- 1二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:42:45
(注意: なんちゃって外伝っぽいの書きたかったんであげます。暴力、曇らせ展開あり。)
【なりきり機動戦士ガンダム 彗星の悪魔】
《なんちゃって導入》
「馬鹿なやつら…」
そう言って1人の少女は何人かの男たちの死体を見下ろしていた。
「母さんに楯突くからだ。」
たまにこうして過去の因縁によってプロスペラのもとには暗殺者がやってくる。
ヴァナディース事変から何年経っても、命を狙われる母を守るため少女はは何人もの命を葬った。
彼女には名前などなかった、呼称としてあるのは「シャム(偽物)」もしくは「シャム・スレッタ」だけであった。
プロスペラによって作られた彼女はスレッタと同時期に産まれた存在であったがエアリアルとの共和が不安定であったがために、徹底した人体改造により「裏のお仕事」を請け負っている。
罪悪感はとうに捨てた、人を殺す度に誉めてくれる母の言葉が欲しくて、暴力にたいしての抵抗感がその少女には備わっていなかった。
- 2二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:47:05
「ねえ、お願いがあるのシャム。
スレッタの代わりに御三家がどんな人たちか調べてちょうだい。
今度、シン・セーにミオリネさんと来るらから、その時スレッタ成り代わって?」
突然の母からの言葉に血まみれの手を拭うのを忘れてシャム・スレッタは驚いた。
「御三家、スレッタの敵じゃない…
それにスレッタのフリだなんて…あの子に悪いよ…。」
「あの子は不器用だからそう言ったのがきっと苦手なの…。
あの子のためになるはずだから。」
「…わかった。
シン・セーに来た時にはスレッタによろしくね。」
「スレッタのため」それがスレッタになれなかった、彼女の唯一の生きる目的であり死ぬ理由であった。
「大丈夫、スレッタが生きやすいように僕ががんばるからね。」
そうして彼女は偽者としての道を突き進むこととなった。
- 3二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:49:53ここだけグエルが主人公で偽スレッタが敵として出る|あにまん掲示板偽ッタ「パーメットスコア4!ギャハハハッ!ロウソクみたいで綺麗!!母さんに刃向かうからだ、バカどもめ…!ぜぇ、ぜぇ…お母さん、全部片付けたよ…え、アスティカシアに私も?行きたい行きたい!あ…スレッタの…bbs.animanch.comここだけグエルが主人公で偽スレッタが敵として出る2|あにまん掲示板「僕は……『悪魔』ですよ?」https://bbs.animanch.com/img/1432518/2「1つだけでいい!!私は何かを手に入れたいっ!本物からもらったものじゃないたった1つを…!」bbs.animanch.com
「ここだけグエルが主人公で偽スレッタが敵として出る」の修正版です。
元ネタスレを元に誤字修正しつつ、イラストを挙げていく予定です。
気楽にコメント感想おねがいします。
- 4二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:51:23
おかえりなさい作者さん
- 5二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:51:41
スレ画のエアリアル・ダムドか…すげえ
- 6二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:51:58
上手いな~
- 7二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:54:59
シャムちゃんさっそく健気かわいい
- 8二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:55:21
- 9二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:56:35
エアリアル・ダムドってどんな感じですか?バンシィのエアリアル版みたいな?
- 10二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:57:11
失敗作だから強化して暗殺行させてたからあんな暴力的だったのか…おいたわかわいい
- 11二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:58:47
- 12二次元好きの匿名さん23/01/27(金) 23:58:56
シャムちゃん眉毛キリッとしてるの凛々しくていいね
- 13二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 00:08:40
- 14二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 00:18:47
いや、待って嬉しすぎる…!!
- 15二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 00:45:40
- 16二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 00:47:08
- 17二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 02:36:46
あ、悪魔…!(褒め言葉)
- 18二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 06:50:01
こういう90年代OVAみたいな外伝ロボットアニメが見てぇんだよ!
- 19二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 07:43:58
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 07:50:30
- 21二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 08:09:09
- 22二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 09:43:39
好印象も悪印象も両極端だけどメンタルが弱いから自分の感情に付いて行けてないんだろうな
- 23二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 13:20:56
スレッタのところ嫉妬を隠してんのかよ…
- 24二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 16:20:09
「あれがグエル・ジェターク…」
グエルは何かを焼いてるところだった。
グエルは今や寮を追い出されてしまっている御三家。
今一番、接触するにはいい機会である。
(何を焼いてるんだろう…いいにおい…
いや、ちがう!)
彼はスレッタが入学したての頃に退学に追いやろうとし、ミオリネ・レンブランをトロフィーとして花嫁にしようとしていた人間、そんな人間がスレッタにプロポーズをしたからには他人事ではなかった。
「おい、さっきから見てるのわかってんだよ、田舎者。」
「!? バレた…」
「あれで隠れたつもりなら凄いなお前…
飯を焼いてるところに来るなんて…腹でも空かせたタヌキか?」
「なっ…(スレッタは)タヌキじゃありません!」
(あの、スレッタ・マーキュリーが俺から逃げない…しかも臆した態度も全くみせねえだと?
これは…好機か?)
「く、…食うか?焼き芋」
「……」
(直火で炙った食物は初めてだ…だけど、敵から食べるなんて…)
ーーー
(焼き芋、おいしかった…)
- 25二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 16:54:41
ニカ、チュチュ、シャムの三人が昼食をとっていると、他寮の生徒がやってきた。
「あ~アーシアンじゃん、またゴミ捨てよろしく~。」
そう言ってニカの制服にガムを吐き捨てるスペーシアンの生徒。
ニカは一瞬、驚いた顔をしたがすぐに笑顔を取り繕い「あはは…わかりました」と言って制服についたガムを取る。
「あっはははっマジで便利~ …!?」
笑っていたスペーシアンの生徒の腕をシャムが掴む。
「ちょっ…いた…やめてくんない?」
「痛い?やめてほしい?
まず、はじめに言うことはそれだけですか?」
いつものスレッタではあり得ない光景に、その場の全員が固まった。
目に明確な殺意を持っている、それだけ察したニカは慌てて止めた。
「スレッタ、やめて私は大丈夫だから!」
「ニカさん…」
ニカのおかげで、きしみそうなほど掴んでいたシャムの手が緩んだことにより、
振り払って、その生徒は逃げ出していた。
ーーー
「スレッタ、おかしいよあんなこと。」
地球寮に戻ると、ニカはシャムの異常な行動に言及した。
「ご、ごめんなさい…」
「いつもはあんなことしないじゃない。」
- 26二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 17:02:06
- 27二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 17:46:24
- 28二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 18:11:01
- 29二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 18:12:05
シャムは可愛いし、機体は格好良いな
- 30二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 18:22:12
- 31二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 19:36:31
だあああ!!可愛い!
隠れかたが無能で敵対心持ってるのに餌付けされるシャムも可愛い!
スレッタ(違うけど)から逃げられなくて嬉しくなって焼き芋ごちそうするグエルも可愛い!
可愛い…だけど拭えない不穏な空気…
- 32二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 20:54:31
- 33二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 21:18:07
- 34二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 21:19:58
- 35二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 22:10:51
同じ人かな?機体描けるってすごい…パーメットが見えます!
