- 1二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 15:36:17
前スレ
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麦わらの一味 占い師 マチカネフクキタル SSまとめwiki【9/9更新】麦わら海賊団 占い師 マチカネフクキタル SSまとめwikiへようこそ SSまとめ(元スレ1~10) SSまとめ(元スレ11~20) SSまとめ(元スレ21~) 以下元スレです。 まとめにはもしかしな...w.atwiki.jpワンピ、ウマ娘双方へのリスペクトを忘れずに。
相手の存在しない記憶は極力否定ではなく、より強力な存在しない記憶で殴り返しましょう。
基本的により厳格な設定を考える場ではなく、より面白い記憶で殴り合う場所なので思いついた幻覚は流れ無視して気兼ねなく投げてok。
スレが荒れて来たらバスターコール発動(フクを変な声で鳴かす)。
荒れるからルドルフ夫とルドルフの年齢のことはモンジョン構文で話す
荒れるから原作でまだわかってない部分・未実装キャラの話はなるべく避ける
SS書き様は神。
まあ新世界において飛び道具ってなんか邪魔なもの程度だし…
- 2二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 15:37:55
おつおつ
チェスマリーモの弓矢って当たってたっけ? - 3二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 15:39:10
- 4二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 15:39:57
立て乙
弓はなぁ…ビジュアルがカッコいいのは分かるんだけども…… - 5二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 15:41:50
武装色で矢を強化ならアマゾンリリー民もやってるんだけどねぇいかんせん見聞色で避けられて終わり感が
- 6二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 15:46:34
よくやった若い大将
- 7二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 15:51:58
弓矢使いはウソップみたいな感じになりそう
- 8二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 15:54:16
ウマ娘の高い機動力から縦横無尽に放たれる矢。
割と強そうかも - 9二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 16:00:53
まあ偉大なる航路前半なら余裕で脅威だな、覇気使いにはまあ…
- 10二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 16:16:59
飛び道具基本人権ねえからなぁ
- 11二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 16:27:12
そうでもねぇさ!
- 12二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 16:34:37
- 13二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 16:49:33
馬の血液型は3兆種類あるらしいけど
- 14二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 16:55:05
- 15二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 16:56:44
あり得るな
- 16二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:05:14
飛び道具持ちで強キャラってヤソップとオーガーぐらいか
- 17二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:11:12
- 18二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:13:26
キョーシのドーピング剤ってシーザー製かな?
チョッパーのランブルボールを一眼見るだけで改良法を教えられるくらいには精通しているし、問題ないと思う。
それで、シーザーと繋がりがあるということはシーザーの作った各種兵器、生物の購入も可能ということ。
ドレスローザにいたドラゴンやナンバーズみたいな巨人をバッシュが支配して兵器運用してもいいんじゃないかな? - 19二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:14:10
魚人も人間と同じだから、ウマムスメ族も人間と同じでいいんじゃないかな?
- 20二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:14:16
- 21二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:15:31
- 22二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:18:59
- 23二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:23:31
何気にクイックドロウの名手なのよなタイキ
大会も優勝した事あるし - 24二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:24:33
- 25二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:27:42
- 26二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:42:00
- 27二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:43:46
- 28二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:45:55
カフェのお友達サンデーサイレンスっぽいらしいね。
- 29二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:49:42
- 30二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:49:44
- 31二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:53:34
- 32二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:54:17
ロビン加入時の「大凶」、「船」をお忘れか?
当時の読者の大半が空から落ちてきた船に気を取られて、その続きの「鳩」を見逃していたアレ。 - 33二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 17:55:06
- 34二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:00:00
まあシービーの映画よりかはブロワイエの方が語りやすそう
- 35二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:01:48
- 36二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:15:54
ローライスが尊いので初投稿です
エピソードオブライスシャワー第三章投下してもよろしいでしょうか
第一章
麦わらの一味 占い師 マチカネフクキタル 78スレ目|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/84086/https://w.atwiki.jp/luckycomestrue/pages/1.html#atwiki-jp僕はナミフク…bbs.animanch.com第二章
麦わらの一味 占い師 マチカネフクキタル 90スレ目|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/98482/https://w.atwiki.jp/luckycomestrue/pages/1.html#atwiki-jpそんな姉弟で…bbs.animanch.com - 37二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:16:16
よろしくてよ!!
- 38二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:17:23
では、暫しスレお借りします……
………………
…………
……
「最初に言った筈だ、コラソン」
「"面倒はお前が見ろ"――とな」
無慈悲な銃声が少年の鼓膜を打った。
……
…………
……………… - 39二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:17:43
【エピソード オブ ライスシャワー】
【第三章 運命の島】 - 40二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:18:33
1.
満身創痍の状態で息を切らしながら、ライスシャワー自分よりもずっとずっと大きな相手を見据えていた。
ドンキホーテ海賊団最高幹部の一人、ディアマンテ。剣術の指南を担当している男でもある。
その能力は"ヒラヒラの実"。触れたものをはためかせる旗(フラッグ)人間。これにより剣を硬度や切れ味をそのままにはためかせ、不規則な動きの斬撃を可能としている。
薄くはためく長剣が振るわれる。リボンのように舞い、鞭のようにしなる鋭利な白刃がライスシャワーに襲いかかる。
フラつく脚に力を込めて身を躱す。はためく刃が腕を掠め、袖に血が滲んだ。
ディアマンテが少し片腕を振るうだけで剣は翻され、畳み掛けるように次々とライスシャワーに襲いかかる。
まともに受けては無事では済まない。可能な限り回避し、訓練用の剣で受け流す。
それでも流しきれなかった衝撃に腕がビリビリと痺れ、避けきれなかった斬撃が皮膚を裂く。手が震えて足が重くなっていく。
……ディアマンテが薄く笑ったことに気づく余裕はなかった。
着地の瞬間を狙った一閃。避けるのも受け流す動作も間に合わない。
ライスシャワーは咄嗟にカリカリの能力を発動させた。"ターゲット"を少し先の床に指定。それとほぼ同時に超高速で加速する。
はためく刃の回避には成功した。しかし……。
「あ……っ!」
移動が終わる直前。疲労のせいか足がもつれた。そのまま転倒し、加速の勢いが乗ったままゴロゴロと転がっていく。そして、派手な音を立てて壁に背中を打ちつけた。
「かはっ……!」
強い衝撃に一瞬息が止まる。肺の中の空気が全て出ていってしまったかのような感覚。
小さな手から訓練用の剣が滑り落ちて軽い音を立てる。
ライスシャワーはぐったりと倒れ伏し、そのまま動かなくなった。ディアマンテは少しその様子を眺めていたが、やがてつまらなさそうに鼻を鳴らした。
- 41二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:19:01
「……今日はここまでだ、ライスシャワー。戻って構わねェ」
冷たく言い放つと、ディアマンテはボロボロのライスシャワーを置いてさっさと訓練場を出て行った。
――コラソンとローがいなくなってからというもの、ライスシャワーはこれまでのツケを払わされるが如く連日激しい訓練をさせられていた。技術を指南する幹部がいれば先程のディアマンテのような限界まで身体を酷使するような訓練をし、幹部がいない時でも厳しい自主トレーニングを課せられる。
傷は絶えず、身体は軋む。それでもライスシャワーは決して逃げなかった。
(がんばら、なきゃ……)
脳裏に浮かぶのは大好きなお兄さま――コラソンの笑顔。そして、少し意地悪でぶっきらぼうだけど、胸の奥に密かに優しさを秘めた少年……ロー。
コラソンがローを連れて出ていったのはローの珀鉛病を治す手段を探す為だ。珀鉛病がローの命を奪うまで、リミットはもう一年もない。コラソンはきっと、いつ見つかるかも分からない悪魔の実に賭けるよりも、あるかもしれない治療法を直接探す方を選んだのだ。
(お兄さまはきっと……ローくんの病気を治す為に、いっぱいがんばってる……!ローくんはきっと……病気と必死に戦ってる……!)
