- 1二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 12:24:07
- 2二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 12:24:59
前スレ
[二次創作]もしカラミざかりを書くならどのようなストーリーにするか妄想するスレpart8|あにまん掲示板こちらのスレはもし自分がカラミざかりのストーリーを書くことになったらどのようなストーリーにするか妄想するスレですこんなストーリーが読みたい的な妄想もぜひ書いていってください皆さんの作品お待ちしています…bbs.animanch.com完結前にあった本スレと統合後に新しく立つ新スレという事でスレタイ変えました
よろしくお願いします
- 3二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 12:25:55
- 4二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 12:28:16
当スレについて
・原作リメイクどちらの話もOKです
・二次創作投稿者へ迷惑はかけないよう配慮をお願いしたいです
(感想や質問は気軽に送って頂いて大丈夫かと思います)
・ファンボのネタバレですが基本NGとさせて頂きます。ツイッターや公式記事はOKです。 - 5二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 12:35:16
ほしゅ
- 6二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 12:39:36
たておつです
- 7二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 12:50:38
スレたておつです
- 8二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 13:14:49
あげ
- 9二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 14:24:58
たておつです!
よろしくです! - 10二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 14:26:11
10レス確保
- 11二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 17:02:36
紅い青春・前回振り返り分
放課後。高成は里帆に呼ばれ彼女の家へとやってきていた。
「おじゃましまーす」
「どうぞ…」
里帆は高成からノートを借り、自身のノートへ写していく。喋らず黙々とシャープペンシルを動かす熱心な様子を見て、高成はやっぱ根は真面目なやつなんだなと里帆へ感心していた。
写し終わったのはそれから1時間程経過した時だった。
「これで、終わりかな?…良かったあ~」
「おお!お疲れ」
「山岸くんありがとう。これ返すね。」
里帆は高成のノートを両手で持って丁寧に返した。高成はそれらを受け取るとリュックの中へしまう。
(役に立てて良かった。…そろそろ帰ろうか)
「じゃ、そろそろ…」
高成が立ちあがると里帆は待ってと制止し、彼の腕を掴んだ。
「もう少し、くつろいでいかない?」 - 12妄想副題・紅い青春23/01/02(月) 20:43:45
- 13二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 21:36:41
あげ
- 14二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 03:16:51
さげ
- 15二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 08:29:24
ほしゅ
- 16妄想副題・紅い青春23/01/03(火) 12:20:47
そしてリビングのソファで2人はもつれあうように抱き合う。高成が里帆の胸に触れると、彼女の胸の柔らかさと徐々に熱さを伴いながら早くなる心臓の鼓動が同時に高成の手から全身へと伝わって来る。
(やわらかいし、すごいどきどきしてる)
服を脱ぎながら互いの体へ刺激を与えていく様は愛し合う男女のそれとなんら変わりは無い。高成は里帆の身体を求めながら、こないだの日向の時とは違い、己のそれが反応していくのを自覚しつつあった。
(やっぱり違う、やっぱり…)
(…おれにとって飯田は運命で、課題なのかもしれない。)
里帆の身体を求めながら高成の胸の奥で彼女への想いが沸き上がる。彼女に一目ぼれした時から、彼女について思うところはあったものの好意は変わってはいなかった。里帆が高成を求める姿はより彼女と正面から向き合わなければならないと意識させる。
(茜谷さんと同盟組んでなければ、色々と違ってたかもしれない…)
高成の頭の中でふと優里の姿も思い浮かぶ。
「…くん?…山岸くん?」
「…っ!」
里帆に呼ばれた事に気づかなかった高成は、思わずごめんと呟く
「もう、入れていいよ」
「…うん」
- 17妄想副題・紅い青春23/01/03(火) 16:03:45
高成は自身のリュックから避妊具を取り出すと、それを着用して里帆の中へと挿入する
「ああっ…」
奥まで入れると手をきつく握るようにぎっちりと締め付けてくる。
(すごっ…なんか離さないって言ってるみたい…って何考えてんだおれ)
そのまま何度も激しく突きまくる度に里帆の声があふれ出す
「あっ!…そこっいいっ…!」
彼女のとろけた表情を見ると高成の鼓動がさらに早くなるのと同時に、別にある感情が湧いて出てこようとしていた。
(…あれ?)
体位を変えながら里帆を抱いていく高成。里帆は高成に抱かれ快楽の奥の奥まで溺れている様子を見せていたが、何度も絡み合う中で高成は段々と里帆とは様子が違っていく。
(…気持ちいいのは確かなんだけど)
(…なんか、足りない…)
里帆を抱いていて気持ちいいのは紛れもない事実だし、もっと里帆を抱いて居たいというのも事実だ。しかし高成は「足りない」という感情を知覚してしまっていたのだった。更に物足りなさを感じた事で何度目かの下腹部の疼きを強烈に発するようになってしまったのである。
夏休みの肝試しのさなか、優里と共に日が出るまで不良男達に代わる代わる犯されたあの蠱毒のごとき快楽を、高成は里帆を抱きながら求めそうになっていた。
- 18妄想副題・紅い青春23/01/03(火) 20:44:16
- 19二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 08:22:57
あげ
- 20妄想副題・紅い青春23/01/04(水) 12:27:05
- 21妄想副題・紅い青春23/01/04(水) 16:16:55
この時、優里はどうしようもなくイライラとムラムラとした感情を抱いていた。高成への想いと彼の体を求める欲・そして同盟に縛られ板挟みとなった彼女の心は半ば自暴自棄の領域へと傾きつつあったのを、理性で食い止めている状況だった。
「…」
おとなしくなった優里の様子を見て雄也は彼女を刺激しないように声をかける
「あのさ、近所のマックでも寄る?おれおごるからさ」
しかし優里からの反応は無い。しかも雄也の声を聴いた優里の心はより自暴自棄の方向へと傾く。
(山岸くん…ああ…なんだかもうどうでもいいや)
優里はうつむいた顔を上げて雄也を見る。そして吐き捨てるようにつぶやいた
「ちょっと来て」
「お、おい!」
雄也の腕を引っ張り、空き教室へと移動していく。途中。優里や雄也とも仲の良いクラスメイトの村田と言う男子と遭遇する。
「茜谷と永瀬?どうした?」
村田が声をかけると優里は無意識のうちに彼の腕も取り、歩き出す
「おい茜谷!待てって!!」
優里は無言のままだ。その様子を後ろから村田の彼女である花池という女子が遠くから見ていた。
「あれ、…むーくん?…茜谷さん?」
- 22二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 16:35:38
あ、これはヤバイ展開のやつだ
彼女持ち連れ込むのマズいっすよ茜谷さん… - 23二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 17:33:30
茜谷闇堕ちか…?
