ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら Part9

[1 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 09:13:12]

立てましたァ！

[2 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 09:13:48]

縦乙

[3 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 09:20:27]

遂にpart9か
うめ

[4 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 09:21:11]

見事なSSと語り継ぎたい

[5 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 09:22:09]

このスレも結構な長寿やね

[6 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 09:26:08]

part1　

ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら｜あにまん掲示板

part2　

ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら｜あにまん掲示板

part3　

ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part3｜あにまん掲示板

part4

ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part4｜あにまん掲示板

part5

ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part5｜あにまん掲示板

part6　

ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら part6｜あにまん掲示板

part7

ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら Part7｜あにまん掲示板

part8

ここだけウタの手助けもあり、ルフィもエレジアに向かっていたら Part8｜あにまん掲示板

[7 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 09:27:46]

いやーインモラルな幼少期からどう変化していくのか楽しみだ…

[8 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 09:30:12]

立て乙です！
続きが楽しみだ

[9 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 09:52:32]

Telegraphに今までのイラストも纏めておいた方がいいですかね？

[10 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 10:05:14]

>>9

あったら嬉しい！

[11 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 12:09:16]

神絵・漫画集

一応、＊で作者さんを分けましたが合っているか分かりません。もし間違っていれば、申し訳ありませんが直していただけると助かります。

[12 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 18:50:23]

>>11

合ってるんじゃない？

知らんけど…

[13 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 20:40:59]

たておーつ

[14 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 21:40:41]

>>12

作者のみ知るだからなぁ

俺も最初と最後の絵の作者、一緒なのか違う人なのか分からん

絵柄が違うけど、敢えて変えたのかもしれんし

[15 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 00:22:40]

たておつ
無事再開できるといいな

[16 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 08:28:08]

保守

[17 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 09:59:58]

パート９って、なかなか長いよね
こんなに書き続けてもらえて、夢みたいじゃ……

[19 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 11:31:33]

感動の再会その1…！（その2はルフィか）
ウタにとってはもう1人の父親だもんなぁ…（親戚のおじさん枠？知りませんな）
SSGの電伝虫はあるのかも気になるところ

[20 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 11:33:52]

　船がエレジアに到着する。港に着くと、少し息を乱したゴードンさんが立っていた。
　その少し前に城の方向から走ってくる姿が見えたので、城からこの船を見て、急いで来たのだろう。

「ゴードンさん！　久しぶり！」
「ウタ！　大きくなったな……！！」

　私が抱きつくと、ゴードンさんは優しく大きな手を私の背中に回してくれた。シャンクスも船を降りてくる。

「久しぶりだな、ゴードン」
「ああ、本当に。それよりシャンクス、何故ここに？」　

　私はその大きな身体から自分の身を離し、代わりに答えた。

「覚えてない？　エレジアの復興を手伝うって言ったこと！」
「っ覚えてるとも……！　この島を最高のステージにして、ライブをするのだったな。ということは、もう有名な歌手になれたのかい？」
「ううん。立ち寄った島で歌うこととかはあったけど、有名にはなってないよ？」

　涙を腕で拭うゴードンさんだったが、私の返答に頭を傾げた。その状況でライブを開いたとして、集客に成功するのか疑問を抱いているのだろう。
　その姿が何かおかしくて笑ってしまい、ゴードンさんは恥ずかしそうにした。心が暖かくなり、私はその余韻に浸るのだった。

[21 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 11:40:24]

そうか
このウタはまだ「さん」呼びなのか
映画と違って、12年共に過ごした訳じゃないからな…

[22 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 17:28:03]

そういえば「ゴードンさん」って最初の頃は呼んでたんだな
この世界線だと、大切な人ではあるけど、「大恩ある音楽の偉大な先達者」みたいな感じになるのかな

[23 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 21:38:22]

こっちの世界のウタはよかったな
本当に、よかったなぁ……！！！

[24 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 23:40:53]

>>23

さてはお前さん、脳を焼かれたな？

CDTVに

[25 二次元好きの匿名さん 22/12/20(火) 09:36:08]