それならば、泣いて蹲っているわけにはいかない。いつまでも泣いて守られてばかりのライスシャワーではいられない。
(がんばらなきゃ……がんばって強くならなきゃ……ローくんを……お兄さまを守れるくらい、強く……)
腕に力を込め、身体を起こす。
いつか帰ってくるローを守る為に。暗闇から救ってくれたコラソンの役に立つ為に。
引き攣る口角を吊り上げて笑顔をつくる。初めて出会った日の次の朝に、コラソンが褒めてくれた笑顔を。
「がんばれー……ライス、がんばれー……おー……」
そうして自分を鼓舞し、立ち上がろうとして……べしゃりと崩れ落ちた。ライスシャワーは今度こそ気を失った。
- 42二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:19:31
それから少しして。訓練場の扉が控えめに開けられる。こっそりと中を覗いたのはベビー5だった。ディアマンテが廊下を歩いているのを見て、ライスシャワーの訓練が終わったのを察して見に来たのだった。
ベビー5は訓練場を見回し、ぐったりとして動かないライスシャワーの姿を確認するとぎょっとした。
「ちょっとライス、大丈夫!?死んでないわよね!?」
思わず駆け寄り、きちんと息をしているのを確認して安堵する。
ベビー5は正直なところ、「いい気味だ」と思っていた。
子供嫌いのコラソンに気に入られ、一人だけいじめられずに寧ろ愛されていた。最高幹部の寵愛を受けたとあって訓練もかなり甘めだった。グラディウスだってキツい言葉をぶつけることはあっても、ローやベビー5達にしていたように手を上げることはなかった。
ライスシャワーとは歳の近い同性なのもあってそれなりに仲良くしていたが、それはそれとして甘やかされる彼女をズルいと思った回数は決して少なくない。だから、いい気味だと思ったのだ。……最初のうちは。
徹底的に痛めつけられ、訓練時間外でも鍛えることを強いられ、毎晩ボロボロになって寝室に入ってきては泥のように眠る。そんな姿を毎日見せられては流石に心が痛んだ。
だからこうしてディアマンテがいなくなったタイミングで様子を見に来たのだ。
「ライスもライスだわ。嫌なら嫌って言えばいいのに」
いつもみたいに泣きそうになっているのは何度も見かけた。それでもライスシャワーは泣き言を洩らすことはなかったし、訓練を拒否することも逃げることもなかった。実際にそんなことをして幹部に逆らえば拷問されかねないだろうが。嫌な素振りの一つでも見せれば少しは手加減してもらえるかもしれないのに。
「もう……!世話が、焼けるんだから……!」
ライスシャワーの小さな身体を引き摺り、訓練場の出口まで向かう。
すると、扉が開かれて別の誰かが入ってきた。一瞬、ディアマンテが戻ってきたのかと思って肝を冷やして振り向く。
そこにいた人物に、ベビー5は小さく息を吐いた。
- 43二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:19:57
「セニョール……」
「……寝室まで運ぶ。手当はジョーラにしてもらえ」
セニョール・ピンク。いつもサングラスをつけた幹部格の男だ。
淡々と言うと、セニョールはぐったりとしたライスシャワーを抱き上げた。
そのまま子供達の寝室へ向かって廊下を歩き出したセニョールの背中を、ベビー5は追いかける。
セニョールは腕の中でピクリとも動かないライスシャワーを見下ろす。
(……不憫な子だ)
コラソンの目が無くなった以上、ライスシャワーを甘やかす理由はない。今まで鍛えていなかった分も訓練を行う。そうは言っていても、彼女への仕打ちは、勝手にローを連れて出ていったコラソンのへの私怨が滲み出ている。
実質、コラソンの勝手な行動の皺寄せを彼女が全面的に受ける形になっていた。
セニョールは溜息をつく。このドンキホーテ海賊団に所属して長いが、強かさもずる賢さもない大人しい子供が甚振られているのを見て何も感じないわけではない。
(コラソンに目をつけられなければ、まともな生活を送れたろうに……)
決して表に出されることはなかったが……セニョールは哀れな"コラソンのお気に入り"に同情していた。
- 44二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:20:31
2.
半ば誘拐に近い形でドンキホーテ海賊団から連れ出され、もうどれほど経っただろうか。
珀鉛病を治す手立ては見つからない。それどころか行く先々の病院で差別の目に晒され、悲鳴を上げられる日々だ。
恐怖、侮蔑、軽蔑、憤怒……様々な感情が混ざりあったかのような形相。耳をつんざくかのような叫喚。それらがローの脳に、鼓膜に張り付いて離れない。耳を塞いで尚聞こえてくる叫び声は、疲弊した少年の心をズタズタに引き裂いた。
今日だってそうだ。珀鉛病に侵された白い肌を見られ、病院の前で門前払いを食らった。
今夜も街から離れた場所で野宿だ。この身体では宿にすら泊めてもらえない。
赤々と燃える焚き木の火が二人を照らす。コラソンは鉛筆片手に難しい顔で海図や地図とにらめっこしていた。次の病院のアタリをつけているのだろう。どうせ無駄なことだと、ローは内心吐き捨てる。
火に当たって寒くもないのに手が震えていることに気づく。
――もしも"あいつ"がいたら、この手を握ってくれただろうか。
小柄なウマムスメ族の少女の姿が脳裏を過る。泣き虫だけど優しくて、甘ったれだけど頑張り屋で。潮風を受けて流れる髪が綺麗で。それに、笑った時の顔が――
……いや。こんなことを考えたって意味はない。どうしたって彼女はここにはいないのだから。
「……なあ」
気を紛らわすようにコラソンに声をかけた。
コラソンはローから話しかけられたのが意外だったのか。目をパチクリさせて数秒停止した。
「どうした?お前から話しかけてくるなんて珍しいじゃねェか」
「別に大したことじゃねェよ。ただ……」
ローが口籠るも、コラソンはどこか嬉しそうな顔で続きを待つ。
ややあって、ローは口を開いた。
- 45二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:21:07
「……ライスのこと……」
「ん?ライスがどうしたって?」
「あいつのこと、ファミリーに連れてきたのお前なんだろ。なんであんな泣き虫連れてきたんだよ」
気を紛らわす為の会話ではあったが、ローにとって気になっている部分でもあった。
ライスシャワーがただの泣き虫なだけの少女でないことは二年の間共に過ごして分かった。しかし彼女がおおよそ海賊にはまるで向かない優しすぎる少女であることに変わりはない。
聞けば、彼女をどこからか拾ってきたのはコラソンだそうではないか。
ローが罵詈雑言を浴びせられる度に本気で激昂するようなこの男が、どうしてライスシャワーのような少女をファミリーに連れてきたのか疑問だった。
「……なあ、ロー。ウマムスメ族のことはどのくらい知ってるんだ?」
質問したのはこちらなのに質問で返され、少しムッとする。が、この程度でムキになるのも子供っぽいので答えてやる。
「偉大なる航路にある島に住んでる種族だろ。馬の耳と尻尾が特徴で女しか生まれねェ。普通の人間よりずっと身体が丈夫で、走るのが得意だ」
そういえば、走るのだけはどう足掻いても彼女に勝てなかった。能力を使っていない素の走りでもぶっちぎりだったのだ。
ローの言葉に、コラソンは頷く。
「……そして、ほんの数百年前まではヒトではなく"動物"として扱われていた種族でもある」
「え……」
コラソンの言葉にローは目を丸くした。
咥えた煙草から白煙を燻らせながら、コラソンは続ける。
「にも関わらず彼女達は非常に社交的だった。種族の地位向上の為に積極的に外部と接触し、今では海軍将校をも数多く排出している。だが……」
派手に塗られた唇から、溜息と一緒に煙が吐き出された。
- 46二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:21:44
「人の考え方ってのはそう簡単には変わらねェ。未だにウマムスメ族に対して差別や偏見を持つ奴は多い」
「……ッ!!」
「事故で親を失ったあの子は……そういった差別に晒されながら生きてきたらしい」
昼間の出来事を思い出す。伝染らない病である珀鉛病の感染に怯える人々。思い出すのも嫌になる言葉の数々。
彼女もまた――あんな悍ましい"悪意"を経験してきたというのか。
「加えて言えば、彼女達は皆見目麗しく生まれてくる。その見た目に惹かれて、ペット感覚で彼女達を欲しがる物好きは未だ絶えねェ。……彼女達を"商品"として扱って攫ってくるクソ野郎共も」
そう語るコラソンの表情は、抑えきれない憤りに溢れていた。
まるで心を落ち着かせようとするかのように、コラソンは深呼吸した。
「……それに、あの子は悪魔の実の能力持ちだ。おれが出会った時には既にそうだった。あんなに優しい子が誰かに力を悪用されたらと思うと……とても放っておけなくてな」
ローは言葉を失くした。
この数ヶ月の病院を巡る旅で、コラソンはいつだってローの為に怒ってくれていた。
きっと、それはライスシャワーに対しても同じだったのだ。優しい彼女の為に怒り、優しい彼女を守る為に手元に置いていた。
内から、何かがこみ上げてきそうだった。
「……そ、そういえば。なんで"お兄さま"なんだ?ホントの兄妹でもねェのに」
「ん?あぁ、それはだな……」
コラソンは語った。
ライスシャワーが生前の母親から読み聞かせられていた、思い出の絵本のこと。彼女が物語に登場する"青いバラのお兄さま"に憧れを抱いていたこと。その"お兄さま"をコラソンに重ねたこと。
そして、その絵本の青いバラになぞらえてライスシャワーに髪飾りを贈ったことを。
- 47二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:22:10
「……嫌じゃなかったのかよ」
「嫌なもんか。それだけあの子はおれを信用してくれたんだ。嬉しかったよ」
それは、心から慈しむような顔だった。
「おれにとってあの子は――"青いバラ"だ」
けど、とコラソンは眉を顰めた。苦々しい顔で呟く。
「そんなあの子を……おれは……」
この病院を巡る旅にライスシャワーの姿はない。コラソンは彼女をファミリーに置いていく形になってしまった。
可能ならきっと連れて行きたかったことだろうと、ローは思う。考えてみればあの時――ローを連れてファミリーを出た時、コラソンはかなり焦った様子だった。
ドフラミンゴ達に見つかることを恐れていたのかと思っていたが、きっとそれだけじゃない。コラソンはファミリーを抜け出す準備をしながらライスシャワーを探していたのだ。
海軍に嗅ぎつけられ出港が迫る短い時間では荷物をまとめるので精一杯で、どこにいるのか分からなくなってしまった彼女を探し出す余裕がなかったのだろう。
結果……ライスシャワーとローを天秤にかけて、死期(リミット)の近いローを選ぶ形となった。
この男は今、自分を責めているのだ。ライスシャワーを連れ出せなかった不甲斐ない自分を。
……不安なのはローだって同じだ。コラソンがいなくなったファミリーで彼女が一体どんな扱いを受けているのか。想像するのが恐ろしい。
だが、ローは知っている。
「……おい、コラソン。あんまりあいつをナメんなよ」
コラソンはハッとしてローを見た。
「あいつは……ライスはな。確かにいつまで経っても泣き虫だけど……お前におんぶにだっこじゃねェと何にもできないような弱虫じゃねェんだ!」
「!!」
「見くびるなよ!お前が思ってるより、ずっとあいつは強いんだからな!!」
- 48二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:22:34
ローはこの目でしかと見てきた。泣き虫で甘ったれな彼女が確かに持っている芯の強さを。
不安な気持ちは消えないけれど――それでも信じている。
「ロー……お前……」
コラソンは驚愕の表情を浮かべていた……かと思えば、嬉しそうに目を細めた。
「お前……ライスのことよく見ててくれてたんだなぁ」
「はぁっ!?そんなんじゃねェよ!」
「またまたそんなこと言って……アレか?ひょっとしてライスのこと……アレだったのか?」
「うるせェな!!アレってなんだよ!!」
「まあ気持ちは分かるぞ。本っ……当に可愛いからな!ライスは!!」
「あー、しつけェ!!おれはもう寝るからな!!話しかけてくんなよ!!」
そう怒鳴り散らすと、ローは話を無理矢理遮って毛布に包まった。
笑いを堪えるような声を無視し、コラソンに背を向けて目を瞑る。
――全っ然、似合ってねェ!