- 24妄想副題・紅い青春23/01/04(水) 20:42:12
優里は2人を連れて空き教室へと入っていく。呆然と立ち尽くす花池を日向は優里の様子と共に横目で見やると何も言わずに校舎を後にした。
空き教室内では困惑する2人の男子をよそに、優里は制服を脱ぎ始める。
「何するんだよ茜谷…」
村田が外へ出ていこうとするのを下着姿の優里が腕を掴んで阻止するのと共に、床へと押し倒した。
「おい、何す」
優里は村田へキスをして口をふさいだ。村田は抵抗しようとするも徐々に快楽へ溺れようとしていた。雄也は黙って眺めているが彼の股間は反応し始めている。やがて優里が口を離すと、村田は彼女を説得しようと試みた。
「おれ彼女いるから…やばいって。これ以上はやめよう」
「…」
だが、優里にはその言葉は聞こえていなかったようだ。優里は力なくブラジャーを外すと村田の腕を自身の胸に当てようとする。
「落ち着け茜谷!落ち着けって!」
そこでようやく優里は目を大きく見開いた。その時、ドアをノックする音が聞こえてくる。花池だった。
「…3人とも」
花池の声が聞こえてくる。パンツ姿の優里は後ろを向いたままだ。
「茜谷さん」
花池は我慢ならずに優里の前へと歩む。花池からむーくんの事好きだったの?と聞かれるとそれに対してははっきりと否定した。
「じゃあなんで!?…茜谷さんは相談乗ってくれたりとかいつも優しくて良い人だと思ってたのに!!信じられない!!」
泣きながら叫ぶ花池の声だけが無情に響き渡る
- 25二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 21:43:23
茜谷…
- 26二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 21:56:42
マズイな
情緒のコントロールが利かなくなってる
普段なら塚原が抑え役になるけど今は仲違いしてるからなぁ
これはクラス内で孤立路線もあるかも
緊張感ある展開… - 27二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 08:38:33
ですね…孤立してしまうのか、それとも…
- 28妄想副題・紅い青春23/01/05(木) 12:21:34
夜。優里へ電話をかけてみようかと高成がスマホに手を伸ばした時。電話がかかって来た。智乃からだ。
「新山ー?どうしたの?」
「あー山岸?あのさー運動部の男子が好みそうなご飯て何?」
「えー?やっぱから揚げとか焼肉とか生姜焼きとかじゃねーの?」
智乃はやっぱりかー…と観念した様子で話すと高成にから揚げ作るの手伝ってくれるか?と頼み込んできた。
「いいけど…じゃあ先に親にちょっと作り方聞いてくるわ。また電話する」
「ごめーん。よろー」
高成は母親からから揚げの作り方について聞きながらメモを取ると、智乃の家へと向かっていった。
「新山お待たせ―今家行ってるから」
「りょーかい」
家へたどり着きインターホンを押すと、智乃が出迎えてくれた。
「ごめん山岸。どうぞ入って」
智乃は高成を家へと招き入れた。聞けば両親は幼なじみの両親と共に旅行へと出かけており不在なのだという。今日はその幼なじみが家に来ているのだった。
リビングに行くとソファには高身長の男子高生が座っている。彼の左手の甲付近にはギプスが巻かれていた。
「えーと、こいつがうちの幼なじみの颯太。」
颯太は飛び上がって高成へ挨拶をした。
「えっと初めまして、1年の永野颯太って言います!よろしくお願いします!」
「おう。山岸って言います。初めまして。」
「あの、山岸先輩って呼んでいいですか?」
「おう、いいよ。」
- 29妄想副題・紅い青春23/01/05(木) 13:03:46
- 30妄想副題・紅い青春23/01/05(木) 16:27:50
「颯太、どれくらい食べる?」
「うーん…じゃあこのくらいのサイズで…」
「ええっ!?そんなに食べるの?!!」
「新山、バレー部ならそれくらい食うと思うよ?」
3人でわちゃわちゃとスーパーで必要な食材を買い終えると、智乃の家へ戻りさっそく調理を始める。高成が用意してきたメモを見ながら時には悪戦苦闘しつつ(特に肉を揚げる場面で)なんとかから揚げと味噌汁を作り終えた。
備え付けにはスーパーで購入した卵とツナが入ったポテトサラダとレタスが添えられている。高成はよそい終えるとじゃあ、そろそろ…と家から出ていこうとすると、智乃と颯太に引き留められる
「せっかくだし山岸も食べていこーよ。」
「用意できたの山岸先輩のおかげですし、ぜひ」
「じゃ、じゃあ…お言葉に甘えて。…もう夕飯食べてるからちょっとだけになるけど。」
高成は食卓テーブルに座り、テーブルに置かれたから揚げを1つようじで刺して頬張った。噛んだ瞬間じゅわっとたれの味と鶏肉の味が高成の口の中で広がっていく。
「美味しい!」
高成の反応を智乃と颯太は嬉しそうに見つめていた。
智乃と颯太が食べ終わり高成と共に食器の後付けを終えると、高成は家へと帰る事になった。
「それじゃ、2人とも気をつけて」
「ありがとうーじゃ。」
高成は帰路につくとふと空を見上げる。丁度月が雲に隠れようとしていた。
(新山に幼馴染いたのか…なんか藤野先輩といるより楽しそうというか)
(まあ幼馴染だもんな、その辺変に気使わなくて済んでるというか気楽なのかも)
- 31二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 16:54:34
颯太について補足
颯太について出そうか出さないかでちょっと迷ったんですが、展開を鑑みて清涼剤になればと思い実験的に出すことにしました。(年齢変えてます)
今後もきつい展開が続くので彼と智乃の描写が息抜きになれば嬉しいです - 32妄想副題・紅い青春23/01/05(木) 21:00:46
帰宅した高成は、母親にから揚げ作りが上手く行ったことを伝えると自室へと戻る。
(新山の幼馴染…良い体つきだったな)
その言葉と共にほんの一瞬、自身が颯太に犯される様が脳裏に映る。高成は頭を左右に振るとスマホに目をやった。
「茜谷さん…電話してみようかな」
しかし何度か電話をかけてみたが、優里は出ない。これまで高成とのやり取りの中でこんな事は初めてである。高成はどうしたのかと不審に思い、ラインに今忙しい?と送ってみても一向に既読はつかない
「何かあったのかな…」
高成の腹の底には優里への心配と下腹部の疼きが揃って騒ぎを起こしている。
その頃。里帆は母親と遅めの夕食を取っていた。デミグラスソースで煮込んだハンバーグとミネストローネスープからは湯気が出立ち込めている。ちなみにハンバーグは里帆の手作りである。
「ごめんね、遅くなって。」
「ううん、大丈夫」
食卓テーブルに料理を並べ、食べ始める2人。そこで里帆の母親はこう切り出した。
「あのね、結論から言うとお母さん転勤するかもしれないの。」
「…え?」
母親から受けた衝撃的な言葉に里帆の手が止まった。
- 33二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 21:23:21
一難去ってまた一難…
- 34二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 21:34:28
- 35二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 00:59:57
不穏展開絶賛続行中だな…
茜谷が心配だねぇ - 36二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 08:10:26
あげ
- 37二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 08:35:24
山岸茜谷に続いて飯田にも不穏展開が来た
飯田はもしや転校になってしまうのか?山岸と茜谷もどうなるんだ? - 38妄想副題・紅い青春23/01/06(金) 12:55:37
「ど、どこに行くの…?」
「千葉に同じ系列の所があるんだけど、人手が足りないから来てほしいって…」
「…!」
里帆はごくりとつばを飲み込む
「もし、もし…転勤になったらどうなるの?」
「…引っ越すことになるわ。里帆も。」
「転校しなきゃいけないって事…?」
「そうなると思う。だって…1人暮らしはまだ里帆にはしんどいでしょ?」
母親の言葉が里帆の胸に冷たく突き刺さる。
「大丈夫だよお母さん。ご飯だって作れるし、家事だって…」
里帆は自分1人でもやっていけると母親へ語るが、母親は無理でしょと冷たくあしらうだけだ。
「それにお母さんも心配なのよ?何かあったら困るじゃない」
「…」
里帆は黙り込んでしまった。
- 39二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 13:25:19
このレスは削除されています
- 40妄想副題・紅い青春23/01/06(金) 13:31:14
…そのあと、2人は話題を口にする事無く黙って夕食を食べ終えるのだった。
翌日。あれから高成は優里へメッセージを送ったものの未だに既読すらついていない状況である。
(やっぱり忙しいのかな。テストも近いし。…これ以上メッセージを送るのはやめよう。迷惑かけてもだめだし)
しばらくは様子を見てまたスタンプなり送ってみようという結論に達した高成は、下駄箱で貴史と遭遇する。
「おはよー」
「おっす」
そんな中雄也も実のところあれから優里へラインのメッセージを送っていたもののこちらも既読すらついていない状況である。
…昨日。花池が泣きさけぶ中、優里は1人着替えたのち何も告げることなくその場から走って出ていった。雄也は優里を追いかけたが途中で見失ってしまったのである。
- 41妄想副題・紅い青春23/01/06(金) 16:01:51
- 42妄想副題・紅い青春23/01/06(金) 20:31:11
- 43二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 21:20:51
あげ
- 44二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 08:42:04
ほしゅ
- 45二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 12:25:40
紅い青春の人です
紅い青春再編集の為今日と明日更新をお休みさせて頂きます。ご了承ください
代わりにちょっとしたアンケートを取る予定にしていますので少々お待ちください - 46二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 16:18:18
新山と吉野のその後妄想(リメイク版)
新山は予備校へ通うようになり、そこで茜谷と出会う。
彼女が失恋した事を知り、諦めようと言おうとするが自身の藤野先輩への想いがよぎる。
結果、無理に想いを断とうとしなくてもいいんじゃないかなと話した新山。茜谷はその通りに山岸の想いを断つのではなく力に変換・昇華させてより勉強に集中するようになる。
続きます - 47二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 16:46:56
新山は藤野の通う大学に合格し、藤野を驚かす。
なんだかんだで2人は良き友になり、長続きする。
吉野は竹内と付き合いこちらも長続きする
吉野も3年になってから勉強に力を入れるようになり、なんとか竹内の通う大学へと進学した
- 48二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 20:53:28
新山と吉野はそれぞれ原作とリメイクとでは異なる道を歩んでそうですよね
リメイク新山の場合進級後に永野と再会したらどうなるか気になる - 49二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 21:31:52
あげ
- 50二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 08:13:44
ほしゅ
- 51二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 12:21:14
紅い青春の人です
予告していたようにアンケートを行いたいと思います
①青の季節・紅い青春・Waveの内最も読んでて面白かった展開があれば教えてください
数はいくらでも大丈夫です
②今後このような展開が読みたい・このような話が読みたいというのがあれば教えてください - 52二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 12:48:25
- 53二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 13:29:12
お知らせ
ヤンマガwebにて単行本宣伝話が1/14に公開されるようです(無料かどうかまでは不明)
サムネは39話の飯田かな? - 54二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 16:04:06
お答え頂きありがとうございます
ぜひ今後の参考にさせて頂きたいと思いますのでよろしくお願いします!
