- 1二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:26:28
俺はウマ娘である。
往古来今、多様なウマ娘が居るが、俺は奴等とは少し違う。
レースで走る訳では無い。平地障害その他価値ある栄誉の類にも、とんと興味が無い。
俺は、概念を練るウマ娘である。
今回のスレ画芸のテーマは、ヨルシカの楽曲「思想犯」からの盗用である。そして盗用であると公言したこの瞬間、盗用はオマージュに姿を変える。盗用とオマージュの境界線は曖昧に在るようで、実は何処にも存在しない。逆もまた然りである。オマージュは全て盗用になり得る危うさを持つ。
このスレ画芸はヨルシカの楽曲と、その概要欄をオマージュしている。
それは、きっと盗用とも言える。
本スレは「自分がウマ娘だったら」を妄想するスレです。
スレを開いたあなたも自分のウマ娘になった姿を想像してみましょう。
※入部希望者へ※
際限なくウマ娘が増えてしまうことを避けるため、原則一人一ウマ娘まででお願いします!(自SS内に登場させるだけなら二人以上も可です!) - 2二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:27:27
前スレ
あにまんウマ娘になりたい部Part171|あにまん掲示板ウマ娘化の方法は?あっ >>2のリンクに飛んで概念を練るのが あっ最も簡単で あっあっ 一般的なあっあっ あっ あっ あっ本スレは「自分がウマ娘だったら」を妄想するスレです。スレを開いたあ…bbs.animanch.comアーカイブ
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あと蹄鉄
- 3二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:29:25
いつもと区切られてるところおかしいな。。。
- 4スレ主23/01/18(水) 18:31:53
フフフ…普通に間違えた
- 5二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:33:10
>>1で文字数制限引っかかったのかなって思ったらただ間違えただけかよ芝
- 6二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:36:50
O2
- 7メジロエスキーの人23/01/18(水) 18:45:41
立ておつ!
- 8スイセイレッカの内部機構23/01/18(水) 19:03:16
たておーつ
- 9二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 19:20:17
前スレ見てて思ったけど
フライイトってフライトラインとアカイイトが混ざってませんでした……? - 10二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 19:21:24
フラリンが混ざったんだろ(混沌)
- 11二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 19:37:25
- 12メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:49:56
フラりんは規制にかかってるんじゃないかな。知らんけど
ということで(?)、エスキーとエスキモーの誕生日SSの方投げさせていただきます。10レス以上もらう形になりますけどご容赦ください - 13二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 19:49:57
たてのおつ
- 14メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:51:21
〜Mejiro Dober's Side〜
「エスキー、誕生日何欲しいの?」
エスキーの誕生日を来週に控えた今晩、これまで何度も繰り返してきた質問を寮の部屋で再び彼女に問いかける。ただその返事は毎回一緒だから、今回もたぶん。
「姉さまからいただける物でしたらなんでもいいですっ! 好きに選んでくださいっ!」
「なんでもいいが一番困るんだけど……はぁ……」
アタシのことを好いてくれているのは純粋に嬉しい。その中身がトレーナーだったとしても、好意を寄せられるのは嫌な気分じゃないから。ただこういうときは困っちゃうんだよね。それこそどこか一緒に出かけるときとか、ご飯を食べに行くときとか。最終的に何を選んでもかわいい笑顔をしてくれるから満足してるんだろうけど……
(アタシの好み、押しつけちゃったりしてないかな、なんて不安になる。昔からの悪いクセ)
トゥインクル・シリーズを駆け抜けていく間に少しは矯正されたけど、やっぱりどうしても気にはなってしまう。
(……とりあえず形に残るものにしたいな。その上でこの子がトレーナーに戻ったあとでも使えそうなものといえば……)
服はもちろんアウト。メンズとレディースの違いもそうだし、サイズもこの子とトレーナーとじゃ全然違う。耳飾りは男の人はほとんどしないし、そもそもウマ娘と人では耳の構造が違う。
(かといって文房具類はこの子が「もったいなくて使えませんっ!」って言いそうだし……) - 15メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:52:15
携帯でいろんなサイトで探してみるけど、なかなか目当ての物は見つからない。そもそも成人男性と女子中高生両方にぴったりなプレゼントなんて……
「姉さま電気消しますよーっ!」
「ありがと、お願い」
互いにおやすみを言いあってそれぞれのベッドで眠りにつく。2日に1回ぐらいアタシのベッドにエスキーが入り込んでくるんだけど、今晩はその日じゃないみたい。
(考えすぎて寝不足になったら元も子もないし、今日は早めに寝ようっと)
携帯の明かりを消して目を閉じると、少しずつ夢の世界へと落ちていく。深く静かな海の底に沈んでいくように、ゆっくりと意識が薄れていった。
─────
次の日、休日だったこともあってゆったりとした朝から始まった1日は久しぶりに1人で近くのショッピングモールへと足を運んだ。ちなみにエスキーはというと、同じチームの子と遊びに行く予定が入ってたみたいで、朝から慌ただしそうに支度を進めていた。
『ね、姉さま……髪、崩れてないですよね? 服、変じゃないですよね? 糸くずとかほこりとかついてたり……』
『大丈夫、ちゃんとかわいいから』
『姉さまがそう言ってくださるなら……っ! い、行ってきますっ!』
(もしかした最近よく話をしてくれるお花の子、とかな)
普段レースでも見ることがない緊張した表情と最近のあの子の様子を考えると、おおよそそんなところかな。帰ってきたら答え合わせしようっと。
そんなことを考えながらショッピングモールの中をふらふらと歩き回る。自分の買い物も間に挟んだり、ちょっとおしゃれなカフェで休憩したりしながらあの子へのプレゼントを探し回っていた。
(やっぱり『2人ともに』ぴったりなプレゼントなんてなかなか見つからないよね……)
- 16メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:53:01
少し肩を落としつつアロマでも見繕おうかと思った矢先、ふとアタシの目の前に現れたのはアクセサリーショップだった。そこには動物をモチーフにしたイヤリングやブレスレット、ピアスとかがところ狭しと並んでいた。その中でもアタシが目を引かれたのは1つのネックレスだった。
「これドーベルマンかな……かわいい……」
思わず自分でつけて近くの鏡で似合うか確認してしまう。探しにきたのはあの子へのプレゼントなのに。
「お客様、よくお似合いですよ〜 ご自身用ですか?」
「あっ、ありがとうございます。いえ、友人への誕生日プレゼントで考えてるんですけど、つい気になっちゃって」
音もなく後ろから現れた店員さんに驚かされつつも、似合っているかどうかを何度も鏡で見てみる。
「お客様素敵ですからなんでも合うと思います〜。ちなみに在庫はありますから、もしよろしければご友人の方とセットで買われてみてはいかがでしょうか?」
「ペア、か……ち、ちなみになんですけど、これって成人男性でも大丈夫、ですか?」
ちょっと考えるだけでも恥ずかしいけど、アタシのトレーナーは贔屓目抜きにしてもかっこいい、と思う、たぶん。でもそのかっこよさはガツガツとかそういった感じじゃなくて、どっちかというと少女漫画に出てくるような爽やか系な人。だったらこんなネックレスも似合うのかもしれない。
「あ、あ〜! 彼氏さんへのプレゼントでしたか!」
「ち、違います! か、か、か、彼氏とかじゃなく!」
「そうですね〜、確かに女性向けではありますけど似合わないことはないと思いますよ! ペアアクセサリー、素敵ですよ!」
店員さんに彼氏へのプレゼントだと思われたまま1人その場へ取り残されるアタシ。アタシの言い方も悪かったけど……恥ずかしい……
(まあでも店員さんの言葉にはウソはなかったと思うし……プレゼントこれにしよっと)
自分の首から取り外したものと、店頭に並んでいた同じものをもう1つ手にしてレジへと向かう。1つは簡易的な包装で、もう1つはプレゼント用に包んでもらってカバンの中にしまう。
- 17メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:53:47
(喜んでくれたらいいな……)
誕生日当日の夜までは見つからないように机の中に2つとも潜ませておこう。そして先にプレゼントを渡し、あの子が包装を開けている間にこっそり自分用のを取り出してびっくりさせちゃおう。
(自分の誕生日じゃないのに、なんだかアタシまで待ちきれなくなってきちゃった)
──鼻唄交じりに歩く寮への帰り道はなんだかいつもより短く感じた。
─────
迎えた誕生日当日。休日だったらお出かけしてそこで渡すことも考えたんだけど、あいにくと平日で授業もあったから、放課後のトレーニングが終わって部屋に戻ってきてからお祝いをした。もちろん夜だけ何かしたわけではなくて、朝から「今日は誕生日なので姉さまを独り占めですっ!」と言ってきたエスキーにぴったりくっつかれていたんだけど。
「それじゃ改めて。誕生日おめでとう、エスキー。これプレゼント」
