【ホラー】【ss】【募集】突如開催百物語

  • 1二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:38:57

    ワンピキャラたちによる季節外れな怪談話を詰めていくだけのスレ
    思いついたネタがあればぶち込んでくれると嬉しい
    欲言うとss書いてぶち込んでくれる人いるともっと嬉しい
    自分はホラーが書きたいけどそれ以上に図々しくも読みたい

    確定であるもの:オリキャラ、捏造
    もしかしたらあるかもしれないもの:現パロ

  • 2二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:39:42

    まだ、バラティエが開店したばかりの冬と春の境。おれはクソジジイに隠れて夜中、カップケーキを焼いていた。人にプレゼントしたいものだったから、何度も何度も納得いくまでやり直して。
    練習を始めて2日3日経った夜のこと。裏口を叩く音に気がついた。

    「誰かいるのか?」

    返事の代わりにノックが返ってきて、気になったおれはドアを開けてみることにした。
    そこに立っていたのは綺麗なレディだった。
    どうしたわけかズブ濡れで、おれは温かい紅茶やタオルを用意しようとしたんだがすげなく断られた。

    「代わりに何か、食べるものをくれませんか?」

    焼きたてのカップケーキを渡すと彼女はとても嬉しそうにはにかんだ。
    彼女は次の日もまた次の日も訪ねてきてはカップケーキを貰って帰った。誰かに喜んでもらえるのは嬉しいもので、デコレーションも渡す分だけ少し変えたりなんかしたっけな。
    いつからか来なくなったが……。
    そういや、夜の海上レストランになんてどうやって来てたんだろうな。

  • 3二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:48:09

    昔別スレに上げたやつとかでも良いの?

  • 4二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:51:06

    >>3

    お願いします!

  • 5二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:54:34

    私が一時期乗ってた船の話。
    その船の船長はお宝大好き。だから期待して乗り込んだんだけど、実状はいつだって火の車。その海賊団はお宝よりも宴の方がもっと好きだったの。
    でも船長がどうしても手放さないものがあった。ドールよ。ピンクのドレスを身にまとった金髪の少女。なんで宴好きな船長が平凡なドールを大事にしてるのかって?
    「平凡なドール」なんてとんでもない。ドールの2つの瞳は真っ青。とても綺麗なサファイアだったのよ。
    あいつはいつだって人形と一緒だった。看板にいる時も、戦闘中も、街に買い出しに出る時も、気がつけばドールが近くに転がってた。大事にしてる割には雑に扱うなとは思ったけど、そんなこと興味なかったから深く聞くこともなかった。
    それでいつも通りお宝を持ってトンズラしたの。もちろんドールも一緒。だって1番価値があるのはどう考えたってドールだったもの。
    で、離れた街で換金しようと思ったらドールだけなくなってたのよね。あれは船長の男が大切にしてたってよりも人形が……まあ、どうでもいいか。

  • 6二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:56:43

    じゃあ、人魚たちに伝わる哀しくも恐ろしい童話を話してあげようか。
    本当にあったことだと言われているけど、人間への恐れや反感を煽るために利用されかねないから、あまり言いふらすんじゃないよ。

    「人魚の蝋燭」

    北の海の寒々しい岬に、美しい人魚の娘が一人おりました。
    その人魚はある時を境に突然泳げなくなり、引き換えに蝋燭を無限に生み出す力を手に入れたので、故郷の海底を遠く離れて憧れだった人間の世界へと移住したのです。
    絵を描くのが得意だった人魚は、蝋燭に青い海や珊瑚礁や、魚や貝などの美しい絵を描いて売りながら、ささやかに暮らしておりました。

  • 7二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:57:03

    人魚の暮らす岬には小さな灯台があり、その周りの集落に人々がおりました。
    集落の人々と時折やってくる船乗り達は人魚をあたたかく受け入れたので、彼女は心優しい人たちと幸せに暮らしておりました。
    しばらくして、人魚の作った蝋燭を買った船乗り達が不思議な話をするようになりました。
    人魚の蝋燭を灯台にあげてからそれを持って海に出ると、どんな大嵐の日でも無事に帰ってこれるというのです。
    ご利益のある美しい蝋燭の話が評判となり、噂を聞いた遠い街からもお客が来るようになりました。

  • 8二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:57:47

    >>6

    >>7

    ありがとうございますありがとうございます

  • 9二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:57:58

    集落は栄え、豊かになりました。
    大好きな集落の人たちが幸せそうにしていふのが嬉しくて、人魚は一生懸命に蝋燭を作り続けました。

    しかしある時、集落に人買いがやってきました。
    珍しい人魚を奴隷として売ろうとしているのでした。
    人買いは集落の人達に、人魚を牢に入れて連れてくるよう言いました。
    大金に目が眩んだ人々は、何も知らない哀れな人魚を捉えて売りました。
    蝋燭屋には、人魚の娘が泣きながら生み出した真っ赤な蝋燭だけが残されておりました。

  • 10二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:00:56

    それからというもの、いつのまにか灯台に赤い蝋燭が灯っている事が多くなりました。
    そして、その日は決まって大嵐になりました。
    海難に遭わないというご利益のあった絵付きの蝋燭は全て消え失せていました。
    代わりに、何度消しても消えぬ火を灯す血のように赤い蝋燭が現れ、それを見たものは海で溺れ死ぬと噂されるようになりました。

    そうして集落は滅び、そこから更に長い長い年月が経ち、今ではかわいそうな人魚の話を知る者もありません。
    ただ、「赤い蝋燭は不吉だ」という伝承だけが残されました。


    ……おしまい。
    実話かどうかは知らないけど、あり得ない話じゃないのが悲しいことね。
    人魚の娘たちが身を守るためにはある程度知っておかなければいけないことだけれど、それだけが人間ではないからさ。

  • 11二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:03:00

     その地方独特の風習とかあるだろ。俺とペンギンが住んでた島にもちょっと変わったのがあったんだ。
     海で人間が死んだ時、特に死体が出てこないとか、その死体が一部しか海から出てこなかった時とかは葬式やる前に、浜辺で石を一つ拾ってきて、名前を書いて、森に埋める。必ず昼間じゃなくちゃいけない。
     名前が書けないとか名前がわからない時は、そいつの持ち物をなにか一つ、小石と一緒に埋める。それから家に帰って、夜が明けるまで家に鍵をかける。その晩に誰がやってきても、死んだ人間の名前を言って、そいつが森で眠ってるから、森へいってくれ、ってこたえるんだ。
     なんでか知らないが、そういう決まりなんだ。俺とペンギンの親が死んだときもそうした。森の奥の、大きなモミの木の下に埋めたよ。其処が一番綺麗に見えたから。
     それからその晩、誰かがやって来た。ごめんください、って言われて、入れて下さい、っていうんだ。親父とおふくろに会いに来た、って。
     で、俺とペンギンは親父とおふくろは森で眠ってるから、森へ行ってくれって言った。やけに変な声だった。水の中で喋ってると言葉がぼわぼわして音が響くだろ、あんな感じ。そうですか、それでは失礼しましたって誰かは去ってった。
     おんなじことが三回続いて、夜が明けた。家の周りをぐるぐると足跡が取り囲んで、それは森に続いてた。変わった足跡だった。小人の魚人が居たらあんな足跡だろうなあ、っていう感じのヤツ。それから、魚の腐った臭いも少しした。足跡は森に続いてて、後をつけたら俺たちが小石を埋めた場所はほりかえされてた。土にはぬらりとした粘液がついてて、サカナの腐った臭いはその粘液からしてるみたいだった。俺はなんとなく、ああ、食べたんだな、って思った。それから帰ってきて、親父とおふくろの葬式をした。……あの島じゃ今でも、その風習を守ってるんだろうな。食べられないために。

  • 12二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:03:08

    「訳あって丸2年くらい留守にしていた船の冷蔵庫の整理をこれからする。おい待て逃げんなマリモ、お前も冷蔵庫そのまま海に沈めようとすんなルフィ」

  • 13二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:01:14

    怖い話ィ? 知ってるわけないだろ。海軍は屈強な男揃いの場所。そんな話ありゃしねェよ。……なーんてな。職業柄見たくねェもんはたくさん見るし、家族にはなかなか会えねェし、そのせいか怖い話はむしろ多すぎるくらいだ。雨の日の幽霊とか廊下に佇む少女とか増える階段とか。
    ありきたりだって? そんなんばっかでもねェよ。最近だと、そうだな……これは上官に聞かれたら大目玉だが、『海導』の呪いってのが流行ってたな。『海導』で弔った日の夜には海に近づいちゃならないんだとよ。死んだ奴らが同僚も海に導いてやろうと海に引きずり込むそうだ。海にいれば安心だ。海に守ってもらえる。だからお前も早く来いよってな。あの歌を聞いた幽霊は海を救いと思い込み、おれらを救おうとしてくる……。
    でもこれはデマだな。
    だって海の中のあいつらは助けて欲しそうな顔で、おれを掴んだんだから。

  • 14二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:04:14

    書いてみていいですか?

  • 15二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:08:16

    キャラ崩壊すごいし時間軸捏造&

    ホラーらしくないかも知れないけど上げます!


    捏造怪談話その日…

    連絡先も教えてねェのに、

    突然ドレーク屋を名乗る奴から

    ドレーク?

    『こちらドレークこちらドレーク…

     応答を願う。』

    連絡が来た。

    ロー「…何の用だ、ドレーク屋」


    向こうの電伝虫が

    壊れかけているのか…

    人の声らしくない声がした。


    ドレーク?

    『急な電話をしてしまいすまない、

     トラファルガー・ローに

     間違い無いな?』

    ロー「そうだが…」

    ドレーク?『良かった…○日後に、

     シャボンディ諸島で落ち合おう!』ドレーク?

     『…話したい事があるんだ!!』

    そう一方的に伝えると…

    ドレーク屋は電話を切った。


    ロー「何だったんだ…一体??」


    そして、○日後…ふと、

    ドレーク屋の電話を思い出して。

    挨拶ついでに話を聞こうと、

    シャボンディ諸島へ向かった。


    実際に会って話してみると、

    本人は電話してないと言うし。

    おれ達とは初対面らしく…

    ロー(なら、あれは一体誰だ…)

    そう思いつつも

    おれ達はドレーク屋と別れ、

    その後は

    人間オークション会場に居合わせた

    麦わら屋や

    ユースタス屋と一時共闘したりして

    海軍本部の包囲網を突破したり、

    パシフィスタと交戦したりした。


    何とかポーラータンク号に戻ると、…
    telegra.ph
  • 16二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:08:23

    >>14

    ありがとうございます! 是非に!!

  • 17二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:16:43

    怖い話か?昔キラーと船に乗る少し前ぐらいの話だ、出航は決まっていたし船を造船していた頃だったはずだ、柄でもねぇがキラーと同じ夢を見たんだ、ヴィクトリア、要はカレーうどんのやつだあいつが、夢に出てきて早くこんな窮屈な土地から出してくれ、早く海に出ようって騒ぐんだ
    朝起きてキラーにこと事を話すとおと、同じ夢を見たと言いやがる、最初は信じられなかったが次の日も同じような夢を見た、キラーに確認するとやっぱり同じ夢を見てやがる、もしかしたらヴィクトリアもは早く海に出てぇのかもしれねぇなて話になってよ、多めに金を払うから少し船の完成を早く出来ないか聞いてみたんだ、そしたら元の予定より1ヶ月ぐらい早く完成してよ、元の出港日より早く出れるようになったんだ、海に出てから半年ぐらいたった頃だったはずだこんな話が流れてきた、俺たちが出港したちょうど1か月後に大規模な災害が発生してよ、町はなくなり、生存者は何人いるか分からねぇ勿論俺たちの船を作っていた造船所は生存者0名船は全滅、元のナワバリも跡形もねぇ、今でもキラーと時々話すがもしかしたらヴィクトリアが助けてくれたのかもな

  • 181422/12/22(木) 00:19:58

    >>17

    僭越ながら書かせて頂きました……

    >>17

  • 19二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:43:02

    潜航中のある日の深夜にね
    どうしても船長室にある本が必要になったから、キャプテンが寝てる時にこっそり船長室に入らせてもらったんだ
    要る本をそーっと借りてふとキャプテンの方を見ると、
    キャプテンの寝てる方向に窓があってね
    もちろん窓の外は海のはずなんだけど…
    明らかに魚人でも人魚でも海王類でもない、ボロきれみたいな見た目なのに目だけがらんらんとした何かが窓に張り付いてきて、キャプテンの寝顔を食い入るように見てるの!
    おれビックリしちゃって悲鳴あげそうになったんだけど
    キャプテンの枕元に立てかけてあった鬼哭が急に倒れてさ
    刀身が鞘から出たと思ったら、窓の外の奴悶え苦しみながら逃げてったんだ
    アレなんだったのか、次の日キャプテンに聞いたんだけも
    『さぁな』って言って教えてくれなかったんだよね…

  • 20二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:49:52

    なー、クロちゃん! 呑めってばさあ! 潰した船からたんまり貰ったんだから宴! そして酒! バカ騒ぎ! なのにさっきから不機嫌そうな顔で隅に……っておい、何持ってんだ? 人形じゃねェか。見せてみ──いってェな! 何も本気で振り払うことねェだろ!? ……なァ、その変な人形どこで見つけた? ボロボロだし血の汚れもあるし、なのに目の宝石には傷一つねェ。おい、だんまりかよ。……。おい? クロちゃん? おーい。……聞こえてねェのか?

    ミホちゃーん♡ お願いがあ──って危ねェなおい! 剣振り回すなって。いや、ですからそれ鞘に納めてくれます? ボクちゃん"バラバラ"でもその後殴られるとわかってる剣を受けるのはさすがにちょっと……。それでミホちゃん、頼みがあるんだけど。クロちゃんが持ってる人形あるだろ? あれぶった斬ってくれねェか? ──って怖い顔! おれのこと睨まないでよォ、アレ見てくれって。な? クロちゃん変だろ? さっきから横で何したって反応ねェし、なのに人形に触った途端キレるんだよォ。 あの人形、気にな──あ、斬った。ありがとミホちゃ──って待て待て待て待てクロコダイル! 怒らないで! 怒らないで! おれ様今回の功績者なんだけどォォォ!? 待ってサーブルスはダメだって! ミホちゃん助けてェェ!!


    あー、テントがめちゃくちゃだガネ。
    にしても、なんでこんな妙な勘ばかり働くのか……。

    ま、おれ様みたいにお宝に囲まれて過ごすコツはヤバい物を見極めることだからな。

  • 21二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:55:42

    キッドにはまだ話していなんだが一つだけあるぞ、
    俺は見ての通り常に仮面を付けている寝る時もあまり顔は出したくないもので、上手く隠していることが多い仮面も幾つか予備があるんだが、1つキッド離れた後から相棒とギャンググループを組んで海に出るまで使っていた仮面があるんだ、今は割れてしまっているが1番長く使っていたのもあって長く手入れして使っていたんだが流石にボロくなっていてそろそろ次の奴を使うか……と思ってた時期だった、海に出てすぐの時にホーキンスのように呪術を使う類のやつに喧嘩を吹っ掛けられてしまってな、そいつは難なく病院送りにしたんだが、どうも倒したあとから頭痛がやまない、日に日に夢に殺したヤツが出てきて毎日俺頭を使っている仮面越しにわろうと掴んでくる、その夢自体は問題はないんだ、だが夢を見る度長く使っている仮面にヒビが入って行ってなある日ついにパキンと割れてしまった鉄で出来ているから普通なら曲がるはずなのにパキンと割れてしまったんだ、だいぶ古くなっていたし仕方がないと思っていた頃、どうも俺が倒した呪術師は有名なやつだったようで、こんな噂が流れてきた「あの○○の海で有名な呪術師が頭を掻き毟って最後にはくるみのように頭が割れて死んでしまったらしい」と
    こんな話だ駆け出しの頃だったしキッドにも心配掛けたくなくて黙っていたが結局なんだったんだろうな、仮面は今でも大事にとってあるぞ

  • 22二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 01:10:27

    怖い話じゃないけどこの前不思議なことはあったよ!
    ワノ国を出た後すぐくらいかな、キャプテンに用があって夜に船長室にお邪魔したんだ、でもキャプテンは何かしてたのか机の上で寝ちゃってて前には何か変な作りかけのナスの置物と完成してる緑色の長細い野菜の置物が置いてあったんだ、手を出すのも悪いかなと思って船長室から出ようとしたらガタンて音と焦げ臭い匂いとタバコの匂いがしてなんだろうと振り返ったら、寝てるキャプテンの後ろににおっきい黒いコートを来た人が一瞬見えたんだ〜見間違いかなと思ってその日はすぐ寝たんだけど、次の日その事をキャプテンに伝えたら何故かニコニコしてたんだ、なんだったんだろう?そういえばワノ国ではオボン?て日だったらしいよ!