紅い青春はそろそろ終盤に差し掛かって来ていますので、完結後どんな作品を新たに書くかほんの少しだけお披露目しようかなと思います
紅い青春の次も副題には色の名前が入ります。これまでと違って副題はカタカナになる予定です。
また前作と今作と比べて里帆視点が増える予定もあります。
お楽しみにお待ちいただければと思います。
- 55二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 21:23:05
あげ
- 56二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 08:13:07
ほしゅ
- 57妄想副題・紅い青春23/01/09(月) 12:34:12
- 58妄想副題・紅い青春23/01/09(月) 15:54:11
「い、いいけど…」
結果。3人は里帆の家で勉強会をすることになった。家についた貴史と高成へお茶を出した里帆はいつも通り笑顔だった。
「ここどうすんだっけ」
「えーとここの公式を使って…」
「さんきゅーこーせー。…おれも来年部活引退したら予備校行かなきゃ駄目かなあ」
「志望校によってはいかないとやばいかもな。甲子園行けたら推薦取れるかも知んねえけど」
「だよなあ…頑張らねえと。」
短い秋が終わるともうじき冬が訪れる。普段はおちゃらけた様子の貴史も真剣な目つきに変わった。
それから1時間ほど経過すると貴史がトイレはどこかと里帆に尋ねた。
「玄関の近く。向かって左のドアにあるよ。」
「さんきゅー。ごめん行ってくる」
貴史が離席すると一瞬にして静かな空気が流れる
- 59二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 18:32:19
もし山岸が大学や会社で飯田や茜谷とは似てるけどまた別の女性に出会ったら、どんな反応示すんだろうか
- 60二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 20:43:10
- 61二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 21:43:32
あげ
- 62二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 07:58:59
age
- 63妄想副題・紅い青春23/01/10(火) 12:30:51
「…」
互いに沈黙が流れた後、最初に均衡を破ったのは里帆だった。
「んっ?!」
いきなり高成を押し倒してキスをする里帆。高成は突然の事に驚きを隠せない。
(えっ!?今ここで?!)
高成が一度起き上がって里帆をなだめようとしたところで、貴史が戻って来た。貴史もその光景は予想だにしていなかったのか、口をあんぐりと大きく開けて驚きの表情を見せる。
「えっ、お前ら…?!」
貴史の目の前には里帆が高成を押し倒してキスをしている構図が映し出されているわけだが、里帆のスカートの中も同時に見えている。スカートの下は黒いスパッツを履いてはいるが、そこから浮き出されるお尻のラインやスパッツのの食い込みはどこか肉感がくっきりしているせいで余計に艶めかしく見える
「あ…そのー」
貴史は申し訳なさそうに口を開く。高成が里帆へまた今度にしようかと告げるべきかと悩んだが、里帆は高成から口を離してこう答える。
「吉野くんも一緒にいいよ」
- 64妄想副題・紅い青春23/01/10(火) 16:15:12
- 65二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 20:56:13
age
- 66二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 21:09:53
紅い青春の人です
以前やって好評だったのでまたちょっとパラレルものやりたいと思います
設定は中国宮廷風で茜谷視点です
良家の子女・優里は気立ての良い真面目で明るい娘である。黒髪の美しい容姿は周囲で噂になるほどのものだった。
そして今日。彼女が選秀女へ向かう日である。選秀女とは皇帝の后妃を選抜する面接試験の事で3年に一度行われており、この試験に合格した子女は皇帝の側室として後宮に入る事を許されるのである。
「優里、頑張ってね。いつまでも元気でいられますように」
「はい。お母さま。」
優里は母から声をかけられ、出立していった。
(不安は正直あるけど…頑張らなくては)
(私が陛下のお世継ぎを産むんだ…!)
その後。優里は見事選秀女に合格し、後宮へ入る事となった。後宮は優里が思っていた以上に人が多く絢爛豪華な場所であった。
(すごい…)
優里が建物の中をぼおっと見ているとある人物に声をかけられた。
「あれ…里帆と瓜二つ…?」
その人物は智貴妃(智乃)。後宮ではトップクラスの勢力を持つ人物であった。優里は慌てて礼をすると、智貴妃はそこまでかしこまらなくてもよいと優里を制する。
「見てたら少し、ある人と似ているのを思い出してね…そうだ名前は?」
「優里と申します。」
「優里か。いい名前だね。」 - 67二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 21:25:11
「これも何かの縁…そうだ、茶でも一杯いかが?」
智貴妃の誘いに優里は是非と返す。そして彼女に私室へと移動した。そこも豪華な部屋で優里は思わず見とれてしまうほどだった。
温かい茶を飲み落ち着いた所で、智貴妃はこの話は聞いてる?と神妙そうな面持ちで語りかけた
「皇帝陛下の好みの女の話。」
「…そうですね、選秀女に受かったばかりで、まだ…」
「では大事な事だし私から話そうか。皇帝陛下は優里のような美しい黒髪の女が好みなの。なぜならかつて愛した貴妃がそうだったから。」
皇帝(高成)は数年前からある女性を寵愛していた。名は里帆といい里貴妃と呼ばれていた。美しい黒髪におっとりとした雰囲気に惹かれたのだという。
しかし去年。里貴妃は病によりこの世を去った。2人の間には子もおらず皇帝は悲壮にくれたという。そんな優里は里貴妃に似ているのだと智貴妃は語った。
「だから陛下はあなたを選んだのかもね」
「そうだったんですか…」
すると智貴妃を宮女が呼んだ
「ごめん行かないと。じゃあ頑張って」
智貴妃はそう言うと去っていった
- 68二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 07:47:43
age
- 69二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 12:44:48
とりあえずタイトル決めてなかった…タイトルは「茜の后」でいきます。
数日後の夜。優里は皇帝の夜伽を任せられる事になった。役人が彼女の元へその事を告げに来ると、優里はとうとうこの時が来たか。と静かに覚悟を決めていた。
全ての準備が整いベッドへ横になる優里は緊張の面持ちである。
するとそこへ皇帝がやって来た。爽やかで優しげな見た目をしており、怖さは感じなかった。しかし相手は皇帝。不敬は許されない。
優里はベッドから出ると頭を下げて丁寧にあいさつをする。皇帝が頭を上げよと命じるとすぐに応じた。
「…!」
やはり選秀女の時と違い、より間近で見ると更に寵姫であった里貴妃に似ていると思ったのであろう。皇帝は一瞬吃驚とした表情を浮かべた。
- 70二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 12:56:00
皇帝はその後何も言わず、淡々と優里を抱いた。優里も声を出さぬよう我慢しながら快楽に溺れる。
(気持ちいい…でも…陛下の顔が気になる…)
顔は少し紅潮しているものの、何も言わなかった皇帝。結局この時は2人が言葉を交わすことは無かった。
しばらくして皇帝が別荘へ向かう事になった。なんとそこに優里もついていく事になったのだ。優里にとってはねがってもないチャンスだ。
(頑張ろう…!)
別荘に到着した優里はその景色に心を動かされていた。後宮とは違う透き通った空気に柔らかな風が柳の葉を浮かせる。
優里は用意された部屋で親に習った書道をしていると、家来に呼ばれる。
「皇帝陛下がお呼びでございます」
- 71二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 16:14:07
茜の后5
家来に付き添われ優里が皇帝のいる居間に向かう。そこは花がたくさん咲いた美しい庭園がそばにある東屋のような場所だ
「優貴人をお連れしました。」
「了解した。こちらへ。」
そう命じた皇帝の元に優里が近づく。皇帝は人払いをすると優里を改めて正面からじっくりと見つめる。
「やはり…似ていますか」
優里の口からこぼれた言葉に皇帝は反応する。
「…誰から聞いた」
「智貴妃様からでございます。」
「あいつか…言うと思った。なら隠し立てする必要はもう無いな。」
皇帝は正直に言おうと前置きし、里貴妃との思い出話を語り出した。
里貴妃は皇帝が即位してすぐに出会った美女であり、よく星を見たり花をめでたりしたのだという。位の高い良家の子女という事で本来は皇帝の親戚にあたる貴親王(貴史)の側室となる予定であったが、皇帝とその母である皇太后により皇帝の側室として召し抱える事になったのである。
そして皇太后はいつか彼女を皇后にしたかったようで、よく彼女は皇后にいつなれるのかと皇帝へ聞いていたようだ。なぜ皇太后が彼女を皇后としたかったのか。それはおそらく彼女はいつも笑顔を絶やさずおっとりしており、自分から意見をはっきりと言う事はほとんど無かった性格ゆえに、自身の傀儡とするのに都合が良かったからであろうと皇帝は語った。
しかし数年前、彼女は病によりこの世を去った。子供も残せず皇帝は悲しみから逃れる事が出来なかったと述懐する
「だが世継ぎがいない以上はやく作らなければならない。そこで私は彼女を思い浮かべながら、女達を抱く日々を送っていたのだ」
- 72二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 16:28:01
茜の后
「おれはあいつが犯されたり犯す姿を見て興奮していた。だから他の女達にもそう妄想しながら抱いていた。今思えば「ただの作業」となり果てたのだ。おれにとっての子作りは。」
「陛下…」
「だが、選秀女でお前を見た時。里貴妃と似ている女がいると思った。この瞬間。何かが燃えるような感じが、胸の奥でしたんだ。」
「しかし気のせいだ、あいつはもう死んでいる…お前を抱くときもそう考えていた。しかし…お前に好意を抱いたのに里貴妃がどうしてもよぎるのだ。例えるならまるで忘れるなと言いに来たみたいに。お前はお前で里貴妃は里貴妃なのにな。」
