- 1二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:10:30
- 2二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:11:12
お待ちしてました
- 3二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:11:35
埋め
- 4二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:14:47
このレスは削除されています
- 5二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:15:11
part1
ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら|あにまん掲示板なお、炎に包まれるエレジアの様子を映した映像電伝虫には、ウタの歌声が世界を滅ぼすと言う撮影者に、泣きながら反論したルフィが直後に吹き飛ばされる姿が記録されている。bbs.animanch.compart2
ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/997083/俺は!!!!あのSSの続きが読みたい!!!!だから頼むよぉぉーーー!!!もう一度、俺の仲間になってくれェーーーー!!!bbs.animanch.compart3
ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part3|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1033235/?res=189前々スレhttps://bbs.animanch.com/board/997083/スレを埋められる…bbs.animanch.compart4
ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part4|あにまん掲示板例の「うめ」連撃を警戒しました。前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1090671/?res=190前々スレhttps://bbs.animanch.com/board…bbs.animanch.compart5
ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part5|あにまん掲示板例のアレを警戒して、早めに立てましたbbs.animanch.compart6
ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part6|あにまん掲示板 スレたてましたbbs.animanch.com - 6二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:16:56
- 7二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:20:21
10まで埋め
- 8二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:20:47
待ってた
- 9二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:21:03
まってた
- 10二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:21:23
おかえり
- 11二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:44:11
その後、私は島中を歩き回りその景観を背後に配信した。牧場や丘、そして壊れた町並みを。
「ここはエレジアっていう島なの。昔は音楽で栄えてたんだけど……ごめん、あまり詳しいことは話したくないな……」
その理由は簡単だ。私は暗くなる気持ちを振り払い、笑った。
「暗くしてごめん! それでね、私はいつか凄い歌手になって、この島でライブを開きたいんだ!! ……皆、不可能だと思った? でも私は諦めないよ! そのために私は頑張れるの!!!」
これは決意表明だ。大人数の前ですることで、絶対ライブをするという意志が強くなるのを感じる。
また生意気だけど、皆の道標になりたい思いもあった。辛いことがあっても、夢があれば頑張れることを伝えたかったのだ。
私の場合、ルフィやシャンクスといった大切の人達のお陰もあるが、今それを言う段階ではないと伏せておいた。
「そんなわけで今日はおしまい! じゃあ皆、また今度! ばいばーい!!!」
そう言って配信を切る。しばらく経って、反応が届くようになった。
『ウタちゃんの島も海賊にやられちゃったの? それでも前を向けるなんて凄い! 私もウタちゃんみたいに、何か夢を見つければ頑張れるかな!?』
「うん! 勿論!!」
自分も夢を持って精一杯生きる。そういった反応が届くことで、喜びに満ち溢れた。その一方で頭を悩ます反応もあった。
『じょあウタは赤髪海賊団に滅ぼされた、エレジアの2人の生き残りのうちの1人だったのか!? ……俺と同じ境遇なのに落ち込まないで、前を向けるウタは救世主の素質があるよ!!』
『ウタちゃんの歌を聞くと嫌なことを忘れられるの! 頑張ってる姿を見ると救われる! だからウタちゃん! わたし達を救って!!』
『『『ねぇウタちゃん』』』
『『『俺(わたし)達の救世主になってよ(くれ)!!』』』 - 12二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:45:41
うーんこの民衆共は…
- 13二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 17:46:39
レジェンドのご帰還だ!!!
- 14二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 19:32:23
RED本編の匂いがしますね…
- 15二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:24:24
ワクワク!!!
- 16二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 08:43:41
まぁここのウタはずっと赤髪海賊団だったし大丈夫でしょ
というかウタが海賊だと思われてないってことは賞金掛かってないのか - 17二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 09:24:42
「どうすればいいんだろう……」
こういった反応が少数であればまだ無視出来た。でもそうじゃない。どちらかといえば多いのだ。
ライブを開きエレジアを復興させるためには、この人達を取りこぼすのは避けた方がいい。
「でも、海賊を悪く言いたくないよ……」
確かに悪い海賊はいる。でも海賊を否定するのは、大好きな家族であるシャンクス達と、大切なルフィを否定するようで嫌だった。
やっぱり私は救世主になれない。配信中に海賊にヘイトを向けるような発言はしたくない。でもそれじゃあ、過半数のファンは離れていく可能性もある。
「ごめん……」
だから歌で皆の負担を軽く出来るようにしよう。皆の声を聞いて、それを基に歌を作ることで、救世主にならないのを許してほしいな。
多分後々、私にとっても負担に思う日がくるだろう。でも、頑張れる。絶対に負けない。
「ルフィと会う、ためだから……」
それから私は皆の声をもとに、曲を作り始める。この時期に出来たのが『新時代』、『逆光』だった。良い曲だと思う一方、満たされない気持ちもある。
この2つを歌うと、私を救世主とする人達はさらに盛り上がりその数も増えた。ライブのためと思いながらも、そんな状況が嫌になった私は『ウタカタララバイ』、『世界のつづき』を発表する。
この曲によって、救世主としてではなく、純粋に歌唱力を評価して応援してくれる人が増えた。それでも救世主として崇める人の数が多いのは変わらない。
「……助けて、ルフィ」
私の声は小さく空気に消えていった。
- 18二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 10:05:31
お帰りスレ主! 待ってたよ!
