- 1スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 18:24:59
以前投稿したSSと同じ設定でルフィとウタが謎の部屋に閉じ込められる話です
【CP注意】【SS】ルフィと謎の部屋に閉じ込められた…|あにまん掲示板『XxXXしないと出られない部屋』ルフィ「???」ウタ「???」ルフィ「なぁウタ、壁に書かれてるこれって何だと思う?」ウタ「……始めの数文字にモザイクがかかって読めないから、訳わかんないよ」ルフィ「だ…bbs.animanch.com『1000点稼ぐまで出られない部屋』
ウタ「……またこの部屋だね」
ルフィ「……またこの部屋だな」
ウタ「しかも前回以上に脱出の条件が意味わかんないし」
ルフィ「とりあえず、大家さんに聞いてみるか」
ウタ「そうだね」
ルフィ「おーい!大家さん!脱出条件の意味がまったくわかんねェから教えてくれ!」
『お久しぶりです』
ウタ「挨拶はいいから、1000点って何のことかさっぱりなんだけど!?」
『今回はお二人がこの部屋でとった行動がある条件を満たすと点数が加算されるようになっています。その点数の合計が1000点になれば脱出できます』
ウタ「ある条件ってのは何?」
『それについては秘密です。色々試して条件を探してみてください』
- 2二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:25:23
🍲
- 3スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 18:28:30
- 4スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 18:34:37
ルフィ「んー次はどうするウタ?」
ウタ「一旦前回との違いを整理しようか。大きな違いとしては部屋が1つ追加されてたね」
ルフィ「扉の横にたくさんスイッチがある部屋だな」
ウタ「スイッチには『教室』『体育倉庫』『オフィス』『取調室』『プール』『海列車』『医療室』『SMルーム』『カラオケボックス』って書いてあるね」
ルフィ「『海列車』とか『プール』はわかるけどよ、『SMルーム』ってなんだろうな?」
ウタ「『カラオケボックス』も聞いたことないよ。あと扉の隣にクローゼットがあるんだけど……」
ルフィ「コスプレ衣装って書いてあるな」
ウタ「コスプレってなんのことだろ?とりあえず開けてみようか」
ルフィ「へーなんかたくさんあるなー」
ウタ「わー、かわいい衣装がたくさんあるよ。タグに衣装の名前が書いてあるね」
ルフィ「かっこいい服はないのか?」
ウタ「全体的に女の子用の衣装ばっかりだね」
ルフィ「えーつまんねェ」
ウタ「これに着替えたらポイント増えるのかな?」 - 5二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:35:10
SMルームって服のサイズのことやろなぁ…
- 6二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:35:58
こんだけお膳立てしても前例が健全すぎる
- 7スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 18:40:45
- 8二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:41:17
大家さん前回のこと踏まえて色々考えたんだろうな…
- 9スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 18:42:08
- 10二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:42:33
とにかくルウタのXxXXが見たい大家vsとにかくそっち方向の知識も欲求も薄い2人
- 11二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:42:45
ただの同棲だな?????
- 12スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 18:43:08
- 13二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:45:39
ヘヤヘヤの実の大家さんすき
- 14スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 18:47:46
ウタ「どうルフィ、中の様子は?」
ルフィ「んー部屋の中にプールがあるな」
ウタ「部屋の中に?屋内プールなのかな?」チラリ
ルフィ「へーきれいなプールだなァ」
ウタ「ホントだ。部屋の片面と天井がほぼガラス張りだから開放感あるね。でもガラスの向こうは一面青空で何もないね」
ルフィ「どーするウタ?部屋の中に入ってみるか?」
ウタ「今のところポイント加算されてないし、入ってみるしかないね」
ルフィ「よし!決まりだな!」
ウタ「そうと決まれば水着に着替えてみよっかな」
ルフィ「ならおれも着替えっかな」
ウタ「わー、水着もたくさんあって悩むなー。ねぇルフィどれがいいと思う?」
ルフィ「どれでもいいんじゃねーか?」
ウタ「もー少しは悩んでくれてもいいじゃん。あっこの水着かわいい」 - 15二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:48:33
おまえらかわいい
- 16二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:51:15
- 17二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:52:33
黒幕はあにまん気ぶりイム様なんだろ!?