髪飾りを見せられた時、彼女にぶつけてしまった心無い言葉をふと思い出す。
胸がズキリと少し痛んだ。
- 49二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:23:03
3.
……ローとコラソンがファミリーを出て、半年が経過した。
この半年間。あれだけドフラミンゴ達の行く先々に現れていた海軍の船がパッタリと現れなくなった。コラソンが不在となった半年間で。
果たしてこれは偶然か……それとも。
「さて、話は変わるが……。どうだ?ライスシャワーは……」
振り向いたドフラミンゴの視線の先には、最高幹部の一人であるディアマンテ。剣術の指南を担当している男だ。
「そうだな。率直に言わせてもらうが……」
ティーカップをソーサーの上に置き、ディアマンテは答えた。
「"想像以上"だ。あれは化けるぞ、ドフィ」
「……ほう」
その言葉を聞き、ドフラミンゴは満足げに笑った。
コラソンが連れてきたウマムスメ族の少女を徹底的に鍛え直すよう指示したのは他でもないドフラミンゴだ。それなりに使い物になるレベルにできればと思っていたが、どうやら嬉しい誤算のようだ。
- 50二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:23:33
「以前よりもかなりスタミナがついてきた。それに技術の吸収が信じられねェほど速い。動きのキレなんか段違いだ」
「お前の教え方がいいんだろう」
「何をそんな……」
「ド素人同然だったガキをそこまで叩き上げたなら大したもんだ」
「よせ、ドフィ。人を天才みたいに」
「ああ、お前は天才だ」
「やめろって……大したことじゃない……」
「――じゃあやめに……」
「そこまで言うなら認めるしかない!!そう、あの腑抜けを叩き直した天才はおれだ!!」
……まあまあいつものやり取りであった。
「しかし、あまり言いたくはないがな、ドフィ。何故コラソンがあれを甘やかしてたのか分からねェ」
「べへへ、育てて愛人にでもする気だったんじゃねェの?見た目は可愛いしよ」
そう言って下卑た笑みを浮かべたのは最高幹部の一人、トレーボルだ。
見た目にばかり気を取られ、本来丈夫で力の強い種族であることを失念していたのだとでも言いたいのだろうか。
「ウマムスメ族ってのは、確かに普通の人間と比べれば強い種ではある」
ドフラミンゴは椅子に座り直し、長い脚を組んだ。
「だが、力が強いだけじゃあそこらの海にいるチンピラとなんら変わりはねェ。奴らの実力そのものは個人が持つ才能に大きく左右される……ウマムスメ族なら誰でもシンボリルドルフになれるわけじゃねェんだ」
そう言ってドフラミンゴは歪に笑った。
「さて……お前はどうかな?ライスシャワー……」
- 51二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:24:13
4.
休息が許されると、ライスシャワーはいつもかつてコラソンが使っていた寝室へと向かっていた。
シーツがくしゃくしゃのままのベッドに腰掛ける。
ここにいると様々なことを思い出す。コラソンとの秘密のおはなし、不器用な笑顔で笑わせてくれたこと、暖かくて大きな身体で守るように包み込んでくれたこと……。
じわりと目尻に涙が滲む。コラソンとの暖かな思い出は、同時に今コラソンがいない寂しさをはっきりと自覚させた。
コラソンの為に、ローの為に頑張りたい想いはある。それでも寂しい気持ちは埋まらない。ライスシャワーは膝の上で拳を握りしめた。
直後。電伝虫が鳴き声を上げた。コラソンから非常用にと持たされていたものだ。ライスシャワーは受話器を取ってから、部屋の外へと意識を向けた。
足音は聞こえない。気配もない。念の為扉を少し開けて周囲を確認。誰もいない。扉を閉めてから部屋の隅に座ると、ライスシャワーは電伝虫の殻を指で二度叩いた。事前にコラソンと決めておいた、"おはなし"の合図だった。
『――ライスか?』
「お兄さま……!」
半年ぶりに聞く大好きな声に、感極まって目尻から涙がこぼれた。
そのまま泣き出してしまいそうになるのをグッと堪えた。できるだけ声量を抑え、部屋の隅に縮こまる。誰かに見つかるわけにはいかない。
「だ、大丈夫。周りには誰もいないよ。ちゃんと確認したから……」
『ああ……すまない、まず謝らせてくれ。置いていってしまって本当に悪かった。ドフィ達に酷いことをされなかったか?』
「……ううん。大丈夫だよ」
あの過酷な訓練のことを口にすればきっとまたコラソンに迷惑をかけてしまう。だから、そのことについては内緒にする。
受話器越しにコラソンが「よかった……」と安堵の息を吐いたのが聞こえた。
『急ぎで悪いが、本題だ。ローの病気を治す方法が見つかった』
「……!」
思わず大きな声を上げそうになるのを、咄嗟に口を抑えた。
「ほ、本当?」
『ああ。詳しくは後で説明する。……そこで、ライス。お前に頼みがある』
- 52二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:24:53
コラソンの口調はいつになく真剣なものだ。ライスシャワーはその言葉を聞き逃さないよう、静かに耳を傾ける。
『ドフィは今から二週間と少し後、"スワロー島"という島へ向かう筈だ。ライス、お前は隙を見て船を抜け出して付近の"ミニオン島"へ来てくれ。そこで落ち合おう。海図の見方は分かるな?』
「う、うん。勉強したから……」
『それから、この話はくれぐれも内密に』
「うん。秘密……だよね。守れるよ」
ミニオン島、ミニオン島。内心で何度も復唱する。そこでコラソンと、ローと再会することができるのだ。
「あ……お兄さま、ローくんは?怪我とか……してない?」
『え……あ、ああ。勿論元気だ。ただ、その……今は疲れて眠っちまってる。長旅続きだったからな。だから……』
「大丈夫だよ。寝かせてあげて」
できればローの元気な声も聞きたかったが、少し我慢すればまた顔を合わせることができる。
ローだってきっと、珀鉛病を治す為に頑張ってきたのだ。疲れているなら休ませてあげたかった。
『すまない。それじゃあ、ミニオン島で』
「お……お兄さま」
電話を切ろうとしたコラソンを引き留めるように、ライスシャワーは呼びかけた。
「ライスね、少しは強くなれたよ。能力も前より上手に使えるようになったの。ライス……きっとお兄さまの役に立つから……ローくんのこと、守るから……!」
『ライス……』
やっと、この力をコラソンとローの為に使うことができる。そう思うと心から嬉しかった。
- 53二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:25:20
『ああ……ああ……!必ずまた会おう!』
そうして電伝虫の通信が切れた。
ライスシャワーは涙を拭った。コラソンとローのことを思えば、この後の訓練だっていくらでも頑張れる。
「よーし……がんばるぞー、おー!」
ライスシャワーは笑顔を浮かべ、決意を新たに立ち上がって小さな握り拳を高く掲げる。
しかしその直後、立ち眩みのような感覚に足元がふらついた。
「わ……っとと……」
幸い、なんとか踏ん張って転ぶことはなかった。ライスシャワーは首を傾げる。
……しかし、自身の身体への微かな違和感にはついぞ気づくことはなかった。
――ライスシャワーとの通信を終えたコラソンの頬には、涙が伝っていた。
(ロー、お前の言う通りだ。あの子は……ライスは本当に強くなった)
鼻を啜り、濡れた目元を袖で擦る。ローの為にも、ライスシャワーの為にも、絶対にこの"計画"を成功させなければならない。
珀鉛病の発作で倒れたローを見遣る。毛布に包まったまま、額に汗を浮かべ、ぐったりとして荒い息を繰り返している。
コラソンは唇を噛み、船出の準備を急いだ。
- 54二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:25:48
5.