しかし本編は不穏
まあワンピ世界に生きてたら民衆が救世主を求めてしまうのもわかる気がする - 19二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 11:34:39
ウタ本人にその気がないのはデカいからなんとかなってる方
- 20二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 15:30:08
このレスは削除されています
- 21二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 21:46:59
このレスは削除されています
- 22二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 23:24:13
ほ
- 23二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 08:23:51
待機
- 24二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 17:27:42
待機
- 25二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 20:00:29
そんな日々が続いたある朝のことだった。
「ウタ! ウタ!! 大変だ!!!」
ゴードンさんが新聞を持って、慌てるように私の部屋に来た。いつものように補給船から貰ってきたのだろう。
「どうしたのゴードンさん? そんなに慌てて」
ゴードンさんは肩で息をしている。振り上げた顔は嬉しそうで、額から流れる汗を気にしていないように思えた。
「これを見てくれ……!」
新聞を広げ、ある箇所を見せられる。私は目に力が入るのを実感し、その写真に顔を近づけた。
「ルフィ……!!!!!」
写真にはこちらに身体を向け、目を瞑り、麦わら帽子を胸に当てているルフィの姿があった。
その背後には複数の海兵が今にもルフィを襲おうとしている。それに気付いた私は、安堵から小さい怒りに転ずる。
「って何でこんなことしてんの!? ああ、もう、まだ包帯とか巻いてるし……! 怪我完全に治ってないじゃん! 無茶し過ぎだよルフィ……!」
勿論、それはルフィが私を心配させるからだ。本当に昔から、こいつは良い意味でも悪い意味でも私の胸をドキドキさせる。
私は深くため息を吐くのだった。
- 26二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 22:05:07
ルフィにドキドキさせられっぱなしのウタちゃん
でもまあ頂上決戦の頃のルフィに対しては心配が尽きないよな - 27二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 22:21:16
寿命縮まるんじゃないかって思うほど、ドキドキしてるんじゃねェか? トキメキと心配で
- 28二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:12:01
本当に好き好き!!!!
- 29二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 06:50:20
ほ
- 30二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 14:07:38
し
- 31二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 17:29:08
ほ
- 32二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 22:20:56
またこの神SSを見れて嬉しい……!!!
- 33二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 07:02:43
し
- 34二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 16:02:34
まだかな?
- 35二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 18:59:51
不機嫌な私に、ゴードンさんがおろおろとしだした。
「ま、まあまあ。ルフィ君が無事だったことを、今は喜ぼう」
「それは、そうだけど……」
私は頬を膨らます。そして再度、新聞紙に目を向けた。
「でも本当に何でこんなことをするの? 奪った軍艦でマリンフォードを1周して、オックス・ベルっていう鐘を16回鳴らしたみたいだけど……」
「ううむ……後者は年の始まりと終わりに8回ずつ計16回の鐘を鳴らす海兵のならわしだ。となると、時代の終わりと始まりの宣言とも取れるが……」
「海軍への挑戦状ってこと……?」
再びエレジアに来る前に新聞で知っていたが、エニエス・ロビーで既にルフィは世界政府に宣戦布告をしている。
でも何か釈然としない……。本当にそうなのだ、うか。ここで私はルフィの腕のある箇所に注目する。
「ちょっと待って! ルフィがタトゥーをしてる!? 私が知らない間にグレちゃったのルフィ!」
「海賊にグレるも何もないのでは……」
そこには3Dの上に×。続いて2Yとあった。お洒落だろうか? よく分からない。
「取り敢えず次ルフィに会ったら、お姉さんとして話を聞いてあげないと……!!」
「これはグレた反動ではないと思うが……ま、まあ、好きにしたらいいんじゃないかな?」
ゴードンさんは何か言いながら、私の部屋の前から立ち去る。手に残された新聞に映るルフィを見て、私は強くそれを抱き締めた。
ルフィは生きてる!!! 後は私が、ここでライブを開いて再会するだけだ!!!
モチベーションが今までにない昂りを見せる。その勢いのまま、私は作曲に取り掛かった。
- 36二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 20:35:42
待ぁってました!!!
- 37二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 20:49:10
ルフィがグレちゃった(?)のを心配するウタちゃんかわいい
- 38二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 01:32:27
保守
- 39二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 06:58:41
hos
- 40二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 15:40:11
- 41二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 18:43:22
私は最強キタァ!
コレはメンタル全回復なのでは? - 42二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 19:54:49
ふんぎっ!!!