- 18二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 18:54:12
- 19スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 18:57:17
ウタ「あーでもこれ背中のとこが紐になってる」
ルフィ「どうかしたのかウタ?」
ウタ「ねールフィ、この水着の紐結ぶの手伝ってくれない?」
ルフィ「えー、しょーがねェなー」
ウタ「じゃあ服脱ぐからちょっと待ってて」ヌギヌギ
ウタ「よし、お願い」
ルフィ「んー、こんなもんでいいかー?」
ウタ「うん、大丈夫そう!ありがとう!へへ、どうルフィかわいいでしょ?」
ルフィ「なんつーか、派手な色してんな」
ウタ「えー、そんなに派手かなこの赤色?でもフリフリのとこはかわいいでしょ」
ルフィ「かわいいかはわかんねェけど、ウタに似合ってるからいいんじゃねーか?」
ウタ「ありがとう///」 - 20スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 19:06:48
ウタ「水着に着替えたのはいいけど、正直やれることないよね」
ルフィ「そーなんだよなー。おれたち能力者だからなァ」
ウタ「深さは1.2mって書いてあるから足がつく深さではあるんだけど……」
ルフィ「そこに置いてある浮き輪を使えば大丈夫なんじゃねェか?」
ウタ「うーん、じゃあ浮き輪を使って入ってみるからルフィは私の腕を掴んでてくれない?」
ルフィ「わかった。なんかあったらすぐに引き上げるからな」
ウタ「ありがとルフィ!」
<プール堪能中>
ウタ「ほー、力は抜けるけど、ギリギリ歩けるっぽい」
ルフィ「いいなー気持ちよさそうで」
ウタ「ごめんね私だけ楽しんじゃって。あとでお肉たくさん焼いてあげるから」
ルフィ「やったー!絶対だぞ!」
ウタ「冷蔵庫の中は今回もたくさんお肉入ってたから安心していいよ!」
- 21スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 19:18:00
- 22二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 19:25:33
大家さんめちゃくちゃ学習&譲歩&二人に適応してる…
最初は普通?にXxXXしないと出れない部屋だったのに… - 23スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 19:30:11
- 24二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 19:37:32
まあセーラーは元々船乗りに関係するしな
- 25スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 19:44:33
ルフィ「ウター扉開けるぞー」
ウタ「一応ゆっくり開けてね」
ルフィ「おー、さっきと違う部屋になってんなァ。不思議な部屋だな」
ウタ「ホントに変わってる。もうなんでもありだねこの部屋。部屋の中は大きな黒板に向かって机と椅子が並べてあるね」
ルフィ「黒板ってあれだろ?ガリガリしたらイヤーな音がするやつ」
ウタ「あー、私あの音ホントに苦手だから絶対にやらないでね」
ルフィ「おれも苦手だからやんねェって」
ウタ「そう、ならいいけど。そう言えば学校って年上の人は先輩って呼ぶみたいだよ」
ルフィ「へー、そういやおれはロメ男にルフィ先輩って呼ばれてるけどなんでなんだろうな?」
ウタ「ルフィのほうが海賊歴が長いからじゃない?それはそうと試しに私のこと先輩って呼んでみてよ」
ルフィ「ウタ先輩……でいいのか?」
ウタ「どうしたのかなルフィくん♪」
ルフィ「??? いやどうもしてねェけど?」
ウタ「もー、ちょっとは雰囲気から察して合わせてよー」 - 26二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 19:47:12
こいつらに学校シチュできるのか?
- 27スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 19:57:36
ウタ「学校生活ってどんな感じなんだろうね」
ルフィ「毎日椅子にじっと座って勉強するのは大変そうだよなァ」
ウタ「ルフィには絶対無理だろうね」
ルフィ「サニー号でもみんなにいろいろ教えてもらえるから学校みたいなもんだよな」
ウタ「言われてみるとそうだね。クルーのみんなが先生であり生徒であるみたいな」
ルフィ「サニー号の中でならおれはウタの先輩になるな!」
ウタ「ふふ、そうだね。頼りにしてるよルフィ先輩♪」
ルフィ「んーでも海賊歴はウタのほうが先輩だからややこしいなァ」
ウタ「あはは、そうだったね。まぁ年も私のほうが上だし、やっぱり私は先輩がいいな」
ルフィ「むー、じゃあ先輩はウタに譲ってやるよ」
ウタ「どーいたしまして、ルフィくん♪」 - 28二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 19:59:11
ゴードン先生も呼ぼう(脳死)
- 29二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 20:01:56
過度なイチャイチャではなく自然に仲が良くてイイ
- 30二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 20:06:36
なんというかこう…和む…
実質XxXXしないと出られない部屋なのに… - 31二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 20:06:41
素晴らしすぎる…
- 32スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 20:09:51
<教室退室>
ウタ「お、またポイント増えてる」
【200/1000】
ルフィ「さっきより少ないな」
ウタ「んー、プールと教室でポイントが増えたのはいいけど、共通点がわからないから、条件についてはさっぱりだね」
ルフィ「どんどん新しい部屋に入ってみるか!」
ウタ「次はどの部屋にしようか?」
ルフィ「じゃあ次は『SMルーム』にしよう!」
ウタ「聞いたことないけどどんな部屋なんだろ?」
ルフィ「おれも知らねーからワクワクするな!」
ウタ「楽しそうな部屋だといいけど」
ルフィ「じゃあスイッチ押すなー」ポチッ
ウタ「うん、プレートは『SMルーム』で……推奨衣装は『ボンデージ』?」
- 33二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 20:13:42
きたかっ!?