ヘアバンがないのは「スレッタの髪飾りはヘアバンではなく装置」という怪しい噂があって、与えられなかったと設定してます。でも、スレッタの成変わりに徹するためにあえて付けてるんでしょうね。
《なんちゃって説明》
『ガンダム・エアリアル・ダムド。
シン・セーが開発した、ガンダム。
パイロットがシャム・スレッタ1人であるため限界値は不明。
パーメットの負荷を最小限にするため調整した結果、パーメットの影響を先延ばしにして戦闘への影響を防いでいるだけでしかない。
パーメットを抑えているかのように見えるが、データストーム減速させてるだけにすぎない。尚、パイロットがパーメットを使用しなければ、量産機より性能のいいMSレベル。
パーメットを使用した場合、エアリアルとどちらが性能が優秀か現時点では不明。』
- 36二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 23:07:10
- 37二次元好きの匿名さん23/01/28(土) 23:22:13
- 38二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 07:36:58
半身不随のシャムちゃんはお辛すぎる…
- 39二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 12:12:27
初見のお方でも元になった前スレは見なくても大丈夫なように書くつもりでやってます。
追加とか修正が目的で、part2くらい目指したいかもしれないです。
前から知ってくれている方にはイラストとかみてって欲しいなって思ってます。
今後、かなり暗い展開もあったりします。 - 40二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 16:53:14
スレッタの敵を殺すために、目から血を流しながら「もっとよこせ」と、肉体をズタボロにしながら戦い、挙げ句の果てに半身不随になっちゃうシャムちゃん。やべえ·······痛々しすぎる。
- 41二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 18:01:18
- 42二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:05:48
シャムは決闘後の興奮をおさえながら「役に立てましたか!?」とチュチュたちの元へ駆け寄った。
そんな地球寮の全員が「あり得ない」ものを目の当たりにして言葉を失う。
「…ころ…される…
殺される!!悪魔に!殺される!!
アーシアンと散々バカにするパイロット科の生徒は、恐怖により震えきっていた。
―――
三時間前。
今もなお畏縮するパイロットは、ニカに因縁を付けてきた女子生徒の彼氏であったらしく、マルタンに言いがかりを付けてきたことで運命が変わった。
水星から来たスレッタを快く思わない金持ちたちとは違い、受け入れてくれた人たちへの差別的行為…
(許せないよねぇ?
スレッタ。)
許さず止める、スレッタならばきっとそうする。
(僕が…スレッタの居場所を守らなきゃ。)
決闘は、決闘と呼ぶにふさわしくない虐げであった。
四肢を切り捨てられたMSのコクピット以外をビームサーベルで削ぎ落としいった。
子供が人形の綿を出して遊ぶかのように。
- 43二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:14:15
―――――
「アイツは...アイツは本物の悪魔だ!!」
そう叫ぶ決闘相手だった生徒の言葉は全中継に流れていた。
「見てください!あの人のおかげで、みんなに手を出したらどうなるのかわかってくれるはずです。
これで地球寮の人たちに手出しができなくなりますね。」
その言葉とは反対に、彼らは白けていた。
「お前、やりすぎなんだよ…。」「あんなことしても私たち嬉しくないぞ…。」「今の先輩…嫌です…」
「スレッタ…どうしちゃったの?」
口々に地球寮の生徒はシャムに対して困惑を口にする。
シャム・スレッタにはわかるはずもない、敵を殺して母から誉められるのが当然と思っていた彼女にとって、地球寮の反応はあまりにも理解しがたく思えた。
「どっどうしたんですか?私勝ったんですよ?地球寮を馬鹿にした奴を、うれしくない…ですか…?」
「そうだけど…でもよお…!」
うまく言葉が出ないオジェロを差し置いてチュチュはシャムに近づいた。
- 44二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:23:31
「スレッタあ!歯ぁ食いしばれ!」
「!?」
バキッ
殴った本人のチュチュは怒りに震えていた、いや怒りだけではない、彼女は『焦っていた』。友達が、〈スレッタ・マーキュリー〉が変わってしまったんだと。
「ずいぶんと落ちぶれたもんだな!」
「やめなよチュチュ!」
「おめぇ、そんな奴じゃなかったろうが!!」
「スレッタ!とりあえず、どっか行っててくれ!」
「ちくしょうっ離せよ!!」
どうしてそんなことを言われるのか、愕然としながら地球寮の全員におさえられるチュチュを見るシャム。
殴られた痛み以上に心臓が締め付けられるような感覚の方がシャムは辛く思えた。
ただ、初めて覚えた罪悪感を理解できず涙があふれた。
(僕が…スレッタじゃなかったから…こんなことに…
みんなに、迷惑………)
- 45二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:42:28
シャムは責められて仕方ないんだけど、人のためにする行動はそれ以外知らなかったんだな
暴力以外に人を守ってこれなかった人の末路がリアルすぎる - 46二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:49:01
- 47二次元好きの匿名さん23/01/29(日) 23:53:50
- 48二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 00:01:03
- 49二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 00:04:27
- 50二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 09:00:18
保守
- 51二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 14:21:39
この子は救われるべきだ、私がそう決めた
- 52二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 18:08:49
(一体、どういうことだこれは?
スレッタ・マーキュリーが…
あのスレッタ・マーキュリーが相手の機体を玩具のように弄んでいる?)
グエル・ジェタークは画面越しのあり得ない光景を見て、幻を見ているとすら思っていた。
彼にとって、スレッタは相手のことを重んじる精神の持ち主であった。
だが今回の決闘はどうだ?
全力で戦う力強さはなく、相手を嬲ることに徹底され。
相手への尊重はなく、機体を無残にする精神で埋められていた。
(夢だ!これは悪夢だ!!)
『あははっコクピットを少し傷付けた程度で泣き叫んで…それで地球寮の人たちをバカにしてたの?』
そう言って、グエルすら目をそらしたくなるほどギリギリの範囲で装甲を解体するように剥がしていく、エアリアル・ダムド。
「もう…やめろ…」
偽者と知らず画面越しの彼女を見て「頼む…スレッタ・マーキュリー…元のお前に戻ってくれ…。」
そう呟くしかなかった。
- 53二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 18:28:12
「ギャハハハッ」「ホルダー様の姿かよこれが?」下卑た声を聞くのは慣れた。
それ以上にスレッタのことで頭が一杯なグエルには何の効果も得られなかった。他寮の生徒は飽きて帰ったらしく、静けさが戻る。
だが足音が聞こえた…。人通りのないここにいるなんてジェターク寮の関係者か、先程の他寮くらいだ。
ヒック…ヒッ…
(泣いている…?)
グエルは一度引き返すことを考えたが、「迷子の生徒」の可能性が捨てきれず、不躾覚悟で様子を見にいくこととした。
すすり泣く少女がそこにいた。
(スレッタ・マーキュリー!?)
「ぁっ……」
グエルの存在に気付くとシャムは慌てて涙を拭って背中を向ける。
「…ここは人通りがない場所だ…
女子が1人で…。」
顔の痣を見た瞬間、グエルは無意識に肩を掴んでしまっていた。
「…っ…どうしたその顔は!?」
「顔…?あ、これは……」
(決闘の相手にやられたものなのか?あの、決闘といい…
一体どうしたってんだ…!?)