>>20

　私と同じく、ゴードンさんの疑問を察したのか、シャンクスが答えた。

「ゴードン。ウタはこの島で、お前から歌の指導を受けることを望んでいる。そこで技術を磨いてからライブを開きたいようだ」

「そういうことか……私は勿論構わないが、その、本当にいいのかい？　その間、シャンクスもこの島にいる訳でもないだろう」

　恐る恐るといった様子で聞いてくる。過去のことを気にしてるのだろうと思い、私は笑って見せた。

「大丈夫！　今回は何も言わずに、置いて行かれるわけじゃないし。ね？　シャンクス」

「うっ……！」

　シャンクスとのやり取りを見て、ゴードンさんは微笑む。

「ふふ……君達を見ていると、昔を思い出す。辛いこともあったが、楽しい時間だった。仲睦まじいままで何よりだ……」

　そう言われ、私達は照れ臭くて頬を掻く。だがそんな空気は、次の瞬間霧散することになった。

「あの時はルフィ君もいたか。彼はいないのかい？　君達はいつも2人で行動していたが……」

　その言葉に私達は一瞬固まった。シャンクスの表情は引き締まり、私は……どんな顔をしているか分からない。

　でも。

「ウ、ウタ……？」

　笑顔を保てていない自信はある。でなければ、今ゴードンさんは私に対して、心配する素振りを見せない筈だから。

[26 二次元好きの匿名さん 22/12/20(火) 11:04:58]

特大の地雷を踏みぬくゴードンさんに笑う
まあ事情を知らなかったらルフィについて当然聞くから仕方ないけど

[27 二次元好きの匿名さん 22/12/20(火) 11:10:18]

ゴードン「私が全て悪いんだ！！！」

[28 二次元好きの匿名さん 22/12/20(火) 14:51:40]

頑張って〜

[29 二次元好きの匿名さん 22/12/20(火) 18:56:34]

これは仕方ない

[30 二次元好きの匿名さん 22/12/20(火) 22:21:42]

そりゃゴードンも気になるよな

[31 二次元好きの匿名さん 22/12/20(火) 23:42:34]

可哀想なゴードン
お前が情弱であるせいだが

[32 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 08:22:12]

ほ

[33 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 11:57:44]

>>25

「そうか……ルフィ君が……」

「うん……」

　私とゴードンさんだけで城に向かう。その道中にルフィのことを話した。

　シャンクスも招かれたのだが、用事があるようで出航していった。私が送ってきてくれた礼を言うと、応援してるぞと力強く言ってくれたので、寂しさは感じなかった。

「私も応援するよウタ。君の歌を世界中に届ければ、きっとそれはルフィ君の耳にも入る。支えることが出来るはずだ」　

　ゴードンさんはルフィが生きていることを信じているようだ。その姿勢は私を安心させてくれて、救われた気がした。

「うん……ありがとう、ゴードンさん。私、頑張る」

　ルフィもきっと生きようと頑張ってる。私も頑張らないと！！！

「ああ。だが今日は身体を休めなさい。指導は明日からだ。いいね？」

「ええ！？　でも私」

「ウタ頼む。分かってくれ」

　言い方は丁寧だが、有無を言わなせない迫力があった。恐らく、心理的な疲れを感じている私を気にしてくれているのだろう。だから意気込んだ私だったが反発できなかった。

「分かったよ……じゃあ今日はゴードンさんの料理を、久しぶりに楽しもうかな！！」

「ふふ。そこまで楽しみにしてもらっているなら、最高の食事を用意しないとだな」

　笑うゴードンさんの声は嬉しそうだ。……いつかまた、ルフィも加えて3人で美味しい料理を食べたいなぁ。

[34 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 14:04:48]

そうだ！！
その調子で前を向いて生きろ！！！
ウタ！！！

[35 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 16:12:21]

この前向きメンタルで本気でゴードンさんのレッスンを受けたら、もしかしてRED本編より歌唱力が上がる可能性ある？

[36 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 19:01:45]

昔のようにルフィとウタとゴードンさんで食卓を囲むことができるといいね

[37 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 23:45:51]

このゴードンさん！
原作より強いッッッ

[38 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 10:57:50]

保守

[39 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 11:37:22]