しゅき!!!!! - 43二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 21:16:37
『私は最強』いいよね
好きな曲だわ
まあ全曲好きなんですが - 44二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 23:47:44
最&高
- 45二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 06:47:20
最愛の日々(ベッド押し倒し、デコキス、へそ舐め、洞窟・丘での無意識インモラル)
忘れぬ誓い(再会して新時代(意味深))
何時かの夢(初めてを奪って穢す)が私の心臓
こんな風に昔を思い出しながら作曲したんだろうなぁ - 46二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 17:41:59
ほ
- 47二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:18:29
保守!!
- 48二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 01:44:07
神SS感謝ァ
- 49二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 07:04:33
保守!!
- 50二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 15:04:10
ほちゅ!
- 51二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 20:45:23
ほ
- 52二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 23:08:43
おん!!
- 53二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 08:19:26
保守
- 54二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 16:29:01
🧟♂
- 55二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 18:54:14
ルフィが生きていることを知った私は、より精力的に配信を行うようになった。
その間、ルフィの海賊団が復活したことや他の海賊と同盟を組んだこと等、色々ルフィに関するニュースが届くようになり、胸が喜びに溢れた。
私はそれらの記事を切り取り保存し、好きな時に眺めることで元気をもらっていた。
しかしこれは諸刃の剣で、よりルフィに会いたいという気持ちも強くなる。その度は首を振り。
「だめだめ! まだ足りない!」
と叫んだ。
現実的な話になるが、ライブの観客についてである。エレジアを復興させるために必要なお金をライブとそのグッズ等で得る計画だが、ファンの数は想定する会場を満杯にさせる観客数を超えていない。
だからファンをもっと増やさなければならない。より多くの場所に、より多くの人に歌が届けるようにして。
そこで偶然、ルフィの耳に私の歌が届けば万々歳だ。届かなかったとしても、ライブで会える。そう心の中で自分を奮い立たせ、歌い続けた。
「そろそろ会えるね……ルフィ」
そして現在。ライブの準備が終わり、配信による告知も終わり、チケットを配り終え、あとはライブ当日を待つだけとなった。
太陽が月に替わり、自室の窓から私は星空を眺めている。
再会の時が近付いているからか、走馬灯のようにルフィと駆け抜けた幼少期が浮かんでくる。
それによって満たされた心を感じながら、私は眠りにつくのだった。
- 56二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 19:43:01
ついに再会の時か……!
- 57二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 20:05:40
続きありがとうございます!
ついに再会かあ……なんか本編でしてたハグの100倍くらい湿度高いハグしそう - 58二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 22:42:45
続きいつの間にか来てて、嬉しい!!!
- 59二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 08:53:17
ほしゅ
- 60二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 09:06:25
どれもこれも幼少期にすることじゃねえw
- 61二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 17:45:19
- 62二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 19:44:35
いよいよか……
- 63二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 20:30:39
再会できるぞ
よかったな - 64二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 22:02:26
保守
- 65二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 23:14:28
ワクワク!!
- 66二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 07:15:02
待
- 67二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 14:07:09
天守
- 68二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 21:18:37
寝る前に保守でござる
続きが楽しみだ - 69二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 05:14:46
再会して抱き合ってくれや
- 70二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 07:00:05
age
- 71二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 12:47:09
ほ
- 72二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 23:17:03
ほちゅ
- 73二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 06:40:14
期待待機!!
- 74二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 06:47:12
復活してた、嬉しい!
- 75二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 16:04:32
この世界線だとどういうライブになるんだろうか
- 76二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 22:25:25
映画のような新時代計画はしないだろうから、普通に全力でライブするのかな
- 77二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 06:10:59
ほ
- 78二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 12:28:31
楽しみ
- 79二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 19:24:43
ほ
- 80二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 00:50:19
おやすみの保守
- 81二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 06:41:53
朝の保守
- 82二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 16:57:47
保守
- 83二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 23:26:31
好き
- 84二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 07:55:06
ワクワク!!
- 85二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 18:41:33
ほ
- 86二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 21:16:59
ほしゅ
- 87二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:53:55
続きを待つ!!
- 88二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 07:51:18
おはようの保守!
- 89二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 18:12:47
期待待機!!
- 90二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:56:50
ほしほし
- 91二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 07:16:14
ほしほし
- 92二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 13:05:34
保守
- 93SS主23/02/13(月) 22:10:48
生存報告?です
卒論は終わりましたが、短期のバイトをしていて執筆の時間が取れません。仕事と並行して書いてる、あにまんのSS作者さんは凄い……
3月から出勤日数を減らすので、その時に書けるよう頑張ります!! - 94二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 00:02:40
卒論お疲れ
気長に待つよ
バイト頑張ってー - 95二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 06:15:20
卒論お疲れ様。
リアル第一だからね。無理しないでー - 96二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 06:49:34
頑張れー
- 97二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 18:21:20
保守
- 98二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 02:20:01
寝る前の保守
- 99二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 06:51:33
ほしゅほしゅ
- 100二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 17:19:35
ほし
- 101二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 00:07:06
いつまでも待つ!!!
- 102二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 06:52:55
守守
- 103二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 16:59:47
ほっしゅ!!