「ありがとうございますっ! プレゼントはなんでしょうか……楽しみですっ♪」
綺麗な包まれた包装を丁寧に開けていくエスキーを横目に、こっそりと自分の机からもう1つの包みを取り出し、そっと体の後ろに隠す。互いのベッドに座っている関係上、あの子がこっちに向かない限りは見つかることはない。
「あれ、何か小包みたいなのが出てきましたっ! これって……」
綺麗に開けられた包装の中から出てきたのはアクセサリーケース。もちろんその中に入っているのは……
「ネックレス、しかもこれって……あっ」
賢いこの子はすぐに分かってしまう。ネックレスについているそれは何なのか、どういう意味を示しているのか。
「そう、ドーベルマンだよ。ちなみに……」
「ね、姉さまっ!? 手に持ってるそれ……」
アタシが手のひらの上に置いていたのはもちろん彼女と同じネックレス。真ん中に小さなドーベルマンの飾りがつけられている。アタシはそれを自分の首に着けると、エスキーの隣に腰かけた。
- 18メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:54:30
「そう、エスキーと同じもの。どう? 似合ってる?」
「そんなの当たり前ですっ!」
「ありがと」
感謝の気持ちを伝えると、彼女の手の中にあったアタシと同じネックレスを手に取り、彼女の首に着けてあげた。真ん中にキラリと光るドーベルマンの飾りが眩しい。
「ありがとうございます、姉さまっ! やっぱりわたし姉さまのこと大好きですっ!」
「わぁっ!? いきなり抱きつかれるとびっくりするでしょ!?」
笑顔いっぱいの彼女から押し倒されるように体をぎゅっと抱きしめられる。いつもより力強くてちょっと痛い気もするけど……
(今日だけは許してあげる。おめでと、エスキー)
─────
それからしばらく時は流れ、エスキーがトレーナーの姿に戻ったある休日のこと、不意にトレーナーの方から出かけないかと誘われた。教えられたのは待ち合わせ場所と時間だけ。あと少し綺麗めの格好をしてきてほしいとの言葉。なんだかいつもと違う様子に疑問を覚えつつもアタシはその言葉に従い、待ち合わせ場所へと歩いていった。首元にはドーベルマンの飾りをキラリと光らせて、時間に遅れないようにと少しだけ早歩きをして。
「おまたせ、トレーナー。少し待った?」
「ううん、オレも今来たところ。というかごめんな? 場所と時間だけ指定しておいて行き先教えないなんて」
「ううん、気にしないで。別にいじわるしたわけじゃないって分かってるから……あれ、トレーナー、そのネックレス……」
トレーナーの顔から少し目線を下に下げると、そこにあったのはドーベルマンの飾りをつけたネックレス、アタシと同じもの。
「うん、せっかくドーベルと出かけるんだからって思ってさ。ドーベルも着けてきてくれたんだ。似合ってるよ」
「それは……まあトレーナーと出かけるわけだし……ありがと」
小声で感謝の気持ちを伝えると、それを聞いたトレーナーはアタシに向かってさっと手を差し出してきた。
- 19メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:55:00
「今日少し冷えるだろ? ドーベルが嫌じゃなかったら……」
「嫌、じゃない……失礼します」
そう言っておそるおそるトレーナーの手に触れる。繋ぐというよりは子どもが親の手を掴むような握り方だけど、それでも少しトレーナーとの心の距離が近づいたようなそんな気がした。
「それでどこ行くの? いい加減教えてくれてもいいんじゃない?」
「着いてからのお楽しみ。ドーベルも気に入ってくれると思うよ」
「ふーん……」
何か企んでいそうなトレーナーの顔をじーっと見つめても何も分からなかったから、諦めてトレーナーと一緒に歩きだす。どこに連れて行かれるのかも分からないまま一歩ずつ。
──帰る頃には手の繋ぎ方もお互いの呼び方も変わっていることなんて知らないまま、お互いの歩幅を合わせて、ゆっくりと。
- 20メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:56:11
〜Mejiro Eskie's Side〜
ある休日の朝、わたしは少し緊張していました。それこそレースの時以上に。
「ね、姉さま……髪、崩れてないですよね? 服、変じゃないですよね? 糸くずとかほこりとかついてたり……」
朝早くからあーでもない、こーでもないとバタバタ騒がしく部屋の中を駆け回り、いざ服を着て髪をセットしてもそわそわ落ち着くことがない。こんな格好で可憐な彼女に釣り合うだろうか、見劣りしないだろうかと何度も何度も鏡で自分の姿を確認するが自信はなく、つい姉さまに助けを求めてしまう。
「大丈夫、ちゃんとかわいいから」
姉さまは優しい。だけどウソをついたりおべっかを使ったりなんてしない。だからこの言葉も信じられる。わたしに自信を与えてくれる。
「姉さまがそう言ってくださるなら……っ! い、行ってきますっ!」
ちっぽけな自信かもしれないけど、今にも崩れ落ちそうな虚勢かもしれないけどわたしは扉を開けて一歩を踏み出す。好きな人に会うために、好きな人に好きになってもらうために勇気を持って前へ。
─────
待ち合わせ場所は栗東寮の前。優しい彼女は『美浦寮の前でいいですよ』と言ってくれたんだけど、こちらから誘った手前自分が動くのが当たり前だと思って、彼女の所属寮まで赴くことになった。
「まだ来てないですね、フラりん」
時計を見るとまだ集合時間の10分前にもなっていない。待たせるわけにはいかないから余裕をもって動いた結果、待たせないという目標は達成したものの少しの間だけ手持ち無沙汰になってしまった。
「その間に今日の予定の最終確認でもしておきましょうか」
そう言ってカバンに入れた携帯を取り出しメモ帳アプリを開く。そこには今日の行き先、時間、乗る電車まで綺麗にまとめられていた。まあまとめたのは自分なんですが。
「府中駅から電車に乗って、途中で乗り換えをして都心近くのショッピングモールへ。そして買い物をしたりゲームセンターに寄ったり、途中でランチもしたりしたあとは映画を観てカフェでおしゃべり。一息ついたらまた少しぶらぶらして帰途につく、と。よし、大丈夫です、たぶん」 - 21メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:57:10
誰かと出かける予定を組むのは慣れているし、普段なら緊張することはない。
「エスキーちゃん、もう来てたんですね! 待たせちゃってごめんなさい」
「い、いえ、わたしが早く着きすぎちゃっただけですからっ!」
そう、普段なら。
─────
「それで今日はどこに行くんですか?」
「き、今日はショッピングモールに行こうかなって。あと映画を観ようと思うんですけどよかったですか?」
駅までの道中、2人手を繋いで今日の予定について話し合う。もちろんわたしが車道側を歩いて、繋ぎ方は一番深く触れ合う形で。
手汗はかいてないだろうか、顔に汗は、化粧は崩れてないだろうか……顔引きつっていたりはしてないかな……
(姉さまと出かける時はこんなに緊張しないのに……わたしどうしちゃったんでしょう……)
「もちろん大丈夫ですよ。エスキーちゃんが調べてくれたのなら心配してません!」
そんなわたしに対してフラりんはニコニコと笑顔がとても眩しい。季節違いの向日葵は自身がキラキラと周囲を照らしている。
「そう言ってもらえると頑張って調べた甲斐がありますっ! いっぱい楽しんでもらって……」
楽しんでもらって、そして、
「わたしのこと、少しでも好きになってくれたら嬉しいです。もちろん“Love”の方で」
「……っ! エスキーちゃんのエスコート、期待してますね?」
- 22メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:57:45
一瞬言葉に詰まったように見えたけど、フラりんはすぐに元の調子で笑顔を見せてくれた。
(ちょっと突っ込んでみたんですけど、フラりんには効きませんでしたか……難しいですね……)
そうやって意識を少し目の前のフラりんから離し、今日のプランを練り直そうか脳内で思考を巡らせていたせいで隣の彼女がぽつりと零した言葉を拾い上げることができなかった。
「ズルいな、エスキーちゃん。さっきの言葉でちょっとドキッとしちゃいました」
─────
府中駅で予定通りの電車に乗り込み、何度か乗り換えを重ねること1時間ほど、わたしたちは東京湾にほど近いショッピングモールへとたどり着いた。電車も遅れることがなく、今のところ予定通りに物事が進んでいる。
「調べてはいましたけど大きいですね……」
「うん、すっごく大きい……」
家族連れや友だち同士、カップルもそこかしこに歩いている中、わたしたちは周りからどう見えているのだろうか。たぶん、というか十中八九仲良しの友だちと思われていると思う。「そういう」仲だとは思っているのはわたしたち……ううん、もしかしたらわたしだけ?
「エスキーちゃん、大丈夫ですか? 顔、強ばってますけど」
少し不安げな表情を浮かべていたのか、隣にいるフラりんが顔を心配そうに覗き込んできてくれた。わたしは「大丈夫です」となんとか笑顔を作り出すと、彼女の手を引いてショッピングモールの中へと足を踏み入れた。
「まずどこから行きましょう?」
「フラりんはどこか行きたいところありますか?」
エスコートするにしてもできるだけ彼女が好きそうなお店に連れていってあげたい。服屋さんや雑貨店、アクセサリーショップもいいかもしれない。
「そうですね……エスキーちゃんと一緒ならどこでもいいですよ」
「むぅ……そんなかわいいこと言うのズルいですよぉ。だったらまずは……」
そう言ってぶらぶらとモールの中を探険するかのように歩いていくわたしたち。ときには服屋さんでお互いに似合いそうな服を選びあったり、ときにはスポーツショップでトレーニング用の靴や蹄鉄を探してみたり、本屋さんでトレーニングに使えそうな専門書を探したり……あれっ?
- 23メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:58:14
「だんだん行くところがデートから外れていってるような……」
「私は楽しいですよ? 特に真剣に本を探してるエスキーちゃんの顔、かっこいいなって思いました」
エスコートするはずがなんだかフォローされた気がするけど……とりあえずここからなんとか巻き返せば!