  • 23二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 01:55:43

    元長官が死んだらしい
    雑談として日々の報告と書類の合間に告げられたそれをおれはへぇと言って聞き流した。殺しても死なないような男だったがやはり死ぬんだな、とそれだけを思って脳の片隅に追いやった
    それから、司法の塔の各所で元長官の幽霊が目撃されているという
    それはどれも必ず後ろ姿で、ほとんどはただ廊下の向こうやふと見上げた窓の向こうにただ佇んでいるだけらしい
    ただ、それとは別に時折手助けをしてくれるのだとか
    例えばある諜報員は資料を探して膨大な書棚のある資料室でさ迷っている時、キチンと収められているはずのファイルが床に落ちる音がしてそちらに行くと書棚の向こうへ消えていく紫の髪を見たという
    例えばある給仕は届いたばかりの食材の箱が崩されていた横に元長官が佇んでいたという。声をかけると煙のように消え、気味悪がりながら食材を元に戻しているとよく似た見た目だが強い毒性を持った別物が複数混在されていることが発覚したという
    そんな事だから特段危険性は無いとされ、「彼も長くここに勤めていたから未練がここにあるのだろう」と職員の多くは納得し気に留めることはなくなった
    おれもふと書類仕事から顔を上げた時、扉の前にある後ろ姿を見る程度だったのですぐに気にしなくなった

    その日、長官室に入るとバルコニーに通じる大窓の前にその幽霊が居た。これから仕事する机の真後ろに居るもんだからちと気分が悪ぃなと思いながら、なんとなく、本当になんとなく声をかけてみた
    「おい、スパンダム、邪魔だぞ」
    ピクリとその後ろ頭が動いた
    ただ突っ立っていた後ろ姿が揺れる
    あ、振り返るのか。なんの感慨もなくそう思った時、

    ぷるるるるるるる…!

    執務机の上で寝ていた電伝虫が鳴き出して、意識がそっちへ持っていかれている内に元長官の幽霊は消えていた

    「………と、報告は以上です。ああ、そうそう。これは雑談なんだけど、元長官生きてたみたいよ」
    「……あん?」
    「戦闘に巻き込まれて海のド真ん中で船から落ちたって報告があったから、てっきり皆死んだと思っていたんだけどどうも上手く海流に流されて遠くの有人島な流れ着いていたみたい。本当に、悪運の強い男よね」

    呆れたようなカリファの言葉が上手く飲み込めない
    あの男は生きている?
    なら、ならば、今おれの目の前で背を向けている影は

    一体、誰なんだ?

  • 24二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 01:57:40

    「あ?おれの幽霊が出た?なに馬鹿なことを……あー、“影”のことか?後ろ姿しか見せねぇ顔のねぇ奴だろ?あれは昔っから司法の塔にいるやつだよ。今度からは無視しろよ。“アレ”が振り返ったらお前死ぬからな」

    (何処に投稿しようか、いっそスレ建てようかと思ってたから渡りに船だわ。スレ主ありがとう)

  • 25二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 03:06:46

    どこかに繋がる伝声管

    うちの船で怖い話と言えば“第三伝声管”だな。
    このポーラータング号には離れ場所にいるクルーに用事がある時、電伝虫だけじゃなく伝声管を使うだろ?そう、まさしく今お前の目の前にあるそれ。

    ある日、おれが今日みたいな不寝番だった時だ。
    突然その伝声管から声がした。

    『こちらペンギン、侵入者だ!クソ、シャチがやられた!』

    ってな。寝ぼけ眼だったおれは、そりゃあ椅子から落ちそうな程にビビった!心臓が凍りつく思いだったね。
    なんせシャチはおれだ。
    ペンギンはその時、おれの隣で眠気覚ましのコーヒーを飲んでた。

    おれ達は顔を見合わせた。
    おれ達が揃ってる場所に、おれ達を装って嘘の敵襲報告。イタズラにしちゃあ度が過ぎてると思うだろ?こちとらこの危険な海で命張ってんだ、流石にお遊びじゃ済まされない。おれもペンギンもそう思った。
    で、おれは怒鳴り返してやったわけだ。

    「テメー、遊んでんじゃねェ!シャチはおれだ、バカ野郎!」

    そしたら向こうも一瞬黙り込んでさ。それからワーワー騒ぐんだ。

    『シャチなはずないだろ!?シャチは今、首がない!』

  • 26二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 03:07:29

    え、続き?ねェんだなこれが。
    そこで送話口からガンッ!て馬鹿デカい音がして、振り返ったらキャプテンが天井睨み付けて伝声管を鬼哭でぶっ叩いてたんだよ。いやぁ、お陰で鼓膜が引きちぎれるかと思った。

    で、だ。
    おれとペンギンでたった今あったふざけた報告をしたワケ。そしたら一言、

    「あっちでは事実だったんだろ」

    とだけ言われましたとさ、おしまい。
    お、とか言ってたらちょうど鳴ってるな。あー無視だ、無視無視。相手すんなよ。
    え?ハートの海賊団が殺戮ガスで全滅?んなワケねェよ、大丈夫大丈夫。

    船長が全身真っ白に固まって死んだ?
    大丈夫大丈夫、あの人は元気に生きてるよ。

  • 27二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 10:14:25

    恐ろしい男

    case1
    最近恐ろしい男に会ったわ。この前の夜、わたしは金髪の男を見つけたの。からかってやろうと思って『わたし、キレイ?』って声をかけたわ。そう、いつものやつ。そしたら『ああ、とても綺麗さ』なんて言うもんだからおかしくなっちゃってマスクを外したの。そしたらね『なーんてチャーミングな口元なんだ!』って……。べ、別に嬉しくなんてなかったわよ!!

    case2
    また、恐ろしい男に遭ったわ。先週末、アフロの男がいたの。面白そうだと思わない? アフロなのよ? 服装はカッチリしててステッキ持ってるのにアフロ。だから『わたし、キレイ?』って声をかけたらそいつの顔はガイコツだったの! 悲鳴あげて逃げちゃった。……わたし、妖怪向いてないのかしら? それになんなの? 『お嬢さん待って! せめてパンツ見せてくれませんかァァァァ!!』って。

    case3
    今度のはとうとう『最悪』な恐ろしい男よ。クマの深い陰気な男でね。いつも通り『わたし、キレイ?』をやったの。困惑しつつも頷いてくれたから続け様にマスクをとって、『これでも?』って言おうとしたらね……。首スパーンて斬られた。意味わかんなかった。思わず気失った。起きたら手紙が置いてあって『悪かった。驚いたもんで。代わりと言っちゃァなんだが、口は縫合しておいた。これからは無闇に夜道で男に声かけるんじゃねェぞ。』って。マスク外してみたらビックリよ! だって口がほら! 見てよ元通り!! わたしもう『口裂け女』なんて名乗れないわよ!! え? ただの美人になったわけだからいいじゃないって? 他人事だと思って何──あれ? わたし、ただの美人になったのか。それは、いいことよね? ……。とりあえずミスコン行って賞金ぶんどってくるわ。

  • 28二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 10:34:49

    >>26

    え、コワッ

  • 29二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 10:45:09

    >>6

    小川未明だ

  • 30二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 19:47:11

    化鯨というもんを知っとるか?ああ、それじゃ。島と見まごうほど大きいクジラでな、体が骨でできとるらしい。骨鯨とも呼ばれとる。ん?そうじゃな、確かにブルックに似とるかもしれん。
    いや怖い話じゃありゃせん。化鯨にはな、普通に生きとる魚が住み着いとるんじゃ。化鯨の行く先々で魚が住み着いてそれが世界中を巡っておるから、時々生息していないはずの魚が獲れるのは化鯨のおかげなんじゃと昔から魚人島では語り継がれておる。
    期待には添えんかったかのう。


    こういうネタを吐き出せるスレが欲しかったんだ
    ありがとうスレ主

  • 31二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:52:26

    このレスは削除されています

  • 32二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:07:16

    あまりに見苦しかったので上げ直し

    きりにひとつびたまにルフィは静かな時がある

    それでどうといったことも無いが

    ふと黙り船縁の向こうを睨んでいる

    なにがおもしろいもんかねと思う

    まァ食材へ手ェ出されなくて良いか


    やたらと濃い霧の海域に入った

    日持ちする乾物に湿気は大敵だ

    念入りに痛んでないかを調べていく

    どれも無事らしいと心底ほっとした


    甲板に出ても開放感はまるで無え

    とっとと晴れてくれないもんかね

    ちと湿気ってもタバコならまあいい

    一本を取り出してジッポを鳴らす


    霧の中から手が伸びてきた


    流石にのけぞって歯を食いしばる

    やたらめったら見慣れた手だった

    愛用の品を握りしめるルフィの拳

    クソテメェふざけんな火傷すっぞ!

    怒鳴るとゴムの本体が飛んでくる


    怒りが喉の奥にすっと引っこんだ

    ひどく青ざめた顔が左右に揺れる

    傷跡まで強張らせて、ささやく




    みられてる




    ポタージュみたいに濃く深い霧

    奥でなにかがゆらりと身じろいだ

















    きりにひをともすのならば

    けっしてひとつにしないよう

    ひとつびはとびらをひらきます


    あちらとこちら

    こちらとあちら
    telegra.ph
    とりかえっこえらく陽気な連中が暮らす島だった

    肌色の薄いとがった耳のそいつらは歌うように話す

    メシも旨いし気候も悪くねえと少し長めに逗留した

    おれは島のチビに懐かれてしまった


    かわいらしいお嬢さんでけっこうなお転婆

    大カブトの整備をしようと見つけた町外れの広場

    いつの間にかすぐ脇で覗いていたチビ

    あまりにも近すぎておれはひっくり返った

    チビはそりゃもう盛大に笑いやがった


    三日と決まった逗留中ずっとチビはそばにいた

    ただしそれは船の外だけの話だ

    何度も何度も乗せてとせがまれたが断った

    海賊なんだカタギを乗せるわけにいかねえ


    最後の日にお別れを言いに行くとチビは俯いた

    あくしゅしてと差し出されたちっぽけな手のひら

    勿論と握ったソレはおそろしく冷たかった

    ぎくしゃく勝手に足が進みだす

    まるでエスコートするみたいにチビを連れていく


    才ある希有なるヒトよ

    海賊の旅路なぞ

    偽物に任せておしまいな・・・


    歌うチビの声は妖艶な女のそれだ

    船へ近づくたびに歌は何重にも聞こえてくる

    涙で滲んだ視界が極彩色に揺れている

    このまま船に乗ったらおれはどうなるんだ


    銀色が視界を真っ二つにした


    霧散する虹色の霧ではありえないもの

    たち…
    telegra.ph
    つるぎのおか一面に花が咲いていた

    白いばかりで面白味もない

    ふりむけば誰もいやしねえ

    はぐれやがってと頭を掻く


    軽く金属の触れ合う音

    少しばかり先に誰かがいる

    腹這いで何かしているようだ

    暇つぶしに見に行ってみる


    まず幅広の剣が目についた

    見るからに無骨で質実、悪くねえ

    使い手も同じような男だった

    そして一心に花を摘んでいた


    やあ、とそいつは立ち上がる

    白い花束をそっと抱えながら

    立ち居振る舞いは相当にやる

    手合わせ願いたいが、無理だな


    すまないが丘へ行きたい

    男が朗らかに言った

    後ろにある小高いそれだろう

    指さしかけて首を振った


    しゃあねえ案内してやるよ

    言えばすまないなと頭が下がる

    剣士のよしみだと笑ってやった

    脇を通るとかすかに花が香った


    君は三振りも使うのかい

    あァ、三刀流だからな

    よくわかるもんだと相槌をうつ

    背後から花が一つ落ちる音がした


    丘へ一歩を進めるたびに

    花の落ちる音がした

    足下を見れば同じ花だ

    詰まれ萎れて潰していた


    丘の頂上は礫と砂ばかり

    一つだけ突き立てられた石

    脇に何かが転がっている

    見覚えのある赤錆びた幅広の剣


    両目を矢に貫かれた男の骸


    背後から花が一つ、飛んできた

    手にしたそれを供えてやる…
    telegra.ph

    大変失礼しました…

  • 33二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 07:38:59

    ウソップさんが訪ねてくれるようになってから半年ほど経った頃だったと思う。

    「最近あの青年の良い評判を聞きますよ」

    買い物帰りのメリーが私に教えてくれた。

    「それ本当!?」

    「ええ。荷物を代わりに運んでくれたとか、屋根の修理を手伝ってくれたとか」

    メリーは笑いながら答えた。私の反応が良すぎて、おかしかったんだと思う。
    だってウソップさんはとても優しくていい人だから、みんなにもそれを知ってほしかったんだもの。嬉しくなった私は次の日ウソップさんにその話をしたの。そしたら彼、

    「何の話だ? おれはそんなことしてねェよ」

    ウソップさんてば、とっても謙虚なの。それか案外恥ずかしがり屋さんなのね。


    「だから、おれはそんなことしてねェって」

    同じような話をメリーやクラハドールから聞くことがしばらく続いて、やっぱり嬉しかったから私はそれをウソップさんに伝えたの。
    そしたらウソップさんたら、不機嫌そうな顔で木のさらに上の方に登り出しちゃって。

    「ウソップさん! 危ないわよ!」

    「こんくらい平気だよ。……カヤが嘘言ってるとは思えねェし、だけど俺は何もしてねェし、ここまで来ると気味がわ──って、うあああ!!」

    「ウソップさん!!」

    考え事をしてたせいでウソップさん落っこちてしまったの。大慌てでクラハドールを呼んで、お医者様を呼んでもらって。足の捻挫だけで済んだからよかったけど、あの時はとてもゾッとしたわ。

  • 34二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 07:39:36

    >>33

    怪我をしたウソップさんは次の日も来てくれて楽しい話をたくさんしてくれた。心配だったけど全く嬉しくなかったと言えば、嘘になるかも。

    でもその日、メリーが教えてくれたの。


    「そうそう。彼ですが、今日は木にかかった洗濯物を取ってきてくれたのだと──」

    「それ本当!?」

    「え、ええ。本当ですとも。それがどうかされましたか?」


    木にかかった洗濯物を取ったってことは木に登ったってことでしょう? でもウソップさん、足が治ってないから昼間は木に登らないでわざわざ下から大声で話を聞かせてくれたのよ? なのに、こんなことってある?


    「どうしたのですか? こんな夜中に」


    その日は眠れなくって下に降りるとクラハドールがいて、紅茶をいれてくれた。

    この話、クラハドールはどう思うかな。

  • 35二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 07:40:06

    >>34

    「……なるほど。確かに妙ですね」


    話を聞いたクラハドールは私の向かいの椅子に座った。


    「信じてくれる!?」

    「彼が怪我をしたところは私も見ていますし、メリーは適当なことを言う人ではありませんから」

    「そうなのよね……」


    だから余計に謎なわけだけど。


    「そういえば船乗りたちが噂していた昔話を思い出したのですが」

    「昔話?」

    「ええ。昔に聞いたものですし、ただのおとぎ話なので関係があるとは」

    「いいわ。続けて」


    今回のことに関係があってもなくても他の話を聞くことで気を紛らわせるかもしれない。


    「嘘をついてはいけない。そのことを彼の故郷では徹底して教えられるそうです。嘘をつけば『自分』があやふやになる。あやふやになっている間に何者かがその人に成り代わろうとやってくる。成り代わられた人は自分が誰であるかを見失い、消えてしまう」

    「そんな……」

    「ただのおとぎ話ですよ。もうお眠りなさい。寝たら嫌な考えも消えるでしょうから」

    「ええ。そうね……。おやすみなさい、クラハドール」

    「おやすみなさいませ」

  • 36二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 07:41:19

    >>35

    ベッドに入っても私は寝付けなかった。その内雨まで降ってきて、気分は余計に落ち込んでしまった。


    その時だった。


    「おーい! カヤ!」


    窓の外に誰かいる。そしてその誰かは私に話しかけている。

    その声はウソップさんのものととてもよく似ていた。


    「……誰?」


    恐る恐る声をかけると、窓に影が映った。近付いてきたらしい。影は雨粒でぐにゃりと歪んでしまっていて、薄気味悪かった。


    「誰っておれだよ! おれ!」


    ──ウソップさん?