「…」
(里貴妃は皇帝陛下に自分の事を忘れてほしくないのだろうか。)
そう考えた優里は真っすぐに皇帝へそう伝える。皇帝は優里を見て頷いた。
「そうかもしれない。心残りがあって、成仏できないのかもしれない…」
その夜。優里は2度目となる皇帝の夜伽相手に選ばれた。ベッドへ到着すると先に皇帝がベッドの中に入っていた。
「緊張する?」
「前回よりかは、肩の力が抜けてるかもしれません。」
人が抜けて2人以外誰もいなくなった寝所。こうして2人は身体を求め始める。皇帝は何かをずっと考えているようだったが、優里は何も言わなかった。
- 73二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 16:35:30
茜の后7
すべてが終わり深夜の事。皇帝の夢に里貴妃が現れた。
「陛下」
「里貴妃…里帆…」
「新たな相手を見つけられたのですね。…私は陛下を今でも愛しております。ですが私はもうこの世の人では無い…別れが、必要なのです。どうか。そのお方を愛してやってください。私の犯される妄想などせずに、と言うと最初からは見難しいかもしれません」
「ですが、あの方は私では無い。ですからどうか真正面から彼女の事を愛してやってください。…あと智乃ちゃんと日向ちゃんとも、仲良くしてくださいね。」
「里帆っ…!」
里帆の幻影はいつも通り笑顔を浮かべながら消えていった。
夜明け。2人は目を覚ます。いつもより遅い起床だ。
「おはようございます」
「…おはよう」
優里の背は丁度太陽が昇る方角を向いていた。どこか茜色に輝くように見える。皇帝は優里をじっと見つめるとよろしく。と声をかけたのだった。
以上茜の后は終了となります
ありがとうございました
- 74妄想副題・紅い青春23/01/11(水) 20:55:21
- 75二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 21:46:38
あげ
- 76二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 08:12:33
ほしゅ
- 77妄想副題・紅い青春23/01/12(木) 12:37:42
「ああっ!はあっ…!」
バックで突かれる里帆は何度も体を震わせながら達していく。達しそうになった時に高成が里帆の乳首をぎゅっとつねると更に声があふれ出る。
「んっ…んんっ!」
里帆が何度目かの絶頂を迎えた時、貴史はそれを抜いて里帆の口に精を吐き出した。里帆はそれをごくんと飲み込む。
「はあっ…はあっ…」
(おれもしたい…)
里帆が倒れて息を切らす姿を見るとより高成の犯されたいという願望が膨らむ。
…そしてついに我慢できずに貴史にこう漏らしてしまうのである
「なあ、貴史…」
「こーせー?」
「おれにもやって…ほら…」
高成が貴史に自身の尻を向ける。今まで見た事がない姿に里帆は口を開けていた。
「いいのか…?」
「いいから早く…」
貴史は高成のそこへ指を入れてほぐしていく。ある程度ほぐしおえたら指の数を増やしていく。それは先ほど里帆にやった事よりも慎重さを増していた。
「んっ…」
前立腺を刺激されると高成からも声が出た。
- 78妄想副題・紅い青春23/01/12(木) 16:13:22
大分ほぐれたと見るや貴史は再び避妊具を装着し、高成の中へそれを入れた。
「ひぎぃっ…!」
情けないが快楽を感じる声が高成から出る。それを聞いた里帆は更に高成へと目線を向ける。彼女からは目の前の光景に対して気味悪がったりドン引きする表情は無く、むしろ興味を抱いているような、そんな表情だった。
「動く、ぞ…」
「うん…」
高成が頷いたのを確認して、貴史はゆっくりと腰を動かし始めた。
「あはあっ…ああっ…」
先ほどの里帆と同じようにバックで突かれる高成。彼の頭の中はもう何も考えられなくなっている。
そんな高成に里帆はこうつぶやいた。
「山岸くんすごいっ…」
「へ…?」
「すごいエ ッチ…」
「…」
その後も貴史は言われるままに里帆と高成を抱き、高成自身も里帆を抱いた。日が落ちて家路を向かう高成に貴史が声をかける
「なんかこーせー…ビッチみたいだった」
「え?」
「いや、なんでもない。じゃあ」
- 79妄想副題・紅い青春23/01/12(木) 21:14:54
貴史はそのまま振り返り去っていった。高成はその背中を見送る。
(飯田の目の前でしてしまった…おれはやっぱり…)
高成もまた家へと急ぐ。
しばらくして里帆の家に母親が帰って来た。夕飯の支度を一緒にしている時。母親が切り出す。
「ごめん里帆。…やっぱり転勤になったの。」
「…そう、なんだ…じゃあ、私、は」
「転校することになるわね。」
里帆はショックのあまり何も言い返せなかった。夕飯を食べ終え自室へと戻る里帆は身を投げ出すようにベッドへ横になる。
すると涙がこぼれてきた。次第に里帆の視界が涙でぼやけていく。
「…っ」
里帆は手で覆い涙をぬぐうも、とめどなくあふれ出てくる
「…だよねえ…」
彼女は声を押し殺して泣き続ける。少し時間が立って、目線はクローゼットへと向けられる。
「…」
次に向けられたのは、高成とのラインのやり取りだった。里帆はそれを眺めると、先ほどまで泣いていた目から何かを決めたような目つきへと変貌を遂げる。
「いっそ…」
…どうにもならないなら、逃げてしまおうか。そう言ったように聞こえる。
翌日の放課後。この日は里帆からの誘いは無かった。校門を出るとある人物と再会する。栞と雄也だった。
「お久しぶり!」
「お久しぶりです…!」
互いに挨拶を交わし終えた時。栞と雄也は真剣な・必死の表情を浮かべた。
「茜谷が、不登校になって…!」
「山岸くん、その…山岸くんも力を貸してもらえる?!」
- 80二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 21:33:52
飯田の転校が確定…茜谷不登校…どうなる
- 81二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 08:30:21
緊張感が一気に
- 82妄想副題・紅い青春23/01/13(金) 12:44:55
- 83二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 13:00:41
紅い青春の人です
先ほどハーメルンにて紅い青春再編集版上げてきました
こちらも合わせてよろしくお願いします - 84妄想副題・紅い青春23/01/13(金) 20:50:07
- 85二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 21:20:42
どうなる?
- 86二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 08:23:16
ヤンマガwebにて7巻単行本宣伝が更新されてますね
かなり気合いが入ってる - 87二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 12:10:04
age
- 88妄想副題・紅い青春23/01/14(土) 13:20:39
- 89妄想副題・紅い青春23/01/14(土) 17:05:26
- 90妄想副題・紅い青春23/01/14(土) 17:18:42
必死に考えをよぎらせる高成の頭の中である言葉がふと再生された。
「…皆のペースで大丈夫だからね。無理する事も焦る事も必要ない。」
「1人じゃないから。こうして皆いるから。困った時はお互いを頼ればいい。1人で抱え込む必要なんてない。でしょ?」
あの時2人にかけた栞の言葉。そうだ。おれたちは茜山同盟じゃないか。困った時は互いを頼ればいい。と…
「あのさ、おれで良かったら…話聞くから。」
「山岸くん?」
「だって…同盟相手だろ?おれたちは。」
高成がそう言い切った時。優里のなかで「何か」が堰を切った。
「…だけどね。同盟相手に恋愛感情を持つのはルール違反。覚えてる?」
「茜谷さん…?」
「私は山岸くんが好き。…好きになってしまった。里帆ちゃんが好きでっ…いつもひたむきな山岸くんを応援したいって、思ってたのに、君を好きになってしまった!!」
「同盟破りたくないのに!!なんで…なんで…!!」
優里の悲痛な泣き声が部屋中にこだました。
「茜谷さん…!」
「ごめん…!言い出しっぺの私から同盟破ろうとするとか、バカだよね…」
- 91二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 20:56:14
こんばんは。紅い青春の人です
紅い青春はこのまま順調に行けば今月~来月辺りに完結を迎える予定です。
そして次回作についてですが、近日中に一部を抜粋したものをこちらで早見せしようかなと考えています。
内容としてはこれまでの青の季節・紅い青春とはまた違った雰囲気になる事と、オリキャラが複数名出る予定となっています。また出てくるオリキャラについては飯田・茜谷に次ぐヒロイン枠として山岸に関わって来るという重要な立ち位置にいるキャラクターもいます。
こちらもお楽しみに頂ければ幸いです - 92二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 21:44:14
あげ
- 93二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 08:30:14
あげ
- 94妄想副題・紅い青春23/01/15(日) 12:34:13
- 95妄想副題・紅い青春23/01/15(日) 16:13:14
優里は高成から頭を離して正面から向き直る。
「ありがとう」
わずかに光を取り戻したかのような笑みを浮かべれた優里から、自然と感謝の言葉がこぼれた時だった。
♪~
これまでの雰囲気をぶったぎるようにラインが鳴る音がする。高成のスマホからだ。
「ん?誰だろう?」
高成がおそるおそる画面を開いた。やはりと言うべきか、送信したのは里帆だった。
「飯田か…!」
(里帆ちゃんから…何か嫌な予感がする…)
ただならぬ雰囲気を察知した2人。コメントを見るとそこには「さようなら」の5文字だけがあった。
「…どういう事?…茜谷さん、どう思う?」
高成は優里にどう思うか質問を投げかけてみた。優里は久方ぶりに頭を巡らせる。
「…何かあった?」
最も抽象的だが最も的を得た返し。ここで高成と優里の思惑は一致した。
「行こうっ…!」
- 96二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:32:31
動いてきた