「……ちょっと買いたい物あるんですけどいいですか?」
「もちろんいいですよ! だってこれは私とエスキーちゃんのデートですから!」
「デート……そっか、そうですよね」
(わたしの独りよがりじゃなくて、フラりんもデートだって思ってくれてるんだ……よかった)
喉に刺さった魚の小骨が抜けたかのように、歯と歯の間に詰まった何かがなくなったかのように、心の底にかすかに溜まっていた澱みが綺麗に消えていく。
(やっぱり好きだな、わたし。フラりんのことが)
─────
「ありがとうございます、エスキーちゃん! マフラーちょうど欲しかったんです! ええっとお金……」
「その笑顔が見られただけで十分ですっ♪ 寒いときはいつでも使ってくださいっ!」
レディースファッションのお店へと戻ったわたしたちは、今度は服ではなくニット帽や手袋を探し始めた。フラりんはどんな物を着せても似合っていたからどれにしようか迷ったけど、『そういえば最近マフラーぼろぼろになっちゃって……』との発言を受けてすぐさまマフラーへと矛先を変え、無事に彼女に似合う物を買うことができた。
(まあマフラーをプレゼントする意味ってちょっと変な意味も混じってたりするんですけど……フラりんが万が一気づいちゃったら訂正しましょう)
いつからか分からないけど、「このプレゼントにはこういう意味がある」といった情報がインターネットサイトで多々掲載されるようになった。それが真実かウソかは不明だけど、当然意味が気になって調べる人にとっては出てきた結果=真実と考える。そしてそこからまた情報が拡散されることで、わたしたちはよりそれらの情報を真実だと思い込む。それこそ今のわたしのように。
(あなたに首ったけ、束縛したい……そしてもう1つは……)
たぶん彼女は顔を真っ赤にすることだろうから……やめておこう。
- 24メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:58:52
「そういえばエスキーちゃん」
「な、なんですか?」
少し変なことへ意識を持っていかれてぼーっとしてるところをフラりんの言葉でぐっと引き戻される。ただ運よく彼女はその動揺に気づくことなく、少し俯き加減で言葉を紡ぎはじめた。
「記念、何か欲しくないですか?」
「記念?」
初めてのデート記念? それとも……
「……付き合った記念です。まだしてませんよね?」
「……っ! そういえばまだ何もしてませんでしたね。フラりんは何が欲しいですか? アクセサリーもいいですし、それこそペアルックとか……」
フラりんの少し照れた顔があまりにもわたしの心に突き刺さり、公衆の面前で抱きしめたい衝動を彼女からそっぽを向いて早口でまくし立てることでなんとか必死に鎮める。とりあえず帰り際か別れる前にぎゅっとする方針が脳内で決定した。
「ペア……だったらマグカッブってどうですか? お互いのイニシャルが入ったものとかいいかなって思うんです」
「いいと思いますっ!」
彼女の妙案を受け入れ雑貨屋さんへと足を運ぶ。そして彼女の“F”とわたしの“E”(“M”だったら他のメジロの姉さまたちと被ってしまうので)の一文字が入ったマグカップを買い、お互いに自分のイニシャルが入ったマグカップを相手へとプレゼントした。
「ありがとうございます、エスキーちゃん」
「こちらこそありがとうございます、フラりん。これで思い出1つできちゃいましたね」
互いに少し照れながらも笑顔で感謝を伝えあう。このときなんだかようやく本当の意味で付き合うことができたような気がした。
─────
ランチを挟み向かったのはゲームセンター。規模はそれほど大きくないものの、わたしたちウマ娘たちのぬいぐるみ、ぱかぷちが景品になったUFOキャッチャーもいくつか並んでいた。
「あっ、姉さまのが……ってもう何個も持ってる分ですね。せっかくですし他の人のを狙いましょうか」
- 25メジロエスキーの人23/01/18(水) 19:59:49
そう言ってお金を崩そうと両替機へ向かおうとすると、弱い力で手を引かれた。引いたのは当然手を繋いでいるフラりんだけど、また何やら俯き加減で小さな口から言葉が漏れ出す。上目遣いで発せられたその言葉は、わたしをノックアウトするには十二分に重い一撃となった。
「私、エスキーちゃんのが欲しいです。だめ、ですか?」
「……ごめんなさい、フラりん。もう我慢できません」
「えっ……きゃっ!?」
周囲に人がいないのを確認してから彼女をぎゅっと抱きしめる。前言撤回、帰り際まで我慢できなかった。
「そんなのいいに決まってるじゃないですかっ! まあそんなわたしもフラりんのが欲しいんですけど……」
フラりんのも運よく景品として並べられていたのを確認して彼女に伝える。わたしのその言葉に抱きしめた腕の中から承諾の声が聞こえてくる。
「もちろんいいですよ。お互い頑張りましょうね!」
その言葉で2人は別の筐体へと足を向け、なんとか自分のぱかぷちを手に入れようと悪戦苦闘を始めた。頭の中でどう攻めたら落ちやすいかを必死で考え実行、そして修正。そんなトライアンドエラーを幾度と繰り返した結果、なんとか互いのぱかぷちを落とすことができたのだった。
「UFOキャッチャーってこんなに難しいんですね……エスキーちゃん、これが私のぱかぷちです」
彼女から彼女のぱかぷちを受け取り、持ち帰り用の大きな袋へと入れる。そしてわたしのぱかぷちを……
「はい、これがわたしのです。受け取ってください」
「きゃっ!? もうエスキーちゃん、顔にくっつけないでください……ふふっ!」
フラりんのほっぺたに少し押しつけながら渡す。口の部分がくっついたのはたぶんたまたま。彼女は気にすることなく手に持っていた袋に入れると、空いた手をこちらへと差し出した。
「ありがとうございます、エスキーちゃん。それじゃ次の場所へエスコートしてくれますか?」
「任せてくださいっ! どこへでも案内させていただきますっ!」
- 26メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:00:39
─────
そのあとは映画館へ行き今話題のアニメ映画を観て、カフェで互いに感想を言いあったり、再びぶらぶらと手を繋ぎながらウィンドウショッピングをした。そんなとき、彼女は何かを思い出したかのように話を切り出してきた。
「そういえばエスキーちゃん、もうすぐ誕生日ですよね?」
「そうですね、あと少ししたら……ってもうプレゼントは十分もらってるのでいいですよっ!?」
「それはそれ、これはこれです! あっ、ちょうどいいところにお花屋さんが。ちょっとここで待っててください!」
そう言って手を離して花屋さんへと駆けるフラりん。彼女がお店で何やら忙しそうに動き回る姿をわたしは店の外からぼんやりと眺めていた。
(かわいいですねえ……もちろんそれ以外でもあの人のために一生懸命になれる所も好きなんですけど)
なぜか誰にも責められたわけでもないのに自己弁護を始めた頃、会計を終わらせたフラりんがこちらに向かって歩いてきた。その手にはぱかぷちが入ったものとは別に少し大きな袋を持って。
「はい、エスキーちゃん。少し早いですけど誕生日プレゼントです。受け取ってくれますか?」
そう言って差し出された袋を丁寧に受け取り中身を見てみると、そこに入っていたのは……
「綺麗な花の植木鉢と……これは種、ですか?」
種が入った袋を取り出してみるとそこに書いてあったのは「プリムラ・マラコイデス」というあまり聞いたことがないお花の名前が書いてあった。その袋に載っている写真と植木鉢に咲いた花が似ているから、これがそのプリムラ・マラコイデスなんだろう。
「そうです。ちなみにそのお花、プリムラはエスキーちゃんの誕生花なんですよ」
「わたしの誕生花……とっても綺麗ですね。帰ったら部屋に飾りますねっ!」
- 27メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:01:27
なんて素敵なプレゼントなんだろう。わたしの誕生日に合わせた花と、これから先も関係が続くようにとの花の種。
「本当にありがとうございますっ……ってそろそろ帰らないとですね」
「あっという間でしたね。それじゃ帰りましょうか」
互いに手を差し出し互いの手をぎゅっと握る。これからも関係が続くといいなと思いながら、朝より少しだけ強く力を入れて。
─────
『まもなく〜府中〜』
駅への接近を知らせる車内アナウンスが流れ、2人とも座席から腰を上げる。互いに荷物を片手に持って、もう片手でお互いの手を握ったまま扉の前に歩いていく。
「おしゃべりしてたらすぐでしたね」
「ですね! エスキーちゃんとのおしゃべりほんと楽しいです!」
電車が駅に到着してからも、そして寮までの帰り道の間も楽しいおしゃべりは止まらない。ただ一歩ずつ終わりの時は目の前に迫ってくる。
「……着いちゃいましたね」
「エスキーちゃん、またどこか連れて行ってくれますよね? 今日で終わりじゃないですよね?」
ちょっぴり不安そうな彼女にわたしは笑顔でこう告げる。
「フラりんと行きたいところいっぱいあるんですっ! まだまだやりたいことがいっぱいあるんですっ!」
これで終わりじゃない。まだ先はある。いずれこの関係が終わるにしても、それは今日じゃない。
「ありがとうございます。その言葉が聞けたら今日は安心して眠れそうです……あっ、あと最後にちょっと屈んでくれますか?」
- 28メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:02:09
秘密の話だろうか。特に疑問を持つことなく彼女の言葉に従い、彼女の目線の位置まで腰を屈める。すると、
「ぱかぷちを渡したときのこと、覚えてますからね。ん……っ!」
「……っ!?」
温かくて柔らかいものが頬へと触れた。フラりんの顔がすぐ側にある。ここから導き出される結論は……
「いつかエスキーちゃんからも、してくださいね? それじゃまた学校で!」
「は、はい……また……えっ」
最後の最後に受けた衝撃は深く、重い。夕食を食べても、寝ても、翌朝起きても消えず、次に彼女に会うまでなくなることはなかった。
─────
(聡いエスキーちゃんのことですから、誕生花というだけでプレゼントしたわけじゃないって気づいてくれますよね。きっと)
- 29メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:02:22
─────
時は流れてエスキーが「オレ」に戻ったある日のこと。ふと近くの花屋で気になる物を見つけ、衝動的にレジへと持っていった。そしてその足で彼女がいる花壇へと向かった。
「おーい、フラりん!」
「あっ、チームトレーナーさん! こんなところでどうされたんですか?」
元の姿に戻ったあと、オレはエスキーが所属していたチームトレーナーに就任した。ドーベルのこともとっくに落ち着いていたし、チーム事情も分かっていたから特に問題泣くその座に落ち着いた。エスキーは……海外へ長期的に行ったことにしている。
「エスキーから連絡が来てさ。これを君に渡してくれって」
「これは……プリムラの種……」
そう言って彼女はオレから受け取った袋を胸元でぎゅっと握りしめ、空を仰いだ。祈るように、願うように、空を見つめた彼女はこちらに向き直してぺこりと頭を下げた。
「ありがとうございます、チームトレーナーさん。エスキーちゃんにもありがとうと伝えてください」
「……分かった。必ず伝えておくよ」
それからにも何度か頭を下げてきたフラりんに別れを告げ、自身のトレーナールームで一息をつく。
「『彼女』の気持ちは本物だったのかな」
今となっては聞く術もないその問いは、開けっ放しの窓から大空へと吸い込まれていく。
──今日もまた青い空が広がっている。
- 30メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:03:21
〜Mejiro Eskimo's Side〜
「トレーナー、誕生日プレゼントで欲しいものある?」
トレセン学園に入学して初めて年を越して数日経ったある日の夜、使い終わった食器をトレーナーと一緒に洗いながら問いかける。そんな私が洗った物をふきんで拭く彼は迷うことなく、
「エスキモーが選んでくれたものならなんでもいいよ」
と嬉しくはあるけど非常に困る答えを返してくれた。だったら私も次に来るだろう質問にも同じ回答をしてやろうと身構えたところ、
「じゃあエスキモーは何か欲しいものある?」