「誰にやられた?」つい、威圧的に言葉が出る。
「……」
答えるつもりのない、彼女の肩を離して冷静さを取り戻すグエルは「悪い…。また、余計なお世話だな。コーヒーくらい出させてくれ。」と一人にできずに言った。
テント近くに座らせたシャムはコーヒーを渡されてから無言で俯いていた。
- 54二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 18:50:19
このレスは削除されています
- 55二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 18:58:46
長い沈黙の後に「人って暴力が嫌いなんですか?」かそぼい声でスレッタ・マーキュリーは口を開いた。
「何?」
「この学園は決闘に勝ったほうが正しいものでしょ…?
それなのに、それなのに…みんなに迷惑なんてかけてしまって…」
シャムの言葉は、スレッタと出会う前のグエルの価値観に近かった、だからこそ彼のなかで失望以上に共感が沸き上がり、頭の冷静さを取り戻すことができた。
「地球寮の奴らが、あの決闘の“行為”を認めなかったんだな。
大した技術だ…よくあそこまでのことをしてコクピットを潰さなかったな。」
俺は確かに画面越しで見た、彼女が機体をギリギリまで削ぎおとし、相手の謝罪を賭けたところを。
「もうみんながヒドイことをされてほしくなかったんです…。だけど、そんなやり方じゃいけないのかな…」
「威嚇行為だったら、効果抜群だな、しかし誰もお前にそれを望んでなかった、ただそれだけだ。」
(コイツは…どうやら、“あの日”の俺のようになるつもりらしい。
父さんの望むまま、人を威圧し、蹴散らす人間に。だが、今となっては…息苦しい生活だったと思える。スレッタ・マーキュリーは、その道に相応しくない。)
それがどうだ、今じゃ望みなど叶えられない息子だ。
このまま行けば彼女が、人との対話ができない存在になると感じた彼は、なんとか言葉を選んで言う「スレッタ・マーキュリー……周囲の人間が、お前に求めるものはそこにないんじゃないのか?」
「求める…?」
「お前は…気を張っていく人間じゃねえだろ?
そのままのお人好しなお前でいて…いい。」
「そう……そうですね!
じゃあ、まずは謝ってきます、みんなに。」
- 56二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 19:10:34
今日はこれくらいです。
12話見た後だと自分の書いたものが違う意味にしか思えない…。 - 57二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 19:44:47
「スレッタ」相手には凄くいい言葉でベストな対応だよグエルくん
シャム・スレッタにはどう伝わったかはわからないけど… - 58二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 20:06:44
イラストが可愛すぎてシリアスなのにほのぼのしちまうから、ちくしょう!シャムちゃん目元赤い!
- 59二次元好きの匿名さん23/01/30(月) 23:39:51
- 60二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 08:53:31
シャムちゃんかわいい
- 61二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 08:57:18
初めて見たけどいい子なんだな、やり方が歪んでるだけで
- 62二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 17:18:28
保守
- 63二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 18:03:32
俺たちがいないと思ってるだけで、本当にこういうスレッタの成りそこないって何人もいたんじゃ…
- 64二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 18:17:24
スレッタやお母さんの敵を倒すことで、大切なものを守れると思って生きてきたと考えたらね。
シャム本人は正しいと思ってやってるのに、スレッタを知ってる周りからしたら、急にどうしちゃったの!?ってなりわけで。 - 65二次元好きの匿名さん23/01/31(火) 19:16:15
- 66二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 00:05:54
逆に鉄血世界だったら「すげえよ、シャムは」ってなりそう。
- 67二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 07:51:14
このレスは削除されています
- 68二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 08:11:14
このレスは削除されています
- 69二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 08:19:23
※暗め注意)
「おい、水星女!」
「!」
「よくも、俺にあんな真似を…。」
決闘で負かした相手が待ち伏せしていたらしい、しかも何人かの仲間を連れてきていた。
「ごめんなさい、やりすぎたのはわかってます…。」
「ごめんなさい?それだけで許されると思ってるなら相当なバカだなお前。」
シャムは相手の気が済むまで、どつかれ、髪を引っ張られ、頬を叩かれた。
その繰り返しを遊び感覚でする生徒たち。
「うっ…!」
あまりの無抵抗ぶりに調子に乗った相手は言った。
「いいか、ホルダーでもなあ、MSがなけりゃただの女なんだからこんな目にあうんだぞ。
お前が無力なホルダーだってこと全寮に言いふらしてやるよ!
“これからずっと惨めな生活しやがれ!”」
その言葉で何かのスイッチが入った。
「うるさい、不愉快なんですよ。」
- 70二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 08:22:28
ーーー
「スレッタ…帰りが遅いね。」そう言ったニカは心配そうな表情だった。
他の地球寮の生徒も同じだった。無理もない、あんなことがあった後では帰るのは気まずいだろう、と。
チュチュは誰よりも険しい顔でシャムの帰りを待っていた。
「あーし、探してくる。」
そう言ったチュチュは寮のエントランスに向かうと、人影が見えた。
「………」
そこには泥まみれなシャムがいた。
「ッ!? スレッ…」
「ただいま戻りました、それと…ここを、出ていきます。」
ーーー
地球寮に戻るとチュチュは黙って彼女の傷を手当てしてくれた。
「こんだけやられたんだ、やり返したくもなるわ…。」
シャムは戻ってくるなり、何が起きたのかを話した、報復にあってやり返したことを、少くともあそこにいた全員の血を流させたことを。
「騒ぎが起きる前にここを出ていきますから。」
シャムは荷物を持ってきたのを見守るしかできない一同。
「そうだな、あーしらはこれ以上、今の別人みたいになったおめーを見てられねえ…。」
「待ってよ二人とも…何もそこまでしなくたって…。」
「ニカ姉、これはこいつが決めたことなんだ…だから…
悪ぃ…出てってくれ…。」
「迷惑を、かけました…。」
きっとまた後悔することをわかっていながらも、チュチュはその言葉を言う役割に徹した。
- 71二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 13:32:57
スレッタもチュチュもどっちもお辛い。
殺らなきゃ殺られる世界で生きてきたことを考えると、これでもかなり辛抱強く耐えた方だよね。 - 72二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 16:20:59
鉄血世界線なら
シャム「僕の仲間を殺すなら…〇ねっ!!」 グシャァ ゴキッ
三日月「悪くない動きだよシャム。」
シノ「ははは、すげえなシャムは!」
シャム「役に立ってる…役に立ってるんですね…!!(涙)」
っていう幸せ?ルートだったけどそうじゃないだ… - 73二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 19:21:25
※前スレのコピペをいただきました。)
「…なあ、彼女は本当にスレッタ・マーキュリーなのか?」
「どういう事だアリヤ?」
「あれ以来、スレッタの事をどれだけ占っても『偽物』とか『紛い物』という暗示しか出ない。1度や2度ならず、何度も何度も同じ結果になれば疑いたくもなる」
アリヤの占いの的中率は高い、その占いが何度も同じ結果を齎すのは確かに不自然だ。
それに『偽物』という結果も気になる、もし安直に受け止めるなら、今のスレッタは『スレッタになりすました誰か』という事になるはずだが。
「え、何だよそれ…こええ!」
「まっ待って!?そんなことあり得るの!?」
「何かあるはずなんだ、スレッタが変わってしまった理由が……それまではスレッタを気に掛けてやるべきだと思う。そうしなければ…今度こそ居場所が無くなる」
「そうだね、アリヤの見立てがどこまで当たってるかは置いといて、今は様子見をしておこう。」
この一言が無かったら、アリヤの指摘通りスレッタの居場所は完全に無くなっていたと後にマルタンは語った。
(んだよ、アイツが偽物だ悪魔だ…意味わかんねえ
……テントくらい張ってやりゃよかったな)
- 74二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 19:29:20