- 97二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 08:20:56
あげ
- 98妄想副題・紅い青春23/01/16(月) 12:54:01
「どこから行く?」
「一旦飯田の家で!」
優里は服を着替える。その為一旦部屋の外へ出た高成は廊下で雄也と遭遇した。
「何かあった?」
「飯田が…こんなライン送ってきてさ」
高成は雄也にラインを見せる。
「…なあ。なんか不穏じゃね?」
「それな。で今から2人で飯田の家周辺行こうと思って」
雄也は成程ね、と呟くと、一呼吸間を置いてまずはそれでいいと思うと返した
「良かったら永瀬さんも手伝ってくれる?人多い方が良いだろうし」
高成の提案は理に適っている。ただ雄也は優里の事を思うと果たして一緒に行っていいのかと不安が襲う
「おれさ、今茜谷とあんま仲良くはないと自分では薄々思うけどさ…行っていいと思う?」
- 99二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 20:44:03
あげ
- 100二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:31:56
ほしゅ
- 101二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 06:24:04
作品読んでたらあの時こういう選択取ってたらどうなってたのか?というのはある
例えば飯田の元へはいかず、茜谷といたらどうなってたか?とか - 102二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 08:16:31
あとあの時飯田とやれてたらどうなってたかとかも色々気になる
- 103二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 14:59:52
紅い青春の人です
今日の更新はお休みさせて頂きます
ご了承下さい - 104二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 17:22:19
更新をお休みする代わりに次回作の一部を先行公開したいと思います
なお一部の登場人物(オリキャラ)については名前を隠させて頂きますので、どんなキャラになるのか想像しながらお読み頂けると幸いです
感想もお待ちしております。
高成は伝票と荷物を持ってレジへ向かうと、マスターの妻が会計をしてくれた。
「あなた里帆ちゃんと仲良いの?」
「あっ…まあそんな感じですかね」
「そうなんだ。じゃ、お仕事頑張ってね」
会計が終わると急いで喫茶店を後にした。里帆は高成の背中を遠くから眺めていた。
「山岸くん…」
会社へと戻り、指定された場所へやって来た高成は、ドアをノックし、部屋に入る。
「山岸です。部長、ただいま戻りました。」
「どうぞ。」
- 105二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 17:23:44
部屋へ入った高成を出迎えたのは170㎝ほどある長身の美女だった。黒い髪は襟足がぎりぎり見えるか見えないかくらいの長さに切りそろえられたワンレンショートヘア。黒いパンツスーツに黒い眼鏡姿は知的な印象を与える。すらりとした長い手足に値は90超えという豊かな胸と尻のダイナマイトバディが、これでもかと高成の目に飛び込んでくる。
彼女の名は×××××。部長職を務めており高成の直属の上司にあたる。。名前の通り父はアメリカ人のハーフである。
東京大学出身の彼女は頭脳明晰で仕事も気遣いもできる、まさに(表向きは)理想の上司と言ってよい人物だろう。そんな彼女だが、ある特殊な性癖を持っていた。
「さあ座って。」
「…はい。」
「じゃあ、始めて。」
「はい。」
- 106二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:16:13
…まずは大学時代から振り返る事にしよう。
講義中。高成の横にある女性が座って来た。顔、特に目元はしっかりメイクされておりきりっとした印象に茶髪の内巻ボブヘアはのどぼとけくらいの長さである。そこにおしゃれな服装と丸い眼鏡をかけた、高成にとっては話した事どころか見た事のない姿だった。勿論里帆や優里らとは雰囲気は全く異なっている。
そんな女性が、いきなりちょいちょいと高成の腕をつっついてきた。
「ごめん。なんか紙もっとらん?ノート忘れてしもうてさ。」
「えっ…」
高成はとっさにノートを一枚めくって綺麗に破ると、彼女へと渡した。
「ありがとー。助かるわー。」
彼女はそう言って高成に会釈した
講義が終わると先ほどの彼女が高成へと歩み寄って来た。
「さっきはありがとなー。そういや名前なんて言うん?」
「ああ、山岸高成。よろしく。」
- 107二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:17:51
- 108二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 21:38:11
- 109二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 06:43:38
あげ
- 110二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 09:04:22
保守
- 111妄想副題・紅い青春23/01/18(水) 12:51:10
- 112妄想副題・紅い青春23/01/18(水) 16:41:06
- 113二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 21:31:21
あげ
- 114二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 08:10:55
保守
- 115二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 08:37:47
7巻今日発売?
- 116二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 09:21:18
- 117妄想副題・紅い青春23/01/19(木) 12:44:35
「えっ…?いなくなったんですか?!」
3人とも開いた口がふさがらなかった。里帆の母親も動揺を抑えきれていない。
「あなたたち里帆見てない?」
高成らは首を振って見ていないです、と答える。
「どこへいったのかしら…」
(どこにいったんだ、飯田…)
(里帆ちゃん…)
焦りが募って来るのを強制的に抑え込みながら、その周辺を探すも里帆は見つからない。
「里帆…!」
母親がどれだけ心配しているかが高成にも優里にも雄也にもダイレクトに伝わって来る。
「あの…里帆ちゃんのお母さん…警察に連絡してみましょう」
「…そうね…それしか、ないわよね…」
ついに警察へ連絡し、駆けつけた数人の警察官も加わって捜索が始まる。
(さようなら、しか書いてないんだよな…これが何かきっかけ?キーワードだったりするんだろうか?)
- 118妄想副題・紅い青春23/01/19(木) 16:28:43
- 119二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 21:19:55
あげ
- 120二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 07:52:35
ほしゅ
- 121妄想副題・紅い青春23/01/20(金) 12:40:19
優里は自分でも内心驚くほど冷静さを取り戻しつつあった。高成も確かにそうだ…と頷く。
「だよね。…ありがとう」
「いえいえ」
その後も捜索は続くが、里帆は見つからないままだ。辺りはすっかり日も落ちて暗くなっている。
「…あの。あなたたちは、学生さんみたいですし…今日はもう帰った方が良いんじゃないかな?」
女性の警察官が高成たちの前へ歩みよってそう提案すると、3人は顔を見合わせる
「ここは警察の人に任せた方が、いいかもね…」
「うん」
3人は彼女の提案を飲み、ひとまずは家に帰る事になった。里帆の母親が手伝ってくれてありがとうと3人へ会釈をする。
「早く見つかるといいのですが…」
「そうね…」
帰宅後。優里の家にはサイン会を終えた栞が帰宅していた。
「おかえり」
優里は一旦迷いを見せるが、何か手がかりがあるかも?と思いとどまった結果、里帆の事を話すことに決めた
「実は…」
- 122妄想副題・紅い青春23/01/20(金) 16:51:10
優里は里帆が高成へメッセージを残していなくなったという事を全て栞に打ち明けた。
「それ…大丈夫なの?」
「心配で…一応警察の人が探してはいる、けど…」
「そっか…後は警察の人やお母さんに任せるのが吉だと思う。早く見つかるといいけど…」
「だよねえ…」
夕飯を食べ終えて自室へ戻ると、優里はスマホ画面を見る。そこには高成からのメッセージが映っていた。
「今更だけどあれから殆どスルーしてたわ。既読にしておこう…」
ふとそこである疑問が思いつく
「山岸くん、里帆ちゃんにはもう告ってるのかな?」
その疑問に気づいて自身の記憶を辿る。
「まだ聞いてないなよういや」
里帆に告白したというそのような話はまだ彼からは聞いていない事を再度脳内で確認した優里は、次第に焦りのような感情が浮き上がってくるのを感じた。
「…もし、手遅れになったら…!」
- 123妄想副題・紅い青春23/01/20(金) 17:23:50
頭の中に浮かぶ「さようなら」の文字。先ほどは高成の里帆の母親にそのことを告げるべきか否かの質問に対しては冷静に伝えないで良いと発言した優里に段々変化が起きるのが優里自身も知覚し始めていた。
(さようならって…やっぱり…伝えた方が良かったのだろうか?)
何のために同盟を組んだのか。なんで自分が高成を好きになったのか…もし仮に里帆に何かあったら、いや…死んでしまったら、もう二度と高成は彼女へ胸の内を真正面から告げる事が出来なくなる。正直高成が里帆と結ばれる事はほんのちょっぴり羨ましさを感じないと言えば嘘になる。だけどそれ以上に想いを告げる事が出来なかったという悲しいバッドエンドなんて、見たくない。…そう感じた優里の胸と頭の中は閃光が走るように動き始める。
「山岸くん?起きてる?」
「茜谷さん?起きてるよ?」
「今更だけどさ、里帆ちゃんに告白した?…まだだよね」
その事実を突きつけられた高成は、そうだと伝える。
(飯田の事が好きだ。だけど、そういえば、まだ…)
「手遅れになる前に、伝えなきゃって思って…!」
(茜谷さん…!)