と、ストレートを待っていたところにトレーナーは綺麗な直球を投げ込んできてくれた。
「トレーナーが選んでくれたものならなんでもいいよ」
「そういうの嬉しいけど困るんだよなあ……」
ふふん、自分がされて困る質問はやめてよね。あっ、ちなみに別にトレーナーと仲が悪いわけじゃ全然なくって、今のもいつもの掛け合いの中の1つ。ご飯もほぼ毎食作りにくるぐらい関係性はとっても良好。
「うーん……だったらさ、今度の休日お互いの誕生日プレゼント買いに出かけないか? その方が互いの好きなもの買えるわけだし」
「予定は……たぶん入ってなかったと思うから大丈夫。集合場所と時間は……その日も朝ごはん作りにくるから一緒に行こっか」
ちょうど洗い物が終わってキッチンのタオルで手を拭くと、ポケットに入れていた携帯でスケジュールを確認する。うん、1日フリーにしてたからオールオッケー。忘れないようにすぐさま「トレーナーと朝からデート♡」と入力して保存する。
(……他の子に見られたら説明するのややこしくなりそう)
やっぱりハートマークは恥ずかしいし消しておいた。心の中でだけ最後につけておけばいいやと無理やり自分を納得させたところで、再び携帯をポケットの中へと押し込んだ。 - 31メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:04:02
「どうする? こんな時間だし寮まで送っていこうか?」
トレーナーが部屋の時計をチラリと見やり、私のコートとカバンを手にしながら優しい言葉をかけてくれた。
「ありがと。だったらお願いしてもいい?」
私はその甘い誘いに全力で乗っかり、彼が持っていた私の荷物を受け取る。そしてコートを羽織って彼とともに家の玄関を出たところ、真っ暗な空から小さな白い冬の妖精が舞い降りているのが目に入った。
「寒いと思ったらやっぱり降ってるね」
「積もらなかったらいいな。明日もトレーニングだから」
そう言って同時にはーと息を吐くと、目の前が少しの間だけ白い世界に変化した。ただそれは一瞬で元の世界へと溶け込んで消えていく。
「それじゃ、エスコートお願い」
「分かりましたよ、お姫様」
ガチャリと玄関に鍵をかけるとトレーナーは差し出した私の手を取り、コートのポケットに2人分の手を入れる。その小さな世界の中は想像以上にぽかぽかと暖かかくて幸せな空間だった。
「カイロ入れてたんだ。すっごいあったかいね」
「だろ? 事前に仕込んでおいたんだ」
作戦大成功と言いたそうな得意げな表情を浮かべるトレーナーの顔はなんだか普段の大人な彼と比べて少しだけ幼く見えた。それこそちょっとだけ年が離れた兄のような、そんな顔に。
(まあ兄じゃ困るんだけどね)
「お兄ちゃん」って響きも捨てがたいけど、やっぱりトレーナーは他人でいてほしい。
──じゃないと貴方と結ばれないから。
- 32メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:04:44
「なーんてね」
「ん? どうしたエスキモー?」
「なんでもない。ひとりごと。それより早く行こ? 寮長に怒られちゃう」
気持ちは変わることはない。元々「夢」で抱いたものだとしても、いや「夢」で抱いていたからこそ揺らぐことはない。この気持ちは誰にも譲れない。
─────
「早く起きて! 今日デートの日でしょ!」
「あと5分……」
「それ5分前にも言ってたでしょ!」
デートの日の朝、相変わらず寝起きが弱いトレーナーと、早く起きて朝ごはんを一緒に食べてほしい私との間でいつもの言い争いが行われる。まあ大体最後は業を煮やした私がウマ娘パワーで布団を引っ剥がして終わるんだけど、今日は少し変化球で攻めてみることに決め、トレーナーの耳元へ口を近づけ、こう囁いた。
「起きなかったらチューしちゃうから」
「分かった! 起きる、起きるから!」
バタバタドタバタと転げ落ちるようにベッドから這い出て来るトレーナーを見て、思わず噴き出してしまう。そんなに焦らなくてもいいのに。
「……さっきのは反則じゃないか?」
「起きなかったトレーナーが悪いんですぅー。とりあえず早く顔洗って朝ごはん食べよ?」
「はいはい……」
そう言いながらスリッパを履くと、のそのそとした動きで洗面所にトレーナーは歩いていった。ちなみになんで反則かってトレーナーが言ったのかというと、正式に契約を結んだ時、『流石に君が学生でいる間は手は出さないし、エスキモーも手を出さないこと』という約束をしたから。学園外で他の人にバレないように手を繋いだり腕を組んだりするのはオッケーだけど、いわゆる「恋のABC」に類することはお互いやめておこうという取り決めを行った。よく考えれば手を繋ぐのも腕を組むのも大丈夫だし、時と場合を考えればハグも問題なしになるのは緩すぎないかとも思うけど、やっぱりトレーナーもそれぐらいはやりたいってことなのかな。たぶん。
- 33メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:05:09
「とりあえず朝ごはん並べてきますか」
そう1人呟いて寝室からキッチンへと向かい、出来上がった朝食をダイニングテーブルへと並べていく。最後に炊きたてのご飯をそれぞれのお茶碗に盛って食卓に置いたところで、ちょうどトレーナーが洗面所からさっぱりした顔でリビングへと姿を見せそのまま椅子に腰かけた。
「相変わらず美味しそうな朝食だ」
「私が作ったんだから当然でしょ? それじゃ」
「「いただきます!」」
─────
朝食を終え、互いに食後の食器洗いや歯みがき、身支度を済ませたところでリビングの時計を見上げると、もうすぐ長針と短針の間の角度が直角を示そうとしていた。
「今から行ったらちょうどオープンぐらいの時間だな。よかったよかった」
「はぁ……私が朝起こしに来なかったら怪しかったからね?」
「大丈夫だって。何があっても君とのデートには絶対遅れないから」
「甘い言葉をどうも。だったら早く行きましょ」
トレーナーの真偽不明な言葉を軽くかわすと、朝履いてきた靴に再び足を通し、玄関の外で彼を待つ。かけた言葉があまり響かなかったことが意外だったのか、少し首を傾げながらいそいそと靴を履くトレーナーを見やりながら、何が欲しいかを頭の中で考える。
(服もいいんだけど、最近身長とか胸周りが成長してきてて読みにくいんだよね。せっかくもらったのにすぐ着れなくなっちゃったら意味ないし。かといってトレーニング用のものはプレゼントって感じがいまいちしないし……)
とりあえずモールの中をぐるぐる見て回って決めようと数時間後の自分へ全てを放り投げたところで、靴を履いて玄関に鍵をかけたトレーナーが私に左の手を差し出した。
「おまたせ。それじゃ行こっか」
「エスコートよろしくね、王子様」
その左手を右手で掴むとすぐに深く触れ合う形へと握り変える。そして岩陰に隠れる貝のように彼のコートのポケットへとするりと握った手を忍び込ませる。強く力を込めたり緩めてみたりを繰り返しながら、私たちは駅に向かって歩いていった。
- 34メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:05:48
─────
「到着っと。開店したばっかりだし、まだそんなに人で溢れかえってはないな」
「そうだね。どうしよ? 先にお互いのプレゼント買っちゃう? 何か先に買っておきたいものあるならそっちからでも私は大丈夫だけど」
府中駅から電車に乗り込み、数度乗り換えた先に現れたショッピングモール。海からほど近く、時折吹く海風が心地よい。できてからそこそこ経っているみたいだけど、押し寄せる人の波は尽きることはなく今の時代までこの場所にそびえ立っている。
「そうだな……ちょっと電器屋さんに寄ってもいいか? 買うかは別にして見ておきたいものがあるんだ」
「はーい。ちなみに何見るつもりなの?」
「食器洗い乾燥機が欲しくてさ。いくらキッチンでお湯が使えるとしても、少しでも君の労力を減らしたいから」
「私のため……?」
ああ駄目だ。ちょっと顔が赤くなっている気がする。出かける前の明らかに決めにかかった台詞は効かなかったのに、彼のこういうさらっとした言葉にはいつになっても慣れないし耐えることができない。
「どうした? ちょっと建物の中に入ったら暑くなってきた?」
「……違う。ほら、早く行こ」
先に惚れた弱みかそれとも。結論は出ないまま彼の手を引っ張って、最初の目的地の電器屋へと足早に歩き始めた。
─────
「思ってたより安いな。もう少し値段張るものだと思ってたよ」
電器屋へと足を踏み入れ、目的の食器洗い機のコーナーでいくつか商品を2人で見比べる。確かに大きかったり高性能のものはそれなりの値札が貼ってあったが、1人や2人用であれば今すぐにでも買えそうな金額が並んでいた。
「私も……あのさ、トレーナー」
「ん? どうした?」
「私の誕生日プレゼント、これでいいから」
彼が食器洗い乾燥機を買おうとする理由は私の家事の軽減のため。だったらこれを誕生日プレゼントにしてくれても何の問題もない。値段もいくらメジロ家で中等部である私にあげるものにしたら十分すぎるから。
- 35メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:06:13
「駄目だ。これはオレが買いたかっただけだから。君への誕生日プレゼントは他でちゃんと買わせてくれ」
ただ彼はそれを許してくれなかった。私が「妥協」したのを見抜いたのかは分からないけれど、私は彼のその言葉にこくりとうなずく他なかった。
─────
「いいものが見つかったし配達も手配できたし、あとはお互いのプレゼント探すだけだな」
「そうだね。ちなみにトレーナーは何か欲しいものある?」
電器屋さんでの買い物を終え、再びモールの中へと繰り出していく私たち。ちなみに今は、どの食器洗い乾燥機がいいか選んでいたときに話しかけてきた店員さんが言い放った『お二人の新しいお住まい用ですか?』って言葉や、トレーナーがそれに対して呟いた『そっか、今のうちに引っ越しておくのも……』との台詞を聞いたときの赤い顔をなんとか手うちわでちょうど冷ましたところだ。というかよくよく考えなくても既に半同棲しているんだから恥ずかしがる必要なかったじゃん。今日はなんだか調子がおかしい。
「君が選ぶものだったらなんでもいいよ…、あっ、そうだ。全然関係ないこと思い出した」
「えっ、今? ちなみに聞くけどどんなこと?」
わりとこういった思い出しがトレーナーは多い。最初はなんなんだろって思ってたけど、なぜか結果的にトレーニングに繋がることが多いから、最近はどんな話でも適当に相槌を打って聞き流すのはやめにしている。
「前に外部の講師を招いてトレーナー向けの講義があったんだよ。トレーニングに役立てるようにって理事長からの指示でさ」
「ふーん。どんな内容の話だったの?」
「『褒める行為がトレーニングの効果アップに繋がる』とかなんとか。正直当たり前のことだろって思ったけど、もしかしたら復習の意味があったのかもしれないな」
そういえばクラスで『最近なんかトレーナーがめっちゃ褒めてくれてさ〜』って少し照れくさい顔をして話している子を多く見かけるのを思い出した。それはこういうことだったのか。それにしたら私のトレーナーはそんなことなかったような気がするんだけど……
- 36メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:06:58
「いや普段からずっと言ってるからな!? トレーニング中もだし、家にいるときももちろん」
私の胸中を察したのか、私が口に出す前にトレーナーからツッコミが入る。確かに普段から言われ慣れているから、特段不思議に思わなかったのか、なるほど。
(えーっと……ちなみにどんなこと言われてたっけ)
隣でトレーナーが『まったく……』と言っているのを少しスルーして、最近のトレーナーが言ってくれた褒め言葉を思い出してみる。
『またタイム伸びたな!』
『体幹がしっかりしているからコーナーを曲がるときでも走り方ぶれてないな!』
うんうん、褒めてくれている。
『毎日君の声で起きられて幸せだよ』
『いつもおいしいご飯ありがとうな!』
……なんか違う気がする。褒めてはくれているんだけど。まあいいか。
「あっ、トレーニングの効率ってことだったら、私あれ欲しいかも」
「あれってどれのことだ?」
カバンから携帯を取り出すと、ササッと検索ワードを入力して出てきた結果を彼に見せる。そこに書かれていたのは、首や肩の血行改善やコリに効く、アスリート向けの磁気ネックレスだった。