ーーー
テントの張り方なんて知らなかった、一時間ほどテントとの格闘を得てやっとできたのは、潰れたテントだけ。
「やっぱりダメだ…」
地球寮の彼らに申し訳ないことをしてしまった、何よりも“スレッタ”の居場所を踏みにじるような真似をしたことが苦しかった。
スレッタとシャムは出会ったことはないが、プロスペラはシャムに写真や動画などを見せて話を聞かせていた。
純粋で、優しくて、人のために進める女の子だそうだ。
(僕は逃げてしまった…これ以上、地球寮の人たちに失望されたくなくて…。スレッタの友達も、居場所も僕が偽物であるせいで全てが壊れていく…)
「くそっ…悔しいな…ごめんよ…」ここにいない彼女に無意味であろう謝罪を口にしていると「だから夜に1人でいるなと言ったはずだ」小言が頭上からした。
「グエル先輩…!?」
暗闇からもわかるほど、彼の表情は固かった。
「その怪我でテントを張るなどバカな考えだ、貸せ。」
「えっ…あの…」
「ここじゃ人通りの邪魔になるな…場所を変えるぞ。」
「え?」
(どうしてこんなことをしてくれるんだろう…)
グエル先輩は自分のテントの裏側にシャムのテントを張っていた。
どうにか、手伝おうとすると「怪我人が手を出すな、逆に邪魔になる!」と言ってひとりでにテントを完成させていく。
- 75二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 19:37:19
「地球寮のやつらもテントを張るくらいはしてやればいいものを…」そう言ったグエルの言葉につい言葉が出るシャム。
「あの人たちは、もう関わることができないんです。それに、私に必要なものを荷物として渡してくれた、十分すぎるほど…」喋っているうちに、不思議と安心できた。
「むしろ多すぎるほどです。こんな山ほど食べられないのに…。」
「多いな…お前の一食分じゃないのか?」
「ち、ちがいますよ、どれだけ食べると思ってるんです!?」
「プッ…」
(わ…笑った?笑った?
笑ってくれた!!)
シャムにとって人生で初めて人を笑わせた瞬間だった。
だが、二度見した頃にはグエルは眉間にしわを寄せたいつもの顔となっていた。
「あとは、ここに釘を射し込んで固定を…」
「グエル先輩…こんなことまでしてもらわなくたっていいですよ。
これは、私の自己責任ですから。」
彼はその言葉でピタッと止まった、しかし振り向かず沈黙する背中を見て怒らせるようなことを言ってしまったのか不安になる。
「あの時、お前を1人で行かせたのは俺だ。」
「その結果、お前がそうなった。」
「そんなこと…」
「俺の責任もある。」
「その責任をとらせろ、でなきゃ俺が軟弱者のようで気に入らん。」
そう言ってシャムのテントを完成させた。
- 76二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 19:50:39
- 77二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 19:54:20
グエルに本気で惚れる女子っていていいよね、ミーハーなノリじゃなくてどちゃくそ重い感情持たれてほしい
- 78二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 20:24:24
- 79二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 20:49:49
- 80二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 20:56:34
- 81二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 22:08:25
本当は強化人士少女とブラコン弟でグエルの取り合いなんて誰も想像つくわけないもんな
もしも奇跡が起きてグエルとスレッタが結ばれたりしたら、シャムとラウダが「ちくしょおおお!!」って泣いてヤケ酒する未来もあってもいい
- 82二次元好きの匿名さん23/02/01(水) 22:11:06
- 83二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 08:15:58
- 84二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 08:25:20
スタート地点から歪なすれ違い片思い連鎖しか得られない需要がある
- 85二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 08:32:31
- 86二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 10:59:13
男女ともグエルの周りにはグラビティな奴しかいねぇかrsな…
- 87二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 15:57:24
- 88二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 15:58:47
可愛い!スレッタとお母さん以外にシャムの中で大きくなったグエルって凄いな
- 89二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 16:00:13
グエルもスレッタにクソデカ感情持ちだからセーフ ミオリネがシャディクとスレッタで言われがちだが彼もまぁまぁ重い相手つくりそうだよね
- 90二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 16:00:33
グエルがすべてを狂わせてく…
- 91二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 18:08:02
1人でモブ野郎共を潰してた子か…これが…?
- 92二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 19:28:45
シャム→スレッタとお母さんで埋め尽くされてたのをグエルに歪まされた(お母さんは途中で消える)
グエル→3話の心を射止めたスレッタの名言と恋愛フィルターで美しい
ラウダ→兄さんが兄さんで兄さんなラウダ
全員好き
- 93二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 21:51:54
「頼む、セセリア・ドート」
セセリアは目を疑った。
いや、それはこの場の全員にも当てはまることだろう。
「え、はぁ?」
「スレッタ・マーキュリーをブリオン寮に入れられてやってほしい。」
ーーー
あれから5日ほど、野宿生活をしていた。
だが一つ難点があった。
「おい、田舎者、買い物くらいならできるだろ?
今すぐ水を買いに行け。」
「えぇ…?」
そう言うグエルの言葉に違和感を持ちながらも言われた通りに買い物へ行くシャム。
(パシリと言うもの?ちょっとムカつく…)
買わせに行く物の内容は、水からお菓子が大半のそんな重要じゃないものばかり。
しかも買ってくれば、いらない、の一言。
「なんなんですか…もう…!」
もー、わけわかんないです!と、怒ってみたかったがシャムは知っていた先輩は僕を“何かから遠ざけてる”。
その正体が何なのかどうしても知りたくて、彼女は買い物に行ったフリをして隠れていたら、それは来た。
- 94二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 21:58:00
「おいおいお~い、グエル・ジェタークさん。」
「何々?またスレッタちゃん追いやったのかよ?かわいそっ!」
「ゴミ仲間同士よろしくしてんのかよ?」
「一緒に遊ばせてやろうぜ?」
男たちはグエル先輩に腐ったゴミを落とし汚していく。
それよりも、(シャム)スレッタを蔑ろにされたグエルは今まで相手にしてこなかった他寮の生徒に口を出していた。
「……度胸試しの害獣どもが…。」
本気で呆れて出た言葉は、彼らを見下しきった声色だった。
そのことに男たちは苛立ったのか、「へ~、誇り高いねえ…今の姿、写真で全寮に見せてやるよ、なあ!?
おい!押さえつけろ!」
そう言って足蹴にして押さえつける生徒たちは、影からの殺気に気付いていなかった。
- 95二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:03:52
- 96二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:08:41
今日はここまでです。グエル…ごめんな。
ルート分岐する予定で行きます。
ほのぼのよりも歪な愛とかを1が好きなばかりに… - 97二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:17:38
- 98二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 22:34:37
やっちゃあいけないはずだけど…けどさあ…
やっちまえええええ!シャムーーー!って叫びたくなった - 99二次元好きの匿名さん23/02/02(木) 23:16:49
「へ~、誇り高いねえ…今の姿、写真で全寮に見せてやるよ、なあ!?おい!押さえつけろ!」
公式が大好きそうなグエ虐発言、俺でなきゃ見逃しちゃうね - 100二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 06:17:04
悉くシャムの地雷をブチ抜くアス高...