>>33

　懐かしい食堂でゴードンさんの料理を食べる。美味しいと思いながら、私もゴードンさんも無意識にルフィが座っていた席を見てしまう。

　そして騒がしかったあの頃と今を比較してしまい、寂しさと不安を抱いてしまうのだ。私はそれを払拭したくて、ゴードンさんに話しかけた。

「ねえ！　ゴードンさん。新聞って取ってないんだっけ？」

「すまない……新聞は取ってないんだ。読みたいのかい？」

　うん、と頷こうとする私。もしかしたら、ルフィの情報が出てくるかもしれない。

「何か金に換えられる物はなかったか……家財、楽器、あとは……」

「わー！！　待って待って。やっぱりいいや！　ごめんね！！」

「……本当にいいのかい？　遠慮してるのなら」

「本っ当に大丈夫だから！　あはは！！」

　食い気味に私はそう言った。ゴードンさんが自分の持ち物をお金に換えようとしたので、慌てて掌をゴードンさんに向けてブンブン振っている。

　金銭面でゴードンさんを頼るのは今後は控えよう。私はそう心に誓った。

「……では定期的にくる交易船に、新聞を分けてもらえないか聞いてみるよ。それとウタの歌を外に発信できる物があるかも」

「本当！？　ありがとうゴードンさん！！」

　明日が楽しみになってきた。さらに歌の指導も始まることを考えると、心臓が弾け飛びそう。食堂の静けさが少し消え、そのまま食事を終えることが出来た。

　その後、私はシャワーを浴びて自室のベッドで眠るのだった。

　ルフィと2人で寝ていたそのベッドは、身体が大きくなったことで少し狭く感じる。過去に感じていた温もりが恋しくなった。

　……また、一緒に寝れる日がくるといいな。ルフィ……。

[40 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 13:15:32]

ウ
ル
孕
産

[41 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 16:10:22]

>>40

お前を殺す(ﾃﾞﾃﾞﾝッ! ﾃﾞﾃﾞｯﾃﾞ!)

[42 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 17:01:12]

>>40

こいつ殺してもええのんか〜？

[43 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 17:02:50]

>>40

ｵﾚｧｸｻﾑｦﾑｯｺﾛｽ!

[44 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 22:42:57]

たまんねェな！！
このSS！！！

[45 二次元好きの匿名さん 22/12/23(金) 07:12:18]

期待待機

[46 二次元好きの匿名さん 22/12/23(金) 16:36:57]

待ってます！

[47 二次元好きの匿名さん 22/12/23(金) 17:22:04]

>>39

　翌日の午前中。私とゴードンさんは城の中で話していた。ゴードンさんの手には新聞紙がある。

「新聞貰えたんだ！」

「交易戦の人達が快く分けてくれたよ。だが、その……」

　ゴードンさんは申し訳なさそうに俯いた。話を聞いてみると、歌を発信できる物は交易戦の中にはなかったらしい。

「そうなんだ……」

「すまない」

「謝らないでゴードンさん！　貴方は何も悪くないでしょ？　これはきっと、今は技術の上達に力を入れるべきってことだよ！」

　落ち込むゴードンさんに元気を出してもらうため、拳を握る。これは私自身に向けたものでもあった。

「ゴードンさん歌の指導をお願い！　歌で皆を幸せに出来るようになりたいの！　……それに上手い方が、知名度も早く上がりそうだし……」

　どちらも本音だが、後者は少し腹黒いような気がしたので小声で話した。するとゴードンさんは、フッと微笑んで。

「承知した。では午後から歌の指導を始めようか」

「よろしくお願いします！　先生！！」

　私がそう言うと、ゴードンさんはポリポリと頰を掻いた。そして出された声は少し震えてる気がした。

「いつも通りでいいっ……！　せ、先生と言われるのは、む、むず痒いっ……！！」

　涙を流し、声だけでなく身体も震わしている。何か恥ずかしさと喜びが混ざっているようだ。

「あ、うん。分かった……なんかごめんね？」

　これでは指導に力を入れられないだろうと思った私は頷いた。レッスン中もいつも通り「ゴードンさん」と呼ぶことにしたのだった。

[48 二次元好きの匿名さん 22/12/23(金) 21:12:10]

ツダケンボイスで照れ泣きしてるゴードンを想像したらちょっと笑える

[49 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 08:28:23]