「これなら、うん。トレーニングでも使えるしいいと思う……というかオレも欲しいな」
「だったら色違いにしない? これならたぶん2人で着けてても怪しまれないと思うし」
難航していた互いへのプレゼントがトレーナーの何気ない一言からあっさりと決まってしまった。今回はトレーニングというよりはQOLの向上に繋がるものだったけど、それでもやっぱりトレーナーの思いつきは侮れないなと再確認させられた。
- 37メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:08:03
「それじゃスポーツショップに行こうか。確か何階かにあったはずだし」
「はーい」
そうしてお目当てのプレゼントを見つけて購入した私たちは、その場で互いに渡さずに誕生日当日に渡すことに決めたのだった。
─────
そうして迎えた誕生日当日。この日はトレーニングを早めに切り上げて足早にトレーナーの家へと急いだ。ケーキは事前に予約していたものを帰宅途中にあるケーキ屋さんで受け取った。そして家に帰るとすぐに朝から仕込んであったにんじんハンバーグの盛りつけをして、2人だけの誕生日パーティーの準備が完成した。
「それじゃ改めて、エスキモー、」
「トレーナー、」
「「誕生日おめでとう!」」
手に持ったグラスをコツンとぶつけると、中に入ったシャンパンを口に含んでゴクンと首を鳴らす。もちろんアルコールは入っていないから安心してほしい。
「どうしよ? 先にプレゼント渡す?」
「そうだな。ハンバーグが冷めないうちに」
そう言って互いに机の横に置いていたプレゼントを相手に渡す。中身は見たから分かってはいるけど、こうしたそのために作られた時と場所で渡されると喜びが一層増す。
「せっかく渡したところだけど、やっぱり互いにつけあいっこしない? そっちの方がなんか嬉しいし」
「おっけ。だったら封を開けてっと……はい」
さっき手渡したばかりのプレゼントを再び購入者の手元に戻すと、料理につかないようにテーブルの横に移動して互いの首にネックレスを着けあった。
- 38メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:08:16
「なんだかこうやって首の後ろに手を回したら、その勢いでキスしちゃいそうだね」
「あのなあ……はいバッチリ。うん、似合っているよ」
「冗談だって……はい、これでできあがり。うん、かっこいい」
そうお互いがお互いを褒めあうのもつかの間、早くしないと料理が冷めてしまうことに気づいて急いで椅子に座って机の上を綺麗に片付ける私たち2人だった。もちろんケーキもおいしくいただきました。チョコレートケーキ、すっごく甘くておいしかったなあ……
ちなみにパパとママからのプレゼントは今日学園でパパから受け取ったの。娘の成長を見越したのか、少し大きめの暖かそうなコートはとってもかわいくて、次のトレーナーとのデートに着ていこうと思った。
(かわいいって言ってくれるかな。ううん、絶対言ってくれる。だって私のことが大好きなトレーナーだもん)
赤い糸は世界線を越えても切れることはない。だってこんなに固くて太く結ばれているのだから。
「大好きだよ、トレーナー」
- 39メジロエスキーの人23/01/18(水) 20:09:18
長々と失礼しました。これにてエスキー&エスキモー誕生日SSは以上となります。それではここら辺で
- 40二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 21:12:02
エスキー&エスキモー誕生日おめでとう!!(気付かなかった)
それぞれの登場人物と時間軸とで視点変わるのメリハリがついてて凄い好き
ところで、フラリンカプめちゃくちゃ供給多い辺り魔性やな…(言い方) - 41フラワリングタイムなひと23/01/18(水) 21:45:06
オラ!規制解除!そしてスレを覗いたらいきなり尊いSSが飛んできてびっくりしましたよね
エスフラてえてえ……二人のデートが見られるとは……あっ死ぬッ
この想いはLikeなのかLoveなのか、前回の終わり際に出てきた疑問についに答えましたね ラブラブのLoveじゃねーか!でもそれで良いんです フラワリングタイムは好きになったら一直線なタイプだと思うんです どんどん親密になれ……
お付き合いを始めた記念を提案するのは私らしくてとても良いですわ!解釈一致ですわ!そしてイニシャルが入ったカップを交換して……それでジャスミンティー等を二人で飲んだり…妄想が捗りますわ〜!オラッもっとお近付きになれっ!
そしてぱかぷちGET後のお返しに頬に……これが良いですわ!普段は奥手っぽく見せかけて、恋仲になったら思いっきり大胆に進むのが解釈一致ですわ!恋も追い込みですわ!そのままメジロに婿入りしろっ(牝馬)
私の抱えたこの想いを、お花に乗せて。綺麗なプリムラの花を貴女に。お誕生日おめでとうございます。エスキーちゃん。 - 42メジロエスキーの人23/01/18(水) 21:47:22
あっ長文感想(辞世の句)
- 43二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 21:49:08
今後は読書感想文と呼ぼう()
- 44二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 21:52:58
- 45二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 21:56:00
奇行種召喚の儀はやめるのだ!
- 46メジロエスキーの人23/01/18(水) 22:09:24
奇行種とか(ロイビみたいな)得体の知れないものでなければありがたく受け付けるよ
- 47二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 22:11:06
このレスは削除されています
- 48カンパナーレボバー23/01/18(水) 22:11:51
- 49カンパナーレボバー23/01/18(水) 22:12:38
なんかリンクの仕様変わったんかな?上手く貼れないけどいっか
- 50二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 22:17:43
いっかで未解決暗号書渡すの意味わからないからね?
- 51メジロエスキーの人23/01/18(水) 22:25:59
とりあえず解読してから渡してほしいな?
- 52二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 22:26:54
部室にどんどん奇書が増えていく──
- 53二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 22:35:28
- 54二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 22:40:37
- 55二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 22:43:57
- 56二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 22:45:12
ほんとに唐突で草
おしゃれで可愛いですわー! - 57二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 23:08:41
お目目ぱっちりキラキラだしお洋服かわいいしつよい
- 58二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 23:21:07
- 59二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 23:26:28
バリバリ神絵が投下されててこわい
くあ氏一緒に撮ってもらった後に壁紙にしてそう - 60二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 23:30:07
めちゃくちゃ可愛い……! 特に後半、敬愛する先輩と一緒に並んでいるクアちゃんの姿がとても魅力的……!
遅れながら誕生日おめでとうございます!
大した物ではないんですがプレゼントがわりに受け取っていただければ……
GigaFile(ギガファイル)便無料大容量 ファイル転送サービス GigaFile(ギガファイル)便!「1週間~100日」選べる5種類のファイルの保持期限に加え、1ファイル300Gまでアップロード、共有可能!もちろん容量無制限でアンチウイルス装備。会員登録も不要です。63.gigafile.nu - 61二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 23:31:39
読書感想文がPDF化しなきゃ行けないレベルになりつつあるの芝
- 62二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 23:37:37
文字数のインフレ
- 63メジロエスキーの人23/01/19(木) 06:36:27
- 64クアドラプルグロウ(瀕死)23/01/19(木) 07:47:09
まず最初に一言言うならもう、最高のイラストをありがとうかな!!!!!
先輩とわたくしのツーショットなんてもう、最高すぎて保存したし家宝にするしかないし額縁に入れて飾るよ!!!!!
さて、わたくしの私服のデザインに触れていくけど…
最高に可愛い!?もうデザインセンスに脱帽するしかないかな!!!
まず全体的なお清楚さ、これが最高だしそこに追加されたベレー帽がいい感じに独特の雰囲気を生み出しててもう最高に最高かな!!!
あと個人的に好きなのが胸元のブローチで、これがただの清楚な私服じゃなくてお嬢様感を醸し出してて最高だと思うんだ!
そして靴!靴のこの細かい部分の高級感とかもうこだわりが見えて最高で、あぁしっかり靴までこだわるおしゃれな子なんだなぁって、そう言う印象を与えてすごく素晴らしいと思ったかな!
あとスカートのひらひら可愛い!そして後ろに向けて斜めカットになってるのがこだわりのブランドの商品を買ったお嬢様!って感じがして好きで好きで…!
あと白タイツ。白タイツが最高!わたくしタイツ好きなんだ!!!!!あと手首に巻き付いてるリボンも良いよね、こう言うの好き!
ここまで服装に触れてるからキャラ本体にも触れていくけど…
目!澄み切ってる!!!綺麗!!!ありがとうかな!!!
やっぱり目って印象を決めるからね、すごい好き、ありがとう、わたくしが可愛く見えるよ…
変な形の流星もしっかり再現してくれて感謝しかないかな!
さて、次は隣の先輩に触れても許されるよねうん許すかなわたくしが。
最高!!!!!さすが先輩!!!かっこかわい素敵かな!!!!!
目澄み切ってる!!!わたくしとは違う方向性で!!!ニカっとわらうその表情が本当に先輩であぁもう先輩ありがとう!!!
これ以上はあえて深く語らない、語らないかな…
二人のツーショットだからね、先輩にばっかり触れてたらあれだし!
というわけでツーショットについて触れていくけど、もう最高に決まってるかな!
この身長差、このポーズの個性、そして背中合わせの構図…
背中合わせって背中を預けるってことだから信頼しあってる人同士でしかできないわけでつまりわたくしと先輩の関係が素晴らしいよねうん最高ありがとうわたくし成仏できるかな!?!?!?
まだまだ言いたいけど一言であえてまとめるなら…ありがとう、最高でした!
- 65二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 09:18:36
チームカオスで2回年を取るようになったか……。
なんだかんだで続くなぁ - 66メジロエスキーの人23/01/19(木) 12:28:28
スマホの画面の大きさの関係で感想を全部読もうとしたらスクロールしないといけなくて笑っちゃった
- 67二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 18:40:22
3年目突入したらチームカオス内でもガチ卒業するのかな?