- 34スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 20:22:20
ウタ「……ボンデージってこの衣装?黒いレザーで窮屈そうな服なんだけど」
ルフィ「へー、色は違うけど似たような服をきたやつインペルダウンでみたことあるな」
ウタ「えー、監獄で着る服なの?とりあえず着替えてはみるけど……」
<お着替え中>
ウタ「サイズがギリギリだったせいでちょっと苦しい……」
ルフィ「やっぱりイワちゃんと戦ってたやつとそっくりだな」
ウタ「私の好みではないなー。とりあえず扉開けようか」ガチャリ
ルフィ「???なんだこの部屋。牢屋か?」
ウタ「うへー、なにこの部屋。薄暗いし、部屋の色もなんかイヤな感じの赤と黒だよ」
ルフィ「手枷や鎖がたくさんあるし、インペルダウンみたいな部屋だな」
ウタ「ねぇルフィ、気味が悪いからこの部屋はやめとこうよ」
ルフィ「せっかく着替えたのにもういいのか?」
ウタ「うん、ちょっと苦しいし好みの服でもないからもういいよ」
ルフィ「じゃあ次の部屋にすっか」
- 35二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 20:24:02
エッチなことをするとポイントが増えやすい感じか…
ポイントの法則を見抜けるのか…? - 36二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 20:24:21
- 37スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 20:37:10
<お着替え中>
ウタ「あれ、ポイント増えてるよ」
【240/1000】
ルフィ「部屋に入らなかったのに点数増えたな」
ウタ「ということは着替えるだけでポイント増えるのかな?あーでも部屋ごとに点数が違うからそれだけじゃなさそうだね」
ルフィ「条件はさっぱりだけど、今のところ順調にポイント増えてるんじゃねェか?」
ウタ「そうだね。約4分の1は終わったから、なんとかなりそうだね」
ルフィ「うし!じゃあ次の部屋に進もう!」
ウタ「次は『海列車』にしてもいい?」
ルフィ「いいぞ!ししし!『海列車』なつかしいなァ」
ウタ「そっかルフィは乗ったことあるって言ってたね」
ルフィ「面白れェ乗り物だったぞ!」
ウタ「よし、それじゃあスイッチ押すよ」ポチッ
- 38二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 20:41:16
これ1000ポイント行けるか?
- 39スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 20:45:00
ウタ「プレートは『海列車』、推奨衣装は『特になし』?」
ルフィ「んーなんでもいいならどうすっかなァ」
ウタ「今回はいつもの服のまま入ってみようか。これでポイントが増えれば着替えは絶対条件じゃないってわかるわけだし」
ルフィ「よし!じゃあ扉開けるぞ!」ガチャリ
ウタ「おー、縦長の部屋になってる!って窓の外の風景動いてるけどどういうこと!?」
ルフィ「蒸気の音も聞こえるし、少し揺れてるなー。すっげー!」
ウタ「さすがに窓は開かないようになってる。風が心地よさそうなのに残念」
ルフィ「おれも1番前の車両に行きたいのに残念だなァ」
ウタ「ほらルフィも座りなよ。この座席すっごいフカフカだよ」
ルフィ「おーフカフカでポカポカしてんなー」
ウタ「ふぁ~、振動が心地よくて眠たくなるね」ウトウト
ルフィ「だなー、昼寝するにはちょうどいいなー」
ウタ「…………」スヤスヤ
ルフィ「……あれ、寝ちまったのか」 - 40二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 20:47:09
これは…大量ポイントの予感…!
部屋一巡してからが鬼門に見えて、結局こいつら普通の生活の食事風呂就寝起床が尊いから絶対出れるのでは… - 41スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 20:56:07
ウタ「…………ん、あれ、寝ちゃってた私?」ウトウト
ルフィ「おう!起きたかウタ」
ウタ「えっ、私どれくらい寝てた?」
ルフィ「20分くらいだと思うぞ」
ウタ「ちょうどいい感じのお昼寝だったね。というかルフィは眠くならなかったの?」
ルフィ「んーウタが寄りかかってきたから、あんまり眠くならなかったな」
ウタ「えー///起こしてくれたらよかったのに」
ルフィ「すげー気持ちよさそうに寝てたから起こすのも悪いと思ってよー」
ウタ「はーなんか恥ずかしい///」
ルフィ「どうする?もうそろそろ部屋出るか?」
ウタ「そうしよっか。どこか目的地にたどり着くわけじゃないしね」
ルフィ「ポイントはどうなったかなー」
ウタ「ねぇルフィ。今度海列車がある島に上陸したときは、一緒に乗ってみない?」
ルフィ「ん、いいぞ。アイスのおっさんたちにもまた会いたいし、ウォーターセブンには絶対行こう!」 - 42スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 21:03:22
ウタ「ポイントは……増えてるね」
【300/1000】
ルフィ「服着替えなくても点数増えたな」
ウタ「部屋に入らなくても増えたし、着替えなくても増えたね。ならこの不思議な部屋以外でもポイント増えそうだけど」
ルフィ「不思議部屋の探索はこの辺にしとくか?」
ウタ「あと1回で一旦やめようか」
ルフィ「んじゃウタが部屋決めていいぞ」
ウタ「ならよくわからないけど、『カラオケボックス』で」ポチッ
ルフィ「ん、この部屋も推奨衣装は『特になし』だな」
ウタ「じゃあ先に部屋の中を確認してみようか」ガチャリ - 43スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 21:18:16
ウタ「部屋の中はソファーにテーブル、あっマイク置いてある」
ルフィ「でっかいモニターとスピーカーもあるな」
ウタ「テーブルに説明書が置いてあるね。読んでみようか」
<説明書確認中>
ウタ「このデンモクって機械に歌いたい曲名を入れると音楽が流れるみたい」
ルフィ「ならウタの曲を入れてみるか!」
ウタ「そうしてみよう。し、ん、じ、だ、いっと」
ルフィ「お、曲が流れ始めた」
ウタ「ちょっと待って!こんなに急に始まるの!?あああ出遅れたじゃん!やり直し!もー最初からやり直すのどうするの!」
<最初からやり直して歌唱中>
ウタ「~~~~新時代だ!」
ルフィ「やっぱりウタはすげえなー!」
ウタ「いいねこの部屋!サニー号にも作れないかな」
- 44スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 21:35:39
- 45二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 21:38:38
ウタカタララバイも!?