- 104二次元好きの匿名さん23/02/16(木) 22:36:48
いつまでも待つよ
- 105二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 06:35:57
良い奴いっぱいですこ
- 106二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 12:14:44
待っとく
- 107二次元好きの匿名さん23/02/17(金) 20:14:45
ほ
- 108二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 03:16:16
しゅ
- 109二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 13:05:06
保守する!!
- 110二次元好きの匿名さん23/02/18(土) 21:12:02
🤍
- 111二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 08:12:50
ほしゅる
- 112二次元好きの匿名さん23/02/19(日) 19:30:24
保守
- 113二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 00:05:50
ほちゅ
- 114二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 10:01:38
ほ
- 115二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 20:16:41
待機
- 116二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 21:47:27
「すげェ人が集まってねェか?」
ボックス席となっている小島。そこにはルフィを船長とした、麦わらの一味がいた。
船大工のフランキーは周囲を興味深げに見回し、これに航海士のナミと狙撃手ウソップが反応した。
「あのウタが初めてファンの前でやるライブだからね」
「今までは映像電伝虫でしか観たことなかったからな!」
ワイワイと騒ぐ彼等の中に珍しくルフィが入っていない。ただ黙々と肉を焼いてはいるが、ちらちらとステージを見ている。
そんな彼に歩み寄ってきたのはゾロだった。
「どうしたルフィ」「ん?」
「ん? じゃねェ。ステージを見過ぎだ……まさか自覚ないのか?」
ロビンもゾロと同じ疑問を抱いていたのか、フフッと笑ってルフィに問い掛ける。
「珍しいわねルフィ。そんなにそわそわして。あなたもウタのファンなの?」
それに手を振ったのは、ウソップとナミだった。
「いやいやいや、ロ〜ビ〜ン〜」
「ルフィがそんなミーハーな趣味持つわけ」
そんな2人を遮るようにルフィは白い歯を見せる。
「ああ! そうだぞ?」
「「「……えぇぇぇぇぇぇ!!?」」」
- 117二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 21:52:26
ナミ、チョッパー、ウソップが主な驚きの声の出所だった。声を出さないだけで、一味の皆が驚いている。
ルフィは周りを見渡し、首を傾げた。
「……お前ら何でそんなに驚いてんだ?」
「驚くに決まってるでしょ!?」
「ルフィが特定の歌手のファンを公言するなんて……はっ! まさか偽物!!?」
「それだウソップ!!!」
「ウソップ! サンジ! おれはおれだ!!」
戦闘態勢に入るウソップとサンジを、腰を落とし両手を振るルフィ。自分は本物だと主張するため、自分の頬を掴んで伸ばす。
「ほは!!!」
「「お、本当だ」」
自分が本物だと納得して貰えたが、それでも偽物と疑われたルフィの機嫌は斜めだ。ブスッとした顔で、大体……と続ける。
「おれは多分、こん中の誰よりも早くからウタのファンだったぞ」
「「「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」」」
さらに爆弾を投下され、一味のいる小島は驚愕に包まれた。どういうことかと、ウソップがルフィを問い詰めようとしたその時。
その歌が響き渡った。
『新時代はこの未来だ
世界中全部 変えてしまえば 変えてしまえば』
- 118二次元好きの匿名さん23/02/20(月) 23:44:32
待ってました!!!
- 119二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 08:13:37
そ
- 120二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 12:26:16
おかえりなさい!!!
- 121二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 14:27:37
まさかの2本(レス)立て!!!
ありがたい... - 122二次元好きの匿名さん23/02/21(火) 21:22:33
ライブが始まった!
ルフィに勝るファン歴の持ち主なんて赤髪海賊団くらいだしな - 123二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 03:25:47
☆
- 124二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 06:48:27
保保
- 125二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 14:59:57
♡
- 126二次元好きの匿名さん23/02/22(水) 21:31:04
お前の歌は最高なんだ!!
- 127二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 06:29:54
ほし
- 128二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 07:23:14
ageage
- 129二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 18:05:50
sagesage
- 130二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 22:17:09
ウタの歌声と音楽が始まると、会場に大歓声が響き渡る。このステージは映像電伝虫で世界中に同時中継されていた。
ウタの歌声は世界中に拡散され、聴いた人々を幸せな気分にしていく。
やがて曲が終わり、ウタが大きく手を振り上げた。
「みんな! やっと会えたね、ウタだよ!!」
観客が歓声でそれに応える。そんな中、1人の男が動きを見せる。
「おい、ルフィ!!」
ルフィだ。ウソップの声が聞こえていないのか、コンサート会場の屋根の一つに手を伸ばし、縮む勢いを利用してメインステージにいるウタのもとへ向かったのだ。
トン、とウタの目の前に降り立つルフィ。瞬間、乱入者にライブ会場が歓声から不穏な騒めきに変わる。そんな中、ルフィとライブの主役であるウタは不穏とは正反対な気持ちだった。
「やっぱりそうだ! ウタ、お前、ウタだろ!?」
ルフィはウタの前で嬉しそうに顔を綻ばせる。顔を上げたルフィの全身を見たウタは、目尻に涙を浮かべ何度も頷いた。
「うん……っ! うんっ……!!!」
「久しぶりだな、ウタァ!!!」
「っっルフィーーーー!!!!」
ウタは両手を広げて、勢いよくルフィに抱きついた。ルフィはよろめくことなく、ウタをしっかり抱いて、その腰に手を回し彼女の肩に顎を置く。
(ああ……私、今すごい幸せだ……)
全身にルフィの体温と感触を感じる。ルフィの肩に顎を置いて、本当に幸せそうに笑うウタの姿がそこにはあった。
- 131二次元好きの匿名さん23/02/23(木) 22:45:58
ようやく巡り会えたな
兄弟(ブラザー)… - 132二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 01:29:27
再会来たァ!!!