それでもシャムに言わせれば、命があるだけ今までの『敵への対応』に比べりゃ生温い方なんだろうな... - 101二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 08:19:28
いじめか理解してなくても普通に殺しにかかって見えるからこれは怪我をさせても仕方ないんじゃないかな…
- 102二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 16:38:47
全裸待機保守
- 103二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 19:26:39
- 104二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 19:30:33
このレスは削除されています
- 105二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 19:37:06
「せんぱ…」
パァンと軽く叩く音。
叩いた直後にグエルはハッとする。
ースレッタ!てめえぇ歯ぁ食いしばれ!ー
ーおめぇ、そんな奴じゃなかったろうが!ー
ー悪ぃ、出てってくれー
(覚悟してたでしょシャム?嫌われても守りたかったくせに、なのに、なのに…辛いなんて思っちゃダメだよ。)
「……っ!
ちがっ、…俺はそんなつもりじゃ……
………………。」
先輩は青ざめ、頬を打った自分の手の平を見て、手が震えていた。
「違わないな…。」その言葉だけが耳に残った。
ーーー
そして現在、グエル先輩は頭を下げていた、垂直に頭を下げられた姿は誠意と真剣さがわかる。
「あ~もう、わかりましたって
調子くるう~…ねえ、ロウジぃ、いいよね?」
「うん…大丈夫なはず」
セセリア・トードによりこの話は決まったらしい。
(どうして、そんなことまでするんですか、貴方は…貴方は…)
- 106二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 19:52:03
※ここからルートが分岐します)
ーーー
それから御三家を調べることに没頭することができた。
人間関係という、しがらみを捨てたことにより、通常では知り得ない情報を手に入れていった。
シャディク・ゼネリは徹底して“何か”を隠している。
そういった時にはメイジーや、イリーシャなどといった女性から観察した。
様々な不穏な動きに合致するものが浮かび上がる。
(……まさか、暗殺…?じゃあ、誰を?)
そのことを電話でプロスペラに話す。
「よくそこまで調べられたわね、流石は私の娘ね。」
何よりも欲していた言葉は、ただ耳を通りすぎていく。
「それとね、スレッタたちがもうすぐシン・セーから帰るらしいの、戻ってらっしゃい。」
(危険かもしれない学園に彼女を戻すの…?)
「………。」
「どうしたの?」
「あ、…ううん。」
ー僕はもうすぐ、ここにいられなくなるんだ…ー
ーだったらいっそのことー
- 107二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 19:52:50
- 108二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 20:04:29
ーーー
それからと言うもの、シャム・スレッタはスレッタと入れ違いとなる形で出ていくこととなった。
本物が帰来したことによって、シャムが偽者であることは誰もが理解し、安堵した。
「スレッタあ!お前本物のスレッタなのか!?」
「心配かけさせやがって!!」
そう言って抱きつくチュチュと、何が起きてるのかを理解できていないスレッタ。
「スレッタ先輩、よかったです!」
「あわわ…」
「あ、あのっ!もういないんですか?その人?」
「何言ってんの?あってどうするつもりよ偽者だなんて、2人もスレッタがいるなんてこっちが苦労するわ。」
「え~でも!
会いたかったです…。」
「ふふ…あんたってそー言うとこあるわよね。」
「…?」
影はその光景を目に焼き付けてその場を去った。
ーーー
「見てきました、スレッタは元気でいてくれましたよ。」
「そうか…。」
「仲直りしてくれたようで本当によかった。
元々は僕のせいでしたけど。」
「本当にな、これから行く場所ではあまり騒ぎを起こすんじゃねえぞ。」
「がんばります。もう居場所はなくせませんから。」
- 109二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 20:07:21
分岐点はグエルが逃げ出すときの行動で変わる予定です。
今回のルートはそんなに長くないかもしれません、お付き合いお願いします。<m(__)m>
- 110二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 22:55:45
ボブルート!!いいぞ!
- 111二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 23:04:38
ボブルートは幸せ…なの??
まあいっか!艦長よろしくなぁ!! - 112二次元好きの匿名さん23/02/03(金) 23:25:13
- 113二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 08:42:16
12話見なければ幸せなエンディングだなあ~ってなれるのに!!
- 114二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 09:44:48
残念ながらグエルはガンダムから離れて暮らしたとしてもガンダムの方から正面衝突してくる運命の男なんだ
- 115二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 09:54:36
- 116二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 18:59:35
まあ…邪魔する連中をステゴロで倒しまくる子なんて言っても信じないわな
- 117二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 20:11:22
- 118二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 21:15:43
- 119二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 22:08:28
ソフィ「あんた、スレッタお姉ちゃんの何? クローン? それとも顔を似せた強化人士ってやつ? ……ま、何でもいいか。偽者は偽者ってことだもんね」
シャム「……!」ギリィ
ボブ「……撤回しろ。こいつは誰にも似てない。誰かの偽者なんかじゃない」
ソフィ「じゃあそっくりさんとでも言うわけ? おんなじ顔の人間が2人、片方はアスティカシアの学生で、もう片方は男連れで輸送船のクルー。どう考えてもワケありじゃん」
ボブ「俺達は降りたんだ。誰かから押し付けられた役割、誰かが勝手に決めた筋書きから。ガンダムなんてものとも縁を切ったはずだった……」
ソフィ「それは御愁傷様、お兄さんも偽者のお姉さんも逃げられないよ。地球の魔女のガンダムからはね」 - 120二次元好きの匿名さん23/02/04(土) 22:30:42
- 121二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 10:09:37
1です、本編ルート行きます。
エアリアル・ダムドはそのうち出させてもらいます!