- 46二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 21:39:39
ウタが楽しそうだからこれでいいのだ
- 47スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 21:58:38
<ウタカタララバイ歌唱中(10回目)>
ウタ「~~~~Hear my true voice」
<風のゆくえ歌唱中>
ウタ「~~~~新しい風になれ~~Foo~♪」
ルフィ「……おぉ、1回で100点取れたな…… すげェぞウタ……」
ウタ「ありがとー!みんなありがとー!」
ウタ「もーウタカタララバイ100点取るのに10回も歌わせるなんてこの機械クソだったね!」
ルフィ「音楽のことになると人が変わるよなーお前……」
ウタ「自分で作った曲だからね!100点以外許せるわけないじゃん!」
ルフィ「……もう満足したか?」
ウタ「いい汗かいたね!この部屋マジでサニー号に作れないかな!」
ルフィ「……採点はできないようにしてほしい」ボソッ
ウタ「んールフィ何か言った?」
ルフィ「……そろそろ部屋から出よう!」
ウタ「そだね!汗かいたしお風呂入ろうよ!」
- 48二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 22:07:02
ザワ...ザワ...
- 49スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 22:23:01
- 50二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 22:27:49
初回なら大量得点だけど、前回と同じ部分はポイントになるのだろうか
- 51スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/24(土) 22:31:34
書き溜めが尽きたので本日の投稿はここまでになります。お付き合いいただきありがとうございました
続きは明日の16時以降になると思います
中途半端なところで中断してしまい申し訳ねえです - 52二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 22:32:37
おつです!楽しみに待ってます!
- 53二次元好きの匿名さん22/09/24(土) 23:59:38
ありがとう、無理せずゆっくり急いで書け
- 54二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 00:29:46
前スレから一気に読んだが、この二人最高すぎる・・・
次の更新も楽しみにしてます! - 55二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 00:31:33
おつであります!いつまでも待ってるであります!
- 56スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 08:30:47
自ら保守
- 57二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 11:13:23
神に保守させてしまうとは申し訳なし
釜を煮込んで待ってます - 58スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 16:10:56
もう少し書き溜めたいのでしばらくお待ちください。
18時頃から投稿再開します。 - 59スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 18:04:01
<ウタ洗髪中>
ウタ「そういえば前回の謎の部屋のことをみんなに話したらサニー号ではルフィと一緒にお風呂入っちゃダメって言われたね」
ルフィ「サンジなんかは血の涙流しながら掴みかかってきたからビックリしたなァ」
ウタ「ルフィが私の髪を洗ってくれたらナミとロビンさんも楽できると思ったのになんでダメなんだろうね?」
ルフィ「なんか風紀がどうとか言ってたな」
ウタ「まぁナミを怒らせても怖いから我慢するしかないんだけどね」
ルフィ「うし!洗い終わったぞ!」
ウタ「ありがとうルフィ。じゃあ次は私が洗ってあげるね」
ルフィ「だからおれはいいって」
ウタ「……ペペ」
ルフィ「……洗ってくださいお願いします」
ウタ「わかればよろしい」
- 60スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 18:16:02
<ルフィ洗髪中>
ウタ「おおーやっぱり髪が短いと洗いやすくていいね。どうルフィ?気持ちいいでしょ?」
ルフィ「んーなんかちょっとじれったい感じがするんだよなー」
ウタ「それは普段洗う時に力入れすぎなんだと思うよ。髪も頭皮もデリケートなんだから、気を付けないとダメだよ」
ルフィ「へーゴシゴシ洗っちゃダメなんだな」
ウタ「今度から気を付けなよ。あっそうだ1つ聞きたいんだけど、私が髪を短くするって言ったらどう思う?」
ルフィ「えー、どう思うって言われてもなァ、髪が短いウタは想像できないな」
ウタ「それは長いままのほうがいいってこと?」
ルフィ「そういうことになるのかな?でもウタのピョコピョコがなくなるのはなんかイヤだなー」
ウタ「へー、そっかそっか。じゃあルフィのために髪は切らないであげよう!」
ルフィ「それに今のままのほうが遠くにいてもウタってわかるからおれは助かるけどな!」
ウタ「あーその考えはなかったな。うん、そういうことなら短くするのはやめとこう!」
- 61二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 18:16:42
あのぴょこぴょこマジでなんなんだろうな…
- 62二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 18:19:00
このレスは削除されています
- 63二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 18:20:32
前もそうだったけどこの子たちホントに19と21歳か?