    咄嗟に訊いてしまいそうになるのを堪えて私はもう一度尋ねた。


    「あなたは、誰?」

    「だからおれだってば! おれ!」


    嘘。だってウソップさんは怪我をしていて木に登れるはずがないし、夜中にいきなり訪ねてくるような常識知らずでもないもの。

    なぜだかこの相手を「ウソップさん」なんて呼んではいけない気がした。

  • 37二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 07:41:52

    >>36

    「誰ですか」

    「おれだって言ってるだろ!?」


    影が大きく揺れた。怒っているのだと直感する。


    「帰ってください」


    影は何も言い返さない。


    「帰ってください」


    返事の代わりに雨粒が窓を叩く音だけが聞こえる。


    「もう帰って!」


    半分怒鳴り声で言えば、影はふっと消えた。結局その夜は、一睡もできなかった。



    「カヤ! 今日は冬島での冒険の話を聞かせてやろう!!」

    「ウソップさん。今日は私もお話してみたくて……」

    「カヤが? 珍しいな。いいぞ。どんな話だ?」

    「えーっと、小さい頃読んだ絵本の話なんだけど──」


    クラハドールの話は怖かったけど「嘘をつかないで」なんて、ウソップさんには言えなかった私はしばらくの間絵本の話を続けた。やっぱりウソップさんみたいには上手く話せなかったけど、彼はそんな話にも付き合ってくれた。

    結局あれ以降、あの影が現れることはなかったけれど今でも思い出しては不安になるの。この島のどこかに影はまだいて、誰かを狙っているんじゃないかって。

  • 38二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 07:42:26

    >>37

    「ねー! カヤさん! 聞いて聞いて!」


    呼ばれて我に返るとにんじんくんたちが立っていた。


    「あ、みんな。おはよう」

    「「「おはようございます!」」」

    「どうかしたの?」

    「それがさ! キャプテン帰って来たんだって!」

    「……え?」

    「隣の家のオバチャンがさ! 重い荷物運んでもらったって言ってた!」

    「ミズクセーよな! おれたちにもカヤさんにも何も言わないでさ!」

    「きっと恥ずかしくて内緒にしてるんだよ! それかサプライズでもするつもりで!」


    そんなはずないわ。だって麦わらの一味の記事をつい先週見たばかりだもの。それも東の海から遙か遠くでの内容。

    ──ねえ、ウソップさん。島に帰ってきているの? それなら今すぐにでも会いたい。それともこの島には、何かが潜んでいるの?

  • 39二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 08:19:41

    既製品(別スレに上げたことのあるもの)でもよろしければ…


    「うちの船を沈めようなんざ、百万年早いんだよ」それはどんよりとした曇り空の日のことだった

    海図制作中のナミさんと読書中のロビンちゃんにお茶を持っていった帰りにふと甲板を見ると、ウソップとマリモが将棋をしていた

    将棋はチェスに似てるが少し違うゲームで、最初うちではマリモしかルールを知らなかった

    おれのいた場所からは盤面はよくわからなかったが、表情からウソップが苦戦しているのはわかった  


    「うーむ、この振り飛車は苦しい……」

    「さっ、どうでる?」

    ウソップは頭を抱えて自分の駒を動かす

    ウソップの駒の動きを確認した後、少ししてマリモも駒を動かす

    そうやって互いの駒を動かしたり取ったりを繰り返した後、しばらくしてウソップが「まいりました…」と頭を下げた


    「やっぱお前強いなー」

    「ははっ、よく村のじいさん達とやってたからな」

    簡単の声をあげるウソップにマリモは笑ったが、


    「さて…それじゃ、さっさと帰ってもらうぜ」


    直後、戦闘時のようなギラリとした視線をウソップに向けた


    「えっ?お前、何言って?」

    「お前、さっき言ったろ。「その振り飛車は苦しい」って。一番最初にお前が言った通り、“ひしゃく”はやったぜ?」

    戸惑うウソップにマリモはニヤリと笑う

    振り飛車?ひしゃく?…
    telegra.ph
  • 40二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 19:05:23

    >>27

    たくましい某怪異さんで草

    ワンピらしい

  • 41二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 19:26:14

    おれがガキだった頃の話なんだが……姉貴にこう言われたんだよ。"二羽のカラスがこっち見ながら鳴いたら振り向かないで走って帰れ"ってな。
    まぁそん時は子供を早く家に帰す為の嘘か方便だと思って気にも止めてなかったんだよ。

    で、ある時おれと姉貴は日が暮れるまで遊んでたらマジで二羽のカラスがおれたちを見ながら鳴いたんだよ。何度も。何度も。何度も。
    そんなの初めてだったが……姉貴の言いつけを覚えてたから"すぐに帰んなきゃ"と思って姉貴を見たらな、真っ青な顔しておれの手を掴んで急に走り出したんだ。

    まだガキだったおれはその姉貴が怖くて泣いちまったんだ。それに普段ならおれが泣くと姉貴はおれを抱き抱えてくれるんだがそん時だけはそうしなかった。後にも先にもその1回だけ。
    そのまま2人で走って走って、ようやく城に着いた時たまたまカイドウ様がいてな。それで初めておれたちは安心出来たんだよ。
    で、そしたらカイドウ様が見た事ねェような怖ェ顔で覇王色出してよ。おれも姉貴も気絶しちまったんだ。

    …あ?その後?何もねェよ。海賊団の奴らに介抱されて姉貴とメシ食って風呂入ってそれで終わり。

    ……でも最近気付いた事があるんだ。
    もしおれがあの時抱っこされてたらおれは後ろを見る形になるだろ?
    …だから姉貴は抱っこしなかったんだって。

  • 42二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:58:01

    >>41

    怖い話だ

    そして愛の話だ

    いい…とてもいい…

  • 43二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 08:00:16

    グランドラインにはやばい怪異もいそうだよな

  • 44二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:56:44

    意味がわかったら怖くない話ってあり?

  • 45二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:31:20

    >>44

    アリ寄りのアリです!

  • 46二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 21:20:34

    ゾロがスリラーバークで眠ってる時に見た夢のお話です

    変な夢を見た

    おれの身体を真っ黒なデカイ蛇が這い回ってる夢だ
    すぐにでも振り払いたいところだが、何故かおれの身体はピクリとも動かねェ
    その間も蛇は赤い舌をチロチロと出しながらおれの身体を上っていく
    そして蛇が鋭い牙をおれの首に突き立てようとしたところで、何者かが現れて蛇を捕まえた

    急に現れたソイツは、男か女かはわかんねェが雪みたいに真っ白な髪をしてた
    細腕だが、必死に抵抗する蛇を掴んで離さない
    ソイツはおれに微笑みながら「コレは私があちらへ連れていきます。あなたは、お帰りください」と言った
    気がつくと、おれはベットの上で目を覚ました

  • 47二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 01:48:19

    >>45

    ありがとう

    短いけど投げるね


    なあ知ってるか、海列車の話

    だいぶ前に人を轢いたことがあるらしい

    轢かれた男は今でも海列車のレールの上にたち続け、轢かれ続けてるらしいぜ

    今でも海列車に乗ってると何かを轢いたような音がするんだってさ

  • 48モブ海兵いる1/322/12/25(日) 07:26:02

    これは、訓練兵時代の友人から聞いた話です
    ああ 言ってなかったですね、ヘルメッポさん以外にも仲がいい人はいるんです 軍隊ではチームワークも大事ですから
    ガープ中将に拾ってもらった時は体も未熟で、雑用としての仕事としごきに着いていくのに精一杯で…
    そんなときに彼の陽気な性格には励まされました
    あの日、再会した時も彼らしい軽い口調から話は始まったんです
    ちょうど、こんなふうに…




    お久しぶりですね、コビー大佐 ははは、なんてな、冗談だよ 元気だったか?コビー
    泣き虫のお前が今では出世頭たぁな こうして俺たちの期待の星と喋れるんだから、はるばる本部まで訪れた甲斐があるってもんよ ああ俺か?実はさ、配置換えを申請しようと思ってるんだ 今日来たのもそのためだ。あの支部は凶悪な海賊もいねェし適度に遊べるところで悪くなかった ただなぁ、規律に納得いかなくてよ。あ?いやいやそんなモンじゃねェよ 軍隊に理不尽なしごきはつきものだろ?腹筋100回だってやってやらあ 俺がいやだったのは、ちょっと種類が違うんだよ、まあ聞け

  • 49モブ海兵いる2/322/12/25(日) 07:27:58

    お前さ、ロクセンさんの廊下って知ってるか?やっぱ知らねぇよなあ あの支部だけのローカルルールってわけだ 俺がいた支部の基地にはよ、たまに、あるはずのねぇ廊下が出現するんだ 迷った新人海兵の与太だって思うだろ?だけど見たらすぐ分かるはずだ。だってお前、”ピンクの花柄の壁紙”した廊下なんて、海軍基地にあるわけないだろ?それだけでも不気味なのに、その廊下にはロクセンさんが張り付いてるんだと。基地内を移動してたら、西の海風建築の、明らかに場違いな廊下に辿り着くことがあるから、そうなったら女の海兵は甘ったるい声を出すか、男の場合無言で走り抜けなきゃなんねぇ ロクセンさんは子供には優しいけど大人にはそうとは限らないからな まあ盲目みてぇだから声で欺くか気配を殺すしかないってことだな それが俺の支部の規律だ、意味分からねぇよな?でも先輩がマジ顔で語るからさぁ、みんな従うしかないんだよ。何で「ロクセン」かって?そんなのお前、

  • 50モブ海兵いる3/322/12/25(日) 07:29:17

    六千回石で打たれて公開処刑されたからじゃねぇか
    本人から聞いたから信ぴょう性はあるぜ それにしてもよぉ
    惨いことするよなぁ、子供想いの母親によ、六千べんもなぁ…
    石打ちなんかするからロクセンさんの手足はばきばきに折れて張り付くことしかできなくなったんじゃねぇか
    石で潰されたせいで目も見えねぇから音でしか相手の存在を感じられなくて、そんな可哀そうな人を無視するとか騙すとか…そんな規律、おかしいよなぁ?なぁ、コビー!お前もおかしいと思うよな!おかしいよなぁ!おかしいんだよぉ!!だって張り付いてるんだ今も!!!





    ぼくは、変わり果てた友人を黙って見てるしかありませんでした。見聞色で彼の感情をうかがったところ、おびただしいほどの幸福で満たされていたからです。彼が「張り付いてる」と指を差す方向にも目を向けましたが、ついぞ何も見えませんでした。おそらくロクセンさんは彼の瞼の裏に張り付いていたんでしょうね。ほどなくして彼は海軍を去りましたが、その支部は今でもあります。

  • 51(昔の話の後日談的な)22/12/25(日) 08:49:50

    クロスギルドには、時々「色の無い3兄さん」が出る、無論本人の能力で動いてる蝋人形じゃない。まだバギーズデリバリーも始めたての頃、有名な資産家(今もウチの大口の客)が送り付けて来た、3兄さんが太古の島に置いてきた曰く付きの蝋人形がソレだ。
    本人は付属の手紙を読んだ後「……よく、頑張った。あの子が居たら着色してあげれるんだガネ」と言って、自室に決して小さくない彼を引き取り、経緯が経緯なんで俺達も部屋に入ったら拝んでたりしてたんだ。
    そんな折、幽霊騒ぎが起きた。社長が毎夜顔がくり抜かれた女に首を締められるって奴

  • 52(昔の話の後日談的な)22/12/25(日) 09:05:16

    え、顔がくり抜かれたって?そのままバターとかバニラアイスとかくり抜いた……ああ、ごめんごめん続けるわ。そんな夜社長がふと目を醒ますと枕元に白い人が居る(なんだ蝋人形……いや、なんでいやがる……?)と思ったらしいが疲れでそのまま寝落ちした社長がスッキリとした目覚めで辺りを見回すと

    首の砕けた蝋人形の3兄さんが倒れてた

    ……もー、大騒ぎだったわ。二人共酷く取り乱してさ。…けど彼は蝋人形だからね

    そんな訳でミホークさん、枕元に蝋人形が居ても叩き斬らないで下さいよ。ウチの守り神なんですから

  • 53(昔の話)22/12/25(日) 09:18:05

    恐竜と巨人族が闊歩する島で、海難事故で唯一生き残った私を拾い上げ一ヶ月もの間世話をしてくれたオジサンが居たんです。

    頭に数字の3のヘアスタイルに、毎日密林地帯で活動していると言うのに汚れ一つ無い服装。『親に逢いたい。さみしい』と溢した時の表情は今でも覚えています。

    ある日、奇跡的にもログの関係でこの島に停泊して下さった貨物船が現れたんです。私は歓喜してオジサンの方に振り向きました。

    確かに少し前まで喋っていたオジサンは、真っ白な蝋人形になっていました。


    私が生き延びた以上、アレは幻覚では無かったのでしょう。ならばその願いを叶えたいと思いました。 どうぞお納め下さい。闇金ギャルディーノ様

  • 54二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 10:56:58

    >>20

    これが>>5と同じドールだったりすると面白いなと思ったりした

  • 55二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:14:12

    >>54

    ビンゴです!

    同一書き手同一ドール

  • 56一味来訪三日前22/12/25(日) 16:53:54

    昔、ジョーラがアジトの一室をアトアトの実の能力で閉鎖した事が有った。
    普段の作風をかなぐり捨てた、糸、紐、縄、鎖、テープ、ワノ国の札、木の板など…兎に角封鎖封印の意志しか感じられない壁画にアイツは「………………閉じ込めなきゃだめなの」としか返さず、その目の据わった態度にただ事では無いと察した俺達はそのまま生活する事に決めた。

    (……そんな事も有ったな)

    久々に、その壁画の有るアジトに足を伸ばした俺は壁画を拝もうと歩みを進める。

    「…………は?」

    壁画が変わっている、縛っていた物品全てが床に落ちて、ドアが開いている絵に変って、部屋の中には……

    「…………なんだ、普通の部屋じゃねーか」

    真っ白な太陽が、燦々と部屋の中を照らしていた

  • 57※この後おいしくいただきました22/12/26(月) 01:21:41

    誰しも一度はドーナツの穴を覗きこんだことはあるだろうが、ドーナツの穴から覗き返されたことのある者はそうそういないだろう。
    ましてやメリエンダに食べようとしていた大量のドーナツ、その全ての穴からまったく同時に覗きこまれたなんて者は。

  • 58新入りの見習いの子22/12/26(月) 09:31:28

    あの、イッカク姉さん、今少し時間ある?…えーと、その、ちょっと相談したいことが…ほら、うちのクルー、男ばかりでしょ?だから……う、うん…ありがとう。

    どこから話したらいいかな…先月、私が熱出して寝込んだことあったでしょ?嵐が来そうでみんな急いで島から出たのに、出航したら機械トラブルが起こって潜航できなかった時。あの時はごめんなさい、私整備班なのに手伝いできなくて…

    なんか、普段は嵐の時はいつも潜っててあんまり影響感じないから、逆にみんな嵐に慣れてなくて船酔い大変だったって後からハクガンに聞いた。私は医務室で寝てたから外の様子分からないけど、船が凄く揺れてるのが分かる。ポーラータング号は頑丈だってシャチがいつも言ってるし、熱で頭が上手く回らなかったからかな、何か揺れてるの気持ちよくていつの間に寝ちゃった…ちょっと笑わないでくださいよ!

    ……それからね、急に耳元に息を感じて、誰かが低い声で喋ってる気がした。頭が重くて意識もはっきりしないけど、何回も同じ言葉を繰り返してるから徐々に分かってきた。その声は私の名前を呼んでいた。そしてその声はキャプテンの声だった。でもいつものキャプテンの声と何処か違うとなんとなく感じた。何か、凄く優しくて、柔らかくて、その、なんていうの…色っぽい感じ?……そう!びっくりするでしょ!

    キャプテンがずっと呼んでいるから、私を起こして検査でもするのかと思って目を開けた。そしたらすぐ目の前にキャプテンのピアスがあってびっくりした。気のせいかと思ったけど本当に息が感じるくらい顔が近かった。私が起きたのを気付いて、目の前のピアスが少し離れて顔の全体が視界に入った。部屋は暗かったけど確かにキャプテンの顔だった。ヒゲ、もみあげ、目の下のクマ、無造作な黒髪、胸元のニコちゃんマークと両肩のハートのタトゥー……そういえばキャプテン帽子被ってないなあってぼんやりと考えたら、それどころか服も着ていないことに気付いて眠気が飛んだ。

  • 59新入りの見習いの子22/12/26(月) 09:33:32

    私の反応を見てキャプテンが少し笑った。「ごめん、びっくりさせちゃった?」って。なんかこう、凄く甘くて、部屋の空気すら甘く感じて、眠気は覚めたのに前より頭が回らなくなっていて訳がわからなかった。とりあえずうんと返事したら「大丈夫、俺に任せて」ってキャプテンが言った。任せるって何をって思ったら、また顔が近付いてきて、そして耳に何か柔らかくて濡れてる物が触ってる感じが……ちょっと悲鳴やめてくださいイッカク姉さん!気持わかるけど声が大きい!私もあの時鳥肌立ったし背筋も凍ったから!

