トレーナー君、暗室だよ

  • 1二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 03:33:05

    まず前提として、私は君のことを光らせるのが好きだ。薬が作用していると一目で確認できるからという理由での副作用だったが、視覚的に見る者の気分を盛り上げられる。しかし、流石に身体上で五感を刺激しうる様々な影響が長い間起こりすぎたせいか、正直君に慣れが生じてしまっている感は否めないね。はっきり言って、少々つまらない。不満だよ、モルモット君。
    というわけで逆転の発想さ。明るい部屋からいきなり暗い部屋に入れられると、人間はしばらく何も見る事ができなくなる。目の中で最も感度の高い杆体細胞の働きによって、徐々に物の概形が見えるようになってくるが色までは識別できない。そうした環境の中で人に起こる心理とは?また、それが及ぼす影響は他の精神的な暗黒、いわゆる勝負所などの崖っぷちに立たされた時にも関連するのか…という実験を行おうと思う。というわけで灯りを一気に落とし、一切の光源をも断ってしまおう!
    …。クククッ、何も見えなくなった。君の息遣いの音がなければ、或いは触れ合ってみなくては互いの存在を確信できない状況だ。こんな中で私が君に何を仕掛けたとしても、君には特に防衛策が残されていない。どうだい、トレーナー君…?視覚が封じられた今、他の感覚器の働きが増しているような錯覚を覚えたりは?ふぅン…まあ始めたては特にないか。
    …この際、声とかのヒーリング効果も試してみるのも悪くないかもしれない。波動の振幅や振動数、小声で静かに語りかけることで自律神経系と交感神経系に何らかの変化を生み出せるわけだが…。フフフッ、一体どんな反応を見せてくれるんだい?ほら、私はここだぞ、手で触れ合えばある程度私の位置が感じ取れる。さあ、次は君の耳を貸したまえ…。トレーナークン,スキ…。ハーハッハッハッ!見えなくても分かるよ、かなり驚いたようで取り乱した姿が!真意の解釈は君自身に委ねるとするよ。…次は君の番だぞ?

  • 2二次元好きの匿名さん22/10/15(土) 03:36:01

    本日の更新です
    真っ暗闇の中、タキオンと指を絡ませ、囁き合うなんてことがあったっていいじゃないかと…そういう話です…

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