ほしゅ

[50 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 14:20:08]

なんかいいなこのSS

[51 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 15:32:11]

ルフィサイドが気になるところ…

[52 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 19:42:26]

>>51

そらお前さん、女ヶ島で絶望中よ…

[53 二次元好きの匿名さん 22/12/25(日) 01:42:39]

ルフィが苦しんでる姿は見たくねェ…！！

[54 二次元好きの匿名さん 22/12/25(日) 06:35:20]

ほ

[55 二次元好きの匿名さん 22/12/25(日) 16:07:16]

ほしゅ

[56 二次元好きの匿名さん 22/12/25(日) 19:28:51]

ほっしゅ

[57 二次元好きの匿名さん 22/12/25(日) 23:26:45]

期待待機

[58 二次元好きの匿名さん 22/12/26(月) 00:16:50]

保守

[59 二次元好きの匿名さん 22/12/26(月) 07:12:52]

ほっしゅ

[60 二次元好きの匿名さん 22/12/26(月) 10:56:02]

>>47

　あれから数週間は経っただろうか。私はいつものように指導を受けている。歌が終わり、伴奏を弾いていたゴードンさんがその手を止めた。

「……うん。凄まじい上達ぶりだ！　間違いなく、君は世界一の歌姫になれるよ」

「っ。本当！？　ありがとうゴードンさん！」

　私は笑顔で礼を述べる。内心の焦りを隠すように。「世界一の歌姫」、ゴードンさんに言われたこの言葉がきっかけだ。

　自分の歌を評価してもらえるのはとても嬉しいことだ。私自身、成長を感じている。でも、それを外に送る手段は未だに見つかっていない。

　歌が上手くなるにつれて焦りは強くなる一方だった。ゴードンさんが定期的にくる交易船に話を聞くも、変わらず歌を発信できる物はないのだと言う。

　申し訳なさそうに頭を下げてくるゴードンさんを見るたび、私は嫌な未来を想像した。今後も外に歌を発信できる機会がなく、永遠に練習のみを行うといったことだ。

「そんな未来……絶対いや！！！」

　というわけで、私も何か行動を起こすことにしたのだ。しかし何をすればいいのか分からず、取り敢えず砂浜を散策することにした。

[61 二次元好きの匿名さん 22/12/26(月) 14:08:55]

ほっしゅ

[62 二次元好きの匿名さん 22/12/26(月) 19:43:55]

電伝虫くるか！？

[63 二次元好きの匿名さん 22/12/26(月) 23:04:32]

明確な目的がある
それを実現できるスキルはある
なのに何も出来ないのは焦ったいよな…

[64 二次元好きの匿名さん 22/12/27(火) 09:10:00]

期待

[65 二次元好きの匿名さん 22/12/27(火) 10:02:26]

>>60

　砂浜を歩いてみたが、何も見つからなかった。

「まあそんな都合よく、外に発信できる物が落ちてるわけないよね……あはは」

　私はそう笑って誤魔化そうとしたが、うまく出来なかった。どうしても落胆の気持ちを抑えきれず、喉を締められてるような苦しみと共に涙が溢れてしまう。

「は、はは……喉、渇いたな。森にある果物、食べよう……」

　足を引き摺るように私は、砂浜から続く森へと歩くのだった。

[66 二次元好きの匿名さん 22/12/27(火) 18:12:49]

ほ

[67 二次元好きの匿名さん 22/12/27(火) 18:13:38]

まさかの展開！？

[68 二次元好きの匿名さん 22/12/27(火) 23:02:37]

hs

[69 二次元好きの匿名さん 22/12/27(火) 23:14:25]

予想外の展開で驚きです
続きがものすごく楽しみです

[70 二次元好きの匿名さん 22/12/28(水) 07:56:42]

期待待機

[71 二次元好きの匿名さん 22/12/28(水) 15:38:29]

ここのウタはメンタル強めウタだから大丈夫
それはそうと早くなんとかなってくれー！

[72 二次元好きの匿名さん 22/12/28(水) 16:02:12]