    …もう本当にびっくりして混乱してどうすれば良いか分からなくて暫く固まってたけど、やめてくださいってようやく言い出せたら「どうして?俺のこと嫌いか?」ってキャプテンが言った。そういうわけじゃないけど…私の恩人だし、感謝してるし尊敬してるし大好きだけど…って思ったらキャプテンがニヤと笑ったの。「俺も大好きだ」って……だからぎゃあああってやめてよ姉さん…もうわかったから気持ち悪いって…

    私は声に出した覚えがないのに心を読まれてるって気がして怖くなっちゃった。でも起き上がろうとしても手足が言うこと聞かない。体がどんどん重くなってて、ベッドの中に沈んでいくみたいで、身体中何かに触ってる気がしても全然動けない。キャプテンの声が耳元に何かを囁いてるけど自分の心臓の音がうるさくて聞き取れない。空気が甘くて息が詰まりそうで、生暖かくて頭が融けていく。

    何も考えられなくなっていて意識も朦朧になってきてもうダメかと思った時、扉の開く音がした。廊下の光が部屋に入ってきて、その中に帽子の被ってる長い刀を持ったシルエットが立っていた。「おれの大事なクルーに手を出すとはいい度胸だ」ってキャプテンの声が扉の方から聞こえた。いつものキャプテンの声だったけど、いつもより冷たい感じがした。

  • 60新入りの見習いの子22/12/26(月) 09:39:51

    私の上に乗ってる“キャプテン”は一回扉の方を見たらまた私に向いた。その顔に見たことのない表情があった。口は横に大きく広げて、歯を見せて笑ってるように見えるけど、見開いてる吊り上げた目に逃げたい衝動と逃げられない絶望を同時に感じ取った。でもそれは一瞬だけだった。次の瞬間にその顔はもう何処にもなかった。目の前にはキャプテンの刀の鬼哭が冷たく光ってるだけ。その一瞬の間、刀身にコウモリみたいな翼の生えた形のよく分からない化け物が映ったのを見えた気がする。

    「はァ……大丈夫か?」とキャプテンが私に声をかけたけど、返事ができなかった。さっきまで全身を覆いかぶさっていた感覚が綺麗に消えたけど意識は朦朧としたままだった。キャプテンは私の額に手を当てて「熱が上がっちまってる…悪い、おれのミスだ。もっと早く気付くべきだった」と言った。キャプテンの手はひんやりしてて気持ちよかった。キャプテンって私が譫言みたいに呼んだら「もう大丈夫だ。安心して寝ろ」って言われて頭にぽんと軽く叩かれた。そしたら今度こそ意識が海に沈んだように寝た。

    結局あれから熱が2日も続いて3日目の夕方にようやく起きれるようになった。起きたらキャプテンの鬼哭がベッドの横に立てたから船長室まで持っていた。刀をキャプテンに返して、あれは一体なんだったのって聞いた。そしたら「インキュバスよりタチの悪いやつだ。嵐の夜に出て、人を誘惑して精を吸い尽くし、抵抗できないようにして喰う」って教えてくれた。私あの時結構危なかったなあって。

    …え?結局相談したいことってなにって?そ、それは…あ、いや、対処法はキャプテンに教わったから大丈夫だけど………

  • 61新入りの見習いの子22/12/26(月) 09:41:57

    (衝動的に初めてホラー書いた。楽しかった。)

  • 62ボーナス上乗せ22/12/26(月) 10:10:41

    ミス・オールサンデー経由で、ミス・ゴールデンウィークから一枚の絵と手紙が届いた。「最近のお給料注ぎ込んて買った、不思議な絵の具で描きました。喜んでもらえると嬉しいです」の一文に俺は眉を顰める。
    (給料全部……Mr.3は何を……いや、アイツも芸術家だからな)と考えつつ、包み紙を開くとソコには一面真っ白なキャンバスが現れた。「白紙……いや、塗っては有る……どんな絵の具なんだ?」と呟きながらなんの気無しに枕元にソレを飾って寝た。
    翌朝、水を飲みながら絵の方へ視線を向けた瞬間コップが手から滑り落ちる

    「……ミス・ゴールデンウィーク。怒ってないから答えろ。あの絵の具は何処で仕入れた。……いや怒ってないからMr.3を呼ぶな!!」

    怒鳴り散らす俺を、絵の中の“仲間達”は笑いながら見守っていた。

  • 63二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 10:25:59

    自分は>>1ではなくただのスレファン

    ごめんだけど登場人物間で絡みがあるならせめて注意書してほしい

    夢とか夢主とかキャラ×オリキャラとか…例え怪異相手でも認識がキャラだし…

    勿論それ以外の非公式CPでもCP要素あるなら表記ほしいけど(しかしスレタイ的に夢やCP要素自体ちょっとなと思う派)

    スレ主的にOKなら余計なこと言ってごめん消してください

  • 64二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 10:28:15

    上のやつ出ようはlikeの方でキャプテン大好き!!をやべぇ怪異が曲解してLoveの方にして色仕掛けしてきたて話とちゃいますの?

  • 65二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 13:15:59

    >>64いやそれは分かるんだけどオリキャラが語り部ではなく主人公っぽいしキャラ×オリキャラの絡み要素強めだなと


    個人的には妖しくもしっとりした雰囲気がいいなと思った

    けどそれはそれとしてホラーではなくホラー要素ありの夢では?とも感じた

    あと今後非公式CPの恋愛的な絡みが出てくるけど怪異が勘違いしただけだから!ってCP要素が多く出てくるようになったらヤダなと思って口出ししてしまった…凄く良質なホラースレなので…

    不快にさせたらごめん

  • 66二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 14:04:01

    >>65

    自意識過剰かもしれないけど自首します。58-60を書いた人です

    あにまん&SS初心者なので勝手がよくわからなくて、CPのつもりじゃなかったけど、そう見えるかもしれないって気付かなかったから注意も書いてなかった…あとオリキャラにしたのは原作キャラの関係性を変えたくないからです…


    でも理由は別にどうでもいいからとにかく不快にさせてごめんなさい

    削除したほうがいいかな?

  • 67二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:51:01

    >>63

    >>66

    スレ主です

    すみません! 全然スレ内ルールとか考えてませんでした……

    オリキャラOKルールくらいしかなかったので混乱させてしまったかなと思っています

    ジャンルを「ホラー」と大きく取ってしまっているのに、色仕掛け系の怪異が出てくるものがあることすっかり失念していました


    このレス以降の話でオリキャラと原作キャラ(怪異が化けているもの・幻覚等、見た目や描写が被るもの含む)の恋愛絡みや過度な接触が出てくる話は【閲覧注意】と文始まりに入れてほしいです!

    怪異が原作キャラを幻術や精神干渉で惚れさせようとする系も恋愛描写が多い場合は同じようにしていただけるとありがたいです

  • 68二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:58:24

    新ルールを守って皆でホラーを楽しみたいね


    イルカの卵 1/2

    よぉ、海賊の兄さん。
    アンタ、イルカの卵って知ってるか?

    おっと、そう睨むなよ。分かってる分かってる、イルカは卵を生まない、ってんだろ?
    卵って言うのはちょっと語弊があったな。この島の海域に暮らすイルカはな、“イシダキイルカ”って名前なんだ。
    “イシダキ”は“石抱き”。そのままの意味さ、奴ら石を抱いて泳いでるんだ。

    イシダキイルカが抱く石は、大抵が壊れた浮漂(ブイ)やデカい貝殻。まぁ価値のないゴミだ。だが群れのボスが抱える物は“イルカの卵”って言う本物のお宝なんだ。
    その額なんと一個2000万ベリー!見た目は石そっくりだが、ボスを当てれば一攫千金!ロマンのある話だろ?
    だが高いのには訳がある。奴らは頭がよくて“石を抱いてない奴”が近づくとすぐに逃げるんだ。

    「逆に言えば石を抱いた奴には寄ってくると?」

    あれ、なんだ兄さん知ってんのか!
    マ、こんな辺鄙な島に来る海賊なんて皆イルカの卵目当てか。そうだよ、アイツらこっちが石を抱いてると仲間だと思って寄ってくるのさ。だからここいらの漁師は、みーんな石を抱いて海に潜って漁をするんだ。

    「…ひとつ言っておくが、ここは水深350mだ。ついでに海上はサイクロン。波は大荒れで、漁船が浮いていられる環境じゃない」

  • 69二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:59:18

    2/2

    「だよなぁ?だからおれも一旦船にあがりてェんだけど、さっきから何度ロープを引っ張っても仲間が引き上げてくれないんだよ」

    船に残った連中、うっかり昼寝でもしてんじゃねェだろうな?
    ────カタカタ、カタカタ、【イシダキイルカに抱かれたされこうべ】が不満げに顎を鳴らす。

    ローはゆっくりと、落ち着き払った動作で腹に抱えていた白いクッションを手放した。途端、興味深そうに船長室を覗き込んでいたイルカは目を丸くし、慌てた様子で窓から離れていった。
    アッ、チョット、待って兄さん、おれも船に乗せて、とかなんとか聞こえた気がしたが、ローはその全てを無視した。死の外科医の賢い脳みそが「これは構ってはいけない奴だ」と警鐘を鳴らしていた。


    程なくしてハートの海賊団は新しい島に上陸する。
    そこは“イシダキ島”と言う、三十年ほど前に無人になった島だった。

  • 70二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:10:52

    ローは視える、場合によっては祓えるという共通認識があるの本当好き
    供給多くてありがたい

  • 71二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:11:17

    >>70

    ‪✕‬共通認識

    〇集団幻覚

  • 72二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 08:14:16

    んんん間違いではないけども……

  • 73二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 12:56:35

    >>41

    【ササキの話】

    "ぺーたん"の割になかなか面白い話だったな。

    まぁそう怒るなよ。次はおれが話してやる。

    おれがここに来る前は自分の海賊団を率いてた訳だが、要はその時の話さ。


    お前らも船乗りなら"船幽霊"くれェ知ってるよな?ほら、夜の海で『ひしゃくをくれ』って言ってくる幽霊だよ。


    で、おれが夜の船番をしてる時に出たんだよ。

    まぁぶっちゃけると何回かそういう事もあったし少し慣れてはいたんだ。…だがその夜だけは違った。


    おれはあらかじめ船に用意しておいた底抜けのひしゃくを投げてやり過ごそうとしたんだがな、投げる瞬間に腕を掴まれたんだ。……さすがにビビったよ。


    思わず海を覗いちまったらそこには"おれ"がいたんだ。

    海面下のおれは何かを伝えるように口を動かしてたんだが何か急にムカついてきてな、武装色で思い切りそいつの顔面ぶん殴ってやったんだ。


    そしたら船幽霊は消えた。

    幽霊にも覇気って効くんだなって思ったよ。


    で、一息ついた所でさっきの"おれ"が何て言ってたのか気になってきてな。

    読唇術なんかやった事もねェが何となく奴が何度も何度も言ってた言葉は分かったんだ。


    "おれはお前だ"……だってよ。


    ……なぁ、おれって"おれ"だよな?


  • 74二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 12:57:09

    >>73

    【マリアの話】

    次は私の話なんだけどさ。

    何年か前に客に言われたんだよ、"あの赤い髪の子は三味線が上手だね"って。


    私の店に赤い髪の子は何人かいるけどその客には付いてない。一応赤い髪の子たちに聞いても答えは同じ、なんならその客には会った事もないって。……でもその後何人かの客に同じ事言われんのさ。


    それに不思議な事にどの客もその子の顔覚えてないんだ。

    これはどうも何か良くないのでもいるみたいだって思ってさ、その子のよく出る時間帯に見聞色を使って店を監視してみたんだよ。


    …でも分からない。全く気配がないのさ。

    変だなおかしいなって頭を捻っていた所に客が言うんだ。またあの子がいるよって。

    急いでその部屋に行ってみたらその子は呑気に三味線弾いてそこに居たんだよ。


    それで話しかけてみたら頭の中に声が響くのさ。"私は三味線が好きで弾いてるだけです。どうか邪魔をしないで下さい"って。


    だから私も言ってやったのさ。

    悪さしないできちんと働くならお給金くらい出してやるって。

    そしたらその子、可愛い顔でにっこり笑ってたんだ。

    ……とまぁカッコつけて啖呵切ったのは良いけどお化けにお金渡してもって思ってね?

    とりあえず部屋の片隅にお供えもの置いてるだけなんだけど、あの子はそれで満足してくれてるみたいで良かったよ。

    そのお礼のつもりなのかあの子を見た人はちょっと良い事が起こる、なんて噂もあるのよね。


    いまもその子はウチにいるわ。


    アンタら度胸があんなら遊びに来てみたらどうだい?

    私もあの子も歓迎するよ。


  • 75二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 12:57:48

    >>74

    【フーの話】

    おれが昔CPにいた事は前に話したよな?

    今から話すのはその時あった面白い話さ。


    CPになりたての…まぁいわゆる若手の頃、妙な任務があったんだ。"とある国の王女が呪われているから元凶を突き止めて始末しろ"ってな。

    もちろん呪いなんか信じちゃいないが王女はずいぶん気落ちしちまってるから形だけでも呪いを止めたって言えば王女もスッキリするだろうっていう事だ。


    ……で、現地についたおれもさすがに引いたよ。

    お前ら"丑の刻参り"って分かるか?ほら、藁人形に五寸釘を打つっていう定番の呪い。その藁人形が本当にあったんだよ。

    引いてても仕方ねェからそこで張り込んで深夜まで待ち伏せしててな、そしたら本当にイカれた女が来て一心不乱に釘を打ってたんだ。

    恥ずかしい話だがそいつは取り逃したんだ。素人の女とは思えねェ速さで逃げられちまって…。


    とりあえず現場に見張りを残してその日は帰って、翌日現場に行ってみたら自分の目を疑った。

    信じられねェ数の藁人形があったんだ。

    ……それも全部おれの顔写真がついた藁人形さ。


    どこで撮られたのかも、いつ藁人形を打ったのかも分からねェ。見張りも犯人を見てないんだ。

    だが忘れもしねェよ。その藁人形の数は全部で189体。

    思えばあれからずいぶん悪い目にあってきたな。


    ……ああ、本当に大変な目にな。


    そういう時に思い出すんだよ。例の呪い女を捕まえた時に言われた言葉をな。


    "これがお前に掛けた私の呪いだ。全て終わるまでせいぜい楽しめ"って。


    ……で、残りの呪いはいくつあるんだろうな。


  • 76二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 12:58:40

    >>75

    【ドレークの話】

    お前たちに話した事は無かったが……おれは小さい頃から父に虐待されていたんだ。

    我ながらよく生き残ったものだと思うが、その理由は分かってる。

    当時おれをずっと励ましてくれた大切な"友達"がいたんだ。


    ……お前たちは"イマジナリーフレンド"というものを知っているか?まぁ端的に言うと空想上の友達みたいなものだ。


    その空想上の友達は辛い事があった時いつでもおれを励まして支えてくれる。

    "おれは1人じゃない"

    そう思うと虐待にも何とか耐える事が出来た。


    ……で、ある時父が死んでおれは保護された。

    そこでは当然虐待もないし怖い事もない穏やかな生活が出来たんだ。

    そうすると次第に"友達"は見えなくなってきた。

    理由は簡単。怖い事がなければ励ます必要もない。要は"友達"は役目を果たしたんだ。


    ……だがその数年後、夢の中にあいつが出てきた事があってな。

    泣きそうな顔であいつは言った。"僕たちはずっと友達だよね?"と。

    だからおれは答えた。"ずっと友達だ"って。


    そう言うとあいつは泣き笑いしながらおれを抱き締めてくれたんだ。それでおれの耳元であいつはこう言ってきた。

    "良かった。僕の声が聞こえなくなったのかと思ったよ"って。


    その時ようやく気付いたんだ。姿が見えなくなってもあいつは励ましてくれてたんだって事に。

    あれからもずっと。何年も。


    ……多分、今この瞬間も。


  • 77二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 12:59:50

    >>76

    【うるティの話】

    お前らマジでお祓いとか行った方が良いんじゃないの?……まぁ私の話はぺーたんの補足になるかな。


    "2羽のカラスがこっち見て鳴いたら振り向かずに走って帰れ"


    私はこれをカイドウ様から聞かされたでありんす。

    で、さっきぺーたんが言ってた様に本当に2羽のカラスに鳴かれてマジでビビった訳。

    でも隣にはぺーたんがいたし"守らなきゃ"って思ってすぐに手を引いて走ったでありんす。

    ……さっきぺーたんは言ってなかったけど、あの時ずっと私の耳元で言われてたの。

    "こっちにおいで""こっちにおいで""こっちにおいで"


    真後ろからそんな事言われてみろよ。

    泣いてるぺーたん抱っこできる訳ねェだろ?

    だからさっきのぺーたんの推測は当たり。さすがだね、ぺーたん♡

    もちろんその後私たちがカイドウ様の覇王色で気絶したのも本当。いやホント良く覚えてたね。


    ……で、ここからはぺーたんが多分知らない話なんだけどさ。私は先に気が付いたからカイドウ様にお礼を言いに行ったでありんす。そしたら"良く言い付けを守ったな"って褒められたんだよね。


    でも私が聞きたかったのはそうじゃなくてさっきのクソ野郎の正体な訳でさ、カイドウ様にも何度も聞いたの。でもアイツ全然教えてくれなくて。

    ムカついて不貞腐れてぺーたんの所に行こうとしたら一言だけ言ってくれたんだ。


    "あれはもう殺した"って。


    それで終わり。

    ……それとお前らにちょっと聞きたいんだけどさ。


    怪談始めようって最初に言ったの誰だったっけ?


