22二次元好きの匿名さん21/10/14(木) 23:02:39

    グラウンドの利用時間ギリギリまで走っていたので、辺りはすっかり暗くなっていた。
    自室に戻ると、すぐさまベッドに倒れ込んだ。その様子を、タイキシャトルが心配そうに見つめていた。

    「ドーベル、すっごく疲れた顔してマス……本当に、大丈夫デスか?」

    その瞳にメジロドーベルは射すくめられた。彼女には、どうにも隠し事ができない。

    「大丈夫……じゃ、ないかも。……話、聞いてくれる?」

    「ハイ! もちろんデース!」

  • 23二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 08:13:06

    これ間に合うか...?

  • 24二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 17:47:30

    ほす

  • 25スレ主21/10/15(金) 17:54:35

    保守ありがとう
    ちょっと今日は書けそうにない

  • 26二次元好きの匿名さん21/10/15(金) 21:16:29

    続きが楽しみなので保守

  • 27二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 00:21:01

    ほす

  • 28二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 07:17:57

    保守

  • 29二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 11:00:53

    保守

  • 30二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 16:13:52

    保守

  • 31二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 21:41:46

    保守

  • 32二次元好きの匿名さん21/10/16(土) 22:52:08

    保守

  • 33二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 04:20:05

    ぽつぽつと、昨日あったことを話し始める。それから、今朝見た夢のことも。
    夢と現実がごっちゃになりかけてて整理しながら話すのに手こずったけれど、タイキシャトルはそれを真剣に聞いてくれていた。

    何とか話し終えて──

    「トレーナーさんと、離れたくないんデスね?」

    「そっ、う……なのかな。よく……わからない」

    自分のキモチがわからない。本当に心の底から離れたくないのか、それともあんな夢を見てしまったから一時的にそう考えているだけなのか。

  • 34二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 04:32:15

    「アタシ、は……」

    彼のことを考える。ただ悪い夢を見ただけということで彼を引き止めて、その先彼とアタシは上手くやっていけるのだろうか。

    「わからない。わからないよ……」

    「このまま離れ離れになっても、いいんですカ?」

    「それは、よくない……けど」

    なんにしても、そうだ。しこりを残したままでは、どの道よくないことになる。例え道を違えるとしても、禍根は残さず別れるべきだ。

    そう思って、顔をあげる。その顔を見たタイキシャトルはパッと笑顔になって、メジロドーベルの手を掴んだ。

    「なら、行動あるのみ! デース!」

  • 35二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 05:02:55

    「え……と……」

    メジロドーベルはタイキシャトルに引っ張られて、理事長室までやってきていた。
    今は、理事長秘書の駿川たづなと対面している。ちなみにタイキシャトルは、ここまで連れてきてすぐに退散した。

    「それで、どういったご要件ですか?」

    「あの……アタシの、トレーナーのことで」

    その言葉を聞いた途端、たづなさんの表情がキュッと硬くなった。いつもの柔らかな印象ではなく、どこまでも真剣な顔で。

  • 36二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 05:16:07

    「地方のトレセンに行くって聞きました。……上からの命令だって」

    易々と信じられる話ではない。それに、もし本当だとしても、G1勝利バであるアタシがかけあえば、その命令を撤回させるだけの影響力はあるはずだ。

    「誰から、そんなことを?」

    「トレーナーさんから、です。本当なんですか?」

    「いえ。そんなことは……ですが」

    たづなさんは一瞬言い淀んだ後、真っ直ぐにアタシの目を見て、こう言った。

    「……彼から相談は受けました。トレセン学園を辞めたい、と」

  • 37二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 05:36:13

    「新しく女性のベテラントレーナーが付くことも決まってるって、そう言ってました」

    「いえ。これから探すつもりだと」

    咄嗟に嘘を言って、新しくトレーナーを探して、それから辞めていく。
    ここまで、夢と同じだ。

    「それで、たづなさんはなんて」

    「まずはちゃんと話し合うべき、と言ったのですが……」

    「……そうですか」

  • 38二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 07:37:55

    頼む!続いてくれ!

  • 39二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:06:37

    ん?あれこの世界目覚まし時計ないはずじゃ...

  • 40二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:12:24

    間に合え、間に合え!

  • 41二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:28:32

    >>39

    あのスレにはなかっただけでこのスレにはあるんですよ

    たぶん

  • 42二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 12:58:30

    いいぞ、いいぞ、がんばっれ

  • 43二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 19:11:49

    保守

  • 44二次元好きの匿名さん21/10/17(日) 23:20:11

    保守

  • 45二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 01:00:40

    保守

  • 46二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 11:00:30

    なんとかなれ!