>>65

　森の中に生えている木に実っている果物を食べるべく、私は歩いていた。一種類の果物だけだと飽きてしまうと思い、時間をかけて数種類の果物を確保しようとしている。

　そうした目的で歩いていると、茂みがガサガサと揺れる。小動物かなとそちらに顔を向けると、中からは見たことがない電伝虫が草を食べながら出てきた。

「新種の電伝虫？」

　殻にはSSGとある。気になった私はぐるんと一周させ、それを眺めてみた。その結果、私が知る電伝虫と仕組みが大体一緒ということに気が付く。

「これなら歌を届けられる……！！！」

　早速私は壊れた噴水の前で歌を歌い、その様子をこの電伝虫で発信した。私の手順と考えが間違っていなければ、エレジアの外の人達に私の歌声を届けられたはずだ。

「ありがとう！　この出会いは運命だね！」

　私は電伝虫に頬擦りしながらお礼を言い、城へ向かって走り出した。

　外に放置するのは可哀想だし、肌身離さず持っていたいのでゴードンさんに部屋で飼う許可を貰うためだ。

「そうか……！　よかったなウタ！　勿論構わないとも！」　

　少しドキドキしたのが馬鹿だと思うくらい、ゴードンさんはすんなりと許してくれた。自分のことのように喜んでくれて嬉しい気持ちになるのと同時に、現れた希望に私は高揚するのだった。

[73 二次元好きの匿名さん 22/12/28(水) 18:03:02]

これは十中八九、REDの電伝虫だな
映画の時系列が拾ったのがライブより3年前。でもこのSSのウタはその時シャンクスの船にいた
だから本来拾われる時に拾われず、電伝虫は自力で砂浜を横切って森で暮らすようになったわけか

[74 二次元好きの匿名さん 22/12/28(水) 20:39:19]

ほ

[75 二次元好きの匿名さん 22/12/29(木) 00:12:18]

>>72

ここ、ゴードンさんがウタを応援してくれてるのなんかすげえ嬉しい

[76 二次元好きの匿名さん 22/12/29(木) 09:07:28]

保守する!

[77 二次元好きの匿名さん 22/12/29(木) 16:21:11]

ルフィにちゃんと届くのかな？

[78 二次元好きの匿名さん 22/12/29(木) 23:00:38]

この電伝虫ってライブ配信できるやつだっけ？
そういう二次創作が多いけど、実際どうなんだろ。室内なら画面に映る視聴者達の顔見れそうだけど、外じゃ厳しくない？写す壁もないし

[79 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 07:38:20]

>>78

ライブ配信じゃないと思う　　

新時代が出来た過程で、ウタは目を瞑りながら黙ってファンの人達の声を聞いていた。ウタなら向かい合って反応するだろうし、あれはリアルタイムで流れてるものじゃなくて録画されて送られてきたものだと推測できる

だから映画の電伝虫は不特定多数に念波を送るけど、ライブ配信じゃなくてウタが録画？し終わった後に不特定多数が受け取る形になっていると思う

[80 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 08:15:36]

>>79

新時代のって、１ページ漫画だよね？

あの描写なら録画かどうかはわからないよ

目をつむりみんなの声を聴いていた、じゃなくて、目をつむりみんなの声を思い返していた、かもしれないし

相互でやり取りしていたことを後になって思い返しているシーン

[81 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 08:38:27]

>>80

確認したけど録画ではなくて、録音みたい

電伝虫からセリフが発せられているだけで、ファンは映されていなかったから

だからウタがやってた配信は生配信じゃなくて、普通に動画を上げてそれに反応してもらう的なやつだったんじゃかいかなぁ

[82 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 13:54:43]