- 68二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 19:37:41
カ、カイチョー…
- 69二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 19:38:52
生徒会長になってから3年間走ったのにまだ卒業しないカイチョー(+同年代組)……
- 70二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 19:41:18
- 71二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 19:41:37
小中学校を卒業してトレセン入学のために地元を離れるときに幼馴染から色々な感情が混ざり合った声で頑張れって言われてぇ~
- 72ラプラスの中身23/01/19(木) 19:45:16
こことは別に考えてるオリウマ娘のシナリオで「幼少期に憧れだった年上のお姉さんが中央に進学した。しばらくして暗い目で帰ってきたのを今でも覚えている」的な場面を考えたことはありますかねえ
- 73二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 19:48:18
フラリンおるやん
- 74二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 19:52:59
- 75二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 19:54:53
よしっきっとディープインパクトだな(混沌)
- 76二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 19:57:21
まんまその状況でお姉さんが帰って来さえしなかったらしきライジョウドウ
- 77二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 20:10:01
中央から地方移籍して向き合う姿勢の緩さから愕然とするやつ出てきそう
- 78二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 20:22:05
そしてガチのレースを主張する元中央ウマ娘に対して「所詮落ちこぼれのくせに」とかいう地方のエンジョイ勢とかいう地獄が展開されるんですね
いやシングレのマーチよろしく地方でも真面目にやってる子はいるんだろうけど
- 79メジロエスキーの人23/01/19(木) 21:25:01
廃止になった地方トレセンとか妄想は広がるなあ。スレの趣旨からはズレるけど
- 80二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 22:08:47
フラリン「諦めて帰ってきました……」
💮「諦めんなお前!気持ちの問題だ!頑張れ頑張れ出来る出来る絶対出来る!どうしてそこで辞めるんだそこで!」
フラリン「中央に戻りまぁす!」
💮「Never give up!!!」 - 81二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 22:10:03
カジっちゃんに過剰にラーメンとつけ麵注ぎ込んだら覚醒とか進化とかしないかな
ラーメンが食いてえぞ - 82二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 22:12:36
アプリでの三年間終えて身長に変化なしみたいなメタな理由は置いといて中等部の子たちは卒業するころには大人の女性らしくなってるのだろうか
あるいは据え置きサイズのちんちくりんのままなのか - 83メジロエスキーの人23/01/19(木) 22:25:21
- 84二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 22:26:34
フラリンは今ちんちくりんだけど卒業時にはスタイルの良い大人の美女になるというジンクスがあります
- 85スイセイレッカの内部機構23/01/19(木) 22:30:22
レッカは身長そこまでちまっこくはないけど今後はほぼ伸びません
そういう運命です - 86くあ23/01/19(木) 22:31:23
わたくしは成長しないでいいかなぁ………
- 87二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 22:32:34
- 88二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 22:43:26
つまり退化して寸胴ボディに…?
- 89二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 22:44:31
やめろ!例のフラリンの画像は貼るな!(前フリ)
- 90二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 22:49:58
- 91ラピッドホライゾンの人23/01/19(木) 23:30:18
ウマ娘にも当てはまるかは知らないが中学上がるころには身長ほぼ止まるらしいからなぁ。勿論例外はあるけど。
スタイル自体は成長するでしょう - 92二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 23:33:50
脂肪が増える(内臓脂肪)
- 93メジロエスキーの人23/01/20(金) 06:37:31
おつらい
- 94二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 07:21:12
大丈夫だ
女性はまず尻の皮下脂肪が増える - 95ツキノミフネの背後霊23/01/20(金) 11:00:18
諸事情ありまして今作打ち切り&設定リセットします
三度目の正直で今度こそちゃんとしたSSを頑張りたいです
ご迷惑をお掛けして申し訳ありません
ありがとうございました - 96二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 12:05:31
気にするでない
そういうこともあるさ - 97二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 12:28:21
- 98ラプ中23/01/20(金) 12:30:32
なりたい部たるものは7度設定を変えなければウマ娘とは言えないとも言う(言わない)からしゃーない
3人目期待っス - 99メジロエスキーの人23/01/20(金) 12:32:07
- 100二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 12:38:50
その人は就職先が勝手に潰れただけだからセーフ
- 101二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 12:58:18
- 102二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 13:09:32
- 103二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 18:47:55
凄い数の暴徒が集まってきている!
- 104シュウマツノカジツの人23/01/20(金) 18:48:44
- 105二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 18:56:01
今日の爆死率的に大樹のウロに行列できてそう()
ヘリオスの何が彼らを惹きつけるのか…うちでヘリオスとの絡み見覚えが……。 - 106カラレスミラージュの人23/01/20(金) 19:50:55
「なんだい今日は…さっきからガチャで爆死しまくった連中を見かけるが…」
「通行人はどいてた方がいいぜ! 今日このガチャは天井と化すんだからよ!」
というわけでアニバに向けて貯蓄中のミラ中は出せるスクリーンショット(SS)がないので
代わりにショートストーリー(SS)を置いていきますね……
前にお話していた正月編の幕間「錆色の御籤」、4レスほど失礼します!
※怪我の描写があります、苦手な方はご注意ください - 107カラレスミラージュの人23/01/20(金) 19:51:16
年末年始の東京は、何処も彼処も人でごった返していて。普段はトレーニングで訪れている神社仏閣も、こればかりは参拝者で賑わっていた。ましてや本日は1月1日。初詣はいつ向かっても良いとは言え、どうせなら初日に済ませておきたいと思うのは遺伝子に刻み込まれた風習なんだろう。
「去年はお世話になりました、今年もよろしくお願いします!」
「ええ、今年もよろしくお願いします。いよいよシニア級、気を引き締めていきましょう」
「はい!」
寒風吹き荒ぶ石段を登りつつ、言葉を交わす。流石に着物は持っていなかったので、最も正装に近い制服の上へ黒いコートを着込んで。手袋を忘れたのは失敗だったけれど、ポケットに手を入れたまま歩く訳にはいかないからね。トレーナーさんはその辺しっかりしてる。
「……ミラージュさん、帰省しなかったんですね」
「あれ言ってませんでしたっけ? 最初の3年、よっぽどの事がない限り帰りませんよ?」
思い出すのは、人の少なくなった美浦寮で、電話を繋ぎながら迎えた年越し。元トレーナーのお父さんと重賞ウマ娘のお母さん、2人とも学園での生活はよく知っているから。下手に帰っちゃうとダラけて甘えちゃいそうな娘の性分をよく理解してくれていた。
思えば去年もホープフルSの勝利報告を兼ねた年越しだったし。というかあの時点でお母さんを超えていたんだよね、今年もGⅠこそ勝てなかったけどGⅡの勝ち数ならって感じで。直接会えないのはやっぱり寂しいけれど、頑張って欲しいと応援を貰った。
「っと、そろそろ番ですね」
手指と口を清め、ガラガラと鈴を鳴らす。二拝二拍手一拝。2年前は努力の年、去年は苦労の年だったけれど、今年もどうか良い年を過ごせるようにと。勝利は祈らない、それは自分の手で掴み取るべきものだから。
ちら、と視線を横に向ける。恭しく手を合わせ、目を閉じて祈りを捧げる姿。こうして見ると、やっぱり真摯な人っていうのが伝わってくる。私の為に精一杯頑張ってくれる人、だったら私もそれに報いないと。
「ちなみに、トレーナーさんは何を祈願したんですか?」
拝殿から少し離れた場所で、それとなく質問してみる。『健康祈願を何かに希うのは性に合わない』と言っていた彼が何を思ったのか、ちょっと気になったから。
「『枠順がもう少し内に寄りますように』」
「……そうですね…………」
割と切実な願いだった。 - 108カラレスミラージュの人23/01/20(金) 19:51:47
「おみくじ引いていきましょう、今年の運がどう巡るか気になってきました」
「神託のようなものなので、ガチャ感覚で引くのもどうかとは思いますが……まあいいか」
お守り等を売っている小屋──授与所、と呼ぶらしい──で硬貨を何枚か差し出し、小さく畳まれたおみくじを受け取る。お互いがお互いの結果を覗けないように、少し離れた場所でご開帳。自分の運勢を勝手に知られるのって恥ずかしいからね。
「……第、九十七。霧は重楼の屋を罩め、佳人水上に行く……」
若干の現実逃避を込め、記された漢文を読み下す。番号の隣に書かれた一文字からは目を逸らそうとして。うん、はい、凶だね。凶。新年から運悪くない……?
「願望:叶い難し、病気:危うし、失物:出難し、待ち人:来らず……何ならいいの?」
凄いことに、7項目全てがダメと言われている。一つくらい温情が欲しかったというか……もしかして、『叶わない』じゃなくて『叶いにくい』で止まってるからセーフって話? あと『良くない』は『悪い』よりマシとか……?