  • 47二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 17:06:20

    保守

  • 48二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 17:23:25

    なんとかなれ!

  • 49二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 22:20:10

    保守

  • 50二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 23:25:45

    なんとかなれ!

  • 51二次元好きの匿名さん21/10/18(月) 23:30:32

    がんばっれ!

  • 52二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 10:38:20

    ほしゅ

  • 53二次元好きの匿名さん21/10/19(火) 18:45:44

    保守

  • 54二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 00:04:11

    うぉおおおお!

  • 55二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 08:28:02

    保守

  • 56二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 14:03:06

    保守
    この世界ではぜひ救われてほしい

  • 57二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 14:03:41

    保守

  • 58スレ主21/10/20(水) 18:44:32

    今日の日付が変わるくらいに書いていくよ

  • 59二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:47:23

    なんていうか、あれはあれで完成されてるんだけど、あれでどーベルは幸せにはなれないと思うんだ
    いくらいい人と結婚しても
    現実は無情だとか、切ない話を書きたいのも分かるけど、救いはあっても良いと思うんだ
    イフが許されたゲームなんだし

  • 60二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:48:18

    待ってた!!

  • 61二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:48:46

    救われない世界があるなら救われた世界があってもいいと思うの

  • 62二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:22:05

    「話し合いたかったのに、今日は一日会えなくて。いつもいるはずの、トレーナー室にも……」

    「ちなみに、連絡先などは交換してたり……?」

    「して、ないです。アタシから歩み寄っていれば、違ったんでしょうけど」

    「……」

    沈黙。気まずい空気が流れる。
    それを打ち破るかのように、大きな音を立てて扉が開かれた。

    「失礼ッ! 話は聞いていたッ!」

  • 63二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:22:37

    きた!!!

  • 64二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 10:09:45

    保守

  • 65スレ主21/10/21(木) 11:19:50

    すまん寝落ちした
    12時くらいから書いてく

  • 66二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 11:22:20

    お待ちしてます!

  • 67二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 13:49:25

    「憂慮ッ! このままではイカン! 彼は辞める意志を固めてしまうだろう!」

    「ですが、連絡先も交換してないそうですし、彼も今日一日学園に来てないみたいで。場合によっては、このまま……」

    辞めるための正式な手続きをするなら、学園に来るだろう。逆に言えば、その時までもう学園に来ないという可能性すらある。

    「ならばッ! 直接会って話をするべきだ! たづな、彼の住所は?」

    「ええっ!? データベースにあるにはありますが……個人情報ですよ!?」

    「承知ッ! しかし、ここは仕方あるまい!」

    「……わかりました。少し待っていてください」

  • 68二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 14:10:38

    たづなはスラスラと手頃な紙にトレーナーの住所をメモすると、それを畳んでメジロドーベルに手渡した。

    「今日はもう遅いですから、明日にでも行ってみてください」

    「……はい。ありがとうございます」

    渡された紙を見る。ここからならそう遠くはなさそうだ。徒歩なら一時間、走ればもっと早く着く。

    寮の自室に戻ると、タイキシャトルがそれを出迎えた。

    「おかえりなさい! どうでシタ?」

    「住所を、教えて貰った。明日行ってみるつもり」

    「オウ! あとはシッカリ、キモチを伝えるだけデスね!」

    「……そう、だね」

  • 69二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 20:22:06

    そのまま今日は眠ろうとも思ったが、さすがに寝るには早すぎる。眠気はまだ微塵も来ていないし、心は不安に押し潰されそうだった。
    目を閉じると、瞼の裏に今朝の夢がよみがえる。あの未来を回避できるのか。明日は授業もないし、朝一で向かおう。

    ──でも、その時トレーナーがいなかったら?

    「…………」

    夜遅くまで眠れなくて、そのせいで朝起きられなかったら。彼が夜のうちに決意を固めて、アタシが起きた頃には全ての手続きが終わってたら。

    そんなことになったら、絶対、後悔する。

    「……だったら、今行かなきゃ」

  • 70二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 20:38:45

    「ドーベル? どうしマシタ?」

    「ごめん。明日行くつもりだったけど……やっぱり、今から行ってくる」

    今一度それを口に出したことで、気持ちはより固くなった。きっと、今行かなければ後悔する。

    「ワッツ!? もう門限は過ぎてマスよ!?」

    「うん。それでも、行くの」

    もう、この気持ちは揺らがない。これで今夜彼に会えなかったら、その時は諦めもつく。

    「いや……どうかな」

    心の中で強がってはみたものの、もう二度と会えないとなれば。
    どちらにしても、後悔しないなんてことはない。
    だって、アタシが彼を拒絶しなければこうはならなかったはずだから。