  • 78二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:29:12

  • 79鬼哭がなんとかした回22/12/28(水) 08:15:50

    この前曰く付きの記念コインを手に入れたんだ。
    なんでも発行後に良くないことが起こって記念どころじゃなくなったとか、所有者は皆一様に不幸な目に遭うだとか、遭わなくても怪奇現象が起こるとか、そんなよくある話だ。
    コレクションが増えたおれは珍しく浮かれ、そのいい気分のまま眠りについた。

    次の朝、件のコインは綺麗に真っ二つにされていた。
    直感的にうちの妖刀の仕業だとわかって、なんてことをしてくれたんだと思ったが少し考えて冷静になった。
    コインを譲ってくれた相手の顔、どこで譲り受けたのか、どうやって船に戻ってきたか、そもそもどうしてわざわざ実害も出ているような代物を欲しがったのか……それらを思い出せなかったのは、そしてそれに今まで違和感を抱けなかったのはつまりそういうことだろう。
    デザイン自体は魅入られてじゃなく純粋に気に入ってただけに残念だ。悪いものだけ斬るとかできなかったのか。
    ……それとももうコインごと斬るしかなかったのか?

  • 80二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 19:28:14

    かみさまのれしぴ 1/3

    「お兄さん、馬の親指持ってない?」
    「え?」

    サニー号の女神達と腹ペコ野郎共の腹を満たす為、上陸した島で一番大きい市場に買い出しにきていたサンジは、ふとそんな声に足を止めた。
    サンジに声をかけたのは十歳くらいの、赤いお下げを結わえた可愛らしい女の子だった。

    「どうしたんだい、レディ」

    女性に優しくをモットーとするサンジは相手が女児であると分かるとふわりと笑み、膝を折って少女と視線を合わせた。突然どこかの国の王子様のように胸に手を当てて跪かれ、少女はどぎまぎと視線を泳がせる。

    「あ、の、えと、馬の親指…」
    「馬の親指?」
    「無くて…」

    あとはこれだけなの…と消え入りそうな声を出す少女。ぎゅう、と唇を噛むその手には買い物リストだろうか、白いメモ用紙が握られていた。

    「んー、悪いがおれは持ってねェな。持ってたら君にあげたんだが…」
    「そっか…ありがとう、お兄さん」
    「おつかいかい?いつもはどこの店で買ってるんだ?」
    「え?えと、」
    「しかし馬の親指か、肉屋でも見たことねェな。もしや珍味か漢方、アレ?」

    振り返って市場の店々に目をやっていたサンジは、少女に向き直ってすぐに声をあげた。
    今、たった今そこに立っていたはずの少女が忽然と姿を消していたのだ。

  • 81二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 19:29:01

    2/3

    「おかしいな、どこに…」
    「おーい、サンジ!」

    突然消えた少女に首を傾げつつ、向こうからやってきた大柄な男…いや、仲間のトナカイ…に名を呼ばれ、サンジはスーツの裾を払って立ち上がった。

    「おう、チョッパー。薬草買えたか」
    「うん、ばっちりだ。サンジは?」
    「おれの方も欲しいもんは買えた。サニー号に戻るか」

    二人は人の流れに逆らい、活気ある市場の出口を目指す。

    「そう言えばサンジ、さっき道で座り込んでたけど具合でも悪いのか?」
    「ん?いや、ちょっと小さなレディとお話しててな…そうだチョッパー、お前の行った薬屋に馬の親指ってあったか?」

    サンジはコックだ。勿論馬肉を扱ったこともある。
    しかし馬の親指と言うのを調理したことはないし、肉屋に並んでいるのを見たこともない。知らない食材というのはそれだけで気になるものだ。

    「多分珍味か漢方の扱いになると思うんだが…」
    「馬の親指?」

    対して、チョッパーは不思議そうに目を瞬かせた。


    「サンジ、馬に親指はねェよ。進化の過程で失われてるんだ」

  • 82二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 19:30:53

    3/3

    「え」
    「それよりさっきから何持ってるんだ?」
    「は?」

    サンジはそこで、己が右手に何かを握りしめていることに気づいた。今まで気づかなかった。一切意識していなかった。反射的に右手を開き、握っているモノに目をやる。
    途端サンジの心臓は強く脈打ち、ギクッと肩が跳ねた。

    【かみさまのれしぴ】※全部煮込む
    ・馬の親指
    ・メダカの骨盤(入手済み)
    ・一本足の蜘蛛の背骨(入手済み)
    ・ヒトデの肺の塩漬け(入荷待ち)
    ・胎児の奥歯(入手済み)

    ・喋るトナカイの心臓(みつけた)

    サンジは「うわ!」と声をあげると、大嫌いな虫にでも触ってしまったかのようにメモを投げ出した。顔は青ざめ、唇はハクハクと空気を食んでいる。
    突然手を払って紙を取り落としたように見えたチョッパーは、それを拾おうと腰を屈めた。慌ててその腕を掴み、サンジは強く制す。

    「やめろ!」
    「え、」
    「コイツは材料じゃねェ、やらねェ!行くぞ、チョッパー!」
    「あっ、え?ま、待ってくれよ、サンジ!」

    二人は活気ある市場の人混みを走り出した。周りの人々は一体何事かと迷惑そうな顔をしている。
    地面に落ちたメモだけは風もないのにまるで追いすがるようにカサカサと動き、やがて小さな手が拾っていった。

    持ってたらあげるって言ったのに──後ろから、そんな声が聞こえた気がした。

  • 83二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 21:29:52

    1/3

    怖い話ィ??おれ様にそんなもん振られてもよォ…
    あァ??ノリが悪い??
    …やらいでか!!
    ただしオレが今からするのは怖いつーより不思議な話だ…文句言うんじゃねェ!!

    アレは…オレがまだ見習いやってた頃の話だ
    ある島に停泊中にシャンクス…赤髪の野郎と一緒に街まで使いっ走りを頼まれてな
    雨が振りそうだからって傘もたされて二人で行ったんだが…街につくなりあの派手バカがはしゃいではぐれちまったんだ
    おれ様が一人で用事済ませたあとにのこのこ帰ってきて「島の子供に怖い話聞いたんだよ〜」とか抜かしやがる
    いいから船に戻るぞって港の方に向かおうとしたが「近道きいたんだ〜」とか言ってきかねェからついて行ってやったんだ
    しかし噂の近道とやらを探したのになかなかみつからねェ

  • 84二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 21:31:14

    2/3

    そんで途中から雨も降り始めて傘さしたんだったな…もう普通に帰れば港に着いてるだろってぐらい探した…おれ様もあの時は素直なガキだったぜ…
    そんでやっと近道とやらを見つけた 普段から使われてるのか疑いたくなるようなぐらい周りに草が生えたトンネルだ
    やっと見つけたと思ったらシャンクスの野郎がやっぱり元の道で帰ろうとかぬかしやがる
    向こう側に出口の明かりが見えたからそんなに距離ねェだろっておれ様が草をかき分けながら前を歩いてやった
    最初はギャーギャー騒いでたシャンクスの野郎の口数がだんだん減ってトンネルに入る頃には雨が傘に当たる音の方がうるさいくらいに黙り込んじまった
    そのままずっとだんまりを決め込むもんだから「何だよビビってんのか」っ煽ってやったのに「いや…」って傘に当たる雨音より小さくて聞こえるか聞こえないかみてェな返事をしやがる
    行こうっつったのにその態度が気に食わなくて文句の一つでも言おうと振り返るとトンネルの入口にレイリーさんが立ってたんだ

  • 85二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 21:32:56

    3/3

    「てめェらここでなにしてやがる!!戻ってこい!!」
    そう言われてやべェ怒られるって二人でレイリーさん方に走って戻ったんだ
    トンネルから出ると丁度雨が止んだみてェで傘畳んでたら「お使いも出来ないのか」って小言いわれながら殴られたっけなァ…懐かしいぜェ〜!!
    前置きが長くなっちまったがこっからが不思議な話だ
    3人で帰るときに振り返ってトンネル見たんだが向こう側に見えてたはずの出口の明かりが見えなくなってやがった
    中歩いてたときは雨降ってて帰るときには晴れてたんだぜ??
    当然晴れてたほうが出口の明かりがハッキリ見えそうなもんだろ??世の中には不思議なこともあるもんだな
    あァ!?怖い話じゃなくて悪かったな!!

  • 86二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 21:40:48

    トンネルの中で雨が降ってたことは認識してるのにそれに異常を感じてないのが怖い…

  • 87二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 21:50:28

    怖い話か…ああ ひとつだけあるな
    おれがガキの頃バギー…幼馴染と一緒におつかいを頼まれてな
    帰り道に寄り道しようってことになったんだったかな
    トンネルを通って帰ることにしたんだ
    途中で雨が降ってきて傘をさしていてそのままトンネルの中に入ったんだが…
    トンネルの中でも雨音が止まなかった
    別に天井が壊れていたでもなく何かが傘に当たっている音がしていた
    その後迎えが来て結局引き返して別の道で帰ったんだが…
    ははは アレは何だったんだろうな!!

  • 88二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 21:51:42

    >>86

    気づいてもらえて嬉しいことを教える


    ほんとは87をすぐ上げてついにして気づいてもらうつもりだったけど時間かかっちゃった…

  • 89二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 09:18:16

    読み応えのあるホラー楽しい…
    保守!

  • 90二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 09:51:46

    自分も怖い話書きたくて参考にって怖い話読んでたら昨日の夜怖くてお風呂入れなくなっちゃった…

  • 91二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 17:30:33

    >>90

    なにそれかわいい

    らぶぢゃん

  • 92二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 01:29:21

    これは…そうだな、一週間ぐらい前になるか。
    日付が変わってすぐぐらいの頃だ。その日のボスは遅くまで仕事をしててな。おれは何か差し入れでもと思って夜食を作って部屋に持って行ったんだ。
    ところが部屋の扉をノックしても返事がない。何度か呼びかけたんだがそれにも返事がないんで、よくないとは思ったがドアを開けて部屋を覗いたんだ。
    そうしたら、部屋の中にはちゃんとボスがいて、窓のそばに立ってたんだ。返事くらいしてほしいもんだと思いながら夜食を持って行ったんだが……ボスは窓の外を見たまま動こうとしない。いったい何を見てるのか少し気になって、おれも窓の方を見たんだ。
    話は変わるが、夜に窓を見たらガラスが鏡みたいに反射することがあるだろう。
    その時も、鏡にボスの顔が映ってた。それを見たら景色なんてどうでもよくなっちまった。なぜかって、鏡に映ったボスは…顔の縫い傷がほどけかかってたんだ。
    その上、解けた縫い目の下から何かが出てこようとしてた。
    おれは思わずボスの名を叫んだ。そうしたらボスは驚いて振り向いて……その顔は至っていつも通りの顔だった。顔の縫い傷だってほどけちゃあいない。1ミリもな。
    話はそれで終わりだ。あれ以来ボスの縫い傷がほどけたところは見てない。そもそもほどけるようなもんでもないんだがな。
    なんだったんだろうな。アレ。

  • 93二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 04:13:10

    1/2

    不思議な話じゃなくて怖い話しろだと??じゃあてめェらもなんか話しやがれィ!!
    …そういや…怖い話つーか…一つ思い出したぜ…ガキだったから怖かったって話だが…
    誰だ「また怖くなさそう〜」とか言ったヤツ!!
    てめェらのせいで思い出しちまったんだから話させてもらうぜ
    偉大なる航路のある島にログをためる為に一週間停泊することになった時の話だ
    おれ様が寝ていた部屋の窓には明り取りの丸窓がついていたんだが…船を停めていた向きの関係かやたらと月明かりが入ってくる時間があった
    何時だか知らねェがあまりにも眩しくてその時間には毎回目を冷ましていたから覚えてるぜ…
    ただ明るくて目が覚めったって話じゃねェ…目が覚めてふと見た壁に丸窓から入り込んだ光…その中になんだかこっちを向いてるように見える人影
    何でかはわからねェがこっち向いてるように感じたんだよ!!
    そんでその人影ってのは普通の大きさじゃねぇ…すごくでけェ影だ…巨人族の影かってくらいにな
    それが出てるときには金縛りにあったように動けねェ…気がつくと寝ちまってて朝になってんだ

  • 94二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 04:15:00

    2/2

    それは一日だけで終わらなかった
    島に停泊してる間毎晩だ
    だがよひとつだけ変化があったんだ
    影が日に日に小さくなって最後の夜には船長とか普通の大人ぐらいの大きさにまで縮んでた
    次の日には出港しちまってその怪異は起きなくなったんだが…島に居たとしてもどんどん小さくなってったんだろうよ
    おそらくおれ様にビビって消えちまったのかもしれねェな!!ギャハハハハ!!
    シャンクスの野郎に見たかって聞いたがあの野郎は呑気に寝てたらしい
    おれ様が怪異を払ってやったってのに…ふてェ野郎だぜェ…まったくよォ…
    どうださっきの話よりは怖かっただろうが!?

  • 95二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 04:16:04

    怖い話といえばもうひとつあったな
    おれの実体験ではないが…
    ある島にいる間に毎晩人影をみた…という話だ
    日を追うごとに巨大な人影が普通の人間の大きさに近づいていく話…
    話を聞いた直後は全く気が付かなかったが
    アレは何かがだんだん近づいて来ていたんだろうな
    なに??意味がわからない??
    ははは すまない 説明が悪かったな
    お前の手元にあるその灯りに手をかざしてみろ
    壁にお前の手より少し大きな影ができるだろ??
    その手を灯りから遠ざかる方…つまり壁に近づける方に動かしてみろ
    ほらな 影が手とほぼ同じ大きさになった

  • 96二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 14:58:44

  • 97二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 22:08:14

    チョッパーと本屋へ行ったら古本屋だったの
    新しい本が欲しいお医者さんには気の毒だけど私は少し嬉しかったわね
    陰気な店だけど本は日光を嫌うものよ
    奥へ進んで掘り出し物がないか見ていたの
    一番奥で見つけたそれは黒地に鉄の枠がはめ込まれている不思議な本だったわ
    とても心惹かれて指を伸ばしたの
    でも、大きいチョッパーに手を止められた
    どうしてと問いかけても彼は黙っていてそのまま店を出てしまったの
    ……ドクトリーヌに言われたんだ
    古い本には読んじゃいけないもの
    手にとっただけでもダメなやつ
    見るだけでも危ないものがあるって
    話す声が震えていて、握った手も震えていた
    着いたらいきなり船長が詰め寄ってきたの
    チョッパーを遠ざけた彼が目を閉じろと言った
    伸びる腕の拳の音は私の後ろにいた何かへ

    「聞くな」

    もう片方の腕で顔をぐるぐる巻きにされたの
    いきなりで能力を使うことも忘れていたわ
    当たり前だけれど何も聞こえなかった

    本当にあれは何だったのかしら…

  • 98モブのが台詞多いです22/12/31(土) 01:48:16

    怪談らしい話というとワシが昼食を買おうと地上を歩いて屋台を探していた時の事
    目立つように派手な色の屋根が多いなかひとつだけ黒ずんだ色の屋根の屋台があったんじゃが
    その屋台の店主も黒ずんだ色の服を着て、顔はフードで隠れていた
    店先に商品を置かず椅子に座ったまま微動だにしない
    「さて、ここは何の店じゃ?」
    ワシが尋ねると店主の頭がこちらに動いた気がした
    「ここはいつも賑やかだよな海賊と観光客が一杯でおれが子供の頃はぼったくりのジャンって観光客向けの商売をしてたが店が賑わってる様に見せるため子供たちにレモネードをふるまってサクラにしてたが蜂蜜は自由に入れていいと」
    店主の声は朗らかだが適切な抑揚や息継ぎはなく、体は微動だにしない
    「先輩のいる新聞社で働くようになってから政治面を担当するようになり海賊が写真を売り込みに来て外の政治家と政府機関が書簡を受け渡して封蝋の紋章も確認できた」
    新聞社に持ち込まれた写真、撮影された封蝋からの素性判明には覚えがある――
    「社始まって以来初めての特大スクープだと全員盛り上がって記事の校閲が終わると打ち上げにと酒やつまみが持ち込まれるなか食料の配達員だという奴が気さくでいつの間にか部屋の中心に入ってきて」

    「お前だった」

    「お前が投げた木箱でおれは気絶して目が覚めるとみんなと一緒に床に倒れ壁は燃えて火事だった」
    そこで店主と思っていた人間の手が動き、炭の様に黒い人差し指で差されたと気づくが早いか、指先から腕がぼろぼろと崩れ
    胴体も頭も足だけでなく屋台さえも崩れ落ち、一陣の風によってそれらは消え去ってしまった
    その後両隣の屋台に尋ねたが黒ずんだ色の屋根の屋台を見聞きしたことはないという答え
    覚えのある新聞社について?
    冬場に使用していたストーブによる火事で社員は全員焼死、守秘義務を徹底した社風だったそうで社員の縁者はスクープがどんなものだったかは誰も知らぬまま
    ワシもガレーラカンパニー潜入の任務が入ってそれきりじゃ

  • 99二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 11:09:57

    冬のホラーはいいもの保守

  • 100(どこかでニーニーと声がする)22/12/31(土) 21:55:04

    ※「意味がわかったら怖くない」の方
    ※一応クロス注意


    最近、変な生き物を見かけてよ。
    そりゃ偉大なる航路だから不思議な生き物の一匹や二匹いてもおかしくねェが、それを差し引いてもあれはかなり変な生き物……いや、そもそも生き物かどうかも怪しいな。

    体が融けた金属で頭はナット、顔はなくて目玉がナットの穴の中に浮いているだけなんて生物、いると思うか?