流石にこの結果は捨て置けないし、神社に結んで帰ろう。悪い運勢を閉じ込めるように、元通りの折り目に戻そうとして……
「──痛っ……!?」
指先へ広がる熱さと、じんわり滲み出す疼痛感。おみくじの先が裏側が赤く染まっているのを見て、左手に目を向けると……ぱっくり皮膚が割れ、温かい血潮が少しずつ溢れ出す人差し指。噴き出す、と言う程には大袈裟じゃないけれど、あっさり止まることも無いだろうというのは直感的に分かった。
「……え、ティッシュも絆創膏も切らしてる……?」
なおツイていないことに、この状況を乗り切れそうなアイテムが軒並み見当たらなかった。ハンカチなら持っているけど、よりによって淡い雪白。誰か重傷者に使うとかならともかく、こんなことで血染めにするのはあまりに勿体無い。
「ミラージュさん、そろそろ動きますよー」
「あ……は、はい! すぐ行きますっ!」
ここで『少し待って』と言えたなら、もう少しマシだっただろうに。じくじく苦痛をもたらす創傷へ堪えかねて、おみくじを引っ掴んだままポケットへ捩じ込むことしか出来なかった。
大丈夫、ウマ娘の握力は人間よりずっと強いから。しっかり圧迫しておけば、末端の傷口なんてすぐ止血されるはず。そんな根拠もない言い訳に身を委ねて、トレーナーさんの方へと歩いていく…… - 109カラレスミラージュの人23/01/20(金) 19:52:03
「よりによって凶を引いてしまいまして、邪な女性には気を付けろと。女性の言葉に心を惑わされれば身を滅ぼすぞと」
「……トレセン学園、というかウマ娘って女性ばかりですし、当たり判定が大変そうですね……」
「学園に邪な人々はほぼ居ないでしょうけれども。ただ願望叶うまじは勘弁願いたい、待ち人来らずはともかくとして」
「……結婚とか、縁なさそうですし?」
屋台のホットドッグを齧りながら、軽口を叩きつつ横並びに歩く。先に買ったフランクフルトを右手に『一口食べますか?』って聞いてみたけれど、にべもなく断られた。まあ自分のお小遣いで買った分だったからね、貰うのは申し訳ないと思ったんだろう。
……相変わらず、冬の寒さに反して左手は熱を抱えたまま。ポケットの中で握り込まれた拳は湿気を蓄えたのか、じんわり手汗まで滲み始めた。というか握り込んだ熱それ自体もあるのか。我慢出来なくはないラインだけど、内心メンタルはどんどん沈んでいくのを感じて……
「ミラージュさん、ミラージュさん。少し移動させて下さい、メールが溜まってきたので少し目を通しておきたい」
「あ、はい。別にいいですけど……」
そう言って人のいない方へ歩き始めるトレーナーさん、逆らう理由もないので着いていく。いや本当は早く帰りたいところだけど……そうして辿り着いた広場には、偶に公園とかで見る“地面から突き立った蛇口”がポツンと鎮座していた。
「……ミラージュ、さっさと左手を出せ」
「へ……?」
「左手だよ左手、何かあったんだろう」
周りに誰もいないからか、それとも別の何かが彼の逆鱗に触れたのか。優しげな微笑みは鳴りを潜めて、不機嫌めいた切れ長の視線が私に向けられる。
「気付くのが遅れた俺もだいぶ悪いが。不自然に突っ込まれた片手、屋台への関心の薄さ……額に脂汗が浮かび始めた時点で自分の判断ミスを呪ったよ」
「……バレてたんですね」
観念してポケットの中身を取り出し、手を開いて見せる。思ったより傷口は深かったらしく、少し汚しただけだと思っていたおみくじはべっとりと、斑に赤黒く染まっていた。
「これだけ滲むなら相当痛かっただろうに、なんで我慢してたんだよ……」
「思いっきりグーしてたら少しマシでしたから……」
「それを痩せ我慢だって言ってるんだ、全く……」 - 110カラレスミラージュの人23/01/20(金) 19:52:18
手首のくびれた部分を掴まれて、冷たい流水に晒される。今までと違う鋭い痛みに顔を顰めたけれど、トレーナーさんはお構いなしに水を掛け続けた。幾らか熱も落ち着いたところで、掌の血を洗い流せと言われて右手も使う。温度差に血管も縮んだのか、滴り落ちる血雫は勢いをほとんど失っていた。
「……大体理由は分かるさ。俺だって自分だけ腹痛起こしたりしたら、笑顔のまま宿まで誤魔化すだろうからな。しかもキッカケが不注意なら尚のこと」
「ですよね……」
「だが怪我はダメだ、傷口は早め浅い間で塞ぐに限る。骨折の事例とか有名だろう、あの時お前も聞いていただろうよ」
「……」
直接患部へ触れないように、グレーのハンカチ一枚を隔ててぎゅっと握られながら。水気が無くなったのを確認して、黒色の絆創膏をぐるりと一周半。市販のよくあるタイプと違って、ガーゼ部もしっかり黒いから染まり直す心配もなさそうだった。
「家族に心配させたくないとか、友人との楽しい雰囲気を崩したくないって気持ちは分かるさ。だが俺に気を遣う必要なんて欠片もない、雑に『怪我したから手当してよトレーナー』でいいんだ」
「……そう、ですね」
空気や肌に触れることも無くなって、少し痛みが引いたような心地。自分の掌に指先を乗せて、ぎゅっぎゅと少しだけ握ってみた。うん、大丈夫。
「早く手を打てば早く治るんだから、次からはさっさと言え。……んで、どうする? もう少し屋台回るか?」
「……はい、ええ、もちろんですよ! 心配事なくなったらお腹空いてきたので!」
少し額を拭いながら、片付けを始めたトレーナーさんを眺める。そして、黒いテープが目を引く指先を、もう一度。そこに残っていたのは、冬の風に晒された冷たさでもなければ、疼痛特有の不快な熱さでもなく。ただ、静かで優しい温もりに包まれていた。
「……よし」
そういえば、おせち料理やお雑煮って栄養豊富だったと聞くし。だったら今はよく食べて栄養を摂って、この指を治すのが一番だよね。怪我したのは今更だけど、この後はいくらだってやりようはある訳だから。
結ぼうと思っていたおみくじを、もう一回取り出す。流石にここまで汚れた代物を置いて帰るのも申し訳ないので、丁寧に折り畳んで持ち帰ることにした。初っ端から凶を引くなんて幸先の悪い出走だけど、ここから差し返せるように。シニア級の1年間、しっかり頑張ろう! - 111カラレスミラージュの人23/01/20(金) 19:55:20
以上です! いざ自分がおみくじ(ガチャ)を引くときは爆死しないことを祈らないと……
というわけで無事三が日(三が週……?)のうちに投稿できたので、今年こそは書き上げたいところですね - 112二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:23:07
年始の御神籤がアレだったことに笑いを禁じえない
やっぱ医療従事者として振る舞ってる瞬間かっけぇな。。。 - 113メジロエスキーの人23/01/20(金) 23:00:04
ヘリオス育ててたから感想は明日まで待って……
- 114ライジョウドウの中の人23/01/21(土) 00:10:28
- 115二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 00:24:09
- 116二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 07:13:04
かわわわ素敵
- 117メジロエスキーの人23/01/21(土) 14:28:01
カワヨ
- 118二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 16:52:18
某VがTHE FIRST TAKEに出てるのを見てウマ娘になってから出てみたいなって思いましたまる
- 119二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 17:24:53
部長とライジョウドウってちょっと似てるから部長がいない時の代役でライジョウドウを部長だって言い張れないだろうか
- 120二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 17:26:39
机の前で読書してる時限定で偽装できるんじゃないかな
- 121二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 17:51:59
部長たしか耳が三日月型なんだわ
サラブレッドにはあんまりいないけどインドの在来馬マルワリやカチアワリの血が濃いと出るインド耳に似ている
なおインドではインド耳の芦毛・白毛は神馬 - 122二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 17:58:17
ライジョウドウから見たフラりん以外のメンバーの印象が気になる
出力される表現が独特かもしれないけどある意味本質を突いた人物評が出るやもしれぬ - 123二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 18:52:07
つまり紙粘土で整形できるってことやん
- 124二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 19:40:00
お久しぶりです。ナックル宅の壁です。
最近収得賞金のこととかを知った結果、戦績を見直さざるを得なくなったのでそれを中心に色々変えてみました。
ぜひ見ていただけると嬉しいです。よろしくお願いします……!
ナックル - uma-musumeになりたい部 @ ウィキ【11/2更新】(YSDメーカー様にて作成) 「誰より速く、かっ飛ばします! 『奇蹄グループ』、上空旋回中!」 プロフィール 名前----- ナックル(Knuckle) 誕生日----- 5月13日 身長----- ...w.atwiki.jp - 125二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 19:40:18
クインかボバーがラブコメとまでは行かずともヒロインしてる描写がみてえよぉ〜
普段そういうのと一見無縁そうなウマ娘からのみ得られる栄養素が欲しいよう - 126二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 19:57:18
上の方でヘリオスガチャで爆死の話題が出た時にウチの面子と接点あったか的な話で昔バラカがギャルメイクしてたの思い出した
他の子がギャルになったらどんな感じになるのかな - 127メジロエスキーの人23/01/21(土) 20:02:11
- 128二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:26:48
- 129二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 20:57:07
ありがとうございます。
戦績はnetkeibaのものをコピペして少し変えたりして……の繰り返しで作ってます
3歳6月に関しては海外帰りの疲労を考慮したのかもしれません。馬の状態が良くてもナックルがいた太田厩舎はそのへん慎重なので……。秋に向けて確実に賞金積みたかった説もある
- 130ライジョウドウの中の人23/01/21(土) 22:05:31
- 131シュウマツノカジツの人23/01/21(土) 22:18:08
退勤してスレ見たら新概念が提供されている
- 132二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 22:23:51
休日出勤お疲れ様です。。。
- 133ライジョウドウの中の人23/01/21(土) 22:26:39
ちなみにギャルジツちゃんのカットソー検索で見つけたのを「かわいいな」と思ってアレンジしたんだけど
冷静になってみたらこれ
すごく・・・ポルナレフです - 134二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 22:29:21
5部になったらカジッちゃんが危ない…ってコト!?
- 135メジロエスキーの人23/01/21(土) 23:33:01
カオスの奇妙な冒険5部???
- 136二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 23:37:28
チーム内でスタンドバトルは混沌すぎるからやめろ
- 137フライングフレアの人23/01/21(土) 23:42:50
えっと
久しぶりにキャラスト風書きました
トレーナーが一方的にまくしたてるだけになりました
お許しください - 138フライングフレアの人23/01/21(土) 23:43:22
翌日。ダートコースに向かうと、一人でフライングフレアが練習していた。
「失礼、少々お時間を頂いても?」
「…はい。何でしょうか?」
「単刀直入に言います。あなたをスカウトしたい。」
「えっ」
「選抜レースを見て、あなたの走りに惹かれたのです。というわけでスカウトさせて頂きたい」
「…えっ」
「…ふむ。流石に唐突すぎましたね。明日また来ますのでそのときに返答をいただけると助かります。それでいいでしょうか?」
「…あ、はい」
「よろしくお願いします。それでは、失礼しました。」
「…ぇっ???」 - 139フライングフレアの人23/01/21(土) 23:44:47
くっそ短いのですが続きが書け無いので以上です
失礼しました - 140二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 23:46:39
押しの強いトレーナーだぁ……
- 141フライングフレアの人23/01/21(土) 23:49:15
こいつ自分がないからトレーナーが動くしかなかったんですよ
結果トレーナーが強くなった - 142二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 23:51:40
嵐のようなトレーナーやな…。
- 143二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 00:13:04
「ふふふ……今日はバレンタインまであと23日の記念日……」
こっそり利用を申請していた学園の調理室で、何一つ記念でない記念日を呟きながら手元のそれを見る。
チョコレートとプルーンをベースに作ったしっとりしたスポンジケーキに同じくチョコレートの糖衣をかけた小さなケーキ。
「さすが僕。去年のチャレンジよりいくらもマシなものが出来ていますね」
去年はオペラっぽいケーキに挑戦したが、アレより簡便な製法で作られたケーキは現時点でもそれなりの出来に見える。
勿論、同級生のフラッシュちゃんのようなガチガチの出来じゃあないけれど、素人の作品なら及第点じゃないかな。
「ま、今回の制作でも多少詰まったところはありましたし、レシピは要検討でしょうか」
ともあれ、これならバレンタインには納得の行くものが作れるだろう。ま、どうせあの人は渡してもそっけない態度をとるんだろうけれど。
チョコレートの香りが鼻をくすぐる中、僕は渡す相手を脳裏に浮かべてひとり笑った。
「でもこれ一個1500kcalですか……フラリんさんあたりにおすそ分けしましょうか」
----
というわけで(?)なんとなくチョコ菓子を拵えたので。
部員の子たちはバレンタインになんかするのかなー - 144二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 00:17:28
またハイカロリーの化身をフラリンに押し付けてる───
いやいつも通りだけども
待ってバレンタイン2月14日だよ??? - 145二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 00:21:19
だから今日はバレンタインまであと23日の記念日ですよ(???)