このまま告げれずにバッドエンドとなるか、それとも想いを伝えられるか…後悔はしたくない。高成はためらわなかった。
「いこう…!もう一度…!」
- 124妄想副題・紅い青春23/01/20(金) 20:35:02
- 125二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:30:18
はたして飯田は見つかるのだろうか
- 126二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 08:04:35
あげ
- 127妄想副題・紅い青春23/01/21(土) 12:10:28
ネオンが妖しく照らす夜の街は見ているだけで酔いそうなほどだ。2人が里帆を探しながら歩いていると、金髪でピアスをいくつもあけた不良チックな男性が声をかけてきた
「君ら何してんの?見る感じ若そうだけど、学生?」
いきなり声をかけられ身構える2人。一度間を置いて優里が勇気を出して反応する
「実は人を探してまして…黒髪ロングの女の子で、身長は私と同じくらいなんですけど、見ませんでした?」
「あー…それなら大分前に駅の方でそれっぽい子見たなあ。でもこの辺歩いてもよく似た子何人かいたし、君らが探してる子かどうかは…もしよかったら手伝おうか?」
「そうですか…お気遣いありがとうございます。お気持ちだけ受け取らせて頂きます。ありがとうございました。」
優里は誘いを丁重に断り頭を下げる。高成も並んで頭を下げると足早に駅の方へと向かった
「電車乗っていったかなあ…でももう終電だしなあ」
「どうする?」
- 128妄想副題・紅い青春23/01/21(土) 12:42:42
「始発を待つか、歩いていくかのどっちかだよねえ…」
始発を待つならどこか安いホテルかネカフェで寝泊まりする、歩くなら夜を徹して…という事にはなる。高成と優里は考え抜いた末、歩いていく事に決めた。
「もし途中でしんどくなったら、その時は一旦休もう」
「うん。」
ひとまずは駅まで向かい、そこから線路を辿るように進むことに決めた。
「…」
次第にネオンの明かりがさらに増す。ここで高成はなぜか頭の中に一瞬、ある光景がちらつく。
それは、海へ還ろうとする里帆の姿だった。なぜその姿がちらついたのか、高成には全く分からないが何か胸の奥で引っかかるような「もの」を覚える
(あれ、なんで…?いや、もしかして…?)
意を決して優里に伝える事にした。
「あのさ、海ってどこの方角になるのかな」
「あー…駅の建物の中に、地図かなんかあれば…」
- 129二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 21:08:10
あげ
- 130二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 08:18:20
保守
- 131妄想副題・紅い青春23/01/22(日) 12:11:17
- 132妄想副題・紅い青春23/01/22(日) 16:26:48
時計を見ると午前2時を過ぎたところ。つまりは丑三つ時だ。始発は午前5時過ぎなのであと3時間はある。
「…どうする?」
「うーん…」
頭を抱えて迷う優里と高成。ここで高成がある事を思いついた
「タクシーで行く?」
「…そうだね。」
駅前の道路にはまだ3.4台タクシーが待機していた。2人はその内の一台に乗車し、海に近い〇×駅までお願いします、と運転手に告げた。
タクシーはネオン街を進む。道中酔っ払いが暴れているのか喧騒も聞こえてくる。更にラブホテル街まで見えてきた。ラブホテル周辺にはカップルや複数の女性グループらが列を作っている。
「結構人いるね…」
優里は窓から眺めながらそう呟く。
運転手曰くこのラブホテル街は内装がきれいで食事や各種サービスが豊富に取り揃えられているため、客が絶えないのだという。最近はカップルよりも女性グループの方がよく見かけるのだそうだ。
「へえ~…ラブホテルで女子会かあ」
「カラオケとかで盛り上がれそうだよね」
- 133妄想副題・紅い青春23/01/22(日) 20:42:48
- 134二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 21:21:02
次回予告
里帆を探す優里と高成、はたして里帆はいずこに…
そして…?
ついにクライマックスへ突入!
お楽しみに - 135二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 08:10:01
あげ
- 136妄想副題・紅い青春23/01/23(月) 12:34:42
「そういえばさ、山岸くんはなんで海の方へ、と思ったの?」
「ああ…実はその…」
高成は一瞬海に還ろうとする里帆の姿が脳にちらついたことを優里に告白した
「そうなんだ。…なんだろう…?お告げ…?」
「おれにもよくわかんないけど、ほっとく訳にもいかないなって」
2人が海のすぐ近くまでやって来た時、誰かが海の中へ入ろうとするような音が聞えた。
「?誰かいる?」
しかし辺りは暗く何も見えない。スマホの明かりを灯し周辺を見渡すと、今にも海へ入水しようとする女性の姿が見えた。
「っ!!」
高成と優里は一目散にその場へ駆け寄る。更に駆け寄った事で女性の詳しい容姿が明らかとなった。高成は女性を抱きかかえ入水を阻止する。
「飯田!!」
「…山岸くん?!」
入水しようとした女性は紛れもなく里帆だった。
- 137妄想副題・紅い青春23/01/23(月) 12:41:44
「っ離して!」
里帆は後ろから自身を抱きかかえ阻止する高成をはねのけようとする。激しく動くたびに波しぶきが上がり、体は海水へつかっていく。
「だけどっ…!待ってくれ!」
「だって…!」
高成だけでは危ないと察した優里も里帆の横へ現れ、地上へ戻るよう促す
「里帆ちゃんだめだって!皆悲しむよ!!」
「…!」
優里と高成は何とか里帆を引き上げるように地上へと戻した。3人とも雨と海水に濡れている。
「はあ…はあ…」
里帆の身体は寒さゆえかそれとも興奮状態にあるのか判別できない程小刻みに震えている。
「ぜえー…ぜー…」
優里と高成も寒さから体が震え、手足がかじかむ感覚を覚える。
「いったん、場所変えようか…」
優里はぼそりと呟く。
- 138二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 19:26:50
見つかった!
- 139二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 21:36:59
飯田見つかった…
- 140二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 08:13:35
あげ
- 141妄想副題・紅い青春23/01/24(火) 12:17:17
立ち上がって浜辺から道路へと駆け上がり、どこか雨風がしのげる場所は無いかと探す。すると近くにファッションホテルがあるのが目に入った。
「山岸くん、あそこは?」
「行ってみよう…!」
高成が言いきったところで、里帆が突如崩れ落ちた。
「っ飯田?」
里帆の体は完全に冷え切っており、顔色は悪い。試しに優里が里帆の額に手を当てるとかなり熱くなっているのが分かる。
「熱があるかも!」
「なら、はやくいかないと…!」
悠長にしている暇はない。高成は急いで里帆をおぶるとホテルへ向けて走り出す。到着し、受付を済ませると優里は手早く里帆をバスタオルで拭いてバスローブへと着替えさせると、ベッドに寝かす。
里帆はありがとう…と小さな声で優里に告げるもぐったりとしている。
「これ…!」
高成が水に濡らして絞ったタオルを里帆の額へと当てた。
「茜谷さん…ここ、体温計ってあると思う?」
「どうだろう…聞いてみようか」
- 142妄想副題・紅い青春23/01/24(火) 12:35:14
ベッド横にある電話の受話器を持った優里は、緊張の面持ちでホテルのスタッフへ体温計は無いかと聞いてみたところ、電話に出たスーツ姿の若い女性スタッフが体温計を持ってきてくれた。
里帆の体温は38.8℃。やはり高い熱が出ていた。スタッフは夜間救急のある病院を紹介しましょうか?と声をかけるも、里帆は大丈夫だと断った。そんな彼女を見て優里と高成はだよね、と心の中で呟く。
「里帆ちゃん、何かあったまるものでも食べる?」
見かねた優里はそう里帆に質問すると、里帆は食べるとゆっくりと頷く
「スープとか味噌汁とかありますか?」
「ありますよ。どれにしますか?」
スタッフがテレビの横に備え付けられたメニュー表を優里と高成に見せた。
「飯田、味噌汁とコーンポタージュどっちがいい?」
「…味噌汁で。」
味噌汁と焼きおにぎりを注文する。ここで優里と高成もきつねうどんを注文した。
「では、また何かあればおっしゃってください」
スタッフは礼をして去っていった。
「優しい人で良かった…」
優里はほっと息をつく
- 143二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 15:53:43
紅い青春の人です
紅い青春は今月末に完結する予定です(何もアクシデントが無ければ、にはなりますが…)
完結後はちょっとお休みを頂いて次回作を更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします - 144二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 21:03:04
このレスは削除されています
- 145二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 21:18:49
保守
- 146二次元好きの匿名さん23/01/24(火) 22:21:43
- 147二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 08:12:07
あげ
- 148二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 13:07:20
- 149妄想副題・紅い青春23/01/25(水) 16:00:07
しばらくしてチャイムと共に先ほどのスタッフが注文したメニューを持ってやってきた。熱々のきつねうどんは見ただけで食欲をそそられる。焼きおにぎりからも醤油の香ばしい香りが広がる。
ベッドから起き上がった里帆は、味噌汁に焼きおにぎりを入れてかき混ぜ、おじやのようにしてから食べていた。ゆっくりではあるが何とか食べられているようだ。
「きつねうどん美味しい」
「あったまるー」
昆布とかつおの合わせだしがお揚げに染みてまろやかな味だ。
「どう、食べれそう?」
優里が里帆へそう聞くと、里帆は大丈夫だと告げた
…しかし、里帆の体の震えは以前止まっていないように見える。更に何とか食べられてはいるものの、倦怠感があるのか全体的に動きが緩慢としていた。優里は頭の中で大丈夫なのか?と彼女の状態を不安視する。高成もまた里帆の未だ続く体の震えに気づき、不安を抱いていた。
(病院連れて行った方がいいんじゃないのか、これ)
(でもさっきは断ったしなあ…無理やり連れていく訳にもいかないし)
- 150妄想副題・紅い青春23/01/25(水) 16:18:19
里帆はなんとか…という具合で焼きおにぎりと味噌汁を食べ終えると、ふらふらとまたベッドに戻り、座ってぼーっとし始めた
「…大丈夫?」
高成が声をかけたが頷いているのかいないのか分からない曖昧な返事が返って来る
「飯田、もう一回熱計ってみたら?」
高成は体温計を里帆に渡す。
「39.3℃…」
「上がってるね…」
優里もきつねうどんを食べながら体温計を高成の横から覗き見る。優里は覗き終えると残ったきつねうどんのだしを全て飲み干し、箸をおいた。
(…病院行った方が良いと思うんだよな、私は)
(なんとか説得してみよう…)
「里帆ちゃん、病院行く?夜間救急紹介してくれるって言ったしさ」
里帆はやはり首を縦には振らない。
(茜谷さんの気持ちはもっともだ。この場にずっといる訳にもいかないし…)
(おれは、飯田が好きだ。だからこそここは飯田を…さっきのようにもう一度止めなきゃいけないのかもしれない…そのためにも気持ちを伝えるべきなのかもしれない…!)