二週間と数日後。
コラソンの言っていた通り、ドンキホーテ海賊団はスワロー島へと向かっていた。
「――さて、間もなくスワロー島に到着する。先日説明した通り、まずはコラソン達と合流し……」
壁に貼った海図を指し示しながら、ドフラミンゴが今回の"計画"の再確認を行う。船員達は各々テーブルにつき、ライスシャワーもそれを聞いていた。
「……?」
ライスシャワーの視界がボヤけて、目を擦った。
それだけじゃない。今朝から少し感じていたが、なんだか頭がボーッとする。すぐそこにいる筈のドフラミンゴの声がやけに遠く感じる。ほっぺたが熱いのに、背中は寒い。
「ちょっと、ライス。聞いてるの?」
隣りに座るベビー5はボーっとしているライスシャワーに気づき、咎めるように声をかけた。
「今若様が話してるのよ。ダメじゃない、ちゃんと聞かなきゃ」
そう言って、ベビー5はライスシャワーを軽く小突いた。
直後。ライスシャワーはぐらりと大きく傾いた。華奢な身体が重力に従って椅子から転げ落ちる。
- 55二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:26:20
「ちょ、ちょっと!ライス!?」
「どうした?」
焦るベビー5とは逆に、幹部の一人であるグラディウスは冷静だった。
無言で歩み寄り、ライスシャワーの状態を確認する。脈を確認し、頬や額に触れる。そして舌打ちした。
「チッ……。熱があるな」
無骨な手が真っ赤になった頬を軽く叩くが、反応はない。ライスシャワーはぐったりとして荒い呼吸を繰り返すばかりだった。
実のところ、毎日のように過酷な訓練を課せられていたライスシャワーの身体はとっくに限界を迎えていた。
疲弊しきった身体では最早、立ち上がることすら困難だった。
ライスシャワーを見下ろし、ドフラミンゴは小さく溜息をついた。
「……寝室に運んでおけ」
グラディウスによってライスシャワーの身体は抱え上げられる。
ライスシャワーはその様子をどこか他人事のように感じていた。
(……ロー……くん……おにい……さま…………)
薄れゆく意識の中、ライスシャワーは大好きな二人を想い続けた。
- 56二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:26:46
――ミニオン島。
街の入口付近で、ローは毛布に包まって座り込んでいた。
しんしんと雪が降り、辺り一面雪景色。吐息は白く染まる。外側は刺すように寒いのに、珀鉛病の発作のせいか身体は熱い。
ここで待っているようにとコラソンは言った。きっとライスシャワーもくるだろうからと、電伝虫も置いていった。
コラソンが言うには、ライスシャワーとこの街で合流する手筈になっているらしい。彼女には非常用に電伝虫を持たせてあって、それで連絡を取れるという。
もし彼女が脱出する前にドフラミンゴ達に見つかるとまずいので自分からはかけないようにと言われ、その通りにしていた。しかし、コラソンから預けられた電伝虫は一向に鳴らない。
(……ライスの奴、何してんだ……?)
胸中に微かな不安が芽生える。ライスシャワーは果たして、本当に一人でここまで来ることができるのかという不安が。
ローはぶんぶんと首を横に振った。以前コラソンにあんな啖呵を切っておいて、自分が彼女を信じなくてどうするのだ。
(そうだ……あいつならきっと大丈夫だ。能力も前より使えるようになったって言ってたらしいし……)
気弱に見えて根性はあるのだ。最初に言った"ローを守る"という約束だって律儀に守って見せた。……ライスシャワーとまた会えたなら、なんと声をかけようか。
(あいつ多分、まずは泣くだろうな。コラさんに会えたのが嬉しくて……)
この半年の旅を経て、彼女があんなにもコラソンに懐いていた理由をローは痛感した。
ありえないくらいのドジだけど、優しくて一生懸命で、誠実な男だった。だから彼女も救われたのだ。……今のローのように。
(……もし、あいつに会えたら……)
毛布を身体の内側に巻き込むようにして縮こまる。寒さはあまりマシにならなかった。
(……今度は、おれがあいつのことを――)
青いバラの髪飾りをつけたライスシャワーの姿が浮かび、こちらを向いて微笑んだ。
刹那、数発の銃声が響き渡る。思わず顔を上げると、小高い丘の大きな建物が赤々と燃え盛っていた。
- 57二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:27:15
寝室のベッドの上で、ライスシャワーは目を覚ました。
身体が熱くて、鉛のように重い。自分の身体の筈なのに、自分のものではなくなってしまったかのようだ。
頭がうまく回らない。思考は朦朧としている。
「――ミニオン島、到着。上陸する」
ぼーっと天井を見上げていると、沢山の足音と一緒に何か怒ったような声が聞こえてきた。
(ミニオン……島…………)
朦朧とした頭で、ライスシャワーは思い出す。二週間ほど前のコラソンとの通信。ミニオン島。コラソンとローともう一度出会う為の、約束。
ライスシャワーはベッドから這い出した。足にうまく力が入らず、床に崩れ落ちる。それでも床を這って寝室の出口まで向かい、壁に捕まって立ち上がる。
(ロー……くん……お兄さま……)
ライスシャワーは覚束ない足取りで人気のなくなった静かな廊下を歩いていく。
船を一歩出れば周囲には雪が降り積もり、肌を刺すような寒さに襲われた。
ライスシャワーは躊躇うことなく雪を踏みしめて進んでいった。ただ、ローとコラソンに会いたいという一心のみが疲労と発熱で重くなった身体を突き動かした。
――前に進むことに気を取られたライスシャワーは、青いバラの髪飾りが雪の中に落ちたことに気づけなかった。
- 58二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:27:52
(ローくん……おにいさま……今、いくから……約束……まもるから……)
どのくらい進んだのか、今どこにいるかも分からない。周りの景色は真っ白で、全部同じに見える。
ウマムスメ族は寒さに強い種族だが、こうも衰弱していては体力を奪われるばかり。
幻覚のローとコラソンを追いかけるかのように進められる歩みも、段々と速度を落としていく。
とうとうライスシャワーは深みに足を取られて転んでしまった。起き上がろうにも身体に全く力が入らない。最早気力だけではどうにもならないほどに、彼女の身体は弱っていた。
「……ロー……くん……お……にい……さ…………」
震える手が伸ばされて、雪の上に沈む。
ライスシャワーの意識はそこで途絶えた。
- 59二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:28:23
互いに拳銃を向け合い、コラソンはドフラミンゴと対峙していた。
海賊達に撃たれ、ヴェルゴに痛めつけられた身体は既に限界が近い。
きっとコラソンは助からない。だが、宝箱に隠したローだけは逃してみせると決意した。ここから逃がすことさえできれば、船を抜け出しているであろうライスシャワーと合流してくれる筈だ。
ドフラミンゴに啖呵を切った直後だった。
コラソンの言葉に不快そうに眉を顰めていたドフラミンゴは、何か思いついたように口角を吊り上げた。
「……お前が裏切ったなら、ライスシャワーからも話を聞く必要があるな」
「……!!」
その名前を出され、コラソンの表情が固まった。
「あの子に何をした!?」
「心配するな、お前が出て行った後も至って元気だよ。こんな時に熱出してぶっ倒れるような間抜けではあるが……」
コラソンは息を呑む。
懸念していた部分ではあった。オペオペの実を手に入れてローの元に戻った時、そこにライスシャワーの姿はなかった。ローは連絡すらなかったと言っていた。
理由があって合流に手間取っているのかと思う一方で、何らかのトラブルに遭った可能性も考えていないわけではなかったが……。
(そんな……ライス…………!)
(だから、こなかったんだ……)
コラソンは歯噛みし、宝箱の中に隠れたローは俯いた。
ドフラミンゴは心底愉しそうに笑みを浮かべていた。してやられたと思ったが、コラソンのアキレス腱を握っているのはドフラミンゴの方だ。
「よせ、ドフィ……!あの子は何も知らねェんだ!おれが海兵であったことも!!」
「それを判断するのはおれだ」
懇願のようなコラソンの言葉を、ドフラミンゴは心底愉快そうに一蹴した。
- 60二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:29:05
「最初に言った筈だ、コラソン。"面倒はお前が見ろ"――とな」
それはまるで、ペットの面倒を見きれなかった子供を咎めるような言葉。
――そして無情にも引き金は引かれた。
銃弾を撃ち込まれて跳ねるコラソンの身体は、銃声に合わせて踊っているかのようだった。
(すまねェ、ライス……おれはお前を地獄に叩き落としちまった……)
雪の中に一人取り残されたコラソンはまだ生きていた。
走馬灯のように浮かび上がるのは、月下で出会ったウマムスメ族の少女……ライスシャワー。
どんなに辛く苦しい目に遭っても、どんなに過酷な状況に在っても、決して優しい心を失くさなった奇跡のような女の子。
何かある度に泣いてばかりだったけれど、笑った顔はまるで花が咲いたように愛らしくて――あの笑顔を、守りたかったのに。
(クソっ、クソっ……!何が"お兄さま"だ……!おれには、あの子の"お兄さま"でいる資格なんかありゃしねェ……!!)
絵本の"お兄さま"は枯れかけた青いバラを救い出し、見事に咲かせた。
だが、今の自分はどうだ。ライスシャワーを救うどころか、彼女を命の危機に晒している。
後悔の念が渦巻いて、内側から引き裂かれてしまいそうだ。
(……ロー……頼む……せめて、お前だけは……)
次に浮かんだのは、半年もの間旅を共にしたローの姿だ。
ローは運命に打ち勝った。奇跡を勝ち取った。彼の知識ならオペオペの能力をきっと使いこなせる。自力で珀鉛病を治し、何にも縛られずにこれからも生きていける。
コラソンは祈るような気持ちで夜空を仰いだ。
(……どうか、自由に――)
- 61二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:29:38
宝箱から抜け出したローは、泣きながら雪の中を歩いていた。
コラソンが最後にかけてくれた"魔法"はまだ続いている。雪を踏みしめる足音も泣き叫ぶ声も消されて、ローを守ってくれている。
泣きじゃくっていたローはふと、雪の中に何か青いものを見つけた。
気になって拾い上げて、目を見張った。それは青いバラの髪飾り。ライスシャワーがつけていたのと同じものだ。
(ライスのやつ……来てたんだ!)
ドフラミンゴは熱を出して倒れたと話していた。それなのにローやコラソンと合流する為に船を出ていたというのか。
ローは振り返って、愕然とした。
まさに船に戻ろうとしていたドフラミンゴが、ぐったりとしたライスシャワーを抱き上げているのが見えた。
思わず伸ばした手は届く筈もなく、あまりにも遠い。
今のローには彼女を助ける術はない。コラソンが命をかけてやっと気づかれずに逃げることができたのに。一体どうやってドフラミンゴから彼女を取り戻せるというのか。
ローは唇を痛いほど噛み締めて――踵を返した。
どうしようもない悔恨を抱え、溢れる涙を止められないまま、前へ前へと進む。
(ごめん……!ごめん、コラさん……!あんたの大事な"青いバラ"を助けられなかった……!!)