9と11でもそうないぞ - 64スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 18:25:32
<お風呂上り>
ウタ「ん?ポイント増えてるよルフィ」
【500/1000】
ルフィ「おーやっと半分だな!」
ウタ「この調子なら明日には達成できそうだね!よし!今日はもうご飯にして明日に備えよう!」
ルフィ「やっと飯だああ!」
ウタ「景気づけにお肉いっぱい焼いてあげるから待っててね!」
<ウタ料理中>
ウタ「お待たせルフィ!今回はサンジ君に教えてもらったスパイスを使ってみたから前回より美味しくなってるはずだよ!」
ルフィ「んん~!肉ゥ~~~!!!いただきます!」ガツガツモグモグ
ウタ「私の分まで食べないでね!じゃあ私もいただきます!」
- 65スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 18:27:04
ウタ「今日はお酒に挑戦してみようかな」
ルフィ「ん?ウタは酒飲めないって言ってなかったか?」
ウタ「そうなんだけどさ、飲めない理由が子供の頃に水と間違えてお酒飲んじゃって気分が悪くなったのがトラウマになってるからなんだよね」
ルフィ「へー、なんで今日は飲もうと思ったんだ?」
ウタ「いつまでもお酒飲めないのもなんか子供っぽくてイヤだなァって思ってさ」
ルフィ「ふーん」
ウタ「なので今日はこのビールに挑戦するよ!」
ルフィ「まー無理すんなよ」
ウタ「ふぅー、いただきます!…………にがーい」
ルフィ「お前の好きなもの甘いやつばっかりだからなァ」
ウタ「えーみんなこれ美味しいって思ってるの?」
ルフィ「おれも酒はそんなに好きじゃないけどな」
ウタ「ごめん、全部飲みきれないからルフィにあげる」 - 66二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 18:28:06
相変らず仲良いなこの19才児と21才児
- 67二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 18:28:09
いいぞ
- 68二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 18:29:21
シャンディガフにでもすればいいんだろうか
- 69スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 18:39:38
- 70二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 18:41:37
かわいい
- 71スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 18:54:54
- 72二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 18:54:58
2人っきりでほろ酔いで、ちょっといつもと違う雰囲気で
何か…何か起こる………のか? - 73二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 19:01:00
君あきらめたまへ
- 74スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 19:06:26
<就寝中>
ウタ「そういえば前回の勝負うやむやになってたね」
ルフィ「起きた時にどっちがベッドの上に残ってるかってやつか」
ウタ「どうする、今回は勝負する?」
ルフィ「ウタがやる気なら受けて立つぞ!」
ウタ「なら決まりだね!ルールは前回と同じだから」
ルフィ「うし!負けねえぞ!」
ウタ「じゃあおやすみルフィ」ダキツキ
ルフィ「??? なんで抱き着いてくるんだ?」
ウタ「ロビンさんに関節技をいくつか教えてもらったから、寝てる間にいい感じに技が決まるかなーと思って」
ルフィ「おれに関節技は効かねェぞ」
ウタ「そうなんだけど、打撃じゃ勝ち目ないから苦肉の策だね。これなら寄り切りとかで勝てるかもしれないし」
ルフィ「寄り切りって相撲になってるじゃねェか」
ウタ「もー細かいことは気にしないでよ。このまま寝させてもらうからね!おやすみ!」
- 75スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 19:22:26
<日の出>
天窓から差し込む日差しに照らされて目が覚める。今回は不安感や危機感がなかったので、ぐっすりと爆睡することができた。
「ふぁ~よく眠れたな~。このベッドサニー号に持って帰れないかな」
だらしのないあくびをしながら周囲を見渡す。ベッドの上にはルフィの姿はない。
「ふふ、ルフィ!今回は私の勝ちだね!」
高らかに勝利宣言をしながら、ベッドの周りを確認する。
が、どこにもルフィの姿は見当たらなかった。
「……えっ?……ねえルフィ?どこにいるの?」
ルフィがいない。そんなはずはない。だって昨夜あんなに強く抱きしめていたのに。
私しかいない。こんなのおかしい。だってベッドには確かにルフィの温かさが残っているのに。
ねぇどこにいったの……
置いていかないで……
もうひとりにしないで……
- 76二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 19:24:05
目覚めたら置いていかれてるトラウマが……
- 77スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 19:35:59
- 78二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 19:44:47
このウタ屈託ないから忘れてたけどどんな事あったかは分からんがエレジアいたんだったな・・・
- 79スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 19:48:48
自分のせいで私の機嫌が悪くなったと勘違いしたルフィはしばらくオロオロしていた。
悪いのは完全に私なのに。ルフィには申し訳ないことをした。
「ホントに大丈夫なんだよな?」
「もー何回も言ってるじゃん。大丈夫だって。ほら私、朝はテンションが低いって前言ったでしょ」
「んー大丈夫ならいいけどよォ」
「それよりルフィ!勝負のことは覚えてるよね?」
「どっちがベッドの上に残ってるかってやつだろ?」
「それなんだけどさ、私が起きた時にルフィはベッドの上にいなかったから勝者は私だよね?」
「えー!おれしょんべんするためにトイレに行ってただけで、ウタに落とされてねェぞ!」
「そんなこと言ってホントは私に落とされたのを隠すためにトイレに行ったんじゃないの?」
「ちげェよ!おれホントにしょんべん我慢できなくてトイレに行っただけだって!」
「真剣勝負なんだからおしっこくらい我慢しなよ。というわけだから私の勝ちね!」
「くそォ!ウタに渡されたビール飲むんじゃなかった!」
朝起きた時は取り乱してしまったけど、いつものようにくだらないやり取りをしてると自然と元気が出てくる。
ルフィに心配をかけてばかりじゃお姉さん失格だ。気を引き締めないと。 - 80スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 20:01:17
ウタ「朝食の準備するからちょっと待っててね」
ルフィ「おう!今日もありがとう!」
ウタ「ん?今気づいたけどポイント増えてるね」
【700/1000】
ルフィ「ホントだ。寝てただけなのに増えたな」
ウタ「……うん、そうだね。これであと300点。余裕で脱出できそうだね」
ルフィ「うし!朝飯食ったらさっさと脱出しよう!」
ウタ「うん、ご飯の準備するからちょっと待っててね」
ルフィ「ありがとう!」
<朝食後>
ルフィ「今日も不思議部屋の探索するのか?」
ウタ「そうしようか。残りの部屋の探索でポイント足りるでしょ」
ルフィ「それじゃあどのスイッチにすっかなァ!」
- 81スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 20:12:26
ルフィは好奇心を抑えきれず、早々に扉の前に移動してしまった。
「ん?昨日とスイッチが変わってるな」
私が扉の前に到着すると同時にルフィは異変に気付く。
「変わってるってどういうこと?」
ルフィの隣からスイッチをのぞき込む。昨日まで9つあったスイッチは1つだけになっていた。
「なあウタ。スイッチが『大聖堂』の1つだけになってるぞ」
1つだけになったスイッチ。『大聖堂』という言葉に私は少し不安を覚えた。
だけど、ルフィは私の不安など気にも留めず、彼の指がスイッチに触れる。
「ウタ、とりあえず押してみるぞ」
「えっ!ちょっと待って!」
ポチッ
私に反対されると思っていなかったルフィはそのままスイッチを押してしまった。
そして、扉のプレートに表示されたのは
『大聖堂』 推奨衣装『タキシード、ウエディングドレス』 - 82二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 20:13:42
おぉ!!