それにしても12話は構造が難しいですね。
でも見返すたびに「ぎゃあああああ」って気分になります。もう癖になってる。 - 122二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 10:22:33
- 123二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 10:32:37
- 124二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 10:52:56
- 125二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 11:00:00
- 126二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 11:04:36
ーーー
「シャムちゃん、いい筋じゃねえか。」
「新人だった頃のお前より上手エな。」
「うるせえ!」
仕事仲間の男性たちとも自然な距離感でいられるようになったシャムは「えへへ…教えてくれる人がいいんです。」と笑う。
「あー…、うちの娘よりよっぽど素直だよ…。ボブといい、いい新人が入ったよ。」
「将来いい嫁さんになれるぞシャム。」
「本当ですか?嬉しいです。」
シャディク・ゼネリの不穏な動き、それにプロスペラの復讐、何よりもスレッタを置いていったこと、複雑な感情を取り払って仕事に取りかかる。
そんな時に艦長の男性からお呼びがかかった。
「おーい、シャム!お前から電話だ。“お母さん”からだそうだぞ!」
「…ッお母さん…?」
- 127二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 11:07:47
今日はここまでです、重いのか画像が見られない場合があります。
その時は申し訳ありません! - 128二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 11:17:01
グエルとシャムちゃん従兄弟の兄妹はいい関係だなしっくりくる
- 129二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 11:21:18
- 130二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 15:42:14
こんな日々がさあ、続けばいいんだよ…
- 131二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 17:16:58
シャムは平穏な場所で安定した暮らしすれば騒ぎを起こさないんだな
身寄りのない従兄妹ってだけでおじさんの人情をくすぐるんだろうな - 132二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 20:33:30
- 133二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 20:48:41
でも2人ともガンダムから逃げられないんだよね……
- 134二次元好きの匿名さん23/02/05(日) 22:49:24
ボブとシャムでカシュタンカ護衛して平和に暮らせば良いのだ…
- 135二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 07:59:48
二人にとっても館長はssrだろうからお互い様
- 136二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 17:15:17
- 137二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 17:49:41
- 138二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 17:52:03
- 139二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 17:53:26
- 140二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 19:45:37
- 141二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 21:30:30
- 142二次元好きの匿名さん23/02/06(月) 22:09:53
母とスレッタで埋め尽くされたシャム脳に、恋情+家族愛をグエルに持ったから強く刻みこまれちゃったんだな…
- 143二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 08:07:41
保守
- 144二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 13:58:33
じゅ、12話を助けてシャム…トマト阻止でも、親殺し阻止でもなんでも……
- 145二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 14:23:55
じゃあテロリストに拿捕された貨物船攻撃してくるディランザをぶち落としますね
- 146二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 14:46:20
- 147二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 14:47:56
なんかいい声の知らんオッサンの乗ったディランザを落としただけなので正当防衛だから……(震え声)
- 148二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 16:21:54
トマト潰ししたスレッタに「憧れのスレッタ像」をぶち壊されてしまいそうでお辛いね…
本物のスレッタの名誉のためにトマトケチャップ事件はシャムがやったことにするのも、「“私”が本物のスレッタだ!!」て脳が大混乱すのも考えるとかわいそかわいい - 149二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 21:12:26
………
『シャム、シャム・スレッタ…
おはよう。』
ー優しい声…でも、でもー
ーどうしてかな、思い出せなかった記憶…あの時…そうあの時…ー
『シャム、あのね、お願いがあるの…エアリアル・ダムドに乗ってちょうだい?』
『お母さん…僕がエアリアルに乗っていいの?』
『でもね、このエアリアル・ダムドはエアリアルに匹敵する力を持つ分…
パーメットの負荷を肩代わりすることはできないの…
できるのはパイロットを少しずつデータストームになることを遅らせること…』
『?』
『そうね、簡単に言えば一度はデータストームに入れば、どうすることもできないの、その時が来たらもって2年間ってことになるかしらね…。
パーメットを酷使すれば数日の命にすらなりうるから、気を付けてね。』
『…でも、乗ればスレッタを守れるの?』
ーそうだった、あの頃は自分はそういう役を持ってることに疑問なんて感じたことがなかったー
- 150二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 21:16:03
『そうよ、私たちの目的のためにあの子は生まれてきた存在だから…』
『ねえ、スレッタは人を殺すの?』
『あら、珍しい。
少し新しい情報を出しすぎたから変になっちゃったのね?
さ…こっちいらっしゃい。』
そう言って優しい母の手で電流の流れる椅子に乗せられる幼い頃のシャム。
『大丈夫、必要ないものはすぐに忘れられるから…』 バチヂッ
そう言って椅子に設置された頭部から電流が走り、その記憶は消え入ったのだった。
ーあんたはいつも…ー
「本心を言ったことないでしょ?」
「どうしたのシャム、機嫌が悪いのかしら?」
そのすべての記憶をこれまでの生活のなかで思い出していたシャムは母に対して警戒心だけしか持てなかった。
―――
「艦長、シャムは?」
「どうやらお母さんからの電話だって、それで会いに行ったよ。よかったな、行方不明な母さんに会えたんだな。」
(母親…だと…?)
- 151二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 21:24:06
―――
「久しぶりシャム、会いたかったわ!」
「お母さん、どういうこと?」
プラント・クエタまで呼ばれシャムは来訪した。
「スレッタを助けてほしいって。
何から守るの?
何をさせるつもり?
僕から全て奪っておいて、あんた何したいの?」
「質問が多くなったわね、困っちゃうわ。
大丈夫、この船にはスレッタも来てる。それに地球寮の彼らもね。」
その言葉はシャムをそこにとどまらせるだけの力があった。
「っ…どういうこと?」
「貴女が本当は人のために尽くしたい、そういういい子だってわかってるわ、だからスレッタを守れなかった時はどうするつもりなの?
スレッタから逃げていいの?
妹から逃げられるなんて、かわいそうよ、彼女。」
それはまぎれもない事実であった、前の生活を捨てた責任は、罪は大きく感じられた。
「そういって、いつもスレッタを重荷のようにしてきたのは母さんじゃない…!!」
その時、轟音が聞こえた。
地響きが建物を揺るがす。
「!? 母さん、これは…!?」
「…あなたがエアリアル・ダムドに乗る時が来たのよ。」
- 152二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 22:06:44
―――
「ぐっう…!!」
「ね~お兄さんさ、話聞いてた?
どうしてスレッタ・マーキュリーそっくりな人がなんでカメラに写ってるかって聞いてんだけど?」
ハイジャックをしたフォルドの夜明けの一人、ソフィは銃を突き付けてグエルに尋問した。
輸送船を調べた際に監視カメラにシャム・スレッタが映り込んでいたことについて聞いていた。
「さあな、人違いだろ。」
「は?この状況わかってる?」
「おい!よせ!!」「おい、あんた部下を止めろよ!」そ言うクルーたちの言葉をもナジは無視し、続きを許可した。何よりもスレッタ・マーキュリーかどうかを見極めるために。
「ねえ、スレッタ・マーキュリーならさ、案内してよ!!会わせてよ、会いたいなあ!
ねえ、そしたら解放するよ?」
「ちがう…」何より言ってはいけないことと知りながら、言いたくない言葉を口にした「そいつは違う…そっくりな…偽物だ。」
「……なあんだ、そっくりさんね~。んじゃ偽者だわ。」
「くそ……」
- 153二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 22:11:01
- 154二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 22:25:08
このレスは削除されています
- 155二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 22:27:25
- 156二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 22:30:46
一刻を争うので通信しようと思わないから後で知るのでは?
- 157二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 22:31:41
このレスは削除されています
- 158二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 22:37:39
いっきに12話になって現実に戻すのやめてくださーい!!
- 159二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 22:43:42
※今日のラストです。送信中でもコメント全然しちゃってください!)
―――
ニカたちは廊下を走る。
その上から瓦礫が崩れ始め、本格的な死を間近に感じていた。
「うわあっ」「死にたくねえ!!」「!!」「みんな落ち着いて…!」
(死ぬ!?死ぬ分けねえだろ!
あーしらはこっからだろ!?
だって、あーしはまだアイツと話し合ってねえじゃねえか!
会社だって…何もかも中予半端で終われるか!!)
チュチュの思いとは裏腹に足はおぼつかない、それを見たニカは迷いを振りきった。
(このままじゃみんな死んじゃう!!
なら…!
そんなの、嫌だ!)
ガンダム・ルブリス・ソーンはチュチュたちの付近である場所を狙撃しようとした直後、鉄同士の衝撃音が聞こえた。
『僕の友達に、手え出さないでください。』
「ガンダム…?」
- 160二次元好きの匿名さん23/02/07(火) 22:58:40
おい…どうして…戦争が起きている…?