いつだったか。慈しむようにライスシャワーの話をしていたコラソンの姿が脳裏を過る。
(ライス……!おれのこと何度も助けてくれたのに、肝心な時に守ってやれなくてごめん……!!)
振り向けばいつもそこにいたライスシャワーの姿が、様々な表情が、浮かんでは消える。
やがてコラソンの"魔法"が解ける。少年の慟哭は、激しい砲撃音に飲み込まれた。
- 62二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:30:15
6.
深い闇の中にあった意識がゆっくりと浮上する。瞼を開けると、薄ぼんやりとしていた視界が少しずつはっきりしてきた。
ライスシャワーは惚けた頭のまま、天井をじっと見つめていた。思考能力はうまく働かず、何も考えずに瞬きを繰り返す。
「――おはよう、ライス」
その声を聞いた瞬間、朧げだった意識が一気に覚醒した。悪寒が背筋を走り抜けて飛び起きる。
「フッフッフ……気分はどうだ?」
――ドフラミンゴがすぐそこにいた。ゆったりと椅子に腰掛けて、長い脚を組んで。
ライスシャワーは青褪めてカタカタと震えた。冷や汗が吹き出し、口の中が急速に乾いていく。
そんなライスシャワーに、ドフラミンゴは優しく語りかけた。
「そう怯えるな。おれはお前を心配してるんだ。何せお前は、三日間ずっと眠り続けていたんだからな」
頭を思いっきり殴られたかのような衝撃に襲われる。
……三日。コラソンと約束したあの日から三日も経ったというのか。それならば、コラソンは、ローは一体どうなったというのだ。
「……少し話をしようか。なあ、ライス――お前、コラソンの秘密をどこまで知っていたんだ?」
底冷えするような声だった。何を考えているのかまるで分からない、サングラスに覆われた目にじっと見つめられる。
怖くて、怖くて、たまらない。それでもライスシャワーは唇を引き結び、口を閉ざした。
(や、約束、したもん……!絶対に言わないって、秘密は守るって……!)
震えが止まらない。縋りつくように毛布を手繰り寄せて握り締める。
怯え震えるライスシャワーを見て、ドフラミンゴは笑った。
- 63二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:30:54
「おいおい、勘違いするな。おれは既にコラソンの"秘密"を知っている」
「え……?」
予想外の言葉に、ライスシャワーはぽかんとして目をパチクリさせた。
「あいつとの間には少しばかり誤解があってな。だがそれはもう解決した。おれはただ、お前がコラソンとどれほど深い仲だったのかを知りたいだけだ」
ライスシャワーを必要以上に刺激しないように気を遣った柔らかな声色。何もかも喰らい尽くすかのような凶悪性は鳴りを潜め、寧ろ穏やかですらあった。
さあ、とドフラミンゴは言葉を促す。ライスシャワーは暫く考え込み……やがて、おずおずと口を開いた。
「お、お兄さまが……本当は、おはなしできること……ですか……?」
「そうか。知っていたんだな?しかし黙っていたと……」
「……どうしても秘密にしたいって、言ってたから……」
「コラソンの為に口を閉ざし続けたわけか。泣かせる話じゃねェか」
ライスシャワーは俯く。ドフラミンゴは本当にコラソンの秘密を知っていたようだが、約束を破ってしまったみたいで胸がチクチクと痛かった。
……俯いているライスシャワーは、ドフラミンゴの口角が吊り上がったことに気づかなかった。
「……そんなにもコラソンを想っていたお前にこんな話をするのは気が引けるが……。お前もファミリーの一員だ。いつまでも言わないわけにはいかねェ」
「な、なんのこと……ですか……?」
脚を組み直し、改まって言うドフラミンゴにライスシャワーの声が震える。
――何故だろうか。とてつもなく嫌な予感がするのは。胸の奥がこんなにもざわつくのは。
「心して聞いてくれよ、ライス。――コラソンは死んだ。殺されたんだ。ファミリーの裏切り者……ローの手によって!!」
- 64二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:31:24
一瞬、ライスシャワーは何を言われたのか分からなかった。
というよりは、脳が理解を拒んでいた。だって、まさか。そんなことが。
「……嘘……嘘っ!!」
彼女らしからぬ叫び声。悲鳴じみたそれはあまりにも痛々しい。
「嘘じゃねェよ。本当だ」
「いやあぁぁっ!!そんなの嘘!!ローくんがそんなことするなんて……!お兄さまが……お兄さまが死んだなんて……!そんなの……!!」
ライスシャワーはかぶりを振って泣き叫んだ。瞳にみるみる涙が溜まり、ぽろぽろと止め処なく溢れて毛布の上に濃い色のシミを作る。
すると、ドフラミンゴは溜息をついてみせた。
「……おれは実の弟を亡くしたんだぞ」
「あ……」
ドフラミンゴの言葉に、ライスシャワーは我に返った。そう。ドフラミンゴとコラソンは血を分けた実の兄弟だ。
何も言えなくなってしまった。ライスシャワー自身、家族を亡くす痛みや苦しみはよく知っていた筈なのに。
「信じたくねェ気持ちは分かるさ。お前はコラソンとも、ローとも仲が良かった。おれだって信じたくなかったよ。ローの奴には特別目をかけてたんだ。……まさかこんな形で裏切られるとは……」
「……ローくんは」
嘆息するドフラミンゴに、ライスシャワーはやっと、絞り出すようにして言った。
「ローくんは……どうして、そんなこと……」
「そうだなぁ、どこから説明したものか……。ライス、お前はコラソンからなんて聞かされてたんだ?」
「……ローくんの病気を治す方法が見つかったって。詳しいことは後で話すからって言われて、そのまま……」
「あァ……"オペオペの実"のことだな」
- 65二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:31:56
聞き覚えの無い悪魔の実の名前に、ライスシャワーは首を傾げた。
「オペオペの……実……?」
「それがローの病気を治す方法だ。その能力を上手く使えば珀鉛病ですら完治させることができる。……コラソンにオペオペの実の情報を教えたのはおれだ」
「!!」
目を見開くライスシャワーに、ドフラミンゴはくつくつと笑った。
「フッフッフ、意外か?おれだって未来の右腕をみすみす死なせたくはなかったんでな。あらゆる情報網を使ってやっとその在処を見つけだした。だからコラソンに教えてやったんだよ。それさえあればローを救えると。だが……」
ドフラミンゴは大きく息を吐いて天井を仰いだ。
「何を勘違いしやがったのか。ローの奴はコラソンを殺し、オペオペの実を奪って逃げて行った」
「そ、そんな……。で、でも、ローくんは……」
そんなことをする筈がない――そう断言したいのに、言葉が出てこない。
ライスシャワーは知っている。かつてローがコラソンを刺したことを。その気になれば他者を傷つけることができるのを、知っている。
「なあ、ライス。考えてもみろ。もしオペオペの実を食べて病気を治せるようになったのなら、コラソンと一緒にファミリーに戻ってくればいい話だ。お前だって元気になったローと会いたかった筈だろう」
「…………」
そうだ。ライスシャワーはずっと、コラソンに、病気を治したローに再会できる日を心待ちにしていた。その為ならどんなに過酷な訓練も乗り越えられた。……大好きな二人の為に強くなりたかったから。
「それなのにあいつが戻ってこない理由はなんだ?――コラソンを、おれの弟を殺したからだ!報復を恐れて逃げたんだよ!!自分(テメェ)だけ助かる為にな!!」
「ひっ……!」
穏やかな声色から一転して激昂し、声を荒らげたドフラミンゴにライスシャワーは小さく悲鳴を上げた。
ドフラミンゴは大きな溜息を吐く。
- 66二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:32:25
「……悪いな。驚かせて」
「……本当に……ローくんが……」
「ああ……」
ドフラミンゴが頷き、重苦しい沈黙が数刻。
「なあ、ライス。お前はどう思った?」
最初、ライスシャワーにはドフラミンゴの言葉の意味が分からなかった。
答えに困って何も言えずにいると、ドフラミンゴは言葉を続ける。
「お前が心から愛していたコラソンが殺されたんだ。他ならぬローの裏切りによって。あいつはローの珀鉛病を治す為に、この船を出てまで半年もの間あちこち旅をしたっていうのに……」
そう。コラソンがファミリーを出たのは、ローの珀鉛病を治す方法を探す為だ。死期(リミット)が近づいてきたローを思い、いつ見つかるか分からない悪魔の実を待つのではなく自ら動いた。
一方でドフラミンゴだって、ローを死なせない為にオペオペの実の捜索に尽力してくれていた。
ローはそんな彼らの想いを踏み躙った。家族を亡くす痛みを知りながら、他者から家族を奪った。
「なあ……どう思った?教えてくれよ」
ドフラミンゴは静かに囁いた。
――その時、ライスシャワーの脳裏に浮かんだのはコラソンの姿だった。
ひとりぼっちのライスシャワーを助けてくれた、優しいコラソン。月下に浮かぶ微笑み。暖かな体温。
泣いてばかりのライスシャワーに笑顔をくれた。寂しい時はいつも傍にいてくれた。
素敵な髪飾りをくれた。ライスシャワーを"青いバラ"だと、絵本のバラのようにいつか咲けると言ってくれた。――溢れんばかりの愛(ハート)をくれた。
……ローに刺されても尚、痛いのは、苦しいのはローの方だと彼を赦した。