- 133二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 07:09:02
期待待機!!
- 134二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 16:30:30
★
- 135二次元好きの匿名さん23/02/24(金) 21:52:09
再会した! しっとりハグした! 新時代だ!
- 136二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 01:36:02
ほしゅ
- 137二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 11:01:49
ここまで!!!
- 138二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 11:02:24
きた!!
- 139二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 19:29:15
♡
- 140二次元好きの匿名さん23/02/25(土) 22:53:46
「……ん、あれ。ウタ?」
少し上から戸惑うような声が聞こえた。僅かにルフィが身体を揺らしている。きっと私から離れようとしたからだ。
でもそれは叶わない。私がまだ、離す気がないから。
「ウ、ウタ……なんか、ぐるじいっ……」
「うるさい……っ」
どれ程心配したと思っているんだろう。会って数秒のハグじゃ満足出来ない。私は腕に込める力を強める。
私の胸がルフィの胸板で押し潰され、全身の密着度が高まった。
「おい、あの麦わら帽子……」
「まさか、5番目の皇帝!?」
「ちがうって! ウタが海賊と友達なわけないよ!」
……しまった。自分の立ち位置を忘れていた。騒がしくなる会場に、見えないように歯を軋ませる。
すると、ルフィがいた浮島から声が響いた。
「なんでプリンセス・ウタと仲良しなんだ!!」
「なんだーー!!!」
あ、これは不味いかも。馬鹿正直なルフィがこんな問いをされれば、なんて答えるかは想像できる。その結果、海賊を嫌うファンの皆はさらに騒がしくなるだろう。だから私は、あることを思いつく。
「だってこいつーーー」
「私、ルフィの幼馴染なの!!!」
ルフィの言葉に被せるように、言い放つ。ルフィの口は私の胸で塞がれ、もごもごとするだけだった。
「「「ええええええええええ!!!!」」」
- 141二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 00:16:19
続き来た!
何気にルフィの顔を自分の胸に押し付けてるウタちゃん流石です - 142二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 00:45:51
純愛だね!!
- 143二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 11:29:21
ほし
- 144二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 12:11:21
- 145二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 13:00:16
そうさ、ただ一途で純愛なんだよ。
今はね…… - 146二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 21:34:56
このレスは削除されています
- 147二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 21:54:23
「ふはっ……! はにふんむっ!」
「静かに。いいルフィ、よーく聞いて」
ライブ会場が騒然となる。これじゃ私達の会話は聞かれないだろう。私は自分の胸に埋まらせたルフィの耳元に顔を寄せ、小声で話す。
「ここでは私がシャンクスの娘だってことは、黙っていてほしいの。分かった?」「むっ……」
ルフィが不満げな顔で見上げてくる。納得がいかない、と言葉に出さずとも分かる顔だった。
「理由は後で絶対話すから。今はそれで納得して。あとまだしばらく大人しくしてて。分かった?」
「むぅ……」
絶対だぞ、と言われた気がした。何とか妥協してくれたようだ。頷く代わりに、私は麦わら帽子越しにルフィを撫でる。そして顔を上げた。口元にマイクを登場させて。
「皆、大丈夫! ルフィは良い子だから!! ほら、今も大人しいでしょ?」
そう言って私はルフィに視線を移し、頭を撫で続けた。昔を思い出しているのか、ルフィの目元が緩んでいく。
ふふ……相変わらず可愛い♡
「凄い。麦わらのルフィをただの子供のように……」
「流石ウタだ!!!」
私に抱かれて大人しくなるルフィを目にして、ファンの皆の騒めきのボリュームが小さくなった。ルフィが無害だと分かってくれているようだ。
「でも、海賊だろ……!?」
「出てけ海の屑共!! 生きる価値がねェんだよお前らには!!!」
……ま、そんな簡単にはいかないか。ルフィやその仲間に向けられる敵意に、私の心に陰が差した。
想い人達が好き勝手言われる不快感による怒りを隠すために、私はルフィのさらさらの黒髪を撫で続け、次の言葉を発するまで平静を保つのだった。
- 148二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 22:03:46
幼少期の甘やかしがここで発揮されるのか
- 149二次元好きの匿名さん23/02/26(日) 22:10:28
伏 線 回 収
ってコト……!? - 150二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 01:31:07
伏線回収が上手いということはこれはワンピース本編