- 146二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 00:33:02
- 147メジロエスキーの人23/01/22(日) 08:11:07
オールスター勢揃いで草
- 148カラレスミラージュの人23/01/22(日) 08:18:01
- 149ラプ中23/01/22(日) 08:44:42
まあチョコなんてなんぼあっても良いですからね(甘党)
- 150二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 08:49:14
- 151二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 11:55:27
- 152二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 12:29:01
- 153二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 12:34:57
- 154二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 12:47:42
- 155二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 13:39:34
そういえば昨晩の馬好王国は川田騎手のインタビュー前編で興味深い話でしたね
皆見たよな?(圧) - 156二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 13:45:58
さも全国ネットみたいに言われても…正直困りますわ
- 157メジロエスキーの人23/01/22(日) 14:24:06
1/20「白兎赤烏相趁走」
>「去年はお世話になりました、今年もよろしくお願いします!」
>「ええ、今年もよろしくお願いします。いよいよシニア級、気を引き締めていきましょう」
>「はい!」
よく考えれば別に新年早々トレーナーと初詣に行く必要ってそんなになくって、授業や練習が再開してから互いにあけおめって言えばいいんじゃないのとも思いつつ。ただやはりそれは「遺伝子に刻み込まれた風習」だからなのかななんて考えながら。
>手袋を忘れたのは失敗だったけれど、
らしくないっちゃらしくない。新年早々嫌な感じが。
>「あれ言ってませんでしたっけ? 最初の3年、よっぽどの事がない限り帰りませんよ?」
なんかフラグ感がするけど気のせいかな。
>下手に帰っちゃうとダラけて甘えちゃいそうな娘の性分をよく理解してくれていた。
帰らない娘を彼女の性格を含めて理解してくれる父と母。やはり愛されているんだなとほっこり。愛娘の顔見れないのは寂しいだろうに……
>勝利は祈らない、それは自分の手で掴み取るべきものだから。
祈るぐらいなら練習をした方が勝つ確率は当然上がる。神様に伝えるのは昨年1年の感謝と今年1年の意気込みぐらいでちょうどいい。そんな中トレーナーが祈ったのは……
>「『枠順がもう少し内に寄りますように』」
ここちょっと笑っちゃった。まあミラージュの脚質が差し・追込だから内枠寄りすぎても包まれる可能性あるから考えものだけど、それでも外枠よりはマシだもんねえ……
>「おみくじ引いていきましょう、今年の運がどう巡るか気になってきました」
>「神託のようなものなので、ガチャ感覚で引くのもどうかとは思いますが……まあいいか」
まあ実際ガチャみたいなところあるし、そんなに間違っているわけでは……ちなみに中の人は今年最初のおみくじ含め、1年以上大吉を引いた記憶がありません(隙自語)
- 158メジロエスキーの人23/01/22(日) 14:24:41
>「……第、九十七。霧は重楼の屋を罩め、佳人水上に行く……」
調べてみたら本当に97番が凶だし漢文も同じだしでびっくりした。意味としては、「濃霧が高い建物を閉じ込めてしまい、水上をゆく佳き人も、目標を見失いがちである。帰り道も白雲におおわれて、澄んだ月影を見ることはできない。」=「ものごとの行く先が見通せず、思い通りにいかないでしょう。」。うーん、幸先が悪すぎる。
>「──痛っ……!?」
>指先へ広がる熱さと、じんわり滲み出す疼痛感。
案の定というかなんというか……おみくじが不運を引き寄せたのか、不運がおみくじを引き寄せたのか、分からないけど今はただ手に力を込めてなんとか止血するしか方法がない。
>「よりによって凶を引いてしまいまして、邪な女性には気を付けろと。女性の言葉に心を惑わされれば身を滅ぼすぞと」
>「……結婚とか、縁なさそうですし?」
相手が相手なら絶対に怒られる一言をさらっと言えるのは、これまで築いてきた信頼関係の為せる業か……いやそれでもあまり言わない方がいいと思うけど……というかここのペアはくっつきそうにないからね。本当にどうするんだろうね、トレーナーは。ミラージュもミラージュで相手探しに苦労しそうな気がするし。
>「ミラージュさん、ミラージュさん。少し移動させて下さい、メールが溜まってきたので少し目を通しておきたい」
相手が少し上の空なのを見越した上で嘘か真か、さり気なく人気のない場所へ誘導するトレーナー。からの、
>「……ミラージュ、さっさと左手を出せ」
>「へ……?」
>「左手だよ左手、何かあったんだろう」
ここはトレーナーの面目躍如と言うべき場面。担当の顔や仕草を見て、普段とは異なる様子だと判断した上で解決策を提示する。流石と言えば失礼だけど、中央のトレーナーはやはり見るところが違う。
- 159メジロエスキーの人23/01/22(日) 14:25:30
>直接患部へ触れないように、グレーのハンカチ一枚を隔ててぎゅっと握られながら。
そして止血。グレーということはトレーナーの物でしょう。ミラージュの力任せの止血方法を見て、そういうのも持っていないか、持っていても使うことができないんだと判断したんだろうな。
>だが俺に気を遣う必要なんて欠片もない、雑に『怪我したから手当してよトレーナー』でいいんだ
>「……そう、ですね」
やせ我慢はその性格所以なんだろうな。人には優しくできるのに、自分が何かミスをしたときに周りに頼れないっていうのはトレーナーの言うとおりその場の空気を乱したくないから。臆病ともいうし優しさともいう。芯はやっぱりいい子なんだなって思うよ。
>そこに残っていたのは、冬の風に晒された冷たさでもなければ、疼痛特有の不快な熱さでもなく。ただ、静かで優しい温もりに包まれていた。
黒いテープはトレーナーの優しさの表れ。たぶん彼は当然のことをしたまでと思っているかもしれないけれど、相手にはその優しさがしっかりと伝わっている。
>初っ端から凶を引くなんて幸先の悪い出走だけど、ここから差し返せるように。シニア級の1年間、しっかり頑張ろう!
ミラージュとトレーナーによい1年が訪れることを願って。
今回は短めにまとめたぞ、ヨシッ!
- 160二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 14:27:07
びっくりした
冒頭に1/20ってあったからてっきり20レス使って感想文が飛んでくるのかと……。 - 161二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 15:03:36
二十レスの感想はもはやそれそのものがSSなのよ
- 162メジロエスキーの人23/01/22(日) 15:04:49
4レスのSSに感想で20レスも使うとか、もはやそれ自体が作品と化すでしょ……
- 163二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 15:10:41
何故アイアンバローズが東海ステークスに
- 164二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 15:38:34
空馬1着で芝
- 165二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 16:43:53
瞬間、フラワリングタイムの頭に溢れ出した
存在する記憶────
『フラりんちゃん、どうぞ!』
『試作品ですが良ければ』
『フラりん、食べてくれる?』
「私……また太るのでは!?」
「地獄の激ヤセメニューは既に組んであるぞ」
「準備が良いですね!?」 - 166二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 16:49:42
ハイカロリー
みんなで食べれば
怖くない
脂肪肝患者辞世の句 - 167二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 17:00:04
ハイカロリー
担当視点じゃ
多くない - 168二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 18:09:12
- 169シュウマツノカジツの人23/01/22(日) 19:41:07
ハイカロリー?
揚げればみんな
ゼロカロリー
油物がきつい 中の人 - 170二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 19:50:54
食えなければゼロカロリーは至言()
- 171二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 19:56:54
それでラーメンきつくないですかね()
- 172ラプラスの中身23/01/22(日) 20:38:08
ハイカロリー
若いうちなら
まあOK - 173二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 20:46:17
牛角で
カルビ駄目なら
歳のサイン
字余り - 174二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 20:49:36
ここはウマ娘になりたい部であって加齢を嘆く部ではないんですよ
素直にカロリーを享受しましょうよ
その上で走って消費すれば良いんですから - 175二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 20:50:12
物凄い数の歌詠みが集まってきている!
- 176メジロエスキーの人23/01/22(日) 22:01:01
- 177二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 22:23:35
牛カツもと村行ったら牛脂注入肉だったし付けたタレ弾くレベルで脂ぎってたの許さないからなマジで……!!
それはそれとして油物得意かどうかは…うーんウマ娘化しても苦手なままの可能性も…? - 178二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 22:36:34
僕は今の所バターをそのまま食べても平気へっちゃらの頑丈な胃腸があって何よりです
日頃のチーズの成果でしょうね
それはそれと思いつきバラカちゃん公式風デフォルメを描いてみました
これで僕もジャパンダートダービーとかJBCクラシックを公式かのようなツラして応援ウマートできますね - 179二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 22:37:45
- 180二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 22:57:42
ジャパンダートダービーとJBCクラシックが勝鞍か!
デフォルメできる人マジで凄いと思う
キャラの要素を的確に抽出して普通とは異なる等身によくまとめられるなと。。。 - 181二次元好きの匿名さん23/01/22(日) 23:30:00
おバ鹿ムーブが神絵に相殺されてむしろプラスに転じてるのでやはり神
- 182くあ23/01/23(月) 05:56:36
珍しくIP規制されてない…!?
そしてバラ神絵が降臨している… - 183くあ23/01/23(月) 06:38:26
さーてそろそろ始めても良いでしょう!
なりたい部名物
「スレ立てチキンレースステークス」!
解説は相も変わらずわたくし、クアドラプルグロウがお送りするかな!
ちなみにわたくしは回線の関係でスレを立てられないよ! - 184くあ23/01/23(月) 06:39:04
ところでこれってG1では絶対ないけどG2かG3かどっちだろうね
いっそリステッド、オープンかもしれないかな… - 185二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 07:07:00
そりゃあにまん地方限定なのでA1レースでしょう
- 186二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 08:48:42
チキンレースというほどスレ流れてない定期
- 187二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 08:53:00
この流れめんどくさいから先建てるわ
- 188二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 08:53:41
- 189二次元好きの匿名さん23/01/23(月) 08:58:26
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