胸が痛い。知らない真っ黒な感情が渦を巻いて、溢れて、止まらない。ただ一つ分かるのは。
- 67二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:32:58
「……許せ、ない……」
「――誰を?何を許せない?」
「……ライスは、ローくんのことを……」
涙がこぼれ落ちた瞳を満たすのは、悲しみではなく怒り。
「……お兄さまを裏切ったトラファルガー・ローを!絶対に許せない!!」
それは彼女が初めて上げた怨嗟の声であり――激しい憎悪の産声であった。
憎しみの宣誓を聞き届けると、ドフラミンゴは小さく笑った。
「おれも同じ気持ちだ、ライス。裏切り者は許せねェ」
「ドフラミンゴさん……」
ドフラミンゴは椅子から立ち上がると、ライスシャワーを見下ろした。
「"許せない"という思いは呪いだ、ライス。そう簡単に消せはしない。このままだとお前はその気持ちに内から灼かれて苦しむばかり。お前を愛していたコラソンだって浮かばれねェ……おかしいよな?お前も、コラソンも、なんにも悪くねェのに」
彼の言う通り、胸の辺りがずっと苦しくて仕方がない。頭の中がぐちゃぐちゃで涙が止まらない。
「ならどうしたらいいか?……簡単だ。裏切り者を――ローを粛清し、復讐を果たす」
「……復、讐……」
「復讐を果たしたその時こそ、お前も、コラソンも救われるんだ」
「お兄さま、が……」
不思議だった。あれだけ恐ろしかった筈のドフラミンゴの言葉がすうっと入ってきて、浸透していくかのようで。
- 68二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:33:43
「お前が復讐を果たしたいと言うのなら、力を得る為の手助けをしてやる。……どうだ?」
それは仄甘く、深淵へと誘うような囁き。
溢れていた涙はいつのまにか止まっていた。ライスシャワーは少しの間じっと押し黙る。そして。
「……はい」
小さく、けれど確かに頷いた。
ドフラミンゴはどこか満足そうに口角を上げた。
「いい返事だ。……では、今は身体を休めることだ。回復したら早速訓練に入る」
そう言い残すと踵を返し、部屋を出ようとする。
「あ……あの!」
ライスシャワーはそれを呼び止めるように、大きな背中に声をかけた。ドフラミンゴは振り返らずに聞き返す。
「……なんだ?」
「さ……さっきは勝手なことを言ってごめんなさい……。ドフラミンゴさんも、家族を亡くして辛かったのに……」
彼の気持ちも考えず、自分勝手に喚き立てた自分自身が恥ずかしかった。喪う痛みは知っていたのに。
「フッフッフッ……いいんだ、気にするな」
そんなライスシャワーに、ドフラミンゴは小さく笑って返した。
- 69二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:34:14
「ライス。おれ達はずっと互いに誤解をしてたんだ。だが、今は違う。こうして腹を割って話をすることができた。それにな、今やおれ達は同じ痛みを抱える者同士だ。……仲良くやっていこうじゃねェか。なぁ?」
「は……はい……!」
「忘れるなよ、ライス。――お前はなんにも悪くない」
そうしてドフラミンゴは今度こそ寝室を出ていった。緊張が解けて、ライスシャワーは小さく息を吐く。
ひとりになって改めて考えると、コラソンの死が胸中に重くのしかかった。
もう再会は二度と叶わない。あの太陽のような心地よい暖かさも、月のような優しい笑顔も、永遠に失われてしまった。鼻の奥がツンと痛くなって、また泣き出してしまいそうになる。
縋るように髪飾りに手を伸ばして――息を呑んだ。
……ない。コラソンからもらった、大切な青いバラの髪飾りがない。
慌てて辺りを見回す。シーツの上にも毛布の上にも、床の上にも、ベッドサイドにも見当たらない。
瞬間、息が止まりそうなほどの喪失感が心を抉る。コラソンとの繋がりを示すものがなくなってしまったかのようで。
――こうして青いバラは、世界で一番大好きな青年の隣で、いつまでもいつまでも咲き誇り、人々に幸せを与え続けたのです。
「おにい……さま……」
――世界で一番大好きな青年の隣で
――いつまでもいつまでも
――いつ まで も
「おにいさまっ……!お兄さまああぁぁぁぁっ……!!」
少女の慟哭はひとり、虚しく響き渡った。
TO BE
CONTINUED
- 70二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:34:43
執筆BGM:time/松岡充
【キャラクター解説とか】
○コラさん
原作では笑顔で逝けたのに今作では後悔を抱えたまま死ぬことになってしまった人。正直書いてて凄くしんどかった……
ちなみに、「あいつは自由だ!!」って啖呵を切った直後にライスの話を出された流れになります
これ書いてる最中にスレ内でコラさんが宝箱にいるローに向けてライスを託す旨の発言をするネタを見て「あっ♡イイ♡」となってコラさん死亡パート丸々書き直そうか本気で迷った経緯があります。が、「しかしねぇ…コラさんはローに自由になってほしかったのだから…。自分の後悔を託したりはしないのだから…。その上でロー自身がコラさんの本懐を遂げることを選ぶのが尊いのだから…」と考え直してこのままに
この世界だとロシナンテ中佐の死を知り、センゴク(当時大将)の酒の席に静かに付き合うルドルフ中将がいるかもしれない
○少年ロー
原作より深めの心の傷を負うことになった。目に見える距離にいるのに手が届かない無念って、いいですよね
ここからNovel LAWルートに入り、ベポシャチペンギンと出会ってそれなりに充実した日々を送りつつも、見捨てる形となってしまった少女を忘れることはできなかったりするんだと思います
大切にしまい込んだ青いバラの髪飾りを見る度に、「似合ってるって言えばよかった」と考えてしまうのが私性合
- 71二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:35:05
○小ライス
コラさんが必要以上に情報を渡さなかったことで命拾いをしたが、コラさんが必要以上に情報を渡さなかったので騙されることになってしまった子
ローが熱でぶっ倒れた為に半年後のローの考え方の変化を知ることができなかったのも大きい。ライスからすればローは確かに大切なお友達なんだけども、ローがコラさんを刺した事実が彼女の中で消えたわけではないので
彼女が"海難事故"で両親を亡くした設定って実は結構重要なんじゃないかと考えてます。それって要は災害なわけで、他者を恨みようがない状況で大切な家族を亡くているわけで
けれど今回、コラさんという彼女にとっては家族にも等しい大切な"お兄さま"をロー(本当はドフィだけど)に殺されることで、初めて怒りや憎しみを向ける他者が明確に存在する状況を経験することになるってわけです
また、ドフィが「家族を殺された」という方向で言いくるめにかかったのも大きく働いてます。ライスは家族を失う辛さを痛いほど分かっているので
初めての憎悪に翻弄される彼女の行方はいかに…
○ドフラミンゴT
彼の今回の気に入らねェポイントは「コラソンの奴自分のお気に入りを置いてっておれが目をかけてた未来の右腕候補を勝手に連れていきやがった」です
またこれは反省点でもあるのですが、多分描写が少なすぎて誰も気づいてないと思うんですけど大人達幹部連中は徹底してライスを愛称ではなくフルネームの「ライスシャワー」で呼んでいたっていう拘りがありました
どう見ても海賊に向いていない彼女に親しみを感じていなかったor気に入らなかった……という旨の描写のつもりでした。圧倒的描写不足
ラストでドフィが愛称の方で呼び始めたのは、彼女がコラさんが死に際に言っていたように本当に何も知らないのであれば利用するつもりでいたから。で、話を聞いてて本当にコラさんが話せることしか知らなかったと判断してこのまま育てることを決めた形に。甘ったれだと思ったら良個体値だったのはディアマンテから聞いてたのでね。ライスシャワー育成計画はっじまるよー
ところでこう、凄いウマムスメの例え話としてシンボリルドルフの名前が出る概念が好きなんですけど分かっていただけませんか…?
次章【しあわせの■■バラ】
- 72二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:35:29
今回も長々と失礼致しました。想定としては短いシーンの連続だったから1万字くらいで済むかなって思ったんです……
エピソードオブライスシャワーはもうちょっとだけ続くんじゃ
ということで次回最終章になります。よければもう少しだけお付き合いください - 73二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:38:53
おつおつ。
……あなたはサディストで?
まあ我々が言えた話ではないのでそこらへんはスルー。
ローってクソやな! ドフィのファン辞める!!
それにしてもロー……おつらぁい……コラソンもおつらぁい…… - 74二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:41:50
あれだな。
ライスの短剣がローの脇腹に突き刺さり、復讐を遂げたと思った瞬間。
息も絶え絶えなローが青いバラの髪飾りをライスの頭に着けるやつだな!