- 151二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 06:58:30
hosy
- 152二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 17:45:22
★
- 153二次元好きの匿名さん23/02/27(月) 23:23:44
好きぃ
- 154二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 06:53:21
保守保守
- 155二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 15:47:13
✨✨
- 156二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 22:35:52
ほ
- 157二次元好きの匿名さん23/02/28(火) 23:36:29
……ふぅ、よし。大丈夫。
ルフィに触れ続けたことで気分が落ち着いてきた。鳴り止まぬ一部の罵声に私は心の中で溜息を吐きつつ、周りを見渡しながら言う。
「大丈夫! いざとなっても、私の方が強いから!! ねっ、ルフィ〜??」「!!!」
そう言って覗き込むと、ルフィは私の両腕を掴んで緩い拘束を振り解き、顔を近づけて来た。
「違う!! 俺の方が強いぞ!!!」
「出た! 負け惜しみ〜!!!」
もう……相変わらず子供みたい。でも呆れはしない。寧ろ変わっていないことが嬉しかった。昔を思い出して、心地よい気分に浸る。
ルフィが生きているのを信じて、歌を磨いてきてよかったとしみじみ思った。
そんな至福な時間を邪魔する人達が現れた。
「なんだお前ら?」
複数の足音を鳴らしステージにのぼってきた男達にルフィが不思議そうに言う。
「俺達はクラゲ海賊団だ! 大金と巨大な名声のために、攫わせてもらうぜウタちゃーん♡」
「ああ。そういう……」
彼らは海賊のようだ。私を攫って、今言った物を得ようとしているのだろう。ファンの皆が悲鳴を上げる中、私は溜息を吐いて対処しようとする。
するとルフィが、腕を回してクラゲ海賊団に向かう。戦うつもりだ。
「ウタを奪う気か!? そんなことさせるかァ!」
「ストップ」「むみっ!?」
それを私はその弾力ある頬を引っ張ることで、中断させるのだった。
- 158二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 07:57:56
保
- 159二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 08:55:40
とにかくルフィと接触しまくるウタちゃんかわいい
ほっぺ触りたかっただけですよね - 160二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 19:38:59
大保守!!
- 161二次元好きの匿名さん23/03/01(水) 23:19:20
保守
- 162二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 07:08:49
守保
- 163二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 17:26:19
「私がやるからあんたは大人しくしてなよ、ルフィ」
「……何でだよウタ。おれ、強くなったんだぞ?」
ルフィの表情が悲しげなものに変わる。まるで成長を知って欲しい子供のように見えた。
「知ってる」
私は自分より背丈が大きくなったルフィの頬を撫でる。
「私、フーシャ村を出る時に言ったよね? 今度会った時、どれくらい強くなったか試してあげるって。だからさ、間接的にじゃなくて、直接私に示してよ。ルフィの強さをさ」
「あっ……」
きっとルフィの脳裏には、フーシャ村での私達との別れが映し出されている。それはきっと鮮明なものだ。私だって鮮明に思い出せるんだから。
「……分かった! おれは手出ししねェ!!」
そう言って腕を組むルフィに、私は頷く。そしてライブの邪魔をした海賊達を睨みつけた。
「さて、ライブを邪魔したこと、後悔させてあげようかな!!」
「ぬかせ!! 歌姫風情が!!!」
……戦闘が起こるウタ・ワールドと違い、現実世界では穏やかな時間が流れていた。
「すー……すー……」
「ふふ……」
ルフィはウタと共にエレジアの丘の上にいる。ウタによって、ルフィだけ会場から丘へと連れられてきたのだ。
自分の太腿の上にルフィの後頭部を置き、穏やかに寝息を立てる彼を、ウタは慈愛に満ちた目で見つめ続けるのだった。
- 164二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 19:21:53
お姉ちゃん!!
- 165二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 20:51:03
確かに言ってたなぁ(しみじみ)
- 166二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 22:38:05
「皆! 悪い海賊は楽しい歌にしたから、もう大丈夫だよ!!!」
うぉぉぉぉ!!! とライブ会場に歓声が溢れた。『私は最強』を歌って、海賊達を高いところに磔にした私はステージに着地し、ルフィの方を向く。
ルフィは感心したように目と口を大きく開いた。
「凄ェ強いなウタ!!」
「ありがとう! あと、さ、ルフィ」
「ん?」
「今の私……その、どう?」
そう言って私は、後ろに手を回し少し顔を伏せる。
「ん〜……?」
ルフィに顔から下をじっと見られ、顔が熱い。胸がドキドキする。今の衣装は、レオタード調のものに変わっている。足の付け根とか剥き出しだし、男の子だからルフィ、こういうので興奮……してくれるかな?