    「無理デスよ! 寮長やたづなさんに捕まっちゃいマス!」

    「それでも……それでも!」

    「……わかりマシタ。それなら、ワタシがヒトハダ脱ぎまショウ!」

  • 71二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 21:02:34

    その日、寮長であるヒシアマゾンは寮の入口で仁王立ちしていた。その理由はもちろんひとつ。

    「何人か、まだ帰って来てないのがいるね」

    柔らかい言い方をすると、門限を過ぎても帰ってこない寮生を出迎えるためだ。

    しかし。
    そんなヒシアマゾンの横を、後ろからすり抜けて駆けていく影がひとつ。

    「あっ……コラ! こんな時間からどこ行く気だい!」

    その声には応えない。ただ全力で走り、距離を稼いでいく。

    「待ちな! このヒシアマ姐さんから逃げ切ろうだなんて、いい度胸してるじゃないか!」

  • 72二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 00:50:15

    保守

  • 73二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 00:56:33

    ほしゅですー

  • 74二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 07:54:56

    保守

  • 75二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 15:22:33

    ほす

  • 76二次元好きの匿名さん21/10/22(金) 21:50:23

    保守

  • 77二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 01:55:18

    保守

  • 78二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 07:29:58

  • 79二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 12:46:20

    保守

  • 80二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 18:41:38

    保守

  • 81二次元好きの匿名さん21/10/23(土) 22:42:35

    保守

  • 82二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 06:04:18

    保守

  • 83二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 11:29:02

    保守

  • 84二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 18:35:12

    保守

  • 85二次元好きの匿名さん21/10/24(日) 22:13:07

    保守

  • 86二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 01:12:03

    保守

  • 87二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 03:42:03

    保守

  • 88二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 12:28:57

    保守

  • 89二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 17:40:40

    保守

  • 90二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 18:23:46

    保守

  • 91二次元好きの匿名さん21/10/25(月) 22:14:46

    保守

  • 92二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 00:17:38

    保守

  • 93二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 03:16:48

    保守

  • 94二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 09:46:42

    保守

  • 95二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 12:35:40

    保守

  • 96二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 18:54:49

    保守

  • 97二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 18:59:26

    ほす

  • 98二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 20:35:05

    保守

  • 99二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 00:20:30

    保守

  • 100二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 02:47:57

    保守

  • 101二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 02:53:25

    保守の連打はやめようね…12時間は持つから…

  • 102曇りメジロドーベルトレーナー21/10/27(水) 02:56:48

    >>1に貼られてるSS書いたものです。

    さっきこのスレに気づきました。自分が書いたものを覚えててもらっててとても嬉しいです。

    もしかして書いている人は別のルート書いていいか聞いてきた人ですか?

  • 103二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 03:01:21

    このレスは削除されています

  • 104二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 11:17:42

    保守

  • 105二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 11:28:23

    保守

  • 106二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 18:52:56

    保守

  • 107スレ主21/10/27(水) 18:55:35

    >>102

    そういう訳じゃないです……

    ただ、スレの流れを見るに「OK」ということだったんで書いてます!

  • 108スレ主21/10/27(水) 19:36:26

    今日の日付変わるあたりからまた書きます

  • 109曇りメジロドーベルトレーナー21/10/27(水) 20:54:00

    >>107

    あ、失礼しました。

    めっちゃ楽しみにしてます!

  • 110二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 23:57:03

    wktk

  • 111二次元好きの匿名さん21/10/28(木) 08:34:20

    ほす

  • 112二次元好きの匿名さん21/10/28(木) 15:00:33

    「このまま逃げ切って見せマース!」

    「くっ……!」

    スタートが同時であったならば、違っただろう。だが、ヒシアマゾンの横を通り抜けた時点で既にタイキシャトルはトップスピードに近かった。
    そのハンデの大きさは、レースのゲート出遅れとは比べ物にならない。

    それだけではない。
    彼女の──ヒシアマゾンの、本来の目的。
    ようやく戻ってきた生徒たちが、寮に入ろうとしていた。
    冷静に考えれば、戻ってきた生徒たちよりも現在進行形で逃げ出そうとしているタイキシャトルでは、後者の方が優先度は高い。
    だが、ヒシアマゾンには一瞬の迷いが生まれ、足を止めてしまう。
    タイキシャトルは、勝利を確信した。