    ……信じられねェって反応だな。安心しろ、おれも最初は自分の目が信じられなかったからな。
    ただ、たとえ生き物だったとしても普通の生き物じゃねェんだろうなと思った。
    何者かが能力で生み出したというのが可能性として一番あり得るんだろうが、もしかするとそもそもこの世界の生き物ですらないのかもしれねェ。仮にそうだったとしたらどうやってこの世界に来たのかがわからないが。

    そいつは今どこにいるかって?
    知らねェが……案外、おれたちの船に乗り込んでたりしてな。

  • 101二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 02:27:13

    メルタンだぁ!きゃわわ……

  • 102二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 12:44:03

    新年明けましておめでとうございます。
    卯年のホラーです。

    卯のミンク(?)族

    おれさァ、昨日初めてミンク族?ぽいの?見たわ。いや、ミンクじゃねェんだって。ぽいやつ、ぽいやつ。
    昨日ペンギン達が買い出し行ったあと、おれも一人でそこらブラブラしてたんだよ。そしたら二足歩行のウサギがいきなり話しかけてさ、結構グイグイ来るわけよ。
    「行きたい場所があるから潜水艦に乗せてほしい」って。

    あのさァうち客船じゃなくて海賊だから~つって断るのに、海賊でもいいから乗せてくれってうるせーの。で、おれも面倒になって走って逃げたんだ。
    おう、ちゃんと撒けたぜ。本当しつこかったけど。結構全力で走ってんのに全然諦めなくてよ、後ろから足音が聞こえてくんの。

    待って、ペタッ、ペタッ、待って、ペタッ、ペタッ、って。

    ──ウサギって、あんなヒレの足じゃねェよな?
    あれが本物のウサギミンクじゃなくて良かったぜ。

  • 103二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 16:51:57

    クソジジイの会場レストランには素敵なレディたちがたくさん来たもんだ。デートにお祝い、女子会とめかしこんだレディたちが来てくれるんだからな。そりゃあ野にそよぐ1輪の花も素敵だが、花束やポプリだってそれとは別の美しさがある。
    だけどたまに、妙なレディが来ることもあった。

    「ごめんなさい。柄杓、くれませんか?」

    その日の夜、背が2m近くある素敵なレディは不思議な文句で訪ねてきた。

    「あー、柄杓か……。ないかもしんねェな……。
     すみません、探してくるんで待っててもらえませんか?」
    「ありがとうございます」

    柄杓なんてもん、レストランにはそうそうねェだろう? 物置部屋の方にまで行ったんだが見当たんねェで、うろうろしてたらクソジジイに見つかってな。
    何してるんだなんて聞かれたから、訳を話したらクソジジイ、鬼みてェな顔して甲板にすっ飛んでってな。何やら木の棒みたいなもんを投げつけたかと思うと怒鳴りながら塩をまいてた。
    レディに何すんだと思って走ってったんだが、そこにはもうレディはいなかった。
    ──『バカかお前は』だと?
    んだとやんのかクソマリモ!!!


    ……あんのグル眉コック。何も知らねェで。

  • 104二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 00:39:52

    怖い話をしてほしい?
    すみませんが私オバケ怖いのでパスしてもよろしいですか?そういうの話してると寄ってくるって言いますし……

    ……え?どうしてオバケを怖がるのか、ですって?
    考えてもみてください。
    人は皆死んだら骨だけ、魂は黄泉の国に行くだけなんですよ?まあ私は例外みたいなものですが、その例外の私でさえ甦る前に魂は一旦黄泉の国に辿り着いていたんです。
    だからオバケが死んだ人たちであるはずがないんです。彼等は皆、黄泉の国にいるはずなんですから。
    ……じゃあ、オバケはいったい『何』なのかですって?
    それがわからないから怖いんですよ。
    正体も、目的も、存在理由も、何もかもがわからない。
    わからないというのは得てして恐ろしいものです。普通は知識を得れば恐怖もいずれ消えるものですが、彼等については詳しいことが本当にわからない、彼等が何なのかを知りようがないのです。
    ゆえに私はオバケが怖くてたまらないんです。ただただわからないということしかわからないのですから。


    なんちゃって。ヨホホ!
    こんな姿でオバケを怖がってるの、面白いでしょう?スカルジョークの派生です。
    そういうことにしておいてください。
    それはそれとして怖いものは普通に怖いのでパスしてもよろしいですか?

  • 105二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 11:54:05

    >>104

    怖い人が怖がりながら怖い話すると怖くなくなるものじゃないか…怖いやん…

  • 106二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 11:55:35

    保守

  • 107モブが出張ります23/01/02(月) 16:44:51

    〈ワノ国 ある蕎麦屋にて〉
    なぁなぁ聞いてくれよ!
    俺が子の刻頃の帰り道に刃武港の辺りを歩いてた時の話なんだけどサ、
    人気のねぇその港に目の覚めるような芝生頭の刀三本帯刀したお侍が立っててよ
    思わず目を奪われてたらいつの間にか俺とお侍の近くに長い黒髪を結わずに垂らした気味の悪い女がにじり寄ってきてて
    怖ぇなぁって思いながら通り過ぎようとしたら
    「だかぁさりたい…だかぁさりたい…」
    ってお侍の方見て何かの包みを差し出してんのよ
    見てみりゃ艶々とした幸せそうな赤ん坊で
    お侍も
    「なんだ…?ってガキじゃねぇか」
    っつってたらそのまま赤ん坊押し付けられちまって
    そのまま女はスっと消えちまってさ!侍が
    「テメェふざけんなガキの子守りは専門外だもどって来やがれ!!!」
    って叫ぶけどあのアマどこにもいねぇのよ
    俺ァお侍と一緒にアマが戻ってくるの待ってたんだがよ
    お侍は気づいてなかったみてぇだけど…そのガキだんだん大きくなっててな
    最後はバカでかい石になっちまった
    その後数刻して女が戻ってきて
    自分は山の神の遣いだの、難産の親子の助けになってきただの、お侍がガキを抱えてなければ母子ともに危なかっただの言って礼を申し出てたけどよ
    あの神さん汗ひとつかかずにガキを抱え続けたお侍にドン引きしてやがったよ…
    「本来であれば剛力をお授けするところですが…既に剛力でいらっしゃいますのね…」って
    んでお侍は何貰ったかって?
    「酒くれ」だとよ…

  • 108二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 00:18:26

    >>107

    剛性増し増し強靭マリモ剣士の伝説

    なんなら二柱でやってみようかと別の土地神さま連れてきても余裕で耐えそうだな…

  • 109二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 04:02:54

    沈没船より回収されたトーンダイアル
    【船員達の会話記録】

    ヤバいヤバい、おれ見ちまった!
    〔雑音〕
    何をってお前、クラバウターマンだよクラバウターマン!あっ信じてねェな!?本当だって!
    さ、さっきおれがマストの上で見張り番してたらよ、コーン、コーン、って誰かがマストを木槌で叩くんだ。おれァてっきり交代の時間かと思って、下を覗き込んだ!
    そしたら、き、黄色いレインコートを着た子供みたいな奴がいて、「前から角の生えた怪物がくるよ」って言ったんだ!
    〔雑音〕
    あ、大丈夫だ、ちゃんと船長と操舵手に言って進行方向は変えてもらった。
    〔雑音〕〔かすかな悲鳴〕
    な?絶対クラバウターマンだろう!?大切にされた船にはクラバウターマンが宿る、やっぱりあの伝説は本当だったんだ!

    だからよォ…その、船長が倉庫に閉じ込めてる黄色い服のガキ、逃がした方がいいんじゃねェかな。
    〔ダメだ追い付かれたごめん皆〕
    昨日も船長に殴られてたし…それにおれ、見たんだよ。

    なんかあのガキ、額に角が生え───〔船が大きく軋む音〕───【音声終了】

  • 110二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 08:15:28

    >>107 さすがシモツキ村のZさんだわ

  • 111二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 15:01:26

    自分ものっかりたいので、今一本書いてます

  • 112二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 18:23:00

    >>111

    楽しみに待ってます!!

    自分はもうネタ切れ…

  • 113二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 18:53:39

    ※モブ海兵視点、擬人化要素あり

    擬人化は、きっとSBSガン無視になる

    モブが海兵になったのなんとなくです


    研ぎ師と迷子何やってんだ?

    へー、怪談大会か

    あ?俺も一つ話せだァ?

    別に俺はいいよ

    なんだよその目は………ハァ、わかったよ

    でも、この事は絶対に秘密だぞ


    あれは、もう二年くらい前のことだ

    俺の地元の島にある西の海岸に、馬鹿デケェ船が漂着してたんだよ

    それもただの船じゃねェ、島一つ丸々乗せた船なんだ

    興味本位で中の島の周りを見に行った奴らもいたが、大抵の奴や大人は気味悪いって近づかなかったな

    そんなある日、地元の友達が「あそこで肝試ししようぜ!」って誘ってきたんだ

    あの戦争があってから初めての帰省で浮かれてたのもあって、俺は二つ返事で承諾した


    その日の夜、俺達はボートに乗って船の中の島に降りた

    灯りは持ってきたランプが三つ、あとは真っ暗

    しかも道中にはやたら人骨やら何やらが転がってるときたもんだ

    正直言うとけっこう怖かった

    いや別に骨が怖いわけじゃねェけど、なんつうか……こう、その場の雰囲気に飲まれちまったわけよ

    情けねェ話だが、怖すぎて木に顔がついてるように見えちまったな

    そんなこんなで歩いてると、広い墓場にやってきた

    道中ですっかりビビってたのもあって、俺達は足早に墓場を抜けようとした

    その時、いっしょにいた友…
    telegra.ph
  • 114二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 23:30:51

    >>113 自レス

    安価付け忘れちゃいましたが、>>111です

    モリア達いなくなった後のスリラーバークってただの漂流船だよなーって思ったことと、自分の好きな物をこねくり回しました

    読んでいただけると幸いです

  • 115二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 23:38:06

    >>109

    これがわっかんねえー

    普通に名も無きモブの話?それとも誰かキャラの幼少期?<黄色い服の子供

    角の生えた怪物がカイドウさんしか浮かばなくて余計わかんなくなった

  • 116二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 02:16:46

    念の為保守

  • 117二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 02:36:39

    >>115

    (書いた者です。

    ・モブ船員

    ・クラバウターマン

    ・クラバウターマンじゃない何か

    ・クラバウターマンじゃない何かの親?仲間?

    の話です、紛らわしくてごめんね。次からタイトルとかで分かりやすくするね)

  • 118二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 12:20:15

    ホラーが続々と集まって嬉しい限り

  • 119二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 22:30:40

    保守

  • 120二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 07:25:14

    停泊した島の雑貨屋でまとめ買いした入浴剤の全てから剃刀の刃、虫の死骸、剥がれた爪、乾いた肉片などといったものが出てきたことがあった。
    確かPOPには店主の手作りと書いてあったのだが、だとすると店主が自ら中身を調達しているのだろうか。
    何にせよ、それ以来おれはバスグッズを選ぶ時にも占いを欠かさないようにしている。その時の入浴剤はただ物体が入っているだけで済んだが、呪いや不幸といった形のないものを封じ込めた入浴剤もどこかで売られていないとも限らない。

  • 121二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 11:09:55

    おれがまだ海賊立ち上げる前の話だ
    立ち上げ資金集めのために毎日奔走してた
    ある日そこそこの成果を上げてねぐらに帰ろうとしたら露店が出てたんだ
    いかにも放浪者って感じのジジィ
    魔法使いみたいなローブ被って顔なんざ見えなかったがしわくちゃの手と嗄れ声からしてジジィだった
    変なモンばっか並べてんな 売れるのかよ って横目で見ながら通り過ぎようとしてたのに思わず足を止めちまった
    古びた鳥かごの中に似つかわしくないすげーど派手鮮やかな色した鸚鵡
    おい 客が見てるぞ 何か話してみろ って声をかけたがうんともすんとも言わねェ
    するとジジィがコイツは馬鹿だからこの大きさになってもまだ言葉覚え無いっつって今なら銅貨6枚でいいってよ
    急にどこかで見た海賊の親玉が肩にデカい鳥乗せてるイメージが浮かんで後先考えずに買っちまった
    おまけだって餌も貰って鳥かご持ってねぐらに帰った
    飼ってみりゃ可愛いもんだ
    朝起きて声かけて 出かける前にも声かけて 帰ってきたら声かけて 寝る前にも声かけて
    何も返してくれなかったが餌食ったり羽繕いしたり 動いてるとこ見てるだけでも十分楽しかった
    でもある日突然喋ったんだ
    おはようって言ったらオハヨウって返してきた
    きっとコイツは馬鹿なんかじゃなくてあのジジィがちゃんと世話してなかったから喋らなかったんだなって
    それから毎日声かけると オハヨウ イッテラッシャイ オカエリ オヤスミ って返してきた
    でも楽しい日々はそう長くなかった
    ある晩に ミテルゾ って繰り返しながらカゴの中でバタバタ暴れ出した
    そんな言葉教えてねェって思いながらなんとかなだめようと鳥かご開けようとしたら指噛まれてよ ちょっとショックだった
    その時にそういえば客が見てるぞ〜なんて言葉かけたなコイツ覚えてたんだって思い出して外見えるのが嫌なのかと思ってかごの上におれの上着被せといたんだ
    暗くなったら安心したのか大人しくなっておれもそのまま寝ちまった
    だけど次の日上着剥がしたら鳥かごが開いてて鸚鵡がいなくなってたんだ
    どんだけ暴れたのか落ちてる羽根はみんな古い羽根ペンみたいにボロボロで鮮やかさなんて微塵も残ってなかった
    中途半端に開けようとしてちゃんと閉まって無かったんだろうな
    あの後アイツがいいヤツに拾われてますようにって今でもどこかで願ってるぜ

  • 122二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 14:58:44

    先週立ち寄った島でボロボロになった海賊船を見つけた。古い宝箱もあったし、めぼしい物を失敬した。あのトーンダイヤルもそのひとつで、紫色の光沢がある不思議な貝だった。

    「キャプテーン。あのトーンダイヤルどこにあるか知ってます? 次の島で売ろうと思ってたんですけど見つからなくて……」
    「トーンダイヤル? 見てねェ」

    クマの深いキャプテンは仏頂面で答えた。
    珍しい色味だったからそれなりの値段で売れそうだと思ったんだけどな。

    次の日、トーンダイヤルはシャチが見つけた。甲板にあったらしい。

    「そういやペンギン、これ聞いたか?」
    「何か録音されてるのか?」
    「それが妙な音声でさ」

    『こちらにいますか?』

    「……女の声?」
    「しかもわざわざ録音するような内容でもねェし」

    その時は特に気にもならなかったから適当に仕舞っておいた。
    次の日、トーンダイヤルはなくなっていた。

  • 123二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 15:10:37

    >>122

    次にトーンダイヤルを見つけたのはベポだった。食堂にあったらしい。


    「でもこれ、なんでこんな内容が録音されてるんだ?」


    そう言いながらベポはトーンダイヤルから音声を流した。


    『おじゃまします』


    流れてきた音声は明らかにシャチと聞いたものではなかった。

    女の声はイッカクのものではない。そしてここは海の上。誰かが吹き込むことは出来ない。

    でもベポにそんなことは言えず、その日も最初のようにトーンダイヤルを仕舞った。

    さらに次の日、トーンダイヤルは消えていた。

  • 124二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 15:11:13

    >>123


    今度はおれの部屋から見つかった。

    また、音声は変わっているのだろうか。

    好奇心が湧いて紫色の貝に指を伸ばす。

    次はなんと言っているのだろう。

    彼女は何を伝えたいのだろう。

    指を伸ばして。光沢のある側面に人差し指が触れて。音を。声を。


    『やっと会え──』


    ガシャン


    目の前で貝が粉々に砕けた。

    キャプテンが鬼哭で鞘ごと潰したのだ。


    「……キャプテン?」


    上を見れば険しい顔をしたローさんがいた。トーンダイヤルの残骸を見ているせいで、おれとは目が合わない。


    「……。ペンギン、腹が減った。何か作れ」

    「あー、今すぐ作れそうなやつあんまないんすけど」

    「それはなんとかしろ」

    「アイアーイ」


    キャプテンの夜食を作るため、おれは自室を後にした。

  • 125二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 22:47:06

    ローが粉々にしたはずなのにまたどこかで艶めく紫のトーンダイヤルが拾われる予感…

  • 126二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 22:55:33

    >>121

    オハヨウオヤスミはともかく、イッテラッシャイオカエリも覚えてるのが怖い

    インコやオウムのおしゃべりって要するにまねっこだから、聞いたことある言葉しか覚えないはずなんだよ。だからこの文章の語り手が誰かと同居してなければ覚える言葉は「いってきます」「ただいま」のはずなんだ…誰の言葉聞いて覚えたんですかね…