- 83二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 20:18:06
大家さんナイス
- 84二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 20:21:15
お姉さんとして頑張るんですよねウタさん!?
- 85スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 20:26:45
……エレジアにいた頃、私は毎朝『大聖堂』に通うのが日課だった。
神様にお祈りしていたわけではない。『大聖堂』は夢を見るには最適な場所だったからだ。
ゴードンと私の二人だけを残して滅んだ音楽の都エレジア。
音さえも死んでしまったこの国の中でも『大聖堂』の中は一際静かだった。
この静寂な空間では目を閉じるとすぐに夢の世界に入ることができた。
だから、私は毎日夢をみた。
東の海で出会った男の子とくだらない勝負をする夢を。
夢を語り合った男の子が迎えに来てくれる夢を。
そんな毎日を繰り返していると、ある日『大聖堂』中で造花のブーケを見つけた。
結婚式のリハーサルにでも使っていたのだろうか?ブーケはヨレヨレになっていた。
私は興味本位でブーケを投げてみた。でも幸せをお裾分けする相手はいないから自分でキャッチできるように真上に向かって。
なぜかはわからないけど、ヨレヨレになったブーケは宙を舞っている間だけはとても綺麗に見えた。
ブーケに目を奪われているとほどなくして自分の手元に返ってきた。
ブーケトスは幸せのお裾分け。でもここにはお裾分けをする相手がいない。だから、私は自分に幸せをお裾分けするために、毎朝自分に向かってブーケトスをするようになった。
これを続けていたらもしかしたら東の海から男の子が迎えに来てくれるかもしれないって思ったから。 - 86二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 20:35:50
このシリーズでこんなしんみりした感じになると思ってなかった・・
- 87スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 20:37:21
「ごめんウタ、止めようとしてたのに押しちまった」
思い出に浸り黙りこくる私に向かってルフィは申し訳なさそうに謝罪する。どうやら怒っていると思われたみたいだ。
「気にしなくていいよ。どのみちスイッチを押さなきゃ先に進めないからね」
「なんか気になることがあるのか?」
「あると言えばあるけど……とにかく扉を開けてみるね」
このままじっとしていてもしょうがない。意を決し私は自ら扉を開けることにした。
ガチャリ
扉の先にあった光景は私のよく知る『大聖堂』だった。
いや、よく知るというのは間違いだ。
目の前にある『大聖堂』は瓦礫やガラスが散乱していない在りし日の『大聖堂』だった。
「へーすげェきれいな場所だなー。でもなんか見覚えあるんだけどなァ」
「ここはエレジアの『大聖堂』だね」
「えっ!そうなのか。でもエレジアの建物ってボロボロになってたよな」
「うん、だからボロボロになる前の状態なんだろうね」 - 88スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 21:01:55
謎の部屋から脱出するために今からこの『大聖堂』で私とルフィは結婚式ごっこをする。
たとえごっこ遊びだとしても、幼い頃から私が夢見ていたことだ。嬉しいに決まっている。
でも、今『大聖堂』に足を踏み入れるのは怖くてたまらない。
……おそらく、脱出に必要なポイントが加算される条件には私とルフィの感情の変化が関係している。
嬉しい、楽しい、ドキドキするといったポジティブな感情を数値化していると思う。
私たちのどちらか一人だけ、あるいは両方の感情を数値化しているかまではわからない。
ただ、私の感情の変化とポイントの増加傾向には少しずれがあるように思えるので、おそらくルフィの感情は条件に入っているはずだ。
だから、怖いのだ。結婚式ごっこをして『大聖堂』を出た時、ポイントに変化がないかもしれないということが。
今までのポイント増加の傾向からして、ポイントが全く動かない可能性は低いことはわかっている。
でも……
「なあウタはこの部屋に入るのイヤなのか?」
不安が表情に出てしまっていたのだろう。ルフィに心配されて声を掛けられる。ついさっき気を引き締めようと決意したばかりなのに。
「……イヤじゃないよ。むしろ楽しみにしてたくらい。だけど、楽しみにしすぎて逆に不安になってきたというか……」 - 89二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 21:13:14
重い…
- 90スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 21:21:02
「あーわかるなそれ。おれもうめェ肉を楽しみにしすぎて不安になることあるからなー!」
「ふふ、なにそれ」
ルフィらしいおかしな悩みに思わず笑ってしまう。ルフィがお肉を楽しみにしすぎて不安になるなんて想像できない。
もしかしたら、私の不安を和らげるために冗談を言ってくれたのかもしれない。
真相はどうであれ、年下の男の子にここまで心配されているんだ。
いつまでもなよなよしていられない。
きっと私が全力で楽しめば、ルフィも楽しんでくれるはずだ。
だって、今までがそうだったから。
「ふーぅ、ごめん、変に気を使わせて。もう大丈夫だから!」
深呼吸して肩の力を抜き、まっすぐルフィを見つめる。
「ししし!いつものウタに戻ったみたいだな!」
「それじゃあお互い推奨衣装に着替えようか!ひとりで着替えるには大変なとこがあると思うからその時は手伝ってくれる?」