黒いバラの髪飾り(ドフィのプレゼント)が戦闘中にローの攻撃で落とされているとなお良し。
ウマムスメ族全員がルドルフになった世界線……なんだろう、世界は氷河期になりそう。 - 75二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:48:23
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- 76二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:52:48
乙です
助けてくれようとした恩人を裏切って逃げるなんてローくんはナンテヒドイヤツナンダー
復習者となったライスの今後に目が離せませんね
それとカフェの実装で出てきた設定をいくつか紹介
【ネタバレ含むので注意】
・タキオンの研究室は元々カフェの趣味の物品を置くために借りてた空き教室を半々で使っている。
研究室の要望を出したら新規に部屋を開けずカフェの使用している教室をあてがわれた。カフェが監視も兼ねている
・オペラオーが観察した結果カフェは"異界を行く者""レース場でかかわってはいけない存在"ヘンゼルとグレーテルの魔女
・カフェの出すコーヒーはオリジナルブレンド。自信作はマンハッタンブレンド
・紅茶を飲むと調子が下がる
・おともだちは敵でも味方でもないし、カフェにしか見えない存在はおともだちだけではない
・コーヒーを飲ませるのは公式設定 - 77二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 18:58:09
ナチュラルにウマムスメ族を見下してくるキャラクターステークス
一番人気はこの男スパンダム。どうやらカリファにしばかれている様子、フランキーにも殴っていただきたいですね。
二番人気はホーディ・ジョーンズ。ろくに出会ったことも無いくせに見下すせいで的はずれな発言を繰り返している様子。世界を知ってもらいたいですね。
三番人気はやはりこの男、ステリー王子です。魚人族や巨人族へのトンデモな偏見はここでも発揮されたようですね! - 78二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 19:45:04
サンデーサイレンス、ってヨミヨミの実の前任者なのかな
ブルックみたいに魂の強度が上がり過ぎて、二度の死後も成仏できず、
魂だけで現世を彷徨っているとか - 79二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 19:48:20
アニメのライスシャワーのカリカリ能力使用時に出ていた黒薔薇エフェクトが鮮やかな蒼に変わるシーンいいよね……
- 80二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 20:06:52
アニメという媒体だからこそ映える演出ってのはあるわ
- 81二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 20:06:56
カリカリの能力が他人も一緒に使えるとするとローをケツだけ出して埋める事ができるな……壁尻だぞ壁尻
ってまで考えてシャンブルズで抜けられるなと思いましたまる - 82二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 20:14:19
”王様”という概念が薄かったウマ娘たちの会話シーンを考えてみた。
前提条件
世界政府加盟に加盟するタイミングはレヴェリー開催の半年ほど前のこと。
よって、オペラオー周りの設定は一時忘れてください。
「政府から連絡よー、なになに? ”国の代表として王様を決めてください”だってー」
「わかったー……王様ってなに?」
「島長と何が違うのー?」
「エアグルーヴさんに聞いてみよう、そうしよう!」
──海軍に所属しているエアグルーヴに電伝虫で王様について質問──
「王様ってのは、強く、優しく、そして美しい人が相応しいんだって! あと血筋とか人望諸々だとか」
「なるほどー、じゃあメジロ家の人にお願いする?」
「……マックイーンに? 多分ゴルシも出しゃばっちゃうよ」
「じゃあ違うね。それじゃあファインモーションにお願いする? エアグルーヴさんの挙げた条件にぴったりだよ」
「そうしよう、そうしよう。それに彼女、速いもんね!」
後日、マリージョアにはしらほし姫、ビビ、そしてレベッカらときゃっきゃうふふと談笑するファインの姿が! - 83二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 20:23:45
────道理で奴隷狩りが横行したわけである
- 84二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 20:38:51
気ぶりゾンビ刀概念…
- 85二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 20:46:36
- 86二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 20:52:37
いやぁ…「黒い影の中にドクロ」だと思ってたら「アフロのガイコツ」だったとは…このリハクの目でも…
- 87二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 20:54:28
気ぶりオヤジになったかと思えば
願いと引き換えに破滅するけどいいよね! したり
その願いは私の力を超えてるからこれでメンゴ したり
かえってお友達のことが分からなくなった部分もある
実は精神年齢幼女か? - 88二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:04:07
ゾンビ刀と会話してるカフェ見てぇからモリア様死なないでくれ
- 89二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:07:22
ゾンビ刀いいよね
摩天楼を組み込んだってことだけどゾンビとしての名前はないのかな(個人的には「とあるネタ」的にイニシャルがS.Sになると嬉しい) - 90モリカフェの人21/10/20(水) 21:23:51
- 91二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:26:06
- 92二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:42:40
- 93二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 21:44:33
ところで、ドーベルの設定って前スレに上がってた防衛隊所属のヤツでいいのかな?
それとも、実装されてから決める? - 94二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:13:09
チケゾーちゃんに手を出してクザンとマルゼンさんに死ぬ方が優しく思えるような制裁されてぇな~
- 95二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:18:22
若いバクシンオーSS描きたいんだがガッキューイインチョウなせいで海軍か逆に革命軍か民間人か決められなくて書けない…
どうしようかな… - 96二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:25:09
防衛隊所属が基本だけど、それ以外なら海軍所属が一番しっくり来るかも。
- 97二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:25:46
- 98二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:27:22
バクシンが婆ちゃんになったからその代わりにドーベル諸島組にすれば良いんじゃないの
- 99二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:27:41
- 100二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:29:32
- 101二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:33:05
- 102二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:35:02
逆に97年組の全員を諸島防衛組に結集させるのもアリだと思うな
- 103二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:35:23
マルゼンスキー以外年寄りがいないからみたいな流れじゃなかったっけ
- 104二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:36:08
革命軍で皆に突っ込まれながらも
いざ実戦となったらコブコブの実の支援を受けながら真っ先に海賊や天竜人の手下どもにバクシンしていくサクラバクシンオー概念を思いついた
90巻かりて書こうかな? - 105二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:38:42
面倒くさいオタクだからドーベルのSSはサンジがフクとオグリを呼び捨てにしてるのが引っ掛かりまくってあんまり入ってこなかったの…ごめん……
- 106二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:39:30
マルゼンスキーばあちゃん概念は、高い実力からロジャー世代と面識持たせたいとか、
元々おばあちゃんみたいな振る舞いかつ血筋の概念もあるから、とかで十分理解できる
シンボリルドルフも40代か60代かはスレでも半々くらいだけど、
それでも過去の実績を考えたら年配になるのは納得できる
バクシンオーがばあちゃん、ってのはこの辺りとかけ離れてて、
全然スッキリしないんだよな。年食っててバクシンしてるのが話題になりやすいだけ - 107二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:40:51
老バクシンオーアンチによる!
老バクシンオーの人生チャート!~アンチだけどもそれはそれとして、幻覚強度の底上げに参加します~
~10:トレセン諸島の名家に生まれる。バクシン
~18:ウマ娘レースで短距離レースを総なめ、バクシン
20~25:引退したバクシンオーは学級委員長として、皆を守るために警備隊に所属、こちらでも圧倒的バクシン力で活躍。バクシン
25~:島外への見識を深めるため海軍の門をバクシン的速度で叩く。軍に入隊するジャンヌ・ダルク的な逸話の誕生。バクシン。
以降、海軍少将にまで昇進し、様々な活躍、伝説を残し、模範的ウマ娘海軍として後続の海軍ウマ娘に道を示す。バクシン
なお、それと同じかそれ以上にバクシン的残念エピソードも残され反面教師としての側面も残す。実力で言えば中将以上はあるのに、最終的な階級が少将なのはそのため。バクシン
たしか、以前に扉絵連載ネタで海軍所属バクシンオーのSSがあったはずなのでそれを探してください。バクシン
40~:海軍引退、島外のバクシン的なお話を伝え、故郷の防衛能力の底上げに務める。バクシーン!!
だいたいこんな感じでしょうか? ルフィらが島に来る時点で、防衛隊お目付け役みたいな感じの。
なお、私の中のバクシンオーは防衛隊長で、事件をバクシン的スピード解決をするバクシン防人なのであしからず。 - 108二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:41:52
(すまない、そこまで気が回っていなかった……すまない……)
- 109二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:43:02
- 110二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:43:50
- 111二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:45:31
- 112二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:46:43
- 113二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:48:30
カイドウ「>>110の件は悪かったな、殺しておいた」
- 114二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:49:18
- 115二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:51:02
- 116二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:51:35
- 117二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:52:28
- 118二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:52:31
このレスは削除されています
- 119二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:54:39
- 120二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:54:52
- 121二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 22:58:53
なあに俺みたいなバクシンおばあちゃん概念好きな奴もいるんだ誇りな
- 122二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:01:18
- 123二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:02:17
でもよぉ
マックイーンはパーマーの為に海軍の地位を捨ててでもドフラミンゴを討とうとするんだぜ? - 124二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:03:53
めーじょまっくいーんが本当に正義のために戦う姿に私は慟哭した
- 125二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:04:17麦わらの一味 占い師 マチカネフクキタル 69スレ目|あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/board/77938/https://w.atwiki.jp/luckycomestrue/pages/1.html#atwiki-jpフクキタル「…bbs.animanch.com
初出はここでバギー単品だったけど、
麦わらの一味 占い師 マチカネフクキタル 96スレ目|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/103280/SSまとめ&キャラ紹介https://w.atwiki.jp/luckycomestrue/ワンピ、ウマ娘双方へのリス…bbs.animanch.comここでエルが前フリをすることで完成した、奇跡のコラボレーション。大好き
(なお、そのグラスに二人共物理で折檻される模様)
- 126二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:04:33
王下七武海撤廃派そうだよねマックイーン
- 127二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:04:47
確かおつるさんの部隊は女性将校だけだからドーベルいてもいいんじゃないか?