  • 12712023/01/06(金) 08:12:55

    >>120

    (虫メインの話じゃないとはいえ最初に虫注意って書いておくべきだったかもしれない……不快に思われましたらすみません)

  • 128二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 19:04:31

    >>126

    気がついてもらえて嬉しいことを教える

    主人公に仲間がいる描写がない+熱心に言葉のやり取りを教えている描写がないでうっすら怖いなって思ってもらえたら嬉しいです

    オウムさんの最後は…多分友達とかがお迎えに来たんでしょうね

  • 129二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 23:24:56

    狙撃手がずっと時計を見ている
    この前寄った無人島で拾ったらしい

    凝った作りの懐中時計だ
    壊れたそれを治したいのだろう

    一見するとまるで壊れていないのに
    盤面の針は動かない

    表面の蓋を弄くり続けている
    カリカリカリカリと爪が掻く

    船長がそれを取り上げた
    狙撃手を抑えつけ、時計を睨む

    放物線を描いて時計は飛んでいく
    軽い水音をたてて海の底へ沈む

    狙撃手はそのまま大の字に伸びた
    慌てて駆け寄るクルーたち

    何を見た、と船長は尋ねられた

    透明な蓋の裏からひしめくように 
    小さな指紋がはりついていたそうだ

  • 130二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 02:17:53

    ホラーのつもりでした…


    捏造怪談話2 簡単な粗筋

     頭を強く打ち付けた痛みを感じ、目覚めると真夜中のとある田園風景の中…ゾロは何故かポツンとそこに立っていた。

    ►►►►►►►►►►►►►►►►►

     どうやってここに来たのか思い出せねぇが…ルフィ達の事だ多分おれを置いて迷子になっているんだろう。

     ゾロ「仕方ねぇ奴らだ…」

     おれは取り敢えず"北"に向かって歩き出す事にしたが…一向に田んぼの風景から変わらねぇ。あれからかれこれ四,五時間は歩いてる筈だ。

     ?『くすくす…』

     ?『くすくす…』

     ?『くすくすす…』

     そんな笑い声が背後から聞こえた。

     何か物の怪の類いか…それとも悪霊か?どちらにしても一向にこの風景から出れないのはそいつ等のせいだろう。

     ?『遊ぼう』

     ?『此方此方』

     ?『お兄ちゃんが鬼ね』

     声からしてガキの様だがそいつ等の姿は見えなかった。切り捨てようと刀を構えようとしたらそもそも刀を持って来て無い。このまま歩いても埒が明かねーと思ったおれは、ガキ共の遊びに付き合う事にした。


     声のする方へ取り敢えず付いて歩き…草むらに隠れたそいつを見えないなりに掴み上げる。

     ?『わわっ!見つかっちゃった!』

     掴み上げると、そいつはおかっぱの女児だった。…
    telegra.ph
  • 131二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 13:59:39

    テーマは同じ「ワンピースの怪談」でも
    キャラ設定を活かすのか、「海」や「海賊」などモチーフを使うのか、作中の実やアイテムを使うのか
    書き手によって全然違って面白い

  • 132二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 14:06:18

    ○月×日
    酔っ払って海列車で爆睡してたら訳の分からねえ駅についた
    歩いても帰れねえから熱息で周りを吹き飛ばして帰った
    眠い

    ○月△日
    古くせえ木箱を拾ってから体が痛え
    殴っても壊れねえし薄気味悪いから焔雲で浮かせた鬼ヶ島の下敷きにした
    体は治った

    △月□日
    背の高え麦わら被ったワンピースの女がページワンにちょっかいをかけていた
    ぽぽぽうるせえし苛ついたんで金棒で殴った
    潰れた

    △月○日
    知らねえ街に行ってみたらおれに喧嘩を売ってくる住人達がいた
    久々に運動したら肉塊だけ残っていた
    つまらねえ

    □月△日
    田舎の山ん中で下半身が蛇のsmileに会った
    襲ってきたんで龍になったら降伏してきた
    百獣海賊団なら意地を見せろと説教してきた

  • 133二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 14:14:02

    このレスは削除されています

  • 134二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 14:14:28

    >>133

    ごめんミス

    カイドウ様強すぎて草

  • 135二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 14:17:12

    洒落怖都市伝説大御所たちの尊厳破壊はさすがに草

  • 136二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 21:40:20

    1/2

    おれが海賊立ち上げる前は定期船に忍び込んだりして島を転々としてた。
    盗賊の様な真似事をして財宝を盗み、ヤバくなったら別の島へトンズラする、そんな生活だった。
    ある時たどり着いた島は昔、観光業に力を入れていたらしいが最近寂れちまったとのことだった。
    それでも裕福なヤツらが多かったし、何より使われていないコテージをねぐらに出来たから少し長いすることにした。
    今までのねぐらなんて風ざらし雨ざらしがざらだった、それなのに今回は家具や鍵までついているねぐらだ。
    こんな良物件、少々ボロボロなのは全く気にならなかった。
    町と少し離れたねぐらを往復してお宝を掻っ攫う生活、今までよりもいい酒を飲んだりもした。
    ある日、酒場で観光に来てるらしい客同士が話しているのをきいた。
    要約すると、街から離れた森の中に洋館があり、この港町で一番の富豪が住んでいたが姿を見なくなって十数年経つ、そんなとこだ。
    何かいいものが残ってるかもしれない、そんな話をコソコソしていた。
    この町で先に宝を集めていたのはおれの方だ。
    カウンターに勘定を叩き付けるように置き、店を出てねぐらに戻った。
    すでに暗くなり始めていたがアイツらに先を越される訳にはいかねェってランプやら何やら準備してねぐらを出るとしっかりと鍵を回して気合を入れた。

  • 137二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 21:41:04

    これって現実にある怪談をワンピース風にアレンジするのありですか?

  • 138二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 21:41:14

    2/2

    デカい建物だと防犯として罠が仕掛けられていることがある。
    人間が住んでいる家ならば見つかってしょっ引かれて終わりだが、人がいない場合は脱出できなければ野垂れ死にだ。
    初めて入る森だが洋館に続いているらしい道が石畳で整備されているため迷わずついた。
    中は真っ暗で、一言で言えば拍子抜けだった。ほとんどの家具は無くなっており宝なんて無さそうだった。
    よく考えたら今まで町にいて洋館の話なんて一度も聞かなかった、主が居なくなってからもうとっくに後処理されてたんだろう。
    しかたねェ、帰るか。引き返そうとしたら床に青い光がちらっと反射した。
    床から拾い上げるとガキの玩具みてェな粗末な指輪、でも石は本物のようだ。
    仕方ない、これをもらっていくか。そう思って洋館の外に出た。
    それは返して
    耳元で女の声がした。振り返れなかった。まずい気がした。
    必死に石畳に躓き、転びそうになりながらも走った。
    おれ以外の足音も何も聞こえないのにずっと返せって声はしてた。
    やっと指輪の事だって気がついて後ろに放り投げた辺りで森の外に出た。
    情けない話だがまだ追ってきてる気がして怖くて怖くてねぐらまで振り返らずに走ってドアノブに手をかけて扉が開ききる前に滑り込む様に入ってすぐに内側から鍵をかけた。
    窓の外を見るのも怖くてベッド潜り込んで毛布被ってガタガタ震えた。
    自分の心臓が耳元で鳴ってんのかってぐらいバクバク鳴ってたし、自分の呼吸音も耳元で聞こえてるようだった。
    気がついたら寝ちまってて朝だった。
    今まで集めた財宝やらなにやらをまとめてその日のうちにその島を出た。
    今でもきっと女の正体を見なくてよかったんだろなって、思い出すたびに震える出来事だった。

  • 139二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 21:41:58

    >>137

    自分はやってました

    多分大丈夫だと思います

  • 140二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 22:03:54

    >>132

    きさらぎ駅

    コトリバコorリンフォン(?)

    八尺様

    裏S区(?)

    姦姦蛇螺(かんかんだら)


    か?

  • 141二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 22:22:12

    >>137

    ありよりのありです!

  • 142二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 05:05:41

    このレスは削除されています

  • 14313223/01/08(日) 08:47:51

    >>140

    それで合ってる

  • 144船員の誰か23/01/08(日) 20:46:01

    キラーさんって滅多に人前でマスク取らないんだけど、それでも同じ船に乗ってると少なからず素顔を見られる機会はあるわけよ。
    ここからが不思議な話。
    少し前まで、キラーさんがマスク外す度に違う顔が出てきてたんだよな。
    マスクの下から正統派爽やかお兄さんが出てきたときもあれば、痛々しいスカーフェイスが出てきたときもあるし、マスクの下からその前髪で見えますか?って感じのメカクレ属性になってたときもある。
    もちろんキラーさんが何者かに成り代わられているとかじゃないはずだぜ。キッドの頭もヒートさんもワイヤーさんも、顔の違うキラーさんのことをキラーさんだって認識してた。もしそんなことになったとしらあの3人、特に頭は気付きそうなものだけどな。
    まあ、ここ最近はマスク取ってもずっとワノ国のどさくさで見た下睫毛長めの美形が出てきてるんだけど……それでも前髪が長かったり短かったり上げられてたりとやっぱり見る度に変わってるんだよな。前髪が短いのは切ったからだとしても、次にマスクオフされてたとき長くなってるのを見ると伸びるペース早くない?って感じだし。
    なあ、結局キラーさんの素顔ってどうなってると思う?てかそもそもおれの目がどうかしてたりするのか?

  • 145二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 20:55:42

    キラーさんのマスクの中は宇宙てことか……

  • 146二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 08:54:36

    保守!まだまだホラー見たい!

  • 147二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 14:44:14

    合ってるか分からんけど今のところ68物語は集まってるな
    1レス内でも怪異が複数したらそれぞれカウントしてる

  • 148二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 21:45:46

    >>147

    カウントありがとうございます!!

    100集まったら何が起こるのかな…

    ──────

    なぁ 旅のお兄さん

    こんな言葉を知ってるか??

    狐七化け狸八化け

    おれもよくは知らねェが…たぬきの方がよく化けるって事だろ

    こんな冬島にたぬきがいるかは知らねェが…見たやつがいるらしい…

    普段は丸っこくって可愛い姿なのに急にゴリラみてェに筋肉質な姿になったり毛玉みてェなまんまるのボールになって弾んだり…

    タヌキが7種くらいに化けたってんだ おっかねェ

    しかもそれだけじゃねェ…巨人みたいな姿になって鯨みてェな雄叫びを上げて暴れたとかなんとか…

    コレがほんとの八化けってやつか??しらねェけど

    そんでそのたぬき…普通のたぬきじゃないらしい…

    頭に角が生えてるんだとよ

    もしかしたら神様の使いとかかもしれねェ…

    お兄さん達も見かけたら気をつけろよ

  • 149ハートの海賊団の七不思議23/01/09(月) 23:28:12

    ローの指から時折文字が消えるが本人は気づかない
    気づくとクルーらは密かに共有している
    数日を待たずしてソレと対面するからだ

    ポーラータング号の一番高い天井には妙な影がある
    どうやら手の跡らしい影は次第に増えていたが
    ジャンバールが仲間になりペンキで塗り込められた

    ベポがうっとりと耳をすましている時がある
    お気に入りの歌姫の曲を聴いている時みたいに
    深海の底で何を聴いているかは教えてくれない

    ペンギンとシャチの帽子はよく行方不明になる
    洗濯しようかなと二人が思い始めた頃らしい
    どうやっても落としそうにない隙間で見つかる

    ローの愛刀である鬼哭はまぎれもない妖刀だ
    状態の良くない患者の横で魔をもって魔を払う
    たまに掠れた声で名のように鳴き歌うらしい

    潜水窓の丸い耐圧ガラスは光の加減で鏡になる
    何かが映っても振り返り確かめてはならない
    見ない振りをしないと必ず纏わりついてくる

    恐ろしく辺鄙な島に極々注意して接岸しても
    必ずポーラータング号を訪れるものがいる
    白髪の老爺でいつもおかきを食べているそうだ

  • 150二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 09:41:20

    百までいきたい保守

  • 151天井の絵物語 1/323/01/10(火) 15:44:41

    とある廃寺に不穏分子が潜んでいる。
    そう部下から報告を受けたカイドウにより、おれとホーキンスは二人揃ってその廃寺とやらに向かわされた。

    寺の入り口には袈裟を着た住職が一人いた。住職に抵抗の意思はなく、あっさりと縄についた。
    見張りの部下を数名その場に残し、おれ達は堂の方へ回った。各々部下達を連れていたが、最終的におれとホーキンスの二人が突入役になっていた。何故だ。いや、上からの命令である以上文句はない。ないが行動を共にする相手がホーキンスと言うのがいささか面倒だった。

    「行くぞ」
    「待てドレーク、おれが先に行く」

    堂の扉を開けようとしてホーキンスに止められた。「今日は積極的に戦闘しないと運気が下がる日」だそうだ。…早速これだ。いや、いい、おれの邪魔にならない範囲なら勝手にしてくれ。

    ホーキンスの主導でおれ達は廃寺に突入した。しかし一歩遅かったようで、中はもぬけの殻だった。ならばもうここに用はない。だと言うのに、ホーキンスは廃堂の一角をジッと見上げたまま動きを止めていた。

    「おい、何をしてる」
    「絵を見ている」
    「絵?」

    淡々とした返答につられ、咄嗟に上を見上げる。

    朽ちかけた廃堂の天井。雨漏りの染みがそのまま波紋状に残る暗がりに目を凝らせば、言葉の通り何か絵が描かれているようだった。
    所々が酷く煤けて色褪せているが、いくつかのシーンがあるように見える。

    「…確かに絵だな。なんの絵だ?」
    「寺に伝わる教えのようだな」
    「教え?」
    「この寺には」

    すっ、とホーキンスが指を差し、おれの視線は自然とそちらへ導かれた。

    「井戸があるらしい」

  • 152天井の絵物語 2/323/01/10(火) 15:46:05

    天井の絵物語は、質素倹約とは程遠い数多の財を持つ生臭坊主の姿から始まっていた。
    堂の中で財宝に埋もれていた坊主は次の絵で寺裏の井戸の前へと移動している。更に視線を走らせれば今度は本堂の裏、竹林の中を必死に逃げ回っている絵になっていた。
    生臭坊主の最期はどこからともなく現れた巨大な影に捕まり、頭からガブリと飲み込まれる…そう言う物語だった。
    恐らく贅を極め堕落した者への戒めを含む絵なのだろう。

    「懲悪の寓話か。この絵の通りなら、堂と井戸を繋ぐ隠し通路でもあるのか?」
    「恐らくはな。下手人はこのルートを通って逃げたのかもしれない」

    行くぞ、可能性があるなら追うべきだ、とホーキンスは抑揚のない声で言った。異論はない。
    異論はないが…お前はただ積極的に戦闘がしたいだけでは?そう喉まで出かけた言葉を何とか飲み込み、おれはゆっくりと頷いた。

    絵物語の通り、廃寺の裏には枯れ葉の積もった古井戸があった。その向こうには鬱蒼とした竹林もある。
    二人がかりで井戸を調べたがその蓋は重く固いままで、どうやら最近使われた様子はなかった。

    「無駄足だったな」
    「チッ、そのようだ……ところでドレーク、さっきの言葉の意図はなんだ」
    「?」

    古井戸の蓋に腰掛け、悠長にカードを切り出したホーキンスがおれを見ることなくそう言った。その言葉には心当たりがなく、腕を組んで首を捻る。

    「なんの話だ」
    「絵物語だ。【寓話】と言っただろう。



    お前は鬼が人に成り代わることのどこに【懲悪】を見出だした?」

  • 153天井の絵物語 3/323/01/10(火) 15:49:36

    頭がガチンと固まった。こちらに気づいていないのか、ホーキンスはカードを捲り始める。

    「………成り代わる?天井の絵物語のことか?あれは坊主が懲らしめられる話だろう」

    財を溜め込んだ生臭坊主が、黒い影…コイツの言う“鬼”に目をつけられ、井戸を通って竹林へと逃げたが追い付かれて食われる話…では、ない?
    動揺が声に出たのだろう。ホーキンスは初めておれに視線を寄越し、そして納得したように息を吐いた。

    「あぁ、そう読んだのか」
    「それ以外に何がある。絵はあれだけだったはずだ」
    「そもそも読み始める場所が違う。あれの始まりは【鬼に坊主が言われる】場面だ」

    ゴクリ、と唾を飲み、おれは知らず知らずのうちに拳を握っていた。

    竹林を散策していた坊主が鬼に食われる。鬼は坊主に成り代わり、哄笑しながら竹林を駆ける。
    そしてどうやって知ったのか─例えば、竹林から盗み見ていたのかも知れない─井戸の隠し通路へと入り込み、坊主の姿をした鬼はあの寺で財を成した。


    ドンッ。


    突如何かを強く殴り付ける音がして、ビクッ、と心臓が跳ねる。
    カードを捲っていたホーキンスはチラリと目を動かし、ゆっくりと腰をあげると携えていた得物を抜いた。うなじが粟立つ。ゾクゾクと足元から寒気が這い上がってくる。

    ドンッ、ドンッ。
    固く閉ざされた古井戸の蓋が揺れている。

    「さて、【鬼】が出るか蛇が出るか」

    最初に捕縛した寺の住職。
    あれは本当に人間か?