「おう!任せとけ!」 - 91二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 21:32:23
鬼軍曹ウタはルフィと再会するのを生きる希望にして生きてたのね・・・・・・・。
- 92スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 21:48:17
ドレスは素人でも着付け可能なシンプルな作りだった。
ただ、装飾は細かなところまで行き届いており、私にはもったいないほど綺麗な純白のドレスだった。
「はー、なんかいつものウタと雰囲気が違うな!うん、すごいキレイだ!」
着付けが終わった私を見て、ルフィが綺麗と言ってくれる。その言葉だけで私の心は満ち溢れてしまう。
「ルフィのタキシードもすっごくかっこいいよ!」
白色のタキシードで身を包んだルフィはいつもの何百倍もかっこよく見えた。
「ししし!そうか!ありがとうウタ!」
「よし!それじゃあ『大聖堂』に入るよ!」
改めて『大聖堂』の中を見る。バージンロードは暖かな赤色。私の大好きな赤。
式場には私とルフィしかいない。だから、今日はルフィにエスコートをお願いした。
ゆっくり足元を見ながら『大聖堂』に踏み入る。
「ん?なあウタあれなんだ?」
ルフィの声につられて顔を上げる。白くてひらひらしたものが私に向かってふわふわ飛んできた。 - 93スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 22:06:45
その綺麗な白いひらひらに目を奪われていると、それはいつの間にか私の手に収まっていた。
生花で作られた立派なブーケ。
初めて見るブーケなのにどこか懐かしく、不思議と手に馴染むブーケだった。
「どっから飛んできたんだこれ?ん?なんか嬉しそうだなウタ?」
「うん。ふふふ、キャッチする練習しといてよかったよ」
この手に収まるブーケがブーケトスを繰り返したあの日々が無駄ではなかったと証明してくれた。
私なんかにも幸せをお裾分けしてもらえる資格があったみたいだ。
「ごめん、待たせちゃったね。ルフィ、エスコートお願い!」
「よし!行こう!」
ルフィと一緒にゆっくりとバージンロードの踏み心地を堪能する。
いつまでも続いてほしいと願わずにはいられない幸せな時間。
だけど、幸せな時間ほどあっという間に過ぎ去るものだ。
いつの間にか私たちは神父様がいない祭壇の前で歩みを止めていた。 - 94スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 22:29:35
祭壇を前にして私たちは一体どれくらいの間沈黙していたのだろう?
ルフィも私の気持ちを察してくれたのか、ただじっと私が口を開くのを待ってくれた。
結婚式は祭壇の前にたどり着いたら終わりではない。この後に続きがあることくらい私でも知っている。
でも、これは夢の中で、これはごっこ遊びなのだ。私は我儘だから、この続きは私とルフィだけの静かな式場じゃなくて大勢の人に囲まれた賑やかな式場でやり遂げたい。
夢にはしたくない。ごっこ遊びで満足したくない。
あの日投げたブーケが私の元に届いたのだ。今日この手に持つブーケは未来の私に投げてあげなきゃいけない。
「ルフィ!さあ!退場の時間だよ!」
「……もうやりたいことはないのか?」
「うん!やりきったから大丈夫!あっ!退場は扉までお姫様抱っこでよろしく!」
「……わかった!しっかりつかまってろよ!」
ルフィに抱えられ祭壇を後にする。優しく私を抱きかかえるルフィの足取りは軽やかだった。
そして扉の前で立ち止まり、そっと私を降ろしてくれた。
「ありがとうルフィ」
ルフィに感謝の言葉を伝え、私は初めてブーケを後ろに投げた。
このブーケはきっと未来の私が受け取ってくれる。がんばれ未来の私!隣の彼はきっと想いに答えてくれるから! - 95スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 23:04:22
目を開けると、そこはサニー号の女子部屋のベッドの上だった。謎の部屋の記憶は『大聖堂』を出たところで終わっている。おそらく、『大聖堂』内の行動で1000点に達したのだろう。
私はすぐさま甲板にでてルフィを探した。彼は前回と同じ場所に佇んでいた。無言で彼の隣に立つ。だけど今回は私のほうから話しかけた。
「ねぇルフィ?結婚式ごっこは楽しかった?」
「うん。ウタがすっげェ楽しそうだったからおれも楽しかったよ!」
「そっか、ありがと!それでルフィは脱出の条件わかった?」
「いやーさっぱりわかんねェ!ウタはなんか気づいてるみたいだったけどどうなんだ?」
「大家さんに答えを聞けなかったから、私もわかんないね」
「そっか。でも今回も無事に脱出できてよかったよ!」
「そうだね!……ちなみにルフィ、これは何点になると思う?」
ルフィに問いかけつつ、彼の後ろから思いっきり抱き着いた。
「えー条件わからないって言ったじゃねェか」
「ルフィの勘でもなんでもいいから答えてみてよ」
「んーじゃあ1000点!」
「あははは!なら最初からこうしとけばよかったかもね!」
ルフィは私の意地悪にうんざりしつつも答えてくれた。ルフィは適当に点数を言ったのかもしれない。けど私にとっては満点の回答だった。 - 96二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:09:01
Sweet…
- 97二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:10:08
今気づいたけどもしかして前回の件で二人のピュアさを再認識した大家さんが、前回の反省を活かしてこのピュアさの二人でもお互いのことを意識し始めるようになることを狙って今回みたいな感じにしたのか…?