    ──だが、その瞬間。

    緑色の服を着た女性とすれ違ったことに、彼女は気が付かなかった。

  • 113二次元好きの匿名さん21/10/28(木) 15:18:00

    「……よかった! そいつを連れ戻しとくれ!」

    「はい! もちろんそのつもりです……!」

    彼女は地面を踏み締め、短く息をつく。そして力強く大地を蹴り、驚異的なスピードでタイキシャトルに迫った。

    「ワッツ!?」

    その姿に、タイキシャトルは思わず目を剥いた。
    およそ走るのに適したとは言えない服装。ウマ娘の勝負服もそういったものが多いが、追ってきている彼女は──

    「たづなさん!?」

    理事長秘書である駿川たづなだった。そういえば、彼女について噂話をちらっと聞いたことがあった。この走りを見れば、そんな噂が流れるのも理解できようというもの。

    その走りは、まさに幻の──

    「ノォォォォウ! たづなさん、ベリー・ベリー・ファスト……!」

    「こらーっ、タイキシャトルさん! 寮に戻りなさぁーい!!」

  • 114二次元好きの匿名さん21/10/28(木) 22:19:12

    保守

  • 115二次元好きの匿名さん21/10/29(金) 06:58:35

    保守

  • 116二次元好きの匿名さん21/10/29(金) 17:09:43

    保守

  • 117二次元好きの匿名さん21/10/29(金) 19:06:16

    保守

  • 118二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 04:31:40

    保守

  • 119二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 13:44:53

    「ノォォォーーーーーウ!!」

    「あっ……逃がしませんよ! ──ふっ!!」

    再び強く踏み込み、差を徐々に縮めていく。

    そして──

  • 120二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 13:55:26

    このレスは削除されています

  • 121二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 13:56:15

    このレスは削除されています

  • 122二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 13:57:32

    「タイキシャトルさん、どうしてこの時間に外へ出ていこうとしたんですか?」

    「そうだよ。理由くらい聞かせちゃくれないかい?」

    「理由……フレンドのためデスから! これくらいはしマース!」

    そう言って、タイキシャトルはニッコリと笑った。その言葉に、ヒシアマゾンとたづなが揃って首を傾げる。

    「フレンド……いえ、まさか」

    たづなの頭の中に、一つの答えが生まれる。そう言えば、タイキシャトルは「彼女」と同室──

    「あなたは囮……メジロドーベルさんを行かせるために……!?」

    「なんだいそりゃあ!?」

  • 123二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 13:58:39

    誤操作で書きかけのまま送信しちゃったんで消去しました(2敗)

  • 124二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 22:34:39

    保守

  • 125二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 06:32:31

    保守

  • 126二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 15:08:13

    保守

  • 127二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 21:22:50

    保守

  • 128二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 04:07:52

    保守

  • 129二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 13:05:30

    保守

  • 130二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 13:16:58

    保守

  • 131二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 20:56:13

    たのむ、とれーを救ってやってくれ・・・!

  • 132二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 07:23:55

    保守

  • 133二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:28:20

    保守

  • 134二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 02:32:58

    保守

  • 135二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 10:46:39

    保守

  • 136二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 21:10:53

  • 137名無し21/11/03(水) 22:01:49

    支援

  • 138二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 05:39:13

    ほしゅ

  • 139二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 13:55:28

    「ありがとう……っ!」

    今頃捕まっているであろう友人のことを想いながら、メジロドーベルは走る。

    トレーナーの家までの距離は4km超。ステイヤーズステークス(芝3600)よりは長いが、オークス(芝2400)二回分よりは短いくらい。
    速度制限や信号のことを加味するとしても、20分もかからないだろう。

  • 140二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 13:56:32

    やっぱりウマ娘速いなぁ

  • 141二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 14:00:43

    うおおおお頑張れドーベル

  • 142二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 14:09:58

    走りながら、悪い想像が現れては消えていく。
    信号待ちの時などは特にそうだ。

    「大丈夫……! 大丈夫なハズ……!」

    会って、話すことさえできれば。会って──

    「──何を、話せばいいんだろう」

    この前見た悪夢のことをだろうか。いや、まずは謝罪からだ。助けてくれたのに拒絶してしまったことを謝って、それから。
    アタシの気持ちを、全部伝える。

    「アタシの気持ちって……なんだろう」

    彼にトレーナーをやめてほしくない。アタシの専属トレーナーでいてほしい。けれど。

    「……それは、なんで?」

    歩み寄ってくれたから。助けてくれたから。悪夢のような未来を見たくないから。

    「でも、それは」

    アタシの独り善がりじゃないのか。もう既にトレーナーさんはアタシを見限ったかもしれない。
    全部自分の悪い妄想で、誰に何を言われたわけでもないのに、涙が出そうになる。

    「だと、しても」

    そうだ。独り善がりだとしても。
    話し合わないことには、何も前に進まないのだ。

  • 143二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 22:17:13

    保守

  • 144二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 07:05:05

    保守

  • 145二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 18:06:47

    保守

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