  • 154二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 16:32:09

    >>149

    いや最後センゴクさんやんけ

  • 155二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 23:59:25

    年季の入った海軍基地には怪談話がつきものらしくてな、しょっちゅう聞かされてはウンザリしたよ。ソコソコ有能な会計役としてあらゆる海のあらゆる基地を巡ってりゃまあ、レパートリーも増えてくわな。
    おれとしちゃなるべくなら北の海は遠慮したかったね。偉大なる海?いやまあアレは別格。
    んでよ、なんで嫌かって話さ。
    知っての通り治安悪いだろ?ソレにつけ込んで甘い汁吸ってた連中も多かったんだな。
    周りが腐っても海兵として矜持を貫こうとしたヤツも居たのさ。居たんだ、昔にな。
    ヒデぇ死に方したらしい。背後から味方に撃たれて碌な手当もされず、傷が腐るまでほったらかしだ。蛆がたかり鼠に喰われながら、な。
    あーいや、悪い。すまんすまん。
    ……でもな、ソイツが来ると臭うんだ。
    こう、背後からな。誰か近づいて立ち止まったら気配するだろ?それと臭いが一緒に来る。
    んで覗き込んでくるのさ。おれが仕上げてる書類をじっ……と眺めてる。確かめてんだな。何かしら誤魔化してないか。ハネてねえかって。
    そうだとしたらどうなるかって?
    知るわけねーわこの野郎舐めんな!!おれは算盤にかけて不正なんかしねえ!あ?そこは正義の名の下にだろって、そりゃそーだわな。
    真面目な奴だったんだな。不憫なこった。
    ん?どの基地かだと?…どこだろうなあ。

  • 156二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 09:26:22

    >>151

    認識のズレからくる恐怖と井戸に潜む何かと対峙する恐怖の畳み掛け…映像化できそう…

  • 157二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 13:21:59

    ベンサム(Mr.2)の体験談 「ケンオウハクチョウ」01

    これはね~!あちしが体験したお話よ~う!
    唐突だけど、鳥って結構絶滅しちゃってもう二度と見られないコ達が多いのよう。
    特に絶滅した原因で多いのは人間のせいで絶滅しちゃったってのが多いわ。
    それも…「人間のバカバカしいエゴ」のせいでね。

    ノロマでやりかえしてこないからって生きたサンドバッグにされたドードー。
    死体を燃やせば長い間消えない明かりになるという理由で沢山捕まえられたオオウミガラス。
    沢山いるからという理由で意味もなく一匹も残さず撃ち落とされリョコウバト。

    あんまり「人間は愚か~」なんてコトバ使って人間をこきおろすの、あちしは好きじゃないけど、
    過去、そして今もだけど欲をかいたあちし達人間がな~んにも悪いことしてない生物(コ)達を
    いっぱい〇してるというのは胸が痛いわぁ~…
    その中でも、特にあちしが許せないと思ったのは

    「ゴウケンハクチョウ」。

     って鳥の絶滅した理由なのよう。
     このコは偉大なる航路の前半にある島にいたんだけどねぇ、ハクチョウの仲間だけど
    体の大きさが新世界の荒くれどもと同じぐらいあるのよう。具体的に言えば身長3mってところねぇ。
     で、ケンオウハクチョウの特徴なんだけどぉ、名前の通り仲間や外敵と拳法で戦う変わった習性を持ってる
    のよね~え!
     たくまし~い♡キンニクに覆われた腕から繰り出すパンチや鍛え抜かれた脚から繰り出すキックはゾウですら倒しちゃうだって!
     それで、そんなゴウケンハクチョウが絶滅した理由だけどねい。

     「どんな相手でも必ず拳で相手をしようとする習性が仇となり、遠くから銃で撃たれて狩られまくったから」

     なのよ!ヒドいわね~い!
     ケンオウハクチョウちゃんって自分たちの拳にすっごく誇りに思ってるんだけど、そこに付け込んで卑怯な手で狩りつくすだなんて…ホント最低っ!。

  • 158二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 13:52:36

    ベンサム(Mr.2)の体験談 「ケンオウハクチョウ」01

     なんせケンオウハクチョウちゃん、そのカッチョイイン顔と体からペットにしたり剝製にしたいって思うような悪い人たちがたくさん覆いのよ~う。それに、捕まえる方法だって近づいてきたところを銃でバンバン撃ってればオッケーと
    簡単だからたっくさん捕まえられちゃったの。
    それに子供を作るスピードも遅くってね~い、5年に一度オスと一緒にヒナを育てるんだからあっという間に数が少なくなって絶滅しちゃうのよ。悲しいわね…

    んで、このケンオウハクチョウの剥製がねい、ある時ウチ…バーロックワークスで買うことになったのよう。

    飾ってみたけど近くで見るとやっぱり迫力は段違い!今にも襲い掛かってきそうってカンジ♡

    バックリ胸元に空いた痛々しい傷は動物好きのミスターゼロちゃんからのウケはあんまし良くなかったケド、
    み~んなケンオウハクチョウの剥製に惚れていたわッ

    アタシなんて元からハクチョウが好きだし運命を感じたの。

    だけど、その夜…何かの気配で目が覚めるとぅ!ぬゎんとっ!目の前にケンオウハクチョウちゃんが立っていたのよね~い、しかもなんか体透通ってるし!これっていわゆる幽霊なんじゃないの~う!?
      
    あちしが呆気にとられていると、ケンオウハクチョウはあちしに向かって正拳突きを撃ってきたのよ!
    ほぼ不意打ちみたいなもんだったしぃ、アタシは不意打ち食らったったけどその時には「衝撃」があったのよねい!
    相手はほぼ実体がないハズなのに確かにズドーンってきたのよう!

    負けてたまるかー!っとあちしもオカマ拳法を使ってアイツを倒してやろうと思って一晩中彼と技を打ち合っていたけど…気が付いたらケンオウちゃんのユーレイのほうがこっちを見たかと思うと、ニコっとうれしそうな顔をして消えていったわ。全く神秘的だったわね…

  • 159二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 14:26:16

    訂正

    >>158


    「ケンオウハクチョウ」01とありますが02です



    「ケンオウハクチョウ」03【完結】


    しばらくあちしは消えていくケンオウちゃんに魅入っていたけど…よっぽど大暴れしちゃったのか、カクンときてそのまま気を失ったように寝ちゃったの。


    んで、次に気づいた時はMr.3が慌てた様子で「起きろガネ~っ!」と慌てていたから何事かと、さすがのあちしもぎこちなかったけど急いで体を起こしたわ。


    んで、すぐ前を向いたら無残にボロッボロのカッコになったケンオウハクチョウちゃんの剥製があったの。

    この時、あちしはビックリしちゃったねい。

    言い忘れていたけど、この剥製ちゃんが飾ってあったのはバロックワークスが経営していたホテルの1階フロント。

    昨日あちしが寝ていたのはそのホテルの最上階の6階。しかもカギまでかけて寝ていたの!

    もし剥製ちゃんの中にホンモノのユーレイがいて操ってたとしてもカギをかけた部屋に入れっこないでしょうに!


    「社長はそんなに気に入ってなかったし、なぜか勝手にお前の部屋に入ってきたとはいえ、会社の備品を壊してしまったことには変わりないガネ!今すぐ社長に報告だガネ!」


    それで、あちしとMr.3はMr.0こと社長のサー・クロコダイルに剥製を壊してしまった報告と謝罪をしに行った。

    意外にもクロコダイルから言い渡されたあちしの処罰は剥製の代金分の減給と始末書だけだった。


    その帰り、Mr.3は「素手の殴り合いができる相手を探しに化けて出たというのガネ…」


    と信じられなそうに呟いていたけど、あちしは絶対そうだと思う。

    あの時、あたしを見据えていた幽霊みたいなケンオウハクチョウちゃんの目は、しっかりあちしを見据えていて…闘志を燃やしていたんだもの。

  • 160二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 15:12:11

    ある意味悔いなく逝けたのかな……ぼんちゃん優しいね良かったね……

  • 161二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 22:41:40

    (エミュガバガバですがコビー大佐視点のジンカン書いてます)

  • 162二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 00:34:42

    ちょいと長いですが完成しましたヘルメッポ視点も後ほど書いて載せます

    ワンピース版ジンカン元の話はジンカンをベースにワンピース風にしたものです)

    ある海軍中将からの話

    怖い話ですか?あまり範囲がないかもしれませんがそれで良ければ……

    私がある島の支部に用事があり行った時の事です、

    そこの支部の島はワノ国に近い島に設置されていて、少ないからずワノ国の影響を受けて、建物や街並みが少し和風なんです、僕は初めて見ましたがオテラ?

    どうやら 入口から入って左側の壁から

    トーンダイヤルのようなものから生まれるナニカ

    ナニカとその近くに大量に掲載されている野生なのででん虫のようなもの

    でんでん虫のようなものに集められて消えていくナニカ

    が申し込まれましたでおりました、今思えば順番が違ったのかもしれません、ヘルメッポさんは何か嫌そうな顔をしていましたね……

    寺から出るとジュウショクサン?という人にここの島で入っていないトーンダイヤルは砕けて、よくわからないことを言われました。

    ああ、言い忘れて居ましたがここは島国になっていてとても細かい島国なので中心部分は海軍支部の家族だけが住む街になっていて、普通の島民はほとんど居ないんです、

    支部に到着してから3日ぐらいたった頃でしょうか、支部での滞在期間は5日ほど…
    telegra.ph
  • 163二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 09:55:30

    た も ち て ま も り ぬ

  • 164二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 18:32:36

    麦わらの一味に出航が迫っていた。
    名残惜しくワノ国を見回るうち、ウソップはずいぶん寂れたところまで来てしまった。宴も終わって落ち着いてきたとはいえ、まるですっぱり切り落とされたように誰もいやしない。
    これじゃあ仲間を笑えないときょろきょろ周りを見ていたら、やたらと燻っている煙の筋が見えた。
    流れを辿った先に誰かが座り込んでいる。
    助かったと駆け寄っていくが、その足は緩くなり戸惑っていき、ついには止まった。
    枯れて萎びきり人の抜け殻じみた何か。その手に握っている枝の方がまだ生気のある皺まみれの翁だった。
    何かを口ごもりながらも延々と喋り、ひっきりなしに焚火を枝でひっかいている。
    頭の中で打ち鳴らされる嫌な予感も届かずに、燃やしているものを見てしまった。

    目があった。

    土を抉りながら逃げだしたウソップは、さっき見たモノを追い出したくて首を振りたくる。
    湿った煙を吐く積み上げられた木切れや藁束、組んだ枝。
    全て人の形を模していたそれらへ、打ち込まれていた釘のまなこを。

  • 165二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 00:30:06

    開けたら終わり
    モブ「この後めっちゃお祓いされた」

    三日前の話だ。おれァ溜めてた書類を片すため、三日ほどガレーラに泊まり込んだ。
    四日目の朝、今朝だ。流石に手持ちの着替えも尽きたんで一度アパートに帰った。

    「そん時、部屋のポストに入ってたのがこの手紙だ」

    一通目【開けてください】
    二通目【ありがとう、入れました】
    三通目【これからよろしくお願いします】

    …な!?ヤベェだろ!?怖すぎんだろ!?
    封切って鳥肌立ったわ!誰だよ、おれの留守中にアパートに来てたやつ!開けてくださいとか…こんなん来ても絶対にドア開けねェよ!
    しかも二通目を見ろ、入れました、だとォ!?入れてねェ!入れてねェぞ!どうやったのか分からねェけどよ、これ勝手に部屋に入られてるよな!?しかもよろしくお願いしますって…妙に礼儀正しいのも怖ェよ…。

    え?いや、玄関で手紙【開いて】その場で読んだから部屋には上がってねェ。だって怖いだろ、差出人が部屋にいるかも知れねェんだぞ!?
    怖すぎてそのまま走って帰ってきて、今ここに居るんだ。
    ところでさっきからずっと歌ってる女の声がするが、ありゃ誰だ?どこからって…“頭の中”?

    「カリファ、二丁目の占い師のバーサンに連絡じゃ」
    「もうしたわ」
    『パウリー、コイツを縛り上げろポッポー!』
    「は?なんでだ?縛り上げるべきはコイツん家にいる不法侵入者だろ?」

    『バカヤロウ、部屋に入ったヤツがわざわざドアポストに手紙を入れねェだろ…ッポー』

  • 166二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 01:27:08

    >>165

    ……どういう事?

  • 167二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 01:30:20

    >>166

    多分体の中に入られたてこと

  • 168二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 01:33:13

    こわー……

  • 169二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 01:40:14

    >>166

    (家主の留守中に訪ねてきて「ドア開けて」って手紙で言ってきた奴が、勝手に部屋に入って「ドア開けてくれてありがとう」って手紙で言わない)

    (→本体は差出人じゃなくて手紙。手紙【開けた】時点で終わりっていう理不尽怪異の話が書きたかった…)

    (頭の中になんか引っ越してきちゃったけど二丁目の占い師のバーサンがどうにかしました)

  • 170二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 11:13:44

    >>169

    只者じゃない感ありすぎだろう二丁目の占い師のバーサン

  • 171二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 22:22:14

    「この島を出て西まで進むと海の先には神の国があるらしい
    そこに行けば極楽浄土
    魂は安らかに眠れると婆ちゃんが言っていた
    婆ちゃんは優しい人だった
    きっと行くのなら地獄じゃなくて極楽だろう
    悪魔の実の能力者は海を渡れない
    死んだ後、愛する人達にすら会えないことが心苦しい」

    ──ワノ国の牢屋で見つかった、ある男の手記

  • 172二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 09:52:44

    保守

  • 173二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 17:12:51

    「ブルックー!なにしてんだよー!」
    「おっとっと。どうされましたかチョッパーさん」
    「何ってオマエ……アレ?」
    「ハイ?」
    「さっきまでスッポンポンだったよな?!」
    「ハイハイそれでバスタオル……ってエェー?!」
    「何だよもう!着たんなら言えよ!」
    「いえいえあのワタシ脱いでないです」
    「診察室の前、あるいてたよな?!」
    「お恥ずかしいことにサロンで作曲へ没頭してまして」
    「えっホントなのか、それ?」
    「先ほど完成したばかりで、ですから、あの」

    「……じゃあ、おれが見たのって」
    「……ワタシじゃ、ない、ですね」

  • 174二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 19:58:29

    “魔女狩り”とはなにか、か。

    文字通り“魔女”――“悪魔と繋がり超自然的手法にて災いを成す者”に対する迫害のことだな。実態は無実の人間を魔女にでっち上げるケースが殆どだが。魔女とは言うが男でも対象になる、お前も油断しない方が良い。


    捕まると自白するまで度重なる拷問を受けさせられることとなる。魔女への拷問は通常の犯罪者以上に苛烈でなくてはならないという通念さえ一部ではあるようでな。全くご苦労なことだ。

    海楼石の拷問器具?水責めの手法ならいくつかあるが。……ああ、魔女は悪魔の実の能力者とは別口の超常と思われているからな。そもそも魔女狩りが活発になる地域は大抵経済と治安がどん底だ、そんなもの用意する余裕なんか無いだろうよ。

    見ていた限り拷問官は肉体的にも精神的にも重労働のようだ。まあ仕事を拒絶すれば今度は自分が“魔女”にされかねん以上、内心に関係なく勤め続ける他ないのだろう。運がないな。


    処刑の時は近隣の者がこぞって見に来る。なんだ意外か?魔女の死はみなで見届け喜び合った方がいいんだろうよ、その方が内輪の一体感を高めるには都合が良い。もしかしたら剣闘士と猛獣の血みどろの戦いを見たがる心理に近いものもあるかもしれんが。

    ……ああ……だが……あいつらだって無差別な人死にを見たいわけじゃないようだったな。魔女を火炙りにしたはずが、処刑人や裁判官、告発者が魔女の代わりに次々燃えていったのを見てすぐにみな逃げ出したからな。

    『助けて!』『こいつは“本当”に“本物”の魔女だ!』『許してごめんなさい』……馬鹿馬鹿しい。我が身かわいさで他人を殺す以上もう少し覚悟を持つべきだ。それが出来ないのならば家で海ソラを第一話から読み返すなどでもしてればよかっただろうに。

    出来ることならばおれだってもう少し平和裏にあの場を離れたかった。

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