- 98スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 23:10:48
「ルフィ、今回のことはみんなには内緒ね♪」
「いいけど、なんで?」
「だってこんな話聞いても信じてくれないでしょ」
「まぁそれもそうだな」
私の言った建前に彼は納得してくれた。本音はこの幸せな記憶を私と彼だけの秘密にしたいだけだ。
「じゃあおやすみルフィ!また明日!」
「おう、おやすみウタ!また明日な!」
別れの挨拶と再会の約束をして私たちはそれぞれ部屋に戻る。
今日の夢の続きはきっとルフィが新時代をつくった後に訪れる。
それまでにゴードンには『大聖堂』を直してもらわなきゃいけないね!
でもさすがにゴードン一人では無理だろうから、ルフィの友達の大工さんにもお願いしよう!
ありがとう夢の中の私!あなたが投げてくれたブーケはきっと私が受け取るから!
そして、式場にはたくさん人を呼んで、次は私以外の人に幸せのお裾分けをしてみせるから!
fin - 99スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 23:14:55
これにて完結です。お付き合いいただきありがとうございました。
昨日の投稿が終わった後にエレジアの大聖堂で一人ブーケトスをするウタって概念が湧き出てきたので、オチを全部書き直してました。急にシリアスな感じになってしまい苦手な人には申し訳ないです。 - 100二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:16:20
乙!!!
まだまだこのシリーズが続いていくことを期待しとります! - 101二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:17:27
ギャグからの急なシリアスは…いいぞ……
- 102二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:17:36
良い…好き…(語彙力)
- 103スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 23:19:52
- 104二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:20:01
🐉「語り継がれる‥」
- 105二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:21:47
- 106二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:26:04
- 107スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 23:29:34
- 108二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:31:42
どっかのスレで見たウエディングドレスのウタ思い出したわ
最高でしたわ管理人 - 109二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:31:42
- 110二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:33:50
- 111スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/25(日) 23:34:47
- 112二次元好きの匿名さん22/09/25(日) 23:34:57
- 113二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 00:37:04
このレスは削除されています
- 114二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 06:50:31
ウタの感情を点数にしたら速攻で脱出できそうだな
- 115二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 07:35:57
ありがとう…最高です…
もし可能であればpixivとかにも投稿してほしいなって - 116二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:33:35
良いSSだ…感謝致す…。
- 117二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 16:48:10
RED世界のウタなのかと思うと異性とかそういうの疎い理由が辛く感じてきてしまう・・・
- 118二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 17:07:42
>>117 まだ決まったわけじゃないからなぁ、明言されん限りはふわっと考えて似た世界線って思っとこう
- 119二次元好きの匿名さん22/09/26(月) 18:10:16
エレジアに住んでた人の幽霊がウタに幸せになってほしくてやってるのかと思ってた
- 120二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 04:12:56
ほ
- 121スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/27(火) 12:22:12
要望があったので、今日か明日にpixivにも投稿してみます
- 122二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 22:24:14
ありがてェ…ありがてェ…!!
- 123二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 22:25:27
pixivに投稿してみました。pixiv初投稿です。
文章力と語彙力のなさをウタの画像で必死にごまかしていたので、文章だけだとうわあああってなるんよ。
#1 ルフィと謎の部屋に閉じ込められた… | ルフィとウタと謎の部屋 - みーけの小説シリーズ - pixiv-1- 『XxXXしないと出られない部屋』 ルフィ「???」 ウタ「???」 ルフィ「なぁウタ、壁に書かれてるこれって何だと思う?」 ウタ「……始めの数文字にモザイクがかかって読めないから、訳わかんないよ」 ルフィ「だよなァ」 ウタ「敵の能力者によって閉じ込められたんだろうけど、...www.pixiv.net#2 ルフィとまた謎の部屋に閉じ込められた… | ルフィとウタと謎の部屋 - みーけの小説シリーズ - pixiv-1- 『1000点稼ぐまで出られない部屋』 ウタ「……またこの部屋だね」 ルフィ「……またこの部屋だな」 ウタ「しかも前回以上に脱出の条件が意味わかんないし」 ルフィ「とりあえず、大家さんに聞いてみるか」 ウタ「そうだね」 ルフィ「おーい!大家さん!脱出条件の意味がまったくわか...www.pixiv.net#ONEPIECE #ルフィ 恋人ごっことラブソング - みーけの小説 - pixiv-1- ウタ「ねえルフィ、今の私に足りないものって何だと思う?」 ルフィ「足りねェって、腹減ってんのかウタ?」 ウタ「いや、胃袋的な話じゃなくて、歌姫として足りないところの話なんだけどさ」 ルフィ「うーん、ウタってすっげェ歌うのうめェのにまだ足りねェところがあるのか?」 ウタ「んー、...www.pixiv.net - 124スレ主◆vpF1Oo.Q9w22/09/27(火) 22:46:43
- 125二次元好きの匿名さん22/09/27(火) 23:30:49
本当にありがとう…!!
全部お気に入り及びフォローさせていただきました! - 126二次元好きの匿名さん22/09/28(水) 09:08:20