高成はきつねうどんを全て食べ終え、里帆の元へ歩み寄った。
「こんなところで言うのもなんだけどさ、おれ、飯田の事好きだよ」
- 151妄想副題・紅い青春23/01/25(水) 16:24:20
「飯田の事が好きだからこそ、今の飯田がすごく心配。これ以上飯田に何かあったらって思うと…しんどい。だからおれも茜谷さんと同じで病院行くべきだと思う。」
「…」
緊張した空気が流れる。
「…分かった。」
里帆はそう言い終えるとゆっくりとその場を立ち上がったが、ふらついて倒れてしまう
「飯田!!」
なんとか里帆を受け止めた高成は、一度ベッドに座らせると、優里と一緒に荷物の整理をし始めた。
「さっきのスタッフさんに電話してみる…茜谷さん準備お願いできるかな?」
「…了解!」
高成の目はいつになく真剣なまなざしとなっていた。その変化は優里にも分かるほどである。
(高成くん、こんな目出来たんだ。あの人を助けた時もこんな感じだったのかな)
結果、先ほどのスタッフが夜間救急に電話をしてくれた。支払いを終えると、手配してくれたタクシーに乗り込む。
「ありがとうございました…!」
「お気をつけて…!」
- 152妄想副題・紅い青春23/01/25(水) 20:34:41
海の向こうの水平線は徐々に紫色に近づいている。夜明けが迫ってきていた。里帆はぐったりとしており、先ほどよりも反応も鈍くなっていた。
「飯田!しっかり!!」
高成は必死に声をかけ続ける。それは里帆がいなくなった時以上に自分より遠くへ行こうとしているように見えたからだ。そんな高成の姿を優里は目に焼き付けていく。
(そうだ。そんな山岸くんだ。…)
「お客さん、つきましたよ!」
運転手が声を上げた。料金を払い、自力で歩けないほどに衰弱が進んだ里帆を、高成が抱きかかえて入口へと入る。受付を済ませた後、すぐに診察と検査並びに処置が始まった。
待合室で里帆を待つ高成と優里。ここである事に気づく。
「この病院てもしかして…」
「栞さんが運ばれた場所かも」
そう。3人がいるこの病院は、かつて栞が運ばれた場所でもあり、高成と優里が出会った場所でもあった。
「まさかもう一度ここに来るなんて…」
- 153二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 21:19:39
不思議な運命を感じますね…
- 154二次元好きの匿名さん23/01/25(水) 21:38:14
飯田がきっかけで出会った場所へ戻った2人…
- 155二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 07:58:40
age
- 156妄想副題・紅い青春23/01/26(木) 12:12:26
短い旅路はここで終わり。優里と高成は、里帆が見つかったと警察や自身の家族に電話をかけて報告した。しばらくすると里帆の母親が荷物を持って飛び込んでくる。
「あなた方が見つけてくださったんですね、ありがとうございました。ご迷惑をおかけしてすみませんでした。」
里帆の母親は2人へ丁寧に頭を下げると、看護師と医者に連れられて里帆のいる病棟へと歩いていった。
里帆は依然としてまだ意識は戻らない。
「もっとはやくに飯田を見つけていれば…」
高成から後悔の言葉があふれ出す。高成を見た優里はしばらく間を置いて、彼へ声をかけた。
「大丈夫…里帆ちゃんなら必ず目を覚ますから。…それに山岸くんは里帆ちゃんの事好きなんでしょ?信じよう。」
力強く言い切った、優里の目に迷いは無かった。
「そうだ…おれは飯田が好きだ。…ありがとう」
高成は優里の言葉に勇気をもらったのである。
その後、高成と優里は栞たち互いの家族と再会した。勝手に家を抜け出したという点については怒られはしたものの、里帆を見つけて説得し、病院へと連れてきた点は褒められたのだった。
「高成はほんと優しいね。以前も人助けして。」
「あ…それ、私です。彼にはお世話になりました。」
朝日が彼らをやさしく照らしている。
- 157妄想副題・紅い青春23/01/26(木) 16:32:58
- 158二次元好きの匿名さん23/01/26(木) 21:12:28
あげ
- 159二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 07:51:16
age
- 160妄想副題・紅い青春23/01/27(金) 12:36:53
高成と優里は病室内にあるソファとパイプ椅子に腰かける。それぞれ里帆へ今の体調や、食事など状態を聞いたり、自身の近況を伝えた。
話が少々弾んできた所で、高成は核心をつく質問を投げかける。
「なんで飯田はあそこにいたの?」
…ここで里帆は2人へようやく事実を打ち明けた。
「お母さんが転勤する事になって、私も転校しなきゃいけなくなった。本当は1人暮らしでもいいから今の学校に通いたかったけど、お母さんに反対されて…」
「このまま皆に会えなくなるのは嫌だから、無我夢中で飛び出した…何もかもやけになって、そしたら「偶然」海に落ちた。落ちたならいっそもう…って思ってそのまま身を任せたらしばらくして岸へ流されて…」
「そのあとは、何度も海に身を投げても、体は岸に戻される。その繰り返し。そしたら2人に会った」
「里帆ちゃん…」
「…私、「山岸くんが好き。山岸くんと離れ離れになったら生きていけない」」
里帆の口から生まれた告白を高成は真正面から受け止めた。しかし、その質量の重さに足が崩れ落ちそうになるも、必死にとどめた。
「飯田…」
「私は山岸くんを愛してる」
- 161妄想副題・紅い青春23/01/27(金) 16:28:27
「私は山岸くんを愛している」
…この重いまでに真っすぐな言葉の威力はおそらく高成にとっては、全身を跡形も無く木っ端みじんにするほどの威力であったと推察する。また優里にとっても同等の威力があったと言えるだろう。
今の高成に出来るのは、いや、やらねばならないのはこの言葉を真っ向から浴びる事で里帆の気持ちを受け取り、自身の本当の姿と心にある里帆への愛を伝えるという事になる。
茜山同盟があるのは、里帆と高成が結ばれるためというのもあるのだから。
頑張れ、高成。負けるな、高成。逃げるな、立ち向かえー。
「おれもだ。おれも飯田が好きだ。」
「こんなおれを愛してくれて、ありがとう。だけどおれは男ともやるビッチだけど、それでもいいの?」
里帆の返事は変わらない。
「どんな山岸くんでも、私は好きだよ。山岸くんもこんな変な私、愛してくれる?」
里帆は迷わず言い切った。
(飯田は、そう言ってくれた)
(この際飯田がビッチでも関係ない。おれもビッチなんだから一緒だ。それにあそこまでやったって事は、愛は変わらない…!)
「絶対に愛してみせる。」
- 162二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 19:07:10
ついにお互い想いを伝え合いましたね…
感慨深い - 163二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 21:03:06
- 164二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 21:31:10
あげ
- 165二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 08:21:40
age
- 166妄想副題・紅い青春23/01/28(土) 12:34:15
高成は里帆をかたく抱きしめた。里帆もまた高成をはなすまいと抱き締める。そうすると互いに熱い涙がこぼれ落ちてきた。
その様子を優里はじっと見つめていた。
(めでたし、めでたし…かな…)
茜山同盟のかいもあって里帆と高成は結ばれてこれにてハッピーエンド。めでたしめでたし。
そんな優里にも涙が落ちてきた。しかしそれは里帆と高成が流しているものとはまた違ったものだった。
(これで、同盟も終わりなのかな…?)