- 161二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 06:55:11
1です、ディランザいいですよね…
考えていた展開の変更はできないですけど近い展開はやりたい!と思ってたりします
都合上、時系列も少し本編とちがう場合あります、すいません(土下座 - 162二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 16:40:27
戦争が始まってしまった…
>>153「やったのか……」とおつらくなった
- 163二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 19:59:07
『こんなことあったかも短編』(※キャラ崩壊となんでも許せる人向け)
シャム「ムフフ」
グエル「シャム何を見て…」
が~んだむ~が~んだむ~♪
シャム「はっ!?」
グエル「(株)ガンダムの広告だと…?」
きぼ~うの~ひ~かりぃ~♪
グエル「仕事先でそんなもん見やがって…そのPVはもう見るな!」
シャム「取らないで!僕の希望の光!会員登録だってしてるのに?」
が~んだむ~が~んだむ~♪
グエル「一旦止めろ!先輩たちにガンダムの関係を問われるぞ!」
シャム「休憩時間は45分とそう長くないのに好きなものを見るのもダメなんて…!」
グエル「おいタブレット離せよ!没収だ!」グギギ
シャム「嫌です、そっちの方が離してくださいよ!割れるでしょ!!」ギギギギ
- 164二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 20:07:29
社員A「何やってんだボブー!」社員B「妹分いじめるなんてよくねえぞ?」社員C「タブで何を見てた見せないでもめてたんだ?」
シャム(助かった!)
グエル「あ…いや、その……
…シャムのやつが…仕事場で卑猥なものを…」(ふ、うまく誤魔化せたぜ…)
シャム(はあああああ!?!?!?何言ってんの何言ってんの何言ってんの!?)ビキビキ
社員A「ははははは!!」社員B「まあ、うちの娘の部屋にもあったなあ男同士の本…へへ」社員C「だが趣味は趣味だ!自由だろ?俺たちはその時、見ないで通りすぎっから。」社員A「全然俺らは気にしねえからな!」
シャム「はは、…はい……はっははは…」(ヒぎゃあッハア!!)
ーーー
シャム「先輩そんなんでよくスレッタにプロポーズできましたね…?ミオリネさんともうまくいかなかったし…」ギリィ
グエル「くっ…悪かったって言ってるだろ、それに元々はお前が発端だ!」
シャム「言葉選びが壊滅的ってことがこれでよくわかりましたよ…」
- 165二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 20:15:39
シャムは人前でボブのことなんて呼んでるんだろう。ボブと呼び捨て?ボブ兄さん?
- 166二次元好きの匿名さん23/02/08(水) 20:53:54
- 167二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 05:01:02
ボブ先輩って響きがいいな…
- 168二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 13:12:09
何ならすべての地獄を止めるよりも、地獄を見たうえでバンシィと覚醒することに期待
運命を変えるタイプというより人に影響与えることができそうだよこの子は - 169二次元好きの匿名さん23/02/09(木) 22:23:04
保守
- 170二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 07:44:38
前スレ含めて一気読みしちゃった
どうかこっちのルートでも幸せになって欲しい... - 171二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 15:52:45
※流血、暗め注意 12話大幅に変わったり変わらなかったりです。)
「あれって…」
「ニカ、何やってんだよ、早く!」
かつて、ニカは前に別離した少女が乗っていた愛機に見えた気がしたが、マルタンに連れられて避難していった。
ガギィイン
『めんどくさい…』そう言ってノレアの乗るルブリスはその場を離れた。
―――
戦闘による衝撃で半崩壊した地球尞の運送船に入り、生きてる機械を探した。
壊れていない配線同士を接続するとノイズと共に声が聞こえ始めた。
「来た…!」
繋いだ配線から電波ジャックを行っていくと、声が聞こえた。
『ザザザ…
ザザ…
グエル…か?
ザザ…
無事ぃ…だったか… ザザ…
探し…たんだぞ …ザザザ』
(え?)
―――――
「っっ!? 父さん……脱出しろ父さん!」
グエルは自ら刺し貫いてしまったコクピットにまで行こうとした。
もう手遅れだ、という考えなど彼にはなかった。
- 172二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 16:06:21
シャムはその音声を漠然と聞くことしかできなかった。
ー助けなきゃ、でも、どうやって?ー
ースレッタ…なら…ー
「グエルさん。グエルさん。
スレッタです、スレッタ・マーキュリー…。」
『スレッ…スレッタ・マーキュリー…?』
「生きていてくれてよかった…貴方が生きていてくれただけで、うれし…ー」
『違う…ちがうちがうちがう!!
俺が…俺が死ぬべきだった…!こんなことなら俺が…ザーー』
偽者の言葉では何も届きはしなかった、では誰なら救えるのか?
「スレッタ…そうだあの子しかいない。」
――
―――
――――
スレッタは希望だった。自分にはできないことをしてくれる。やってのける。
そして戦いが嫌いな優しい女の子。
だったはずだ。
「助けに来たよ、ミオリネさん!」だが理想とは違っていた。
ルブリス・ウルと戦闘を終えたエアリアルを追うと、そこには血塗れのスレッタがいた。きっとグエルの精神には彼女が必要だと、彼女さえいてくれればすべて解決してくれるのだと期待していたシャムは今や唖然と見ていた。
- 173二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 16:21:55
(なんで?)(スレッタ?)(会いたかったのに)(なにしてるの?)(こんなのはスレッタじゃない)(ちがうちがうちがう)
「あなた 誰…?」そう言ってシャムは銃を突きつけた。
「え?」
「僕と同じスレッタの偽者なの!?スレッタはどこ!?」
「にせも…の?」
「やめて…」呻くような声でミオリネがスレッタに被さった。
スレッタは「ミオリネさん!」と止めようとするが、抱きついて離さない。
先ほどまで拒絶したミオリネは言葉とは裏腹にスレッタを守ろうとした。
ー私たちの目的のためにあの子は生まれてきた存在だからー
いつか母が言っていた言葉が頭を通りすぎた。
(同じだ…。 母さんがスレッタに期待してるように僕も、自分たちを救ってくれる存在と信じてた…。)
「……」
銃を落とし膝から崩れ落ちる。ミオリネは慌てて銃を蹴り落とし、警戒体制で見つめた。
目の前のシャムは泣いていた。
「あ、…は…あははは…はは…。」
情けなくて、バカらしくて、気持ち悪くて、笑っていた、全部を捧げていたつもりがすがって助けをもとめていた自分が何よりも醜いとすら思えた自分を嘲笑う。
何もできなくて当たり前だ、と。
- 174二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 16:52:33
ーーー
「ドミニコスの輩が来たか…潮時だな。」
そう言ってナジは部下たちに撤退命令を下す。
「ジェタークの御曹司は連れてくるように。人質材料にできる。」
『了解。』
ーーー
(こいつ…まさか、スレッタのフリをしてたって言う偽物をしてた奴?でもなんで泣いて…)
「ねぇ、キミ…。」
その時、聞き覚えのある声が呼び止めた。シャムは顔を隠したまま俯いて声が届かなくなってしまっていた。
「ニカさん、無事でよかったです!」スレッタは、この空気に合わないほど明るく言った。
「うん、スレッタたちも無事でよかった。」
「ニカ!?そいつから離れて!!危険よ!」
「大丈夫…この人は味方だよ。 ねえ、私たちのこと助けてくれたでしょ?」
「……」
「この人、誰ですか?私とそっくりですね!」スレッタは興味津々にニカに尋ねる。
「私たちのともだち。」
「だからね聞いてほしい…
グエル先輩がね、フォルドの夜明けに連れてかれたの。
こんなこと言うなんておかしいよね…まだ、間に合うんじゃないかな。」
ルブリスに奇襲された時のようにニカはまたしても誰かのために、身分を偽らないで言った。
「でも決めるのはキミ自身だよ。」
- 175二次元好きの匿名さん23/02/10(金) 19:44:43
見てくださった方、ありがとうございまっす!!!