>>72

　結論から言うと、それは文字通り私の希望となる。歌って発信してみれば、数は少ないけれど賞賛の声が届いた。中には周囲の人達に広めると言ってくれる人まで現れたのだ。

　ずっとゴードンさんと一緒に練習していただけだったから、正直に言えば私の歌が外の人達に受け入れられるか不安だった。だからそういった応援は私に力を与えてくれた。

『ウタちゃん！　今日の歌も良かったよ！』

『やっぱりウタの歌は最高だよ！　元気が出てくる！！』

『ウタはダンス出来る？　歌と合わせれば、すごくカッコいいと思うんだ！！』

　発信した私の動画に対して反応が送られてくる。やっぱりその人の表情と合わさって褒められるのは良い気持ちになる。

「ダンスかぁ……うん、やってみよう！　確かにカッコいいかも！」　

　それに最後の人みたいな、ヒントというか新しい道を気付かせてくれる人もいるし、やっぱり歌を発信して正解だった。

　取り敢えず次の配信では、歌った後にダンスを始めること、そのために何から始めたらいいかアドバイスを求めよう。皆の反応を参考にするのだ。

「それに……」

　私の頭の中にルフィの顔が浮かぶ。ルフィは必ず生きている。そして私のライブに来てくれる筈だ。

　その時に幼い頃に決意したこと……即ちルフィの初めてを奪いたい。今まで頑張ってきた分、いっぱい褒めていっぱい愛してあげたい。私を不安にさせた罰として、蕩けるような時間を与えたい。

　そのためには体力が必要だ。ライブにも体力が必要だ。それを歌やダンス、そのための筋トレで高める。

　私は両手を強く握った。

[83 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 20:49:54]

あ、やっぱり諦めてなかったのね穢すの

[84 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 23:06:51]

誰かに穢されるなら、自分の手で大切な人を穢したいと思うんじゃろ
知らんけど

[85 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 23:40:52]

映画より前向きな理由じゃないか

[86 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 23:49:41]

ウタがライブを開く元々の動機は
・エレジア復興の手伝い
・ルフィを探すのが不可能に近いため、ライブを開き来てくれるのを待つ

といったものだから、前向きではあるな

[87 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 23:56:05]

穢したいっていうとアレだけど、まあ愛を貫いてるわけだしな
純愛だよ

[88 二次元好きの匿名さん 22/12/31(土) 00:15:45]

欲しいものは奪う

まさに海賊らしいじゃん

[89 二次元好きの匿名さん 22/12/31(土) 10:48:42]

保守

[90 二次元好きの匿名さん 22/12/31(土) 15:58:25]

最高だよお前らぁ

[91 二次元好きの匿名さん 22/12/31(土) 19:13:45]

保守

[92 二次元好きの匿名さん 22/12/31(土) 23:51:56]

>>82

　私のダンスは好評だったようだ。動きやすい服装でダンスをする様子を発信したところ、反応してくれる人が増えた。

　頑張っている姿に勇気を貰える、励まされた、自分も頑張れるといった言葉や、可愛い、スタイル良いといった私の容姿を褒めてくれる人もいる。

　それらの言葉は素直に嬉しく思い、私の胸の中に大量の空気が入り込む感覚だった。

「ゴードンさん！　私を知ってくれる人がたくさん増えたよ！」

　早速ゴードンさんに報告しに行く。嬉しそうに頷いてくれるも、私の恰好を見て少し眉を顰めた。

「どうしたの？」

「ウタ……まさかとは思うが、その恰好で……？」

「うん。ダンスだし、動きやすい服じゃないと。あっ、お腹は冷えてないから心配いらないよ！」

「いや、そうではなく……むぅ、君が気にしてないのなら、それでいいが……」

「？」

　何かゴードンさんが考え込んじゃった。ううん……邪魔しちゃ悪いよね。自分の部屋に戻ろう。

　部屋に着いた私は、明日どんな配信をしようか考えた。やっぱり歌を中心にして、ダンスはある程度自信がついたら歌と合わせてみよう。

　早速私は自主練で鼻歌を歌いながらダンスし始める。今日はそれで1日が終わるのだった。

[93 二次元好きの匿名さん 23/01/01(日) 00:30:37]

>>92

ウタの露出を気にするゴードンさん

これは少なくとも仲のいい親戚のおじさんレベルではあるな

[94 二次元好きの匿名さん 23/01/01(日) 07:56:50]

あぁ露出のほうか
てっきり服装があまりにもダサかったからかと思った

[95 二次元好きの匿名さん 23/01/01(日) 10:36:19]

>>94

そっちも普通にありそうだな

[96 二次元好きの匿名さん 23/01/01(日) 19:40:22]

保守

[97 二次元好きの匿名さん 23/01/02(月) 00:27:09]

保守するッッッ

[98 二次元好きの匿名さん 23/01/02(月) 10:16:54]