「おお!! よく見たらその盾と鎧と槍! カッチョいいィ〜〜!!!!」
「そこ……いや、ルフィだもんね。うん」
予想外のところに注目され、自分の思い通りの結果にならなかったが、頷いて私は自分を納得させた。
「……じゃあルフィ。そろそろ小島に戻ってくれる? ライブを再開するからさ」
「……分かった」
「はぁ……ライブが終わったら、あんたのための時間作るから。そこで久しぶりに、ゆっくり、2人の時間を過ごそう? その時にシャンクスのことも、ルフィの強さも試してあげるから」
「っ! ならいいんだ!!」
ニカっと笑い、ルフィは腕を伸ばし小島に戻っていく。私は笑顔で手を振ってそれを見送ってから、ライブを再開するのだった。
- 167二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 23:16:04
観客は脳焼かれてるだろこれ…
- 168二次元好きの匿名さん23/03/02(木) 23:59:18
こんな堂々とイチャイチャされたら何も言えないのは確か
- 169二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 07:06:17
保守!
- 170二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 18:17:42
ほしゅ
- 171二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 21:58:06
「ルフィ! 皆! 楽しんでる?」
もちろん、と答えてくれるルフィの仲間達。そう言ってくれたことが嬉しくて、私の顔は自然と笑顔になった。
「なあ、プリンセス・ウタ! ルフィの昔の話、聞かせてくれよ!!」
「勿論! ってきみ……」
「な、なんだ!?」
じっと長鼻の男の顔を見る。……やっぱり、ヤソップに似ている。自然とそれを言いそうになったが、咄嗟に誤魔化す。
「長い鼻が可愛いね!」
「はひ! こ、光栄です!!」
「いいのかそれで」
緑髪のお兄さんが呆れたようにそう言う。私は咳払いをして、昔話を始めた。本音を言えば、したくてたまらなかったのだ。
ここにいる誰よりもルフィを知っているとアピールしたい気持ちもあるのかもしれない。
「ルフィはね、昔から無茶をするやつだったよ。根性を鍛えるとかいって、急に崖から飛び降りたり……まだ7歳なのにだよ!?」
「「「ああ、そう」」」
「そんなに驚いてない!?」
予想より白けた反応に私はルフィを案じた。もしかして、あまり一味の船長として人望がないのでは? もっとこう、無茶するなって言われるもんじゃないの……?
「だってなぁ、ナミ」
「ええ。実のお爺ちゃんに、風船に括り付けられてどこかに飛ばされたり、夜のジャングルに放り込まれたり、高い崖から突き落とされるのを聞いていればね、崖の上から飛び降りるなんて、可愛く感じるわ……」
「……は?」
- 172二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 22:14:39
デデンっ(絶望)
- 173二次元好きの匿名さん23/03/03(金) 23:11:26
ここのウタに知られるのはマズイ
- 174二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 00:11:21
SSと神絵共に待機!!!!!
- 175二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 06:48:33
このレスは削除されています
- 176二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 07:30:34
焼かれた脳が時間の流れと共に徐々に復活してるからってのはあるだろうね
- 177二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 18:45:49
書いてもらえる限り大事に読ませていただきます
- 178二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:16:21
- 179二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 19:21:25
- 180二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 22:38:23
これが一番大事‼️
- 181二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:09:17
「え? 何それ? いつの話?」
「おれが子供の時だぞ。ちょうどウタ達が出航した後ぐれェかなー。そのお陰か、だいぶ頑丈になったぞ! なはは!!」
なんてことないように笑うルフィ。でもルフィはあの小さい身体でそんな環境に置かれて、寂しくなかったのか? 痛くなかったのか? そんな思いが募る。
もし過去にタイムスリップ出来るのなら、1人でいるルフィの側に駆け寄り、抱きしめてあげたい。
こんなことを考えてはいけないと分かってはいるものの、ついポツリと呟いてしまう。
「……あの時、海賊らしく無理矢理にでも連れてくればよかったかなぁ」
「なんか言ったかウタ?」
「んーん。何でもないよ。ねェ、ルフィ。私、ルフィのお爺ちゃんに興味があるな。会えない? 出来るだけ早く」
「……ウタ、なんか怖ェぞ? だから嫌だ……」
「ルーフィー……?」
「そんな寄ってきても嫌なもんは嫌だ!!」
むぅ……。別に変なことをするつもりはないんだけど、失礼なやつ。ただちょっとお話しようと思っただけなのに。
「そんなことよりよ! おれ達の今までの冒険聞いてくれよォ! 昔聞いた、ウタの話に負けない大冒険をしてきたんだぞ!!!」
そう言って両手を広げ、表情を輝かせるルフィ。全身から聞いて、聞いてと訴えてる感じがした。
きっと断っても私が首を縦に振るまでこれは収まらないだろう。まあ、首を横に振るつもりはないのだが。今までの冒険話は勿論、タトゥーについて知りたいし。
私はその場で地面に尻をつける。
「いいよ。教えて、ルフィがしてきた大冒険を」
- 182二次元好きの匿名さん23/03/04(土) 23:48:37
このレスは削除されています
- 183二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 00:56:08