前スレは別ルートとして考えながら、今回は本編ルートで!
別ルートは誤字とかあったりしてお恥ずかしかったので、このスレを終わらせたら次に、前スレの別ルートに修正をかけていきたいと思ってます。
気長にイラストとか書きながらやっていきたいなあって思ってるので、よければ偽スレ関連でのイラストの希望がある場合、次スレでリクエストしてくれたら、やる気持って書きたいと思ってます!!
今回は水星の魔女の1クールのその後の過大解釈追加したことと、スレッタにキツいこと言うシャムで申し訳ない…
できる範囲でハピエンを目指してます。
- 176二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 06:58:45
スレッタのあの行動見たら誰でも偽者だと思うし、結果ミオリネのスレッタ愛を思い出させたから割と正解に近いよ
全部の結果が変わったわけじゃないけど、動いてくれシャム
それとニカ姉さーーん!!! - 177二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 15:52:32
まだまだ続けてくれるの本当嬉しい、最後まで応援し続けるぜ
- 178二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 20:46:47
「ドミニコスの輩が来たか…潮時だな。
ジェタークの御曹司は連れてくるように。」
『了解。』
「では諸君ら、申し訳ないが我々フォルドの夜明けと共に逃亡を手伝ってもらう。」
「せめて従業員は解放してくれ!
人質材料なら艦長の俺がなる。」
「悪いが人質としての価値においての問題ではないんだよ。
君たちには顔を見せてしまったからな、ここで助力せねば口止めするしかなくなるぞ。」
「くっ…!」
「代表、一機のMSが接近してます。」
「何…?」
「ソフィたちを相手に引けを取らなかったガンダムか!?止まれ!!こっちには人質がいるんだぞ!
と、止まった…。」
ーーー
「チッ…しゃあねえ、こういうめんどーなことはあーしくらいしかやれるヤツはいねえもんな。
囮なんてまッッぴらごめんだけどニカ姐の頼みだ…早くしろよアイツらぁ。」
エアリアルというプレミアムがついたものだけでフォルドの夜明けはエアリアルだけに警戒していた。
結果、極小の輸送船が近づいていることには気付くことはなかった。
(計画だと、こっちに発砲があったら引くしかなくなるんだ…うまくやれよ…)
- 179二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 21:24:14
―――
ーお久しぶりですチュチュ先輩ー
ーおめー生きてたんだな、だったら顔くらい見せろよー
憎らしいアイツは頭を下げて「こんな無茶をさせてごめんなさい」と言う。
ーだけどよ、この計画…スレッタにエアリアルを乗せた方が妥当だろ?ー
ーこれは個人的な話です…エアリアルに今乗せるのは危険な気がして。…僕はスレッタに悪魔を…魔女を見せるる責任を負いますー
ー悪魔?……おめーのことは嫌いじゃねえよ。けどな、もしもスレッタを泣かせるようなことしやがったら許さねえ。それだけは覚えとけ。ー
ーはい…。いくらでも殴ってください…。 責任取れない女じゃグエル先輩に怒られちゃいますから。ー
―――
輸送船に単身で侵入を試みるスレッタとシャム。
「スレッタ、こっから入れるはず。
なんだか、変な感じ…じゃない?自分と同じ顔としゃべるのって…?」
「話しかけてくれたらよかったのに…お母さんいつあなたを産んだの?…ですか?」
「同時って聞いたことはある。僅差でスレッタがお姉さんだね。」
「えっっ!?妹??
わあ、いきなりお姉ちゃんになっちゃったら緊張してきました!」
「……ねえ、スレッタ……これを見てどう思う?」
そう言ってシャムは会話の最中に侵入した船内で殺した人たちの血を見せた。船内は、いつものスレッタであれば間違いなく絶句してしまう光景だった。
スレッタは少し間があってから笑った。
「どうって………シャムさんはすごいですね!手慣れてます!
そんなにもここの輸送船の人たちが好きなんですね!」
「………。」
「?」
- 180二次元好きの匿名さん23/02/11(土) 23:54:23
「優しい子」だったはずのスレッタはもうこの程度じゃ動じない
「手慣れてますね!」って褒め言葉すら出てくる始末、お辛い...
いっそ「どうしてこんな事を!?」って責められる方がよっぽどマシと思ってそうだ… - 181二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 09:05:30
わァ…あ…
- 182二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 12:44:37
これシャムからすれば、自分自身が人殺し呼ばわりされる方がはるかにマシなのでは?
あまりにもお辛い。 - 183二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 20:53:00
- 184二次元好きの匿名さん23/02/12(日) 21:44:14
- 185二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 00:48:46
- 186二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 07:00:19
了解です!少し時間かかるから次スレに貼るかもしれないです、これからもよろしくね!!
- 187二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 07:05:17
元々、スレッタがその手を血で汚す必要がないようにするために、ずっと汚れ仕事を引き受けてきたのに、それが全て無駄になってしまったというのは、あまりにもかわいそすぎる。
- 188二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 14:10:36
やっぱりスレッタはシャムにとって憧れの人だし、綺麗なままでいて欲しかったんやろなぁ。そんな思いをこんな形で打ち砕かれる絶望。
- 189二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 19:59:39
- 190二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 20:41:59
一度上げましたが失敗したので先ほど消してしまい今、上げなおしました。
勝手ながら、次スレは早めに作って、このスレをイラストのリクエストとかに使ってもらいたいと思います。
『閲注』スレッタの偽者 修正版 [彗星の悪魔]part2 (ルート分岐 イラリクあり)|あにまん掲示板(なんちゃって予告)「スレッタ…これが悪魔、魔女と言われる人間の姿。だから…僕を見ててね。」https://bbs.animanch.com/img/1532347/189「僕は悪魔なんです。だからあ…bbs.animanch.com結末まで突き進むつもりですのでよろしくお願いします。
- 191二次元好きの匿名さん23/02/13(月) 23:37:03
「生きて」は、グエルに向けて?
誰かが生きることを肯定しなきゃいけないけど、死にたいグエルには呪いにしかならない祝福なんだね - 192二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 00:50:58
- 193二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 10:08:31
- 194二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 11:12:54
祝福であり呪いでもある言葉良いよねスレッタを守らなければいけないからフレイみたいな守護霊にはなれないけど
- 195二次元好きの匿名さん23/02/14(火) 19:52:30
ギアスみたいなもんよな生きろって呪いは
- 196二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 06:14:42
- 197二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 08:07:48
- 198二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 17:36:12
セセリアはいい女めっちゃわかるー
- 199二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 20:43:54
- 200二次元好きの匿名さん23/02/15(水) 20:46:24
彗星の悪魔(本編ルート)前編|終わり