ほし

[99 二次元好きの匿名さん 23/01/02(月) 20:34:06]

ほしほし

[100 二次元好きの匿名さん 23/01/02(月) 21:25:37]

>>92

　配信を始めてある程度経った日のことだ。いつものように歌とダンスの配信を行った。ダンスは上達して、もう歌と合わせられるようになっている。それはこの話には関係ないからここまで。

　今、ある女の子のメッセージが私の心に引っかかっていた。

『ねぇウタちゃん。ここから逃げたいよ。ウタちゃんの世界にずっといたいよ！』

　悲痛な声で、助けを求めるように言う少女に過去の自分が重なる。エレジアの事件の真実を知った時の私だ。あの時、私にはルフィとゴードンさんが傍にいてくれた。

　でも、この子は私に頼ることしか出来ない。私は何とか助けてあげたいと思った。この子だけではない、他の人達も苦しんでいる。主にそれは海賊の仕業であるようだ。

　勿論、全ての海賊がそういうわけではない。シャンクスは勿論、ナワバリとして島とそこに住む人達を、そういった奴等の略奪から守る白髭が例に挙げられる。

　でも彼らはそれを知らない。私が教えたとしても、きっと信じてはくれないだろう。なら……。

「よし……」

　今日の配信が決まる。私は相棒である電伝虫を持って外に出た。

「皆！　ウタだよ！　今日は趣向を変えて、私が今住んでいる島の案内をするね！」

[101 二次元好きの匿名さん 23/01/02(月) 23:04:32]

結構重要な局面やね

[102 二次元好きの匿名さん 23/01/02(月) 23:13:23]

服装の露出で勘違い厄介オタク増えないことを祈る

[103 二次元好きの匿名さん 23/01/03(火) 01:31:26]

ここからどう展開していくんだろう
ドキドキする

[104 二次元好きの匿名さん 23/01/03(火) 06:59:21]

ここのウタは原作の不安要素があの楽譜以外は解消してるから
これからどうなるかすごい楽しみ

[105 二次元好きの匿名さん 23/01/03(火) 14:28:37]

待ってます

[106 二次元好きの匿名さん 23/01/03(火) 16:06:23]

保守

[107 二次元好きの匿名さん 23/01/03(火) 23:55:15]

ほ

[108 二次元好きの匿名さん 23/01/04(水) 07:56:53]

捕手

[109 二次元好きの匿名さん 23/01/04(水) 16:53:01]

待てます

[110 二次元好きの匿名さん 23/01/04(水) 22:22:01]

まとう

[111 二次元好きの匿名さん 23/01/05(木) 07:54:37]

保守

[113 二次元好きの匿名さん 23/01/05(木) 20:52:01]

松

[114 二次元好きの匿名さん 23/01/05(木) 23:43:45]

いつまでも待ーつわ

[115 二次元好きの匿名さん 23/01/06(金) 07:43:32]

保

[116 二次元好きの匿名さん 23/01/06(金) 16:31:43]

保守する!

[117 二次元好きの匿名さん 23/01/06(金) 22:40:39]

保

[118 SS主 23/01/06(金) 23:31:56]

こんばんは。
現在、卒論の執筆に追われSSを書けないでいます。
ここまで保守をして頂き、私自身とても嬉しく思います。それに報いるために必ず完結させたいです。

一月中に卒論の締め切りがあり、間に合わせるように現在書いています。そのため2月になれば自由なので、再びそこから書き始めようと考えています。

なかなか長い時間になりますが、それまで保守をして頂けると幸いです。私自身も完結させたい思いがあります。

どうかよろしくお願いいたします！！！

[119 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 05:05:42]

スレ主の神ssが見れる時まで保守！
卒論頑張ってください！

[120 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 06:18:18]

卒論は仕方ねぇ。ダイレクトに人生に関わってくるもんな。
頑張ってなー。

[121 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 15:20:11]

ほしゅ

[122 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 18:25:49]

SS主、卒論頑張って！！
保守します！！

[123 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 18:38:42]

卒論ならマジで仕方ない
そっちに全力を傾けるんだ
身体壊さないように頑張って

[124 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 23:14:44]