ガープ相手でもウタウタの能力って通るのかな
愛しのルフィに何してくれとんじゃい、なウタちゃんかわいい - 184二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 01:23:48
- 185二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 02:49:12
- 186二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 12:48:33
ワクワク
- 187二次元好きの匿名さん23/03/05(日) 21:35:17
ルフィの口から語られたのは紛れもない大冒険だった。空にある島や、古代で時が止まったままの島、お化け屋敷のような島。
ルフィの楽しそうな顔から、それらは実在し本当に体験してきたことが分かる。同時進行で今いる仲間達との出会いも教えられた。
出会い方や徐々に増えていく仲間の話を聞いていると、こっちもワクワクしてくる。
「でな、シャボンディ諸島に行ったんだ。そんで……」
私は今まで楽しそうに話していたルフィの表情に影が差すのを見逃さなかった。ルフィの仲間達の空気も、少し固くなった気がする。
「……ねぇ! ルフィ、借りていい?」
「えっ、あ、ああ。いいけど、ウタちゃん借りるって……」
「言葉通りだよ♪」
そう言って、私はルフィだけを現実に戻した。ウタワールドでは、小島からステージに戻り再びライブを始める。
さて、と私は膝枕で眠るルフィを見下ろす。小さな寝息を立てるルフィが愛しくて、その頬を撫でた。起こすために、顎をこしょこしょとする。
「……んぁ?」
「起きた?」
ルフィが寝ぼけ目でこちらを見る。覗き込む私に、ゆっくりと口を開くのだった。
- 188二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 00:31:25
人目のない場所で二人きり
このウタちゃんがルフィに何もしないわけがなく……
ってなるんだろ、おれは詳しいんだ! - 189二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 06:56:42
ワクワク
- 190二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 16:47:59
ドキドキ
- 191二次元好きの匿名さん23/03/06(月) 21:57:30
「あれ……なんでウタ、大きくなって……」
寝ぼけ眼のまま、そう言うルフィについ私は笑ってしまう。
「くすっ……ルフィ。寝ぼけてるの? ここはフーシャ村じゃないし、あんたは19歳でしょ?」
「あぇ? ……あ」
走馬灯のように、ルフィの頭の中でこれまでの人生が流れていく。そして自分は子供ではなく、立派な海賊団の船長であることを思い出した。
「これ、久しぶりで寝ぼけてた……」
「続けよっか?」
「……あいつらは? っ、ウタも! ライブは!?」
「大丈夫。ルフィの仲間達はライブを楽しんでるし、私もちゃんとやってるから」
ウタは目を瞑って、頭頂部より上の空中で円を描く。そこでルフィは、昔ウタワールドに入ったことを思い出す。何度か辺りを見渡した後、ルフィは小さい声で言った。
「……じゃあ、続ける」
「素直でよろしい♪ 世界の歌姫の膝枕なんて凄く贅沢なんだよ? ルフィだからしてあげるんだからね」
そう言ってルフィの帽子を撫でる。そして、私は静かに息を吐いた。
「……ごめんねルフィ。辛いこと、思い出させちゃったみたいで。ここは今、私とルフィしかいない。弱い所、見せてもいいんだよ?」
その言葉にルフィは黙り込む。そして私を真下から見つめてきた。少し風が吹いた後、ルフィは静かに語り始めるのだった。
- 192二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 06:53:18
ほほ
- 193二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 15:38:02
✨
- 194二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 18:02:02
シャボンディ諸島で仲間を守れなかったことから始まり、インペルダウンに潜入したこと、そして……目の前でエースを亡くしたことをルフィは話す。
「全部、おれが弱くなけりゃ……」
「……」
私は黙ってルフィの顔に麦わら帽子を被せた。そして頬を撫でてやる。
「結局、あの時と同じだったんだ……おれのせいで、シャンクスの腕が」
「ルフィ。それ以上言ったら怒るよ?」
ぴしゃりと言い放つとルフィが止まった。私はルフィの身を起こさせ、こちらを向かせる。その瞳には涙が滲んでいた。
「ウタ……? んむっ」
戸惑うルフィの両頬に手を添え、引き寄せて自分の胸に埋めさせる。
「昔と比べて大きくなったから、気持ちいいでしょ? 音も閉じ込められるし、好きなだけ泣きなよ、ルフィ」
「……ゔ」
「はぅっ……ふぅ」
弱々しく私の背に手を回したかと思えば、力強く抱きしめてくる。
一瞬苦しさを感じたが、気にならなくなり胸の中で肩を振るわせている、ルフィの頭を撫でた。
「大丈夫。私はルフィの全部を受け止めてあげる。ここでは船長としてじゃなくて、フーシャ村のルフィとして、存分に私に甘えて。ルフィ」
「ゔんっ……!」
- 195二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 18:54:02
そろそろ新スレ立てます?
- 196二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 19:22:37
- 197二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 19:25:34
神絵師さん来てほしいね
- 198二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 19:26:43
埋める
- 199二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 21:11:01
うめ
- 200二次元好きの匿名さん23/03/07(火) 21:11:33
ウ
ル
子
孕
産
!