(でも、こっちの恋はまだ…)
優里は部屋から退出していった。
これでいいんだと言い聞かせる脚はだんだんとはやくなっていく。
「これでいい、これでいいんだ!」
病院の敷地から出ようとした時、雄也から電話が来る。優里は里帆が見つかり、紆余曲折あって目覚めた事を雄也に報告すると、彼はよかったと口にする
「あと…山岸くん里帆ちゃんに告白した。両想いになった」
「そうか、頑張ったんだ」
雄也から高成をねぎらう言葉がかかる。
「茜谷も頑張ったもんな」
「!…うん…」
雄也はそう言い終えると、電話を切る。同時に優里からは決壊した堰のように涙がとめどなくあふれ出てきた
「…っ…っく…」
- 167妄想副題・紅い青春23/01/28(土) 13:17:28
- 168妄想副題・紅い青春23/01/28(土) 15:57:47
高成が注文を終えると、里帆は厨房にいるマスターへ注文内容を伝える。しばらくすると白いカップに入ったコーヒーと、銀色のお皿にのった熱々のナポリタンが里帆の手によって運ばれてきた。ナポリタンの上には目玉焼きがのっており、麺と絡めて食べると甘みとコクが出て非常に美味しい。
「今日は、これから…?」
里帆はゆっくりと頷いた。食べ終えると会計をしてお店を出る。去り際里帆は高成へ午後からも頑張ってねと声をかけてくれた。
「ありがとう。行ってきます」
帰社する道中。高成の元にはラインが来ていた。優里からのものだ。
「ごめん。今日遅くなるんで夕飯はどっか寄って食べる。さきに夕飯食べといて。」
高成は了解とかかれたスタンプを押した。
- 169妄想副題・紅い青春23/01/28(土) 16:10:21
…実は高成は優里と里帆の3人と同棲もとい共同生活を送っている。高成と里帆は大学を卒業後、それぞれ今の職場に進み、優里は大学院へ進んだ。
また里帆はアルバイトをしながら、小説家を目指している。
なぜこのような奇妙な関係が続いているのか説明しよう。
「あのさ、同盟組まない?」
高成があの時提案したのは、高成と優里の2人で構成された茜山同盟へ、里帆も交えた3人による新たな同盟を結成するという事だった。
高成にとって確かに里帆は大事な想い人である。しかし優里がいなければこのような事にはなっていないであろうという事を、高成は重く理解していた。だからこその新たな同盟結成の誘いだった。そして優里にとっても高成は重要な存在だ。要はwinwinの状態があったのである。
さらに付き合う以上、里帆をもっと知る必要もある訳で…ならいっそ。という事で彼女も加えたらどうか?という話である。
この同盟を結成するにあたり、以前と違い新しくあるルールが追加された。それは「自分が犯された話をする」という内容である。
- 170妄想副題・紅い青春23/01/28(土) 20:47:58
明日で紅い青春は完結を迎えます
ラストもぜひ見届けて頂ければ幸いです - 171二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 21:20:18
あげ
- 172二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:12:50
保守
- 173妄想副題・紅い青春23/01/29(日) 12:41:51
自分が犯された話という自身の性癖と合わせて抱え込みやすい話題を「あえて」する事で、より同盟の中での秘密の共有をしやすくするため。という狙いがある。
「お互い隠し事と一人で抱え込むのは無しにしたいから」
提案した高成の狙いを聞いた優里と里帆は勿論了承した。
その後同盟を再結成し、茜山田同盟となり優里は雄也となんとか関係を修復する事が出来た。ただ今はお互い別々の進路を歩んではいるので、疎遠になりつつはある。
日向へも優里は関係を修復しようと試みたのか、拒絶は変わらなかった。そして今は疎遠となっている。どうやら彼女とよく似た売れっ子のAV女優がいるらしいという噂があるようだが、彼女がどうなったのかは分からない。
貴史も真面目にスポーツへ取り組み、今は一流のトレーナーになるため日々勉強の毎日である。智乃は藤野先輩と颯太を天秤にかけた結果、颯太を選んだ。
颯太は日本代表まで上り詰め、海外で活躍している。
- 174妄想副題・紅い青春23/01/29(日) 12:47:56
夜。帰って来た優里は高成に出迎えられる。キッチンでは丁度里帆がホットミルクを入れていた。
「ただいま~」
「おかえりー」
優里は手洗いうがいを済ませると、今日あった出来事を話し出した。
「今日ね、後輩の河邊くんが論文書くの手伝ってくれたの。」
「へえ~よかったじゃん。それで?」
「ラーメン食べに行ったらそこで告白されてさ。」
高成と里帆はかたずをのんで、どうなったの?と優里に問う。
「…断った。」
「なんで?」
「河邊くんのこと好きな女子がいるみたいだし、それに…今のこの同盟がなんだかんだで心地いいからさ。セフレならありだけど、彼女…島田さんの事考えたら、踏みとどまってしまった」
「そっか…」
「里帆ちゃんは喫茶店とのマスターはどうなってるの?」
「したよ。あのあと。あまり時間無くて、で奥さん帰って来て仲直りしたからもうしないと思う。高成くんは?」
「おれは…今日先輩とした。」
「結婚してる人だっけ?」
里帆の問いに対し、高成は頷く
- 175妄想副題・紅い青春23/01/29(日) 13:05:48
「うん。お見合いで結婚した人。色々あって奥さんとは出来ないからおれとセフレになってる。今日もやってて前戯とか結構丁寧だなとは思う。」
互いに淫談が盛り上がるところで、そろそろ日付が変わる時刻を迎える。窓の外は星が見えていた。優里は今もAV女優を続けている栞から貰った桜色のマグカップに、おかわりで里帆のつくったホットミルクを注ごうとしていた時、流れ星を見つける
「あ、あれ流れ星じゃない?」
「どこ?」
こうして3人は今日も同盟としてあるのだった。
秘密の共有から不思議な縁が始まる。
その縁は、その赤い糸は、生涯にわたってあなたを支え続けてくれるかもしれない。
紅い青春・完
これにて完結となります。
お読みくださった皆さんありがとうございました。
これにて完結となります。
- 176二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 13:35:01
お疲れ様でした!
完結おめでとうございます!
新たな関係性を模索して受け入れていく3人の感情の機微が浮き出ていて臨場感溢れる筆致を堪能させてもらいました
ありがとうございました
栞などのキャラも加えることで展開に厚みが出ていて良かったと思いますね
主軸の山岸・飯田・茜谷もよく動いていたと思いますし面白かったです
次回作も楽しみにしております! - 177二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 17:13:35
ありがとうございます
臨場感が出て良かったです。書いてて思ったのが、当初のプロットとはかなり違う部分があるなーというのはありますね
あとは里帆をどうするのかかなり迷ったんですが、結果このようになりました。
次回作もよろしくお願いします!
- 178二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 21:28:06
ちょっと振り返り
青い季節同様色々試行錯誤しながらの執筆にはなりましたが、かなり当初のプロットとは違う部分もありますので、一部紹介していきたいと思います
例えば新山は藤野先輩とくっつく予定だったり、永瀬と茜谷が良い関係になる。と言った感じです
やはりまだまだ修行が足らないかもしれない… - 179二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 08:00:17
キャラが勝手に動き出すのは創作ではよくあることなのでそれだけキャラクターが生きているということではないですかね
結末は彼らの性格がよく出ていて良かったと思います - 180二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 08:11:57
あげ
- 181二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 12:13:52
- 182二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 16:15:38
ここで次回作についてお話したいと思います
次回作のタイトルは「モノクロデリュージョン」です。カタカナになってちょっと長くなりました。
時系列が前作前々作から飛んで、6年後の話+過去話を挟む形式になります。
リメイク版エンディング直後からスタートと思ってくだされば嬉しいです
視点は高成と里帆をメインに様々な人間達の話が入る群像劇仕立てになる予定です
青の季節が近いかも?
あとオリキャラが複数出てきます。 - 183二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 16:42:04
このレスは削除されています
- 184二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 16:44:29
モノクロデリュージョン あらすじ
あれから6年。里帆は変わらず高成へ「作り話」を聞かせ、高成はその作り話で妄想する日が続いていた。
しかしある人物が里帆が働くカフェに現れた事で、里帆の嘘と作り話が全て高成へ露見してしまう
嘘を認め号泣しながら謝罪する里帆に、高成もまた里帆には隠し続けてきたある話を語り出すー…。
そして明らかになった里帆の才能と高成に関わる女達。そしてかつて共に絡み合った茜谷優里ら女達が複雑に絡み合う。
高成と里帆はどうなるのか。
更新は来月以降になります
お楽しみに
- 185二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 17:53:33
なるほど面白そうな展開になりそうですね
楽しみです
青→紅→モノクロ
となっているのも興味を引きますね - 186二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 20:52:46
タイトルは正直悩みました
「君のほんととボクの嘘」もいいかなぁと思ったんですが、あからさま過ぎたので流石にやめました
モノクロというのが一体どこを指しているのかも重要なポイントになったりはします
- 187二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 21:30:04
あげ
- 188二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 08:01:51
age
- 189二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 12:36:26
紅い青春番外編
「ごめん。河邊くんとは付き合えない」
優里は河邊の告白の申し出を断った。河邊は一瞬放心状態となるもすぐにあっ…と申し訳なさそうな雰囲気を出す。
「後輩が何言ってんだって話っすよね…すみませんでした。」
気丈にも河邊は優里に頭を下げて謝った。その姿に優里は高成を重ねていた。
(そう言う所なんだよなあ、多分)
「河邊くんの事が嫌いって訳じゃあないから。でも…付き合うのはなんだか違うかなって。本当にごめん」
「それに私よりもっとお似合いの人が近くにいると思うよ」
河邊はそうっすか…と小さく呟くと、ありがとうございました。また明日…と足早に去っていった。
「はあ…申し訳ないけど、嘘つくよりかはましだしなあ…」 - 190二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 16:33:05
優里はふうっと息を吐く。これでいいと呟きながら里帆と高成が待つ家へと帰っていく。
あれから。優里はセフレとラブホテルから出たあと河邊は島田を隣に歩いていたのを目撃する。ほっとしたような感情と一抹の寂しさをかみしめながら、セフレとラーメン屋へ向かったのだった
おしまい
- 191二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 21:18:33
あげ
- 192二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 00:21:11
- 193二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 07:41:31
何だろう…気になりますね
- 194二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 08:16:26
どこ情報ですか?
- 195二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 10:47:54
- 196二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 12:19:09
とりあえず新スレ立てました
- 197二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 12:51:52
おつです
- 198二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 12:54:17
もしご存知でしたらソース元教えて頂いても良いですか?