卒論応援してます保守

[125 二次元好きの匿名さん 23/01/08(日) 09:16:00]

朝の保守

[126 二次元好きの匿名さん 23/01/08(日) 12:28:28]

頑張ってください

お待ちしてます

[127 二次元好きの匿名さん 23/01/08(日) 20:50:36]

待ってます

[128 二次元好きの匿名さん 23/01/09(月) 00:01:07]

あったけぇ…

[129 二次元好きの匿名さん 23/01/09(月) 07:46:47]

待機

[130 二次元好きの匿名さん 23/01/09(月) 13:21:06]

お待ちしてます

[131 二次元好きの匿名さん 23/01/09(月) 20:56:18]

頑張ってください

[132 二次元好きの匿名さん 23/01/10(火) 00:46:44]

応援してます
二つとも

[133 二次元好きの匿名さん 23/01/10(火) 10:46:19]

応援の保守

[134 二次元好きの匿名さん 23/01/10(火) 18:25:46]

保守する！

[135 二次元好きの匿名さん 23/01/11(水) 00:37:04]

保守

[136 二次元好きの匿名さん 23/01/11(水) 08:13:08]

守守守守

[137 二次元好きの匿名さん 23/01/11(水) 17:19:48]

ほちゅ

[138 二次元好きの匿名さん 23/01/12(木) 00:52:52]

ほっしゅ

[139 二次元好きの匿名さん 23/01/12(木) 10:49:03]

保守

[140 二次元好きの匿名さん 23/01/12(木) 19:54:31]

保守

[141 二次元好きの匿名さん 23/01/13(金) 00:48:53]

保守

[142 二次元好きの匿名さん 23/01/13(金) 07:18:40]

保守！

[143 二次元好きの匿名さん 23/01/13(金) 18:14:19]

hosyu

[144 二次元好きの匿名さん 23/01/13(金) 22:39:12]

ほ

[145 二次元好きの匿名さん 23/01/14(土) 07:22:14]

おんおんおん！

[146 二次元好きの匿名さん 23/01/14(土) 16:35:53]

ほしゅだよ！

[147 二次元好きの匿名さん 23/01/14(土) 23:31:50]

ほすほす

[148 二次元好きの匿名さん 23/01/15(日) 08:03:34]

ハッシュ

[149 二次元好きの匿名さん 23/01/15(日) 17:58:19]

ほしゅ

[150 二次元好きの匿名さん 23/01/15(日) 23:38:06]

保守

[151 二次元好きの匿名さん 23/01/16(月) 08:28:34]

保

[152 二次元好きの匿名さん 23/01/16(月) 18:02:08]

スレ主の卒論は順調だろうか
締め切り迫るとマジで気持ちに余裕なくなるんだよなあ

[153 二次元好きの匿名さん 23/01/16(月) 23:36:12]

保守
SS主、卒論頑張れ

[154 二次元好きの匿名さん 23/01/17(火) 07:07:17]

ほしゅだよ

[155 二次元好きの匿名さん 23/01/17(火) 17:20:07]

ほしゅ

[156 二次元好きの匿名さん 23/01/17(火) 23:57:58]

ほっしゅ

[157 二次元好きの匿名さん 23/01/18(水) 07:02:07]

ほほっしゅ

[158 二次元好きの匿名さん 23/01/18(水) 16:43:37]

保守

[159 二次元好きの匿名さん 23/01/18(水) 23:13:54]

ほしゅ

[160 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 07:00:48]

しゅ

[161 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 12:52:35]

保守

[162 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 20:04:06]

ほ

[163 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 23:34:30]

ほ

[164 二次元好きの匿名さん 23/01/19(木) 23:47:50]

全力保守！

[165 二次元好きの匿名さん 23/01/20(金) 07:03:15]

保守

[166 二次元好きの匿名さん 23/01/20(金) 16:11:19]

保守

[167 二次元好きの匿名さん 23/01/21(土) 01:09:03]

ほ

[168 二次元好きの匿名さん 23/01/21(土) 08:02:02]

お待ちしてます

[176 二次元好きの匿名さん 23/01/21(土) 14:27:35]

保守埋めやん…どうする？

[200 二次元好きの匿名さん 23/01/21(土) 14:32:56]

ぴえろ