- 128二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:07:38
あ、そうだっけ…
- 129二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:07:50
七武海に接点なくても、あれだけ七武海の権力使って好き勝手やられたら、
マックイーンでなくとも、良識ある海兵は大体反対してそうだな
何か接点があるとして、例えば七武海も参加する会議にマックイーン出てきたら、
ドフラとかモリアに真っ先にイジられてそうだし、ミホークもハンコックも参加しないし、
真面目なマックイーンは流石にイライラするだろう
- 130二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:08:46
「メジロ家として動く……か。勝手に噛み付いてきたウマムスメが相手なら、正当防衛だよなぁ?――ライスシャワー。メジロのお嬢さんのお相手をしてやれ」
「……はい。ドフラミンゴさん」
こういうのが見たい…助けに来た筈のライスが海軍中将と渡り合えるレベルになってて驚愕するロー… - 131二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:08:58
このレスは削除されています
- 132二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:09:33
- 133二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:11:09
七武海招集の際に「ウマムスメは嫌いじゃねェよ。おれのとこにはとびきり可愛いのがいるんだ」とかしれっとのたまうドフラミンゴ概念
- 134二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:12:17
- 135二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:12:51
- 136二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:14:11
こんな感じで白ひげ海賊団で楽しくやってるからこそ頂上戦争がね…
- 137二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:14:25
- 138二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:14:30
しかし、トレセン諸島は七武海オグリキャップの悪名によって守られている部分もあるから
仮にレヴェリーに参加したとして七武海撤廃に同意するかどうかはちょっとわからない。
代わりに海軍支部置きますと言ったら同意するかな? - 139二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:15:15
まあ世界会議終わったらすぐに海軍は来そう、オグリ探しに
- 140二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:16:31
ドーベルは色々な動き出来そうな感じだなー。
トレセン諸島に居ても良いし、海軍でおつるさんの部隊に居ても良い。
なんなら、トレセン諸島⇒(二年後)⇒おつるさんの部隊でもいい。
それだとドレスローザに来る理由にも出来そう。
ちょうどマックイーンが動いてるから、それを追う形になるのかしら? - 141二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:16:35
- 142二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:16:58
- 143二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:17:13
- 144二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:18:30
- 145二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:19:49
仮にあいつ捕縛できる兵器なら下手したら四皇とやり合えるな…
- 146二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:20:26
- 147二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:20:52
バギーも似たようなこと言ってたな「クロコとドフィに出し抜かれたのはお前らの責任だろ」みたいな事
- 148二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:24:35
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- 149二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:28:38
海軍が万国以降もオグリの足取りを完璧に追えていればそっちに向かうだろうけど追えて無いなら縄張りにしてるトレセンに来るんじゃないかな
- 150二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:30:17
ハンコックもまともに仕事してくれないしモリアも引き篭もり(しかも海賊王狙いの潜在犯)だしでせやなってなる。
くまは唯一ちゃんと働くとか言われてたけど革命軍名上にパシフィスタやら麦わら飛ばしやらサニー号防衛やらで腹に何物も抱えてるし
- 151二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:31:02
今の所、トレセン諸島の名目上の女王はファインだからどういう反応するのか少しわからんな……
上手く調理できれば素晴らしい曇らせ……もといSSが書けそうだ……! - 152二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:31:31
- 153二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:31:59
過去スレにはデジたんが支部長っていう話があった。
- 154二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:33:02
オグリィは縄張りのピンチにはあせってそうだけど
政府の狗を卒業したこと自体は喜びそう - 155二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:33:35
- 156二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:34:33
マックイーンが七武海撤廃に反対するかどうかは記憶の種類で結構異なりそうな気がする。
オグリが革命軍で七武海にスパイとして入ってるってのだと、頂上決戦で離反してるって話があったから、
そっちだと撤廃してもしなくてもオグリの立場あんまり変わらなそうだから賛成しそうかなって。
七武海を続けているなら多分反対するだろうけれど…こっちの場合七武海のやらかしがひっでぇから、
やむをえず賛成する感じもあるんだよなぁ…パーマーの事で私情を通しているとしたらことさら気にしそうだし。
トレセン諸島が仮にレヴェリーに参加していたとしたら
…自分達の島の治安維持に、オグリの縄張りになっていた事が一役買っていた事を主張し、
それを、例えば証人として呼ばれた裁判官のフラッシュが証明したりオグリの行って来た功績を挙げたりして、
なんとかしてオグリの首に掛かった賞金を撤回させようとする感じかなぁ…。
事情が理解されれば、恩赦か海軍入りとかで収められそうだけど、無理ならお尋ね者ルートかなぁ… - 157二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:35:51
- 158二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:36:27
やっとの思いで世界政府に加入!
世界各地のお姫様と会話! 島外の人も素晴らしいのね!
天竜人に攫われそうになったけど、それを止めてくれたのも天竜人! 思っていたより天竜人って悪い人じゃないのかも?
って、希望を見せたその直後に島最大の護りとも言える同胞を切り捨てなきゃならなくさせるって酷い話よね。
しかも、その王様は(SSによっては)実質似合いそうだからと選ばれただけの少女、まさかこうなるとは誰も思わなかっただけにきっつい……。
せめて執行猶予期間だけでもと物申すんじゃないかな? - 159二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:38:16
- 160二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:38:49
- 161二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:39:09
海軍は他の七武海と同じタイミングで襲撃したいだろうからなぁ、身を隠されても面倒だし
- 162二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:40:52
- 163二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:41:51
- 164二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:45:10
基本女性戦闘員を乗せない白ひげがグラスは特別に乗せてるのやっぱりおでんの影響もあるのかなぁ
- 165二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:47:34
トレセン側に切れるカードが無いから譲歩を引き出すのは難しそう
- 166二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:47:35
謎が謎を呼ぶ白ひげとグラス概念…
- 167二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:47:53
ALIVE ONLY前提でベストな結末としては、そうなるかな
実際は懸賞金が掛からない、ってだけで、海軍が必ず生け捕りにするとは限らないし、
七武海撤廃そのものより新兵器お披露目の実験台にしたい、って思惑が強かった場合は、
ほとんど再起不能な瀕死状態になった上で、トレセン諸島に引き渡されるのも考えられる
くまが物言わぬ身になった以上、オグリは革命軍との繋がりも真っ先に疑われるし、
事実はどうあれ、くまが革命軍とバレた時点で無事では済まないだろうな、とは思う
現時点ではバレてはなさそうだけど・・・
後は七武海撤廃でお役御免になった時、島に戻って平穏な暮らしを得るというよりも、
強力な兵器相手から何とか逃げ回ってギリギリ生き延びる方が、海賊らしいんじゃないかな
- 168二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:47:55
- 169二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:50:34
- 170二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:55:02
新兵器が出てからじゃないとなんとも言えんな、マジでコレアカン…ってやつかも知れんし
- 171二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:55:17
- 172二次元好きの匿名さん21/10/20(水) 23:57:57
これは流石にナーバスにならざるを得ない……哀れタマモクロス、貴方の死は無駄にしない!!
- 173二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:00:21
- 174二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:01:04
- 175二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:02:55
くっそとばっちりだからそうもなるわなぁ…w タマがんばれ、超がんばれ
- 176二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:03:21
- 177二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:07:03
オグリを追ってきたとある海兵達の会話
「やっとオグリキャップを見つけた....」
「なんでよりにもよってワノ国なんかに...」
「これどうやって入ればいいの...?」
「おや?なんであんなに世界政府の船が?」
「トレセン諸島に続いてワノ国が世界政府加盟すんのかな」
「にしてはなんか殺気立ってる気が...」
「おい見ろ!!!よく見たらあんなところにビッグマム海賊団の本船クイーンママシャンテ号が!!??
「なんでワノ国に!!?」
「もう何が何やら!」
「なんだこのカオス!!???!」
- 178二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:07:58
カマバッカがバルディゴみたいな土地なのかもしれん
- 179二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:09:58
(ここで三大将withBNWうまぴょい伝説をするのか……誰かMMDで作ってくれないかな……?)
- 180二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:10:24
- 181二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:10:41
もうなんかコミちゃんまでオグリ海賊団の船員に見えてきた
- 182二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:11:21
君のとこの船長の場合本当に悪い事だぞ
- 183二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:11:32
- 184二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:21:32
オグリが革命軍幹部ってバレたら縄張りにしてるトレセンの立場が危うくなりそう、外から見たら革命軍と直接繋がってる国って思われるだろうし、海軍の支部って名目でガッチガチに監視されそう
- 185二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:26:46
やっぱ革命軍ってわかるとトレセン諸島がやばいよなぁ…
だとすると、やっぱりオグリ達は『海賊』として戦って逃亡生活を送るようになる感じが、
一番オグリ達とトレセン諸島にとって良い結果になるのかもしれんね。
>>163みたいにどこかの島で海軍を迎え撃って、結果はどうあれ海賊として動く感じかなぁ。
- 186二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:27:06
白ひげ→ビッグマムと四皇の縄張りになってる魚人島も、
世界政府加盟国を脱退してないし、反政府勢力に守られてる、っていう理由で
不利益を被ることはなさそう
一方で四皇と繋がっていたジェルマが加盟国脱退になった辺り、
四皇と対等な取引となれば加盟国脱退になるけど、
傘下や縄張りみたいに「支配」される分には問題ないんじゃないかな
- 187二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:28:13
このレスは削除されています
- 188二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:28:34
結論としてオグリの今後はベガパンクの新兵器次第、マジで七武海捕縛しましたとかになったらオグリもやばいでしょう
- 189二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:30:22
- 190二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 00:57:12
ファインが仮に女王としてレヴェリーに向かうとして護衛は誰がすると思う?
個人的にはドーベル(防衛隊ルート)とタイキシャトルあたりが妥当かなと思っているけどみんなはどうかな? - 191二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 01:02:34
- 192二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 01:05:43
- 193二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 01:37:05
タキオンもドン引きよ
- 194二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 01:48:23
何だかんだでワンピも一波乱あるから楽しみだなぁ
- 195二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 01:52:39
なんならこれからなんだよなぁ
- 196二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 02:32:18
※ちなみにタマはオグリと同等に食べるルフィを見た時もこんな顔になってました
- 197二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 07:27:51
200なら黒ライスが復讐を遂げる
- 198二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 07:36:19
200ならライス一家が無事引っ越しできたルート。
ただし引っ越し先はフレバンス - 199二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 07:47:03
20ならライスのウマぴょい全国放送
- 200二次元好きの匿名さん21/10/21(木) 07:47:26